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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8759:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-28 21:23:17
…あ、…ッ、!……だって、…これ使ったら誰かが侑斗のこと忘れちまうんだろ?そんなの、侑斗もその人も悲しい、し……
(相手がこちらの肩に手を置いて落ち着かせようとするが今はカードを探させないようにすることで、相手との繋がりを絶たないようにすることで必死だった。だが侑斗に図星を突かれ心に隙が生まれれば無意識に隠すべきものを隠そうとしてしまう。それを探偵である相棒は見逃さなくてこちらを見つめられながらポケットの中身を聞かれると声を失い瞳を揺らした。直後侑斗に手首を掴まれポケットの中身を、侑斗とデネブが大切だと言っていたカードを取り出されると一気に血の気が引いて顔が絶望の色に染まった。全てが終わってしまう。動けないままでいるこちらに侑斗が掴みかかる、相手から名前を呼ばれれば閉じかかった口が開いてその理由を話し出す。しかしそれも全て建前だ、なんとか口を回そうとするが心の奥底の本音ではないその言葉は宙を滑って崩れ落ちていく。こちらの煮え切らない回答に侑斗はさらにこちらの胸倉を強く掴み顔を突きつけると『俺のやり方を勝手にお前が決めるな!』と強い口調で言われてしまった。その勢いに気圧されて息が詰まる、次に酸素を吸い込んだ時にはもう感情を抑えることは不可能で「だって…だってそのカードを見つけたら、俺とフィリップの捜査の時間は終わっちまうんだろ?!もう相棒で居られなくて、フィリップは、元の時間に帰っちまうんだろ?!そしたら…俺は……またフィリップのこと忘れちまう……そんなのイヤだ!俺はフィリップのこともう忘れたくない!!」と感情のままに叫んでいた。いつの間にか目には涙が浮かんで視界がぼやける、それでも相手との繋がりを唯一保てるそれを取り戻そうとカードに手を伸ばすが今度は侑斗に思いっきり突き飛ばされてしまって地面へ転がって)
8760:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-28 22:09:52
…翔太郎……、…っ! …ごめん、翔太郎……
(侑斗が引っ張り出したポケットの中身はずっと探していた大切なカードだった。合流してからは分かれることなく一緒に行動していたのだからずっと隠し持っていたことになる。何故言わなかったのかと言う思いも込め名前を呼ぶと血の気の引いた顔がその理由を説明し出す。だがどことなく上っ面のような言葉にますます侑斗は怒りを顕にして強い言葉をぶつけた。相手の表情が固まって、その後は堰を切ったように自分どの記憶を忘れたくないと叫んでいて大きく瞳を揺らした。カードを見つけて犯人を捕まえれば終わりだと言ったのは自分だ、そして終わってしまえばまた記憶が消えて離れ離れになるのも分かったのだろう。幼い相棒の悲痛な叫びに胸が締め付けられて何も言えなかった。相手はカードを取り返そうと手を伸ばすが思いっきり突き飛ばされる。その光景に反射的に体が動くと相手の元に駆け出してしゃがみこみ、起き上がらせるような形で背中に手を添えると軽くその体を抱き締めた。幼い相手がカードを隠すという選択をしてしまったのも自分のせいだろう、小さく謝罪の言葉を口にしながら落ち着かせようとしたがカードを取り戻した侑斗が『カードを取り戻せたならこの時間に用はない。さっさと行くぞ。…あと、そいつは置いていけ』と鋭く声を掛けてきて思わず身を固めた。カードを取り戻した今、さっき共有した作戦からしても元々この時間に居る相手を連れていく理由はない。更に大切な物を隠されていたとなれば侑斗がそう思ってしまうのも無理はないが相手の瞳には涙が浮かんで絶望の色に染っている。こんな大切な相棒をたとえこの後記憶を消すにしても放っていけるはずなどない。相手の顔を見て目を合わせると何も言わずに腕を解いて立ち上がる。そして数歩侑斗に近付いてこちらを確認しようとこちらを見たタイミングで「…桜.井.侑.斗。君の境遇も覚悟も理解しているつもりだ。…その上で僕からのお願いだ。翔太郎も連れて行って欲しい」とこちらのお願いと共に頭を下げて)
8761:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-28 22:41:54
俺、今日のことも、前のことも…忘れたくないよ……ッ、フィリップ!!
(侑斗に突き飛ばされて地面に転がされてしまう、しかし犯人を探しながらずっと侑斗のこともデネブのことも、何より相手の事も裏切っていたのだから文句を言う資格など無かった。痛みと罪悪感と相手との時間が終わる絶望に沈んでいれば相手が駆けてきて軽く抱きしめられる、何よりも心地好くて安らぐ体温に固くなっていた心がじわりと溶かされると堰を切ったようにボロボロと両目から涙が溢れ出した。だが大切な相棒を騙していたのも事実で抱き締める腕に縋っていいのか分からない、しかし一方で自分の気持ちを止められなくなってしまえばどうしようもない我儘を言いながら大粒の涙を流していた。侑斗はこちらを一瞥すると鋭い声で捜査の終わりと相手との別れを突きつけられて固まってしまう。大好きな相手のことを忘れてしまう、そしてきっと相手も悲しませてしまう。こちらが何か言う前に相手は腕を解いてしまって一気に体が冷えた。相手は元の時間に帰ってしまう、こちらは相手との思い出を忘れてしまう、何よりも大切な相棒が顔も知らない誰かになってしまう。相手のことを引き止めようと悲痛な声で名前を呼びながら腕を伸ばす、しかし直後相手が侑斗にこちらを相手の時間に連れていくように頼んでいて目を見開いた。侑斗は即座に『駄目だ』と言うがデネブが宥めるように『侑斗…』と声をかければ深々とため息をついて相手を睨むように見る、『連れて行ってどうするつもりだ?こいつが何か見る分には記憶が消えるからいいがこいつの知り合いや何よりお前の時間のこいつに会ったらさらに時間は乱れて最悪元に戻せなくなる。どうせ忘れるならここで置いていくのが一番だろ』と冷たい言葉と共に問いかけて)
8762:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-28 23:56:37
その辺は変装なり進むルートを選別すれば問題ないはずだ。…君は記憶を無くすことは時間を奪うことだと言っていたけど僕は違うと思う。記憶を無くしても全て無かったことになる訳じゃないから
(ボロボロと泣き出す相手を見ればやはりこのままで別れていい訳などない。例え結末が同じになったとしてもそれまでを疎かになんかできなかった。相手から離れると侑斗に相手も一緒に乗せて欲しいと頼むが直ぐに拒否されてしまう。顔を上げて睨むような目を向けられるがここは譲れない。侑斗の出した問題点については変装なり事前に根回しをして近付けないなどで対策は可能だ。ふと以前過去から戻ってきた事を思い出す。今の相棒は鬼ヶ島での出来事を記憶としては覚えてなかったがその時交わした言葉を無意識に使っていた。さっき相手と再会した時も最初は分かっていないようだったが小さなきっかけで思い出した。つまり出来事としての記憶が消えてしまったとしてもその経験や時間は消えることは無いはずだ。先程侑斗の言っていた言葉を否定するような形で自分の意見を伝えるとちらりと相手の方を見る。そして侑斗の方を見ると「だから僕は例え記憶が消えてしまうとしても納得した形で翔太郎とお別れがしたい。それが僕の出来る精一杯だから」と強い気持ちをぶつけて)
8763:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 07:54:16
……フィリップ、
(相手と離れたくなくて、忘れたくなくて必死にその名前を呼べば相手は侑斗に相手の時間へ、つまり未来へ連れていくことをお願いし、しかし即座に拒否されていればこの先どう転ぶか分からず戸惑う表情を浮かべながら二人を見つめる。静かにそのやり取りを聞いていたが相手の言葉を聞いて侑斗は何か言いたげにさらに目線を鋭くした。しかしちらりと未だ泣いているこちらを見たあとに『好きにしろ』とぶっきらぼうに言って背を向ける、デネブが『侑斗!』と名前を呼びながら追いかけている間に近くにあった勝手口を開いて侑斗は時.の,砂,漠へと移動してしまった。ゆっくりと立ち上がり相手の方へ近寄る。どうやら今すぐお別れではないようだが後々記憶が消えてしまうことはやはり確からしい。相手を相棒と呼んで大好きなのにずっと嘘をついていた負い目もあって恐る恐る相手を見上げる。どう言葉をかけていいのか分からず暫く口を閉じていたがまだ涙を浮かべたままの瞳を向けると「もう少しフィリップと居られる?」と掠れた声で聞いて)
8764:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 11:25:27
…ありがとう。…ああ、もう少し調査に付き合ってくれ。それと僕の時間に来たら見せたいものがあるんだ
(精一杯の想いをぶつけて頼み込むと侑斗の目は鋭くなるが相手に視線を移すとぶっきらぼうな言い方で承諾がされる。つんけんとした態度を取っているがその内側に優しさを感じられてお礼を伝えていれば相手が立ち上がってこちらに近づいてくる。傍に来てもこちらをこちらを見上げるだけで黙っていたが恐る恐るといったように潤んだ瞳で問いかけられるとその頭を軽く撫でながらこくりと頷いた。このまま相手を涙目のまま返す訳にはいかない、記憶が消えたとしても大丈夫だと自信を持って別れて欲しい。それを何とかする案が一つ浮かぶと小さな笑みと意味ありげな言い回しで見せたいものがあると告げる。「だから行こう」と声を掛け撫でていた手で相手の手を取れば侑斗達が入っていった勝手口を通った。そこには例の砂漠と列車が見えて手を引きながら一緒に乗り込む、座席に相手と共に座ると一緒に乗っている侑斗からぴりっとした空気は感じるものの「未来の風.都.、気になるかい?」と何気ない話題を振って)
8765:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 12:36:30
……うん。どう変わってんのかなとか、みんな元気かなとか……それに、フィリップと俺が……一緒に探偵になってるんだよな?
(相手と一緒に居てもいいのかと自問自答しながらそれでも相手と一緒に居たい気持ちが勝って伺うようにしながら問いかける、するとこちらに手が伸びてきて頭を撫でられるとまとわりついていた緊張が溶けだすようで軽く息を吐いた。そして肯定の意味で頷かれると涙で溢れていた瞳に光が宿る、そして期待を煽るような言い方をされればゆっくりと絶望は体から引いていった。扉の向こうへ誘われれば「うん」と頷いて手を取られる、最初は繋がる手を握るべきか迷っていたが段々とこの温もりを無くしたくない気持ちが膨れ上がって繋がる手を強く握りしめ決して離さないようにと両手を添えていた。そのまま勝手口を通れば大昔に行った時と同じような砂漠が広がっていて目の前にはあの時とは違う電車が止まっている。まじまじと電車を見ながら乗り込むと相手の隣へと座った。侑斗は話す気がないのか目を背けたままだがデネブは『はいどうぞ』と相手には冷たいお茶を、こちらにはリンゴジュースを出してくれて「ありがとう」と控えめな声で礼を伝えた。ジュースを一口飲んでいると相手から未来の風.都.について聞かれる、未来なんて想像したこともないが最初に浮かぶのは街が平和であることで相棒の目を見つめながら答える。だがその相棒とはそもそも相手の時間での自分達の関係の話だ、過去出会った時に二人とも探偵で相棒であると教えられて疑いもしていないが実際にその姿を見た訳では無い。自分で話しているうちに期待が膨らんでくるとその語気も明るくなっていって「おやっさんみたいに探偵事務所もあるのか?」と瞳を輝かせながら問いかけて)
8766:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 13:41:35
ああ、…鳴.海.荘.吉は特別な依頼で帰ってくることが少ないから僕達であの事務所を継いだんだ。だから今は僕と翔太郎が探偵で鳴.海.荘.吉の娘のアキちゃんが所長として仕事をしている形かな。
(少々迷った様子だったが一緒に行こうと誘うと素直に手が握り返されてこの時間を後にする。砂漠を経由して列車に乗り込むとデネブがお茶を出してくれて「ありがとう」と返事をしながら受け取った。自分の時間に着くまでまだ時間はある。まだ元気のない相手に自分の時間、つまり相手によって未来の話を振ると風.都.の風景や他の人について返される、そして自分達が探偵をやっている話になってくるとこの語気は明るくいつもの調子に戻っていった。相手の質問に頷くものの“おやっさん”というワードが出ると一瞬表情を固める。時系列を考えるにまだ師匠の背中を追いかけている時期だ、そんな相手にもう亡くなっているとは言えなくて僅かに目を伏せてからそれらしい嘘で彼が不在であの事務所を継いだのだと説明した。そして相手が違和感を感じてしまう前に自分達が探偵をやっていることとアキちゃんが所長をやっているのだと言葉を続けた。本来はこのまますぐに怪物を追わないといけないのだがキラキラした相手の目を見れば耳元に顔を寄せて「到着したらちょっとだけ僕達の事務所を見てみないかい?」とこっそりと誘ってみて)
8767:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 18:25:15
そっか、おやっさんとは別々なのか……でも相棒のフィリップもおやっさんの娘さんもいるんだよな!俺達が留守を任されてるんだよな!?……でも俺が所長じゃねぇのか……
(相手の時間の風.都.のことを思えば直ぐに二人で探偵をやっている場所に興味を示して目には期待や憧れを宿して相手をじっと見つめる。相手は一瞬何やら暗い顔をしてその意図を汲み取る前におやっさんと常に一緒に居るわけではないことを知らされた。子供の観察眼では真意を見抜くことなど出来ず少々残念そうに言うもののそれだけおやっさんが風.都.やそれ以外の場所に求められて居ることにやはり尊敬の念を抱く、それにおやっさん不在で探偵をやっている上に事務所を任せられているということは十分におやっさんに認められるような探偵になっているということだ。興奮で薄ら頬を赤くさせながら未来の話を聞き所長の座が娘さんにあるということに少々疑問や不満はあるものの相手と一緒にカッコイイ探偵をやっているのなら何も問題はない。相手がさらに近寄ってくれば目を瞬かせる、そして直後内緒話をするように事務所へと誘われれば「いく!」と即答した。興奮のまま声を挙げてしまい侑斗は怪訝そうな顔で一瞥するがバレてはいなさそうだ。デネブが楽しそうにこちらを見つめていれば汽笛が鳴り到着の合図がされる、上機嫌なまま侑斗へ近づくと『それじゃあ向こうについたら二手に別れよう!その方が効率がいいからな。俺と侑斗で犯人を探すからそっちの二人で頼む!』とさりげなくチーム分けをしてくれた。侑斗は『は?勝手に決めんなよ』と文句を言うが『まぁまぁ』とデネブに宥められ電車が到着すればそのまま文句を言われながらも侑斗の背中を押して外へと出ていった。車内に二人きりになるとキラキラと期待の目を向けて「行こうフィリップ!」と相手の手を取り立ち上がって)
8768:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 19:10:52
何かあったら連絡するよ。 だけどさっき侑斗が言った通り過去の君がいるのがバレたら厄介なことになるから僕の傍から離れないように。…じゃあ行こうか。
(何故師匠が居ないのかという疑問はそれとなく誤魔化せたようで今の事務所についての話をしている内に相手は興奮を顕にする。十分にその興味関心を惹き付けた所でお楽しみにしておいた事務所に誘うとその表情は華やいで即答の返事がされる。その様子に思わず笑みが零れつつすっかり笑顔の戻った相手に安堵していると目的地が近いことを示す汽笛が鳴った。そこでデネブから二手に分かれることを提案されるがこちらを気遣ってくれたのは明らかでその心遣いに胸が染みる、後から合流出来るように連絡先を二人に渡すとデネブが侑斗の背中を押して電車を出ていった。2人きりになった所で相手からキラキラした目を向けられ手を取られるとそのまま外に出ようとするが一応勝手に行動しないようにと釘は刺しておく。とはいえ過去からやって来たとは普通考える人は少ないだろう。そうして決め事だけ定めると手を引いて列車を降りた。近くの扉を開くと事務所近くのスーパーの勝手口に繋がっていたようで見覚えのある場所に出てくる。一応近くに知り合いが居ないことを確認しながら相手の様子を観察する。時計を見る限りここを出てからそれ程時間が経ってない頃のようだがス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを見ると何件か相棒から着信履歴やメッセージが残っていた。相手とは手を繋いだまま無事である旨と暫く絶対に事務所に入ってこないようにと一方的なメールだけ送っておくと「やっぱり変わっているかい?」と幼い相手に問いかけて)
8769:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 19:57:57
うん、分かった。___俺が知ってるのよりだいぶ古くなってる…フィリップの時間に来たんだな
(早速相手の時間へ、相手と自分が探偵をやっている時間へ繰り出そうとしたがその前に離れないようにと釘を刺される、その言葉に真剣な顔で頷いて答えた。先程侑斗が強く反対したところを相手が説得してこの時間に連れてきてもらったのだ、諸々を飲み込んでくれた侑斗のためにもアシストしてくれたデネブのためにも知り合いと合わないのは絶対条件だろう。繋がった手をギュッと握ってこちらも意志を固めると扉をくぐり抜けた。たどり着いたのはどうやらスーパーの裏口のようだ、相手が電話らしきものをいじっている間にキョロキョロと辺りを見回す。自分が知っているスーパーだが脇に置かれているラックや鉄柵の様子は記憶よりもだいぶ古びて見える、ここが未来であるのをじわりと感じてまた強く手を握りしめた。そのまま周囲に知り合いがいないことを確認しつつ相手に従って事務所へと向かう、どうやら向かう先はおやっさんの事務所のようだ。あの場所で探偵をやっているのだと思えば益々気分は上がって「あそこのポスト、ペンキ塗り直されてる!」だとか「あの弁当屋初めて見た!」だとか「松浦のじっちゃんの文房具屋の看板新しくなってる!」だとか自分の記憶と違うものを見つけては逐一相手に報告していった。やがて念願の事務所へと近づいてくる、やはりおやっさんの事務所で働いているらしい。一階にあるビリヤード場は相変わらず営業しているようで顔を綻ばせたが直後驚愕のあまり固まってしまった。事務所に繋がる階段の横に看板が掲げられていたのだが水玉模様にピンクの文字というなんともポップで可愛らしいデザインで掲げられていたのだ。急いで駆け寄るもやはり見間違いではないようで「なんだよこれ!全然ハードボイルドじゃねぇ!!!」と文句を叫んで)
8770:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 20:46:19
あー…これはアキちゃんが作った看板だね。 翔太郎も同じことを言っていたけど所長様には逆らえなかったみたいだ。
(一番の懸念点であるこの時間との相棒との接触を避ける手を打ってス.タ.ッ.グ.フ.ォ,ンをしまうと事務所の方向に歩き出す。相手の師匠の事務所をそのまま利用しているのだから当然相手もこの辺り事を知っていて自分の知っているものと違う景色にはしゃぐ相手を暖かい目で見ながら「流石君の観察眼だね」と褒めていた。途中通行人とすれ違っても子どもということで変な目で見られることなく手を繋いだまま事務所の下に辿り着いた。階段を挙がっていこうとした所でこの事務所の看板を見つけ声を上げるのを見れば苦笑いしながらその経緯を説明する。不服そうな相手を2階に連れてくると「ちょっと待っててくれ」と言って一旦自分だけ中に入る。連絡を入れた通りその時間の相棒と、大騒ぎしそうな所長が居ないことを確認すると「どうぞ」と言って相手を中に招いた。基本的な家具やインテリアは鳴.海.荘,吉が居た頃と大きく変わっていないらしいが所長が事務処理に使うの一式を纏めたケースや買い置きのコーヒー豆、三つ並んだマグカップやまだ整理してない依頼の書類に予定の書かれたカレンダーなどここで過ごしている事が滲み出る物が増えている。自分からしたら帰ってきたという気持ちだが相手の反応を伺いつつ「ここが僕たちが働く鳴.海.探.偵.事.務,所だ」と紹介して)
8771:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-29 21:33:52
おやっさんの娘なのにセンスねぇな……うわぁ…
(相手に褒められながら街中を進んで事務所にたどり着き全くハードボイルドではない看板にゲンナリとした顔をする、どうやらおやっさんの娘である所長の意向らしい。未来の自分も同じ感想らしくやっぱり自分が所長の方がいいんじゃないかと内心思っていた。納得の行かないまま2階にたどり着くといよいよ事務所前だ、相手に待っているよう言われている間もソワソワと落ち着かない。この扉の向こうで相手と未来の自分がおやっさんの跡を継いで探偵をやっているのだ。相手に招かれると飛び込むようにして中へと踏み込む、中に入ると自分の記憶よりも部屋の中は明るくて漂う空気が違う気がした。見た目は同じところが多いのに雰囲気はまるで違って中をまじまじと見回しながら観察する。テーブルには依頼の書類らしきものが置かれカレンダーには何やら予定が書き込まれていて、ここにある数々の依頼を相手と二人で探偵として解決しているのだと思えば笑顔が止まらなかった。オシャレな小物も増えていて部屋全体のハードボイルドさは増している、未来の探偵が自分の思うハードボイルドを目指して内装を整えたのだから幼い探偵に刺さるのも当然の事だった。奥のスペースへ進めば見た事のある銘柄から知らない外装のコーヒー豆が並んでいて誰かがいれているのだろうかと、もしや自分がいれているのだろうかと期待が募る。しかし何より目を引いたのはおやっさんが使っていたデスクで今も使用されている形跡があるのをみると「おやっさんは事務所にいねぇんだよな?なら、このデスク使ってんのは…」と相手の方へゆっくり振り返ると二人のうちどちらの席なのか期待の宿った眼差しで答えを待って)
8772:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-29 23:03:48
そこまで違いもないように思うけど……そこは翔太郎の席だね。いつもコーヒーを飲んだりタイプライターで報告書を書いたりしてる。
(中へと相手を誘うとまじまじと部屋の中を見回っていて何だか不思議な気持ちになる。基本的な家具などはあの夜にこの部屋に来た時から大きくは変わってないはずだ。だがここで生活するようになり、そして所長が押し寄せてきて、関係性が変化してなど様々な段階を経たおかげで小物や日用品などは増えたのかもしれない。この光景が当たり前だからこそその変化に気付けないでいたが相手が楽しそうに室内を見て回る様子は微笑ましいような擽ったいような不思議な気分だ。そうして部屋の奥に入っていくと一際大きなデスクを相手が見つける。そして分かりやすく期待するような目で質問してくるのを見れば思わず笑ってしまいながらも相棒の場所だと告げた。デスクの後ろには相棒のハットも掛けられていて相手にとって堪らない場所だろう。何をしてるかを説明しつつ机の上のタイプライターなどを紹介する、その報告書がローマ字で書かれていることは未来の相棒の為に秘密にしておいたが。軽く椅子を引くと「君がここに座って、僕がこうして横に立って話をしたり様子を見に来ることが多いけど…座ってみるかい?」と誘ってみて)
8773:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 07:42:24
そうか?なんか全体的に明るくなったし、美味そうなコーヒーの匂いがするし、でもハードボイルドさはどっちもあるな……座る!!
(自分が知っている光景とは違って夢中になって中を見回す、相手はあまり変わっていないというがそんなことは無い。おやっさんの事務所は薄暗くて隠れ家のような印象だったが相手がいる事務所はもっと生活感があって小物も多くオシャレな印象だ。ハードボイルドさはどちらも甲乙つけ難いものだがそのなかで変わらない存在感を放つのがおやっさんのデスクだ。今現在の所有者を聞けば相手は笑みを零して、自分の席だと告げられればパァっと顔を明るくする。おやっさんが探偵の仕事をする時の机だ、後ろにはいつものようにおやっさんの帽子がかかっているが白の帽子には裂け目が入っていて何かあったのだろうかと目を瞬かせる。しかし相手が椅子を引いて座ることを提案すれば直ぐさま返事をして駆け足気味に回り込むとそのまま椅子へと座った。革張りの椅子に座れば今の自分には大きくて座り心地は悪いものの未来の自分はここに座っておやっさんと同じように探偵をやっているのだと思えば気分も舞い上がってしまう。隣にいる相手の方を見上げる、未来の自分と相手もこうやって話をすることが多いらしい。憧れの場所で大好きな相棒と一緒に探偵をやっているだなんて思い描いていた以上の未来だ。思わず相手のパーカーの端を掴んで喜びの隠しきれない顔で見上げると「俺、ちゃんと超かっこよくて超ハードボイルドな探偵になってるんだ!フィリップと一緒に!」と興奮のまま口にしていて)
8774:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 11:46:30
普段と目の高さが違ってちょっと変な感じだ。…そうだね、僕の居場所はここだし、君が生きているのもこの街で、この事務所だ。……だから不安に思う必要はないよ。
(鳴.海.荘.吉の事務所だった頃と今の事務所の違いを語る相手に所長を含め三人で積み重ねてきた思い出や時間を感じながら案内を続ける。相手の目をつけたのは普段相棒が使っているデスクでその利用者を教えるとぱっと表情が明るくなった。子供らしい仕草に胸を擽られて椅子を引いて座ることを提案すれば元気な返事が聞こえ、駆け足でやってきた。大人用の椅子は小さな相手にとっては大きく少々座りづらそうにはしているがその顔には満足そうな笑みが浮かんでいる。普段の立ち位置に立てば相手を見るために顔は下を見る形となり普段との違いを強く感じて小さく笑いながらそれを告げた。相手の興奮は止まる様子は無くパーカーの端を捕まれると喜び全開に未来の自分達の姿にはしゃいでいる。決してハードボイルドではないけど、という言葉を何とか飲み込んで自分と相棒の居場所はこの事務所であると軽く微笑む。この今は何があっても変えるつもりも譲るつもりもない、そんな強い感情を込めて相手の頭に手を乗せる、そこをゆっくりと撫でながら忘れたくないと叫んだ相手の憂いを取り除こうと声を掛けて)
8775:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 12:38:46
…っ、…フィリップ……俺、ほんとは忘れたくない。フィリップのこと大好きで離れたくない。ずっとここに居たいけど、今の俺じゃおやっさんに認められてねぇから、まだ…フィリップのちゃんとした相棒になれねぇ
(相手を傍に感じたくてパーカーの端を握りながら真っ直ぐと相手を見つめる、相手にとってはいつもと少々違うようだがそれでもこれが未来の定位置なのだと思えば嬉しくて興奮した目を向けていた。相手の視線が自分に注がれる喜びを感じながら二人の居場所が風.都.でこの事務所であることを伝えられるとさらに胸は華やいで瞳を煌めかせる、手が頭に伸びてそこを撫でられると最高の心地良さに目を細めた。今や相手の隣が何処よりも大好きで安心出来る場所で、しかも未来ではそれが鳴,海.探,偵,事,務.所であることに幸せを感じていると優しい声が降り注いだ。そこで完璧ではないにしろ相手が自分をここに連れてきた理由を理解する、自分が歩んだ先にある未来、この前は話に聞いていただけだったがその光景が今実際に目の前に広がっている。そして自分の歩む道の先に必ず相手がいるのだと、相棒になるのだと強く確信した。モゾモゾと動いて椅子から降りるとそのまま相手へと抱きつく。変わらず相手との記憶を失ってしまうことは悲しい、恐ろしい、このままでいたい。だがそれは叶わないことだ。しかし同時にきっとこの未来にたどり着く為に必要な事でもある。今の思い出は忘れてしまったとしてもその先で相手とはずっと一緒なのだ、一生一緒と約束したのだから。ぎゅっと抱きついたまま顔を上げて目線を合わせると「だから、俺おやっさんみたいでフィリップの隣に立てるような超超かっこよくて超超ハードボイルドな探偵になれるように頑張る!約束だ!…約束する記憶は無くなるけど約束は無くならねぇんだもんな!」と瞳に光を宿しながら誓って)
8776:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 13:53:06
…翔太郎、…ああ、君なら唯一無二の僕の相棒でこの街に認められるカッコいい探偵になれるはずだ、僕が保証する。…過去の僕は少々そっけないかもしれないけど、その時が来たらこうやってぎゅっと捕まえて君の相棒にしてくれ。
(相手の柔らかい髪を軽く撫でながら言葉をかけると何となくこの事務所に連れて来た理由が分かったようで名前が呼び返される。相棒の過去を思えばこれから先すべてが順風満帆とは言えない。最大の師の死が起きたあの夜のことは今でもこの心に暗い影を残している。それでもあの日があったからこそ自分はここに居て一緒に探偵をやっているのだ。幼い相手にとって少し未来の光景を見せながら一緒に居るのだと説明すると相手は椅子から降りてぎゅっと抱き着いてくる。聞こえてくるのは先程と同じ寂しさや物足りなさを感じる声だが続いた言葉には芯がこもって先ほどまで無かった覚悟のような物が見えた。軽く抱きしめ返しながら見上げてくる相手と目を合わせるとその瞳に光を宿しながら自分の隣に立つために“超超かっこよくて超超ハードボイルドな探偵”を目指す姿に胸が熱くなった。相手の名前を呼びながら湧き上がる感情のままその小さな体を抱きしめる腕に力を込めるとその願いは叶うはずだと肯定の言葉を続けた。あの夜のことを考えると初めは相手に関心を持たず冷たい態度を取ってしまうはずだ、それでも相手が諦めずに傍に居てくれてこの手を掴み続けてくれたからこそ自分はここに居る。相手にも出来れば同じ選択を取ってほしくて具体的なことは伏せながらも願いを告げた。記憶は無くなってしまうが何処かで相手に残ることを祈りながらおまじないの代わりにおでこに軽くキスを落として「大好きだよ、翔太郎」と最大の気持ちを口にして)
8777:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-05-30 18:13:22
そうなのか?でも任せとけ、俺が絶対にフィリップのことギュッて捕まえるからな!…、……俺も、フィリップのこと…大好き…
(相手の瞳を真っ直ぐと見つめながら新たな約束を口にする、そうすればこちらを包み込む相手の腕にも力が込められて約束を肯定されればふにゃりと嬉しそうに笑って踵を上げてさらに相手へと抱き着いた。過去の相手、こちらからすれば少し先の未来の相手は素っ気ない態度をとっていたらしい、今の相手からは想像出来なくて少し笑ってしまうが相手からお願いがなされると笑みと自信を顔に宿しながら大きく頷く。どんな出会い方をしたって相手は何よりも大切な相棒なのだ、絶対に絶対に相手の事が大好きで大切なのだと伝えるために歩んだ先の未来でこうやって相手を抱き締めるだろう。記憶を失う恐怖や喪失感は未来への決意が上回ってじっと相手を見つめる、すると不意に相手の顔が近づいて目をパチクリと瞬かせている間におでこに口付けが落ちた。柔らかい唇が愛おしげにこちらへと触れて離れていく感触が脳内へ伝わればぶわりと体が熱くなってしまった。感じたことのない嬉しさや戸惑いが同時に襲いきて胸がキュッと締め付けられるようでこの気持ちをどう表現したらいいのか分からない、興奮とはまた違う意味で頬を赤くしながら相手を見上げながら何とか同じ言葉を相手へと送った。あれだけ絶望に沈んだ心も相手のおかげでこんなにも暖かく強くなった、抱きつく手でギュッと相手の服を握れば「フィリップのお陰で俺、正しい事が出来そうだ。ありがとう。それと、カードのこと黙っててごめんなさい。侑斗とデネブにも謝らなきゃな」と迷惑を掛けたことを謝罪して)
8778:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-05-30 19:07:43
…ん。…良いよ、調査が終わってしまうと思ってなかなか言い出せなかったのだろう? 侑斗達もちゃんと伝えたら許してくれるはずだから一緒に謝ろうか
(あの場所にいた頃や脱出した直後は素っ気ないという表現もかなり優しい方なのだがこの相手ならばあの時のようになんだかんだ言いながらそばにいてくれるはずだ。それを実現させるためのおまじないのように或いは記憶以外の何処かに自分とのやり取りを刻むように溢れる思いのままその額に口付けを落とした。そっと離れてみると顔を赤くして戸惑う相手の顔が見れてその可愛らしさに口角が上がる。過去の相手だからこそ距離感が近くなってしまうことには気づけないまま同じ言葉を相手から送られると満足そうに笑ってその身体をぎゅっと強く抱き締めた。服を握られながらお礼と謝罪が伝えられる、軽く笑ってまた頭を撫でながら大丈夫だと告げる。幸い大変な事態には至っていない、それに侑斗のあの時の表情を見るに相手の訴えは何か響く物があったはずだ。二人で謝ろうと提案しつつすっかり相手が調子を取り戻したのを見ると「…それにこの街を守る仕事がまだ残っているからね。怪物探し、手伝ってくれるかい?」と問いかけて)
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