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相乗りで何処までも 【 〆 】/5823


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自分のトピックを作る
5754: 探偵 [×]
2024-06-22 10:10:24


流石にこいつは知ってたか。……あぁ。他のに比べて派手さはねぇけど、ずっと見てたくなる光なんだよな…
(袋を見せれば相手はその存在を知っていたようだ、花火の代表格であるこれの名前はさすがに知っていたらしい。相手に数本花火を渡すと着火部分等を教えて早速実践に移る、相手と共にしゃがみこむとまずは火が灯る様子を見守った。一瞬先端が燃え上がり火の玉のようなものが出来上がるとやがてパチパチと小さな火花が飛び散りだす。他の花火とは趣の違うその光は何となく心を穏やかにさせて儚げに見える。こちらの分も火を付けて二つの線香花火が並ぶと小さな球が微かに光るなか控えめな音と共に閃光が弾けては消えて、先程の吹き出し花火とは違い静かで穏やかな気持ちでその光を見つめていた。もう少し安定した体勢を取ろうと僅かに体を動かす、すると衝撃に弱い線香花火は球部分がポトリと落ちてしまい思わず「あ、」と声を漏らして)


5755: 検索 [×]
2024-06-22 14:09:09

花火の締めくくりになる理由もわかる気がするよ。…あ。…とても繊細みたいだね、長く灯すのは難しそうだ。
(先端で火の玉を作ってぱちぱちと小さな火花が飛び散っては消える様子はなんとなく目が離せなくてずっと見つめてしまう。相手の言う通り派手さや変色がある訳では無いが見守りたくなる気持ちは共感が出来て最後に残していた理由も理解が出来た。そうして二人して並んで見つめていたが相手が姿勢を変えようと動いた途端火の灯った球の部分が落ちてしまう。呆気ない終わり方に驚いていると無意識に手を動かしてしまったのかこちらの球部分も地面に落ちてしまって声を漏らした。作りが簡素でシンプルな分衝撃に弱いようだ。最後まで見守るにはいかに動かず揺らさないかが重要そうだろう。難易度の高さを感じていたがふと良い事を思いついて新しい線香花火の一本を持つと「どちらが長くこの線香花火を保っていられるか勝負しないかい?」と持ち掛けて)

5756: 探偵 [×]
2024-06-22 19:08:58


あ、…燃え尽きるまで見守んのなかなか難しいんだよな。…お、それも線香花火の定番なんだ。いいぜ、その勝負乗った
(こちらの火球が落ちて思わず声をあげればこちらに気を取られたのか相手の火球も落ちてしまいまたも声を漏らす。ちょっとした衝撃で終わってしまうところも線香花火の儚さを形作る要素かもしれない。何かを摘んだまま一定の姿勢を保つのはなかなか気力と体力がいるもので最後まで火が消えるのを見届けるのは案外難しいものだ。そんな性質もあってどちらが長く線香花火を保っていられるかはよく勝負のネタになるものだが相手からまさにその勝負を持ちかけられるとニヤリと笑みを浮かべる。こちらも新しい一本を取り出すと火球が落ちにくいように呪いの意味も込めて線香花火が真っ直ぐになるように軽く伸ばす。相手も準備は万端なようで、線香花火を構えると「いくぜフィリップ…せーのっ」と合図と共に線香花火の先端に火を灯して)


5757: 検索 [×]
2024-06-22 21:54:25

そうこなくては。要は動かさなければ良いのだろう? せーの、
(予想以上に脆い一面を知れば相手に勝負を持ちかける。どうやらこの勝負も線香花火をする時のお約束のようで相手がにやりと笑って乗ってくればこちらもやる気を見せる。今ので大体落ちる要因は掴めたはずで肝心なのはいかに同じ姿勢で持って揺れや衝撃を与えないかということだろう。得意げな様子で注意することを纏めていれば相手も準備が整って線香花火を構える。相手の合図に合わせて先端に火を付けると球が出来る前に自分の目の前に持ってきてポジションを構えた。先程と同じく球が出来ると火薬が燃えては小さな火花が散って静かに光を放つ。落とさない為にも黙り込んでその様子を見守っていたがこういう時に限って軟風が吹き始めると慌ててもう片方の手で風を遮って火を守ろうとして)

5758: 探偵 [×]
2024-06-23 23:15:17


やることは単純だが忍耐力が試されるよな。…、…いい風邪よけだ
(線香花火を長く保つためには相手の言う通り究極動かなければ良いのだが、それをずっと続けなければならないのはなかなか骨が折れるものだ。線香花火となれば自然としゃがんだ姿勢になるもので基本的には自分との戦いだろう。二人同時に火をつけて最初こそ儚げに散って小さな音を発する線香花火を黙って眺めていた。しかし静寂な時間が流れていた森の中に不意に緩やかに風が吹いてくる、何も無ければ気持ち良いと言えるものだが今この時では線香花火の天敵だ。肝を冷やしていると相手は線香花火に手をかざして風邪よけを作っている。それを見れば悪巧みを思いつき小さく口角を上げるとゆっくり慎重に相手の線香花火の横に自分の分も持っていった。こうすればこちらの分はほとんど姿勢を変えることなく風から守られることになっ余裕のある顔を向けてニヤリと笑い)


5759: 検索 [×]
2024-06-24 00:22:04

な、狡いだろうそれは、っ……
(二人で静かに花火を眺めていたが不意に吹いた風から先端で弾ける小さな火花を守る為に手で壁を作る。ただずっと同じ姿勢で居れば良いという訳でもなさそうだ。ひとまずほっとしていると相手が花火を持った手をこちらに近付いて横並びになったのを目撃して思わず声を上げる。こちらの作った風除けにタダ乗りするような行動に文句と共に相手の方を見るがその動きに火球は揺れると慌てて声を噤んで静止する。何とか落とさずに済んだが今度はずっとしゃがんでいる足が痺れてくる。これでは長期戦が難しそうだと考えると逆に相手が落としてしまうよう揺さぶりを掛けようと「花火といえば想いを伝えあったり膝枕したり色々思い出があるね」と相手が動揺しそうな話題を振ってみて)

5760: 探偵 [×]
2024-06-24 07:52:34


賢い戦略だろ?…え、いやまぁ……そうだ、な…こう……いろいろ、…思い出が……
(相手が線香花火を守るのに便乗するように隣へ線香花火を持っていけば隣から文句が飛んでくるも、そうやって動いたことで火球があわや落ちそうになって慌てる相手を見ればニヤケそうになって必死に笑みを噛み殺す。ちょうど良い風よけがあったので利用したまでだとすました顔をしつつ、文句を言う姿に可愛げを感じながら必死に線香花火を落とさないようにしている姿を見つめていた。しかし不意に相手が花火の思い出を話題に出すと最初こそ意図が分からず目を瞬かせる。しかし例として挙げられた思い出はこの平常心でどれもまともに言葉にできないものばかりで徐々に目が泳ぎ始めた。突然花火の話を振った意図にようやく気づくも、他にもいろいろと思い出があるはずなのに相手が先に挙げられた事で頭がいっぱいになってしまって、どうにか言葉を発しようとするも思い出せば思い出すほど先程のすました顔はなりを潜めて心は落ち着かなくなってしまった。まんまと相手の術中にはめられてしまうと今度はこちらが文句を言おうと相手の方を見る。そうすればしゃがんで固まっていた体は無意識に動いてしまったようで、線香花火を持つ手を動かしてしまった。直後隣合っていた二つの火球がくっついてしまって「あ、」と声が出る。火球は直ぐに溶け合いひとつの球になってしまって「これじゃ勝負にならねぇな」と思わず笑ってしまい)


5761: 検索 [×]
2024-06-24 10:53:01

何かと花火には縁があるね。…あ、
(相手が自分の守りに便乗するならばこちらもそれらしい戦術を取ろうと花火の思い出を話として振る。最初こそ何のことか分かっていないようだったが例に挙げた場面の付随するあれこれを思い出したのか目が泳ぎ始める。先ほどまでの澄ました顔は崩れ歯切れの悪い返事が続く、狙い通り相手の動揺を誘う事が出来ればこちらは小さく笑って何ともない口ぶりで言葉を返した。落ち着かなくなるとその分体もじっとしていられないだろうと勝ちを確信していたが予想通り相手は手を動かしたものの落ちずに二人の球がくっつくとほぼ同じタイミングで声を零す。くっついた火球は一つとなって存在感を増してぱちぱちと火花を散らしていて、まさかの結末に相手と顔を見合わせ笑うと「ああ、…でもある意味僕達らしい決着だ。ここからは協力プレイと行こうか」と告げる。花火本体を揺らさないように相手と横に並びくっついては二人の線香花火を穏やかな表情で見守って)


5762: 探偵 [×]
2024-06-24 12:33:34


だな、俺達は競い合うより協力する方が性に合ってる
(どちらの火球が長く持つかの勝負のはずが二つが一つになってしまいもはや勝敗がつかなくなってしまって相手と顔を見合わせて笑ってしまう。先程よりも大きな球になった線香花火を見つめながら今度は相手と共に火球を落とさないように意識を集中させた。静寂の中相手と隣に並んでいればドライバーを介さずともその動きは何となく分かって、二つの持ち手を離さないようにしながら先程よりも大きい火球から弾ける火花と音とを静かに眺めていた。やがて火花は落ち着きを見せて弾けなくなり、最後には球が萎んで赤い光さえ無くなってしまう。どうやら火球を落とさず最後までやり切ることが出来たようだ。ひとりでやってもなかなか線香花火を最後まで持たせる事は難しいが、ひとつになった線香花火を二人でやり切れたのも隣にいるのが相手だからだろう。火球が落ちることなく消えた線香花火から相手の方へと目を移せば「俺達の勝利ってとこだな」と冗談めかして言い)


5763: 検索 [×]
2024-06-24 14:55:14

…ああ、花火の締めくくりとしては最高の結果だ。二人だけの花火も楽しかったね
(予想外の出来事ではあったが二人で並んで一つとなった線香花火の火球を静かに見つめる。お互いが支え合うような形でバランスを保てば綺麗な火の華を見せていた球は落ち着きを見せ、最後には火薬が切れて煙となって消えてしまった。勝負はつかなかったが一人でも難しいであろうミッションを二人で達成できた満足感の方が強くて相手と目が合うと得意げな表情と声を返した。打ち上げ花火とはまた違った充実感と全てやり終えてしまった寂しさを感じながらロウソクの火を消すとたちまち辺りはまた真っ暗になった。これでひとまず夜にやりたいと決めていたことは終わりなはずだ。痺れた足を伸ばすように立ち上がると施設の設備を思い出して「花火の片づけをしたらシャワーだけ浴びてきてあとはのんびり過ごそうか」と提案して)


5764: 探偵 [×]
2024-06-24 17:16:52


…、同感だ。だな、テントも全然使ってねぇし、ゆっくりしようぜ
(最後の線香花火が穏やかな時間と共に終わって着火用のロウソクを消せば周りにある明かりはランタンだけになってしまった。あれだけ派手な音が響いていたのに辺りは今やすっかり森の静寂に包まれて相手と自分が発する音以外は木々の揺らめきと虫の鳴き声しか聞こえない。相手がしみじみとしつつも先程の自分と同じ感想を零せば、じわりと愛おしさが胸に滲んで軽く頬へと口付けて、こちらも立ち上がるとしゃがんで固まってしまった足を伸ばした。あとの時間は寝るのに向けて準備を整えつつゆっくりとした時間を過ごすだけだ。寝心地を確かめたっきりのテントもそろそろ活用してやらなければならない。同意するよう頷くと管理小屋の隣に設けられたシャワーを浴びるため必要なものを諸々用意し、ランタンを片手に持つと当たり前のように相手と手を繋いで夜の道を歩き始めて)


5765: 検索 [×]
2024-06-24 19:02:38

…これだけ真っ暗で静かだと別世界に来たみたいだ。…あれだね、
(相手から頬に口付けを受けると口元を緩めつつ立ち上がって寝る為の準備を整えることにする。今までやりたい事を詰め込んだようなものだがゆっくりする時間を楽しむのもキャンプの醍醐味だろう。持っていくものを一つに纏めると当たり前のように手が繋がれて管理小屋近くに向かう。所々にある電灯以外の灯りは相手の持つランタンしか無くて人影もない。外でここまで他人の存在を感じないのは初めてで無意識に手に力を込めながら辺りを見渡し思ったことを口にする。物珍しい夜の自然の中を進んでいくと管理小屋の灯りが見えてきてその隣に目的地である建物が見えた。近付いて表の説明を見る限り何室かシャワー室があって硬貨を入れると一定時間温水が出てくる仕組みのようだ。仕様を理解すると「終わったらここで待っておくというので良いかい?」とシャワーを浴びたあとの集合場所を決めて)

5766: 探偵 [×]
2024-06-24 19:36:48


あぁ、こんだけ周りが静かだとほんとに世界から俺達だけが取り残されたみたいだよな……
(相手と並んで暗い森の中を歩く。いつもはそこらで感じる人の営みは全く感じられない、ただの林道となれば尚更周りに人気を感じられなくてまるで世界に二人ぼっちになってしまった気分だ。相手の方から強く手を握られるとこちらの存在をより伝えようと相手の手を包むように握り返してランタンの光を頼りに道を進んで行った。やがて管理小屋の灯りが見えてきてシャワールームが見えてくる。こんな山奥では温水も貴重だろう、手早く体を洗う必要がありそうだ。仕様を理解してから相手と再びここで合流するよう声を掛けられると「あぁ」と短く返事をして壁で区切られた個室へと入っていった。山の中にいて涼しかったとはいえある程度汗はかいていたらしく温水を浴びると体がさっぱりとする。体を洗うとやがて温水が止まってタオルで体についた水分を拭った。今日はシャワー後も外を歩くことを考えジャージ姿だ、タオルで頭を拭きながら外へ出て合流場所へ行くと相手が出てくるのを待って)


5767: 検索 [×]
2024-06-24 20:28:18

…ただいま、やっぱりシャワーだけでも浴びるとさっぱりするね。…いつもの寝巻きじゃなくて良かったのかい?
(非日常が続く空間の物珍しさを感じつつ目的地に着くと相手と別れて隣の個室に入る。キャンプと聞いて風呂が無い可能性も考えていたが暖かいお湯を浴びると気づかぬうちに溜まっていた汗や疲れが流れていくようで小さく息を吐いた。持ってきたシャンプーなどを使っていつもより手早く体と髪を洗っていく。一人でいれば何となく今日したことを振り返る時間にもなって楽しかったことを噛み締めていれば最後に流す途中で制限時間を迎えて急にただの水に戻る、なんて事も起きたが興奮で火照っていた体には丁度良かったかもしれない。体を拭いてTシャツにジャージというラフな格好で首にタオルを掛けて出てくると先にあがった相手の姿があって声を掛ける。外に出てくると穏やかな風が吹いていて風呂上がりには涼しい気候だ。シャワーを浴びた感想を告げつつ相手の服に目をやると昨日キャンプの荷物を詰めた時の会話を思い出し、日頃着ているお揃いの寝巻きでないことをからかい混じりに問いかけ)


5768: 探偵 [×]
2024-06-24 21:32:04


、あんなモコモコなの外で着れねぇだろ。それに汚れちまったら困るし…
(タオルで髪をなんとなく拭いて乾かしながら頭上に広がる夜空を眺める。風.都とはまた違った空を見上げながらこの非日常の空間で相手と共に過ごした時間に思いを馳せていると程なくして体を洗い終えた相手が出てきた。相手もこちらと同じく今日はラフな格好であまり見ない系統の服に思わず口元が緩む。湯上りの風に吹かれていれば相手が寝巻きについて揶揄うように言及してきて思わず声を詰まらせた。いつもの寝間着を荷物に詰めようとした相手に外で過ごすことを考えクローゼットで眠っていたジャージを提案したのはこちらだが、同時にいつものお揃いではないのに少々寂しさを感じたのも確かだ。だがあの手触りのいい寝間着は明らかに外ですごすのに向いていない。荷造りの時と同じ言い訳をしつつチラリと相手の方をみる、外で過ごすことと相手が着ている服のことを思えば「お前が俺のジャージ着てるなら文句ねぇしな…」と呟くように言い、言ってからもろもろ恥ずかしくなって逃げるようにその場から勝手に歩き出し)


5769: 検索 [×]
2024-06-24 23:02:52

…へぇ、そんな理由だったとは。ならこの格好に異論は無い。 あ、翔太郎…!
(あまり着ることのない類の服を着て穏やかな風に吹かれながらも本来自分が持ってこようとしていた服について触れると相手が声を詰まらせる。その時に聞いたのはモコモコの材質は外で着るのに適さないという理由で外を出歩く時の格好を気にしたものかと思っていたが汚さない為と聞くと僅かに目を見開く。そこに込められた思いをなんとなく感じ取れば口角は上がって声を弾ませた。今身に付けているのは相手から借りたジャージで、色は違えども自分のモノを身につけていれば良いと呟きに愛おしさを覚えるとこの服にも愛着が湧いて満足そうな反応を見せる。一方で言っていて恥ずかしくなったのか一人歩き始めた相手の後を追いかけるとその手を掴んで来た時と同じ様に繋ぐ。「はぐれたらどうするんだい、」と文句を言いつつその口調は楽しげで夜風を感じながらテントサイトに戻ってきて)

5770: 探偵 [×]
2024-06-25 07:53:12


追いついたからいいだろ
(いつもの寝間着を回避した理由を口にすれば相手の声が弾むのが分かって、まるでこちらの心理を見透かすような声色にますます恥ずかしさは募る。こんな外でお揃いの寝間着で並んで歩くのが恥ずかしいというのもあるが二人で買った特別で大切なお揃いをダメにしたくないというのが本音だ。代わりにと話題に出したジャージの方もうっかり本音を口から滑らせた形になってそそくさと歩き出す。追いついてきた相手は文句を言いながらも上機嫌に手を繋いでいる、当然本気で置いていく気はないのだから言い訳するように、恥ずかしさを隠すためぶっきらぼうな返事をしていた。テントサイトに戻ってくればあとは就寝までの時間を過ごすだけだろう、周囲の片付けは済んでいてやらなければならないことはない。ランタンを相手との間に掲げつつ「もうテント入っちまうか?」と問いかけて)


5771: 検索 [×]
2024-06-25 09:26:12


そうだね、やり残したことはないしテントでゴロゴロしよう。
(そそくさと去っていく相手に並んでテントの方に戻る。本気で置いていくつもりがないと分かっているからこそ口元は緩みっぱなしでぶっきらぼうな返事をする相手と繋いだ手を揺らすようなご機嫌さで林道を歩いていた。やがて二人で立てたテントが見えてきて到着を果たす。相手にこれからの予定を問われ、やりたいと思っていたことは粗方終わっていればテントに入ることに頷いて一旦手を離した。洗面道具を片付けると早速靴を脱いでテントの中に入る。ランタンを天井のフックに吊り下げるとテント内も温かな光に照らされて十分活動出来る空間となった。まだ眠くはないがすぐに寝られるように荷物を端っこに纏めていれば今日一度も使っていないバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トを見つけ「今日は色々やることに夢中で写真を撮るのをすっかり忘れていた…」と少し残念そうにも呟いて)


5772: 探偵 [×]
2024-06-25 12:29:59


そうすっか
(二人でテントへ帰る間も相手は二人で繋いだ手を気ままに揺らしていて、分かりやすく上機嫌な相手に胸を擽られながらテントへとたどり着く。相手にやり残しがないかも込めて問いかければテントへ入る選択がされて二人で中へと入った。ランタンを天井からかければそこそこテント内も明るくゆっくりと過ごすのにも問題なさそうだ。軽く荷物を整理していれば相手は何かを荷物から取り出していて目線を向ける、その手に握られていたのはバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.で相手の呟きで今日一度も使っていないことをこちらも思い出した。自分達でやることが多く写真を撮る事まで頭が回っていなかったが、残念そうな呟きを聞けばその気持ちを晴らしてやりたくなってしまう。バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を相手の手から取ってしまうと「なら、今からたっぷり撮らねぇとな」と笑みを向ける。今日の思い出は記憶にしか残らないがそれならば今からでも写真を増やせばいい、それにまだ明日の朝の時間だってある。思いついたのならと早速バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を構えるといつもとは違う寝間着を着て非日常な空間であるテント内にいる相手の姿を一枚写真に収めて)


5773: 検索 [×]
2024-06-25 14:03:47

え、…ふふ、確かにそうだね。せっかくなら二人で撮ろう、翔太郎
(今までどこへ行ったり何かをしたりした時は決まってその思い出を残す写真を撮ってきたが今日は完全に忘れていた。それは普段やることのないキャンプやバーベキューの設営に集中したり二人の時間を十分に満喫したりしたからこそではあるのだが記憶だけでなく記録にも残したかったという気持ちがふと過ぎった。だが今更時間が戻る訳でもなく明日はちゃんと写真に残すようにしようと考えているとバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トを取られて目を瞬かせる。当の相手は笑みを浮かべてバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トを構えたかと思えば固まったままの自分を写真に撮られてしまった。相手の出した答えは至極シンプルで、だが一番自分が求めていることだ。緩く笑みを零して相手の案に賛成すれば自分が相手の側に寄って隣に並ぶ。カメラの面を自分達の方に向けてテントの背景と二人の服が見えるような画角を探し、良い所が見つかれば左手でピースを作り「はい、ポーズ」と言いながらシャッターを切って)


5774: 探偵 [×]
2024-06-25 17:39:03


そうしようぜ。……ここでしか撮れねぇ写真だ
(相手がこちらの行動に追いつく前に写真を撮ってやれば画角の中の相手は随分惚けた顔をしていて、いつもと違う格好でいつもと違う背景と共に写真に収まっていてなかなか貴重な一枚となる。直後相手の顔には笑みが浮かんで胸の内がじわりと暖かくなった。写真のことを思い出さなかったのはそれだけこのキャンプ場での出来事に夢中になっていたということ、ならば明日は勝手を知った分もう少し余裕も出るはずで写真を撮る機会も出てくるだろう。相手が隣に来て一緒に撮ることを提案されれば即座に賛成して相手が構えたバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の方を見る。相手に合わせこちらも右手でピースを作ればシャッターが切られた。写真を確認してみるとお互い見慣れない服を着て少々薄暗いテントの中で同じポーズを取っている、ここでしか撮れないどころか今しか撮れない写真に満足気に笑みを浮かべた。相手の暗い顔が晴れたのが何よりも嬉しくて心のまま直ぐ傍にいる相手の頬に軽く口付けると「明日は料理してるとことかも撮らねぇとな」と期待を口にしていて)


5775: 検索 [×]
2024-06-25 19:02:41

ああ、楽しかったのが伝わってくる写真だね。…ん、まだ明日もやることがいっぱいだ。
(相手と横に並んでポーズを取りながらシャッターを切る。一緒に画面を覗き込んでみると薄暗いテントの中でラフな格好で映る2人の姿があって相手と共に笑みを見せる。今日行ったバーベキューや花火なんかの様子は写っていないが一日目が充実した時間であることが伝わってくるような表情だ。すっかり憂いは晴れて満足げにバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トに見ていれば頬に柔らかな感覚がした。視線をやれば笑みを見せながら相手は明日への期待を寄せていて、こちらからも寄り掛かるように身を預けて同調の返事をした。外は相変わらず静かでランタンの光だけが照らすテント内は秘密基地に潜んでいる気分だ。「楽しみで眠れないかもしれない」とくすくす笑いながらちらり相手の方を見て)

5776: 探偵 [×]
2024-06-25 19:30:58


それじゃ明日寝不足になっちまうだろ。…けど、もうちょっとこの夜を過ごしたい気分だ
(心のままに口付けを送れば相手がこちらに寄りかかってきて腰に腕を回してその体を引き寄せる。外で焚き火をしたり暗い道を歩いている時にもこの世で二人っきりのような感覚を覚えたが、この狭いテントで灯りひとつの下身を寄せあっている今も同じような気分になる。それはすなわちただただ相手の存在を感じ浸れる時間でもあってゆっくりと脱力するように息を吐いた。明日が楽しみで眠れないなんて子供のようなことを言う相手に緩くツッコミを入れるがもう少しこの秘密基地での時間を過ごしたい気持ちもある。ふとテントの窓部分、メッシュ生地になっている箇所へ目を向ければ真っ暗な森とその上に輝く星空が見える。風.都とはまた違ったこの空をゆっくり眺めたい気持ちに駆られれば「なぁフィリップ。ランタンの光消して寝転がって星見ねぇか?」と誘いかけて)


5777: 検索 [×]
2024-06-25 20:27:56

だろう?このまま寝てしまうのは勿体無い。…、良いアイデアだ!天体観測もキャンプの楽しみ方の一つのようだからね。
(相手に寄りかかると腰に腕が回されて2人の体が更にくっつく。相手が脱力するように息を吐くのを感じながらも明日への期待に胸を踊らせていると相手から緩いツッコミが入る。その後続いた言葉に乗っかるようにまだ寝たくないと主張し、何かやることがないかと考えていると相手から今の状況にピッタリのお誘いがかかってきらり目を輝かせると賛成を示す。キャンプの楽しみ方として星を見る事が挙げられていたのを思い出すとその事に触れながら早速吊るしていたランタンの光を消した。途端辺りは真っ暗になって殆ど見えなくなる。次第に目が暗闇に慣れてぼんやりと見えるようになると敷いたマットの上に寝転がる。メッシュの窓から空を見ると山の中である分街で見るよりも星空が綺麗に見えて「山の中だから星も多く見えるね」と興奮気味に感想を呟いて)

5778: 探偵 [×]
2024-06-25 23:04:53


……真っ暗だな。…あぁ、風.都.の空と同じはずなのに違って見える
(この夜の過ごし方として星空を見るのを提案すれば相手の目がその星々と同じように輝くのが見えて思わず笑ってしまう。じっくりと夜空を眺めるのもそうそうない機会で寝転がりながら星空を眺めるのもキャンプならではの事だろう。早速相手がランタンを消せば途端にテント内は外と同じく暗闇に包まれる。しかし段々と目が慣れてくると星空の明るさが分かるようになってきた。相手と並んでマットの上に寝転がりピタリとくっつくと同じく窓から星空を見上げる。寝転がることで森の闇は視界からなくなり明るい星空をよく眺めることができる、風の街よりも空気が澄んでいるおかげかいつもより星の数は断然多くて改めて眺めた空に暫く見入ってしまった。多くの星が輝く分強い輝きはより見つけやすくて「織姫と彦星もよく見えんな」と夏の星座である二つの名
をあげて)


5779: 検索 [×]
2024-06-25 23:47:17

高度があって空気が澄んでいるってこともあるけど周囲に明かりがないから小さな星も見えやすいのだろうね。…ああ、ベガとアルタイルのことか。デネブも加えると夏の大三角と言われるくらい見付けやすくて有名な星だからね
(ふたり並んで寝転がって夏の夜空を見上げる。地上と違って空は多少離れようとも景色は変わらないはずだが何気なく街で見る夜空より格段に星の数も明るさも違って見える。この真っ暗さが最高の観測条件なのだろうと理由を推測しながら以前調べた星の知識と照らし合わせて空を見つめていた。相手が織姫と彦星の名前をあげて一瞬キョトンとするが一等星の和名として同じ物があったのを思い出すと納得したように頷く。多数の星の中でも特に輝いているその二つの間に街ではあまり見る事が出来ない星の集まりが観測出来ればその場所を指さしながら「あの間が七夕の話に出てくる天の川と呼ばれる星たちだ」と説明して)

5780: 探偵 [×]
2024-06-26 07:51:22


…ほんとだ。こう見るとほんとに二人の間に流れる川みてぇだ
(こちらが七夕に因んだ名前を口にすると相手は一瞬間を置いてからどの星について言及しているかを理解する。相手は星の正式名称の方を覚えていたらしく、そんなところも相手らしいと小さく笑った。夏の大三角自体は風.都でも見ることができるがこんなに星々に囲まれているのは相手の言うように山の上にきたからこそだろう。星の解説を挟みながら相手が夜空を指さして、体を寄せるとその指がさす先を目で辿る。相手が指さしたのは天の川だ、薄ぼんやりとしたモヤのような光と小さな星々がベガとアルタイルの間に横たわっている。あの淡い光の塊も風.都,では見られないもので暫くその様子を眺めていたが、ふと七夕の物語が頭をよぎると「あんなに近くにいるのに川で分断されて年に一回しか会えねぇってのも酷い話だよな」と近くて遠い二つの星を見上げていて)


5781: 検索 [×]
2024-06-26 10:12:13


地球から見ると近い様に見えるけど二つの星は約15光年離れているから実際は年に一度というのも不可能に近い話だ。
(空を指さすと相手が更に身を寄せて一緒にその星空を観測する。二つの星の間には更に遠くにある星達が集まった銀河系が帯状に広がっていてその名の通り空を横切る川のようだ。滅多に見られない淡い光の輝きに目を奪われていれば相手が天の川にまつわる七夕の話を口にする。七夕の話は様々あるが川を挟んだ二人は年に一度、七夕の日にだけ会えるといった部分はどれも共通している。だが天文学的に考えれば二つの星は距離はかなり離れていてお互いが光の速さで向かったとしても八年近くはかかる計算だ。昔話に現実的観点を持ち出して指摘しながらふと自分に置き換えて考えるとちらりと横に並ぶ相手に視線を向け「年に一回か…、僕なら耐えられないかもしれない」と素直な思いを零して)

5782: 探偵 [×]
2024-06-26 12:31:32


、そこは童話なんだから真面目に答えるなよ……あぁ、同感だ。すぐそこに見えてんのに会えねぇなんてありえねぇ
(相手と並んで寝転がりハードボイルドには有るまじき天の川に纏わる恋物語を思い起こしながら夜空を眺める。七夕の物語に思いを馳せていると相手から現実的な解説が入って思わずツッコんでしまった。そこは物語の都合でどうとでもなる部分だろう。自分の知っている話では恋にうつつを抜かしすぎた二人への罰で年に一度しか会えないようになる筋書きだったはずだが、それでも愛しい人と年に一度しか会えないのは今の自分では耐えられない状況だ。そんな飛躍した考え事をしていると相手からも同じ考えの言葉が聞こえてきて思わずそちらを見る。星空を見上げて織姫と彦星を自分達と重ねるなんてなんともロマンチストだが、それよりも相手も同じ考えである事の方が嬉しかった。同意する返事をして再び目線を星空へ戻す、物語の都合もあるのだろうが自分達で七夕の物語を置き換えるなら自分がやる事は決まっていて「俺なら無理やり川を越えてでもお前に会いに行くな」とぼんやりと広がる天の川を見つめながら口にして)


5783: 検索 [×]
2024-06-26 14:49:51

なんとも君らしい解決策だ。…まあでも、僕も決まりなんて破って君の元に行く方法を考えるだろうね。
(昔話に対して現実的な話をすれば予想通りツッコミが入るがもし同じ状況に置かれたらという話には同じ思いなのだと返事がされる。必ず年に一度は会えると考えれば幾らかマシなのかもしれないが大切な人とずっと居る幸せを知った今では耐え難い状況だろう。星に目線を戻した相手が何とも強引な解決策を口にしていてその光景を想像すると思わず笑ってしまう。二人を阻む川となれば大運河のような物だと思われるが相手ならばボロボロになりながらも渡ってきそうだ。そして恐らく自分自身も決まりや仕事を放り出して、どんな手段を取ってでも相手の元に行く方法を探すだろう。似た者同士の回答にくすくす笑いながら相手の手を手さぐりに探すと指を絡めるように繋いで二人の間で握りしめる。相手の温もりを感じながら「こうして隣に居るのが当たり前になっているから一週間でも参ってしまいそうだ」とぽつり零して)


5784: 探偵 [×]
2024-06-26 19:33:55


お前はあらゆる手を使って川を越えてきそうだな。……前に一週間すれ違って話せなかっただけでも限界だっただろ?
(二人の間を運河が隔てているのなら自分はきっと無茶な手を使ってでも川を渡っていくだろう。相手からも似た答えが返ってくれば嫌でも口元は緩む、指が絡まるように繋がった手をこちらからも握り返せば同じように笑いながら返事をした。こちらが考えるよりも先に行動して川に突っ込んでいくのに対して相手は反則級のあらゆる手を検索し考えて川に向かっていくに違いない、きっと出会うのは運河の真ん中だろう。そんな想像を広げていれば相手から呟きが聞こえてくる、心から漏れ出したようなその言葉にじわりと胸が暖かくなると体の向きを相手の方へと向けて、繋がってない方の手で緩くその体を包み込む。かつて織姫と彦星と似たような状況になったことがあったがたった一週間で二人とも根を上げていた、正確にはもっと前からとっくに限界を超えていたように思う。相手の体に回す手に無意識に力を込める、星と月の光だけが差し込むテントの中で相手を見つめながら「出来ることなら一秒も離れたくねぇな」とつい本音を漏らしてしまえば軽く体を乗り出して短いキスを相手へと送って)


5785: 検索 [×]
2024-06-26 20:19:47

そんな事もあったね、あの時よりも今の方が我慢が効かなそうだ。…、少なくとも明日までは何にも邪魔されずにずっと一緒だよ
(離れて会えなくなってしまったのならお互い取る手段は違っていてもやる事はきっと同じで、織姫と彦星のように決められた日だけ会うなんて出来やしないだろう。年に一度なんかよりずっと少ない日でも難しそうだと零すと相手の体がこちらを向いて、それに合わせてこちらも向かい合うように体の向きを変えた。ぼんやりと窓から差し込む月明かりが相手を照らす。以前依頼が立て込んでなかなか会えなかった1週間のことを話題に出されると懐かしくて口元が緩む。あの時も十分寂しかったが更に長い時間を相手と過ごして深く結びついた今の方が耐えきれないかもしれない。軽く擦り寄りながらそんな弱音を吐いていれば相手と目が合って告げられた言葉に幸せが満ちる。近付く顔に身を委ねて軽いキスを交わすとその頬に手を添えて優しく微笑んだ。探偵の仕事をしている以上ずっと一緒という訳にはいかないが休日ならばその望みも叶えることが出来る。それを証明するようにも「翔太郎」と名前を呼んで今度はこちらから近付いて少し長めのキスを交わして)

5786: 探偵 [×]
2024-06-26 21:11:20


あぁ、今なら無理やり会う時間作るだろうな。……、…ならこの秘密基地の中でお前を独り占めって事だ
(年に一度しか会えないのもそれはそれでロマンチックな話で強い繋がりなのかもしれないが自分達の性には合わないらしい。昔話をすれば今の方がより我慢が効かないだろうと言われ小さく笑う、あの時だって相手に会えずに気が気ではなかったが今この状態から一週間会えないとなればきっと耐えられないだろう。それこそ天の川をボロボロになりながら渡るように、多少の無茶をしてでも相手と会う時間を作るに決まっている。七夕の物語と違い片時も離れ難いのも見方によっては難儀な話なのだろうが、それが二人にとっての幸せなのだからどうしようも無い。今この時のことを言えばこのキャンプ場にいる間は間違いなく片時も離れることなく相手と過ごすことができるわけで、それを約束するように口付けを交わすと暫くその柔らかさを堪能する。ゆっくりと離れた後に繋がった手を再び強く握ると「フィリップ、」と恋人の名前を呼んで身をさらに乗り出す。愛しい人にその愛しさを伝えるように頬と顎、首筋、耳朶と順に緩慢な動きで口付けを落としていき)


5787: 検索 [×]
2024-06-26 22:30:20

本当に出来てしまいそうなのが君の怖い所だ。…ん、そういうことになるね、君の望み通りだろう?
(探偵という性質上困っている人や舞い込んできた依頼を優先しなければならないが相手は無理やりにでもその全てを解決して自分の元に帰ってくる所が想像出来て嬉しい半面ボロボロにならないよう気を配る必要がありそうだ。勿論そんな状況にならないのが一番ではあるが。そんな心配が要らないのがこの休日で、二人の時間を確かめ合うように口付けを交わしてゆっくりと離れる。繋がった手を強く握られながら独占欲が感じ取れる言葉が告げられると自然と口角が上がってご機嫌に肯定の返事をする。二人だけの場所で自分の名前を呼ばれ、見えている頬や顎、首などに優しく順番にキスが落とされていくとふわふわとした幸せな心地に包まれる。こちらからももう片方の手を背中に回してもっと、と強請るように軽く抱き寄せながら「ちょっと擽ったい」と幼い笑い声を零す。更に一番近い場所にある相手の頬に軽く口付けては「好きだよ、」と頭に浮かんだままの行為を伝えて)


5788: 探偵 [×]
2024-06-26 22:56:33


あぁ、今晩はお前の傍にずっといられる。……俺も。お前のこと好きだ、フィリップ
(おとぎ話から始まった相手への募る想いは独占欲として滲み出てそれを肯定する返事がされてしまえばより一層この心を幸せと安堵で満たしていく。もはや欠かすことのできない相手という存在を今日眠るまでこの腕の中に納めていられる喜びに浸りながら溢れる想いのままに恋人を愛でる。幾度も口付けを落とせば強請るように抱き寄せられて擽ったそうに笑う相手にこちらも胸が擽られて想いはさらに溢れていく。相手からも頬に口付けを受けて好意の言葉を受け取れば、その短い一言に込められた想いがただただ嬉しくて愛おしさはさらに膨れていく。同じ言葉を返してまた名前を呼んで再び相手の顎へと口付けを落とす。暫くは素肌が見える場所へ唇を触れさせていたが段々とそれだけでは物足りなくなって、もっと相手を慈しみたいと心が疼きだす。その心はすぐに行動へと現れて触れさせるだけだった唇はそこを食むような動きへと変わっていった。柔らかな頬、骨ばった顎、張りのある首筋と順に食していくと特別柔らかい耳朶を唇で挟み込む。そのまま何度か唇を動かしたあと、不意に舌先で耳の縁をなぞってみて)


5789: 検索 [×]
2024-06-27 00:15:25

ん…、知ってる。 ……、っ、翔太郎?
(街から離れて山の中に立てたこのテント内は正に二人きりの秘密基地で他に邪魔する物や人は無い。その中で相手に抱きしめられて愛でるように口付けが何度もおとされると胸は暖かい物で満ちて口元が緩む。お返しに頬へとキスと想いを送ると相手の表情がまた和らいだように見えて更にくっつくように足先を絡める。同じ言葉を名前と共に告げられると胸が華やぐのを感じながら自信たっぷりに目を細めて返事をする。また腕に力を込めているとまた顎に唇が触れて、見える範囲に次々に落とされる口付けを嬉しそうに受け入れていた。だがただ触れるだけの動きだった物に食むようなものが混ざり始めると顔を埋める相手に視線を向ける。首筋を柔らかい唇が食むと普段はしない感覚に小さく肩が跳ねる。何となく愛でるだけでは違うものを感じて様子を伺うように名前を呼ぶが耳朶を唇で挟み込まれると思わず頭が動く。今までと違う物が滲み出して来そうな気配を抑えていると不意に唇とも違う生暖かい感覚が走って「ひっ、な、に…」と困惑混じりの声を零して)

5790: 探偵 [×]
2024-06-27 07:52:03


……なんだよ、どうした?
(こちらから好意の言葉を紡げば相手からは自信満々の返事が返ってきて、しかし嬉しそうに目を細める姿に胸を強く握られる感覚に襲われる。その後に胸に広がる幸せのままに口付けを落とし、溢れるまま食すように唇を動かせば相手の体が跳ねるのが分かった。その動きに今度は腹の奥底が擽られて悪戯心ともうひとつ別のものがじわりと滲み出てくる。柔らかな肉のひとつ、耳朶を食むと逃げるように頭は動いて、追いかけ擽るように舌先でなぞれば相手の声の中に違う色のものが僅かに混ざって腹底がゾクリと揺れた。だがあくまでもこれは相手への好意や想いを示す行為、とぼけたフリをしてなんでもないだろうとでも言いたげに問いかける。だがその言葉も相手の耳元へと囁くもので吐息をわざとそこへと吹きかけた。繋がっていた手を最後に一度強く握ってから解くと逃げていこうとした頭を捕らえるように、建前上は後頭部を包み込むように手のひらを添えて、再び耳朶へとキスを落とす。一番相手の匂いが香り立つ耳裏へと口付け舌先を僅かに出してそこを擽ると、再び耳朶を口の中へと含んで今度は明確にねぶるように軽く吸い付きながら舌先をそこへと這わせていって)


5791: 検索 [×]
2024-06-27 10:39:07

っ、ん、わざとやっているだろう…。…、ぁっ、んん……、
(相手から愛でられるような口づけに幸せを感じていたが今までとは質の違う刺激が加わると敏感に反応してしまう。意図を探るように短く問いかけるが耳元で惚けた囁き声と共に息が吹きかけられるとまた小さく体が震えて薄ら耳が赤くなっていく。分かっていない訳が無い行動に拗ねたように文句を口にしている間に握られた手が解かれ、そのまま後頭部に添えられると動きが制限されることになる。その状態で再び耳朶にキスが落とされ相手しか許さない耳裏を舌で擽られると上擦った声が零れた。いつもより暗く静かな空間にはその声がやけに響いたように聞こえて恥ずかしさに熱が上るとこれ以上漏れ出ないように慌てて口を噤む。だがそんなことを気にしない相手の唇は耳朶を口に含んでしまって吸い付くような音を微かに立てながら舌が這うとくぐもった声をあげながら体は跳ねあがって素直な反応を見せて)


5792: 探偵 [×]
2024-06-27 12:34:22


……何の話だ?
(耳に向かって囁くと寄り添う体が震えてすぐ側にある耳が赤く染まり先程よりも熱を放つようになってほくそ笑む。文句を言う相手にまだ素知らぬ振りを続けつつあらゆる所に降らせていたキスを耳とその周辺に集中させると相手の口からは上擦った声が溢れてまたゾクリと胸の内が疼いた気がした。都会の喧騒が聞こえない静寂なこの場所で相手の声は小さくともよく響く、相手もそれを自覚したのか口を噤むのをみるとさらに悪戯心は煽られて粘度の高い熱がゆっくりと頭をもたげ始めた。必死に声を漏らさぬようにする姿に小さく笑うと上半身を持ち上げて相手に覆い被さる、後頭部を抱える手の親指でゆっくりとそこを撫でながら「テントの中とはいえ布一枚向こうは外だもんな」とここがいつもとは違う誰が来るかも分からない外の空間であることを意識させる。そうやって囁いておきながら再び耳へと口を近付ける、あえて音を出さないように数度そこへ口付けてから唇の間から舌を覗かせて耳の縁と凸凹と、その形をなぞるよう静かにゆっくりと舌先を這わせていく。時折舌の表面全体で緩慢な動作で舐め上げる動作を交えながら愛しい恋人の耳を愛でていた。月明かりの下、相手の耳が十分濡れてきたところで不意に耳の縁に歯を立て甘噛みして)


5793: 検索 [×]
2024-06-27 15:13:33

そうやって、耳ばかり…ッ、!…、……ん、ぅ…、っあ、
(思いを伝えるだけの行為ではないのは明らかなのに相手は素知らぬ顔を続けていて徐々に追い詰められていくような気分だ。何処か上機嫌に覆いかぶさってきた相手を見上げ、軽く睨み付けて更に文句を続けていたが後頭部を撫でられながら今の状況を指摘されると目を見開いて動きを止める。立派に自立したテントではあるがメッシュ生地の窓も含めて防音性は皆無に等しいだろう。これまで他の利用客とは会っていないが同じ敷地内に居るなら通りかかる可能性もゼロではない。野外に近い環境であることを意識させられた状態で再び耳にキスが落とされる。何度か口づけが落とされた後、その舌がゆっくりと縁や凹凸をなぞり始めて小さく肩が跳ねる。決して強い刺激ではないがぞわぞわと浸食してくるような感覚が絶えず続いて発する熱と移される熱が蓄積していく。変に動いて気を抜けばまた声が出てしまいそうで眉を寄せ口を噤むことで何とか堪えていたが十分に呼吸が出来ない分、息が上がって吐息も増える。無意識に相手のジャージを掴んでされるがままになっている中、不意打ちで耳の縁に硬い歯が立てられるとぴくっとまた体が跳ねて甘い声が溢れ)


5794: 探偵 [×]
2024-06-27 17:23:03


……フィリップ、誰かがテントの中覗いちまったら困るだろ?
(心が動くままに相手を愛でていると相手は文句を言いながらこちらを軽く睨んでいる、その少し怒った顔も可愛げがあって余計にこの胸を擽ってしまうのだが周囲に音がダダ漏れであることを伝えてやると相手は分かりやすく体を固める。明確に一歩相手を追い詰めた感覚に脳が興奮して背筋が疼き震えるのが分かる、最初こそ悪戯心だったそれは徐々に嗜虐心へとすり変わっていた。相手の吐息がより聞こえるように音を立てないよう耳を舌で愛撫していけば漏れ出す吐息は増えていき組み敷く体が熱くなっていくのが分かる。それにあてられてこちらも体に熱を持ち始めているのは気が付かないまま耳朶を甘噛みすれば小さく、しかしこの静寂にはよく響く音量で甘い声が漏れて思わず熱い吐息を耳へと吐き出しながら笑みを浮かべた。自分で甘い声を引き出しておいて窘めるように名前を呼んで外にいる人間をまた意識させる。相手のこの姿を誰にも見せる気はないのだが。そのままもう一度耳朶を先程よりも強めに甘噛みすると口が開いた隙にその中へと親指を突っ込んで口を噤めないようにしてしまう。与える刺激を緩めるつもりはなくて、数度耳朶を甘噛みした後今度はここだと予告するように耳裏をゆっくりと舐め上げた。そのまま緩慢な動きで口を近付けると耳裏へと歯を突き立て、甘噛みではすまない強さでそこに噛み付いて)


5795: 検索 [×]
2024-06-27 19:51:35

ん…ッや、だ…、ん、ぁ……は、…ひ、あっ!
(じわじわと相手に追い詰められるのを感じながら耳朶を甘噛みされると甘い声が吐き出されて、それを聞いた相手の熱い吐息が笑い声混じりにかかるとそれだけでまた反応してしまう。この状態にしたのは相手なのに子供に言い聞かせるような口調で外の状態を意識させられると万が一の時のことを想像してぞくりと背筋が震えた。人には見せられないことをほぼ野外とも言える場所でしている背徳感に熱い息が零れて相手の問いかけにこくこくと頷く。そうならないように声を我慢しようとするのにまた耳朶を強めに甘噛みされると甘い声が出て、その隙に口内に親指が差し込まれて思わず目を見開く。狙いは直ぐに分かってしまった。唇を噛み締めることが出来ずに半開きの状態でまた甘噛みされるとありのままの声を上げてしまう。その声は静寂に響いてまた熱が上がる。他人に晒すことのない耳裏をゆっくり舐められて歯を立てられると先程の行為を思い出しては短く高い声を上げるがそれにも無意識に期待の色が乗る。構えるように体を固くしているとその場所に容赦なく噛みつかれ、鋭く強い刺激にびくびく体を波打たせながら啼いて)


5796: 探偵 [×]
2024-06-28 07:56:19


…、……フィリップ……すげぇ綺麗だ
(自ら追い詰めておいて自ら窘めれば相手は素直に何度も頷く、こちらの良いように翻弄され従う姿にどうしようもなく嗜虐心や支配欲といった黒い欲望が満たされていく。声を出さないよう言いながらそれを許さないように口の中に親指を突っ込めば当然声を殺す事はできなくて相手の甘い声がテント内とその外へと広がっていく。静寂の中に響くのは相手の声だけで余計意識しているのか焦るような仕草と上がる体温がこちらの腹底をまたゾクゾクと煽ってこちらの熱も昂っていくのが分かる。こちらが与える刺激で相手が啼く度に口に入れた親指に熱い吐息がかかってそれだけでも脳をクラクラと溶かしてしまいそうだ。一番相手の匂いが濃い部分を塗りつぶすように所有痕を刻みつければより一層相手は啼いてまた無意識に吐息を吐きながら笑う。まだ痛みの残り赤く滲むそこを刻みつけるようにゆっくり舐め上げながら、一方で慰めるように相手の頭を優しく撫でて顔をもたげ相手を見下ろす。月明かりに照らされた相手は上気した顔で口を閉じる事さえ許されていない、淡い光のもと唾液で煌めく所有痕が一層艶めかしく見えた。自らも荒い息を吐いているのは気が付かぬまま、零すように心のままを呟くとこちらを向かせて親指を引き抜き唇を重ねる。触れ合う状態だったのは最初の一瞬だけで、すぐさま相手の口内に舌を侵入させれば相手のものを絡めとって中を掻き回すようにして舌を動かし)


5797: 検索 [×]
2024-06-28 11:34:35

っ、は…、ぁ…しょーたろう…んんっ……ぁ、
(声を出してはいけないのに我慢することを阻まれて悪い事をしているのに興奮している背徳感や劣情、触れている相手の熱に頭がクラクラする。一度スイッチが入ってしまえば昂った身体は相手が触れる全ての箇所に反応してしまう。甘噛みなんて可愛い物ではない強さで所有痕を刻まれる行為さえ痛みの中に甘い快楽を拾い上げて声をあげると耳元で相手が笑うのが分かる。所有痕を意識させるためかその箇所にゆっくりとなぞられるとじりじりと痛みは広がって視界に涙の膜が張るが一方で優しく頭を撫でられると幸せを覚えて軽くその手に擦り寄りながらちぐはぐした刺激に脱力したように熱い息を吐いた。薄暗い中でも見上げた相手の瞳には色欲が浮かんでいるのが分かってその息も荒い。自分の姿を見て高まったのだと理解すればぞくりと腹の底に熱が滾って縋るように応えるように名前を呼んだ。散々乱れているのに綺麗だと言われ促されるまま相手の方を向くと唇が重なる。その柔らかさを感じてすぐ相手の舌が入ってきて舌同士が絡みつく。閉じることが出来なかった口内には唾液が十分に溜まっていて相手が舌を動かせばすぐに水音が立つ。これも鳴らしてはいけない音のはずだが重なる相手の熱に浮かされるとこちらからも舌を伸ばし、絡めてその音を絶えず響かせる。相手を感じ取れるのが幸せで薄ら口角を上げながら回した手で求めるように相手を抱き寄せ、時折舌に吸い付いたり唇で挟んでみたりしながら深いキス続けて)

5798: 探偵 [×]
2024-06-28 12:35:12


…っ、…ん……は、……、フィリップ…
(腹底で蠢く黒い欲望のままに相手を追い詰め慈しみという名の痛みまで与えているのに相手の体の熱は留まることを知らずに上がっていく。涙を目に浮かべながらこちらの手に擦り寄る姿を見ればまたひとつ理性の糸が音を立ててちぎれた気がして、助走もない深い口付けを相手へと注ぐ。口内は相手の唾液がたっぷりと溜まっていて濡れたそこにさらに興奮が煽られる、何もかもを忘れただ相手の口内を舌で蹂躙することに集中した。節操のない水音が二人の間に弾け薄いテントを貫通して周囲へと広がっていく、相手が自分のモノだと誇示するような行為にいやでも体は昂った。音を響かせてはいけないと刷り込んだにも関わらず相手はこちらを求めるように抱き寄せて向こうからも舌を絡めてくる、羞恥よりも劣情に溺れこちらを求める姿に胸がぐちゃぐちゃに掻き乱されて息継ぎさえこちらが支配しながら舌を絡ませ深いキスを続けた。二人の口内が唾液でいっぱいになった頃にようやく口内に溜まったものを奪い去ってから僅かに口を離し喉を鳴らしてどちらのものとも分からないそれを飲み下す。月明かりに照らされ涙を浮かべてこちらを向く相手は相変わらず扇情的だ、もっと相手を自分で塗りつぶしてしまいたい、全てを自分のものにしてしまいたい。熱に塗れた瞳を一心に相手へと注ぎながらゆらりと手を伸ばして再び相手の口の中に親指を突っ込む。指先で軽く舌を弄びながら顔を傾けさせ、先程とは反対の耳をこちらへ向けさせた。ゆっくり相手の脚の間に体を割り込ませて耳元へと口を近付ける。耳の穴に向かって水っぽいキスを落とすと「好きだ、」と心のままに言葉を注ぎ込む、そのままさらに相手の香りが立つ方へ、耳裏へと移動すると予告も何もなしに一気にそこの柔肌を食い破って)


5799: 検索 [×]
2024-06-28 16:12:14

…っ、ん…はぁ、…ン、…翔太郎、興奮した顔してる、…ん、ぁ…僕も、好きだ、…好き、ッあぁ!、っ
(節操なく響く水音と二人の吐息が薄暗い空間を満たしてまた熱が帯びていく。側を通れば気付かれてしまう程音は大きくなっているのに相手と舌を絡める行為を辞める事など出来なくて相手を抱き寄せ縋るようにキスを続けた。呼吸のタイミングさえ相手に支配されていて少ない酸素で与えられる熱に当てられながらお互いを求める行為に溺れていた。二人の唾液が完全に混ざり合ったと言える頃、全てを奪い取られると僅かに口が離れてそれを飲み干すように相手の喉が動く。荒く呼吸をしながら息を整えるも苦しさよりも相手のモノとして深い愛情を受ける幸せの方が上回っていてとろりと熱に浮かれた目で相手を見つめる。そんな相手も熱に濡れた目して自分だけを見つめていて、熱心な視線と重なるとまた腹の底が疼きその事を指摘しながら煽る言葉を投げかけた。ゆらりと手が伸びてきて親指が唇に触れると抵抗することなく口を開いて好きに舌を触らせる。同時に体の向きが変わってよりくっつくような形で相手の顔が近づいてくると耳元で水っぽいキスが響いて肩が跳ねる。好意が伝えられると酔ってしまうような幸福が満ちて自らのこの想いを伝えようと同じ言葉を返す。一度だけでは伝えきれなくて何度も拙くその単語を繰り返していたが耳裏の方に相手が回って何の構えもなしにまた強く歯が食い込むと悲鳴に近い声をあげて体が大きく仰け反らせる。ぱちぱちと脳が痺れるような痛みと甘い刺激にじたばたして逃げてしまいたいのに体格の良い相手に抑え込まれた体では叶わなくて相手の背中に回した手でジャージに爪を立てて縋りつくようにしながら「しょ、たろう…」と幼い声で名前呼んで)

5800: 探偵 [×]
2024-06-28 18:55:10


っ、……お前がそんな顔してんだから仕方ねぇだろ……っ、…は……好きだ……フィリップ、
(淡い光の元で相手を見つめていると上気した頬に荒い息、トロリと蕩けた目まで全てがこちらを煽る要因になって頭の中が相手への好意と全てをものにしたい支配欲ともっと啼かせたい嗜虐心とでぐちゃぐちゃに掻き乱されていく。こちらも熱い息を吐きながら獲物でも見るように相手を見つめていれば、こちらも同じような顔をしていると言われ軽く目を見開いた。自らも十分に昂っていることを自覚させられればさらに理性も歯止めも吹き飛んでいく、興奮を指摘されたことが許容のようにも思えて相手への想いと欲望とをより容赦なく注ぎ込んでしまいたくなる。欲望の赴くまま口の中に指を入れるもそれさえ相手は受け入れて細かな息遣いが指先にあたれば見惚れるように見つめながら熱い吐息を漏らす。相手の領域を犯す行為でさえ許されている事実に頭がクラクラと揺れた。昂る体は止まらずに耳裏の肌を食い破り赤い所有痕を刻みつければ相手は激しく揺れ啼いてゾクゾクと背筋が震えた。反射的に逃げようとするその体を力で押さえつけ逃がさないようにしながらより深くそこへ痕が刻まれるようにさらに力をこめる、背中にささる相手の爪の痛みさえ今は愛おしい。漸く歯を外すも直ぐにそこに舌を這わせその存在を相手の意識にさえ刻み込む。相手を強く押さえたまま口付けと舌で所有痕を擽るのを繰り返し時折艶かしい水音を弾けさせ、相手の頭をゆっくりと繰り返しなでて相反する行為を注ぎ続けて)


5801: 検索 [×]
2024-06-28 20:54:04

ひ、っあ、しょ、たろ…好き、ッぁ、ン、
(相手の指を咥えこんだまま突然耳裏に鋭い刺激が走ると高く啼いて反射的に逃れようと身を捩る。強すぎる刺激に思考が塗り潰されることもそれが良い事だと覚え込んだ体も怖くて本能的に距離を取ろうとする体を押さえ付けられ、相手の支配下に置かれてしまう。その状態で更に深く歯が突き刺さるとまた痛みが走るのに同時にゾクゾクと背筋に興奮が走って開きっぱなしの口から喘ぎ声が溢れる。相手の好き勝手にされているのに熱に蕩けた頭はそれを幸せだと感じていた。もはや声を抑えなければならないという思考すら出来なくて唯一頭に浮かぶ相手の名前と好意を嬌声の間に繰り返し口にする。歯が離れると安堵したように脱力するが舌がそこをなぞるとまた痛みを発して相手の熱と所有痕の存在を深く刻み込まされて身体を震わせる。口付けと傷口を擽る行為が水音混じりに行われ、一方で優しく頭を撫でられると相反する行為に脳内はめちゃくちゃに乱されていく。理性は殆ど擦り切れて自らが願うままに蕩けた目で相手を見上げ「耳だけじゃ、足りない…っ、もっと、たくさん触って」と弱々しくもオネダリしては相手の熱い体を足で挟みこんで背中にあった手を背筋を撫でながら腰あたりまで下ろすとそのまま抱き寄せ、お互いの熱を密着させて)

5802: 探偵 [×]
2024-06-28 21:29:50


…、…ん……っ!、は、ぁ……フィリップ……お前の全部、俺にくれ
(相手の体を少しも自分の体から離さないように、あるいは相手が僅かに震えるその一挙手一投足まで全て感じられるように、体を密着させ押さえつけ相手への想いと好意と支配欲と嗜虐心とを注ぎ続ける。相手の甘く喘ぐ声が鼓膜を震わせる度に脳は殴られたように激しく揺れてその合間に上擦った声で名前を呼ばれるとさらに相手の体を強く抱き締め拘束した。所有痕を刺激する度に全身がビクビクと揺れて口に入れた指には震える呼吸と熱い吐息がかかる。もはや相手は自分の下で啼くことしか出来なくて、自分の注ぐ全てに劣情に塗れながら喘ぐ相手が愛おしくて仕方がなかった。相手の顔がこちらを向く気配があって目線を交える、痛みと快楽の間で蕩けきった瞳を向ける相手からオネダリがなされれば息を飲んだ。相手のその一言で最後の一線を軽く超える程に腹底の熱が喉仏までせり上ってくるのが分かって熱く震える吐息を漏らす。相手の手が背筋をなぞってそれだけで体が震える、そのまま腰に手を当てられて最も熱い部分が密着すると目を見開いて劣情を宿しながら瞳が揺れた。無意識のうちに生唾を飲み込む、相手の額を優しく撫でて真っ直ぐ相手を見つめるとこちらの望みを伝えた。これまでの行為に似合わぬ短いキスを送ると「愛してるぜ、フィリップ」と愛しい恋人の名前を呼んで、煩わしさを感じていた相手を包む布を剥ぎ取り始めた。)

(/いつもお世話になっております。そろそろかと思いましたので暗転させていただきました!キャンプ経験があまりないので探り探りでの進行でしたがキャンプでしかやれない事をめいっぱいできてここでしか見られない二人を存分に動かせていてとても楽しいです…ひとまずこのまま翌日といたしましょう!引き続きよろしくお願いします!/こちら蹴りで大丈夫です!)


5803: 検索 [×]
2024-06-28 22:32:55


(相手に強く拘束され、熱に浮かされた頭と体が求めるのは一つだけで相手を見上げながらオネダリすれば相手が息を飲んだのが分かって僅かに口角をあげる。今日一日殆ど誰とも会わずに二人だけの世界でキャンプをしたがそれだけでは足りない。もっと直接触れて深く繋がって、その目を釘付けにしながら溺れてしまいたい。七夕でも祈れないような欲深いワガママを願いながら背筋をなぞると相手の体が震える。腰に到達した手で相手を引き寄せその先を予感させる熱を共有するとこちらが熱い息を吐くのと同時に相手の瞳が大きく揺れた。汗ばんだ額を撫でられ視線を重ねると相手の望みが伝えられる。短く触れるだけのキスに幸せそうに目を細めると「僕も、愛してる」と甘く囁いて相手の手を更に熱持った中心へと招いた。それからは星空から差し込む光すら忘れるくらい熱に溺れて、お互いのモノであることを確かめ合い望むまま欲を吐き出してから重なり合うようにして眠りについた。いつもと違う体験や体を使ったことで疲れていたのかテントであることが気にならないくらい深く眠って朝を迎える。差し込む陽の光で緩く意識が浮上して重たい瞼をゆっくりと開ける。飛び込んできたのはいつもと違う内装で何回か瞬きをする。ややあってここがテントであることに気付き、横に視線を向けると規則正しい寝息を立てる相手の寝顔があった。体の向きを変える時に耳裏の辺りが小さな痛みを発して同時にお互いの着衣の乱れに気付けば意識を失う前のことを思い出して僅かに体温が上がった。小さく息を吐いて気持ちを落ち着かせてからその顔を見つめていたが自分も望んだとはいえ少々好き勝手されたのを思い出すとちょっぴり仕返しとばかりにその頬をつんつんとつついて)

(/こちらこそお世話になっております。暗転ありがとうございました。こちらも結構色々調べたりした知識での進行でしたがキャンプ場ならではの体験ややり取りが出来てとても楽しかったです。やりたいと思っていた花火も出来て思い出に残る一日でした。そのまま翌日にさせて頂きましたので引き続き2日目も楽しみましょう!/こちら蹴りでお願いします)


5804: 探偵 [×]
2024-06-28 23:28:21


ん……、…なんだ起きてたのか
(相手の甘い囁きを最後に全ての理性を手放して月明かりの下ただただ相手と共に熱の中へ堕ちていく。最初こそ警戒していた外の気配も忘れ去って狭い秘密基地の中で相手に夢中になったまま意識を手放した。いつも定刻に起きる体は初めての環境と欲望のままに動いた結果、起きる時間を過ぎても動くことはなく何かが頬に触れて漸く眉を僅かに動かし反応を見せる。月明かりから変わって陽の光に照らされじわじわと体温があがるとゆっくりと瞼を持ち上げた。最初こそ寝ぼけて自分がどこにいるのか分からなかったがこちらを見つめる相手と狭い空間、ついでに乱れたジャージを見て今の状況を思い出す。狭いテント内では服を着るのも一苦労で体力を使い切った状態ではお互いまともに着替えることすらできずいつもより服は乱れている。そこから覗く情事の痕をみれば愛しさが胸を擽って、小さく笑みを浮かべてから唇へ短い口付けを送ると未だ寝ぼけ眼のまま「おはようフィリップ」と朝の挨拶をし)


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