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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8974:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-24 20:53:44
…俺は……おやっさん……、…そうだ、俺達はおやっさんからこの風.都.を託されたんだ。ここで立ち止まってる場合じゃねぇ
(おやっさんは目の前にいてこのままおやっさんの弟子を続けていたいのに相棒はもうおやっさんはいないのだという、その言葉に首を振りたいのにそれが正しいことなのだと、おやっさんはもういないのだと本能が理解している。相手に強く手を握られ名前を呼ばれればハットが解ける速度が鈍くなる、しかし直後おやっさんに手首を掴まれてあの時の罪を突きつけられるとまた目を開いてグラグラとそこを揺らした。上手く息ができない、ここでおやっさんの言う事を聞かなければまた同じ事が起こってしまうのではと倒錯した考えが頭の中を巡る。おやっさんの言いつけを守るべきなのだろうかと考えが傾いた矢先に再び相手が強く手を握ってあの夜のことを、おやっさんが倒れたあの瞬間を思い出させる言葉を告げられる。相手の方を向いた探偵の顔はあの夜と同じくおやっさんの後をついてまわるハーフボイルドにも及ばない見習いの顔付きだった。ゆっくりと息を吐いて混乱する頭を落ち着けるために目を閉じる、おやっさんに掴まれた手首は冷たいが相手に握られた手はいつも通り、相も変わらず暖かくてその温もりを頼りにゆっくりと現実を手繰り寄せた。再び目を開けるとその瞳はこの街の探偵を名乗る半熟探偵のものになる、同時に尊敬する人から託された帽子は逆戻しのようにその形を取り戻した。自ら進むべき道を決めると真っ直ぐと相手を見つめる、そして「ありがとよ、フィリップ」と礼を伝えた。こちらが自分についてこないと悟ったおやっさんに似た何かは『そんな聞き分けの悪いように育てた覚えはないぞ』と言いながらこちらの手首を再び引こうとする、しかしそれを腕に力を込めて静止させれば「嘘つけ、俺のことしょっちゅう怒ってただろ」と軽い調子で返した。呪縛から逃れたのを悟ったのかおやっさんの反対の手が伸びてこちらへと襲い来る、相手と繋いだ手を離してそれを受けるとそこからは互いの手が拳へと変わった。おやっさんの拳を受けこらちも拳を振るうが組み合いにはなるものの決めきれない、徐々に押されるようになれば再び組み合った隙におやっさんの腕を掴み拘束すると「フィリップ頼む!」と相手に後を託して)
8975:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-24 22:13:59
それでこそ僕の相棒だ。…っ、ああ!
(あの夜の罪を突きつけるような言葉にまた顔色を悪くする相手だったが強くその手を握り誓った約束を告げた。こちらを向いた感情に流されて迷う見習いの目が閉じられる、体温と今まで二人で積み重ねた日々を共有するように手を握っていればゆっくりとその目が開いた。その顔は見慣れた相棒の物に戻っていて頭上にあったハットも再生していくのが見えると自然と口角があがってその目を見ながら【相棒】と呼んだ。彼が相手の手を無理矢理引こうとするが相手は軽口を叩きながら抵抗して静止させる。鳴.海,荘.吉のフリをして引き込むのが無理と判断したのか反対側の手で拳を打ち込むが相手はそれを受け止めて取っ組み合いが始まる。当人の運動能力もコピーしているのか段々と相手が押されていくが、不意にその腕を拘束して名前が呼ばれるとその意図を察する。力強く返事をしながら容赦ない回し蹴りを打ち込むと彼は鈍い声をあげながら地面を転がった。命の恩人に攻撃を与えるなど普通は躊躇するものだが偽物だとわかりきっていれば大事な人を貶されたのを晴らしたようで妙に清々しい気分だ。一人ではなく二人でこの状況を打破し「僕たちの弱みを着くのは上手いみたいだけど詰めが甘いね」などと呟いていたが急に通路が大きく揺れたかと思えば彼が連れて行こうとしていた奥の方から天井が崩れ瓦礫が落ちてくる。正しい方を選ぶタイムリミットが迫っているのかもしれない。彼を見る相手の横に並ぶと「引き返せばきっと出口だ」と声を掛けながら様子を伺って)
8976:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-25 07:48:55
あぁ、俺達が二人で一人ってのを分かってねぇみたいだ。…、…走るぜ、フィリップ
(おやっさんが自分達に託したものを、自分が行く道を、そして相棒と二人でこの街の探偵であることを思い出すとその目は亡霊ではなく相手の方を見つめる、視線を交わす相手からいつものように【相棒】と呼ばれればこちらはニヒルな笑みを浮かべた。おやっさんのような何かは無理やり通路の奥へとこちらを連れ込もうとするがそれを阻止すれば取っ組み合いが始まる、亡霊とはいえこちらの記憶を元に作られているせいかひとりではおやっさんには到底叶わない。そういう時にどう解決するのかは二人で歩んできた経験から明白で動きを封じてから相手に声をかける。華麗な回し蹴りがおやっさんの亡霊にヒットすれば意識を奪うことに成功してその体は地面へと崩れ落ちた。目を閉じて床に突っ伏すそれに目を向ける、その光景はどうしようもなくあの夜を思い出させるがあそこで始まったから今自分達はここにいる。それを確かめるように帽子に手を乗せていれば通路の奥から崩壊が始まった。相手の声に頷き答えると相手の手を取って走り始める、元来た道を駆け抜け角を曲がる間も地下通路が崩壊する音は止まらなかった。それに押されるように走っていけばまた目の前に陽の光が差す階段が現れる、その横には【8.番.出,口.】の看板があって今度こそあれが正真正銘の出口だろう。「このまま抜けるぞ」と階段を駆け上がっていけば一瞬視界が真っ白に染まった。そして次に目を開けた瞬間、周囲に広がっていたのはいつもの風の街の風景だ。人々が行き交う中柔らかな風.都.の風が二人を通り抜けると「戻った、のか?」と思わず呟いて)
8977:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-25 11:36:50
…みたいだね、見覚えのある景色だ。……!消えてる、
(一人では適わずとも二人ならば何でも出来る、それを証明するように命の恩人を象った幻を地面に沈めると自然と笑みが浮かんだ。相手がハットの位置を直す仕草に思った以上の安堵を覚えながら見ていたが奥の方から通路の崩壊が始まった。大規模な異変に相手から手が取られて来た道を走って戻る、角を曲がっても背後の音が収まることがなく更に先に進むと光が差す階段が現れる。今度こそ【8.番.出,口.】の看板があって正解の出口だ。相手の言葉に「ああ、行こう」と返事をしながら一気に階段を駆け上がると一気に光が上から降り注いで視界が白に染まった。一瞬音も途切れて次に心地の良い風を感じる。目を開くと見慣れた街の風景が広がっていて先ほどの通路の中の様な閉塞感はない。相手の呟きに頷きながら辺りを見渡してみるとさきほど駆け上がってきたはずの階段は跡形もなく消えていて突然転移してきたようだった。腕時計を確認してみても依頼人と別れてからさほど経っていない時刻であの通路の中で繰り返した時間とは釣り合っていない。まるで白昼夢でも見ていたような出来事でメモリの存在も感じられなければ「…これが依頼人の求めた怪奇現象だったのだろうか」とぽつり零して)
8978:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-25 12:27:33
な、…ンなわけ、……この街の怪奇現象はメモリで十分だっての
(ずっと閉塞感のある薄暗い通路にいたせいか風が吹き陽の光が明るく人々の声が聞こえる風景は随分久しぶりのような気がして呆気にとられてしまう、思わず呟きをこぼすも相手からは同意の返事が返ってきて間違いなくここは風の街であるようだ。相手の驚く声に慌てて振り返ってみると階段は忽然と消えている、そもそもここには地下通路に繋がる階段もなく何故自分達がこの場所にいるのか全く説明がつかなかった。相手が視線を向ける時計をこちらも覗き込んでみるも時刻は説明がつかないものでますます混乱してしまう。これこそが依頼人の探していたものではないかという相手の推測には即座に否定しようとするもののすぐにそれが不可能であることに気がつく。もしメモリによるものならばあんな回りくどいことをせず確実に自分達に危害を加えただろう、愉快犯の可能性もなくはないだろうが体中にじっとりと残る嫌な心地が自分達の常識を超えた何かの存在を予感させた。軽くため息を吐くと愚痴っぽく呟く、これ以上この街に厄介事が増えるのはごめんだ。あの通路で起こったことは全てなかったことになっているようで原因不明の現象にはただ疲労感が残れば「とりあえず事務所戻るか」と声をかけて)
(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。パロディ的なお話でしたが短い感覚でギャグからシリアスまでなんでもありなお話が出来てとても楽しかったです!後半にいくにつれ段々シリアスさが増して追い詰められていく二人にハラハラしつつも最後は二人で力を合わせて異変を切り抜けるという王道な感じが出来てめちゃくちゃ満足しました。今回もありがとうございました!
次のお話ですがいかがしましょう?連続でこちらが提案させていただいたお話をやらせていただいているので、検索様がご希望のお話をさせていただけれはと思っています!)
8979:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-25 15:26:20
…確かにそうだね。ああ、事務所でまったりコーヒーでも飲みたい気分だ。
(地下通路に繋がる階段は忽然となくなり、時間もさほど経っていなければあの出来事が夢だったかのように思える。だが確かにあの空間を何度も繰り返して八.番.出.口を抜け出したはずだ。あの異様な空間がメモリではなく依頼人が探していたような未知の怪奇現象ではないかと口にすれば相手が否定しようとするがその根拠が浮かばなかったのか口を閉ざしてしまった。迷い込んだ人を惑わせながらも一定のルールを敷いて異変を見つけさせるあの空間は人では無い物の意図を感じさせるようなものだった。もしもあのまま抜け出すことが出来なかったら、を考えて背筋が冷たくなったが二人だからこそ抜け出すことが出来たのは事実だ。隣で溜息交じりに零された言葉に小さく笑うと同意を示しながら相手を見る。結局あの通路がなんだったのかは分からずじまいだが散々異変に巻き込まれて体力的にも精神的にも疲れてしまった。事務所に戻ったら疲れを癒す為にもコーヒータイムを嗜むことを提案しながら帰路を歩き始めて)
(/こちらこそお世話になっております。異変ということもあっていつも以上に好き勝手させて貰ったのですがギャグっぽいノリからシリアスまで短くも賑やかな場面がたくさんできてとても楽しかったです。後半は過去のトラウマ刺激回みたいな感じでかなりシリアスさのあるやり取りもできて充実した話になったと思います、今回もありがとうございました!
もしかしたら前にも似たような例を出したかもしれませんが、隣町のカップルに人気かカップル限定のパフェorアフタヌーンティーを食べに行く話、夜中に台風などで停電になる話、具体的なアイデアはまだ浮かんでないのですがメモリの効果で賑やかで甘めな時間…などはいかがでしょうか。今まで出てきた話でも今の物でも何か興味があるものやアイデアなどがありましたら教えてください!)
8980:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-25 18:07:15
(/一旦こちらだけで失礼します!どのお話も二人きりの時間を過ごせそうで良いですね。騒がしいお話が続いたのでこちらも恋人としての時間を過ごせればなと思っています。こちらは情報収集のために酒の席に呼ばれて探偵がアルコールにやられる話、メモリの影響の話ならどちらかが猫語しか喋れなくなる話なんていうのも考えておりました。どれをとっても二人の時間を過ごせそうですので、検索様が選んでいただければ幸いです!)
8981:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-25 18:48:00
(/こちらも恋人としての時間が過ごせたらと思っておりました。それではアルコールにやられてしまう探偵くんのお話に致しましょう!またせっかくならば心配だからとそのお酒の席にも検索が同行するのはいかがでしょうか。案の定人前で酔って甘えてしまったり勧められる酒を止めたり予定よりも早めに切り上げて家に帰るっていうのも出来そうです。)
8982:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-25 19:44:15
___今日はお招きいただきありがとうございます、マダム。直前にひとり増やしちゃってすみません
(怪奇現象としか思えない事態に巻き込まれ陽の光を浴びながら事務所への道を帰ってゆっくりと珈琲を飲んで気を落ち着けてから一週間ほど、結局あの時の異変がなんだったのかは全く分からなかったが風.都,の風は構わず探偵事務所に新たな依頼人を運んできた。事務所を訪れたのは40代くらいの女性だ。幼い頃家にアンティークのオルゴールがあって音楽に合わせて人形が踊るそれが大好きだったが訳あってオルゴールを手放さなくてはならなくなったらしい。そして数十年たってふとオルゴールのことを思い出し、アンティークものなら未だ何処かで大切にされているだろうと踏んだ彼女はその所在の調査を探偵事務所に依頼してきたわけだ。彼女がオルゴールの写真を持っていてメーカーまで覚えているとなれば話は早く、相手に地.球,の.本.棚に入ってもらいキーワードを絞り込めばすぐにその足取りを追うことができた。現在オルゴールは骨董品収集が趣味の老齢の女性宅にあるらしく、早速連絡を取ったところ『見せるかどうかは探偵と話をしてからにさせて欲しい』とお願いされこの食事会が設定された。女性と二人きりの食事ならば相手に話しておくべきだろうと顛末を話せば彼女が【ワイン好き】というワードに相手は引っ掛かりをみせて結局は二人で食事会に行くことになった。自分達では絶対に行くことができない高級店の個室に通されればいやでも緊張してしまうがここは依頼人の願いを叶えるためだと気合いをいれて彼女を紳士的にテーブルまでエスコートし椅子を引いて座らせていて)
(/それでは探偵には再びへべれけになってもらいましょう!ぜひ酔っ払いになる過程もやらせていただければと。隣に検索くんがいるから歯止めが効かなくなっていく探偵ができればと思っております。それっぽく始めさせていただきましたのでいつも通りいい感じに乗ってください。今回もよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)
8983:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-25 20:50:03
心優しいお言葉ありがとうございます。…ではそれを。
(ループする地下通路に閉じ込められると言う妙な経験をしてから一週間程、精神的な疲れも癒えてきた頃に街は新たな依頼を運んできた。幼い時に持っていたアンティークのオルゴールを探してほしいという依頼は依頼人の用意や記憶力が良かったこともあって地.球.の.本.棚で直ぐに現在の所有者を絞り込むことが出来た。現在の持ち主は骨董品収集が趣味の女性で探しているオルゴールは彼女のコレクションの一つらしい。まずはそのオルゴールを見たいと相手が連絡を取ったが返ってきた返事はそれに見合う人物か判断したいとの事だった。その食事会に参加する数日前に依頼のあらましと共にその報告を受けたが女性とふたりきりで食事をするという事もそうだがその彼女がワイン好きだということに引っかかった。相手はお酒に弱い、更に指定された場所が高級店であれば緊張をほぐす為に多量摂取する未来が容易に見えて自らも参加を申し出た。渋る相手だったが先方はあっさりと承諾してくれて当日二人で店を訪れた。個室に通されると相手がエスコートして彼女を席に座らせる。自分たちも席について改めてお礼を伝えると相手の言葉に彼女は『良いのよ、人数は多い方が楽しいわ』と返事をしてこちらからも感謝を述べた。料理は固定のコースになるようでソムリエが来るとワインリストが提示される、彼女が今日のメニューとのペアリングを聞いている中、こちらには別のスタッフからノンアルコールのメニューが渡される。こちらも料理に合うノンアルコールのスパークリングワインが勧められそれに決めていると彼女は『貴方も私と一緒で良いかしら?』と相手に尋ねていて)
8984:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-26 08:08:47
はい、ぜひ同じものを
(女性との食事会となれば二の轍は踏むまいと相手に報告をしたわけだがまさかついてくると言い出すとは思わなかった。食事代は向こうが持ってくれることもあり相手を止めようとしたがぜひ二人の探偵に会いたいという話になり今にいたる。ひとまずスマートにエスコート出来たとは思うが向こうでマダムとウェイターがワインについて相談を始めるとなにやら産地らしき言葉やどうやら味わいの指標らしき言葉が飛び交って全くその意味が分からず唖然としてしまった。隣で相手がノンアルコールの飲み物を決める間、次は自分があれをしなければならないのかと戦々恐々としていたがマダムは気を使ってくれたのか同じものを勧めてくれた。事なきを得て密かに安心しているとそれぞれの前にワインと前菜が用意されていく、そしてマダムがワイングラスに手をかけるとそれに習ってこちらもグラスを持ち上げた。『じゃあ、乾杯』とグラスが掲げられこちらも軽くグラスをあげる。ワインといえば他の酒と比べて度数が高いもので酔わないように気をつけなければと思いながらひと口飲み込む、身構えていたが口の中に流れ込んだワインは爽やかでさっぱりとした味わいでアルコールの臭みが全くない。驚くほど飲みやすいそれに感想が顔に出てしまったのかマダムはクスクスと笑って『とても美味しいでしょう?さ、それと一緒に食べてみて』と前菜を勧められると「はい、いただきます」と笑顔で答えて食事を始めて)
8985:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-26 10:47:11
……美味しい。このソースの風味と酸味が帆立によく合いますね
(飲み物の注文を済ませて相手の方を見るとその表情に焦りが見えてこっそり笑ってしまう。彼女に同じものを勧められると露骨に安心した表情を見せて何とも分かりやすい。そうしていると飲み物と綺麗に盛り付けられた前菜が運ばれてくる。自分が注文したシャルドネのスパークリングは同じワイナリーで作られた物らしく見た目は本物のワインと遜色ない。執事喫茶のこともありワインにあまり良い印象は無かったが彼女の声掛けに合わせて軽くワイングラスを掲げ一口飲んでみると香りも果実味も豊かで目を瞬いた。アルコール入りの方も気になって相手の方を見ればそちらも飲みやすい味なのか驚きが表情に出ていてつい興味が引かれてしまう。だがこの場で味見させて貰うのは難しそうで後から選んだワインを教えて貰おうと頭に留めていた。運ばれた前菜は【帆立のカルパッチョ 柑橘とオリーブオイルのソース】で普段は聞くこともないメニュー名だ。勧められるままフォークでまずはカルパッチョの方を食べてみるとぷりっとしていて甘い帆立に蜜柑とオリーブオイルの風味が調和していて思わず素直な感想が零れた。さっぱりとしながら上品な味に口角を上げながら彼女に話しかけると『そうなの、それにワインとも合うから私のお気に入りだわ』と上機嫌な返事がされた。確かにワインとのペアリングは良さそうだと思う一方過去の失態を思い出すと「美味しすぎて飲み過ぎないようにしないとね、翔太郎」と話を振ると共に一応釘はさしておいて)
8986:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-26 12:35:48
確かに。…、分かってるって…俺達の普段の仕事ですか?そうですね、依頼内容にもよりますけど今回みたいな捜し物が一番多いですね。あとは奇妙な出来事の真相を調査してほしいだとか…
(隣の相手が乾杯の時に掲げていたグラスにもまるでワインのような液体が入っていて思わずボトルの方を見てしまうがボトルにも一見ワインに見えるラベルが貼られている、あれもあれでノンアルコールとはいえ高級なものなのだろうと思えばまた変に緊張しそうだ。目の前に置かれた前菜は所謂カルパッチョというやつだ、長い名前にまた頭が混乱しそうになるがひと口食べれば柑橘の優しい甘みと酸味が帆立とよくあっていて美味しい。そこでまたワインを飲めばカルパッチョの風味を引き立てると同時に口の中はさっぱりとして相性の良さにまた驚きながらマダムの言葉に頷いていた。これならばワインも進みそうだと思った矢先に相手から釘を刺されて一瞬動きを止める、アルコールにやられればどうなるかは自分がよく分かっているのだ。そうして前菜を食べ進めていればマダムから普段の仕事ぶりについて聞かれる、彼女がオルゴールを見せても良い人間かを見定めるためにこの場を開いているならばここは自分達をアピールするチャンスだろう。普段の仕事ぶりを説明していたがそのうち『私があのオルゴールを持っているってどうやって調べたの?』と問いかけられる。真実は地.球.の.本,棚での検索だがさすがにそれを伝えるわけにはいかない、しかしいつもは咄嗟に回る口は思考がぼやけていて言葉が出てこず「あーこいつがそういう調べものが得意で。な?」と無理やり相手へと話を振って)
8987:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-26 13:58:39
…この街で骨董品を扱う店や人はそう多くありません、特に年季の入ったオルゴールならその管理や手入れには相当気を配らなければならない代物。なので一番評判の高い骨董商に当たりをつけ調査してみたらお得意様の貴方の名が挙がったんです
(普段では利用しないような店内とワインなどに囲まれて食事は進んでいく。ここに来る前にざっとマナーは確認してきたが意外にも慣れたように動くことが出来てさほど苦労はしなかった。上品なカルパッチョを食べながら相手に釘を刺すと若干不貞腐れたような返事がされるが今までの事を思えば引き続き見張った方が良さそうだ。そうしていると彼女から自分達の仕事について聞かれる。探偵としての活動を相手が説明していたが今回の主題であるオルゴールを見つけた経緯について聞かれるといつもの回る口は途端に勢いを失って誤魔化すようにこちらに話を振ってくる。既に酔っているのではないかと疑いの目を向けつつ検索で得た周辺情報をそれらしく組み合わせて彼女に行き当たった経緯を説明する。彼女がお気に入りの骨董商の名前をあげていると一瞬驚いてそれからご機嫌な笑みが浮かんで『さすが探偵さんね』と褒められる。どうやらアピールは効果的だったようだ。自分達の活動を褒められるのは気分が良くて「翔太郎が情報を集めてきて、僕が整理したり推理することが多いです」など普段の仕事を語りながら食事を進めていると次の料理が出てくる。小さな肉の様な料理は【フォアグラのポワレと無花果ソース】だと説明されるがどれも知らないワードばかりだが流石にここで検索するわけにはいかない。ちらりと相手を見ると「…翔太郎、フォアグラってなんだい」と小声で尋ねて)
8988:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-26 18:08:16
えぇ、こいつは俺の最高の相棒ですから。…、…フォアグラってのはガチョウとかアヒルの肝臓だ。世界三大珍味ってやつのひとつだな
(上手く頭が回らなくて無理やり相手へと話を振れば鋭い視線がこちらに向けられる、疑うような視線を目を逸らしてなんとか逃れた。以前執事喫茶でワインを飲んだ時は少し経った時点でアルコールの酔いを感じたが今は全くそれがない、ちょっと言葉に詰まっただけだ。高級ワインほど悪酔いしにくい事実には目を瞑っているうちに相手は上手いことマダムにたどり着いた経緯をまとめてくれて内心ホッとする、マダムに褒められればこちらも嬉しくて相手が役割分担の話をすれば『あなた達良いコンビなのね』と更に褒められて簡単に気分は舞い上がりいつもは言わないようなストレートな言葉を他人に対して口にしていた。気分が高揚しているのに気が付かないまま次なる料理が運ばれてくる、相変わらず馴染みのない料理名だ。どう食べようかと思っていた矢先に相手がこちらに目を向けると小声で話しかけてくる、秘め事を話すような仕草になんでもない内容のはずなのに心臓が掴まれて一瞬固まってしまった。少し間を開けてからようやく内容を理解すると必死に答えを引っ張り出して結局は数秒後に相手の質問に答えることになる、妙な間を誤魔化すように早口で答えたが声のボリューム調整が効かなくてマダムにしっかりとこちらの声が聞こえてしまったようだ。相変わらず柔らかな笑みを浮かべる彼女は『よくご存知ね。今日のフォアグラはガチョウなのだけれど、産地が同じ白ワインを先程お願いしたの。あなたもいかが?』と勧められ、勢いのまま「ぜひ」と返事をしていた。グラスに残っていたワインを一気に飲みこむとふわりと華やかな香りが鼻を抜けていって心地良さに包まれているうちに次のワインが新たにグラスへと注がれて)
8989:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-26 19:46:50
世界三大珍味…!そんなものがあるなんて流石高級店だ…
(彼女に良いコンビだと言われるとやっぱり嬉しくて上機嫌に語って居ると相手が他の人に対してストレートな自慢をしていて少し目を瞬かせる。普段はハードボイルドを気取ってもう少し洒落た言い方をするのだがそれだけ上機嫌か、もしくは既にお酒が回っているのかもしれない。次に運ばれたのは未知の料理で彼女に聞かれないようにこそっとこの食材について聞くと相手は何故か固まってしまう。相手も知らない物なのだろうか思ったがそれとも様子が違っていて僅かに首を傾げていると早口で答えが伝えられた。その声量も気になったが更に興味惹かれるワードか聞こえてくると目を輝かせ、唇を指先でなぞりながらニヤリと笑って好奇心を溢れさせる。その間、相手は彼女に違うワインを勧められていて食い気味に返事をしたかと思えばグラスに残っていたワインを一気にのんでいて「あ!」と声を上げてしまう。そんな飲み方をしては直ぐに酔ってしまうだろう。依頼の事を考えれば彼女と付き合う必要性もありグラスを取り上げてしまう訳には行かなくてやきもきする。より注意を払うことにしながら気になるフォアグラをナイフで一口サイズで切って食べてみると口の中で濃厚でクリーミーな味わいが広がって目を瞬かせる。他の肉とは違う風味にソースとの相性も抜群で「美味しいよ、翔太郎!」と無邪気に相手に勧めて)
8990:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-27 07:50:10
心配しすぎだ、このワイン美味いし。………良かったな、フィリップ
(自分にとってもフォアグラは未知なる食べ物だが名前さえ知らない相手にはもっと未知な食べ物のようで世界三大珍味というワードをだせばその瞳は更に輝いて好奇心がとめどなく溢れている、いつもの仕草をしながら料理を見つめる相手は相変わらず愛おしくてつい口元が緩んでしまった。そうやって少しずつ浮ついて、実際にはアルコールでだいぶ浮ついている状態で、料理にあうワインを勧められれば勢いそのままに返事をしてグラスを空にする、相手が声をあげるが呆れたように大丈夫だと口にしていた。実際酔う感覚は未だにない、気づいていないだけなのはさておきこちらがワインを待つ間に相手はフォアグラを口へと運ぶ、するとその瞳はより一層輝いてその輝きがこちらを向けばさらに愛おしさは増した。二人だけの時にしか見せないような締まりのない笑みを浮かべるとフォアグラを頬張る相手の頭を他人がいるにも関わらず愛おしげに撫でる、それをみたマダムは『あら、仲良しなのね』とまた楽しげに笑って、普段ならばここで恥ずかしくなるところだが「俺の相棒ですからね」と微妙にズレた返事をしていた。そのうちワインがやってきてこちらもフォアグラへと口を付ける、他に類のない濃厚な味わいで続いてワインを飲むとその甘さとフォアグラのコクがグッと引き立てあって格別に美味しい。その感想は先程よりも顔に出ていたようで『そんなに喜んでくれているなら嬉しいわ』とマダムはまたクスクスと笑う。それに対して恥ずかしがりもせず「はい!味わいが引き立てあってすげぇ美味いです」と若干口調も崩れ気味で上機嫌を全面に出した顔をマダムへ向けていて)
8991:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-27 10:53:17
ああ、食べられて良かっ、た…っ、翔太郎!………、…
(相手への心配はあるものの目の前の三大珍味というワードに惹かれて口にしてみれば期待を裏切らない不思議な味がしていつものように相手に味を共有する。締まりのない笑みが浮かんで告げられた言葉に弾む声で返事をしていたが何故か相手の手が伸びてきて頭を撫でられると目を丸くする。まるで家で二人きりの時のような行為に固まってしまうが彼女からのコメントが聞こえてくると人前なのを再認識してしまって顔が赤くなっていく。思わず相手の名前を呼ぶも本人は何処か自慢げにズレた返しをしていてますます熱が帯びていくばかりだった。ワインがやってくると相手の手は離れていき、元に戻るものの落ち着かなくてスパークリングワインを口にする。その間相手はフォアグラを口にして勧められた通りワインを飲む。するとその顔は誰が見ても美味しいという笑みが浮かんで彼女の問いにもストレートに思ったままを口にしている。お気に召したのなら何よりだが普段は自分だけに見せるような無邪気なところが他人の前で漏れ出ていることに少しモヤモヤする。だがせっかく招いて振る舞ってくれている彼女の前で不満そうには出来なくて二人の会話を聞きながら黙ってまたフォアグラを口に運んでいた。一口目程の衝撃はない代わりに味を分析するように味わっていると『次は魚料理だから貴方も合う奴にしたらどう?』と空になりつつあるグラスを見ながら彼女から提案される。スマートな気配りに驚きつつ「何かお勧めあるんですか?」と問うと『もちろん、頼んでおくわね』と返事がされてウェイトレスを呼んで何やら注文していた。自分達の方がもてなしを受けているような気がしつつ相手の方を向けば「…もう大分酔っているだろう?」と問いかけて)
8992:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-27 12:33:38
ん…?……だから酔ってねぇって。なんだよ、自分だけアルコール飲めなくて拗ねてんのか?
(特に考えもなくただ撫でたかったから相手の頭を撫でたのだが何故か相手からは抗議に近い声が上がってキョトンとした顔で相手を見つめる、何が不満だったのかは分からないが手を添える頭が熱くなり頬を赤らめているあたり何か嬉しいことでもあったのだろう。相変わらずズレた思考をしていることは気が付かないままワインを飲み進める、フォアグラと白ワインの相性は抜群で何度も二つの組み合わせを楽しんでいればワインも進んでしまってあっという間にグラスの中身は減っていく。マダムは相手のグラスが空になったのを見てすぐに次のノンアルコールワインを選んでくれるようでご厚意にまた嬉しくなってニコニコと緩みきった笑みを浮かべていた。マダムがウェイターと話している間に相手がこっそりとこちらへ話しかけてくる、内緒話のようなそれに楽しくなって体を傾け寄せるが問いかけられた内容には覚えがなくてパチリと目を瞬かせた。意識はハッキリしていてアルコールを飲んだ時特有の視界が回るようなこともなく極めて正常だ、と本人は思っていて首を振った。浮ついた心はなんでも都合のいいように解釈してしまって揶揄うようなことを言いながら再び手を伸ばすと相手の頬に添えて親指の腹でそこを撫でる、猫にでもするように目尻や口端まで繰り返し愛でるように撫でていればマダムはとっくにウェイターへの注文を済ませていてニコニコと笑みを向けていれば『左さんは私と同じ白でいいかしら?今度は私のお気に入りにしてみたの』と声を掛けられると相手の頬を撫でたまま「はい、ぜひお願いします」と楽しそうに返事をしていて)
8993:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-27 14:47:53
拗ねてない。誰がどう見ても君は酔っているし、そろそろペースを…っ、…!だからなんでそんなに普通にしているんだい…
(次の飲み物を手配して貰えるのは有難いが相当酔っている心配とちょっとしたヤキモチが混ざり合って二人に近い状態になったタイミングで声を掛ける。だが本人は自覚がないとばかりに目を瞬かせて酔ってないと言い張る。高いお酒は酔い方も違うとは聞いたことがあるが質はどうあれ間違いなく酔いは回っているはずだ。あろうことか揶揄うような言葉をかけてくればきっぱりと否定してそろそろ控えめにすべきだとたしなめようとしていたがまたも相手の手が伸びてきて親指で頬を撫でられると動きを止めた。明らかに近すぎる距離で好き勝手に頬を愛でられると軽いパニックを起こして目を見開いたまま相手を見つめる。一方彼女の方も注文を済ませたのか相手の分も頼んだことを告げるが一切今の状況に触れてこなくて更にてんぱって抗議のようなツッコミを入れてしまう。だが心底楽しそうに血流が良くなって温かくなった相手の手で頬を撫でられると居心地の良さが勝ってその手を振り解けない。暫く抗議になっていない視線だけの訴えを向けていたがウェイターの足音が聞こえると流石に我に返って相手の手首を掴んで強引に降ろさせた。相手には通じないならと「もう大分翔太郎は酔っているみたいなのでお手柔らかにお願いしてもいいですか」と彼女に伝えてみるも彼女自身もアルコールが回っていい気分なのか『楽しそうだから良いじゃない、二人とも仲良しのようだし私は特に気にしないわ』と返されて取り付く島もない。そんな状態で彼女の注文したワインと料理が運ばれて来て美味しそうな匂いを漂わせて)
8994:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-27 18:03:07
…普通で悪いことねぇじゃねぇか。__鳴.海.探.偵.事.務.所をご存知だったんですか?
(相手の頬を撫でてみればその動きが止まる、それを大人しく撫で受けているのだと勘違いすれば甘んじて撫でられているその姿も可愛らしくてニコニコと笑顔のまま頬を撫で続ける。彼女に当たり前のように返事をしていると相手から抗議に近いツッコミが入るが今この状況のどこがおかしいのかまるで分からず、目をまたパチパチと瞬かせると何を当たり前のことを言わんばかりに真顔で返事をしていた。そのまま甘んじて撫で受ける相手を見れば心底満足そうな顔で相手を見つめながらその頬を撫で続ける、しかしウェイターがやってきたのをキッカケに無理やり手を外されてしまえばあからさまに不満な顔を相手に向けていた。ムスッとしたまま椅子に座り直せば相手はマダムの方を何やら説得しようとしたが彼女はこの場を楽しんでいるらしく何も問題はなかろうととりあえず頷いておいた。そうして新たな魚料理である【メカジキの香草パン粉焼き カレー風味のリゾーニ添え】が運ばれてくる、当然新たなワインも一緒だ。パン粉が香ばしいのに白身魚はふわふわでそこにワインを飲めばよりコク深い味わいになってまた全面に美味しいを押し出した顔をしてしまう。それにまたマダムはクスクス笑って『この街の探偵さんは怖い人だなんて噂もあったけれど、どうやら違ったみたいね』と楽しげに語られる。目をまた瞬かせてから問いかけてみればどうやら彼女のいう怖い探偵さんとはどうやらおやっさんらしく「おやっさんのこと知ってるんですか?!」と思わず目を輝かせてしまった。どうも彼女のお友達がおやっさんに世話になったことがあるらしく、当時の依頼について話が盛り上がる。おやっさんの話に当然こちらは目を輝かせてそのままマダムとワイン片手に話に花を咲かせ、視線はマダムの方へ向きっぱなしになり)
8995:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-27 19:31:16
それは君たちが酔ってるからで、……!しょうた、…………、
(相手にペースを落とすように言い、彼女にも説得を試みるがどちらにも響かない。彼女が良いと言っても外食の場でこうしているのは明らかに異常だ。それなのに二人して普通のことのように扱っていてアルコールを飲んでいない自分だけ仲間外れの気分だ。更に言葉をかけようとするも料理や飲み物が運ばれてくる。またもや分からない単語ばかりだが豊かな香りと見た目の華やかさは食欲をそそる。一旦自分を落ち着かせる為にも出来たての物を食べることにして口に運ぶ。白身魚の外はサクッとしているのに中はふわっとしていてハーブらしき香りが良いアクセントになっている、隣には一瞬お米かと思ったがもちっとした食感とスパイスの効いた味わいが広がって初めて食べる類の食べ物だ。好奇心を満たすような味にいつものように相手に感想を共有しようとするが彼女が自分達の事務所のこと、また鳴.海.荘.吉の話題を振って相手が勢いよく食いつくのを見れば口を閉ざしてしまう。二人の会話は段々と盛り上がっていき思い出話に花が咲く。相手が目をキラキラさせながら彼女の方ばかり見ているのは正直面白くない。口を挟む暇もなけれは視線も下がっていき、また静かに白身魚を口に運ぶ。グラスを持つ手に僅かに力が籠って無意味に揺らしてから一口飲んでみるもノンアルコールでは二人のように酔える気配も無い。聞こえてくる賑やかな話し声に気分は沈む一方でそのまま黙り込んで時々視線だけは向けながら淡々と食事していて)
8996:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-27 22:38:52
すげぇおやっさんらし、…フィリップ?…すまねぇお前の知らねぇ話しちまって
(まさかマダムがおやっさんの存在を知っているとは思わず、加えて自分が弟子入りする前のおやっさんの話となれば興味津々で目を輝かせながら彼女と話を進める。どうやらマダムの友達のおやっさん評は【とても頼りになったがぶっきらぼうで怖い】というものだったようで同じ鳴,海.探.偵,事.務.所の名前で連絡をしてきた自分達の噂を確かめようとこの食事会を用意したらしい。おやっさんは今長期出張中ということにしておいてさらに話に花を咲かせ料理に舌鼓をうちワインをさらに飲んでいたが、妙に舞い上がった頭でようやく相手が暫く喋っていないことに気がついて隣を見る。するとそこには俯き黙り込んでいる相手の姿があって、寂しげな顔にこちらも共鳴するように顔をしゅんとさせた。どうやら一人ぼっちにさせてしまったらしい、迷わず相手の方に椅子を寄せてグラスを持っていない手に自らの手を重ねてギュッと握る。人前であることを意に介せず相手を見つめながら謝罪を伝えた。マダムも『私もごめんなさい。食事の場はみんなが楽しくなければいけないものね』と申し訳なさそうにしている。それに「いえ、俺が相棒をちゃんと見てなかったせいで…」と言いかけたところでマダムの携帯が着信音を響かせた。どうやら急ぎの要件なのか『少しだけ失礼するわね』とマダムは個室を出ていく。正真正銘二人になれば即座に正面から相手の体に腕を回して背中を撫でながら「寂しくさせて悪かった」と眉を下げて)
8997:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-28 01:38:08
……え、…ああ、別に気にしてないですよ、
(話題は相手が弟子入りする前の鳴.海.荘.吉に移り二人は楽しそうに会話をしている。その軽快な会話について行けず、相手が完全に彼女の方を向いていれば寂しさが募る。それを誤魔化すように沈んだ気持ちのまま黙々と食事をしていると不意に相手が椅子ごと近付き、空いている方の手を握られて思わず顔を上げる。近くなった距離に動揺しつつ相手の言葉で放っておかれたことへの謝罪をされたのが分かった。彼女からも申し訳なさそうに言われると気付いて貰えた安堵と楽しそうな会話を打ち切ってしまった罪悪感とでつい強がりの返答をしてしまう。2人がさらに会話を重ねる間、彼女の携帯がなって少し表情を変えて部屋から出ていく。二人になると躊躇なく相手から腕が回されて抱き着かれるとさっきよりもずっと近い距離感に体を固くした。先までなら近いだの言って離れただろうが不安を抱いた中背中を撫でられるとその強がりも解けてつい「……僕だけ仲間外れだった」と小さく文句を口にする。さらにじっと相手を見ると「…アルコールが回って気分が良いのは分かるけど君の一番は僕だろう?」とちょっと拗ねたように問いかけ)
8998:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-28 09:44:31
悪い……、…あぁ、フィリップが間違いなく俺の一番だ。ちゃんとフィリップの隣にいる
(この街の人がおやっさんのことを話してくれるのが嬉しくて嬉しくてつい彼女だけとの会話に夢中になってしまう、それも少なからずアルコールの影響なのだがまったく気がつくことはない。相手が寂しそうにしているのにようやく気がついて二人きりになって背中を撫でれば文句が飛んできて謝罪を重ねる。しかし直後にこちらを見ながら言われた拗ねた言葉は反省すべきところなのに何ともいじらしくて、胸が高鳴るのと同時に全身にぶわりと電撃が走ったような衝撃を受けた。しゅんとした顔をすべきところなのに仲間はずれにされたと不貞腐れるのがどうしようもなく可愛くて口元を締まりなくニヤけさせてしまう。相手の言葉を全て肯定してみせると溢れる気持ちのままさらに二人の距離を縮めて唇を重ねた。ここが高級店でいつマダムが帰ってくるか分からなくて目の前に美味しい料理があろうと関係ない、今は相手への気持ちを伝えたい一心だった。暫くしてから唇を離すと互いの頬をくっつけてそこに軽く擦り寄る、未だくっついて離れないまま「酔ってはねぇけどな」とそこだけは否定していて)
8999:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-28 11:16:24
…ん。 え、待っ……、…この状況でキスをしておいて何を言ってるんだい。
(近い距離感が一瞬気になってしまうが背中を撫でられると相手が自分の方を構ってくれているという感情の方が上回って抑えていた本音が零れた。つい不貞腐れたような子供っぽい言い方になってしまうと羞恥を覚えるも相手の口元が分かりやすくニヤケていくのが見えた。そして全肯定の言葉が返されると抱いていた不満も溶けていき納得したように頷いたが今以上に相手が近付いてくると流石に困惑の方が勝って相手の腕を掴んで止めようとする。相手の勢いに押され唇が重なると一瞬身を固めるも恋人だけの特別な感触に腕を掴んでいた力を緩めて受け入れていた。僅かに唇にはいつもと違う味が乗っていてワインの味だと気付く、漸く唇が離れる頃には相手から与えられる熱に若干ぼんやりとしていて擦り寄ってくる相手を軽く抱きしめていた。少しすると思考が戻ってきて未だに酔ってないと主張されるとちゃんとツッコミを入れておく。自分の体温は普段と一緒だが相手はアルコールのせいで顔は赤くて熱を帯びている。くっついていればそれは分かりやすくてそろそろ彼女も帰ってきそうだと顔同士は一旦離し、代わりにグラスで冷えた手を相手の頬に添えて軽く撫でながら「明日の君が悶えるのだからほどほどにしたまえ」と再び釘をさしておいて)
9000:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-28 12:18:48
キスはしたい時にするもんだろ。……ひゃっ、……ん?おぅ…?
(背中を撫でながら何時だって変わらない想いを伝えれば相手の表情が緩まるのが分かる、愛おしさのままに顔を寄せると何故か止められようとするが構わず唇を重ねた。直ぐに腕を掴んだ手は緩まり抱き締めた体から力が抜けるのを感じるとより相手に自分が受け入れられているのだと感じて嬉しくて唇を重ねたまま口角を上げてしまう。上機嫌なまま唇を離して代わりに頬をくっつければ何やら相手からツッコミが入るがそれも浮かれた理屈を返しておいた。アルコールが回る体に相手の暖かい体はさらに心地よくて何度も擦り寄っていたが相手が離れてしまって今度はこちらがあからさまに不満気な顔を相手に向ける、直後冷たい手が頬にくっつけられると間の抜けた声が出た。だがそのままそこを撫でられると直ぐにそこは暖かく心地よくなってもっとと要求するように擦り寄る、今自分がしたいことをしているだけで悶えるようなことはないはずだとすっかり酔いが回った頭は相手の言うことが理解できず軽く首を傾げながら明らかに何か分かっていないのにとりあえず返事をしていた。相手を緩く抱き締めたままこちらからも背中を撫でているとガチャりと音がしてマダムが個室へと入ってくる、『お食事の途中なのにごめんなさい』と謝るマダムに相変わらず相手の背中を撫でたまま「いえいえ気にしないでください」と返事をし、マダムもこの状況にまったくツッコまないまま『今度こそ一緒に楽しみましょうね、フィリップさん』とにこやかな笑みのまま相手を微笑ましそうにみれば席へとついて)
9001:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-28 12:27:28
(/連投でちょっとだけ失礼します。ちょうど七夕くらいに節目を迎えるんじゃないかと思っておりましたが、一足早くこうやってまた大台を検索様と迎える事が出来てまずは改めて感謝申し上げます。本当に長く検索様とはお付き合いさせていただいておりますが、本編の探偵と検索くん同様背後にとってもこちらでのやり取りは日常の中に含まれていて、検索様からどんなお返事がくるのかなだとか、こんな話を二人でやったら面白いんじゃないかなとか日々二人の物語に思いを馳せていて毎日とてもとても楽しませていただいております。検索様に触発されてサイドストーリーとかあの時の小話みたいなのも脳内で膨らんでおりまして形にしていきたいな、なんて思っています。大台を迎えましたが本当に検索様の動かす検索くんと、もちろん背後様と、二人で紡ぐここでのお話が大好きです。これからもお互い無理せず自分達らしいテンポで楽しくやり取りが続けられれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!)
9002:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-28 17:51:47
…分かってないね。 っ、…はい。ありがとうございます。
(ゆっくりと離れていくと相手の口角が上がっていて頬を擦り寄せてくる。今の状況のことに触れるとまたもや浮ついた答えが返ってきて顔を離しながら手を添える。全く響いて無さそうなのに加え不満気な顔を向けられるとぽつり言葉を零すも冷たさに変な声をあげつつ手に擦り寄ってくる姿は何とも可愛らしい。ついそのまま愛でるように撫で続けていたがガチャりと個室のドアが開く音がすれぱぴくっと肩を跳ねさせる。外に出ていた彼女が帰ってきて慌てて相手と距離を取ろうとするも緩く抱きつかれたままでは上手くいかず冷や汗が出た。だが彼女は全くツッコミを入れるような気配はなく微笑ましそうにこちらを見るばかりでまたテンパってしまう。相変わらずアルコールの入った二人には着いていけないが気遣いをされていると分かると少し擽ったくてぎこちなくお礼を言うと「もう大丈夫」と言いながらゆっくり相手から離れた。白身魚は少々冷めてしまったが先程黙々と食べている時よりも美味しくて自然と口元に笑みを浮かべた。『やはりこの料理には白ワインが合うわね』とご機嫌に言う彼女を見ればその味が気になって「…翔太郎、一口で良いから僕も飲みたい」とねだって)
(/日頃よりお世話になっております。キリの良い数字になりましたので少しだけ。毎度のことでありますが探偵様とまた大きな区切りを迎えられたこと、とても嬉しくあると共にここまで付き合って頂いて本当に感謝しかありません。最近紡いできた物語を見返す機会が多いのですがどれも好きな話ばかりで二人で積み重ねてきたやり取りや時間を強く感じております。お話の中で展開が良い意味で予想外の方に転がったり割と好き勝手に動かしたりと探偵様相手だからこそ出来た事も多くて本当に毎日が楽しいです。まだまだ探偵様とは紡いでいきたい話も多いですし、探偵様も探偵くんも大好きですのでこれからも宜しければお付き合いお願いいたします…!)
9003:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-28 19:10:12
フィリップはまだ未成年だろ。ってかさっきのでちょっとは味分かっただろ
(相手の寂しさは払拭されてマダムも戻ってくればそろそろ食事会が再開される頃合いだ。彼女と受け答えしていれば相手の体は離れてしまい途端に腕の中から体温は失われてしまって今度はこちらが眉を下げる、ずっとくっついていたって良いのだがさすがにそれでは目の前の料理を味わうことは出来ない。仕方なく元の体勢で食事を再開する、香草の効いた白身魚に白ワインはよくあってまた一口飲み込んで料理との調和を楽しんでいたが不意に相手からワインが飲みたいとおねだりがされる。特別上機嫌で本人の自覚なしにアルコールが回っていようともそこの線引きはきっちりとしていて即座に首をふる。それに先程暫くの間口付けた時にこちらの唇はワインがついていたはずで相手の唇にそれか移ったはずだ、そんな二人の秘め事であるはずのことまでさらりと口走ってわざとらしく怒ったような顔を向ける。マダムは酔いも回っているせいかなんの事か分からないらしくニコニコとこちらを見ながらも不思議そうな顔をしている。一瞬の沈黙のあと、先程の体温と唇を重ねた時の柔らかさが恋しくなってまたグラスのワインを一口飲んでから相手の方に体を寄せると「もう一回したいのか?」と何故かこちらが期待するような目で相手を見つめたまま問いかけて)
9004:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-28 23:37:35
そこは誤魔化されてくれないのか…。…へ、っ!? 違う、彼女も居るしここじゃ駄目だって
(相手と離れると露骨に眉を下げていてまた構いたくなってしまうが今は食事に戻るべきだろう。元に戻ったところで単体でも美味しいこの料理とのペアリングへの興味はまた膨れて相手に一口ねだる。アルコールで思考が浮ついて何処と無く甘い相手なら行けるかもしれないと密かな期待を持って見つめていたがそこの線引きの理性はあるのかあっさり拒否されて思わず本音が零れた。せっかくのチャンスだったのにと好奇心を持て余しているとさらりと先程のキスの話を持ち出してきて思考が止まる。彼女にバレたかと思って視線を送れば不思議そうにニコニコしていて一旦は安堵するも相手がグラスのワインを口にしてからこちらに顔を寄せてくれば目を見開く。期待するような目から何をするのか理解すれば顔を赤くしてブンブンと顔を横に振りながら否定する、行為自体は勿論嫌ではないが他人の前でしていいものではない。動揺を顕にしながら「そういうのは家に帰ってきてだろう…?」と相手にだけ聞こえる小声で方向転換をもちかけようとして)
9005:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-29 10:41:12
…だめなのか……じゃあ家に帰ったら絶対にやるからな
(相変わらず相手は興味のあるものにはまっしぐらで隙あらばアルコールに手を出そうとするがこれだけは認めることはできない、ダメと決まっている限りはダメなのだ。そのアルコールに今日も振り回されているのはさておき、先程口付けたことを思い出せばその心地良さまで思い出して既にブレーキが壊れている体は直ぐにまた欲しくなってしまう。相手に近寄りほぼオネダリの問いかけをするが相手から持ちかけたにも関わらず全力で首を振られてしまえばまたも不満を全面に押し出した顔で眉を下げる、さっきしたのにと状況が変わったことを差し置いてムスリとした顔を浮かべた。だが相手はあからさまに動揺していてもう少し押せばいけるのではないかと破綻した考えが頭をよぎる、目の前にいるマダムのことなど勘定に入っていない。手を伸ばして相手の服を摘んで軽くこちらに引っ張るとひとまず家でという約束を確保しておく。だがやはり相手と離れているこの状況がもどかしくてじっと相手を見つめると「家に帰るまでにしたくなったらどうすりゃいいんだ?」とまた期待を込めた視線を向けて)
9006:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-29 13:15:47
…ああ、約束だ。…え、あ……
(酔っていても法律というガードは固いのようで一口のオネダリは拒否されてしまう。だが残念がる暇もないまま相手が近づいてきて人前にも関わらずおねだりのような言葉が向けられると流石にそれはまずいと拒否する。途端眉をまた下げてむすっと分かりやすく不満を表すのを見ればその素直さについ絆されてしまいそうになるが視界に彼女が入ると考えを持ち直す。何とか納得してもらおうと家に帰ってからと時期を交渉するがこちらの服を引き寄せられ、依然距離が近いままだ。嫌でも彼女の微笑ましい笑みが気になって視線を揺らしつつ受け入れる旨の言葉が聞こえてくればコクコクと約束だと頷いた。だが相手は一向に離れる気配も無く未だすねたような顔でこちらを見つめてくる。そんな状態で更にねだるような言葉が告げられると一瞬身を固める、さっきので満足したのではないかと言いそうになるがこの目は納得するまで引かない期待の目だ。戸惑うように視線を迷わせて言葉を濁していたがテーブル下でこちらの服を掴む相手の手を取ると「…こうやって手を繋いでおくのはどうだい?」と小声で提案して)
9007:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-29 21:22:06
……それならいい
(ひとまず家に帰ってから口付けの約束は確保したが本当は今すぐにでも相手に抱き着いてしまいたいのだ。流石にマダムの前で衝動的な行動はしないが相手が良いというならばあわよくば、と有り得ない思考回路のまま期待の目を向け続ける。すると体こそ寄らなかったものの服を掴んでいた手を取られて繋がれば不満気だった顔は緩まって過度な期待はなりを潜めて嬉しそうに小さく笑う。小さく頷いていると『次は左さんがご機嫌斜めだったのかしら』とマダムの揶揄う声が聞こえてきて「すみません、お待たせしました」と体は正面へと戻すが手はしっかりと繋いだまま受け答えしていた。少し残っていた白身魚は少々マナー違反ながらも相手と手を繋いだまま食べきって皿が下げられる、次はいよいよメインディッシュだ。芳醇な香りと共に運ばれてきたのは【ビーフステーキのグレイビーソース ポテトと枝豆のタンバル仕立て】だ。同時に赤ワインがマダムと自分の前に用意されて『グレイビーソースに使われているワインと合わせてもらったの。もちろんフィリップさんのスパークリングも同じ品種のぶどうのものに変えて貰うわね』と一気にテーブルの上が様変わりした。流石にこのまま片手で食べるのには無理がある、かといって相手と離れるのは寂しくて暫く迷うように相手の手を強弱をつけて握っていたが、不意にいいことを思いついて一旦手を離す。そしてこっそりと片足の靴を脱ぐと相手の方へと伸ばしてそこへ絡ませた。太腿辺りを足先で軽く擽るように撫でて既に満足そうな顔をしながら「いただきます」と肉料理へ手を伸ばして)
9008:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-30 00:18:54
…、…凄い、こんなステーキ初めてだ。 ありがとうございます。…、…っ! ……あ、味わい深くて美味しいです
(このままくっつかれるのは不味いと妥協案として手を繋いでみせると不満と期待が混じり合っていた顔に小さな笑みが浮かんだ。それだけでこの提案をしてよかったと思えるが彼女にまた声をかけられると視線を揺らした。彼女にバレないための案だったがどうしても繋がった手を意識してしまう、何とかそれを表に出さないように白身魚を食べ終えるとお皿は下げられて次の料理が用意される。肉厚なステーキと円筒状に盛り付けられた副菜はメインを張るだけあって豪華で無邪気に目を輝かせながら感想を口にする。次の飲み物も彼女が手配してくれていたようで先程の魚料理とは打って変わったテーブルになってその心遣いに感謝の言葉を述べた。早速たべようとするがナイフとフォークを使うこの料理では流石に手を繋いだままではいられない。ちらりと相手の顔を覗くと迷うような素振りと共に手が握られたり緩まったりを繰り返す。今だけ離して欲しいと伝える前に相手から手が離されると流石にそこは弁えているかと安堵して視線を料理に戻そうとするが不意に足が絡みついてきてぴくっと体が跳ねて即座に相手の方を向き目で訴える。さらに太腿あたりを撫でられるとぶわっと熱が上がって反応を抑えるのに必死だった、文句を付けようとするが『貴方も食べてみて』と彼女に振られるとそれも出来なくて牽制するように相手を見てから1口大にステーキを切り分け口に運ぶ。芳醇なソースの味とちょうど良い火加減と柔らかさの肉が最高の組み合わせだがバレるかもしれない現状では味に集中仕切ることが出来ない。小さな笑みを浮かべそれらしい感想を伝えながらこれ以上悪戯しないように足の間に挟んで動かさないようにする。テーブルの下で彼女には見せられ無いことをしていることに焦りと羞恥を覚えながら『このワインに合うでしょう?』と語る彼女の話を聞いていて)
9009:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-30 07:57:31
はい!ソースが肉の味引き立ててワイン飲むとさらに引き立ってめちゃくちゃ美味いですね
(相手ともっとくっついていたいが今は彼女との食事を楽しむ場面でもあって非常に悩ましい状況だったが手の代わりに足をくっつけることで解決する。良いアイディアだと自画自賛していると何やら相手の視線がこちらへ向いていて何かを言いたげだったが、チラリと相手の方を見ると良いアイディアだろと言わんばかりに誇らしい笑みを浮かべていた。撫でている足は途端に熱くなってより相手の体温が感じられて心地好い、こうやってテーブルの下でこっそり相手と触れ合っていればマダムとの食事の邪魔にならないが相手を常に感じることが出来て一石二鳥だ。相変わらず常識外れな考えをしながら相手の視線が再度こちらを向くのも気にせず足を撫で続ける、上機嫌に肉を切り分け食べて赤ワインを飲めば芳醇な香りが口いっぱいに広がって幸せの心地に浸っていた。しかしこちらの足が相手の足に挟まれ動けなくなると今度はこちらが相手の方を不満気な顔で見る、せっかく良い方法を見つけたのに何故止めるのか分からなくてせっかくマダムにバレない位置で触れ合っているのに「フィリップ!」と声をかけてしまう。だがそれならばそれでこちらにも考えがあって足を挟まれたままその間で足先を何度も細かく動かしてそこを繰り返し擦り合わせる、挟まれている分密着度は高くこれはこれで良いかも知れないとまた上機嫌になれば相手を足先で擽るのは止めないまま、またグラスを傾けて「俺とフィリップみたいに相性バッチリです」と惚気ける言葉を挟みながら上機嫌に会話を続けていて)
9011:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-30 11:46:16
…、美味しいね翔太郎。…っ!…、……
(公にくっつくわけにはいかないが相手を寂しくさせたくもなくて代わりに手を繋ぐことを提案したが今度は手を離す代わりに足が触れ合うと思い切り動揺してしまう。他人に見えない所で足をくっつけるなんてより親密に、そして背徳的なことをしているようで彼女の視線が気が気でない。十分に味わう余裕がない一方文句の視線を向ける先にいる相手は随分と上機嫌で肉とワインを満喫していた。離れようとしても下手に動いてはバレてしまう為、これ以上好きに動かないように足の間に挟む形で動きを封じると相手が不満げな顔でこちらをみる。それだけにとどまらず名前を呼ばれるとまたぎゅっと挟む足に力を込めながらお肉の話題として返事をし軽い笑みを浮かべた。そのまま食事に戻ろうとするが挟まれた状態で相手の足が動かされ触れ合う場所が擦り合い、擽るようになるとまたぴくっと肩が跳ねた。制するように挟んでいる分相手の足の動きを強く感じるようになってまた一気に熱が上がっていく。思わずじっと相手に抗議の目線を送るも相手は惚気とも取れる返事をしていてもうバレているのではないかと彼女の顔が見られない。テーブルの下で相手の足を叩いてやめるように促すも不意に『フィリップさんの顔が赤いけど、もしかして場酔いかしら?』と彼女からぶっこまれる。他人からみても分かるほど顔が赤くなっている事実にますます瞳を揺らして「え、…その、料理が美味しいので、そうかもしれません…」と何とかぎこちなく言葉を返していて)
9012:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-30 12:30:02
…っ…ほんとだ、大丈夫かフィリップ?
(相手に動きを阻まれてしまい抗議の意味で名前を呼んだのにするりと躱されてしまえばまた不満気な表情が浮かぶ、だがそれならばと挟まれた間で何度も足を動かせば相手の肩が跳ねたのが見えた。どうやら相手もしっかり互いが触れ合っているのを感じているらしい、それが相手にとって困ったことだとは微塵も思わず水面下で何度も自分の存在を相手にアピールしながらテーブルの上ではマダムとにこやかに会話を交わす。再び相手の顔が抗議の意味を含んでこちらへと向くが気にせずワインを飲んでいた。暫くまた会話が続いた後にマダムが相手の様子を気遣っていて視線を向ける、そこには顔を真っ赤にした相手がいて目を瞬かせた。いつの間にこんな顔になってしまったのか、相手が飲んでいるものは間違いなくノンアルコールのものであるはずだがマダムの言うように場酔いか、それともワインの匂いで酔ってしまったのだろうか。二人がテーブルの下で触れ合うことを微塵も恥ずかしいと思っていない酔いきった頭は本気で相手を心配して近づきその背中を撫でる。だが相手に触れたら触れたで相手の体温を感じられら喜びにすぐ浮かれてしまう。やがて背中を撫でていた手は後頭部にまわり軽く引き寄せるとこちらへと凭れかからせた。頭を優しく撫でながら「気分よくなるまでこうしてて良いからな」とあからさまに弾んだ声でいいながら頭を撫で続けて)
9013:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-30 14:35:04
っ、誰のせいだと思っているんだい。…っ!…、……翔太郎、
(顔が赤い事を指摘されると気付かれたかもしれないとてんぱってぎこちなく返答をする。これで誤魔化されて欲しいと思った矢先相手が心底心配したような顔で再び近づいてきて背中を撫でられる。全部原因は相手で今も触れ合っている足のせいであるのに酔いが回っているせいか全く考えが及んでいないといった反応だ。思わず相手にだけ聞こえる声で悪態をつくも背中に回っていた手はいつの間に後頭部に移動して軽く引き寄せられて相手の肩口に顔を埋めることになる。今度こそ言い逃れの出来ない距離感に身を硬くするがあからさまに弾んだ声と共に優しく頭を撫でられるとずっとパニック状態だった体は条件反射的に身を委ねてしまう。アルコールが回って普段よりも相手の体温が高いのもあってその体温も匂いも心地よくて無意識に小さく息を吐いた。今急いで相手から離れてもこの赤い顔を晒すことになる、ならば体調不良の体でこのまま落ち着かせた方が良いだろうと自分の中で言い訳しながら緩くだけ手を回し軽く擦り寄った。このまま相手に好き勝手動かれては落ち着く気配が無いと考えれば内緒話をするように相手の名前を呼び「…早く二人になりたい」と小さな声で要望伝えて)
9014:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-30 17:21:34
ん?……、…おれも
(熱中症になり得ない室内で顔を真っ赤にしている相手に何があったのかと心配していたが悪態をつかれてしまってまた目を瞬かせる、アルコールが十分に回った頭ではまったく身に覚えが無くて首を傾げるしかなかった。どうやらこの場に酔っている相手を休ませるためともっと触れたいという下心もあって相手を寄りかからせると最初こそ腕の中の体は固まるが直ぐにこちらに身を委ねられて暫くはこのままなのだと安心すればニコニコと上機嫌に頭を撫で続けていた。相手からも腕が回って擦り寄られるとさらに気持ちは舞い上がるが不意に名前を呼ばれれば相手の声にだけ集中する、直後二人きりになるのを望まれると胸が強く掴まれた気がして同時に相手を抱きしめる腕に力が籠った。心臓が早くなるのが自分でも分かる、今すぐにでも相手に思いっきり抱き着きたいがギリギリで理性が勝っている状態で短く返事をするのが精一杯だった。相手がなかなか体を起こさないのを本気で心配したマダムは『少し早いけれどもうデザートに切り替えてしまいましょう。それなら体も冷えてフィリップさんも落ち着くかしら?』と提案されて「そうしましょうか」と頷く、マダムがウェイターを呼べばテーブルが片付けられていった。彼女は心配そうにしながらも相変わらず微笑ましく二人を見守っていて『噂通りの怖い探偵さんが来たらどうしようかと思っていたけれど、お二人なら大丈夫そうね。今度は依頼主さんと一緒に我が家にいらしてくれる?』と本日の目的である次の約束を提案されて「はい、ぜひお願いします」といつもより無邪気な笑みで答えていて)
9015:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-30 19:37:22
お気遣いありがとうございます。 それは是非、よろしくお願いします
(悪態をつくも相手は全く身に覚えのないといった反応をしていて酔っ払いの特性にまた頭を抱えそうになる。促されるまま相手に身を委ねると頭を撫でられて心地良さが募る。そうしていれば早く彼女に隠れて一方的に心乱される時間を終わらせたいのと、この自分だけが独占出来る幸せを噛み締めたい気持ちが重なってぽつりと自分の願いを口にした。その途端強く相手に抱きしめられてその熱が高まったように感じる。短く同意の返事がされるとこちらからも軽く相手の服の裾を握った。本気で心配をしてくれてデザートにしようと言って彼女には騙しているようで申し訳ないが有難い申し出だ。体を起こしてまた後でと言うようにぽんぽんと相手の背中を叩くと席に座り直してからお礼を伝えた。食べ終わったお皿が片付けられていき、彼女と目が合うとそのお眼鏡にかなったこと、本来の目的だった依頼人を連れてくる約束が提案されこちらも軽い笑みを浮かべながら受け入れる旨を伝えた。ただご飯をご馳走様になっただけだが信用して貰えたのならなによりだろう。そうして会話をしていると最後のデザートが運ばれてくる、【白桃とシャンパンのジュレ パルフェ仕立て】として紹介されたのは下層にはヨーグルトムース、中層にはきらきらしたゼリーと白桃のコンポート、そして1番上にはバニラアイスとミントが乗った見た目も美しいデザートで思わず目をキラキラさせながら「わあ…」と感嘆の声を漏らす。『綺麗でしょう?見た目も涼やかでお気に入りなの』と彼女が微笑み「最後のデザートにピッタリですね」とご機嫌に返してはスプーンを手にとって)
9016:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-30 20:09:49
きっと依頼してくれた方も喜んでくれます。……ん、口の中が爽やかになりますね
(正直もうこのまま離れたくはなかったが相手から背中を軽く叩かれると渋々体を離す、その顔はやはり寂しげで変わらず相手の足に自分の足を差し入れてくっつけたままデザートへと移行することになった。その間に本来の目的であるオルゴールを見せてもらえる約束まで取り付ける事が出来て何よりだ。またひとつ相手と成功を築けたことに嬉しさを覚えていればデザートが運ばれてくる。グラスに綺麗な層を成して煌めくパフェに相手はすっかり目を奪われていてその様子を盗みみれば小さく笑っていた。ご機嫌に足先で相手の太腿を軽くだけ撫でつつこちらもスプーンを手に取って早速食べ始めた。濃厚なバニラアイスの下には口の中に爽やかに広がるジュレが広がっていて舌鼓を打っていれば『実はこのジュレ最初に飲んだシャンパンをそのまま使っているの。もちろんフィリップさんのはノンアルコールよ』と言葉が添えられる、最初から最後まで彼女が大好きなワイン尽くしのコースらしい。アルコールといえど冷たいジュレとなれば余計に食べやすくて白桃やヨーグルトムースと共に軽い口当たりでどんどんスプーンが進む。当然その分アルコールも摂取しているがまったく気にならなかった。パフェを食べ終えた頃にようやく頭がふわふわとしてきて「ちょっと酔っちまったかも…」とようやくアルコールにやられていることを自覚して)
9017:
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ID:415c83bff 2025-06-30 20:58:11
…美味しい。それぞれの層のバランスが良くてシャンパンのゼリーも香りが良いですね。 ……やっと自覚したのかい?
(キラキラと輝くようなデザートに目を奪われていると相手が隣で笑う気配がする、またもや相手の足が伸びてきて太ももを撫でられるとちらっと相手を見るもこれが最後で美味しそうなデザートを目の前にすればこのままで要ることを選ぶ。最初はバニラ感の強いアイスクリームでその下のジュレは冷ややかで口の中で溶けていく、ふわりと抜けるシャンパンの香りと白桃の柔らかな甘みを感じれば表情が綻んだ。デザートの説明がされると感心したようにジュレを見つつ更にしたのムースも口にしながらその出来栄えを褒めていた。豪華な分そこそこボリュームもあったが口当たりが軽い分スプーンを動かす手は止まらずにあっという間に食べ終えてしまった。最後を飾るのに相応しい甘味に満足していると隣から何処か浮ついている声が聞こえてきて思わずツッコミを入れる。座っていても酔いを感じるなら立ち上がったら更にアルコールが回るはずだ。軽い談笑と次に依頼人を連れてくるひの日程を決めると『そろそろお開きにしましょうか』と彼女が宣言をする。こんなに豪華な食事を食べさせて貰って良いのかと少々不安になるが『たまには若い子と食べるのも良いわね、また付き合ってくれる?』とご機嫌に問われるものだから「勿論、是非ご一緒させて下さい」と相手に代わって答えていた。そうして部屋から出る流れになるが相手の元に近付くと「……立てるかい?」とその身体を支えようとして)
9018:
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ID:65b68c258 2025-06-30 21:36:00
でもちょっとだぞ、ちょっと
(なかなかのボリュームのコースだったがひとつひとつが考えられた内容だったからこそ最後のデザートまで美味しくいただくことができた、相手と違いこちらはさらにワインが加わっていてふわふわとした心地に浮かんでいれば頭に浮かんだ言葉が直ぐに口から出てくる状態になる。相手からツッコミが入るものの体感でいえばいつもの酒の席とは酔い方が全く違っていて終始心地良さに包まれているようだった。そのままニコニコと座っていれば相手とマダムの間で依頼人と引き合わせる日も決まり会の終了が宣言された。こう何度も高級料理をご馳走になるのは気が引けるが彼女との会が楽しかったのは確かで相手が答える横でこちらも頷いて「もちろんです」と添えておいた。いよいよ立ち上がらなければならない場面だがやはり体は浮遊感に苛まれていてどう体に力を入れればいいのかさえ曖昧になっている。相手に体を支えられればぼんやりと相手を見上げ背中に添えられた温もりを求めるように立ち上がった。すぐにその体はふらりと揺れてそのまま相手の方に倒れ込むようにして抱き着く、覚束無い足取りをしていれば『あら、タクシーを呼んだ方が良さそうね』とマダムが直ぐ手配してくれた。その間も相手に抱き着き擦り寄ると「立てるけどひとりで立ちたくねぇ」と理屈の通らないワガママを口にしていて)
9019:
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ID:415c83bff 2025-06-30 21:57:53
ほら、ちゃんと掴まって。何から何まですみません…、じゃあ一緒に帰るから、それで良いかい?
(会もお開きとなり、椅子から立ち上がるのを支えに行くがこちらを見上げる姿も何処と無くぼんやりしている。背中を支えながら立ち上がらせるが直ぐにそのからだはふらついてこちらに倒れ込むと慌ててその体を支えてこちらに体重をかけさせるようにする。やはりかなり酔ってしまってるらしい。気を使ってタクシーを手配してくれるという彼女に苦笑いで謝罪とお礼を伝えていると相手はこちらに擦り寄ってきて何とも支離滅裂なわがままを捏ねている。その背中をぽんぽんと撫で一緒だと告げるとゆっくり歩いてその部屋を後にした。彼女が会計を済ませてくれると改めて「ご馳走様でした。本当にありがとうございます」と礼を伝える。『私もちょっと飲ませすぎちゃったから…、左さんの事よろしくね』とほぼ同じのワインを飲んでいたにも関わらず全くふらつく様子のない彼女を見届けて別れた。これでようやく二人になった訳だが相手の様子を確認すると前に居酒屋に迎えに行った時よりも酔っているようだった。ちょうど彼女が呼んでくれたタクシーが店の前までやってくると「翔太郎、タクシー乗るよ」と声を掛けて)
9020:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-07-01 07:47:02
ありがとうございます。ご馳走様でした。……ん、…
(既に頭の中はほわほわと効果音が付きそうなくらいにはぼんやりとしてあらゆるものが軽くなって自分の周囲くらいしか正しく認識出来ない。そんな状態で相手に抱きつけばその体温は特段に心地好くてもうここから動かない事を決めた。相手にくっついたまま店を出たところで相手が恐らくマダムに対して礼を言う、ここは礼儀正しくなければと一瞬だけ相手から離れるとしっかりと直立してきちんと頭を下げて礼を言った。直後再び相手に倒れ込むようにして抱き着くと彼女と別れタクシーへと乗り込む、その動作の間も相手となるべく離れないようにくっついたままでいた。タクシーが発車すれば周囲の音は先程よりも無くなって抱き着く相手の存在だけを感じることが出来る。静かな空間で相手が傍にいれば二人きりの条件を満たしているだろうと勝手に思考は飛躍する、ゆっくり顔を上げればこちらを向くよう相手の服を握って呼び、視線を交わすと「フィリップ、もうしていいか?」と運転手の存在をまるで無視して問いかけて)
9021:
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ID:415c83bff 2025-07-01 12:02:24
…なんだい、…っ、ダメに決まっているだろう、まだここは家じゃないから。
(酔った状態でも礼儀正しいことには感心しつつ彼女と別れると一気にこちらに倒れ込むように抱き着いてくる。それを支えながら停車するタクシーの元まで移動すると相手を奥に押し込むような形で後部座席に一緒に乗り込んだ。運転手に家の近くの住所を伝えている間も相手はこちらに凭れ掛かっていて距離感は近い。だが幸い酔っ払いの介抱だと思われているようで同情的な生暖かい視線が注がれた。そうしてタクシーが発進すると周囲の音はなくなってひとまずは依頼をこなして動揺する時間が終わったことに安堵の息をつく。あれだけ飲んだのなら家に帰ったら早く寝かした方が良いなどと考えていると不意に服が掴まれてそちらを向く。そして近い距離感のままで問いかけられると一瞬固まり、意味を理解して瞳を揺らすと首を左右に振る。ある意味閉じられた空間かもしれないが前には運転手がいて鏡を見ればすぐに分かる状態だ。まだここが外であると伝えながら介抱の範疇として相手の背中を撫でながら「もうちょっとだから我慢してくれ」と囁いて)
9022:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-07-01 12:33:08
そうか……フィリップ、
(タクシーに乗り込めば相手と二人きりの空間となって自ら動く必要もなくなれば思いっきり相手に凭れかかって抱き着いて全身で相手を感じる、極わずかな周囲しか見えていない頭では運転手は思考から弾き出されていてもう二人きりならばと約束を果たそうとする。しかし予想外にダメだと言われればしゅんと眉を下げて目線を逸らす、二人きりならば問題ないと文句を言いたかったがその前に背中を撫でられれば少しは気分が落ち着いた。それでも相手をもっと感じたいのは変わらなくて首元に擦り寄りながら強く抱き着くと先程よろしく足も絡めてなるべく相手と密着する。運転手の目はますます哀れなものを見る目になっていた。やがてタクシーは家の前へとたどり着いて相変わらず相手とくっつき半分ほど体を預けながら車を降りる、そのまま階段を覚束無い足取りで登って家の扉を開けた。相手に抱きついたままなんとか体を玄関へと移動させて扉が閉じられる、鍵がガチャリと締められた瞬間に顔を上げて相手をじっと見つめれば「…もういいか?」と期待半分懇願半分を含んだ目を向けていて)
9023:
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ID:415c83bff 2025-07-01 15:12:25
…ただいま。 …いいよ、翔太郎
(ダメだと返すと相手の眉がまた下がって寂しそうにする。その顔を少しくらいなら、とも思ってしまうがその背中を撫でると少しばかりその表情が緩まったのが見えた。更に相手はこちらに強く抱き着いてきて首元に擦り寄ってくる、更に足も絡ませてくるとほぼ全身が密着するようになって狼狽えてしまうが運転手はかなり酒癖の悪い客を見るような目をしていて助かったような恥ずかしいような気分だった。やがてタクシーが家に辿り着くと『大変ですね』と運転手に声を掛けられ、苦笑いを浮かべながらまた相手を支えながら車を降りる。覚束ない足取りの相手が階段を踏み外さないように後ろから手を添えて慎重に進んでいく、抱きかかえたまま鍵を取り出して扉を開けると中に入った。後ろ手で鍵を閉めるとじっと強い感情を込められた目で見つめられていることに気付く。自分からするのではなくわざわざお伺いを立てる姿に胸が掴まれると軽く抱きしめ返してから小さく笑って許可を出すとそのまま顔を近づけ唇を重ねた。いつもより熱っぽく感じる体温は心地よくて無意識に腕に力がこもる、暫く触れるだけのキスをしてそっと離れるとその目を見ながら「ちょっとワインの味が残ってるね」と感想を口にして)
9024:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-07-01 17:43:33
ん、……今日は美味いやついっぱい飲ませて貰ったからな。…フィリップ
(ただいまも言わずに、というよりはここが家だとはっきり認識できなくて相手にもう我慢しなくて良いのかを問うと相手の腕がこちらに回りようやく許可が降りればパアッと顔を明るくさせた。そのまま相手の顔が寄せられて唇が重なる、店で二人きりになったのを見計らって短く重ねて以来ようやく相手の柔らかさを取り戻せば唇を重ねながらさらに口角はあがった。安堵するように吐息をつくがその息さえアルコールを纏っていつもより熱くて甘い香りがする。重なった唇はやがて離れて感想を告げられると楽しそうに笑みを浮かべる、飲みやすいが故に許容量を遥かに超えたアルコールを摂取しているのは相変わらず気付かないまま相手を見つめた。二人きりでもう我慢する必要もない状態で抱き合っていればブレーキのない体はすぐに次を求めて相手の背中をわざとらしく大きく撫でながら名前を呼ぶ。そうやってアピールをしていたが結局はこちらが先に我慢の限界を迎えて「もっと」と言いながら顔を寄せると、未だ靴も脱いでいないのに再び唇を重ねてそこを食むようにしながら上機嫌に唇を擦り合わせて)
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