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オリジナルキャラなりきりﾁｬｯﾄ
自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
106：
フティー [×]
2023-01-07 23:24:57
>>101
空気清浄システムの施されていないアジト外に出れば焦げ臭い煙の香りが鼻先を刺激する。比較的安全な区域にアジトがあるとしても鋭くなった嗅覚にはまだまだ息苦しく感じるものだ。これで安全とされているなら非活動区域はどれほど息苦しいのだろう…。だが今はそんな事考えたくない、とりあえず空腹だ。消化器官の数％切り落としてもなお人間なら空腹には抗えない。焦げ臭さの中でリナ・クロムハーツの匂いを探すが案外すぐ近くに居そうだった。そして自分の後輩の匂いもする。サイボーグ化の影響で酷く重たい身体は少し駆け足になっただけでもドタバタと五月蝿いもの…だが後輩の前でそんな子供臭く空腹を訴えるのは恥ずかしい…。出来る限り静かに足音を抑える。…とはいえ空腹で早まる足には難しいようだ。
「リナ！おかえり！お仕事大変だっt…(ﾝｸﾞ~)」
第一声空腹を伝えるのを控えると言う努力も虚しく腹の虫は遠慮なく空腹を訴え始める。比較的後輩位置であるマリンにも聞こえるくらいの大音量の腹の虫に恥ずかしげに目を伏せては悔しそうにする。
「腹の虫がぁ…」
と弱々しげに嘆く姿に先輩のようなカッコ良さの欠片も無い。何で腹の虫がこのタイミングで鳴るのだろうか…と悩むと同時にふと頭に何か浮かんだ…焦げの匂いの中にほんのり甘い香りがする食べ物…そう、砂糖飴(べっこう飴の事)だ。キョロキョロと周りを見回すと不摂生な生活を今まさにしているイリーナ・クレイグの姿が居た。 >>105
「イリーナだ！砂糖食べてる！フセッセイだ！」
誤魔化すようにリナ・クロムハーツとマリンから離れイリーナ・クレイグの元に駆け寄る。恥ずかしいにしてもわざわざ不摂生を言いつけるようにリナ・クロムハーツの前で言わずとも…。
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