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相乗りで何処までも 【 〆 】/7475


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自分のトピックを作る
7405: 探偵 [×]
2024-12-14 09:53:17


………、…レオ、
(いつも通りに先程の会話を、レオに言われた言葉を、こんなおかしな事を言われたのだと相手に伝えればこの場は収まる。しかしレオに言われたあの言葉をおかしな事とは思えない自分がいる、つまりは相手の言う通りやましい気持ちがあるのだろう。相手にレオとのやり取りを知られたくない、その理由にたどり着けば全てが終わってしまうのは分かっていて、しかし彼への気持ちは止められなくて、結局は相手を振り払って部屋を出ていってしまう。相手が自分を呼ぶ声はいつも心地好くてこの胸を満たすもののはずなのに、今は別の人物の声が自分の名前を呼ぶのを待ちわびていた。ひとり部屋に残された相手のもとへ所長がやってくると相手の様子に何があったかを察して心配そうに相手の顔を覗き込む。やがて目が合うが様々な感情が、それも悪い方向への感情が入り交じるその瞳に一度目を伏せるも、すぐに所長は相手を見つめて『依頼が来てる以上翔太郎くんと一緒に事件を解決する以外にないじゃない。翔太郎くんと連絡を取るか…あ、今度は翔太郎くんを尾行するとか?どっちにしろあんたたちは二人で一人の探偵なんでしょ?あーーー私もレオくんと二人で一人になっちゃったりして!キャッ!』と最初こそ真面目に相手を励ましたものの話しているうちにレオに気を奪われていっていた。一方で探偵は漸くひとりになってポケットの中を探って渡されたものを取り出す、そこには折りたたまれたメモ用紙があって広げてみると『桜井玲音』という彼の本名と電話番号が書かれていた。ガレージに乗り込む前になんとしても突き止めてやると意気込んでいた情報なのに今は彼の本当の名前を知ることができて、それを明かされた事がたまらなく嬉しくて思わずひとりでニヤけてしまう。早速書かれた番号に電話をかければ数コールもしないうちに電話が取られて渇望していた彼の声が聞こえてくる。胸が華やぐのを感じながら「待たせたな、今から会えねぇか?」と誘ってみれば直ぐに了承の返事かされてガレージよりもう少し奥まった場所にある遊歩道で落ち合うことか決まると弾む心を抑えられないまま待ち合わせ場所へと向かう。遊歩道につけば既にレオは到着していて声をかければそのまま二人で人気のない、しかし木漏れ日の心地好い道を歩き始めて)


7406: 検索 [×]
2024-12-14 11:43:57


……、そうだね。僕は探偵だから、調査しないと。
(制御出来ない感情で縋るように所長に問いかければ真面目な返答がされるがあの男の名前が出てくれば身を固くする。相手だけでなく所長も男の味方なのだと分かればあまりの状況に逆に乾いた笑いが零れた。様々な感情が消化しないまま増幅して頭がいっぱいになれば逆に麻痺したように冷静になってきた。どちらにしても依頼を受けた以上探偵としてこの自体を解決しなくてはならない。この街を泣かせたくないと教えてくれた人が違う人を選んだとしてもだ。自分に言い聞かせるように口にすれば「アキちゃん、僕も調査に行くよ。…それとまたレオ様に呼ばれることがあったら連絡をくれないかい。僕も興味があるから」とそれらしい笑みと主に思ってもない事を告げると自分もガレージを後にした。ひとまず原因を調べるためにも情報が必要だ。情報屋の皆に連絡を取って知っていることがないかと尋ねる。返ってくるのは軒並み依頼人の彼女から聞いたことに近い中身やかなりの人数を魅了していること、会う度にその傾向は強くなっていくことなどだ。その度に『翔ちゃんじゃなくてフィリップくんが聞いてくるなんて珍しい』と言われ、やはり相手が宣言した情報収集をしていない事実に胸が痛むのを曖昧な笑みで流した。そうしていると女子高生二人からもしかしたら、という情報を聞けば時間を取ってもらってすぐに話を聞きに行く。どうやら二人の同級生にも最近学校に来なかった人が居るらしくレオ様という人物を推してたらしい。『なんかレオ様のお気に入りだって自慢してたんだけど、急に体育の途中に倒れちゃって今も入院中なんだって』とエリザベスが語るがお気に入りという単語にぴくりと反応してしまう。あの距離感は男にとって相手はお気に入り、なんだろうか。そのまま考えていれば『フィリップくん、怖い顔してる』とクイーンに言われてしまい思わず顔を上げた。無意識に表情に出てしまってたようだ。また笑って見せようとすれば頬を摘まれて『私この子の連絡先知ってるから話が聞けるか聞いてみる。』『フィリップくんにこんな顔させるなんてしんじらんなーい!今度翔ちゃんにいっぱい文句言うから!』と言ってもない状況を察したのかそれぞれ慰めてくれるのが暖かくて少しだけ表情が緩んだ。「ありがとう、二人とも」と返すとクイーンが入院している子に連絡をとってくれるのを見守りながらSNSなども当たってもらって情報を集めて)

7407: 探偵 [×]
2024-12-14 13:01:57


___あぁ、俺はこの街で探偵しててな。あそこには世話のかかる仕事仲間を探しに来てたんだ
(レオと二人で穏やかな木漏れ日の中で他愛のない話をしながら歩く、ただそれだけで胸は華やいで彼に名前を呼ばれる度に意識しなくとも顔には笑みが浮かんだ。そんな時間を過ごしていたのは、過ごしたいのはひとりだけだったはずなのに、目の前にいるレオが放つ眩い光が全てを彼で塗りつぶしていく。穏やかな時間を過ごしながら所長のことを話していれば『もうひとりの方は?』と問いかけられる、相手の事を問われた時その返事はいつも同じだった。だがレオに対して、今この胸を焼く男に向かって、自分にとって特別な人間がいるのだと口にはできなかった。むしろその特別な人間はもはや、とまで考えて無理やり思考を中断して上手く回らない頭で「あいつも仕事仲間だ」と相手のことを称してしまった。相手を相棒と言えなかったことに自分で酷く動揺していると『それじゃあ俺が君の隣にいても構わないんだ』と甘ったるい声と共に手を繋がれてしまった。思わず目を見開いてレオを見つめる、しかしその手を振りほどくことはできなかった。二人でまた歩き出そうとする、しかし体が重くて足が絡まり躓きそうになってしまった。地面に倒れてしまうかと思ったがその前にレオがこちらの体を捕まえる。『大丈夫かい?』と問われて顔を上げると彼の顔は間近にあった。穏やかに差し込む光に照らされたレオの顔から目を離せなくなる、レオもこちらを見つめていて吐息が頬を掠めた。その瞬間に、どちらからともなく顔を近づける。心が通じ合うままに身を任せようとしたが既で彼の肩を掴んで動きを止めた。その瞬間に、懸命に気づかないフリをしていた、そんなはずないと言い聞かせていた気持ちに気づいてしまう。一度認めてしまえばもう気持ちを止めることはできない、だがその為にはケリをつけなければならない事がある。レオを見つめると「ちゃんとケリつけて、もう一度お前のとこに戻ってくる」と告げればまた会う約束をしてから一度レオと別れた。いつもより早い歩調で歩きながらス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出すと『情報を手に入れた。お前と話したいことがあるから事務所に来てくれ 』と相手にメッセージを送って)


7408: 検索 [×]
2024-12-14 13:43:57

……! 二人とも協力ありがとう。この礼は今度させて貰うよ。
(クイーンに入院中の子に連絡を取って貰い電話で話を聞く。彼女も同じくレオ様に熱狂していて、毎回呼ばれる度に向かっていたらしい。次第に会が終わったあとにも呼ばれるようになってデートをしたりしていたが毎回会った後は酷く疲れ始めたという。『なんで私を選んでくれたの、って聞いたんです。そしたら若くて元気そうだからって言われて。…すて最後に会った日ぽつり“これまでか”って呟いたかと思ったら、あの人は化け物になって…!』と感情の昂った声が聞こえた。病院では過度な疲労による幻覚と判断されたらしいが今までの情報をまとめればメモリならびにド.ー,パ.ン,トである可能性が非常に高いだろう。会場で感じたあの妙な感覚が体力や生命力と呼ばれる物を奪い取ったものなら辻褄が合う。貴重な証言に礼を言うと『なんであの人にあんなに夢中になっていたのか、今は分からないです…。もし同じ被害にあってる子がいるなら助けてください』とあってあの男の名前と連絡先を教えて貰う。これで地.球,の.本,棚で絞ればあの男のこともメモリの手がかりも掴めるかもしれない。電話を切ってクイーンに返してこちらにも礼を言っているとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンがメッセージの通知を伝える。そこに添えられた相手の名前に心臓が強く跳ねた。何が書いてあるのか見たい気持ちと見たくない気持ちが争うも意を決して中身を見れば新しい情報を手に入れたという内容だ。別口で情報を集めたのかと一瞬期待しそうになるがあの部屋の会話がフラッシュバックしてすぐに冷める。だがどちらにしろ今得た情報を共有してもう一度相手と話さなくてはならないだろう。二人に礼を伝えると心配そうな顔を向けられるが「大丈夫だから」と返して喫茶店を後にした。様々な感情が渦巻く中事務所に戻ってきたがまだ相手の姿は無い。そのことに何故か安堵した自分に驚きながら近くのソファーに座って落ち着かない様子で相手を待って)


7409: 探偵 [×]
2024-12-14 14:14:31


…戻ってたのか。これ、レオの本名と連絡先だ
(全てを決意し事務所の階段を登って扉を開ければ相手はソファに座っていて短く声をかける。扉を閉めてハットを脱ぎ、いつもならば金具へかけに行くところだが今日はハットは手元に残したままだ。ポケットからメモ用紙を取り出すと相手の目の前に置く、それはあの時レオに手渡されたもので本名と連絡先が書いてあるものだったが既に相手が手に入れている情報と同じだった。話の本題はここではない、軽く息を吐くと相手の方を見る。彼のことが脳に強く強く焼き付いて離れない、それこそほかの全てを灰に帰してしまうほどにこの身を焼かれもうどうしようもない。彼と一線を超えるには今の関係に精算が必要だ。ハットを胸にあてると相手の方に体を向ける、そして「お前とは相棒としても、恋人としても少なくねぇ時間を過ごしてきて、楽しかった。でも、…この気持ちを隠したままなのはお前にも、あいつにも誠実じゃねぇって思ったからここに来た」と告げれる。この一言で全てが終わってしまうことが分かっていても気持ちは全く止まる気配がなくてゆっくりと呼吸したあとに「俺は、桜井玲音のことが好きだ」と今胸に宿る気持ちを相手へと明かして)


7410: 検索 [×]
2024-12-14 14:46:26

…もう知ってるよ。 ……ッ、……被害者の話を聞いてきた。君のその感情は恐らくメモリによるものだ。 偽物なんだよ、ッだって、今まで何度も約束しただろう、
(そのまま相手を待っていれば扉が空いて相手が入ってくる。ハットを置くことなく渡されたメモ用紙は既に調べた情報で一応受け取りながら短く返した。相手がこちらを向く、その表情に嫌な決意を覚えて無意識に呼吸が浅くなっていく。今すぐ逃げてその先を聞きたくないのに体が動かない。目が合ったまま自分ではなく他の人への特別な好意を口にされると一瞬その音声は分かるのに言葉の意味が分からなかった。相手は何を言っているのだろう、それでも数拍置いてその意味を理解してしまえば自分の一番根っこの大事な所にヒビが入ったのが音がした。こんなにも自分は相手が好きで、相手も同じであったのにその気持ちが他の人に向いている。そう思うだけで大きく瞳は揺れ顔を酷く歪む。だがその原因は分かってる。酷く動揺しているのに乖離したような妙な冷静な自分もいて、さっきまで調べたことを相手に伝える。相手が強くあの男に惹かれているのはメモリの能力のせいなのだと事実を、あるいは自らの強い願望を訴えて相手の言葉を受け入れない姿勢を取れば揺れる瞳でじっと相手を見つめ、今までの何度も重ねてきた大事な約束を持ち出して)

7411: 探偵 [×]
2024-12-14 15:16:26


……さっきレオと会ってきた。それで確信したんだ、俺はあいつの隣に居たいって。この気持ちは本物だ。今まで……お前とは最期まで一緒だって、言ってきたけど…あいつへの気持ちを抱えたままお前の隣には居られねぇ
(自分の本当の気持ちを、強い光に焼かれてしまった想いを、正面から伝えれば相手の顔が悲痛に歪んで思わず目を逸らしてしまう。だがこれはやらなければならないことだ、相手は確かに大切だが今はもっと大切な存在がいる。相手は冷静に自分の調査結果をこちらへと伝えて、しかしこの想いがメモリによるものだと訴える。だがその言葉を聞いても気持ちが揺らぐことはなくて静かに相手を見つめる。今まで互いへの想いをメモリによって捻じ曲げられたことはあったがその度に互いの声で、言葉で、絆で、捻じ曲げられた想いを引き寄せ取り戻してきた。だが今はこれが間違った想いかもしれないなんて微塵も思わない、レオへと気持ちが真っ直ぐと向かっている。それがより強い暗示のせいだとは気づけないまま相手が約束を持ち出すと目線を伏せる。あの夜から始まって何度も誓いあいより強く深い意味を持っていった相手の隣にいるということ、相棒であるということ、そして恋人であるということ。だがレオへの想いは消えそうにない、もはや相手の隣を望んでいない自分に気づいてしまった以上関係を曖昧にして隣に居続けることなんて不可能だ。もう決まったことなのだとでも言うように冷静なまま相手に向かって頭を下げると「俺と別れてくれ」と口にして)


7412: 検索 [×]
2024-12-14 15:45:54

…ッ、そうかい。 僕じゃなくとも都合の良ければ君は誰でも良いのか、 ずっと君と同じ気持ちのつもりだったけど、君の気持ちはそんな物だったんだね。
(何度も何度も特別だと言って世界で一人だけだと語ったのに相手は他の人が良いという。それはメモリの能力のせいだと分かっているのに誰よりも大好きで大切な相手の声がそれを否定して何度も胸の柔らかいを突き刺す。痛くて辛くて冷たいのに涙が出ない。自分の傍には居られないと告げ、こちらに別れの言葉と頭を下げるのを見れば一気に感情が昂って目の前が真っ白になった。相手の意志は硬い、もう何を言っても響かないだろう。諦めの気持ちは乾いた言葉となって零れた。悲痛に歪んだ顔で相手を見る、自分は好きだと行かないで欲しいと言えばいいのに相手の言葉を悪いように捉え酷く痛む胸は相手を傷つけようと嫌味な言い方で責め立てるように言葉をぶつける。本当はそんなこと思っていないのに止められなかった。ひとしきり声を荒らげると「…なら、僕との相乗りをやめるってことで良いのかい?」とまともではない思考のままきっと最後になるだろう問いかけをして)

7413: 探偵 [×]
2024-12-14 16:45:23


っ、レオは都合のいい奴なんかじゃねぇ!お前だって、そうだったけど……俺はレオの隣にいてぇんだ。大切にしてぇんだよ!
(強すぎる光に焼かれてしまった脳は、瞳は、体は、相手をきちんと捉えることができない。この話をすれば相手を傷つけることも十分理解していたが、かといって自分の本心を隠して相手と共に居ることもできないだろう。頭を下げていれば相手から返事が返ってくるがその声色はあまりにも冷たい、当然のことをしているのだから甘んじて受け入れるしかなかったがレオのことを悪く言われるのは我慢ならなくて思わず顔を上げて反論する。顔を上げた先にあった相手の顔は悲痛に歪んでいて胸が痛む、自分がそうさせているのに狡い感情だ。相手のこんな顔は見たくなかったはずなのに、いつも無邪気な笑みで、時には悪戯な顔で笑っていて欲しかったはずなのに、今その熱量は全てレオに向かってしまっていた。相手から最後の問いかけがされるとその答えは決まっているのに瞳を揺らしてしまう。自分達の始まりの契約、ここまで続いて、一生続けるはずだった相手との繋がり。だがここまで深くなってしまった関係で誰かに罪を数えさせる時だけ相手の力を半分借りるだなんて、そんな都合のいいことは出来ない。ゆっくりと呼吸をする、相手を真っ直ぐと見つめると「あぁ。お前との相乗りはここまでだ」と最後の返事をして)


7414: 検索 [×]
2024-12-14 17:27:36

……分かった。 ………これ、君の分も含めて処分しててくれ、もう要らないだろう
(感情が昂るままに言葉をぶつけていたがこんな時でも相手は男を庇っていて体の芯から冷えていく心地がした。相手との別れなんて到底受け入れられる訳ないのにそれ以上に相手が他の誰かへの好意を向けることに耐えられない。もうこれ以上聞きたくなくて最後の、自分との関係の全てを賭けた問いを投げかければその瞳が揺れた。この世に及んでまだ相手が違うと言ってくれることを期待していたがそれでも相手が自分でない物を選ぶのだと答えれば心の中で何かが致命的に折れてしまった。静かに、短くそれを受け入れる返事をすればそれ以上は何も言わずに横を通り過ぎてガレージに向かう。隠し場所からロ.ス.ト.ド,ラ.イ.バ,ーを引っ張り出してくれば手に持ったまま事務所に戻ってきて、そのまま外に出ようとする。だが相手の横を通り過ぎる際一つ思い出したことがあれば立ち止まってポケットから藤色のお守りを出す。初めて行った旅行と2回目に行った温泉街への旅行でお互いを守ると思いを込めて送ったお守り。だが道を違えるのならこれだってもう不要だ。淡々とそれを告げながら相手に押し付けるような形で渡すとそのまま事務所を後にしようとして)

7415: 探偵 [×]
2024-12-14 17:56:22


……、…待て。お前、それ持ってどこ行くつもりだ
(相手の最後の問いかけに対して変わらない答えを返す。決して戻れない最後の一歩を踏み出せば相手はたった一言返事をしてガレージへと降りていってしまった。相手がいなくなりひとり事務所に残される、これでレオの所へ迷いなく行くことが出来る。あれだけ望んでいたものが手に入ったはずなのに胸が微かに痛む、自分から振っておいて傷つくも何も無い。きっとレオの元に行けば多少の痛みも幸せで上書きされるだろう。やがて相手が戻ってくる、その手にはロ.ス,ト,ド.ラ,イ,バ,ーが握られていて相乗りを降りたことを痛感した。相手はそのまま通り過ぎようとしたところを戻ってきて手の中に何かを押し付けられる、手を広げてみるとそこにあったのは二人で互いへの想いを込めて互いへと送りあった自分の色の御守りだった。全ての関係が終わるのならば確かにこれも持っていて意味のないものだ。そのはずなのにレオの眩い光にしか奪われなかった目線がその御守りへと吸い込まれる。危機に瀕する度に相手を思い出すもの、自分の代わりに相手を守ってくれるこれがなくなれば相手は誰に守られるのだろうか。言いようのない胸のざわつきを感じながら咄嗟に相手の腕を掴んで動きを止める。相手を止めたのはレオの元へ相手を行かせないためなのか、相手をひとりで戦わせないためなのか、自分でも整理がつかないまま問いかけて)


7416: 検索 [×]
2024-12-14 18:38:27


……何処だって良いだろう、君にはもう関係ない。
(相手との全てを無くした今残っているのは任された依頼のことだけだ。そうでなければ動けなくなってしまいそうで無理やり痛みや感情に蓋をしてロ.ス,ト,ド.ラ,イ,バ,ーを取ってきては二人の繋がりを示す物理的な物も相手に返す。これで自分には何も無い。空虚な気持ちを抱えながらそのまま事務所を出ようとすれば何故か相手に腕を掴まれる。そのまま行き先を問われると無機質な瞳と答えを向ける。メモリの効果を見るに高ランクか威力を強めた改良品なのは間違いないだろう。だが相乗りを降りたのならもう相手とは他人だ、関与する義理も権利もない。少しでも自分を気にかけてくれたことに喜ぶ自分を律するように関係ないと線引きを引けば相手の腕を振り払って逃げる様に事務所を出た。そのまま走ってある程度離れるとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを取り出して男に電話をかけ「君の持っているメモリのことで話がある」と単刀直入に話を切り出して)


7417: 探偵 [×]
2024-12-15 00:19:35


…、……そうだな
(この場から去って行こうとする相手の腕を掴んで引き止める、そんなことをする権利はもう自分にはないのに二つの相反する心が体を動かした。しかし自分達の間の関係はもう何一つ残っていない、相手の言う通りだ。それに短く返事をすることしかできなくて振り払われるままに手を離すと相手は事務所から出ていった。ひとり取り残された事務所は途端に静かになる、内ポケットに手を伸ばすと自分がもつ相手の色の御守りを取り出して対になる突き返された御守りと並べる。互いを守りあっていた御守りはもう互いにいらないものになってしまってこの一瞬で色褪せてしまったようにさえ思える。早くレオの所へいかなければならないのに二つの御守りを前に立ち尽くすことしかできなくて繋がりの残骸を見つめることしかできなかった。探偵がどうにも動けないでいる間に相手の電話を受けたレオは通話口の向こうで楽しげに笑って『なんのことか分からないけど、君が会いたいなら俺は喜んで会うよ。場所はあのガレージにしよう』と爽やかに応じる。相手との通話のあとレオはすぐさま探偵へと電話をかけた。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.の呼出音に遠のかせていた意識を取り戻すと電話へと出る、相手はレオでその声を聞けばぼやけていた思考が嘘のように輝きを取り戻した。どうしたのかと聞けばガレージで会いたいと言われて「お前の願いなら叶えてやらねぇとな」と返事をすればレオの元へと向かって)


7418: 検索 [×]
2024-12-15 01:54:16

……やはりとても40代には見えないね、君が奪い取っている人々の生命力の効果かい? …どうやらその反応は正解のようだね。これ以上被害を広げない為にも君のメモリを破壊する。
(男に電話をして単刀直入に用件を伝えればメモリの使用については濁されたが向こう側から場所の指定がされる。その余裕な態度は気になるもののあとは一体一でメモリを破壊してしまえば良い。本当に欲しいものを手放してしまった今、それだけが果たすべきことでその後のことは考えられなかった。物陰で本名から男自身のパーソナルな情報について検索し、メモリについても該当しそうなものを調べたがキーワードが足りないのか今持つ情報では絞り切る事が出来なかった。こんな時に相手が居たらと浮かぶ思考を追い出して確信を得ることのないまま指定されたガレージに向かう。中に入ればあの男は既に居て『君から会いに来てくれるなんて嬉しいよ』と変わらず爽やかな笑みを浮かべている。だが20代にしか見えない男と向かい合い、検索で調べた本当の年齢と推測した目的を突きつければその目が僅かに見開かれた。ずっと澄していた顔が崩れたことに確信を得るとそれを指摘してやりながら好戦的な言葉を向けていたが『翔太郎に選ばれなかった腹いせかい?』と相手に関することで煽られると「は、」と感情が揺さぶられる。それに男はニヤリと笑えば『翔太郎はケリをつけて俺の元に戻ってくると言ってたんだ。君の元じゃなくて、俺の元に』と言葉が続けられ一気に頭に血の気が登ると怒りのまま男に掴みかかって)



7419: 探偵 [×]
2024-12-15 10:17:03


……っ、レオ!フィリップ!!何してんだよ!!レオは怪しくねぇって散々、
(レオが集合場所に指定したのはあのガレージで浮かれる心を抑えられないままいつもより早足であの場所へ向かう。いよいよガレージへとたどり着いてハットの位置と服を軽く正して中へ入るとそこにはレオだけではなく相手の姿もあって目を見開いた。しかもこちらが中に入った瞬間に相手はレオへと掴みかかっていて思わず声を上げながら二人の元に近づく、無理やり二人を引き剥がして間に割って入るが背中を向けて守るのはレオの方だった。相手と対峙するように向かい合い鋭い目で睨む、やはりレオのことをメモリ使用者として相手は疑っているようだ。またその推理を否定しようとするがその前に『約束通り俺の元に来てくれたんだね、翔太郎』と背後から甘く囁かれると体を固める。そして腰と胸板に腕を回されて後ろから抱き締められた。今しがた別れた人物の前でこんなことをやるのは後ろめたさがあったが腕に力を込められると頭が甘くクラリと揺れて思わず照れて笑ってしまう。「レオ、一旦冷静に…」と口を開きかけるがその前に『本当に君は特別だ、今までの誰よりも最高だよ』と囁かれると胸には幸せが広がって軽く後ろを振り返り笑みを向ける、その瞳には一瞬赤いモヤがチラついた。レオはチラリと相手の方を見てから『君には悪いけど翔太郎は全部貰うね』と勝ち誇った笑みを浮かべればそのまま首筋にレオの唇が宛てがわれた。人前でこんなことをするのに羞恥が襲ってきて顔が一気に真っ赤になる、だが直後グラりと体に力が入らなくなった。レオはそれを逃すまいとこちらの体を更に引き寄せて唇を離そうとしない、体だけでなく思考さえゆっくりと止まっていく中で、相手と甘い時間を過ごしときには何をされても相手から注がれるものならばと思えたのに今はそんな思考は過ぎらなくてただレオの言われるままだと違和感が一瞬過ぎる。次第に視界は黒く染められていきゆっくりとその目は閉じられていって)


7420: 検索 [×]
2024-12-15 10:59:47

っ、翔太郎!! お前…ッ! __ っ、君だけは絶対に倒す、全てに変えても……ファング!
(煽られて感情のままに男に掴みかかる。その瞬間相手がガレージの中に入ってきて声があがる。二人の間に割って男から引き剥がされるが相手は男を庇うような体勢でまた胸が強く痛む。さらに庇うような言葉が続いたと思えば男が相手を背後から抱き締めていて見たくない光景に大きく目を見開く。それを照れたように、嬉しそうに受け入れる相手の姿に酷く心揺さぶられて目の前が真っ暗になった気分すらした。目の前で見せつけられるものに呆然とするしか出来ず突っ立ったまま何も出来ない。だが相手の瞳が赤いモヤがちらつき、首筋に唇を宛がった途端体から力を失ったのを見れば相手の名前を叫ぶ。あのメモリは人の生命力を奪う能力のはずだ、ならば今のこれは相手の生命を削っているのではないか。そう考えて相手の目が閉じられようとしたのが見えた瞬間、心の底から怒りが湧いてきて感情のまま叫びながら二人に無鉄砲の全力で突っ込んで無理やりその身体を引き剥がす。相手の命を奪わせる訳にいかない、それはこの男を倒さなければ果たされない。探偵ではなく自分の怒りの為にそう宣言すれば自分の腰にロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ.ーを巻くといつもの疾風のメモリではなく獣の名前を呼んで手元に招く。普段と相乗りしているからこそ乗りこなせる凶暴性を1人で使えばどうなるかなど考えなくても分かる。感情の制御が出来ない今なら尚更だ。だがこの男が倒せるなら何でもよかった。この状況を止める者もこの後に心配しなければならないことも無いのだから。自暴自棄であることに気付けないまま「…変身」と低い声で呟き変形した牙のメモリをスロットに突き刺す。そのままドライバーを開けば強い破壊衝動が全身に走る。地.球.の.本.棚が精神が焼けるような感覚に襲われながら獣のような呻き声をあげると衝動のままに男に襲いかかって)


7421: 探偵 [×]
2024-12-15 14:17:28


…………、……フィ…リッ、プ…
(体の熱が急速に失われて体の全ての機能が停止していくのが分かる、それに伴い視界さえ急速に輝きを失っていく。意識が途切れそうになった瞬間に固定されていた体が解放されて地面へと投げ出される、暫くは自分が倒れたことすら気が付かなかったが朦朧とする意識の中で誰かの声が、いつもこの鼓膜を揺らしていた誰かの怒号が聞こえた。その声の主の名を呼びながらゆっくりと目を開けるがまだ目の焦点はあっていない。レオの方は相手に体を引き離されてその必死さを『男の嫉妬は醜いね』と嘲笑う。だが相手がドライバーを取り出して人間とは思えない雄叫びをあげながら人間ではない何かに変身すると顔を引き攣らせる。咄嗟に距離を取るもレオは探偵を諦めていないようで『翔太郎は本当にすごい、ここまで生命力のある人間は初めてだ。だから身も心も命も俺のものにする。どちらにせよ翔太郎の命を貰うにこれを使わないと』と薄く笑いを浮かべればド.ー,パ,ン,ト,メ.モ.リを取り出す、『Charm』と.ガ.イ.ア.ウ.ィ.ス,パ.ーが響いて鎖骨にメモリを尽きさせばレオの体は怪人のそれへと変化した。レオは相手の攻撃を真正面から受ける気はなく探偵の方をみると『あれの命さえ取り込めば俺はお前に勝てる!』と興奮気味に言えば探偵に駆け寄ろうとして)


7422: 検索 [×]
2024-12-15 16:15:39

っ、させない!! っ、…ぐ、ァ、…ガッ!
(白い装甲に身を包み触れる物を傷つけようと牙を剥き出しにする。そのまま男を襲おうとすれば男は薄い笑みを浮かべメモリを取り出した。あれさえ壊してしまえば良いのだろう。メモリが突き刺さるとその姿は怪物のものへと変わる。これで容赦しなくて良いだろうと仮面の下で口端を吊り上げるとそのまま怪物へと襲い掛かる。男は自分の攻撃を受け止める気がなく、命を奪う為に相手の元に駆け寄ろうとしたのが見えれば怒りの炎を燃やして怪物の肩に掴みかかるとそのまま牙で斬り付ける。相手を背にするように立ち塞がると連続でその体に刃を突きつけた。だが男も一方的にやられてばかりでは無く『こうなったらお前の生命力も…!』と触手のようなものを突き刺してきて苦痛の声を上げる。攻撃された部位が熱くて痛いがそれすら暴走の前にはストッパーにはならない。寧ろ理性を殴り捨てただ目の前の敵を破壊せんと動く体はこれ幸いと体に突き刺さったままの触手を拘束具の掴み怪物の体を地面に叩きつける。倒れ込んだ怪物の上に馬乗りになると獣のような叫び声を上げながら攻撃を続ける。次第に怪物は反撃の力が弱くなっていき、ついには呻き声を上げるだけになっても衝動に飲み込まれた状態ではそれに気付けずに執拗に腕の刃で攻撃を続けていて)


7423: 探偵 [×]
2024-12-15 16:45:09


……っ、ぁ……ッ!!フィリップッ!!
(短い呼吸を繰り返し懸命に酸素を体に取り込めばようやく思考が動くようになって視界が開けてくる。怪物が襲い来るのがこちらに見えたがすぐに白い何かが立ち塞がって攻撃を加える。その戦う誰かが相手だというのは予想がついたがその姿は見た事のない真っ白なもので何が起こっているのか理解できずにいた。やがて怪物の体は地面に叩きつけられて白い何かが馬乗りになる、あの白い装甲はフ.ァ.ン.グ.メ.モ.リのもののはずだが今自分は相手と相乗りしていない。そこで視界の焦点が結んで事務所を出ていく相手が持っていたものを思い出し相手がセイバーのついた手を振り下ろし続けているのをみれば漸くこの状況を理解した。思い出したように大きく息を吸い込んで動かない体を無理やり起こすと相手の名前を叫んで走り出す、二人で一人だからこそ乗りこなしていたあの危険なメモリをひとりで使うなんて無謀すぎる。現に今、相手はあの怪物を亡きものにしようとしている。今は二人を引き剥がす力もない、相手に体当たりするとその身体を無理やりレオから引き剥がした。無茶苦茶に振り下ろされたセイバーが頬を掠めて赤い線を作ったが気にせず今度はこちらが馬乗りになって片腕で首下あたりを押さえつけながらその動きを止めようとした。生命力が希薄なはずなのに相手を抑えるのにいつも以上に力が出ている、相手を見下ろしながら「止めろフィリップ!それだけは超えちゃならねぇ一線だ!」と相手を生身で止めようとして)


7424: 検索 [×]
2024-12-15 17:50:27

…ぐ、ぁ…ッ゛…ああっ!
(強い衝動に飲み込まれ一人だけでは自分の体なのにコントロールが効かない。メモリを破壊するという目的は男の命を奪うことに変わり無抵抗な怪物に何度もセイバーを振り下ろす。すると突然何かが自分の体にぶつかって怪物の上から落とされる。許容以上のダメージを受けた上で気絶したのか傍らで怪物の体は男の物に戻るが暴走した牙の記憶は今度は邪魔をしたその何かを敵と見なして無茶苦茶に腕を動かせば何かを掠めた。体重をかけられ押さえつけられるのが不快でその存在を排除しようと大きく腕を引いて呻き声をあげながら力いっぱいそれを振るおうとする。だがその瞬間聞き馴染みのある声が頭に響いてフィリップとしての意識が僅かに浮かび上がる。次に捉えたのはこちらを見下ろす、世界で一番大切な人の顔で自分に向けられた叫ぶような声に体の制御が戻ったのが分かった。相手を失いたくないと強く強く全身が訴えれば相手の首にセイバーが当たるすんでのところで腕が止まる。男は気絶し、自らの身を守るために攻撃すべき対象が居なくなれば纏っていた白い装甲は崩れていき、素顔で相手を見上げると「…しょう、たろう?」とハッキリとしきれていない意識の中相手の名前を呼んで)


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