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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8899:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-14 21:54:13
そう頻繁に心霊現象が起きても困るけれど少し残念そうだったね…。
(ソラちゃんとおままごとをして家族について考えた日から1週間程。平和な事務所に舞い込んだのは妙な依頼だった。オカルトマニアである依頼人は心霊スポットを回るために来たようで複数の噂のある場所の特定と案内を任せるという内容だ。外を歩き回るなら相手の仕事だと無視を決め込んでいたが高額の依頼料に目を輝かせた所長により早く満足出来るように情報検索役として同行を任されてしまった。心霊スポットと言えばいつの日か怪奇現象に遭遇した廃ホテルの件を思い出して尻込みしていたがその不安に反して何も起こることなくタイムリミットを迎えてしまった。最後に案内した地下道で別れて事務所に戻っていれば相手がぽつりと呟く。仕事としてはやる事をこなして依頼料を貰ったのだが別れ際の少し残念そうな依頼人の顔が浮かぶ。せっかくこの街に来てくれたのなら満足して欲しかったが心霊現象が毎回起きてしまうのも困り物で微妙な終わり方に頷いていた。とはいえ今更どうしようもない。案内板と相手の進み方向に従い出口へと向かう。角を曲がって少し長めの廊下を歩いていくとまた角に差し掛かる。不思議な構造だと思いつつ相手と話しながら歩いていたがその角を曲がるとまた案内の看板が現れる。さらに進むとまた長い廊下が現れて一旦立ち止まると「……さっきもここ通らなかったかい?」と疑問を口にして)
(/初回ありがとうございます。それではいつも通り好き勝手にやっちゃいましょう。原作では八番までノーミスでクリアだったと思うので回数調整があったらまたお声掛けください。それとこれは違う話ですが小説の後半部分を先程投稿したので宜しければご覧ください。それではよろしくお願いします/蹴りでお願いします。)
8900:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-14 22:43:54
まぁあの様子なら懲りずに、……だよな?この地下道とこんなに長くなかったはずだが…
(仕事はキッチリしたのだが達成感もなく終わってしまったが相手の言う通り簡単に心霊現象が起こってもらっても困る、ただでさえこの街にはメモリの脅威が潜んでいるのだからそこに未知の脅威まで猛威を震えばもう手が付けられない。今回は街に何事もなく良かったと考えた方が良いだろう、依頼人は残念そうだったがあの熱心さならまた新たな噂を聞きつけてこの街にやってきそうだ。そんなことを話しながら歩いていたが出口を示す案内板が目に入って違和感を覚える、その標記はついさっきみたもののはずだ。相手もほぼ同時に違和感に気がついたようで同意するように返事をする、この地下道だって何回も通ったことがあるがこんな長さではなかったしそもそもあの案内板はひとつしかなかったはずだ。二人して寝ぼけていたのだろうかと疑問を抱きつつそのまま足を進めて角を曲がる、もう一度曲がれば目の前に階段があるはずだが先にはまだ通路が続いていて先程と同じ案内板が現れいよいよ足を止めてしまった。さらにその案内板に刻まれている数字は【0】になっていて「ンだよこれ…0番出口なんてねぇだろ。この先は8,番.出.口のはずだ」と困惑気味に言って)
8901:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-14 23:11:03
…これまで一本道だったし、道を間違えた訳では無いのだろう?ひとまずもう一回進んでみよう。
(違和感を覚えたタイミングで相手に話しかけると同じことを思ったようで同意の返事がされる。気のせいかと思いまた進んでみるも同じ案内板が現れた。だがそこに刻まれているのは【0番出口】の文字で足を止めた。相手の知識が間違っているとは思えないがここに来るまで基本的には一本道で他の道に逸れる事はないはずだ。困惑しつつも小さく息を吐いて思考を落ち着かせるのに務めながら相手に問いかける。明らかに異様な事が起きているが状況を確認する為に先に進むように促すと辺りを観察するようにしながらまた通路を進んでいく。壁に掲示されているポスターや床の点字ブロックなど普通の地下道のはずなのにどことなく空気が冷たい気がする。そのままゆっくり進み角を曲がるとまたあの案内板が現れる。だが今度はその数字が【1番出口】に変わっていて「数字が増えた…?」とまた戸惑いの声を零す。そしてその案内板の隣に違う掲示が増えていて「異変を見逃さないこと……こんな掲示もさっき無かったよね?」と一番上の文章を読み上げてから相手に尋ねて)
8902:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-15 10:50:38
1番出口はこっちじゃねぇはずなのに……あぁ、こんなの見た事ねぇ。…異変って、今から通る地下道にってことか?異変を見つけたら戻って、なけりゃ進んで、8.番.出,口,から出る……訳わかんねぇこと言いやがって。またなんかのメモリの能力にかかっちまったか?
(この地下道は階段へ行くまでの一本道で道間違いは起こるはずがない、それなのに自分の知識と異なる事ばかりおきて困惑しながら相手の問いに「あぁ」と答えた。とにかく歩き出すもいつもの地下道を歩いているはずなのに自分達以外に人気は全くなくて何かの機械音だけが響き渡る空間はどことなく不気味だ。角を曲がり『左側通行』の表示のある角を再び曲がればそこが階段のはずなのに目の前にはまた通路が続いていて軽く息を吐く。ここまでくれば二人の勘違いで済ませることは出来ない。しかも案内板は【1番出口】に変化していてついでに隣には何やら案内文が掲げられている。見知らぬそれらに目を通してみると何やらルールめいたものが書かれていた。一通り読んでみるが奇妙な内容に眉間に皺を寄せる。奇妙な状況に巻き込まれたことにじわりと焦りを感じながら「どっかにド.ー.パ,ン,トがいるはすだ、いくぞフィリップ」と声をかけると相手と連れ立ち早足で地下通路を抜けていく。だがやはりド,ー,パ,ン,トどころか人気はなくて再び二度角を曲がってみれば先程の案内板は【0番出口】と数字が減っていて「なんでまた数字が変わってんだよ」と苦々しい口調で言って)
8903:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-15 12:21:45
……可能性はあるね、前に迷い込んだ美術館みたいに変な所に誘い込まれたのかもしれない。……数字が戻った? …もう一回進んでみよう
(0から1へと変化した出口表記と案内文の掲示を相手にも確認してみるが自分の勘違いではなさそうでますます謎は深まっていく。掲示の内容を相手が纏めるように呟くがやはり何かのルールのように思えた。何かしらの異常が起きると真っ先に疑われるのはメモリの存在で相手の言葉に頷く、異様な空間に巻き込まれたことは以前にもあってそのことに近い状態かもしれないと推測を口にした。相手の声がけに「ああ」と頷いて地下通路を抜けていく。角を曲がった所で案内板の文字は【0番出口】に変化していて目を瞬かせた。口元に指先をやって悩み込むも今は状況を掴むのが先だとまた進んでみるよう声を掛ける。角を曲がり長い通路に入ったところで壁や床におびただしい量の喫煙禁止のポスターが貼られている光景が目に入って「え、」という声と共に足が止まった。明らかに異常な光景に案内にあった【異変】のワードが浮かぶとチラりと相手の方を向き「あの掲示に従うなら引き返すべきだけど…どうする、翔太郎?」と意見を伺って)
8904:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-15 14:06:00
またあんな目にあうのかよ……な、…つまりこれが異変ってわけか。…仕方ねぇ、ここはあのルールに従った方が良さそうだ。引き返すぞ
(この奇妙な状態に相手は過去美術館で怪異に巻き込まれた例を持ち出してその時の記憶が蘇る、非現実的なことばかり起こる空間に取り込まれたが確かにあの時と雰囲気は近い。しかしあの時はメモリが薔薇になったりと微かではあるがド.ー,パ,ン,トの気配があったが今はそれすらもないただの冷たい空間が広がっている。再び現れた【0番出口】に焦りを募らせながら相手の提案に頷きまた先へと進む、そして角を曲がって見えた光景に相手とともに絶句してしまった。威圧を感じるほどこれでもかと貼られたポスターの数々には不気味ささえ漂っている、相手の方をチラリとみれば考えていることは同じようで目が合う。最初に通ってきた通路から何か異変が起こっていないかを見逃さないようにする、それが今自分達に課されていることだろう。何も手がかりがない以上今は提示されたルールに沿うしかない、相手に声をかければもと来た道を引き返した。すると角を曲がった先に再び案内板が現れる、先程とは違い再び【1番出口】と掲げられているのをみれば「正しい行動をすれば数が増えて最後には8,番.出.口にたどり着くみてぇだな」と看板を睨みつけて)
8905:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-15 15:08:42
…また数が増えてる。ああ、そして多分間違った行動をしたらさっきみたいにカウントは0に戻って初めからやり直しになるんだと思う。
(圧を感じるほどのポスターの数々に絶句しつつこれが掲示にあった異変なのだと理解する。そしてあのルールに従うか否かを相手に尋ねてみると引き返す判断がされてもう一度ちらりとそのポスターを見てから案内板の方へと引き返した。地下道の構造上、角で先が見えなくなっていて戻ってくると通路を進んだ時と同じような配置で案内板とルールの掲示があり、そこの表示が【1番出口】に変わっていた。今までの行動と起きたことを照らし合わせると相手の言葉に頷く、そして先程1から0に数が戻った理由について静かに思考を巡らせこの空間のルールを把握していく。僅かに眉を顰めると「つまりその8.番.出.口にたどり着くためには八回連続で正しい行動を取る必要がある…」と導き出した結論を告げ「随分厄介な事に巻き込まれたね」とため息混じりに愚痴を零して)
8906:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-15 20:52:57
8回連続か、なかなか骨が折れそうだな…とにかく今はこいつを仕掛けてる奴の思惑通りに動くしかねぇ。異変を見逃さねぇようにいくぞ
(当たり前のように地下道は続き案内板の数値が変わっていく、普通ならばありえない事が連続で起こりこの状況をある程度冷静に捉えることができるようになった。二人の推測を重ねてみるがお互い読みは同じようでこの延々と続く通路を抜け出すには異変があるかを見極め8回連続で行くか戻るか、正しい選択をし続けるしかない。互いに認識を確かめあったところで相手が愚痴を零すとこちらも思わずため息をつく。力技も試したいが試す相手がいなければ意味が無い、今はこの地下道のルールに従うしかないだろう。相手に声をかければ再び通路を進み始める。角を曲がって広がった地下道は一見なにも問題無さそうで不気味なほど静かなそこを歩き始める。壁に張られたポスターや上に備えつけられた案内灯にも特に異変はないのに何処か寒気がする、周囲を見回しながら言いようのない違和感に苛まれていればふと下から寒気を覚えて目線をそちらへ向けた。すると通路を真っ直ぐ伸びていた点字ブロックひとつひとつに不気味な顔が浮かんでいるのに気が付きそれと目が合ってしまえば背筋に悪寒が走って「ぬァっ?!」と声をあげてその場から飛び退いてしまい)
8907:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-16 00:53:20
普段の観察眼を活かす時だね。…わっ、なんだい…これは顔?
(二人で推測を重ねていくが他に手がかりがない以上やはりあのルールに従って進んでいくことになりそうだと結論がでる。目的は分からないが二人居ればどんな異変でも気付くに違いない。気持ちを切り替えるように前向きな言葉を口にするとまた通路を進み始める。長い地下通路は軽く見た限りでは変化は見られない、一つ一つ確かめるようにポスターや蛍光灯、整備のための扉を見て異変がないか探していると急に相手が隣で大声をあげて、その声に驚くと肩を跳ねさせた。何かあったのかと顔を向けその視線を追うと点字ブロックがあるもそこには不気味な顔が浮かんでいてしゃがみこんでじっと観察してみる。一定のところからその不気味な顔のものになっているようで先程までは無かった模様だ。何とも悪趣味な内容だが「不気味な模様だけどさっきまでは無かったしこれも異変だ、引き返そう」と口にすると立ち上がり来た道を戻る。角を曲がるとまた案内板が現れて【2番出口】という表記に変わっているのを確認すると推理が正しかった事に安堵の息をつく。この調子なら行けるかもしれないと淡い期待を抱きながらまた通路の方に進む。先程のように天井、壁、床などを見ながら進んでいくと突然分電盤室と書かれたドアの奥からドンドンと強く叩く音がして「…っ!な、なに」と驚きながら咄嗟に相手の腕にしがみついて)
8908:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-16 07:43:41
お前よくそんな凝視できんな…___ッ?!…くそ、開かねぇか…
(先程からこの通路に感じていた妙な違和感の正体は点字ブロックに浮かぶ顔だったようで無意識にその顔を踏んでいたことも含めて飛び上がってしまった、相手も肩を震えさせていたが正体が分かれば好奇心が勝ったのかしゃがみこんでずらりと並ぶ恨めしげな顔を観察している。恐怖よりも好奇心が勝る相手の相変わらずさに安心するような呆れるような感情を抱きつつ元きた道を引き返した。無事に案内板の数字も増えて次の通路へと進む、今回も一見何も異変はなく妙な寒気もしない。これは【異変がなければ進む】のパターンかと思った矢先に分電盤室の扉が激しくノックされてまた相手と一緒に飛び上がってしまった。だが音がしたということはそこに何かがいるかもしれない、こちらへしがみついた相手を庇うように立ちつつもう片方の手で素早くドアノブをひねろうとするが鍵が掛けられているようでガチャガチャと虚しく音が鳴り響くだけだった。倒すべき敵が見つかるかと思ったがそう簡単にはいかないらしい、軽く息を吐いたところで相手に目線を戻せばこちらに抱き着く姿が目に入る。驚かされてばかりでは疲弊するだろうと「よっぽど怖かったみてぇだな。このままで行くか?」と茶化すように、しかし半分願望混じりで言い)
8909:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-16 11:46:00
…別に怖かった訳じゃなく驚いただけだ。……君がこのままが良いっていうなら仕方ない、一緒に動くことにしよう
(先ほどまで異変にこちらから気づくといった感じだったが大々的にアピールするように扉を激しくノックされると油断していた分酷く驚いてしまう。咄嗟に相手の腕にしがみついて固まっていたが相手はすぐに動いてそこのドアノブを捻ろうとする。だが鍵が掛かっているのか開く気配はなく、更に立ち去った足音もなかったのに扉の奥に人の気配もしなければ薄ら寒さが背中を走る。辺りがしーんとなって異変が去ったのを認識したタイミングで相手から揶揄うような言葉をかけられそこで漸く自分が相手に抱き着いていることに気付く。反射的とはいえ怖がったゆえの行動としては恥ずかしくあくまで驚いたのだと子供っぽく主張する。だがその手を離すのは惜しくて迷っているとそれを見透かしたような提案がされ、少し悩んだ後相手が望むならという体でこのままで居ることを告げると腕に力を込めた。そのまま道を引き返すと案内板の表示は【3番出口】に変わっていて「このままなら案外あっさり八番目までいけるかもしれないね」と思ったことを口にして)
8910:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-16 12:30:57
探偵が二人も揃ってりゃ異変を見逃すことなんてねぇからな
(場の緊張をほぐすためにも揶揄うように声をかければ相手はそこで初めてこちらの腕を掴んでいるのに気がついたようで慌てて驚いただけなのだと説明がされる、怖がるのと驚くのと大差無い気がするのだがこちらを理由に腕にこのまま抱き着くのが決まれば下手に文句を言って離れてしまうのは惜しく「そういう事にしとくか」と丸々受け入れることにして元きた道を引き返した。再び案内板が現れると無事に数字は増えている、観察眼と推理力がものを言う探偵二人を前に異変を見つけろという挑戦は少々簡単過ぎたかもしれない。自信を滲ませながら同意して先へと進んだ。真っ直ぐ伸びる通路を注意深く観察し進むが異変はなく少々緊張感をもって角を曲がれば案内板には【4番出口】が表示されている、すんなりと半分まで来てしまえば8,番,出.口にたどり着く希望も見えてきて次の通路へと進んだ。パッと見で通路には何も無くいつもよりゆっくりした速度で注意深く進むがやはり異変は見つからない、今回も進む選択肢だろうかと思った矢先に一番奥の壁が揺れた気がして眉を顰める。縦横に走るラインが歪んでいるような違和感によく観察しようとさらに前へと進んだ。その瞬間に壁がさらに歪んで盛り上がり飛び出してくる、それが人型だと分かった瞬間に「はァ?!」と思わず声が出た。だかこれはチャンスでもあって「ようやく見つけたぜ」とニヒルに笑う、異変と直接やりあえば新たな道だって開けるはずだ。意気揚々とドライバーを腰へと据える、しかしいつもはベルトが出て装着されるはずが今はうんともすんとも動かない。焦りを覚えつつメモリを取り出しボタンを押すもやはり起動しなくて「変身できねぇ、」と驚愕する間に怪異は二人へ迫ってきて)
8911:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-16 14:49:26
人だ! そもそもドライバーが現れない…っ、とにかく逃げるよ翔太郎!
(色々な理由をつけてくっついたまま進むとまた数字が更新されていた。確かな手ごたえを感じながら通路に進んでいくとまた二人で辺りを観察したが特に異変は無く少々緊張しながら角を曲がると【4番出口】の表示があって安堵の息を零した。あっという間に折り返し地点に来るとまた気合を入れ直して先に進む。またもや直ぐに分かる異変は見られずに順番に何かありそうな場所をチェックしていくと相手が何か気付いたようで自分もそちらに顔を向ける。一見すれば壁の模様だがさらに一歩進むとその柄を模した格好の人型の何かが飛び出しこちらに近づいてきて声を上げる。ド.ー.パ.ン.トにしてはシンプル過ぎる見た目だがこの場所に関係あるのは間違いなく相手の声かけに合わせてメモリを構える。だが相手がドライバーを腰に宛がってもこちらの腰に同じものが現れることは無く、焦ってメモリを起動しようにもどちらのウ.ィ.ス.パ.ーボ.イ.スは響かない。変身が出来ないという事実に顔は青ざめ焦燥感に襲われるも今も尚あの人型の何かが迫ってきていれば咄嗟に相手の手首を掴んで走り出す。正体は分からないが捕まったらまずいことだけは分かる、必死で来た道を折り返して角を曲がると案内板の表示は【5番出口】に変わっていた。勢いのまままた角を曲がって次の通路に入ったところで足音が聞こえなくなったことに気付いて減速し足を止める。振り返ってもあの怪異は追ってきてなくて息を整えながら「あんな異変もありなのかい」と愚痴をこぼす。「それにしても変身も出来ないなんてやはりここは…」と言葉を続けようとして宣伝のポスターなどが飾ってあった場所が全部額縁つきの鏡になっていることに気付いく。二人で顔を向けると鏡に映っている自分達の姿が勝手に動き出して目を見開いた、さらに自分の姿をした像が相手の方を向くと穏やかな笑みを浮かべ『翔太郎、…まだ君が裏切った事許してないよ』などと言い出して)
8912:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-16 18:11:22
間違い探しだけじゃねぇのかよ…っ、…俺がフィリップを裏切る事なんてねぇよ。この通路も異変ありだ、さっさと引きかえ…
(変身出来ない焦りと予想だにもしない怪異に思わず呆気にとられてしまって迫り来る人型の何かを前に固まってしまう、だが追いつかれて良いことは決してなくて相手に手首を掴まれてようやく意識を取り戻した。相手と共に後ろを振り返らずに全力で来た道を走り抜け角を曲がる、すると足音はピタリと止んでまた二人だけの空間が広がれば大きく息を吐いた。先程と同じく突然人の気配が消えてせっかく揶揄って持ち直した空気も陰鬱になってしまう。先程視界に入った案内板を見るに数字は増えて出口に近づいているのだがドライバーが使えないとなればまた緊張感は増してしまう。こちらも相手と同じく愚痴を零して息を整えてから顔を上げれば通路に異変があるのには直ぐに気がついた。ポスターが鏡になるという分かりやすい異変だったが鏡の中にいる二人がこちら側とは全く別の動きをし始めてまた呆気にとられてしまう。さらに鏡の向こうの相手がこちらに微笑みながらも敵意を孕んだ言葉で話しかけてくると固まってしまった。瞬時に浮かんだのは過去遭遇した鏡の中に取り込まれた時のことだ、チラリと相手をみるが当然鏡の中にいる相手とは違う表情をしている。首を軽く振って覚えがないと応答するがそもそもこの通路に鏡がある時点で異変なのだ、これ以上取り合う必要はないと道を引き返そうとするがその前に鏡の中の自分が『こいつの話を聞かねぇつもりか?相棒が聞いて呆れるな』と煽ってくれば思わず足を止めてしまって視線を鏡の中の二人へと戻すと「そいつは俺の相棒じゃねぇ、俺の相棒はこいつだ」と相手に目線をやり)
8913:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-16 21:05:39
もう君達の声は聞かないから…翔太郎、行こう。
(ポスターが鏡になっているという分かりやすい異変に気付くもその中の自分たちが好き勝手に動き始めると目を見開く。さらに鏡の中の自分が相手に対して敵意のようなものを向けるのを聞けば自分の発した言葉では無いのに胸が痛くなる。取り合う必要がないと立ち去ろうと促す相手に頷いてその声を無視するように引き返そうとするが今度は鏡の中の相棒が煽るような言葉をかけてその足が止まってしまう。だがもうあの時のように迷わされることは無い、ハッキリと鏡の中の二人に拒絶の言葉を向け繋いだままだった手を引いて再び引き返そうとするが『そうやって逃げるのかい?』と鏡の中の自分が低い声で呟くと腕が伸びてきて反対側の相手の手首を掴む。境界を超えてこちらに干渉しようとする姿に背筋が冷え「離したまえ!」と声を上げると相手の手から引き剥がそうとして)
8914:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-16 22:01:41
っ、こいつ…!、フィリップ!!
(この通路の答えは出ているのに同じ顔で違うことを喋る鏡の向こうの自分の煽りに思わず足を止めてしまう、偽物の言葉だとは分かっていたがこのまま引けなくて鏡の向こう側の二人を睨んだ。熱くなりかけたところで相手に声をかけられると改めて取り合う必要がないと思い直してそのまま去ろうとする、しかしその前に鏡の中の相手が語りかけると共にこちらへと手を伸ばしてきた。その手は鏡の境界を貫通してこちらの手を掴んで思わず驚きの声をあげる、咄嗟に振り払おうとするが常人ではない力で掴まれてその手は微動だにしない。相手がこちらの腕から鏡像の手を引き剥がそうとするが『おい、自分は関係ねぇとでも思ってんのか?』と鏡の中の自分が相手へと冷たい声で話しかけて相手の手首を無理やり掴むとこちらから引き剥がした。思わず叫ぶが鏡像の手は相変わらず離れない、鏡の中の自分は相手を無理やり鏡の方へと引き寄せると『裏切り者はお前だもんな?いや、最初から仇ってとこか』と薄ら笑いと共に告げた。そのまま手を強引に引いて相手を鏡の中へ取り込んでいく、こちらも鏡像の相手に手を引かれて鏡の中へ引きずり込まれてしまった。視界が暗転すると相手の耳元で『誰がお前を許すと思ってんだ?』と囁き声が聞こえて一瞬意識が途切れた。次に目を覚ました時にはあの案内板の前に二人で転がっていて嫌な感触が未だに残る体を無理やり起こして周囲を見回す。黄色い案内板には【0番出口】と掲げられていて「まじかよ…」と呟くしかなくて)
8915:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-17 00:20:08
ッ…、ちが、う、違う…っ、しょうた、ろ…ッ___
(言葉だけなら何とか無視すれば良かったが実体が現れて相手の手首を掴むと一気に焦りが募ってその手を引き剥がそうとする。だがその間放置していた相手の姿をした鏡像が普段は聞かないような冷たい声で話しかけてきて強引に相手と偽物の自分から引き剥がされる。振りほどこうにもこちらも人間の物とは思えない力で握られ鏡の方に引き寄せられる。そして相手の姿で相手な声であの時と同じようなことを言われると大きく瞳を揺らした。そんな事は無いと強く反論しようにもその声は震えて血の気が引いていく。そうして力が抜けた所を強く手を引かれて鏡の中へ、真っ暗で何も無い空間に引き摺られてしまう。咄嗟にあちらに残した相棒の名前を呼ぼうとするもその途中で強制的に視界が暗転する。最後に感じたのは脳裏にこびり付くような深い怨念のような囁きであの薄ら笑いが頭に浮かびながら意識は深い闇に堕ちていった。意識がぼんやりと浮上する、見知らぬ景色に状況が飲み込めずに居たが異常事態に巻き込まれていたことを思い出す。何とか体を起こし周囲を探るように視線を動かして相手を捉えた瞬間、同じ姿の虚像に言われたことが蘇ってしまう。敵意を向けられた、嫌われた、恨まれたと思考が巡ると異変による偽物だと頭では理解しつつも「…っ、は……翔太郎…っ」と呼吸が浅くなりながら震える手を相手に伸ばして)
8916:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-17 07:57:14
、フィリップ…!大丈夫だ、俺はお前の隣にいる
(なんとも嫌な感触の台詞を相手の声で聞かされ相手の姿をした何かに暗闇に引きずり込まれて心が妙に重苦しい、しかも今まで重ねてきた正解が一気に白紙に戻ってしまえばさらに心は沈みそうになる。隣に相手がいるのは分かっていたが妙に気まずくて目を向けられずにいると相手の方から浅すぎる呼吸と縋るように名前を呼ぶ声が聞こえて慌てて相手の方をみた。そこには震える手を伸ばす相手がいて反射的に体が動き出すとこちらを伸ばす手を取ってもう片方の腕を相手の背に回して支える。落ち着かせるように言葉をかけるがその瞬間に先程の虚像の言葉が頭に響く、相手ではない人を選んで相手を苦しませ自暴自棄にまで追い込んでしまった時のことが脳裏に過ぎってまたあの時を繰り返すのだろうと相手の声が聞こえてきた気がした。それを振り払うように頭を軽く振ると相手の手を自分の胸板に触れさせてその上から手を重ねる、相手もきっと自分と同じように虚像から何かを言われたのだろう。背中で回した手でそこを撫でながらこちらもゆっくり呼吸をするが心にまとわりついた鏡像の声が払いきれず「フィリップ、」と相手の名前を呼ぶのがこちらも精一杯で)
8917:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-06-17 11:06:25
…っ、……翔太郎、……大丈夫、こっちが本物だから…
(相手を認識した途端に思考を支配したのはあの冷たい声でもう治ったと思っていた傷を抉るような鈍い痛みに上手く呼吸が出来なくなってしまう。それでも助けを求めるように相手の名を呼んで縋るように手を伸ばすとすぐにその手が取られて背中が支えられる。その手が胸板に触れて相手の温もりを感じると不安が幾らか緩和してこちらからも軽く相手を抱きしめた。背中を撫でられて聞こえてくる相手の呼吸音に合わせるようにゆっくり息を吸って吐いてを繰り返していると徐々に呼吸は落ち着いてくるが思考はあの言葉に囚われたままだ。また相手がこちらを呼ぶ声にも何処か余裕がなく切羽詰まったようなものを感じると相手の背中を抱き寄せるように力を込めお互いに言い聞かせるように言葉を零した。ちらりと見た案内板の数字はゼロに戻ってしまっている。だがここで挫けてしまってはいけないのは確かでいつも通りを手繰り寄せるように相手の頭を優しく撫でながら「まさか直接干渉してくるタイプの異変もあるとは思わなかったよ、随分悪趣味な偽物だった」と普段らしい感想を意識的に口にして)
8918:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-06-17 12:36:51
…、フィリップ……何やってんだ俺は。……この先あの手のがまた現れるかもしんねぇ。でもフィリップ、俺がお前の相棒で恋人で、何よりも大切な存在なのは揺るがねぇ事実だ。俺は絶対にお前の隣にいる。それを忘れんなよ
(こちらの存在を伝える為に相手の手をこちらの胸板に置かせて落ち着かせるように背中を撫でる、やがて浅い呼吸は緩やかなものになっていくが脳裏には相手がひとりで変身したあの白い姿がチラついていた。胸の蟠りが取れないままでいたが相手の腕に力がこもって頭を撫でられれば心にこびり付いた虚像の言葉が溶けて消えていくようだった。だが同時に相手の声は不安定で意識していつも通りを保とうとしているのが分かればみるからに痛々しい、思わず相手の名前を呼ぶがゆっくりとまた息を吐いてまた軽く頭を振った。大切な人に無理をさせるなんて情けない、相手を過去傷つけたのは事実で今その傷が抉られたのならやることはひとつだ。相手をこちらに引き寄せるとそのまま両腕でその体を包むように抱き締める、軽く凭れかからせるようにしながら片手を後頭部に添え全身で自分の存在を伝えた。そして揺るがない想いを言葉として伝える。相手のことを強く、しかし苦しくならないよう包み込むように抱き締めてただ変わらず隣にいる自分のことを伝えて)
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