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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8570:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-06 10:19:50
んん゛っ……え?あぁ、もちろん構いませんよ。貴方のような方からのお誘いなら喜んで
(女性がこちらに顔を向けながら顔を赤らめるなど滅多にないことで思わずデレデレしてしまうとすかさず隣の相手がこちらを向く、チラリと目線を向ければ明らかに怒っていて慌てて取り繕うように咳払いをした。とにかくこれで一件落着だろうと思っていた矢先に彼女から明日に依頼料を渡したいと申し出がされる、持ち合わせがないのなら仕方がないだろうといつも通りハードボイルドな探偵としてクールに対応した。今のが彼女にとって一世一代のデートの誘いだとは夢にも思わずさらりと承諾したが彼女はパァっと顔を明るくさせると『ありがとうございますっ!それじゃあお店と時間はまた後で連絡しますね。その…楽しみにしてます!』と勢いよく頭を下げて犬と共にその場を去っていく、無事に犬が見つかってよっぽど嬉しかったのかその足取りは随分軽やかだ。無事彼女の笑顔を取り戻せたことに満足気な顔をしつつ相手の方をみると「さて、俺達も帰るか」と明らかに上機嫌な声色で話しかけて)
(/すみません大変お待たせしました。相変わらず休みの日は不安定で申し訳ないです……明日からはいつも通りにお返事できそうです。
そして依頼人のこと補完していただいてありがとうございます!ぜひそんな先走りする性格で依頼人が検索くんに対抗心燃やすわ女子高生二人が煽るわで探偵が止める間も無くバトルに発展していく感じに出来ればと思います!女子高生二人によるプロデュースもいいですね…!二人にやいやい言われて余計に不安になって対抗心燃やしてしまう検索くんなんかも見られれば良いかなと思います。思いっきりギャグに振り切る感じになると思いますのでいつも以上に騒がしくいきましょう!/こちら蹴りで大丈夫です!)
8571:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-06 11:00:37
………、ああ。 ……彼女に誘われてそんなに嬉しいのかい?
(こちらの視線に気付いたのか相手は咳払いして誤魔化すものの彼女からお誘いを受ければ相変わらず気取った態度で返答する。こういう経験が浅い自分でも彼女の緊張した顔を見ればデートの類だと分かるのだが色恋沙汰は鈍感なのか相手は全く気付いてないようだ。約束を取り付けられて心底嬉しそうにする彼女を見ればますます気分は沈んでいくが依頼料を受け取るという名目がある以上下手に口も挟めない。嬉しそうに去っていく彼女を見届けると二人になる、依頼の犬を見つけられて満足気な顔をしているが今の状況では彼女と喫茶店に行く事が楽しみなように見えてしまってついツンとした声色で返事をしてしまう。事務所へと歩き始めるがまだモヤモヤは消えなくて目は合わせず低いトーンで問いかけて)
8572:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-06 11:45:42
え、…いや、あんな綺麗なお嬢さんと喫茶店にいくのは確かに光栄だが、彼女はあくまでも依頼人だろ?依頼料の受け渡しだけだって彼女も言ってたし
(無事に一件依頼も解決して上機嫌のまま事務所へと歩き始めるが隣から返ってきた返事はどこか刺々しい、先程鼻の下を伸ばしてしまったのがまずかったかと思っていれば予想外の質問が想像以上に低い声で飛んできて一瞬固まってしまった。相手から見れば彼女とまた会うことに相当浮かれているように見えたのだろうか。だが先程のひと睨みに加え女性と二人きりで喫茶店で会うというのは確かにいただけない、隣の恋人にしてみれば面白くない状況だろう。慌てて取り繕うようにあくまでも依頼の延長だと説明するがそもそも二人で会うというシチュエーションが相手にとっては気に入らないだろう、となればと相手の顔を軽く覗き込みながら「なんなら明日も二人で行くか?」と機嫌を取るように問いかけて)
8573:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-06 13:03:13
…本当にそう思っているのなら今まで良くやってこれたね。…なら、そうしようかな。依頼料の受け取りなら二人で行っても良いだろう
(つい棘のある声色で言葉を返せばこちらの態度に気付いたようで相手は固まった。その様子をちらりと見てから構わず歩いていれば慌てて取り繕うような言葉が並べられる。誰がどう見ても好意を表にしていたと思うのだが本当に依頼料の受け渡しの為の約束だと思っているらしい。普段の探偵としての観察力や洞察力は感心する物があるが自分の、特に向けられる好意に関してはかなり鈍い。恋人としてはハラハラする反面そのおかげで今の相手があって初めての人になれたと思うと何とも言えなくて溜息混じりにぽつり零した。だが自分が不満を抱いている事には気付いたようで機嫌を取るように顔を覗き込んでくる相手と目が合った。また目の前であんなやり取りをされると思うと胸は痛むがだからといって一人で行かせたくはない。彼女には悪いがきっかけとなった【依頼料の受け渡し】を強調するように理由付けて一緒に行くと返答をして)
8574:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-06 14:02:46
…、……あぁ、お前も同行してたんだし、なんも問題ねぇだろ
(彼女も、当然自分も、明日の約束にやましい事などないと主張するが相手の顔色はなかなか晴れない。追い討ちでまた刺々しい言葉が呟かれると一瞬押し黙ってしまった。それならばと二人で喫茶店に行くことを提案してみれば相変わらず顔色は晴れないもののこちらの提案には乗ってくれるようでひとまずは安心する。その後も事務所への道を歩いていくが何となく気まずい空気が流れていてどう声を掛けるべきか考えあぐねていた。暫く無言の時間が続いた後その静寂を割くように『あ、翔ちゃんとフィリップじゃん。やっほー』と明るい声が聞こえてきて顔を向ける、そこにいたのはお馴染みの情報屋である女子高生二人組で軽く手を挙げて挨拶を返した。しかし直後エリザベスの顔が固くなって次に非難の目がこちらへ向けられる、「なんだよ」と思わず言えば『ちょっと翔ちゃん!フィリップくんに何したの?!』と責められてしまい「え、」と間の抜けた返事をすることしかできず、その間にもクイーンが『話聞くよ?』と相手に声をかけていて)
8575:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-06 14:55:29
クイーンにエリザベス、元気していたかい?えっと…女性の依頼人の事でちょっと、ね
(相手にその気がないのは重々に承知しているが絶対に譲りたくない分つい刺々しい対応をしてしまう。ひとまず一緒に行くことになったものの何となく気まずくなって無言で歩いていた。もう少しで事務所と言ったところで明るい声が聞こえてきて顔を向ける。そこにはいつもの女子高生二人組が居ていつもの様に挨拶を交わしたつもりだった。だがよっぽどさっきのモヤモヤなどが顔に出た表情をしていたのか目が合ったかと思えば相手に非難の声を向けていてこちらまで目を瞬かせた。エリザベスが相手に文句を付けている内にクイーンに声を掛けられると視線を迷わせてしまう。本来ならば内々に処理すべき問題で言いふらしたりするべきでは無いのかもしれないが今まで色々と相談に乗ってくれた二人ならとつい困った顔で簡単な概要を零した。二人はそのキーワードで何が起きたのか大体察してくれたようで一瞬ジッと相手を見てから『ちょっとフィリップ君借りていくね』とエリザベスが相手に告げる。そのまま腕を掴まれると『詳しく話を聞かせて』と真剣な顔で言うクイーンに口が挟めず街の方向に連行され始める。この調子では全て明かすまで解放されないのが見えると「君は先に帰っていてくれ」とだけ相手に告げて二人について行く形で相手と別れて)
8576:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-06 15:43:10
な、まだ何も言ってね………あ、おい!!
(情報屋としてさすがの観察眼と言うべきか二人は瞬時に自分達に何かがあったのだと、しかもこちらに不手際があったのだと見破られてしまう。自覚はあるが一応反論しようとするも相手が一言発しただけで何があったのか二人は大体理解したようで二人分の鋭い視線が向けられてしまうとまた動きを固めてしまう。そうしている間にあれよあれよと二人は相手の両脇について街へ連れて行こうとする、相手にまで先に帰るように言われてしまうが思わず追いかけようと一歩踏み出した。しかしその瞬間にまた二人一斉に睨まれてしまうとたじろいでしまい伸ばしかけた手が虚しく宙を彷徨う事になる。「なんだよ…」と短く文句を言う事しか出来なければそのまま事務所へとひとり帰っていった。一方で相手を挟んだまま移動してした女子高生二人はお気に入りのカフェのテラス席へとたどり着いてそのまま相手を挟むようにして座った。それぞれの注文を済ませて飲み物が運ばれてきた頃合いに『で、何があったの?』とクイーンが口火を切る。エリザベスは相手の方に身を乗り出しながら『どうせ翔ちゃんが依頼人の女のひとに余計なことしたんでしょ』と鼻息荒く言って)
8577:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-06 19:04:00
余計な事をしたと言うか、依頼人が翔太郎に好意を寄せてるみたいで明日依頼料を渡すのに喫茶店に誘ったんだ
(二人に両肩を掴まれる形となれば逃げ場もない。だが話を聞いてもらえば少しは落ち着くだろうと言う考えも浮かぶと声を上げる相手を置いて街に繰り出した。二人の案内でお気に入りのカフェに入ってそれぞれ飲み物を注文した。普段頼まないキャラメルマキアートが届いた所で早速クイーンから話が切り出されてエリザベスから迫られると一応相手への誤解を解きつつ起きた事を説明する。依頼を解決した時の依頼人の視線に熱が篭っていたように見えた事、依頼料を渡すのに事務所ではなく喫茶店を指定したこと、その時のやり取りと相手の反応を順を追って説明すれば『それ完全にデートじゃん!』『翔ちゃんそれで気付いてないんだ…』と各々から声が上がる。どうやら自分の抱いた印象が大きく外れてないことに安堵しつつちょっと愚痴混じりに「翔太郎がその気が無いのも分かっているし探偵としての行動の延長なのは分かってるけどやっぱり気に入らない」と零せば二人は共感して慰めてくれた。だが自分が恋人として出て行って大事にしたくない旨も伝え幾らか会話をしているとエリザベスがふとニヤリと笑ったかと思えば『フィリップ君が良ければ良いアイデアが浮かんだんだけど』と言い出してその話を聞くことになった。__それから数時間後、作戦を再確認して別れた時には明日に向けワクワクの方が勝っていて事務所に入ると「ただいま」とご機嫌に相手に声をかけて)
8578:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-06 20:13:05
おぅ、…おかえりフィリップ
(女子高生二人に相手を取られるようにしてひとりになり事務所への道を歩く。あの二人ならば自分達のことは熟知しているというか、知られすぎて筒抜けというか、何も隠すことがないので相手は気兼ねなく相談できるのだろうがそれはそれであの三人が何を話しているのか気が気ではなくてソワソワしたまま先に事務所へとたどり着いた。所長には依頼料を明日喫茶店で受け取る事を伝えたがこちらからの説明では所長も不思議な顔をするばかりで『わざわざ喫茶店でなんて物好きね』なんて首を傾げるだけだった。その後事務作業をして相手を待つが時計の長針は何周もして余計に落ち着きはなくなり作業も捗らなかった。ようやく事務所の扉が開いて相手が入ってくると奥のデスクから飛び出しいの一番に相手へと近づく。別れた時と真逆でえらく上機嫌な相手に少々面食らいながら「あの二人と良い話出来たか?」と何を話していたか探るように問いかけて)
8579:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-06 20:40:19
ああ、色々相談とか話に付き合って貰ったよ。さっきは大人気ない態度を取って悪かったね。
(明日の予定も決まって別れた時とは打って変わってご機嫌で事務所に戻ってくる。扉を開けて中に入ると相手が奥のデスクから近づいてくるのが見えればその作戦を思い出して思わず小さく笑ってしまいながらも相手の言葉に頷く。相手とは二人で一人なのだが逆に相手に関わること、特に恋愛方面のモヤモヤなどは彼女達の方が相談しやすいことが多い。途中思った以上に話が弾んでしまって長くなったが問題ないことを告げると別れる前の冷たい態度についても謝罪の言葉を普段の調子で述べる。そして相手の方を見れば「彼女から連絡は来たかい?」と日時と場所を確認しようとして)
8580:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 07:45:31
……そうか。いや、俺も安請け合いしちまって悪かった。さっき連絡があってな、昼過ぎに川沿いのカフェで待ち合わせってことになった
(どうやら相手は本当に機嫌が治っているらしくこちらを見れば小さく笑いまでしている、女子高生二人には感謝するしかない。反面三人で何を話したのか気になって仕方がないが軽く探りを入れるも無難な答えが返ってくる、相手がこちらに言えない悩みを相談したのだから内容を聞き出そうとするのはご法度だろう。それに相手はこちらへ謝罪していて軽く首を振りながらこちらも同じく謝罪を伝えた。明日こちらが下手を打たなければ同じ轍は踏まないだろうと思いつつ明日の予定を伝える。彼女が指定してきたのは眺めの良いテラス席のあるカフェでオシャレなフルーツケーキを出すので有名だ。いわゆるカップルに人気なカフェなのだが「依頼料渡すだけにしちゃ大層なカフェに呼び出されちまってな、下手な格好じゃいけねぇ」と相変わらず彼女の意図には気が付かないままで)
8581:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 10:32:22
…ふぅん、じゃあ僕も気合いを入れなくては。
(具体的な内容は作戦に関わることなので明かさずに謝罪を伝えれば相手からも似たような返事がされる。これでわだかまりはなくなっただろうと彼女から連絡が来たかと尋ねるとその日時と場所が伝えられる。詳しい店は知らないが川沿いと言えばオシャレな店が立ち並ぶエリアだ。まさにデートとも呼べる場所とやる気を見せるような相手の態度にまた不満の籠った相槌が零れてしまうが彼女がその気ならばこちらも迎え撃つまでだ。明日の作戦実行に向けやる気を見せた呟きを零した。それから仕事を終えると家に帰る。普段よりも長くお風呂に入って二人に言われた事前準備を済ませ早めに布団に入っていつもよりくっつくように眠りに着いた。そして翌朝早めに起きて準備を済ませると事務所に出勤する。朝にやっておくべきことや依頼の整理をすませたところでちらりと時計を見ると奥のデスクに座る相手の元に行き「少し出かけてくるよ」と声をかけて)
8582:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 12:26:45
え、お前ひとりでか?ダメに決まってんだろ、ひとりの時になんかあったらどうすんだよ。それに午後からは彼女との約束もあるし、何処行く気だ?
(明日の待ち合わせ時間と場所を伝えそれなりの格好が必要であるのを伝えたが何やら相手からは意味深な返事をされる、気合いを入れているように見えてしまったかと焦ったが相手はどこかやる気にも溢れていて意図が読めない。一体あの二人に何を吹き込まれたのかと少々不安になりながらもその後の時間を過ごした。あとはいつも通りに共に家に帰るがいつもより入浴時間が長かったり、かと思えばしっかりくっついて寝たりと相変わらず相手の考えていることは読めず、せめてもと相手をしっかりと抱き寄せて眠りについた。そして翌日、こちらもいつも通り依頼の報告書を書いていたところだったが相手から何処かへ出かけると声をかけられると思わず目を瞬かせる。いつもならば行きたいところがあるとお願いされるか連れ出されるかだがひとりで外出するなんて言われた機会はほとんどない。相手は狙われている身でもあるのを考えれば外で誰かに会わない限りはひとりで外をフラフラさせられない。依頼人の彼女との約束も持ち出しつつ立ち上がるとデスクを回って相手の方へ近寄って)
8583:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 15:12:54
えっと…クイーンとエリザベスの所だよ。昨日相談に乗ったからお返しに少し付き合ってと言われたんだ。
(作戦の準備にかかる時間も考えてそろそろ行く頃かと相手に声を掛けると驚いたような声を上がった。そして外出を反対する旨の返事がされると戸惑ってしまった。完全に浮かれていて考慮していなかったが自分一人だけが外に出掛ける機会は滅多に無く普段も禁止に近い処置が取られている。こちらに近づいてくる相手にどう切り抜けるかと視線を迷わせていたが良い嘘が思いつかずに結局は素直な行き先を告げる。肝心の何をするかは伏せておくが相談の延長で二人の元に行くのは嘘ではない。相手も誰かと一緒ならば安心だろうとその理由も告げ「何かあったらすぐに連絡するし約束の時間までにはちゃんとカフェには行くよ」と心配する必要は無いと言葉を続けて)
8584:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 17:17:06
…あいつらんとこか……なら、まぁ大丈夫か…引き止めて悪かった、気をつけて行ってこいよ。でもなんかあったらすぐ連絡してくれ
(なるべく外出の制限はしたくないのだが相手ひとりで出歩くとなれば話は別だ、どこに組織の手が潜んでいるか分からない現状では不用意にひとりでこの街を歩かせるわけにはいかない。だが行先として女子高生二人の名前があがれば語気も萎んでしまう、昨日沈んでいた相手をあれだけ元気にしてくれたのだからお返しに相手が付き合うのもそれを見送るのも道理というものだろう。あえてこちらを誘わなかったのは相手がまだ三人で話したいことがあるからかもしれない、無理やり着いていけばあの二人からまた非難の目を向けられそうだ。何を話していたのか未だに気になるもののここは行くべきではないだろうと相手を送り出すことを決める。二人の縄張りを考えれば合流するのはきっと近くだ、ひとりでいる時間が少ないのならば万が一でも対応できる。念の為にこちらからも釘を刺すようなことを言ったあと「ならカフェで合流な、あの二人に振り回されて遅れんなよ」と少々茶化すように言って)
8585:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 19:12:25
分かってるよ。じゃあ、また後で。
(出かけて女子高生二人と会うと伝えると相手の語気が弱くなる。昨日のこともあって少々歯切れ悪くしているが納得する理由にはなったようだ。ちゃっかり釘が刺されると小さく笑いつつ相手の顔を見る。次に会った時には既に作戦が決行されているだろう。その時の相手の反応が楽しみになればつい笑顔と声を弾ませて事務所を後にした。その足で向かったのは二人から指定された小さなスタジオだ。以前お世話になった事があるらしく頼んで借りてきてくれたらしい。やけにテンションの高い二人と合流すると早速準備を始める。といっても殆ど二人任せでまずは手渡された服一式に着替えることになった。以前女装した時はガッツリロリータに寄った服だったが今回はふわっとしたラベンダーのシフォンブラウスにアイボリーのハイウエストスカートで普段着っぽいものだ。だが袖口がリボンで結んであったり首元がボウタイ風、スカートも膝丈で左側に足が見えるようなスリットがあったりと女の子らしさの詰まった服装になっている。着替え終わると可愛いの声の後に席に案内されメイクと髪のセットが同時に始まった。クイーンの担当するメイクはセミマットに仕上げた肌にピンクベージュ系のアイシャドウと長めに強調したまつ毛でテーマは綺麗なお嬢様らしい。一方以前使ったショコラブラウンのウィッグを被るとエリザベスによって編み込みのハーフアップが施されていく。完成したサイドにパールのヘアピンとラベンダーのリボンが結ばれると大人びた印象となった。二人がはしゃぎながら女の子を作り上げていく様を鏡越しに感心したように見つめていて)
8586:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 19:46:34
___すみません、待たせちゃいましたか?
(見送る事を決めた後も相手は随分ご機嫌な様子で笑顔も足取りも軽やかで「おぅ」と見送る言葉の後そのまま出ていってしまった。後でいろいろ言われそうな気もするが相手があそこまで機嫌がいいのなら二人には後日感謝を伝えなければならなさそうだ。その後はデスクへと戻って報告書を仕上げ軽く昼食を取ってまた事務作業をしていれば彼女との約束の時間が近づいてくる。相手がいる手前あまりそれらしい格好は控えるべきなのだろうがあんなオシャレなカフェにカッチリしすぎた服でも目立ってしまうだろう。シャツは控えめな淡いブルーにし上から黒のベストを着てからネクタイを白に、ハットをギンガムチェックにすることで少々遊び心を入れておいた。準備を整えて所長に後を任せて事務所を後にする、脳内の地図をたどり角を曲がった所で指定された店にたどり着いた。曲がったすぐのところで『左さん!』と嬉しそうな声で名前を呼ばれる、そこには依頼人の彼女がいた。全体をレースで覆われた白いワンピースの布地には淡く花々が描かれていてこの春を思わせるような色合いだ、ちょうどそよ風が拭くとレースがふわりと柔らかく風になびく。可愛らしいワンピースと共に首元に光る一粒のパールが彼女をグッと大人っぽくしていて昨日よりも格段に清楚で大人の女性な雰囲気に思わず目を奪われてしまった。しかし直ぐに昨日の相手の顔が頭をよぎると軽く頭を振って声をかける、彼女はじっとこちらを見つめたまま『いえ、私が早く来すぎてしまって…』と返事をしているがこんな所を知人に見られればまたややこしいことになってしまう。周囲を見回しながら「そろそろ相棒が来るはずなんですが…」と相手を探して)
8587:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 20:46:23
__ …翔太郎、お待たせ
(様変わりした姿に感心を寄せていたがそろそろ仕上げだ。あまり違いすぎても別人だと思ってしまうというクイーンの意見から前髪はいつもと同じ向きに流れを作って耳掛けの具合すら調整される。小さなイヤリングとほんのり桜とムスクの香りがベースの香水を首筋につけてもらったら完成だ。その仕上がりに自分よりも二人の方が盛り上がっていて完璧だの理想のお嬢様だの褒め言葉が告げられる。女性の二人から見ても問題ないのなら作戦にもピッタリだろう。エリザベスの声がけで三人で写真を撮ったり男を落とすコツのレクチャーを受けたりしていれば設定したアラームが鳴る。そろそろ時間のようだ。綺麗に見えるらしいイチオシストッキングにヒールの高すぎないベージュのパンプスを履くと「2人ともありがとう」と改めてお礼を伝えた。『フィリップの為だからね!』『良かったらまた飾らせて』と返す二人に頼もしさを覚えつつ遅刻したら心象は悪いだろうとまた今度お礼をする旨を告げスタジオを後にした。残された二人が顔を見合わせニヤリと笑ったのには気付かなかったが。普段とは違う靴で歩きにくいせいで少々時間はかかったが指定された店が見えてきた。近付くと事務所を出る前とは違った服の相手と自分と同じく気合いの入った服装をした依頼人の後ろ姿が見えた。やはり彼女はその気だ。でも自分も女子高生二人が施してくれた最高の姿なのを思い出し、2人に会う前に数度深呼吸をして気合いを入れると靴の音を鳴らしながら近付き、ちょっぴり高めにした声で話しかけて)
8588:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 21:31:16
おぅ、遅か…………………
(待ち合わせの時間にはまだ少々時間があって彼女と談笑しながら相手を待つ、見つけた犬は変わらず元気だとかいつもは犬探しよりも猫探しの方が多いだとか他愛もない話をするがその度に彼女は鈴のように笑って必要以上に口元が緩みそうになるのを必死に引っ張り上げていた。早く来てくれと願っていれば聞き慣れない高い靴の音と共に背後から相手の声が聞こえてくる、若干違和感を抱きながらも少々高めの声にまだ上機嫌なのかと安心しながら彼女に背を向け振り返った。しかしそこにいたのは事務所で別れた時とはまるで別人のような相手の姿で目を見開いてそのままフリーズしてしまう、正確には見蕩れてしまった。街の風に揺れるふわりとしたシフォンブラウスはこちらの色で淡いアイボリーのハイウェストスカートと合わさるとそれこそ一輪の花のように見える。甘めな仕上がりだがスリットから覗く足が全体を引き締めるように大人っぽくてかつてのロリータ服とはまた違うちょっと背伸びしたお嬢様のような仕上がりだ。口をポカンと開けたまま目を離せずにいるとふわりと風が吹く、その風は相手が纏った香水をこちらまで運んでその中に桜の香りが混じっていれば様々な場面や思考が頭の中で渋滞を起こして爆発し一気に顔を赤くした。慌てて口に手を当てて顔色を誤魔化そうとするが無駄な抵抗だ、本来ならば女装していることに突っ込むところだがそんな余裕はまるでなかった。こちらが動けないうちに背後にいた彼女は黙っていられなくなったのか『すみません、左さんはこれから私と約束があるんですけど』と口を挟んできて)
8589:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 21:54:08
…ビックリした?
(気持ちを落ち着かせてから話しかけると相手が振り向く。そしてその目が見開かれて固まってしまったのを見れば悪戯が成功したような気分で思わず笑みが零れた。口は情けなくポカンと空いていて、だけどこちらを見ているのがよく分かる。更に穏やかな風が吹いたかと思えば相手は顔を赤くしてから口元を覆っていて二人だけが分かるその理由を察すれば相手にだけ聞こえる声で得意げに問いかけた。そうして相手の反応に満足していたのだが背後にいた彼女が黙っていられなくなったのか口を挟んでくる。昨日多少は一緒に行動したがこちらが相棒だとは気付いていないらしい。ならば幸いだと違う人のフリをすることに決めると穏やかな笑みを意識して浮かべ「依頼料の受け取りですよね?それならばあまり時間もかからないと思うのでご一緒して良いですか?」と柔らかくも物知り顔で牽制するように問いかける。彼女視点では見知らぬ人が今日の約束のことを知っていることに驚いて『何でそれを…』と零していて)
8590:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 22:08:53
……、…いや、こいつ……彼女も探偵事務所の人間で昨日あなたとのこと話したら一緒に行くってきかなくて
(いつもとは全く違う雰囲気の相手を目の前に自分の心身に深く刻まれた桜の香りが鼻腔を擽れば
もうまともでは居られなくて相手以外目に入らなくなってしまう、こちらを見て満足気に、そして悪戯に囁くその姿さえ胸を貫き口をパクパクさせるだけでまともに返事も出来なかった。しかし背後から依頼人の声が聞こえるとハッと意識を取り戻す、なんとか顔の赤みを引っ込めつつ彼女にあまり顔を向けないようにしながら事情を説明する。といっても昨日の相手と今目の前にいる人間が同じだというのは何となく言いづらくて適当にお茶を濁した紹介をしておいた。しかし今度は彼女がそれに黙っていられないようであからさまにムッとした表情をして次に何かを察したようにジッと相手の方を見る、その意図を測りかねていると彼女はこちらへ一歩近づいて『一緒にいてもいいですけど、あくまでも今日は私と左さんとの約束の時間なので。邪魔しないでくださいね』とどこか牽制するような口調で返事をしていた。こちらが「邪魔?」と彼女の発言を理解できずにいると『さ、いきましょう』という言葉と共に腕を取られてしまいそのまま店内へと連れて行かれてしまって)
8591:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 22:24:59
…今日じゃなくて今、の間違いでは?…あ!
(牽制するような形で同行を申し出ると彼女は動揺していたが相手が少々濁したような紹介をすればムッとした表情に変わる。嘘は言っていないし今のでこちらのスタンスには気付いたはずだ。こちらもジッと見つめ返していれば少々強い口調で返事がされるが今は引け目を感じない姿をしている分素直に思ったことが口から出て煽るように言葉をかけた。当の相手は状況が分からないっていう反応をしているがそんな相手を押し切るように腕を取って中に入っていけば思わず声を上げて後ろをついて行く。触るなと言いたい所だが今はお嬢様のような格好なのだ、今から思い知らせれば良いと意気込みつつ3人が案内されたのは窓際のテーブル席だ。彼女は『ここ、景色が良いんで座りましょう!』と告げて窓際の席に自分と相手を向かい合うように座らせる。もし自分が同行しなければこの状態で二人で話すことになったのかもしれない。そうはさせないとすかさず相手の隣の席に座ると普通よりも少しだけ距離を詰めた。店員がメニュー表を持ってくると「どれにしようか」と言いながら自然とコーヒーのページを開いて相手の方に見せて)
8592:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-07 22:50:35
…、…あぁ、ありがとよ。なら俺は…
(彼女が語気を強めたかと思えば相手は煽るような言葉を返していて益々混乱しながら左右の二人の顔を見る、一体今何が起ころうとしているのか。訳の分からないまま店内へと連れていかれて訳の分からないまま席へと着く、彼女は正面に座ってニコリと微笑むがすかさず相手が隣へと座った。さらに相手は椅子をずらして距離が縮まり思わず相手の方を見てしまう、その反応に彼女はまた何か言いたげな顔をしていた。妙な状況になったものだが眺めのいい場所であるのは確かでカップル人気が高いのも頷ける場所だ、少々冷静になったところで相手からメニューを差し出されると礼を言いながら何を注文するのか選ぼうとした。しかしそれを正面から見ていた彼女は相手が当たり前のようにコーヒーのページを差し出しこちらが文句を言わず選び出したその阿吽の呼吸にショックを受けた顔をして直後自分の椅子を持ち上げる。思わず彼女の方を見るとラウンドテーブルの形に従い彼女は移動してきて相手と反対側の隣へと座った。円形のテーブルに等分に配置されているはずの椅子は今や三つ固まっていて両隣りを女性と恋人に挟まれている状態だ。ようやく自分が男性からみてかなり羨ましい状況なのではと思った矢先にメニューのページが捲られてしまい『左さん!ここはフルーツケーキとそれに合わせた紅茶のセットが人気なんです。コーヒーは他でも飲めますし、こっちにしませんか?』とこの店ならではのメニューを勧めてきた。いつもならばコーヒーにするところだが周囲の客をみても殆どの人がケーキと紅茶のセットを頼んでいる、「たまには甘いのも悪くねぇかもな」と興味を示すと彼女は下調べが功を奏したと言わんばかりに相手に自慢げな顔を向けていて)
8593:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-07 23:39:21
…、…っ! まあぼ、…翔太郎は私が入れるコーヒーがいつでも飲める訳だしこっちの方が良いかもしれないね
(普段のペースに巻き込んでしまおうと相手にメニューを開いて見せるとその奥の彼女がショックを受けた顔をしている。自分の方が相手のことを知っているのだと自慢げな気持ちになったが直後彼女が椅子を持ち上げて相手のもう片方の隣に移動してきて目を見開いた。隣は自分の特権なのに、という独占欲で胸が痛くなるが更に彼女は別のページにある紅茶セットを紹介していてそれに対して相手が興味を示してしまう。ちらりとこちらを見た相手は勝ち誇ったような顔をしていて思わず眉を潜めてムッとした顔をする。対抗するように言葉を紡ごうとして思わず【僕】と言いかけたが気持ちを落ち着かせようと一呼吸置いてから普段は自分が入れたコーヒーを飲んでいるのだとアピールしつつ彼女の案に賛同しておいた。セット売りしているだけあって紅茶も定番のダージリンなどからフレーバーティーまで数多く揃っている。どんな種類があるのかと内容を見ていたがその隣にあるクリームソーダに目が留まる。底に淡い青色のシロップが溜まって徐々にグラデーションになっていてたっぷりとアイスの乗っているそれはとても美味しそうだ。だが紅茶セットに二人が興味を持った手前別のメニューにすると共通の話題に乗れなくなる。それは避けたくて渋々そこから目を逸らして「アッサムにしようかな」と紅茶を決めようとして)
8594:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-08 07:53:05
……あー…やっぱ飲み物はこの水出しのアイスコーヒーってのにするかな、普段飲めねぇし。だからお前も好きなもの頼めよ
(両隣りに挟まれようやく二人の間で何やら火花が走っているのを察し始める、依頼人の彼女はこちらがケーキセットに興味を示すとわざわざ相手に視線を向けていて、対して相手がいつもコーヒーをいれていることをチラつかせると彼女はキュッと悔しそうに手を握っている。困惑したままどうすべきか迷っていると相手の視線が一瞬メニューの上で止まった、隣のページに視線を移動するとそこにはクリームソーダがあって相手が何を考えているのか察した。だが相手は重い動きで視線をケーキセットへと戻して紅茶を選んだ。どういう経緯かは置いておきお洒落なカフェに可愛らしい格好をしてきた相手にこんな顔はさせられない。かといって隣にいる彼女を蔑ろにするわけにもいかず改めて選んだのは相手が家でいれることが出来ないコーヒーだ。だがそれでも彼女は紅茶セットから離れたこちらにまたショックを受けているようで動きを止めてしまう、慌てて彼女の方を向き「俺この店は初めてで、だからオススメのケーキ教えてください」と問いかければ瞬時にその顔はパァっと明るくなってグッとこちらに近寄ってくる。腕同士が微かに触れ合う距離に必死に反応しないようしていれば『それならこのイチゴのタルトがオススメです』と勧められ余計なことを口走る前に「ならそれにするかな」と答えれば『じゃあ私もそれで!』と足早に注文が決まってしまい)
8595:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-08 12:07:30
え、…じゃあこれにしようかな。…なら注文しようか。
(クリームソーダが気になるもののここに来た理由を思い出すと二人と一緒にすべきだろう。どの紅茶にするかと選んでいれば急に相手は紅茶セットではなくアイスコーヒーを選んでいて目を瞬かせる。だがそれが自分が選びやすいようにという配慮だと気付けば表情がぱぁっと明るくなって、だけど無邪気になり過ぎないように咳払いしてからクリームソーダをチョイスした。自分が勧めた紅茶セットを選ばないことにショックを受ける彼女だったが相手がおすすめのケーキを尋ねると分かりやすく笑顔を浮かべた。更に接近する彼女にまた眉を寄せてしまうが相手と同じケーキを選ぶのを見れば僅かに口角が上がった。注文が決まるとまた若干高めに作った声で店員を呼んでそれぞれ彼女は紅茶にイチゴのタルト、相手はアイスコーヒーにイチゴのタルト、そして自分はクリームソーダと名物のフルーツケーキを頼む。店員が去っていくと自分の番とばかりに彼女が相手の方を向いて『左さんはお休みの日とか何されているんですか?』と話を振る。席の関係で相手が彼女の方を向くと顔が見えなくなるのが寂しくてテーブルの下で相手と靴をくっつけて存在を示すようにシャツの裾を軽く握って)
8596:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-08 12:29:52
…っ……え、あー……服買いに行くことが多いな。気に入ってるブランドがあって
(こちらがアイスコーヒーを選べば相手は途端に顔を明るくさせて口元が緩みそうになる、普段とは違う服装に化粧もしているのか顔の眩しさはいつもより増していてつい見入ってしまいそうだ。だが直ぐに彼女から声がかかって勢いのまま注文するケーキが決まってしまえば相手がいつもより高い声で店員を呼んで注文をする、声色さえ変えているところに愛おしささえ感じてしまうのだが依頼人がいる手前それこそデレデレは出来ない。口元を結び直していると彼女から他愛ない質問をされる、彼女の方を見て答えようとしたがその前にコツンと靴が当たって意識を取られ直後シャツの裾を握られるとそのいじらしさにまた体を固めてしまった。寂しさと存在をアピールする仕草にすっかり動揺してしまうと何とかしどろもどろにならないように質問に答える。彼女は『ウ.ィ,ン.ド,ス,ケ,ー.ル,ですよね。あそこの帽子選ぶなんてお洒落だなって思ってたんです』と楽しそうに褒めるものの視線はチラリと相手の方を向いた。そこで相手がシャツの裾を掴んでいるのをみるとはっきりと嫉妬を浮かべた顔をする、そして直後こちらの腕を掴むと『ちょっと!邪魔しないでって言ったじゃないですか!今日は私と左さんのデートなんですよ?!』と叫びながら腕を引っ張られる。彼女にされるがままになりながら「デート?!依頼料の受け渡しじゃ、」と今更なことを言っていれば隣のテーブルから『あーぁ、二人とも可愛いのに肝心のデート相手があれじゃねぇ?』『たっくさんアピールしてくれてるのに』と聞き慣れた声が聞こえればハッとそちらに視線を向ける。そこにいたのは今朝相手に会っていたはずの女子高生二人で訳の分からない状況に「何してんだよお前ら!」と叫ぶしかなくて)
8597:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-08 14:41:35
……、!クイーンにエリザベス!まさかついて来たのかい?
(注文を終えて彼女が相手に話しかける、それに割って入るのも大人げないと思ってやめるが二人の世界になってしまうのも嫌で靴をくっつけシャツの裾を握って存在をアピールする。すると相手は身を硬くしてしどろもどろに応えるようになって自分を意識していることにまた機嫌は良くなった。だがそれを不審に思ったのか彼女は少し覗き込むようにこちらを見てくる。そして裾を握ったのを見れば我慢できなくなったのか怒りに近い感情で叫びながら相手の腕を引く。だがそこで漸く相手はこの状況がデートであることに気付いたようで今の今までただの受け渡しだと思っていたことに彼女は驚きの、こちらは呆れに近い視線を向けた。その騒ぎに更に隣のテーブルから見知った声が聞こえ自分もそちらを向けばついさっき別れたばかりの二人が居てこちらまで驚いてしまった。女子高校はその反応に楽しそうに『だって翔ちゃんが超鈍感だってフィリ…じゃなかったその子に聞いたから気になって』『想像以上だったけどね。気付いてないの翔ちゃんぐらいだよ』と好き勝手言っている。新たな乱入者に彼女は警戒して女子高校を見ていてエリザベスが軽く誤解を解くように話している中クイーンが相手の元にやってくると内緒話のような小さな声で『うちらプロデュースのフィリップ君、どう?』と自慢げに問いかけて)
8598:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-08 17:59:45
ぐっ、……な、この格好お前らのせいかよっ!
(急に腕を引っ張られるやらこちらの発言に彼女は驚き相手は呆れて違う種の冷たい目線を向けられるやら極めつけに恐らく冒頭から女子高生二人に見られていたことを知り脳内は大混乱だ。相手があれだけ怒っていたのはこれがデートであるのを理解していたからだと漸く理解する、追い討ちをかけるように二人に好き勝手言われてしまえばぐぅのねも出ない。こちらがこの混沌に動けずにいるとクイーンが自慢げに相手をプロデュースしたのだと耳打ちしてきてまたもや叫んでしまう、つまり依頼人の彼女に対抗してこの格好をするのを提案したのはこの二人と言うことだ。頭が痛くなってくる状況だが彼女のモヤモヤはまだ晴れていなかったようで『あなた達二人が左さんのこと何とも思ってないのは分かりましたけどあなたは違いますよね!?』と相手をジッと見つめる。この状況を整理しなければいけないのだがそんな暇もなく『あなたがどれだけ左さんのこと好きか知りませんけど、私の方が絶対好きですし私が彼女になります!』と高らかに宣言されて急で予想外な展開に「えっ?!」とまた間抜けな声をあげるしかできない。堂々たる宣言を聞いた女子高生二人二人はなぜか『おー』と感心していてい相手の方をみると『で、どうでるの?』と煽るように問いかけて)
8599:
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ID:415c83bff 2025-05-08 19:22:43
…っ、僕の方が圧倒的に翔太郎のことが好きだし、世界の誰よりも理解している。この想いは君なんかに負ける訳がない
(エリザベスが彼女に話す間相手の方を見てみるとクイーンと話しているようだった。そして恐らく二人によって作られた事が明かされたのか叫ぶ声が聞こえてきた。そうして騒がしくしていたのだが彼女がこちらを向くと強い口調と視線をこちらに向けてくる。平然と応じていたが自分の方が相手が好きで彼女になると宣言されるとぶちっと何かが切れた。それだけは何があっても譲れないことで女子高生二人の煽る言葉も相まってじっと強く彼女を睨むと思いの丈をありのままぶつけた。一人称や口調を偽るのも忘れて相手に対する気持ちは1番なのだと主張すればますます彼女はヒートアップして『なら今からどっちが左さんを惹き付けられるかデート勝負にしましょう!左さんに惚れられた方の勝ちです!』と勝負を持ち掛けてきた。既に恋人である事を明かすという手段は頭には無く女子高生二人もざわざわする中「分かった。その勝負乗るよ」と応えると二人で一斉に相手を見て『左さんも良いですよね』「翔太郎もそれで良いかい?」という声が揃って)
8600:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-08 21:35:23
ちょ、お前……え、ぁ、はい
(依頼人の彼女に想いをぶつけられたのも完全に予想外なのと散々騒いだせいで周囲の客の注目を集めてしまってなかなか恥ずかしかったが直後相手が堂々と想いを叫ぶと一気に顔に熱が上がりそうになってしまった。止めたいところだが相手と彼女の間に激しい火花が散っていると割って入ることもできずに呆然と二人を見てしまう、対して女子高生二人は『さすが!』だとか『世界ときたか』などと相変わらず煽るように感心していた。煽る人間に対抗する二人が揃えばもう誰にも止められないようで彼女が勝負を仕掛けると思わずそちらの方を見る、直後相手が勝負を受けることを宣言すると今度は相手の方を見た。あれよあれよと勝負が決まってしまったが惚れさせた方が勝ちというのならもう結果は出てしまっている、それを伝えるべきかと思った矢先に二人が同時にこちらへ向いて同時に同意を迫られると勢いに負けて肯定の返事をするしかなかった。ただただ振り回されるだけの状態に呆然としていたがその様子を見ていた女子高生二人がニヤリと笑みを浮かべる、そして『いいじゃん、どっちが【彼女】に相応しいか私達が見届け人してあげる』『翔ちゃん鈍感だからちゃんと解説してあげないとだしね』と勝負に立ち会うだなんて言い出して「余計なことすんな!」と叫ぶしかなかった。勝負だと大体的なことになりさらには立会人などいれば益々二人はヒートアップしてしまう、無理やりこの場を解散させようとしたが虚しくもその前に店員が三人分の飲み物とケーキを運んできて逃げ場を失ってしまい)
8601:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-08 22:16:53
…綺麗な青色だ。…まずは溶けてしまう前に一口食べよう
(彼女に特別なポジションを取られてしまうと思えば冷静な判断が出来なくなって煽られるまま彼女の勝負に乗ることになった。ここでいかに自分が相手の事が大切で一番であることを知らしめたくて思わず息を揃えて相手に同意を迫ることになった。相手から肯定が得られるとまた彼女の方を見てバチバチと火花を散らす。騒がしい二人と相手を他所にまずは何を仕掛けるかと悩んでいれば店員がやってきて飲み物とケーキが運ばれてくる。それぞれの前に並んだ所で『じゃあ喫茶店デートってことでスタート!』とエリザベスが楽しそうに仕切り始めた。早速彼女は相手の方を向くと『見てください、左さん。ここのいちごタルト、大きな苺が沢山乗ってるんです。一緒に食べましょう!』と目の前のお揃いのケーキを見ながら嬉しそうに告げる。一方自分の目の前には別のフルーツタルトと青空のようなグラデーションのクリームソーダがあって勝負でありながら目を密かにキラキラさせながら観察する。二人のことは気になるがまずは目の前のこれを味わいたいと言う好奇心の方が勝るとスプーンでソーダとアイスをすくって口に運ぶ。ひんやりした濃厚なアイスとソーダのしゅわしゅわ感に表情を綻ばせていると『同じ物を食べようとする彼女とまずは自分の元に来た物を味わう彼女って感じだね』とクイーンの解説が挟まって)
8602:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-08 22:58:11
あぁ、苺がぎっしり乗ってて美味そうだ。……
(あえなく始まってしまったデート勝負に未だついていけてないのだが左右の二人はバチバチに火花を散らしているし女子高生二人は楽しそうにこちらを見ているし、なんなら周囲の人も面白いものが見れそうだと何となく視線がこちらに向いていて逃げ場などどこにも無い。そうこうしているうちに三人の前に飲み物とケーキが並び早速彼女がこちらへと声を掛けてくる、依頼人だと思っていた彼女がこちらに明確に好意があるとなれば多少どぎまぎしてしまいそうだが心は既に決まっているのだ。下手にここでデレデレすれば相手を怒らせるだけでなく立会人の二人にも延々と怒られそうだ。だが食べ物に罪はなくツヤツヤに輝く苺が並んだタルトはなかなか美味そうで早速食べようかとも思ったがあれだけ対抗心を燃やしていた相手の方から呟きが聞こえてくればそちらを見る、そこには目を輝かせながら美味しそうにクリームソーダを頬張る相手がいた。あれだけ彼女にタンカを切っていたのに大好物を目の前に我慢できなかったらしい、思わず呆れと愛しさが入り交じった笑みを浮かべれば『おっと、どうやら自由奔放な彼女が有利のようです!』とエリザベスから解説が入って「解説すんな!」とすかさずツッコんでおいた。だが劣勢となった彼女が黙っているはずもなく腕をつつかれる感覚に今度は彼女の方を見る。すると振り向いたその先に何かがあってそのまま口の中に入れられる、当然中に入ってきたのは苺のタルトだ。図らずもタルトを口に運ばれてしまったわけだが彼女は『ふふ、びっくりしました?』と楽しげに笑っていて不覚にも心臓が鼓動を強く打ってしまうと誤魔化すように何度も頷いていて)
8603:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-08 23:21:42
…、……翔太郎、私もそのいちごタルト気になる
(勝負ではあるがいざ目の前にやってきたクリームソーダの見た目に目を奪われてしまうと溶けてしまうと勿体ないからと理由をつけてアイス部分を口に運ぶ。一番美味しいちょうど境界のところの味に柔らかく笑みを浮かべて更にソーダ部分もグラデーションを崩さないように飲んでいたが流石に気になって相手の様子を見る。すると彼女が相手を振り向かせたかと思えばタルトを差し出していて目を見開く。彼女が楽しそうに笑って相手も照れたような、満更でもないような反応をしているのを見るとぎゅっと胸が掴まれたような苦しさに襲われた。ムスッとして拗ねたくもなってしまうが見ているだけでは負けてしまうかもしれないのだ。今度はこちらが相手の腕を軽く掴んで軽く引っ張りながら少し不満気な声で相手の名前を呼ぶ。こちらを向いた相手を二人からのアドバイス通り少し上目遣いで見つめるとお皿に乗ったいちごのタルトを指差した。そして「味見したいな」と控えめに要望を伝えると期待するように見つめながら口を開いて待ち)
8604:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 07:51:11
ん?…ッ、……おぅ……美味いか?
(不意打ちを食らってしまい何とか苺タルトを飲み込んだ矢先今度は相手側から不満気な声で呼ばれて腕を掴まれる、放っておきすぎたかと直ぐに相手の方を見ればそこには上目遣いでこちらを見つめる相手がいて心臓が先程の数倍は強く跳ねた。いつもより可愛らしさに磨きがかかった服装と化粧で求められるように見つめられると敢えてこの仕草をしているとしても直ぐにでも願いを叶えたくなる。それなのに発する言葉は控えめで、でもこちらに向けて口を開けて急かす姿は愛おしくて別の欲求さえ湧き上がりそうだ。だがここは屋外どころか人前であげく女子高生二人の目の前だ。期待の目でこちらを見つめる二人の視線を痛々しいほど浴びながら顔の熱を必死に引っ込め短く返事をするのがやっとだった。堅苦しい動きで自分のタルトをひとかけ取ると開きっぱなしの相手の口の中に入れる、ぶっきらぼうな声になってしまったが鼓動が相手に聞こえてしまうのではないかと思うほど心臓は暴れていた。それを実況席から眺めていた立会人は『キャー!』『可愛いオネダリに翔ちゃんはタジタジ!これは効いているようです!』と実況されてますます恥ずかしい。体を固めていると今度は彼女が服の裾を引っ張ってきて咄嗟にそちらをみる、先程から振り回されっぱなしで気が気では無い。だが彼女は先程の不意打ちが嘘のようにただ微笑むと『ここの水出しコーヒーもタルトにあってとっても美味しいですよ?飲んでみてください』と勧められて口を付ける、先程から息つく暇も無かったがホッと一息をついて「美味いですね」と思わず自然な笑みを浮かべながら返事をした。直後『これは!あえて翔ちゃんを一息つかせるための引き算の攻め!』『上手い!そして意外とあざとい!』と高らかな実況が入って楽しげな二人を恨めしそうに睨んでいて)
8605:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-09 11:06:16
……ん、君がくれたから特別美味しい。………クイーンとエリザベスも食べるかい?
(相手の腕を掴んで味見をお願いすればその顔が仄かに赤くなったのが分かった。意識してくれていることに心は弾みつつじっと見つめていれば堅苦しい動きでタルトが運ばれてくる。フォークの先を口にすればイチゴのみずみずしさとタルトのバターの風味と硬さがマッチしていてとても美味しいがそれ以上に相手がくれたのが嬉しくて無邪気な笑みを見せながら感想を告げた。女子高校二人の実況に照れくささはあるものの充実感を覚えていたがまた彼女が相手の服の裾を引っ張るとすぐにそちらを向いてしまった。このままではきっとお互いに振り向かせての繰り返しで勝負がつかない。何か決定的なことをしなくてはと考えながら自分のフルーツケーキを口にする。柔らかな生地と甘さ控えめで舌触りの良いクリーム、そしてイチゴだけでなく他のフルーツも一緒に味わえる贅沢な味で彼女がお勧めしたのも頷ける美味しさだ。いつものようにこの美味しさを相手とも共有したくなって相手の方を見るがそこにはコーヒーを勧められて自然な笑みを浮かべる姿があってまた胸がざわついた。勝負とはいえチヤホヤされ過ぎじゃないかと文句が口に出掛けて表情を硬くして居れば実況していた二人と目が合った。二人への感謝の気持ちとちょっとした拗ねた気持ちから相手ではなく二人を誘えば一瞬目を瞬かせたもののすぐに意図を理解してくれて『食べる食べる!』とエリザベスを筆頭にこちらにやってきた。フォークを持ってこようとするエリザベスに「このままで良いよ」と自分のフォークで一口分取って差し出しそのまま食べさせて)
8606:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 12:33:09
あー、いや……、…だめだ
(ガチガチのまま相手にタルトを差し出せば無邪気な礼を言われてしまって心音はさらに加速していく、そんな中で一息つくよう促す彼女の提案は有難くて落ち着きを取り戻す。少し冷静になれたところで相手は何故か女子高生を呼んでいる、あの二人がこっそりフルーツケーキをねだったのだろうか。彼女はこれを好機とみたのか視線が逃げて行かないようにこちらのシャツの裾を持ったまま彼女が使っていたフォークでタルトをひとかけすくい上げ『はい、どうぞ』と差し出してくる。流石に間接キスはマズイだろうと目線を泳がせたところでようやく隣の様子が目に入る。そこには自分のフォークでエリザベスにケーキを食べさせようとする相手の姿があった。途端に全身が冷える感覚がする、相手が使ったフォークに他の誰かが口を付けるなんて許されるはずがない。思考が回る前に体が動いていて素早く相手の手首を掴んで止めて低い声を出してしまう。その瞬間にこのテーブルを囲っていた人間とついでに周囲にいた客がシンと黙ってしまって刹那の間沈黙が流れた。直後自分が何をしたか理解するとまた動けなくなってしまいそうだがこれだけは他人に譲れない。掴んだ腕をこちらに引き寄せるとフォークの先に乗っていたケーキを食べてしまった。それを傍で見ていた女子高生二人はゆっくりとニヤついた笑みを浮かべて『二人にケーキを差し出されて』『翔ちゃんがひとつを選んだってことは…?』と続きを促される、というか煽られる。この場で一番楽しんでいるのは間違いなく二人だろうと文句を言いたいのを抑えつつ相手に体ごと向き直る。周囲の視線が集まる中なのはこの上なく恥ずかしいが、気合いを入れるように息を吐いた後「どうやら俺は……お前に惚れてるみてぇだ」と後も先も変わらない結論を伝えて)
8607:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-09 13:49:48
…翔太郎?…、…僕も君のことが好きだよ、翔太郎の恋人は僕が良い。
(相手のことは彼女が完全に捕まえていてなかなかつけ入る隙がない。それに自然な笑みを向ける相手にちょっぴり当て付けの意味も込めて二人を呼ぶと一口大にケーキを切り分けてエリザベスに差し出した。二人にならばこれくらい構わないだろうと喜ぶ顔を見ていたがふと気配がしたかと思えば手首を掴まれて動きが制される。低い声が聞こえてそちらを見れば彼女の元に居たはずの相手が居て思わず目を瞬かせた。相手の奥には呆然とした彼女がいて周りも含めその場に沈黙が流れたが掴んだ手が引かれるとフォークの先のケーキは相手の口の中に消えていった。本当にしたかったことが目の前で実現して、喜びや他の人の前でされた動揺などで固まっているとケーキを食べるはずだった二人がにやにやと相手を煽る。相手がこちらを向いて覚悟を決めるように息を吐いた後、この勝負の結論を告げられて瞳が揺れた。それはずっと欲しかった結果で真っ直ぐな視線を向け安心したような素の笑顔を見せると思ったままの言葉を返した。すると女子高校二人が『おー』だの『ちゃんと言えるじゃん』だのはやし立て周囲からも小さな拍手が聞こえてくれば急に羞恥が襲ってきて薄ら顔を赤くする。一方依頼人の彼女はその光景を見て悔しそうにしながらも『負けちゃいましたね』と呟き何とか笑顔を作ろうとしていて)
8608:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 17:39:52
ッ、…おぅ……
(ずっとどっちつかずの態度をとってしまったが過程がどうであろうと出てくる答えはいつも同じで変わることはない、明確に相手を選んだ以上この勝負を長引かせる必要もないだろう。相手に向かって変わることのない想いを伝えれば相手が素の笑顔を見せる、どんなに着飾っても変わらないこちらの好きな表情につられるようにして口元を緩ませた。すると相手からはもっと直接的な言葉が告げられて結局は固まってしまう、女子高生二人どころか一般客までいる状況でこんなストレートなことを言われるとは思わなくて短く返事をするのがやっとだった。そういう相手も頬を赤くしていていつもより数倍増しで可愛らしい仕草はやはり心身を満たすのに猛毒だ。周囲の人々に祝福される中彼女が寂しげに呟いていて今度は彼女の方へと向き直る、彼女がこちらを想ってくれていたのは十分すぎるほど伝わってきたのだから今からでも誠実に対応しなければ。泣き出しそうな目を真っ直ぐ見つめると「あなたの気持ちに気づけなくてすみませんでした。それに、俺達もともと付き合ってたんです。だから気持ちには応えられなかったんです。言うのが遅くなってしまってすみません」と頭を下げた。それを聞けば彼女は瞳に薄らと膜を張るがぐっと堪えるように口を固く結んで『左さんとあなたは口にしなくても通じあってるなって思ってたんですけど、そういう事だったんですね。やっと分かりました』と無理やり明るい声を出す。そして椅子から立ち上がって相手の元にいくと『好きになっただけの私が言うのも変ですけど、左さんのことよろしくお願いします』と握手のため手を差し出して)
8609:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-09 18:24:19
…ああ、もちろん。僕の方も色々キツイこと言ってごめん。君にもきっと縁があるよ。
(想いを伝え合ってお互い顔が薄ら赤くなった。だが向こうから彼女の寂しげな声が聞こえて相手が振り向く。相手との想いを確認するという事は彼女は選ばないと告げることだ。相手が彼女と向き合い真摯に言葉を伝えるとその瞳は涙で潤み始める。だが気丈に明るい声を出して応じるとこちらにやってきて握手を求めるように手が差し出される。自らも手を伸ばして軽く手を重ねると強く頷いてさっきまでの態度を謝罪した。優しく微笑むと彼女は改めて相手の元に行き『これ、依頼料と今日のお代です。本当にありがとうございました。左さんに会えて良かったです!』と可愛らしい封筒を差し出しながらまた一礼するとカバンを取って涙を隠すように去っていった。好きな人と想いを通じ会えなかった悲しみは想像に余りあるがそれでも相手を渡す訳には行かなくて引き留めるように腕を掴むと「選んでくれて嬉しかった」と告げて)
8610:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 19:37:41
…、……心配しなくても答えは変わらねぇよ
(こちらが頭を下げたあと彼女は涙を堪えて返事をしてこちらが何かを言う前に立ち上がると相手に握手を求める、成り行きとはいえバトルにまで発展したが和解出来て何よりだ。そして可愛らしい封筒に入った依頼料が渡される、これも考えて選んだものなのだろうかと思えば少々胸が傷んでついに涙が溢れそうになったところで駆け出していく彼女に思わず立ち上がりそうになってしまう。だがその前に相手に腕を掴まれ動きを止める、自分は変わらず相手を選んだ以上彼女を追いかけたってさらに傷つけることになるだけだ。それに今は何よりも大切な人に変わらず大切だと伝える事の方が大事だろう。相手の方に再び向き直るとこちらの想いを伝える、相変わらず人前でストレートな言葉は気恥ずかしくて濁した言い方をした。だがその言葉もしっかりと周囲の人、というより女子高生二人に聞かれていると『遠回りしすぎでしょ』だとか『ってか翔ちゃん鈍感すぎ』だとか散々なことを言われてしまった。しかしこんな騒動になってしまったのはもちろん鈍感だったこちらも悪いが散々外野から煽った二人もそれなりに悪いはずで「ってかお前ら!こいつにいらねぇこと吹き込んだり立会人になるとか好き勝手やりやがって!お前らだけ楽しんでんじゃねぇか!」と叫ぶも二人はまるで意に介せず『はいはい』『残りのタルト貰おー』と全く相手にされなくて深々とため息をついた。その流れで相手の方をみれば「二人からみっちり指導受けたみたいだな」と勘弁してくれと言わんばかりに息を吐いて)
8611:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-09 20:21:48
…うん。…そうだね、君を夢中にさせたいと言ったら大人びたお嬢さんの中に素の一面を覗かせる格好をしたらイチコロだって教えてくれたし。
(彼女を追いかけそうになる相手を掴んで制すると止まってこちらを向く。心配が表に出てたのか改めて想いを伝えられると足りなかった部分が埋まる心地がして自然と笑みが浮かんだ。そんな二人の様子を間近で見た女子高生二人は早速相手にからかい茶化し始めてそれに対してまた相手が叫ぶのをくすくす笑いながら見ていた。良い物が見れて二人は満足したのかスイーツタイムを始めていて溜息をついた相手がこちらを向いた。やれやれといった態度の相手に楽しそうな口調で肯定すると軽く手を開いて着ている服を見せながらコンセプトを説明する。相手の色を纏いながら上品なテイストの中に甘さと隙、そして元の自分らしさを見え隠れさせるのが狙い撃ちするコツらしい。その効果は抜群のようだったがせっかくならその反応を見たくてぐいっと顔を近付けると「…ねえ、この格好可愛い?」とまた上目遣いに問いかけて)
8612:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 20:51:28
ぐ、……あいつら余計なこと吹き込みやがって……へッ?ぁ?………
(女子高生二人はどちらが彼女に相応しいかバトルが決着しすっかり興味がタルトの方へ移っている、食べさせられはしたがこちらの分のタルトはまだ口をつけていなくてなんだかんだ世話になった分のお返しとして彼女の分に加え自分の分のタルトも渡しておいた。そろそろ種明かしをしてもらおうと相手に話しかければ楽しそうにこちらへ服を見せてくる。女子高生二人がアドバイスしたというこちらのツボは見事に的を得ていてまたもぐうの音も出ない、彼女に少なからず心が動いたのも大人な雰囲気を纏っていたからだが相手はそこにこちらの色を加えいつも通りに振舞っていたのだからノックダウンさせられるのも必然というものだ。更にため息をつきながら改めて相手の服を観察していれば不意に相手が近づいてくる、強制的に目を奪われたその隙にいつもより格段に可愛らしい格好でわざとだと分かっていても懇願するような上目遣いで見つめられながら問いかけられてしまえば心音は早くなるを通り越して止まってしまいそうで息を飲むと同時に一気に顔が真っ赤になった。返事をする前にオーバーヒートを起こしてしまえば鳴き声に近い音を発して思いっきり動揺する、暫く口をパクパクと動かしたがぐっと固く結んで形を取り戻したあと「…かわいい」となんとかボソリと呟いて)
8613:
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ID:415c83bff 2025-05-09 21:34:55
…ふふ、ならば作戦大成功だ。
(どうやらターゲッティングは成功していたようでこちらの提示したコンセプトに相手は言葉を詰まらせた。悔しそうに呟く相手が見れただけでもこの二日間三人で作戦を立てて実行した甲斐が有るというものだ。まさか現地にまで観戦しに来るとは思わなかったけど。相手が隣にいることを確かめられた安心と相手が意識してくれるのが嬉しくて一気に距離を詰めて甘く問いかけてみればその動きは止まって息を飲んだような仕草をしたかと思えば苺のように顔が真っ赤になってしまった。さらに言葉になっていない鳴き声のようなものすら聞こえてくれば思わず噴き出してしまってニヤけた口元を軽く隠しながら見つめ続ける。ここまで動揺した相手を見られるのは久しぶりで暫くその様を見ていたが遂に可愛いというワードを引き出すことが出来れば満足そうな表情で成功を告げてゆっくりと離れた。相手を魅了出来たことにすっかり心は満たされたがふとテーブルを見れば自分の頼んだクリームソーダのアイスがこの間に大分溶けてしまっている。いちごタルトはクイーンとエリザベスが食べているとなればやることは1つで近くを通った店員に「すみません、ストローもう1本貰えませんか」と頼む。直ぐに用意してくれた店員にお礼を言い自分の分の反対側に差し込むと「溶けたら勿体ないから君も飲むのを手伝いたまえ」と促しながら自分の分のストローに口をつけて)
8614:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-09 22:18:29
はァっ?!ンなもんやるわけ、
(惚れた弱みを持っている相手といつも何かと先を読まれる女子高生情報屋が組んでしまえばこちらが対抗できるはずもない、簡単にノックアウトさせられてしまえば何とか返事をするもののそれを見て相手は楽しそうに笑いながら満足気な顔をするのだからそこから目を離せるはずもない。相手は満足したのかゆっくり離れていって、そこに少々寂しさは募るものの深呼吸をして無理やり平常心を取り戻していた。さらに落ち着こうとアイスコーヒーを飲む、大騒ぎしたせいで氷がそこそこ溶けてしまってコーヒーは薄くなってしまった。本来の美味しさから遠のいてしまいまたため息が出そうになったところで相手は何やら店員にストローを頼んでいる、新たなストローがクリームソーダに増えたかと思えば一緒に飲むように言われてまた変な声で叫んでしまった。この店では恋人同士だと堂々と宣言してはいるがひとつのソーダを二人で一緒に飲むだなんてカップルだと見せつけているようなものだ。即座に断ろうとするがすかさず『あれー?翔ちゃんそんなことしていいの?』『今回散々迷惑かけたんだから可愛い恋人のお願いくらい聞いてあげたほうがいいんじゃない?』と情報屋の二人から横槍が入って正論を掲げられればやはり反論の余地はなかった。溜まった感情を吐き出すように息をつくと「分かったよ、」とぶっきらぼうに言う、だがこのままいいようにされっぱなしなのは気に食わない。一緒にクリームソーダを飲むためという名目で椅子を軽く持ち上げて二人の距離を縮める、そのまま顔を近づけストローに口をつけるが同時にテーブルの下で相手の手を取り、そのまま指を絡めて逃がさないようにギュッと握った。散々見せつけておいてこっそりとするのも今更だが他人に見せたくないのは事実でクリームソーダを飲みながら繋がった手をスリと親指の腹で軽く撫でて)
8615:
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ID:415c83bff 2025-05-10 08:51:43
やった、じゃあ君はこっちだ。…!……君も満更でもないじゃないか、
(また一つアイデアが浮かんで店員にストローを頼んでいる間相手の方を見ればアイスコーヒーを飲んでいるようだ。だが氷が溶けてしまっては本来の美味しさを楽しめないはずで2本目のストローを差して相手を誘うと反対の声が上がった。だがすかさず二人からの援護が入りこちらからも「この格好なら構わないだろう?」と追撃すれば観念したように了承がされてつい口角があがった。無邪気に声を弾ませてストローの振り分けをしていると相手が椅子を持って近付いてくる。二人でストローを咥えるとその距離はかなり近くなって正にカップルといった状態だ。だが不意にテーブルの下で手を取られると一瞬体を固めて相手の方を見る、さらに指同士を絡めるように繋がると秘め事をしている感は強まって視線が揺れ動く。相手がソーダ部分を飲んでいるのを見れば自分もとりあえず飲み始めてみるも軽く撫でられるような動作がされるとまた小さく体を反応させてしまう。顔が赤くなって行きそうなのを感じながら相手にだけ聞こえる声で文句を付けては繋いだ手を握り返した。対抗するような形で軽く強弱を付けながら握っていたがアイスが解けた部分を集中して飲むとまた淡い青色の本体が現れてそれを見ながら「この前見たネモフィラみたいな色だね」と告げて)
8616:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-10 09:43:48
今なら構わねぇんだろ?……なら、このまま溶けてなくなっちまわねぇようにしっかり握っといて貰わねぇとな
(女子高生達にも煽られ相手とひとつのグラスから二つのストローでクリームソーダを飲むことになると表向きにはソーダを一緒に飲んで裏ではこっそり相手と手を繋ぐ。今日は散々振り回されてこちらから仕掛けてくると思っていなかったのか相手はこちらを見て直後その視線が動揺で揺らげばつい口元を緩めてしまった。この特別な格好でまだ見れていなかった表情を視界に収めさらに追撃するように指で撫でれば相手は小さく反応を示して胸は大いに擽られてしまう。ここが店内ではなく二人きりだったら迷いなくもっと相手に近づいたことだろう。こちらに小さく文句を言う相手に今度はこちらが楽しげな笑みを浮かべてまたソーダを飲んでいた。溶けたアイスが少なくなってくるとグラスの中は淡い青色に染まる、その色には覚えがあって相手から花の名前を出される。ちらりと女子高生二人をみればどうやらタルトやら自分達やらを撮影するのに夢中でこちらに視線は向いていない、その隙を狙うように相手に体を寄せた。軽く凭れかかるくらいになるまで密着すると互いの腕さえピタリとくっ付けて、しかし敢えて繋いだては力を緩めていく、そしてあの時のことを思い出させるように相手にだけ聞こえる声で耳元で囁いて)
8617:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-10 10:46:45
…っ、離さないよ。それにこの場所は僕だけのものだから誰にも譲らない
(さっきまで思いっきり動揺していたのに吹っ切れたのかテーブルの下で手が繋がれる。撫でられた手に反応してしまえば相手は楽しげな笑みを浮かべて早速立場が逆転しかけている事に少々不満げな態度を見せていた。溶けたアイス部分を飲むと淡い青色はネモフィラ、まだ残っているアイスは空に浮かぶ雲のようにも見えて思ったことを口にすると相手もグラスを覗き込む。そうすると何故か相手が更に近付いてきて腕がピタリとくっつく、だが絡まっていた手は解かれかけて耳元であの時の約束が囁かれるとぴくりと肩を跳ねさせてから離さないようにぎゅっと力強くその手を捕まえて握りしめる。至近距離で相手を見つめながらずっと燻っていた苛立ちや嫉妬は独占欲という形に変換されて静かな決意として言葉を紡いだ。そしてまた微笑むともう片方の手で髪を耳に掛ける仕草をしながら「今日は君の彼女だからね」と悪戯っぽく告げて)
8618:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-10 12:28:24
心配すんな、俺の右隣には誰にも座らせねぇよ。…、…違いねぇ
(あのネモフィラ畑を思わせるクリームソーダを前に溶けていくよう錯覚させるため繋がった手を離そうとすると相手が強くこちらの手を掴んでそれだけで薄暗い部分ごと満たされてしまう。至近距離で見つめる相手の瞳には強い決意という名の独占欲が滲んでいて我慢出来ずに口角をあげてしまった。誰かが手をこまねいたとしても自分の右隣に座らせるのはたったひとりしかいない。相手がそこを誰にも譲らないようにこちらも誰にも明け渡さないし、相手の左隣を誰かに譲る気もない。そうやって顔を付き合わせていたが不意に相手の表情は柔らかな笑みに変わってその変化だけでも目を奪われてしまう、髪を耳にかける姿さえ今日は数倍増しに輝いていて見えて悪戯っぽい笑みを向けられると心臓の高鳴りと共に破顔してしまった。やはり今日の相手の破壊力は桁違いのようだ。そうやって見つめあっていると少し離れたところでパシャリと嫌な音が聞こえて素早くそちらを向く、そこにはカメラのレンズを向けるクイーンがいて隣でエリザベスが『お店の中なのに近すぎ!あーいいなー私も彼氏とラブラブしたいー!』と我儘を叫びクイーンは『この写真あとで送っとくね』と相手に話しかけていて慌てて相手から椅子ごと離れて通常の距離に戻れば「バカ!消せ!!」と二人に向かって叫んでいて)
8619:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-10 15:53:56
ああ、撮ったやつは全部送ってくれ。
(仄暗い独占欲を込めて相手の特別な席は自分のモノであると告げると相手の口角が上がる。これだけはお互いに決して譲れない事でそれを主張する為に今日の格好をしたのだ。見せ付けるように耳に髪を掛けると更に視線が集まるのを感じてこちらの口元も緩んだ。そうして二人だけの世界に入り込んでいると少し遠くからシャッター音がした。そちらを向くとクイーンがカメラをこちらに向けていてエリザベスが羨ましがっていた。今の写真を送ってくれると聞けば有難く全部欲しいと答えるも相手は距離を取って騒いでいてカオスな状況だった。相手の叫び声も気にもせずタルトも食べ終わったのもあって『じゃあ私たちはお邪魔にならない内に帰ろうかな』とクイーンが告げる。ご機嫌な二人は『フィリップ君、今度服を返す時に今日の感想聞くから』『ごゆっくりー』とだけ言い残して喫茶店を出て行った。きっと一番この場を楽しんでいただろう二人が嵐のように居なくなれば視線を相手の元に戻して何かを期待するように「二人きりだね?」と囁いて)
8620:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-10 17:29:26
おい!ったく……っ…そうだな、
(女子高生二人の隙を狙って相手に近づいたつもりだったが夢中になりすぎてすっかりその動向に気を配るのを忘れていた。至近距離で見つめ合うところを見られたどころか写真にまで収められてしまえば消すよう叫ぶが相手がちゃっかり写真を要求していればツッコミを入れるしかなかった。こちらのことを一切気にせず二人は自分達のペースでタルトを食べ終えてそのまま席を立つ、こちらは軽く手を振るだけで挨拶を済ませるが後日それとなく礼は伝えなければならなさそうだ。ようやく嵐が過ぎされば相手がこちらを向いて期待の言葉と目を向ける。近場でこちらの様子を伺う二人はもうおらず周囲の客も各々のことに集中していてもう注目は外れている。そして今相手は相手の格好をしていなくてあくまでも【彼女】なのだ。それならばいつものルールから少し逸脱したっていいはずだろう。再び椅子を寄せるとテーブルの下でそっと相手の手をとって指を絡めて繋ぐ、改めて口にするのは恥ずかしいのだが相手から貰った分を相手にも返したい。真っ直ぐとその目を見つめると「俺もお前の事が好きだ。これまでも、これからも、俺の恋人はお前だけだ」と口に出来ていなかったストレートな言葉を伝えて)
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