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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8156:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-18 12:30:27
立地?…良い作戦だぜ、相棒。また眠ってもらうか
(この船に積んでいるメモリによって誰かが泣くのも、そしてあの怪盗をこのまま泣かせ続け罪を重ねていくのも黙っていられるわけがない。相手も同じ考えらしく口端が上がるのをみれば早速行動開始だ。先程の警備員から服装を奪うのを提案してみれば相手は何かを思いついたようで目を瞬かせながら同じ言葉を繰り返す。とりあえずは相手の誘導に従い音を立てないようにしながら倉庫を出て積まれた箱の物陰へと移動する。そこでス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.が放たれて不意打ちの作戦が悪い顔と共に共有されればこちらもニヤリと片方の口端を開けてその作戦に乗ることを決める。ある程度船内を自由に動くためにも警備員になる必要がある、そのためにもあの二人には少々休憩してもらおう。この忘れ去られた倉庫であれば誰かが中で伸びていても先程のように気づかれることもないだろう。再び息を殺してス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の合図を待つ、暫くして荷物が地面に散らばる派手な音が廊下に響いた。即座に廊下の向こうにいた警備員二人が『なんだ?!』と声を上げて廊下を駆け抜けそのまま倉庫へと入ろうとする。そのタイミングでまずは後ろの一人に忍び寄って腕を引いてこちらを向かせると拳を顎にクリーンヒットさせて意識を奪う。背後の異変に気づいたもう一人が振り返る前に背後から飛びかかると腕を首に巻き付け酸素を奪って)
8157:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 13:37:56
作戦決行だ。…流石の手際だね、翔太郎。じゃあ早速お借りするとしよう
(こちらが作戦を共有すれば相手もニヤリと笑って話に乗ってくる。軽い仕込みを行ってから箱の裏に隠れるとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.が部屋の中で暴れモノを落としたりして派手な音を立たせる。その音を聞きつけ先ほどの警備員二人がやってくると半開きのドアを見てそこを覗こうと部屋に足を踏み入れた。そのタイミングで相手が飛び出して後側の男の意識を奪う。自分もその後に続いて部屋の中に入るとすぐさま扉を閉めて万が一廊下から他の者が聞きつけないよう音を遮断した。その間相手はもう一人にも手をかけ首を絞めることで酸素を奪う。抵抗を続けていた男も次第に意識が薄れ体から力が抜けていけば鎮圧に成功だ。頼れる腕前に賞賛を送りつつ床に転がった警備員を見れば早速服を脱がしにかかる。きちっとした服を着て来たおかげで上からジャケットや装備類だけを拝借するだけで済みそうで着替え終わると伊達眼鏡も外してしまう。通信機器のイヤホンも軽く拭ってから装着してみれば『B班2階客室見当たりません』などと報告が飛び交っていて「これで彼らの動きもある程度把握したり誘導も出来そうだ」と操作を確認しながら呟き)
8158:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-18 18:05:20
こういうのは俺の担当だからな。……あぁ、こいつを使いながら正体に気付かれずに怪盗ヴェントを捕まえるのが理想だな
(相手の誘導により背中を見せた警備員二人の意識を奪えば警備員の服装二着の調達完了だ、相棒に褒められればまた悪い顔をして得意分野だと返事をしておく。早速警備員の服を剥いでいくとフォーマルな服装の上に警備員の装備を身につけていく。所長が捕まった時と違い服をこの場に置いていかなくてもいいのは有難い、ジンさんから貰った高級スーツをこんな埃っぽいところに置いておくわけにはいかない。これまで散々宙を飛んだり拳を交えていることは脇において二人して警備員の服を身にまとった。相手は伊達メガネを外していてこちらもスタイリング剤で固めていた髪を少々崩して見た目の印象を変えておく、警備員の装備では顔は出てしまうが帽子は被っていてこれで少しは気づかれるまでの時間を稼ぐことができそうだ。通信機を装着すればイヤホンから現在の状況が聞こえてくる、警備員達は絶賛自分達を探しているというところか。イヤホンからの情報を頼りに怪盗を取り押さえられれば御の字だがこの閉鎖空間で何処まで上手くいくかは分からない。ひとまず相手と目を合わせて「いくか」と声を掛けると二人で廊下へと出る。暫く歩いた先で別の足音が聞こえてくると曲がり角からひとりの警備員が出てきて軽く手を挙げながら呼び止められる、声を挙げられないのをみるにこちらが偽物だとは気づいていないらしい。腕に自分達にはない腕章をしているあたりどうやら男は班長にあたる人間らしい、『この先はどうだった?』と問われれば「特に異常ありませんでした」と素知らぬ顔で答えて)
8159:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 20:00:01
分かりました。……やる事が一つ増えてしまったね。
(警備員の格好となって見た目の印象も変えて装備も整えると準備完了だ。自分達を探しているような連絡が入っているが彼らもまさか当の本人に傍受されているとは思うまい。相手の声かけに頷くと早速廊下に出て歩き始める。少ししてメインの廊下にさしかかった所で曲がり角から別の警備員が出てくる。思わず身構えそうになるが意識すれば悪目立ちしてしまう、あくまで普段通りといったように呼び止めに応じると相手が素知らぬ顔で答える。どうやら自分達と気付かれていないらしい。疑う事なく男は頷くと『ならお前達は先にレストランの警備にあたれ。上は事が荒立つ前に客に売ってしまいたいらしい』と命令を下す。この状況でも尚取引を進め資金を得ようとする態度に眉が寄りそうになるが自分達には好都合な指令だ。素直にそれに応じるとちらり相手を見てからレストランの方に向かう。途中何人かとすれ違うが疑われることなく指令を受けたと伝えると簡単に通してくれる。そうして難無くレストランにたどり着くと中には他の警備員と取引相手でもある客の姿があった。なぎ倒したはずの円卓や皿も片付けられていてディナータイムを始めるつもりらしい。彼らにメモリが渡ってしまうことも防がなくてはならない訳で眉を顰めながらぽつりと呟いた。同時に怪盗の目的を考えるとこの中に混じっている可能性は高く「行こう」と声をかけて中に入っていき)
8160:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-18 20:57:34
この状況でもメモリ売る気かよ……あぁ、メモリも怪盗もまとめて止めてやる
(角から警備員が出てきた時は肝を冷やしたものだがさも先程の倉庫を調べていた警備員ですと言わんばかりの顔をしていればすんなりと話は通る、お互いの顔や名前を把握しているほどの仲ではないらしい。報告を聞き終えた班長は自分達にレストランの警備を命じて思わず声が出そうになった。組織の関係者しか立ち入れない場所でコソコソと情報を集めていた怪しい奴がいて船内はそこそこの騒ぎになったはずなのだがこの状況でもディナータイムは強行されるらしい、メモリの売買をしなければこのクルーズツアーを組んだ意味がなくなってしまうのだろう。逆に言えばそれだけ組織にとってあの改良メモリの売買は重要な割合を締めていることになる。イヤホンから聞こえてくる音声によれば警備員は大きくレストランを警護する人員と自分達を探す人員とに分けられているらしく、レストラン側に配属されたのは好都合だ。相手と共に返事をしてチラリと目を合わせてからレストランの方へと歩き出す、レストランを前に相手が零した呟きには気合いの籠った返事をして中へと入った。レストラン内は既にディナーが始まっていて煌びやかな前菜や透き通る色のワインが卓上を飾っている。ざっと周囲の警備員を見回したが怪盗らしき姿は見つけられない。美術品の取引が始まる以上怪盗はレストラン奥のスペースにはいられないはず、きっと会場のどこかに潜んでいるはずだ。周囲を警戒するフリをして怪盗を探していればやがて前方の壇上にひとりの男が現れて挨拶をし始めて)
8161:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 21:58:50
…アレが主催者か。……?
(こちらの呟きに気合いの籠った返事がされる、注意しないとならない事は増えたがやることは変わらない。メモリを誰の手にも渡さないように動くだけだ。相手とアイコンタクトを取ってから中へと入る。辺りを警戒するふりをして辺りを見渡すが怪盗らしき人物は見当たらない。注意深く見ていれば壇上に1人の男が上がって今回のこの回の主催者だと挨拶をしている。となればこの船の中で一番位の高い人物なのだろう。主催者はグラスを手に取り皆にもワインを勧める。ウエイターがグラス持ってない者にワインを配っているが何故かちらほら警備員の一部にもグラスを勧め何人かは手にしているようだ。こちらにもウエイターは回ってくるが「警備の仕事に集中しないから」と断るとあっさりまた次の人に配りに行く。引っ掛かるものはあるもののある程度揃うと主催者が乾杯の音頭を取って皆がワインを口にする。和やかにディナータイムが始まると司会役の人物が『それでは今回こちらのツアーに参加された方にお見せしたいものがあります』と宣言する。会場は一気に沸き立ち人々の期待を感じる中レストラン奥の方から先程自分達が確認した美術品達が高級そうな布がかけられた台車に乗って運ばれてきて)
8163:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-18 22:27:26
俺も遠慮しとく。……、…
(主催者が前方に登壇して挨拶が始まる、これだけ豪華なクルーズツアーを企画し巨額の金が動くメインイベントであるディナータイムの顔役として前に立つということは組織のなかでもそれなりの立ち位置の人間なのかもしれない。日頃の感謝やらメモリの普及やらあまり聞いていて面白くない話が続く中ウェイターが乾杯用のワインを配り始めて何故か警備員にもワインを手渡している。相手が興味本位で受け取らなかった事に安堵しつつこちらもワインは受け取らずにおく、おそらく半分も開けないうちにまともでは居られなくなるだろう。やがて乾杯の声が会場に華やかに響いて食事が始まる、そして主催側も客側も待っていましたと言わんばかりの空気で会場内に運ばれてきたものに目線を注いでいた。司会者が『本日の商品はこちらです!』と声高に合図するとシルクの布が一斉に取られて煌びやかな美術品が顕になる、客は沸き立ち拍手を始めて周りに合わせて一応手を叩いておいた。早速司会者がひとつめの美術品として絵画を中央に移動させる、絵の説明がそこそこに入ったあと『そしてこの絵画と共にお買い上げいただけるのは…』と続いてメモリの説明が入る。相手が見つけた記述の通り安定性と強化を同時に実現したことを売りにすれば円卓に座る客はまた沸き立って腸が煮えくり返る。『ご自身で使うのもよし、美術品と合わせて誰かに売るのもよしさぁ皆様奮ってご参加ください』と声がかかればオークション形式で競りが始まって)
8164:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 23:25:51
…………、っ!
(メインディッシュとばかりに美術品が運ばれてくれば会場の空気は変わって客が沸き立つ。ここにいる全員がメモリの存在を良しとして歓迎する売人であることを再認識して眉を顰めたくなるがグッと堪えて表情を崩さないようにする。まずはその一つが中央に運ばれて絵画についての説明がされた後中に隠されたメモリの説明に移る。その能力の強さと改良した安定性、そして貴重なものである説明がつらつらとされてその度に円卓の客は沸き立つ。さらに煽るような言葉をかけてからオークションが始まると客はそれぞれ円卓に用意された札を上げて希望の値段を言っていく。10万から始まった金額は段々と釣り上がりあっという間に百万の桁に乗ってもまだ競りは続く、やがて三百万程度で札を上げる人が居なくなり最後の一人になると『それでは12番の方、ご契約となります!』と司会役が声を張り上げる。同じ調子で他の美術品もオークションにかけられて高値で取引先が決まっていく。大金が嬉々として動く会場に怒りを覚えていると『それでは今回の大目玉に登場頂きましょう。こちらは私達が所持するメモリの中でも一番と言えるほど強力な能力を秘めていましてまだこの一本しか製造が出来ていない特別な物になります』と天使の形をした彫刻が紹介される。組織の方も今回の一番の売りのようで強く熱弁を始めているが最後に口にしたメモリ名は例の怪盗の弟が使っていたもので目を見開き思わず相手に目を向けて)
8165:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-19 07:52:53
っ、なんだ?……さっきのワインに神経毒仕込んでやがったのか
(この街を泣かせるためだけに作られたメモリが嬉々として売買されていく、それも目を見張るような高値でだ。興奮の中オークションは進んで誰しもが沸き立つこの状況に必死で怒りを沈めながら潜伏する。隣をチラリとみたところ相手も大方同じ感情なのか真顔を保っている、人を力でねじ伏せ使用者自身も蝕むメモリがこうやって持て囃されていいわけがなかった。美術品は船を降りてから後日配送される予定のようでこの場でメモリを手に入れるわけてなさそうだ、港で船は抑える手筈だが美術品と競り落とした客のナンバーを一応頭に入れておく。そして最後の目玉商品として天使の彫刻がステージ中央に置かれる、その後中に入っていると宣言されたメモリは怪盗の弟が使っていたメモリ、すなわち怪盗因縁のメモリでこちらも思わず相手の方を見た。司会者が意気揚々とオークションを始めようとした次の瞬間、男は苦しみだしてその場に蹲ってしまう。同時に客達と数人の警備員も力が抜けたように机に突っ伏したり床に倒れたりしていって会場でまともなのは数人になってしまった。困惑していると『やっと効いてきたか』という言葉と共にひとりのウェイターが堂々と会場のど真ん中を歩いてステージへと近づいていく、そいつは先程ワインを配っていたウェイターと背格好が同じで顔には仮面を付けた怪盗ヴェントだった。どうやら先程のワインに一服盛られていたらしい、怪盗はそのまま天使の彫刻へと近づくと『メモリのリストを見た時に俺の弟が使ってたメモリだってのは気づいてた。でも、俺は同時に…そいつから目が離せなくなってた』とひとり独白を始める、そして彫刻を両手で持ち上げると憂いを帯びた表情のまま『皮肉だよな』と呟くように言えば彫刻を叩き割って)
8166:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-19 11:30:47
それを使っては駄目だ!その一線を超えたらもう戻れなくなる!
(怪盗の因縁とも呼べるメモリが紹介されると相手と目を見合わせる。強い執念を持っていた怪盗がここで動かないわけが無い、さらに警戒を強めていると司会の声が途中で途切れその場でバタリと倒れ込む。「え、」と言葉が漏れると円卓や関係者席の方からも次々と苦しむ声が聞こえ始め円卓や床に突っ伏していく。倒れた人と倒れなかった者の差がワインを飲んだか飲んでないかだと気付くのと同時に一人のウエイターがステージに向かう。それが怪盗だと分かれば息を飲むが当の本人は周りを気に留めることなく独白をしながら彫刻に近付きそれを手に取った。そしてぽつりと憂いに帯びた表情と声色で呟いたかと思えば彫刻を床に叩きつけ、真っ白で綺麗だった天使は粉々に砕け散る、その音と怪盗かメモリを手に取る動作で我に返ると急いで駆け寄り制止を叫ぶ。怪盗はこちらを見るとにやりと笑う、その顔は今まで何度も見た事があるメモリに魅入られた人のものだった。正規の購入の仕方をしてないのなら当然コネクタ手術も受けてないだろう、そんな状態で強力なメモリを刺せばどうなるかなど明らかで奪い取ろうと腕を伸ばすが軽快な動きでかわされる。暫く攻防が続くが興奮した怪盗を二人がかりでも捉えることも出来ない。やがて大きく怪盗が後ろに距離を取ると『今ならお前がこれを使った気持ち、すげぇ分かるよ。これが俺の運命のメモリだ』と誰に言うまでもなく声を上げると仮面を外し、こめかみにメモリを押し当てて)
8167:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-19 12:34:15
ッ、!やめろッ!!
(会場にいる大半の人間が床に倒れ苦しむ中でひとり悠然と立って天使の像と向き合う怪盗の姿はスポットライトも相まって幻想的とさえ思えてしまう、だが直後怪盗はその天使を床に叩きつけた。その音と共に我に返ると怪盗に向かって相手と共に走り出す、迫る二人の探偵を見る怪盗の目はもう既にメモリに魅入られた者のもので奥歯を噛み締めた。相手が腕を伸ばしそれが避けられてこちらは意識を奪ってしまおうと拳を振るうがそれもいなされてしまう、相手と完璧なコンビネーションでメモリか怪盗の意識を奪おうと動いているのにメモリを手にした高揚からか怪盗は口元に笑みを浮かべたまま二人分の攻撃を躱していた。やがて隙をつかれて探偵と怪盗に大きな距離ができる、メモリを起動させた怪盗にはもう探偵は見えていなくてきっとその視界には弟が写っていた。叫びながら手を伸ばすが間に合わない、『Arrow』のウ.ィ.ス,パ,ー.ボ,イ.スのあとに怪盗は仮面を外してこめかみにメモリを突き刺す、コネクタがなく直差しした部分からは紫の筋が伸びてたちまちその体は怪物へと変容していく。ド,ー.パ,ン.トが現れたことでようやく立ち尽くすだけだったまともに動ける警備員が動き出す、『動くな!』と叫んで銃を構えるが怪物はそれを鼻で笑って近場にあった椅子を適当に投げる。だが検討違いの方向に飛んだはずの椅子は急旋回して警備員へと襲いかかり的確に銃へと突撃して使用不可にまで追い込む。別の警備員が叫びながら銃弾を放つが手を軽く振るとメモリの名前通り光る矢が放たれて銃と警備員の肩を的確に貫いた。怪物と化した怪盗は『これが…この運命のメモリがあれば!お前の仇を打てる!』と興奮気味に叫んでいて)
8168:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-19 15:04:10
…っ、メモリの直刺しは強い力が出せる分毒素の回りが早い。手遅れになってしまう前に止めるよ、翔太郎
(ずっと探しているものを目の前に高揚した怪盗は美術館の時よりも身軽な動きでこちらの動作を避ける。やがて大きく距離を取るとメモリを起動させ仮面を外す、初めて見る素顔は仮面越しに見た悲しみの色は無く笑みさえ浮かんでいるが本当に取り戻したい表情はこれでは無い。こちらの制止も虚しくこめかみにメモリが飲み込まれていけば紫の筋が伸びて異形の姿へと変化していく。やっと他の警備員も正気に戻ったのか声を上げて銃で応戦しようとするが怪物はそれを鼻で笑う。怪盗が投げ飛ばした椅子は物理法則を無視して大きく旋回して警備員の持つ銃に襲い掛かり弾き飛ばす。さらに光の矢のようなものを生成して放ち警備員を次々攻撃して行けば一人また一人と警備員は床へと倒れる。圧倒的な力に興奮して興奮気味に叫ぶと怪物は既に神経毒で倒れていた主催者の元に向かい蹴って仰向けにさせる。そしてその腹に足を乗せると『お前が弟を嵌めたんだってな、ずっと会いたかったぜ』と言いながらグリグリと踏みつけている。メモリの力に溺れ豹変した姿に圧倒されていたがこのまま怪盗の好きなようにさせる訳にはいかない。それに直差ししたメモリは使う時間が長くなるほど毒素が体を回る。廃人になってしまう前に止めなければと相手に決意を告げると違う道を選んだ探偵として怪盗の前に立ち、疾風のメモリを構えて)
8169:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-19 17:58:01
あぁ、あいつには弟の分も罪を数えさせなきゃなんねぇ。…変身ッ!
(怪物へと化した怪盗ヴェントは襲いかかろうとした警備員を一歩も動かず近づけさせずに倒してしまう、どうやら手に持ったものと手から発射した矢を狙った場所へ正確に威力を高めて打ち出せるようだ。ル.ナ,ト.リ,ガ.ーの上位互換とも呼ぶべき能力に緊張感が募る。怪物は高らかに笑いながら司会者を人から外れた足で踏みにじる、どうやら彼の弟を唆したのはあの男らしい。つまり怪盗にとっての一番の仇だ。力を手にしメモリの直差しで正常な思考回路を失いつつある彼が行き着く先はひとつだろう。その力をもって憎むべきものを全て破壊しつくすはずだ。このクルーズ船が風の街にとっての悪の巣窟であってもそれは許せることではない。奴にこれ以上罪を重ねさせるわけにはいかず、彼の涙を拭わなければならない。相手の決意にこちらも強く頷く、怪盗に弟と同じ道を歩ませはしない。相手の左隣に立てばドライバーを腰に据えて相手と意識を繋げる、切札のメモリを構え起動させ相手と声を揃えて叫べば二つのメモリを差してドライバーを開くと、密閉空間のはずのレストラン内に風が巻き起こり二色の装甲を纏った。未だ司会者をなじる事に夢中になっている怪物に向かって走るとそのままタックルをかます。レストラン会場には組織側とはいえ多くの人と相手の体が倒れている、ここで戦っては怪物は手当り次第に他人を葬るだろう。そのまま怪物の体を抱えるとガラス窓を割って外へと飛び出す、宙に浮いた自分達と怪物の体は重力に従って甲板の方へと落ちていって)
8170:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-19 20:32:16
そんなに暴れたいのなら僕たちが相手をしよう。まずは様子見と行こうか
(この街の為に、そして怪盗だった彼の為にも止めると決意を固めれば相手も強く頷く。二人で並び立てば二本のメモリで意識が一つになるのを感じながら変身を果たした。怪物はこちらを見向きもしないがここで戦っては周りの人を巻き込むことになる。まずは彼とその仇を引き剥がし、怪物の体を抱えレストランの窓を突き破った。そのまま甲板の方に落ちていけば怪物は抵抗を始め腕を離して受身を取った。己の復讐を邪魔されて明らかに苛立つ怪物に対峙すると挑発する言葉を投げかける。とはいえあの研究報告が確かで先程の攻撃を見る限りかなり強力な能力を秘めているはずだ。早く倒さなくてはという焦りはあるがその打開策を見極める為に左を青のメモリに変えてマグナムを構える。早速怪物は光の矢を出現させこちらに撃ち込んでくる。それを風を纏った拡散する弾で打ち落としていくがその頻度や精度が高くて対応するのがやっとだ。銃撃戦を繰り広げながら「懐に潜り込みたい所だけど近付こうにも隙がない」と零して)
8171:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-19 21:33:13
必中の攻撃も喰らう側はいただけねぇな…っ、……威力と精度があがってやがる。早く終わらせねぇとマズイ
(受け身を取りながら甲板へと降り立ち相手が挑発をすれば怪物のターゲットはこちらへと向く、どこにいても正確に的を狙えるなら見えない位置にいるレストラン会場の人間だって狙える可能性もありド.ー.パ,ン.ト.の気を引き続ける必要がありそうだ。左半身のメモリを変えマグナムで拡散弾を打ち込んでみるが正確無比な矢を退けるのがやっとで攻撃に転じられない、相手が呟くのにこちらも思わず愚痴るように言葉を口にする。絶対必中の攻撃はこちらが使えば強力な武器だが敵が使えば途端に自分達を追い詰める厄介な存在だ。そうやって応戦しているとひとつの光の矢がこちらの攻撃を回り込むようにして避けて右肩へと刺さる。拡散弾の範囲を広げて応戦するがさらに別の矢が複雑な軌道を描いて今度は左脚に刺さった。ニ撃目は最初に比べると明らかに威力が増して傷口が僅かに痺れる、メモリの直差しと相性の良さが相まって急速に能力が成長しているのだろう。こうなれば時間をかければかけるほどこちらが不利になる、となれば無理やりにでもこの戦いを終わらせるしかない。即座に覚悟を決めると「捨て身でいくぞフィリップ!」と叫んでまずは左半身を赤色に染めた。攻撃を受ける回数は格段にあがるが代わりに長距離からでもこちらの強力な攻撃が怪物まで届いて距離を詰めながら甲板の端へと追い詰めていく。怪物の退路がなくなった所で右半身を銀色に変えて中距離用のシャフトへと持ち変えるとそこそこの矢を撃ち落としながらダメージも構わず怪物へと突っ込んでいく。退路を失った遠距離専門の怪物はただがむしゃらに矢をこちらに放つことしか出来なくなり一気に駆け寄れば「熱い一発おみまいしてやるぜ!」と叫ゆで左半身を短距離用である紫へと変えて)
8172:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-19 22:21:59
ッ…分かった、被弾覚悟で距離を詰める。
(向けられる矢に対応するのがやっとだったが段々とその軌道はより変幻自在さを増し被弾するようになってしまう。メモリと体がお互いに適応するようになり更に能力を引き出せるようになったのだろう。加えて威力も増してくれば防衛すらままならなくなるのも近い。左半身から覚悟の想いと共に方針が共有されるとこちらもその策にのって右のスロットを赤いメモリに変える。被弾する量は増えて痛みを感じるがそれも構わずに前進し強力な銃弾を打ち込むと怪物はよろめき後退りしていく。途中左サイドを銀に切り替えマグナムからシャフトに持ち替えると矢を弾き落としながら駆け寄りついに攻撃の手が届くまで距離を詰める。さらにメモリを紫に変えると炎を纏った熱い拳を怪物に叩き付ける。矢を繰り出すモーションをさせる前に更にもう一発叩き込めば怪物は床を転がった。人間のものとは思えないうめき声をあげる姿が感情的に弟への思いを語っていた姿と重なれば「早く終わらせよう」と相手に呟き切札のメモリをマ.キ.シ.マ.ム.ス.ロ,ッ.トに差し込む。それぞれの拳に炎を宿し「ジ.ョ.ー.カ.ー.グ.レ,ネ.イ.ド!」と声を揃えながら半身ずつの渾身の二連撃を打ち込めば怪盗は苦痛の声を上げその体が爆発を起こした。海風で煙が流され元の姿に戻った怪盗が見えるようになるが直接メモリを挿した箇所が化膿を起こしているのかそこを押さえ苦しんでいて勝利の余韻に浸る暇もなく直ぐに駆け寄る。あの時現れた紫の筋は体を蝕むように残ったままで「…恐らくこの船の設備ではどうすることも出来ない、早く地上に戻って病院に連れていくべきだ」と呟いて)
8173:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-19 23:09:09
あぁ、俺達で止めるッ!
(矢が降り注ぐ中体に痛みが走るのも構わず左半身のメモリを次々に変えながら距離を詰めていく、ついに怪物の間近に踊り出れば同時に左半身を紫色へと変えた。距離を詰めてしまえばこちらの攻撃に怪物はついてこれず、炎を纏った拳を叩き込めば怪物の体は地面に転がって相手の呟きにこちらは気合いを乗せて返事をする。二人分の想いが乗った熱い拳を声を揃えて二連撃で叩き込んだ。怪物の体は爆発を起こし風が流れていけば人間の体が見えるがいつもと違って使用者は気を失うことなくメモリの影響で苦しんでいる。駆け寄ってみればメモリを直挿しした部分が化膿していて紫の筋が侵食している、予断を許さない状況だ。最速で怪盗を病院に届けるにはハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーを使うべきだろう、ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出し機体をこちらへ呼び出しておいて次にジンさんへと連絡を入れる。船内の警備員はもう半分しか残っていない、港で警察が待ち構えていれば容易に制圧出来るはずだ。ついでに仮,面,ラ,イ,ダ,ーが先行してメモリ使用者の病人を港に運ぶことを伝えておいた。ほどなくしてハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーが到着すると「お前の体の回収は後からだ、先にこいつを運ぶぞ」と右隣へ声をかけて苦しむ怪盗の体を持ち上げる。脇に付けていた機体に向かって飛び降りると軽い衝撃に怪盗はまた呻き声をあげてこめかみを押さえながら誰かの名前をしきりに呼ぶ、きっと弟の名前だろう。怪盗を機体に乗せこちらも機体に跨りハンドルを握ると「弟のためにもここでくたばんなよ」と呟けば機体を発進させ港へと急いで)
8174:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-20 00:39:42
……あとは船に戻って僕の体を回収して証拠の山を刃.野.刑.事の元に届ければ任務完了だね
(強力なメモリを直挿しした代償は大きく、またこめかみという場所も悪くて仮面の模様のように側頭部から目元まで紫の筋が伸びている。このままではマズいと相手に伝えるとテキパキと手配が行われていく。やがてハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーが到着すると「ああ」と返事をして怪盗と共に機体に乗り込む。警備員の格好をして意識を失っていれば元の自分の体は他の神経毒を受けた人達などに紛れ放置されると思うが念の為バ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トに諸々の見張りを頼んでから港へと機体を発進させる。うわ言のように弟の名前を呼ぶ怪盗に他に道はなかったのかと胸を痛めつつ可能な限り全速力で機体を走らせた。やがて港にたどり着くと既にパトカーと救急車が手配されていて怪盗を抱え担架に引き渡すと起きた出来事と状況を手短に説明する。様態を見れば怪盗は直ぐに病院送りの判断がされてその姿を見送った。医療の場に繋げられたことにほっとするように息を吐いた。メモリで受けた傷や症状は基本的には本人の治癒能力頼りであり、回復するかは祈ることしか出来ない。だが船上よりもその回復力を高める環境にはなるはずだ。次いで自分達の正体を知らずよそよそしい刃.野.刑事達に仮,面,ラ,イ,ダ,ーとしての感謝を伝えられるとそれっぽく応じ、相手からの伝言という体で起きたことや船内の状況を説明する。証拠品が上がるからそれなりの人数を確保して欲しいと伝え、まだこちらはやる事があるからとハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーに乗り込む。バ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トの位置情報を元に自分の体の回収と船を港に付けさせるためクルーズ船に向かって来た道を折り返しつつこれからの方針を確認して)
8175:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-20 08:31:18
そうだな。メモリも回収してクルーズツアーも潰せたし、あと俺達が出来るのは怪盗ヴェントが回復するのを待つことだけだ
(怪盗を乗せハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーを走らせ港に到着した時には毒素の侵食は後頭部から目元にまで及んでいてさながら仮面のように怪盗の顔を覆う、メモリが再び彼を怪盗に、ひいては怪物にしようとしているようで奥歯を噛んだ。ここからは本人の回復力次第だ、弟の仇を追うのではなく弟と向き合うことが出来るようになるのを祈りつつ救急車に彼を引き渡した。その後はジンさんに仮.面.ラ.イ,ダ.ーとして状況説明し船内の証拠やら主催者達やらを引き取る手筈をお願いした。よそよそしい態度のジンさんと静かにしているマッキーには相変わらず新鮮さを覚えつつ再び機体に跨り船へと戻る。道中でこの後のことを共有されれば意識下で頷き答える、証拠と組織関係者を山ほど乗せたあの船を警察に引き渡せば今回の任務は終了だ。心残りは怪盗だけ、彼が無事に目を覚ます知らせを待つ他ない。やがて機体は船へと戻ってくる、自分たちを探していた警備員達はレストランからの音沙汰が無くなり異変に気づいていて装甲を纏った人影が乗り込んでくるのをみて少々抵抗はあったもののほどなく鎮圧する。武装解除させひとつの部屋に残っていた警備員達を一時閉じ込めると驚異もなくなった。これで船内を自由に歩けるだろう、静かになった甲板で「そろそろ到着だから戻っといた方が良さそうだな」と声を掛けると変身を解除する。相手との意識が途切れるとアドレナリンが切れたのか全身が痛みだして僅かに顔を顰めた。出来る限り矢は防いだが捨て身の代償はそれなりといったところだろうか。片手を柵につくと徐々に近づいて来る風.都,をいつもとは違う海風に吹かれながら見つめていて)
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ID:415c83bff 2025-03-20 09:45:02
…君も今日は帰ったら安静だからね。
(危険な潜入調査であったが殆ど目的は達成した。船に戻ってくれば最後の仕上げにと残っていた警備員も鎮圧して一つの部屋に閉じ込めた。レストランの客達も苦しんだあとに気絶した者が大半で命に関わるような症状にはなっていないようだった。あの手法ならば直接殺してしまうような毒を盛るのも容易だったはずだが動きを制限する程度の毒にしたのは怪盗の判断だ。そんな彼を怪物にしたメモリはやはりこれから街から無くさなければならないものだ。あらかたやることを済ませ甲板に戻ってくると変身を解除する。レストランで自分の体を起こすと無用になった警備員の装備を外して相手の元に向かう。甲板に佇み街を見つめる相手の右隣に並ぶと変身を解除してドライバーを外す前に感じた痛みを指摘して言葉を告げる。本当は病院で診てもらった方が良いのだろうがそれは素性を隠している以上出来ない。こういう時に二人で一人でも相手にダメージの負担を押し付けて居ることに心苦しくなって視線が下がる。帰ったら労おうと決め一緒に海から見える街を眺めていた。そうして港に船が辿り着くと一気に警察が船の中に乗り込んでくる。その中に刃.野.刑.事達もいれば初めて会ったという態度を取りながらメモリの場所や研究発表されていた場所、船内で撮った証拠写真を共有する。途中仮.面.ラ.イ.ダ.ーの手を借りたと説明すると沈静が図られたことも納得したようだ。怪盗も先程病院にたどり着いて今治療を受けていると聞けば安堵する。あとは専門の人と本人の生命力頼りだろう。『大手柄だったな』と告げる刃.野.刑事達に何か分かった時の情報共有と怪盗の容態が良くなったら教えて欲しい旨を伝え船を降りた。久々に地上に降り立つとやっと緊張も解けてきて「僕たちも帰るかい?」と相手に尋ね)
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