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相乗りで何処までも 【 〆 】/9556


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自分のトピックを作る
9440: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-29 23:48:59


少なくとも悪気はねぇし……そう、だな。このままじゃ前以上にこじれちまうしな
(かなり強引に彼女から離れることは出来たものの最後に小指を撫でられた感触が忘れられなくて何とも後味の悪い時間だ。彼女の行動は目に余る部分はあるが怪我させてしまうような行為は控えるべきなのと少々感情的になりすぎている相手を引き止めるためにも窘めるような言い方をする、すると相手から睨まれながら怒りの混じった返事がされて一瞬たじろいでしまった。直ぐに謝罪されると何処か言い訳のような事を口にする。彼女にそれとない違和感を感じるがそれは邪悪な感情から来るものではなくて好意であるのには間違いない、なんの理由もなく拒絶して彼女を泣かせるのは避けたかった。だが相手からすれば彼女から言い寄られているこちらの姿をみたわけで当然良い気分ではないだろう、その気は無いことを伝えるのを提案されれば彼女を少なからず傷つける選択に一瞬迷いはするものの、自分の答えは決して変わらないのだから誠実であるべきだろうと同意するように小さく頷く。以前依頼人に言い寄られた時には好意に気付かず相手には心労を掛けたわけで、今梓さんがこちらに好意を向けているのが明確ならば断りをいれるのが筋だ。相手の方を向けば「明日、…じゃなくて今度会った時に俺からきっちり伝える」と無意識に明日も彼女に会う予感がしていることに辟易としながらも約束を口にし)


9441: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-30 00:41:46

…ああ、そうしてくれ。
(感情的に責め立て一旦落ち着こうとするも相手は彼女を庇うような言い訳を口にする。自分達の関係は限られた人にしか明かしていない。だから彼女が相手に好意を寄せるのは別に悪い事ではないのだがあの時の歪んだ顔が勝ち誇ったような顔が浮かんで感情が落ち着かないでいた。彼女にハッキリと断りを入れる提案をすれば相手は一瞬迷いを見せる、それが他人を無闇に傷つけたくない相手の優しさだと知っていてもモヤモヤしてしまって頷いたのを見てもそれは晴れなかった。最早規定事項のように明日というワードが出てくると瞳を揺らすも小さく息を吐いてから言葉を返しておいた。それからパトロールを再開するも近付くと彼女のつけた香水が漂ってきて、感情が荒れるようになると無意識にいつもより距離を取って歩くようになる。その間も視線を感じていたが大体を見回り事務所に戻ろうとしたタイミングでその気配が消えた。目的を達成したのかと考えながら帰路を進み事務所に戻るとほかの依頼で出ていた所長が先に帰ってきて何やら作業をしていた。「ただいま」と呟きながらそこに近付くと郵便物の整理をしていたようで相手の姿を見るとその中からパステルカラーの手紙を手に取り「翔太郎君宛の手紙来てたよ」と差し出していて)


9442: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-30 08:56:48


おぅ、この感じだと依頼ってわけじゃなさそうだな
(彼女にはっきりと断りを入れる時のことを思えば気が重いが彼女に期待だけ持たせるのも失礼で、何より相手に不誠実だ。相手の返事からは不満が消えなくてその後街を歩く際にも物理的にも精神的にも距離を感じる、その間ずっと彼女から付けられた濃いローズの香りが纏わりついていてずっと彼女が傍にいるようだった。空気を変えられないまま事務所に帰ってきていつも通りハットをしまった所で所長から話しかけられる、どうやら郵便を仕分けてくれていたらしい。変な空気を変えるべく意識して明るい声を出しながら手紙を受け取る、表には自分の名前が書いてあるだけで住所は書いておらずどうやら直接郵便受けに手紙を入れたようだ。差出人の名前も見当たらず不思議に思いながら手紙の封を開ける、中身を覗き込んだところで光るものが見えて取り出したところで思わず「え、」と声が漏れてしまった。手紙の中に入っていたのはウ.ィ,ン,ド.ス,ケ.ー,ルの新作の指輪だ、しかも一番の高級ラインでこんな風に裸のまま封筒の中に入れていい代物ではない。「すげぇ高級品じゃねぇかと」驚きながらも手紙の方を読んでみれば中身は依頼解決のお礼らしいが相変わらず差出人の名前はない。しかし読み進めた最後に『同封の指輪はぜひ小指に付けてください』という文字をみれば息を飲む、その瞬間に彼女の言葉と撫でられた感触を思い出した。つまりこれは彼女からの手紙なのだろうか、しかし散々礼は言われたし彼女だと特定できる要素はなくただ困惑して指輪を見つめるしか出来なくて)


9443: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-30 10:18:16


……、今日は事務所に寝泊まりした方が良いんじゃないのかい。
(事務所に帰ってくると所長が相手に手紙を手渡す。それにさえ心が波打って一度気持ちをリセットしようとグラスにアイスコーヒーを注いでいると相手が声を上げて思わずそちらを見てしまう。そこには指輪が入っていていつの日か相手がウ.ィ,ン,ド.ス,ケ.ー,ルの新作をチェックした時に乗っていたものと同じであれば息が詰まった。確かその値段は高級品に分類されるものでふと先程の彼女との会話を思い出した。相手の驚く声が喜んでいるようにも思えて牛乳で割ろうとしていた手を止め、アイスコーヒーのまま一気に飲み干した。恐らく、というか間違いなくあの手紙の主は彼女だ。更に確信は無いがずっと感じていた視線も彼女の可能性が高い。口内と胸中に広がる苦味を感じながら今日は家に帰らずにここで過ごした方が良いのではないかと相手の方を見ずに口にして)


9444: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-30 14:13:04


……そうかもな。これでほんとに全てが偶然なら彼女が言う運命ってのかもしれねぇが……
(手紙の内容は差出人の名前は無いがごく当たり障りのない感謝の手紙だ、しかしその中で指輪を小指にはめて欲しいという文言だけが嫌に浮き上がって見える。未だローズの香りは体に付きまとっていてじっとりと纏わりつくようだ、無意識のうちにため息をつく。そこで相手にここで寝泊まりするよう言われると少し間をおいた後に同意しながらそっぽを向いている相手に先程の手紙を差し出す、この手紙の内容も気に入らないだろうが現状は把握して貰った方がいい。ひとつひとつを取れば何の変哲もない事柄、しかしその頻度は増えて少しづつ追い込まれているような感覚に息が詰まりそうだ。今は家と事務所の往復の間に彼女に会ったこともなく監視の視線を感じたこともないのだがこうも不穏なことが続いた以上いつその平穏が崩れるかは分からない。何より自分の中で彼女に二人の家を知られたくないという想いが膨らんでいた。その後はいつも通り事務仕事や依頼の相談などを受けて時間を過ごし事務所を閉める時間になって、アキコは『なんかあったらこのスーパー名探偵アキコ様に言いなさいよ!』とわざとふざけたことを言って帰るのを追い返すようにしながらも内心感謝して見送る。シャワーを浴びてようやく彼女の香水が体から離れればまた無意識にため息をついて机の上に置きっぱなしになっている指輪をチラリと見て)


9445: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-30 15:05:06


………、翔太郎。
(事態が収まるまではこの事務所で過ごした方が良いと告げると同意の答えが返されながら手紙が差し出される。この指輪を小指につけて欲しいという文面を見ればまた視線が揺れ、彼女から差し出された物だろうと確信を深めていた。その後は普段通り仕事をこなしていたがずっと彼女の言動が脳裏を過ぎってホワイトボードの前で固まったり書類の記入を間違えたりと凡ミスが続いた。所長も何かを察したのか定期的に甘いものを持ってきてくれたり帰り際に**混じりの声がけをしてくれて少し気を抜くことが出来た。だがまた二人になれば先程の微妙な空気が続いていて相手に先に風呂に入るように促す。少しして相手が風呂から上がってくると自分も入れ替わりで入ってこようとしたがその目がテーブルに置かれたままの指輪に向いていればつい名前を呼んでしまう。そのまま近付いて視線を遮るように目の前に立つと時の方に意識を向けさせようとギュッと緩く抱きついて)

9446: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-30 15:39:10


ん?…、……フィリップ……心配すんな、俺の運命の相手がいるならお前だろ
(テーブルの上に置かれた値段だけは高い指輪に目を奪われる、きちんとはめてはいないが手に持った感触で言えば小指にぴったりのサイズだ。人に好意を持って貰えるのは悪いことではないのだろうがそれがここまで体に絡みつくような粘着さを持っていると息が詰まってしまう。何故彼女がこうも連日【偶然】出会ってしまうのか冷静に考えなければならないのに彼女が度々口にする【運命】という言葉が思考を邪魔して上手く考えがまとまらなかった。そうやって考える間も食い入るように指輪を見つめてしまったようで名前を呼ばれるとようやく意識を手元に戻して顔を上げる、すると視界には相手が入り込んできてそのまま抱きついてくるのを受け止めた。こちらの名前を呼ぶ声には不安が入り交じっていてこちらからも腕を回して抱き締めると落ち着かせるように相手の背中をポンポンと優しく叩く。しかしそれ以上に自分の中で張り詰めたものが相手の体温によって解かれてゆっくりと息を吐き出していた。どちらにせよ明日彼女にキッパリと断りを入れれば終わる話だ、出来ればそのまま監視の目もなくなることを願いつつ「明日ちゃんとケリ付ける、安心しろ」と落ち着かせるように声をかけて)


9447: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-30 16:18:23

…ああ、君が揺らがないのもちゃんと知ってる。……だけど、彼女のあの様子だとキッパリ諦めてくれるだろうか…
(相手の意識と視線がずっとあの指輪に注がれるのが見ていられなくてギュッとその体に抱きついた。こちらの不安などお見通しだったようで腕が回されつ抱きしめられる。たしかに伝わってくる体温といつもの匂い、撫でられる背中の感覚にやっと張り詰めていた糸が解けていくような気配があった。相手も近いものがあったようで二人してお互いを確かめるように抱きしめ合っていた。その状態で優しく自分が運命だと言われると思わず腕に力が籠る。どんなアプローチを受けても相手は自分を選んでくれる。そこに疑いはないが幼馴染の件やメモリの力で相乗りを降りかけた件が脳裏をチラつくと完全に安心しきることはできなかった。マーキングをし直すように首筋に軽く擦り寄っていると明日の話がされる。相手ならばちゃんと断ってくれるだろうが問題は彼女が素直にそれを受け入れるかだ。あの時の顔は間違いなく自分に敵意を向けるようなものだった。ぽつりと不安を口にしながら「勿論僕もついて行くから」と言葉を続け)



9448: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-30 16:46:48


、それは…流石に大丈夫だろ。…あぁ、頼む
(相手を安心させるように、そして纏わりつくような悪寒を消し去るために、相手を抱き締めて変わらない気持ちを口にする、相手が回す腕にも力が籠ると張りつめたものがまたひとつ解されて小さく息を吐く。風呂によって香りがリセットされた所に相手が擦り寄ってきて擽ったさに小さく笑みを浮かべる、相手も風呂に入ればきちんとお揃いの香りになるはずだ。それこそ彼女が知りえない夜の間だけのお揃い。またひとつ安堵の息をついていたが相手が零した不安には一瞬動きを止めてしまう。百年の恋も覚めるような事実を彼女に告げるわけだが彼女が目覚めなかったら、とそこまで考えて思考を止める。前回と同じくもう恋人がいるのだと伝えればそれ以上出来ることは彼女には無いはずだ、半分は自分に言い聞かせるように大丈夫だといいながら背中をまたポンポンと叩いていた。ついていくと言われれば今回はこちらからもそれを望む返事をする、ひとりだと彼女の度を超えた熱心な目線に気圧されてしまいそうだ。明日は精神的な負担も多そうでその分エネルギーを蓄える必要がある、背中から頭へと手を移動させてそこを撫でると「風呂入ってこい、あの指輪はどっかにしまっとく」と声をかけて)


9449: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-30 17:44:44

…そうだね、あまり心配し過ぎも良くない。 分かった、いつものお揃いにしてくるよ
(彼女の気持ちに応えられないと伝えればきっとこんな思いも抱かずに済む。そのはずなのだが彼女のことを考えると不安が過ぎって思わず口にしてしまう。すると相手も一瞬動きを止めるが大丈夫だと繰り返すように告げられ、落ち着かせるように背中が撫でられた。懸念は残るもののこうして答えの出ないことを考えても気が滅入ってしまうだけだ。今回は同行を相手からも望まれて少し安心する。相手だけならその優しさに付け込まれて押し込められるかもしれないがそうなれば自分が強制的に引き離せば良い。もう一度今日のやり取りを見なければ行けない現実は置いておいて方針を固めていると今度は頭を撫でられながら風呂に入ることを促されると漸く緩い笑みを浮かべて【お揃い】にしてくると告げ、最後にぎゅっと力を込めてから腕を解いた。風呂場に向かい、シャンプーとボディソープで全身を洗って流し、お揃いを香りを纏うと髪を拭きながら出てくる。「戻ったよ」と報告しながら相手の傍に寄って)


9450: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-31 16:10:38


おかえり。よし、明日もあるしとっとと寝ちまおうぜ
(風呂に入ることを促せばようやく相手の顔には笑みが灯って何処かギクシャクしていた間はようやくいつも通りに近づいた。離れる間際に抱き締められればまたひとつ張り詰めた糸は解かれて相手を送り出す。事務所でひとりになると再び手紙と指輪を見つめる、限りなく彼女からの可能性は高いが確信がないなら無下にできず結局手紙は他の手紙と同じくケースの中へ、指輪は高級品故雑にしまうことも出来ずデスクの中に入れておいた。暫くすれば相手が戻ってきてこちらへと近づいてくる、出迎えながら頭に乗っていたタオルを手に取るとわしやわしゃと動かして髪を拭いてやった。二人のお揃いを取り戻したのならばあとは体を休めるだけ、彼女は一筋縄ではいかない予感を押し殺しつつ諸々の準備を済ませたあとに二人で簡易ベットへと入る。いつもより少々狭い空間でより相手とくっついて寝転がると「おやすみ、フィリップ」といつも通りに声をかけて軽く口付けを送れば眠りについて)


9451: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-31 16:55:40

……翔太郎、これ、また差出人不明の手紙だ。
(風呂上がりに相手に近づくとタオルでわしゃわしゃと髪が拭かれていく。いつも通りの行為だが今はそれが一番安心した。夜の支度を終えると一緒に簡易ベッドへと転がった。明日への不安はもちろんあるが二人なら何とかなるだろう。夜の挨拶とおやすみのキスに緩い笑みを浮かべるとこちらからも「おやすみ、翔太郎」と返して軽いキスを送る。精神的な疲労と相手の腕の中という安心感に包まれると直ぐに瞼は重くなって夢の世界に落ちていった。_翌朝、いつも通りの朝を迎え「おはよう、翔太郎」と声を掛けると朝の準備を始める。着替えや朝ご飯を済ませ郵便受けに朝刊を取りに行くとチラシなどとは別に一通の封筒が入っていて思わず固まってしまう。差出人の名前は書いてなくて今回は宛先も無い。何かが入っているようではないが中は分厚くてひとまず相手の元に持っていきそれを見せる。嫌な予感しかしないが匿名の依頼という可能性も無くはない。その場で封を切って中身を出してみると十数枚の写真が入っていてどれもここ数日の相手がパトロールしている時を盗撮したものだった。一番上には小さなカードが添えられていて『昨日は事務所に泊まったんだね。今日もパトロール頑張ってね!』と書かれていてふと彼女の顔が浮かんだ。また息苦しさを覚えながら確認の為に写真を捲っていると昨日二人でパトロールに出かけた時の写真が出てくる。だが自分が写っているであろう相手の隣に居る人物が顔を中心に真っ黒なペンで塗り潰されていて居なかったことにされていた。そこから感じる悪意に思わず「っ…」と息を詰まらせ絶句してしまって)

9452: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-31 18:00:48


っ、……見るなフィリップ。……俺をどう思おうが構わねぇがお前に手を出すの許せねぇな
(いつもの距離で、いつものお揃いの香りで眠りについた翌日、朝の準備を進めていくが残念ながら二人の特別な香水は家に置いてあっていつもの香りを纏うことが出来なかった。それもここ数日の彼女と監視の目のせいなのだと思えばやはり彼女に対する印象は悪くなってしまう、今日不本意にも彼女と出会えればそれで終わりなのだと気を持たせていると相手が郵便物を持って戻ってくる。そして差出人不明の手紙があると聞けばすぐさま彼女の顔が思い浮かんだ。嫌な予感を抱えたまま手紙の封が切られる、中から出てきたのは知らぬ間に撮られた大量の写真で息が詰まった。名前はなくとも添えられたメッセージカードから差出人は明らかでじわりとあの纏わりつくようなローズの香りが蘇ってくる、異常な数の盗撮写真に上手く息が出来なかった。しかし昨日の写真が出てくれば頭の中で糸が切れる音が響く、写真に写る相手の顔が不必要に塗りつぶされていてまるで存在を否定しているようだった。咄嗟に相手の手から写真を奪い取るともう片方の腕で相手の頭を抱え込むようにして、これ以上何も見せないようにこちらの肩口に顔を埋めさせる。塗りつぶした黒から感じるのは明らかな敵意、彼女は相手を邪魔な存在だと感じているらしい。彼女は愛すべきこの街の住人だが相手に手を出すのならば話は別だ、昨日の曖昧なものとは違う決意のある声色で「フィリップ、やっぱりお前はここにいろ。俺が彼女と話をつけてくる」と告げて)


9453: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-31 18:45:11


っ、…昨日の時点で良く思われてないのは知ってたし、これくらい平気さ。…この件を問い詰めた所で彼女はシラを切るだろうし、君を一人で行かせる方が心配だ。
(視線だけでなく撮影までしていたなんてその執着さに気分が悪くなってしまうが自分の姿が塗り潰されている写真を見ると息が止まった。その意味を理解してしまった瞬間に写真は相手に奪われ肩口へと抱え込まれる形で視界が見えなくなる。その力強さと聞こえてくる声のトーンから相手の怒りを感じれば漸く息が出来るようになるが一人で彼女の元に行くと告げられると慌てて顔を上げた。彼女からあまり良い印象や存在だと思われていないのはあの短いやり取りの中で分かっていた。張り合うようにお揃いや相棒を主張したのだから相手に強い感情を抱いているのなら必然的に自分が疎ましく感じるのも理解できる。あくまで冷静に大丈夫だと告げ、こちらも強めの口調で一人で行かせることを拒否する。文面や状況証拠で彼女から送られたのだと判断したが客観的に言えばその証拠は無い。知らないと言われてしまえばそれまでだ。どんな手段を使ってもおかしくないと分かった以上一人で会いに行かせたくは無かった。じっと相手を見つめると「不安も責任も僕らは半分こだろう?」と意識的に笑って見せ)


9454: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-31 19:18:25


……平気そうには見えねぇが、それは俺も同じだな…分かった。とにかく彼女にその気がねぇのをはっきり伝えて、それで終わりにしねぇと
(自分に粘着質な好意を向けられるのは構わないが自分の一番大切な存在に危害を加えようと言うのなら話は変わる、相手に手を出そうと言うのなら黙ってなどいられない。明確な敵意にもう相手と彼女を会わせない方が良いだろうとひとりで行くことを告げるが相手は即座に顔を上げて強く反対する、無理やり冷静な口調で笑って見せる顔もぎこちなくて相手が精神的にも追い詰められているのは明らかだがきっと昨日と同じくこの状況で相手はこちらの言うことを聞くことはない。それに無理して強がっているのはこちらも同じなのかもしれない、少なくともあの大量の盗撮写真をみて動揺してしまったのは確かなのだから。軽く息をつくと不本意ではあるが相手と一緒にパトロールに出ることを決める、彼女にもう隣の席が空いていないことを告げればこの件はきっと終わるはずなのだから。最後にギュッと強く抱き締めてから離れてまた朝の準備を再開した。暫くして所長がやってくると盗撮写真を見て『翔太郎くんを盗撮するなんて悪趣味ね』とツッコむべきか迷う発言をしていたが相手の顔が塗りつぶされている写真を見ると途端に『何よこれ!』と怒りを顕にしていた。やがてパトロールの時間になってまた二人で出ることを告げると『ほんっと気をつけなさいよ!』と先程の勢いのまま釘を刺されて、それに少々気持ちも解されながら「任せとけ」と返事をしハットを被って相手の方を見ると「行くか」と声をかけ)


9455: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-31 20:01:35


ああ。_ っ、……
(大丈夫だと主張するも相手にはその強がりもお見通しのようですぐに指摘が入る。だが精神的に追い詰められているのは相手も同じでその顔色はあまり良くない。譲らない態度に折れるように同行が許可されるとお互いの存在を確かめるようにぎゅっと抱きしめ合ってから準備を再開した。やがて所長が出勤してくると机に伏せていた盗撮写真を見ると強く怒ってくれた。ついでに昨日言っていなかったこれまでのあらましを説明するとその顔は心配そうな表情が浮かんでパトロールの時間になると強く釘を刺された。まだ彼女は自分にだけ敵意を見せているが過剰妄想などで所長に矛先が向かう可能性もないとは言いきれない。『アキちゃんも何かあったらすぐに連絡入れてくれ』と告げて相手の声かけに応じる形で外に出た。いつも通りパトロールを始めてまたすぐあの視線を感じるようになる。相手とアイコンタクトを取って気の所為でないことを確認すれば一先ずはいつものように街を見回った。だがなかなか彼女は姿を表さない。諦めたのかと淡い期待を抱いた所で公園の近くを歩いていると『翔太郎』とあの声が聞こえてきた。そちらを向けば彼女の姿があって『やっぱり翔太郎だ。五日間も連続で会えるなんてやっぱり偶然ってより運命だよね』と弾んだ声で相手に話しかけてくる。彼女があの写真を入れたのかと思い動けないでいると『今日はこの公園でお弁当を食べようと思ったんだ。翔太郎ってお昼ご飯まだだよね?沢山作ってきたから一緒に食べようよ』と明るく紙袋を差し出してくる。その中には当然のように二人分の弁当箱や箸、レジャーシートなどが入っており、嬉しそうに向けるその目は相手しか映してなくて)

9456: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-31 20:49:49


……梓さん。梓さんが俺をこうやって誘ってくれんのはありがてぇ。でも俺にはもう大切な人がいる。こいつだって決めた奴がいるんだ。だから俺は梓さんと依頼人以上の関係にはなれねぇ
(二人で事務所をでれば相も変わらず纏わりつくような視線を感じて無意識にため息をつき相手の方を向けば勘違いではないようで小さく頷く、今日も監視の目は外れないらしい。この違和感の中で大量に盗撮されていたのかと思うとまた気が重くなりそうになるがそれも今日が最後だと軽く頭を振って思考を無理やり追い出した。いつも通りに街を見て回って街の人と談笑していれば多少気が晴れていたが公園前に差し掛かったところで彼女の声が聞こえて一瞬息をするのを忘れる。彼女はこちらへ近づいてくるとまたも【運命】という言葉を口にしながら弾んだ声で昼食に誘われるが紙袋を一瞥だけして直ぐに彼女の方を見た。梓さんは一身にこちらを見ていて用意されてるのは二人分の食事だけ、隣に相手がいるのにまるで存在しないかのような振る舞いだ。顔を塗りつぶされた写真が脳内に過ぎると怒りがじわりと湧き上がって彼女を真っ直ぐ見つめながらはっきりとこれ以上の仲にはなれないことを告げた。強めの語気で勘違いがないよう伝えたはずだったが彼女はそれを聞いてキョトンとした顔をして首を傾げる、怒りや悲しみの表情が浮かばないのが逆に不気味だった。妙な静寂の後彼女は突然笑い出して『もー翔太郎ったら何言ってるの?びっくりしちゃった。私達こんなに運命に導かれて出会ってるんだよ?運命には逆らえないんだからね。あ、そっか!分かった、うんうん!』と一切こちらの言葉が響いていない様子で唖然とするしかない。彼女は続けて『もしかしてその彼女さんに何か言われた?それとも…』と口ごもって、首を勢いよく傾げて漸く相手の方に目を向ける、その目は何処か血走っていて『こいつに何か言われた?』と相手を瞳孔の開いた目で見つめていて)


9457: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-08-31 21:37:17

…君が運命だと言っているものはただの妄想だ。ちゃんと翔太郎を見ているなら迷惑がっているのが分からないのかい?
(ここを通るのを見計らったような彼女は自分と相手の分のお弁当を手に食事に誘う。まるで自分のことなど視界に入っていないようで改めてその盲目さに唖然としていると相手がハッキリとした口調でその気がないことを告げる。だが当の本人は何を言われたのか分からないという顔を見せてから笑いながらまた【運命】と口にしていて背筋が冷える。彼女は相手の発言を正面から受け止めず、漸くこちらを見たかと思えば血走った敵意や恨みが籠った目と声を向けられ心臓の裏側がひやりと凍った。その視線は冷たくこちらを突き刺してくる。さらに『翔太郎は優しいから、そいつのこと見捨てられないんだよね。そういう所ももちろん好きだけど翔太郎が最後に選んでくれるのは私だって知ってるよ』と微笑みながら言葉を続けられるとその思考が理解出来なくて頭痛がしてきた。だがここで引く訳にもいかず、じっと彼女を睨むとその発言の全てを妄想だと切り返す。更に相手にとっても迷惑だと言葉を続けるとその表情は一瞬凍るも今度はその瞳がうるうると涙で潤み出して『なんでそんな酷い事言うの…。私はただ、翔太郎が好きで会いたかっただけなのに…』と震え声で呟く。先程までの態度との違いに固まっていると今度は周囲から視線を感じる。ちらりとそちらを見れば通行人がひそひそ話をしながら通り過ぎていて紙袋を持って泣きそうな彼女に同情的な視線が送られていて)



9458: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-08-31 23:15:36


…、…会いたいと思ってくれるのはありがてぇけど、俺は梓さんを選ぶことは、
(あれだけはっきりとこれ以上の発展はないと告げたのに彼女は全くその言葉を聞いていなくてただ笑うだけだ、説得を試みるつもりだったのに対話にすらならないこの状況に背中に冷や汗が伝う。はっきりとした拒絶をすれば終わると思っていたのに彼女が止まる気は無いらしい。それどころか相手に更なる敵意を向け始めて半歩前に出て彼女を牽制する、それもまるで効いていないようで彼女は彼女だけの世界の言葉で話し続けていた。相手が彼女の言葉を妄想だと切り捨てるがまるで響いていない、妙な間の後に彼女が泣き始めると同情の心は湧くが違和感を覚えるのも確かだった。しかし行き交う人々にはこちら側の事情など知る由もなく男二人で女性一人を泣かせているように見えるのだろう、ヒソヒソと噂する声が聞こえてくると軽く息を吐く。彼女は不特定多数の人々をも利用するらしい。知り合いが多いこの街で変な噂が立つのも困る、彼女に近づき声をかけようとしたところで突然手を取られて固まってしまう。顔をあげた彼女は目を潤ませながら『翔太郎も会いたいと思ってくれてるの?嬉しい!』と言ってもいないことをあったことにされ、反論する前に『これもお揃いだね?あ、運命ってことよね!嬉しいなー小指の指輪もお揃いだしね』と矢継ぎ早に言われて圧倒されてしまう。大声を出す力技もこの状況では使えず次の言葉を考えるうちに彼女から右手の小指にはまる指輪を見せられた。そこには昨日送られてきたのと同じ指輪がはまっていて息を飲む、こちらが固まっている間に彼女は『そろそろここの指輪変えた方がいいと思うの』と言いながら勝手にこちらの小指にはまる指輪を外そうとしていて)


9459: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-09-01 00:27:03

余計なお世話だ、あの指輪も翔太郎には必要ない。
(会話をしているはずなのに意味が通じてなくて今度はその目に涙を浮かべながらまるで自分が被害者かのように振る舞う。この街で探偵業をする為にも変な噂が立つのは避けたい。そんな心理を突くような振る舞いに焦りと苛立ちを抱いていると相手が近づいてきたタイミングでその手を取る。彼女の細い右手の小指には昨日送られてきた高級品の指輪と同じものが送られていて目を見開く。そして位置だけで無く全てを【お揃い】にしようとしていれば流石に我慢し切れず彼女の手首を掴んで引き剥がす。毅然とした態度で彼女の行為に拒否を示すとまたじろりとこちらを睨んできてから『もしかして嫉妬してるの?でもごめんね、絶対にこっちの方が似合ってるし受け取ってくれたって事は翔太郎も気に入ってるんだよ』と見当違いのマウントを取ってきて眉を顰めた。ここまで話が通じない人と接するのは初めてでこれ以上は会話をしたら無駄だと判断すると彼女の手から相手の手に掴み直して「行こう、翔太郎。もう何を言っても無駄だ」と声を掛けながら立ち去ろうとする。だが彼女は恋人のようにもう片方の相手の腕にぎゅっと抱き着いていて胸が強くかき乱された気分がした。そんな自分の姿は視界に入らず彼女は女性らしい上目遣いで『フィリップさんと違って私は翔太郎のことを束縛したりしないし、ちゃんと見てるよ。一番好き、だって私たち運命だもんね』と甘い声で好意の言葉を告げて)

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