TOP > 1対1のなりきりチャット

相乗りで何処までも 【 〆 】/5515


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
5381: 検索 [×]
2024-05-06 11:10:23

あの年頃の子なら年上は全員オッサン扱いなんだろう。 ッ、
(相手の過去が垣間見え、今の道を選んで良かったと安堵しながら横に並ぶ。トラブルはあったが学校まで後少しで良い距離感を保ちながら後を追っていると横でオッサンと言われたショックが抜けないのか愚痴る相手を見てつい笑ってしまう。渋い印象の強いハードボイルドを目指しているがオッサンは嫌らしい。彼らの態度から見て老けて見えたよりも年上であることが目に付いたのだろうとフォローを入れつつ進めば学校近辺の公園までやってきた。これで依頼達成も目前だと気を抜いていると尾行対象である男の子が突如振り返って予想外のことに固まってしまう。相手に腕を引っ張られる形で大きな遊具の物陰に隠れる。男の子は辺りをキョロキョロしながらすぐ近くまでやってくる。二人で狭い物陰に縮こまりながら身を潜めていると『あれ…居ない…』と誰かを探すような呟きが聞こえた後、見当たらないことに諦めてまた学校の方に歩いていった。十分距離が取れると立ち上がりつつピンチを切り抜けたことに安堵の息を吐き「もしかして僕らのこと探していたのだろうか」と口にして)

5382: 探偵 [×]
2024-05-06 12:01:50


な、俺達ちゃんと通行人のフリしてたろ?それにそんな勘が良さそうには見えねぇし
(予想外の出来事に二人で遊具の影に隠れて縮こまる、登校を見守るだけのはずなのにどうしてこうも危ないシーンが続くのか。男の子が間近まで迫り息を殺すも、諦めたのか男の子はまた通学路へと戻っていく。安堵の息を吐いて立ち上がると相手は男の子がこちらに気づいていた可能性を口にして思わず声をあげた。あれだけ注意力散漫な子がこちらの正体を見抜くなんて有り得ないはずだ。そうして会話している間にも公園内は時折小学生達が通っていって不審者でもみる目でこちらの様子を窺っている。軽く咳払いした後に遊具の影から出て男の子のあとをついていく。といっても既に周囲にはチラホラ小学生がいて下手に隠れても目立つ状況だ。頼むからそのまままっすぐ登校してくれと願っていると、脇道から男の子に声をかける子がいて二人が近づいていく。親しげに話しながら歩き始めたのを見るにどうやら友達のようだ。二人はそのまま仲良さそうに話しながら進み、やがて見えてきた校門をくぐっていく。危なっかしい通学路ではあったがちゃんと学校生活は楽しめているようだ、「依頼人にいい土産話が出来たな」と遠目から校門を見やりながら相手へと話しかけ)


5383: 検索 [×]
2024-05-06 14:58:37

単にさっき助けてくれたっぽい人を見たのかもしれないし、どちらにしろ見つからなくて良かった。 …ああ。夕方に結果を聞きに来ると言っていたし良い報告が出来そうだ。
(良い大人が2人して遊具に隠れていることに小学生達から居心地の悪い視線を向けられ、気まずい物を感じながら出ていく。男の子が実際にこちらに気づいたのかそれとも気まぐれなのかは分からないが相棒争いをした彼と言い案外子供の直感は侮れないものだ。何はともあれ気付かれなかったことに安堵すれば先を進む男の子を見守る。大分小学生も増えてくるとその内の二人組が男の子に話しかけて仲良さそうに歩いていく。その後ろ姿は楽しそうで友人関係は心配無さそうだ。校門をくぐっていく所まで見送れば相手の言葉に頷き自然と軽い笑みが浮かんだ。登校の様子が危なかしく自分の目的であった登校風景の観察は十分に出来てないが不思議と満足感はある。依頼もこれで終わりとなれば「この辺りを軽く見て回ってから事務所に戻ろうか」と声を掛けて)

5384: 探偵 [×]
2024-05-06 16:29:26


そうだな。不審者と間違われない程度に登校の風景見て帰ろうぜ
(無事に男の子は校門をくぐっていきこれで依頼達成というところだろう。トラブルも多く少々不安の残る部分もあったが一度ひとりでの登校に成功したならそれも自信となるはずだ。相手の声掛けに頷くとこれ以上不審な目で見られないようそれとなく登校する小学生を見守りながら事務所への帰路へついた。それから時は流れ夕方になると依頼人がやってきて結果報告となった。全てが順調とは言えなかったが無事に通学路を覚えてその道順通りに登校していたこと、友達とも仲良くやっていることを伝えれば依頼人は心底安心したようだった。これで毎朝あの子を気兼ねなく送り出すことも出来るだろう。報告を終えれば依頼人から『そういえば、あの子が変な服の先生と黒スーツの怖いおじさんに助けて貰って、一緒に公園に遊びに来るから仲良しのはずだって言っていたんですが、そんな人あの近所にいるんですか?』と聞かれてしまい思わず咳き込んでしまった。覚えがないで押し通して依頼人を見送ったあとに、「やっぱ子供は侮れねぇな…ってかオッサンの次はおじさんかよ…」とソファに座り深々とため息をついていて)


5385: 検索 [×]
2024-05-06 16:57:40

君も小学生から見れば若くないってことだね。……翔太郎おじさん?
(自分より背丈の低い小学生が登校していくのを見守りながら事務所へと戻る。相手が報告書を書くのを見ながら時を過ごしていると夕方となり依頼人がやってきて今回の見守りの報告をする。危なっかしい所もあったが明日からは途中で友達と待ち合わせして行くと約束してきたそうで問題なく登校出来そうだ。和やかに依頼料のやり取りなどを終えた所で依頼人から明らかに自分達のことを指している内容のことを聞かれ危うくコーヒーを噴き出すところだった。それとなく相手が誤魔化してくれて依頼人を見送ればソファーに座った相手の横に自分も座る。可能性は考えていたがやっぱり自分達を探していたらしい。尾行されていたことまでは気付いてないようだが一緒に公園に遊びに来ていたという文章だけ見れば不審者のようにも聞こえる。隣の相手はおじさんと言われたことに溜息をついていて苦笑いをしながら言葉を返す。実年齢より年上に見られるのは相手のこだわりの服装の影響も強そうだ。じっと相手を見れば悪戯っぽい笑みを浮かべながら試しに自分も同じ呼び方をしてみて)


5386: 探偵 [×]
2024-05-06 17:27:03


追い討ちかけんじゃねぇ……な、お前!!お前も小学生からみたらおじさんだろ!!
(二人きりになりソファで項垂れていると相手が隣へと座る。相手から冷静な分析が下されるも事実とはいえそれを受け入れられずさらに項垂れていた。おやっさんのようなハードボイルドな人間を目指している以上クールな頼れる男ではありたくてそういう姿は年上に見られがちだが、それらなしにおじさんとだけ呼ばれるのは心外だ。上級生らを威嚇するために目元を隠したのが悪かったのだろうかと考えていたところに相手からもおじさん呼びされてしまって思わず声をあげながら相手の両肩を掴む。小学生らにとって年上がおじさんならば相手だって十分その条件には当てはまっているはずだ。服装の観点から相手がおじさん呼びされにくいだろうことは横に置いて「お前もいつかフィリップおじさんって呼ばれるんだからな!」と負け惜しみを叫んでいて)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。ほのぼのとした一幕ながら小学生特有の行動に二人して振り回される騒がしいお話が出来たかなと思います。二人で男の子を尾行するのはかなり怪しい絵面だろうと想像しながら楽しむことが出来ました。今回もありがとうございました!
この後の展開ですがいかがしましょうか?事件、甘々、ギャグどの方面でも良いかと思うのですが、キャンプにいく話や検索くんがへばってしまう話など今まで出ているお話、あとは探偵が悪女に騙される話や探偵に女の影がチラつく話など思いついているのですが検索様がご希望などありますか?)


5387: 検索 [×]
2024-05-06 18:24:14


僕はまだ彼らと歳は近いからね、
(こちらからも相手をおじさん呼びしてみれば大きな声を上げて肩を掴まれる。確かに小学生からみれば年上だがまだ彼らとは歳が近い方でそこまで年老いて見られる訳では無い。余裕ぶって笑みを浮かべていれば負け惜しみを叫ばれる。そんな歳まで相手と一緒にいる未来を想像すればより口元は緩みつつ「その時は君はおじいさんだよ」なんて反論しながら騒がしく事務所でやり取りして)

(/こちらこそお世話になっております。微笑ましい依頼内容の中でトラブルを助けつつ、お互いにちょっと無茶ぶりしたりして賑やかな朝を過ごすことが出来ました。おじさん呼ばわりしてショックを受ける探偵君も可愛くて楽しいお話でした。今回もありがとうございました!
それでは探偵君の悪女関連の話はいかがでしょうか。何か犯罪関係で取り込もうとするのでも恋愛関係でも良いですが依頼人としてやってきた悪女を信じて動く探偵君とそれを疑う検索、みたいな感じでしょうか。ピリピリした感じが大丈夫であれば検索が盛大に嫉妬したり悪女が仲違いを狙って余計なことをしたり依頼の解決方針などで意見が合わなくて対立・喧嘩したり…なんてことも思いつきましたが探偵様の考えている話の流れ等ありましたらお聞かせください。)


5388: 探偵 [×]
2024-05-06 23:02:09


どうもお嬢さ、ん……もしかしてカナか?久しぶりだな、高校以来だよな?
(小学生の小さな独り立ちを見届けた日から一週間ほど、小学校周辺で変な格好の先生や怖いおじさんの噂が出回ることは無くそろそろ安心かと思われた矢先、街の風は新たな依頼人を運んできた。事務所の扉がノックされひとりの女性が入ってくる。依頼人が女性ならば紳士に迎えようといつもなキザな口振りで話しかけた矢先、その顔が見知ったものであることに気がついて目を見開いた。彼女は自分がこの探偵事務所にいるのが分かって来ていたようで『良かった覚えててくれたんだ!翔ちゃん久しぶり』と顔を明るくしている。「小学校からの幼馴染を忘れるわけねぇだろ?」とこちらも笑顔で答えて、その後は彼女が依頼人だということを忘れすっかり互いの近況を語り合ってしまった。高校卒業と同時に風.都.を出て上京していたのは知っていたがそこから連絡は取り合っておらず、彼女が少し前にこの街に戻って来たことを知る。その後はこちらが話す番で『探偵になりたいって昔から言ってたけど、夢叶えててすごいね』なんて言われると思わず頭の後ろに手をやりながら照れ笑いを浮かべていて)

(/考えていた感じは検索様の仰る感じで、探偵の幼馴染から護衛の依頼がくるがその幼馴染こそが犯人だった、という流れにしたいです。依頼人を信じる探偵と疑う検索くん、という構図に出来ればと思います。今回は思いっきりシリアスにしても良いかと思いますので嫉妬や仲違い仕向けられたりで対立する展開にしてしまいましょう!ひとまずそれらしく初回置いておきます。喧嘩する感じになるかと思いますがせっかくですしシリアスに振り切りつつ楽しみましょう!/なにもなければこちら蹴りで大丈夫です!)


5389: 検索 [×]
2024-05-06 23:37:00


…翔太郎の顔見知りかい? 初めまして、僕は翔太郎の相棒のフィリップだ。
(小学生の登校を見守った件から一週間ほど。今日も比較的街は平和でそろそろ休憩のコーヒーでも入れようかと簡易キッチンで準備をしているとノック音が響いた。対応は相手に任せれば良いと放置していたが相手がいつもと違い親しげに名前を呼ぶのを聞いて僅かに壁から顔を覗かせる。相手と同年代に見える女性は相手に笑顔で話しかけていて会話を聞く限り小学生の時からの幼なじみのようで直ぐに打ち解けて会話を弾ませている。まるで二人だけの空間といったようで相手も自分の存在を忘れ、探偵になった事を褒められると照れ笑いを浮かべていた。端的に言えば面白くない状況に3つのマグカップにコーヒーを入れるとトレーに乗せて彼らの元に向かえば今ここにきたとばかりに強引に話に割り込んだ。彼女は自分の存在に気付くと何処か驚いたような顔をしている。二人のテーブル前にコーヒーを並べると簡単に自己紹介をした。無意識に【翔太郎の相棒】という単語を強調してしまった気がするがきっと気の所為だ。本題に入ろうと「ここに来たのは何かの用かい?」と目的を尋ねると『あ、えっとね…翔ちゃんに依頼したいことがあるの』と困った顔で話を切り出して)

5390: 探偵 [×]
2024-05-07 07:45:49


、あぁ。俺の小学校からの幼馴染のカナだ。……お前からの依頼なら断る理由なんてねぇな。どうした?
(カナと昔話に花を咲かせていると相手がこちらへやってきて話へと入ってくる。いつもは依頼人が来ても事務所の片隅から動かないはずなのにと思わず相手の方を見た。簡単に彼女の自己紹介をすると直後に相手自ら名乗り始めて、その中で【相棒】が強調されると思わずニヤケそうになってしまった。どうも相手は自分と彼女とが親しげに話すのが気に食わないらしい、その可愛らしい心理に免じて話を遮ったことは不問にしておくことにした。三人でソファへと座ればこちらから聞く前に相手が依頼内容を尋ねる、それ以外のことは話させないといった勢いだ。どうやら後でフォローが必要らしいと内心思いつつ彼女の話を聞く体勢になる。困り顔の彼女に続きを促せば『私、誰かに狙われてて、今日も襲われそうになって…』とだんだん涙を目に溜めて訴えられる。縋るようにこちらの手を取られ両手で包まれると『お願い翔ちゃん、私を守って?』と懇願された。彼女は相当追い詰められている様子でなにより泣いている人を放っておけるわけがない。握られていない手で彼女の両手の上に自分の手を置けば「そういうのは得意分野だ、任せとけ」と力強く返事をして)


5391: 検索 [×]
2024-05-07 10:44:50

……、…なら護衛の依頼という訳だね。犯人を絞るのと今の状況を知るためにも経緯や今日あったことを話してほしい
(あくまで自然な流れで話に入ったつもりだがちらり見た相手の顔を見れば心境がバレている気がする。子供っぽいことをしている自覚は多少なりともあるがこの街の探偵を尋ねに来たのならば自分だって対象だ。そんな理屈を自分の中でこねながらもソファーに座ると彼女の話を聞く。すると困り顔の彼女はぽつぽつと涙を目に溜めながら誰かに狙われていることを話していく。だが涙目で相手の手を取って縋るようにお願いする姿を見れば大きく心を乱された。依頼するにしてもわざわざ相手の手を包む必要はないし幼馴染ならば相手がそういう態度に弱いことを知った上の行動に思えて鼻につく。思わず硬い表情で黙り込んでしまうが相手はやはりそんな彼女を放っておけないのか自分の手を重ねて力強く返事をしているのが余計苛立つ。だが私情と仕事は分けて考えるべきで彼女が困っているのならこの街の探偵として助けるべきだ。感情を隠す為に淡々とした口調で話を進め被害状況を確認する。彼女によればこっちに移ってきて少ししてから誰かの視線を感じるようになったらしい。今日も路地裏から急に腕を掴まれ引き込まれそうになったのを振り払ってここに来たという。怯えたように話す彼女は『こういう事、翔ちゃんにしか頼めなくて…』と握った手に更に力を込めていて不機嫌が表に出そうなのを隠すようにコーヒーに口をつけて)


5392: 探偵 [×]
2024-05-07 12:42:01


っ、大丈夫だ、俺が守ってやるって。にしても、犯人の心当たりとかねぇのか?
(彼女を安心させる為に両手を取り合っている状況になったわけだが、隣の相手からは淡々と状況確認する問いがなされて表面上は事務的に話しているだけに聞こえるが伝わる空気はどこか棘のあるものに感じる。さすがに恋人の隣でこのままの体勢はマズイかと思って手を引っ込めようとするが彼女はこちらの手を離してくれず、さらに力を込めるように握られてしまうと思わぬ行為に動揺して狼狽えてしまった。彼女から説明された内容からも楽観視できない状況で、思考を依頼の方に向けたいのに前のめりになりながら自分を頼ってくれる幼馴染の姿には流石に照れて締まりのない笑みを浮かべて返事をしてしまった。骨抜きになっている場合ではないと犯人像を絞ろうとこちらからも質問してみるが心当たりはないという。となれば「実際に襲ってきたところを返り討ちにして聞き出すしかねぇな」と方針を固めれば『ありがとう、翔ちゃんすっごく頼もしくなったね』と言われてしまいさらに照れ笑いを浮かべることになった。散々ハーフボイルドな面を晒してしまいひとつ咳払いをして場をリセットする、そのタイミングで『私、今日行くところがあるからまずはそこまで護衛してくれるかな?あ!それと翔ちゃんに今の風.都.のこと教えて欲しいかも』と控えめな声で言われ「そっちも任せとけ」と自信に満ちた声で返事をすればようやく掴まれていた手が解けて彼女についていくため立ち上がり)


5393: 検索 [×]
2024-05-07 14:34:26

…………………、……僕は風.都で似たような被害や目撃証言などがないか調べておくよ。
(彼女はその手を離すことなく今朝の被害を話す。自分を頼りにしてくれるのが嬉しいのか相手はいつも以上に締まりのない笑みを浮かべていてますます気分は急降下していく。方針を立てれば彼女が褒めて相手は更に照れ笑いを浮かべている。自分が隣に居るのにまた二人だけの世界に入ってしまったように見えて思わず不機嫌かつ冷ややかな目を向けてしまうが相手の意識は自分を褒めてくれる幼馴染に注がれたままでマグカップを握る手に力が籠った。その間ずっと黙り込んでいたが相手が咳払いしたのをきっかけに彼女が最初の依頼を伝える。この流れで相手と彼女が二人になるのは自分個人としては受け入れ難いことだが今も尚犯人に見張られていて襲われる可能性があるならば今から護衛をしてほしいというのは至極真っ当な依頼だ。ただ自分が面白くないだけの話。相手が得意げな返事をして二人が立ち上がれば自分も立ち上がって若干棘の混じってしまった声色で自分の担当を告げ、相手の顔を見ずに事務所の奥へと去っていく。平常心を取り戻すまで二人の姿はあまり見たくない。彼女も少し気まずい空気を感じたのか『私なんか怒らせちゃったかな…?』と心配そうに呟いていて)

5394: 探偵 [×]
2024-05-07 18:03:23


あ、フィリップ……気にすんな、虫の居所が悪いだけだ
(早速護衛の依頼をされ快く引き受ける、女性のそばにいなければならない類のものは変に緊張するか気取って気まずい空気になるのが大概だが彼女とならば昔話に花を咲かせつつ依頼を遂行することが出来そうだ。立ち上がったタイミングで漸く相手が視界に入る、その手の中にあるマグカップを強く握るのが見えれば思うところがあるのは明白だった。声をかけようとするもその前に突き放すような言い方で別行動を言い渡され引き止めるタイミングも失ってしまった。彼女も心配している様子だが相手と付き合っていると説明することも出来ず適当な理由で誤魔化しながら金具にかけられたハットを手に取り被る。彼女と共に事務所の外にでればその扉が閉まる間際、まるでタイミングを狙ったかのように『でも翔ちゃんと二人っきりで良かった』と彼女が口にして、その言葉だけが事務所に取り残されて扉が閉まった。その言葉に曖昧な笑みを返しつつ彼女と連れ立ち街へとくりだす。小学校から高校まで同じだけあって昔話は尽きず護衛をしているはずがいつの間にか幼馴染とただ街を歩く時間になっている。だが頭の片隅では別れ際の相手の態度が気になって早く二人の時間を作らなければと考えていた。二人で親しげに話しながら歩いていれば、それを後ろから追う影がひとつあって)


5395: 検索 [×]
2024-05-07 18:50:58

……っ、大丈夫だ。大丈夫……。 とりあえず周辺情報を把握しよう、
(半ば逃げるように事務所の奥へと移動する。一旦落ち着こうと息を吐いたタイミングで静かになった事務所に彼女の呟きが響いて扉が閉まるとぎゅっと胸が苦しくなってその場所を服の上から手を添える。この気持ちには覚えがある。あの時水族館で言われた事や今まで告げてくれた言葉を思い出して大丈夫だと自分に言い聞かせようとするが自分の知らない時期の相手を知っていることと彼女に向けていた締まりのない笑みを考えると思考が悪い方に流れていきそうになる。余計なことを考えない為には何かに没頭すれば良い。それに2人きりにさせたくないのならさっさと犯人を捕まえて護衛の必要が無いようにすれば良いと無理矢理思考を切り替えるとバ.ッ
.ト.シ.ョ.ッ.トを取り出してライブモードに切り替える。これで犯人の姿を捉える事が出来れば解決も早くなるはずだ。護衛する相手を尾行して周辺を撮影してくるように指示を出せば窓から外に出す。相手に追いつくまでの間、ガレージに移動して検索を開始する。真っ先に唱えたのは彼女の名前だ。ヒットした彼女の本を手に取り読んでいくが確かに以前見た相手の履歴と学校名が一致している。胸のざわめきを無視して読み進めていれば最近の移動履歴が現れる。彼女は相手に少し前にこの街に帰ってきたと言っていたが地.球.の本.棚の情報によると少なくとも一年半前には風.都.で過ごしているようだ。わざわざその事を偽ったことに疑念を覚えてはさらに読み進めていき)


5396: 探偵 [×]
2024-05-07 19:47:53


あん時の先公ときたら…っ!危ねぇ!!
(カナとは四六時中一緒にいたわけではないが出身がここまで似通っていると話題も尽きない。幼馴染と話しているとつい昔の口調に戻って所謂不良をやっていた時の言葉遣いになってしまう。それさえも彼女は笑っていてまるで昔に戻ったようだった。そうやって楽しげに話していると、突然その時間を壊す者が現れる。騒々しくも力のこもった足音がこちらへとまっすぐ近づいてくる、それに気づかないほど鈍感な探偵ではなくて足音の方向に振り返ればそこにはただならぬ表情で二人に近づく男がいた。男の目はかっぴらいて血走っている、明らかに正常ではない様子で『カナちゃん!もういいだろ!?俺さえいればそれで良いだろ?!』と常軌を逸した言葉を叫びながら彼女へ掴みかかろうとした。こういう時こその護衛だろう、彼女の前に躍り出ると「させるかよ!」と彼女へ抱きつこうとするその腕を掴んで足を引っ掛けると男を床へとねじ伏せた。正気を失った男に負ける要素などない、これで犯人も捕まえて一件落着だろうかと「大丈夫か?」と彼女をみれば、彼女は震えながら『朝の人と違う…』と呟き驚愕することとなった。つまり彼女を狙っているのはひとりじゃない。事情を聞き出そうと男をこちらへ向かせると再度驚愕することになった。男は唇が真っ青になっていて顔色を失い気絶していたのだ。慌てて首筋に手を添えるが脈は辛うじてある、死んではいないが生命が危ういところまでいっていそうだ。首筋に手を添えたところでその首筋に妙な形のアザがある事に気がつく。奇妙な事の連続だが彼女を狙う影があるかぎりまだこの依頼は終わらなさそうだ。この不可思議な状況に相手の協力が不可欠で、少々迷ったものの相手へと電話をかける。相手が電話口に出たところで「フィリップ、」と状況を説明しようとするがその前に彼女がこちらへ抱きついてきて言葉が止まってしまった。抱きつく時に布が擦れ合う音は電話口越しにも伝わった事だろう。静かに涙を流す彼女は『翔ちゃん、怖かった…』と恐怖に震えていて落ち着かせるようにその背中に手を添えて撫でてやり)


5397: 検索 [×]
2024-05-07 20:45:21


…男女間トラブル……、っ、これは…。…翔太郎、…!
(さらに彼女のことを調べてみれば上京先の大学や会社で幾つか男女間のトラブルを起こしているのが分かった。嫌な予感がする。その他にも情報はあったが一旦後回しだ。意識を現実に戻すとちょうどバ.ッ.ト.シ.ョ,ッ.トが相手に追いついた通知が入って一息ついた後送られてきた映像をみる。そこには相変わらず仲睦まじく歩く二人の姿が遠く写っている。周辺を撮影するように指示した為距離があって音声は聞こえない。また胸が苦しくなっていたが常軌を逸した様子の男が何やら叫びながら彼女に襲いかかろうとする様子が映って目を見開く。どうやら彼女の言っていたことは本当だったらしい。相手は男をねじ伏せ何やら彼女と会話をした後、首筋辺りに手を添えている。何か発見したのかもしれないがこの距離では後から画像処理してみないと男の様子は伺えない。男から手を離し相手が立ち上がるとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを取りだしたのが見え、それと同時に今映像を見ているス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンが着信を告げる。少々悩んでからスピーカーモードで応じると相手の声が聞こえた。こちらからも名前を呼んだ瞬間、映像の彼女が相手に抱き着いていて布の擦れた音が聞こえて息が詰まる。電話口の先からも彼女が泣いているのが聞こえてそれを慰めるように相手が彼女の背中に手を添えまるで抱きしめているような姿が写し出されると全身が冷え切ったように冷たくなって頭がぐちゃぐちゃになった。そこに居るのは自分のはずなのに、と様々な感情が溢れて息が出来なくなる。こうなる過程を見て不可抗力だったのは分かっている。それでもこんな状態では上手く制御が効かなくて「…わざわざ可愛い幼馴染みを抱き締めて仲良くする様を聞かせる為に電話してきたのかい?」と冷え切った声で嫌味を口にしていて)



5398: 探偵 [×]
2024-05-07 22:27:10


は?お前なんで……こっちの様子見てただろ?今カナが襲わ、れて…
(相手に連絡を取ろうとしたところで彼女に抱きつかれ反射的に背中を撫でていたが電話口には相手がいるわけで気まずい時間が流れる。こちらが戸惑っている間に電話の向こうから相手の声が聞こえてくるが、それはいつもとは全く違う冷えきった声で一瞬身を固めた。突き刺さるような嫌味だがその言い草は妙に具体的で周囲を見回せばバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が遠目からこちらの様子を捉えているのが見えた。やましい事は何一つしていないと誓って言えるが状況でいえば恋人である相手と電話しながら幼馴染を抱き締めていて罪深い行動ではあるだろう。だが今はこの状況を言い訳して相手に理解してもらう時間ではない、今まさに依頼人が襲われたという状況なのだ。無理やり話題を変え現状を説明しようとしたところでこちらに抱きついていた彼女の体が動き出す。わざわざ電話口と耳との間に手を差し入れ、まるで相手との会話を断ち切るようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外されるとそのまま頬へと手を添えられる。同時に『翔太郎、』とあだ名でない呼ばれ方をして「えっ」と間の抜けた声を出すのがやっとだった。添えられた手で軽く引き寄せられると同時に彼女の顔が近づいてくれば、彼女が何を望んでいるのかは明白だった。一瞬呆気にとられなされるがままだったが直ぐに正気を取り戻すと慌てて体を引っ込めて「悪い、相棒と電話中だ」と無理やり理由をつけて彼女から離れる。今は相手に状況を伝える方が先だと脳は考えるのに不意打ちにやられて心臓が落ち着かない、無意識のうちにハットを目深に被ってバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に表情が映らないようにしながら襲ってきた男が突然事切れたように意識を失い唇の色が変色していたこと、首筋に紋様のような痣があったことを早口で相手へと伝えた。一方でひとり取り残された依頼人は探偵をじっと見つめている、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の存在を知らない彼女は口元に薄い笑みを浮かべていて)


5399: 検索 [×]
2024-05-07 23:24:05

ッ、翔太郎!! __…唇の変色、男。…翔太郎、彼女は過去に男女間トラブルを何度も起こしている、風.都.に最近戻ってきたっていうのも嘘だ。…まだ確証はないけど男の異様な状態は彼女が引き起こしたのかもしれない。…今君がされかけた、キスによって、
(感情を吐き出すように嫌味を言ってしまえばその具体的な表現に相手が辺りを見渡してバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.のカメラと目が合う。相手の言う通り疚しいことをしていた訳では無いのは分かっているがそれでも八つ当たりをせずには居られない。相手が状況を説明すると画面の中で彼女がス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外させ相手の頬に手を添える。そのまま引き寄せるような仕草をすれば目を見開いて叫ぶが遠くなった電話口では声は微かにしか届かない。それは自分だけのモノなのに見ていることしか出来なくて胸が引き裂かれていくようだ。。そのまま顔が近付いていくが相手が正気を取り戻したように体を引っ込めた。彼女から離れ表情を隠すようにハットを被り直した相手が状況を説明し始めるが殆ど頭に入ってこなくて言われた言葉をホワイトボードに書き写す作業だけはこなす。相手の声を聞いていれば少しだけ気持ちが落ち着く。全てを聞き終えた所で画面を見れば彼女が薄ら笑いを浮かべている。ずっと感じていた嫌な予感とホワイトボードの文字、そして先程の彼女の行動に一つの繋がりが見えると嫌な汗を感じながら電話口の相手にそれを語っていく。怪しむべき経歴、そして彼女を襲っている男の状態が彼女自身によって引き起こされた可能性を告げる。そのトリガーになったかもしれない行為を口にしようとするが先程の光景を思い出して声が震える。彼女の危険性を早口気味に伝えると共にガレージの螺旋階段を駆け上がり、事務所の扉を開ける。一方的に外に出た所で止まると「恐らく次は君が標的だ。だから君は彼女から離れた方が良い、いや離れてくれ…」と最後には縋るような口調で告げて)

5400: 探偵 [×]
2024-05-08 07:48:54


っ、フィリップ……お前が今の俺の状況をよく思わねぇのは分かる。でもカナは今実際に襲われてまだ狙われてんだ。それに、この現象がカナのせいだってのはお前の憶測だろ。だから、…まだ彼女からは離れられねぇ
(自ら相手を裏切る行為をしていないはずなのに、今相手を確実に傷つけているのは理解できてまるで相手の目のようにこちらを捉えるバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に顔を見せることが出来なかった。こちらで起きたことを相手へと共有すれば相手の検索結果がこちらへと伝えられる。少なくとも彼女は嘘をついていて誰かに襲われる原因も持ち合わせているようだ。そしてこの事態の元凶が彼女にあること、次のターゲットが自分であることを告げられ縋るように引き止められると息を詰まらせる。正直この状態は二人にとって良くはない、すぐに相手の元に戻った方がいいのは分かる。だが先程襲われ涙を流す彼女を見てしまった以上この依頼を放っておくことは出来ない。先程の冷たい嫌味が脳裏に過ぎる、相手が彼女を相当よく思っていないのは明白だ。彼女の嘘は事実だとしてもその後の元凶の話は相手の私情が乗っているように聞こえてしまった。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を無意識に握りしめながら諭すように依頼続行を告げる、だが彼女が、幼馴染であるカナが今回の元凶ではないと答える時に多少力のこもった言い方をしてしまう。それこそ自分の私情が乗っているのには気が付かずに「男女トラブルと風.都.に帰ってきた時期については俺から聞いとくから、俺のことは心配しなくても大丈夫だ」と付け足して)


5401: 検索 [×]
2024-05-08 09:25:00

……そうかい。君がそういう性格なのは知っているけど、…僕より彼女を信じるんだね。…、…君がそうするなら僕は一人で彼女について調べる。
(普段ならば確定していないことはあまり断言するような性格ではないが相手が絡んでいれば話は違う。探偵の勘かそれとも相棒の勘かがラインが繋がっていると告げていた。それを大切な相手に共有して信じて貰おうと訴えた。だが電話口から返ってきた言葉はそれを断る言葉で力を籠った声で彼女を庇う言葉が聞こえてくると相手の声で言われた分冷たく胸に突き刺さった。普段好んでいる相手の依頼人を信じるところ、優しい所が今は憎らしいと思ってしまった。様々な感情が渦巻いて苦しいのに頭は変に冷えていて冷静な口調で言葉を返していて一番の本音すら乾いた声でぽつりと口から零れ落ちた。言葉にすればその通りに思えて目の前が涙で滲みそうになる。だがこのまま立ち止まっては彼女の思うつぼだ。軽く鼻をすするとこれ以上言葉を掛けるのは諦めて自分一人で捜査すると告げる。事務所の戸締りをするキーケースの色も今はあまり見たくなかった。鍵をかける音を響かせると「君は護衛でも何でも好きにしたまえ」と突き放すように告げれば一方的に通話を切った。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を握りしめながら詰まった息を意識的に吐き出す。半身がもがれたように苦しいが相手の考えが変わらない以上相棒は頼れない。自分の推理が正しいなら先ほどの男のような状態の人が何人かいるはずだ。無理やりそちらに意識を持って行くと聞き込みでもしようと街へ一人繰り出して)

5402: 探偵 [×]
2024-05-08 12:40:06


な、…フィリップ、今のお前は冷静じゃねぇ。さっきのだってただのお前の願望……お前、ひとりで外出る気か?!馬鹿やめろ!ひとりでは出歩くなって……くそっ!
(こちらから依頼を続行する理由をきちんと並べたはずだったが、返ってきたのは裏切りを突きつける冷たい声で胸を深く抉る。そんなつもりではないと口にしたいが相手の忠告より彼女の言葉を取ったのは事実で何も言い返すことは出来なかった。だが相手が彼女を良く思っていない以上彼女の行動を全てネガティブに捉えているように思えて、その思いは膨れ上がり相手の心情を決めつける言葉として口から出てしまう。しかしそれも相手が鼻をすする音で萎んでしまってそれ以上声をかけることが出来なかった。電話口の向こうから金属が擦れ合う音が聞こえる、直後鍵がかかる音を聞き取ると相手がひとりで外出しようとしていると悟った。直ぐさま止めようとするが相手はこちらの言葉を聞く気はなく一方的に電話を切られてしまうと思わず悪態をついた。相手がひとりで出歩くなんて、組織に見つかれば終わりだ。今すぐ相手の元に走っていきたいところだったが、俯いていたこちらの腕に何かが触れて顔をあげる。そこにはカナがいて『翔ちゃん大丈夫?』と先程のことがなかったかのように問われた。大丈夫だと返しつつバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を呼び寄せると今度は相手を追い何かあれば連絡するように指示を出す。これで最低限の対策は出来たが不安はつきない。相手の元へいくためにも早く彼女を狙う誰かを捕まえなければ。誰かが通報したのかサイレンが近づいてくる、襲ってきて気絶している男について説明し後のことは警察に任せると『じゃあ、続きお願いね』と彼女に言われ護衛を再開した。
一方で探偵と依頼人が連れ立って歩く方へと向かって繁華街を妙な早足で進む男がひとり。その手には誰もが知る高級ブランドの袋が握られていて、鼻息を荒くしながら『これならカナちゃんも満足してくれる…また僕に…アレをくれる…』とブツブツ興奮した様子で呟きながら歩いており)


5403: 検索 [×]
2024-05-08 15:16:13


(電話口で何やら叫んでいるようだが人の忠告を聞かない相手の言う事を聞く道理なんてない。相手の言う通り冷静ではなく八つ当たりに近いことをしている自覚はあるがそれでも今の態度の相手を受け入れる事なんて出来なかった。動いた方が余計なことを考えずに済みそうでひとまず街を歩き始めた。すると何かの調査なのか刃.野.刑事と真.倉刑事の姿があった。声を掛けると和やかに応じられるが相棒が居ない事と顔色が悪いことを指摘されて曖昧に誤魔化す。警察の方で何か掴んでいるかもしれないと話を切り出そうとすると無線の連絡が入る。応対中のワードを聞く限り二人を襲った男のことだろう。無線が切れると『これで四人っっすね、カナちゃん野郎』と真.倉刑事が零して目を見開く。思わずその肩を掴んで話を聞けばこれまでも尋常じゃない様子の男が行き倒れていたり万引きをして確保時に暴れたりと妙な事案が続いているという。そして揃いも揃って逮捕や保護後【カナちゃん】という女性についてブツブツと話しているらしい。先ほどの男と同じ状況だ。男たちはみなそのカナちゃんに惚れ込んで金銭やプレゼントを貢いだり仕事も休みがちになっていたらしい。恐らく同一犯であるのは間違いないがこのカナちゃんが彼女である証拠とその手口はまだ分からない。ますます焦りが募っていけば二人に礼を告げて別れた。更に街を歩き出会った情報屋にも彼女の写真を見せながら彼女のことや被害者の男達について知っていることはあるか尋ねてみるがあまり良い情報は得られない。寧ろ単独行動をしていることやらしくない姿を心配されてしまっている。曖昧に誤魔化していたが女子高校二人はカナという単語に反応して『そういえばさっきブランドの袋持った怪しい男の人居たよね、よく聞き取れなかったけど何々ちゃんがアレをくれるはず、とかずっとブツブツ呟いてて』とエリザベスが言うとクイーンがそれに同調する。もし今までの男達と一緒ならば直接接触すれば何か情報が得られる可能性が高い。「何処で見たんだい?」と逸る気持ちのまま尋ねると繁華街にある店の名前が返ってくる。「ありがとう、二人とも。また何か新しい情報が入ったら連絡してくれ」と礼を伝えると繁華街の方へ急いで)


5404: 探偵 [×]
2024-05-08 17:27:27


……カナ、悪いが相棒にお前のこと調べて貰った。お前複数の男とトラブルになってんだろ?なんで言ってくれなかった?
(再び幼馴染と歩き始め会話は再開するものの、先程のようにただ楽しく昔を振り返ることは出来なかった。相手が深く傷ついている事、ひとりで外出していることを思えば気が気ではなくて表面上は彼女と会話を続けるも心は上の空だった。繁華街を少し抜けた先、人目につかない建物の裏手へと連れられてくる。そこはかつて相手と共にクレープを食べた場所で、初めて相手を家へと誘った場所だった。風が良く吹き抜けるそこで風.都.を一望する、だがいつもは気持ちいいと感じる風にも今は心が動かなかった。相変わらず昔話を続けようとするカナを遮って相手から得た情報をぶつけてみる。ただ旧友を頼って帰ってきた幼馴染であって欲しい思いといつだって正しい相棒が導き出した理論の間でまだ心は揺れている。こちらが問いかけると彼女はしばらく俯いて小さな声で謝罪される。それから親の治療費のためにパパ活に近いことをして複数の相手から金銭やブランド物を貰っていたと泣きながら告げられる。それならばこの状況に理屈は通るはずだという思考と相手の忠告とが頭の中で混ざり合うなか、彼女は『もう翔ちゃんしか頼れない…』と懇願する。何か声をかける前にこちらへ駆け寄ってくると再び抱きつかれてしまい『相棒はいても、恋人はいないんだよね?』と囁くように問われると再び頬へと手を添えられた。今度は狼狽える事はなくて引き寄せられそうになった所で彼女の手を掴む、頭の中には相手の声が響いて「なんで、俺とキスしようとするんだ?」と静かに問いかける。だがその問いかけにも彼女は『翔太郎には私だけのナイトになって欲しいの』と返事が返ってくるだけで、それが心からの好意なのか相手の言うような何か効果のあるものなのか、判断がつかずに返事ができないままでいて)


5405: 検索 [×]
2024-05-08 18:28:16

…とんだ悪趣味なことをしてるものだね。…っ、邪魔者を消しに来たってことかい、
(教えてもらった店の前に辿り着くが男の姿は無い。周囲を見渡していれば怪しい男について笑いながらこちらにやってくる学生のグループを見つける。特徴が一致すれば彼らがやってきた方に急ぐとブランド物を持った興奮気味の男の姿を見つけた。追いつき声をかけても反応がないが「カナちゃんの場所を知ってるんだけど話聞かせてくれないかい?」と声をかけるとかっぴらいた目がこちらを向いて少々ビビってしまう。それらしい理由をつけて脇道に誘導すると盗撮した彼女の写真を見せる。『カナちゃんだ…!』と興奮気味に反応を示す辺りビンゴだろう。彼女の元に案内すると約束してまずは彼女のことについて聞けば世界で1番可愛いから始まり天使だの神様だの頭の痛い返事がされる。だが話を聞いていれば彼女を慕い囲むようなグループの存在が出てくる。そのグループでは彼女に気に入られているか役に立っているか等でランク付けされ上位になればなるほど彼女からご褒美のアレが貰えるらしい。『これがあれば僕も…』とブランド物のバックを手にしながらニヤニヤ笑い始めた男に圧倒されながら首元を覗くと相手に聞いた物よりは色が薄いが特徴的な跡が見えた。さらに情報を引き出そうと「そのアレっていうのは、」と話を切り出そうとすると突然男の体ががくんと糸が切れたように崩れる。目を丸くしていると『…カナちゃんを邪魔する人は許さない…』と低い声が聞こえてきてこちらに襲いかかってくる。何とか伸びてきた腕はかわすがまるで操られたような尋常ではない姿に一旦切り上げた方が良さそうだと大通りに急ぐ。だがその先に一人の男が出てきてゆく手を塞がれる。その目は先程の男と同じく血走っていて『カナちゃんの為だ』と何度も呟いている。タイミングの良さを考えれば自分の存在が気に入らない彼女の指示か何かだろう。左右を挟まれ危機的状況で相手に連絡を取ろうかと思ったが自分の忠告を願望だと言われたことが胸に引っかかって止めた。正気を失った分動きが単調であれば動きを見計らって横をすり抜けることに成功する。脇からもう1人現れるのを何とか避けるが計三人に追いかけられていれば体力の消耗も激しい。そうして段々建物の裏の方に追い詰めれていく様を捉えたバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トが相手に映像を送信して)

5406: 探偵 [×]
2024-05-08 19:18:15


、…フィリップ!!……カナ。今俺の相棒を追いかけてる奴はお前の名前を呼んで最初に襲ってきた奴と同じ紋様がついてる。こいつらなんなんだ?お前はあいつらに何したんだ?…もう嘘つかないでくれ
(彼女からは情熱的な視線でこちらからは探るような視線で、互いに目を合わせているとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.から通知が入って無言で彼女の体をこちらから離すと映像を確認する。そこには複数人の男に追いかけられる相手の姿が映って思わず名前を叫んだ。最初こそ組織の人間かと背筋が凍ったが様子が違う、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は相手を援護するために近い距離を飛び回っていて男達の首筋に紋様があること、そしてうわ言のように繰り返される『カナちゃん』という言葉をこちらへと届けていた。体が冷えていくのが分かる、考えたくなかった展開が、相手が訴えていた真実が、今目の前に台頭してくる。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.とス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.をライブモードにすれば相手の元に加勢に行かせる、これで少しは持つだろうが相手の体力を考えれば時間の問題だ。ガジェットを使い切り武器のない状態で彼女の方へ振り返ると問いかけながら詰め寄って、最後に今度はこちらから懇願するように問いかけると彼女はこれまでの空気を一変させて高らかに笑い声をあげた。クスクスと楽しげに笑いながら『あのね、あの子達は働き蜂なの。私のもとに蜂蜜みたいに甘いお金や高いものを持ってきてくれる。それでね、私は女王蜂なの』と恍惚とした表情で告れば胸元からゆっくりとド.ー.パ.ン.ト.メ.モ.リ.を取り出して息を飲んだ。ゆっくりと緩慢な動きで口元に人差し指を添えると『私が口付けてあげた子はみーんな私の働き蜂。良い子にはご褒美をあげるけど、悪い子は…いらないから捨てちゃうの』と上機嫌に続ける、ここまで言われて気づかないほど馬鹿ではない。つまり、自分が願望だと決めつけた相手の推理は全て当たっていたのだ。苦々しい思いに眉をしかめていると彼女は『QueenBee』とウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.ス.を響かせメモリを首筋のコネクタへと挿してド.ー,パ.ン.ト.へと変貌する。蜂のように鋭いスピアを持つ彼女は『ねぇ翔太郎、私のナイトになって?』と同じ言葉を口にしながら襲いかかってきた。迫る怪人を避けて地面へと押しやれば相手のいる方向へと走り出す。彼女を止めるにしてもまずは相手を助けるのが先だ。走りながらドライバーを取り出せば「フィリップ!」と相手へ呼びかける、こちらの見聞きしたことはドライバーを通して相手へ伝わるだろう。全力で走りながら「今どこだ?!」と叫んで)


5407: 検索 [×]
2024-05-08 20:15:30

っ! 何で…、どれだけ居るんだ。…翔太郎!? 何処って言われてもわかんなっ、わ!
(目を血走らせうわ言のように彼女の名前を唱えながら追いかけてくる男達はまるでゾンビのようで走っても走っても撒けそうにない。何となく人を虜にするようなメモリの効果であるのは予想がついていたがここまでの物とは想定外だ。それに自分を消すように指示をしたのならば相手を仕留める最終段階なのだろうかと嫌な想像ばかりが浮かぶ。体力もバテてきて屈強そうな見た目の男の腕が間近まで迫ってくる。観念しかけた瞬間その手を弾くようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンが割り込んできて目を見開く。自分のは懐に収まったままだ。更にス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.がワイヤーを吐き出して男の足を引っ掛けて転ばせている。相手が持っているはずのガジェットが居ることに困惑していたがまた脇から別の男が追いかけてきて愚痴を吐き捨てながら走り出す。限界に近い状態で走っていれば腰にドライバーが現れて相手と意識が繋がる。瞬時に相手が見聞きしたことが共有され、こちらの推理が合っていたことと彼女のメモリの正体が分かる。どうやら最悪の事態にはまだなってなくて僅かに安堵する。だがこちらは危機のままで名前を呼ばれ居場所を聞かれるが路地裏でひたすら逃げていればここが何処かなんて分からない。何か場所が分かるものはないかと辺りを見渡していれば足元から意識が逸れて転がっていた空き瓶に足を引っ掛け盛大にコケてしまう。床を転がりながら男が迫ってくるのが見えるが近くの建物の柱に文字が見えれば「風雅二番町ビルの裏!」と叫んで)

5408: 探偵 [×]
2024-05-08 21:15:11


っ、…俺のフィリップに、手ぇ出すんじゃねぇ!!
(ドライバー越しに相手の視界に入った風景を垣間見て場所の予想を立てながらそちらへと走っていく。大まかな場所は分かるが路地裏で激しく動き回っていれば鉢合わせるまでたどり着けないでいた。ドライバー越しに相手が転ぶのが伝わる、ひやりと肝が冷えるがその瞬間に相手の声と意識からビルの裏手にいるのが分かれば全力でそちらへと走り出した。角を曲がれば操られた男達の向こうに相手が見える、生気の抜けた男が相手へと襲いかかろうとしているのが見えればスッと思考は冷えるのに怒りは頂点へと達した。走り抜ける勢いのまま叫び声と共に男の背中に蹴りを叩き込んで引き倒すと、そのまま相手の前に立ちはだかり「待たせたな!」とニヒルに笑う。操られているとはいえ二人を囲うのは一般人だ、傷つけないようにしながら順番に意識を奪えば良いと思った矢先『翔ちゃん、』と玉を転がすような声で名前を呼ばれ、途端に男達の動きが止まった。男達の間から現れたのは人間の姿のカナで相手を庇うように立つも、彼女は涙で目を潤ませながらこちらを見つめて『私ね、こんな箸にも棒にもかからない働き蜂はいらないって気づいたの。頼りになるのが一匹いればいいって。強くて言うこと聞いてくれて、おまけに小学生からの幼馴染なんて最高の肩書きのナイトみたいな蜂。私には翔太郎がいればいいの』とまた懇願する声で告げられる。幼馴染の狙いは自分だ、それも相手から忠告された内容で苦々しい思いに眉間に皺がよる。カナは近くにいた男の肩に手をかけ自分の唇を人差し指でトントンと叩くと『相棒くんじゃなくて私のこと守る働き蜂になって?そうじゃないと…今いる働き蜂くん達はみんな死んじゃうかも』と告げるとクスクスと笑みをこちらへ向けていて)


5409: 検索 [×]
2024-05-08 22:21:12

…翔太郎! …出来るもんならしてみれば良い。君のメモリは自分の支配下に置いた人間を操れるようだがそれも一定の範疇内だ。恐らく倫理に反するような本人が拒絶するような行為は取れない。だからこそ君は翔太郎に護衛を頼み不要になった人の処理をさせたのだろう?
(男が襲いかかってきて思わず身構える。衝撃に備えようとした途端ドライバー越しに明日の強い怒りが伝わってきて男達の体勢が崩れ引き離される。久しぶりに相手の姿を見て声を聞いた途端安心感が募ってその前のいざこざも忘れて相手の名前を呼んだ。だが次に聞こえてきたのは彼女の声で男の間を割って相手の前に姿を現す。彼女はまた目を潤ませながら相手を見つめると身勝手な言い分で相手を求める。そして男の肩に手をかけると暗に従わないとこの男達の命は無いと笑顔で脅しにかかっている。散々見せつけるように相手を誘惑され息が出来なくなるほど妬いたが今の彼女の言い分に対しては怒りと憐れみに近い感情が勝った。床に膝をついてゆっくり立ち上がると二人の間を切り裂くように煽るような言葉を向ける。そもそも彼女が男達に手をかけられるという前提が恐らく間違いだ。本当に人を完璧に操ったり生命活動まで支配出来るのなら不要になった男は自殺させたり遠くに引越しさせるなりすれば良い。だが実際は自分に熱心にアプローチしようとする姿を襲われたと誤認させて逮捕させたりしている。相手に護衛を頼んだのも口付けのチャンスを狙う為でもあるがその手伝いをさせていたのだろう。その理屈を説明してやれば彼女の目が初めて揺らぐ。だが瞬きをすればまたクスクス笑みを浮かべた表情に戻って『相棒くんの言ってることは翔ちゃんを惑わすためのデタラメ。だってさっきも翔ちゃんに酷いこと言ってたでしょ?…私を選んでくれたらこの働き蜂くんはちゃんと元に戻すしいっぱい幸せにしてあげる。だから、私だけの翔太郎になって』と自分を選ぶように甘く囁くとゆっくりと顔を近付けてそのまま口付けしようとして)


5410: 探偵 [×]
2024-05-08 23:07:58


……カナ。悪い、俺には心に決めた人がいるんだ
(彼女が自分を求めて事務所にやってきた理由は良い肩書きの駒を手に入れるためだった、幼馴染のそんな思惑にさえ気づけなかった自分に情けなさを感じていれば、彼女は命をかけた取引を持ちかけてきて目を見開く。相手を襲ったとはいえ操られていた男達を見殺しにするわけにもいかず、彼女にこれ以上罪を重ねさせるわけにもいかない。自分と引き換えに事が済むならと彼女へ近づこうとした。しかしそれを引き裂くように、あるいは光が差し込まれるように、相手の声が響く。いつも通り理路整然とロジックを積み重ね相手は見事に彼女がまたひとつ重ねた嘘を看破してみせて、その鮮やかさにただ立ち尽くすしかなかった。一瞬動揺を見せた彼女だったが、自分が正しいのだと口にしながらこちらへ口付けようと迫る。間近に来た彼女の両肩に手を置くと、こんな場面にも関わらず表情を崩すようにして笑みを浮かべた。それを見た彼女は自分を選んだのだと首の後ろに両腕を回してこちらを引き寄せようとする。しかし、両肩に置いた手でそれを制して、まっすぐ彼女を見つめながら気持ちに応えられないことを伝えた。驚愕の表情を浮かべる彼女の体を離して相手の方へと振り返れば「やっぱり俺はお前がいねぇとダメみたいだな、フィリップ」と観念したように笑う。相手の方へ歩み寄ればその左側へと立って彼女と、この一連の事件の犯人と対峙する。彼女は自分ではなく相手を選んだこちらに激しく動揺して『なんで?私との時間の方が長いのに!翔ちゃんを幸せにしてあげるのに!』と金切り声で叫んで、再びメモリを取り出すとド.ー,パ.ン.ト.へと変貌した。相手に言わなければならないことは山ほどある、だがまずは彼女に罪を数えさせるのが先だ。切札のメモリを構えると「いくぜフィリップ」と右側へと呼びかけて)


5411: 検索 [×]
2024-05-09 00:02:19

、気付くのが遅いよ。 ああ、彼女に罪を数えさせよう。
(人質を取って彼女が迫れば自己犠牲的な甘い考えがドライバー越しに伝わってきて、それに苛立つと被せるように彼女の嘘を暴く。動揺した彼女だったが電話口の対応などから自分に分があると思ったのか相手を取り込みにかかる。誘うように近付く二人の距離に嫌でも胸が痛むのは変わらないが相手を信じてその様子を見守る。相手は穏やかな笑みを浮かべると両肩に手を置いて彼女の誘いを断る。そして引き離したことに安堵と嬉しさが募るがそれまでの気持ちを整理出来ていない現状では振り返って告げられた言葉を素直に受け止め切れなくてワンテンポ遅れて愚痴っぽく返した。相手が左側に並んで彼女と対峙する。思い通りにならなかったことに彼女は激しく動揺し金切り声をあげたかと思えばメモリを突き刺してド.ー,パ.ン.トへと変貌した。まだ色々と整理のつかない事は多いが街の探偵として様々な男を惑わせ好き勝手した罪を数えさせたくてはならない。相手の呼びかけに応えるように疾風のメモリを取り出すとドライバーに挿入する。メモリと意識を転送させ二人で一人の姿になると彼女にいつもの決めゼリフを投げかける。女王蜂のメモリの通りの見た目に鋭いスピアが目に入れば「蜂の特徴を考えても接近戦はフリだ。中距離の炎で一気に畳み掛けよう」と提案してメモリを赤と銀に切り替える。『男なんて、全部私の思い通りになるはずなのに!』と苛立ちのまま声を上げる怪物に炎を纏ったシャフトを振るえばスピアが伸びてくる前に攻撃が命中してその体が仰け反る。不利を感じたのか背中の羽で飛び上がろうとするがすかさずその部分に打撃を加え動きを制して)

5412: 探偵 [×]
2024-05-09 08:06:58


空に逃げられたら厄介だ、このまま一気に決めるぞ!
(こちらが彼女とやり取りする間に相手から痛みや苦しみ、怒りといった様々な感情が流れ込んでくる。彼女が事務所にきてから相手はずっとこんな感情だったのだろうと思えば申し訳なさと不甲斐なさで顔が下がりそうになる。だが今はもう一度相手の手を取るためにも彼女を止めなければならない。罪を重ねた者に投げかける決めゼリフを彼女へと放って二人で一人の姿で向かっていった。対峙してすぐに相手はこの戦闘における最適解を導き出してそれに従い赤と銀のフォームへチェンジする。中距離からの攻撃に加え昆虫に対して炎は抜群に効いて彼女を一気に追い詰めていく、自己中心的な言葉を金切り声をあげる姿に幼馴染の面影はなくて、二人のためにも彼女のためにも早くこの戦いにケリを付けなければと闘志が沸いた。相手に呼びかけシャフトを振るい連続で攻撃を加えれば彼女は空へ逃げるどころか地面へと転がる。ここが決め時だろう。メモリをシャフトに挿してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させると「メ.タ.ル.ブ.ラ.ン.デ.ィ.ン.グ.!」とお熱い一撃を彼女の体へと叩き込んだ。耳を劈くような悲鳴と共に彼女の体は激しく燃えて爆ぜ、人間の姿へ戻るとメモリが排出されて高い音と共に砕け散った。ぐったりと倒れた彼女の顔は色を失っていて唇は真っ青になっている。彼女は犯罪者でこちらを手駒にしようとした嘘つきだ、相手が自分と彼女が近づくのを涙を流すほどに嫌っているのも知っている。だが自分の幼馴染であるのも事実で冷たい地面に転がっている姿を見ていられず、ドライバーに手をかけると「フィリップ…警察に引き渡すまで彼女の近くにいていいか?」と静かに問いかけて)


5413: 検索 [×]
2024-05-09 10:06:12

…好きにしたまえ。
(相手の言葉に合わせてマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させ炎を纏った強烈な一撃を叩き込む。彼女の悲鳴があがり女王蜂の体が燃え上って爆ぜると人間の体に戻り、メモリは砕け散った。床に倒れ込んだ彼女の顔は血の気がなく働き蜂と称した男と同じように唇は真っ青になっていて先ほど上機嫌に相手を誘惑していた面影はない。その姿を見下ろしていれば相手から静かなお願いがされる。その間も左側からは自分が騙されていたとしても尚彼女を見捨てることが出来ない甘い考えと感情が伝わってくる。その甘さこそが相手の美点であり根っこであることを知っていれば嫌だと言う事も出来なくて相手に任せる返事をすれば先にドライバーを閉じて変身を解き、意識の共有を打ち切った。だがこのまま彼女の傍に居る相手はあまり見ていたくなくて意識が元に戻り立ち上がると軽く二人を一瞥するだけで背を向け「僕は事務所に戻ってるから」とだけ告げて一人で路地を去っていった。路地を抜けて大通りに戻ってくるが気は晴れない。警察を呼び事情聴取などのことを考えれば当面相手は帰ってこないはずだ。組織の心配はあるが人通りの多い場所なら大乗だろうと商店街や風.都.タ.ワーの方などに寄って遠回りしながら事務所に戻った。事務所に戻ると二人の行動を見ていることしか出来なかったガレージへと降りる。そこに書き連ねられた文字はいつもより乱雑でぼんやりそれを眺めてから消し始めて)

5414: 探偵 [×]
2024-05-09 12:44:02


……ありがとう
(彼女に再び寄り添う事を願う、相手からは承認はされなかったが拒否もされなくて、相手ならばそう返事するだろうと予測できただけに自分の狡がしこさに意識の中で息を吐き出した。礼を言っているうちにドライバーが閉じられ意識の共有が断ち切られる。相手はこちらを一瞥した後にこの場を去っていく、「分かった」と一言いいつつも護衛でス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.をついて行かせた。相手が去り地面に倒れた彼女へ近づくと仰向けに体勢を変えさせ、せめてと後頭部の後ろに手を差し入れ軽く持ち上げる。ジンさんに連絡を取っている間に彼女は僅かに意識を取り戻して、こちらへとフラフラと手が上がってくる。それをゆっくりと下ろさせて「俺達はあの事務所に何時でもいるから、罪を償ってきてくれ」と告れば、彼女は声もなくホロホロと涙を流し小さく謝罪の言葉を口にしていた。やがてサイレンが聞こえてきてジンさんとマッキーがやってくる。噂のカナちゃんだと説明すると二人に驚かれマッキーからはいつも通り絡まれるがそれには応じずに淡々と状況を説明していると、ジンさんに『二人揃ってそれじゃあ探偵事務所の今後が心配だな』と言われ相手が先に警察へと接触していた事を知る。相手がひとりで調査していたことを聞かされると短く返事をして目線が落ちる、自分が幼馴染を信じるのに固執している間に相手は危険を犯しひとりで調べ回っていたようだ。一通りの事情聴取が終わり帰宅の許可が出る。相手に合わせる顔はないがこのままで良いわけがなくて真っ直ぐと事務所へと帰る。中を見回すが相手の姿は無い、きっとガレージにいるのだろう。ハットを金具にかけると一度深呼吸してからその扉を開ける、階下を見渡せばホワイトボードの前にいる相手を見つけて「ただいま」とひとまず声をかける。そのまま螺旋階段を下り足を進めるがグレーチングの渡しの途中で足が止まってしまう。あらゆることを言わなければならないのに上手く言葉が纏まらない、だが相手を傷つけたのなら一言目は決まっているだろう。相手に向かって頭を下げると「フィリップ。お前じゃなくて、彼女を信じてすまなかった。冷静じゃなかったのは俺の方だった」と謝罪を口にして)


5415: 検索 [×]
2024-05-09 14:42:27

…、……君が依頼人のことを信じるのは今に始まったことではないだろう。それにあの時点では彼女と男の被害を結びつける証拠は一つも無かった。君が護衛の依頼をこなすことで結果として彼女の行動を監視することが出来て、新たな犠牲者を出すことなくメモリを破壊出来たのだから良かったじゃないか
(ホワイトボードを半分ほど消した所で事務所の方から物音が聞こえた。それから少ししてガレージに繋がる扉が開いた音がして帰宅の声がかけられる。それに応えようとするが上手く口が動かなくて迷っている内に相手が螺旋階段を降りてくる。近づいてくる気配にイレーザーを掴む手に無意識に力がこもるがグレーチングの途中で足音が止まった。その場は沈黙が支配してホワイトボードを消すために相手に背を向けている状態ではその表情は分からない。その静寂を破ったのは相手の自分の名前を呼ぶ声で続いて謝罪がされると動いていた手が止まる。それを聞いた途端電話口で言葉をぶつけ合った時の感情が一気に湧いてくるがよく考えればその根幹だって自分を優先しない相手が気に入らないという彼女と大差ない身勝手な理由だ。相手の言葉に向き合えばそれを認めなくてはならない気がして小さく息を吐けば背を向けたまま暗に謝罪は必要ないと言葉を返す。淡々と自分に言い聞かせるようにも感情の余地のない事実だけを並べていき理論的に今回の事態について結論を纏める。だがじくじくと突き刺す胸の痛みは消えなくてその場所に手を当てると「…単に僕が、受け入れたくなかっただけで」と震えた声で小さく堪えきれなかった呟きを零して)

5416: 探偵 [×]
2024-05-09 18:18:31


…そうだな。……、…フィリップ。もし他の依頼人が来ても、俺はきっとその人の事を信じようとする。でも今回はお前が傷ついてること気づいてたのにお前のとこに行かなかったし、隙作ってあいつを懐に入れちまった。ほんとに、すまなかった…
(こちらが近づいても相手は背を向けたままで、謝罪を口にするも返ってきたのはその謝罪を不要とする返事だ。だがそれは相手との間に厚い壁が作られたように思えて思わず相手から目を逸らす。それに相手が言うように、きっと自分は依頼人を信じるのを止める事は出来ない。おやっさんのようにハードボイルドな探偵なら彼女がやたら親密にしてきた時点で疑念を持ったことだろう。将来そんな探偵になれたとしても、きっと最初の一歩の時点では依頼人を疑うことはしない。相手の理路整然とした言葉に反論出来ず短い返事しか出来ないでいると、相手から震える声で小さな呟きが漏れて胸が締め付けられる思いだった。相手は理屈を言ってのけたがそれを越えられない感情を抱えている、きっとあれが相手の一番の本音だろう。弾かれたように体が動き出しグレーチングを渡りきると相手の腰に両腕を回して後ろからそっと抱きしめる。壊れないように柔らかく、しかし軽く後ろへと引き寄せるようにして自分の額を相手の後頭部へと添えた。彼女が幼馴染だったとはいえ相手の目の前で親密に話したのは事実で、相手が耐えているのを知っていたのに彼女の傍にいたのも事実、過去の行動にはただ謝罪することしか出来なかった。相手へ回す腕に力が入る、強く目を瞑ると「俺が心を奪われて隣に居て欲しいと思うのはこの世でお前だけだ。俺に触れて欲しいのも触れたいのもお前だけなんだ。お前が…隣にいないとダメなんだ、フィリップ」と溢れるままを口にする。一息で想いを口にし酸素不足に陥ってゆっくり呼吸すると最後に「お前じゃなきゃ嫌だ…」とワガママにも近い願望を小さく呟いて)


5417: 検索 [×]
2024-05-09 19:49:11

…、……翔太郎。彼女が言った通りどう頑張っても過ごしてきた年月は彼女には勝てない。僕の知らない君を知っていて、その話を二人で楽しそうにしていて、距離が近かったから僕は彼女に嫉妬していた。その場所は、自分のモノなのに取られてしまったと思って苦しかった。君が僕より彼女を庇ったことも切り捨てられない甘い所も嫌だったけど、…でもそれが翔太郎なのも知ってる。
(気にしていないと割り切るには溢れ出る感情も痛みも大きすぎて小さく呟きが零れた。沈む気持ちに合わせて視線も伏せ始められていると急にグレーチングを歩く音が響いて後ろから相手に抱きしめられて小さく肩が跳ねた。後頭部に額のような物が当てられて再び謝罪の言葉が述べられる。それに対して何も言えないでいるとさらに腕に力が篭って一気に想いが伝えられると相手に見せていない瞳が大きく揺れ息を飲んだ。真の部分で願うのは自分だけだと言われ、子供のようなわがままで求められると心が揺さぶられて相手の名前を口にする。相手の想いと背中から伝わってくる熱が意固地になっていた想いを溶かしていけば回された腕に手を添えながらぽつりぽつりと真の想いを紡いでいく。決して踏み込むことの出来ない幼馴染みの関係、その二人だけの世界で嬉しそうにしているのが見ていられなかった。その感情が嫉妬であることを認め自分の居場所が奪われたようだったと白状する声は震えて泣きそうなものになっていく。相手が彼女に優しくして傍に居ることを選んだのも騙されたと分かったのに寄り添うのを選んだ甘い所も嫌だった。だけどその部分が綺麗さっぱり無くなってしまったらそれはきっと相手ではない。気持ちを落ち着かせるように長く息を吐くと相手に軽く寄りかかりながら「…翔太郎、僕だけが特別だって証明して欲しい、それで許すから」と小さくねだって)

5418: 探偵 [×]
2024-05-09 22:45:46


………フィリップ。俺にはお前の知らない過去がある。でもこれから先の未来、全ての時間お前と一緒だ。探偵として依頼人に寄り添うことがあっても、必ずお前の元に帰ってくる。俺の隣はお前だけの特等席だ、誰にも座らせねぇ。俺にとってお前は替えのきかない唯一無二の存在だ
(溢れるままに相手へ思いの丈をぶつければ、事務所に帰ってきてからようやく名前を呼ばれて安堵の息を吐き出す。腕に手が添えられれば理論ではない、相手の想いがゆっくりと流れてきた。ドライバーを介して感じた痛みを改めて相手の言葉として聞いて、その声が震えて泣き出しそうになると相手を抱きしめる腕に力が籠る。相手の願いを聞き届けてこちらへ軽く体重を預けられると強く抱き締めてから腕を軽く解く、片腕は腰に添えたまま相手の正面へと移動しその瞳を真っ直ぐと捉えた。彼女が来てから一度もしっかりと見ることが出来ていなかったその瞳を、今度は見逃さないように片手を頬へと添えて固く視線を交える。相手を傷つけてしまった自分の性格を全て無くすことは出来ない、だがもっと相手を安心させるやり方へと変えていくことが出来るはずだ。真っ直ぐ相手を見つめたまま誓いの言葉のように相手への想いを再び紡ぐ、過去は変えられなくともこれから先歩んで行く道で隣にいるのは相手以外考えられない。腰に回す腕に力を込めてさらに二人の距離を近づける、頬に添えていた手は後頭部へ回して「俺の相棒で俺の恋人なのはお前だけだ、フィリップ」とその瞳を見つめながら宣言すれば、さらに相手の体を抱き寄せ唇を重ねて)


5419: 検索 [×]
2024-05-10 00:04:29

…うん。 また君がその甘さで足元をすくわれそうになったならそれを防ぐのが僕の役目だ。どんな事があっても君の帰ってくる場所がここならそれで良い。…翔太郎、
(強く抱きしめられるとその分相手の存在を強く感じる。不安に晒された心はより確実な特別を求めてお願いすると抱きしめられてから相手が目の前にやってくる。画面越しでも横顔でもなくて久しぶりに真っ直ぐと相手を見ている気がする。頬に手を添えられこちらを見つめる相手の瞳は自分しか写していない。その状態でもう一度誓うように想いを伝えられると今度は素直にそれを受け止めることが出来て何度も繰り返される自分だけの特別な言葉は冷えていた心の内に染み渡っていく。過ぎてしまった過去よりもこれから先の全ての時間の方がずっと魅力的だ。力を込められさらに距離が近づくと今度はこちらが言葉を告げる。相手のハーフボイルドな部分が無くならないように自分も似たような事があればまた依頼人に嫉妬して苦しくなってしまうだろう。それでも相手が騙されそうなら対立してでも止めるのが相棒の役目で、相手の優しさを無くす必要はない。依頼の途中で他を選んだとしても最終的に選んで戻ってくるのが自分であれば良いと強く願えばこちらからも腕を回して抱きしめる。後頭部に手が添えられ視線が重なれば自分も同じ気持ちだと伝えるように名前を呼ぶ。それから顔が近付いてずっとずっと彼女の奪われるかもしれないと不安だった特別な行為が自分にされると心に刺さった最後の棘すら消え失せて暖かく幸せな気持ちが湧き上がる。回した腕で相手を引き寄せてただただ大切な相手の柔らかな唇の感触を味わう。やがてゆっくりと顔を離すと「このキスも僕だけのモノだ」と言いながら漸く安堵したような笑みを見せて)


5420: 探偵 [×]
2024-05-10 07:48:51


…あぁ、絶対にお前にしか渡さない。……やっぱり俺はお前がいなきゃダメみたいだ
(相手の瞳を捕え真っ直ぐとこちらからの想いを紡げば相手からもその想いが語られる。いつかはおやっさんのような完璧にハードボイルドな人間になりたい、しかしその道は遥か遠くて今日だって散々感情に流されてしまった。だがそうやって誤った道へ進んでいる時に手を引いてくれるのが相棒だ。二人で一人だからこそ自分は信じた道を真っ直ぐと進むことが出来る。そしてその道を進んだ先に、あるいは道を進む隣に、いてくれるのはいつでもフィリップという男なのだ。相手が願いを紡ぐと共にこちらへと抱きついてくる、他の誰かでは有り得ない幸福を伴った心地に無意識に吐息が漏れた。互いの想いを口にし確かめあって、二人にしか許されない行為を送る。柔らかくて暖かくて相手を感じることが出来る特別な行為、やがてゆっくりと唇が離れるとようやく相手は笑みを見せて、こちらも同じように笑みを浮かべた。後頭部に添えた手で優しくそこをなでながら路地裏で口にした言葉を噛み締めるように再度言葉にする。探偵としても一人の人間としても、相手がいなければもうまともに進むことさえ難しい。相手をより感じようと再びその体を強く抱き締めて互いの頬をくっつける。ようやく取り戻した相手の笑顔に心は緩んでしまって小さく笑みを零すと「お前がこんなに嫉妬してくれるの…正直嬉しかった」とつい本音を零してしまって)


5421: 検索 [×]
2024-05-10 10:16:56

…そうだよ、だから僕のことだけは手放さないで。 ん…、こんなに心乱されるのも苦しい想いをするのも君に関することだけだ。今度似たようなことがあればドライバーで確かめてみるといい
(二人の間にしか成り立たない特別な口づけをして唇を離すと相手が柔らかな笑みを浮かべる。後頭部を撫でられると心地よくて余計な力を抜きながら相手をみつめた。相手は路地裏で言っていたことをもう一度口にしていて今度はハッキリとした口調でそれを肯定する。依存を促すような薄暗い願いだが相手の深い所を自分に縛りつけられるならそれでいい。それを伝えるように軽く相手の背中を撫でていれば相手から更に強く抱きしめられて頬がくっつくまで近づく。こちらが散々気を揉んだというのにそれが嬉しかったと本音を零されると文句をつけるように、それでいて甘えるようにぐりぐりと擦り寄った。あんなに取り乱してしまって冷静な考えや判断が出来なくなるのは相手に関わることだけだ。それだけ相手は自分にとって大きな割合を占めていて他の人と親密そうなのを見ると取られたくないと子供っぽい我儘が出てしまう。そんな醜い感情すら受け入れてくれるのならと軽口で意識の共有を提案するがそれはそれでまた相手が他人に親しくするところを見て辛くなる訳で「出来ればそんな状態にさせないで欲しい物だけど」と釘を刺しつつ一番近い相手の頬に触れるだけのキスを落として)

5422: 探偵 [×]
2024-05-10 12:43:58


安心しろ、死ぬまで手放さねぇよ。……、お前の気持ちは今日ドライバー使って嫌ってほど分かってる。それに俺もお前を傷つけたいわけじゃねぇ、ちゃんといつでも俺はお前のもんだってお前が安心できるようにする
(ともすれば軽口にもなる言葉を相手が肯定してしまえば、それは冗談ではなく二人に跨る呪縛という名の繋がりになる。薄暗い意味が込められていようと互いに望んだことならば何も問題はないだろう。背中を撫でられその心地良さに軽く息を吐きながら相手の体重を軽く預かるようにさらに引き寄せる。緊張が緩んでつい零してしまった本音に相手は文句と共にこちらへと擦り寄ってきて擽ったさにまた小さく笑う。当初こそただの幼馴染との会話だったのだ、それだけであれほど動揺するのを見れば相手がどれだけ大きな感情をこちらに向けているのか良く分かる。子供っぽい嫉妬や我儘だって相手の愛おしい一面だ。だが相手が今日のことでどれだけ傷つき苦しんだのかは良く伝わった、嫉妬は嬉しいが愛しい相手にはなるべく健やかに笑っていて欲しい。そのためにもせめて何時でも相手が『左.翔.太.郎は自分のものだ』と胸を張って言えるようにしなければ。頬にキスが降れば傍にある口角があがって、こちらからもこめかみにキスを落とす。ようやく相手の笑顔といつもの距離を取り戻すことができれば「この後は依頼の間構えなかった分、お前を存分に甘やかしてやらねぇとな」と冗談めかして言って)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。悪女に利用される、という点だけ決めて始めさせていただいたのですが検索様とやりとりするうちに物語が膨らんで二人の溝も深まって、終始ハラハラしながら進めさせていただきました。検索くんが幼馴染との関係に悩み苦しんでる描写は読んでいてめちゃくちゃ悲痛さが伝わってきました…そして最後にビシッと依頼人の嘘を見破る検索くんがめちゃくちゃかっこよかったです…!最後にお互いに少しづつ歩み寄って行くところまで、ガッツリシリアスにしつつ幸せな物語にできてとても楽しかったです!今回もありがとうございました!
次の展開ですがいかがしましょうか?このまま続けても、以前あげさせていただいた朝の時間を過ごすでも、別の展開にしても良いかなと思うのですが検索様はいかがでしょうか?)


5423: 検索 [×]
2024-05-10 15:40:44

ああ、是非そうしてくれ。…なら、お言葉に甘えて沢山甘やかして貰おうか。安心させてくれるのだろう?
(相手に擦り寄ればその熱も匂いも確かに感じることが出来てちゃんと自分の傍に帰ってきたのだと強く実感する。ずっと離さないことが約束されて共有されていた自分の嫌な感情すら受け止めた上で安心できるようにすると誓いの言葉が告げられると相手が大切にしてくれているのが伝わってきて口元が緩む。更にこめかみにキスが返されると胸には温かい物が満ちてぎゅっと相手を強く抱きしめながら返事をした。やっと戻ってきた物に安堵していると相手が冗談めかしてその後の予定を語る。存分に、という言葉に反応すれば口角をにやりとあげて悪戯な笑みを浮かべながら前向きな態度を示す。そのまま逃げ道を塞ぐように確認を取ると「今日の夜ご飯は君が作った炒飯がいいな」とまずは一つ目のわがままを口にして)

(/いつもお世話になっております。ガッツリシリアスということでそれぞれの性格や嫉妬心故に溝を深めて突き放してしまったりと苦しい展開も多かったですが感情を露わにする部分も多くてドキドキしながらやり取りさせて貰いました。悪女というのがピッタリな言動ばかりで本当に丸め込まれそうで背後共々ハラハラしましたが幼馴染を信じつつも引っかかるところがあればちゃんと彼女と向き合って罪を数えさせる探偵君の信念がとてもかっこよかったです。顔を合わせにくい状態から本音をぶつけ合う所までまた一段階関係を深めることが出来てとても充実したお話でした、今回もありがとうございました!
せっかく自然な流れですのでこのまま続けるか甘い休みの朝の時間を過ごすのはいかがでしょうか。朝の場合は上記からそれらしく繋げて朝目が覚めた辺りなどから始めて貰えたらと思います…!)


5424: 探偵 [×]
2024-05-10 18:30:27


あぁ、お前が今日感じた不安を忘れさせるくらいには甘やかしてやるよ。よし、ならまずはスーパーだな
(戯れるように、あるいはこの気持ちが少しでも伝わるように、こめかみにキスを落とせば相手から強く抱き締められて、さらに体が近づく分幸せが胸へと募る。大切なものを愛でるように頭を撫でて甘やかす宣言を冗談めかして言えば相手の口角があがって悪戯な笑みが浮かぶ、どうやら今の発言を冗談ですませてはくれないらしい。言質を取ったと言わんばかりに確認の問いが飛んでくるが相手が心底安心できるように甘やかしてやりたいとこちらも思っていて、つまりはこちらとしても何の不都合もない。頭を撫でる手は止めず甘んじて相手が囲った逃げ道のない場所へと自ら踏み入れると、ひとつめのワガママを聞き届け笑みを零す。相手が初めて家に来た時に作った料理だ、今日はより一層気合いを入れて作る必要があるだろう。そろそろ事務所を閉める時刻でタイミング的にも今日は店じまいだ、相手のワガママを叶えるため最初の行き先を決めればもう一度口付けを送ってからそっと体を離した。そのまま相手の手を取るとガレージを出て事務所スペースへと移動していき)

(/どこまで幼馴染の味方をするかめちゃくちゃ悩んだのですが、結果的に良い半熟の塩梅になって良かったです!
それではせっかくこんなに良い雰囲気ですし、このまま続けてしまいましょう!より一層絆が深まったあとの二人だけの時間楽しめれば幸いです。それでは今回もよろしくお願いします。/こちら蹴りで大丈夫です!)


5425: 検索 [×]
2024-05-10 19:53:19

それは楽しみだ。 …今日はこっちを通っても良いかい?
(きらりと目を輝かせて言質を取ったとばかりの笑みで一つ目のリクエストをすれば相手から頭を撫でられながら優しい笑みが返される。炒飯は相手が初めて作ってくれた料理で今日も自分の為だけに作ってくれるなら美味しいに違いない。くすくす笑って期待を口にしていると材料を買うための目的地が告げられてもう一度口付けが送られる。相手の体が離れて少し寂しく思うも手を取られる特別対応にふにゃりと口元が緩んでご機嫌にその後ろを着いていく。事務所に戻って簡単な後片付けだけ済ませると金具からハットを取って相手の頭に被せる。そのまま事務所を後にするが当然そこは外で人目がある場所だ。だが今はこの繋いだ手までは離したくなくてルート的には遠回りになるものの人気の少ない裏路地のルートが思い当たるとそちらを指さして相手にお願いして)


5426: 探偵 [×]
2024-05-10 20:56:11


ありがとよ。……あぁ、もちろんいいぜ。甘やかすって約束だからな
(ガレージから事務所スペースへあがるだけなのにその間も相手から離れたくなくて手を繋いだまま歩く、相手はそれにご満悦なのか緩い笑みを浮かべていてそれだけでこちらの心も華やかになるというものだ。事務所を軽く片付けた後相手からハットを頭に乗せられる、自分には欠かせないものが相手によって添えられて、これだって相手にしか許されない特別な行為だ。事務所を後にし外へ出る、いつもならばここから先で手を繋ぐ事は出来ない。だが相手から裏路地を通りたいとお願いされるとその意図を察して口角があがる。これからは相手を甘やかす時間だ、相手の願いを叶えるなんて基本中の基本だろう。繋がった手をぎゅっと握りなおして路地裏へと入っていく。そのまま人が通らない道だけでスーパーへ行けるように脳内に地図を思い浮かべ手を繋いだまま歩みを進めた。せっかく遠回りするのならばと「炒飯作るならちょっとアレンジでもしてみるか。ガッツリ濃い味にするかいつもと違う食材使って食感足してみるか」と夕飯のレシピの相談を始めて)


5427: 検索 [×]
2024-05-10 23:19:22

やった、じゃあ行こう。 アレンジか…ならこの前紹介されていたエビチャーハンはどうだい? エビなんて普段あまり食べる事無いからちょっと特別感があるし
(普段とは違う裏路地の方を通るように提案すれば相手にはその意図が伝わったのか口角があがって承諾の返事がされる。暖かな手は離れることなくぎゅっと握り直されるとぱっと表情を明るくして素直に喜びを示すとこちらからも手を握り返して路地に入っていく。何処を曲がればスーパーに繋がるかは分かっていないがそこは相棒に任せていればバッチリだろう。ご機嫌のまま歩いていれば相手から夕飯の相談がされる。相手が作ったものなら何でも良いつもりだったがせっかくなら前回とは違うものが良いかもしれない。何にするか悩んでいれば先日ラジオで紹介されていた郊外にある中華料理屋のメニューであるエビを使ったチャーハンが思い出されて好奇心のままそれをリクエストする。普段の食事は何かと肉に寄りがちで海鮮が出てくるのは珍しい。その中でもエビはココ最近食べた記憶が無く何となく豪華で特別な印象がある。色々あった今日だからこそつかの間の贅沢も良いだろうと弾んだ声で提案と理由を語ると相手の方に視線向け反応を伺って)

5428: 探偵 [×]
2024-05-11 07:47:44


お、いいな!エビなんて滅多に食わねぇし、何よりお前が食いてぇならそれで決定だ
(二人で手を繋いだまま人気のない路地裏を歩いていく、いつものルートよりもそこそこ遠回りだがこの手を繋いだままでいられるならそれも苦ではない。何より今は相手の温かな手をなるべく長く握っていたかった。相手のリクエストである炒飯にさらに手を加えようと提案すればエビを足すことが提案される。普段は値段重視だが依頼をひとつ解決したこと、それに相手をとびきり甘やかす特別な日であることを思えば特別な食材を選ぶべきだろう。そもそも相手にリクエストされた時点で今日はそれを覆すことなんて出来ないのだ。快諾の返事をしてさらに進めば遠回りしたというのにそろそろスーパーにつく頃合だ。次の角をまがれば元の大きな道に戻って人出も多い。少々名残惜しくはあるが再び相手の手を強く握ると「またあとでな」と言葉を添えてそっとその手を離して)


5429: 検索 [×]
2024-05-11 09:34:12

じゃあ今日は翔太郎特製エビチャーハンだ。…ああ、さっさと買い物を済ませてしまおう
(相手の手を握りながらチャーハンのアレンジとしてエビをリクエストすれば前向きな返事がされる。普段食べることがあまりない食材で何より【自分が食べたいから】を尊重してくれる相手の姿勢に口角が上がる。彼女に対する相手の甘さに一時は嫌気が刺したが今自分だけに注がれている特段な甘さは胸を幸せで満たして無意識に手に力がこもる。楽しみの度合いが更に増して路地を進んでいたが道順からしてそろそろスーパーが近いはずだ。角を曲がる前に強く握られて離すことを予告されるが今はこの後にもまた二人きりになれる事を知っている。名残惜しい気持ちもあるが緩い笑みで買い物をすることを持ちかけると角を曲がって大きな通りに入り目的地であるスーパーに向かった。カゴを持って入店すると早速今回のメイン食材であるエビを買おうと海鮮コーナーに弾む足取りで向かう。魚や貝などパック詰めされた物が並ぶ中、狙いのエビを見つけるが立派な殻付きなものから調理済みの物まで種類が幾つかある。ラジオで説明を聞いた限りではどれを使うのか分からずプリプリな食感という表現から身が厚いことを推測すれば【特別入荷】と書かれた伊勢海老のパックを手に取り「翔太郎、エビってこれかい?」と得意げな顔で相手に見せて)

5430: 探偵 [×]
2024-05-11 12:30:50


まずはメインのエビだ、な……ンな高ぇもん買えるわけねぇだろ!
(スーパーが近づき互いの手が離れる、だが少し名残惜しくともこの後の時間も二人きりの時間なのだと分かっていれば幸せが途絶えることはない。何より今から二人の特別な夕飯の買い物をするのだ。スーパーへやって来ると早速今日のメインであるエビを手に入れるために魚介のコーナーへと進む。相手の足取りはどこか浮き足立っている、きちんと食べた事のないエビという食材に興味津々なのだろう。その様子を微笑ましく見つめながらエビが並べられた場所へとやってくる。いつもは選んだとしても冷凍品だが今日は特別なのだから生鮮品だ。どれにすべきかと選び始めたところで真っ先に相手がパックを手にする、何かお気に入りでも見つけたのかと思ってそちらを見れば、そこにはエビはエビでも特大のエビが収められていて一瞬言葉を失った。すぐさまツッコミを入れるもハッと目を開く。好奇心が高まり相手を甘やかすと宣言している以上、高いからダメという理由だけでは特別な日だから買いたい、と返されてしまう可能性がある。ギリギリの生活を送っているわけではないが流石に伊勢海老は一食分にしては費用が重すぎる。軽く咳払いしてから相手の肩に手を置くと「フィリップ、それはエビっちゃエビだが素材の味を楽しむタイプのもんだ。俺らが作ろうとしてる炒飯みてぇな濃い味のなかに入れんのは不向きでな、買うならこっちだ」と伊勢海老から気を逸らしつつ剥かれた状態のものを手に取って相手へと見せて)


5431: 検索 [×]
2024-05-11 13:15:17

これじゃ無いのかい?…なるほど、こっちの方が炒飯に適しているならこちらにしよう。
(メインを張る食材ならば大きく目を引くものだろうと一番立派な海老を手に取って得意げに相手を見せる。好奇心が高まった状態では当然そこに書いてある値段など見ていない。だがそのパックを見た相手からは大声でツッコミが入って目を丸くする。言われてから見てみれば確かにそこそこ値が張っている価格だ。これでは無いのかと不安げに相手を見ていれば肩に手を置かれエビについての説明がされる。どうやらこの大きなエビは素材を味わう料理に使うらしく今回の炒飯には不向きらしい。それが誘導する為の説明とは気付かずに素直に納得すると伊勢海老の方は売り場に戻して相手が選んだむきエビの方をカゴに入れる。これでひとまずメインの材料は確保することが出来た。以前の炒飯の材料である卵などはまだ家にあったはずで「あと何か必要なものはあるかい?」と相手に問いかけて)

最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle