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相乗りで何処までも 【 〆 】/8823


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自分のトピックを作る
8757: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-28 17:44:37


っ、ダメだ!さっきフィリップも言ってただろ?!侑斗はさっきじっちゃんの涙を防いでくれたんだ!だから俺は侑斗にも、会ったことねぇけど侑斗の大切な人にも泣いて欲しくねぇ!、そうだ!この前は俺とフィリップで変身しただろ?あれをやりゃいいじゃねぇか!それにこの4人なら風.都,も侑斗達が守りたいものも、大切なものを失わずに戦える!だから、カードよりあいつを、
(なんとか相手を味方に付けようとするがひとりの力では解決は不可能だと言われて息を詰まらせる、さらに侑斗と示し合わせてカードを使うことを聞けば強い語気で否定した。記憶を失う事も自分だけが覚えている事も辛いことだとよく分かった、守らなければならないものの為に犠牲を選択する必要だって分かるがこの4人がいればその必要はないはずだ。最初こそ心からの言葉だったが少しずつ邪な気持ちが混じり始める、ここでこの時代に留まってカードを探す選択をしてはダメだ。カードは永遠に見つからないし、見つかれば相手との時間は終わってしまう。段々と追いすがるような口調になりながらなんとか犯人を追いかけるように仕向けようとした。だが静かにこちらを見ていた侑斗から『随分必死だな』と鋭く言われれば息を飲む、思わず侑斗の方を見るがこちらを静かに見つめる目はまるで何もかもを見透かしているようだった。上手く言葉が出てこないでいると『お前、何か知ってるだろ』と図星を突かれてしまって「はぁ?!何言ってんだよ!」と不必要に怒りながら無意識に中身の入ったポケットのある右脚を引いていて)


8758: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-28 19:04:42

…翔太郎、落ち着いて…。…そのポケットの中何かあるのかい?
(現代に戻った怪物の事も気になるが太刀打ちする為にも侑斗達の力を借りる必要がある。その為にまずはカードを探す方針を固めて相手にもそうするように提案すると強い口調で否定がされて目を見開く。それからはまるでマシンガンの様にカードではなく犯人を追うように主張されてその態度に何となく違和感を抱いた。言っていることは先程から変わりない、侑斗やその大切な者に泣いて欲しくないという強い思いだがその根拠も滅茶苦茶でその必死さが痛々しくも感じられた。興奮する相手の肩に手を置いて一度話を遮ろうとするがその前に侑斗が鋭い言葉を向ける。息を飲む相手に侑斗か更に追及すると相手は声を荒らげて一歩引く。だが明らかにいつもと違っていて、何かを隠したり後ろめたい事をする時の典型的な態度だ。そしてその仕草から若干膨らんでいるポケットに気付くとじっと相手を見ながらその事を指摘する。すると痺れを切らした侑斗が相手の手首を掴み無理矢理その中身を引き摺り出す。そこには探していたカードが握られていて「…っこれは」『お前これ!』とこちらの呟きと侑斗の鋭く問い詰める声が同時に響いた。それだけでは収まらない侑斗が胸倉を掴むと『なんでこれを隠してた』と怒りのまま問い詰め、それをデネブが軽く宥めているのを聞きながら「…翔太郎、」と事情を問うようにじっと相手を見つめ)

8759: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-28 21:23:17


…あ、…ッ、!……だって、…これ使ったら誰かが侑斗のこと忘れちまうんだろ?そんなの、侑斗もその人も悲しい、し……
(相手がこちらの肩に手を置いて落ち着かせようとするが今はカードを探させないようにすることで、相手との繋がりを絶たないようにすることで必死だった。だが侑斗に図星を突かれ心に隙が生まれれば無意識に隠すべきものを隠そうとしてしまう。それを探偵である相棒は見逃さなくてこちらを見つめられながらポケットの中身を聞かれると声を失い瞳を揺らした。直後侑斗に手首を掴まれポケットの中身を、侑斗とデネブが大切だと言っていたカードを取り出されると一気に血の気が引いて顔が絶望の色に染まった。全てが終わってしまう。動けないままでいるこちらに侑斗が掴みかかる、相手から名前を呼ばれれば閉じかかった口が開いてその理由を話し出す。しかしそれも全て建前だ、なんとか口を回そうとするが心の奥底の本音ではないその言葉は宙を滑って崩れ落ちていく。こちらの煮え切らない回答に侑斗はさらにこちらの胸倉を強く掴み顔を突きつけると『俺のやり方を勝手にお前が決めるな!』と強い口調で言われてしまった。その勢いに気圧されて息が詰まる、次に酸素を吸い込んだ時にはもう感情を抑えることは不可能で「だって…だってそのカードを見つけたら、俺とフィリップの捜査の時間は終わっちまうんだろ?!もう相棒で居られなくて、フィリップは、元の時間に帰っちまうんだろ?!そしたら…俺は……またフィリップのこと忘れちまう……そんなのイヤだ!俺はフィリップのこともう忘れたくない!!」と感情のままに叫んでいた。いつの間にか目には涙が浮かんで視界がぼやける、それでも相手との繋がりを唯一保てるそれを取り戻そうとカードに手を伸ばすが今度は侑斗に思いっきり突き飛ばされてしまって地面へ転がって)


8760: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-28 22:09:52

…翔太郎……、…っ! …ごめん、翔太郎……
(侑斗が引っ張り出したポケットの中身はずっと探していた大切なカードだった。合流してからは分かれることなく一緒に行動していたのだからずっと隠し持っていたことになる。何故言わなかったのかと言う思いも込め名前を呼ぶと血の気の引いた顔がその理由を説明し出す。だがどことなく上っ面のような言葉にますます侑斗は怒りを顕にして強い言葉をぶつけた。相手の表情が固まって、その後は堰を切ったように自分どの記憶を忘れたくないと叫んでいて大きく瞳を揺らした。カードを見つけて犯人を捕まえれば終わりだと言ったのは自分だ、そして終わってしまえばまた記憶が消えて離れ離れになるのも分かったのだろう。幼い相棒の悲痛な叫びに胸が締め付けられて何も言えなかった。相手はカードを取り返そうと手を伸ばすが思いっきり突き飛ばされる。その光景に反射的に体が動くと相手の元に駆け出してしゃがみこみ、起き上がらせるような形で背中に手を添えると軽くその体を抱き締めた。幼い相手がカードを隠すという選択をしてしまったのも自分のせいだろう、小さく謝罪の言葉を口にしながら落ち着かせようとしたがカードを取り戻した侑斗が『カードを取り戻せたならこの時間に用はない。さっさと行くぞ。…あと、そいつは置いていけ』と鋭く声を掛けてきて思わず身を固めた。カードを取り戻した今、さっき共有した作戦からしても元々この時間に居る相手を連れていく理由はない。更に大切な物を隠されていたとなれば侑斗がそう思ってしまうのも無理はないが相手の瞳には涙が浮かんで絶望の色に染っている。こんな大切な相棒をたとえこの後記憶を消すにしても放っていけるはずなどない。相手の顔を見て目を合わせると何も言わずに腕を解いて立ち上がる。そして数歩侑斗に近付いてこちらを確認しようとこちらを見たタイミングで「…桜.井.侑.斗。君の境遇も覚悟も理解しているつもりだ。…その上で僕からのお願いだ。翔太郎も連れて行って欲しい」とこちらのお願いと共に頭を下げて)


8761: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-28 22:41:54


俺、今日のことも、前のことも…忘れたくないよ……ッ、フィリップ!!
(侑斗に突き飛ばされて地面に転がされてしまう、しかし犯人を探しながらずっと侑斗のこともデネブのことも、何より相手の事も裏切っていたのだから文句を言う資格など無かった。痛みと罪悪感と相手との時間が終わる絶望に沈んでいれば相手が駆けてきて軽く抱きしめられる、何よりも心地好くて安らぐ体温に固くなっていた心がじわりと溶かされると堰を切ったようにボロボロと両目から涙が溢れ出した。だが大切な相棒を騙していたのも事実で抱き締める腕に縋っていいのか分からない、しかし一方で自分の気持ちを止められなくなってしまえばどうしようもない我儘を言いながら大粒の涙を流していた。侑斗はこちらを一瞥すると鋭い声で捜査の終わりと相手との別れを突きつけられて固まってしまう。大好きな相手のことを忘れてしまう、そしてきっと相手も悲しませてしまう。こちらが何か言う前に相手は腕を解いてしまって一気に体が冷えた。相手は元の時間に帰ってしまう、こちらは相手との思い出を忘れてしまう、何よりも大切な相棒が顔も知らない誰かになってしまう。相手のことを引き止めようと悲痛な声で名前を呼びながら腕を伸ばす、しかし直後相手が侑斗にこちらを相手の時間に連れていくように頼んでいて目を見開いた。侑斗は即座に『駄目だ』と言うがデネブが宥めるように『侑斗…』と声をかければ深々とため息をついて相手を睨むように見る、『連れて行ってどうするつもりだ?こいつが何か見る分には記憶が消えるからいいがこいつの知り合いや何よりお前の時間のこいつに会ったらさらに時間は乱れて最悪元に戻せなくなる。どうせ忘れるならここで置いていくのが一番だろ』と冷たい言葉と共に問いかけて)


8762: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-28 23:56:37

その辺は変装なり進むルートを選別すれば問題ないはずだ。…君は記憶を無くすことは時間を奪うことだと言っていたけど僕は違うと思う。記憶を無くしても全て無かったことになる訳じゃないから
(ボロボロと泣き出す相手を見ればやはりこのままで別れていい訳などない。例え結末が同じになったとしてもそれまでを疎かになんかできなかった。相手から離れると侑斗に相手も一緒に乗せて欲しいと頼むが直ぐに拒否されてしまう。顔を上げて睨むような目を向けられるがここは譲れない。侑斗の出した問題点については変装なり事前に根回しをして近付けないなどで対策は可能だ。ふと以前過去から戻ってきた事を思い出す。今の相棒は鬼ヶ島での出来事を記憶としては覚えてなかったがその時交わした言葉を無意識に使っていた。さっき相手と再会した時も最初は分かっていないようだったが小さなきっかけで思い出した。つまり出来事としての記憶が消えてしまったとしてもその経験や時間は消えることは無いはずだ。先程侑斗の言っていた言葉を否定するような形で自分の意見を伝えるとちらりと相手の方を見る。そして侑斗の方を見ると「だから僕は例え記憶が消えてしまうとしても納得した形で翔太郎とお別れがしたい。それが僕の出来る精一杯だから」と強い気持ちをぶつけて)

8763: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 07:54:16


……フィリップ、
(相手と離れたくなくて、忘れたくなくて必死にその名前を呼べば相手は侑斗に相手の時間へ、つまり未来へ連れていくことをお願いし、しかし即座に拒否されていればこの先どう転ぶか分からず戸惑う表情を浮かべながら二人を見つめる。静かにそのやり取りを聞いていたが相手の言葉を聞いて侑斗は何か言いたげにさらに目線を鋭くした。しかしちらりと未だ泣いているこちらを見たあとに『好きにしろ』とぶっきらぼうに言って背を向ける、デネブが『侑斗!』と名前を呼びながら追いかけている間に近くにあった勝手口を開いて侑斗は時.の,砂,漠へと移動してしまった。ゆっくりと立ち上がり相手の方へ近寄る。どうやら今すぐお別れではないようだが後々記憶が消えてしまうことはやはり確からしい。相手を相棒と呼んで大好きなのにずっと嘘をついていた負い目もあって恐る恐る相手を見上げる。どう言葉をかけていいのか分からず暫く口を閉じていたがまだ涙を浮かべたままの瞳を向けると「もう少しフィリップと居られる?」と掠れた声で聞いて)


8764: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 11:25:27

…ありがとう。…ああ、もう少し調査に付き合ってくれ。それと僕の時間に来たら見せたいものがあるんだ
(精一杯の想いをぶつけて頼み込むと侑斗の目は鋭くなるが相手に視線を移すとぶっきらぼうな言い方で承諾がされる。つんけんとした態度を取っているがその内側に優しさを感じられてお礼を伝えていれば相手が立ち上がってこちらに近づいてくる。傍に来てもこちらをこちらを見上げるだけで黙っていたが恐る恐るといったように潤んだ瞳で問いかけられるとその頭を軽く撫でながらこくりと頷いた。このまま相手を涙目のまま返す訳にはいかない、記憶が消えたとしても大丈夫だと自信を持って別れて欲しい。それを何とかする案が一つ浮かぶと小さな笑みと意味ありげな言い回しで見せたいものがあると告げる。「だから行こう」と声を掛け撫でていた手で相手の手を取れば侑斗達が入っていった勝手口を通った。そこには例の砂漠と列車が見えて手を引きながら一緒に乗り込む、座席に相手と共に座ると一緒に乗っている侑斗からぴりっとした空気は感じるものの「未来の風.都.、気になるかい?」と何気ない話題を振って)

8765: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 12:36:30


……うん。どう変わってんのかなとか、みんな元気かなとか……それに、フィリップと俺が……一緒に探偵になってるんだよな?
(相手と一緒に居てもいいのかと自問自答しながらそれでも相手と一緒に居たい気持ちが勝って伺うようにしながら問いかける、するとこちらに手が伸びてきて頭を撫でられるとまとわりついていた緊張が溶けだすようで軽く息を吐いた。そして肯定の意味で頷かれると涙で溢れていた瞳に光が宿る、そして期待を煽るような言い方をされればゆっくりと絶望は体から引いていった。扉の向こうへ誘われれば「うん」と頷いて手を取られる、最初は繋がる手を握るべきか迷っていたが段々とこの温もりを無くしたくない気持ちが膨れ上がって繋がる手を強く握りしめ決して離さないようにと両手を添えていた。そのまま勝手口を通れば大昔に行った時と同じような砂漠が広がっていて目の前にはあの時とは違う電車が止まっている。まじまじと電車を見ながら乗り込むと相手の隣へと座った。侑斗は話す気がないのか目を背けたままだがデネブは『はいどうぞ』と相手には冷たいお茶を、こちらにはリンゴジュースを出してくれて「ありがとう」と控えめな声で礼を伝えた。ジュースを一口飲んでいると相手から未来の風.都.について聞かれる、未来なんて想像したこともないが最初に浮かぶのは街が平和であることで相棒の目を見つめながら答える。だがその相棒とはそもそも相手の時間での自分達の関係の話だ、過去出会った時に二人とも探偵で相棒であると教えられて疑いもしていないが実際にその姿を見た訳では無い。自分で話しているうちに期待が膨らんでくるとその語気も明るくなっていって「おやっさんみたいに探偵事務所もあるのか?」と瞳を輝かせながら問いかけて)


8766: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 13:41:35

ああ、…鳴.海.荘.吉は特別な依頼で帰ってくることが少ないから僕達であの事務所を継いだんだ。だから今は僕と翔太郎が探偵で鳴.海.荘.吉の娘のアキちゃんが所長として仕事をしている形かな。
(少々迷った様子だったが一緒に行こうと誘うと素直に手が握り返されてこの時間を後にする。砂漠を経由して列車に乗り込むとデネブがお茶を出してくれて「ありがとう」と返事をしながら受け取った。自分の時間に着くまでまだ時間はある。まだ元気のない相手に自分の時間、つまり相手によって未来の話を振ると風.都.の風景や他の人について返される、そして自分達が探偵をやっている話になってくるとこの語気は明るくいつもの調子に戻っていった。相手の質問に頷くものの“おやっさん”というワードが出ると一瞬表情を固める。時系列を考えるにまだ師匠の背中を追いかけている時期だ、そんな相手にもう亡くなっているとは言えなくて僅かに目を伏せてからそれらしい嘘で彼が不在であの事務所を継いだのだと説明した。そして相手が違和感を感じてしまう前に自分達が探偵をやっていることとアキちゃんが所長をやっているのだと言葉を続けた。本来はこのまますぐに怪物を追わないといけないのだがキラキラした相手の目を見れば耳元に顔を寄せて「到着したらちょっとだけ僕達の事務所を見てみないかい?」とこっそりと誘ってみて)

8767: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 18:25:15


そっか、おやっさんとは別々なのか……でも相棒のフィリップもおやっさんの娘さんもいるんだよな!俺達が留守を任されてるんだよな!?……でも俺が所長じゃねぇのか……
(相手の時間の風.都.のことを思えば直ぐに二人で探偵をやっている場所に興味を示して目には期待や憧れを宿して相手をじっと見つめる。相手は一瞬何やら暗い顔をしてその意図を汲み取る前におやっさんと常に一緒に居るわけではないことを知らされた。子供の観察眼では真意を見抜くことなど出来ず少々残念そうに言うもののそれだけおやっさんが風.都.やそれ以外の場所に求められて居ることにやはり尊敬の念を抱く、それにおやっさん不在で探偵をやっている上に事務所を任せられているということは十分におやっさんに認められるような探偵になっているということだ。興奮で薄ら頬を赤くさせながら未来の話を聞き所長の座が娘さんにあるということに少々疑問や不満はあるものの相手と一緒にカッコイイ探偵をやっているのなら何も問題はない。相手がさらに近寄ってくれば目を瞬かせる、そして直後内緒話をするように事務所へと誘われれば「いく!」と即答した。興奮のまま声を挙げてしまい侑斗は怪訝そうな顔で一瞥するがバレてはいなさそうだ。デネブが楽しそうにこちらを見つめていれば汽笛が鳴り到着の合図がされる、上機嫌なまま侑斗へ近づくと『それじゃあ向こうについたら二手に別れよう!その方が効率がいいからな。俺と侑斗で犯人を探すからそっちの二人で頼む!』とさりげなくチーム分けをしてくれた。侑斗は『は?勝手に決めんなよ』と文句を言うが『まぁまぁ』とデネブに宥められ電車が到着すればそのまま文句を言われながらも侑斗の背中を押して外へと出ていった。車内に二人きりになるとキラキラと期待の目を向けて「行こうフィリップ!」と相手の手を取り立ち上がって)


8768: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 19:10:52

何かあったら連絡するよ。 だけどさっき侑斗が言った通り過去の君がいるのがバレたら厄介なことになるから僕の傍から離れないように。…じゃあ行こうか。
(何故師匠が居ないのかという疑問はそれとなく誤魔化せたようで今の事務所についての話をしている内に相手は興奮を顕にする。十分にその興味関心を惹き付けた所でお楽しみにしておいた事務所に誘うとその表情は華やいで即答の返事がされる。その様子に思わず笑みが零れつつすっかり笑顔の戻った相手に安堵していると目的地が近いことを示す汽笛が鳴った。そこでデネブから二手に分かれることを提案されるがこちらを気遣ってくれたのは明らかでその心遣いに胸が染みる、後から合流出来るように連絡先を二人に渡すとデネブが侑斗の背中を押して電車を出ていった。2人きりになった所で相手からキラキラした目を向けられ手を取られるとそのまま外に出ようとするが一応勝手に行動しないようにと釘は刺しておく。とはいえ過去からやって来たとは普通考える人は少ないだろう。そうして決め事だけ定めると手を引いて列車を降りた。近くの扉を開くと事務所近くのスーパーの勝手口に繋がっていたようで見覚えのある場所に出てくる。一応近くに知り合いが居ないことを確認しながら相手の様子を観察する。時計を見る限りここを出てからそれ程時間が経ってない頃のようだがス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを見ると何件か相棒から着信履歴やメッセージが残っていた。相手とは手を繋いだまま無事である旨と暫く絶対に事務所に入ってこないようにと一方的なメールだけ送っておくと「やっぱり変わっているかい?」と幼い相手に問いかけて)

8769: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 19:57:57


うん、分かった。___俺が知ってるのよりだいぶ古くなってる…フィリップの時間に来たんだな
(早速相手の時間へ、相手と自分が探偵をやっている時間へ繰り出そうとしたがその前に離れないようにと釘を刺される、その言葉に真剣な顔で頷いて答えた。先程侑斗が強く反対したところを相手が説得してこの時間に連れてきてもらったのだ、諸々を飲み込んでくれた侑斗のためにもアシストしてくれたデネブのためにも知り合いと合わないのは絶対条件だろう。繋がった手をギュッと握ってこちらも意志を固めると扉をくぐり抜けた。たどり着いたのはどうやらスーパーの裏口のようだ、相手が電話らしきものをいじっている間にキョロキョロと辺りを見回す。自分が知っているスーパーだが脇に置かれているラックや鉄柵の様子は記憶よりもだいぶ古びて見える、ここが未来であるのをじわりと感じてまた強く手を握りしめた。そのまま周囲に知り合いがいないことを確認しつつ相手に従って事務所へと向かう、どうやら向かう先はおやっさんの事務所のようだ。あの場所で探偵をやっているのだと思えば益々気分は上がって「あそこのポスト、ペンキ塗り直されてる!」だとか「あの弁当屋初めて見た!」だとか「松浦のじっちゃんの文房具屋の看板新しくなってる!」だとか自分の記憶と違うものを見つけては逐一相手に報告していった。やがて念願の事務所へと近づいてくる、やはりおやっさんの事務所で働いているらしい。一階にあるビリヤード場は相変わらず営業しているようで顔を綻ばせたが直後驚愕のあまり固まってしまった。事務所に繋がる階段の横に看板が掲げられていたのだが水玉模様にピンクの文字というなんともポップで可愛らしいデザインで掲げられていたのだ。急いで駆け寄るもやはり見間違いではないようで「なんだよこれ!全然ハードボイルドじゃねぇ!!!」と文句を叫んで)


8770: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 20:46:19

あー…これはアキちゃんが作った看板だね。 翔太郎も同じことを言っていたけど所長様には逆らえなかったみたいだ。
(一番の懸念点であるこの時間との相棒との接触を避ける手を打ってス.タ.ッ.グ.フ.ォ,ンをしまうと事務所の方向に歩き出す。相手の師匠の事務所をそのまま利用しているのだから当然相手もこの辺り事を知っていて自分の知っているものと違う景色にはしゃぐ相手を暖かい目で見ながら「流石君の観察眼だね」と褒めていた。途中通行人とすれ違っても子どもということで変な目で見られることなく手を繋いだまま事務所の下に辿り着いた。階段を挙がっていこうとした所でこの事務所の看板を見つけ声を上げるのを見れば苦笑いしながらその経緯を説明する。不服そうな相手を2階に連れてくると「ちょっと待っててくれ」と言って一旦自分だけ中に入る。連絡を入れた通りその時間の相棒と、大騒ぎしそうな所長が居ないことを確認すると「どうぞ」と言って相手を中に招いた。基本的な家具やインテリアは鳴.海.荘,吉が居た頃と大きく変わっていないらしいが所長が事務処理に使うの一式を纏めたケースや買い置きのコーヒー豆、三つ並んだマグカップやまだ整理してない依頼の書類に予定の書かれたカレンダーなどここで過ごしている事が滲み出る物が増えている。自分からしたら帰ってきたという気持ちだが相手の反応を伺いつつ「ここが僕たちが働く鳴.海.探.偵.事.務,所だ」と紹介して)

8771: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 21:33:52


おやっさんの娘なのにセンスねぇな……うわぁ…
(相手に褒められながら街中を進んで事務所にたどり着き全くハードボイルドではない看板にゲンナリとした顔をする、どうやらおやっさんの娘である所長の意向らしい。未来の自分も同じ感想らしくやっぱり自分が所長の方がいいんじゃないかと内心思っていた。納得の行かないまま2階にたどり着くといよいよ事務所前だ、相手に待っているよう言われている間もソワソワと落ち着かない。この扉の向こうで相手と未来の自分がおやっさんの跡を継いで探偵をやっているのだ。相手に招かれると飛び込むようにして中へと踏み込む、中に入ると自分の記憶よりも部屋の中は明るくて漂う空気が違う気がした。見た目は同じところが多いのに雰囲気はまるで違って中をまじまじと見回しながら観察する。テーブルには依頼の書類らしきものが置かれカレンダーには何やら予定が書き込まれていて、ここにある数々の依頼を相手と二人で探偵として解決しているのだと思えば笑顔が止まらなかった。オシャレな小物も増えていて部屋全体のハードボイルドさは増している、未来の探偵が自分の思うハードボイルドを目指して内装を整えたのだから幼い探偵に刺さるのも当然の事だった。奥のスペースへ進めば見た事のある銘柄から知らない外装のコーヒー豆が並んでいて誰かがいれているのだろうかと、もしや自分がいれているのだろうかと期待が募る。しかし何より目を引いたのはおやっさんが使っていたデスクで今も使用されている形跡があるのをみると「おやっさんは事務所にいねぇんだよな?なら、このデスク使ってんのは…」と相手の方へゆっくり振り返ると二人のうちどちらの席なのか期待の宿った眼差しで答えを待って)


8772: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 23:03:48

そこまで違いもないように思うけど……そこは翔太郎の席だね。いつもコーヒーを飲んだりタイプライターで報告書を書いたりしてる。
(中へと相手を誘うとまじまじと部屋の中を見回っていて何だか不思議な気持ちになる。基本的な家具などはあの夜にこの部屋に来た時から大きくは変わってないはずだ。だがここで生活するようになり、そして所長が押し寄せてきて、関係性が変化してなど様々な段階を経たおかげで小物や日用品などは増えたのかもしれない。この光景が当たり前だからこそその変化に気付けないでいたが相手が楽しそうに室内を見て回る様子は微笑ましいような擽ったいような不思議な気分だ。そうして部屋の奥に入っていくと一際大きなデスクを相手が見つける。そして分かりやすく期待するような目で質問してくるのを見れば思わず笑ってしまいながらも相棒の場所だと告げた。デスクの後ろには相棒のハットも掛けられていて相手にとって堪らない場所だろう。何をしてるかを説明しつつ机の上のタイプライターなどを紹介する、その報告書がローマ字で書かれていることは未来の相棒の為に秘密にしておいたが。軽く椅子を引くと「君がここに座って、僕がこうして横に立って話をしたり様子を見に来ることが多いけど…座ってみるかい?」と誘ってみて)


8773: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 07:42:24


そうか?なんか全体的に明るくなったし、美味そうなコーヒーの匂いがするし、でもハードボイルドさはどっちもあるな……座る!!
(自分が知っている光景とは違って夢中になって中を見回す、相手はあまり変わっていないというがそんなことは無い。おやっさんの事務所は薄暗くて隠れ家のような印象だったが相手がいる事務所はもっと生活感があって小物も多くオシャレな印象だ。ハードボイルドさはどちらも甲乙つけ難いものだがそのなかで変わらない存在感を放つのがおやっさんのデスクだ。今現在の所有者を聞けば相手は笑みを零して、自分の席だと告げられればパァっと顔を明るくする。おやっさんが探偵の仕事をする時の机だ、後ろにはいつものようにおやっさんの帽子がかかっているが白の帽子には裂け目が入っていて何かあったのだろうかと目を瞬かせる。しかし相手が椅子を引いて座ることを提案すれば直ぐさま返事をして駆け足気味に回り込むとそのまま椅子へと座った。革張りの椅子に座れば今の自分には大きくて座り心地は悪いものの未来の自分はここに座っておやっさんと同じように探偵をやっているのだと思えば気分も舞い上がってしまう。隣にいる相手の方を見上げる、未来の自分と相手もこうやって話をすることが多いらしい。憧れの場所で大好きな相棒と一緒に探偵をやっているだなんて思い描いていた以上の未来だ。思わず相手のパーカーの端を掴んで喜びの隠しきれない顔で見上げると「俺、ちゃんと超かっこよくて超ハードボイルドな探偵になってるんだ!フィリップと一緒に!」と興奮のまま口にしていて)


8774: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 11:46:30

普段と目の高さが違ってちょっと変な感じだ。…そうだね、僕の居場所はここだし、君が生きているのもこの街で、この事務所だ。……だから不安に思う必要はないよ。
(鳴.海.荘.吉の事務所だった頃と今の事務所の違いを語る相手に所長を含め三人で積み重ねてきた思い出や時間を感じながら案内を続ける。相手の目をつけたのは普段相棒が使っているデスクでその利用者を教えるとぱっと表情が明るくなった。子供らしい仕草に胸を擽られて椅子を引いて座ることを提案すれば元気な返事が聞こえ、駆け足でやってきた。大人用の椅子は小さな相手にとっては大きく少々座りづらそうにはしているがその顔には満足そうな笑みが浮かんでいる。普段の立ち位置に立てば相手を見るために顔は下を見る形となり普段との違いを強く感じて小さく笑いながらそれを告げた。相手の興奮は止まる様子は無くパーカーの端を捕まれると喜び全開に未来の自分達の姿にはしゃいでいる。決してハードボイルドではないけど、という言葉を何とか飲み込んで自分と相棒の居場所はこの事務所であると軽く微笑む。この今は何があっても変えるつもりも譲るつもりもない、そんな強い感情を込めて相手の頭に手を乗せる、そこをゆっくりと撫でながら忘れたくないと叫んだ相手の憂いを取り除こうと声を掛けて)


8775: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 12:38:46


…っ、…フィリップ……俺、ほんとは忘れたくない。フィリップのこと大好きで離れたくない。ずっとここに居たいけど、今の俺じゃおやっさんに認められてねぇから、まだ…フィリップのちゃんとした相棒になれねぇ
(相手を傍に感じたくてパーカーの端を握りながら真っ直ぐと相手を見つめる、相手にとってはいつもと少々違うようだがそれでもこれが未来の定位置なのだと思えば嬉しくて興奮した目を向けていた。相手の視線が自分に注がれる喜びを感じながら二人の居場所が風.都.でこの事務所であることを伝えられるとさらに胸は華やいで瞳を煌めかせる、手が頭に伸びてそこを撫でられると最高の心地良さに目を細めた。今や相手の隣が何処よりも大好きで安心出来る場所で、しかも未来ではそれが鳴,海.探,偵,事,務.所であることに幸せを感じていると優しい声が降り注いだ。そこで完璧ではないにしろ相手が自分をここに連れてきた理由を理解する、自分が歩んだ先にある未来、この前は話に聞いていただけだったがその光景が今実際に目の前に広がっている。そして自分の歩む道の先に必ず相手がいるのだと、相棒になるのだと強く確信した。モゾモゾと動いて椅子から降りるとそのまま相手へと抱きつく。変わらず相手との記憶を失ってしまうことは悲しい、恐ろしい、このままでいたい。だがそれは叶わないことだ。しかし同時にきっとこの未来にたどり着く為に必要な事でもある。今の思い出は忘れてしまったとしてもその先で相手とはずっと一緒なのだ、一生一緒と約束したのだから。ぎゅっと抱きついたまま顔を上げて目線を合わせると「だから、俺おやっさんみたいでフィリップの隣に立てるような超超かっこよくて超超ハードボイルドな探偵になれるように頑張る!約束だ!…約束する記憶は無くなるけど約束は無くならねぇんだもんな!」と瞳に光を宿しながら誓って)


8776: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 13:53:06

…翔太郎、…ああ、君なら唯一無二の僕の相棒でこの街に認められるカッコいい探偵になれるはずだ、僕が保証する。…過去の僕は少々そっけないかもしれないけど、その時が来たらこうやってぎゅっと捕まえて君の相棒にしてくれ。
(相手の柔らかい髪を軽く撫でながら言葉をかけると何となくこの事務所に連れて来た理由が分かったようで名前が呼び返される。相棒の過去を思えばこれから先すべてが順風満帆とは言えない。最大の師の死が起きたあの夜のことは今でもこの心に暗い影を残している。それでもあの日があったからこそ自分はここに居て一緒に探偵をやっているのだ。幼い相手にとって少し未来の光景を見せながら一緒に居るのだと説明すると相手は椅子から降りてぎゅっと抱き着いてくる。聞こえてくるのは先程と同じ寂しさや物足りなさを感じる声だが続いた言葉には芯がこもって先ほどまで無かった覚悟のような物が見えた。軽く抱きしめ返しながら見上げてくる相手と目を合わせるとその瞳に光を宿しながら自分の隣に立つために“超超かっこよくて超超ハードボイルドな探偵”を目指す姿に胸が熱くなった。相手の名前を呼びながら湧き上がる感情のままその小さな体を抱きしめる腕に力を込めるとその願いは叶うはずだと肯定の言葉を続けた。あの夜のことを考えると初めは相手に関心を持たず冷たい態度を取ってしまうはずだ、それでも相手が諦めずに傍に居てくれてこの手を掴み続けてくれたからこそ自分はここに居る。相手にも出来れば同じ選択を取ってほしくて具体的なことは伏せながらも願いを告げた。記憶は無くなってしまうが何処かで相手に残ることを祈りながらおまじないの代わりにおでこに軽くキスを落として「大好きだよ、翔太郎」と最大の気持ちを口にして)

8777: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 18:13:22


そうなのか?でも任せとけ、俺が絶対にフィリップのことギュッて捕まえるからな!…、……俺も、フィリップのこと…大好き…
(相手の瞳を真っ直ぐと見つめながら新たな約束を口にする、そうすればこちらを包み込む相手の腕にも力が込められて約束を肯定されればふにゃりと嬉しそうに笑って踵を上げてさらに相手へと抱き着いた。過去の相手、こちらからすれば少し先の未来の相手は素っ気ない態度をとっていたらしい、今の相手からは想像出来なくて少し笑ってしまうが相手からお願いがなされると笑みと自信を顔に宿しながら大きく頷く。どんな出会い方をしたって相手は何よりも大切な相棒なのだ、絶対に絶対に相手の事が大好きで大切なのだと伝えるために歩んだ先の未来でこうやって相手を抱き締めるだろう。記憶を失う恐怖や喪失感は未来への決意が上回ってじっと相手を見つめる、すると不意に相手の顔が近づいて目をパチクリと瞬かせている間におでこに口付けが落ちた。柔らかい唇が愛おしげにこちらへと触れて離れていく感触が脳内へ伝わればぶわりと体が熱くなってしまった。感じたことのない嬉しさや戸惑いが同時に襲いきて胸がキュッと締め付けられるようでこの気持ちをどう表現したらいいのか分からない、興奮とはまた違う意味で頬を赤くしながら相手を見上げながら何とか同じ言葉を相手へと送った。あれだけ絶望に沈んだ心も相手のおかげでこんなにも暖かく強くなった、抱きつく手でギュッと相手の服を握れば「フィリップのお陰で俺、正しい事が出来そうだ。ありがとう。それと、カードのこと黙っててごめんなさい。侑斗とデネブにも謝らなきゃな」と迷惑を掛けたことを謝罪して)


8778: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 19:07:43

…ん。…良いよ、調査が終わってしまうと思ってなかなか言い出せなかったのだろう? 侑斗達もちゃんと伝えたら許してくれるはずだから一緒に謝ろうか
(あの場所にいた頃や脱出した直後は素っ気ないという表現もかなり優しい方なのだがこの相手ならばあの時のようになんだかんだ言いながらそばにいてくれるはずだ。それを実現させるためのおまじないのように或いは記憶以外の何処かに自分とのやり取りを刻むように溢れる思いのままその額に口付けを落とした。そっと離れてみると顔を赤くして戸惑う相手の顔が見れてその可愛らしさに口角が上がる。過去の相手だからこそ距離感が近くなってしまうことには気づけないまま同じ言葉を相手から送られると満足そうに笑ってその身体をぎゅっと強く抱き締めた。服を握られながらお礼と謝罪が伝えられる、軽く笑ってまた頭を撫でながら大丈夫だと告げる。幸い大変な事態には至っていない、それに侑斗のあの時の表情を見るに相手の訴えは何か響く物があったはずだ。二人で謝ろうと提案しつつすっかり相手が調子を取り戻したのを見ると「…それにこの街を守る仕事がまだ残っているからね。怪物探し、手伝ってくれるかい?」と問いかけて)

8779: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 19:34:02


…いいのか?じゃあ一緒に謝りに行きたい。それでフィリップと一緒にあいつを捕まえる!俺に任せとけ!
(唇が触れたおでこは未だじんわりと暖かい気がする、これまでずっと相手と触れ合って来たのに先程の口付けは何よりも特別なものに感じてなかなか心臓のドキドキが止まらなかった。また強く抱き締められてドキドキは加速して、しかし謝罪を伝えたあとに頭を撫でられればゆっくりとそれは落ち着いていく。ひとりで謝りに行けば侑斗に睨まれて怯んでしまいそうだが相手がいればきっと大丈夫だ、侑斗とデネブの大切なもので強い決意の証を奪ってしまっていたのだからきちんと謝らなければ。そして探偵としての仕事が残っていることを告げられると自信に満ちた笑みを浮かべて元気な声で返事をしていた。自分の時間であの犯人を取り逃してしまった責任は自分にある、未来であろうと土地勘はある程度使えるだろうと気合いを入れた矢先に相手のス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンが着信音を響かせた。画面に表示されたのは探偵の名前で、相手が電話に出るやいなや「おいフィリップ!さっきのド.ー.パ.ン.ト見つけたと思ったら俺を眠らせた奴と知らねぇ奴がいてフィリップの知り合いだとか騒いでんだけどどうなってんだ?!」とやや混乱気味の声が電話口から聞こえてきて)


8780: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 20:57:32

頼りにしているよ、…ちょっと待っててくれ。どうしたんだ、…侑斗達とド.ー.パ,.ン.トがそこに居るのかい? 事情は後で説明するから場所を教えてくれ
(二人で侑斗達に謝る約束も結ぶと本来の目的であるこの時間に逃げていったド.ー.パ.ン.トの捜索に話を移す。気合いの入った声に口元を緩ませ解いた手でポンポンと頭を撫でているとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンが着信を知らせる。そこに写った名前にちらり相手を見るも言葉を挟んでから電話に出た。こちらから用件を聞く前に相棒から混乱気味の声が捲し立てるように聞こえてくる、相棒をねむらせたヤツというのは恐らくデネブで一緒に居るのは侑斗だろう。どうやら二人が先に怪物を見つけたようだ、相棒からしたら自身に危害を加えた者と見知らぬ人から自分の名前が出て騒がれているという訳も分からない状況だろう。だがそれを説明する暇は無く、後回しにする形で今居る場所について尋ねた。未だ混乱中の相棒から通りの名前を聞くと一旦端末を話して「緑風通りって分かるかい?」と相手に問う。相手からの返事を貰い「僕もそこに行くからド.ー.パ.ン.トを逃がさないようにしてくれ」と伝えてから電話を切ると「怪物も侑斗達もそこに居るらしい、行こう」と声をかけて)

8781: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 21:46:30


うん、分かるよ。…よし、今度こそあいつを捕まえようぜ、フィリップ!
(やるべき事のために気合いを入れ相手に頭を撫でられるとすぐ緩んだ顔を浮かべて撫で受ける、相手に電話がかかってくるとタイミングの悪さに少々ふてくされるがそのまま相手の様子を見守っていた。一方で電話の向こうの探偵は相手に状況説明を求めたものの説明を後回しにされてしまい「なんでだよ!」と声をあげていた。所在を聞かれて答えるもののド.ー.パ.ン,トが目の前にいるこの状況なら直ぐ変身すればいいのに今から行くと言われてしまいまた「なんでだよ!!」と叫んでいたが電話は切られてしまった。幼い探偵は相手が電話を終えたのを見れば気合いを入れるように拳を握って相手の手を取る、駆け出したい気持ちだったがその前にゆっくりと事務所を見回した。この光景も忘れてしまうのだろうがいつかたどり着く未来は思い出せないだけで心のどこかで残っているはずだ。何処か晴れやかな気持ちで相手の手をギュッと握ると事務所を飛び出して緑風通りへと急いだ。通りの近くへ来てみれば既にあの怪物の姿で派手に暴れているせいか人々が逃げていく姿が見える、遠くの方では侑斗と指先から弾を打ち出し怪物を牽制するデネブと、スーツを着た誰かがいた。その人物はおやっさんと同じ帽子を被っていて息を飲む。先程の電話からしてもきっとあれが未来の自分なのだろう。そう認識すれば前触れもなく立ち止まって相手の方をみる、確か侑斗は自分が未来の姿を見る分にはいいが未来の自分がこちらの姿を見るのはダメだと言っていた。これ以上近づけば未来の自分に見つかってしまうかもしれない、「俺は遠くからみとくよ」と相手に声を掛ける。相手と再び変身できないのは残念だがこの時間の相棒は未来の自分なのだ、繋がった手を再びギュッと握ったあと「頑張れよ!フィリップ!」と応援を送ればゆっくり手を離して)


8782: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-31 01:23:33

…翔太郎? …分かった、そこで今の僕たちを見ていてくれ。
(電話の向こうの相棒からはツッコミの言葉が聞こえたが後でまとめて説明すれば良いだろう。相手にその現場に向かうように声をかけると手を取られて扉の方へとの移動する。事務所を出る前に相手が部屋の中を見回すのを見れば思わず目を細めた。手をぎゅっと握られるのを感じながら相手の案内で怪物のいる通りへと急ぐ。現場に着くと少し遠くで怪物の姿と侑斗とデネブ、そして相棒の姿が見えた。そのまま皆の元に向かおうとした所で相手が立ち止まる。不審そうに視線をやればここに居ると返され今と過去の相棒が鉢合わせることになりそうだったことに気付く。他人ならともかく自分の過去の姿ならすぐに分かってしまうだろう。聡い相手はそれが分かっていたようで繋いだ手を強く握られながら応援の言葉を送られると小さく笑ってこちらからも手を握り返した。たとえ忘れるとしても今の自分達を見て欲しい気持ちもある、ゆっくりと手を解くとそう告げてからこの時間の相棒の元に駆け出した。足音に気付いた侑斗が『遅いぞ』などという中「お待たせ、翔太郎」と相棒の右隣に並ぶ。怪物はあらゆる物を過去に戻したりして派手に暴れ回っている。「彼らは野.上.良.太.郎達と同じイ.マ.ジ.ンと仮.面.ラ.イ.ダ.ーであのド.ー.パ.ン.トを追うのに協力して貰ってたんだ」と過去に行ったことは伏せて説明しつつ「行けるかい?翔太郎」と疾風のメモリを構えながら問いかけ)


8783: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-31 08:22:46


だからっ!あれはド.ー.パ.ン,トっつってあいつだけじゃなくて、『俺達』のメ.モ.リ,ブ,レ.イ.クじゃねぇと倒せねぇんだよ!いいからそこで大人しく…、フィリップ!良太郎の?知り合いがいんなら早く言えよ…
(幼い探偵が相手の手を離して未来の相棒の元へと送り出した頃、当の探偵は時計の腹を持つド.ー,パ,ン.トが暴れる中で侑斗と言い争いをしていた。戦闘で場が混乱する中で互いに一方的な主張しかできずに睨み合っていると相手が右隣にやってくる。そこで相手から手短に二人のことを紹介されると眉をひそめながら侑斗とデネブの方を見る、そう言われればデネブはモ.モ.タ.ロ,ス達と何処と無く似てる気がした。しかも仮.面,ラ.イ.ダ.ーだと言われればようやく自分達が倒すのだと主張していた意味が分かってくる。いろいろとまだ文句は言いたいのだがデネブの牽制であのド.ー,パ,ン.トを抑えておけるのも時間の問題だろう。腰にドライバーを据えて意識を共有する、左隣で切札のメモリを構えると「ああ、行くぜ相棒」と声をかければメモリを起動して『JOKER』とガ.イ.ア.ウ,ィ.ス,パ.ーを響かせ「変身ッ!」と相手と声を合わせた。相手の意識と共にメモリが転送されてくれば二人分のメモリをセットしドライバーを開く、この街の風が二人を包み込んで舞い上がり装甲を纏えば変身を果たした。デネブが『おぉ!』と興奮の声をあげる中、未だ暴れる犯人に向かって左手を突きつけると「さ.ぁ.、.お,前,の,罪.を.数.え,ろ.!」と犯人に投げかけるいつもの言葉を声を揃えて突きつける。周囲にこの街の風が舞う中、遠くからその様子を眺めていた幼い探偵はただ圧倒されるように相手と未来の自分の姿を食い入るように見つめていて)


8784: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-31 12:05:35

さ.ぁ.、.お,前,の,罪.を.数.え,ろ.!あのド.ー.パ.ン,
トは腹の時計を動かして物体の時間を戻す能力を使うみたいだ。その前に接近戦で一気に決める
(お互い言い合いのようになっていた所に割って入り二人のことを簡潔に説明すると以前の経験も相まって状況を理解したようだ。愚痴っぽくこぼされる言葉に苦笑いを零しつつメモリを構えると相手がドライバーを宛がって自分の腰にも同じものが現れる。「ああ!」と応じてメモリを差し込むと意識とともに相手の元に転送され元の体が倒れていくのを感じながら二人で一人の姿への変身を果たした。意識を共有している事がしっくり来て口角が自然と上がるのを感じながら怪物の方を向く、いつものように左手を突きつけると声を揃えて罪を数えさせる言葉を投げかけた。怪物が雄叫びを上げながらこちらに向かってくるとさっきの戦闘から能力についてを共有しながら迎え撃つ。息のあった動きで拳を打ち込み連続で攻撃を加えていった。怪物はよろめき『くっ』と呻き声をあげるがその瞬間腹の時計の色が変わり発光しだす、左側に攻撃を任せすかさず右足で蹴りを入れて針の動きを制した。そのまま風.都.の風と共に怪物を吹き飛ばすとその掌にあのカードが浮き出るのが見えた。また何処か過去に戻られては困る。「決めるよ、翔太郎」と声を掛けるとスロットに切り札のメモリを差し込んで)


8785: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-31 16:16:26


…なるほどな。___っ、させるかよ!あぁ、行くぜフィリップ!
(二人で一人の姿になれば罪を数えさせるために怪物へと向かっていく、流れ込んでくる相手の思考は妙に高揚していてさらにこの怪物の特徴を知れば仮面の下で不敵に笑った。時間を巻き戻す隙を与えずに次々と拳を打ち込んでいく。異形の体がよろめいた所にさらに左拳を叩き込み、腹の時計が動こうとするがその前に相手が蹴りで針を止めれば能力も発動せず風に弾かれ怪物の体は地面に転がった。ここが好機だろう、相手からも声がかかれば力強い声でそれに応える。スロットに差し込んだメモリを起動しマ.キ.シ.マ,ム,ド,ラ.イ.ブ.を発動する、軽く手を開けばこの街の風が体を包み込み二人で一人の体は宙へと浮かび上がった。そして、相手と声を揃えて「ジ.ョ.ー.カ.ー.エ.ク.ス.ト.リ,ー.ム.!」と必殺の二連撃をド.ー.パ.ン.トへと叩き込む。怪物は爆発して消失する、地面に降り立ち振り返れば人間の姿に戻った男が力無くカードらしきものをポロリと落として同時にメモリが排出されると高い音と共に砕け散った。無事にこの街の涙を拭うことができればフッ、とキザったらしく笑って)


8786: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-31 17:31:53

僕たちの勝利だね。……僕は彼らへのお礼や後処理があるから先に事務所に帰っててくれないかい? 経緯とかはその時に説明するから
(息のあったコンビネーションで追い詰めていき能力の発動も何とか食い止める。こちらの声がけに力強い返事が聞こえると口角が上がるのを感じつつマ.キ.シ.マ,ム,ド,ラ.イ.ブ.を発動させ息を揃えて二連撃を叩き込んだ。怪物は爆発を起こし、姿が人間の物に戻ると排出されたメモリは砕け散ってカードも男の手の近くに落ちた。左隣からキザっぽく笑うのを感じればその連携を称え合いながらメモリを外して変身を解除する。元のからだを起こして相手の横に立つがちらりと過去の相棒が隠れている方を見る。怪物を倒したばかりだが約束したことを実行するには今の時間の相棒が居るのは困る、先程から一方的にお願いしたり動いてもらうばかりだがここも譲れなくて相棒の方を見ると詳細は明かさずに先に帰って欲しいと告げる。不誠実だと思うが彼らの守る時.の運.行.の.為だ。決して何か悪い事をしている訳ではないのだとじっと相手を見つめながら反応伺って)



8787: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-31 18:08:12


……分かった。その代わりちゃんと事務所帰ってこいよ。俺はこいつをジンさんに引渡したら事務所に戻ってる
(無事にメ.モ.リ.ブ.レ.イ.クを果たせば相手から勝利が称えられ変身を解除する、起き上がった相棒を迎えるとそろそろ事情説明がなされる場面かと思った。しかし相手は直ぐ様こちらをこの場から離れるように言って目を瞬かせる。突然ド.ー.パ.ン,トが現れ、突然見知らぬ二人と言い合いになり、戦闘が終われば突然離脱することになるのだ。だがこちらを見つめる相棒の目は真っ直ぐとしたもので決して何かやましいことがある訳では無いのがドライバーなしにも伝わる、何かしらの事情があるといったところだろう。相棒を差し置いてその二人と一緒に行くのかと言いたいところだがここで騒ぎ立てるのも大人気ない。ここはハードボイルドな探偵らしく相棒をただ信じることにしようではないか。それに結局変身するところは見れなかったが侑斗は仮.面.ラ.イ,ダ.ーでデネブもイ.マ.ジ,ンとして相当強い、相手を任せても問題ないだろう。伸びている犯人を請け負うことを申し出ると肩に腕を回させ犯人を支えて立たせる、二人の方を向けば「フィリップのことよろしく頼むぜ」と相手のことを託してその場を離れていった。探偵が相手から十分距離を取り角を曲がったところで相手目掛けて小さい歩幅の足音が駆け足で近づいてくる、そして「フィリップ!!」と相手の名前を呼ぶと共に幼い探偵はそのまま抱き着いた。走ったのと興奮とで頬を真っ赤にさせながら瞳を目一杯輝かせれば「すごい!すごい!!この前変身したのと違う姿だ!それに…、フィリップと俺が並んでる時すげぇかっこよかった!俺、ああやってフィリップの隣に立つんだ!!」と興奮冷めやらぬまま叫んで抱きつきながらぴょんぴょんはねていて)


8788: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-31 20:06:02

…ありがとう、後でちゃんとした埋め合わせはするから。……翔太郎。そうだね、前に変身したのはイレギュラーなやつでいつもこんな感じで街を守っているんだ。
(相棒からしてみればいつの間にか気絶させられ目覚めたら自分は居らず外に出たところで逃げたはずのド.ー.パ.ン.トと二人に遭遇して戦闘した後も急に離脱という訳の分からない状況だろう。だが自分の要望を聞いて欲しいとじっと相棒を見つめれば渋々という様子ではあるが受け入れてくれて安堵の笑みを見せる。犯人の処置についてもやってくれるようで感謝しかない、全て話す訳には行かないが後からちゃんと説明やらをすると告げると去っていく相棒を見届けた。床に落ちたカードを拾っているとこちらに近付く足音が聞こえてそちらに目を向ける。自分の名前を呼ばれると共にこちらに抱き着いてくるのを受け止めるとこちらからも名前を呼んだ。相手の顔は興奮やらで赤く目をキラキラと輝かせながら先程の感想を捲し立てるように告げられる。相棒との姿を真っ直ぐかっこいいと言われると照れ笑いを浮かべつつ、アレが普段の自分達の姿だと説明をする。幼い相棒にとって理想的なコンビを見せることが出来ただろうか、緩く相手を撫でていたが手元のカードの存在を思い出すと「これ、二人で侑斗達に返そう」と言いながら二人のいる方向を見て)

8789: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-01 09:04:22


いつもあんなにカッコイイんだ……、うん。侑斗、デネブ
(相手に抱き着けば名前を呼ばれる、その幸福に包まれながら溢れて止まらない興奮をそのまま相手へと伝えた。街を脅かす怪物がいる噂は知っていたが街を泣かせる奴らを二人で力を合わせて倒す姿はただただかっこよかった。未来の自分が相手と並び立つ背中は息を飲むほどで今まで話にしか聞いていなかった相棒という関係が自分の想像をはるか上にいくものだと思い知らされた。そんな関係に相手となるのだ、大好きな相手とああやって相棒として並び立つ未来が進んだ先にある。照れ笑いを浮かべる相手に憧れの目線を向けていたがカードを見せられると笑みを引っ込めて真剣で少々緊張した面持ちになって頷く、これは今の自分がやらなければならないことだろう。相手からカードを受け取ると振り返って二人の名前を呼ぶ。侑斗は相変わらず冷たい目線でデネブはこちらを見守るようで軽く呼吸をしてから二人の方へと近づいた。今度は侑斗から目を逸らさずに真っ直ぐ見つめると「俺の考えだけで侑斗の気持ちも考えずにカードを隠しててごめんなさい。」とカードを差し出した。暫くこちらを睨んでいた侑斗だったがやがてため息をつくと『未来のお前とそいつのおかげで無駄にカードを消費せずに済んだから今回はそれで許してやる』と返事がされてカードを奪うようにして取られてしまった。それも侑斗なりの感謝の仕方なのだろうと思っていればデネブが隣にやって来て肩に手を置かれ『ちゃんと謝れて偉いな』と言われれば緊張も解けて笑みを見せる、相手の方へ目線を向けると「これで良かったかな?」と伺うように聞いて)


8790: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-01 11:38:54

……、バッチリだ。 侑斗、デネブ、僕からもワガママを聞いてくれてありがとう。
(相手の興奮は収まる様子はなく憧れの目線が向けられる。その感情が純粋な分照れ臭くもあるが一つ自分達の未来を指し示すことが出来ただろうか。だが安心する前に一つしなくてならない区切りがある、カードを渡すと相手は緊張した面持ちになって二人に近づいて行く、目を逸らすことなく謝罪の言葉を告げると少しの間沈黙があった後ぶっきらぼうな言葉と共に侑斗はカードを受け取った。この短い間だけでもその態度が照れ隠しなのは明らかで嬉しそうなデネブも相手の肩に手を置いて声を弾ませていた。その様子を見守っていると相手から伺うように問いかけられて笑みを見せるとその頭を撫でる。一旦その手を離すとこちらからも二人に礼を伝える。大事な相棒が笑顔を取り戻したのもこの時間に来ることを了承してくれたからだろう。相変わらず侑斗には目を背けられてしまったが彼らもカードを使わずに済んで良かった。そうして問題だったド.ー.パ.ン.トを倒してカードも取り戻せだ訳だがそうなればこの調査も終わりだ。ちらりとこちらと目が合った侑斗が一息つくと『事態も解決したしそろそろそいつを元の時間に返すぞ』と告げる。元の時間に帰れば相手の記憶もどこかのタイミングで消されてしまうだろう。覚悟していたとはいえ寂しさが押し寄せてくると「翔太郎」と名前を呼んで少ししゃがんで目線の高さを合わせてからぎゅっとその身体を抱きしめて)

8791: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-01 15:48:28


…、……フィリップ……俺を、…この時代に連れてくるよう侑斗達に頼んでくれてありがとう。俺は今よりも、もっとカッコイイ…フィリップの、相棒になれるって…知れて良かった…
(無事に侑斗にカードを受け取って貰えてデネブに褒められ喜んでから相手の方に振り返る、相手の評価もバッチリのようで頭を撫でられると嬉しそうに目を細めて撫で受けた。これでやるべきことは終わった。それはつまり相手との時間の終わりとこの記憶の終わりを意味して、侑斗から元の時間に帰るよう言われるとまた体を固めて沈んだ顔で俯いた。動けないでいると相手に抱き締められる、暖かな心地にこちらからもぎゅっと抱き着いて名前を呼んだ。本当は寂しい気持ちもやっぱり離れたくない気持ちも口にしてしまいたい、しかし相手に最高にカッコイイ未来を見せて貰った今言うべき言葉はそれではないだろう。深呼吸してから相手への感謝を伝える、そもそも前の鬼退治の時に相手が自分を見つけてくれなければ、そしてこの未来を見せてくれなければ強くこの先の道を歩んでいこうと思えなかった。例えそれが消えてしまう記憶だとしても。ゆっくりと言葉を紡ぐが話しているうちに気持ちが溢れてしまって段々と涙声混じりになってくる。しかし相手はこのやり取りも記憶に残り続けるのだ、最後の記憶を泣き顔で終わらせたくない。顔を上げて相手の肩に手をおけば目を合わせる、瞳には今にも溢れだしそうな涙が溜まっているが満面の笑みを浮かべてみせると「俺が閉じ込められてるフィリップを助けに行くんだよな?!そしたら約束通りぎゅって抱きしめるから、…だから……未来で待っててくれ!フィリップ!」と力強い言葉で相手に伝えて)


8792: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-01 18:37:46

…ああ、もちろん。君が迎えに来てくれるのずっと待っているよ。…それに翔太郎、例え記憶が無くなったとしても心はいつまでも繋がっているから、きっと大丈夫だ。
(侑斗からタイムリミットであることが告げられる。覚悟はしていたが寂しくてぎゅっと相手を抱きしめていると相手からも抱き着かれる。このままでいたいのにそれが駄目なことも十分理解していて深呼吸の気配を感じると顔を上げて相手を見つめる。相手は自分への感謝の気持ちを口にしていくが感情が昂ったのか段々と涙声が混じり始め言葉も途切れ途切れになっていく、だがちゃんとその気持ちを受け取ろうと腕に力を込めて聞いていれば顔が上がって涙でいっぱいになった瞳と目があってぐっと目の奥が熱くなった。泣きそうなのに満面の笑みで力強い言葉が向けられるとぎゅっとその体を抱きしめながら深く頷いた。相手があの場所に来てくれたからこそ全てが始まったのだ、自分の想いを伝えるようにこつんと額を合わせる。記憶が無くなったとしても二人で調査した出来事は消えることは無い、地.球.の.記.憶のどこかにも刻まれているはずだ。それに例えそうでなくても自分達は二人で一人だと誓うように告げると「今の君に出会えて良かった、翔太郎」と微笑んで)

8793: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-01 21:52:12


うん!変身した時みたいにずっと隣にフィリップがいるんだよな。俺も、ずっとフィリップの隣にいるから……フィリップ…俺も、フィリップに会えて良かった
(溢れだしそうな気持ちをなんとか飲み込んで笑顔のままこちらの想いを伝えればまた強く抱き締められる、その拍子に結局は涙が溢れ出してしまってこちらもぎゅっと相手の体を抱きしめた。頬に涙を伝わせながら額同士が重なる、暖かで柔らかな気持ちが胸を包み込んで幸せで満ちる。記憶を無くしてしまう悲しみは消えないが相手の言葉に額を合わせたまま頷くと至近距離で相手を見つめる。一度本当に心が繋がったのだ、あの感覚はきっと無くならない相手との強い繋がりだ。それは記憶がなくなっても消えはしないもので、ずっとこの胸の内にあり続けるものだろう。こちらからも同じ言葉を返すと涙のまま微笑む、この街の皆が自分のことを可愛がってくれているがこんなにも特別で離れがたくて唯一無二の存在は相手だけだろう。だが今はもう進まなければならない。空に汽笛が響き渡ると時空の裂け目のようなものが出来てそこからゼ.ロ.ラ.イ,ナ,ーが飛び出し侑斗とデネブの後ろに到着する。いよいよ別れの時のようだ。相手からそっと離れると侑斗とデネブのもとへ向かう、デネブはこちらの背中にそっと手を添えると『助けてくれてありがとうフィリップ、二人に依頼して本当に良かった!』と礼を伝え、侑斗は『世話になったな』と相変わらず素っ気ない。侑斗はそのまま電車に乗り込み後を追うようにデネブに導かれながら電車へ進む、電車へ乗りこみ足が地面から離れた所で相手の方を振り返った。そのまま電車はゆっくりと走り始める、デネブに後ろから支えられたまま今すぐ飛び降りたい気持ちを抑えたが大粒の涙は止まらない。しかし未来の相棒との約束は無くならない、そう思えば笑顔が浮かんで「じゃあな!フィリップ!!」と叫ぶと同時に電車は宙へと浮かんで)


8794: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-01 22:21:51

……。君たちも協力してくれてありがとう。次来る時はもっと愛想良く穏便な方法で頼むよ。
(二人でくっついてその存在を確かめ合いながらまた約束を重ねる。相手の瞳は涙でいっぱいになっているがこの時間に来る前に見た冷たい物だけでは無くなっている。そうして大切な言葉を送り合っていたが空に汽笛が響き渡ると侑斗達の列車が時空の裂け目から現れ二人の後ろで停車する。名残惜しい気持ちを抱えながら腕を解くと離れていく相手を見ながら立ち上がる。巻き込まれる形ではあったが逃がしたド.ー,
パ.ン,トを追跡して倒せたということもあり、デネブと侑斗にはお世話になった。礼儀正しいのと素っ気ないのとで彼ららしい別れの挨拶に初対面の印象を揶揄うような言葉を掛けておいた。三人が電車に乗り込む、前は見送られる側だったなと思い出しつつ振り返った相手の顔には涙が零れていた。駆け寄りたい気持ちをぐっと抑えて「翔太郎!」と叫ぶ、大きく手を振りながら敢えて「またね、翔太郎。未来で待っているよ」と再開を誓う言葉を大声で叫んだ。やがてドアが閉まって列車が動き始めると宙に浮かび時空の狭間へと消えていった。暫くその空を見上げて動けずにいたが交わした約束を思い出して長く息を吐く、自分に出来るのは今日の出来事を忘れないでいることだ。それにあの相手と地続きの今の相棒が事務所で待っていることを思い出すと無意識に口元は緩んで少々早足で事務所へと向かうことにした。__階段を登って事務所の前にやってくればいつもの様にドアを開き「ただいま、翔太郎」と言いながら相棒の姿を探して)



8795: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-02 07:46:36


ッ!…あぁ、またな!!
(電車がゆっくりと動き出し相手が離れていく、前回は電車を見送る側だったが今回はこちらが見送られる側だ。未来への期待と希望で胸を溢れさせなんとか笑顔で別れの言葉を叫ぶ、相手も敢えてその場から動かないように立ちながら名前を呼ばれた。きっとこれが記憶のあるうちで最後に名を呼ばれる機会だろう。そして別れの言葉の中でも次の再会を約束する意志を含む言葉が叫ばれると目の奥がグッと熱くなって結局は泣き顔を見せてしまう、めいっぱい胸に酸素を取り込んで力の限りこちらも同じ言葉を叫んだところで電車は高く舞い上がりまた時空の狭間へと進んでいった。
一方この時間の探偵は自分のデスクで小説を広げていた。相手が帰ってくるまでの時間に事務仕事を進めていれば予想外に早く終わってしまい手持ち無沙汰になって本を開いたのだが目が滑って内容が入ってこない、気がつけば時計を見てしまっている。相手に何か事情があったのはあの短い時間でよく分かったのだが、だからこそ危険に巻き込まれていないだろうかとソワソワしてしまう。あの二人がいれば大丈夫だろうと思い直しはするもののやはり相手のことが頭から離れなかった。そうして待っていればようやく事務所の扉が開いて勢いよく顔をあげる、無事な様子の相手をみれば一先ずは安心した顔を見せた。しかしこれだけの時間放っておかれて、しかも事情説明は後回しにされていれば思うところがないわけでもなく「無事に終わったみたいだな」と労う言葉をかけるも不満が少々顔に出てしまう。デスクに座ったまま小説を脇に置いてジッと相手を見ると「それで、いい加減何があったか説明してくれんのか?」と後回しにされ続けた件を持ち出して)


8796: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-02 11:49:11

…ああ、おかげさまでね。…僕達が追いかけていたド.ー.パ.ン.トはあれから能力を使って過去に飛んだんだ、そしてその先の過去であの桜.井.侑.斗が変身に使うカードが盗まれてしまったらしくデネブがこの街で探偵をしている僕の元にカードを取り返してほしいと依頼に来た。それから過去に飛んでド.ー.パ.ン.トを見つめて戦ったのだけど僕一人では対処できなくてまたこの時間に逃げたド.ー.パ.ン.トと二人を君が目撃した訳だ
(事務所に戻ってくるとデスクで本を読んでいる相手を見つけた。勢いよく顔を上げる相手は先程と違って自分と同じぐらいの背丈で先ほどのように小さくも幼くもない。だけど面影が重なるところがあれば思わず足が止まってその姿を見つめてしまった。相手から声を掛けられてやっと動きを再開するがその顔が少々不満げな、少し拗ねているようにも見える表情をしていれば小さく笑ってデスク前まで近づく。後回しにしていた事情説明を促されるがふと幼い相棒の件は話さない方が良いことに気付く、思い出してしまってはさっき泣きながら交わした約束が意味が無くなってしまう。だが上手い嘘をつく自信も無ければ少し考えて肩さっきまであったことを幼い相棒の存在を抜きにして起きた出来事を説明した。時を超える経験は相手もしたことがある、流れとしても不自然ではないはずだ。「僕はともかく君が過去に向かったらこの街で暮らす幼い自分と出会って時.の.運.行が乱れてしまう可能性が高いから気絶させたってデネブが言っていた」と嘘ではない補足説明を加えながら反応を伺ってみて)

8797: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-02 12:33:39


……なるほどな。それで俺抜きで調査が進んでたってわけか。仕方ねぇとはいえ気絶させる必要はねぇだろ…まぁお前が無事なら良かった、犯人も捕まえられたしな
(事務所に戻ってきた相手はこちらを見て一瞬立ち尽くしていて不思議そうな顔で相手を見つめるが声をかければこちらへとやってくる。これまでに起きた事を聞いてみれば少し間が空いてから順番に説明がされていく。どうやらあのド.ー.パ.ン.トが時を超える能力を得てしまったせいで時.の.運.行を守る彼らをも巻き込んで二つの時間を行き来していたらしい。事務所への依頼なら尚のこと自分も力になりたかったがどうやらそうもいかなかったらしい、良太郎達と行った過去は自分がまだ生まれていない時間だったから同行できたが今回はそれよりも直近の時間で幼い自分と会わせないために自分は連れて行けなかったのだろう。事情を理解すれば数度頷くもののデネブの強硬手段には納得がいっておらず今度会った時には文句を言おうと決めておいた。だが何より相手が特に怪我なく帰ってきて何よりだろう、自分がそばにいない時に何かあれば後悔してもしきれない。相手の体を念入りに観察しつつ他に怪我がないか確認していたが不意に、どういうわけか、この立ち位置に少々違和感を覚える。相手とこうやってデスク越しに会話することだってあるのだが今は相手ともっと近い距離でいたいと心が訴えている。だがそれをストレートに言うのも恥ずかしくて「あー」と誤魔化すような声を出したあと「ここ、来ねぇのか?いつも話す時ここだろ」と椅子の横を指さして)


8798: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-02 15:19:36

確かにあれは少々強引な手段だったね。…ああ、この街の平和も依頼もばっちりだ。…翔太郎?
(こちらが過去の相棒のことを伏せながら説明をすればひとまずは納得したようで密かに安堵の息をつく。デネブの説明を聞くに鬼ヶ島の件で経験があったからというのも理由としては大きそうだが相手には伏せた方が無難だろう。頷きつつも初手の気絶の手段に文句を言うのを聞けば苦笑いしながら同意をしていた。礼儀正しかったが何処かズレたところのあるイ.マ.ジ.ンだった、だからこそ侑斗と噛み合ったのかもしれないと考えつつ相手の観察するような目線を受けると何事もなくこの街を守ることが出来て彼らの依頼もこなすことが出来たことをご機嫌にアピールしていたが相手は一瞬何かを考え込むように固まった。誤魔化すような声の後、自分の席の隣を指さすと瞬きを挟んだ。その場所はさきほど幼い相棒に定位置だと教えた場所だ、記憶は無くなっているはずなのに同じものを望まれることに強く感情が昂った。口元が緩むのを感じながらデスクを回ってきて言われた通り相手の右隣にやってくると「寂しかったのかい?」と揶揄うような言葉を投げかけながら同じように頭を撫でてみて)

8799: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-02 18:43:00


ンなわけ、ねぇだろ。…ただちょっと……久しぶりに事務所で一人になったと思っただけだ
(デスク越しに離すという物理的な距離以上に相手が隣にいないことが妙に物足りなくて自分の右隣を指差す、すると相手の口元は緩んで直ぐ様二人の距離は近づいた。軽く見上げるようにして相手の方をみれば揶揄われてしまい最初こそ大声を出す、しかし同時に頭を撫でられてしまえばその心地良さが一瞬で心に安らぎを与えて勢いは削がれていく。撫でる手に軽く擦り寄りながら本音を口にするがそれが遠回しに寂しかったと言っていることに本人は気が付かない。相手の背に片腕を回して胸板に頭をくっつける、相手の心音が聞こえてくればさらに心は安らいで軽く息を吐いた。こうやって相手に包まれるのも好きではあるのだが座ったままではくっつくのはこれが限界だ、それ以上を知っている今ではそれだけでは足りなくなってくる。腕を背中に回したまま立ち上がれば互いの背丈はほとんど同じで華奢な相手の体をこの両腕で包むことだって出来る。背中と肩に腕を回して相手を抱き寄せ閉じ込めるとようやく戻ってきた存在にまたゆっくりと息を吐いて「おかえり、フィリップ」と言いそびれていた言葉を口にして)


8800: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-02 19:47:25

ふふ、甘えたがりの所は変わらないね。…ん、ただいま翔太郎
(いつもの位置にやってきて揶揄う言葉をかけると大声があがるものの頭を撫で始めると勢いは無くなって寧ろ擦り寄ってくるようになる。普段相棒が外に出て自分だけが事務所に居ることは割と多いがその逆はほとんど無い。ぽつりぽつりと零される本音は分かり易く寂しさを示していて思わず思わず笑みを零した。背に腕が回されて胸板に頭がくっつく、距離感はより近くなったがことある事に手を取って繋いでいた幼い相棒に近い行為に思ったままのことを口にしながら頭を撫で続ける。だが次第に物足りなくなったのかこの距離間のまま相手が立ち上がって腕の中に閉じ込められる。過去に行って今まで何度も幼い相棒と抱きしめ合ったのもあって同じ背丈であることも筋肉で硬い部分のある体も何だか新鮮で、年月による成長を実感する。こちらからも腕を回して抱き着きながら子どもの時とは違う匂いや体温を感じて今の相棒であることを感じていると改めて出迎えの言葉をかけられて、こちらからもそれに応える言葉を返す。普段よりも甘えたに見える相手の背中を軽く撫でながら「僕の帰ってくる場所はここだよ」と告げて)


8801: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-02 20:50:01


ンだよそれ。……俺がこういうことすんのはお前だけだからな
(相手に頭を撫でられるまま身を委ねていると甘えたがりだなんてハードボイルドに反することを言われる、それに相手は妙な言い方をしていてまるでこちらが昔から甘えただという言い草だ。誰かからの親愛に囲まれていた自覚はあるが特別甘やかされた記憶はあまりない。こうやって頭を撫でられる心地は相手のものしか知らない、だからこそ特別でもあるのだが。立ち上がって相手を抱き締めながらこの特別な心地は相手とだけのものだと伝えてその体を抱きしめる、出迎えの言葉をかけていると抱き締められながら背中を撫でられた。その瞬間に、背中に回る腕がもう離れていかないのだと妙な安心感に襲われる。相手と離れていたのは数時間だけで別れを考えたことなんてないはずなのに一度この腕を自ら解いた心地が胸をよぎって寂しかったという感情が溢れ出した。事務所に留守番させられたのとは違う覚えのない想いなのに胸は苦しい。理解できない感情に苛まれ戸惑っていたが相手の言葉がじわりとまた胸を暖かくする。その暖かさを手繰り寄せるようにギュッと相手の体を強く抱き締めた。今度こそこの手からその温もりを離さないように。強く強く抱き締めていれば覚えのない寂しさは埋まっていって「あぁ、お前のことこのまま捕まえて絶対に離さねぇぜ、相棒」と溢れ出すままの言葉を口にして)


8802: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-02 21:47:41

知ってるよ、…、これまでもこれからもずっと一緒だよ、翔太郎。
(つい幼い時の相棒から地続きのように言葉を投げかけるとツッコミが入る。すぐ不満そうにする所もあまり変わっていない、その姿を見せるのは自分だけなのだと擽ったい言葉を告げられるとつい応える声も弾んで更に腕に力を込めた。いつもに増して甘えたがりな相手の背中を安心させるように、そして別れた幼い相棒への寂しさの代わりに今の自分にとっての相棒に居場所を求めるように言葉をかけると相手から更に強く抱きしめられた。何かを引き留めるような必死さを感じていれば別れ際に聞いたワードが聞こえてぴたりと体が固まる。偶然の可能性だってある、だが幼い相棒の力強い声が自然に脳内に浮かぶと相手の中に今日の思い出が残っているような気がして自然と口角があがった。幼い相棒に告げたのと同じく過去も未来もずっと相手の傍に居ると誓うように名前を呼ぶと、あの時と違って今度はつま先立ちをしながら顔を寄せるとその額に軽く口付けて)

8803: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-02 23:01:20


あぁ。俺もずっと、一生お前の傍にいるからな、フィリ、ップ…っ、……
(相手を強く抱き締めながら相手だけが特別なのだと告げればその声は弾んでそんな仕草にさえ胸が高鳴ってしまう。不意に湧き上がった寂しさを相手を決して離さない決意へ変えてその体を閉じ込めていれば相手が一瞬固まった、妙な反応にチラリと相手を見るがその口元には笑みが宿っていて、相手が笑っているのなら万事問題ないだろうと深くは追求しなかった。相手から変わらぬ約束を告げられると自然と口角は上がる、少し離れていただけで大袈裟な言いようだが今はその言葉が胸を満たして止まなかった。相手の声でこちらの名前が呼ばれるとその幸せな心地に包まれながらこちらからも同じような言葉を返そうとする、いつかの日に溢れ出た普段は使わない【一生】という言葉がまた溢れ出したのに不思議な心地を感じていれば目の前の相手の身長が少しだけ伸びた。直後額に柔らかなものが触れる、それが唇だと理解した瞬間にぶわりと熱が上がって顔が真っ赤に染まった。唇でもない場所に口付けが落ちるだなんて普段ならばなんてことの無い戯れなのに何故か胸がぎゅっと掴まれたようで苦しかった。戸惑うように目線を泳がせるもたったひとつの口付けで動揺してしまったのも恥ずかしい、相手の不意打ちの行動に何も出来ないのも男らしくないだろうと後頭部に手を添えると顔を寄せて短く唇を重ねる、未だ動揺しているのを必死に隠そうとしながら「するならこっちだろ」と理不尽な文句を口にして)


8804: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-03 00:22:05

…ふふ、顔が真っ赤だ。…ん、確かにそうだね…、
(時間としてはそれほど経っていないはずで過去に行っていない相手なら尚更であるはずだがこちらを抱きしめる腕の力は依然強い。だが先ほどの幼い相棒とのやり取りを思い出すようなワードを相手が口にすれば想いは昂って特別な気持ちを誓う。それに対して相手からはまた聞き覚えのあるワードで宣言がされるとその力強さに笑みが零れた、心動くままにつま先立ちをして額にキスを落とす。すると分かり易く幼い頃と同じく相手は顔を真っ赤にしていて思わず笑い声を零してからかう言葉をかけた。戸惑うように目を泳がせる姿を楽しそうに見つめていると背中にあった手が後頭部に添えられて顔が近付く。何をされるのは明白で肩の力を抜いて相手の唇を受ける、特段柔らかく感じる部位の接触に暖かな幸せを覚えて唇が離れていくと小さく息をついた。相手は未だ動揺したままで何とも可愛らしい文句をつけられると弾む声で肯定を返した。幼い相棒には流石に自重したが恋人である相手の前では我慢しなくていい、こちらからも顔を寄せ唇同士を重ねた。先程よりも長く触れ合い、ゆっくりと離れると「今の君とするならこっちの方がは好きだ」と素直な感想を伝えて)


8805: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-03 08:07:23


うるせ……ん?あぁ…おぅ……
(いつもなら難なく受け止める額へのキスが今日はこの胸を強く掴んで離さない、自分でも動揺していると相手にまた揶揄われてしまって思わず子供っぽく反論してしまった。相手と二人きりで距離もゼロならば次に望むものは決まっているはずだろうと唇を重ねる、いつもと変わらなぬ柔らかな感触なのに胸に溢れる気持ちはいつも以上に膨れ上がっていた。今相手がこの腕の中にいることが、相棒であることが、恋人であることが、堪らなく嬉しい。視線を交えて文句を言えば相手から顔が寄せられて再び唇が重なる、先程よりも長く重なればゆっくりと呼吸をして変に力の入っていた体は解されていった。緩慢な動きで離れ再び目が合うと不思議な言い回しをされて目を瞬かせれば戸惑い混じりに返事をする、【今の】というのが何時の自分とかかっているのか分からなくて、しかし相手が口付けを望んでくれているのならそれでもいいと思えた。なんとも不思議な一日だったが犯人を捕まえたのなら今日の仕事も終わりだろう、相手の頭を軽く撫でながら「俺達の家に帰るか」と声をかけて)

(/お世話になっております。そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。再び過去の探偵と検索くんのお話でしたが記憶というワードで彦星くん組と絡みながらお話が進んでいくのがとても楽しく、幼い探偵ということで思いっきり感情を爆発させながら検索くんに甘えつつ鬼退治の時とは違った冒険が出来てとても楽しませていただきました。検索様が現代に幼い探偵を連れていく提案をしてくださったおかげで再会の約束にまた深みが増しましたし、彦星組との共闘というお話もありましたがダブルで犯人を撃破することで彦星くんの記憶を守るという展開にもできて良かったです!今回もありがとうございました!
この次の展開はいかがしましょう?ガッツリ長いお話でしたのでゆっくりしたお話でも良いですし、また騒がしいお話でも良いかと思うのですが検索様はいかがでしょうか?)


8806: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-03 12:11:29

…そうだね、僕も時間旅行して疲れたし帰ろう
(子供っぽく反論されるのも可愛らしくて心が動くままに口付けを交わす。十分にその感触を味わい離れた時には緊張も思考も緩くなって幼い相棒と比べるような言い回しをしていた。相手が戸惑いがちに返事をしたのを聞いて初めて気付いたがその身体にぎゅっと抱きしめていれば深くは追及されなかった。そのままくっついていたが一応ここはまだ職場だ。頭を撫でられると心地よさそうに目を細めながら帰ることを提案されると素直に頷く。過去と今を行き来したりトラブルに巻き込まれたりと忙しかったのもあるのが今は相棒の存在を確かめたい気持ちが強い。一旦腕を解いて帰り支度を始めるとポケットの中にデ.ネ.ブ.キ.ャ.ン.デ.ィが入れっぱなしであることに気付く。またいつか彼らに会える日があるかもしれないと想いを馳せると封を解いて口に含みながら相手の帰り支度が整うのを待って)

(/こちらこそいつもお世話になっております。幼い探偵君との再会という話でしたので存分に甘やかして調査させていただきました。事あるごとに手を繋いだりくっついてきたり自慢げにしている探偵君が可愛らしく、同時に忘れたくないと感情を爆発させる姿に心を締め付けられたりと深みのある大切な話に出来たと思います。動かして貰った零組の二人も賑やかで珍しい絡みも含めとても充実した時間でした。記憶にはないけど何処か残っているという塩梅もとても好きで楽しかったです、今回もありがとうございました!
こちらも丁度探偵君と二人で過ごす時間にしたいなと思っていまして今回の少し続きって感じで小さな子供と検索が歩いていた目撃情報→問い詰めからの甘やかし、休みの日にホットケーキを焼く話、図書館に行くor二人で本を読むけど相手のことが気になってくる話…などが、浮かんだのですが探偵様のやりたい話や興味のあるものはありますか?)


8807: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-03 12:27:40


よし、帰るか、……なんだその飴
(いい時間なこともあり帰宅を提案すれば相手からも同意がされる、一体あの二人とどんな時間を過ごしたのかは分からないが時間を股に掛ける調査ならば一筋縄ではいかなかっただろう。疲労を口にする相手に家に帰ってめいっぱい労わることを決めてから事務所を軽く片付けた。帰り支度も整いガレージに続く扉にひっかけられたハットを手に取り頭に乗せて相手の方へ振り返る、そこにはちょうどキャンディを口に含む相手がいて目を瞬かせた。これも自分が知らない時間に貰ったものなのだろうか。連れ立って事務所を後にして帰り道を進むといつの間にか持っていた飴を指さしつつ、自分が把握していない時間の相手のことを探ろうと問いかけて)

(/それでは是非是非このまま続きといきましょう!タイムパラドックスにならないように焦る検索くんの姿を見るのが楽しみです。そのまま二人でゆっくりとした時間を過ごさせていただければと!挙げていただいた二つのほうも是非やらせていただきたいです!図書館でこっそり二人の時間を過ごす休日が楽しみですね……それでは引き続きよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)


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