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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
9489:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-04 10:40:02
彼女まで…ッ、翔太郎っ!!…っ、が……、
(彼女に拒絶の言葉を返せば無理やり指輪をつけるという強硬手段に出る。二人がかりで引き剥がそうとしても火事場の馬鹿力のせいかなかなかそれは叶わず焦りだけが募る。そうしていると背後の方で別の女性の声が聞こえてきて振り返れば彼女と雰囲気の似ている女性、つまり綾音がそこに立っていた。その目がやはり尋常ではなくやつれているのにその目は爛々と輝いていてヒステリックに叫び声に近い声を上げている。そして妹は手元のバックに手を突っ込み、取り出した物が光る。それが刃の反射だと気付き、妹の狂気的な目が指輪を受け取らない相手に向いていれば全身が冷えていく。相手を失いたくないという強い感情が全てを支配すると反射的に身体が動いた。妹が叫び声のようなものをあげながら迫ってくる、鋭い声で相手の名前を叫ぶと同時に大きく一歩踏み込んで身体を妹と相手の間に滑り込ませる。空気が張りつめ視界に映る景色がやけにスローモーションに見えた。強く腹部に鋭く冷たい物が押し込まれる感覚、喉の奥から勝手に声にならない短い音が漏れた。包丁で刺されたのだと気付くのに数秒かかって、その間も腹部からは血が溢れだして包丁や服を赤色で染めていく。襲い来る痛みと急激に血が失われていくせいで見えている景色が滲んで足元が揺れているように感じるが相手に危害を及ばせないようの一心だけが身体を動かして包丁の柄の部分を彼女の手ごと強く握り動きを封じる。これでもう相手を刺すことは出来ないだろう。標的を間違えたことと溢れ出る血にパニックになったのか妹は『あ、あ、…やった、お姉ちゃんを邪魔する奴を消せた!これで、きっと!』とこの場に似合わない喜びと興奮混じりの声をあげていて彼女もまた『翔太郎、やっと2人きりになれるね…』と恍惚にも似た表情で名前を呼んでいて)
9490:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-04 12:42:43
_____ッ!!フィリップ!!!
(包丁をこちらに構えた綾音さんが近づいてくる、対処の為に動くことも出来ない今ただこちらに迫る刃を見つめることしか出来なかった。痛みを覚悟した矢先に何かがこちらの体を押し退ける、そして彼女との間に割り込んだ。その人影が誰なのかはすぐに分かってそこからは息をするのを忘れてしまう。立ち塞がる相棒で恋人でこの世で一番大切な人、その人の体に彼女の持つ包丁は吸い込まれていく。目の前で起こる光景を認識しているのに受け入れる事が出来なくて世界が急速に冷たく色褪せていく気がした。しかし相手の絞り出したような苦しげな声で意識を取り戻す、そして無意識のうちに声の限り相手の名前を叫んでいた。相手が刺されたというのにこの姉妹はそれを喜ぶように笑っていてブツリと頭の中の糸がちぎれる、こちらを強く掴む手を力を込めて無理やり引き剥がすと爪をたてられたままだった腕には赤い筋が走るが今はそんなことはどうでもいい。薄い息のまま背後から相手へ近づくと包丁を持つ綾音の手首を素早く握って加減を忘れて強く握る、すると先程まで恍惚と笑っていた彼女は悲鳴を上げた。彼女の握力が弱った所でこれ以上ナイフが動かないように相手の手を慎重に外させると相手の体を支えて「絶対動くなよ!」と言いながら相手の体をゆっくり地面へ寝かせた。包丁は深く入り込んでしまっている、下手に動かせば血管を塞ぐものが無くなって更に大量の血を流してしまうだろう。相手の体を支えていると背後から梓と綾音は『ねぇ翔太郎指輪は?』だとか『早くお姉ちゃんと結ばれて』だとか雑音を発していてそれにまた頭の中で何かが切れる音がすると「これ以上俺達に構うな!!」と叫んだ。周囲一帯に声が響き渡る、どうやら騒動を聞きつけたらしい人が集まってきていて警察と救急車を呼んでくれているようだ。相手の頬に手をあてながら「すまねぇ、俺が油断したから……もう一人いるって知ってたのに……フィリップ、」と不安と後悔が入り交じった目を相手に向けつつ呼びかけて意識を保とうとして)
9491:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-04 15:03:22
……っ、は…、しょうたろう…大丈夫だ、多分、これくらいじゃ、死ぬことは、ないから…、……
(視界がブレて急激に手先が冷たくなっていく。その中でも相手の声だけははっきり聞こえて背後に相手の存在を感じると気力で立っていた膝は崩れて力なく相手に寄りかかりながら地面に寝かされた。空気が喉の奥に引っかかったみたいで上手く息を吸う事が出来ずに浅くペースの速い空気を繰り返す。腹部は熱と痛みを発しているのに指先は冷たくて先ほどから震えている気がする。周囲の声は水の中に居るみたいにぼやけて彼女達がなにを叫んでいるのかも分からない。そんな中、頬に何かを感じればその主を探すように目を向ける。滲む視界でも相手の顔だと直ぐに分かって無事であることに僅かに安堵の笑みを浮かんだ。一方相手の顔は焦りと後悔で歪んでいるのが見えると血で濡れた手をふらふらと伸ばして相手の手に重ね、弱々しくそこを握った。こんな状況になったのはどう考えても相手のせいではない、彼女達の行動は予測不可能だったのだから。そう伝えたいのに上手く頭も口も動かなくて代わりに短く呼吸を花見ながら命に関わることはないだろうといつもの口調で相手を安心させる言葉を紡ぐ。約束をした相手を一人だけ置いていく訳にはいかない。だがそんな意志に反して体は暗い海の底へ引き込まれていくように重たくなって意識が揺れる。流石に無茶をし過ぎたらしい。遠くでパトカーと救急車が近づいてくるのが聞こえる、相手の名前を再度口にしようとして「…しょう、た…」まで呟くも最後は喉が震えるだけで音にならずに消え、相手を映していた瞳がゆっくりと閉じられていき)
9492:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-04 18:17:53
この状態で言うことじゃねぇだろ!…馬鹿野郎、なんで庇ったんだよ……ッ、フィリップ!ダメだ寝るな!フィリップっ!!
(支えた相手の体はみるみると力が抜けていきその体温さえも失われていって相手がこの手から零れ落ちていく感覚に上手く酸素を取り込めなくて呼吸が浅くなる。相手の呼吸はそれ以上に浅くて生命が目の前で消えていくようで頭が真っ白になっていく。それなのに相手はこちらを焦点の合わない目でみて微笑んでいてそれが今生の別れ際に見せる笑みに見えれば相手を取りこぼしたくなくて支える手に力が籠った。相手の手がフラフラと上がってこちらの手に重なる、しかしその手は相手自身の血で染まっていて直接的な死の予感に瞳が揺れた。添えられた手をこちらから包んで強く握る、その指先が恐ろしく冷たくて動揺で吐き出す息が震えた。苦々しい顔であの時あのまま自分が、と口にするが逆の立場ならば必ず自分も同じことをする、相手の行動原理は分かるがそれでも相手を失うなんて耐えられることではない。相手がこちらの名前を呼ぼうとするがそれが途切れて目が閉じられようとする、このまま相手が死んでしまうのではと頭に過ぎれば夢中で相手の名前を叫んだ。相手を呼ぶだけしか出来ないのがただただ無力で声が枯れるのもお構い無しに必死に名前を呼んで手を握って相手の意識を繋ぎ止めようとしていた。不意に肩に誰かの手が置かれて振り返る、そこには救急隊員がいて『病院に運びます!』と声が掛けられる。いつの間にか周囲には救急車とパトカーがいくつも止まっている、梓と綾音は警察に連れていかれているところだった。「お願いします!」と相手を救急隊員に引渡し一緒に救急車に乗る、意識レベルが低いらしく『呼びかけ続けてください!』と言われれば救急車の中でも血塗れの手を握ったまま「フィリップ!しっかりしろフィリップ!!」と名前を呼び続けて)
9493:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-04 19:34:06
(遠くから必死に相手が呼びかける声が聞こえる。それに答えなければ、と思うのに全身に重りがついたようで力が入らない。何とか抗おうとするも耐えきれず瞼は落ちていった。相手が救急車に同行して救急車に乗り込むとサイレンを鳴らしながら発射し、救急隊員が数字を読み上げたり手配の連絡をひっきりなしにしていて車内は嫌な緊張感が募る。隊員が呼びかけても反応しなかったが相手が必死に名前を呼び掛けているとその何度目かでほんの僅かにその手を握り返していた。病院にたどり着くと担架に乗せられ院内へと入る。緊急性を示すように『通してください!』と看護師が声を上げ数人がかりで無機質な白い廊下を駆け抜けていった。やがて処置室の自動ドアの前にやってくると相手に対して看護師が『患者のご家族ですか?』と制止も兼ねて尋ねる。そして『こちらでお待ちください』と告げ相手を残して中に消えていると部屋のランプが点って)
9494:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-04 20:05:38
そうだ!っ、……頼む……
(救急車で運ばれる間もただ相手の名前を叫んで現世に相手を繋ぎ止めようとする、周囲の救急隊員の声が緊迫しているのが分かれば相手がそれだけ死の淵にいるのだと思い知らされた。名前を叫ぶ中で繋がる手に僅かに力が籠ると相手は大丈夫かもしれないという気持ちとこれが最後の反応かもしれないという気持ちが交互に襲いきて正気ではいられなかった。救急車を降りて病院の廊下を駆け抜ける間も決して手を離さずに相手の名前を呼び続ける、そして処置室にたどり着けば制止と共に問いかけがされて、迷いなく相手の家族だと返事をしていた。ここから先はもう何もすることは出来ない、傍にあったベンチに座ると意識的に酸素を取り込むよう呼吸をして弱々しく言葉を溢れさせる。今自分には何も出来ない、あまりにも無力だ。先程までの喧騒は嘘のように静かになって、代わりに相手が刺された瞬間の映像が何度も脳内を巡る。何があるか分からないと腹を括っていたのにまさか凶器を持っていてしかもそれが相手を襲うなんて。彼女の経歴を思えば考える事が出来た事態だった、妹についてもっと検索して情報を得て対策を考えるべきだった、強引にでも相手を置いていくべきだった、次々に後悔が浮かんできて、もしもこのまま相手を失ったらと冷たい囁き声が聞こえる。最悪の結末を必死に振り払いながら処置が終わるのを待った。そして時間がどのくらい過ぎたか分からなくなった頃、処置中のランプが消えて勢いよく立ち上がる。中から医師が出てくれば無意識のうちに駆け寄っていて「フィリップは?!」と間髪入れずに聞けば『ひとまず命は取り留めました。後は本人の回復力次第です』と言われて、なんとか命が繋がったことに安心と疲労が押し寄せると崩れ落ちるようにベンチへと座って)
9495:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-04 21:19:21
(医師が相手に成功の結果を伝え、処置が終わると事務的な入院の手続きへと移る。その途中ふらりと刃.野,刑.事が現れ、検索の無事を知るとあの後の彼女らの話を始める。姉妹は警察に押さえられると『翔太郎と引き剥がされた』『邪魔するフィリップさんが悪いのに』なとど騒いでいたようだが徐々に自分達の置かれている今の状況を理解して大人しくなってきたらしい。調べる中でストーキングの余罪も出てきて重い処罰になりそうと言いながら相手の顔色を見れば『フィリップ君が心配なのは分かるがお前も思い詰めてばかりいないでちゃんと休めよ。フィリップ君が目覚めた時にお前が倒れてちゃかっこ悪いからな』と肩をポンポンと叩く。さらに事情聴取などは落ち着いてからするように話を通しておいたようで刃.野刑.事は調査に戻ると去っていった。それから少しして先程の看護師が近付いてきて『刑事さんからお話を聞きました。まだ意識は戻っていないのですが面会致しますか?』と問いかけて)
9496:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-04 22:20:51
、します!お願いします!
(ひとまず命は助かったが相手がまだ目を覚ましていないことを思えば全く安心は出来なくて不安と後悔に苛まれたまま入院の手続きを行った。その途中にジンさんがやってきてその後の姉妹の話を聞く、ジンさんの話を聞くにもう彼女らから被害を受けることはなさそうだったが最後まで彼女らの認識が変わらなかったのが何とも悔しいよう虚しいような気分になる。相手は刺されて命の危機にまで陥ったのに彼女らが罪を数える日はくるのだろうか。無意識にため息をつきながら事務所に証拠品として盗聴器入りの置き人形があると伝えるとジンさんからは休むように言われその後調査へと戻っていく。しかし到底休む気にはなれなくて「あいつが苦しんでんのに休めねぇよ…」と誰もいない空間で呟いていた。入れ替わりで看護師がやってくる、面会するか問われると即座に返事をしてそのまま病室へと連れて行ってもらった。まだ絶対安静だと釘を刺された後に病室に入る、静かな部屋の中、心音を観察するモニターの音が響いて真っ白なベッドの中に相手が静かに眠っていた。配線や管が繋がれ痛々しい姿にまた息をするのを忘れてしまう、足音を立てないように近づくとベッド脇に椅子を置いて座り相手の顔を覗き込んだ。息はしているようだが顔はまだ青白い、あの時の光景がまた脳内に流れて「…俺のせいだ」と小さく呟くと項垂れる。せめて少しでも早く相手が目を覚ますよう祈りを込めるように相手の手に自分の手を重ねると優しく握っていて)
9497:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-05 00:28:09
……………、…
(相手が個室の病室に通されると検索が静かに眠っていた。血塗れになった服は入院着のようなものに着替えられていてより普段と違う雰囲気を纏う。静かな病室の中で相手に手を握られながら深く深く眠っていたがそれから数時間程経って項垂れたままの相手が一度手を握り直したタイミングでピクリと瞼が一瞬震える。引き摺られるようにしずんだこの場所は静かで危害を加える物事や苦痛を感じることはない。深く心身が傷ついた状態ではこのまま引きこもったほうが良いのかもしれないと扉が閉じかけるが不意に認識した温もりと接触が意識の水面を揺らした。この感覚は知っている、自分にとって特別な、帰るべき場所の温度だ。そう強く自分の中で確信するとずっと閉じていた目を薄ら開く。見知らぬ天井をぼんやりと見つめ、まだ夢と現実の中を揺蕩うような意識の中、無意識に自らを呼び覚ました特別な何かを探すように視線だけを動かして)
9498:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-05 07:54:13
………フィリップ?ッ、フィリップっ!!良かった…
(俯いたまま相手の命を繋ぎ止めるように手を重ねて虚無の時間を過ごす、もしこのまま起きなかったらという不安とあの時もっと何かしていればという後悔が延々と頭を巡っていた。機器類の音しか聞こえない部屋の中で薄らと聞こえていた相手の呼吸音が不意に少しだけ大きくなる、虚無の空間ではそんな僅かな変化すら容易に分かるほど大きな変化で無意識に名前を呼びながら顔を上げた。するとそこには先程まで重く閉じられていた瞼が薄ら開いた相手の姿があって弾かれるように立ち上がり顔を覗き込む、間違いなくその目が開いているのを見れば相手は一命を取り留めたのだと確信して一気に安堵が押し寄せた。まだぼんやりとしている相手にこちらの存在を伝えるため頬に手を添える、何よりも大切な相手を失わずに済んだが同時にあまりにも痛々しい姿に感情はコントロール出来なくて悲痛な顔のまま「すまねぇフィリップ、お前をこんなにさせちまって…お前を守るって言ったのに…ほんとにすまねぇ」と謝罪を重ねて)
9499:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-05 11:20:15
…しょう、たろう? …ぜんぶ、僕が独断でしたことだ…彼女たちに、君を傷つけさせたく、なかったからね
(何かに導かれるように薄っすら瞼を開くとぼんやりと天井を見上げる。まだ感覚が覚束なくて夢の中に居るような心地で揺蕩っていたがその視界の中に違う物が映れば視線はそちらを向いた。何かが近づいてきて頬に温かさを感じれば意識を失う前の縋るような顔と目の前の悲痛な表情を浮かべる相手の顔が重なってその大切な人の名前を呼んだ。段々とその時の記憶が蘇り今見える景色と着ている服を見ればあのまま力尽きてしまって処置の為に病院に運ばれたのだと理解する。そして相手が深い後悔や不安の中に居たことが推測出来ればゆっくりと手を伸ばして相手の手を僅かに握る。目覚めたばかりのせいか上手く口は回らないがそれでも謝罪を重ねる相手のせいではないと伝えたくて途切れ途切れに言葉を紡ぐ。医師の診断は聞いていないがあの時刺された場所と処置の痕を見るに深く刺さりはしたが臓器までは到達しなかったのだろう。少しずれていれば致命傷になっていたのはさておき、相手の手を確かめるようにまた力を込めると「あれくらいじゃ、死なないって言っただろう?」と軽く笑みを浮かべて見せて)
9500:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-05 12:36:01
それでお前が傷ついてどうすんだよ。俺がこの世で一番大切なのはお前なんだぞ……医者によりゃちょっとでもズレてたら、っ…
(目を覚ました相手の頬に手を添えて見つめれば考える前に謝罪の言葉が口から溢れ出してしまう、相手がこちらの名前を呼べば漸くその声を聞くことが出来て瞳が揺れえ無意識に詰まっていた息を無理やり吐き出すがそれも震えていた。相手の手が重なるがほんの少し手を上げるのも辛そうで直ぐにその手をこちらから握り直して支える。相手がこちらを想って行動したのは理解できる、自分だって必ず同じ事をする。それでも、そのせいで欠ければまともに生きていけないほど自分の中に食い込んだ相手を失いそうになった恐怖に打ちのめされて、自分自身が許せなくて、泣きそうな声を出しながら握った手に僅かに力を込めた。相手は冗談めかして笑って見せるが執刀医から聞いた話ではとてもそんな楽観的な事は言えない、その事実を口にするのも辛くて途中で言葉は途切れてしまった。代わりに優しくコツンと額を合わせる、未だ震える声のまま「…俺をひとりにしないでくれ」と弱々しく乞うよつに呟いて)
9501:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-05 14:59:19
…翔太郎。…僕が取った行動に、後悔はない。もう一度あの時に戻っても多分同じ行動を取ると思う。だけど、君を不安にさせるつもりは無かった、ごめん。
(こちらがゆっくりと手を持ち上げるとすぐに相手からも握り返され支えられる。相手の存在を感じれば胸の内に安堵が広がっていくが一方で相手は震えたような泣きそうな声で言葉が返ってくる。自分が意識を失っている間相手はずっと大切な人を亡くしてしまうかもしれないと不安だったのだろう。以前にも似たようなことがあったといえその絶望感は薄まる物でも慣れる物でもない。こちらを気遣うように軽く握り返された手は相手の一番弱い部分が現れているようで震えた声で聞こえた呟きを聞けば思わず口を閉ざした。いつもなら頭に手を伸ばして優しく撫でて安心させるところだが寝たままの状態ではそれも適わない。代わりに名前を呼ぶとじっと見つめる。もっと上手くやればよかったという後悔はあれど、あの時相手を庇った行動に後悔はない。また似たような状況になれば反射的にまた同じことをしてしまうだろう。だが相手にこんな顔をさせたかったわけでは無くて眉尻を下げると謝罪のことを口にした。握っていた手を一度解いて、指を絡めるように繋ぎ直すと「ちゃんとここにいるよ、君を置いて行ったりしない」と誓うように告げて)
9502:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-05 18:25:16
…分かってる。あの状況ならお前は何度でも飛び出すだろうし、逆の立場なら俺も同じことをする。お前じゃなくて俺が刺された方が良かったって言ったらお前が怒るのも、知ってる……だから、今俺の傍にいてくれるならそれでいい……
(目を覚ました相手をどっしり構えて迎えなければならないのに感情のコントロールがまるで出来なくて情けない声を出しながら縋るように呟く、大切な存在がこの手から零れ落ちそうになる感覚は何度経験しても慣れるものではない。少し間が開いて相手から名前を呼ばれると額を離して目線を交える、そして相手に後悔はない事と謝罪を告げられると目を伏せた。自分の存在にすら食い込んだ相手の事は少なくないほどには知っている、相手がどうするか、自分ならどうするか、互いに承知しているだろう。相手に謝らせてしまったことが申し訳なくて首を振った。相手に望むことは先程の呟き通り、ただ傍にいて欲しい、それだけだ。握っていた手が一度解けて指が絡まるように繋ぎ直される、より相手の存在を感じることが出来るようになって言葉でも傍に相手がいると伝えられるとゆっくりと息を吐き出した。優しく手を引き寄せると相手の指をこちらの頬に当てる、頬に当てる指先はあの時と違って体温を取り戻しつつあって漸く小さく笑みが浮かぶ。そしてこちらかも何度も交わしてきたのと同じように「俺もお前の傍から何があっても絶対離れねぇから」と最期まで一緒にいる誓いを口にして)
9503:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-05 21:16:01
当たり前だ。…うん、僕にとっての居場所はここだから、何度だって君のそばに戻ってくるよ。
(自由にまだ体が動かせない分、その手を握って言葉を送る。きっと互いに危機が迫れば咄嗟に庇ってしまうし、残った方はその度に失うかもしれない恐怖に怯えてしまうのだろう。相手が刺された方が良かったなんて言い出せば露骨に眉を寄せ、強い口調で肯定の言葉を返す。自分が痛くて重傷を負うよりも相手が傷つく方がずっと嫌だ、多分それは相手も一緒だろうけど。さらに相手の存在を確かめるように指を絡ませて繋ぎ直すと相手が息を吐き出したのが分かってそのまま相手の顔の近くに引き寄せられた。そのまま頬に手の甲が触れるとその暖かさとやっと見えた小さな笑みにこちらも表情を緩めると軽くそこを撫でた。改めてずっと傍にいることを誓われると相手の一番であると改めて実感出来て暖かいものに満たされた。自分も同じ気持ちなのだと伝えていればもっと相手に近づいてその存在を感じたくなって体を起こそうとする。だが先程閉じたばかりの腹部が激しい痛みを発して「…っ、ぅ」と言葉にならない声を漏らしながら何とか上体を起こすと繋いだ相手の手を軽く引いて「翔太郎」と呼びながらこちらに近づくように促して)
9504:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-05 22:40:51
ッ!馬鹿傷が、…無茶すんなよ……
(こちらの方が怪我にも慣れて体力もあるのだから刺されて無事なのもこちらだろうと思ってはいるのだが、当然相手はそれを良しとしなくて強く否定されると眉を下げる。身代わりで飛び出したのにと言い返したいところだがこれ以上は不毛だろう、命に変えてでも相手を守りたいという想いまできっとお揃いだ。こちらの頬に相手の手をあててなるべく接触面積を増やしていると不意にその体が動き出して苦痛に満ちた声が聞こえれば驚くと共に体の芯が冷える。まだ手術を終えてそれほど時間は経っていない、傷が開けばまた命に関わるだろうと直ぐに止めようとするがその前に相手は上体を起こしてしまってまた不安と焦りが胸の中に渦巻いた。しかし相手が軽く手を引けば何を求めているのか理解して思わず文句を言うように呟きながら体を寄せる、背中に腕を回して支えるようにすると「体の力抜いてもいいからな」と声をかけてこちらも上体を寄せた。腹部の傷を思えば思いっきり抱きしめることは出来ない、肩部分だけを触れ合わせるようにして傷に響かないようにすると相手に軽く擦り寄る。相手の体は随分と体温を取り戻しているが代わりに薬品のような知らない匂いが付いていた。触れ合ってはいるがこれ以上は許されなくて「…早くお前と二人で家に帰りてぇ」と果たせなかった約束をポツリと口にしていて)
9505:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-05 23:53:23
だって寝たままじゃあれ以上近付けないじゃないか。…ん、…もう少しだけ待たせてしまうけど早く帰ろう、翔太郎
(何とか痛みにたえながら体を起こすと相手の焦った声が聞こえる。相手が同じ立場なら絶対安静だと寝かしつけただろうが今はただ無事に守れた相手の存在を確かめたかった。手を引けば何をしたいのか理解してくれたようで軽く腕を広げる、文句にはこちらも子供っぽい言い回しをしていたがこちらが望んだとおり相手が近付いてきて腕が回される。相手の言葉に甘えて体に響かない程度に相手に体重を預け力を抜いて抱き着いた。普段よりもずっと緩くぎこちない抱擁だが自分だけのポジションに戻れたことに安堵の息を吐いた。擦り寄ってくる相手の肩に顔を埋めると昨夜抱きしめた時に感じた熱や香りの幾らかを感じることが出来て深く呼吸を続けながら大切な人の存在を感じていた。そうしていると相手からぽつりと呟きがこぼされる。自分が怪我を負った以上傷が塞がってある程度動ける許可が降りなければ家には帰れない。結果的に約束を破ってしまったことになっていれば心苦しいが改めて最短で退院、そして自宅に帰ることが出来るようにと声を掛けた。ゆっくりと持ち上げた後ろ手で相手のアタマを撫で始めながら「そしたらアキちゃんにお休みを貰って、丸一日くっついていようか」と冗談交じりに提案して)
9506:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-06 08:48:52
早く帰りてぇけど、傷がちゃんと治ってからだからな……そうしたい。お前と一緒で、家から出たくねぇ…
(さっき傷が塞がったばかりだというのに体を動かす相手に文句を言えば子供っぽい言い訳が返ってくる、だがずっとひとりで不安と恐怖と後悔とに苛まれたこちらも望むことは同じだった。いつも通りとはいかなかったがそれでもやっと相手の存在を感じられる。こちらが呟きを零せばそれを満たすような答えがされて頭を撫でられればゆっくりと息を吐き出し余計な力が抜けていく。今回の件が始まってからあの家に帰れていない、簡易ベッドで寝てはいたが二人だけの特別な空間でなんの憂いもなくお揃いの香りでただ相手を感じる時間が欲しかった。ただしそれもきっちり完治してからだ、ここで無茶をして後遺症が残っては困るのだから。さらに相手から冗談めかした提案がされるが考えるよりも先に心がそれを望んでしまって肯定の返事をしてしまった。相手を外に連れ出したからこうなってしまったのだ、それならばもういっそ、と薄暗い感情が言葉になってしまう前に顔をあげて目線を交えると「とにかく今は寝とけ、大怪我してんだからな」と小さく笑みを浮かべて言えばさらに顔を寄せごく軽い口付けだけを送って)
9507:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-06 10:25:49
この前とすっかり立場が逆だ。…なら早く治してアキちゃんに交渉しないとね。…ん、君も疲れているはずだから早く寝たまえ。
(相手を緩く抱きしめてその存在と熱を確かめる。あの時彼女は包丁を手にして勢い良く向かってきていた。あの時庇わなかったら相手にもっと深く突き刺さったかもしれない。口にはしないが庇ったのは間違いでは無かったと改めて思い直しながら抱きしめていると傷が治ってからだと釘が刺されてしまう。相手が大怪我した時には自分が似たような事を言っていたなと小さく笑いつつ退院した後の話に思いを馳せると直ぐに相手からも肯定と渇望の返事がされた。自分も早く相手と触れ合って心ゆくまで一緒にいたい。その為に早く治さなくてはと決意を高めているとまた体が気怠くなってきた。どうやら術後すぐに動いて限界が来たらしい。相手が顔を寄せ唇が重なると幸せを感じるもすぐに物足りなさが出てくる、だが満足に動けなくて退院までのお預けだろう。あれからずっと起きっぱなしなら相手も疲れているはずでこちらからもお返しのキスを送ると相手も体を休めるように促す。また痛みに耐え相手に支えられながら体勢を元に戻すと直ぐに瞼が重くなってくるが今度は冷たく強引に引き込まれるものではなく穏やかで暖かい眠気だ。その瞳で相手を見上げ「…おやすみ、翔太郎」拙い声で告げ)
9508:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-06 14:48:03
あぁ、おやすみフィリップ
(相手の冗談めかした言葉を正面から受け止めて返事をすれば相手からも前向きな返事がされて小さく口角をあげる、ずっと事務所で寝泊まりすることを強いられ落ち着かない日々を送っていた分を早く取り戻してしまいたかった。短く口付けを送れば相手の瞼が重そうになっていく、相手との時間は全く足りないのだが今はこれが限界だ。相手からも口付けがされてふわりと幸せが胸に浮かびながら傷に触らないように慎重に体を再び横たえた。穏やかな顔を浮かべる相手にこちらも穏やかな声で返事をする、ゆっくりと瞼が閉じられて相手はまた眠りについた。先程までの命が消えるかもしれない冷たい眠りではなくリラックスした穏やかな眠りだ。先程までと体勢は同じでも感じるものは全く違って安堵の息を漏らすと暫くその寝顔を眺めていた。いくらでも時間が経ってしまいそうだったが相手から早く寝るように言われたのを思い出せば静かに病室を出る、そして看護師に先程一時的に目を覚ましたことを伝えれば彼らもそれならば安心だと安堵の顔を見せていてさらに相手の無事を確信した。それからは事務所と病院を往復する日々が数日続いた。あの約束がある以上ひとりで家に帰る気にはなれなくて相手が退院するまでの間毎日見舞いに行く日々が続いて)
9509:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-06 16:11:09
………よし、これでもう帰ることが出来るね。
(穏やかな眠りに誘われて目を閉じた日の翌日から退院に向け非日常の日々が始まった。傷口が開いてしまわないように最初の数日は安静状態で経過観察となり、それから起き上がるのが許可され見舞いに来た相手と話したり依頼の手伝いで簡単な検索くらいはこなしていた。やがて点滴が外れると歩行のリハビリをするようになって一週間程すればスタスタと歩けるようになっていた。お見舞いに来てくれた刃.野.刑事の事情聴取に応じたり所長に休みの件をお願いして何とか許可を貰ったりしながら過ごしていれば当初二、三週間と言われていた入院期間を予想を超えた回復力と駄々を捏ねたことで定期的な通院と激しい運動をしないことなどを条件に一週間半程で退院を勝ち取った。退院が決まった日、荷物を纏めると迎えに来てくれた相手にもって貰って退院の同意書にサインをし、やっと家に帰ることができることに声を弾ませながら相手に話しかけて)
9510:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-06 23:33:40
……お前、ほんとに大丈夫なんだろうな?もう何日か様子を見た方がいいって言われてんのに押し切りやがって…
(事務所と病院とを往復し時には相手の衣服を、時には果物などを、時には検索の案件を持って行って毎日見舞いを続ける日々も今日で終わりらしい。最初は寝たままで動く度に苦しそうな相手を見るのに胸がキリキリと傷んだがそれを隠しながら退院の日を楽しみに相手の回復を待った。少しずつ元のように体が動かせるようになり難なく歩いたのにはホッとしたが、その後医者とこちらが渋るのを押し切って通常より早く退院するのが決まってしまった。もちろん漸く相手と一緒に家に帰れることは喜ばしいのだが、帰りたいがために嘘の申告をしていないかと頭の上から足先まで注意深く観察しながら相手の歩く様子を見守る。声を弾ませる相手とは対照的にまた別の心配が増えてしまった気分だ。だが医者が言うには激しい運動をしなければ問題ないとのことで、つまりそれは相手と二人で一日家に籠る言い訳が出来たとも言える。そう思えば段々と楽しみが勝ってきてバイクからヘルメットを取り外すと「安全運転で俺達の家に帰るか」と差し出して)
9511:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-07 00:16:55
君は心配し過ぎだよ。病室に居たって本を読むか君と話すか院内を歩き回るかくらいしかしてなかったしそれなら家でも同じだろう? …ああ、頼んだ。
(やっと帰れると上機嫌なこちらに対して相手は相変わらず注意深く心配そうな顔を向けていて改めて平気だと返す。もう殆ど傷は塞がっていて普通に動く分には問題は無い。予定通りの日程だとしてもどうせ病室で経過観察として大人しくしているのなら家で同じ事をしても変わらないはずだ。屁理屈をこねながら病院を後にすると久しぶりの外の空気を吸う。一緒に駐車場に向かい、バイクの元にたどり着いた時には相手も乗り気になっていて差し出されたヘルメットを受け取ると小さく笑って早速被りながら後ろに乗り込んだ。相手の腰に腕を回して抱き着くとバイクが発進して二人で家へと帰る。所長の気遣いで今日明日はお休みを貰っていて無事に約束を果たせそうだ。やがて見慣れた景色が近づいてきて家の駐車場にたどり着くとワクワクを抱きながらバイクから降りてヘルメットを預ける。すぐにでも駆け出したい気分だが医者に禁止されていたのを思い出すと「行こう、翔太郎」と言ってまだ外にも関わらず相手の手をとって家へと向かって)
9512:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-07 10:48:24
そういう屁理屈ばっかり思い付きやがって……
(安静にしているのから病院でも家でも確かに同じなのだが見守るこちらとしてはもしもの時を思えば心配ではある、しかし相手の理屈は筋が通っているし何よりようやく相手と家に帰れることが嬉しくて心做しか声も弾んでしまっていた。相手と共にバイクにまたがれば家へ向かって走り始める、ずっと病院に閉じこもっていた相手に久しぶりにこの街の風を感じてもらいながらバイクを走らせれば段々と後ろの相手の落ち着きがなくなってきて、帰宅するのを楽しみにしているのだと分かればヘルメットの下で口角を上げていた。やがて駐車場にたどり着くと自然と手が繋がれる、本来はルール違反だがこれくらいの距離なら構わないだろう。それにこれならば急に走り出さないよう止めることもできる。そんな言い訳を重ねていつもよりゆっくりとした速度で移動すれば二人の家の玄関へとたどり着いた。鍵を使って扉を開けると漸く相手が帰ってきたのだと実感して「おかえり、フィリップ」と噛み締めるように言って)
9513:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-07 11:26:51
ただいま、翔太郎。
(相手はやれやれと愚痴を零しているがその声は弾んでいる。あの日約束してからずっと待ち遠しかったがそれはきっと相手も同じだ。バイクから降りて相手の手をとって二人の家に向かうと相手が鍵を開けて扉を開けた。まだ中に入ってもいないのに噛み締めるように帰宅の挨拶を口にする相手を見れば口元がつい緩む。相手の手を引いて二人共が家の中に入ると家に帰ってきた事を伝えるように言葉を返した。ストーカー騒ぎで事務所で寝泊まりしていた期間も含めれば半月程この家には帰ることは出来てなくて何処か懐かしい気分にもなる。靴を脱いでリビングの方までやってくると相手が荷物を置いたりハットを金具に掛けるのを見届けてから近付き、そっと抱き着くと「やっと帰ってこれた…」と呟きを零し)
9514:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-07 17:41:43
あぁ、……お前と一緒に帰ってこれて良かった…
(付き纏いにその後の病院もあってこの部屋には長い間帰ってこれず、入院の期間は二人で眠ることさえ出来なかったわけで漸く二人揃ってここに帰って来れた喜びが溢れて止まらない。相手の声で【ただいま】と帰ってくると余計にその喜びは膨らんで相手の存在をより傍に感じて胸がいっぱいだった。繋がれた手が引かれて二人で玄関をくぐる、一度片付けのために部屋には入ったがそれも数分だけでこうやって相手と二人で帰宅の挨拶をしながら二人の特別の空間に帰って来るのが随分懐かしく思えた。片付けを終えたタイミングで相手がこちらへと抱き着いてきて受け止める、あの時と違った暖かな体温を感じ触れることを躊躇う必要もない。緩く抱き着く体をこちらから強く抱き寄せてまた噛み締めるように本音を溢れさせていた。ずっと失っていた心地を取り戻し安堵と喜びとあの時これを失っていたらという不安が同時に膨らんでいく、少しでも取りこぼさないように抱き締める腕でそこにある布を握れば「今日と明日はずっと一緒にいてくれるんだよな?」と確かめるように問いかけて)
9515:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-07 18:45:11
随分と待たせてしまったね。…ずっと一緒に居るよ、ちゃんと君のそばに居る。
(こちらから緩く相手を抱きしめると相手はそれを受け止め、さらに強く抱き寄せられた。病室でのこちらを気遣うような中途半端な物ではなくて不足していたものを埋めるような力強さに小さく笑みが零れる。本来ならばあの夜に帰ってこれるはずだったがそれからかなりの間相手を一人にさせてしまった。改めてその事を告げていると相手が縋るようにこちらの服を握り確かめるように尋ねてくれば少しでも安心して貰えるようにその背中を撫でながら今日と明日はずっと一緒に居ると何回も言葉にして約束する。仕事も休みならば他に何か考えたり外に出る必要もない、ずっと相手とだけの時間を過ごせるだろう。抱きしめてくっついた状態で軽く擦り寄って「二日間ずっと独り占めだ」と微笑んで)
9516:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-07 21:09:46
おぅ、……いい響きだ
(今や相手と朝から晩まで一緒にいるのが普通になっていて病室で別れを言ってバイクで病院から離れる度に寂しさを感じていた。それが連日続いたわけで、ようやく【また明日】を言わなくていい日々が戻って来たのに安堵すると同時に二度と離すまいと相手を強く抱き締める。暫くは相手と離れられそうにないが二人がかりで所長様を説得して明日までは二人きりでいられるのだ、それを言葉として相手から伝えられさらに【独り占め】だなんて何より優越感を感じる言葉を聞けば嫌でも口角はあがってしまう。早く約束通り一日くっついている時間を始めたいがその為に必要な事がある。顔をあげて目線を交えると「早くお揃いの香りになっちまおうぜ」と待ちきれなくて急かすように風呂に入ることを促して)
9517:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-07 22:16:51
ああ、そうしよう。準備するから少し待っててくれ。
(相手からの腕の力は変わらず強いがそれだけ相手を寂しがらせてしまったのだと思えば申し訳なさと、同時に満たされていくような想いがある。今日と明日はきっとお互いに物足りないと思った物を埋め合わせる時間になるだろう。その一つとしてお揃いの香りというワードが出てくると一瞬目を瞬かせてから口端をあげる。別々に生活していたせいで今はそれぞれの別の香りになってしまっていて相手の言う通りお揃いにしてから二人の時間を過ごしたい。直ぐに賛成を示すが今の体ではいつも通りに出来ないことが一つがあって一度腕を解くと病院から持って帰ってきた荷物を漁ってその中の袋を持って脱衣場に向かう。上の服を脱いで腹部の包帯を解くとまだ治り切ってない傷の痕が現れる。退院時に指示された通り患部を防水パッドで濡れないように保護すれば傷も見えなくなり準備完了だ。全て脱いでなんの迷いもなく一緒の風呂に入ることにすると相手の方を見て「髪を洗うのは任せて良いかい?」とお願いして)
9518:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-08 07:54:02
………………あぁ。髪だけじゃなくて全部やってやるよ
(二人で何も考えずただくっついて二人だけの時間を過ごすには香りが違いすぎている、相手からは未だ病室の消毒液の匂いが残っているし、こちらは事務所で寝泊まりしていて香水もつけておらずいつもの香りとは程遠い。くっついた時きっとそれらはノイズになってしまって物足りなさへと繋がるだろう。風呂に入ることを提案すれば直ぐに賛成されるが準備と聞いて胸がザワつく、相手は医師から言われた通り傷口に防水パッドを貼るつもりなのだろう。包帯を解いて顕になった傷はまだ生々しく残っていてそこから目が離せなくなる、薄暗い囁きが耳元で聞こえた気がして目線を揺らした。ぼんやりと相手のことを眺めていたが声をかけられ意識を取り戻す、どうやら一緒に入る気でいるらしい。あれを見た後ではひとりで風呂に入らせるのも不安で直ぐに頷くと髪だけでなく全て面倒をみることを告げながらこちらも服を脱いで浴室へと移動した。まずはシャワーで体を温めるところからで「お湯かけるぞ」と言えば腕からお湯を当てる。体前面にお湯がかかってしまわないよう慎重に動かしながら「髪濡らすから上向いてくれ」と声をかけて)
9519:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-08 11:17:57
ならお言葉に甘えようかな。…ん、
(準備を終えると何故がぼんやりとしていた相手に声を掛ける。一人で入っても良かったのだが相手のことだから心配で脱衣所辺りで待っているに違いない。ならば一緒に入ってしまった方が時間も短くなり、その間も一緒に過ごすことが出来て色んな意味で効率的なはずだ。あまり時間をかけないようにと言われていることもあって相手に髪を洗うのを任せると全部やると言い出して目を瞬かせる。普段ならば遠慮するところではあるが相手の顔を見れば不安や責任を抱いているのが読み取れて、それを世話することで少しでも解消できるならと考えると声を弾ませ相手に任せることにした。二人で浴室に入ると相手は早速シャワーで気遣いながらも腕から順にお湯をかけてくれる。入院中の特に前半は風呂に入ることが出来なかった分汗を流すことが出来るのはさっぱりして湯気が立って温まっていくのを感じていた。二人で体を洗う為にボディタオルを手に取っていつものボディーソープを泡立て始めていると相手に声を掛けられて手を止める。短く返事をすると言われた通り素直に顔を上げながら目を瞑って相手に身を任せて)
9520:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-08 12:31:39
全部やるって言ってんだろ。ほら、先髪洗っちまうから
(髪も体もこちらが洗うことを申し出れば相手からは弾んだ声で返事が返ってくる、その明るさに心は少し軽くなった。医者の言う通り入浴時間は短くしなければならない、素早く傷に障らないよう気をつけて入浴を済ませなければ。ひとまずシャワーで相手の体を温めて腹側に湯がかからないように顔を上向きにさせてから髪にもお湯をあてる、優しく髪をすくように手を動かしてお湯を馴染ませた。その間に相手はタオルにボディソープを泡立てている、あの傷を見た後では相手の体を少しも動かしたくなくて手首を軽く掴んで動きを止めさせた。医者からの許可を得て退院しているのは分かっているがそれでも傷口が開いたらともしものことを考えてしまう。手にシャンプーを出すと両手に軽く馴染ませてから相手の髪を洗い始める、髪自体を軽く洗ってからマッサージするようにして頭皮を含め頭全体を泡立てながら洗っていく。久しぶりに嗅ぐ二人の香りが浴室に広がれば無意識に深呼吸をしていた。じっくり労うように洗いたいところだが医者の言葉を思い出すといつもより手早く髪を洗ってしまう、再び上を向いてもらいシャンプーを洗い流した。頭が綺麗になったところで「次は体だ」とタオルを受け取るため手を差し出して)
9521:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-08 14:48:18
流石に過保護すぎないかい?…いつもの香りがする、
(いわれるまま顔を上げて髪を濡らされながら手持ち無沙汰だった手でボディーソープを泡立ているとその手首を急に掴まれてしまう。そして半ば強引に中断されていまうと一瞬困惑しながらも何から何まで全部だと主張されると呆れ半分嬉しさ半分で笑ってしまう。退院したのだからこれくらい何ともないのにあの時上体を起こした時と同じ心配の仕方だ。壊れ物を扱うような態度につい呟きを零しつつも素直に相手に任せることにすると相手の手が頭に触れて洗い始める。絶妙な力加減でマッサージするように動かされると肩から力が抜けて長く息を吐いた。そしてなにより嗅ぎ慣れたいつもの香りが浴室中に広がるとちゃんと二人の場所に帰ってきたのだと実感して満たされるような心地で噛みしめるように呟いた。やがて手早く髪が洗われて声かけと共に泡が流されるとその特別な香りを髪に纏う事が出来た。次が促されると「これぐらいできるのに」と言いながらも泡立てたタオルを相手に手渡す。同時に相手が洗いやすいように向かい合うように振り返って軽く両腕を広げて見せ)
9522:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-08 18:23:40
病み上がりなんだからこれくらいやって当然だろ。…今日は大人しく世話されとけ
(医者がもう少し様子見した方がいいと言ったのを押し切って退院してきているのだ、もう大丈夫だと言われていても万が一を考えればなるべく相手には安静にしていて欲しい。これくらい大丈夫だろうという思いが招いたのがこの結果なのだから。相手は呆れるように笑うがこちらからすればこれでも足りないくらいだ。髪を洗うのも手早く済ませたがその間に相手がいつものシャンプーの香りにリラックスしているのが見えれば自然と口角を上げる、こういうひとつの仕草をとっても二人で家に帰ってこれたのだと実感できた。髪が終わり体を洗おうとタオルを受け取れば相手はやはり納得いっていない様子だ、無理して帰ってきた分大人しくしているのは当然だろう。相手がこちらへと振り返り両手を広げる、肌が良く見えて洗いやすい分防水パッドを貼った傷部分も良く見えて思わず目を泳がせてしまった。動揺がバレないうちにタオルを肩に当てて腕を洗っていく、ひとまず前面を避けて脚や背中まで一通り泡で綺麗にした後「あとはここをどうするかだな」と正面に戻ってくる。タオルを絞って余計な水気を落としたあとパッドを避けて胸板や脇腹を洗っていく、一通り泡を纏わせれば「水がかからないようにすりゃ大丈夫だろ」とひとり呟きながらタオルを洗ってボディソープを落としたあと、またタオルを固く絞ってから体前面の泡を丁寧に拭っていき)
9523:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-08 21:19:12
…君ってこういう時、凄く丁寧だよね…。
(こちらが文句をつけても相手は譲る様子は無い。こういう所は頑固で何を言ってもやめてくれることはないだろう。大人しく従うことにすると泡立てたタオルを渡して両手を広げた。相手の視線がタオルから自分の体に移り、腹部に向かうとその目が泳いだ。何を思ったのか直ぐに分かったが何も言わないまま手が動かされ始めると大人しく受け入れる。肩や腕、足、背中と順に現れていき、正面に戻ってくると今度は丁寧に胸板や腹部がタオルで洗われていく。その後泡を洗い流したタオルで拭っていく様子をまじまじと見ていればその手際の良さと丁寧さに思わずぽつりと呟きを零す。何かと雑なイメージで見られがちな相手だが世話を焼く時とかは優しく手先も器用だ。その対象が自分であることにまた口元に笑みを浮かぶのを感じながら前面の泡が拭われ、その他の場所も順に流されていった。全身が洗い終えるといつも通りの香りを纏うようになるが今度は相手がまだ染まっていない。浴槽の縁に腰がけると相手を見つめながら「早く君も洗いたまえ」とお揃いに染まる事を促して)
9524:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-08 23:07:50
一言余計だ…大切なもんを大切に扱ってるだけだろ。……そこ危ねぇからちゃんとここに座っとけ
(傷は塞がっているとはいえ水に濡れて傷口がふやけてしまえば悪影響なのは間違いない、決して防水パッド周りを濡らさないように、しかし体を洗ってスッキリするように、タオルで丁寧に泡を拭き取っていく。拭き取りとタオルを洗って絞るのを何度か繰り返せばシャワーを使わずとも相手の肌は綺麗になっていく、相手の呟きには思わずツッコミをいれてその後ボソリと当然のことをしているだけだと返していた。いつも雑に扱っている気はないが今日から暫くは特別大切に扱わなければ壊れてしまうかもしれないのだ。前面を拭き終わりあとはお湯がパッドにかからないようにしながら泡を流せば相手の方は終わりだ、相手はこちらが洗い終えるのを待ってくれるようだが浴槽の縁に腰掛けるのを見れば暫くそちらを見つめる。縁は細く体が濡れた状態では滑ってしまう可能性がある、頭を打つのも危険だが今の相手には傷のことを考えるとより危険だ。バスチェアをシャワー前から少しずらした位置に置くと相手の手を引きそちらへ座らせる、今は少しの不安も取り除くべきだ。相手の安全を確保すると立ったまま自分の体を洗い始めるが相手が湯冷めする前にと髪を洗うのも体を洗うのもいつもより手早く行っていって)
9525:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-09 00:27:40
、大切なものか……、…ふふ、分かったよ。
(シャワーで一気に流してしまえば楽なのに相手は何度も拭き取ってタオルを洗って絞りを繰り返していてマメな姿につい言及すると直ぐにツッコミが返ってきた。だがぽつりと呟きが聞こえるとそのストレートな物言いに一瞬固まって、その意味を噛み締めるように言葉を口にする。手間暇をかけて気遣うのが苦にならないくらい相手に大切にされていることが嬉しくて、でも照れ臭くて視線を揺らしながら泡を流されていた。こちらの番が終わりすぐに近くにあった浴槽の縁に腰がけて相手が洗うのを待とうとしていると相手がじっとこちらを見つめていてキョトンと首を傾げる。その意図が読み取れないでいたがバスチェアを近くに持ってきて手を引いて座り直すように促してくればまた大切だと言う過保護な行動に思わずまた笑ってしまって諦めたような言い方でありながら楽しそうにその指示に従うことにした。そのまま相手の洗い終わるのを待っていたが相手の風呂の時の行動をこうもまじまじとみる機会は無くて観察するような目を向けると「君ってそこから洗うんだ」とか「髪がぺたんってなってる」など興味深く分かったことを口にしながら待っていた。やがて全部洗い流したのを確認すると立ち上がって二人でまたシャワーを浴びて体を温め、十分になったところで浴室を後にする。バスタオルを手に取ると自分を拭く前に大きく広げ相手に巻き付けるのと一緒に緩く抱き着く、そこからいつもの香りが香ってくれば「これでお揃いの香りだ」と微笑んで)
9526:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-09 07:55:02
……あぁ、これで思いっきりお前とくっついてられる
(今は少しでもリスクになりうることを取り去るべきで相手をバスチェアに移動させれば相手は楽しそうに呆れて笑っていて過保護という言葉がまた脳内を駆け抜けていくが少しの油断も今はしたくないのだ。相手を安全な場所に座らせこちらも体を洗っていくが後ろから相手が現状を観察したり実況したりする言葉が聞こえてきて、体を洗うというなんて事のない行為をじっくりと観察されているのが分かれば「逐一実況すんなよ」と照れ隠しで文句を言っていた。その後泡を洗い流し再び二人の体をお湯でしっかり温めてから浴室を出る、体を冷やすのも傷に障るだろうと相手の体を拭こうとするがその前にバスタオルで包まれそのまま抱きしめられてしまう。自然とこちらも腕を回して緩く抱き着くとゆっくりと深呼吸をして二人の体から広がる香りを取り込んで、今度は安堵するように息をついた。付き纏いに気がついてからずっと望んでいたこの家の特別なお揃いの香りを漸く手に入れて足りなかったものが満たされていくのを感じる。このまま一時も離れたくないが相手が湯冷めしては困る、バスタオルを軽く巻き付けると「風邪ひく前にパジャマ着ねぇとな」と声をかければ今度はこちらがバスタオルを手に取って相手の体に宛てがうと全身の水気を拭いていって)
9527:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-09 11:16:50
これを着るのも久しぶりだね。…ねぇ、翔太郎。退院のお祝いにアイスが食べたい
(相手を観察していることに文句を言われながらお互いの体を洗い終えると一緒に浴室を後にする。その間もお揃いの香りがするようになれば漸く元に戻ったと昂ってバスタオルで包み込むのを口実に相手を抱きしめた。風呂上がりで温かい体からは心地よくて口元に笑みを浮かべながらその感触や香りを確かめていたが抱きしめ返した相手もその場で深く呼吸するのを感じれば幸せが募る。そうしてお互いを確かめ合っていたがまた相手の過保護が顔を出して今度はこちらの水分をバスタオルで拭われていく。ある程度水分がなくなった所で傷口のパッドをガーゼに張り替えて手当を済ませた後今度はお揃いのパジャマに着替えていけばまた一つ相手とのお揃いが増えることになる。事務所でもお揃いの寝巻ではあるが二人きりで過ごす特別な夜と言えばやはりこの服だ。髪を拭きながら相手も着替え終わるのを待っているとふといいアイデアが浮かんで、じっと相手を見つめると以前購入して冷凍庫に保存されているアイスを若干子供っぽく所望して)
9528:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-09 12:28:30
退院祝いなら仕方ねぇな。用意するからベッドで待ってろ
(漸く相手を抱き締めても不満や物足りなさは感じなくなっていつも通りに心から安堵することが出来る、その後全身を拭いて傷口のパッドをガーゼに張り替える時にはまた心がザワついたが風呂さえ終わってしまえばあとは眠るだけだ。寝間着を着てお互いの色をまとえばさらにひとつ特別なお揃いが増えて相手に同意し返事をする、二人の空間で二人だけの時間を過ごすならば相手の色を纏うこの寝間着でなければ。お互いに着替え終わり相手の髪をさらに念入りに拭き終わったところで視線を感じて顔を向ける、こちらをじっと見つめるその顔は何かを要求しているのがよく分かって思わず「なんだよ」と口元を緩めながら聞いてしまった。すると相手が強請ってきたのはアイスでまた口元が緩んでしまう、いつか買ったちょっとお高い大容量アイスを食べる時が来たようだ。体を冷やすからダメだと言いたいところだがこの顔でオネダリされてはどうしようもない、退院祝いという名目まであれば断るのは不可能で湯上りのアイスにありつくことを決めた。相手に待っているよう伝えるとキッチンへと向かう、冷凍庫スペースに入れてあるアイスを取り出し涼しげなガラスの器を二つ出してくると大きめのスプーンを手に持って蓋を開けた。表面をかくようにしてなるべく丸くしてからアイスを取り出し器へと盛り付ける、こんもりとなったアイスを並べるとスプーンを添えてベッドへと戻ってきて「待たせたな」とアイスの盛られた器を差し出して)
9529:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-09 14:52:57
やった。ああ、待ってる。……ありがとう、じゃあ早速いただきます。
(お揃いの寝巻を着て相手に髪まで入念に拭いて貰うとこれでいつもでもくっついても大丈夫な状態になるがお風呂上がりの火照った身体には甘くて冷たい物が欲しくなってじっと相手を見ながらアイスを求める。すると相手の口元は緩んで柔らかな笑みとともに許可がされると素直に喜ぶ。特別扱いはまだ続くようで待っているように言われると期待に弾む声で返事をしてベッドに向かうと腰掛けた。少しするとキッチンに行っていた相手がガラスの器を持って戻ってくる。そこにはこんもりと丸められたバニラアイスが盛られていて特別な甘味の登場に目を輝かせる。入院中はもちろんアイスなんて食べることは出来なくてこれも久しぶりのスイーツだ。お礼を言いながらグラスとスプーンを受け取ると相手が隣にやってくるのを待つ、並んで座ったのを見れば早速スプーンを手に取ってバニラアイスをひとすくいすると口へと運んだ。口の中で濃厚で冷たい甘さが広がって幸せそうに目を細める。続けざまにもう一口分すくってまた口に運ぶと「風呂上がりの贅沢だ」と呟きながら味わっていて)
9530:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-09 18:03:13
ベッドで食うのも今日だけの特別だ
(子供っぽく問いかけられたオネダリに抵抗できるはずもなく叶えることを決めれば同じく子供っぽい口調で弾んだ返事がされる、今は特別相手を大切にしたいのと同じくらい特別相手の笑顔を見たい。それがアイスで叶うならばお安い御用だ。器に見栄えも良くなるようアイスを盛り付け相手の元へと持っていく、途端に相手の瞳は輝いて久々にみる輝きに胸が擽られた。退院して一番最初に口にするものが相手の好物であるアイスとは良いお祝いになるだろう。ベッドに腰掛け相手の隣に並ぶ、本来ならばテーブルに座って食べるところだが今日は移動が少ない方がいい。それにお陰で風呂上がりにベッドでアイスを食べるだなんてちょっと悪いことを相手と共有するのも特別に思えて沈み込むベッドにかこつけて体を相手の方へ寄せた。相手がアイスをスプーンですくいとって食べる姿をついつい見つめてしまう、病院食には無かった甘みを堪能するように幸せな顔で目を細める姿にはつい笑ってしまった。その後も幸せそうにアイスを食べる相手を眺めながら「先にいっとくが体が冷えるからおかわりはなしだ」と釘を刺しておいて)
9531:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-09 18:58:36
確かにそうだね、…え、あんなにまだ沢山あるのにかい?
(相手も隣に並んでグラスに盛られたアイスを食べていく。その甘味に口元を緩ませていると相手が更にくっついてきて二重の意味で満たされることになる。寝るためのベッドの上でアイスを食べるなんて確かに少々行儀が悪いかもしれないがそれも含め特別な時間だと言われると胸が弾んで仕方ない。相手と一緒にアイスを堪能しながら調子よく食べていたが不意にこれだけだと釘が刺されるとその動きを止める。あの時買った大容量のアイスは今手元にある二人分のアイスの分が無くなったとしてもまだ十分に残っているはずだ。その事を主張しつつ退院のご褒美なのに、という意味を込めてじっと相手を見てみるが譲ってくれる気配はない。だが勢い良く食べた分手元のアイスはもう半分ほど食べてしまっている。自分の手元のグラスと相手を交互に見た後、次は相手の手元のグラスに目をつけて一瞬にやりと笑うと「…翔太郎、」と呼んで軽く口を開けて見せ)
9532:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-09 21:43:07
当たり前だろ。何事もほどほどにしとかねぇと……っ、…
(相手と共に風呂と就寝の合間というリラックスタイムに共にベッドに座ってアイスを食べる、相手の好物はどんどん器から減っていきその分相手が幸せそうにするのを眺めていた。しかし相手が病み上がりという事実は変わらない、アイスを食べ過ぎれば当然体を冷やすわけで変に体調を崩して傷の回復が遅れるのは困る。特段甘やかしている自覚はあるが傷に障る可能性があるものは徹底的に避けるべきだ、先にそれを宣言すれば相手は不満気な目を向けてくるがこればかりは譲れない。器に取り分けた分くらいがちょうど良いと思っていると相手は自分のグラスとこちらを交互に見た後にまだ手をつけていないこちらのグラスへと目線を移す、相手の思考を理解したときはもう遅くてその顔がニヤけるのがみえた。直後名前を呼ばれ待ち望むようにこちらに向かって口を開けるオネダリの姿に胸が否応無しにグッと掴まれてしまう。こうなればもう相手の思惑通りというもので「ったく、相変わらず屁理屈ばっかり思いつきやがって」と文句を言うもののその口元はどうしようもなく緩んでいて自分の分からアイスをスプーンですくい上げると「ほら」と相手の口に運んで)
9533:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-10 11:53:09
…ん、さっきより美味しい。じゃあおすそ分けのお礼だ
(今日は特段甘い気もするがこちらの体調や身体に関することだと厳しく制されてしまう。追加のおかわりが望めないならと目を付けたのはまだ手が付けられていない相手の手元のアイスだ。相手に軽く近づいて名前を呼びながら口を開けば相手の瞳が揺れたのが分かって悪戯な笑みが浮かんだ。こうなればこっちのものだ、そのままじっと見つめていると文句を口にしながらも相手からアイスの乗ったスプーンが運ばれてくる。ご機嫌な笑みを浮かべながら顔を寄せ口にすればバニラアイスの濃厚な甘味が広がって、相手がくれたという相乗効果で更に幸せを感じて噛みしめるように感想を告げた。放置していた分アイスは少し溶けてしまっていてスプーンに残っていたアイスを全部舐め取ると今度は自分が同じスプーンを手にしてアイスをすくう。まだ食べていない相手の為に多めにアイスをすくいあげると今のお礼として相手の口元に得意げに差し出して)
9534:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-10 12:23:21
そりゃ何よりだ。…ん、……確かにいつもより甘いな
(相手の思惑など簡単にわかるのにアイスを待ちわびてこちらに期待の目を向ける姿には逆らえるはずもない、アイスをすくいあげ相手の方に差し出せばそれだけでご機嫌な顔になるがそれをみて幸せを感じてしまうのだからどうしようもない。同じものを食べているのだから味は変わらないはずなのだがより美味しいと言われればこちらのアイスを相手にあげて良かったと簡単に思えてしまう。スプーンの上のものを綺麗に食べた相手はそのスプーンをこちらの手から取ってアイスをすくい上げる、大きめのひと口を差し出されれば体を寄せてアイスを口の中にいれた。溶けかけたアイスは冷たくて甘くて、ついでに相手と同じスプーンを使った事実に少々恥ずかしいが共有する喜びを感じる。相手の一部を少しでも取り込んだのだろうかと思考が過ぎれば今のひと口をより甘いものにさせた。そうなればもっとこのアイスを甘くさせたくてさらに体を寄せる、スプーンを介してではなく直接唇を重ねた。そこに僅かに残っていたアイスを軽く吸い付くようにして奪いされば相手の体温と混ざりあってより特別な甘みを感じて「ここのが一番甘い」と冗談めかして言って)
9535:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-10 14:29:07
君と一緒の時じゃないと味わう事の出来ない味だ。…、本当だ。…ここはおかわりしても良いのだろう?
(相手から差し出されたというだけなのに特別甘く美味しく思えて自然と口角が上がる。同じスプーンでアイスをたっぷりとすくって相手の口元に差し出すといつも通りのように身体が寄ってきて咥えた。自分で食べるのも勿論好きだが同じものを共有して差し出すのもまた違った喜びがあって同じことを言う相手に一緒に居るからだと声を弾ませていた。さらにもうひとすくいしようとした所で相手がスプーンではなく顔に寄ってきて唇が重なった。軽く吸い付くように表面の溶けたアイスが奪われると一瞬身を固めるも特別な相手の体温も混ざれば先ほどとはまた違った味がし始める。すぐ真正面で相手を見つめると悪戯な笑みとともにまた一口分アイスを口にするそのままこちらから唇を重ねた。相手との体温の間では冷たいアイスの存在は分かりやすくて溶け切る前に相手に口移しする。溶けてしまって唇に残ったアイスを軽く舐め取って味がしなくなっても暫く口づけを続ける、やがて満足したころに僅かにだけ離れると「翔太郎の味がする」と冗談交じりに告げて
9536:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-10 18:24:35
あぁ、もちろん。……ん、…この食い方、癖になっちまいそうだ
(相手から与えられて食べるアイスだって特別で相手と一緒でなければ味わえないものだが、相手の唇の上に残るほんの少しのそれを奪ってみればより特別な味がして胸が満たされる、溶けきって唇に馴染んだそれは相手の味がした気がした。唇を離せば目線が交わって悪戯な笑みと共におかわりの可否を問われれば当然良いと返事をする。相手はまたスプーンでアイスをすくい上げて口に含むと直ぐにこちらと唇を重ねる。アイスを食べたばかりのそこはやはり特別に甘い、すると相手の口が僅かに開いて自然とこちらも唇を開ければその間に冷たいアイスが滑り込んできた。冷たいアイスと相手の味が混じった特別なそれは先程よりももっと甘く同時に胸を満たすもので溶けかけのアイスが口内に広がっていくのと同時に幸せが満ちていく、唇についたアイスを舐め取られると思わず体を固くした。その後も唇は直ぐに離れず重なったままだ、病室では短いキスを送るのが精一杯で、なんの憂いもなく相手をただ感じる時間に浸る。やがて唇が離れれば相手も同じことを考えていたようで思わず笑ってしまう、特別なアイスをより特別に甘くする行為を知ってしまえばもっとそれを味わいたくなるものでスプーンでアイスをすくい上げ口に含めば今度はこちらから顔を寄せ片手を相手の後頭部に添えてから口付ける。暫く唇を重ねるだけにしてアイスがトロリとするまで待ったあと唇を開けて口移しする、全てを相手に注ぎ込むようにゆっくり時間をかけて口内のものを相手へ渡したあと悪戯心で舌先を口内へと差し入れアイスを押し込んで)
9537:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-10 23:30:34
……ん、……は、…
(おかわりとしてアイスを口にしたままキスをして僅かに開いたそこに滑り込ませる。付着した唇も一緒に舐めとると一瞬固まるものの相手の表情がまた和らいでこちらも笑みを浮かべた。段々とアイスを味わうことよりも特別な相手を感じて触れ合いたい気持ちの方が勝って来た所で相手がアイスを口にして後頭部に手を回してくれば更に身を寄せ待ち望むように唇を重ねる。ただ触れ合うだけでもずっと出来なかった分の幸せが増してきて体の力が抜ける。甘味と相手を欲するように唇を開くとその隙間から溶けたアイスが注ぎ込まれてその特別な味に薄ら目を細めた。小さく息を吐きながら注がれた冷たいアイスを味わい飲み込んでいると不意に熱を持った舌先が入り込んできてぴくっと肩を揺らす。その舌が一番美味しく感じてしまえばこちらからも舌を伸ばして残ったアイスを舐めとるように動かした。次第に小さく水音が立つようになるがそれも気にせず深いキスを続けて)
9538:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-11 07:47:53
……っ、……ん、……
(二人でアイスを食べていたはずがいつの間にか二人でしか味わうことが出来ないものを求めることに夢中になっている、二人の間で溶け合うアイスを受け渡しして冷たくて特別に甘いものを享受すれば心はいつも以上に満たされて幸福に胸が華やいだ。少しの悪戯心で、そしてもう少し相手の中へ踏み込みたい欲が湧いて、舌先を口内に入れてみれば相手はまた肩を跳ねさせる。直後相手の舌先が絡みついてそこを舐めとっていけば特別甘い味と行為に脳内がクラりと揺れた気がした。こちらからも舌をもう少しだけ差し入れて二人の間に残る甘味を共有する、相手の味が混じればそこは特別美味く感じて水音が弾けるのも気にせず舌を動かし続ける。何よりも相手の体温と深い所へ入り込む感覚すら久しぶりでずっと足りなかったものをようやく取り戻せると暫くは相手と深い所で互いの味を共有していた。互いの口内からアイスが無くなって互いのもので満たされた頃合に軽く吸い付いて中のものを奪ってから僅かに唇を離す、至近距離にいる相手を愛おしげに見つめながら「アイス溶ける前に食っちまわねぇと」と柔らかな頬に親指の腹をあてて優しくそこを撫でて)
9539:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-11 11:37:56
……ん、…翔太郎…そう言いながら食べさせる気ないだろう。 じゃあこれが最後の一口だ
(舌先を触れ合わせるとさきほどよりも強く更に深く相手を感じ取れるようになって身を寄せながら舌を絡みつかせていく。特別に甘く感じる味と相手の熱はどちらも久しぶりに感じる物で不足していた部分を埋め合わせるようにキスを続けていた。アイスの味がしなくなってからも深くキスを続けていたが相手が口内に残った物を吸い取っていくと自分の物を取り込まれたような感覚にぞくっと背筋が震える。僅かにだけ唇を離すと大切な相手が自分だけを見つめていて心のままに相手の名前を呼んだ。まだ残っているアイスのこと言及しながらも親指で頬を撫でられると軽く擦り寄りながらもう先ほどのように普通に食べるのは不可能だとくすくす笑いながら主張する。だが残すのも勿体なくて少しだけ離れてそれぞれのグラスに残ったアイスを一つのスプーンに纏めてすくうと目の前で見せつけるように食べる。グラスとスプーンを近くの棚に置いて自由になった手で相手の肩を抱くとそのまま唇を重ねてまたゆっくりと溶けたアイスを口移しと舌で注いで)
9540:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-11 12:29:18
フィリップ……しょうがねぇだろ?やっとお前と二人きりなんだ……ん、…
(アイスの口移しからゆっくりグラデーションをなぞるようにして二人の舌が絡まるようになり深いキスへと変わっていく、十分二人のものが混ざったところで口内のものを奪えば手を添える相手の体が小さく震えてまた脳内がクラりと揺れた。愛しい人から名前を呼ばれればそれに応えるようにこちらからも名前を呼ぶ、そんなやり取りだけで胸は幸せに溢れていく。既に相手しか眼中に入っていないが手元にあるアイスをそのままにしておく訳にもいかない、こちらに擦り寄りながら笑う相手に胸がグッと掴まれて自然と口角を上げるとこちらも普通にアイスを食べる気はもうないことを伝えた。相手が二つの器に余ったアイスをひとつに集めて目の前で口に含む、それを直ぐに飲み込まないことは重々承知していて自然と目を閉じると再び唇が重なった。薄く開けた口に冷たいアイスが注がれる、先程よりももっと甘く感じるそれが脳内をクラクラと揺らしていく。頬に手を添えたままもう片方の手を腰に回して軽く引き寄せるとアイスに塗れた相手の口内に舌を差し入れた。先程よりもより奥へと侵入しそこに残ったアイスと相手の唾液とを舌で絡めとっていく、時折クチュリと響く水音も気にせず深い口付けを続けてアイスと互いの味を共有して)
9541:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-11 15:36:06
ん……っ、…ぁ……
(残ったアイスを相手の前で食べると何をするのかお見通しなのか相手は次を待つように目を閉じる。その動きに誘われるように顔を寄せて唇を重ねれば溶けたアイスを注いでいく。相手から腰を軽く引き寄せられるとさらに距離は近づいて甘く熱い舌もさらに口内の奥へ招き入れることになる。少しもアイスを残さないように、もしくはマーキングでもするように根元から先まで舌を擦り合わせて絡めて相手と交わりを深めていく。次第に水音が響き口づけの合間に吐息が零れるのも気にせず相手に没頭するほどキスを続けていけばアイスは完全に溶けて味もしなくなったはずなのにずっと甘く感じられて幸せが脳を満たす。相手の寝巻を握って唇だけそっと離すとその瞳を見つめたまま口内に溜まっていた物をごくりと喉を鳴らして飲み込んだ。冷たく涼んだはずなのにふわふわとした心地いい熱に包まれていて求めるままに相手に寄りかかり、体重をかけてくっつくと「ごちそうさまでした」と微笑んで)
9542:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-11 17:41:41
……、…美味かったな
(蕩けたアイスを共有するのを名目にして相手の口内へ舌を差し込む、深いところで互いのものを絡ませ擦り合わせて、水音が弾けるのも気にせず口付けを続けた。時折口から溢れる吐息が胸を掠めて自分にしか許されない行為に幸福と優越感が同時に満たされていく、相手を抱き締めてただその存在を確かめるように甘い時間に浸っていた。やがて寝間着を握った相手が僅かに離れて目線を交えたまま口内のものが飲み込まれれば自分の一部が相手に取り込まれた様にゾクリと体の芯が疼くのが分かる、背徳的な光景に思わず吐息を漏らしてじわりと脳を痺れさせるような幸福が脳内に広がった。幸せな心地のままこちらに凭れかかる相手を抱き留めて緩く抱き締める、冷たいアイスを食べていたはずなのにすっかりその体は幸せな温かさを持っている。就寝までのひと時を過ごしたならば歯を磨かなければならないのだが今はこの幸せな時間にまだ浸っていたい。このまま隣に並んで抱き締めていてもよいのだがより相手とくっつきたくなればその体を支えたまま後ろへと回る、そして両脚で相手の体を挟むように座り直すと相手の腕に自分の腕を重ねるようにして緩く抱き締めた。お揃いの香りになった髪に軽く口付けると「今、すげぇ幸せだ」と夢心地に浸るように呟いて)
9543:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-11 22:40:52
…ん、僕も同じだ。この場所が一番幸せで、居心地が良い。
(幸せな心地のまま相手にもたれ掛かると相手からも抱きしめられて温かな体温に包まれる。あの時彼女に奪い取られるかもしれないと思った存在が、失うかもしれないという存在がちゃんと手が届く所にあることが何よりも嬉しかった。さらに体重を預けようとしていると不意に相手がこちらを支えながら体の位置を変える。自分の後ろに回り込んで両足の間に挟まれると背後から包み込まれるような体勢となった。二人きりの特別な時間を過ごすときだけの状態にまた微笑みが零れて腕に手を添えながら身を委ねた。髪にキスされると擽ったくて小さく声を零しつつ聞こえてきた呟きに自分も同じだと言葉を返す。こうやって相手の元にいるのが幸せで、この場所を独占出来るなら何だって出来る。回された右手を手に取ると愛おしさや想いを伝えるようにキスを落とす。指先でもその形をなぞって愛でていたが今は指輪が外されている小指に到達すると「…ここも、他の人のものにならなくてよかった」と安堵を口にしてからその関節にリップ音混じりにキスを落として)
9544:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-12 07:51:53
フィリップ、…安心しろ、これまでもこれからも俺の頭の上から爪先まで全部お前のもんだ
(相手を後ろから抱き締めてアイスよりも甘い余韻に浸る、こちらに凭れかかる相手の重みが今は何より愛おしくて腹の傷に障らないように柔らかな力で包み込みつつ体をピタリと密着させていた。思わず言葉が溢れれば相手からも同じ言葉が返ってきて手にキスが落ちる、何気なくてしかし特大の愛情表現に相手の名前を呼びながら軽く擦り寄っていた。そのまま右手の上を指先がなぞって小指に到達する、彼女が執拗に自分のものにしようとしたそこを愛おしげに撫でてまた口付けが落ちると左手を相手の手に重ねて指を絡ませるようにして繋ぎ決して変わらない想いを伝えた。彼女がどれだけ叫ぼうと強行手段に出ようと決して揺るがない事実、口付けを落とされた小指で相手の唇を軽く撫でると「お前が指輪外せって言うなら外すし、変えろって言うなら変える。全部お前の思いのままだ」と優越感を煽るようなことを言いながら相手が唯一無二の特別であることを伝えその証拠代わりに耳の端へリップ音混じりに口付けて)
9545:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-12 11:35:36
ん、僕も他の誰にも譲る気は無いよ。…、この指輪は君を象るものだし変えなくても良いけど……やっぱり欲しいかもしれない、君との指輪。
(相手の右手を見れば嫌でもあの光景を思い出す。お揃いだと見せつける彼女の姿や無理矢理相手に指輪を嵌めようとしていた姿は相手が心動くことがないと分かっていても不快で不安を感じるものだった。その記憶を上書きするようにキスをしていれば背後から相手の声で呼ばれて擦り寄られる。左手も相手から繋がれてさらに存在を強く感じるようになりながら真摯な想いを伝えれられると包み込むような安心感に小さく息を吐いた。何度だって確かめ合った誓いだが今も尚変わっていないことに安堵が募り、自分もそのつもりだと伝えながら手を握り返す。自分だけに送られる全てを委ねるような言葉に心の隅々まで満たされ緩い笑みを浮かべながら耳へのキスに小さく反応を示した。彼女がしきりにお揃いに変えようとしていた小指の指輪だって相手のお気に入りで小さく刻まれた傷の数々は一緒に苦難を乗り越えてきた勲章のようなものだ。つけていた痕をなぞるように小指を撫でていたが二人だけの特別な空間では更なる願望が芽生えて、少し沈黙を挟んでからいつの日か話していた二人の指輪のことを口にする。指の根元の辺りを緩く撫でながら「今回のケースは防げなかったかもしれないけど、君に特別な存在が居ることは知らしめたい」とさらに願望を呟いて)
9546:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-12 12:32:29
…っ………そう、だな……まぁ、少なくとも前みたいにデートに誘われることは無くなる、よな……俺も欲しい。俺たちがお互いのものだって証拠
(相手を腕の中に閉じ込めてくっついていれば暖かな体温で互いが溶け合うようで次々と接触面積を増やしていく、変わらぬ事実を伝えれば相手からも当然のように独占欲を隠さない返事が返ってきてまた胸は満たされて後頭部に軽く擦り寄っていた。この体全てが相手の思いのままだと伝えると言葉が途切れて視線を向けながら続きを待つ、そしていつか約束していた揃いの指輪が欲しいと伝えられると一気に思考がパンクして体が固まってしまった。直後じわりと相手を抱き締める体が熱くなる、新しい指輪がはまるのを望むように根元を撫でられると嬉しさと幸福が一気に頂点まで達してしまった。互いのものだと周囲に知らしめるような指輪、彼女の場合は特殊ケースだったが隣の席に空きがないのを示せば減るトラブルもあるだろう。軽くパニックにまで陥った中で何とか返事をするが気分は大いに浮かれてしまって互いの手を重ねたまま両腕を肩に回すと消化しきれない気持ちをぶつけるように相手を強く抱き締めて「…お前が俺との指輪欲しいって言ってくれるの、すげぇ嬉しい」)と噛み締めるように呟いて
9547:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-12 15:40:08
なら決定だね。…君が全部をくれると言うなら未来の約束の証拠だって欲しくなるだろう?
(いつの日か誓い合った時に約束した指輪が改めて欲しいと伝えると最後の相手の動きが止まったのが分かった。同時に触れる相手の体温が上がるのを感じれば動揺しているのが丸わかりで密かに口角が上がった。お揃いの指輪を持つ意味は知っている、自分に関係ない事ならば単なる風習だと流しただろうが一番大切な人同士が身に着けるのなら相手のその立場だって自分が欲しい。さきほどまでと使ってぽつぽつと噛みしめるような言い方に浮かれているのを感じながら相手も欲しいと伝えられると弾む声で答える。未来の予約でもするように指の根元に触れていると後ろから感情が爆発したように強く抱きしめられてまた笑い声を零す。相手に関するものなら何だって欲しいがこれから先も一緒に居ると誓う証である指輪はより特別で、自分しか持つことの許されない物だ。色々な事情で関係を大っぴらに明かすことは出来ないが指輪をつけていれば近寄ってくる人物への牽制にもなるし、どちらともに関係のある人物にはやんわりとこの繋がりを伝えることが出来るだろう。その時のことを想像して胸が弾むと軽く擦り寄りながら「少し貯金が溜まったらどんなものがあるか見に行こうか。そんなに高くなくても良いから、君と二人で選んだ奴が良い」とその時の約束を持ち掛けて)
9548:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-12 18:54:23
あぁ、これからの俺だって全部お前のだ。…だからこれからのお前も全部、俺にくれ……そうだな、俺達らしい奴を一緒に選びにいくか
(思わぬ事態から風.都,タ,ワ,ーが見守る中で行った二人の結婚式、あの時生涯を誓って当然今もその思いは変わっていないが指輪を買う機会は逃していた。あの誓いを改めて口にされればこの幸せな空間の幸福は更に増して冷静ではいられなかった。いつか指輪がはまるであろう指の根元を撫でられて期待が昂って強く抱き締めればそこから笑い声が聞こえてくる、その声さえ鼓膜を揺らせば幸福になって未だ膨れ続ける幸福をぶつけるように後頭部へグリグリと擦り寄った。せっかく一世一代の誓いの証を買うならば豪勢にと言いたいところだが大事なのは二人らしいものであること、何より二人で指輪を選ぶことだろう。そこに値段は関係ない。軽く擦り寄る相手に擽ったさを覚えながら絡まる左手の指をギュッと握って軽く掲げる、大切な人がいる証であり生涯を誓うもの、最期まで一緒である証拠を付けるのが楽しみだ。気持ちは逸るばかりだが相手のことが第一で「まずはお前の怪我を完治させるとこからだな。…暫くもっと健康的なメニューにしてみるか」と結局は浮かれたことを言っていて)
9549:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-12 21:28:06
もちろん、僕の全部は君のものだよ。 別に健康的なメニューを食べたからって回復が早まる訳じゃないだろう…
(相手の足と腕の間でつよく抱きしめられて後頭部に擦り寄られる擽ったくて、幸せで口元はニヤけて仕方ない。相手の全てが自分のものであると同じように、自分の全てもこれからも相手のものだと伝える。その証明の指輪も二人で選んでこそで、いつかそこで光るものが出来る左手を相手の手で握られるとその未来が楽しみで仕方なくない。そうしていると相手が楽しそうに今やる事を告げるがその内容は少々引っ掛かる。健康的なメニューといえばやはりバランスの取れた食事となり、そうなれば野菜など普段は避けがちな食材が使われることになる。あくまで効果が無いという方向で指摘を加えつつその案を採用しない方に持っていこうとする。ちらっと相手を振り返ると「それより君がこうしてくっついてくれる方が効果あるよ」と告げ)
9550:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-13 08:40:57
なに野菜回避しようとしてんだよ。病院でも山ほど野菜出てただろ。…、…ったく、そう言われると離れられなくなっちまうだろ
(何度も口にして結婚式だなんて大体的なことまでしても恋人の声で改めて相手が自分のものだと伝えられるとこの上なく嬉しくなる、自分が相手のものだと、また相手が自分のものだと知らしめる指輪を買いに行くのが楽しみで仕方がなかった。その為にも何よりまず相手の回復が第一だ、健康的な食事と聞いて相手が何を連想したのかは明白でやんわりと反対する相手にツッコミを入れる。病院食ほどきっちりとした物を作る気は無いが野菜をいつもより多めにするだけでもきっと効果はあるだろう。メニュー改革を推し進めようとするが相手がチラリと振り返って甘えるようなことを言われると軽く目を開く、相手の思惑などわかっているはずなのにどうしようもなくその姿は可愛らしく心を掴まれてしまって観念するように息を吐くと互いの頬をピタリとくっ付けて肩に回す腕に力を込めた。そのまま相手の傷に響かないようゆっくり誘導するようにして体勢を変える、二人で横並びになるようにしてベッドに寝転べば再び相手の後頭部と腰とに腕を回して包み込んで「早く怪我が治るようにずっとこうしときてぇな」と呟いて)
(/お世話になっております。本日なのですがこの後の時間からお返事が難しくなりそうです。明日も週末なペースになるかと思いますのでお返事遅くなってしまいそうです。お待たせしてしまい申し訳ないです。把握よろしくお願いします。)
9551:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-13 14:38:44
じゃあ今日はずっと抱きしめる係をして貰おうかな。
(ナチュラルに反対し話題を逸らそうとしたが相手にはお見通しらしい。今の相手なら治すためだとドサッと野菜を一皿で渡してくる可能性もある。さらに手痛い指摘やツッコミが来ない内に振り返ってくっつく方が効果的だと告げる。相手は軽く目を開いたあと、観念したように笑って頬をくっつける。結局こうして甘やかしてくれる所はとても普段自称しているハードボイルドとは似つかないがこれが一番信頼出来る大切な人の姿で好きな所だ。肩を抱く腕に力がこめられてそのままゆっくりとベッドに寝転ぶ。ふたりで横並びになるともぞもぞと動いて相手と向かい合うように体勢を変える。相手から腕が回されて抱き締められるとこちらからも擦り寄って抱き着き距離を詰める。相手の呟きを聞くとくすっと笑って冗談めかして今日はずっとこのままだと告げる。こちらから回した手を後頭部に回してそこを撫で始めながら「今日はこうやって二人で眠れるね」と弾む声で口にして)
(/こちらこそいつもお世話になっております。返信について承知しました。いつも言うようにリアルが最優先ですし、まったりと待たせて頂くのでまた手が空いた時にお返事頂ければ幸いです。よろしくお願いします。/こちら蹴りで大丈夫です)
9552:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-14 00:20:05
お易い御用だ。…あぁ、やっとお前と一緒にここで眠れる。…暫くひとりは勘弁だ
(この幸せな距離から離れることなど到底出来そうになくて、更にはもっと相手とくっつくことを望んでしまうと二人の体をベッドに横たえて向かい合うようになる。愛しい恋人の体を抱き締めて傷の治りが早くなるというなら喜んでこの腕で相手を包み込む、何よりその言葉は相手がこの状況を望んでいる事に他ならないのだから目一杯相手を甘やかしたい今望みを叶えない訳がない。抱き締める体がこちらへ擦り寄ると擽ったくて口角があがる、このままの体勢でいることを望まれれば喜んでその任を引き受けた。早く治るようにと抱き締めていたはずなのに頭を撫でられれば途端に顔つきは緩んでしまって愛しい恋人が傍にいることをより実感する、こうやって頭を撫でられるのだって久しぶりなのだ。心が緩めば他人には決して見せない柔い部分も零れてしまって小さく呟く、しかしこれまでの寂しさより今相手と一緒に居ることか嬉しくて心のままに額や目尻、鼻先や頬、瞼と次々に短い口付けを降らせながら「今日はよく眠れそうだな」と幸せを滲ませ呟いて)
9553:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-14 04:34:53
やっぱり家のベッドの方が広いし落ち着く。…、ああ。明日も休みだからゆっくり眠れそうだ
(相手と一緒にベッドに寝転がってその体に擦り寄る。一緒に寝るのは事務所でもやっていたがこちらの方がベッドも大きく何より二人だけの空間といった印象が強い。不安から解き放たれて何も悩む懸念もなければお互いの存在だけに集中出来るだろう。手を伸ばしてその頭を撫でてみれば相手の表情はより一層緩くなってその顔を見つめる。そのまま撫でているとずっと堪えていた本音がぽつりと零れてきて、一瞬だけ動きを止めてからその穴を埋めるように大きく手を動かして頭を撫でた。その間相手から短い口付けがあらゆる所に振ってくれば擽ったそうに笑って、もう片方の腕で更に近づくように抱き寄せる。幸い明日も休みで起きなくては行けない時間もない。安心出来るこの場所なら深く眠りに落ちることが出来るだろう。お返しに頬に軽くキスを落とし「こんなにくっついていたら夢の中でも一緒かもしれないね」と冗談っぽく緩んだ表情で告げていれば暖かな体温と安心感で次第にまぶたが重くなっていき)
9554:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-14 11:45:43
俺達の場所は間違いなくここだな……あぁ、きっと夢でもこうやってくっついてんだろ
(二人だけの空間で身を寄せあって窮屈に抱き締め合うとベッドの上はこの世で一番安心出来る場所になる、何よりも愛しい相手と体温を共有しただその存在を目一杯感じるのが幸せで堪らなかった。思わず零した寂しさも相手にたっぷり頭を撫でられればすぐに幸せに変換されて緩みきった笑みを浮かべる、お返しにたくさんの口付けを送れば相手は擽ったそうに笑って愛しい人の笑みにまた胸は幸せで満たされていった。頬にお返しの口付けがされると柔らかな感触に浸るようにゆっくりと息を吐いてさらに肩の力が抜けていく、もっと相手ににじりよって鼻先が触れ合う距離でじっと相手を見つめていた。夢で逢えるかもなんて非現実的なことも今は簡単に信じてしまえて夢の中でもこのままであることを望む、腕の中にいる相手がゆっくり瞼を閉じていくのをみればこの場所に安堵と幸福を感じてくれている実感が湧いてこちらまで穏やかな幸せで満たされた。こちらも瞼を閉じれば「おやすみフィリップ」と囁くように言って、最後に柔らかな口付けを相手に送ればゆっくりと意識を沈めていき)
(/お世話になっております!一旦区切りかと思いましてお声掛けさせていただきました。ストーカーなお話でしたが揺さぶられる探偵に対して絶対に傍に居てくれる検索くんがとても頼もしくて、同時に二人で対抗すればするほど梓が暴走していく感じがスリリングでとても楽しかったです!ストーカーの前ではガンと接してくれるのに二人になると不安に駆られる検索くんのギャップも大変良かったです。ストーカーにやられっぱなしも悔しいなと思っていたので検索を介して対抗手段を見つける所も上手く話が繋がって興奮しました。その後検索くんが刺されてしまってからの描写も細かくさせていただいてより緊迫感がありましたし、だからこその二人で家に帰ってきてからの二人だけの時間が幸せに溢れるものになって背後まで幸せでした。今回もありがとうございました!
この後ですがこのまま翌日のお話をするのもいいですし、検索くんが回復してからの休日のお話でもいいかなと思っておりまして…一気に切り替えちゃうのもありですし、検索様はのご希望などはありますか?)
9555:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-14 15:39:44
これで正真正銘完治の証明を貰えたのだから今日からいつも通りで良いだろう?
(幸せと温かさを感じていれば安心して力を抜いたせいか眠気がやってくる。相手が直ぐ傍にいるのだと思えばその甘い誘惑には抗い難くゆっくり瞼を閉じていくと小さな声で「おやすみ、しょう、たろ…」と呟いて深い眠りに落ちた。翌日も普段仕事に行く時と同じ時間に目が覚めるも二人で抱きしめ合いながら二度寝をして一日中外に出ることなく幸せで充実した時間を過ごした。お互いの寂しさを埋め合うような休日を終えその翌日からは事務所に復帰することになったが資料の束を持とうとしたり少し外に散歩しに行こうとしただけで相手が慌てて止めに来たりしていた。相変わらず過保護だと主張したが相棒は傷に響くからの一点張りで譲ろうとしなくて早々に説得を諦め相手に任せるような生活をしていた。そんな生活を送って二週間程、舞い込んできた依頼が想定より早く終わったことと通院の最終日の予定が重なってまた1日休みを貰うと午前中に相手に送って貰い病院を訪れた。怪我の治りも良好でもう開くことは無く、薄ら残った傷跡も自然治癒で消えていきもう通院の必要もないと説明がされる。最後の手続きも終えて病院を出るとずっとこちらに気遣っていた相手に向け少し得意げに確認を取って)
(/こちらこそお世話になっております。狂気的なストーカーと対峙する話でしたが二人共の感情の揺さぶりを沢山出来てとても楽しかったです。早々に警戒する検索と探偵君の穏便に済ませようとする温度感の違いや徐々にエスカレートして周りも巻き込んで行くストーカーの犯行に背後共々苦しい場面もあったのですが探偵君が嫌悪感を滲ませたりお互いの存在を確かめあったりと二人の絆を強く意識するような行動に繋がってとても良かったです。二人ならではの推理パートで弱点を見つける事も出来ましたし指輪がキーアイテムになったりと話としても上手く繋がったかと思います。検索が刺された時や搬送や手術中の縋り付くような探偵君が印象的で緊迫感がありながらも好きな描写でした。退院後のお互いを確かめ合うような甘い時間も出来て幸せな時間でした、今回もありがとうございました…!
次ですがせっかくなら回復した後の話はどうかなと思いましてまた二人の時間を過ごすのも良いですし、甘い系に寄った騒動やお話に巻き込まれても良いかなと思うのですがいかがでしょうか。ひとまずどちらにでも繋がるように時間を進めさせてもらったので上手く続けて頂ければ幸いです…!)
9556:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-14 17:18:26
まぁガーゼも外れたしな…つっても俺が足で稼いでお前が検索するってのが俺達のいつも通りなんだからな、忘れんなよ
(久しぶりに相手の体温を感じて二人の家でゆっくりとした眠りについた翌日、相手との約束通り翌日も家から出ることはなく大半の時間はベッドの上で抱き締めあう怠惰で幸せな時間を過ごしてずっと一緒にいれなかった分を埋めるように相手と終始触れ合うような幸せな休日を過ごした。そして暫く相手の傷を気遣いながら過ごして今日は病院へ最後の通院日だ。晴れて休日を勝ち取った日でもある今日に医者からは完治を告げられ見た目にも傷はほとんどなくなってほとんど元通りといったところだろう。相手も何処か得意げに完治を宣言するが正直あの時から今までの不安が全て拭い去られたわけではなくて今一度二人の役割を宣言してそれがいつも通りだと釘を刺すように言う。組織が未だ精力的に活動していることを思っても「…もう少しお前が出歩く頻度を減らさなきゃな」とボソリと呟くように言って)
(/それでは回復した後の日としましょう!こちらは退院祝いにアイス食べ放題かデザート食べ放題にいくか、探偵が過剰に検索くんを囲おうとしてしまうお話はどうかなと思っていたのですが、甘い系統で騒動に巻き込まれるお話も楽しそうかなと思いまして…検索様が考えておられる展開とかあったりするでしょうか?)
9557:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-14 21:39:39
分かってるよ、…君が一緒に居てくれれば問題ないだろう?
(無事に医者から完治の証明が出れば相手がこちらを気遣う必要はなくなる。それも含め元通りだと得意げに告げたが相手の反応は良いものというだけでは無さそうで普段の役割分担について言及されるとひとまずは頷いた。伺うように相手を見ていればぽつりと自分の外に出る頻度について呟きが聞こえてきて目を瞬かせる。最近は確かに色々と事件や騒動に巻き込まれているがそれは頻繁に外を出歩いているからではないだろう。だが何とか危険から遠ざけたいという気持ちも理解が出来れば少し考える素振りを見せたあと相手と一緒という条件を付けて問いかける。元々興味があるものがない限りはあまり外に出る性分でもない、外に出たいと思った時に相手が着いてくるならこの話も丸く収まるはずだ。それに今日は仕事も休みで特にやることはない。揶揄うような笑みを浮かべると「それとも今からデートをしないつもりかい?」と投げかけて)
(/探偵君が過剰に囲おうとする話面白そうです…!甘い騒動は案に出したものの具体的なのは考えてなくて感情メーターや好感度のようなゲージが可視化されちゃうメモリ、一定の距離を離れるか触れなくなると心身の異変が現れる、お互いに関する願望が実現しちゃう催眠…みたいな甘々メモリしか浮かばなかったのですが興味のあるものや探偵様の案などありますか?)
9558:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-15 12:14:39
それは……なら家で映画でも観るか?お家デートってやつだ
(元々自分達の役割分担は相手が安楽椅子探偵でこちらが街での調査担当だ、相手は組織から狙われる身で攫われたことだってあるのを考えれば当然の人員配置だろう。脅威から相手を守るための場所があの秘密の扉の先のガレージで本来なら相手はずっとそこにいる方がいい、だが相手をここに閉じ込めると一度口にした時組織と同じで道具扱いする気かと言われたのがまだ耳に残っていた。だからこそ二人で出かけるなら大丈夫だろうと出歩くようになったがあの日は二人で出歩いていても相手は生死を彷徨ったのだ、自分の力で相手を守りきれなかった。その思いは未だに胸に焼き付いて問いかけにも上手く答えることができない、今日は休日で相手と一緒にいるならば当然デートをしたいとは思うのだが外を出歩くのは何となく避けたくてとりあえず家に帰ることを提案する。家でもやることはあるだろうと適当な候補をあげながら「まだ暑いしな」と心のこもっていない適当な言い訳を積み上げて)
(/こちらも甘めな騒動今のところ思いついていませんで、今回は探偵が過剰に検索くんを囲ってしまうお話をさせていただければと!上げていただいた中では一定時間触れないと心身に何かしらが起こるお話とお互いに関する願望が実現しちゃうお話が気になるのでどこかの機会にやらせていただければ幸いです。それではちょっと薄暗いデート楽しみましょう!/こちら蹴りで大丈夫です!)
9559:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-15 16:59:33
…? まあ君がそうしたいならそれでも良いけど。なら家で食べるものとか色々買って帰るのはどうだい?
(自分が心配ならば共に着いてきて一緒に行動すれば良いだろうと普段の理論を振ってみるが相手の歯切れは悪い。何かを考え込んでいるようにも見える素振りに首を傾げていて家デートを持ち掛けられると目を瞬かせた。てっきりこの街の良い所に行こうと誘われるかと思ったのに。だが特に行きたいところがある訳でもなければまだ暑いという妙な言い訳に不審に思いつつも素直に頷いた。相手と過ごせるならば何処だって異論は無い。だがこのままただ帰るのももったいない気がして、何処かでご飯や家で楽しめるものを買って帰ることを相手の顔色を見ながら提案してみて)
9560:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-15 20:39:10
だ、……家に帰ってもなんもねぇか。完治祝いのデートだし、お前の好きなの買って帰るか
(相手をなるべく外に出したくない気持ちが働いてしまって家でのデートを提案すれば相手は何処か引っかかりのある顔をしながらもすんなりと受け入れてくれて内心安堵する、今外を歩き回っても相手との時間に集中出来なさそうだ。胸を撫で下ろしたところでこのまま買い物に行こうと言われれば即座に反対する言葉が口から出かかる、だが家にはなんの用意もないわけでこのままではただ家でぼんやりするだけで終わってしまう。デートだと上機嫌な相手の笑みを消したくはなくてなんとか言葉を飲み込むと自分を納得させるように呟いたあと近くの大型スーパーに向かって歩き出した。これまで以上に警戒を強めなければと自分に言い聞かせながらいつもより近い距離で相手の隣に陣取り歩いていて)
9561:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-15 23:04:54
…ああ、そうしよう。
(帰るがてら買い物をしてから帰ろうと提案すると相手は瞬時に何か言いかける。直ぐに黙ってしまった姿はやはりいつもと様子が違っていて、だけどその原因に思い当たる物が無ければ首を傾げるしかなかった。だがデートと言う言葉が出てきて好きなものを買ってくれると聞けば目がきらんと輝いて一先ずは受け流すことにした。相手が歩き始めると自分もそれについて行く、いつもより距離も近い気もするがデートと言う響きに浮かれているのだと判断すればこちらからも距離を詰めて大型スーパーに向かった。その道中繁華街を通っていると『そこのお兄さんたち』と急に声を掛けられ思わず足を止める。記憶にない辺り最近出来たようなコスメ屋のようで声を掛けた主である女性はこちらが止まったのを見るなり近付いてきて『お兄さん達めっちゃ肌綺麗ですね。うちの店最近出来たばっかりでオープンキャンペーンとしてコスメの試供とかやってるんですけど興味とかありませんか?』とハンドクリームなどの乗ったチラシを渡しながら食い気味に提案される。以前女装の時に幾らか触ったが未だ未知の世界だ。試供くらいならばお金も掛からないだろうかと『ハンドマッサージ付き!』と書かれたチラシの内容見つめながらその目は興味を示しかけて)
9562:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 08:21:21
…っ、やめろ!!……あ、
(心は全く落ち着いていないのだが買い物をするのを決めると相手の目は輝いてやはりこの輝きを失いたくないと思う、だが危険な目にあってもガレージに閉じ込めても、きっとその輝きは失われてしまうだろう。どうにもならない矛盾を抱えながら何時でも対応できるように相手の近くにいながら繁華街を歩く、すると女性の声が聞こえてその足音がこちらに近づいてくるとスっと肝が冷える心地がした。女性特有の高い声に迫る影、どうしようもなくあの日のことを思い出してしまえば反射的に相手を庇うように半歩前に出て腕で相手を庇って店員を睨んでしまった。しかしそこにいたのは新しい店を宣伝しにきた店員だ、遅れて心音が緊張で早くなると目を泳がせ腕を下げる。その間に店員は相手がチラシを受け取ったのをみて営業のチャンスだと思ったのか『簡単なのでここでも出来ますよ?』とクリームを片手に相手の手を取ろうとした。その瞬間にまたあの時のことがフラッシュバックして頭に血が上ると怒号に近い叫びを周囲に響かせ相手と店員の間に割って入ってしまう。店員は呆気に取られたあと怯えの表情を見せて、そこで漸く自分がしたことに気がつけば背後の相手を後ろに押しやりながら「悪ぃ、こいつ匂いがきついのはダメなんだ。また来るからその時におすすめ教えてくれ」と取り繕うように早口で言えば相手の腕を掴んでその場を離れて)
9563:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 12:01:06
…っ、翔太郎? あ、えっとそういう事だからすまない。 ……翔太郎、もしかしてまた似たようなことが起こるって思っているのかい?
(愛想の良さそうな店員がこちらに話しかけてくると相手が半歩前に出て腕でこちらを制する。好奇心で飛びつく自分を制する為の動きだろうかと思ったがその目は店員を鋭く見ていた。相手の勘に引っかかる怪しいサービスなのかとチラシに視線を落として見ているとそれを営業チャンスと思ったのか店員がこちらの手を取ろうとする。その瞬間怒号にも近い声を上げて相手が決定的に割り込んできてその剣幕にびくっと肩が跳ねる。明らかに普段とは違う反応に伺うように名前を呼べば相手もはっとした顔をするも自分を後ろに下げてから早口で嘘の理由を捲し立てて強引に腕を引っ張っていく。今だ怯えと困惑の表情を浮かべる彼女にこちらからも声を掛けつつ相手に引かれるまま繁華街を離れた。注目を向けていた周りの人も無くなり落ち着いた道に出てくると相手の腕を一回ぐいっと引きながら名前を呼ぶ。先ほどから外を出歩くのを躊躇うような態度に退院してからずっと気遣うような仕草、さらに店員がストーカーだった彼女と歳が近かったことを考えればその理由が一つ浮かんで伺うような視線を向けながら問いかける。周りに人が居ないことを確認してから背中に手を添えそこを撫でながら「大丈夫だよ、彼女達は今も捕まっているようだしもうあんな事は起こらないから」と優しく宥めるように言葉をかけて)
9564:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 12:29:25
っ、……そんな事言いきれねぇだろ?最初は付けられてることも気付いてなかったんだ、俺が気付く前に強硬手段に出てたら……
(こちらの剣幕に店員は完全に怯えている、せっかくこの風の街に新しくやってきた店なのに出迎えるどころか怒鳴りつけるなんて。後日謝りにいくことを決めつつも相手の腕を掴んで人混みを避けるように歩き出した。周囲に人がいるとこちらに敵意を向けている人物が紛れてしまう、人気のないほうが対応しやすいだろう。そうやって警戒心を顕にして歩いていると突然相手に腕を引かれて驚いたように目を開いて相手の方を見る、そしてこちらの胸の内を見透かされるとさらに目を丸くさせた。どうやら相棒にはこちらの考えなどお見通しらしい。背中を撫でられるもののこの体勢では片腕を咄嗟に差し出せない。肩に手を置いて動きを制してから小さく首を振る、彼女らは捕まってはいるが彼女達と同じような人間がいつ出てくるかなんて分からない。それにただでさえ相手は組織に狙われているわけでどんな奴がどんな手を使って手を出してくるのか分からないのだ。ひとりの男性が静かに自分達から少し離れた位置を歩いてくるのが見えれば男性と相手の間に移動して「お前に催眠かける奴だっているし、同級生だっていいながら近づいてくる奴もいた。さっきのだってマッサージだって言いながら腕になんかされたら対処できねぇ」と考えていくうちにまた緊張で心音はあがって相手と目を合わせて無理やり笑みを浮かべると「やっぱお前先に家に帰っとかねぇか?お前を送った後に俺が買い物してくればいいだろ?」と今すぐ帰宅しようと提案し)
9565:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 14:56:36
翔太郎、…翔太郎! 少し考えすぎだ、それに君と離れる方が危険だし、一人で待つのは寂しいよ
(ずんずんと歩いていく相手の腕を引いて動きを止めた所に推測をぶつければ相手の目が図星をさすように丸くなる。落ち着かせようと背中を撫でながら大丈夫と告げるが普段なら軽く身を預けてくれるのに今日は肩に手を置かれて動きを制される。遠くで聞こえた足音からも自分を引き離すように相手が体の位置を変え。ぽつぽつと聞こえてきたのはあったかもしれない未来とこれからも起きるかもしれない不安で今までの被害を例に挙げながら呟く姿は強迫観念に囚われているように見えた。一度名前を呼んでみてもそれは止める気配はなく濁流のように言葉が紡がれると相手がこちらを見る。目は合っているのに引きつったような無理な笑みを浮かべていてその様子は何とも痛々しい。声を張り上げて名前を呼び真の意味でこちらを向かせるとじっと相手を見ながら落ち着かせるように言葉をかけていく。きっと相手の不安は今までの物が積み重なって噴き出したもので言葉だけでは解消できない。真の意味で大丈夫だと思って貰う必要があるだろう。あくまで二人でないと寂しいという方向に話を持って行くと「じゃあ今日は近くのコンビニで必要なものだけ買って二人で家に帰ろう、それでどうだい?」と大型スーパーではなく手頃な場所で買い出ししてから帰ることを提案して)
9566:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 18:38:31
あんなことがあったんだから考え過ぎなんて、……そうするか。コンビニなら俺達以外の動向も把握しやすいしな
(これまでに何度も襲いかかった相手を失う可能性のあった危機、順に並べていくだけでも包丁が相手を貫いた時の絶望が脳裏を過ぎって内蔵が冷たくなる。それなのに心音だけは上がり続けて脳内は血が広がったように赤く熱い気がした。今までならばまだ怪我が完治していないのを盾に外出を控えるよう言えたのにその言い訳も今日でなくなってしまったのだ。次第に今すぐにでも相手を安全な場所に帰さなければとそれだけに思考が支配される、しかし強い口調で名前を呼ばれると我に返って動きを止めた。漸くきちんと相手を視界に収めれば考えすぎだと言われて目が泳ぐ、自分でも過剰な心配をしているのを理解している反面薄暗いところから誰かが『フィリップがまた刺されるかもしれない』と囁いている気がした。なんとか相手を帰そうとするが【寂しい】という一言を聞けば思考の暴走が止まる、相手を悲しませることはしたくない。人が多い大型スーパーの代わりにコンビニにいくことを提案されると数度頷く、即座に店の安全性について口にしたのは自分でも気づかなかった。掴んでいた腕を離して、しかし相手との距離は相変わらず近いままコンビニへの道を歩き始める。その間も警戒心は相変わらず発したままでコンビニについても周囲に素早く目を走らせてこちらを伺う目がないかを確認していて)
9567:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 19:29:45
何を買おうか。家でまったりするならお菓子とか飲み物かな
(ずっと暴走気味で焦りと不安が全面に出ていた相手に対して強く名前を呼んで自らの想いを伝えるとやっとちゃんとした意味で目が合う。このままでは相手も落ち着かない、スーパーに行くのをやめて最寄りのコンビニに行くことを提案すれば了承の返事か返ってくるものの店の安全性に言及していて僅かに眉が下がる。相手が愛するはずのこの街の人物が警戒対象になってしまっていることが妙に居心地が悪い。早くその不安を取り除かなくてはと心に決めながら向かう道を変えてコンビニへと向かった。警戒したままの相手と一緒にコンビニへと入るとカゴを持って店内をぶらつく。スーパーと違ってコンビニは小さな土地の分売り場がぎゅっと詰まっていてその代わりにその店ならではの商品があったりする。期間限定と書かれたお菓子や商品をキョロキョロ見ながら相手に話題振って)
9568:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 21:19:43
そうだな。あとはアイスも買うか。コンビニになっちまったけどお前が好きなもん買って、…、…
(女性店員がこちらに駆け寄ってきた時からずっと心音が収まらない、視界に誰かが入るだけでその手にナイフを持って相手に駆け寄っていくのではとあらぬ心配をしてしまう。馬鹿げた妄想だと分かっているのに一度その妄想が実現しただけに油断する気になれなかった。コンビニについて店内を見回せば数人の人影が見える、他の客の動向に注意しながらお菓子のコーナーへやってくると相手はキョロキョロと落ち着きなく商品棚を見ていて子供っぽい仕草に僅かに口角をあげた。こんな表情もガレージに相手を閉じ込めらば見れなくなってしまうものだと自分に言い聞かせた矢先、不意に人影が自分達に近づいて相手が見ている棚に手を伸ばしてくる。途端に思考は真っ赤に染まって心音が上がると伸ばされた手を無意識に掴んで制止させた。知らぬ間に呼吸さえ止めていたが『翔太郎くん?』と声を掛けられるとハッとして顔をあげて人影の方をみる。そこには顔なじみの駄菓子屋の店主がいて『どうしたの?』と声を掛けられると意識が引き戻されすぐに手を離して「すみません。ボーッとしてて。お久しぶりです」と返事をした。店主は不思議そうな顔をしているがこの場を誤魔化すように相手の方を向けば「この人は俺がガキん時から通ってる駄菓子屋の店主さんだ。こっちは俺の相棒でフィリップです」と場の空気を無理やり戻しながらそれぞれを紹介して)
9569:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 22:44:40
なら今日はアイスよりも向こうの、…駄菓子屋、…はじめまして。
(コンビニ店内を見て回っていれぱ幾らか相手の警戒も緩んだ気がしていつものように相談しながら商品を見ていく。せっかくならば冷蔵コーナーにあったコンビニスイーツにしようかなと述べようとしているといつの間にか横から人がやってきていて棚に手が伸ばされた。なんてことない仕草だが即座に相手がその腕を掴んで緊迫の空気が漂うと咄嗟にその人物と相手の顔を見る。だがその空気に反して優しい声が聞こえてきてその後の二人のやり取りから古くからの知り合いだと分かった。不思議そうにしている店主に相手が誤魔化すように双方を紹介してくれて、初めて聞く単語に興味を示すように同じ言葉を口にした。相棒だと紹介されると軽くぺこりを頭を下げ挨拶をすると『君が翔太郎くんの相棒か。たまに話には聞いてたよ、宜しくね』と和やかに挨拶が返される。相手の幼い頃からの付き合いならば無下にする理由もなく少々空気も和やかに戻って軽い世間話をしていると店主は『あ、そうだ』と言って懐を漁る。それから相手を見ると『さっきおまけで出たんだけどウチは飾る所がいっぱいだから、翔太郎くん好きだったよね?』と言いながら手頃なサイズのふ.う.と.く.んのマスコットを差し出す。そのサイズ感は盗聴器の仕込まれていたあの置物とよく似ていて思わず固まってしまうとそれを違うものかと思ったのか『もしかしてフィリップ君も欲しかった?確かこっちにポーズ違いのやつが…』とまた懐を漁って取り出そうとしていて)
9570:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 07:54:26
ッ!……いらねぇ!!…、…
(相手に伸びてきたと思った手は懇意にしている駄菓子屋の店主のものだった、街を見て回る時に前を通る店でもあって自分が小さい頃から世話になっている人でもある。そんな人の手を乱暴に掴んでしまった事に半分戸惑いと半分罪悪感を抱えなんとか場と自分の気持ちを紛らわせようとした。相手と店主の挨拶も和やかに終わった矢先に店主は鞄を漁って何かを取り出す、出てきたのはあの時に盗聴器を仕込まれていたのと同じふ,う,と,く,んのマスコットで顔が引きつってしまった。店主とは長い付き合いで小さい頃からこちらがふ.う.と.く.ん.が好きなのを知っている、これを差し出しているのも100%の善意だ。それを分かっているのにもしかしたらと警戒してしまう、視界の端に相手の姿が映ると同じく身を固めているのが見えて相手を守らなければと思いが膨らんでぶわりと全身に血が巡った。視界が真っ赤に染まる感覚の間に店主はまた鞄を漁り始めて、そこから光るものが出てくるのではと思えば即座に体は動いて相手を後ろにやりながら店主が鞄を漁る手首を強く掴んで後ろに押しやってしまった。コンビニ中にこちらの叫び声が響き一瞬時が止まる、一拍遅れて店主が呆気に取られた顔をしているのに気がつくと漸く自分が掴みかかっていることに気がついて「すまねぇ、」と慌てて手を離した。店主は目を瞬かせていたが、やがて『翔太郎くん顔色悪いね。高校生の時もそんな顔してたことあったかな…良かったらまたうちの店おいで。美味しいお菓子用意してるから』とにこやかに言うとこちらの肩を軽く叩いて相手に軽く笑みを向けるとその場を去ってしまった。その間呆然と立ち尽くしかなかったが店主がコンビニを出たところで「何やってんだ俺は…」と弱々しく呟いて)
9571:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 11:25:41
…っ、……あ、……翔太郎。
(店主があの時と似たこの街のマスコットを差し出してくると嫌でもその中に盗聴器を見つけたときの事を思い出してしまう。思わず固まっていると店主が鞄を漁り始め、不意に相手に体を押しやられたかと思えば店主の手首を掴んで威嚇するような声を上げるのが見えた。その叫び声にまたびくっとしてしまうがそれは相手も同じようで素で戻ったように手を離す。急に強い声を向けられて驚いていた店主だったが気にしていない様子で相手の肩を叩きこちらにもすぐにこやかな笑みを向け、優しい大人の対応に上手く言葉が出てこなくて軽く会釈するしか出来なかった。店主がコンビニを後にして周りからの視線も幾らか和らいだ所で相手の自嘲気味な呟きが聞こえてくれば無意識に名前を呼ぶ。相手がこちらを守ろうとする警戒心は顔見知りの人物にまで及んでしまっている、それだけあの時の光景が相手に深く強いトラウマになっていることに酷く胸が痛む。だがこの街の守るべき対象にそんな行動をとってしまった相手の方が動揺しているはずで宙に浮いたままの手を握って「早く買い物を済ませて家に帰ろう」と呼びかける。今のままでは外に居るというだけで相手の精神は落ち着かない。手ごろな飲み物とお菓子、ちょっとしたお惣菜など今日一日家で過ごせるようなものを買うと相手にお会計を頼む。なるべく相手との距離を詰め、反対に他人が近づいてこないように考慮しながら会計を待ってコンビニを後にして)
9572:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 12:31:37
……そうだな
(あれだけ長い付き合いがあって店主がどんな人か知っているのにあの一瞬、間違いなく相手に襲いかかる敵として認識していた。そんな事あるはずないのに、あるはずのない事が起こっただろうとまた誰かが囁いた気がした。自分が嫌になるのに相手を守りたい気持ちだけが膨らんでいって自分でも折り合いを付けられない、正常でない自覚はあるがこれから相手が自由に外を出歩ける事に強く拒否している自分がいた。呆然としていれば相手がこちらの手を取る、相手自らが家に帰ろうと言っただけで気持ちは随分とマシになった。会計を済ませるとコンビニを後にする、先程よりも近い距離で相手の隣にピタリとついて周囲を警戒するように歩いていた。無言で帰路を歩いていればパタパタとこちらに近寄る足音が聞こえて息が止まる、心音があがって目を見開くと相手を庇うようにしながら勢いよく振り返った。直後『翔ちゃんやっほー!』『え、何それ番犬?』と高い声が聞こえてくれば一瞬身構えるものの距離もあったお陰で「…なんだよ、クイーンとエリザベスか」と気づくことができた。早くなった心臓を抑えるためにゆっくり呼吸しているとエリザベスが相手の方を向いて『フィリップくんやっと退院したんだ!良かったぁ心配してたよ』と相手を労う、クイーンはチラリとこちらを見てから『フィリップくんが入院してる間の翔ちゃん見てられなかったけど、今もやばそうだね』と指摘されてしまい、いつもならば言い返すところも言葉が出ずに目線を逸らしていて)
9573:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 15:19:55
クイーンにエリザベス、久しぶりだね。例の件は色々手回ししてくれて助かったよ…やっぱり分かるかい? 何というか外を出歩いたらまた僕が危険な目に合うかもしれないと思っているみたいでずっとこの調子なんだ
(精神的に不安定な相手を引きつれ一緒にコンビニを後にする。ほぼくっついているといえるほどの近さで隣り合っていれば普段は心が弾むような時間であるのに相手の視線は周囲を注意深く警戒することに使われていて少し遠くにいるような気分だった。レジ袋を持ちながら帰りの道を歩いていると足音が聞こえる。即座に相手が前に出て庇うような姿勢を取りながら振り返ると見慣れた女子高校二人の姿があった。相手の体から緊張を解く様子を視界に入れながら手を振って彼女達を迎え入れる。例の噂も彼女たちのおかげでかなり払拭出来たと聞いている、真っすぐに労ってくれる姿勢にも胸も暖かくなると素直な笑みとともにお礼の言葉を告げた。一方クイーンは相手をちらりと見てから鋭い指摘をしていて観察眼に感心しながらこちらも目を逸らす相棒に目を向ける。二人には色々とバレているのならとある程度の経緯を明かすと納得するように相槌が打たれた。『でも彼女ってまだ捕まっているんでしょ?』という問いには頷き問題ないはずだと告げるが相手がそれで納得するとは思えない。一人では良い案が浮かばす、口元に指先をやりながら「どうすれば安心してくれるだろうか…」と本人の前で相談を持ち掛けていて)
9574:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 17:50:46
な、おい勝手に相談すんなよ。…彼女だけじゃなくて他にもいるかもしれね……え、
(こちらに近づく足音にまた思考は真っ赤に染まったが声の主が懇意にしている二人だと分かればなんとか心を落ち着かせる、流石にこの二人が今すぐ相手を包丁で刺すとは思えなかった。だがやはり相手の傍に自分以外の人間がいることは何処と無く落ち着かない、様子が変だと指摘されても上手く言い返せずにいた。こちらが黙りしている間に相手がこちらの状況を説明し始める。風の街全てを警戒しているだなんてこの街の探偵に相応しくないことを暴露されれば慌てて止めようとするがもう遅い、それに彼女が捕まっている話を聞いて即座に自分で彼女だけの問題ではないと答えてしまった時点で言い訳も何も無い。バツの悪い顔をしているとエリザベスが『あーそれ、翔ちゃんに文句言おうと思ってたんだよね。』『めちゃくちゃ落ち込んでるから言わなかったけど』と斜め上の返事が返ってきて間抜けな声が出る。目を瞬かせていると『あのさ、翔ちゃん私達の情報網舐めすぎ。翔ちゃんが彼女いる噂も私達とウ.ォ.ッ,チ,ャ,マ.ンとサ.ン..タ.ち.ゃ.んにかかれば一日で消えたんだよ?』『よーするに、何で私達に言わなかったの?』と次々と文句を言われてしまった。予想だにしない言葉に「あ、え、いや…俺だけでどうにかなると思って…」と戸惑っているとクイーンが『ここで翔ちゃんが私達に頼むべき事ってなんだと思う?』と済ました笑みを浮かべると相手にチラリと目をやって)
9575:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 19:06:54
…ふふ、どうやらこういう所は彼女たちの方が上みたいだね?
(黙り込んでしまった相手を他所に今の状況を説明すると相手が止めようとするがその後の回答からその言い訳も聞かなくなりバツの悪い顔をする。深刻に悩んでいる相手とは裏腹に2人は続けざまに言葉を返し、目を瞬かせた隙にさらに畳み掛ける。次々と向けられる文句とそれに戸惑う相手の反応に思わず笑い声を零しているとクイーンのアイコンタクトのパスを受け、揶揄う言葉をかけながら相手の方を向く。相手が守ってくれようとしているのは当然嬉しいが今の相手は自分だけで何とかしなくてはと抱え込んでいる状態だ。一人では出来ることには限りがある事を二人で一人の相棒ならばよく知っているだろう。二人を見てから視線を相手に向けると「僕たちはこの街を守る為に動いてるけどそれと同じくらいこの街や人に助けて貰ってるはずだ。誰かに頼るのだって手段の一つだ、ならばこれだって例外ではないだろう?」と言葉を続けて)
9576:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 21:41:09
……みたいだな。…クイーン、エリザベス。俺はフィリップを今回みたいな目に二度とあわせたくねぇ。だからこの街に異変がおきたら、こいつに危険が及びそうな可能性があるなら、すぐに俺に知らせてくれねぇか?で、困った時には助けてくれ。いつも通りな
(女子高生二人に圧倒されて目が点になっていたが、相手からも揶揄うようなことを言われて漸く二人に言われたことをゆっくりと飲み込む事ができる。そして相手からこの街に助けて貰っているのだと言われれば大事なことを思い出した。この街の涙を拭いたいという思いの原点、それはこの街に育ててもらって助けて貰って恩義を貰ったからだ。この街の探偵として生きてその恩返しをしているつもりだったがまだまだ日々この街に世話になりっぱなしらしい。漸く小さな笑みを相手に向けると二人の方へ向き直る。そして今二人に頼むべきこと、相手を守るためその情報網を宛にさせて欲しいことを、有事には今度こそ相談することを申し出た。クイーンは満足気に『翔ちゃんがそう言うなら仕方ないね』と女王の名に相応しい笑みを浮かべる、一方でエリザベスは『じゃあ今回の報酬はカラオケ奢りね。あ、パーティアラカルトつきで』とさらっと報酬を言い渡されると「はぁっ?!」と声をあげて)
9577:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 22:45:49
同じく翔太郎に関する危険や情報があったら僕に知らせてくれ、勿論翔太郎が拒否していてもね。 、僕も参加してみたい!
(2人のパスと自分達の、そして相手の原点の話を振ればその表情は先程よりもずっと落ち着いたものになって小さな笑みが浮かんだ。そして2人の方に向き直ると情報網をあてにすることと相談することを告げていた。ついでに相手の横に並び直すと同様に相棒に関する情報は自分の元に持ってくるように依頼しておく。普段事務所に安楽椅子探偵をする分、外の気配や行動には気づきにくい。だが彼女達を含めこの街の情報屋の包囲網があれば相棒が無理をしたり何かをしかけても直ぐに情報が回ってくるだろう。こちらも和やかな笑みを浮かべると2人は満足そうに頷く。さらにエリザベスが行ったことのないカラオケという場所で面白そうな物を相手にねだっていればすかさず自分も参加表明をし、『えー行こ行こフィリップくん』『フィリップ君退院祝いってことでどうせならウ.ォ.ッ,チ,ャ,マ.ンとかサ.ン..タ.ち.ゃ.んと呼ぼうか』と計画が進んでいく。噂の件といいお世話になったのながら良い機会だろう。初めての会に素直に笑みを浮かべると「楽しみだね、翔太郎」と相手に話しかけて)
9578:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-18 07:56:57
な、……まぁ、そうだな。今回の事では世話になったしフィリップの退院祝い兼ねて派手にやるか!
(女子高生二人にこれまで以上にこの街に目を光らせ同時に頼りにすることを申し出る、横からは相手がこちらと同じことを言っていて余計なお世話だと言う前にこちらの発言を先読みされてしまい口を挟むことも出来なかった。だが今回のようにこちらの危機が相手の危機へ繋がる可能性があるのを考えると自分達に危機が迫っているのならば知らせて貰った方がいいだろう。何処に危険が潜んでいるか分からないと強く疑念を持っていた思考は薄れていく、代わりに提案されたカラオケはこちらを置いて勝手に相手の退院祝いと盛大なものになっていた。会計のことを思って一瞬思考が真っ白になるが親しげに話す相手と二人を見ればこの街の一人として相手が生きている姿に言い様のない喜びを覚える、愛するこの街に相手がいることに幸せを感じていた。これは相手をガレージに閉じ込めては得られない感情だろう。今回の件で礼は伝えたが改めて感謝を伝えて相手の退院を盛大に祝ってやれるなら開催しないわけがない。漸く口角をいっぱいにあげると弾んだ声でカラオケ会を宣言した。その後は女子高生二人からまた細かく文句があったが概ね和やかに会話は進んで『じゃ、カラオケ楽しみにしてるから』『フィリップくんお大事にねー』と別れの挨拶をして二人を見送った。また二人に戻ったが先程よりも随分と楽に呼吸ができるようになって相手の方を見れば「ありがとなフィリップ、大事なことを思い出させてくれて」と礼を伝えて)
9579:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-18 11:32:32
僕は何もしてないよ。守りたいと意気込んでくれるのは嬉しいけど一人で背負いこんで潰れてしまっては意味ないだろう?僕達には頼りになる仲間がいるのだから頼りたまえ
(文句を言おうとしていた相手だったが収集がつかなくなったから、もしくは振り切ったのか口角をあげたいつもの笑みを見せると乗り気にカラオケ会の開催を宣言して三人で盛り上がる。自分の退院祝いと銘打たれると少しくすぐったいがクリスマス会と同様きっと楽しい時間になるに違いない。さっそく予定を確認したりカラオケとやらの仕組みを二人に聞いたりしながら話を進めある程度纏まると二人は用事があるからと去っていく。『またね』と手を振って女子高生二人を見送ってから相手を見ると幾らかさっきよりも顔色や呼吸も良くなっていて伝えられる礼に軽く微笑んだ。相手だけでこの街の全ての悪意を見張るのは物理的にも精神的にも無理がある、一人で気負い過ぎても上手く行かないのは既に経験済みだ。自分の事ではないのが得意げな口調で他の手段も頼るように伝えながら相手の肩をぽんと叩いた。そして周囲に誰も居ない事を確認してから相手の手を取り「皆とのカラオケ会も楽しみだけどその前に今日は二人っきりでデートだからね」と宣言するとその手を引いて人通りの少ない裏路地から帰路を進んでいき)
9580:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-18 13:05:44
そうだな。みんなこの街を愛してんのは同じだ。…あぁ、ちゃんとお前とのデート楽しまねぇと
(今回は確かにこちらにとって脅威の存在が現れて相手は命の危機に晒された、しかしこの街の人全てがそんな存在ではない。この風の街に生きていて中には自分達に協力してくれる人もいる。その協力者の面々がなかなか強力な味方なのだから心強い。これまでだって幾度となく自分達を助けてくれたのだ、これからだってそれは変わらない。相手と皆が顔見知りを超えて退院祝いのカラオケパーティーをやるほどの縁があるのだから尚更心強い。そんな当たり前のことを相手を守ることに固執しすぎて忘れてしまっていたようだ。頷き応えていると周囲に人がいないのを確認してから手が繋がれる、そして改めて今日がデートなのだと言われると口角をあげて繋いだ手をぎゅっと握った。そのまま人通りの少ない道を選んで手を繋いだまま二人の家へとたどり着く、そこは相手を閉じ込める場所ではなくて二人で二人だけの時間を過ごす場所だ。玄関をくぐって「ただいま」と帰宅の挨拶をする、ハットを仕舞い買い物袋を適当に置いたのを見計らって「フィリップ、」と愛しいその名前を呼びながら相手を抱き締めて)
9581:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-18 13:46:38
ただいま。…ふふ、捕まえたくなったのかい?
(すっかり調子を取り戻したように見える相手の手を取ると強く握り返されて口元が緩むのを感じながらそのまま人通りの少ない道を歩いていく。さっきとは違って何気ない話をしていればあっという間に家に辿り着いて相手に続いて帰宅の言葉を口にしながら中へと入った。買い物袋などをテーブルに置いて整理をしていると相手に名前を呼ばれそちらを向く。その時には既に相手は近づいていてすぐにその腕に抱きしめられた。もうそんな気は治まったと知っているからこそ笑い声を零して悪戯っぽく問いかけながらこちらからも腕を回して相手の体を抱きしめ返す。この身で自分を守ろうとしてくれた嬉しさが気が抜けて時間差でやってくればぎゅっと少し腕に力を込めて「翔太郎、今日はデートだから二人で閉じこもろうか」と楽しそうに告げて)
9582:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-18 18:48:29
……ちゃんとあいつらの存在は頼りにしてるけどよ、…でもほんの少しだけ、俺はお前をここに閉じ込めときたいと思ってんだよ
(相手を抱き締めていれば揶揄い混じりの言葉が飛んでくる、きっと冗談のつもりで相手は言ったのだろうがその気持ちが全くないかと言われれば嘘になる。相手をこの部屋に閉じ込めておきたい気持ちはずっと胸の片隅に抱えていたもので今回の件で余計に膨らんでしまった願いだ。二人きりになったからこそ胸の内に潜む薄暗い感情さえ口にしてしまえる、驚異から相手を守るという意味でも誰の手にも触れさせず自分だけのものにするためにもここにずっと閉じ込めておきたいと微かに願いを抱いている。当然それを実行することはない、しかし相手から強く抱きしめられて擬似的にでもその願いが叶えられると言われればどうしようもなく胸は満たされてしまって「あぁ、テーブルに買ってきたやつ広げちまおうぜ」と上機嫌に言って)
9583:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-18 19:53:42
…、常にと言うのは無理だけど二人きりの時くらいは好きにして良いよ。 良いね、そうしよう。
(相手を抱きしめながら問いかけると相手はぽつり一番底にあるだろう感情を口にする。相手の願いを何でも叶えてあげたい気持ちはあるがここに閉じ込められてしまえばこの街の二人で一人の探偵にはなり得ない。だが恋人であるときだけでもその感情を受け止めたくて腕に力を込めて自分の存在を知らしめるように相手を引き寄せると2人きりの時はその欲を明かしても良いとその目を見ながら囁いた。どちらにしろ今日はもう一日外に出ることはないだろう。上機嫌に告げられた提案に賛成を示すと一旦腕を解いて買い物袋を手に取る、中から買ってきたお菓子や飲み物などを取り出すとテーブルに並べていく。普段ならば家にストックしない様なものやコンビニスイーツなども並んでいて「ちょっとしたパーティみたいだね」と言いながら楽しげに準備していき)
9584:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-19 07:50:13
なら俺達だけで退院パーティーの前夜祭だな
(普通ならば他人に明かせないような行き過ぎた独占欲が滲み出る願望、それさえ体を引き寄せられて見つめられながら肯定されてしまうと胸の底の底まで満たされてしまってじわりと幸せが広がってしまう。口角を上げると「ならそうする」とこちらも薄暗さを滲ませるような呟きで返事をしていた。今日はもうここから出ていく必要もない、それに完治を言い渡されたということは抱きしめる時に手加減する必要もないということだ。最後にぎゅっと強く抱き締めてから腕を解くとコンビニで買ってきたものを並べていく、あの時はあまり心身穏やかではなくて目に付いたものを適当に買い物カゴに入れたがどうやら暦上は秋の訪れのせいかテーブルの上に並んだものは焼き芋関連のスイーツがちらほらある。華やかになったテーブルを前に相手の椅子とこちらの椅子を最初からピタリとくっ付けて並べると左側へと座って相手の方を振り返り「どれから食べるんだ?」と問いかけながらすぐ右隣へ来るように手招きして)
9585:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-19 12:00:57
どれにしようかな…まずはシンプルに芋の風味を味わえそうなこれにしよう。
(ありのままで良いと伝えると相手は口角を上げそれを望む返事をする、普段は外に出なければいけない分プライベートでは二人だけの世界に閉じこもったって文句は言われないはずだ。最後に今まで出来なかったぐらいの力強さでぎゅっと抱きしめられると満足げに笑いながら相手から離れた。テーブルの上に買ってきた物が並ぶとその豪華さに気分は上がる、相手が二つの椅子をくっつけてその左側に座ると初めにどれにするか悩むような言葉を口にしながら手招きされるままくっつくような距離でその右隣に座った。二人きりだからこその距離に胸を弾ませつつテーブルの上からまず取ったのは秋らしい見た目のスイートポテトだ。土台はタルトのように赤紫色のクッキー生地になっていて見た目から半分に割った焼き芋っぽいのに加えて手で掴んでも汚れないようなつくりになっている。早速封を開けると黄金に見えるお芋の部分が良く見えて観察するようにスイートポテトを見る。それから「いただきます」と言いながら端っこかた噛り付くと滑らかな舌触りと優しい甘さの芋の味、底のさくっとしたクッキー生地のバランスの良い組み合わせを味わう事が出来てすぐに相手の方を向くと「美味しいっ!」とその感想を伝えて)
9586:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-19 12:32:49
…そりゃ何よりだ。……
(ピタリとくっつけた椅子に並んで座って二人だけの退院パーティーを始める、買い物でバタバタしてしまった分ここからは相手の願いを存分に叶える時間にしなければ。数々のコンビニスイーツや飲み物が並ぶ中、相手が最初に選んだのはシンプルなスイートポテトだ、開封して真っ先に観察する姿は何とも相手らしくて胸が擽られて自然と口角があがる。観察の後に相手がスイートポテトへ齧り付くと直ぐ様その顔はこちらに向いて感想を伝えられる、感動をいの一番に伝えられることにまた幸せと優越感を感じれば、やはりこの姿の相手を誰にも渡したくなくて小さく笑みを浮かべながら返事をすれば相手の肩に腕を回して軽く引き寄せこちらのテリトリーの中に相手を入れた。不安に駆られた反動か今相手が側にいてこの家に二人でいる喜びが膨れてしまって溢れる想いのままにまだ甘さが残っているであろう唇に軽く口付ける、そのまま相手が持つスイーツポテトを齧ると肩に腕を回したまま咀嚼して「うん、確かに美味いな」と感想を口にし)
9587:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-19 15:35:37
…ん、…芋の素朴な甘さが秋っぽい味だね。
(ぴたりと相手とくっつきながらスイートポテトを頬張れば優しい甘さが口いっぱいに広がって口元がつい緩む。相手にもその感想を共有すると相手の表情にも笑みが浮かんだ。ふわりとした幸せに浸っていると相手の腕が肩に伸びてきて更にぐっと引き寄せられる。さらに近い相手の一番素の部分に招き入れられたような気がしてご機嫌に相手を見つめているとその顔が近づいてきて自然と目を閉じる。軽く唇同士が触れて離れて行けばそれだけでも胸には幸せが満ちて緩い笑みを浮かべ、相手が手元のスイートポテトを齧るとその光景がくすぐったくて照れ隠しに同意の感想を口にしながらこちらも軽く相手によりかかって体重をかけた。あまりに近すぎる距離かもしれないが今日はこのままで居たい。相手とくっついたままもう一度味を確かめるように端を齧って咀嚼すると手元のスイートポテトを半分くらいに割ってから相手に視線を向け「あーん」と言いながらその口元に差し出して)
9588:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-19 19:54:04
あぁ、焼き芋の味をシンプルに味わうならこれが一番だな。……ん、…
(おおよそ食事をする時のものではない距離感で相手と共にスイートポテトを味わう、無断で相手の手から一口齧ってみても相手となら二人で分けるのが当たり前で二人でスイーツとこの空間の甘さに浸る。こちらに寄りかかる重みすら愛おしくてしっかりと支えながら相手がまた一口スイートポテトを齧る姿を視界に収める、残りは二つに割られて口元に差し出されると素直に口を開いた。口に含む際わざと指先まで唇に触れさせると軽く吸い付くようにして高いリップ音を響かせる、先程よりももっと甘く感じるスイートポテトを咀嚼すると相手が先程割った残り半分を手に取って口元のすぐ側まで差し出すと「おかえしだ」と言いながら特に意味もなくスイートポテトの欠片で相手の唇を優しくつついて)
9589:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-19 22:30:09
もう、…美味しいかい? …じゃあ遠慮なく…ん、
(明らかに近過ぎる距離で相手を感じながら食べる甘味はやはり特別だ。相手にスイートポテトを差し出すと素直に口が開かれて中に含まれていく。だが明らかにわざとの動きで指先に唇が触れるとリップ音が響いて、その悪戯に声を上げるがどうしても声色は弾んでしまう。自分が差し出した物を食べる姿が微笑ましくて咀嚼する様子をついじっと見つめていた。すると相手は手元にあったスイートポテトを取ってこちらに差し出してくる、つんつんとつつかれるとスイートポテトと相手を交互に見てからその端を口にした。だが今回はそのまま離れずにポッキーゲームと同じ要領で食べ進めていき、あと一口までになると一旦口の中のものを飲み込む。そして少し大口で相手の指先ごと口にするとそのままあむと甘噛みしてみて)
9590:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-19 22:44:56
……、……美味そうだな
(戯れに指先にリップ音を付けてみれば言葉は文句だが声色は嬉しそうで、ちょっとした悪戯を甘んじて受け入れられることに幸せを覚える。こちらが咀嚼するのを見つめられるのは気恥ずかしくて視線をゆらゆらとさせていたが今度はこちらからスイートポテトを差し出すとポテトは端から順に相手の口の中へと消えていく。最後の一口の手前で止まった後に相手は指先ごと咥えてしまってそこを甘噛みされると柔い刺激に思わず笑みを漏らした。今度は相手が戯れるようにこちらの指先で遊んでいて大して意味の無い、しかしただ相手と触れ合って幸せな二人だけの時間が流れていく。相手の肩をこちらに更に寄せてから唇の上で軽く指先を動かしてみる。軽く歯をなぞったり唇を押したりしながらその様子をじっと見つめて、不意に噛まれていない小指で猫にやるように顎の下を擽ってみて)
9591:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-20 14:46:40
、ここもちょっと甘い気がする。…んん、僕は猫じゃないんだけど、
(相手から与えられるスイートポテトを食べ進めていき、最後の一口を相手の指先ごと咥えて甘噛みすると楽しそうな笑みが浮かんだ。相手の指先を悪戯に遊んでいると相手から肩を引き寄せられさらに距離が近付く、その上で唇を押したり歯をなぞられると擽ったそうに笑いながらそこにちゅ、と吸い付いて味の感想を告げた。なんて事ない穏やかな時間を過ごしていると不意に相手の子指が顎下を擽る。今は猫の姿になった訳でもメモリの作用がある訳でもないのだが慈しむように大好きな恋人に撫でられると無意識に気持ち良さそうな声を出してしまう。それに自分で気付いて視線を迷わせ照れ隠しに相手に文句をつけるがその目は甘えるように細くなっていてされるがままだ。好きにされながら相手をじっと見て「…翔太郎」と名前を呼んで)
9592:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-20 17:13:53
……甘えたなのは一緒みたいだな。……
(相手の歯の形をなぞり唇の柔らかさを感じながら指先が甘噛みされてその感触に浸る、先程の意趣返しか指先に吸いつかれてリップ音がなればどうしようもなく胸は擽られてしまった。胸から溢れる愛おしさのままに顎の下を擽ってやれば相手は気持ちよさそうな声を出す、まるで猫がゴロゴロと喉を鳴らすようでその指を止める事は出来なかった。文句を付けるその言葉さえ擽ったくて相手の顎下を撫でるのに夢中になっていたが不意に相手の瞳がこちらへと向く、そこにはまたもや猫と同じく目を細める相手がいて甘えるような声で名前を呼ばれれば何を求めているかなんて明白だ。揶揄う言葉を言うがその口調はどうしようもなく上機嫌でさらに顔を寄せる、顎下を撫でていた小指で相手の顎をすくい上げて少しだけ顔を上へ向けた。相手の口のなかに入っていた指で軽くそこを開くようにして指を引き抜くのと入れ替わりで唇を重ねる、先程の軽いキスよりも一歩相手の中に入り込むように唇を擦り合わせ柔らかな肉の内側まで互いのものを触れ合わせる。僅かに開いたそこから漏れ出す相手の吐息さえ甘い気がすれば唇を擦り合わせる動作に時折舌で擽る動作を加えてそこを艶めかせていき同時に顎下を擽るのを止めなくて)
9593:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-20 19:34:48
君に撫でられたらこうなってしまうのだから仕方ないだろう…。…ん、……は、ぁ……
(顎の下を擽られると猫でもないのに気持ちが良くてリラックスして甘えるような仕草を見せてしまう。文句を言いながらも大人しく受け入れていたが段々ともっと相手の温もりが欲しくなって当然の事だと主張しながらじっと相手を見つめた。するとそれだけで意図を読み取ったようで上機嫌に顎を持ち上げられると自然に瞼を閉じた。口内にあった指が引き抜かれこの間を塞ぐように唇が重ねられると歓喜に小さく声をあげる。腕で相手を抱き寄せてその服を握りながら唇を深く重ね、擦り合わせていく。呼吸の合間に吐息が零れるようになると相手の舌が不意に唇に触れて小さく肩が跳ねる。同時に顎下を撫でられると更に思考が蕩けていき、自然に唇が開くとこちらからも相手の唇の端から端まで舌でなぞってみて)
9594:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-20 21:13:50
……ん、…、……は……
(こちらのテリトリーに相手を閉じ込めたまま軽い口付けから一歩踏み込んだ食むような口付けを交わす、舌先で唇を擽れば腕を回す肩が小さく跳ねてその反応が良くこちらに伝わった。唇を擦り合わせるうちに相手の口は徐々に開いていき舌がこちらの唇へ這えば肩が小さく震える、腹の奥底が悪戯に擽られた気がした。相手の中にもっと踏み込みたくなると肩に回していた手を後頭部に添えて固定してしまうと唇を擽る舌をこちらのもので絡めとってついでに相手の口内へと押し込んで中で絡ませる、同時に顎下を撫でられて上機嫌だった相手の顔が浮かべば小指から人差し指と中指へ添える指を変えてより明確に広い範囲をなぞり始める。喉仏の上辺りから顎の先の方へ、時折顎のラインをなぞるように動かして相手の輪郭を確かめるようにあるいはそこを擽るようにしながら深いキスと共にそこを愛でていて)
9595:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-20 23:14:45
…、……ン…ぁ、…
(自らが求めるままに開いた隙間から舌を出して相手の唇をなぞると相手の肩が小さく震える。自分の行動で相手が反応する事が嬉しくて口端を上げていると肩に回っていた腕が後頭部に移動してがっしりとそこを固定される。そのまま押し込まれるような形で舌が絡め取られて擦り合わせるようになれば相手を更に感じることができるようになって深い口付けに夢中になっていく。舌を絡めて時折舌裏など普段触れない所を悪戯に擽って特別なキスの感覚に浸っていると添えられてた指が変わって顎のラインを撫でていく。先程までの心地良さをまた覚えるが同時に深い口付けの最中ではそこを通る呼吸を意識してしまってキスが長引いていくのに比例して吐息の量は増えていき、息苦しさに喉を震えながら舌を動かしていき)
9596:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-21 19:05:54
…、…………ん、………
(相手の口内で舌を絡ませ擦り合わせながら顎をたっぷり愛でるように撫でていれば、そこを刺激されているせいかいつもより喉仏が揺れる回数は多くてこちらの口内に吐き出される吐息は多い。平時より熱を持った息はそれ以上に甘い気がして口から入って脳にまで到達しそこへ広がっていく気がする、それに加えて相手にしか触れられない特別な場所を舌先が擽るとさらに脳内は揺れた気がした。揺さぶられた思考は相手の反応がもっと欲しくなって一旦顎に添えた手を腰に添えてこちらに引き寄せてからさらに向こうへ体を傾け口付けたまま相手の顔を上に向かせる、後頭部は固定したまま反対の手を再びあげると相手の首を優しく掴むように添えた。そして顎ではなく喉周りをゆっくりと撫で始める、時折喉仏を親指の腹でなぞるようにして動かしてそこが震える感触を確かめた。その間も深い口付けは止めず上顎の裏や歯列など口内の隅々まで舌を這わせマーキングを施しながら吐き出される吐息を全て奪っていく、顔が上を向く分二人分の唾液が相手の口内に注がれて苦しげに震える喉を慰めるように撫でて愛で続け)
9597:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-21 22:38:03
……っ、…ん、は……っ
(夢中になってキスを続けていればいつの間にか手が腰に添えられていてさらに引き寄せられる。相手が体を傾けて自然と上を向くような形となるとその分気道の通りは良くなって声や吐息が零れそうになる。その首を相手の手で包まれて喉仏の辺りを撫でられるとそこに圧迫感や温もりを感じて更に震え始める。人に晒すことの無い、相手だけに触れることを許した場所をなぞられると相手の物になるようマーキングされているような感覚に満たされるものを感じながらギュッと相手の服を掴んでいた。深く絡みつくような深いキスを続けていればだんだんと2人分の唾液が口内に流れ込んできて息がしづらくなりはじめる。酸素が薄くなり薄らと開いた瞳を若干潤ませながらも離れる気はなく、喉を震わせながら相手を求めていた。だがそれも限界に近付いていれば相手をじっと見つめたまま触れられている喉をごくりと鳴らして二人の物を飲み込んだ。少しだけ唇を離して熱い吐息を零すと溢れる思いのまま「しょうたろう」と口にして)
9598:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-22 07:54:18
…っ、……フィリップ………ベッドいくか
(深い口付けをしながら相手が喉を震わせ反応する姿が愛おしくて全てを感じようとそこに手を添えたまま舌を絡ませ続ける、傍からみれば首を絞めているような構図だがただ優しく撫でてそこが震えるのに言い様のない興奮を覚えていた。口内を支配していけば縋るように服が掴まれて苦しげに溺れそうになっている相手を慰めるように後頭部を掴む手で軽くそこを撫でる。やがて相手は口内のものを飲み込んでその様子が掌からありありと伝わると腹底がゾクリと疼く、唇を僅かに離せば薄らと涙を目に溜める相手が熱い吐息と共にこちらの名前を呼んでクラリとまた脳内が甘く揺れた。テーブルの上には甘いものがずらりと並んでいるがそれよりも甘い時間を相手と共有したい、移動を提案すると相手の返事を聞く前に肩と脚に腕を差し入れ体を持ち上げる。そのまま移動しベッドへ体を横たえると上から覆い被さった。相手が誰にも触れられないこの空間でさらに自分の下に閉じ込めて逃がさないようにすれば、恋人は正真正銘自分だけのものになる。相手を暫く見下ろし頬を親指で撫でるがその瞳には熱がチラついていて、耳、頬と順に口付けた後そのまま顔を下に移動させて首に何度も口付けを降らせ時折そこを甘噛みし)
9599:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-22 11:35:51
…ん、…翔太郎。…は、…んっ…もしかして、ずっと我慢してた?
(二人分の唾液を飲み込んで瞳に相手だけを映しながら名前を呼べば相手の瞳も揺れたような気がする。移動を提案されて返事も聞かない内に体が持ち上げられると回していた腕を相手の首に回してしがみつくようにしながら小さく返事をした。テーブルに沢山の甘味を残してベッドに移動して来るとそこに寝かされてその上から相手が覆いかぶさる。さらに狭く相手と二人だけの世界に閉じ込められてしまえば心臓の鼓動が早くなるのを感じながら恋人の名前を呼んだ。こちらを見下ろして頬を撫でる仕草の優しさは先程と変わらないのにその目には確かな熱が灯っていて無意識にまた吐息を零す。耳や頬にキスが降ってくれば背中に回した腕を軽く引き寄せてもっとと強請る。相手の顔は段々と舌へと降りてきて執着じみたように首筋に何度も唇が触れ、軽く甘噛みされるとぴくっと体が震えた。だんだんと体温があがっていくのを感じながら相手の様子を伺うと一つ思い浮かんだことを悪戯っぽい口調で問う。入院していたときは勿論のこと退院した後も傷が癒えるまで力いっぱいに抱きしめられることもなかった。先ほどの不安と警戒といい長い間我慢させてしまったと思えば後ろ手で相手の頭を撫でながら「今日は何も遠慮せず君の好きにしていいよ」と甘く告げて)
9600:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-22 12:30:26
…、当たり前だろ……っ!、馬鹿野郎…加減できねぇだろ……
(ゆらゆらと腹底で熱が揺れるのを感じながら相手の耳に頬、そして首へと口付けを何度も落とす、背中に回る腕が強請るようにこちらの体を引き寄せれば相手を閉じ込めているはずなのに相手の中に誘い込まれているようでまた脳内が揺さぶられる。首を優しく喰らうようにしていれば相手から悪戯な声で問いかけがされて動きを止める。医者からは傷が再び開けば同じように命の危険があると言われていたのだ、自分の欲望をぶつけるような乱暴なことなど出来るはずもなく踏み込んでも深い口付けをするに留めて強く抱き締めることもしなかった。相手を失いたくないのと相反する相手を自分のものにしたい欲望を擽るような悪戯な声は隠して孕み続けた熱を無理やり掻き乱すようだった。絞り出すように返事をした直後、頭を撫でられながら好きにしていいなんて言われれば瞳が激しく揺れて同時に押し込めていたものが一気に喉元まで湧き上がって体温が上がる。今は相手を自分だけのものにしたい、自分の他に誰にも触れられない場所に閉じ込めて相手の全てが欲しい。我慢する必要のなくなった熱を逃がすように熱い吐息を吐き出す、それでも胸に湧き上がる欲は収まる気がしなかった。相手の脚の間に体を差し入れてより逃げ場をなくして体重をかけ動きを制限する、片方の手を後頭部に添え首筋を晒すように固定しもう片方の手の親指を相手の口に差し入れそこを閉じる事を許さないようにした。今からは何をしても許されるのだと思えば優越感と独占欲と劣情がぐちゃぐちゃになって胸に渦巻く、余裕なく「フィリップ、」と恋人の名前を呼ぶと首筋に噛み付く。甘噛みよりも強く、しかし肉を食い破らない程度の強さで首筋を這うように硬い歯を押し付け刺激して)
9601:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-22 14:40:01
しなくていいよ、…僕だって君が欲しい。っ……翔太郎、っあ…っ、は……ん、
(浮かんだ疑問を楽し気に相手にぶつければ分かりやすくその動きが止まる。この期間露骨に色を感じることは無かったが思い返してみれば押し込めたであろうタイミングは幾つか思い当たった。絞り出すような声からそれでも普段通りに優しく気遣ってくれていたのだと思えば相手への愛おしさが湧き上がる。だが今日はもう我慢しなくていいと伝えるとその瞳が大きく揺れて触れた部分がさらに熱持った気がして薄らと口角があがる。熱い息が吐き出されるのを感じるとそれに呼応するように底の熱が煽られながら更に腕に力を込めて自らの願望を伝えた。すると相手の体が足の間に割り込んできて体重で強く抑え込まれるとともに頭の位置さえ固定されて親指が口端に入り込む。逃げ場なんてなく相手の好きにさせてしまうような状況にぞくりと背筋が震えていれば触れる所が熱くなるようだった。余裕なく呼ばれた名前に脳が掻き乱され、無意識に期待の乗った声で返していると相手の硬い歯が柔らかい皮膚に噛みついて短い声と共に全身が跳ねた。一度だけでなく何度も硬い歯が肌に宛がわれ強く推しつけられると開きっぱなしにされた口から吐息と声が混じって零れぎゅっと相手の服を抱きしめて)
9602:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-22 17:20:48
……ッ、……ずっと、お前のその声が聞きたかった………ン、…は……っ、…
(何よりも愛しくて大切な相手を自らの手で危険に追い込むことなんて出来なくて、しかし愛おしさを感じた分揺らいだ熱を押し込めてきた。その枷を外していいと言われた上に相手からも望まれてしまえば自制など効くはずがない、こちらを呼ぶ相手の声にも色が見え隠れすれば余計に体は昂ってしまう。先程から震えていた首筋をもっと強く愛でれば親指を差し込んだ口からはいつもとは違う声が溢れて熱い吐息が親指に当たってその熱さにまたゾクリと腹が疼く。二人で溶け合う時にしか聞けない特別に甘い声、恋人の自分にしか聞けない最高に甘ったるい声が鼓膜を揺さぶる。一度欲しいと思ってしまえば今は止めるものは何もなくて相手の耳元に口を寄せると唸るような声で囁きかける、そして舌全面でゆっくりと相手の耳を舐めあげた。唾液が煌めくようになった耳へ今度は舌を宛てがう、わざとらしくグチュリと音を鳴らしながら耳穴へは侵入し耳の縁を首にやったように強めに噛み付く。その間吐き出す吐息は全て相手の耳へと吹きかけて自分から出る全てのものを相手へと注ぎ込んでいく。相手の耳を執拗に舐めて水音を鳴らして噛むのを繰り返し、後頭部を固定した掌で前もって慰めるように頭を撫でたあと不意に耳朶に鋭く歯を立ててそこの肉を食い破って)
9603:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-22 20:20:13
ん…、っあ……ひゃ、ッ、みみ…ヘンになる、ッあ!?、
(体重をかけられ動けない状況で首筋に絶えず刺激が与えられると口から零れるものに熱がこもる。相手が近付いてきて耳元に唸るような声で囁かれればその中に孕んだありのままの劣情を感じ取ってじってぶわっと全身が熱くなる。さらに耳を相手の舌が這うとその生暖かさに体が跳ねた。それだけでなく舌先が穴に入ってきて淫らな水音が鼓膜の近くで響き一際高い声で啼いた所に縁を強く噛みつかれると声にならない声を上げて体を強ばらせた。その間も熱い吐息と声が注がれていればまともな思考など出来なくて許される範囲の中だけで身動ぎをしながら頭に浮かぶままを口にしていた。相手の唾液で艶めいた耳は舌が動くだけで水音を鳴るようになり注がれる熱と快楽に浮ついたところを噛みつかれまた声を上げる。そうしてとろりと思考が蕩けはじめた状態では頭を撫でられると自然と目を細めるが不意に耳朶を強く噛まれると上擦った声を上げ、相手の下で一際大きく体が跳ねさせながら柔順に反応見せて)
9604:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-22 21:26:44
ふ、……ン…ッ、……は、ぁ……フィリップ、お前は俺のもんだ……誰にも手は出させねぇ…絶対に、
(熱い吐息と共に低い声で囁けばそれだけで組み敷く体は一気に熱をもってこちらも熱にあてられるように昂ってしまう。親指を差し入れたお陰で口からは絶えず相手の甘い啼き声が溢れ続ける、強く耳を刺激する度に押さえつけた体は面白い程に反応してこちらから与える全てを受け止め喘ぐ姿にどうしようもなく劣情は煽られてしまった。頭を撫でれば明確に体の緊張が解れてその隙を狙うように耳朶へ赤い痕を刻めば一層高い声が溢れて跳ねる体を無理やり押さえ付け全ての刺激を逃がさないように注ぎ込んだ。痕がそこへ馴染むよう数回強く噛んでからそっと口を離す、すぐにそこへ舌を這わせて耳穴まで舐めあげまたグチュリと音を響かせた。再び水音と、時折痕に吸い付き高い音を響かせながら甘い声が溢れて止まらない口内を親指の腹で優しく撫でればこの声も体温も全てを、なくしたくない気持ちが湧き上がる、昼間に感じた焦燥が僅かに顔を出せば再び刻んだばかりの証を上から噛み付いて黒い独占欲を隠さない言葉を唸るようにして口にしていた。相手は紛れもなく自分のものだ、それを証明したい、相手に刻み込みたい、分からせてやりたい。熱暴走した思考は止まる選択肢などなく舌先を耳裏から首筋沿って滑らせると行き着いた先の肩口に歯を宛てがう、服で見えないギリギリの位置に狙いを定めれば前ぶれなく容赦なしにそこへと噛み付いて所有痕を刻みつけ)
9605:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-23 09:41:36
ッあ、ぁ……は、…っあ! …、ぜんぶ、きみだけだ…ン…ッ゛あ!?、っ…
(鋭く強い刺激が耳朶を貫けば反射的に体が跳ねる。だがそれすら無理矢理押さえ込まれて与えられる全てを享受しては相手の下で乱れた。今できたばかりの跡を強く噛まれるとまた息と共に喘ぎ声が溢れ、回した手で相手にしがみつく様に服を握った。離れたのもつかの間舌が再び水音を立てれば熱もった脳内を直接掻き乱されるようで声も体の反応も止まらない。唯一自由に動く足をもっと相手を求めるように絡ませて触れる部分を増やしていれば再びピアス穴のように出来た赤い痕を再び噛みつかれまた上擦った声をあげる。同時に聞こえてくるのは昼間にも感じた黒く重たく粘着質な独占欲の言葉でゾクゾクと背筋が震える。この街に愛されているあの左.翔.太,郎が個人的な劣情とも呼べる強い暴力的な欲を自分にだけ向けている。今回の件が相手にとって深い傷になってそれを埋めようと必死に自分のモノにしようとしている姿に優越感や執着心が満たされて口角が上がった。歯が離れていけば熱い息を吐いて呼吸を取り戻そうとしながら相手の言葉を肯定する。こんな行為を許すのも身を任せたいと思うのも相手だからだ。舌先が熱もった肌をなぞって肩口で止まると歯が触れて体が強ばる。またあの強い刺激が来ると身構えて、あるいは期待して相手の背中に爪を立てると容赦なくそこを噛み付かれてまた悲鳴にも似た声を上げてしまう。思考の全てが塗り潰されるような衝動に体は震え見開いた瞳を涙で潤ませながら訳も分からず「っ、しょ、たろ…あっ」と名前を呼んで)
9606:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-23 17:14:45
…ッ……ん…は、……フィリップ……すげぇかわいい…
(溢れるままに自分の劣情を舌を這わせ淫らな水音を鳴らし耳穴を犯して注ぎ込んでいく、所有痕を刺激してやれば背中に回した腕がさらに縋るように力が込められ足がこちらを離さないように絡まると更なる熱を強請られているようで昂った。黒く粘性の高い独占欲さえ喘ぎ声の合間に肯定されてしまって脳が痺れる。相手に暴力的な刺激を注ぎ込んで、それなのに親指を差し入れた口からは甘い声が溢れ続けて、背中に食い込む爪さえ相手がよがっている証だと思えば加減しようなどという理性は何処にも残っていなかった。今しがた刻んだ痕にゆっくりと舌を這わせて体をもたげて相手を見下ろす、そこには涙で目を潤ませながらこちらの名前を呼ぶ相手がいてあまりに煽情的な姿にまた瞳を揺らした。名前を呼びながら思わず腰を相手のそこへグッと押し付ける、体の中で特に熱いそこが擦れ合って思わず吐息を漏らしながら溢れるままの言葉を口にしていた。こちらが刺激を注ぐ度に相手は反応し喘いで啼いて体を跳ねさせる、自分の手ひとつで簡単に乱れる姿が愛おしくて堪らなくて、もっとこの手で相手を淫らにしてしまいたい。歪んだ支配欲を瞳に宿しながら相手の上着を捲りあげる、後でマーキングする事になる下腹部に手を添えて軽く圧迫して先を予感させながら口から手を引き抜き胸板へと落としてゆっくりそこを撫でると「ここはまだ俺のにしてなかったな」と何処か楽しげに、しかし熱を隠さずに呟く。胸板に顔を寄せ無意識に腰を揺らしながら数度だけ狙いを定めるように口付けると予告した場所へ再び歯を立て噛み付き所有痕を刻んで)
9607:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-23 19:44:25
…は、ぁ…ンっ!…ぁ、つい…っ、あ、しょうた、ろ…ッ゛あ!、ぁ、
(首元に噛みつかれてくっきりとした赤い痕が刻み込まれるとそこを相手の舌がまたなぞってぴりっとした刺激を与える。また熱い息を吐き出していると相手の顔が離れていく気配がして上手く働かない頭でそちらを見上げる。すると相手の熱を孕んだような瞳と目が合ってその瞬間瞳が揺れた。こちらの名前が呼ばれて中央へ腰が押し付けられると特別な熱が擦れあってまた甘く鳴いてしまう。相手が自分の姿を見て興奮しているのがありありと分かってその先を想像すれば腹底が疼いて眉尻を下げた。相手に可愛いと言われることすら今は嬉しく感じてしまってまた大切な恋人をぎゅっと抱き寄せる。熱に浮かされて相手のことしか考えられなくなっていく中、相手に上着を捲りあげられると赤く熱もった肌を晒すことになる、その下腹部を軽く圧迫されるとそれだけでそこに与えられる刺激を想像しては甘く声をあげてしまった。腹筋を震わせながら口から指が引き抜かれると銀糸が繋ぐ、胸痛を撫でられながら腰が動かされるとそれだけで十分すぎる刺激で動きを止めようと足を相手の体に絡めて抵抗を試みるもその分密着することになり、不意に何度もくちづけが落ちた所に噛みつかれると相手の下で激しく乱れながら痛みだけではない蕩けた声を上げて)
9608:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-24 07:51:20
は、ァ……ンっ、……ッ、…フィリップ…好きだ……この世で一番、何よりも……ん、……ハ…
(相手を組み敷いて本能のまま下腹部を押し付ければ相手はそれだけで甘く啼いてまるでもう中へ侵入しているような感覚にグラグラと熱と思考が揺れる、その脳も瞳もとっくに劣情と熱で溶けきっている。体を抱き寄せられるのも喘ぎながら名前を呼ばれるのももっとと強請り煽る行為にしか見えなくてまだ綺麗なままだった白く透き通るような胸板に容赦なく歯を突き立てた。ずっと手を出しておらず傷一つなかったそこへ自分のモノだという証が刻まれる、何度か強弱を付けて噛んで深く深く赤を刻んだあと顔を上げて上から所有痕を見下ろすと支配欲が背筋を駆け上がってゾクゾクと疼き無意識に口角があがった。対して相手は口にもう何もないのに甘い声を上げ続け目には涙を浮かべながら蕩けきっている、自らの手でここまで相手が熱に堕ちていることに、そして悦んでいることに、ぐらりと嗜虐心が湧いて好意を口にすれば両手で相手の頬を掴んで固定し奪うようにして唇を重ねた。最初から遠慮なく舌を絡ませ口内に溜まっていた唾液をじゅるりと音を立てながら奪い去る、その後もグチュリと淫らな音を響かせ節操の無い深い口付けを続けながら腰を揺らした。再び吸い付く音と共に相手のものを奪い去ると僅かに唇を離して至近距離で見つめる、荒く熱い息を吐きながら相手だけを移した熱と劣情が揺れる瞳を向けると「フィリップ、限界だ。お前の全部を俺のものにしたい」と願望を口にする。今度は明確に互いの下腹部を擦り合わせ先程肩に刻んだ痕を親指の腹でグッと押して刺激を与えれば「いいよな?」と余裕無く問いかけて)
9609:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-24 15:06:40
…っ、は、…僕も、すきっ、ン、っ……っあ、ん、しょうた、ろぉ…ッん
(まだ何も触れていない胸板に噛みつかれるとまた痛みとそれ以上の快楽が体を駆け抜けて余裕なく相手の下で身を捩る。何度も同じ箇所を噛みつかれてくっきりと深く痕を刻まれていけばその強すぎる刺激でパチパチと脳まで焼かれているような錯覚に陥る。他に思考を回す余裕など微塵もなくただ与えられる物に素直に反応を示していたがゆっくりと相手が離れて行けば涙を浮かべ蕩け切った顔を相手に見せた。相手もまた瞳には熱が揺らいでもう自分しか映していなくて二人きりである証拠に甘い息が零れる。全身が熱くて上手く力も入らなければ成すがまま頬を掴まれて唇が重ねられる、ほぼ開きっぱなしだった口内には唾液が溜まっていて舌を絡ませると節操なく水音が響く。丸ごと相手に奪われて飲み込まれてしまうと不足した分を埋めるようにぎゅっと抱き寄せこちらからも積極的に舌を絡めて、吸い付いて深い口づけに溺れていく。既に受け入れた時の様な熱を帯びて思考すらまともに働かなくなる中、僅かにだけ離れて行けば荒く呼吸を整えながら相手を見つめる。既に相手も熱に蕩けていて寸前のところで踏ん張っているような表情をしていてお願いがされる。あの時周りに向けられた警戒や不安も腹底にため込んでいる深く暗い執着も全部自分の物にしてしまいたい。「っ、ぼくも…」と応えようとして肩の所有痕を強く押されるとまた乱れたように喘ぎながらこちらからもう一度押し付けるようなキスを送り「ぜんぶ、きみのが良いっ…、今まで、我慢していた分もぜんぶちょうだい、翔太郎」ととびっきり甘い声で強請って)
(/いつもお世話になっております。そろそろ暗転かと思いお声がけさせて頂きました。事件後の二人ということで元通りになれて喜ぶ検索と不安を覚える探偵君の温度差が出来てとても楽しい時間でした。何気ない街の人や知り合いまで警戒して反射的に警戒してしまう探偵君が頼もしくもあり不安定で後に罪悪感を抱く所まで本当に好きな描写の数々でした。つい庇って囲ってしまう探偵君から検索への強い感情が伝わってきてドキドキしましたし、女子高校二人との会話を経て大切な会話を思い出す流れもとても好きです。普段大切にしている人や街よりもお互いのことが大切になったり選んでしてしまう瞬間が二人ならではの危うさであり魅力だなと個人的には思っているのでそういう場面がてきて本当に楽しかったです。その後の埋め合わせのような甘く蕩けるような時間も含め充実した時間でした。今回もありがとうございました。
次の話ですが甘い二人の時間を過ごしましたので日常的な話・事件やギャグっぽい話でも良いかなと思うのですが探偵様のご希望等はございますか?今まで出ていた話の中のどれかをやるのでも楽しそうですので興味がある物があれば教えてください)
9610:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-24 17:29:13
ッ!……悪いフィリップ、加減できねぇ…
(熱に浮かされるまま乱暴に舌を差し入れ絡ませるのに相手もまた舌を動かし絡ませて二人が愛し合う音が水音として部屋中に弾ける、こんな暴力的な口付けさえ受け入れ求められることにどうしようも無い優越感と支配欲と、同時に幸福を感じていた。至近距離で最後の願いを口にしながら所有痕の存在を主張すれば相手は喘ぎながら返事をして余裕のない短い口付けを受ければ下腹部に溜まる熱がぐちゃりと掻き乱される、そしてとびきり甘い声であらゆる欲望を刺激するオネダリがされるとバチンと最後の理性が弾け飛んだ。このまま相手を熱の底の底まで堕として二人の境界が無くなるまで溶け合いたい。そして、そのままこのベッドの上に相手を永遠に閉じ込めてしまいたい。繋がったままでもいい。熱暴走した思考は飛躍した欲望を膨らませて熱い息を震えさせながら吐き出す、さながら獲物を前にした獣のように相手だけを見つめながら喉を鳴らして生唾を飲み込むと、低く唸る声で形だけの謝罪をし邪魔な布を全て取り払っていった。)
(/こちらこそお世話になっております!この際なので思いっきりやろうとかなり探偵を不安定にさせてやり過ぎかなとも思いましたが気に入っていただけて何よりです。こちらも探偵が愛する街を疑うくらいに検索くんが探偵の存在に食いこんでいること、検索くんのためなら一歩踏み越えたことをしてしまいそうになること等など危ういことが出来てとても楽しかったです!二人の時折常軌を逸してしまいそうな関係こちらも大好きなので不穏な空気共々楽しむことができました。どうやって探偵を元に戻そうか悩んだのですが情報屋の面々を通して二人の根幹を思い出す流れも個人的にお気に入りでした。そしてその後に足りない分を埋めるような甘い時間もたっぷりと検索くんのかわいいところが見られてとても良い時間でした。ありがとうございました!
二人の関係に関わるお話が続いたので今度は思いっきりギャグに振らせていただければと思いまして、以前あげさせていただいたメモリの力で若返ったおばあちゃんに振り回されるお話なんていかがでしょうか?騒がしくもこの街の人と関わるほっこりなお話にできればと思います!)
9611:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-24 20:32:53
では満足に歩けないはずの彼女がどこかに行方をくらませたという訳だね。…確かに何か事件性がありそうだ。
(二人だけの熱に落ちて足りなかった部分を存分に満たして溶け合うような一夜を過ごした翌朝、欲望のままにお互いを求めあった代償は大きく、あらゆる場所に跡が残りベッドから立つのも一苦労の有様だった。その調子では当然事務所に出勤してすぐに所長に気づかれてしまい豪快にスリッパを食らったのは記憶に新しい。街の噂にならないことを祈りつつ一足先に秋の装いをしてなんとかやり過ごした日から一瞬間ほど、平和な事務所でコーヒーを飲んでいると40代くらいの女性が慌てた様子で扉を叩いた。中へ招き事情を伺うと地元の集まりに向かった母親が突如姿を消したという。彼女の母親は活動的ではあるものの最近では足腰が悪くどこに行くにも娘の送迎やサポートが必要な状態らしい。そんな母親を趣味の集まりをするたため公民館に送り届け、終わるころに迎えに行くとその姿がなかったらしい。母親の体で自分でどこかに行ったとは考えにくく何か事件に巻き込まれたかもしれないと語る彼女の顔は心底心配そうでとても大切な間柄なのだろう。要点をまとめるとちらり相手のほうを見て答えはわかっているものの「どうする?翔太郎」と声をかけて)
(/それではおばあちゃんの話にいたしましょう。時間制限があったりもどりたいと思わないと戻れないみたいなメモリーにしちゃって若返ったおばあちゃんに存分に振り回されることにしましょう。ひとまずそれらしく初めて見たので上手いようにのっていただければ幸いです。)
9612:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-24 23:05:16
当然受ける、彼女の大切な人みたいだからな。安心してくださいお嬢さん。俺達鳴,海,探,偵,事.務,所が貴女のお母様をすぐに見つけてみせますよ
(相手を自分の下に閉じ込めて互いの境界が分からなくなるほど溶け合った日の翌日、完治までの間溜め込んだものを全て注いでしまった結果翌朝の姿は散々なものだった。昨日までひとつの傷も付けないように細心の注意を払って守られていたはずの相手が腰や肩に痛みがある素振りを見せれば何をしたかなんて所長様にはお見通しで甘んじてスリッパを受けることとなった。そうして一週間ほど経ってから事務所にやってきたのは母親を探して欲しいという女性だった。体が不自由なのであれば連れ去りの可能性もあり相手の言うように事件性は高いだろう。だが何より目の前で涙を流している女性がいれば拭うのがこの街の探偵の仕事だ、いつも通りハードボイルドな探偵らしくクールでニヒルに依頼を請け負う返事をすれば彼女は再び必死の形相で頭を下げていていた。その後彼女から居なくなった母親のことを聞く、名前はキミヨさんで今日の服装も教えて貰った。早速情報を持って相手と共に公民館に出向いて聞き込みを開始するもキミヨさんの趣味仲間も突然彼女が居なくなったと証言し施設の管理人に聞いてみても連れ去りの気配はなかったという。一応防犯カメラを確認してもらうよう頼んでから公民館を出ると「とりあえず周り探してみるか」と声を掛けてキミヨさんの痕跡を探すことにした。といっても今のところそれらしい手掛かりはない、足腰の悪いキミヨさんを連れ去るならば車がないと厳しいはずだが防犯カメラに写っているだろうか。そんなことを考えていると街に掲げられた地図を目の前に首を傾げている女性を見つける、何処か歳不相応な気配を感じるも困っているのは明白で「お困りのようですねお嬢さん?」といつもの調子で話しかければ『あぁすみませんねぇ。一番近くのウィドスカルってお店を探しとるんですが、知っとりますか?』と聞き馴染みのない店を聞かれて必死に記憶を呼び起こしていて)
9613:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-25 00:55:55
僕も覚えがないね…。………、
(思った通り相手が依頼を受けると返事をして早速調子に乗り出す。最後に行方が分かっている公民館にやってくるがそれらしい情報は得られない。まるで忽然と姿を消したみたいだ。この街の有り得ないことの裏にはメモリの存在があることが多い。連れ去りの他に何かの事件に巻き込まれた可能性を考えていると地図を前に悩み込む女性がいて相手が話しかけに行く。10代か20代前半に見える姿をしているが女子高生二人のように携帯を手にしている様子はなく相手の問いに返す口調も独特だ。その中で出てきた店名らしきワードは相手も知らないようで当然自分も覚えがない。だが何となく気になっては相手が女性と話してる端で軽く目を閉じてキーワードを検索してみた。今いる場所の住所と共に調べると複数冊に絞られる。その内の一つを掻い摘んでから読んでみると思わぬ事実に目を見開き、いそいで意識を現実に取り戻す。相手のシャツの袖を引っ張って軽く名前を呼ぶと少し顔を寄せ「翔太郎、ウィドスカルという店は確かに昔この辺に出店してたようだけど20年ほど前に本社が潰れて全店無くなってるそうだ」とその情報を伝えて)
9614:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-25 07:53:13
どうりで覚えがねぇわけだ…あーお嬢さん。残念ながらその店はもうないみたいです。わざわざ風.都まで来てくれたのに…にしてもそんな古い店良く知ってましたね
(必死に記憶を辿るも該当の店名は思い出せない、彼女が困っている限りは助けたいのだがと悩んでいる時に相手にシャツを引かれて軽く顔を寄せる。どうやらこの場で検索してくれたようで該当の店はもう無くなってしまっているそうだ。そんな古い店を訪ねて来てくれたのに店自体がなくなっているとは、申し訳ないと思いつつも事情を説明しふと浮かんだ疑問を口にすれば『あぁいいのよ。私達の時代にウィドスカルといえばハイカラで憧れだけどお値段も張ったから今なら、と思ったんだけどねぇ』と状況に合わないことを言われ目を瞬かせた。まるで20年前にあった店と共に生きたような口ぶりだがどう見ても彼女は自分達と同じ世代だ、容姿に似合わぬことを言う彼女は更に『思い切って孫が着てたのを買いにいこうかしら』と口にしていて「孫?」と思わず声を上げてしまった。そこでようやく彼女は慌てた様子を見せて『あぁいえいえなんでもありませんよ』と後退りを始めるがハッとして目を開く。彼女に何処と無く感じていた違和感、それは自分達と同世代の彼女が来ているその服が年配の女性が着るそれだからだ。そしてその服は依頼人の彼女から教えて貰った服と全く同じなのだ。奇妙な状況だが今現在で考えられる答えはこれしかない、驚きの顔のまま彼女を見ると「その服もしかして、キミヨさんか?!」と驚きと共に声を上げて)
9615:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-25 11:01:39
…どうやら正解のようだね。見つからない原因が若返っていたからとは…もしかして、メモリの影響かい?
(相手がこの街に来る前に潰れてしまった店ならば知らないのも当然だが彼女はその店に馴染みのあるような口ぶりでその服装と言い妙に引っ掛かりを覚える。更に孫というワードが出てくればますますその疑いは濃くなって相手が観察するように彼女を見てから探していた人物の名を呼ぶと彼女は驚いた顔をして『ち、違うわよ。私は藤崎キミヨって名前じゃ…』と口にするがこちらが口にしていない苗字までぴったり一致していれば探している人物で間違いないだろう。足腰の悪い人物の行方が分からなかった理由がまさか若返っているからとは思わなかったが一般的ではあり得ないことに加え半世紀ほど若返っていれば周囲が気付けなくても無理はないだろう。その原因になるであろう存在をあげると『めもり?が何か分からないけど、もしかして拾ったこれの事かしら…』と見せてくれたのは木製の小箱のようなものに加工されたメモリだ。一度起動したせいか配線が何本か焦げてしまっていて正規品ではなくジャンク品か試作品なのかもしれない。これまでの傾向を見るに時間経過で元に戻るはずで相手の方を見て「ひとまず無事に保護したと依頼人に報告しようか」と告げていると『あらあら、私まだ帰る気なんてないわよ』と彼女が言い出して)
9616:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-25 12:34:45
そうだな、そのうち戻るだろうし……え、…いやマダム、メモリの影響なら大人しくしといた方が……
(見た目は圧倒的に若いもののその服装と言動は探している人そのものだ、彼女がうっかりフルネームを口走れば思わず笑ってしまう。こんな奇妙なことが起こる原因はメモリだろうが毒素にやられている気配もない、相手が問いかければ彼女は相手に木箱のようなものを渡した。相手が調べるのを横から覗き込む、以前猫になった時の装置と似た様な傾向の装置らしいが壊れているということはこれ以上被害が広がることはないのだろう。依頼人の彼女を安心させるためにも相手に同意する返事をしようとしたところでまさかの彼女から拒否の言葉が聞こえてきて言葉が途切れる。今のところ問題は無さそうだがメモリの影響を受けたのなら何が起こってもおかしくは無い、説得を試みるも『ダメ!』と彼女は大声をあげて思わず動きを止める。彼女は眩い笑みを浮かべると『今は私のことキミちゃんって呼んで!こんなに若くて元気なんだから』と要求されてしまい何度か目を瞬かせた。軽く咳払いしてから「キミちゃん、ここは真っ直ぐ」と喋り始めるや否や『イヤ!』とまた拒絶されてしまい『勝手に元に戻るんだろう?それなら戻るまでの間を存分に楽しまなきゃイヤじゃ!!』と何ともなワガママを言われてしまった。気が遠くなりそうだったが同時にこのテンションになったおばあ様はテコでも動かないのに覚えがある、軽く息を吐くと「分かったよ。ただし!異変があったら俺達の言うこと聞いてくれ」と条件付きでワガママに付き合うことになってしまった。だがこちらを期待の目で見つめられるのは悪い気もしない、「俺は左,翔.太,郎,だ」と名乗ると『分かった!たろぽよじゃな!』と変なあだ名がついて「たろ…」と絶句してしまい)
9617:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-25 15:35:04
たろぽよ…ふふ、なかなか良いあだ名だね。
(彼女を保護して様子見も含め家に帰す提案をすれば彼女から強い拒否の返事がされる。呼び名の要求に二人して目を瞬かせ、慣れている相手が先にその呼び方を使って説得を試みるも頑固拒否の姿勢を崩さない。確かに自然に元に戻ることを考えればこのままで居るのも帰るのも大きな差ではないが彼女のテンションは高く異常事態にも拘わらず楽しんでいるように見えた。結局は相手が折れて条件付きで彼女が楽しむことに付き合うころになったが相手が自己紹介をした所、個性的なあだ名で呼び始めて何とも気が抜けるようなポップな名前がツボに入ってしまって耐え切れない笑い声も零しながら自分も呼んでみる。全くハードボイルドらしくない名前に絶句する相手の顔が面白くてくすくす笑っていると今度は彼女はこちらを向いて『さっきフィリップと呼ばれておったな。なら今からりっぴーじゃ』と命名され「えっ」と思わず声を上げてしまう。それぞれに名前を付けてご満悦なのかきらきらとした笑みを見せながら『じゃあちょいとウィドスカルの代わりの洋服屋さん巡りに参りましょうかねぇ』と宣言していて)
9618:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-25 20:29:37
お前もなかなかいいあだ名だな、りっぴー。…それなら俺オススメのブランドがあるぜ?
(若さを取り戻した彼女はもう一切止まる気はないらしい、ここで下手に依頼人、すなわち娘に引き渡そうとすれば最悪行方をくらませてしまうかもしれない。今彼女の肉体はそれだけのポテンシャルを秘めているのだ。メモリの影響で何かしら悪化する可能性もあれば見守るという意味も込めて彼女の今を楽しむというのに付き合った方が良さそうだ。斜め上のあだ名には流石に固まってしまって相手が楽しげにそれを繰り返せば思わず相手の方を見る、しかし相手は相手でなんとも言えないあだ名を付けられていれば思わずニヤけてしまってこちらも新たな呼び名を揶揄うように口にしていた。それぞれの呼び名も決まったところで彼女はやはり服を所望しているようだ、この街で服を買うならオススメはひとつしかないだろう。自信満々に答えれば彼女はさらに目を輝かせ『おぉ!たろぽよのオススメのとこはなうでヤングでハイカラなのか?!』と最早死語な単語が並べられる、それらの単語に合致しているかはさておき最新のファッションを追うなら行くべき所はひとつだろう。「当然だ」と気取った声で答えたあと早速相手と彼女を連れ立ち近くの行きつけの店へ足を運ぶ、たどり着いたのは当然ウ.ィ,ン.ド,ス,ケ,ー.ルだ。普段は入らない店なのか彼女は何処か恐る恐るな様子で店内へと足を踏み入れる、しかし中に並べられた服や飾られているマネキンをみればさらに目を輝かせて『…ウィドスカルより凄い』と感想を零していて)
9619:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-25 23:04:14
僕たち御用達のブランドで今僕が着ているのも翔太郎…じゃなかったたろぽよの着ている服もここのものなんだ。
(彼女は若い体を手に入れてかなり興奮しているようで何を言っても満足いくまでは止まりそうにない。こちらが読んだ名前に仕返しするような形で相手も呼び名に乗っかってくれば聞きなれない響きに落ち着かない様子を見せていた。同行することが決まったところで彼女が服を身に行くことを望めば相手は自信満々に答える。その言い方で行き先を察するも今まで聞いたことのない単語が羅列されると「それは一体何語なんだい」と思わず呟きを零していた。相手の案内でここから一番近いウ.ィ,ン.ド,ス,ケ,ー.ルの店舗の前にやってくると彼女はどこか緊張した面持ちで中に入っていきその後を追う。彼女は店内を見渡した後目を輝かせていて馴染みの店に対する素直な褒め言葉が聞こえてくれば誇らしく感じられて彼女のノリに合わせて相手を名前で呼びながら今二人が着ている服を見せながら説明をする。すると彼女はまじまじと服を見てから『素敵な服ね』と微笑んだ。あたりを見渡してレディースコーナーの服に近づいていけばこちらもその後を追う。明らかに若い人物がターゲットである流行りの服をまとったマネキンが目についたのかその足が一旦止まる。目を奪われたような様子だがその手は伸びることなく迷っているように見える、ちらりとその様子を確認すると「気になるなら試着してみたらどうだい?」と声をかけてみて)
(/お世話になっております。にぎやかな話が始まったところなのですが明日、明後日と少し用事が入ってましてお返事の頻度が下がってしまいそうです…。まったく返せないわけではないのですが間が空いてしまいそうでしたので先にお伝えしておきます。日曜の昼間にはもとに戻ると思うのですが二日間ほどお待たせさせることが多くなりそうですので申し訳ございませんが把握のほどよろしくお願いいたします。)
9620:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-26 17:37:24
存分に楽しむんだろ、キミちゃん?
(見た目と飛び出してくる言葉のギャップにそろそろ面白さを感じつつ彼女を自分達が贔屓にしている店へと連れていく、この風の街で最新のファッションを身に纏うならこの店が一番良いだろう。最初は緊張していた彼女だったが店に入った途端目を輝かせ相手が自分達の服もこの店のものだと紹介するとまた見蕩れるようにマネキンを眺めている。しかし眺めるだけで迷う様子が見えれば相手が試着を進める、確かに憧れはあるのになかなか手が出ないあたりまだ元の年齢の時のことを思って気後れしているのかもしれない。こちらからも背中を押すように声をかければ『そうよね…』と意を決したようで近場にいた店員に声を掛けると一式を揃えて試着室へと入っていった。少々時間が経った頃に試着室のカーテンが開けられるとそこにはオフショルダーの白シャツにタイトめな膝丈スカートを履いている彼女の姿があって、なぜか慌てた様子で『こ、これこうやって着るので合ってるのか?!肩もお腹も隠せないんじゃ!!』と声をあげるが「大丈夫、それが今の服だ」と軽く頷きながら言う。それで冷静になったのか『そういえば孫も着とったか…』とぶつぶつ言ったかと思えば服が馴染んだのかゆっくり試着室を出てきて鏡の前でクルクルと何度も回って姿を確かめ始める、その顔はやはり楽しそうに笑ってキラキラと輝いていれば思わずほっこりした気持ちでそれを眺めてしまった。しかし直後更に目を輝かせると『あれも着てみたい!』と別のマネキンを指さす、そこからは店員と、時折自分達手伝いながらキミちゃんのファッションショーが始まってしまって)
(/お世話になっております。お返事お待たせして申し訳ございません。本日朝から背後がかなりバタバタしておりましてお返事のお時間取ることができませんでした…また明日も丸一日お返事が難しそうでしたのである意味タイミング良かったです。いつも通り背後優先ですので、お時間等など余裕がある時にお返事いただけますと幸いです。ゆっくりお待ちしております。逆にこちらがお待たせしてしまうかもしれませんが…よろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)
9621:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-27 01:47:54
…何とも楽しそうだね。……
(こちらが試着をもちかけ相手が背中を押すと一式の服を持って試着室に入っていく。二人で外で待っていると暫くしてその見た目の年代の女の子が着ているような短い服を着て彼女が出てくる。さっきまでの服とはギャップが強いのが慌てた様子だったが相手の言葉を聞き、若くなった姿を鏡で見てもう一度確認すれば服が馴染んだのかその場でくるりと回ったりしていて何とも微笑ましい。店も今は客がほとんどいなくてキラキラと輝く瞳で次の狙いを決めまた試着室に入っていけば隣で並ぶ相手に小さく笑いながら感想を告げる。彼女を見る相手の横顔には覚えがあって自分の要望に付き合う時も似たような顔だった。擽ったい思いを抱きつつ何度目かの試着から出てきた彼女に目を向けた。最初の躊躇は何処へやらすっかり流行の服を着こなしていておばあちゃんとは到底思えない。そして最後に着た服が気に入ったようで『これは幾らじゃ?』と店員に聞いていれば思わず「え、もしかして買うのかい?」と驚きの声を上げてしまう。彼女はその声にむしろ不思議そうにしていて『当然買うわよ、元に戻ったら孫にあげれば良いんだから』と何とも前向きな返事がされて意気揚々とレジに向かうのを見れば呆然とそれを見届けつつ「今までの我慢が爆発してるのだろうか…」と零して)
9622:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-27 08:51:17
かもしれねぇな。まぁでもいいんじゃねぇか?キミちゃんが楽しそうなら。…婆ちゃんがあんな風に笑うとこなんてなかなか見れるもんじゃねぇし
(彼女のファッションショーを見守りつつ相手と共に微笑ましくその光景を見つめる、最初こそ二の足を踏んでいたのに今や大はしゃぎだ。やがて彼女は試着した服が気に入ったのか店員に声をかけている、相手は驚いた様子だったがこちらは思わず笑ってしまっていた。勢いに任せて何着も買うと言い出さず孫にあげればいいと算段を立てるあたりはさすが年配者と言ったところか。レジへ向かう彼女を見送りつつ相手の呟きには軽く頷く、年齢や立場のせいで特にあの年齢の女性はいろいろと我慢を強いられることもあっただろう。目の前の彼女は確かに自分たちと同じ年代だが依頼人に現在の写真を見せてもらっていたこともあって時折元の姿の彼女を想像してしまう。あんなキラキラした笑顔を見ることはそうそうない、当然相手を覗いてだが。やがて彼女は購入を済ませてこちらへ戻ってくる、元の服が入った紙袋を持つことを申し出て受け取った。見た目と着ている服にギャップがあったがこれでその問題もなくなっただろう、店をあとにすると「さて、次は何をする?」と乗り気に次の行き先をきけば彼女は目を輝かせ『こんな可愛い服を着たんじゃから次は可愛い食べ物を食べたい!』と要望が飛び出て)
9623:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-28 13:55:15
可愛い食べ物か、…それならこの前クイーンとエリザベスに教えてもらったカフェはどうだい?ミニパフェとかおしゃれなケーキとかいろいろあって若者にも人気らしいよ
(あっという間にレジに行ってしまった彼女を見届けながら相手と会話をする。足腰が不自由なら普段もこうして服を見て回ったりはなかなか難しいだろう。たとえメモリの力で起きたひと時の夢のような時間でもあんなに喜んでいる姿を見れば止められるものでもない。せっかくなら心ゆくまで楽しんでもらえた方がよさそうだ。戻ってきた彼女に相手が次を促すと次は可愛い食べ物を求められて少し考え込む、ふと女子高校二人に教えてもらったカフェを思い出して二人に話を振る。近頃SNSでも話題になっているお店で写真映えするような可愛いスイーツが楽しめてちょうど今の彼女の見た目のような年頃の女の子を中心に人気を博しているらしい。興味はあったもののハードボイルドを自称する相手を誘うには少々難航しそうだと思っていたからちょうど良い機会だ。説明をしながらス,タ.ッ.グ.フ.ォ.ンでその店のメニューでもある三種のベリーのパフェの写真を見せると彼女の眼はみるみる輝いて行き『なんじゃこの宝石みたいな食べ物は…可愛い…!行ってみたい!』とはしゃぎはじめ上手く乗せることに成功すれば口角を密かにあげつつ「ご所望のようだよ、翔太郎」と声をかけて)
9624:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-28 18:53:55
俺みたいな男には似合わねぇ場所だが、キミちゃんが行きてぇならエスコートするのがハードボイルドな探偵の勤めだよな。早速行こうぜ
(彼女が次に所望したのは可愛い食べ物だ、自分達はあまり得意ではない分野だがこういう時に役立つのが情報屋の存在だ。相手も思い浮かんだのは同じ人物のようで二人の名前と共に以前教えられたカフェが出ると同意するように頷く、小ぶりなスイーツが多いそこは見た目が可愛い食べ物というのにピッタリな場所だろう。相手が写真を見せれば彼女は直ぐに食いついた。流石に男二人で行くには気が引ける場所だが彼女が行きたいと言うならばその願いを叶えるのが今の自分達の役目だ。相手に強く言われたら結局は行くことになったであろうことはさておき、彼女の反応も上々で早速店に向かうことにした。歩いて少しいった所にあるカフェにたどり着けばまだ開店して間もないおかげかすんなりと中に通された。店内入口にはショーケースがあり中には様々なスイーツが並んでいて彼女はショーケースに駆け寄ると『ほんっとに宝石箱みたいじゃ…』と既に満点のリアクションをしている。席に通されて椅子に座れば女子高生二人から聞いていた情報を思い出し「こういうのがちょうどいいんじゃねぇか?」とメニューを指さす、そこにはショーケースの中のスイーツ2つと紅茶かコーヒーのセットが案内されていて「どうせならたっぷり楽しめた方がいいだろ?」とショーケースを指さし)
9625:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-28 23:44:36
さすが人気なだけあっておしゃれな内装だ。いいね、何個かあった方が見栄えも良いだろう。
(相変わらず言い訳を口にしながらも彼女の願いに頷くとカフェに行くことに決まる。普通にお願いしてはなかなか時間がかかっただろうことを思えば二人に教えてもらった住所をもとにここから歩いてカフェに向かう。まだ比較的早い時間であるからか噂に聞いていたような行列はなくスムーズに中に入ることができた。内装は明るくおしゃれにまとまっていてこの前の海沿いのカフェとはまた違う雰囲気だ。彼女がショーケースに近づいていくのにつられそうになりつつあたりを見渡して素直な感想を口にする。席へと通されて相手が指さしたのはスイーツと飲み物のセットで二種類選べると聞けば彼女に劣らず目を輝かせた。メニュー表には本日のスイーツとしてショーケースに入っているスイーツの一覧の名前の書いたものが添えられているがせっかくなら実物を見て決めたいと思えば「もう一回見に行こうか」と彼女を誘ってショーケースのもとに向かう。定番のケーキから猫の形をしたプリンなどいろいろあってかなり悩むところだがおしゃれに飾られたシャインマスカットのタルトとミルクレープがおいしそうに見えれば「じゃあ僕はこれとこれにしようかな」とスイーツを決める。一方彼女は並べられたスイーツに目を輝かせながらも悩んでいて『こんな洒落た格好したプリンも美味しそうだし、このぱふぇも綺麗で選びきれんのじゃ…』とこぼしていて)
9626:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-29 07:57:27
そんなに悩むなら俺の分ひとつやるよ。俺みたいな男にこんな可愛いスイーツは似合わねぇからな
(彼女のために来たカフェだったが小ぶりでキラキラと輝くスイーツがひしめき合うショーケースを前に相手も駆け寄りそうになっていて思わず笑いそうになってしまう、ケースが選べるセットを進めれば彼女の隣で相手も目を輝かせていて二人が背を向けた隙に笑みを噛み殺すようにしていた。どうやら相手もよっぽどこの店に来たかったらしい。相手が誘いかけて彼女と共にショーケースへ移動すればこちらも追いかける形でスイーツを見に行く、相手は旬であり相手を表す色を纏うスイーツでもあるシャインマスカットを選んでいてその様子にもまたじわりと胸が暖かくなっていた。思わず相手に見蕩れてしまいそうになっていたが彼女の悩ましげな声を聞けば選択肢をもうひとつ増やせるようにとスイーツをひとつ譲ることにした。彼女はパッとこちらを見ると『いいのか?!』と声を弾ませていて軽く頷くとまた再び悩む時間が始まる、結局彼女は色んなフルーツが乗ったタルトにホイップたっぷりのプリン、艶々モモのミニパフェを選んでいた。こちらもビターチョコケーキをチョイスし席へと戻って注文を伝える。程なくしてケーキが目の前に運ばれてくるとテーブルは一気に華やかになって彼女は感動のあまり『すごい…プリチーでファビュラスでバエバエじゃな!』と口を手で押えていた。随分な喜びようにこちらも笑みを浮かべていたが彼女がふと憂いを帯びると『一緒に食べたかったですねぇ…』としみじみと呟いていて思わず彼女の方を見て)
9627:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-29 11:55:46
…もしかして、旦那さんとかい?
(こちらよりも随分と悩んでいる彼女に相手がスイーツを譲る提案をしていれば彼女の顔がぱあと輝く。普段その立場は自分なのだが今日くらいは他人に譲っても許せる気分だ。枠が三つとなれば悩みながらも決めることが出来たようで席に戻ってそれぞれ注文した。少し待つとまたおしゃれなお皿に乗ってスイーツが運ばれて来てテーブルの上は豪華でちょっとしたお茶会みたいな様子になる。綺麗に盛り付けられたスイーツを興味深く観察していると彼女もまた感動しながら妙な単語を用いて喜んでいた。こちらもいざフォークを持って食べようとしたところで先ほどとは違う声色の呟きが聞こえてくると視線を向ける。その表情は憂いのようなものが浮かんでいて別の物を見ているようだった。その視線が僅かに落ちて手元に注がれると店内の照明に薬指が光を反射する。服も着替えて本来の姿から大きく変わった状態でも唯一変わらず身に着けている指輪、依頼を受けた時に聞いた彼女のプロフィールを思い出すと推測は容易で先に亡くなったらしい旦那の話題を振ればその瞳が大きく揺れる。驚きの後、自分達の職業を思い出したのか何処か憂いと懐かしさを織り交ぜたような笑みを浮かべ『…当たりじゃ。あの人は自分から言ったことは無いけど実は甘い物が好きでねぇ…多分これを見たらびっくりしてその後黙って味わうように食べるんじゃないかしら』と語る。とびっきり悲しむのではなくでも何処か惜しむような表情を見るのは初めてで思わず何も言えず動けないまま彼女を見つめていて)
9628:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-29 12:36:25
…随分おしどり夫婦だったみてぇだな
(宝石のようなスイーツはショーケースからテーブルに移動してきて華やかな輝きを放っていたが不意に彼女の表情が変わる、その顔と呟きで彼女が誰を想っているのかは容易だった。相手が問いかければ彼女は歳不相応な年季の入った笑みを浮かべる、添い遂げた人を想って、でも悲しみはいつまでもそこにある、そんな表情だ。目の前の輝きを、喜びを、大切な人と共有したいという気持ちは嫌ほど分かって一瞬の沈黙が流れる、しかし彼女の口調から旦那さんをこの上なく大切に想ってきたことはヒシヒシと伝わっていた。一緒にいることをここまで細かく想像できるのはその人の事をよく知っているからだ。思わずその推測を口にすれば彼女は少々照れくさそうに笑ったあとパッと顔をあげて『あーダメダメ!普段なら血糖値だ血圧だって言われてこんなにたくさん甘いもの食べられんのだから!はよぉ食べないと』とまた表情を明るくさせてスプーンを手に取る、すぐさまプリンをひとすくいすると頬に手をあてて『んー!美味い!ほら、はよ食べて』と場の空気を変えるように急かされて)
9629:
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ID:415c83bff 2025-09-29 16:37:28
………、そうだね、いただきます
(年相応の、それよりも輝かしい笑みを浮かべていたはずなのに旦那の話をしている彼女には年季の入った表情が宿る。どんな感情を抱いているかは想像しか出来ないが今も尚大切な存在であるのは間違いないだろう。相手を失くしたり置いていったりすることへの恐怖を抱いている自分にとっては到達できない強さのように思えた。思わずじっとその表情を見つめ固まっていたが彼女は一気に顔を明るくして一度沈んだ空気を取り戻すようにプリンを口にしてはしゃいでいれば無意識に口元も緩んで改めてこちらもタルトにフォークを伸ばした。程よい硬さのタルト台の上に口触りの良いカスタードクリーム、そしてみずみずしい甘さのシャインマスカットのバランスの良い味が感じられると自然と笑みが浮かぶ。どうやら見た目だけでなく味も抜群らしい。店だからと珍しく選んだ紅茶もその後に口にすれば相性はバッチリで「味もばっちりだね」と感想を呟く。彼女も今度はパフェにスプーンを伸ばしてご満悦な表情を浮かべていて彼女もきっと甘い物が好きなのだろう。幸せを感じながらまだ手をつけていない相手を見れば「君も早く食べたまえ、放って置いたら君の分まで食べてしまうよ」と楽しそうに告げて)
9630:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-29 18:56:25
それだと俺の分が無くなっちまうだろ
(一瞬俯いた彼女だったが直ぐにその顔には笑顔がともる、こうやって旦那さんのことを時折思い出してはまた笑顔になっていたのだろうか。彼女のような強さを得られるような気はまるでしない、歪んだ未来の自分がそれを証明しているし先日相手を失いかけた一連のことを思っても彼女のように振るまうことは絶対にできないだろう。今はその強さに乗るように彼女と、続いて相手がスイーツに手を伸ばすのを見守る。彼女のはしゃぎようもなかなかだがこの店に来たがっていた相手の反応も上々のようだ。笑みのまま紅茶を飲むのを見守りながら二人に合わせて頼んだ紅茶を口にしていると相手から冗談めかしたことを言われてこちらもそれに応じるように答える。すると彼女がクスクス
と笑って『さてはりっぴー、私がケーキを譲ってもらったのが羨ましかったんじゃろ』と揶揄うように言えば目を瞬かせる。今日はあまり相手からそういった類のものは感じられないが確かにこういう場面で自分が何かを譲るのは相手の特権だ、彼女が真意を察したのかは分からないがここは便乗するのが面白くなりそうだ。こちらもすました笑みを浮かべると「なんだよりっぴー、それならそう言えって」と彼女に合わせた呼び方にしながら自分のチョコケーキを相手の皿に移すと「欲しいなら素直に言やいいのに」とまた揶揄うように言い)
9631:
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ID:415c83bff 2025-09-29 20:24:40
えっ、別にそんなことは…っ、これだと君の分がないじゃないか。
(ケーキを味わいながらまだ手を付けていない相手に対してからかうような言葉を投げかけると相手も同じように笑って返事がされる。早く一緒に食べようという意味で声をかけたのだが何故か彼女がくすくす笑ったかと思うと彼女が相手からケーキを譲ってもらったことについて問われて思わず声を上げる。確かにこういう場面では何かと相手は自分のものをくれたりするが今回は本気で羨ましいと思ったわけではない。慌てて弁明を図ろうとするが相手が乗っかってきて彼女と同じノリで声をかけられる。さらには最後の一つのチョコケーキを皿に映してくると目を見開きながら文句を口にする。いくら甘いものが好きとはいえ相手がスイーツなしというのはダメだ、一緒に同じものを食べるから美味しいことを今までの経験で知っている。だがこのまま返しても相手は受け取らないだろうと考えれば自分のミルクレープとシャインマスカットのタルトを半分にして「じゃあお返しだ」と言いながら相手の皿に移す。それを見た彼女は『ならば私もたろぽよにお返しせねばな』とフルーツタルトの半分とミニパフェの桃を相手の皿に置く。結果的に相手のお皿には四種類のスイーツが乗ることになれば「一番豪華な皿になったようだ」とくすくす笑って)
9632:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-29 21:47:24
ハードボイルドな男に甘いものは、…あ、おい!
(彼女があまりにも迷うものだから自分のひと枠を譲ってしまったがそれで相手が寂しい思いをしていてはいけない、相手がそういう思いを抱いていないのも承知の上で、あのキラキラした顔をもっと輝かせたくて自分の分を相手の皿に乗せた。紅茶があれば十分だろうといつも通りクールに気取ったことを言うが言い切る前に相手はそれぞれのケーキを半分にしてこちらのお皿へと移してくれる。それを見た彼女はまたクスクスと笑って相手と同じくタルトの半分と桃をくれる、チョコケーキしか乗っていなかった皿は随分と鮮やかになって相手が楽しげに笑えば「俺みたいなのには似合わねぇのに」と言いながらも口には笑みが浮かぶ。それぞれのケーキには相手と彼女、それぞれの想いが乗っている気がした。早速相手の色を宿したシャインマスカットのタルトを取り分けて口にいれれば自然と口角は上がって「美味いな」と感想を口にする。それぞれの皿に様々なスイーツが華やかに並ぶなか彼女はまた穏やかな笑みを浮かべると『分かち合うというのは本当にいいものじゃ』としみじみ呟いていた。そしてふと相手の方を見ると『りっぴー!私達も交換せんか?この桃と、りっぴーのシャインマスカット!』とそれぞれのお皿を順番に指さして)
9633:
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ID:415c83bff 2025-09-30 00:27:14
色んな種類を味わうのだって誰かと一緒に食べる醍醐味だろう? 良いね、なら物々交換だ。
(あっという間に相手のお皿を色鮮やかなスイーツが並ぶと相手は文句を言うがその口元には笑みが浮かぶ。一人で食べても普通に美味しいだろうがこうやって色々な種類や違う味を交換して感想を言い合いながら食べるのは誰かと一緒に食べるからこその楽しみだ。ご機嫌にそう伝えていれば相手はタルトを口に運んで笑みを見せる。それにまた嬉しそうに微笑んでいれば彼女からも噛み締めるような呟きが聞こえてきて心が暖かくなった。相手から貰ったチョコケーキを口に運んでいると彼女から交換を持ちかけられ、直ぐに了承の返事をするとマスカットをフォークに乗せ彼女の皿に乗せる。彼女からも桃がお皿に乗せられて自分のタルトの上に乗せてみれば桃とシャインマスカットが共演するようになり「この時期にピッタリな秋のタルトだね」と声を弾ませていた。彼女の方も特別なケーキにキラキラとした笑みを見せていて『これがてぃーパーティという奴じゃな』とご機嫌に紅茶とスイーツを味わって食べ進めていき)
9634:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-30 07:50:40
そうだな。味の感想も共有できるしな
(ひとつのケーキを食べることは一人でも出来るが交換してひとつの味を分け合うのは隣に誰かがいなければできないことだ、彼女がいる手前少々気恥ずかしくはあるがこれが自分達のいつものやり取りだろう。相手と彼女もまた果物を交換していて、それがまたひとつ親愛の輪を広げているように見えれば心がふわりと暖かくなった。そのまま紅茶とケーキを食べ進める、彼女もご満悦のようであっという間にテーブルの上にあった煌めくスイーツは無くなってしまった。同じくらい煌めく笑顔を浮かべた彼女は『はーこんなにたくさんスイーツを食べたのは初めてじゃ』と幸せに浸っている。そしてチラリと相手とこちらをみた後に『二人は随分仲が良いんだねぇ。あの人と小さい喫茶店に行った時ケーキひとつは多いからって二人で分けたのを思い出したわ。懐かしいの…』としみじみと呟いた。何かを思い出すように少し顔をあげた彼女は『やっぱり、分け合うのは幸せだねぇ』とまた噛み締めるように呟いていて)
9635:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-30 11:59:11
…ああ、一人で居たら決して味わう事の無かった幸せだ。…ふふ、確かに一度カフェに訪れたならそう言えるだろうね
(それぞれのスイーツを交換し合って沢山の種類のケーキを紅茶とともに楽しむ。美味しいスイーツはあっという間に食べてしまう物で最後の一口を味わっていると彼女は満足そうな表情でフォークを置いた。彼女の歳ならばここまで沢山スイーツを食べることもなかなかできなかっただろう。ふと視線がこちらを向くとしみじみとした呟きが聞こえてくる。誰かと一緒に過ごすこと、それはあの施設から連れ出されたからこそ知った感覚で相棒と過ごすようになってから噛みしめるようになった幸せだ。今の自分は一人で食べてしまうよりも誰かとこうして賑やかに食べる方が美味しくなることを知っている。ぽつりとそれを呟けば彼女の顔は綻んで『じゃあ一緒にケーキを食べたたろぽよとりっぴーはお茶友じゃな』と宣言する。カフェに行くことをお茶をするという言い回しがあることを踏まえれば確かに一緒にスイーツを食べたならお茶友と言えるだろう。笑い声を零しながら頷いていたがご機嫌な彼女の指先がほのかに光って粒子がちらついていて)
9636:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-30 12:39:47
違いねぇな。…、……よし、次は何処にいく?
(相手から溢れたのはこの街で過ごすようになったからこそ出てくる言葉で思わず顔を綻ばせる、そういうこちらも二人で分け合い共有する幸せを知れたのは相手のおかげだ。その喜びを彼女は存分に知っているのか柔らかな表情で自分達をお茶友だと称する、こうやって同じ時間と味を共有したのだから名前も立場も関係なく友達だと言えるだろう。紅茶も一通り飲み終えてそろそろこのお茶会も終わりの頃合いだ、その時に彼女の指先が僅かに光っているのに気がついて一瞬動きを止める、どうやらタイムリミットが近いらしい。それならば早く移動すべきだろうと次の行き先を問えば『そうじゃな…普段ひとりで行くことができない見晴らしがいい場所、』と彼女が答えかけた所で彼女自身が指先の光に気がつく。目を丸くしてそこを見つめたが察しがついたのか語気は沈んでしまって『いや、ひとりでそこへ行ってもな』と目を伏せる。先程友達だと言ったばかりだろうと口にしかけたがきっと彼女がひとりではなく本当に一緒にいたいのは自分達ではないのだろう。それも飲み込んでいるのか彼女はまた顔を明るくして悩む仕草をするが次に出てくるのはきっと真の願いではない。どうしたものかと考えを巡らせる、彼女の願いを叶えることは出来ないが近いことはできないだろうか。何処まで出来るか分からないがふと案を思いつくと「いや、キミちゃんの願いを叶えるのが一番だ。フィリ…じゃなくてりっぴー。先にキミちゃんと風.都,タ,ワ,ーに行っててくれねぇか?」と声をかけ)
9637:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-30 15:35:51
キミちゃん……、ああ、任せてくれ。 じゃあ行こうか、キミちゃん
(一緒にスイーツを囲んだ仲だと盛り上がっていたが彼女の指先が仄かに光って能力の解除が近いことを示す。本来ならば喜ぶことではあるが彼女の場合は体が元に戻ってしまうタイムリミットだ。相手が次の行き先を口にするが途中で言葉を止めてしまって視線も伏せられる。その意味は推測がついて、だけどどうしようもないことで彼女の名前を呼ぶことしか出来なかった。彼女はまた明るい表情をして次の行動を考え始めるが隣にいた相棒が何かを思いついたのかこちらに話を振ってくれば一瞬目を瞬かせる。だがこういう時相棒は何か依頼人にとって一番の行動を取る、それが分かっていれば二つ返事で了承の答えを返した。当の彼女は何がなんだかわかっていないようなキョトンとした顔をして相手とこちらの顔を見比べていたがお構いなしに彼女の手を引いて立ち上がる。困惑していた様子だったが頑なに会計をすると言い張る彼女にご馳走になることにすると相手と別れて風.都,タ,ワ,ーの方に歩いていく。30年ほど前のオープン時には旦那と一緒に訪れたと語る彼女の思い出話を相槌を交えて聞いていれば段々と街のシンボルに近づいてきて)
9638:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-30 19:51:17
__待たせたな。フィ…りっぴー、ちょっと。キミちゃんはちょっとだけ待っててくれ
(相手と彼女とを見送ってから足早にある場所に向かいまた足早に風.都,タ,ワ,ーへと向かう、二人が展望台の受付口にたどり着いたのとほぼ同時にこちらも同じ場所に到着し二人へ声をかけた。軽く手をあげた後相手だけを手招きして呼び寄せて少し離れた場所に移動する、その手には紙袋が握られていた。彼女に声が聞こえない場所までやって来ると「お前に頼みがあんだ」と声を掛けながら紙袋の中身を少し開けて相手に見せる、中身はウ.ィ,ン.ド.ス.ケ.ー,ルで買った服だ。ただしいつも相手が着ているテイストの服ではなく彼女が今着ている服と同じ系統の青色の服で並べばお揃いを感じられるはずだ。「ほんとはお前に誰かとペアの服装なんかさせたくねぇんだが…」と思わず本音を零しながら紙袋を差し出す、彼女の写真を幾つか見せてもらったが旦那さんと思しき人が身につけていたのはどれも青色の服で、相手の色ではないなら今回は彼女のために少しだけ隣の席を貸しても良いだろう。着替えスペースのある手洗い場の方をチラリとみると「先に上にあがっとくからこいつを着てあとから追いかけてきてくれねぇか?」と頼んで)
9639:
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ID:415c83bff 2025-09-30 22:20:46
…?…これは、…まったく君って人は相変わらずだね。 分かった、着替えたらすぐに行くよ
(彼女と話しながら風.都,タ,ワ,ーの展望台受付までやってくるとちょうど相手もやってきて合流することになる。だがその手には見慣れない紙袋があって呼ばれるまま彼女を置いて少し離れた。不思議そうにしながら相手を見ていると紙袋の中身が明かされる。そこには彼女と同じ系統かつ探す際の参考資料として見せてもらった旦那がよく着用していた色の服が入っていてすぐにそこに意図を理解する。視線を相手に向ければその行動力にあきれたような呟きを零すが零された本音といいその口元を緩めていた。このためだけに新品の服を買いに行くなんて相手くらいの物だろう、相変わらずであるが彼女のためであるその意図を読みとるとこくりと頷いてから紙袋を受け取った。だが長時間離れていればそろそろ彼女も不審がってるだろうと相手を見届けて手洗い場の方に向かった。紙袋に入っていた服を着れば普段よりも少々窮屈ではあるが彼女のためだと我慢して一通り整えて着ていた服を紙袋に入れてからチケットを買って展望台へとあがるエレベーターに乗り込む。辺りを見渡して二人を探すとちょうど外の景色を見ているのを見つけ一息ついてから「おまたせ」と声をかけて)
9640:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-01 07:52:03
今の姿をめいっぱい楽しむのがキミちゃんの願いだろ?頼んだぜ、フィリップ
(相手に紙袋の中身を見せるとすぐにこちらの意図は伝わったようで呆れたようなことを言われるがその口元が緩んでいるのをみればこちらの計画に相手が乗ってくるのは明白だった。服一式を預けると彼女の元に戻る、こちらと入れ替わりで相手がいなくなったことに彼女は『りっぴーはどうしたんじゃ?』と不思議そうな顔をしているが「トイレ行ってからくるってよ。俺達は先に行こうぜ」と適当なことを言って先に展望台へと上がった。上へ移動する間こちらもオープン当時に旦那さんとここに来た話を聞きながら内心ソワソワとしつつ展望台へとやって来る、全面ガラス張りの展望台を前に彼女はまた目をキラキラと輝かせて街の様子を見下ろした。しかしその顔はまたふと憂いを帯びたものになる、きっと30年前を思い出していたのだろう。黙ってその様子を見守っていれば背後から相手の声がして振り返る、同時に彼女も相手の方へと振り返った。そこには彼女と同じブランド、テイストで、旦那さんがよく纏っていた色の服を着た相手がいて彼女は一瞬息を飲む、思わず相手の方に駆け寄っていった彼女は『その格好、』と何とか言葉を絞り出していた。相手を旦那さんの代わりにとまでは到底言えないがせめて少しでも彼がいる気分に、隣にいた時と同じ気持ちになってくれれば彼女の憂いも晴れるだろうか。相手に目配せしてから「お揃いの格好ってのもいいもんだろ?」と彼女に話しかければ彼女は大きく頷いて)
9641:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-01 10:58:25
キミちゃん、僕も一緒に見ても良いかい?
(服を着替えて二人に声をかけると彼女が息を飲んだのが分かった。完全な再現とは言えないが色とテイストでその意図が読み取れたようで駆け寄ってきた彼女に笑みを見せた。相棒の問いかけに大きく頷いたのを見ればこちらからも展望台から一緒に景色を眺めて良いかと確認を取る。『もちろんじゃ』と応える声が先ほどよりも弾んでいれば相棒にアイコンタクトを取ってから背中に手を添えエスコートするようにしながらまたガラス張りの窓に向かった。二人で彼女を挟み込むように並ぶとここから見える景色を指さしながら「あの建物がさっきスイーツを食べたお店だね」と告げる。トイレで着替えるのと同時に彼女について少し地.球.の.本.棚で調べてみてこれまで旦那とどんな日々を過ごしたのか閲覧させて貰った。その記述を思い出しながらその方角を探し「確か…あの辺りがキミちゃん達が暮らしていた家かな」と指さすと『あれが…』と彼女はまじまじとその方向を見つめていて)
9642:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-01 12:27:27
その公園ならあそこだな。高い建物の左側だ
(相手の姿を見た彼女の反応は思った以上のもので彼女が喜んでいるのがありありと伝われば胸が暖かくなって小さく笑みを浮かべる、相手が彼女をエスコートするのを見れば余計な気持ちがざわついてしまうがそのまま三人で並んで風の街を見下ろした。先程の店を見つけたあと相手は彼女と旦那さんが暮らしていた家の方を指差す、依頼人からは何も聞いていなかったことを考えると着替えの合間に検索していたのだろう。旦那さんとの家を見たのをきっかけに彼女は煌めく笑顔のまま『あの家から少しいったスーパーにね、よく二人で買い物にいったの』だとか『少し先にある青い屋根見えるかしら?あそこのケーキが美味しくてお互いと子供たちの誕生日ケーキはいつもあそこで買っていたの』だとか『近くに桜の綺麗な公園があってね、そこでプロポーズされたのよ』だとか旦那さんとの思い出が次々に溢れ出して、はしゃぎながら話す姿は自分達と同じくらいなのに時折楽しげに懐かしむ顔は元の年齢のそれで、しかし先程のように憂いの影は何処にもなかった。彼女と旦那さんの思い出話を聞いていたが不意に彼女が自分の指先に目をやる、先程指先だけだった光は指の第一関節あたりまで進行していて指先は元の姿のものがほんの少しだけ見えていた。それを見た彼女は小さく笑って相手とこちらを順番に見ると『りっぴー、たろぽよ。本当にありがとう。とても幸せな時間だったわ』と目を細めていて)
9643:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-01 17:16:09
へぇ…思い出がいっぱいだね。…僕の方こそキミちゃんと色々巡れてなかなか新鮮な時間だったよ。
(彼女と旦那が過ごしたらしい家を指さすとそこからその時の生活を思い出すように彼女が色々と教えてくれる。この街で過ごした時間が様々な思い出と結びつくような形で語られて本の文章を読むだけでは分からなかった彼女の人生が伝わってくるようだった。ちらりと横顔を覗けば喜々として説明をしていてこの表情を見ただけでも彼女のわがままに付き合った甲斐があっただろう。ある程度思い出話を語るのが落ち着いたところで彼女の視線が動いて自分もそれを追うと指先から光が溶けだし始めていた。そろそろタイムリミットなのだろう。改めて彼女がこちらを向き、礼を言われるとこちらも軽い笑みを浮かべてから言葉を返す。自分の身の回りに彼女のような一回りも二回りも年が上の人物はあまりいない、聞きなれない言葉に流行りの物にはしゃぐ姿、そしてこれまで歳を重ねてきたからこその深みや言葉の重みは物珍しく刺激を受ける時間であった。すっかり聞きなれたあだ名にこちらからも同じ呼び名で返しつつ感想を伝えている間にも光を伴う面積は増えて行っている。急に姿が変わったらちょっとした騒ぎになるだろうと彼女の手を引いて柱の陰の非常階段の辺りに移動し、今の服装のまま戻るのも考え物だと思えば普段の相棒の行動を思い出し着ていたジャケットを脱いで彼女の肩に掛けた。『ありがとう』とまた呟く彼女の顔に若干の不安が見えれば「元に戻っても連絡をくれたらいつでも顔を見せるよ、僕達はこの街の探偵だからね」と言いながら相手に視線を向けて)
9644:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-01 18:53:33
俺も、キミちゃんの話聞けて楽しかったぜ。__当然だ。困ったことがあってもなくても、いつでも鳴.海.探.偵.事,務.所に来てくれ。俺達お茶友だろ?
(彼女の指先から光が溢れてメモリの効果が消えかかっているのが分かる、どうやらそろそろ元の姿に戻る時間のようだ。こちらに礼を言う彼女に相手に続いて笑みを向ける、この街の人を笑顔にできたのなら何よりだ。混乱を避けるために人目のない場所に移動する、相手がジャケットを脱いで肩へとかけて紳士的な行動にまた小さく笑みを浮かべていた。彼女は元に戻ることへの不安か顔を俯かせる、それに気づいた相手が声をかければ彼女は『ほんとか?』と顔を上げた。これだけ同じ時間を過ごして楽しみを共有したのなら自分達は間違いなく友達だろう、彼女の言葉を引用してそれを伝えれば彼女はまた眩しい笑顔をその顔に宿した。そうして彼女の不安が無くなったのと同時に彼女の周りに光の粒子がふわりと浮かんで解けて消えていく、直後同じ場所にあの写真でみた老齢の女性が立っていた。若い年代向けの服を着ていたが相手のジャケットがあるおかげで違和感はない、足腰が弱いのならと彼女を支えるように腕を回すと「よし、それじゃ娘さんのとこに帰るか」と声をかければ『そうじゃな』と先程より少し枯れた声で、しかし先程と同じく眩しい笑顔で彼女は頷いて)
9645:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-01 20:18:44
いえいえ、すごく明るくて楽しい時間でした。
(不安を顔に見せる彼女に声をかけるとその顔は上がって瞳が揺れる。相手が言葉を続ければその顔にはまた笑顔が宿ってお茶友だと誓い合った。それと同時に光の粒子が解けるように浮かぶと彼女の姿は変わっていき元の姿に戻っていく、改めてその変化に少し驚いてしまうが浮かぶ笑顔はさっきまで過ごした彼女のものと大きく変わることはなくて見知った友人の物だった。相手が声をかけ彼女を支えながら展望台から地上へと降り、彼女の家族に連絡を取ればすぐに迎えに来てくれることになった。地上へと降りて入口にある風.都.タ.ワーの歴史の展示を見ながら待っていると『お母さん!』と声が聞こえた。そこには息を切らした依頼人の姿があって『もう探したんだからね』と怒っているような、それでいて安堵したような声で話しかけている。まさか自分より若い恰好をしていろんなところをめぐっていたとは夢にも思わないだろう。『見つけてくださりありがとうございました』と深々と頭を下げる依頼人に言葉を返していれば依頼人はこちらの服を見て『その恰好…』と何かを言いかける。だがそれを遮るように彼女は『二人にはとっても良くしてもらったの』と微笑めば注意はそれて『お母さん、外を出回っていろんなことをするのが好きだから付き合ってくれてありがとうございます』と今一度依頼人が感謝の言葉を述べて)
9646:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-01 21:17:00
俺達もお茶友が増えて嬉しかったですよ
(相手と二人で彼女を支えながらゆっくりと展望台を降りていく、その足取りは覚束無いがこちらを掴んでくれる手には信頼を感じられた。依頼人の彼女に連絡すればすぐに迎えに来てくれることになる、一緒に歴史展示を見てまた昔話に花を咲かせる彼女の声に耳を傾けていれば依頼人の彼女がやって来た。小言を言われた彼女は自分達に向けていたのとはまた違う笑みを浮かべていて彼女の歴史を感じる、礼を言われて二人して返事をすれば依頼人は『お茶までいったの?』と意外そうな、しかし嬉しそうな顔をしていた。彼女に元着ていた服を渡しておくと彼女は隠し事を共有したように楽しそうに笑って『それじゃありっぴー、たろぽよ。またね』と彼女らしい呼び方と共に別れの挨拶をする、依頼人はその呼び方に驚いた様子だったがこちらが何も言わなければそれ以上言及することはなくて、こちらから別れの挨拶を送ってゆっくりと去っていくその背中を見送った。やがて二人きりになれば右隣にいる相手の方を見やって「メモリ絡みの依頼だったが、なんつーかあれでちょっとでもキミちゃんが元気になれたらいいよな」と発端はどうあれ街の人が笑顔であった結果に感想を口にして)
9647:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-01 23:21:35
ああ、今回ばかりはメモリの能力に感謝してもいいかもしれない。…僕たちもあんな風にこの街で歳を重ねてたくさんの思い出を抱えるようになりたいね
(話をそこそこに相手が元の服の入った紙袋を渡して三人だけで笑う、メモリの効果も含め今日の出来事は自分たちだけの秘密だろう。驚いている依頼人を他所にこちらからも「またね、キミちゃん。健康には気を付けてね」と手を振って二人とは別れた。ゆっくりと去っていくのを見届けると相手から今回の依頼について話が振られる。はじめは人捜しだったがメモリの存在に気付いたことから始まり随分と騒がしい一日だった。だがあの失敗作のメモリがあったからこそ彼女は若いからだでやりたいことをやってはしゃぐことができたのだろう。今日の出来事が彼女にとって良い時間であったことを願うばかりだ。冗談交じりに頷きつつも時々感じ取れた積み重ねた時間の重さを思い出すとぽつりと思ったことをつぶやく。将来について深く考えたことはなかったがこの街で過ごして大切なものに囲まれていろんな経験をして、思えば彼女は理想的な将来の姿かもしれない。相手のような大切な人を失ってしまっていることを除いてだが。歳を重ねた人に触れ珍しく将来のことを考えたものの少々恥ずかしくなってくれば「君がおじいさんになった姿とかあまり想像できないけど」とからかうように笑って)
9648:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-02 07:57:15
そうだな…二人で爺さんになって展望台に登って思い出話に花咲かすのも、いいな。…何言ってんだ。今よりもっとハードボイルドな男になってるに決まってんだろ
(人探しから始まりメモリが絡んだ事件ではあったが彼女にとっては夢のような一時だっただろう、いつもこの街を泣かせる元凶となるメモリだが今回に限っては彼女の笑顔を生み出すことができた。相手の言葉にも頷きつつ返事をする、いつか二人で相乗りした先に今日の彼女のように大切な人との思い出をめいっぱい語る日があるのかもしれない。彼女と違ってその時隣に相手がいなければ楽しく昔話を語ることはできないだろうが。想像もできない、しかしいつか確実にやってくる未来に思いを馳せる、二人の皺が増えるその時まで一緒にいることが前提なのに少し擽ったい思いだ。しかし思い描くことは同じで彼女のように歳を重ね思い出を重ねても相手と様々な思いを共有していたい。少々浮ついた思いを抱えていれば相手が場を誤魔化すようにこちらを揶揄ってくる、それにいつも通りクールに返事をすれば「さて、これで依頼解決だ。帰るぜ相棒」と声をかけて)
(/お世話になっております!そろそろお話の区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。騒がしいお話でしたがキミヨさんを通して二人の未来を考えて、いつまでも一緒にいるのを思い描くとてもほっこりしたお話に出来てとても楽しかったです。キミヨさんが躊躇する時に背中を押してあげたり上着を貸してあげたり検索くんがスマートに動いているのを背後共々暖かく見守って穏やかな幸せのお話になりました。今回もありがとうございます!
この後のお話ですが如何しましょう?ゆったりしたお話が続きましたので、本編の通常回っぽく依頼→変身撃破なお話をしてもいいですし、もっとドシリアスなお話をしてもいいかなと。逆に二人の日常なデートでも良いかなと思っておりますが検索様のご希望をお聞きしたいです!)
9649:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-02 10:56:41
(/こちらこそいつもお世話になっております。区切りが良さそうなのでこちらだけで失礼します。普段二人の、特に検索の周りにいない年代の方との交流で珍しく振り回される側になったり仲良くやりとりしたりとほっこりするような時間になったと思います。不慣れなりに探偵君の真似をして彼女に優しく接する場面や同じテイストの服をわざわざ買ってくる探偵君などこの街の探偵ならではの優しい描写が出来て良かったです。今回もありがとうございました。
次の話ですが悩みどころではありまして履修済ならば.仮.面.ズのカ.オ.ス.ト.ー.ン絡みで衣装が変わったりするドタバタを含めた通常回的な一話、IFルートとして検索がガレージに閉じ込められることを了承したor強行された時の話、探偵君がメモリの効果などで精神攻撃や揺さぶりを受けて折れかける話、どちらかの声が出なくなった話、普段は検索の行きたい所でデートすることが多いので探偵君の好みの場所気になっている場所に行く話…などが思い浮かんだのですがいかがでしょうか)
9650:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-02 12:25:11
(/たくさん候補出していただいてありがとうございます!どれもめちゃくちゃ魅力的で是非順番にやっていきたいです。検索くんをガレージに閉じ込めるIFルートとか歪な関係で薄暗い話が出来そうで楽しみです。こちらも次々に無差別で人が襲われるのを捜査する通常回なお話やア.ナ.ザ.ー.ス,カ.ルに絡めたお話ができないかなとぼんやり考えていたりしたのですが、検索様も仮.面.ズご存知なら3部も来たタイミングですしぜひカ.オ.ス.ト.ー.ンなお話にさせていただければと!ベースのお話としてカ.オ,ス.ト,ー,ンをそのまま出すかそれっぽいメモリに変換するかどちらが良さそうでしょうか?)
9651:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-02 13:35:23
(/探偵様もアイデアありがとうございます。ア.ナ.ザ.ー.ス,カ.ルは揺さぶられたり破壊者映画のような形で師匠を出したりと色々面白いことが出来そうですので是非やりたいです。
それでは仮.面.ズ的なお話にしましょう。扉の中や石周りの設定は是非活かしたいなと思っていたのでメモリの新しい活用法として開発された物という形の運用はいかがでしょうか。メモリは地.球,
の.記.憶を閉じ込めたものなので人の記憶ならどうなるかとかハイドープ辺りの研究とかで石形にしたもの…みたいなのでも良さそうです。現行のような理由で衣装チェンジしちゃっても良いですし、検索の右としての記憶を混ぜ込んでも良いかもしれません。かなり大雑把なことしか考えてないのですが大体の流れとか希望のカ.オ,
ワの中身とかありますか?もし仮面ズのほうで好きなイベがあったらその流れに則って…みたいな感じでも良いかなと。)
9652:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-02 15:09:08
(/メモリから新しく開発されたのが石というアイディアめちゃくちゃいいですね!それなら世界観を崩さずに石を介してもっとファンタジーな世界観も楽しめますね!検索様さえよければちょこちょこ石のお話も入れてもっと展開を幅広くさせていただければと!検索くんの記憶と絡んでくるのも原作基準でめちゃくちゃいいです。せっかくですし元ネタにあったワンダーランドをやるのはいかがでしょうか?ミステリーと並んで一番好きなイベントなのですが、世界観の変化が分かりやすくカ.オ.ワらしい非現実的な時間を味わえるかなと。ますは石初出しイベントみたいな感じでカ,オ,ワに巻き込まれて主を救い出す、みたいな一連の流れが出来ればいいかなと思うのですがいかがでしょうか?後々に検索くんの記憶と絡めてよりシリアスなことも出来ればいいかなと思っております!)
9653:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-02 20:26:46
…綺麗な石か。そういえばウ.ォ.ッ.チ.ャ.マ.ンも似たようなことを言っていたね。
(若返った彼女と不思議な一日を過ごしこの街に新しい友人ができた日から一週間ほど、街はいたって平和な日々が流れていたが秋になって暖かくなった風が運んできたのは妙な依頼だった。迷いを滲ませながら事務所の扉を叩いたのはこの近くの会社に勤務する女性だった。彼女によると高校からの友人が最近急に性格が変わったかのように言動がキツくなったらしい。最近昇進してストレスが溜まってるからだと思っていたが詳しい話を聞くことも出来なくて代わりに原因を探って欲しいという依頼だ。ある程度内容を聞き終えた後何か言い淀むのが見えれば気になって話を聞く。すると彼女が見せてくれたのは大きく変化する前に投稿した友人のSNSだ。そこには『落とした財布拾ってあげたらその人が綺麗な石をくれた』というメッセージと共に宝石のように輝く写真が添えられていた。興味惹かれるように写真を見れば最近街で流れている噂を思い出して相手に話を振って)
(/是非是非、扉の中は何でも有りですので定期的にやって行きましょう。検索はもちろん探偵君の過去にまつわる記憶の回も出来たらと思います。そしてワンダーランドの話も承知しました、原作はメインの二人ならではの話だったので今回は初カ,オ.ワに巻き込まれた部分を重視して不思議な世界を楽しめたらと思います…!その他取り入れたい設定や描写があったら教えてください。ひとまずそれっぽい導入を初めておいたので上手く乗って頂ければ幸いです。)
9654:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-02 22:48:44
あぁ、落し物届けたお礼に綺麗な石をくれる人がいるらしいって噂が出回って、それが価値のある宝石なんじゃねぇかって言ってたヤツだよな?
(この街に新たなお茶友が増えてから翌日、あの依頼人と連絡を取る機会があったのだがその時に『母が服に興味を持ち始めて、引きこもりがちだったんですけど家を出るようになったんです』と嬉しそうに話すのを聞いて嬉しい便りにまた次に彼女に会う機会を楽しみにしていた。そんな日から一週間ほど、事務所にはまた新たな依頼が舞い込んでいた。行方不明者の捜索依頼だが失踪直前に彼女の性格がキツくなったのは気になる点だ。更に依頼人からは性格が変わる前に投稿されたSNSを見せられる、友人である依頼人がこの投稿に何か感じたものがあるのならその直感は信じた方が良さそうだ。綺麗な石、というワードには聞き覚えがあって相手から話を振られれば頷いて情報屋から聞いた話をなぞって口にする、お礼に貰ったという点も共通していれば探偵の勘がこの件を追うべきだと訴えてくる。ひとまず依頼人には何か追加の情報があれば共有してもらうことを伝えて一度別れる事となった。取っ掛りがあるのならば直ぐに調べるべきだろうと「とりあえずウ.ォ,ッ,チ,ャ.マ.ンのとこいくか」と相手に声をかけて)
(/そうですね、今回はカ.オ,ワのテンプレートを一通りなぞるようなお話に出来ればと思います!メモリからの派生でできた産物とするならばカオスが完成する過程をメモリの毒素に徐々に侵食され最終的にド,ー,パ,ン.トになる、という流れに置き換えるのはいかがでしょうか?直接差し込むのとは違って怪人化に時間がかかる分、一度完全に怪人化してしまうとバ,ー,ド,メ.モ.リの時のようにかなり的確に攻撃を加えないといけないためメ.モ,リ,ブ.レ,イ,クが難しくなる、みたいな設定だと緊張感も増すかなと思いました!人)
9655:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-03 00:01:04
そうだね、何か情報が掴めるかもしれない。____ 例の石の件かもしれない依頼が入ったんだ、だから何か知ってないかと思ってね
(話を振れば相手も覚えがあったようで聞いていた噂の内容に頷く。必ずという訳ではないが何かをした理由にお礼として綺麗な石を配っている人物がいるというのがここ最近この街に流れている噂であり、最近では宝石かもしれないだとか持っていると心が揺さぶられる気がするといった話が出てきてさらに注目を集めているものだ。もし彼女の失踪とこの石が何かしら繋がっているとすれば当然見過ごせるものではない。依頼を引き受けることに決めお互いに何かあったら連絡を取るように伝え彼女を一度返した。その後すぐに情報屋の名前が出てくれば直ぐにうなずき事務所を飛び出した。情報屋の中で彼を探すのは難しくない方で人通りの多い街のあたりを歩けばすぐにその後ろ姿を発見する。『翔ちゃんにフィリップ君じゃん、お揃いでどうしたの』と声をかけてきた彼に端的に用件を切り出せばすぐに何のことかわかったようで笑みを浮かべると『ちょうどボキもそのネタ追っててちょうど今いい情報が入ったとこなんだよねェ』と告げる。だがすぐには切り出さずに相手の肩に腕を回して何故か自分から離れていくと『翔ちゃんさ、先週もフィリップ君と一緒に可愛い女の子と一緒に居たでしょ?』とにやけ顔で話しかけていて)
(/カオス化の流れをメモリの毒素の侵食に置き換えるのいいですね!精神的な弱みにじわじわと効く分深く入り込んで?がせない、メ.モ,リ,ブ.レ,イ,クが困難になったり後遺症が生まれるみたいな事実をどこかで出して緊迫感もマシマシにしちゃいましょう。直接刺したりもしないのでいつかどちらかが拾ってカオワを作り出してしまうのも楽しそうです。では衣装変化のハチャメチャを織り交ぜたりといつも通り好きな要素取り込みながら話を作っていきましょう…!なにもなければこちら蹴りで大丈夫です。)
9656:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-03 08:13:03
流石だな。なら、早速……え、…いやあれは……ただのお茶友達っつーか街を散歩してただけで…
(いつものハットを頭に携え街へ繰り出せば早速調査開始だ。この依頼といい最近街で急速に広がる『綺麗な石』というキーワードも気になるところだ。新たな情報が入っていないかも含めて早速ウ.ォ,ッ,チ,ャ,マ.ンの所へと赴く。相手から事情を説明すればよっぽといいネタが入ったのか彼は楽しげに笑みを浮かべている、これは十分に聞く価値がありそうだと早速新情報を聞く体勢に入った。しかしその前に腕を回され肩を組まれると相手から少し距離が出来て「なんだよ」と不思議そうな顔をする、直後先週のことを言われると動きを止めてしまった。流石街の情報屋、特に美女の情報は逃さないのがウ.ォ.ッ.チ.ャ.マ.ンという男だ。しかしあれは一筋縄ではいかない状況で素直に話す訳にもいかず適当に誤魔化そうとする、だが美女の情報を前に彼が引き下がるはずもなく『最近翔ちゃんの周りに女の子多くない?!ひとりはアレだったけど…でも海外行ったあの子とか先週の子とか女の子に囲まれて!翔ちゃんばっかりずるい!ボキも女の子とお茶したい!羨ましい!!』と肩を掴まれ揺さぶられてしまい)
(/メモリの毒素が深くまで入り込んでしまうのもめちゃくちゃいいですね!後遺症とかの話も好みなのでいつかビターエンドなお話もぜひやりましょう。どちらかがカオワ作り出すお話も是非やりたいです!ちょっと喧嘩した後に扉を開いてしまって、とかでシリアスさマシマシにしたいです。今回は世界観から楽しいものですし、思いっきり初めての石のお話楽しみましょう!/こちら蹴りでお願いします!)
9657:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-03 09:40:52
…?何の話をしてるんだい?
(良い情報が入ったというのにウ.ォ.ッ.チ.ャ.マ.ンは相手の肩に腕を回して何処かに離れていく。ここからその話の内容は窺えないが相手が狼狽えているのを見てますます分からず首を傾げていた。相手の肩がぐわんぐわんと揺さぶられ始めると流石に近付いて二人に問いかける。するとウ.ォ,ッ,チ,ャ,マ.ンは相手に『次はぜっーたい紹介して貰うから!』と耳打ちしてから離れていった。一方的に話を取り付けると彼は上機嫌に得た情報を教えてくれる。綺麗な石は今のところ赤青黄緑の4色のどれかであること、噂は風.都.の中だけであること、人によっては魅入られてしまうように見えるなど初めて聞く話が多かったが一番気になったのは綺麗な石をお守りと持っていた彼氏が別れ話の後お手洗いに行った後店内から突然と姿を消したという話だ。席が店の入口辺りにあった為一人で帰ったとは考えられず店員も姿を見てないという、今回の依頼人のケースに似通っていれば「石を持っていた人が軒並み居なくなっている…?だけど手に入れてから失踪までの期間にはバラツキがあって失踪していない人も居るとなると法則性が掴めないね…」と推理しながら頭を悩ませていて)
9658:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-03 12:32:27
分かった分かった……彼女の石は確か、
(肩をウ.ォ.ッ,チ.,ャマ.ンに揺さぶられされるがままになっていたが相手が近づき声を掛けるとその動きは止まる、軽く服装と帽子を整えていると次の機会を耳打ちされて軽く流しておいた。まさか先週の彼女が今は老齢の女性になっているとは夢にも思うまい。彼が仕入れた【いい情報】とやらを聞いていく、何やら噂は更に大きくより具体的なものになっているらしい。さらに人が忽然と姿を消す話も出てくればいよいよ異常事態だ、ここまで奇妙ならばメモリ関連の依頼である可能性もあるだろう。だが彼女の性格が変わったことと男が失踪したことと綺麗な石が出回り始めたことと、まだ明確にそれらの点が繋がったわけではない。ひとまず今の情報と彼女が持っていたという綺麗な石が同じかどうか確かめるため先程依頼人に教えてもらったSNSを確認する、落し物のお礼に貰ったと写真を載せていた石は黄色で今の話とも合致していた。画面を見ていると横からウ.ォ,ッ.チ.ャ,マ.ンがスライドインしてきて画面を覗き込む、そして『あーヒナちゃんもそれ載せてたよねぇ。最近更新内容荒れてるし、さっき見た時もカリカリしてたからボキ心配』とさらりと言われて「え、」と思わず声を上げてしまった。まさか今まさに探している彼女を目撃しているとは思わず「このヒナって子が今俺達が捜査してる子なんだ!何処でみた?」と慌ててきけば『三つ先の裏道だよ』とあっさり答えが出てきて「フィリップ!」と相手の方を見て)
(/すみません二つ前のお返事で勝手に行方不明にしてしまっていたのですが完全にこちらの勘違いでした…性格が変わって依頼人から連絡してもなかなか返事をくれずに様子が分からない、みたいな感じに変換お願いします!/こちら蹴りでお願いします!)
9659:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-03 16:24:26
ああ、追いかけるよ!…ヒナさん!
(ウ.ォ,ッ.チ.ャ,マ.ンから聞いた情報から新たに分かったこと、そしてまた謎のままであることを整理していく。教えてもらったSNSを確認すれば載せられた石はその情報と一致している。探している彼女もまた失踪するかもしれないと考えが及んでいるとウ.ォ,ッ.チ.ャ,マ.ンが彼女を見たと呟いて相手が慌てて問いかける。今の今、そして直ぐそこにいると分かれば相手の視線に答えるように声を上げ直ぐに駆け出した。見失う前に指さされた角を曲がると女性のものらしき後ろ姿が見えた。声をかけるとその人物は一瞬動きを止めちらりとこちらを向くがその手にはあの黄色の石が握られてている。彼女はこちらを一瞥するがそのまま行き止まりの方に進んでいく、その後を追うと突如として黄色の輝く扉が現れて「えっ」と声を上げる。明らかに異常な現象が目の前で起きているがさらにその扉が勝手に開いて彼女はその中に入っていく、その光景に絶句すると「…何が起きたんだ」と零して)
9660:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-03 17:43:53
ヒナさん!…んだよあれ、あれもメモリのせいか?……フィリップ。俺はこいつの中に入る。いつ扉が消えるか分かんねぇしな。お前はここで待っててくれ
(相手に声をかけすぐさま二人で走り出す、ウ.ォ,ッ,チ,ャ,マ.ンの言う通り直ぐに彼女は見つかって相手が声をかければ一瞬彼女の顔がこちらへ向くがまるで意に介さずそのまま道を進んでいった。行先は行き止まりのはず、依頼のためにはまずは彼女と接触しなければならない。袋小路へとは進む彼女に疑問を抱きながら角を曲がればそこには予想だにしない光景が広がっていて言葉を失った。そこにはあの綺麗な石と同じく黄色く光る扉があって彼女はその中へ吸い込まれるように足を進める、思わず名前を呼んだが彼女は止まることなく扉の中へと消えていった。あまりにも非現実的な光景に唖然としていたがふと正気を取り戻す!ここで立ち止まる訳にはいかない。性格の急変に失踪、それがあの扉と繋がっている気がする。きっとあの扉の向こうに答えがあるのだろう。いつものメモリ犯罪とは違いすぎる状況に相手の方へ振り返ればひとりで突入することを告げる、今彼女を追わなければきっと真相にはたどり着けない。一歩扉の方へ近づけばそのまま相手を置いていこうとして)
(/お世話になっております。いよいよカオワ突入でめちゃくちゃ盛り上がるところなのですが本日この後の時間から土日の間、返信が難しくなりそうです。隙間時間でお返事できればいいのですが、かなりお待たせしてしまうことになるかと思われます……申し訳ないですがお待ちいただけますと幸いです。把握のほどよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)
9661:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-03 20:02:14
君はそうやっていつも自分だけで行動しようとするけど、扉の中がどうなってるか分からない以上君を一人で行かせる訳にはいかない。 僕も勿論行くよ。
(黄色く光る扉の中に彼女が消えてしまって2人して固まっていたが相手が動きだしたことでこちらも正気を取り戻す。先程の何処か気の抜けたような表情といいその先の空間が今までの物に繋がっているのは間違いない。だが相手がこちらを向いて一人で中に入ると言い出せば露骨に眉を顰める。相変わらず自分を危険に巻き込みたくないと思っているのだろうがこの先が未知の世界である以上一人で突っ込んだ方が危険なのは火を見るより明らかだ。小さくため息をつくと普段の愚痴を込めて相手の意見を拒否する。そして勝手にいかないように腕を掴んで行動でも共にある事を告げて揉めていると黄色の扉がまた勝手に開いた。「えっ」と声を上げるも既に遅く体が傾いて扉の中に踏み込むがそこに足場は無くて叫び声を上げながら重力に従い下へと落ちていき)
(/土日の返信について承知しました。いつも通りゆっくりとお待ちしております!)
9662:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-05 07:57:11
どうなってるか分かんねぇ危険なとこだから俺が先に偵察を、……えっ?!だああああああああ!!
(見たこともない現象だが今は止まっている暇は無い、慎重に行動するためひとりは扉の前で見張っておくべきだろうという建前のもと相手をこのまま安全な場所に置いてひとりで扉の先へ行こうとする。しかしこちらの思惑はしっかり見破られてしまっていてため息の後にこちらの意見は却下されついでに勝手に行かないように腕を掴まれてしまった。こうなるのも薄々分かっていたがいつもとは勝手の違う現象にこちらからも相手の意見を否定しようとする、しかしその前に勝手に扉が開いて呆気に取られている間に二人して扉の中へと吸い込まれてしまった。しかもその扉の先は床のない場所で暗闇の中をどんどんと落ちていく、先の見えない落下に「フィリップ!」と相手の名前を呼んで強く腕を握って離れないようにした。そのうち一瞬視界が開けたあと何やら柔らかいものがクッションとなって衝撃が和らぎ、同時に『ボヨンッ』と凡そ聞きなれない音が響き渡った。おかげで怪我は免れたものの多少なり地面に叩きつけられたわけで「大丈夫かフィリップ?」と声をかけながら顔を上げた。そこには非現実的な光景が広がっていて驚愕する、大小カラフルなキノコが視界いっぱいに広がっていて「ンだこれ?!」と思わず叫んでしまって)
9663:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-05 10:26:59
うわっ、…ああ、だいじょう、……え、えっなんだいこの服は…!
(真っ暗闇に落ちていく中相手に名前を呼ばれてその腕を掴む。直撃を覚悟したが何か大きな柔らかいものに当たって妙な音と共に弾んだ。そして地面に着地するとようやく動きが止まって相手の声がけに答えようとした。だが目の前に人の高さよりも大きいかつカラフルなキノコが生えていて目を見開いた。明らかに現実離れした光景に固まっているとつぎは手首に妙な感覚を覚えてそちらに目を向ける。そこには普段ないはずの可愛らしい紫のフリルがついていて入る前に来ていた服の面影はない。全く別の個性的な衣装を身につけているようでそこ以外にもフリルやリボンで飾られていて、頭に触れるともふもふとした猫耳がおしりには太めの紫のしましまの尻尾が生えている。メモリの効果にかかった時のような現実離れした光景にますます困惑することしか出来なくて)
9664:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-05 20:10:44
な、…………ンだよその衣装。この前の猫とは違、っ、俺もかよ!
(無事に地面に降りたてたものの目の前に広がるのは非現実的な世界でさらに隣から相手の叫ぶ声が聞こえてくれば慌ててそちらを見る、そこにはたっぷりのフリルやリボンで飾られたファンタジーな衣装を来て猫耳としっぽを生やした姿の相手がいて思わず固まってしまった。最初こそ驚きが勝っていたが普段は見ないテイストの服装に相手らしい猫の姿に思わず見蕩れてしまう。数秒後にやっと意識を手元に手繰り寄せると改めて相手の方を見る、以前猫耳が生えたように見えたのとはま違う見た目だ。このキノコに囲まれた世界にピッタリな服装だが扉を抜けた途端に服が変わるとは何とも奇妙な現象だ。驚きの声をあげていたが途中で自分の服も変わっていることに気がついて更に声をあげる、黒のシンプルなジャケットはいつの間にか白ベースのものに変わっていて襟が赤と黒チグハグなカラーになっており形もそれぞれ違っていて奇妙な襟だ。よく見れば襟はそれぞれハート、スペード、ダイヤ、クローバーを半分にしたもののようで胸ポケットには白いバラにベトりと赤いペンキが塗られた胸飾りがついている。いつものハットも白色に代わりぐるりとトランプのスートの柄が入っていて、自分からは見えないが頬にはJのペイントが施されていた。この世界観にはあっているが何とも奇妙な格好だ、自分の服装を冷静に観察すれば「トランプの柄の服で白いバラが赤く塗られてるってことは…この格好、不思議の国のアリスのトランプ兵のモチーフってことか?ならお前はチシャ猫、だよな?」と困惑しながら確認するように言って)
9665:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-05 22:16:07
…本当だ。この周りの景色といい服といい不思議の国のアリスの世界の中に迷い込んだような場所だ。…いたい。
(ここから見える景色と自分の服が大きく変わって困惑していると相手も驚きの声を上げていて直ぐにそちらを向く。相手こだわりのシンプルさのあるスマートな格好からトランプの柄やバラのモチーフが散りばめられた衣装に変わっていて目を見開く、明らかに派手で個性的な格好であるのにここから見える景色には馴染んでいるように見えた。未だ状況が飲み込めないでいたが相手が作品のタイトルを口にすれば全てに筋が通って納得するように頷く。相手の特徴的な服もトランプ兵の見た目をアレンジしたもので、自らもこの耳と尻尾も恐らくチャシャ猫のものだろう。まるで物語の登場人物になったようだが明らかに現実離れしている。試しに自らの頬をつねってみるもそこに確かな痛みを感じてこれが夢の類でもないことを確認する。この異常の原因は間違いなくあの扉のせいだろう。辺りを確認しながら「訳が分からないけど僕がこうなったということはヒナさんも同じく何かの登場人物の役になっているのかな」と推測を口にして)
9666:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-06 08:10:36
…………あぁ、その可能性が高いな。とりあえず彼女を見つけねぇと
(このヘンテコな世界観にトランプモチーフ、極めつけの赤く塗られた白バラとくれば思いつくのは不思議の国のアリスしかない。相手の格好も奇妙だが紫色の猫、となればチシャ猫で合点が行く。どういう理屈でこうなっているかは分からないがアリスの世界に取り込まれてしまった、というのが現状らしい。そうやって考えていれば相手が自らの頬をつねる、夢では無いと確認する為の手段だと理解はできるのだが可愛らしい格好で猫耳を携えて自らの頬をつねる姿はどうにも胸を掴まれてしまった。相手の推測は自分のそれと同じで同意する返事をするがその間も視線は相手の猫耳に固定される、そして不意に手を伸ばすと頭についている猫耳に手を添えた。以前は本物の猫がベースでラガマフィンのそれはモフモフだっだか今回の紫色の耳も同じくふわふわで表面を撫でたり耳の内側に指を滑らせ感触を確かめる。触り心地は予想以上に良くて撫でる手を止められないままシマシマのしっぽの方へ手を伸ばせば軽く持ち上げるようにしながらその感触を確かめる、前より太いしっぽは「こっちは前より触り心地がいいな」と思わず感想を口にしてしまう程で勝手に相手の耳としっぽを触り続けて)
9667:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-06 12:11:22
ひとまずこの辺を出歩いてみて…っん!なにするんだい
(こんなへんてこな恰好と周りの景色の原因を探るためにも先に入った彼女を探さなくてはならない。アリスの世界を模しているのならこの世界もあの物語のように進んでいくのか、彼女がアリスなのだろうかと思考を巡らせ、ひとまずは辺りを見回ってみようと提案しかけた所で不意に猫耳に触れられるとぴくっと肩が跳ねる。どうやら作り物ではなく神経も通じているようで耳をピンと立て抗議の声を上げる。だが相手の視線はそこに固定されたままで撫でられ始めるとその気持ちよさに徐々に鋭かった目を細めて身を委ねてしまう。尻尾の方も持ち上げるように触られると緩く振るようになって触ってくる相手の手に擦りつけてしまう。まるで猫になった時のように甘えてしまっていたが草むらで何かが動く音がすれば正気に戻って相手の手首を掴み「もう十分だろう、何が起きるか分からないのだから辺りを警戒するべきだ」と主張して引き剥がした。大きな尻尾を揺らしながら「アリスと言えば薔薇とかお茶会だろうか」とメインらしい箇所を口にして)
9668:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-06 18:49:21
…そりゃ触りたくな、ッ?!……そうだな。彼女も物語の登場人物なら物語がある場所にいるはずだ
(相手の頭にあるふわふわの猫耳に触れると直ぐ様抗議の声と共に耳がピンと立つ、正直その反応も可愛らしく構いたくなるもので撫で続けていると徐々にその目は細くなった。持ち上げたしっぽは手の中で小さく振られてこちらへと巻きついてくる、親愛の証にまた胸が掴まれると撫でるのに夢中になってしまいそうだったが近くの草むらが揺れると油断しきっていたせいか肩が思いっきり跳ねてしまった。その間に相手から引き剥がされてしまい少々の物寂しさを覚えるが軽く頭を振る、今まさに不可思議な状況に巻き込まれているのだから少しも油断するわけにはいかないだろう。気を取り直すと真面目な顔付きで彼女を探すべきという相手に同意する、しかし後ろで揺れる大きなしっぽにチラチラとまた目線を奪われてしまって早く事を解決しなければと軽く息を吐いた。あの扉をくぐって落ちたのはきっと物語冒頭のウサギの穴、ここは不思議の国の入口と言ったところだろう。アリスの物語には様々な場所が出てくるがその何処かに彼女がいるはずだ、ことの真相を確かめるためにもひとまずこの場から歩き出すことにした。キノコの森を歩いているとだんだんと周囲は普通の木々に切り替わっていく、暫くは音のない静かな森だったがやがて汽笛に似た音や何かのメロディが聞こえてきてその音に導かれるように進んで行った。やがて木々が少し開けた場所に出る、そこには大きなテーブルがありお菓子やお茶やらが所狭しと並んでいてぐるりと囲むように並べられた椅子のうち二つに帽子を被った男とうさぎ耳を生やした男がいて「これって…お茶会のとこ、だよな?」と確認するように相手に耳打ちして)
9669:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-06 19:52:13
…ああ、そして作中では確か女王によって時間が止まっていて永遠と終わらないお茶会をしていたはずだ。
(すっかり没頭されていたようだが彼女を探すように声をかけると相手は真面目な顔で頷いた。まだ時々尻尾に目線が送られるのはさておき気を取り直すと道を歩き始める。何度観てもカラフルなキノコの生えているのは不思議な光景だったが段々と普通の木々になっていく、キョロキョロと辺りを見渡していると何やら音が聞こえてきて更に進むと大きなテーブルにたくさんの紅茶のカップやポット、お菓子などが並んでいる場所に出る。相手の言葉に頷きながらアリスの物語を思い出す、作中ではうさぎや帽子屋がお茶会を行っているところに出くわす場面があるが椅子に座った彼らの装いといい正にその場面だろう。そしてただのお茶会では無かったことを口にしているとうさぎ耳を生やした男がこちらを向くと『やあ、お二人共。良かったらワインはいかが』と声を掛けてくる。テーブルの上には勿論お茶しかない。テーブルの上に置かれたうさぎの持ち物である時計も動いていないことに気づくと相手の傍により「ここが物語の中で、登場人物にはそのルールが適応されるならあの場所に座ったら抜け出せないってこともあるかもしれない」と懸念を口にして)
9670:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-06 22:10:56
永遠に終わらないお茶会、か。座ったら最後ってことになりそうだな。悪いが俺達は先に、っ
(アリスの物語はざっくりと知っているが細かなところまでは把握していない、相手にストーリー上あった場所か問えば肯定の返事がされる。だが流石不思議の国と言ったところか、お茶会は永遠に終わらないものらしい。相手の視線の先を追えばカチカチ音が鳴るのに進んでいない時計があってどうやら相手の読みは当たっていそうだ。返事をしないこちらに対して今度は帽子屋が『早く早く座りなよ。早くお茶会を始めないと!』と急かしてくるが終わらないお茶会に閉じ込められ彼女を探しに行けなくなっては困る、首を振って断ろうとするがその言葉を言い切る前に帽子屋がこちらの腕を掴んできて『ダメだよダメだよ!お茶会をしなきゃ!そう決まってるんだから!女王様の命令だよ!』と叫ぶ。何処か狂気を孕んだ言葉に思わず無理やり腕を引っ込める、それでも帽子屋は再びこちらに手を伸ばそうとするがある所でその手は止まった。帽子屋は一生懸命に手を伸ばしているが椅子を立とうとはしない、あの様子では立ちあがれないというのが正解のようだ。やはりこのお茶会に参加するのは危険なようで「ここから離れた方が良さそうだな」と相手に声をかけるも今度はうさぎの方が『そんな!とんでもない!女王様の命令なのに!このテーブルにはなんでもあるのに!早くお座りよ』と更に迫ってきて)
9671:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-07 11:30:03
っ、翔太郎、隠れよう!
(物語の通りならあのお茶会に参加するわけにはいかない。立ち去る旨に賛成を示していると帽子屋が相手の腕を掴んで椅子へと座らせようとする。その狂気じみた様子にますます恐怖を感じて後ずさればうさぎまで椅子から届く範囲で迫ってきて相手の手を引いて更に遠ざかる。女王様の命令は絶対というルールはこの世界に適応されているのだろう。『女王様に背いたら首を撥ねられちゃうよ』と物騒な言葉が聞こえてくる中、紅茶を飲んでいた帽子屋が『女王様だ!』と声を上げる。指さした方角の方から確かに足音が聞こえてくれば女王に見つかるのは不味いと判断して相手の手を引いて木々の茂みに飛び込む。お茶会が女王の命令なら参加しない事は反逆で見つかるのは不味い。彼らに密告される可能性も考え身を隠しながら移動して万が一の時に逃げ出せる距離を確保する。そこからこっそりとテーブルのあった所を覗き見ると赤と黒のドレスを身に着けた女性が兵隊を引きつれうさぎと帽子屋に怒りながら何か命令しているようだった。これも作中通りだと眺めていたが気の済んだ女王が兵の方を向いたところで思わず息を飲んだ。その顔は先程追いかけて扉の中に先に入っていった彼女のもので「ヒナさんが女王役…?」と小さく呟いて)
9672:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-07 12:41:16
アリスじゃねぇのかよ……もしかしてヒナさんの性格がキツくなったのってこの国の女王様になったからじゃ…
(狂気じみた言動で帽子屋とウサギがお茶会へと執拗に誘ってくるが椅子から降りることは決してない、きっとこれも女王の命令のせいであの椅子から降りれなくなってしまっているのだろう。一度椅子に座ればどうすることも出来なくなってしまう、掴まれない位置を保っていれば元凶たる女王様がくると帽子屋が叫んだ。ここで捕まるのはマズイ、この世界で女王様の命令が絶対ならば何かを命じられれば自由を失うことになる。相手に頷き少し離れた位置の茂みに身を隠す、やがて女王一行がやってくると何かを怒りながら命じていたがその顔には見覚えがあって息を飲んだ。相手も思うことは同じらしい、てっきりこの世界に迷い込んだ主人公かと思っていたが彼女に割り当てられたのは女王様だ。理不尽で怒りっぽい女王様を演じるうちに性格がそちらに引っ張られているのだろうか、彼女を見つけることは出来たもののまともに接触すれば命令を下されて自由を奪われてしまうだろう。悩みながら彼女を見つめていれば違和感に気がつく、目の周りが普通よりも黒っぽいのだ。よくよく見てみれば目の周辺には黒い亀裂のようなものが入っていてそれはメモリの毒素が侵食している時に現れる特徴によく似ている、相手の方をチラリと見てから「彼女の目の周り、メモリの毒素にやられてる時みてぇだ。この世界はメモリに関する何かから生まれてるのかもしれねぇ」と推測を口にし)
9673:
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ID:415c83bff 2025-10-07 14:18:41
…本当だ。ならあまりここに長居させるのは不味いかもしれないね。かといって今の彼女が話を聞いてくれるかどうか…
(草むらから伺う女王様の顔は探していた彼女の顔で相手と共に驚く。彼女は女王様の役割を疑うことなく暴君のように振舞っていてここに来てから適応したのか女王様になって性格が変わったのかは判断がつかない。そのまま様子を伺っていると相手が彼女の眼の周りについて言及して注目してみると確かに亀裂のようなものが入っていてメモリの粒子のようなものが解け出ているようにも見える。通常のメモリが人体に突き刺してその記憶を直接体内に取り込むものならば今回はこのアリスの世界に対して散布するような形で使ったのだろうかと思考を巡らせるが結論はやはり出ない、だがどちらにしろこのまま放っておけば浸食が進行すると見ておいた方が良いだろう。早く連れ出してしまいたいが完全に役になりきっている彼女が対話に応じて貰えるとは思えない。「何かこの空間の突破口とか有効な手立てが分かればいいんだけど」と口にしていれば命令を飛ばして満足したのか彼女は何処かに去っていく。「ここがアリスの世界なら何かイベントや事件が起きるはずだ、見失わないように尾行しよう」と提案してはその後ろをこっそりとついていった。やがて辿り着いたのは城の庭園で綺麗な白いバラが咲き誇っているが彼女はそれを見るなり『なんで薔薇が白なの?普通、薔薇は赤色のはずよ。そこの者、なんとかしなさい!!』と近くの人物に怒鳴っていて)
9674:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-07 18:05:14
彼女にこっちの話を聞かせる方法か……___フィリップ、確か物語の中でアリスが裁判に掛けられるシーンがあったよな?
(彼女の目の周りに見える異常な亀裂、そこから見覚えのある緑色の粒子がもれ出していればこの異常事態がやはりメモリに由来するものだと確信する。毒素に蝕まれた時と同じ症状が出ているのならグズグズしている暇は無い、いつかド.ー.パ.ン,ト化してしまうことだってあるだろう。だが現状彼女とまともに会話出来るとは思えない、一方的に命令を怒鳴りつけられて終わってしまいそうだ。二人で頭を悩ませているうちに彼女は移動を始めてしまう、相手の声かけに頷いてひとまず後を追った。たどり着いたのは城の庭園で女王様である彼女はバラの色が気に入らなかったのかトランプ兵を怒鳴りつけている、これも物語の筋書き通りだ。覚えている限りで物語を順に追っていく、ここに迷い込んだアリスが一番ハートの女王と対峙し会話していたのは確か裁判のシーンだったはずだ。そこならば彼女から一方的に命令されるだけでなく彼女自身と話が出来るかもしれない、即死刑を言い渡される可能性もあるが現状彼女と対峙出来る可能性があるのはそこだけだ。バラを赤く塗る命令を下したあと彼女はその場を離れていく、そのタイミングで相手の方を向けばこちらの考えを共有することにした。せっせとバラを赤く塗るトランプ兵の方を見ると「俺は今からあの中に混じって裁判に掛けられるように仕向て、そこで彼女と会話する機会を作る。お前がチシャ猫ならある程度彼女に縛られずに動けるだろ?そっからは出たとこ勝負だが…意地でも彼女の本音を引き出してここにいる理由を聞き出す。それでどうだ?」と作戦を提案して)
9675:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-07 20:29:26
ああ、女王のタルトを盗んだ罪で裁判にかけられるシーンがあった。容疑者は確かハートのジャック、…分かった、僕は何かこの世界に情報が落ちてないか調査してみる。
(庭園に行った彼女はバラの色が気に入らないとトランプ兵を?りつけている。これからどうするべきか考えながら彼女を見張っていたが離れていくタイミングで相手が物語の一シーンについて問いかけられた。女王のタルトを盗んだとしてトランプ兵が裁判にかけられアリスが証言する場面があったはずだ、その時の容疑者の名前を思い出そうとしたところで相手の頬のペイントが目に入って言葉が止まる。切り札とは違うがジャックだって相棒の持つメモリのアルファベットだ。そして相手から作戦が共有されると少し考えこんでから視線を向け賛成するように頷く。裁判にかけられるということは動けなくなることも死刑になってしまうリスクも高い、だが彼女と対話の機会を持つにはその時を狙うしかないだろう。代わりにこちらは自由気ままな猫の性質を使いその時に向け有利に働く情報や脱出の出口を探すことを買って出る。大きく尻尾を揺らすとぐいっと顔を寄せ「くれぐれも無茶はしないように!」と念を押すように告げ)
9676:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-07 21:32:14
タルトを盗む、か……あぁ、頼んだぜ相棒。俺だけじゃ多分死刑まっしぐらだ、ここがメモリで作られた世界なら地.球.の.本.棚の情報も役立、
(こちらの問いかけに相手は何をしようとしているのか察しが着いたようだ、彼女の前に出ていく上に自分の役柄がトランプ兵であるのを考えると彼女に命じられればそれこそ簡単に首から上が体からおさらばしてしまいそうだ。だがそこにチシャ猫という相手の存在が加わればイレギュラーに転ぶはず、そこに彼女と対話するチャンスがあるはずだ。物語に沿って裁判にもっていくには彼女のタルトを盗めばいいらしい、方針が固まればここからは別行動だ。物語を違う方向にもっていけるかは相手の情報収集にかかっている、いつもとは違いじっとしているのは性にあわないが仕方がない。相手にその後を託そうとすればグイッと顔が近づいて無茶をしないように釘を刺される、こちらを心配しているのは分かっているがその仕草は可愛らしくて「分かってるって」と軽い調子で返せばこちらからも顔を寄せて呪いついでに軽く唇を重ねた。何か言われる前に「じゃあ後でな」と軽く手をあげるとバラを塗るトランプ兵達の元へと近づいていった。トランプ兵達は自分と同じ格好をしていて簡単に輪に混じることが出来る、白い薔薇にべっとりと赤いペンキを塗っていればそのうちトランプ兵の数名が『お茶会の準備をするぞ!』と声をかけあい用意を始めた。そこに素知らぬ顔で混ざるとティーカップやケーキを次々とテーブルへ運んでいく。そしてお目当てのタルトを見つければ率先してテーブルへと運んで真ん中の一番目立つ所へ置く、周囲に人目のない隙を見計らって一切れタルトを掴むと素早く口に放り込んでそれを食べてしまって)
9677:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-08 12:01:49
ん。…ああ、気を付けて。
(ある意味物語を動かす為の囮になると聞けば不安は湧きあがって顔を寄せると無茶をしないように釘を刺す。こんな世界で相棒と別れる訳にはいかない、それが分かっているのか分かっていないのか軽い調子で答える相手に僅かに眉を寄せていたが相手が近づいてきて軽く唇が重なるとその特別な感触に不安は薄れ表情を緩めた、そのまま去っていく相手を送り出すと相手とは違う方向に歩いていく。トランプ兵の中でもリーダー格っぽい人物を見つけ話を聞けばもうすぐ女王様がここに来ること、それまでは一人で城で休んでいる事が分かる。ならば盗み聞きでもすれば情報が得られるかもしれないと普段よりも俊敏な動きで城の中に潜り込んだ。そこから中庭で休憩する女王様もとい彼女の姿を見つけ、少し悩んだ後猫のように木の枝に登って様子を伺う。彼女は『私はこんなに頑張っているのに何で認めてくれないの』『ここなら皆私のいうことを聞いてくれる!私はもう情けなくなんてない』とぶつぶつ呟いていてその間も目の周りの亀裂から光の粒子が溢れ先ほどより広がっているように見えた。どうやらここは彼女が望む世界になっているようで微塵も元の世界に帰りたがっている兆しはない。メモリはそれ自体の性能はもちろんだが使用者の精神状態や気持ちに作用される部分が大きい。以前文化祭をやり直したかった彼女のように元の世界に帰りたいと思わせることが出来ればこの世界も崩壊するかもしれない。その原因であるメモリの特定を始めようとしたところで城の警備をするトランプ兵が騒ぎ立て『女王様、女王様。庭園のお茶会で女王様のタルトが、その…』と伝えに来る。どうやら相棒が動いたようだ、彼女が怒りを露わにして『そんな私に逆らうことをしたのは誰!?』と騒ぎ立てるのを見れば原作の流れになるよう王様の方にこの件を伝えに行き)
9678:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-08 12:37:06
どうも女王様。…俺がタルトを盗んだなんて滅相もない。ただ女王様のためを思って、
(タルトを平らげてしまえば当然テーブルの上のタルトは欠けた形になってしまう、そのタイミングで別のケーキを運んできたトランプ兵が欠けたタルトを見つけて顔を青くした。トランプ兵は慌ててどこかへ駆けていき、少し時間を置いてから女王である彼女がトランプ兵を引き連れ真っ直ぐとこちらへやって来る。軽く挨拶をすると『ああああ!!私のタルトが!!お前が大事な私のタルトを盗んだの?!』と激しい怒りと共に問いかけてくる、それに涼しい顔で答えようとしたがその前に『この者の首を跳ねよ!!』と命令が下ってその場から動けなくなってしまった。これが女王様の命令の力かと痛感したところで「待ってください女王様。俺は女王様のタルトに毒が入っているかもと思って毒味をしたんですよ」とあくまでも彼女のためであると主張する。彼女に寄り添う姿勢を見せれば彼女の動きが一瞬止まる、そのタイミングで王様が慌てて駆けつけてきて『待て待て彼に主張があるなら裁判をしないと!そこで正しいのがどちらか決めればいい』と助言すれば彼女は不機嫌そうにするものの、『良いわ。裁判でハッキリさせましょう』と物語通りの流れに持ち込むことが出来た。罪人として手首を背中側で括られ左右をトランプ兵に挟まれながら城の中へ移動する、ほどなくして玉座の前にたどり着けば彼女は『これよりこの不届きなトランプ兵の裁判を始める!』と宣言して)
9679:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-08 14:23:11
…それはちょっと早計じゃないかい? 一方的な判決の提示は裁判とは言えない、それに君は女王様ではなく相澤ヒナだろう?
(王様に事を伝えて彼女が暮らしていた城の中を軽く探っていれば門の方が騒がしくなっていた。取り押さえられるような形で相手が裁判所を模した玉座の前に連れられてくるのを見れば物語通り進んでいることに安堵しつつここが正念場だと息を吐いた。城の者が玉座の周りに集まってくるのに乗じて自分も近くに寄ってくれば捕らえられた相手とアイコンタクトを交わした。彼女は裁判の開始を宣言するがすぐに相手を指さして『このトランプ兵は準備中に許可なく私の大事なタルトを盗んだ!よって今すぐ死刑よ!』と騒ぎ立てる。そろそろ頃合いかと一歩前に出ると彼女の暴走に口を挟む、視線がこちらに集まりますます彼女の眉間に皺が寄るが裁判の在り方を説明しながら依頼人から聞いたフルネームを呼ぶと彼女の瞳が大きく揺れ『な、なんでその名前…!』と驚いている。更に畳みかけるように「ここは恐らく君の願望の世界だろう、女王様という役も君が望んだもののはずだ」と続ければ『うるさい!その者も一緒に捕まえろ!』と彼女が叫ぶが体が重たくなるだけで今までのように動けなくなるわけではない。自分と同じ他所から来た人物の登場に動揺して命令の力が弱まっている。自分の中で立てていた仮説が実証されたことに口角をあげ「やっぱり君が命令を効かせることが出来ると思った人物には有効だけど少しでも君自身が迷ったらその効果は薄れてしまうようだ」とこの世界の法則をまとめつつ「裁判ならばしっかりと容疑者の意見も聞くべきだ」とニヤリと笑いながら話を誘導して)
9680:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-08 18:42:57
ヒナさん。こんな無理やりな形で会うことになっちまってすまねぇ。でも、最初にハッキリさせとくが俺達はヒナさんの味方だ。凛さんからヒナさんが心配だって依頼を受けて俺達は、
(玉座の前に立てば裁判の傍聴人という名のトランプ兵や従者が広間を埋め尽くす、その中に相手の姿を見つければ目配せして小さく笑う。これで準備は整った。早速裁判が始まり女王兼裁判長となった彼女が怒りのままに供述をする、といってもそれはほぼ命令だ。彼女の言葉の後、途端に体はピタリと動かなくなり自ら首を差し出すように勝手に顔が上を向く。このままでは死刑まっしぐらだがこちらには相棒がいる、良いタイミングで相手が口を挟んで彼女を女王様ではなく本名で呼ぶと途端に体の拘束が緩んである程度自由に動けるようになった。どうやら相手の読みは当たっているらしい、きっと彼女がこの世界に入り込めば入り込むほど仮想の世界は輪郭をよりハッキリとさせ彼女の思うままになるようだ。つまりここから彼女を連れ出すにはまず彼女が女王ではなく相澤ヒナであることを思い出させる必要がある。相手から会話のパスを受ければこちらもニヤリと不敵に笑う、そして彼女の目を真っ直ぐと見つめた。女王とトランプ兵ではなくこの街の人と探偵という立場で彼女に語りかける、そして友人からの依頼でこの場に来たことを伝えようとした。しかし依頼人の名前を出した途端、彼女はカッと目を見開くと『凛…?!今凛って言ったの?!あの子が私の心配?嘘に決まってるでしょ!!』と声を張り上げ激怒した。玉座の肘置きを何度も叩くと『やはりお前は死刑だ!死刑!!首を跳ねろ!今すぐに!!』と叫べばまた体が重くなりその場に立っていられなくなれば膝をついて)
9681:
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ID:415c83bff 2025-10-08 21:59:08
っ、嘘なんかじゃない、彼女は暫く連絡が来ない君のことを心配していた。…君のことをちゃんと見ている友人だよ
(半ば賭けに近かったがやはり彼女の精神が命令の力に、そしてこの世界に繋がっている。ならば女王様という役から彼女を引きはがそうと声をかけ、相手にバトンタッチする。相手は味方であることを強調して伝えると少しばかり彼女のこわばりが解けたように見えるが依頼人の名前を出した途端その目が大きく見開かれる。なにかのトリガーになったのか声を張り上げ激怒すると叫ぶように命令を飛ばし、相手は膝をついてしまう。このままでは相手が本当に首がはねられてしまうと二人の間に立って相手の言葉を補強する。依頼人は間違いなく彼女のことを心配している、わざわざ自分たちのような探偵に依頼するまで、だ。そのことを熱心に伝え、さきほど木の上から聞いた言葉を思い出すと【彼女自体を見ている】というワードを使って友人だと伝える。すると彼女の瞳が揺らいで『嘘よ……だって何も連絡くれなかった。仕事疲れているならまた今度にしようって離れていったのに!』とぶつぶつと言葉を零していくがその間に目の周りの亀裂はだんだんと広がっていく。「なっ」と声をあげている内に彼女が『そんなわけない!!!』と叫んだかと思えば亀裂に沿って顔の半分ほどが怪物の、ド.ー.パ.ン.トのものに変化していって)
9682:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-09 08:06:21
なっ?!あのままじゃド.ー,パ.ン.トに……じゃあこいつらはヒナさんを見てくれてんのか?!違うだろ?こいつらは意のままに動くかもしんねぇけど、それはヒナさんを見てるからじゃない!女王様の命令だから従ってるだけだ!ヒナさんのこと見てんのは凛さんだ!
(こちらが依頼人の名前を出せば彼女は激しく怒りを顕にする、彼女の叫びはきっと彼女の本音の裏返しだろう。相手がそれを突くように依頼人が間違いのない友人だと諭せば彼女の動きが一瞬止まる、誰からも見られていないという不安や不満がきっと彼女をこの世界に留まらせている。しかし彼女はまた怒号をあげて相手の言葉を拒絶する、すると目の周りに入っていた亀裂はますます広がって彼女の怒りと共に顔が半分怪人のそれへと変化して思わず言葉を失った。いつもとは違う手順だがこのままではメモリを使った時と同じくド.ー.パ,ン.トになってしまうのは確実だ、それに普段とは違い彼女は恐らく毒素がかなり体に蓄積された状態でその体で怪人化してしまえば事態は悪化するに違いなかった。無理やり顔を上げると必死に叫ぶ、ここでは誰もが彼女に従うが彼女の欲求を満たすことはないだろう、彼女は怒りと苦しみに苛まれているのか両手で頭を押さえながら『でも!!あの子の隣にいるといつも惨めなの!凛はなんでも出来るから!だから影で私は凛に比べて情けないって絶対言われてる!!あの子が…大好きで憎いの!!』とまた叫んで怪人の顔が過去の顔をさらに覆う、だが彼女は自分達の言葉で揺らいでいるのか体の拘束はかなり緩くなった。その隙をついてかけ出すと被告人席を飛び出し相手を追い越して彼女の前に躍り出て「ヒナさんのその叫びを凛さんに伝えたことはあんのかよ?!」とこちらも叫べば『え、?』と戸惑いの言葉と共に彼女の動きが止まって)
9683:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-09 11:43:24
彼女は君が以前より距離を取るようになったって寂しがっていたよ。だけど今でも積極的に色んな事に連れ出してくれて一緒に過ごすのが楽しい一番の親友だとも言っていた。…君の変化に一番に気付いたのは彼女だ、なら話してみる価値はあると思わないかい?
(まるで彼女の感情に応ずるように顔の半分がド.ー,パ.ン.トのものに変化していく。長くここに居る分完全に変化してしまえばメモリから引き剥がすのは容易ではないはずだ。相手が彼女の命令に抗って必死に叫ぶと彼女は両手で頭を抑えて苦しむように叫ぶ。更に怪物化は加速しているが裏を返せばそれだけ彼女の心に響いている証拠だ。相手が命令の拘束から抜け出して依頼人とのことを突き付けるとその動きは止まる。すかさずこちらも依頼を受けた時の表情や言動から彼女を大切に思っている事、一度その叫びをぶつけてみればいいことを気持ちの乗った声でぶつければ彼女の顔には更に戸惑いが浮かび女王を象徴する冠の存在が揺らぐ。このまま押し切ればこの世界は崩れると確信を持つが不意に周囲で傍観していたトランプ兵に黒いモヤモヤが浮かび上がりトランプをモチーフにしたようなマ.ス.カ.レ.イ.ド・ド.ー.パ.ントに変化する。その様子に目を見開くも「多分奴らはこのまま彼女をド.ー,パ.ン.トにしてしまうのが目的だ。その前に倒すよ、翔太郎」と叫ぶといつの間にか持っていた疾風のメモリを構えてから相手を見て)
9684:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-09 12:26:51
あぁ、ヒナさんには凛さんにもう一回会って貰わなくちゃならねぇからな。__変身っ!
(彼女を女王様から依頼人の友人へと引き戻すために面と向かって依頼人と再び向き合うべきだと叫べば彼女の動きが止まる、相手がこちらの叫びを後押しするよう冷静に依頼人の様子や言葉を伝えれば女王の象徴である冠が揺らぎ始めた。このまま彼女が依頼人ともう一度話すことを望めばきっとこの世界の女王様という立場から脱却できるはずだ。しかしそれを良しとしないのか周囲にいたトランプ兵達が一斉にマ,ス.カ,レ.イ,ド,ド,ー,パ,ン.トへと変化する、どうやら奴らはこの世界から彼女がいなくなると困るらしい。その目的は当然彼女をド.ー.パ.ン,トにするためだろう。声をかける相手の方をみればいつの間にかその手には疾風のメモリが構えられている、こちらの手の中にもいつの間にかドライバーと切札のメモリが収まっていた。相手の左隣に並んでハードボイルドな探偵らしくクールでニヒルな笑みを浮かべれば腰にドライバーを宛てがいメモリを起動させる、相手のメモリと意識がこちらの体に流れ込んでくるのを感じてから自らもメモリを装填してドライバーを開けば風と共に装甲を纏った。彼女をド,ー,パ,ン.トにするための物語を続けるため怪人が襲ってくる、それを拳と蹴りである程度牽制したあと「トランプみてぇに数だけ揃えやがって。なら…!」とこちら側のメモリを交換して鈍い銀色の装甲を纏う。シャフトを構えると一気に薙ぎ払って敵の数を減らしていって)
9685:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-09 15:01:42
よし、じゃあ今度はこれだ!
(疾風のメモリを構えて相手の方を見ればニヒルな笑みが浮かぶ。いつもよりファンタジーな格好だが二人で横に並んでドライバーにメモリを装填すれば意識とともに相手の元に転送されて変身を果たした。早速怪人が襲ってくるがトランプ兵がモチーフなだけあって数が多い。すかさず銀色のメモリとシャフトに変更して薙ぎ払うとそれほど強くないのか簡単に消えていった。あっという間に数が減ると今度は裁判場にいたうさぎと何処からともなく現れた帽子屋が屈強な怪物へと変化する。それほどまでにこの物語を壊されたくないようだが今度はこちらのメモリを赤色に変えシャフトに高熱を灯すと重たい一撃を食らわせ倒していく。床に転がった怪物たちはもやのような物になって消え、残るは彼女一人だけだ。だが彼女は頭を押さえ苦しそうな声をあげる。顔の大半がド,ー,パ,ン.トのものへと変化していこうとしていたがその右耳近くの辺りに一際きらりと輝く髪飾りを見つける。そこにはSNSで見た黄色の石が嵌めこまれていて「翔太郎、あれ!もしかしてあの石を壊せば彼女を取り戻せるんじゃ」と推測を口にして)
9686:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-09 18:17:12
っ、あの石か!
(シャフトを振ればトランプ兵だった怪人は霧散していく、このままこの世界を壊されるのがマズいと思ったのかウサギと帽子屋が現れて他のよりも屈強な怪人に変化すると「ンなのありかよっ!?」と思わずツッこんでしまった。それならばこちらの火力を上げるまでのこと、右半分を赤色に変えて相性のいい高火力な攻撃を叩き込めば簡単に怪人はモヤとなって消えていった。残るは彼女だけ、毒素に苦しむ彼女をどう救えば良いのか彼女を観察すると相手が右耳近くに光る髪飾りを見つけた。そこにはSNSにあげていた黄色の綺麗な石が光っている、彼女があの石を見つめたことで扉が開きこの世界が作り出されたのならこの世界の起源はきっとあの石だろう。相棒の読みはあたっている、そう確信して彼女へと近づいた。錯乱する彼女は『近寄らないで!』と声を荒らげてこちらを叩こうとするがその手をそっと止めて仮面の下でニヒルに笑うと「失礼、お嬢さん」とキザな言葉と共にそっと彼女の髪飾りを外す。そして後ろへ振り返り軽くそれを宙へ放り投げるとシャフトを思いっきり振り抜き髪飾りをあの石ごと叩き壊した。高い音が響き渡り石が砕け散る、その瞬間に彼女は叫び声をあげてふらりと体から力が抜けた。彼女の体を素早く受け止める、痛みから解放されたのか彼女はぼんやりとこちらを見あげていてその顔のド.ー.パ.ン.ト化していた部分がゆっくりと崩れて元の顔に戻り、顔に入っていた亀裂は塞がって元のそれへと戻っていく。これでもう彼女が怪人になることはないだろうと変身を解除した。同時に不思議の国自体が震え始める、きっと石を失って世界が崩壊を始めたのだろう。彼女の方を見ると「さ、こんなところとっとと抜け出して凛さんとのお茶会にいかねぇと」とまたキザったらしいことを言えば彼女を横抱きにする、相手が起き上がったのを確認すれば目配せして「走るぞフィリップ!」と声を掛けて)
9687:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-09 21:21:36
ああ、出口はあそこだ!
(変化していく彼女の顔の中で一際きれいに輝く石、あれが原因だろうと推測をくちにすれば相手はそれを信じてそっと髪飾りを外す、彼女は石を取り返そうと腕を伸ばすがその前に相手が髪飾りを放り投げシャフトで思い切り叩き壊した。その瞬間彼女が悲鳴をあげるも受け止めたその顔からは亀裂がきれいに塞がって元の顔に戻っていった。やはりあの石がメモリのようなものだったのだろう。変身を解除して意識をもとの体に戻したところで不思議の国の世界が地震でも起きたかのように大きく揺れる。自分が起き上がるのと同時に相手が彼女を横抱きにして声をかけられると庭園の出入り口の部分に黄色の扉が現れるのを見つけそちらを指さしながら走り出した。世界が崩れるような揺れを感じながら出口に向かえば扉はかってに開き視界が光に包まれた。光が収まって目を開いたときには自分たちが入ってきたときと同じ路地裏に出ていた。後ろを振り返ってもあの扉はもう消えていて「どうやら帰ってきたみたいだね」と安堵の息を零した。彼女の様子を伺おうとしたところで道の先から『ヒナっ!』と声が聞こえる。そこにいたのは依頼人の姿で相手に抱えられた彼女を見るなり走って近づいてきて心配そうな顔を向けていて)
9688:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-09 22:11:09
あぁ…ヒナさんも無事みてぇだな。…、凛さん!
(彼女を女王たらしめ全てが彼女の思いのままになり彼女を侵食する世界を作り出していた石が砕けて世界は崩壊し始める、彼女を抱えて相手と共に走り出せば相手が庭園の先にあの黄色く光る扉を見つけた。入口があれならば出口もあれだろう、迷いなく扉の中に飛び込めば一瞬視界は白に染まり、次の瞬間には元の路地裏へと戻ってきていた。無事に彼女をあの世界から連れ戻しド.ー.パ.ン.ト.化も防ぐことが出来て何よりだ。安堵の息を吐いていると依頼人がこちらへと駆けてくる、大方ウ,ォ.ッ.チ.ャ,マ,ンに自分達の行き先を聞いて来たのだろう。彼女を心配そうに覗き込む依頼人をみれば自分達の言葉が間違っていなかったのを確信して彼女の方を見る、彼女の瞳は依頼人を見つめて暫くゆれてやがてこちらを向いて下ろして欲しいと目配せを受けた。どうやら彼女に身体へのダメージは無いらしい、そっと彼女を地面に下ろせば依頼人を不安そうな目で見つめる。その様子を依頼人は優しい笑みで見守って『本当に、ヒナが無事で良かった』と穏やかに口にした。その言葉をキッカケにヒナさんはワナワナと震え始めてやがて大きな声で泣き出してしまう。突然の事に焦りそうになってしまうが依頼人が直ぐに彼女のことを抱きしめていた。そこから彼女は支離滅裂に今までの不安や寂しさを依頼人にぶちまける、同じく依頼人も寂しがったこと煮え切らない態度に苛立ったこと嫌われたのかもしれいないと不安だったことを包み隠さず彼女へと伝えて、しかし最後に『でもね、私にとってヒナは一番の友達なのは変わらないから!いつもヒナが頑張ってるのも背伸びしてるのも苦しんでるのも、それでも頑張ってるのも知ってるから!』と誰よりも傍にいることを伝えれば、彼女は涙でぐちゃぐちゃの顔のまま大きく頷いていて)
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ID:415c83bff 2025-10-10 00:00:41
…どうやらもう大丈夫そうだね。
(依頼人が駆け寄ってくれば心配そうに彼女の顔を覗き込んでいる。彼女の願いで相手の腕から降ろすと依頼人が恐る恐る声をかけ、ようやく感情を爆発させるように泣き出した。そこからは彼女はずっとため込んでいた感情をぶちまけて、依頼人もまた遠慮して踏み込めなかった本音を包み隠さず伝えていた。やがて彼女が一番だと依頼人が伝え彼女が大きくうなずくと少し遠くで一緒に見ていた相手にこそっと呟いた。命令で従わせるわけでもなく、本当の自分を見てくれる友人がそばにいると気づいたのならもうあのような事態になることもないだろう。泣きじゃくっていた彼女を落ち着かせた依頼人がこちらを向くと『お二人とも、ヒナを見つけてくださってありがとうございます』と深く頭を下げた。その顔は事務所で見るものより見るからに明るいものになっていてこの顔を見るだけでも依頼を受けた甲斐があるというものだ。軽く微笑んで「大切な親友と仲直りできたようで何よりだ」と伝えれば二人は照れ臭そうに笑っていた。どうやら二人は今から休みのようで久しぶりに遊びに行く予定を決めたそうで彼女の方も立ち上がると女王様だった面影を感じさせない顔で『あ、あの…ありがとうございました!』とお礼を伝えてくれて)
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