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相乗りで何処までも 【 〆 】/7832


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自分のトピックを作る
7781: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-30 21:32:50


ん…?あぁ、タイミング悪かったな。でも朗報だぜ、アキコの爆弾解除できそうだ
(倉庫を出ていこうとしたその瞬間に倉庫内に金属音が鳴り響いて咄嗟に振り返る、直後誰かが走り去る足音が聞こえれば思わず足を止めた。この倉庫内に何者かが潜んでいたようだ、さっき突然荷物が崩れたのも林檎の爆弾が転がり出てきたのも偶然ではなくこちらを狙った行為だったのかもしれない。すなわち先程までデ.ザ,ス.タ,ーが近くにいてこちらを狙っていた可能性があるということだ。こちらが街の人を、その中でもより大切なアキコの命を救おうと奔走している最中に妨害してくるなんて。人の命より自分の勝利を優先する行為にまた怒りを覚えるも今はアキコを助けるのが先だと気持ちを切り替えて事務所へ走り出すと相手と電話が繋がる。走りながらアキコの無事が確保できそうだと相手に伝えれば「また情報が入ったら連絡する」と告げて電話を切る。やがて事務所にたどり着くと扉を開いてアキコのもとへ駆け寄る、パイナップルは人の背程の大きさになっていて『翔太郎くぅぅん』とまた所長は情けない声を出していた。しかし今度は「待ってろ、今助けてやる」と自信を宿した笑みを浮かべればニッパーで緑の蔓を迷いなく切る、切断の瞬間アキコは散々騒いでいたが蔓がボロボロに崩れ去りパイナップルが萎んでいけば二人して安堵の息を吐いてへたりこんだ。その瞬間に派手なファンファーレと共に【Secret Mission Clear 時限爆弾を3つ解除する】と文字が宙に浮かんで大量の得点が入った。一件意味が無いと見せかけて一気に点が入るのは何ともゲームらしい。だが全ての爆弾を解除すればきっとアナウンスがあるはず、連絡があるまではこの街を走り回るしかない。困惑したままの所長に「いいか!絶対に事務所から出んなよ!」と言いつけて文句を背中に浴びながらも再び事務所を後にした。そのタイミングでまた通知音が鳴る、相手は祢音だ。電話に出れば『良かった繋がったーフィリップに繋がらないからどうしようかと思った。フィリップから聞いて警察署の周り調べたら縛られてる人見つけたよ!』と告げられて一瞬動きを止める。そこは女子高生二人からの情報を受けて相手が担当していたはずの場所だ、何故相手ではなく祢音がそこを調べているのだろう。渦巻く疑問は疑念に膨らみそうになる、それを振り払うように頭を振って「分かった、俺もそっちに向かう」と移動し初めて)


7782: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-01-30 22:20:46

それは良かった…。こっちはジ.ャ,マ.トには遭遇するけど果物を持ってない個体ばかりなんだ。僕は他にも探してみるからアキちゃんのこと頼んだよ。
(相手の方からは走っているような足音と息遣いが聞こえてきてどうやら事務所に向かっているようだ。所長を助けられる安堵と先程から良い報告が出来ていない事に対してそれらしい嘘の理由を語ると所長の事は相手に任せて電話を切った。そのタイミングで宙に【Bonus Mission CLEAR】の文字が浮かんで十分な量の得点が入る。工作活動に奔走していた身としては上位に食い込むために有難い得点だ。更に何処からともかくミッションボックスが出現して箱を開けてみると黒いベース色に赤色が映えた大型バックルが入っていた。これで更に場を荒らせということなのだろう。相変わらず悪趣味なサポートに眉を顰めているとまた端末に着信が入る。だが発信主に祢音の文字を表示されていれば敢えてそれを取らずに懐に仕舞った。ドライバーの反対側にブ.ー.ス.タ.ーバ,ッ.クルをはめ下半身に装備すると直感的にその仕様を理解する事が出来て専用機能らしいバイクを出現させる。空を見上げると日が沈みかけていてそろそろタイムリミットだろう。覚悟を決めるために長く息を吐き出すとエンジンをかけ、一度トラックに戻って一箱拝借すると揺らさないように後ろに括り付け、他にジ.ャ.マ.トや時限爆弾が無いのか確認する為街を1周させながらオーディエンスのいうクライマックスを迎えるために警察署の方向に向かって)

7783: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-30 22:49:10


ッ、ジンさん!無事か?クソ、もう時間がねぇ
(連絡を受けた場所にたどり着き祢音と合流すると拘束されている人の元へ案内される、そこにいたのはまたも見知った人物でまた声をあげながらジンさんに近づいた。ジンさんの隣で人の背以上に膨らんでいるのはマンゴーで表示されている時間は少ない。だがマンゴーを持ったジ.ャ,マ.トはまだ見かけていなくて黄色と青、どちらが正解の蔓かは分からなかった。タイムリミットまでにどうにか正解を見つけ出さなければならない、祢音も協力してくれるようで手分けをして探すことになって先に祢音がその場から離れていく。ジンさんの傍にしゃがむ、まだ青かった頃から何度世話になったか分からない恩人を死なせる訳にはいかなくて「絶対に助けるから待っててくれ」と声をかけるとある程度場馴れしてるいのか冷静に『頼んだぞ翔太郎。さっきフィリップも解除の方法を探しに行ったから、二人で俺を助けてくれよ』と励まされて、その言葉に妙に安心した。この場に相手がいないことを勘ぐってしまったがただジ.ャ,マ.トを探しに行っただけのようだ。ジンさんに向かって強く頷くとその場を離れて走り出す。とはいえ手がかりは一切なく虱潰しに街を駆け回るしかできない、情報屋全員に改めて連絡をとってみるがマンゴーはまだ見かけていないようだ。焦る気持ちをなんとか抑えながらがむしゃらに走ってターゲットを探していて)


7784: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-01-31 00:17:14

…やるしかないか、
(ざっと街の中を走ったが他に時限爆弾らしきものは無かった。情報屋などの手を借りても見つからず騒ぎになっていないという事はアレが最後の一個なはずだ。そろそろ時間は少なく警察署の方に向けバイクを走らせていると見覚えのある後ろ姿があって敢えて何も言わずにその横を通り過ぎる。相手の観察眼ならば背後に詰んだ箱のフルーツの絵に気付くはずだろう。相手を呼び寄せるネタを仕掛けそのまま走り去る、警察署に辿り着いてちらりと刃.野.刑事の方を見ればマンゴーは今にも爆発しそうなほど膨らんでいる。今すぐにでも解除したい、しなければならないと思う気持ちを押さえ込んで変身を解除すると前方から祢音がやってくる。さっき得点を見た時彼女は4位で割かし大きな差が無かった。何かの拍子にシークレットミッションをクリアされたりすれば一気に逆転される可能性だってある。その動きを封じる為とゲームの盛り上がりの為にもここは動くべきだろう。彼女もこちらに気付くと『もー、さっき連絡したんだよ。それよりもあれ、今にも爆発しそうで、マンゴーの爆弾みたいなんだけど運んでたジ.ャ.マ.ト見なかった?』と問われる。それに対して「見ていないけど気になるものを見つけたんだ」と返答しながらバイクの後ろにあった箱を手に取る。彼女の顔から真摯な心配から読み取れるとそれを傷付けることに胸は痛むが唇を一瞬噛み締め心の中で謝罪しながら箱の中身のミカン達をいきなり彼女の上空にぶち撒ける。一瞬困惑した様子だったが果物が爆弾だと思い出したのか彼女は直ぐに変身して装甲を纏う。だが避ける前に幾つかミカンが空から降ってくるのが先で空中で小規模な爆発が一気に起こると彼女にも幾つか当たって爆破の衝撃で地面を転がる。勢い良く壁に衝突して凄い音が響き、あの様子では若干意識がクラクラしているかもしれない。背後から見れば彼女がダメージを受けたまま地面に転がっていてその周辺には爆発したミカンの中身や皮が飛び散り、それを眺める相棒という光景が広がっていて)

7785: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-31 07:50:30


…、……フィリップ?
(マンゴーを持ったジ.ャ.マ,トはどこにもおらず情報も入ってこない、その理由が既に討伐済みだからだとは微塵も思わずただ街を奔走する。庭と称するこの街の地図を頭に浮かべながら順番に怪しい所を潰していくしかなかった。そうやって走っていると一台のバイクがこちらを追い抜いていった、変身後の姿だがあのシルエットは間違いなく相手でしかも後ろには例のダンボールを乗せている。相手は間違いなくこちらの姿を見たはずだ、しかし声もかけずにいってしまうなんていつもならば考えられない。それに、なぜ相手があの箱を持っているのだろうか、あの中にはフルーツ型の爆弾が入っているはずなのに。相手はジンさんの爆弾を解除するために走り回っていたはずなのに。次々と疑問は浮かんで頭の中をぐるぐると巡る、体は妙に緊張して相手を追いかけなければと理屈よりも先に体が動き出した。相手が何か知っていることを願ってバイクが駆け抜けた方へと走る、するとその途中で爆発音が聞こえて肝が冷えた。やがて人影が見えて駆け寄る、そこで視界に入ったのはボロボロになって倒れた祢音とそれを眺める相手の姿だった。一瞬思考が停止する、なぜ相手はあんな祢音を眺めているだけなのだろうか、祢音の周りには爆ぜたミカンが散乱していて爆弾を食らったのは明らかなのに。答えが出る前に二人の元にたどり着くと「祢音!大丈夫か?!」と倒れた彼女の方へと近づいて相手に背を向けしゃがみこみ状態を確認する。息はきちんとあるが壁にぶつかった衝撃で昏睡しているといったところか。大きく呼吸をする、この状況を説明できるのは相手だけで、しかしそこに踏み込むのに躊躇してしまう。その場で立ち上がるも相手に背を向けたまま「…何が起こったんだ?なんで、祢音が倒れててお前はそれを見てるだけなんだ?!」と徐々に感情を滲ませながら問いかけ)


7786: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-01-31 11:19:04

…彼女と合流して目的のジ.ャ.マ.トを探してたら怪しい段ボールを見つけたんだ。彼女が何かヒントがあるかもしれないと箱を開けたら中のミカンが一気に爆発してこの有様だ。まさかこんな罠が仕掛けてあるなんて、…気を失ったのなら残念だけどミッションには参加出来なくなってしまったね。
(今までの傾向からするに果物のサイズと爆発の規模は比例する。小さめのミカンくらいの大きさならさほど威力はなく複数を空中で起爆すれば傍から見ると大爆発が起きたように見えるだろう。だがそれでも彼女を攻撃したのは事実で自らやったことに強い罪悪感に襲われる。そうしていると狙い通り背後から走って来る足音と相手の声がしてこちらの横を通り過ぎては必死に彼女の状態を確認する。大丈夫だと思ってたとはいえ相手の様子を見る限り命に別状はないのだろう、そうして相手はその場で立ち上がるがこちらを振り返ることは無い。そしてだんだんと感情的になっていく口調で問われると今は持っていないお守りの代わりにジャケットの袖口を強く握って覚悟を決める。それからあまり感情が乗らないように抑揚の出ない口調で白々しい嘘の状況を説明していく。そして彼女の身を案ずるよりもう得点を得られなくなった事が重要かのように言葉を続けた。これで相手の怒りと疑惑を掻き立てることは出来ただろうが更にもう一押し望む展開に導く為に幾らか声を明るくすると「そんなことよりも刃.野.刑事の爆弾を解除する蔓は見つかったかい?」と今度はこちらから問いかけて)


7787: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-31 13:18:57


……そんなことより?目の前に倒れてる人がいんのに、お前はそんなことよりで済ませる気かッ!!
(相手の方を振り返らないまま静かにその言葉に耳を傾ける、しかし背後から聞こえてくる声は全く感情が乗っていない。後ろにいるのが本当に相棒なのか分からなくなる、祢音が動けなくなったことがまるで喜ばしい事のように言う相手に強く拳を握った。まるであの夜の、自分の快楽をただただ優先する悪魔に戻ってしまったようで自分の感情と頭が混乱するのを抑えるので必死だった。だが相手が目の前に祢音が倒れているというのにまるでそれを意に介せずに明るい声でジンさんのことを尋ねてくる。その瞬間に抑えるべき感情の糸はブツリと全て切れる。考えるよりも先に体が動き出せば声を張り上げ振り返り相手のもとに詰め寄ると胸倉を掴んだ。相手を睨みながら胸に渦巻くのは抑え込んできた様々な疑念、参加者が一人減って喜ぶような言葉、何故か割り当てられた持ち場を離れたこと、これまでに感じた言葉の違和感、そしてこの状況を踏まえればたどり着く答えはひとつしかない。今はその答え以外思考に入り込む余地は無い、胸ぐらを掴む手により力を入れながら強く相手を睨むと「…お前がデ,ザ,ス,タ,ーなのか?」と低い声で問いかけて)


7788: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-01-31 14:31:44

彼女は単にショックと軽く頭を打って気を失っているだけだ、それより命の危機に合っている人の方を考えるのは至極当然のことだろう? 僕達は目的の為に誰かを蹴落としてこのゲームを勝ち進まなければならないのだから。
(敢えて倒れた彼女を軽視するような言葉遣いをすれば思った通り食い付いてきて声を張り上げると共にこちらを振り向いた。分かり易く顔と瞳に怒りを宿して衝動的に胸倉を掴まれると不機嫌そうに眉を顰めながら相手に目を向ける。魅了されていた時とは違い自分に真摯に向き合っているからこその鋭い目付きに背けたくなるがゲームを掻き回す役としてじっとその目を見ながら淡々と効率と正確性を重視した説明を告げる。そしてこのゲームに参加している以上結果的でも積極的にでも勝ち残るために誰かを蹴落とす必要があることを説く。以前の自分のような言動をしていればより一層胸倉を掴む手に力が篭もり強く睨まれながら正体を問いかけられ一瞬僅かに瞳が揺れる。だが瞬きの合間にその揺れも隠してしまうと「…相棒を疑うのかい?」と答えは避けながら少し寂しげな顔をして見せて)

7789: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-31 18:00:17


だからって目の前で倒れてる仲間を見捨てて、っ……
(昨日までならばドライバーがなくたって相手と通じ合えていると思っていたのに今は相手の考えがまるで分からない。祢音は短い間だが共に共同生活を送った仲だ、順位を競うこのゲームにおいてライバルが少ない方が良いのはもちろん分かるがそれを歓迎なんて到底できやしない。だが相手は合理性や効率を説いてくる、自分達の目的がダ.ブ.ル.ド,ラ,イ,バ,ーを取り返しこの街の平和を守ることならば祢音だって蹴落とすべきライバルだ。しかしこの光景を当然だなんて受け入れることは出来なかった。相手への違和感と疑念は重なって胸倉を掴み睨んだまま裏切り者なのかと問いかける、するとその瞳は一瞬揺れて体が強ばった。直後相手の顔には寂しげな顔が浮かんで今度はこちらが瞳を揺らす、相手にこんな顔をさせたくなんてなかったのに。感情で乱れた頭では上手く思考が回らない、確かに今揃っているのは状況証拠ばかりで相手がデ.ザ,ス.タ,ーだとは確実には言いきれない。怒りに任せてあらぬ疑いをかけてしまったかもしれないと疑念は自分へと向かう、相手にあんな顔をされては余計に冷静ではいられなかった。掴んでいた手の力が抜けて滑り落ちるように拘束を解くと「…今はジンさんを助けるのが優先だ。お前も手伝ってくれるんだよな?」と確かめるような意味合いも込めて聞いて)


7790: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-01-31 19:22:13

……ああ、勿論。それと翔太郎、ジ.ャ.マ.トを探してる間にこのゲームの必勝法に気付いたんだ。このゲームで勝ち残るのは上位三人だろう?今の得点なら残るのは僕と翔太郎、そして恐らく英寿になるはずだ。だから僕と君が合わせて二票、英寿に入れたら確実に勝てるんだ。
(相手の問いかけに寂しげな表情を浮かべて見せればその瞳が戸惑うように揺れる。さっきまで感情のまま声を張り上げて怪しむ根拠も幾らでもあるのに、ここで躊躇してしまうのが相手の良い所であり、ゾクルが目を付ける弱点でもある。じっとその目を見ていれば次第に胸倉を掴む手から力が抜けていき拘束が解かれる。そしてこれからの行動について問われると徐に視線を逸らして空を見る、日は大分沈みかけていてタイムリミットまで残り僅かだ。あまり悠長なことをしていられないのだと確認しながら相手を見ると軽い笑みを浮かべそれに応える。だが早速動き出す前に今度はこちらが一歩踏み込んで相手に必勝法の話を始める。さっきみた得点では二人とも上位にくい込んできてよっぽどのことがない限りもうひっくり返ることは無いだろう。その上で投票の際二人で合わせて英寿に入れれば二人が残って確実に勝てるのだと意気揚々に見える態度で説明する。そのまま相手を見つめると「もちろん乗ってくれるだろう?翔太郎」とさらに呼びかけ)

7791: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-01-31 19:59:05


ッ!、…そうだな。確かに俺達がここで揃って英寿に投票すりゃ俺達のどっちかがデ,ザ,神だ。でも俺はこのデ.ザ.グ.ラに乗るべきじゃねぇってお前に言ったよな?俺がデ.ザ,ス.タ.ーだったらその提案に乗れねぇのは分かってたはずだ。でもお前はなんの迷いもなく英寿を落とすように俺に持ちかけてきたんだ、フィリップ。お前は俺がデ.ザ.ス,タ.ーだって疑いもしねぇ、それは…お前がデ.ザ,ス,タ.ーが誰か知ってるからだ。そんなやつ参加者の中では一人しかいねぇ
(膨らんだ疑念が相手の表情によって形を失っていく、相手を信じたい気持ちとこれまでの疑念とが天秤の上で揺れていた。結論を出すのを先延ばしにしてとにかくジンさんを救おうと持ちかけると相手はいつもの笑みで応えてそれで乱れた心が落ち着いてしまうのだからつくづく自分は相手なしには生きられないのだと痛感する。早速駆け出そうとするがその前に相手からデ.ザ,ス,タ.ーの投票で英寿に投票しようと持ちかけられる、こんな時でも人命よりゲームの話かと憤りを感じたが直後とうとう相手の言葉の矛盾に気がついて動きを止めた。頭は澄んで冷静なのに心臓だけが早くなっていく、そして無理やり息を吐き出せば口を開いた。一度向けられた疑惑が有耶無耶になって相手に油断して発した投票を提案したのかもしれない、だがそれはぼやけていた景色の中で確かに見えた一筋の光となった。奇しくもそれはいつもの捜査と同じで思わず奥歯を噛む。そしてゆっくりと今の言葉の矛盾を指摘していく、最後に相手に左手の人差し指を突きつけると「お前がデ.ザ.ス.タ,ーだ、フィリップ」と裏切り者を見つけて)


7792: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-01 08:56:45

……君はいつもそうだ、人に甘くて絆されてばかりで散々騙されるのに、大事な所は外すことがない。
(嘘が露見しないように多弁になっている自覚はあるが今は話の流れを目的の場所に持っていかなくてはならない。そんな思いからゲームが終わってしまう前に投票の話を持ち掛けると相手の動きが止まる。まるで何かが繋がったように。そしてこちらを見るとゆっくりと今の言動の矛盾点を指摘し、奇しくもいつも二人で誰かに罪を数えさせる時と同じポーズで裏切り者であることを突きつけられると動きを止める。君を信頼してるから、デ.ザ.ス.タ.ーであろうとまずはどちらが片方がデ.ザ.神になって願いを叶える方が先など言い訳は頭に幾らでも浮かぶが実際に言葉にはならない。それよりも例え相棒相手だったとしても真実を見失うこと無く、真正面から向き合う相手の誠実さと探偵としての能力を感じると正体が看破されたと言うのに自然と笑みが浮かんだ。こういうところが好きなのだと改めて実感すれば不思議と晴れやかな気持ちで相手を見ながら言葉を紡ぐ。「答え合わせは後にしようか」と返答すると体の向きを変え真っ先に刃.野.刑事の元に向かう。その場所にたどり着くとしゃがみこみ「待たせてすまない、今解除するから」と告げながら迷いなくニッパーを手に取って)


7793: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-01 13:48:29


っ、……な、お前…知ってたのか?ジンさんを救う方法を……
(相手が参加者の妨害をしていたジ.ャ.マ.ト.側の裏切り者、デ.ザ.ス,タ.ーであると突きつける。せめて先程と同じように寂しそうな顔をして誤魔化してくれれば良かったのに相手はなんとも嬉しそうな笑みを浮かべていた。相手はこちらの言葉自体を肯定も否定もしない、だが相手の返事はこちらの推理が正解であると肯定していた。自分で導き出した解答だというのに心がついて行かない。何も言えずにいると相手は体の向きを変えて何処かへと歩き始める、それに黙ってついていけばたどり着いたのはジンさんのもとだった。確かに今の最優先事項はジンさんを救うことだがまだどちらの蔓を切るべきかは分かっていない、対象のジ.ャ.マ,ト.を相手と共に探していた最中のはずだ。だが相手はなんの迷いもなくニッパーを手に取る、まるで答えを知っているかのように。だがそこで相手がデ.ザ,ス,タ.ーだと思い出せばこの行動の意味も分かる、既に無い答えを探させて時間と体力を浪費させる妨害行為、それが相手の作戦なのだろうか。もう答えは出ているというのに、確信は得ているというのに、縋るような声で相手に問いかけてしまう。その答えは蔓を切られることで決まる、相手が切ろうとしているそれを見つめたまま動けずにいて)


7794: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-01 14:58:42

…ああ、エリザベス達を助ける前にマンゴーのジ.ャ.マ,トを倒したからね。そうでないとこんな作戦は立てないよ。
(相手に見破られてしまったのならもうゲームを引き伸ばす理由もない、最後の爆弾の元に向かうと相手も後ろから着いてくる。既に破裂しそうなほど膨らんだマンゴーの爆弾の横にしゃがんでニッパーを手に取る。すると背後から縋るような声で問いかけられて一瞬動きを止める。解決策を知っておきながら放置して爆発する恐怖を与え続けていたなんて相手が許せない行為だろう。この期に及んで誤魔化そうかと思考が過ぎるが相手に背を向けていれば表情を取り繕う必要となく、素直にその時期を明かす。ポつりと零すのと同時に青色の配線を切ると爆弾が膨らむ動きとカウントダウンが止まった。直後【MISSION CLEAR】の文字が宙に浮かび『皆様のご活躍によりすべての爆弾が解除された為只今を持ちまして第4回戦を終了いたします!』とアナウンスがされる。街を一通り見て他に爆弾が無かったのを確認はしていたが見落とすことも無く街の人への被害を防げたのが知れば肩の力が抜けて「…良かった」と無意識に安堵するように息を吐いた。更に【また上位3人に入らなかった桜.井.景.和.様、鞍.馬.祢
.音はこの時点で脱落となります。続けてデ.ザ.ス,タ.ー投票を行いますので残りの御三方はお戻りください】とアナウンスが続くと相手と何か話す暇もないまま目の前が白くなり、神殿のような空間に転送され)

7795: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-01 16:04:10


じゃあ、お前は!!ジンさんをすぐ助けられたのにずっと時限爆弾の横に放置し続けたのか?!俺があの倉庫でアキコの時限爆弾解除するためにジ.ャ.マ.トと戦ってる時も妨害してたのか?!アキコの命がかかってたんだぞ!!
(明確な答えとそれを否定したい心がせめぎ合っている、自分で口にした答え以外ありようがないのに相手に縋るように事実を問いかければ相手はこちらを見ないままその問いを肯定しあっさり蔓が切られると爆弾であるマンゴーは萎んでいった。カウントダウンが止まり気が抜けたのかジンさんはその場で気を失ってしまう、いくら場馴れしているといってもこんなに長い時間命の危機に晒されたのだから当然だ。耳にはクリアの声もナビゲーターの声も聞こえてこない、このゲームで相手が行った事に対して再び怒りに火がついて声を張り上げ叫ぶ。この街に住む仲間である人を、そして何よりも事務所で共に事件に挑む所長を、命の恐怖に晒したのだ。それが必ず解決出来るものだと確信しているものでも今は昔の相手を見ている気になって相手が人の心をなんとも思っていないように見えた。こちらの怒りの声を断ち切るように視界が白に染まる、相手から返事を得られないまま次の瞬間にはあの神殿のような空間に相手と英寿と共に立っていた。まだ言いたいことはあるのにナビゲーターが近づいてきて『それでは皆さん、デ.ザ.ス.タ.ーだと思う方に投票してください』と粛々とゲームを進行する。こんな時にでもオーディエンスを楽しませることが優先かと体が動き出しそうになると『落ち着け』と英寿が一言発して、そこでようやく体が止まると『このゲームは感情的になった奴から負けていく』と言われれば目を軽く伏せた後にゆっくりと呼吸をして)


7796: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-01 16:53:47

っ……。…ナビゲーター、投票の前に何個か確認したいことがある。 一つ目は今脱落した二人がデ.ザ.ス.タ,ーの可能性はあるのか、二つ目は改めてだけどデ.ザ.神はこのゲームで勝ち残った仮.面.ラ,イ.ダ.ーのことを指すって解釈で良かったかい?
(ゲームクリアを知らせるアナウンスを聞いても動けずに入れば背後から再びこちらを非難する叫び声が浴びせられる。その内容はもっともで反論の余地なんてない。命や怪我に関わるような致命的なことが起こらないようにしていたといってもただの言い訳にしかならないがデ.ザ,ス.タ.ー役としては今ここで謝罪することも出来ない。唇を噛み締めていれば目の前が白く染まって例の空間に転送される。今回は一時間という猶予もなくナビゲーターが投票を呼びかけてくる、ちらりと見た相手はまだ怒りに染まっていて英寿に宥められていた。それらを横目に見ながらナビゲーターに声を掛けると淡々とした口調で質問をする。前者は白々しい確認事項だが重要なのは後者だ。ナビゲーターは『今回のゲームにつきましては御三方の中にデ.ザ.ス,ターの方が居ます。その為今回デ.ザ.ス.ターを指名出来なければ自動的に勝利が確定します。またデ.ザ.ス.タ.ーはフィリップ様の説明通りこのゲームを勝ち抜いた仮.面.ラ,イ.ダ.ーに与えられる称号です』と返答する。オーディエンスがいる場でそれが聞けたならやる事は一つだ。「わかった、ありがとう」と返してから軽く息を吐いて気持ちを落ち着かせるとジッと相手の方に目を向け「僕はこのゲーム中、デ.ザ.ス.ターが妨害行為をする所を見たんだ。…デ.ザ.ス.タ.ーは翔太郎、君だろう?」と先程とは一転相手が裏切り者だと主張して)

7797: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-01 17:47:59


……は?……お前、ほんとにどうしちまったんだよ!お前もニタリに取引持ちかけられたのか?本気でこのままなんの対策もなくデ.ザ.神になる気かよ?!俺達はこのままじゃ二人揃って風.都.に帰れなくなんだぞ!なんでそこまでデ.ザ,ス.タ,ーの役割を全う出来んだよ!!
(英寿に声をかけられいくらか冷静になったもののやはり心がついて行かない、これまでの相乗りの日々から遥か後方に遠ざかってしまった相手には何度手を伸ばしても届かないような、そんな気分だった。そんな心境を気にもせず相手はナビゲーターに質問をする、白々しく景和か祢音がデ.ザ.ス.ターだったか聞く相手にまた言いようのない怒りが渦巻いて思考を支配する。その間に相手はもうひとつ質問をしていてナビゲーターが質問に答えている、その答えを英寿は静かに聞いていた。拳と奥歯に無意識に力が篭っていると不意に相手の目線がこちらへと向く、目線を合わせるが相変わらず何を考えているか分からない。そんな相手から出てきた言葉はこちらをデ.ザ.ス,タ.ーだと告発する言葉で一瞬時が止まった。間の抜けた声を出すのがやっとだったが、溜まりに溜まった怒りが再び脳天へと到達すると再び相手に掴みかかる。今の相手はどう考えたっておかしい、何を考えているのか分からない。相手を睨み叫んでいると自分達の横で英寿が余裕風を吹かせて鼻で笑う、今の状態ではそれさえも癪で「ンだよ!」と叫ぶと相変わらず余裕綽々で『いい演技だな』と二人共に目を向けながら言い)


7798: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-01 22:16:36

…さっきから何を言っているのか分からないな。僕はあらゆる手を尽くしてでもこのゲームに勝ってドライバーも街の平和も取り戻すだけだ。
(サポーターやオーディエンスの話に乗れば娯楽に飢えた彼らは自分達を早々悪いことにはしないだろう。だがそれは後退しながらの現状維持であり、自分達が望むものでは無い。ナビゲーターからの回答を得て相手と目を合わせると相手をデ.ザ.ス.タ.ーだと告発する。時が止まったような反応の後、相手は頭に血を上らせて再び自分の胸倉を掴む。相手からすれば探偵の使命を忘れ運営やサポーターに良いように使われているように見えているのかもしれない。だけど今はそれで良い。こちらを睨みつけながら感情のままに叫ばれると少々大袈裟に眉を顰め馬鹿にしたような言い方で相手の言葉を一蹴する。そうして睨み合う自分達に対して英寿は余裕綽々な表情でこちらを見ている。今までのデ.ザ.神になった経験などを踏まえればある程度自分の考えに察しがつけられているのかもしれない。ならば英寿にもこの流れに乗ってもらうまでだ。改めて自分の目的を明かすと「君だって目的は同じだろう。その為にもデ.ザ.ス.タ.ーをこの場から追放して二人になるようにゲームを進めるべきだ」と意見を変えない意志を示して)


7799: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-02 09:32:08


……あぁ同意見だ。俺は、この投票でデ.ザ.ス.タ,ーが残って直ぐにデ.ザ,神にさせるわけにはいかねぇし、ここで落ちてニタリの思い通りにさせるわけにもいかねぇ。そして…お前がデ,ザ.ス.タ.ーだって導き出した答えを曲げるわけにもいかねぇ
(風の街を愛しているから平和を守りたい、それは同じ目的のはずなのに何故か相手と歯車が噛み合わない。胸ぐらを掴んで叫んでみるもその瞳からはやはり何も読み取れない。これまで共同生活を送る中で相手に疑念を抱くことはあったがその時の方がまだ相手に心の感じ取れたのに今はそれすらも演技だったように思える、ニタリに洗脳されでもしたのではないかと飛躍した考えが浮かんだ。相手の態度は変わることがない、あの夜と同じ不気味で何を考えているのか見えずこちらを鼻で笑っている。だが相手がデ.ザ.ス.タ.ーだと見抜いたあの時から答えは変えられない、胸ぐらを掴んでいた手を離すとゆっくりと深呼吸してから自分の立場を確かめるように口に出しながら端末を取り出した。端末には投票画面が写っている、退場が即ち願いを失う事だと分かっていても自らの足で、自らの意思で、進まなければきっと何かは掴めない。【投票完了】を押す、無意識に吐き出した息は震えていた。一連のやり取りを見てた英寿は『ここは乗ってやるか』と気取った声で言いながら端末を操作する、暫くもしないうちにナビゲーターが『投票結果が出ました』と相変わらず場にそぐわない明るい声で宣言して)


7800: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-02 10:31:00

…残念だけど僕はここまでのようだね。
(相手をじっと見つめて自分達が成すべきことを告げると相手も意思が変わらないことを告げる。本心では無い対立だが真に目的を果たすためにも今はこのままで良い。そうして相手もやるべき事を決めたのか掴んでいた手が解かれ、端末を取り出したのを見ればこちらも端末から投票を済ませる。それを見ていた英寿も変わらずの余裕さで端末を操作していた。そうしてすべての投票が出揃うとナビゲーターは明るい声で宣言して空中に投票結果を示す画面が表示される。そこに三人の名前があって自分の名前の隣に雰囲気に見合わないSE共に星が一つ表示された。その隣に二つ目が並び、続けて三つ目と全ての星が自分の名前に集まった。どうやら英寿は本当にこちらの意向を汲んで乗ってくれたらしく、ちらりそちらを見れば目が合って意味ありげに笑みを返された。ナビゲーターがにこりと笑うと『皆様の投票によりフィリップ様が脱落となります。そして見事フィリップ様はジ.ャ.マ.トの味方をするデ.ザ.ス.タ.ーでした』とそれぞれの結果を発表した。投票の結果がこちらに集まったことに残念がる言葉を紡ぐが思った通りの流れにその表情には穏やかな笑みが浮かぶ。相手の方を向けば「流石僕の相棒の推理だ」と相手の行動を褒める言葉を送って)


7801: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-02 12:30:02


…は?…お前、なんで自分に。さっき俺をデ.ザ.ス.タ.ーだって言ったばっかじゃねぇか!何考えてんだよ!俺はお前の相棒なのに…全然お前のことが分かんねぇ…
(未だ相手が何を考えて何が起こっているのかは分からない、しかし自分の立場だけはハッキリしていて進むべき道だけが決まっている。そこに踏み出す事を決めると三人の名前が宙に浮かんだモニターに並べられる。そしてひとつ、またひとつと相手の名前の横に星が点って、最後のひとつさえも相手の名前の横に星がつくとまた間の抜けた声を出すしかなかった。先程相手は自分がデ.ザ.ス,タ,ーだと告発したばかりなのに自分自身に投票したのだ、となると英寿がどちらに入れようと自分が相手に投票を投じた時点でデ.ザ.ス,タ.ーとして排除されるのが確実になっていたことになる。相手は投票結果を承知していてしかしその顔には穏やかな笑みが浮かんでいる、それはいつも相手にしていて欲しい表情なのにやはり相手が何を考えているのか分からなかった。縋るような声を出しながら今度は相手の両肩に手を置いて顔を付き合わせる、目の前に相棒はいるのに自分だけ置いてけぼりにされて相手は遙か後方から今度は遙か彼方へと先へ行ってしまっていつもの位置である隣にいる気がしなかった。だがもう結果は決まってしまった、弱々しい声と共に項垂れると相手の体が光始めて「フィリップ!」とその名前を呼ぶことしか出来なくて)


7802: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-02 13:35:55

僕の想いは変わらないって昨日も言っただろう? それに目的を果たすにはこうするしか無かったんだ。
(三票ともが自分の名前の横に並び、脱落する人が決まれば相手が声を上げる。サポーター達は自分がデ.ザ,ス.タ,ーとして動いてゲームを盛り上げろと言ったが勝ち残れとは言わなかった。ならばここでしがらみのある自分よりが相手が残った方が好都合だろう。さっきはあれだけ糾弾するような様子だったのに今は縋るように両肩を掴まれる。本当は全てを共有して目的だって明かしたいが運営達に先手を読まれて対策を打たれては彼らの思い通りに動いた意味が無い。後は自分の頼れる相棒が自分の残した道からその結論に辿り着いてくれるかどうかだ。結果が確定したなら、と項垂れる相手の頬に軽く手を添えると漸く相手の相棒として目を合わせる。そして昨夜伝えた言葉を思い出させるように穏やかな声を掛ける。小さく笑っていれば自分の体が道長の時と同じく淡く光り始めた、そろそろタイムリミットらしい。するりとその頬を撫で「僕が消えても僕の想いは君の元にある、僕たちはいつまでも二人で一人だ」と最後の言葉を送ると体はデータのように崩れ仄かに光る緑の粒子を纏って消える。直後【Retire】とこのゲームから脱落した音声が辺りに響き)


7803: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-02 18:23:24


っ、フィリップ……そうか。昨日のあれはそういう…あの言葉だけ信じてりゃ良かったのに、俺は……待っ、フィリップ!!
(相手に裏切られたと思った途端にいつもの笑みを向けられる、相手がデ.ザ.ス.タ.ーだと確信したその瞬間から思考は濁流に飲まれっぱなしで上手く頭が回らない。いつも隣にいた相手がいなくなって自分の居場所さえ見失ってしまった気分だった。そんな中でゲームの進行だけは続いて相手の脱落が決まる、せめてと肩に手を置くがやはり相手のことが分からない。混濁の中で相手の手が頬に添えられて、それは暗闇に差す一筋の光のようにこちらを強く惹き付けて目線があう、そして昨日の夜に伝えられた事を改めて相手の口から聞けばその言葉の意味を知った。あの言葉を標にしておけば良かったのに目の前の光景にだけ囚われて相手に酷い態度を取ってしまった、相手はきっと悩みながらあんな行動を取ることしか出来なかったのだと今なら分かるのにもう遅い。謝罪の言葉を伝えようとするもその前に相手の体は光に包まれる、まるで最期の言葉のようにいつものキーワードを伝えられるもこちらが言いたいことは何も言えないまま相手の体は光となって消えてしまった。両肩に置いていた手がすり抜け落ちる、その勢いを支える気力もなくてその場にガクリと膝をついて項垂れた。もっと相手のことを考えてやるべきだったのに、相手のことが分からなくなったと思い込んでただ喚いていただけだった。震える息を吐き出すもナビゲーターはにこやかな笑顔のまま『デ.ザ,ス.タ.ーであるフィリップ様が脱落したため、最終決戦は浮.世,英,寿様と左.翔,太.郎.様にて行います。最終決戦は直接対決。ライダー同士で戦っていただき、勝った方がデ.ザ,神となります!』と説明がされるがまるで耳には入ってこない。こちらの様子をみた英寿は鼻で笑いながら『こんな腑抜けた奴と戦わせる気か?』と煽るように言って)


7804: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-02 20:06:07



(その事態を解決するキーワードを相手に伝えると呆気なくその体は光となって消える。そうして2人とナビゲーターだけがその場所に残された。ナビゲーターは変わらずの笑みで最終決戦の内容を告げるが相手は膝を着いて項垂れたままだ。英寿が鼻で笑っても相手がそのままであれば『俺の不戦勝でも良いがそれじゃオーディエンスも満足しないだろ』とナビゲーターに話を続ける。運営としてもデ.ザ,ス.タ,ーのルールで盛り上がったゲームの決着がこの様子では困るのか対処を悩むような仕草を見せる。そこに再び英寿が「ならあの優勝報酬を先にコイツに与えてみたらどうだ。1体1で戦うならそれくらいがちょうど良いハンデだ」と相変わらず余裕綽々な表情で解決策を提案する。そして相手の方を見ると『お前はこの勝負に乗るか?』とその意志を尋ねて)



7805: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-03 07:51:20


……、…そうか。俺はお前の相棒だってのに、こんなことにも気づかねぇで……そうだ。俺達は二人で一人なんだ
(相手と共にいつも通り風.都.へ帰るためにここまで進んで来たというのに相手に怒りをぶつけたまま謝罪も言えずに消滅してしまった。これが希望の残る道だと信じて歩いたのに相手がいなければその足を踏み出すこともできなくて崩れ落ちたまま項垂れる。その間に何やら英寿はナビゲーターと、と言うよりは運営と交渉している。今回のゲームは相手の目論見通り大いに盛り上がりを見せているようで神殿を囲うように次々と目のような機械が宙へと現れると『そうだ!浮.世,英,寿の言う通りこいつ本来の力で戦わせろ!』だとか『英寿様に華々しい勝利を飾ってもらいたいの!そのままじゃダメよ!』だとか、オーディエンスの勝手な声が響いている。酷い雑音に耳を塞ぎたくなるが英寿に呼びかけられてようやく思考が追いついた。とはいえダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーは相手がいなければ変身さえもできないもので、とまで考えたところでこれまでの相手の発言が一本の線に繋がって息を吹き返したように大きく呼吸をする。顔をあげて英寿をみればこちらの意志を宿した表情にまたスカした笑みを浮かべていた。相手と、そして英寿が示してくれた勝ち筋に乗らないわけにはいかない、「あぁ」と力強く返事をすればオーディエンスが湧く声が聞こえた。『それではこちらをどうぞ』とボックスに入ったダ.ブ,ル.ド,ラ.イ.バ.ーを差し出されるとドライバーとメモリを手に取った。目の前に相手はいない、しかし自分の存在が消えかけた時にもこのドライバーは相手と自分とを繋げてくれた。ならば今回も、いや何時でも、二人を一人にしてくれるはずだ。ドライバーを腰に据えればベルトが巻かれ装着される、メモリを構えると「戻ってこい!フィリップ!」と相棒の名前を呼んで)


7806: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-03 11:11:21

__…呼んだかい、翔太郎。
(オーディエンスの興奮したような歓声が上がる中相手がドライバーを受け取る。相手が今までのバックルの代わりにダ.ブ.ル.ド.ラ.イ.バ.ーを腰に宛てがうとベルトが巻き付く。そして切札のメモリを構え相手の声で名前を呼ばれるとその声に応えるように右のスロットに緑の淡い発光を伴って疾風のメモリが何処からともかく出現する。それが差し込まれると二人で意識を共有出来るようになって右側から相手に返事をした。この前と同じだ、二人がこの地球上に存在している限り自分達はドライバーで繋がることが出来る。意識を共有する事が出来たのならサポーター達に提示されて言えなかった情報もその時の感情や考えも即座にお互いに伝わる、無理矢理引き離されていた二人を隔てる壁が無くなったも同然だ。自分が消えたことに悲しんでいた相手の感情が伝わってくれば必要な段階だったとはいえ心が痛む。だがそれ以上にもう取り繕う必要もなく相手と並び立てたことに安堵と嬉しさが募って「これでやっといつも通りだ」と声を弾ませた。一方その様子を見ていたオーディエンスは未知の出来事にざわめいていたがその中の一つの目から『ちょっと!そいつはさっき退場した奴じゃない、復活するなんてルール違反よ!』と抗議の声があがって


7807: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-03 12:34:14


ちゃんといるみてぇだな、相棒。変身ッ!……散々高みの見物してたくせに知らねぇのか?俺達は二人で一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.だ
(相棒の名前を呼べば狙い通り疾風のメモリがドライバーにあらわれる、それと共に相手の意識が流れ込んできてその声が聞こえれば口端を上げた。切札のメモリも挿入しドライバーを起動させ風が渦巻く中で装甲を纏う、ようやくいつもの変身を果たせば確かに右隣に相手の存在を感じた。これまで無理やり隔てられていたものは全て取っ払われてこれまでの事を一気に共有する。その中にはデ,ザ.ス,タ,ーとしてこちらを裏切らざるを得なかった苦悩も含まれていて胸が痛い、後で償いはするとして今は相手が見出してくれた二人で勝つ道筋をつき進まなければならない。いつも通りだと弾んだ声で言う相手に仮面の下でまた笑みを浮かべていればオーディエンスから抗議の声があがる、その声は聞き覚えがあるもので少々大袈裟に顔の横で左手をキザったくひらりと降ると自分達を指し示す唯一無二の言葉を突きつけてやる。自分達は正真正銘デ.ザ,イ,ア,グ,ラ,ン.プ.リに参加する仮.面.ラ,イ,ダ.ーだ、他の参加者と少々違う趣があるだけで。それに今なら相手と思考を共有してルール違反だと言われる筋合いがないのも分かる、「それなら参加者に嘘の情報を教えたり、予め誰がデ.ザ.ス.タ.ーか知ってんのはルール違反じゃねぇのか?」と言い返してやれば周囲のオーディエンスからはざわめきが起こり始めて)


7808: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-03 14:56:28

そういうことだ、ちゃんと事前にナビゲーターにも確認はしただろう?
(二人で相談した時に相手が言っていた通りこのドライバーがすべての状況をひっくり返す鍵だった。ドライバーを引っ張り出す為に話に乗ってくれた英寿にも感謝しつつ普段通りに戻った事を喜んでいれば抗議の声が上がるが相手は二人のキーワードを口にしてこちらも口角を上げた。デ.ザ.神には一人しかなれず必ず脱落してしまう片方は街への想いを無くしてしまうこともゲームを盛り上げなければ街を荒らされるという心配も全てを解決する自分達だけの唯一無二の手だ。事前にデ.ザ.神の指す意味を聞いていたのだから反則とは言わせない。更に相手がルール違反を指摘すれば周囲にざわめきが広がる。自分達にもサポーターがついていたなら他の参加者にもサポーターあるいは応援している人がいるはずだ、そこの人たちを煽るように「そもそもデュオ戦の時点で経験者4人と僕達が組むようになっていたのも今思えば出来過ぎている。僕をデ.ザ.ス.タ.ー役にしたのも含め一部のサポーターの意見を優遇したような進行だ、それは公平なゲームと言えるのかい?」と言葉を続けると更にざわめきは広がり運営への不満が時々混じるようになる。このままゲームが進行出来なくなって中止になれば良いとその様子を見ていたが『サポーターの方のこちらへの侵入は禁止です!お待ちください!』とナビゲーターの声が聞こえてそちらに視線を向ける。そこには制止を振り切って怒りや不機嫌さを隠さない表情のニタリとゾクルが乗り込んで来た。『せっかく私が追い求めた最高の孤独の美しさが見られそうなところだったのに余計な事を…』と最初に接した時とは大違いの苛立ちを含んだ目をニタリに向けられると眉を顰め「僕は君の思い通りにはならない」と反抗を示して)


7809: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-03 17:36:24


悪いなお嬢さん、俺は風.都.でこいつと一緒に探偵やるのに忙しいんだ。デザグラに参加するのはこれっきりにさせてもらうぜ
(ダ.ブ.ル.ド.ラ,イ.バ,ーを取り戻しいつものように歩調が揃えばそれこそ何だって出来る、こちらが一部のサポーターのルール違反を指摘すればさらに相手が情報を重ねて周囲のざわめきは大きくなりオーディエンスが味方につく空気を感じる。そんな中でナビゲーターの慌てた声が聞こえてそちらを振り返ればニタリとゾクルが立っていた。二人が内通していたことを思えばそもそも今回のゲームの開催地からある程度の進行まで予め決められたものだったのだろう、そんなゲームはあの二人を喜ばせるだけのもので相手の言うように公平なゲームとは言えない。ニタリは相手に盛大にイラついているようだ、二人で一人のこの姿はニタリが勝手に相手に求める理想像から最も離れた姿だろう。それに対して相手が反抗的な態度をとればゾクルは『ねぇ、あなたのデ.ザ.ス.タ.ー最高だったわよ?翔太郎が膝をつく所なんか思わず立ち上がっちゃったわ。あなた達は浮.世.英.寿.に並ぶデ.ザ.グ.ラのスターになれる。だから、ね?次のゲームも参加するでしょ?』と焦ったように問いかけてくる。きっとお気に入りの玩具が無くなることを危惧してだろう、代わりにあくまでもハードボイルドな探偵らしくニヒルに返事をすればゾクルも苛立ちを隠さなくなった。ゾクルは手元に銃型のデバイスを構えると『こんなルール違反がいるようなゲームは即刻中止よ、私が制裁してあげる』と怪しげに笑う。同じくニタリもデバイスを構えれば突然視界は白くなって次の瞬間にはだだっ広い倉庫へと転送された。周囲にオーディエンス用のカメラが浮かぶ中『お知らせします。今回の最終決戦はデ.ザ.グ.ラを妨害する乱入者の討伐に変更します。最終的にオーディエンスの指示をより集めた方がデ.ザ.神.です!』と高らかに宣言される。どうやらこの状況を利用して運営はあのサポーター二人に責任を全て押し付けるらしい、なんとも白々しい行為だが目の前の二人は止まる様子もなさそうだ。ゾクルが『変身』という言葉と共にトリガーを引けばその体は光に包まれてどぎついピンク色の装甲に身長より大きな鎌を持った姿へと変わる。一方で英寿は『面白い事になったな』と楽しげに笑えば白黒二つのバックルを取り出しギ.ー.ツへと変身して)


7810: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-03 19:13:49


全てをゲームとして片付けようとしているのは気に入らないけどこれに勝てば全てが解決だ。それに君とも勝負を付けたかった所だし。行くよ、翔太郎
(もうサポーター達の好きには動かないと意思表示をすればニタリの顔は歪む。ゾクルは機嫌を伺うように問いかけてくれば相手が地に足をつけて余裕を見せるハードボイルドらしく返事をするとその顔に分かりやすく苛立ちが浮かんだ。解決策が見え相手が隣に居るならもう彼らの脅しや言葉も気にする必要はない。こちらが思い通りにならない事を察すれば2人は銃の形をしたデバイスを構えたかと思うと辺りが真っ白に染まった後、倉庫のような場所に転送された。それからナビゲーターが高らかに最終決戦の変更を宣言する。乱入者扱いになったゾクルはデバイスを使い大きな鎌を持った特徴的なピンクの装甲を身に付ける、続けてニタリが『変身』と呟きトリガーを引くともはや人の形から逸脱して大きな黒い鴉のような姿へと変化した。運営が招いた不手際を白々しく参加者に対処させる所はどうかと思うが今まで好き勝手やってくれたサポーター相手ならこちらも戦いやすい。状況をまとめながら隣を見れば楽しげに笑う英寿が変身をしていて今度は二人で一人として彼に勝負を持ち掛ける。きっと二人なら何でもできる、気合いの入った声で左の相棒に声を掛けると早速彼らの元に駆け出す。まずは手始めにゾクルの方に拳をぶつけると特にバリアなどがある訳でもなく手応えが返ってくる。続けざまに拳を打ち込んでいれば彼女は大振りに鎌を振り回して相手と息のあったタイミングでギリギリに回避する。「中距離にはこちらも長物で行こうか」と提案するとメモリを赤と銀に変える、ボディの色もそれに倣って変わりシャフトを取り出すとオーディエンス用のカメラから驚きと完成のような声が聞こえ、調子を良くすると鎌の振りを捌きながら攻撃を仕掛け)

7811: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-03 20:25:40


散々振り回された分お返ししてやるぜ。もちろんだ、フィリップ!……っ、あぁ!
(二人が見つけ出した答えが目の前に見えている、あとは相手の隣に並んでこの道を突き進むだけだ。サポーター二人が乱入者と設定され討伐対象となる、ゾクルは人型だがニタリは巨大な鴉へと変わっていて自分達が知っている変身とはまた随分と違うものだ。これも未来の技術というものなのだろうがダブルの力が負けているとは思えない。相手は英寿に勝負を持ちかける、右隣から伝わる自信に自然とこちらも自信が湧いて仮面の下でニヒルに笑い相手の呼び掛けに答えた。早速ギ.ー,ツと共に走り出しゾクルへと攻撃を仕掛ける、大鎌を巧みに操り攻撃してくるが懐に入り込み相手と息を合わせて拳を打ち込み攻撃を回避すればなんの問題にもならない。相手の呼び掛けに答えてメモリを変えてシャフトを手にする、オーディエンスのどよめきの中、長物同士がぶつかるが最大火力のヒートの力には及ばない。大鎌を弾き飛ばしてその勢いでゾクルの体まで吹っ飛ばせば背後から羽ばたきの音が聞こえて後ろを振り返る、そこにはこちらを狙うニタリがいて羽をクナイのように次々と飛ばしてきた。シャフトを振り回してそれに応戦していると背後でゾクルが呻く声が聞こえる、またこちらへ襲いかかられれば厄介な事になるがその前にこちらの背後に英寿が立ってマグナムでゾクルに追撃を加える。ついでこちらが攻撃を凌ぐうちに英寿はニタリにも弾丸を打ち込んで羽攻撃に隙が出来た、こうなればやることはひとつで「今度はこいつだ!」とドライバーのメモリを黄色と青色へと変える。シャフトからこちらもマグナムに持ち変えてニタリに追尾する光弾を次々に打ち込んでいけばオーディエンスはさらに湧いた。暫く逃げ回っていたニタリだったが光弾はどこまでもターゲットを追いかけ遂にはゾクルの近くに落ちてしまう、勝機を見い出せば「さぁ仕上げだ!」と気合いの乗った声をあげて)


7812: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-03 21:08:57

ああ、ト.リ.ガ.ー.フ.ル.バ.ー.ス.ト!!
(シャフトの高火力で大鎌を弾き飛ばし上空からのニタリの攻撃を弾いていると英寿が後ろに回って追撃を加える。慣れた銃捌きでニタリにもマグナムの弾を当てると羽の一部が損傷し攻撃が一旦止む。そうなれば考えることは同じで今度は遠距離が得意な二色にメモリを入れ替え、マグナムに持ち変えるとこちらからも光弾をお見舞いする。逃げる方向を誘導するような英寿の威嚇射撃のサポートもあって追尾する光弾はニタリの体に命中し、そのままゾクルの近くに落ちた。相手の気合いの乗った声に応えるように声を上げるとマグナムにメモリを装填してマ.キ.シ,マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させる、狙いを定めていれば英寿の方もマグナムにバックルをセットして構える。息を合わせるように二人で叫べば英寿もタイミングを合わせ、変幻自在に曲がる青と黄色の多数の光弾と赤いエネルギー弾が二人に命中し大きく爆発を起こした。炎と煙が去った後変身が解除された二人がボロボロの姿で床に転がっていたがその姿にはノイズのようなものが走っている。『なんで私が古代人なんかに…!』なとど声をあげる二人の元にナビゲーターが向かうと『お二人方はゲームの進行に著しい損害を与えるような妨害行為を行った為サポーターとしての資格を剥奪し、未来永劫デ.ザ.イ.ア.グ.ラ.ン.プ.リへの関与を禁止いたします』と宣言がされる。その対応に慌てた様子だったが容赦なくその体は薄くなっていき、最後に恨み言のようなことを言いながら消えてしまった。その末路を見ていればナビゲーターはくるりとこちらを向いてにこりと『乱入者の討伐おめでとうございます、それではデ.ザ.神を決めるためオーディエンスによる投票をさせていただきます。皆様、今回のデ.ザ.神に相応しいと思う方に投票をお願いします』とこちらとオーディエンスに呼びかける。自分達ならではの方法で勝つことが出来たが英寿のサポートも見事だった、二人の今後がこの投票で決まると思うと落ち着かなくてじれったさを覚えながら結果が出るのを待ち)

7813: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-03 21:46:04


風.都の仮.面.ラ.イ.ダ.ーを知らなかったのが運の尽きだな
(英寿のサポートもありニタリとゾクルは一箇所にまとめられて地面に附している、この好機に相手へ声をかければ同じく気合いの乗った声が返ってきて共有される意識のまま二人で息を合わせてマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ,ブを発動させた。英寿も同じく大技を構えて相手と共に声を上げて変幻自在の一撃を放てば英寿が放った赤い弾と共にニタリとゾクルの装甲に致命的なダメージを与えた。装甲が剥がれ悔しそうな二人にナビゲーターが永久追放を言い渡せば『待って!そんなのイヤっ!』と二人はそれぞれ悪足掻きを口にしていたが結局はそのまま消えていってしまう。晴れて勝利したわけだが問題はここからだ。自分達が進んできた道は間違いなく正しいがここで優勝しなければ意味が無い、優勝できなければ一番最悪の事態が訪れる。オーディエンスに投票が呼びかけられ少しの後『只今の時間で投票を締め切ります。結果は、こちらです!』と宙に浮かんだモニターに結果発表の文字が並ぶ。その下に狐のマークとダブルのマークが表示されるとそれぞれの票数が円グラフに沿って膨らんでいく、半分を過ぎても互いの面積は同じように伸びて最終的には残り10%付近を残して止まった。焦らすような時間の後最後の円グラフが埋まる。二つの面積は僅か1%の差でダブルが勝っていて思わず左拳を掲げながら「よしっ!」と叫んでしまい)


7814: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-03 23:45:50


やった、僕達がデ.ザ.神だ!
(無事に勝利することは出来たがここからは自分達の手に及ばない投票を待つ時間だ。緊張しながら待っていればナビゲーターがモニターに結果発表として票数のグラフを写す。それぞれの色で塗られているが半分を過ぎても同じようなスピードで互角の結果が続く、てっぺんに近い10パーセントを残して止まると焦らすように沈黙が続く。そして最後は1パーセントの僅差で自分たちの色が上回っていればこちらも声を上げた。横に並んでいればハイタッチでも出来たが一つの体ではそれぞれ左右で喜びを噛み締めていた。長い道のりを得て漸く手に入れた勝利の味に浸っていたところでふと変身を解いていた英寿の方をみれば『まさか本当に勝つとはな』と相変わらず余裕そうな笑みを浮かべている。もしかしたらこうなることが最初から分かっていたのかもしれないと感じられるくらいのオーラを纏っていれば「僕と翔太郎が揃っていればできないことは無いからね」とこちらも得意げな言葉を送っておいた。それぞれの結果を読み上げたナビゲーターは『よって今回のデ.ザ.神は左.翔.太.郎,様とフ.ィリップ様の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.ダ,ブ.ルです!』と改めて結果を発表する。勝敗が決まったからか再び視界が白くなると元の神殿のような所に戻ってきていて足元には退場したはずの自分の体が寝転んでいた。試しに変身を解くとその体に意識が戻っておきあがる。そうして改めて相手の横に並び立つと目を合わせ笑みを浮かべた。ナビゲーターは最初に願いを書いたカードを持ってくると『それではお二人の理想の世界を実現させましょう』と語る。するとどこからとも無く鐘の音が聞こえ始め)

7815: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-04 07:50:40


あぁ、どうもデ.ザ.グ.ラには裏があるみてぇだ。後のことは頼んだぜ。ま、風.都.の探偵の力が必要になったらいつでも事務所に来いよ。ただし、お前は割増料金だけどな
(ひとつの体の中で二人で勝った喜びを分かちあう、ハイタッチが出来ないのは残念だが全ての喜びを分かちあっているこの状況も悪くない。英寿は相変わらずの態度だがダ.ブ.ル,ド.ラ,イ,バ,ーをこちらに渡すようオーディエンスをけしかけた辺りからこの結末になるのはある程度予想していただろう、案外お人好しなのかもしれない。相手の得意げな言葉に頷いていれば改めてダブルの勝利が宣言されて神殿に戻ってくる、そこには相手の体もあり変身を解除すればいつも通りの相手がそこにはいて隣に並び立てばこちらからも笑みを送っていた。ナビゲーターが二人の理想の世界を実現させると大層なことが宣言される、これで今後デ.ザ.イ,ア.グ.ラ.ン.プ,リ,は風,都で開催されず、ここの運営由来の危害が街に加えられることはなくなり平和な日々が送られることだろう。鐘が鳴り響く中英寿が『デ.ザ.グ.ラのことは任せておけ。お前達は自分のことに集中しろ』と声をかけられる。どうやら向こうもただただこのゲームに参加しているわけではないようだ。ゲーム自体に参加することは勘弁だが手伝いならば請け負うことを伝えると『金ならあるが、俺だけいれば十分だ。探偵の出る幕はないな』と相変わらずスカした態度を取られて「そういうとこが気に入らねぇんだよ!」と叫んでいるうちに視界はまた白く染まっていつの間にか二人の体は事務所の真ん中に立っていて)


7816: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-04 11:43:28

でも君なら本当に何とか出来そうだ。…景和達にも攻撃してごめんというのと宜しくと伝えておいてくれ。
(鐘が鳴り響いてナビゲーターの持つカードが光を放つ。このゲームでは何度もこういったことが行われているのだろう。それを見ていれば英寿からデ.ザ.グ.ラは任せろと声がかかる。何度もこのゲームに参加するならよほど強い想いか叶えたい願いがあるのだろう、相手が割増料金で手伝いを請け負うことを伝えるとあっさりと断られて吠える姿にくすくすと笑う。だが見た目は相手と同じかそれより下に見えるのに関わらず数十年、数百年生きて来たような貫禄があって素直な感想を口にした。そろそろこのゲームともおさらばだ、英寿にデ.ザ.ス.タ.ーだったとはいえ危害を加えた謝罪と協力した感謝を伝えるようにお願いすれば『ああ』と笑みと共に頷かれる。そしていよいよ視界が真っ白になったと思えば次に目を開けた時には事務所の真ん中に立っていた。服装もあのジャケットではなくいつもの服に戻っている、状況を確認していれば事務所のドアが開いて所長が入ってくると自分達を見るなり『あ!もー帰ってくるなら先に連絡くらい入れなさいよ』と声をあげる。時限爆弾の人質になっていたとは思えない様子で恐らくその時の記憶は運営によって消されているのだろう。まるで夢の中に居たような状況だが近くのテーブルの上にそれぞれの願いが書かれたカードがあってそこには【DoNe】と判が押してある。あの八方塞がりのように思えたゲームから帰って来たのだと実感が沸くと相手の方を見て「無事に帰ってきたね、翔太郎」と笑みを見せて)

7817: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-04 12:33:27


あぁ、間違いなく俺達の願いが叶った世界だ
(視界が白に染まっていく中相手が景和達への謝罪を言付ける、何度もこのゲームに参加している彼らならデ.ザ,ス.タ.ーに理解も示してくれるだろうか。どちらにせよ道長も含めてロクな挨拶も出来ないまま別れるのは少々寂しいものがあるが、いつか記憶のない状態でも出会うことが出来るだろうか。それとも、英寿がデ.ザ,グ,ラに何かしら仕掛けた後にあの時の記憶を持ったまま出会うことも出来るだろうか。今はまだ分からない、文句を言ってお別れも後味が悪くせめてと「じゃあな」と英寿に別れを告げた。次の瞬間には事務所へとたどり着く、この街にデ.ザ.グ.ラが訪れる前の平穏な街のようだ。ほどなくして所長が帰ってくると早々に怒っているところに軽く謝罪を入れておいた。ちらりとテーブルを見遣れば願いを書いたカードが置かれてあって確かにあのゲームでこの街の平和を取り戻したのだと噛み締める。相手に笑みを向けられると頷きこちらも軽く笑みを浮かべる、風の街の全ての憂いが取り除かれたわけではないが少なくとも今後ジ.ャ.マ.ト.の脅威に晒されることは無さそうだ。そうやって達成感に浸っていると所長が近づいてきて『で、依頼料は?』と問いかけられて目を瞬かせる。数日事務所を空ける理由を外泊付きの依頼だと説明していた弊害がここにきて発生する、だがその数日自分達はデ.ザ.グ.ラに参加しその報酬といえばカードに書かれた通りだ。一瞬の静寂のあとハードボイルドな探偵らしくニヒルに軽く笑うとくるりと手を翻しながら「この街の平和が今回の報酬ってとこだな」と気取った口調で言う。また一瞬の静寂の後『アホか!』と容赦なくスリッパが飛んできて額にクリーンヒットすれば「いってッ!!」といつも通りに叫んでいて)


7818: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-04 15:29:52

アキちゃん、これにはちょっとした事情があって…
(所長は自分達を見るなり文句を口にするがそれだって平和なこの事務所の象徴なのかもしれない。相手と願いを叶えて無事に何も失うことなく帰ってきたことに笑みを浮かべていると所長から依頼料について問われる。共同生活で事務所に帰れない理由を泊りの依頼と説明していたことを思い出すと「あ」と小さく声を洩らした。詰め寄られた相手は探偵らしい表情と仕草で街の平和だというが当然それが所長に通じる訳もなくスリッパを額にお見舞いされていた。馴染むとも呼べる光景に小さく笑いつつフォローを入れようと二人の間に入って依頼は早々に終わったものの隠密行動をとるド.ー.パ.ン.トが現れてそれを探すのに手間取ったとそれらしい理由を説明しておく。依頼料はその時の宿泊代に消えたと説明すると少々懐疑的な視線だったものの何かの事情は察してくれたのか紙やファイルが軽い山になっているデスクを指さして『ならあそこに溜まった依頼と書類処理でチャラにしてあげるわ!』と宣言がされた。人知れずこの街の為に戦ったデ.ザ.神の報酬としてはしょっぱい物だが数日事務所を開けたのも事実で「頑張ろうか、翔太郎」と軽い苦笑いを浮かべながらもそれを受け入れることにした。書類整理や報告書作成などを手伝いいつも通りの事務所での仕事をこなしていればあっという間に外の陽が沈み始める。体感的には二回目の日没だが一回目の日没の時にはあの状況を作り出す為に必死で相手ともいがみ合っていた。『戸締り宜しくね』と帰っていった所長を見送るとちらり相手の方を見てから「何というか朝から長い一日だったね」と愚痴をこぼして)


7819: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-04 17:28:35


だな、あんなに何もかも予測できねぇ事件もねぇよな
(ハードボイルドな一言でこの場を収めようとしたが所長様には通じなかったらしい、文句のひとつでも言ってやろうとしたところで相手が間に割って入ると上手いこと言い訳をしてくれる。所長は全てに納得がいったわけではなさそうだが飲み込んでくれるようで、しかしその代わりにと溜まりに溜まった事務仕事を命じられると「げ、…」と思わず声に出してしまった。また所長のスリッパが飛んでくる前に相手の言葉に頷くと渋々デスクへと向かう、確か優勝して神の称号を得たはずなのだが事務所では所長様の方が上のようだ。そうやって三人が揃って誰もがこの風,都を愛して時が流れていく、タイプライターを打ちながら改めて日常が失われなかったことを噛み締めた。そうして日が暮れて大方の事務仕事が片付くと所長様は帰っていく、相手の愚痴に付き合うように返事をするものの夕日が差し込む事務所内で二人きりになれば嫌でも先程の日暮れを思い出した。軽く息を吐いて気持ちを整えると相手と目を合わせる、「フィリップ」と相手の名前を呼ぶと頭を下げて「すまなかった」と続けた。相手を疑いたくない気持ちと目の前で起きたことだけに囚われて相手に酷い態度を取ってしまったのは変えられない事実で「最後のゲームで俺がもっと冷静だったら感情的にお前を怒鳴る必要もなかったのに酷い態度取っちまった」と言葉を続ける。実際最後に集められたあの短い間だけで英寿は事態を理解していたのだ、相手の信頼は揺るぎないものだったのにそれを信じきれなかったのは自分の未熟さのせいだろう。相手の苦悩さえ気づかなかった不甲斐なさを詫びるように「すまねぇ」と言葉を重ねて)


7820: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-04 19:04:05

、顔を上げてくれ。僕はゲームを盛り上げる為に君が嫌がることや怒らせるような行動を取ったのだから非難されても当然だ。寧ろ致命的なことにならないよう配慮していたとはいえ、君の大切な人を危険に晒して君も傷つけた。…僕の方こそごめん。
(二人になって自然とあの時のことを思い出していれば名前を呼ばれてそちらを向く。視線が重なった相手は謝罪の言葉と共に頭を下げて目を瞬かせる。その状態で言葉が続けられるが相手に謝って貰う理由など一つも無くてまずは顔を上げさせる。そうして目を合わせるとゾクル達に言われた通り相手を怒らせ裏切る事でゲームを盛り上げる為の行動だったと告げる。実際オーディエンスは相棒同士の対立に盛り上がっていたようでその出来事が無ければ興奮した彼らがドライバーを一時的に付与することを望むあの流れは生まれなかっただろう。だから必要では無かったとは思わないがあの時の相手の反応を思い返せば仕方なかったとはとても言えず大切な人の危機を傍観したり妨害したのもまた事実だ。自分のやったことを並べていけば視線は伏せ気味になっていき、あの時は言えなかった謝罪を告げて)


7821: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-04 20:23:05


いや、そもそも俺が昨日の夜の時点でお前がデ.ザ.ス.タ.ーだって気づいてりゃもっと上手く……なぁ、フィリップ
(全てが元に戻り二人揃って日常に戻ることは出来たがだからといって自分がしたことをそのままにしておくわけにはいかずに謝罪する、相手に言われて頭をあげて目を合わせると今度は相手から謝罪を受けた。確かに相手の行動に心が大きく揺れたのは確かだがそれもデ.ザ.ス,タ,ーという役割を果たすためだ、相手がここまで上手く【裏切り者】を演じてこちらが地面に膝をつかなければドライバーをあのタイミングで取り戻すことも最後にオーディエンスの投票でデ.ザ,グ,ラのスターである英寿に勝つことも出来なかっただろう。必要な事ではあったが一時深い溝が出来たのは確かだった。相手の言葉にやはり自分が未熟だったからと言葉を重ねようとするがこのままでは延々と謝罪の言い合いが続いてしまいそうだ。謝罪は必要だったろうが本当に求めているのはこれじゃない。相手に一歩近づいてその両肩にそっと手を置く、相手の名前を呼んで伏せたその顔が上がるのを待ち目線を合わせると「今日も俺と一緒に家に帰ってくれるか?」といつもの二人を手繰り寄せるように問いかけて)


7822: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-04 21:38:41

…翔太郎? …ああ、勿論。ずっと離れていたからその分一緒に居たい。
(思い返せばもっと上手く出来たはずなのにと後悔と反省が浮かぶ。役割だったからと割り切れない思いとあの時向けられた強い敵意と怒りが思考を暗い方向に引っ張っていく、それにつられて視線を伏せ、相手の謝罪の言葉を聞いていたが一歩近付いてくる気配と両肩に手を置かれると小さく反応を示す。それから名前を呼ばれるとゆっくり顔を上げて目を合わせる。そして一緒に家に帰ることを問いかけられるとまた目を軽く見開くもその腕に手を添えると強く頷いた。デ.ザ.ス,タ.ーと共同生活のせいで物理的にも精神的にもずっと相手から離れてしまっていた。今必要なのはきっとそれを埋める時間だ。じっと相手を見つめながら素直な気持ちと望みを伝えて)



7823: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-04 22:17:36


…俺も。もう四六時中監視されてることもねぇしな
(ゆっくりと歩み寄るように家に帰るという当たり前のことを問いかけてみればその手が腕に添えられて力強い返事が返ってきて自然と口角があがる。デ.ザ.グ.ラに参加している間は相手と強制的に離されて久しぶりにひとりで寝たりもしたが相手と共に暮らす事が当たり前になったこの体では当然物足りない。同じ思いであることを伝えるとさらに一歩踏み出して相手の背中へと腕を回す、サロンでは手を重ねるのがやっとだったが今なら心のままに動くことができて「やっとお前を独り占めだ」と嬉しそうに呟いて)


7824: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-04 22:52:50

ん、確かにそうだね。…ここが一番安心する、
(ずっと離れていた分一緒にいたいと告げると相手の口角が上がって笑みが浮かぶ。同じ気持ちだと聞いてこちらも緩く笑っていれば更に一歩近付いて伸ばされた腕に抱き締められる。共同生活では監視の目や他の参加者のことがあってそうそう近付くことも触れることも出来なかった。だが今は周りの目は何も無くて馴染みのある温かさを感じると相手の言葉に同意しながら自らも腕を回してぎゅっとその体を抱きしめる。相手を抱いたまま深く呼吸すれば肩に入っていた力は抜けていき、ぽつりと呟きを零した。何も考えずにありのままで居られる場所、そこに軽く擦り寄っていたがもっと身を預けたくなればそれが出来る場所に行く必要があって顔を上げると「帰ろう、僕達だけの家に」と声を掛け)


7825: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-05 07:45:04


同感だ、この距離じゃねぇと安心できねぇ……あぁ、やっとお前と一緒に寝れるしな
(互いの距離と存在を確かめるようにゆっくりと近づいて触れる面積を増やして最後には相手を抱きしめる、向こうからも背中に腕が回って強く抱き締められれば無意識に息を吐き出していた。相手も深く呼吸する音が聞こえて力が抜けていけば言葉でも仕草でも相手がここを居心地が良いのだと感じていることが分かって、愛おしさにこちらもまた強く抱き締める。この距離から離れ難いのだがここではこれ以上相手に近づけないのも事実で二人の場所へ帰ろうと誘われると頷き返事をした。その後は名残惜しくも腕を解いて事務所の片付けを済ませると所長に言われた通りしっかりと戸締りをして事務所を後にする、ゲームに参加する間一時も気を抜けなかったことを思えば二人並んで歩くことさえ久しぶりな気がして寒空の下暖かな家へと急いだ。家へとたどり着けば鍵をあけ扉を開ける、ようやくたどり着いた二人の家にいつもより安堵を覚えながら中へと入って)


7826: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-05 11:33:17

ただいま、サロンは豪華で居心地も良かったけどやっぱりこの狭い空間の方が好きだな
(数日ぶりに感じる温もりも腕の中に閉じ込められる感覚も様々な事で逆立っていた精神を癒してくれるもので求めるままに抱きしめていると相手からも強く抱き締め返した。これを直ぐに解いてしまうのは勿体ないが我慢するのは家に帰るまでの間だ、共同生活で我慢していた期間に比べたら微々たるものだろう。相手からも良い返事がされると「初めに出てくるのがそれかい?」とツッコミを入れつつ数日間浅い睡眠しか取ってない身としては相手と共に寝る時が待ち遠しかった。そうして一旦は腕を解くと事務所の片付けと戸締りをして帰路につく。いつも通り右側に立って話をしながら家へと帰ってくると普段通りのワードを口にして中に入る。暖房を付け、上着などを脱いでハンガーにかけたりしてから部屋の中を見れば帰ってきた実感がさらに湧いて素直な感想を口にした。そのまま相手の元に向かうと「翔太郎」と呼んでまた相手に抱き着いて)

7827: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-05 12:28:09


ただいま。ここには俺達に必要なもんしかねぇからな。それくらいがちょうどいいだろ
(ポツリと一言零した言葉はどうやら共同生活において自分の中で一番不満だった点らしく相手にツッコミを入れられると言葉を詰まらせてしまう。だが寝床だったソファはふかふかで寝心地は良くとも隣に相手がいない寂しさを常に感じることになったのだから仕方がない、特に心が乱れていた日はなかなか眠れなかった。そんな憂いも気にする必要のない二人の空間へ戻ってくれば相手に続いて帰宅の挨拶をする、注文すれば食事が出てくるカウンターや座り心地と、ついでに寝心地もいいソファは存在しないがここは間違いなく二人で作り上げた空間で二人のものが溢れている相手とだけの場所、そして相手がいれば何処よりも安心できる場所になる。ハットやジャケットを一通りしまったところで相手に名前を呼ばれてそちらを向く、そのまま抱き締められれば「フィリップ」とこちらも名前を呼んで腕を回して抱き締めた。もうこの腕を解く必要もない、上半身を少しだけ離して目を合わせると軽くその唇に口付けた。日数にすれば僅かなはずなのだが随分久しぶりに感じる感触に小さく笑みを浮かべると「おかえり」と随分遅い返事をして)


7828: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-05 15:58:15

ふふ、そうかもしれない。…ん、ただいま。ずっとゲームには一緒に参加していたはずなのにこうして向かい合っているのが久しぶりな気がするよ。
(生活面でいえば不自由のない贅沢な暮らしをしていたがそれよりも狭くとも二人の物に囲まれたこの場所の方が居心地が良い。ちょうどいい、という言葉に小さく笑って同意を示しつつ相手が上着やハットをしまったタイミングを見計らって名前を呼び、ぎゅっと抱き着く。すると相手からも腕が回されて再びその体温を実感するようになる。安堵の息をついていれば僅かに上半身が離れて自然と顔をあげる、目が合えばその先の行動は容易に察することが出来て僅かに顎をあげて口づけを受け入れた。久しぶりの柔らかな感触は心を満たして出迎えの言葉を受けると再度それに応える言葉を告げ、抱きしめる腕に力を込めこちらからも軽いキスを送る。共同生活でもゲームの中でも顔を合わせ会話だってそれなりにしていたはずだが常に周りに気を張っていたせいでこうやって穏やかな時間を過ごせるのが久しぶりな気がする。片方の手を相手の頬に添えるとデ.ザ.ス.タ.ーであるという負い目もあったせいで逸らすことも多かった目を見つめる、愛でるようにそこを撫でながら「サポーターからの呼び出しや監視の目があったのもあるけど」と理由を推察して)

7829: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-05 18:28:28


ん、…一緒の空間にはいたけど分断されるように仕向けられてたしな。俺達はその方が面白いからって特に目つけられてたし
(目線が交われば互いに何をするかはもう明白でその時を待つ相手に惹き寄せられるようにして唇を重ねる、相手を抱き締めるのも心は満たされるがこれはさらに一段上の安らぎを貰える。唇を離せば今度は相手から口付けが送られて恋人としか出来ない特別な行為に体に残っていた緊張もすっかりと溶かされていった。穏やかな時間を噛み締めるような相手の言葉には同意して頷く、相手は常に隣にはいたがそれぞれゲームの参加者として独立して動くことを強いられたのだ。いつもとは違う変身しか出来なかったのと精神的に離れてしまったと感じる大きな要因だろう。情報交換で歩調が合わせられず途中から相手はデ.ザ.ス,タ,ーとして動いていたのだから身体的よりも精神的に乖離させられた部分が大きかったのだろう。ようやく取り戻したいつもの距離を堪能するように相手の肩口に顔を埋めて存在を確かめるように擦り寄ると「そもそもあんだけ人いて監視の目もありゃこの距離じゃいられないしな」とポツリと呟いて)


7830: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-02-05 19:41:52

ああ、君のこういう姿を他の誰かに見せたくなかったし、…。
(空間として一緒の場所に居たとしても噛み合わないことが多く、目の前に相手がいた分心の距離を遠く感じていた。それを埋め合うような温もりに緊張を解いていると相手が肩口に顔を埋めて擦り寄ってくる。仮面のモデルになっていたドーベルマンというよりも人懐っこい小型犬のような仕草に小さく笑うとその後頭部に手を回して軽くそこを撫でる。その常態でポツリとこぼされた言葉を聞けば同意するように頷く、それぞれソファーが離れていたといっても常に誰かの目を気にする生活では常に二人で決めたルールの対象となっていた。だがそれ以上に今のこのような姿を誰かに見せるのは嫌だった。そんな独占欲を含んだ言葉を口にしていたがふとゾクルに見せられた映像を思い出して過去のそういった場面を他人に閲覧されていた可能性が過ぎるとつい腕に力を込めてしまった。それを誤魔化すようにこちらからも軽く擦り寄って「ここならこうやって独り占めしても許される」と機嫌良く呟いて)

7831: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-02-05 22:44:40


…、…だな。あいつらは過去の俺達だけ見て知った気になってたが、それだけじゃ俺達の全てを知ってることにはならねぇ
(肩口に顔を埋めて相手を感じていると不意に相手の腕に力が込められる、独占欲を隠さない言葉には胸が擽られるが自分たちの経歴の何もかもが筒抜けだったことを考えれば二人の関係も把握されていた可能性は高い。過去を映像として見れるのならば自分達が恋人として過ごしている時間も覗き見されているのだろうか、ニタリあたりは盛大にイラつきそうだがそれよりも相手が甘えている姿を誰かに見られているのは癪だった。しかし映像だけでは相手のちょっとした仕草も抱き締めた時の体温も顔を埋めた時の匂いも知ることはできない。それはそれとして一欠片も他人に相手の情報は渡したくないのだが「俺がこの世界で一番お前のことに詳しくて、その情報は全部俺だけのもんだ」とこちらも独占欲を隠さない言葉を口にすればマーキングでもするように頬に口付けを落とした。もっと相手と触れ合っていたいがまだ寝る前にやることが残っている、とっとと済ませて相手との時間を有意義に過ごした方が良さそうで「先に風呂入ってこいよ、フィリップ」と声をかけて)


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