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相乗りで何処までも 【 〆 】/9665


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9344: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-16 12:48:49

…ああ、リスクを負ったからには早く解決して元に戻して貰おう。……ココかい? っ、!
(相手の半分が人間でないものになってしまった衝撃は強く反射的にその肩を掴む。その不安が表情にも滲み出てしまっていたのか相手の右手が伸びてきて頭を撫でるとちゃんと存在を感じられることに少しだけ安心したように息を吐いた。なってしまったことは仕方無いし自分達が出来ることは無駄にならないようにこの事件を解決することだろう。こくりと頷いて気持ちを整え直すと相手は何かを感知したような素振りを見せた、恐らく怨念を感じ取っているのだろう。そして手袋を着用して前髪を整えるとパッと見は普通に見える。相手の声かけに頷き、相手が気配を感じ取った交差点に向かった。交差点には最近交通事故があったのか情報提供を求める看板とその下に花束やお供え物が添えてある。相手にここで合ってるかと確認していると横断歩道の向かい側から『や、やめてくれ!』と悲痛の声が上がる。慌ててそちらに目を向けると男が腰を抜かして何かに怯えるように後退りしている。ここからでも分かるほど冷たい空気が伝わってきて直ぐに駆け寄りたいがそこに続く横断歩道は赤信号で目の前を車が通り過ぎて渡れそうにない。男が怯える先に邪悪なオーラが揺らいで人の形になっていれば「もしかしてアレが依頼人の言っていたメモリ所持者…!」と声を上げ)


9345: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-16 18:52:50


そのはず…ッ、…あぁ、間違いねぇ。させるかよ!
(怨霊を感じ取った場所へと急げば恨み辛みが積み重なった原因を思い出す、そこはつい最近交通事故があって犯人はまだ見つかっていないのだ。気配と状況からしてここで間違いない、頷き答えていると交差点の向こうから悲痛な叫び声が聞こえてきて反射的にそちらを見る。そこには人のような何かがあってその恨みの強さに一瞬息が詰まる、同時に体の右半分が左同様冷たくなって思わず自分の体を見た。このままでは何の罪もない人の魂が抜かれてしまう、意を決すると軽く息を吸って次に息を止めた。すると左半身に広がる冷たさが右半分にも伝わる、息を止め死に近づくことでさらに怪異に近づくと全身が骨と化した。スーツが型崩れした状態で車が行き交う交差点に走り出す、構わず車は走ってくるが鉄の塊は体をすり抜けていった。横断歩道を走り切り息を吸えば再び半身だけが骨になってその勢いのまま人間ではないなにかに、メモリの使用者に殴りかかろうとした。しかしその前に別の影が割り込んできて攻撃を阻まれてしまう、そちらへ目を移せば和菓子の店主に嫌がらせをし5年前に死んだはずの男がいて目を見開いた。そのまま組み合いになると動けなくなってしまう、その間に人間の形の何かは怯えた男に手を翳す。すると使用者の心臓あたりで何かが光り同時に『Trade』とウ.ィ.ス,パ,ー,ボ,イ.スが響いた。途端に男から青白い何かが無理やり引き抜かれて地面に広がる恨みの塊へと注がれる、黒い塊はぐにゃぐにゃと異様な動きをした後に人型となり最後には交通事故で死んだはずの男になれば驚愕の顔を浮かべるしかなくて)


9346: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-17 00:07:03

っ、翔太郎!…っ、これが蘇り…、返したまえ!
(近付こうにも交通量のある道路を渡ることが出来ずに焦りだけが募っていると相手が叫びその体が普通だった右半身も骨になっていく。全身が怪異となってしまった体に目を見開いて固まっていると相手は交差点へと飛び出していく。そこでようやく思考も回るようになって思わず叫ぶが怪異となった体は車をはすり抜け向こう側に到達した。それから車の往来が激しくなり相手の居る所でなにか起きているのか分からなくなる。漸く信号が変わって先が見えるようになった時には相手はモヤが少しかかったような男と組み合っているのが分かったが人の感覚では相手が見るものよりぼやけたように見える。なにか起きているのは明らかで急いで横断歩道を走って渡る間ウ.ィ.ス,パ,ー,ボ,イ.スが聞こえる、たどり着いた時にはこちらの目には怯えていた男が急に意識を失ったように倒れ顔の血の気が失せた顔をしている事とその傍らでモヤと共に人型を形成して行く様子が映り異常なその様子に一歩引いてしまう。だが今までの光景を見ていれば魂を奪い取って移植したのは明らかで方法は分からないが作られた方の男に飛びかかるもあっさりとその体をすり抜けてしまう。それだけでなく『えっと、こうか?』と言いながらその男がこちらにてを伸ばしてくると今度は実体として触れている感覚があってそのまま押されると「うわっ」と声を上げながら体をふらつかせる。蘇った事に感動したような男に対して相手と組合をしていた準優勝の男は『俺たちは魂を手に入れて蘇ったんだ、この力があれば今生きているヤツらに復讐が出来る…!』と怪異だけが聞こえる声で話を持ちかけていて)


9347: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-17 17:26:28


っ、フィリップ!…復讐なんてさせるかよ、いくぜフィリップ!
(こちらが和菓子屋の方と硬直状態になっている間に男の魂が抜かれて新たに怨霊が蘇ってしまう、驚いて動けない間に車の流れが止まり相手が蘇った男へと掴みかかった。しかし相手の手はすり抜けてしまって、それどころか蘇った男からは相手に触れられるらしく相手の体が押されてフラつくと組み合っていた腕を振り払って相手の元に駆け寄りその体を支えた。やはり人間の体で怨念に立ち向かうのは難しいらしい。依頼人から与えられたこの力を上手く使う方が良さそうだ。怨霊の言葉はこちらにはハッキリと聞こえる、やはり恨みを積もらせた怨霊をそのままにはしておけない。人間である相手には触れられなかったが半妖であるこの体ならば触れることはできた。ならば方法はひとつ。この体を使って相手と共に戦う、つまりはいつも通りだ。相手に声を掛けてベルトを腰にあてがい意識を共有する、メモリ使用者はこちらに対抗手段があると察したようで『どうやってその姿に…』と一人呟いていた。だが直ぐに『俺にはお前らの相手をしている時間はない。黄泉人!そいつらを止めておけ!』と指示が与えられた。名前と指示を受けた元怨霊の二人の周りにさらに周囲の怨念が引き寄せられて人間から妖怪に似たおぞましい姿へと形を変えていく、さらに力をつけた黄泉人と呼ばれた怨霊を前に紫のメモリを起動させるとドライバーへと挿入して)


9348: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-18 00:04:49

ああ、変身! …君の体がベースならきっとダメージは入るはずだ
(怨霊に掴みかかるがやはりと言うべきかすり抜けてしまい、逆に向こうからは触れられてしまってその厄介さが身に染みる。ふらついた所を支えられて礼と共に視線を向けると相手はドライバーを取りだして腰に宛てがう。どうやら今の体でも問題なくベルトが現れて自分の腰にも同じものが現れると軽く笑みを浮かべると同時にはっきりと見えるようになった怨霊を見据えメモリを構える。メモリ使用者は怨霊達に指示を与えて奥に消えていこうとする、この件を解決するにはあのメモリを破壊しなければならないだろう。その為にも黄泉人と呼ばれおぞましい姿となった彼らを止めようとドライバーにメモリを挿入して意識を転送しいつものように変身を果たした。相手と二人で一人になったおかげで自分も怨念と呼ばれる類を感じられるようになり、彼らの声もはっきり聞こえる。推測を口にしながら早速拳を作り黄泉人に打ち込むと今度は確かな手応えがあった。だが傷ついた場所は周りの怨念を取り込んで直ぐに修復してしまって「なっ」と声を上げる。この場所の怨念が強いとなれば無限に回復されてしまう可能性が浮かぶと「長期戦は不利だ、どうにか一気に片付けてしまうしかない」とこちらのメモリを疾風から炎に変え、高温を纏った拳で打開策を試みて)

9349: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-18 07:50:20


なっ、…あぁ、お熱いのでいくぜ!
(ドライバーを介して相手の意識がこちらの体に流れ込んできて装甲を纏い変身を果たす、どうやら相手は怨霊をしっかりと感知出来ていなかったようだがこの姿であれば問題ないらしい。これも半妖の体をベースに変身しているおかげだろう。ならばと早速拳を振れば確かな手応えを感じて仮面の下でニヒルな笑みを浮かべた。しかし直後怨念によって傷は修復されてしまい相手と共に驚愕する、怨念が形を作ったものならば怨念で修復が可能なのも納得だ。そうとなれば相手と考えることは同じで気合いの乗った声で返事をすれば右半身を赤色へと変える、炎を纏った拳を黄泉人に叩き込めば『ぎゃあああ』と金属音のような耳障りな叫び声が響いた。どうやら先程の拳よりも聞いているらしい、傷ついた箇所も治りが遅く「このまま成仏させてやるよ!」とさらに気合いの乗った声で炎拳を連続で叩き込めば全身を炎で包み込まれた黄泉人は金切り声と共に霧散してしまった。どうやら黄泉人は炎に弱いようだ、もう一人の黄泉人もこちらへ襲いかかってくるが炎の拳の前では為す術はないらしく連続ラッシュを叩き込んでやれば耳障りな叫び声と共に炎に包まれ消えてしまった。一息ついていれば黄泉人がいた場所から青白い何かが飛び出しそれが先程魂を抜かれて倒れていた男へと入っていく。すると男は軽く咳き込んで体勢を変えた。まだ眠っているようだが無事魂は元に戻せたようで「黄泉人が居なくなりゃ倒れた人を起こせそうだな」と少々安堵しながら言い)


9350: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-18 11:07:03

そうだね、だけどあのメモリ使用者を何とかしなければいたちごっこのままだ。他に怨念が集まっている場所はあるかい?…えっ、
(周囲の怨念を取り込んで回復をする様子に相手と揃って驚愕するがならばその前に倒しきるまでだ。浄化に火を使う宗教があるのを思い出し、右半分を赤色に変えて拳を打ち込むと先ほどよりも確かな手ごたえを感じて口角が上がった。調子の良い相手に合わせて連続で打ち込めば金切り声と共に霧散し、もう一体も同じくあっという間に倒すことが出来た。黄泉人がいた場所から魂のようなものが飛び出し、倒れていた男に入っていくと軽くせき込み生きている人間の動きとなる。左から伝わってくる安堵の感情に同意しつつ元に戻す手段は分かったとはいえ根本を絶たなければ被害者は増える一方だ。早くメモリ自体を壊すためのあの使用者の次なる場所を探そうとした所で共有している相手の意識が一瞬ひんやりと冷たさのようなものを感じる。今までにない感覚に戸惑いの声を上げていると強制的に変身が解除されて意識が弾き出された。慌てて目を開けた時には自分の体に戻っていてドライバーも腰から消えていた。相手の方を見るとさっきよりも骨ばった部分が増えているような気がして「…もしかして君が怪異に近づく分、変身できる時間が短くなるんじゃ…」と浮かんだ懸念をぽつり呟いて)


9351: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-18 12:38:01


え、……変身できてるのは人間の部分ってことか……くそ、あいつ大丈夫っつってたくせに。どっちにしろ時間との戦いだ。この先にある橋の下から嫌な気配がする、いくぜフィリップ
(ひとまず被害者を元に戻せることは分かったが相手の言うように根本を絶たなければこの事件は終わらない。頷き次の場所を探ろうとした瞬間、ドライバーを動かしていないのに相手の意識が体から抜け出していって目を見開く。意識を取り戻した相手の体の方を向けば、こちらが怪異に近づいたせいで制限がかかっているのではと推測が伝えられてスっと肝が冷える感覚がした。同時に首に涼しい風が通り抜けて思わずそこに手を当てる、スーツから出ている首部分に肉はなくて骨だけになっているのに気がつくと脳内がザワついた。思わず依頼人に対して悪態をつく、気配を探るだけならば問題ないのかもしれないが息を止めて一時的に透けたり黄泉人と接触する度に怪異に近づいているのかもしれない。思わぬ制限に焦りは募るが時間勝負であるのはこれまでと変わらない、依頼人の友だという使用者を早く止めなければ被害者が増えるだけだ。床に横たわったままの相手にまだ実態のある右手を差し出して引っ張り起こす、次の場所を共有すると共に走り出した。繁華街を離れて人気のない道を走りスロープを下って橋の下にやってくれば例の使用者を見つける、周囲にはそこでたむろしていたであろう高校生が5人ほどいて次々に地面に倒れていった。無理やり引き抜かれた魂は1ヶ所に集まって怨念を纏ってまた人型へと変化する、しかし5人が倒れたのに対して現れた黄泉人は一人だけで眉を顰めた。効率は悪いのにメモリの輝きを宿した影は『いいぞ…力が増してる』と高揚を宿して呟いていて)


9352: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-18 14:16:05


…奪い取った魂の数によって強さとかできることが強化されるのか、それとも死んでからの年数や現世への未練で必要となる代償が違うのか…どちらにしろあの魂も元に戻さないと
(長く続かない変身とあの時感じた冷たさ、そして体の変化を繋ぎ合わせるとやはり先ほどの行動で怪異に近づいていると推理する方が妥当だ。もっとこの症状が近づいていったら、と悪い方向にばかり考えが及んで背筋が冷たくなるが目の前に手を差し出されると振り切るように頭を振ってからその手を取り立ち上がる。こくりと相手の言葉に頷いて嫌な予感がするという橋の下に急いだ。現場に着くと例の使用者と既に魂を抜かれた高校生たちが地面に突っ伏していた。複数のモヤのようなものが集まって一つとなり人型を形成するが先程と違って五人分で一人の姿にしかならない。その分図体が大きなモヤになっていればその理屈に推測を重ねる、結局答えははっきりとせずまたあの魂を元に戻そうとメモリを構える。だが無理に変身することが相手の怪異化に近づくかもと考えてしまうと変身が躊躇われてしまう、その隙をつくように黄泉人が大きく腕を振るってくると咄嗟に後ろに下がって何とかその攻撃を回避する。体が大きい分予備動作が大きく比較的動きは読みやすい、そしてその奥で使用人がまた去ろうとしているのが見えると「僕がこの黄泉人を引き付けているから君はあの使用人に接触してくれるかい」と相手に提案して)

9353: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-18 18:26:13


あぁ、何らかの法則があるはずだ。……なっ、フィリップ!…無茶すんじゃねぇぞ!
(最初に見かけた時は2人、先程は1人、そして今は5人、魂を奪われた人数はバラバラだが現れた黄泉人は1人だ。相手の推測に耳を傾け頷く、怨霊を蘇らせる為に必要な魂は何らかの法則で決まっているのだろう。ひとまず高校生達の魂を取り戻そうと再びドライバーを装着しようとする、しかし相手はメモリを構えたものの起動することはなくてその隙をついて黄泉人が襲いかかって思わず名前を叫んだ。慌てて相手に近づこうとするが犯人に接触するように言われて動きを止める。あの調子では攻撃を食らうことは無いだろう、また犯人に逃げられてはずっと堂々巡りだ。相手に声を掛けてから駆け出すとその場を去ろうとしている人の形をしたものへと近づきその腕を左手で掴んだ。驚いた顔をした犯人はこちらの腕を振りほどこうとするが右手を追加しその動きを抑え込む、顔を付き合わせると「捕まえたぜ。お前は何のためにこんなことやってんだ?」と鋭い目を向けて問いかける。しかし犯人は『俺にはお前に構ってる時間はない!』と一蹴されてしまった。逃げられないよう手の力を強めていると力比べではこちらに分があるようで犯人は苛立ちを顕にすれば『くそ、こんな奇妙な力どこで』と苦々しい顔を浮かべる。じっと怨念で揺らぐ顔を見つめながら「…これならお前の友達って奴から貰ったぜ?」と情報を与えてみる。すると怨霊は『は?』と驚愕の声をあげてあまりにショックなのか瞳と存在自体をわなわなと揺らしていて)


9354: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-18 19:32:06

分かってるよ。 随分と動きづらい格好になったみたいだね?
(黄泉人の方を引き受けると一旦メモリは仕舞って攻撃パターンを読むのに集中する。大振りな攻撃はやはり読みやすく的確に回避をしながら観察に務める。『俺にはやる事があるんだ!邪魔をするな!』と叫びながら怪異は腕を振るうがやはり五人の魂を取り入れているのに動いているのは一人の人格のように感じられる。更に情報を得ようと煽りながら応戦していると相手が犯人の腕を掴まえているのが見えた。犯人は相手が友達というワードを出すと露骨に動揺して瞳と存在をわなわなと揺らす、『まさかアイツが?……そんなはずが無い』とブツブツ呟くあいだも存在が揺れていて、同じ頃対峙していた黄泉人からもモヤが出て来て目を見開いた。やはり犯人と黄泉人には繋がりがあるようだ。だが犯人は相手の前で唇を噛み締め『っ…お前達にも、アイツにも邪魔されてたまるか!』と声を上げると纏っていた怨念を更に強くして相手の腕を勢い良く振り払って)


9355: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-18 20:38:13


黄泉人もメモリの能力の一部ってとこか。…ッ?!
(依頼人が犯人のことを語る時の雰囲気に引っかかるところがあって犯人自身にもその存在を、そしてこちらに加担していることを伝えてみる。すると案の定犯人は動揺し始めて内心ほくそ笑んだ。同時に相手が対峙する黄泉人の存在が揺らいだのを見てニヒルに笑う、大元さえ叩いてしまえば全て解決できるのもこれで立証できた。あとはいつもと同じくメモリの摘出と破壊だが犯人はさらに怨念を纏ったかと思うと今までとは比べ物にならない力で手を振り払われてしまった。受身を取りながら後退すると犯人は怨念を揺らめかせながら冷たい視線をこちらへ向けて『…俺は必ずアイツを取り戻してみせる。例えアイツが、相棒が望まなくてもな!』と声を挙げて一瞬動きを止めてしまう。依頼人と犯人とがただならぬ関係であるのは感じていたが、まさかその間柄を自分達と同じ言葉で語るとは思わなかった。犯人は感情を昂らせ同時に冷たく激しい怨念が周囲に集まり吹き荒れる。相手と対峙していた黄泉人はその怨念にあてられさらに筋力を増加させると先程の黄泉人と同じように妖怪に似た姿へと形を変えた。そこでようやく記憶と姿が結び付けば「そいつ、10年前にここで殺された八百長レスラーだ!」と正体を言い当てる。言葉にされることで黄泉人は恨みを思い出したのか先程よりも早く重く腕を振るい始めて相手を抱えて地面へと転がった。黄泉人を睨むため顔を上げれば首までだった骨部分は左頬にまで侵食していて頬が物理的に無くなっている、さらに怪異化が進んでいるのに薄々は気づいているものの「フィリップ、まずは奴を止めるぞ」とドライバーを腰にあてがって)


9356: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-19 00:03:01

相棒…、…ッ、翔太郎、その顔…! …ああ、行くよ
(黄泉人の存在が揺らぎメモリを何とかすれば今回の件が解決することは分かったが相手は振り払われてしまって犯人を自分でも分かるほど冷たい怨念をたぎらせていく。実体を持った犯人が決意を固めるように告げるがその中に【相棒】というワードがあれば思わず固まり同じ言葉を口にする。ならば共に戦に参加した相棒を甦らせるというのが彼の望みなのだろうか。思わぬ共通点と動機に思考を奪われていると黄泉人が更に禍々しい姿になったことにも気付けずさらに考え込んでしまう。そのせいで攻撃の素振りに一瞬反応が遅れてしまうが相手に抱えられることで何とか回避する。気を抜いた反省と感謝を相手に伝えようとした所で相手が首元だけでなく頬までもが骨だけになって妖怪に近付いてしまっているのを見れば大きく瞳を揺らして相手の名前を叫ぶ。やはり人ならざる者に近付くのは避けられないらしい。ますます焦りや絶望感が募る中、変身を提案されるとさっきの懸念が過ぎるが倒さなければ更に被害が出る。覚悟を決めたように返事をしてメモリを挿入すると再びダブルに変身した。早速メモリを赤と銀に変えると早速シャフトで連続で攻撃を打ち込む。手応えはあるが筋力を増強しているせいか先程のように瞬殺とは行かず、高熱の攻撃を加えながら「多分彼らは生きてる時の記憶とか恨みで動いてる。さっきみたいに感情を揺さぶれば力が弱まるかもしれない」と推測と相手の知っているレスラーの情報を伺ってみて)

9357: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-19 08:35:33


感情か、なら…流石八百長でしか勝てなかった野郎だぜ。ファンを悲しませてんじゃねぇよ!
(犯人と黄泉人は密接に関わっているらしく、また怨念も敵型を強化する要因になるようだ。相手を抱えて攻撃を回避しまずは邪魔な黄泉人を倒そうと提案するが相手はこちらを見て驚愕して言葉を失っている、顔の左側の冷たさが増しているのはどうやら気のせいではないらしい。大丈夫だと返事をする代わりに背中を軽く叩くとこちらもメモリを起動させて変身を果たした。浄化の炎を宿したシャフトを構えると攻撃を加えるが見た目通りのタフさに押し切ることが出来ない。力負けする懸念が頭をよぎるが相手から感情と存在が結びついている推測が伝えられると相棒の考えに乗ることにする。記憶を呼び起こし、落ちぶれ橋の下で静かに亡くなっていたというこのレスラーの情報を引っ張りだしてくる、そして黄泉人の拳を弾いたタイミングで怒りを買うような言葉を言い放った。途端に黄泉人を覆っていた黒いものがぶわりと大きく膨らんだかと思うと『何も知らない癖に!勝手なことを言うな!あいつのせい!あいつのせいなのに!!』と怒りを撒き散らしながら周囲の怨念をさらに取り込み始める。しかしその分強固さは揺らいだようで「いまだ!」と叫ぶと同時に炎を纏ったシャフトを振りぬいて)


9358: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-19 11:18:15

…よし、これで彼らも大丈夫だ。このまま変身が切れる前に奴を…!
(今までの傾向を見るに恨みや未練が存在に大きく影響を与えているようだが逆に言えば感情を揺さぶれば勝ち目はある。黄泉人の元を知っている相手にそれを伝え何か動揺させる言葉をぶつけるように頼むと相手は早速攻撃を弾いたタイミングで怒りを煽る言葉を投げかける。するとて黄泉人は露骨に怒りを露わにするが怨念を取り込む仕草に隙が生まれる。すかさずシャフトを思いっきりぶつけると呻き声をあげながらその身体が仰け反った。再び固められない内に連続でシャフトを打ち込み、転がった所に渾身の一撃を叩きつけると黄泉人の体は蒸散し、その中から5つの魂が飛び出した。それぞれが高校生の体に戻っていきぴくっと体が震えたのを確認すれば安堵するように一息ついた。だが先ほどの事を思えばまたすぐに変身が解除される可能性は強い。幸いまだ逃げていない犯人の方を見るとシャフトを構え直してからそちらに走って迫る。屈強な黄泉人が倒され焦った犯人は攻撃の構えを取るも『ふっ、いい所に体があるな』と呟き怨念のこもった霊体になると意識を転送して抜け殻となっている検索の体に向かって行く。「っ、まずい!」と声を上げてシャフトを伸ばすも退けるには遅く、霊体が体の中に入ってしまうとゆっくりと目を開き検索の体が起き上がって)

9359: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-19 12:24:20


な、マジかよっ?!
(黄泉人の隙を作り連続で炎を纏ったシャフトを叩き込み最後に渾身の一撃を加えると金切り声と共に黄泉人は霧散する、無事魂も高校生の元に戻ったようで何よりだ。あとは犯人との決着を付けるだけ、相手と息を合わせてメ.モ,リ.ブ.レ,イ,クするために走り出す。しかし犯人は不吉な呟きの後にその体を再び怨霊に変換する、そしてあろうことが相手の体の方へと向かっていって思わず声を挙げた。シャフトは既のところで届かず霊体は相手の体に入り込みゆっくりと動き出す、隣にまだ相手の意識はあるのに体だけが動き出すありえない光景に唖然とするしかなかった。犯人が入った相手の体は見た事のない邪悪な笑みを浮かべながら『なんだ?妙に馴染みがいいな。これなら完全にこの体をいただくことも出来そうだ』と上機嫌にいいながら生身の体を隅々まで見渡している。相手の体を勝手に扱うことに怒りを覚えるものの攻撃を加えれば当然相手の体にダメージが通る、それだけは絶対に避けなければ。仮面の下で苦々しい顔をすれば「お前の体を傷つけずにメモリだけを壊さねぇと」とシャフトを強く握るも相手のことを思って動けないでいて)


9360: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-19 16:17:31

勝手に自分の体を動かされるのはあまり良い気分では無いね……っ、待て!
(撃破に夢中になっていれば意識がぬけている自分の体のことは完全に忘れていてその身体を乗っ取られてしまう。似たようなことはイ.マ.ジ.ンの時にもあったがもっと邪悪な冷たい気配を感じていれば好きに身体を使われていることに眉を顰めた。相手が怪異に近づくことも避けたい事案だがまさかもう一つ不味い事態になるとは。上機嫌な犯人は邪悪な笑みを浮かべながら妙なことを口にしていて左からは怒りと焦りが伝わってくる。相手の言う通りメモリだけを破壊するかもしくはあの体から追い出さなくてはならないがその方法がすぐには浮かばない。自分の体が人質に取られているような状況で動けないでいると犯人はこちらを見ては鼻で笑って逃走を試みる。すかさずその後ろを追いかけると自分の姿をした犯人は街の方、それも風.都.タ.ワ.ーの方角に進んでいく。だがこの時間は街の人から観光客まで多くの人が利用している時間で魂を奪える犯人が向かうのは更なる被害を招く可能性が高い。「ここで引き留めなくては…!」と決断すれば右側のメモリを黄色に変えると変幻自在に動くシャフトを振るって伸ばし、犯人の拘束を試みて)


9361: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-19 17:43:34


実体を持っちまったのが仇になったな。俺の相棒の体、返してもらうぜ
(相手の体を乗っ取られてしまい手出しが出来なくなってしまえば犯人は再び逃走しようとする、だがはっきりと人間の姿形を持ったのならばその分捕獲は簡単だ。相手の思考が流れ込んでくれば半身を黄色に変えて変幻自在になったシャフトで相手の体を捕らえる、人間であるならば抜け出すことなんてできないだろう。だが次の手が未だ思いつかないのは変わらなくて傷つけないよう力加減をセーブして拘束しつつ凄んでみせる、すると相手の顔をした犯人はピタリと動きを止めた。ゆらりと顔をあげてこちらを睨みつける、そこには深い怒りと絶望と怨念が籠った相手の顔があって見た事のないその表情に心身が凍りつくようだった。歪んだ未来で出会った時にも似たような顔をしていたがそれよりももっとどす黒い感情を抱えた表情だ、詰まった喉を無理やり動かし息を吸うとそこが震える。相手の顔をした犯人は『相棒?笑わせる。その言葉を軽々しく使うな!それは俺とアイツみたいなのを言うんだ。お前らみたいなたかが数年の仲で、仲良しごっこで使うようなもんじゃない!』と怒りを顕にさせる。犯人は拘束されたまま嫌な笑みを向ける、相手の意思ではないと分かっていても上手く息が出来なくなりそうだ。そして周囲の怨念をゆっくりその体に纏い始めると『それとも、俺と同じ経験をしてみるか?』と嘲笑うように問いかけてきて)


9362: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-19 19:50:19

ッ、あんな体験はもうコリゴリだ。…それに相手の都合も考えずに自分勝手に動くような人物が相棒を名乗っても良いのかい?
(狙い通り犯人を拘束することは出来たがそれから先は策はない。ひとまず拮抗するように睨んでいたが自分の顔は深い怒りや絶望で歪んだ表情を見せる。それに対して隣の相棒が強く動揺しているのが分かれば思考だけで【翔太郎】と呼びかけるが完全にその気迫に押されているようだった。更に相手が相棒というワードを口にするとますます怒りを顕にして叫んだ後、嫌な笑みを浮かべる。乗っ取られた自分の体に怨念が纏い始めると離れている自分の意識がぐらついた。焦りを抱きながら嘲笑うような言葉をかけられると唇を噛み締め冷たく吐き捨てる。相棒を失うかもしれないと思ったことは今までも何度もある、その度に深く傷付いて目の前が真っ暗になるような自体に何度も陥った。もうそんな目には合いたくないし、相手にもそんな悲しみを味わせたくない。先程の感情とリンクしている話を思い出すと犯人が酷く動揺した相棒の話を持ち出してわざと怒らせるように煽る。すると狙い通り犯人が乗っ取った自分の顔は歪み『お前に、何が分かる……!俺にはアイツさえ居れば!』と叫び出す。だが今度は存在が揺らぐのではなくますます怨念を取り込むようになっていてシャフトを人ならざる力で掴み、剥がされようとする。このまま逃がすのは不味い、何とか拘束を続けようと力を込めていると何処からか『もう止めんか!』と声が響いた。その瞬間犯人の目が大きく揺らぎ、怨念を取り込む動きが止まる。そちらを見ると依頼人の男が立っていて犯人である自分の顔をじっと見つめていて)

9363: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-20 07:56:20


っ、フィリップ…?…やっと出てくる気になったか
(語られる言葉は犯人のものなのにその顔が相棒のものであると途端に動揺してしまう、意識下で相手から名前を呼ばれなんとか切り離して考えることはできるがやはり気が気ではない。さらに怨念が体に纏い始めると自分の中にある相手の意識が揺らいで思わず声をかける、こちらが怪異に近づくのとはまた違い存在そのものがブレて保てなくなっている様に焦りを覚えた。犯人に体を乗っ取られることで相手を奪い去られてしまいそうな予感にシャフトを握る手に力が籠る。だが相手がさらに煽るようなことを言えば犯人の力は更に増して拘束の力を強めた。敵を抑え込まなければならないがやはりそれでは相手の体に負担が掛かる、その時に相手の体から犯人を弾き出す方法を思いつくが同時に後ろから声が聞こえてきて相手の体は動きを止めた。仮面の下でニヒルに笑う、二人が互いを相棒だと思っているならばきっと来ると思っていた。依頼人はジッと相手の顔を見つめながら『やりすぎじゃ太一、いい加減現世に介入するでない』と諭すように言うがそれに対して犯人は『やりすぎ?お前、誰の為に俺がこんなことしてると思ってるんだ!』と怒りを宿しながら答え『誰もそんなこと頼んでないじゃろ』と依頼人は静かに答える。その会話のやりとりで、犯人の願いを、二人それぞれの想いを察すれば、あの二人のことを自分達に重ねてしまった。その隙に犯人に絡みついていたシャフトが弾かれてしまう、犯人は再び相手の体に怨念を集め始めると『もうすぐこの力を使いこなせる。そしたら一郎、この街の人間全ての魂を使ってお前を蘇らせる!』と今までにはない焦りや執着を含んだ声で依頼人に向かって叫んでいて)


9364: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-20 11:59:36

……っ、僕達が止めないと。
(背後から聞こえてきたのはあの依頼人の声で自分の体である犯人に近づいていく。今までで一番動揺が見られていて二人の言い合いの間にもその表情は怒りだけではない必死さに満ちていく。犯人にとって依頼人は何物にも代えがたく、それこそ他の全てを犠牲にしてでも蘇らせたい相手なのだろう。もし相棒を失った時にそんな手段があれば自分は手を伸ばさずに居られるだろうか。そんな思考の隙をつくように犯人はシャフトを弾いて拘束から抜け出した。再び怨念を集め出すとまた自身の意識が揺らぎそうになって必死に相手の存在を感じることでその存在を保つ。大切な人を思う気持ちは分かるがこの街の人の魂を代償にさせる訳にはいかない。シャフトを握り直し『…翔太郎、奴が動揺したタイミングで僕の体を思いっきり叩くなりして衝撃を与えてくれ。その後に変身を解除して意識を元に戻して僕の体を取り戻す』と意識内だけで作戦を共有する。犯人はその身体には攻撃が加えられないと思い込んでいる。ならば依頼人の言葉に加えて不意打ちの物理的な衝撃を加えれば反射的に離れて行く可能性は高いだろう。相手が既にリスクを負っているなら相棒としてリスクは承知で犯人の野望を阻止しなくては。犯人が怨念を集めていると騒ぎを聞きつけに来た通行人がやってくるがその場で急に倒れ、先ほどのように体から魂が抜けていく。この範囲が街全体になれば本当に生者と死者をひっくり返してしまう。焦りを覚えながら依頼人の『太一!』と叫ぶ声が響いて)

9365: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-20 12:33:20


フィリップ!…あぁ、それが依頼だからな
(依頼人と犯人の関係性はあまりに深い、それこそ生死を覆そうと目論むほどにだ。きっと犯人にとって依頼人を失ったことがこの世に残した最大の未練だったのだろう。相手の体に怨念が纏わりつくと隣にいる存在が揺らいで繋ぎ止めるように名前を呼んで意識下でも強く二人の繋がりを思う、犯人が何としてでも依頼人を取り戻したいのと同じようにこちらも決して相棒を失うわけにはいかない。意識下で相手から作戦を共有される、先程のレスラーの時のように怨念が揺らいだ隙に体を取り戻す作戦だ。意識下では『分かった』と言葉で伝えるが実行しようと決めたのは別の方法だった。それも相手には伝わってしまっているだろうが止められる前に走り出す。メモリの能力がさらに覚醒したのかこの場に近づいただけで構えのない人間は魂を抜かれていく、その光景と依頼人の声が届いたのか犯人は『みろ一郎!もうすぐお前を生き返らせれる!あの時お前を鬼から守れなかった俺の償いをここでさせてくれ!』と高らかに笑いだして、高揚のせいか相手の体の周りに怨念が揺らめいた。これ以上相手の体を勝手に動かし勝手に表情を変えるなんて許されない。犯人の間近に迫ればシャフトを構える、相手の作戦ではこのまま相手を物理的に殴る所だがそんなもの許されるはずが無い。軽く息を吸って、そして息を止めた。途端に体は怪異へと近づいて左半分の紫色が薄れて灰色に近づいていく、物質を透過し怪異を触れられるこの体で相手の体へシャフトを振りぬいた。すると体にはシャフトは当たらず中に潜んでいた犯人だけを弾き飛ばし無理やり体と怨霊とを引き剥がす、ドライバーを閉じる前にタイムリミットが来たのか変身は解除されてしまった。だがそれはそれで都合が良く「今だフィリップ!体取り返せ!」と叫ぶ。そうやって叫んだその顔の大半の肉はそげ落ち骨が顕になっていて右眼だけがそこに残っていて)


9366: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-20 15:54:16

っ、翔太郎、ダメだ!…よし、戻った
(壮大な企みを阻止するためにもまずは自分の体を取り返さなくてはならない。相手にこちらの作戦を共有するが直後相手から伝わってきた考えはそれとは別の方法で思わず声で制止を叫ぶ。だが相手は既に動き出していて犯人の目の前まで迫る、そしてシャフトを構える素振りをしてからまた息を止める、すると共有する相手の意識がまた冷たくなって振るったシャフトが自分の体をすり抜け、犯人の霊体を捉えるとそのまま吹き飛ばした。そのおかげで揺らいでいた意識がハッキリするも次の瞬間には変身が解除された。色々言いたい事はあるがせっかくのチャンスを活かそうと意識が元の体に戻って弾き出した衝撃でふらついた体勢を立て直しその所有権を取り戻す。自由になった身体の動きを確かめながら相手にその旨を伝えようとするがそこには右目以外ドクロになってしまった相棒の姿があってぞくっと背筋が凍る。反射的に相手に手を伸ばそうとするが触れようとした肩もすり抜けてしまって服の下も骨になってしまったことが分かれば思わず息が詰まった。相手はほぼ怪異になりかけている、その事実に酷く動揺してしまうが相手を引き剥がすだけでは事態は収束しない。【依頼人を信じる】といった相手の言葉を思い出すとその決断に小さく息を吐いてから「僕と依頼人で奴の注意を引き付ける。その間に君はさっきの方法で使用しているメモリを奪い取る、…行けそうかい?」と確認を取って)

9367: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-20 18:27:25


あぁ、任せとけ。あんたもそれでいいよな?
(犯人に取られていた体を取り戻したのかいつもの表情がこちらへ向くと安堵して小さく笑う、しかし対して相手は恐れにも似た反応を見せていて自分が今どういう状況なのか大体理解した。こちらの体も限界が近いらしい、この街を救うのが第一だが結果こちらが怪異になってしまうのは避けたい。この二人のようにどちらかがどちらかを置いていってしまう事態は望ましくない。そういう意味でも早いところ決着をつけたほうが良さそうだ。相手はこちらの体に触れようとするがその手はすり抜けていってしまう、何やら言いたげだったがこのまま走り抜ける覚悟を相手も決めたらしい。作戦が提案されれば骸骨の口元をニヒルな笑みに変えて僅かに肉体が残った指先で相手の肩を叩いた。そして依頼人の方へと向いて問いかける、最初こそ矢面に立たなかった依頼人だがここに来た時点で腹は括っているのだろう。こちらの問いかけに一郎は『頼む』と一言だけ返して太一の元へと近づいていった。軽く腕を振れば太一が纏っていた怨念が簡単に剥がれて宙へと逃げていく、どうやら怨霊としては一郎の方が格が上らしく苛立った顔を見せた太一は『お前の為だって言ってるだろ!なんで邪魔するんだ!』と叫ぶ。しかし感情が昂ればその分周囲の怨念は揺らいでいた。恐らく体を透過できるのはあと一度、タイミングを見計らいながらメモリを奪い去る隙を伺っていて)


9368: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-20 20:44:34

…君の気持ちは理解出来る。だけど君は彼にこの街の全ての魂を奪ったという重すぎる罪を背負わせて一人で生きていかせるつもりかい?
(本音を言えば何もしないでくれと言いたい所だったが自分達にはやるべき事がある。覚悟を決めて作戦を提案すれば殆ど骨になってしまった相手の顔が確かに笑ったように見えた。相手の指先が肩に触れる、ちゃんと相棒がここにいる証明にほっとしながら依頼人に確認を取ると深く頷いて了承がされる。恐らく相手の体が持つのはあと一回だ。太一と呼ばれた犯人の方は近付いてくる依頼人に悲痛な声で叫んでいる。その横に並び立つとその目をじっと見つめながらやろうとしていることを告げる。蘇らせることにばかり執着しているが他の魂を犠牲に生き返らせるというのはその償いきれない罪を背負わせるということだ。自分があの夜、鳴.海.荘.吉の死を犠牲にあの場所から逃げ出したように。【罪】という言葉に太一の瞳が大きく揺れる。それに続いて『儂はあの日死んだ。じゃが後悔はない。お主という相棒と戦場を共に出来たのじゃからな』と依頼人か話を続ける。すると今までにないほど怨念の形が揺らぐ。『共に戻ろう、太一』と依頼人のさらに呼びかけると更に大きく存在が揺れそのモヤの真ん中にメモリが形を表す。明らかに狼狽え『俺は、俺は…!』と呻き声に似た声をあげるとやけくそのようにまた体を奪おうとこちらに襲いかかろうとして)

9369: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-20 21:55:52


、させるかよっ!!
(あえて口を開かず存在を潜ませながらその時を待つ、一郎が太一に呼びかけ怨念を揺らした所にさらに相手が畳み掛けるように呼びかけて太一の心を揺さぶっていく。もし自分の力不足で相手を死なせてしまったら、それは過去何度も経験しかけたことであり、自らが手を掛けようとしたことだってある。きっと相手を失ったら永遠に後悔し続けるだろう、そしてもし相手を生き返らせる手段を見つけたら、それに手を伸ばしてしまうかもしれない。だが多くの人を泣かせた上で願いを叶えるなんて間違っている、それに相手の言うように償いきれない罪を押し付けることになるのだ。こうなった以上太一を止められるのは相棒である一郎しかいないだろう、自分達はそこに力を貸すだけだ。同じくかけがえの無い相棒を持つ人間として。一郎がさらに呼びかけるとヤケを起こしたのか太一は相手に再び襲いかかろうとする、太一が発する怨念が相手に近づこうとしただけでその輪郭がブレ始めると途端に相手を失うかもしれないと焦りと怒りが体に湧き上がる。気持ちは理解できるがやり方は許されない、湧き上がった怒りのまま叫ぶと太一の方へ突っ込んでいく。そして大きく息を吸ってから息を止めるとモヤの真ん中へと手を伸ばした。指先に残っていた肉がボロボロと朽ちていくなかTradeのメモリを掴み無理やりその体から引き抜く、骨だけになった右手で強くメモリを握れば人ならざる力が加わってメモリは高い音と共に骨の中で砕け散って)


9370: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-21 00:06:38

…ッ、翔太郎! 悪いけどはやく翔太郎を元に戻してくれ、このままじゃ、翔太郎が…!
(相棒の言葉が図星を突いたのか、太一が纏う怨念は大きく揺れ感情が昂っているのがわかる。それでも諦めきれないのか、もう一度相性の良かったこちらの体を奪おうと近付いてくる。だが相手の存在にはまだ気付いていない。ならば後ずさってギリギリまで注意を引き付けていると背後に相手が駆け寄って来るのが見えた。そして再び相手の骨ばかりの体が太一の体を成す怨念の塊をすり抜けメモリへと手を伸ばす。その間も相手の人間としての部位が朽ちて骨になっているのを見てしまえば途端呼吸が出来なくなってしまう。相手の手が引き抜くとそこにはメモリが握られている。『やめろ、やめてくれ!それだけは!』と太一が叫ぶ中、相手が強く握ってメモリを砕いてしまうと高い音が鳴り響いて苦しむような声が聞こえる。太一が纏っていた怨念は地面や空気中にモヤとなって消えていき飛び出した白い魂は倒れている通行人へと戻っていく。太一もメモリの存在で長く現世に居たのかその存在が徐々に薄れていて依頼人が彼の名前を呼び傍に近付いていた。一件落着という光景だがそれどころではなくて直ぐに相手の名前を呼んで駆け寄る。その体は完全に餓者髑髏となろうとしていて他の怨霊と共に存在が薄れていくように見えた。手を伸ばしてもまたすり抜けてしまった事に軽いパニックを起こすと太一と並ぶ依頼人の元を向いて、なりふり構わず急かすようにお願いして)


9371: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-21 07:52:32


おい、落ち着けフィリップ。あいつが大丈夫だって言ってただろ?
(太一の悲痛な叫びに止まることなくメモリを砕いて破壊する、途端に形を保っていた怨念は霧散して魂も元の場所へと帰っていく。どうやら全て終わったようだ。一安心しながら一郎が太一に寄り添っているのをなんとなく自分達に重ねながら見ていたが、相手は慌てた様子でこちらに手を伸ばしその手がすり抜けていくとパニックを起こして依頼人を急かす。落ち着かせようと声をかけ無意識に肩に手を置こうとするもやはりすり抜けてしまってそこでようやく焦りを覚える、気がつけばこの体で肉体が残っているのは右眼だけになってしまった。事件を解決したというのに相手と労いを共にできないのは良い気分じゃない、一郎の方を向けば依頼人は暫しこちらを凝視したあと『…ギリギリじゃったの』と不穏なことを言われて「おい」と思わずツッコんだ。涼しい顔をしたままの一郎は『お主が怪異の力を使いすぎるからじゃろうが』と小言をいいながらまた指を鳴らす、同時にボンッと音が鳴って煙に包まれると思わず咳き込んでしまうが手で煙を払った頃には指先までしっかりと肉体があり全身は骨から人間のそれへと変化していた。どうやら無事元に戻れたらしい、真っ先に相手の頭に手を伸ばすとすり抜けずに無事そこを撫でることが出来て「これで元通りだ」と安堵を滲ませながら呟いた。その様子に目を細めた一郎は『改めて礼を言うぞお主ら。おかげで相棒に間違った選択をさせずに済んだ』と存在が薄れていく太一に目線を落として笑みを浮かべながら相棒を見つめていて)


9372: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-21 10:58:10

だって……、翔太郎!
(依頼人を急かしていれば相手から宥められるも今の怪異に近い状態で大丈夫と言われても信じられる物ではない。眉が下がったところにさらにギリギリだったと言われると背筋が凍り不安と焦りを前面に出した顔で唯一残っている右目を見つめる。小言を言う依頼人が指を鳴らすとその身体が煙に包まれる、一抹の不安を覚えるも晴れた中から見慣れた相手の姿が出てきてこちらに伸びてきた手がちゃんと頭を撫でるのを感じると一気に安堵が押し寄せて思わず名前を呼びながら抱き着いた。そこにもしっかりと相手の体の形と温もりがあればぎゅっと抱きしめて確かめていたが依頼人から声を掛けられると慌ててそこから離れた。望みが絶たれて悔しそうな太一だが相棒と並ぶ姿は何処となく吹っ切れたようにも見える。先ほど飛びついてしまったのを目撃された羞恥を誤魔化すように軽く咳払いしてから「最終的に心を動かしたのは君の言葉だよ、…本当に大切な相棒のようだね」と告げると依頼人は『うむ…世話のかかる最高の相棒じゃ』と今まで見ることのなかった笑みを浮かべた。太一に合わせて依頼人の姿も薄れていく。もしかしたら依頼人の未練もまた相棒のことだったのかもしれない。『お主らも相棒を大切にするのじゃよ』と言い残すと穏やかな風が吹いて二人は連れ添ったまま何処かに消えていき)


9373: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-21 12:30:32


っ、あー問題なさそうだな……肝に銘じとく
(余計な一言はあったものの無事に元の体を取り戻せば安堵の息を吐く、相手の頭を撫でていたがそれだけでは足りなかったのかこちらへと飛び込んできてしっかりと抱き留めた。先程のように手がすり抜けて行かないことに安心はしたのだが今は依頼人である一郎と犯人である太一がいるわけで相棒だと名乗る二人から抱き合う姿を見られれば誤魔化すように適当な言葉を口にする、これは自分達が相棒以上だとバレてしまったかもしれない。相手は慌ててこちらから離れたがもう誤魔化すには遅いだろう、こちらも羞恥を感じて軽く人差し指で頬をかくがそこに肌がある事に改めて安心していた。相手が声をかければ一郎は相棒へと特別な感情を向ける、それはこちらにも覚えがあるもので自然と笑みが浮かんだ。太一も悔しげではあったが最後には相棒の方を見て穏やかな顔をしていてやがて二人は風.都.の風に吹かれて消えてしまった。気がつけばそこには穏やかな風が吹いているだけであれだけ感じていた怨念もおどろおどろしい怨霊も綺麗さっぱり見えなくなってしまった。周囲を見回す、ここは人知れず誰かが亡くなってしまうような人通りの少ない橋の下だ。相手の存在が消えてしまうかもしれないと思った後には、相手に触れられなくなってしまった後には、そして相棒と称した二人の特別な絆を見せつけられた後では、相手をより感じたくて一歩近づくとその体を抱き締める。先程は直ぐに解かれた腕が離れていかないように強く抱き締めて「…一緒じゃなくなるってのは、500年経っても癒えねぇ傷になるんだな」とポツリと呟いて)


9374: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-21 15:16:09

…どうやら無事に解決したみたいだね。っ、翔太郎……ああ、彼らもお互いが大切だからこそずっと後悔していたんだろう。
(相棒として並んだ二人は最後は満足そうな穏やかな表情をしていて最後に穏やかな風が吹くと淀んでいた怨念ごときれいさっぱり消えてしまった。背筋が凍る想いは沢山したが夏の日差しが降り注ぐ平和な街を取り戻すことが出来れば今一度の安堵の息をついていた。すると相手はこちらに一歩近づいてきて腕が回される。触れる確かな存在に反射的に名前を呼ぶとこちらからも腕を回して今一度その身体に抱きつく。手はすり抜けていくことはなく冷たい骨や霊的な触感ではなく生きている人間の温かさが感じられて思わず軽く擦り寄る。ちゃんと帰ってきた実感に安心していると相手の方からぽつりと呟きが聞こえた。彼は500年前の相棒を蘇らせるために今回の件を引き起こした。あの言い方からするに相棒を守りきることが出来ずに目の前で失ってしまったのだろう。そして成仏も出来ずにあのメモリを見つけるまで彷徨っていたことになる。その感情は痛いほど理解が出来て同意するように静かに言葉を続けた。もしも同じ立場だったら、と考えると無意識に腕に力を込めて「…僕も君を失ったら化けて出てくるかもしれないね」と冗談交じりに呟いて)

9375: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-21 18:27:38


そりゃ相棒を目の前で無くしたらそうか……ンなこと絶対にさせねぇよ。お前をひとりになんかしねぇ
(相手を腕の中に閉じ込めると向こうからも腕が回されてその体温をより感じられるようになる、確かに触れられる喜びと安心に浸りこちらへ擦り寄る姿には思わず抱き締める腕に力が籠って相手の頭にこちらの頬をピタリとくっつけた。風に消えていった二人のやり取りを思い出して呟きを零せば相手も感じたことは同じなのか同意の言葉が返ってくる、やり方は看過できなかったがその想いは痛いほどに理解できるものだった。相手を失うことなど考えたくもないが、だからこそ取り戻す方法があるならば死に物狂いになるだろう。相手から冗談めかしたことを言われるが直前にこちらに回る腕に力が籠っていればただの冗談とは思えない、相手を置いていくなんてそれはそれで死に物狂いで回避するが、万が一の時はそれこそ本当に未練を抱えた怨霊としてこの風の街に留まってしまいそうだ。しかしそれはきっと自分も同じでゆっくり息を吐きながら相手を逃がさないように更に腕を巻き付けると「まぁでも…二人揃って怪異になるなら……それもいいかもな」と薄暗さも含む言葉を口にして)


9376: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-21 19:18:02

その割にはさっき無理していたような気がするけど。……、まあ確かにそうかもしれない。 君と一緒に居られるならどんな形でも構わないよ。
(橋の下で元通りになった相手の存在を確かめるように抱き締める。相手からも力が込められるようになってさらにくっつくようになる。何物にも代えがたい相棒の存在、もしかしたらあの二人は自分達が進むかもしれない未来の一つなのかもしれない。その可能性を考えてぽつりと弱音を零すと相手から強い否定の返事がされた。断言するような言葉に緊張も解け安心するが先程こちらの作戦を無視して怪異化が近付く危ない手段を取ったのを思い出すと顔を上げ、じっと相手を見ながら文句を口にしていた。結果的には正解だったとはいえこの街で探偵をしていく以上こういった危ない橋を渡る機会は何度もあるだろう。未来への不安に揺れていると相手から更に腕を強く巻き付けてくる、そして薄暗さと依存を感じられるような呟きが聞こえると思わず固まる。勿論死ぬ自体を恐れてもいるが何より一番怖いのは何かしらで相手を失うこと、そしてそのまま離れ離れになってしまうことだ。そういう意味では二人揃って別の形となる未来はそれほど悪いものではない。相棒から出るとは思わなかった類の話に驚き、そして軽く笑ってしまいながらも深く絡みつくような願いに同意を示せば相手の首元に顔を埋めた。そして「…ずっと傍にいてくれ、翔太郎」と相手にだけ聞こえるように告げて)


9377: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-21 20:08:37


まぁ…それはそれだ。……当たり前だ。だからお前も、俺の傍から離れないでくれ
(相手から離れることは無いと強く誓うが先程無茶をしたのを指摘されれば痛いところを突かれてしまって誤魔化すように軽い調子で笑う、文句ありげに目線を向けられてしまえば宥めるように相手の背中をポンポンと叩いていた。あの二人の生き様を見たせいかどうにも相手から離れがたくて薄暗い欲望さえ顔をのぞかせるがそれさえ肯定されてしまえば相手にしか満たせない場所が満たされて目線を惑わせる、首元に埋もれる相手の体温が何よりも心地好い。互いに片方が欠ければまともに生きていけないのは良く知っている、当然命を落とすのは避けるべき事態だが二人とも一郎のような怪異になれば500年以上共に過ごせることが保証されるのだ。怨霊でも探偵を出来るのだろうかと飛躍した考えが浮かんだ所で傍で転がったままだった高校生の一人が唸り声を上げる、そろそろ目を覚ましてしまうところだろうか。彼らをいい加減病院に連れて行ってやらなければ、名残惜しくも腕を解いて「今度あいつらの墓に挨拶でもいくか」とス.タ.ッ,グ,フ,ォ,ンを取り出しながら言って)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。夏らしく幽霊が関わるお話でしたが互いに怪異に引きずり込まれそうになったり体を乗っ取られてしまったりとハラハラの展開盛りだくさんで大変楽しくやり取りさせていただきました。一方で依頼人と犯人の関係に自分達を重ねてしまって思いをそれぞれ巡らせる二人も良かったですし、久々に変身しての戦闘描写も楽しかったです!今回もありがとうございました。
次ですが賑やか方面でもこの流れでシリアスを続けても良いかなと思っておりまして、賑やかならおばあちゃんが若返る話、どちらかが猫語しか喋れなくなる話、シリアス方面だとどちらかが刺される話、ストーカーが現れる話、あたりが今まで出てきてたと思うのですが、検索様はいかがでしょうか?)


9378: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-21 22:39:56

(/こちらこそ日頃よりお世話になっております。一旦こちらだけで失礼します。夏に合わせたシリアスなお話ながら怪異に近付いたり乗っ取られたりと好きなことを詰め込んで終始ハラハラするような賑やかなお話でした。徐々に侵食されていく探偵君に焦りつつ犯人の動機に身に覚えがあるこその心の揺さぶりなど大切な人である相棒にまつある話に出来てとても良かったです!個人的にもフォームチェンジやダブルならではの特性を活かす動き方が出来て満足いく流れに出来ました、今回もありがとうございましした!
並べていただいた話のどれも気になる所なのですが個人的興味で猫語しか喋れなくなる話はいかがでしょうか。以前の猫化犬化メモリの改良版が出回るもまた失敗作で……みたいな感じでしょうか?時間経過が条件だと引きこもって解決とかになっちゃいそうなので他の条件(満足いくまで愛でられるや影響受けた方だけが感覚的に分かる解除方法)みたいなのがあっても楽しそうです。想定してる流れや設定などがあれば聞かせて頂きたいです。またどちらが喋れなくなるのが良いかの希望などはございますか?以前は検索が近いことになっていたので今度は探偵君でも良いですしまた検索でちょっと揶揄うってのも楽しそうです)

9379: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-21 23:41:28


また猫かよ…
(街を怪異の手から守り、500年にも遡る相棒の二人の結末を見届けた日から一週間ほど、一通りの話を済ませて事務所から帰っていくジンさんとマッキーを見送っていた。軽く息を吐いて愚痴を零しながらテーブルの上に置かれたいくつかの写真に目をやる、そこに写っていたのはポーチや小さなカバンだった。どうやら以前街にばら撒かれた愛玩動物に接したような状態にさせるメモリの改良型が出回っているらしい、今度は能力にかかった本人を猫だと思い込ませる類らしく朝から『家族が猫になった』という通報が耐えないそうだ。あらかた回収は終わったのか通報は無くなったようだが見つけたら連絡してくれとの情報提供だった。あの時は相手と二人して能力にかかりいろいろと大変なことになったものだが同じ事態に陥るのは勘弁願いたいものだ。一応パトロールを強化することを決めていれば再び事務所の扉が叩かれて「どうぞ」と声をかける。そこには慌てた様子の男性が立っていて『頼みます!社外秘の資料が入ったバッグを無くしてしまって…探すのを手伝ってください!今すぐに!』と何やら切羽詰まった様子で叫んでいて)


(/それでは猫語しか喋れなくなるお話といたしましょう!導入はぜひそんな感じで改良版メモリが出回り能力を受けてしまう感じにいたしましょう。大まかな流れとしては捜し物の依頼の最中に能力を受けてしまうがそのまま二人で依頼を続行する、というのを考えていました。メモリの能力の方はご提案していただいた感じで飼い主と定めた人に心から気を許して甘え同時に満足するまで愛でられないと能力が解除されない、というのでいかがでしょうか?また能力にかかるのは探偵にさせていただければと!今回は前回と違い猫の本能に引っ張られる力が薄くわりと正気のままであるというのと、依頼中で外出中というのでプライドがなかなか許さなくてすったもんだできればと思います!ひとまずそれっぽく始めてみましたのでいつも通りいい感じに乗っていただければと!今回も騒がしいお話になるかと思いますが楽しくやって行きましょう!/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)


9380: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-22 11:28:55

よっぽどメモリ開発者に動物好きが居たんだろうか。 __ちょうどその辺を見て回る予定だったし一緒に探そうか
(怪異の騒動は無事に収束したものの次に舞い込んできたのはこれまた奇妙な話だった。以前街にばらまかれたメモリの改良品と思われるそれはまた認識を書き換えるような作用のもので一通り警察の方で回収はしたがまだ残っている可能性があるということだ。組織の方も前回のメモリを回収されたのは把握されているはずだが方向性を変えずにまた猫に関するメモリを作るとは単に開発者の趣味ではないかと素直な感想を口にしていた。そうしていると再び事務所が現れて慌てた様子の男性が入ってくる。どうやらカバンを無くしたようだが落とし物は探偵の、主に相棒の得意分野だ。落としたことに気付いた場所や時間、それまでに通った道とカバンの特徴について聴取する。その大きさは書類を入れるには少々小さく感じられたが『見つけても絶対中身は見ないでください!』と念押しする辺りとても重要な物が入っているのだろう。ちょうどメモリの件を受けパトロールする予定の場所であればその依頼を快諾することにして依頼人と連絡先を交換すると相手と共に早速街に繰り出した。依頼人が通った道を歩いていくがそれらしい物は無い。「何処かに紛れ込んだりしてるのか、既に誰かが拾って届けてるかもしれないけど」などと言いながらカバン探しを続けて)


9381: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-22 12:29:44


警察に届けられてるってのが一番理想的だが誰かが悪戯でさらに隠したり動物が持っていっちまってるってのも厄介……お!
(メモリ開発者の意図は分からないがこれだけ危害の少ない愛玩動物化する能力に執着しているということは相手の言うように最早趣味である可能性は十分考えられる、真面目にやれというのもおかしい話だが傍迷惑なのは間違いがなかった。ひとまずは飛び込んできた男性の依頼も受けることにして街へと繰り出す、あれだけ焦っていて中身も見られてはいけないものとなれば会社の機密事項が入っているのだろうか。とにかくこの切羽詰まった状況で鳴.海.探.偵.事,務,所を頼ってくれたのならばその期待に応えるだけだ。相手と連れ立ち依頼人がカバンを無くしたあたりを歩いてみる、依頼人も一通り探しただろうことを考えると道端にポツンと落ちているとは考えにくい。善意ある人に拾われていれば良いのだが悪戯の的になった可能性もある。建物の間や自販機の裏等など注意深く目を配りながら進んでいくと路地の先にその場に似合わないビジネスバッグを見つける、思わず声をあげると軽く駆けて近づいた。見た目は依頼人が話してものと概ね一致していて大きさも話していた通りだ、中身は見てはいけないと言われていたが依頼人のものだと確証がなけれは返しようもない。ここくらいならとサイドポケットを開けたところでカチッと何かが作動する音が聞こえて覚えのある音に「あ」と声をこぼす、直後溢れた光に包まれると思わず目を瞑った。光が収まり急いでバッグを開けるもそこにあったのはメモリが差し込まれた機械らしきもので『そっちかよ!』と思わず叫ぼうとした。しかし実際に口から出てきたのは「にゃーにゃっ!!」という言葉にもなっていないもので思わず固まってしまって)


9382: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-22 13:58:15

なっ、…何だったんだ、今のは。…え?
(注意深く探しながら道を歩いていると相手が何か見つけたようで小走りで近づく相手の後に続く。相手が拾い上げたのはビジネスバッグでおおよその外見は依頼人が言っていたものと一致する。相手が依頼人のモノか確かめるためにサイドポケットを開くと何か不審な音が聞こえて思わず自分も声をあげた。直後眩しい光が発せられて思わず目を瞑った。光が収まると思わず呟きを零しながらも相手が中身を確認すると刑事の二人が言っていたメモリの刺さった機械が入っていて驚く。だがそれ以上に隣から人間では無い言葉が聞こえてくれば即座に顔を向け目を見開いた。周囲に猫が居る様子もなく、他に鳴き声は聞こえてこない。更に当人である相手はカチカチに固まってしまっている。愛玩動物に関わるメモリがばらまかれている事実と鞄の中のメモリ、そして今の猫の様な声という情報が繋がっていけばその理由は直ぐに推測がついてしまって恐る恐る「…もしかして今のって、君の声かい?」と問いかけ)



9383: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-22 17:56:06


みゃう、ヌァ、にゃにゃ……にゃあああ゛あ゛!!
(状況としてはジンさんから教えてもらっていたメモリの能力を拡散する装置を見つけたわけで、捜し物をしていてその存在が頭の中で薄れていたとはいえまんまとまた能力にかかってしまった状態だ。メモリの能力を受けたのならば焦るべきなのだが先程自分の口から出てきたものを信じられずフリーズしてしまう、隣の相手はこちらを伺うように見ると先程の声の出処を聞かれて思わず相手の方を見た。そんなの有り得るはずがない、このハードボイルドな探偵に不釣り合いな声なんて出るはずがないのだ。精一杯の強がりで軽く笑みを作ってから『そんなわけないだろ』と言おうとするが口から出てきたのはテレビでよく流れている喋る猫と紹介されている鳴き声のそれで再び固まってしまった。数秒後に自分の身に何が起こったのか理解すると思わず叫んでしまう、しかしそれもきっちり猫の声になっていて余計にパニックを起こしそうだった。こんな状態ハードボイルドどころか情けないを通り越して滑稽ですらある。依頼の途中だというのに猫の言葉しか喋れないなんて耐えられず思わず相手の両肩を掴むと直ぐ様検索を頼む、しかしそれも言葉にはならなくて「にゃっ!ナン、なぅにゃ!!」と猫語を話すことしか出来なくて)


9384: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-22 20:13:20

…やっぱり君の声が猫の鳴き声になってしまってるみたいだね。っ、何か言いたいのは伝わってくるけど内容まで分からないな
(有り得ないはずの現象を目撃してしまったが未だに信じられず確認するように問いかける。するとまた気取ったような軽い笑みを浮かべるがその口から出るのはやはり猫の鳴き声で目をぱちぱちとさせた。タイミングといい聞こえる方向といい相手が発したので間違いないだろう。遅れて叫んだ言葉も完全に猫の叫び声で動揺する相手とは対照的に唇に指先を添えながら今の状態を分析するように口にしていた。完全に相手はパニックになっているようだが急にこちらの両肩を掴んで来ると何やら必死に訴えかけてくるが猫の言葉ではその内容はもちろん分からなくて眉を下げる。だがこの光景を誰かに見られるのは色々な意味でマズイ。相手の腕を軽く掴んで「一旦状況を整理しよう」と声をかけながら脇道へと入った。いかにも野良猫が姿を見せそうな細道ならばある程度通行人が来ても誤魔化しが効くだろう。改めて相手と向き合うと「この前みたいに猫耳とか尻尾はないね。…気分的な変化はあるかい?」と身体を確認しながら問いかけて)

9385: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-22 21:11:04


なーぅー………にゃ
(今はとにかくこの能力を解除することが優先だ。相手に検索を頼もうとするがこの声では伝わらないらしく不満気な鳴き声を出しながら大人しく脇道へと逸れた。ひとまずこれで人目に付くことはなくメンツは保たれるだろう。どうやら以前のように猫耳や尻尾はないらしい、軽く振り返ってみるが自分の目にもそれらは写っていなかった。前回は撫でられたい欲や愛でたい気持ちが大きく膨らむ効果があったが今のところそういう精神的作用もない。となればこのメモリの能力はただただ猫の言葉しか喋ることが出来なくなるという傍迷惑にも程があるものだということになる。相手の問いには首を軽く振って返事をするがやはり口から出てくるのは猫の声だ。厄介なことになってしまったと思わずため息を付く、依頼人の捜し物を一刻も早く見つけなければならないのだがこの能力がどうやったら解除できるのかも問題だ。時間経過で戻るのが有難いが情報はまだない。まずは能力解除の方法を出来る範囲で調べようと提案したかったがそれもこのままでは不可能だ。言葉でダメなら身振り手振りだ、相手と目を合わせてから相手が検索する時と同じく両手を広げてみせる。なるべく喋らないようにしたがそれでも息継ぎの合間に「にゃ」だとか「なぁん」だとか小さく声は出てしまって、本を読むジェスチャーをしたり電話をかける素振りをしてから健康器具を動かすジンさんのモノマネをしてみたりしてなんとか意図を伝えようとする。最後にはこれで伝わっただろうと言わんばかりに自信を宿した顔を向けて「にゃう」と一言鳴いて)


9386: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-22 22:57:19

…ふむ、なら問題は解除の方法だね。…、手を広げて、何かを見て、電話して、…肩に何か…もしかして刃.野.刑.事? なら今のはメモリのこと検索してみてその情報も含めて報告しろってことかい?
(脇道にやって来たが見た目はやはり変わっていない。どうやら気持ちや衝動的な部分も変わっていないようでただ単に喋る言葉が猫の鳴き声に変換されてしまう効果らしい。その間の返事も猫の声でいつもの決まった格好とのギャップは大きい。だが依頼がある以上一旦事務所に戻って様子を見るのも相手は良しとしないだろう。ならば解決方法の模索を、と考えていた所で何か訴えかける相手の瞳と目が合う。不思議そうにしていると相手は身振り手振りを始めてその意図を察すると読解に集中する。動作の一つを読み取ると次の動きがされていき、じっと観察していると肩になにかを道具を使うような仕草を始めて中々その意味が分からずに眉を寄せていたがぱっと近しい人物の姿が浮かぶと確認するようにその名前を口にした。最後が刃.野.刑事ならぱそこから逆算して今のジェスチャーの流れも読めてきて自慢げに鳴く相手に可愛らしさを覚えつつ確認を取った。どちらにしろメモリについては検索すべきだろう、その場で目を閉じて地.球.の.本,棚に入る。改良元のメモリについては以前調べたこともあって本は直ぐに見つかる。そして本の後ろの方に以前には無かった記載があり、それを読んで戻ってくると「やっぱり以前のメモリの改良品なのだけど何処かで強い衝撃を受けたせいか一部機能が破損しているようだね」と状態を告げる。そして相手の方を見るとその内容に少々言いづらそうにしながら「そしてその解除方法だけど…飼い主と定めた心許せる人に甘えて十分に満足するまで愛でられること、らしい」と告げて)

9387: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-23 08:15:15


にゃあ!…、……にゃん、うーにゃうにゃう
(なんとかジェスチャーで自分の意思を伝えようとするとそこはさすが相棒と言うべきかこちらの動作だけで何が言いたいのか理解すると正しく意図が伝わったのが嬉しくて思わず『そうだ!』と返事をする。だがそれは猫が嬉しい気持ちを表現する時に高い声で鳴く時のそれとそっくりになってしまって、感情がダダ漏れの声に気まずそうな顔をしていた。ともかく意図も伝わったようで早速相手は検索を開始する、時間で解除されるなら一番いいが出てきた検索結果は期待と違うもの、しかもなかなかのハードルのものでまた固まってしまう。自分の場合飼い主というのは当然相手になるだろう、その人にこの状態で心身共に委ねなければならないらしい。相手になら何もかもを曝け出すことだって出来るが今ここでと言われれば話は別だ、誰かに見られるかもしれない状態では気を緩ませる事なんて出来ない。前のような精神に対する作用がなかったのが有難いような、しかし解除の難易度が上がっているような、複雑な気分だ。とにかく今すぐ相手に甘えるのは無理だ、手を動かし小さな四角を作ってからそれを横にどかす仕草をして能力解除を後回しにすることを伝え再び四角を作って今度は取っ手を持つ仕草をするとカバンを探そうと相手に伝えようとするもその間相変わらず猫の声が出続けていて)


9388: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-23 11:19:55

……? 先にカバンを探そうってことかい?
(相手の嬉しそうな声を後押しにメモリについて検索するがそこで分かった解除方法は何とも特殊な内容だった。解除自体はさほど難しくないだろうが今ここで行うには相手が良しとしないだろう。固まってしまった相手の様子を伺っているとまた手を動かし始める。四角を作って動かす仕草だけではその意味が分からずに首を傾げていたがもう一つ四角を作って取手のような物を掴む動作を見ればそちらの意味は確認するように問う。その間も猫の鳴き声が出ていて精一杯伝えようとしているのが可愛くて脇道なのを良いことに頭に手を伸ばしてそこを軽く撫でてみる。動物の耳は無くていつも通りの感触のはずだが何となく手が吸い寄せられて「早く依頼を片付けてしまおうか」と話しながら手を動かし続けていて)

9389: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-23 12:29:11


にゃ!…なぅ、なー……
(相手に極限まで心を許して愛でられるのはやぶさかではないが流石にここで今すぐは難しい、前回と違いしっかり理性を保っていられる分、日中で依頼中というのも相まってプライドが許さなかった。今はあくまでもハードボイルドな探偵、それに不似合いな声をしているのはさておき依頼を解決するのが最優先だろう。無事にこちらの意図も伝わり肯定の返事をするが相変わらず嬉しそうな高めの声が出てしまって羞恥に視線を泳がせる、その間に相手の手が頭に添えられるとそこを撫で始めた。驚いた顔で相手を見るとまだダメだと言わんばかりに不満気な声を出す。しかし頭を撫でられれば途端に甘えたくなるスイッチが入ってしまう、暫く泳いでいた目は落ち着いてゆっくりと閉じられるとそのまま身を任せた。そうして大人しくしていると体の中からグルルと知らない音が聞こえてくる、最初こそ分からなかったが直ぐに喉を鳴らす音だと理解するとハッと目を開けてその場から飛び退いた。危うくこのまま相手から離れられなくなるところだった、返事に伴わない行動に文句を付けるが「んにゃう!なー、にゃ!」と相変わらずの声をしていて)


9390: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-23 15:45:32

……ふふ、本当に猫みたいだ。 何言ってるか分からないな、
(嬉しそう声に吸い寄せられるように相手の頭に手を伸ばしてそこを撫でてみると不満気な声が上がる。だが気にもせずそのまま撫で続けているとその目は段々と閉じられて大人しく受け入れる様子を見れば思わず口角が上がる。それがバレないようにしながら手を動かし続けると何処からかグルルと鳴き声とは違う音が響く。目を瞬かせるがすぐにご機嫌な猫がする喉を鳴らす音であると気づくと相手もそれを察したようで慌てたように飛び退いた。逃げてしまったがそんな仕草すら猫っぽくて噛み殺しきれない笑い声を零すと声を弾ませた。短く鳴く声に文句を付けてきてるのは察するがご機嫌に分からないフリをしてまたぽんぽんと最後に頭を撫でておいた。だがこのまま機嫌を損ねて猫のように引っ掻かれても困る。ゆっくり手を離すと「じゃあ行こっか」と声を掛け、また先程のメインの道に戻る。再び探し物を見つけるターンだがやはりぱっと見て分かるところには置かれてないようだ。「ひとまずもう少し先まで歩いてみよう」と提案しながら捜索を開始して)


9391: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-23 16:44:45


んなゥ、な……にゃ
(相手に頭を撫でられるのは相変わらず何よりも心地好くてこのまま身を委ねてしまいたくなる、その気持ちもメモリの能力にかかれば猫が喉を鳴らす音になってしまいゴロゴロと気持ち良いと宣言する状態になってしまえば飛び退いて文句をつけた。対して相手は楽しそうに笑みを浮かべて声も弾んでしまっている、こちらを甘やかして嬉しそうな顔をする相手をみるとどうしようもなく幸せを感じてしまう。惚ける相手にまた文句を付けようと唸り声を出すが頭を撫でられればその勢いも簡単に削がれてしまい今すぐにでも家に帰って二人きりになりたくなってしまった。今はまだ依頼中だ、依頼人はあれだけ慌てて事務所に駆け込んできたのだから早くカバンを見つけなければ。そう思うものの手が離れていけばやはり寂しさは感じるもので不貞腐れるように適当な鳴き声で返事をしていた。気を取り直して相手と共に再び人通りの多い道へと戻る、何を言っても猫の鳴き声になってしまうので頷いて応えると道沿いを歩き始めた。しかしカバンの気配はなく直ぐに見つかる位置にはなさそうだ、一度警察の方も当たってみるべきかと思っていた矢先『あった!』と声が聞こえてそちらへ目を向ける。そこにはお世辞にも真面目そうではない、派手なシャツやネックレスをつけた男二人がいて『マジか!』などと言って騒いでいる。その手に握られているのは依頼人が言っていた少し小さめのビジネスバッグに当てはまるものだった。男はニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら『さっきおっさんが社外秘の機密事項入ったバッグ落としたって騒いでたの間違いなくこれだぜ。売っぱらえば金になる』と興奮気味に言っているのが聞こえれば獲物を定めたようにじっと二人を見つめてからチラリと相手の方を見て)


9392: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-23 20:05:51

…盛り上がっている所失礼するよ。そのカバン、僕達の依頼人が落としたと言っていた物によく似ていて少し見せてくれないかい?
(ゴロゴロと喉を鳴らす相手が可愛らしく更に愛でたくなってしまうがそろそろ依頼に向かわなくては。その手を引っ込めると何処か寂しそうに鳴いた気がしてまた心を擽られた。人の多い道に戻って捜索を開始するがやはりすぐには見付からない。他の場所を当たるか一度警察に尋ねてみるかと考えた所で相手が何処かを見ていてその視線を追う。その先には男二人組が居てビジネスバッグを片手にこそこそと話し合っているようで異様な空気に柱に身を隠しながら様子を伺う。するとニヤニヤと笑みを浮かべながら窃盗の計画を企てているのが聞こえて眉を顰めた。相手の目が僅かに細まってこちらを向けば言いたい事を察してこくりと頷く。普段ならば相手の役割だが猫語しか話せない以上自分が担当するべきだろう。ふらりと近付いていくがこういう交渉事に慣れて居なければ直球で要件を伝えその鞄を指さす。男達は怪訝な顔を見せてから『なんだよお前』『これは俺達の物なんだからどっか行けよ』と明らかな敵意を向けてくる。あのカバンが依頼人の物であるかは分からないが他人のものに手をつけるなら見過ごせず「さっき売っぱらうとか言ってただろう」と問い詰めると男の一人に『うっせぇな!』と肩を強く押され何処かに行こうとして)

9393: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-24 18:54:22



(/お世話になっております。本日ですがこの後にもお返事が難しく、次投稿できるのが明日になりそうです。お待たせして申し訳ございません。明日はいつも通りお返事でるかと思いますのでお待ちいただけますと幸いです。よろしくお願いします/こちら蹴りで大丈夫です)

9394: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-25 07:53:28


っ、シャー!!……ッ!
(普段ならばこちらが真っ先に男達に詰め寄るところだがこの声で喋っては何も解決に至らないだろう、相手の方を見て交渉を任せることにすると頷いた相手は男達に近づいていった。何が起こるか分からない場面に相手を出したくはないのだが仕方がない、すぐ後ろに控えて様子を見守ることにする。相手はかなりストレートに男達を問い詰めれば素直に従う性質ではなくて敵意を向けてくれば思わず相手の方に体を近づける、案の定手を出してくれば押された相手の体を即座に支えて怒りのままに『おい!』と叫んでしまった。当然それは猫語に変換されるわけで威嚇する時のそれと同じ声が出てしまい、直ぐにしまったと顔を引き攣らせる。人間から人間ではない声が出て一瞬呆気に取られた二人だったが、『いい加減にしろよ!』と更に拳をこちらへと奮ってきた。今度は無言でそれを受け止めると相手の前に出て男の足元を蹴り体勢を崩してやり腕を捻りあげて制圧する。こちらの手際の良さをみたもう一人は焦ってその場から逃げ出してしまった。『待て!』と叫ぶもそれは「にゃおん!」と変換されてまた精神的ダメージを受け怯んでしまう、しかし止まっている暇はなく相手に目配せしてから男を追いかけ始めて)


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