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相乗りで何処までも 【 〆 】/9680


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自分のトピックを作る
9560: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-15 20:39:10


だ、……家に帰ってもなんもねぇか。完治祝いのデートだし、お前の好きなの買って帰るか
(相手をなるべく外に出したくない気持ちが働いてしまって家でのデートを提案すれば相手は何処か引っかかりのある顔をしながらもすんなりと受け入れてくれて内心安堵する、今外を歩き回っても相手との時間に集中出来なさそうだ。胸を撫で下ろしたところでこのまま買い物に行こうと言われれば即座に反対する言葉が口から出かかる、だが家にはなんの用意もないわけでこのままではただ家でぼんやりするだけで終わってしまう。デートだと上機嫌な相手の笑みを消したくはなくてなんとか言葉を飲み込むと自分を納得させるように呟いたあと近くの大型スーパーに向かって歩き出した。これまで以上に警戒を強めなければと自分に言い聞かせながらいつもより近い距離で相手の隣に陣取り歩いていて)


9561: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-15 23:04:54


…ああ、そうしよう。
(帰るがてら買い物をしてから帰ろうと提案すると相手は瞬時に何か言いかける。直ぐに黙ってしまった姿はやはりいつもと様子が違っていて、だけどその原因に思い当たる物が無ければ首を傾げるしかなかった。だがデートと言う言葉が出てきて好きなものを買ってくれると聞けば目がきらんと輝いて一先ずは受け流すことにした。相手が歩き始めると自分もそれについて行く、いつもより距離も近い気もするがデートと言う響きに浮かれているのだと判断すればこちらからも距離を詰めて大型スーパーに向かった。その道中繁華街を通っていると『そこのお兄さんたち』と急に声を掛けられ思わず足を止める。記憶にない辺り最近出来たようなコスメ屋のようで声を掛けた主である女性はこちらが止まったのを見るなり近付いてきて『お兄さん達めっちゃ肌綺麗ですね。うちの店最近出来たばっかりでオープンキャンペーンとしてコスメの試供とかやってるんですけど興味とかありませんか?』とハンドクリームなどの乗ったチラシを渡しながら食い気味に提案される。以前女装の時に幾らか触ったが未だ未知の世界だ。試供くらいならばお金も掛からないだろうかと『ハンドマッサージ付き!』と書かれたチラシの内容見つめながらその目は興味を示しかけて)

9562: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 08:21:21


…っ、やめろ!!……あ、
(心は全く落ち着いていないのだが買い物をするのを決めると相手の目は輝いてやはりこの輝きを失いたくないと思う、だが危険な目にあってもガレージに閉じ込めても、きっとその輝きは失われてしまうだろう。どうにもならない矛盾を抱えながら何時でも対応できるように相手の近くにいながら繁華街を歩く、すると女性の声が聞こえてその足音がこちらに近づいてくるとスっと肝が冷える心地がした。女性特有の高い声に迫る影、どうしようもなくあの日のことを思い出してしまえば反射的に相手を庇うように半歩前に出て腕で相手を庇って店員を睨んでしまった。しかしそこにいたのは新しい店を宣伝しにきた店員だ、遅れて心音が緊張で早くなると目を泳がせ腕を下げる。その間に店員は相手がチラシを受け取ったのをみて営業のチャンスだと思ったのか『簡単なのでここでも出来ますよ?』とクリームを片手に相手の手を取ろうとした。その瞬間にまたあの時のことがフラッシュバックして頭に血が上ると怒号に近い叫びを周囲に響かせ相手と店員の間に割って入ってしまう。店員は呆気に取られたあと怯えの表情を見せて、そこで漸く自分がしたことに気がつけば背後の相手を後ろに押しやりながら「悪ぃ、こいつ匂いがきついのはダメなんだ。また来るからその時におすすめ教えてくれ」と取り繕うように早口で言えば相手の腕を掴んでその場を離れて)


9563: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 12:01:06

…っ、翔太郎? あ、えっとそういう事だからすまない。 ……翔太郎、もしかしてまた似たようなことが起こるって思っているのかい?
(愛想の良さそうな店員がこちらに話しかけてくると相手が半歩前に出て腕でこちらを制する。好奇心で飛びつく自分を制する為の動きだろうかと思ったがその目は店員を鋭く見ていた。相手の勘に引っかかる怪しいサービスなのかとチラシに視線を落として見ているとそれを営業チャンスと思ったのか店員がこちらの手を取ろうとする。その瞬間怒号にも近い声を上げて相手が決定的に割り込んできてその剣幕にびくっと肩が跳ねる。明らかに普段とは違う反応に伺うように名前を呼べば相手もはっとした顔をするも自分を後ろに下げてから早口で嘘の理由を捲し立てて強引に腕を引っ張っていく。今だ怯えと困惑の表情を浮かべる彼女にこちらからも声を掛けつつ相手に引かれるまま繁華街を離れた。注目を向けていた周りの人も無くなり落ち着いた道に出てくると相手の腕を一回ぐいっと引きながら名前を呼ぶ。先ほどから外を出歩くのを躊躇うような態度に退院してからずっと気遣うような仕草、さらに店員がストーカーだった彼女と歳が近かったことを考えればその理由が一つ浮かんで伺うような視線を向けながら問いかける。周りに人が居ないことを確認してから背中に手を添えそこを撫でながら「大丈夫だよ、彼女達は今も捕まっているようだしもうあんな事は起こらないから」と優しく宥めるように言葉をかけて)


9564: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 12:29:25


っ、……そんな事言いきれねぇだろ?最初は付けられてることも気付いてなかったんだ、俺が気付く前に強硬手段に出てたら……
(こちらの剣幕に店員は完全に怯えている、せっかくこの風の街に新しくやってきた店なのに出迎えるどころか怒鳴りつけるなんて。後日謝りにいくことを決めつつも相手の腕を掴んで人混みを避けるように歩き出した。周囲に人がいるとこちらに敵意を向けている人物が紛れてしまう、人気のないほうが対応しやすいだろう。そうやって警戒心を顕にして歩いていると突然相手に腕を引かれて驚いたように目を開いて相手の方を見る、そしてこちらの胸の内を見透かされるとさらに目を丸くさせた。どうやら相棒にはこちらの考えなどお見通しらしい。背中を撫でられるもののこの体勢では片腕を咄嗟に差し出せない。肩に手を置いて動きを制してから小さく首を振る、彼女らは捕まってはいるが彼女達と同じような人間がいつ出てくるかなんて分からない。それにただでさえ相手は組織に狙われているわけでどんな奴がどんな手を使って手を出してくるのか分からないのだ。ひとりの男性が静かに自分達から少し離れた位置を歩いてくるのが見えれば男性と相手の間に移動して「お前に催眠かける奴だっているし、同級生だっていいながら近づいてくる奴もいた。さっきのだってマッサージだって言いながら腕になんかされたら対処できねぇ」と考えていくうちにまた緊張で心音はあがって相手と目を合わせて無理やり笑みを浮かべると「やっぱお前先に家に帰っとかねぇか?お前を送った後に俺が買い物してくればいいだろ?」と今すぐ帰宅しようと提案し)


9565: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 14:56:36

翔太郎、…翔太郎! 少し考えすぎだ、それに君と離れる方が危険だし、一人で待つのは寂しいよ
(ずんずんと歩いていく相手の腕を引いて動きを止めた所に推測をぶつければ相手の目が図星をさすように丸くなる。落ち着かせようと背中を撫でながら大丈夫と告げるが普段なら軽く身を預けてくれるのに今日は肩に手を置かれて動きを制される。遠くで聞こえた足音からも自分を引き離すように相手が体の位置を変え。ぽつぽつと聞こえてきたのはあったかもしれない未来とこれからも起きるかもしれない不安で今までの被害を例に挙げながら呟く姿は強迫観念に囚われているように見えた。一度名前を呼んでみてもそれは止める気配はなく濁流のように言葉が紡がれると相手がこちらを見る。目は合っているのに引きつったような無理な笑みを浮かべていてその様子は何とも痛々しい。声を張り上げて名前を呼び真の意味でこちらを向かせるとじっと相手を見ながら落ち着かせるように言葉をかけていく。きっと相手の不安は今までの物が積み重なって噴き出したもので言葉だけでは解消できない。真の意味で大丈夫だと思って貰う必要があるだろう。あくまで二人でないと寂しいという方向に話を持って行くと「じゃあ今日は近くのコンビニで必要なものだけ買って二人で家に帰ろう、それでどうだい?」と大型スーパーではなく手頃な場所で買い出ししてから帰ることを提案して)

9566: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 18:38:31


あんなことがあったんだから考え過ぎなんて、……そうするか。コンビニなら俺達以外の動向も把握しやすいしな
(これまでに何度も襲いかかった相手を失う可能性のあった危機、順に並べていくだけでも包丁が相手を貫いた時の絶望が脳裏を過ぎって内蔵が冷たくなる。それなのに心音だけは上がり続けて脳内は血が広がったように赤く熱い気がした。今までならばまだ怪我が完治していないのを盾に外出を控えるよう言えたのにその言い訳も今日でなくなってしまったのだ。次第に今すぐにでも相手を安全な場所に帰さなければとそれだけに思考が支配される、しかし強い口調で名前を呼ばれると我に返って動きを止めた。漸くきちんと相手を視界に収めれば考えすぎだと言われて目が泳ぐ、自分でも過剰な心配をしているのを理解している反面薄暗いところから誰かが『フィリップがまた刺されるかもしれない』と囁いている気がした。なんとか相手を帰そうとするが【寂しい】という一言を聞けば思考の暴走が止まる、相手を悲しませることはしたくない。人が多い大型スーパーの代わりにコンビニにいくことを提案されると数度頷く、即座に店の安全性について口にしたのは自分でも気づかなかった。掴んでいた腕を離して、しかし相手との距離は相変わらず近いままコンビニへの道を歩き始める。その間も警戒心は相変わらず発したままでコンビニについても周囲に素早く目を走らせてこちらを伺う目がないかを確認していて)


9567: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 19:29:45

何を買おうか。家でまったりするならお菓子とか飲み物かな
(ずっと暴走気味で焦りと不安が全面に出ていた相手に対して強く名前を呼んで自らの想いを伝えるとやっとちゃんとした意味で目が合う。このままでは相手も落ち着かない、スーパーに行くのをやめて最寄りのコンビニに行くことを提案すれば了承の返事か返ってくるものの店の安全性に言及していて僅かに眉が下がる。相手が愛するはずのこの街の人物が警戒対象になってしまっていることが妙に居心地が悪い。早くその不安を取り除かなくてはと心に決めながら向かう道を変えてコンビニへと向かった。警戒したままの相手と一緒にコンビニへと入るとカゴを持って店内をぶらつく。スーパーと違ってコンビニは小さな土地の分売り場がぎゅっと詰まっていてその代わりにその店ならではの商品があったりする。期間限定と書かれたお菓子や商品をキョロキョロ見ながら相手に話題振って)

9568: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-16 21:19:43


そうだな。あとはアイスも買うか。コンビニになっちまったけどお前が好きなもん買って、…、…
(女性店員がこちらに駆け寄ってきた時からずっと心音が収まらない、視界に誰かが入るだけでその手にナイフを持って相手に駆け寄っていくのではとあらぬ心配をしてしまう。馬鹿げた妄想だと分かっているのに一度その妄想が実現しただけに油断する気になれなかった。コンビニについて店内を見回せば数人の人影が見える、他の客の動向に注意しながらお菓子のコーナーへやってくると相手はキョロキョロと落ち着きなく商品棚を見ていて子供っぽい仕草に僅かに口角をあげた。こんな表情もガレージに相手を閉じ込めらば見れなくなってしまうものだと自分に言い聞かせた矢先、不意に人影が自分達に近づいて相手が見ている棚に手を伸ばしてくる。途端に思考は真っ赤に染まって心音が上がると伸ばされた手を無意識に掴んで制止させた。知らぬ間に呼吸さえ止めていたが『翔太郎くん?』と声を掛けられるとハッとして顔をあげて人影の方をみる。そこには顔なじみの駄菓子屋の店主がいて『どうしたの?』と声を掛けられると意識が引き戻されすぐに手を離して「すみません。ボーッとしてて。お久しぶりです」と返事をした。店主は不思議そうな顔をしているがこの場を誤魔化すように相手の方を向けば「この人は俺がガキん時から通ってる駄菓子屋の店主さんだ。こっちは俺の相棒でフィリップです」と場の空気を無理やり戻しながらそれぞれを紹介して)


9569: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-16 22:44:40

なら今日はアイスよりも向こうの、…駄菓子屋、…はじめまして。
(コンビニ店内を見て回っていれぱ幾らか相手の警戒も緩んだ気がしていつものように相談しながら商品を見ていく。せっかくならば冷蔵コーナーにあったコンビニスイーツにしようかなと述べようとしているといつの間にか横から人がやってきていて棚に手が伸ばされた。なんてことない仕草だが即座に相手がその腕を掴んで緊迫の空気が漂うと咄嗟にその人物と相手の顔を見る。だがその空気に反して優しい声が聞こえてきてその後の二人のやり取りから古くからの知り合いだと分かった。不思議そうにしている店主に相手が誤魔化すように双方を紹介してくれて、初めて聞く単語に興味を示すように同じ言葉を口にした。相棒だと紹介されると軽くぺこりを頭を下げ挨拶をすると『君が翔太郎くんの相棒か。たまに話には聞いてたよ、宜しくね』と和やかに挨拶が返される。相手の幼い頃からの付き合いならば無下にする理由もなく少々空気も和やかに戻って軽い世間話をしていると店主は『あ、そうだ』と言って懐を漁る。それから相手を見ると『さっきおまけで出たんだけどウチは飾る所がいっぱいだから、翔太郎くん好きだったよね?』と言いながら手頃なサイズのふ.う.と.く.んのマスコットを差し出す。そのサイズ感は盗聴器の仕込まれていたあの置物とよく似ていて思わず固まってしまうとそれを違うものかと思ったのか『もしかしてフィリップ君も欲しかった?確かこっちにポーズ違いのやつが…』とまた懐を漁って取り出そうとしていて)


9570: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 07:54:26


ッ!……いらねぇ!!…、…
(相手に伸びてきたと思った手は懇意にしている駄菓子屋の店主のものだった、街を見て回る時に前を通る店でもあって自分が小さい頃から世話になっている人でもある。そんな人の手を乱暴に掴んでしまった事に半分戸惑いと半分罪悪感を抱えなんとか場と自分の気持ちを紛らわせようとした。相手と店主の挨拶も和やかに終わった矢先に店主は鞄を漁って何かを取り出す、出てきたのはあの時に盗聴器を仕込まれていたのと同じふ,う,と,く,んのマスコットで顔が引きつってしまった。店主とは長い付き合いで小さい頃からこちらがふ.う.と.く.ん.が好きなのを知っている、これを差し出しているのも100%の善意だ。それを分かっているのにもしかしたらと警戒してしまう、視界の端に相手の姿が映ると同じく身を固めているのが見えて相手を守らなければと思いが膨らんでぶわりと全身に血が巡った。視界が真っ赤に染まる感覚の間に店主はまた鞄を漁り始めて、そこから光るものが出てくるのではと思えば即座に体は動いて相手を後ろにやりながら店主が鞄を漁る手首を強く掴んで後ろに押しやってしまった。コンビニ中にこちらの叫び声が響き一瞬時が止まる、一拍遅れて店主が呆気に取られた顔をしているのに気がつくと漸く自分が掴みかかっていることに気がついて「すまねぇ、」と慌てて手を離した。店主は目を瞬かせていたが、やがて『翔太郎くん顔色悪いね。高校生の時もそんな顔してたことあったかな…良かったらまたうちの店おいで。美味しいお菓子用意してるから』とにこやかに言うとこちらの肩を軽く叩いて相手に軽く笑みを向けるとその場を去ってしまった。その間呆然と立ち尽くしかなかったが店主がコンビニを出たところで「何やってんだ俺は…」と弱々しく呟いて)


9571: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 11:25:41

…っ、……あ、……翔太郎。
(店主があの時と似たこの街のマスコットを差し出してくると嫌でもその中に盗聴器を見つけたときの事を思い出してしまう。思わず固まっていると店主が鞄を漁り始め、不意に相手に体を押しやられたかと思えば店主の手首を掴んで威嚇するような声を上げるのが見えた。その叫び声にまたびくっとしてしまうがそれは相手も同じようで素で戻ったように手を離す。急に強い声を向けられて驚いていた店主だったが気にしていない様子で相手の肩を叩きこちらにもすぐにこやかな笑みを向け、優しい大人の対応に上手く言葉が出てこなくて軽く会釈するしか出来なかった。店主がコンビニを後にして周りからの視線も幾らか和らいだ所で相手の自嘲気味な呟きが聞こえてくれば無意識に名前を呼ぶ。相手がこちらを守ろうとする警戒心は顔見知りの人物にまで及んでしまっている、それだけあの時の光景が相手に深く強いトラウマになっていることに酷く胸が痛む。だがこの街の守るべき対象にそんな行動をとってしまった相手の方が動揺しているはずで宙に浮いたままの手を握って「早く買い物を済ませて家に帰ろう」と呼びかける。今のままでは外に居るというだけで相手の精神は落ち着かない。手ごろな飲み物とお菓子、ちょっとしたお惣菜など今日一日家で過ごせるようなものを買うと相手にお会計を頼む。なるべく相手との距離を詰め、反対に他人が近づいてこないように考慮しながら会計を待ってコンビニを後にして)

9572: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 12:31:37


……そうだな
(あれだけ長い付き合いがあって店主がどんな人か知っているのにあの一瞬、間違いなく相手に襲いかかる敵として認識していた。そんな事あるはずないのに、あるはずのない事が起こっただろうとまた誰かが囁いた気がした。自分が嫌になるのに相手を守りたい気持ちだけが膨らんでいって自分でも折り合いを付けられない、正常でない自覚はあるがこれから相手が自由に外を出歩ける事に強く拒否している自分がいた。呆然としていれば相手がこちらの手を取る、相手自らが家に帰ろうと言っただけで気持ちは随分とマシになった。会計を済ませるとコンビニを後にする、先程よりも近い距離で相手の隣にピタリとついて周囲を警戒するように歩いていた。無言で帰路を歩いていればパタパタとこちらに近寄る足音が聞こえて息が止まる、心音があがって目を見開くと相手を庇うようにしながら勢いよく振り返った。直後『翔ちゃんやっほー!』『え、何それ番犬?』と高い声が聞こえてくれば一瞬身構えるものの距離もあったお陰で「…なんだよ、クイーンとエリザベスか」と気づくことができた。早くなった心臓を抑えるためにゆっくり呼吸しているとエリザベスが相手の方を向いて『フィリップくんやっと退院したんだ!良かったぁ心配してたよ』と相手を労う、クイーンはチラリとこちらを見てから『フィリップくんが入院してる間の翔ちゃん見てられなかったけど、今もやばそうだね』と指摘されてしまい、いつもならば言い返すところも言葉が出ずに目線を逸らしていて)


9573: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 15:19:55

クイーンにエリザベス、久しぶりだね。例の件は色々手回ししてくれて助かったよ…やっぱり分かるかい? 何というか外を出歩いたらまた僕が危険な目に合うかもしれないと思っているみたいでずっとこの調子なんだ
(精神的に不安定な相手を引きつれ一緒にコンビニを後にする。ほぼくっついているといえるほどの近さで隣り合っていれば普段は心が弾むような時間であるのに相手の視線は周囲を注意深く警戒することに使われていて少し遠くにいるような気分だった。レジ袋を持ちながら帰りの道を歩いていると足音が聞こえる。即座に相手が前に出て庇うような姿勢を取りながら振り返ると見慣れた女子高校二人の姿があった。相手の体から緊張を解く様子を視界に入れながら手を振って彼女達を迎え入れる。例の噂も彼女たちのおかげでかなり払拭出来たと聞いている、真っすぐに労ってくれる姿勢にも胸も暖かくなると素直な笑みとともにお礼の言葉を告げた。一方クイーンは相手をちらりと見てから鋭い指摘をしていて観察眼に感心しながらこちらも目を逸らす相棒に目を向ける。二人には色々とバレているのならとある程度の経緯を明かすと納得するように相槌が打たれた。『でも彼女ってまだ捕まっているんでしょ?』という問いには頷き問題ないはずだと告げるが相手がそれで納得するとは思えない。一人では良い案が浮かばす、口元に指先をやりながら「どうすれば安心してくれるだろうか…」と本人の前で相談を持ち掛けていて)

9574: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 17:50:46


な、おい勝手に相談すんなよ。…彼女だけじゃなくて他にもいるかもしれね……え、
(こちらに近づく足音にまた思考は真っ赤に染まったが声の主が懇意にしている二人だと分かればなんとか心を落ち着かせる、流石にこの二人が今すぐ相手を包丁で刺すとは思えなかった。だがやはり相手の傍に自分以外の人間がいることは何処と無く落ち着かない、様子が変だと指摘されても上手く言い返せずにいた。こちらが黙りしている間に相手がこちらの状況を説明し始める。風の街全てを警戒しているだなんてこの街の探偵に相応しくないことを暴露されれば慌てて止めようとするがもう遅い、それに彼女が捕まっている話を聞いて即座に自分で彼女だけの問題ではないと答えてしまった時点で言い訳も何も無い。バツの悪い顔をしているとエリザベスが『あーそれ、翔ちゃんに文句言おうと思ってたんだよね。』『めちゃくちゃ落ち込んでるから言わなかったけど』と斜め上の返事が返ってきて間抜けな声が出る。目を瞬かせていると『あのさ、翔ちゃん私達の情報網舐めすぎ。翔ちゃんが彼女いる噂も私達とウ.ォ.ッ,チ,ャ,マ.ンとサ.ン..タ.ち.ゃ.んにかかれば一日で消えたんだよ?』『よーするに、何で私達に言わなかったの?』と次々と文句を言われてしまった。予想だにしない言葉に「あ、え、いや…俺だけでどうにかなると思って…」と戸惑っているとクイーンが『ここで翔ちゃんが私達に頼むべき事ってなんだと思う?』と済ました笑みを浮かべると相手にチラリと目をやって)


9575: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 19:06:54

…ふふ、どうやらこういう所は彼女たちの方が上みたいだね?
(黙り込んでしまった相手を他所に今の状況を説明すると相手が止めようとするがその後の回答からその言い訳も聞かなくなりバツの悪い顔をする。深刻に悩んでいる相手とは裏腹に2人は続けざまに言葉を返し、目を瞬かせた隙にさらに畳み掛ける。次々と向けられる文句とそれに戸惑う相手の反応に思わず笑い声を零しているとクイーンのアイコンタクトのパスを受け、揶揄う言葉をかけながら相手の方を向く。相手が守ってくれようとしているのは当然嬉しいが今の相手は自分だけで何とかしなくてはと抱え込んでいる状態だ。一人では出来ることには限りがある事を二人で一人の相棒ならばよく知っているだろう。二人を見てから視線を相手に向けると「僕たちはこの街を守る為に動いてるけどそれと同じくらいこの街や人に助けて貰ってるはずだ。誰かに頼るのだって手段の一つだ、ならばこれだって例外ではないだろう?」と言葉を続けて)

9576: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-17 21:41:09


……みたいだな。…クイーン、エリザベス。俺はフィリップを今回みたいな目に二度とあわせたくねぇ。だからこの街に異変がおきたら、こいつに危険が及びそうな可能性があるなら、すぐに俺に知らせてくれねぇか?で、困った時には助けてくれ。いつも通りな
(女子高生二人に圧倒されて目が点になっていたが、相手からも揶揄うようなことを言われて漸く二人に言われたことをゆっくりと飲み込む事ができる。そして相手からこの街に助けて貰っているのだと言われれば大事なことを思い出した。この街の涙を拭いたいという思いの原点、それはこの街に育ててもらって助けて貰って恩義を貰ったからだ。この街の探偵として生きてその恩返しをしているつもりだったがまだまだ日々この街に世話になりっぱなしらしい。漸く小さな笑みを相手に向けると二人の方へ向き直る。そして今二人に頼むべきこと、相手を守るためその情報網を宛にさせて欲しいことを、有事には今度こそ相談することを申し出た。クイーンは満足気に『翔ちゃんがそう言うなら仕方ないね』と女王の名に相応しい笑みを浮かべる、一方でエリザベスは『じゃあ今回の報酬はカラオケ奢りね。あ、パーティアラカルトつきで』とさらっと報酬を言い渡されると「はぁっ?!」と声をあげて)


9577: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-17 22:45:49

同じく翔太郎に関する危険や情報があったら僕に知らせてくれ、勿論翔太郎が拒否していてもね。 、僕も参加してみたい!
(2人のパスと自分達の、そして相手の原点の話を振ればその表情は先程よりもずっと落ち着いたものになって小さな笑みが浮かんだ。そして2人の方に向き直ると情報網をあてにすることと相談することを告げていた。ついでに相手の横に並び直すと同様に相棒に関する情報は自分の元に持ってくるように依頼しておく。普段事務所に安楽椅子探偵をする分、外の気配や行動には気づきにくい。だが彼女達を含めこの街の情報屋の包囲網があれば相棒が無理をしたり何かをしかけても直ぐに情報が回ってくるだろう。こちらも和やかな笑みを浮かべると2人は満足そうに頷く。さらにエリザベスが行ったことのないカラオケという場所で面白そうな物を相手にねだっていればすかさず自分も参加表明をし、『えー行こ行こフィリップくん』『フィリップ君退院祝いってことでどうせならウ.ォ.ッ,チ,ャ,マ.ンとかサ.ン..タ.ち.ゃ.んと呼ぼうか』と計画が進んでいく。噂の件といいお世話になったのながら良い機会だろう。初めての会に素直に笑みを浮かべると「楽しみだね、翔太郎」と相手に話しかけて)

9578: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-09-18 07:56:57


な、……まぁ、そうだな。今回の事では世話になったしフィリップの退院祝い兼ねて派手にやるか!
(女子高生二人にこれまで以上にこの街に目を光らせ同時に頼りにすることを申し出る、横からは相手がこちらと同じことを言っていて余計なお世話だと言う前にこちらの発言を先読みされてしまい口を挟むことも出来なかった。だが今回のようにこちらの危機が相手の危機へ繋がる可能性があるのを考えると自分達に危機が迫っているのならば知らせて貰った方がいいだろう。何処に危険が潜んでいるか分からないと強く疑念を持っていた思考は薄れていく、代わりに提案されたカラオケはこちらを置いて勝手に相手の退院祝いと盛大なものになっていた。会計のことを思って一瞬思考が真っ白になるが親しげに話す相手と二人を見ればこの街の一人として相手が生きている姿に言い様のない喜びを覚える、愛するこの街に相手がいることに幸せを感じていた。これは相手をガレージに閉じ込めては得られない感情だろう。今回の件で礼は伝えたが改めて感謝を伝えて相手の退院を盛大に祝ってやれるなら開催しないわけがない。漸く口角をいっぱいにあげると弾んだ声でカラオケ会を宣言した。その後は女子高生二人からまた細かく文句があったが概ね和やかに会話は進んで『じゃ、カラオケ楽しみにしてるから』『フィリップくんお大事にねー』と別れの挨拶をして二人を見送った。また二人に戻ったが先程よりも随分と楽に呼吸ができるようになって相手の方を見れば「ありがとなフィリップ、大事なことを思い出させてくれて」と礼を伝えて)


9579: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-18 11:32:32

僕は何もしてないよ。守りたいと意気込んでくれるのは嬉しいけど一人で背負いこんで潰れてしまっては意味ないだろう?僕達には頼りになる仲間がいるのだから頼りたまえ
(文句を言おうとしていた相手だったが収集がつかなくなったから、もしくは振り切ったのか口角をあげたいつもの笑みを見せると乗り気にカラオケ会の開催を宣言して三人で盛り上がる。自分の退院祝いと銘打たれると少しくすぐったいがクリスマス会と同様きっと楽しい時間になるに違いない。さっそく予定を確認したりカラオケとやらの仕組みを二人に聞いたりしながら話を進めある程度纏まると二人は用事があるからと去っていく。『またね』と手を振って女子高生二人を見送ってから相手を見ると幾らかさっきよりも顔色や呼吸も良くなっていて伝えられる礼に軽く微笑んだ。相手だけでこの街の全ての悪意を見張るのは物理的にも精神的にも無理がある、一人で気負い過ぎても上手く行かないのは既に経験済みだ。自分の事ではないのが得意げな口調で他の手段も頼るように伝えながら相手の肩をぽんと叩いた。そして周囲に誰も居ない事を確認してから相手の手を取り「皆とのカラオケ会も楽しみだけどその前に今日は二人っきりでデートだからね」と宣言するとその手を引いて人通りの少ない裏路地から帰路を進んでいき)

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