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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8136:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-15 17:01:29
やるな相棒。……あぁ、後はこいつん中にあるメモリを確認できれば…
(セキュリティロックを突破するのに必要なものとしてカードが挙げられれば先程眠ってもらった警備員からカードを拝借してくる、端末にカードをかざしてみたが残念ながら弾かれてしまい強行突破かと思ったが今度は相手が何か思いついたようで付属のキーボードを操作し始める。何やら通常では無い操作を行うと今度は認証の音が鳴って扉が開いた。得意げな相手に褒める言葉を送ると二人で突破した扉を開いて中に入る。思った通りそこに並んでいたのは美術品の数々だ。今日これらの品は美術品として売人の手に渡るだろう、だがその実はメモリのばら撒きだ。バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を取り出し先程の美術品リストを呼び出して周囲にある美術品と見比べれば搬入済みにチェックの入った品があって間違いはないらしい。美術品が並べられている風景をいくつか撮ったあと相手にバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を託して動画を撮るようにお願いすると近場にあった美術品を扱う為の手袋を付けて扱い易い木箱を手にする。木製ながら繊細な彫りと大粒のダイヤが飾られた箱はアンティーク度合いも相まって相当の値段するのだろう、メモリ入りとなればさらに高い値段で取引が行われるはずだ。動画を回しているのを確認してから箱を開けてみる、だが中身は空っぽで軽く振ってみても何かが動く気配はない。だがあのリストに乗っている以上はメモリが入っているはずだ。注意深く観察していると箱内部の底が見た目よりも浅いことに気がつく、箱を裏返せば底面の板に擦られたあとを見つけて確信を得た。口端を上げながら底面に指を添えてズラすように押せば指を引っ掛ける穴が出てくる、底面をつまみ上げればラ板は外れて隠されたスペースが顔を出した。そこには詰め物の中央に鎮座するメモリがあって「これで確定だな」と小さく言って)
8137:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-15 21:35:04
…ああ、これが今日取引に掛けられる予定のものだろう。…ッ、誰か来る!
(セキュリティを突破した先には思った通り美術品が丁寧に保管してあった。相手が先程のリストの中であるものを確認し、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の役割を代わると相手が木箱を開封する様子を撮影する。蓋を開けてみると中は空だったか相手は何かに気付いて底を見る、そしてその板をズラしてみれば隠されたスペースが現れそこにメモリが埋め込まれているのを見れば思わず息を飲んだ。やはり自分達の推理は正しかった。目的の一つであるメモリの所在を知ることは出来たが問題はどうするかだ。このままここで壊してしまっても良いのだがその事がバレれば船内はたちまち大混乱になるだろう。その対処に悩んでいると妙な足音がして唇に人差し指を添え静かにするように合図を送る。そのまま耳をすましていれば物音は上の方からしてだんだんと近付いてくる足音だと分かって焦った声をあげる。このままこの場所に来てしまえばこの現場を見られる上に追い詰められることになる。どうするかと必死に思考を巡らせていれば奥にこの部屋からレストランの方に持ち出す為の搬入口が見えた。そこから出れば表で準備してる人にもバレてしまうが袋小路になるよりマシだろう。警戒するように自分達の入ってきた方の扉を見ながら「ここまで来るようだったら向こうから逃げるよ」と小声で方針を共有して)
8138:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-15 23:12:49
時間があるならメモリを全部抜いちまいてぇが…ッ!……マズイ、上には…
(これで自分達はこのクルーズツアーを主催している人間が、そしてこのツアーに参加している人間が、メモリ犯罪に関わっているという確かな証拠を得た。これならばジンさんに連絡して船が戻ってきたところで一網打尽にしてもらえるだろう。ひとまず目的のひとつを果たして少々気が抜けたのも束の間、相手が人差し指を口元に当ててこちらも身を固める。確かに上の階からは足音が聞こえてきてこのフロアに来れば見つかるのも時間の問題だろう。万事休すかと思ったが相手がレストランへの搬入口である扉を見つけた、どうやら袋小路に陥らずに済んだらしい。相手に頷き返していたが直後上の階には見られてはいけないものを置きっぱなしにしていたことに気がついて顔が引き攣る、間髪入れずに上の階が騒がしくなった。上には意識を奪いカードを頂いた警備員を置きっぱなしにしていたはず、扉の前に居るはずの警備員がいなくて不審に思った誰かが中へと入ってきて異常事態を見つけたのだろう。考えるよりも先に相手の手を取ったところで上の階の足音が階段を駆け下りる音が鳴り響く、弾かれたように搬入口へと走り出すがその扉へたどり着く前にそこは開かれた。どうやら運悪く男が美術品の様子を見に中へと入ってきたらしい。男は侵入者がいることに驚き声を上げようとする、レストラン側にいる人間に自分たちの存在を知らされこの部屋で捕らえられては終わりだ。走る勢いそのまま相手の手を離すと男へ殴り掛かる、一撃で仕留めたかったが僅かに躱されてしまった。声を挙げられては終わりで隙を与えぬように次々に拳を繰り出し向こうからの攻撃をいなす、男と組み合いになった直後背後からは先程の足音が追いついて『何をしている!』と叫ぶ声が響いて)
8139:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-16 14:29:36
ッ、!こっちだ、駆け抜けるよ!
(行き止まりでない事に一瞬安堵するが相手が上の階に放置した警備員の存在を思い出す。異常に気付いた者がこちらに近づいてくる音に相手に手を取られて搬入口の方から出ようとするが勝手に扉が空いたと思えば様子を見に来た男が立ち塞がって両方が遮られる。驚き声を上げようとした男を相手が抑えようとするがある程度武術の嗜みがあるのかほぼ互角の争いをしている。加勢しようとかと思った瞬間背後から叫ぶ声が聞こえ咄嗟に振り向く。挟み撃ちにされては不味いと思った時には体が動いていて距離を詰めると並んでいる美術品を蹴り飛ばそうとモーションをかける、大事な商品を傷つけられる訳には行かないのか庇いに来れば標的を変え渾身の回し蹴りを食らわせた。続いてス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンをライブモードにして相手が対峙している男に妨害を加えさせながら壁にあったこの部屋の空調をオフにする。美術品の管理に気を取られることを祈りつつス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンが男を攻撃し防御体勢を取るために距離を取ったタイミングで相手の手を取ると搬入口からレストランの方に駆け出した。何処に逃げれば良いかなど考えられてないがここで立ち止まる方が悪いのだけは分かる。先程の男の叫び声を聞き関係者が近付いてきている状況だったがその隙をすり抜け会場を突っ切っていき)
8140:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-16 17:12:00
っ、…助かったぜ、フィリップ!
(前の男と組み合い後ろからは他の警備員が迫ってきてこのままでは挟み撃ちにされてしまう、増援を呼ばせるわけにはいかなかったがこちらは動けず代わりに相棒が動き出した。背後からは男が一発貰った音が聞こえて直後ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.が組み合う男に攻撃を加えて力が緩まったその間に男を通路の端へと追いやる、再度ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の攻撃が加えられて男と距離ができれば蹴りを入れて尻もちをつかせた。同時に相手に手を取られるとそのままレストランの方へと駆け抜けていき束の間に礼を伝える。だが組織にこちらが敵と認識された以上騒ぎになるのは必須だ、レストラン内の関係者は戦闘要員ではないのかこちらを捕まえようとする素振りを見せるものもいるが大した実力ではない。テーブルに用意されている高級そうな皿を投げて牽制しつつレストラン会場を駆け抜けていく。袋小路を避けるためにも、そして潜伏するためにも客が多い場所へ移動しようとホールへ続く廊下を目指すがそこから警備員が数人なだれ込んでくる。相手できない人数ではないがある程度の手練ならば倒すのに時間がかかってしまう、その間に敵に囲まれてしまうだろう。ならば敵を一網打尽にするしかない、相手を咄嗟に自分の背後に隠すとこちらに迫る男達を前に左腕についたス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.を構えた。しかしその矛先は男達から逸れていく、ワイヤーフックを発射させて絡めとったのはディナータイムに用意されていた円卓だ。ウィンチを巻き取る勢いで円卓をこちらへ迫る男達に叩きつけ一気に床へと沈める、男達が伸びたのをみると「走るぞ!」と声をかけてホールを目指し駆け出して)
8141:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-16 20:20:29
ああ! っ、もう全ての関係者にも情報が回ってるのか。翔太郎、上だ
(ひとまず狭い収容庫を抜け出すことが出来たが自分たちの行為は他の者にもバレてしまった。レストランの会場を他の関係者を牽制しながら駆け抜けていくがその入口から警備員がなだれ込んできた。思わず足を止めるが相手が前に出て、機転を効かせて円卓を引き寄せ男達に叩きつけた。全員がのびて道が開けると相手の言葉に強く応じてレストランを後にする。そのままホールに向かったが開けたその場所に繋がるあらゆる廊下から関係者や警備員がやってきて行く手を遮るように包囲されてしまった。恐らく船内の全ての者に敵だと認識されたのだろう。流石にこの人数差では太刀打ち出来そうになくて辺りを見渡すと吹き抜けになっている部分から上の階に移れそうなことに気付く。そちらを指差すといつでも飛び立てるように相手に抱き着いて)
8142:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-16 22:38:04
くそ、マズイな……、よし!
(騒ぎを聞きつけてやってきた連中を円卓で一網打尽にして廊下を突き進む、このまま人の多いホールに逃れ人混みに紛れてしまう作戦だったが既にこちらの特徴を共有されてしまっていたのかあっという間にターゲットとして囲まれてしまった。想定以上に情報共有が早かったらしい、大衆の目、しかも組織側の目があるところで堂々とダブルへ変身するわけにもいかず周囲を牽制するように睨んでいると相手から声がかかった。相手の指の先には吹き抜けの先の上階がみえる、こちらに相手が抱きつけばその作戦を理解して片腕を相手の体に回しもう片腕をあげてス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.を構えた。上階の壁に備え付けられた電灯を見つけるとそこにワイヤーを発射する、引っ掛かったのを確認すれば素早く巻き上げて同時に地面を蹴った。二人の体はウィンチの巻き取りに引っ張られて上階へと移動する、地面に降り立ち素早くワイヤーを外すと「このまま室内にいると囲まれる、外出るぞ」と船外を目指して走り出して)
8143:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-17 00:05:41
分かった。…、ここなら囲まれる心配はないけど数は圧倒的に向こうが有利だ。こうなった以上何処に隠れてやり過ごした方が、
(人の多いホールに出たが逆に広い場所で関係者達に囲まれる形になってしまった。このままジリジリと追い詰められる訳にも行かずに何とか突破口として上階を指差すと相手もそちらを見る。相手にしがみつくとス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.を使い電灯に引っ掛け、巻き上げれると体が宙を浮く。下から怒号のようなものが聞こえるがそのまま上の階に降り立つと相手から腕を解いて声掛けを機に走り出した。この階にいた者は全員下に行ったのか廊下は誰も居なくてそのままの船外の甲板に出る。だがその先は当然海が広がっていて逃げ場は無い。ハ.ー.ド.ス.プ.ラ.ッ.シ.ャ,ーを呼び出すにしてもここに来るまで時間はかかるはずでそれまで隠れた方が良いのではないかと考えを巡らせ意見する。だが数人の足音が一斉に近付いてくると『動くなっ!』という圧を感じる声と共に拳銃向けられ身を固めて)
8144:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-17 08:05:25
その意見には賛成だがこっからどうすっか……、…
(もうこの船内にいる全警備員が自分達の存在に気づいて追いかけてきている頃だろう、ス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.で上階へ逃げたはいいが休んでいる暇はなく下の階にいた警備員が今度はこちらを目指して上へ移動し始める。船内は不利だろうと外へ出てみたがやはり周囲からの足音は止まなくて結局止まる暇はなく甲板へとたどり着いてしまった。このまま航海が終わるまで追いかけっこを続けるのは得策ではない、相手の言うように一旦どこかへ隠れてしまう方が良さそうだ。だが動き出す前に数人の警備員が甲板へとやって来てその手には銃を構えていると動きを止めざるを得なかった。組織が仕切るこの船の上では秩序なんてものはないらしい。警備員から目を逸らさないまま次の一手を考えるがその間にも警備員はどんどん増えて逃げ場はなくなっていく、正体がバレるリスクを背負ってでも変身すべきかと考えたところで視界の端に一瞬反射光が差し込んだ。目線をやるとそこは船のさらに上部の屋根になっているところで人影が見えれば目を見張った。直後そこから何かが飛んできて軽い音のあとに甲板は煙幕に包まれる。ここはあの人影を信じるしかない、「フィリップ!」と声をかけて再び相手を抱えると視界が煙幕で完全に閉ざされてしまう前に先程の人影の背後にあった鉄塔へ向かってス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.のワイヤーを放った。相手と共に再び宙へ飛ぶと煙幕から抜け出し屋根へと降り立つ、顔を上げるとそこには先程の警備員と同じ服を纏った男がいて暫くこちらを見つめたあと走り出す。どうやらついてこいという意味らしい。相手と素早く目を合わせると追いかけるようにして走り出して)
8145:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-17 10:43:24
なに、……助けてくれて感謝するけど何者だい?
(何か策を打たなければと考えるも答えが出る前に警備員が数人やってきて銃を向けられる。生身ならともかく銃を持っているなら下手な行動は取れない。変身するという手もあるが四方八方を囲まれた状態で片方が無防備になるのも得策ではないだろう。ジリジリと追い詰められる中相手が上を見上げたかと思えば突然煙幕が炊かれて驚きの声があげる。相手から声が掛かって抱えられると何が何だか分からないがその体に抱き着く。ワイヤーを発射する音が響き体が宙を浮くと今度は屋根に降り立った。そこには警備員の格好をした男がいて一瞬身構えるも敵意のようなものは感じられずこちらをじっと見ると走り出した。その意図を確認するように相手を見れば目が合って意見の一致を確認すれば男に続いて走り出す。本来人が通る場所では無い所を渡り強い風に煽られながら開けた窓から船内に入る。そこは食料や備品を積んで置く為の部屋のようで埃の様子から今は殆ど使われていないのが分かる場所だ。ここならば暫くは彼らの追跡を逃れそうでひとまず目の前の男に礼を言うのが同時にその正体を問う。背を向けていた男が振り返るとその顔には見覚えのある仮面をしていて「怪盗ヴェント!」と声を上げる。その言葉に怪盗はにやりと笑って『何か船内が騒がしいと思ったらまさか探偵君達がいるとはな』と告げて)
8146:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-17 13:10:55
やっぱりお前も乗ってたのか。…そこには感謝するが、なんで俺達を助けた
(深く考える時間もなくそれこそ探偵の勘に従って人影の方に向かってワイヤーを伸ばして宙へと逃れる、警備員の格好をした男が走り出せば相手と同時に目を合わせて同じ意志を共有すると男を追いかけた。風に煽られ飛ばされないように身を屈めながら走っていけば男は開けっ放しの窓の中に飛び込んでいき自分達もそこへ続く、飛び込んだ先はどうやら使われていない備蓄倉庫のようで一気に周囲は静寂に包まれた。相手が正体を問えばその顔には見知った仮面をを着けていて薄々あたりのついていた正体に軽く息を吐いてから鋭い目線を向ける。怪盗を捕まえなければとは思っていたがまさかこういう形で出会うとは思わなかった。埃っぽく狭い室内で先程とはまた違う緊張感が走る、怪盗はため息をつくと『助けてやったのにその態度か』と悪態をついている。怪盗ヴェントの表情は仮面も相まって全く読めない、ひとまずこちらに敵意はなさそうだがそうなれば次の疑問が浮かんできて手を出した理由を尋ねる。すると怪盗は『そんなのメモリをこっそりいただこうとしたらどこかの誰かさん達が大騒ぎしてそれどころじゃなくなっちまったからだろ』とわざわざ鼻で笑っていて)
8147:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-17 15:12:04
君の立場ならその方が好都合だと思うのだけど。
(助けてもらったお礼は伝えるものの硬い対応をしていれば怪盗はため息をついた。この船に乗り込んでいるだろうと推測はしていたが今回も警備員に変装していたらしい。相手が詰め寄るように問いかけると不服そうに或いは楽しそうにも見える表情でこちらを助けた理由を明かす。だがこっそりメモリを盗み出すのが目的ならこの混乱に乗じた方が成功率も高く楽なはずだ。その事を指摘すれば怪盗は何とも言えない笑みを浮かべて誤魔化そうとする。やはり一筋縄ではいかない何かを抱えているようだ。以前美術館で聞いた発言と今回あの部屋で見つけた内容、そして今もこの船に潜入して自分達を助けたことを考えると自然と一つの仮説が浮かんで怪盗の方を見る。そして「もしかして君は…改良前のあのメモリ達に起きた件に何か関係があったりするのかい?」と問いかけてみると怪盗は画面越しでも分かるくらい顔を固くして動揺を示し)
8148:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-17 15:56:25
な、…お前がメモリを使ってるようには見えねぇ。ってことは…近しい人間がメモリに関わってたのか?
(三人以外が立てる音しか響かない空間で互いを睨み探り合う、怪盗はこちらが騒ぎを起こしたせいで助けざるを得なかったと馬鹿にするよう言っていてその言い草に眉を顰めていたがすかさず相手がその矛盾を問いかけた。怪盗にとって探偵二人はどうとなっても良い存在のはず、それならば囮代わりに騒がせておけば良いのに何故か怪盗は二人を助けたのだ。どうやら怪盗は仮面に表情を隠してこの場を誤魔化そうとしたがその前に相手が事実を繋げて仮説を問いかける、すると怪盗は見るからに動揺して相手の仮説が正しいのだと証明した。怪盗ヴェントは強い信念をもって動いているのに同じく組織を相手取っているこちらには手を出さず、しかし特定のメモリを探している。美術品に隠されたメモリが過去警察沙汰になるような事件を引き起こしたメモリの改良版ならば怪盗と因果があるのは過去に起こったメ.モ,リ,犯,罪.ということだろう。だが冷静に動く怪盗に毒素が回っているとは思えずその因縁は怪盗の周囲にあったものだと推理をぶつけてみれば、彼は大きく呼吸をしてひと時の静寂が流れた。そして『弟が、メモリの売人だった。あいつ自身もメモリを使ってて最後には派手に暴れて死人も出た。……俺はあいつが暴れる前日に相談を受けてたのにあいつの様子に気づけなかった!ずっと一緒にいた兄貴なのに』と感情を顕にして経緯を語る。怪盗は拳を強く握りながら『俺はあいつを狂わせたメモリが許せない。だから全てをぶっ潰しにきた』と続けて)
8149:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-17 18:05:51
…そうか、君が出している予告状は警察に向けた物ではなく組織に向けた物だったのか。人の注目を集める形で特定のメモリだけを狙えば組織だけに分かる強いメッセージになる
(こちらが仮説を投げかけると怪盗は動揺を示す。手当り次第に盗むのではなく特定のメモリだけを狙い、目立つように犯行を行うのなら何かしら強い信念や動機があるはずだ。それに結びつくこととして過去のメ.モ.リ.犯.罪を上げると相手が続いてその対象を推理して問いかける。すると怪盗は大きく呼吸したかと思えば今までで一番感情を露わにして声を荒らげた。拳を握る姿も少し俯いた顔も強い執念と覚悟を感じられるもので彼はその一心で今まで盗みを働いてきたのだろう。怪盗がメモリの販売が中止になった当事者の兄と分かれば今まで謎だった疑問の答えも解ける。今まで何故こっそりとメモリを盗み出さないかと考えていたがアレは組織への犯行予告であり、恨みや復讐心を突き付ける行為だったのだろう。自分たちを助けたのも方法は違えどメモリの流通を阻止しようとしていたから、といった所だろうか。怪盗もまた間接的なメ.モ.リ.の被害者であることに何も言えなくなるがそうなるとまた一つ別の疑問が生まれた。警戒の色を解いて伺うように怪盗を見ながら「だけどその前言っていた特別というのは…」と伺うように尋ねると『弟が持っていた手帳に人にはそれぞれ相性の良いメモリがあって自分もそれを見つけたと書いてあった。…だから俺も、全てを潰す為に運命が必要なんだ』と低い声で返答がされて)
8150:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-17 19:39:58
相性の良いメモリ…俺にとってのジ.ョ,ー.カ.ー.メ.モ.リ.みてぇなもんか……弟が暴走したのがメモリのせいだって思う気持ちは理解出来なくもねぇ。でもあんたの弟はメモリの売人でメモリを使って死人まで出した、間違いなくこの街を泣かせて数えるべき罪がある。弟さんが亡くなるべきだったとは言わねぇがあんたは弟の罪を見ないフリして、しかも弟と同じ道を行こうしてる。そんな奴に俺達は協力できねぇ
(相手とこちらで繋いだ推理を怪盗へとぶつければようやく仮面の上からでも分かるほど感情を顕にして強い執念の理由、弟のことを語り始める。怪盗ヴェントもメモリによって泣いた人だったのだ。さらにそれを聞いて相手が彼が【怪盗】という形を取った理由を推察する、まるで小説のように予告状を出し華麗に美術品を盗み出していたのも注目度をあげることで組織に圧力をかけるためだった。敵対の空気が薄れてきた中相手が美術館で怪盗が呟いていたことを問いかける、相性の良いメモリというのには覚えがあってチラリと内ポケットの方を見た。あの夜に相手に6本のメモリを見せられた時にこの紫のメモリに強烈に惹き付けられた記憶が鮮明に残っているが、それが相性が良いというものなのだろうか。怪盗は『結局弟は護送中に不審死した、組織に始末されたんだ!…お前らもこんなとこまで来てるってことはメモリ作ってるこの組織に同じような恨みがあるんだろ?なら、手を組まないか?』と持ちかけられた。メモリに、ひいては組織に大切な人を奪われた記憶は持ち合わせている。そして何より大切な相棒で恋人が危険に晒され今も狙われている状態だ。だがそれでも怪盗ヴェントの考えには同調することが出来なくて誘いを断って)
8151:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-17 21:00:25
…僕達も確かにメモリも、それを作っている組織も無くなってしまえば良いと思っているけど今日ここに来た理由は復讐じゃない。これ以上メモリの被害で街もそこに住む人も泣かせない為だ。君も憎い気持ちは分かるがこれ以上罪を重ねるべきじゃない
(怪盗は弟を亡くした恨みを組織に向けている。だがその方法が予告状を出してメモリを奪うことに留まらず運命のメモリを見付けて力を得るとなれば自分達も見過ごせる物では無い。怪盗は感情を昂ったまま言葉を続け手を組むことを持ち掛けてくる、怪盗の境遇に重なる所は確かにあるがこちらが何かを言う前に相手がキッパリとその誘いを断る。相手の言う通りメモリを手にすることは弟と同じ道を進むと言うことだ。小さく息を吐くと再び怪盗を見る、そして彼と自分達の違う点をあげていく。ドライバーを使って体に害を及ぼさない形であることを除けば自分達もメモリの力を使っているようなものだろう。だがその目的は組織への復讐ではなく罪を数えさせて最悪を防ぎ、何より大切なこの街とそこに住む人を守るためだ。力のまま恨み辛みを晴らす為じゃない。そちらの道に進むべきではないとハッキリした口調で答えると怪盗は強く唇を噛み締める。更に言葉を続けようとした所で倉庫に繋がる扉のさらに奥の方から誰かが大声で指示を飛ばしているのが聞こえる。恐らく逃げた自分達を総出で探しているのだろう。思わず身構えていると怪盗はまた警備員の装備を整えてから『ここは滅多に使われてなくて存在すら忘れられてる場所だからよっぽど時間かけない限り探しに来ないはずだ。探偵君達はここでじっとしてな』とこちらの言葉に返答はせず先程入ってきた窓枠に足をかけていて)
8152:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-17 21:39:15
っ、待てッ!……、ンのやろ
(こちらが怪盗の誘いを断れば相手は怪盗との違いを挙げていく。組織を潰したい気持ちも同じ、大切な人を亡くした事実も同じ、その為にメモリの力を行使するのも同じだ。自分達探偵と怪盗が違うのはその先に掴み取る未来が復讐か罪を数え街を守る事かの違いだろう。その少なくて決定的な違いは自分達が決して譲れないものでおやっさんから受け継いだ魂そのものだ。並び立つ相棒が考えることはやはり同じらしい、相手の言葉を聞き終え小さく笑っていると突如倉庫へ繋がる扉の向こうに人の気配がした。一瞬そちらに気を取られた隙に怪盗は捨て台詞を置いて窓枠に足を掛ける、ここで怪盗をいかせれば美術品の中から運命のメモリを探すに違いない。咄嗟にス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.のワイヤーを放って足を絡め取ろうとするがその前に怪盗は窓から出ていってしまった。代わりにワイヤーは窓のフレームに当たってカンッと高い音が鳴る。悪態をつくと同時に扉の向こうから『今こっちからなんか聞こえてこなかったか?』と会話する声が聞こえた。この狭い場所で見つかるのはマズイ、咄嗟に相手の手を引くと機材に掛けられた布の下へと二人して滑り込んで相手を庇うように後ろから抱き締めると相手の口を手で塞ぐ。入ってくる足音はどうやら二人だけだ、なんとかそのままやり過ごそうと息を殺していて)
8153:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 00:05:00
っ、……。………
(向かう所が違う以上彼の話には乗れない。そして真意を聞いたからこそその行動を止めようとするが扉の向こうから音がして気を取られている内に怪盗は窓枠から再び屋根に登ろうとする。咄嗟に止めようとするが相手の放ったワイヤーでもその足を捕らえることは出来ず寧ろフレームに当たって高い音を立ててしまう。その音は外にも響いたのか扉の向こうから怪しむ声が聞こえると冷や汗が伝う。窓から二人出るには時間が無いと慌てていると相手に手を取られて近くにあった機材の下へと隠れる。狭いその空間で身を寄せ合い密着した状態で口を押さえられ息を潜める。その足音は側まで近付き扉が開かれる音と廊下側から光が差し込むのを布越しに感じると体を強ばらせる。足元の主は部屋の中に入ってきて辺りを探すように動く。『こんな部屋あったんだな』『というか何で窓が空いてるんだ?』などと会話する声が間近で聞こえるとバレてしまうのではないかと心臓の音が早くなる。無意識に相手の腕を掴んで息を殺しながら探るような音と気配を耐え忍んでいれば『さっきの音は風の音か何かだろ』と一人が結論づける。もう片方は『まあそうだよな…』と少々納得の言ってない様子だがその言葉通り段々と気配と足音は離れていく。何も感じられなくなって少ししてから「…行った?」とごくごく小さい声で囁くように問いかけて)
8154:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-03-18 07:51:43
……みたいだな。俺達の身の安全を考えりゃここに籠城すんのが安全だが、あいつがメモリを探すってんなら放ってはおけねぇな
(埃の被った布の下に滑り込み二人で身を寄せあって息を殺す、扉の向こうにいた声はやがて倉庫へと入ってきて足音が近づいてきた。二人の警備員の会話がすぐ側で聞こえる、自分と相手の心音がよく伝わってきてこの音が外に漏れているのではないかと錯覚してしまう。万が一の時は相手を置いて外に飛び出す準備をしつつなるべく息をしないように潜伏していたが二人の警備員は気のせいだろうと結論付けてやがて部屋の外へと出ていった。扉が閉まり足音が遠ざかったところで漸くまともに息を出来るようになってこちらもごく小さな声で返事をする。甲板から上空に逃げたのだから暫くはこの周辺も警戒が強そうだ。一度あの警備員達がこの忘れられた倉庫に入ったことで再び誰かが来る確率は低くなり隠れ場所としては絶好のポイントになったわけだが怪盗の目的を知った以上このまま息を潜めてクルーズが終わるのを待つわけにはいかない。だがこの倉庫を出れば直ぐにまた囲われてしまうだろう、安全に美術品の元に戻る方法を考えていれば「何処まで通用するか分かんねぇけど、さっきのヤツらから装備奪って俺達も警備員に紛れてみるか?」と提案し)
8155:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-03-18 11:23:26
…そうだね、僕達が止めなければ。ああ、近づくにはそれが一番だ。せっかくならこの立地を使わせて貰おうか
(二人で息を殺して潜伏していれば足音は遠ざかっていく。何も音がしなくなってから相手に問うと同意の返事が返ってきて警戒を解くように息を吐いた。一度巡回済になったこの場所ならば潜むのに最適だがあの話を聞いた以上見逃すわけにはいかない。これ以上被害を出さないためにも、そしてこの街の住人でもある怪盗がこれ以上罪を重ねないためにもだ。相手も同じことを考えたようでリスクを承知で美術品の元に戻る策を提案されると軽く口端を上げながら賛同を示す。この姿で覚えられているなら変装するのが手っ取り早いだろう。そして良い案が一つ浮かぶと早速布の下から出てきて周囲に物音がしないのを確認してからそっと扉を開ける。廊下には人影はないがその奥から先ほど二人だと思われる会話が聞こえてくる、丁度倉庫の近くに放置された備品の様な箱が積みあがっているのが見えれば相手を招いてその裏に隠れる。そしてス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンをライブモードにすると先ほどの部屋に侵入させ「今からわざと音を立てるから奴らをおびき寄せるから部屋に入ったタイミングで背後から襲いかかって身ぐるみを剥いでしまおう」と悪い顔と共に作戦を共有して)
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