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相乗りで何処までも 【 〆 】/7475


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自分のトピックを作る
7385: 探偵 [×]
2024-12-12 17:19:49


っ、ただ浮かれてるだけかもしんねぇだろ。ったく、これでロクでもねぇ奴だったらただじゃおかねぇ
(所長が選んだ人物ならば間違いないだろうと思いたいところだが抜けた所も多いのを考えれば手放しにしておける事ではない、あんな目に見えて浮かれているのならなおのこと心配だ。悪い男に引っ掛かっている可能性は否定できない。こちらがアキコを追うことを宣言すると相手も直ぐさま乗ってきて早速尾行を開始する。角にそれとなく身を隠しながら所長の様子を窺えば相変わらずの浮かれっぷりで気が気では無い、それだけ所長が誰かに惚れ込んでいるのだと相手が推測すればまた何とも言えない気持ちになりつつ何処か意地を張るように返事をする。アキコが幸せならばそれでいいのだが万が一悲しませるような輩ならば看過できない。暫く尾行を続けて道を進んでいけば橋へと差し掛かる、定番の待ち合わせスポットだ。そこでアキコは意中の相手を見つけたのか『あ!レオくーん!』と聞いた事のない高い声を出しながら誰かの元へと走り寄っていった。所長がかけていった先にいたのは銀髪の端正な顔立ちの男で所長を迎えるように爽やかな笑みを見せた。『ごめん待った?』と焦るアキコにレオと呼ばれた男は『君の事を考えてたら早く来すぎちゃっただけさ。会えて嬉しいよ』と歯が浮きそうなセリフを言っていてぞわりと鳥肌が立つ。その後も聞いているだけでも痒くなる甘いセリフが続いて物陰に身を潜めながら「あいつあんなのが好きなのかよ」と思わず口にして)


7386: 検索 [×]
2024-12-12 19:08:56

…君って身内に特段甘いよね、 デートなのは間違い無さそうだ、見た目から職業とかは分からないな。名前さえ分かれば地,球.の.本.棚で調べられるのに。
(所長を尾行していれば隣で辛口なコメントが返ってくる。自分以上に所長は子供では無いのだがすっかり親みたいな事を言い出すのを聞けば視線を相手に向けて思ったことを口にした。誰にでも優しく甘い相手であるが顔馴染みや身内になるとその傾向は更に強くなる。その影響を最も受けている自覚がある身として親馬鹿みたいだと思いつつ尾行を続けていれば待ち合わせスポットである橋にたどり着き、所長は高い声を出しながら男性の元に駆け寄っていく。他人の顔に特段興味のない自分でも整っていると思う顔立ちの男で所長を迎えると何とも甘ったるい言葉を告げている。傍から見れば少々胡散臭く、相手も隣で文句のような物を言っているが当の所長は嬉しそうに笑顔を輝かせている。当初の予想通りデートのようであるがその見た目から職業や所属は伺い知れなくて観察を続ける。個人に結びつく情報さえ分かれば検索で素性が一発で分かるのだがそれは難しそうだ。自分も大概でありながら二人のやり取りは続いて男が所長の手を取って歩き出す。相手に軽く目配せしてから尾行を継続することにすると後ろをついていく。途中、喫茶店に寄ってカップに入った飲み物を出てくるところはカップルにしか見えなかったがデートスポットなどがある方とは逆の方向に歩き始めると「こっちに何か行って面白い所があったかい?」と相手に問いかけて)

7387: 探偵 [×]
2024-12-12 19:41:57


あの野郎勝手に手ぇ繋ぎやがって。今日の調査で最低限フルネームは押さえたいとこだな……いや、こっちにはガレージが並んでるだけで……あいつ、アキコをどっかに連れ込む気か?!
(アキコに対して複雑な感情を抱えながらレオと呼ばれた男に悪態をつけば相手からツッコミが入り「うるせぇ!」と一言だけ返す、実際所長の為に事務所をほっぽり出してここまで来ているのだから言い訳できるものではないが。こちらのイライラに反して所長は心底嬉しそうにレオを見つめていて笑顔も満開だ、あの種の笑顔は見た事がなくて余計に気持ちをモヤモヤとさせる。目の前の男にばかり目が言っていたが相手が地.球.の,本.棚のワードを出せばハッと相手の方を見た、確かに男のフルネームさえ分かれば奴の来歴を全て洗い出すことが出来る。犯罪歴や黒い繋がりは相手に決して隠し立てすることは出来ないのだ。男が所長の手を取ると言葉にならない唸り声をあげてから悪い顔で今日の目標を立てる、あいつがアキコの隣にいて良い男か今日中に見極める必要がありそうだ。尾行を続けていれば二人は喫茶店でお揃いのコーヒーを買って街道を歩き始めていかにもカップルな振る舞いに奥歯を噛み締める。しかし次第に人通りのない場所へと歩き始めその違和感を感じたと同時に相手からこの道の先について問いかけられる、この道の先は到底デートで行くような場所ではない。嫌な予感が過ぎった時には二人は間近にあったガレージへと入っていくところで「待て!」と叫びながら後を追う。アキコに危害を加えるなんて絶対に許されない、勢い良くガレージへ飛び込もうとした瞬間、中から黄色い歓声が聞こえて思わず立ち止まってしまった。訳の分からない状況にちらりと相手を見てからガレージの奥へと進む。だだっ広いガレージを覗き込めばそこには老若男女様々な人がひしめき合い『レオ様ー!』『レオ様こっち見てー!』と次々黄色い歓声があがっていて「なんだこれ…」と唖然とするしかなくて)


7388: 検索 [×]
2024-12-12 20:20:51

じゃあ一体何処に向かって…っ、! 若い女性だけでなく年配の人や男性も居るようだね…、アイドルって訳でも無さそうだけど…
(所長が男と手を繋ぐとますます苛立ちを募らせていて直ぐにでと飛びかかりそうな勢いだ。あまり良い印象ではないのは確かだが所長が幸せそうにしている以上根拠もないまま邪魔するのも違うだろう。いつの間にか好奇心から立派な身辺調査として二人を尾行していたが行先に疑問を持てば相手に問いかける。知る人ぞ知る何かがあるのかと思ったが相手も思い当たる節はないようで不審を抱いた瞬間、2人がガレージの中に入っていって急いで後を追う。だがそこで待ち受けていたのは卑劣な罠、ではなく黄色い歓声で他にも多数の人の存在に一旦足が止まる。目を合わせてから中に入れば既に多数の人物がひしめき合い、男に歓声をあげていて男も『皆待たせてごめん、寂しかったよね』なんて甘い声で応えている。所長も男と一旦別れると人々の中に混じり『レオくん!』と声をあげるようになって周囲の異様な光景に圧倒されるばかりだ。これが若い女性だけならばアイドルの集客だとかホストや執事喫茶の荒木達のように色恋営業で何やら企んでいるとも言えたのだが中には年配の者や男性の姿もあって余計実態が掴めない。呆然としていると背後からさらに数人男女がやって来て『レオ様、今日も来ました!』と喜びに満ちた声を上げながら集団の中に混ざる。『皆来てくれてありがとう』と爽やかな笑みを浮かべる男の口調から何かの目的のために人を集めていることが分かれば「あの口振りからするに今から何か始まる様だ。あの集団の中なら容易に混ざれそうだけど…どうする?」と実態を掴めない状況に警戒を見せると相手に判断を委ねて)


7389: 探偵 [×]
2024-12-12 21:02:00


あの野郎勝手に手ぇ繋ぎやがって。今日の調査で最低限フルネームは押さえたいとこだな……いや、こっちにはガレージが並んでるだけで……あいつ、アキコをどっかに連れ込む気か?!
(アキコに対して複雑な感情を抱えながらレオと呼ばれた男に悪態をつけば相手からツッコミが入り「うるせぇ!」と一言だけ返す、実際所長の為に事務所をほっぽり出してここまで来ているのだから言い訳できるものではないが。こちらのイライラに反して所長は心底嬉しそうにレオを見つめていて笑顔も満開だ、あの種の笑顔は見た事がなくて余計に気持ちをモヤモヤとさせる。目の前の男にばかり目が言っていたが相手が地.球.の,本.棚のワードを出せばハッと相手の方を見た、確かに男のフルネームさえ分かれば奴の来歴を全て洗い出すことが出来る。犯罪歴や黒い繋がりは相手に決して隠し立てすることは出来ないのだ。男が所長の手を取ると言葉にならない唸り声をあげてから悪い顔で今日の目標を立てる、あいつがアキコの隣にいて良い男か今日中に見極める必要がありそうだ。尾行を続けていれば二人は喫茶店でお揃いのコーヒーを買って街道を歩き始めていかにもカップルな振る舞いに奥歯を噛み締める。しかし次第に人通りのない場所へと歩き始めその違和感を感じたと同時に相手からこの道の先について問いかけられる、この道の先は到底デートで行くような場所ではない。嫌な予感が過ぎった時には二人は間近にあったガレージへと入っていくところで「待て!」と叫びながら後を追う。アキコに危害を加えるなんて絶対に許されない、勢い良くガレージへ飛び込もうとした瞬間、中から黄色い歓声が聞こえて思わず立ち止まってしまった。訳の分からない状況にちらりと相手を見てからガレージの奥へと進む。だだっ広いガレージを覗き込めばそこには老若男女様々な人がひしめき合い『レオ様ー!』『レオ様こっち見てー!』と次々黄色い歓声があがっていて「なんだこれ…」と唖然とするしかなくて)


7390: 検索 [×]
2024-12-13 10:29:21



(/お世話になっております。一番新しく返信頂いた物が前回の物と全く同じ物でまた荒らしなのか探偵様なのか判断がつかなかった為、お待たせさせてしまうことになるかと思い念の為ご連絡させて頂きます。もし全く関係ないもので急かす形になってしまったら申し訳ないです。よろしくお願いします。)




7391: 探偵 [×]
2024-12-13 10:32:59


一体なんなんだよ……当然潜入だ。アキコをこのまま放っておくわけにはいかねぇ
(目の前に広がるのはレオという男に黄色い声を上げる集団が色めき立っている光景でその異常な熱量に呆気にとられるしかなかった。男を囲うのが女性だけでなく老若男女であることが余計この場の異様さを加速させていて全員が揃いも揃って盲目的にレオの名前を呼んでいるのが何とも異質だった。二人で突っ立っている間に続々と人が集まってきて相手から判断を委ねられると潜入を選択する、アキコがこの異様な集団に巻き込まれているのはもちろんのことこの集まりはただのファンクラブとは違うと探偵の勘が告げている、この場に集まっている人々のためにも実態を調査した方が良さそうだ。相手に目配せしてからガレージに入っていく人々に紛れて集団の中へと入っていく、前方には一段あがったステージが設けられていて玉座のような豪華な椅子が一脚だけ用意されていた。その周辺に花束やプレゼントが置かれ玉座が彩られていきひとしきりの準備が整うとレオはステージ上へあがって『今日は俺のために集まってくれてありがとう。こんなにも君たちに愛されて俺は幸せ者だ』と甘い声で呼びかけた。その瞬間にまた歓声があがる、中には野太い声もあってなかなか混沌とした状況だ。男は甘いマスクで微笑みかけると『俺も皆のこと愛してるよ』と囁くように言えば投げキッスをこの場にいる人間に投げた。その瞬間に、壁に囲まれたガレージ内であるはずなのに僅かに寒気を感じた。スっと熱を奪われた感覚だったが一瞬でその感覚は消えてしまう。深く考える前にまた黄色い歓声があがると『レオくーん!こっち向いてー!』『レオ様ー!愛の言葉囁いてー!』と色めきだった声が溢れて「何の集会かさっぱり分からねぇな…」と呟いていて)


(/すみませんめちゃくちゃこちらのコピペミスでした……長らくお待たせしてしまって申し訳ございません。ご連絡いただくまで気づいておりませんでした……お声がけいただいてありがとうございます!!)

7392: 検索 [×]
2024-12-13 11:40:07

確かに整った顔立ちではあるけど、ここまでの熱狂ぶりは異常に見えるよ。 ……?
(状況が掴めないまま相手の判断を仰ぐと潜入調査の返答がされる。どちらにしろ所長がこの異様な光景に取り込まれているのは確かで実態調査は必要だろう。目配せを受けると集団に紛れて更に中へと入り、列に並ぶ。同じくらいの若い男性のちらほら見られて浮いてはなさそうで辺りを観察するように見ていると男はステージ上にあがって甘い声で呼びかける。その度に黄色の歓声があがって執事喫茶で聞いた者よりも人数が多ければ思わず圧倒されてしまう。男が爽やかに微笑んで投げキッスと呼ばれる仕草をすると薄ら背筋が冷えた気がして体が固まる。だが周りからこれまでで一番の歓声が上がるとその熱気に押され上書きされてしまい、相手と肩を寄せこっそりと思った感想を耳打ちする。今のところは変わった所は見られずただあの男を好きという理由で集まっているなら邪魔することは出来ないが何とも言えない違和感がある。どうすれば更に踏み込めるかと辺りを見渡すとガレージの入り口辺りに人影が見えた。皆と同じくあの男の為にやってきたというよりは自分達と同じく中の様子を伺っているように見える。何かこの会について知っているなら話を聞きたいが所長を放っておくわけにもいかない。相手の肩を叩いてから人影の見える出入り口を指さすと「翔太郎、少し気になることが出来たからここでの潜入調査は任せていいかい?」と声を掛けて)

(/探偵様が忙しい時はいつもお声がけ頂けるので何となくそんな気がしておりました。お声がけしてみて良かったです。自分もやりかける事は何回かあるのでお気になさらず!引き続きよろしくお願いいたします。/こちら蹴りでお願いします。)

7393: 探偵 [×]
2024-12-13 12:31:44


なんか裏がありそうだな。……あぁ、頼む。なんかあったらすぐ知らせろよ
(今日一番の歓声に圧倒されていると相手が肩を寄せて耳打ちがされる。認めたくはないものの確かにあの男の容姿は整っていて人を惹きつける力があることは分かる、しかしそれがこんなあらゆる人を惹きつけ魅了するかと言われれば正直そこまでとは思えない。きっと何かカラクリがあるはずだ。その後も集団に手を振るレオを見ていると相手から肩を叩かれる、指さされた方向を見れば中を窺うような人影が見えた。相手をひとりでいかせるのはあまり乗り気ではないがこの異様な集会から今は抜け出すことが出来ない。なにより所長が心配だ。相手に中を窺う人影を任せるとこちらはレオと周辺の人々に集中することにした。だがその後も何か怪しい儀式が始まるでもなくてレオは玉座の周辺を飾る花束に目線をやって『この花束は誰が?』と聞いて『私です!』と声があがる、するとレオはステージを降りて花束を贈った女性の手を取ると『俺のためにあんな素敵な花束を用意してくれてありがとう』と礼を言った。すると女性はいろいろと限界を超えたのかその場にヘロヘロと倒れ込んでしまう。その後同じことが数回繰り返されて男や女の手をとって礼を言う時間があった後、近くを通ったレオの目線がこちらへと向いた。怪訝そうな顔を浮かべていると『あぁ、通りで今日は…』と呟いてこちらへとやってくる。思わず後退るがその前に手を取られてしまって『君が会いに来てくれるなんて、俺は幸せ者だな』とまた甘い言葉が囁かれた。その瞬間に、ドクンと強く心臓が跳ねたのがいやでも分かった。胸を貫かれたという表現が相応しいその衝撃に目を見開く、クスリと笑ったレオはそっと手を離してまたプレゼントの礼を言うのに戻っていく。レオが離れても心臓の高鳴りは全く収まる気配がなくて理解できない状況に拳で口元を隠して顔を俯かせて)


7394: 検索 [×]
2024-12-13 14:18:42

分かった。__ 待って、僕も知り合いを追いかけてここに来たんだ。何か知っているなら話を聞きたい
(相手に会場の調査と所長のことを任せると何とか人の間を抜けて列を出る。そこからガレージの出入り口から出るとこちらを見るなり高校生くらいの女の子が逃げようとする。彼女がさっきの人影だろう。中の熱狂ぶりからその理由に察しをつけて彼らとは違うとアピールすれば彼女の足が止まる。敵意がないことを示しながら近づいて声を掛けると『私の友達を助けてください』と潤んだ瞳がこちらを向いた。それに一瞬驚くも今回の件に関与しているだろうことが分かればひとまずここでは歓声で彼女の声がかき消えてしまうと少し離れた所に移動して改めて話を聞く。彩希と名乗る彼女はこの街の高校生で美樹という常に一緒に行動するような親友がいるらしい。だが最近様子がおかしくて何処か上の空だったかと思えばレオ様という人物への魅力を語り出したり普段はしない服装をしてみたりと浮かれた行動が目立ってきたという。二人で休日や放課後に遊びに行くことも少なくなってきたようで『今日も本当はずっと楽しみにしていた映画を二人で見に行く約束をしていたのに…』とぽつぽつ零しながら手元のチケットらしきものを握りしめる姿は酷く寂しそうで痛々しい。美樹は約束を破るような人では無いと断言しながら『最近は学校に居る間も疲れた顔してて、今日も休んだ方が良いって言ったのにそれも無視してレオ様に会いに行くって』と今にも泣きだしそうな彼女は本当に親友を心配しているのが伝わってくる。今の話からしても何かしら異常なことが起きているのは間違いなさそうだ。「僕はこの街で探偵をやっているんだ。だからあの中でおかしなことが起きているなら君の親友を含めて助けたい」と語れば探偵というワードに目を瞬かせながらも今の状況を分かってくれる人がいることで気が緩んだのか『どうか美樹を、お願いします』と泣き始めてしまった。それを不慣れなりに慰めつつ更に詳しく経緯や親友の変化について聞き込みをして)

7395: 探偵 [×]
2024-12-13 17:11:27


…………っ、アキコ。お前追いかけて来たんだよ。…向こうにフィリップいるから合流しといてくれ。俺は…もうちょっと探ってくる
(収まらない鼓動に戸惑いながらもなんとか顔を上げる、この異様な状況の原因を探らなければならないのに何故か目線はレオへと吸い込まれて彼の視線や動き、言葉に意識を全て持っていかれてしまう。無意識に、しかし一心に、レオを目で追っていると横から『ちょっと!』と聞き慣れた声がして慌ててそちらの方を向く、そこには所長様がいて『なんで翔太郎くんがここにいるのよ!さっきレオくんに手取られてたし!』とお怒りの言葉を受けた。なんとか気持ちを整えながら呆れるようにそっちのせいだと言いながらレオの動向を探るのに集中する。しかしレオはその後もお礼を言ったり甘い言葉を男女問わず囁いたりするだけでそれ以上のことをするでもなく、再びステージへと上がれば『今日は来てくれてありがとう。また来週この時間に会おうね。デートのお誘いは俺からさせて貰うよ』とウィンクを投げて所長も含めて黄色い声が辺りを包むとレオはガレージの裏へと引っ込んでいった。その後集まっていた人は次々と帰っていくが探偵としてここはあのレオという人間をもっと探るチャンスだろう、その中にもう一度会いたいと願う気持ちが紛れているのは無視してアキコに相手のところへ行くよう言えば人の流れに逆らってタイミングを図りレオを追いかけた。埃っぽい廊下を抜けガレージの奥に部屋のようなスペースを見つけると静かに扉を開けて中へと入る。音を立てずに扉を閉めたところで『待ってたよ』と測ったようにレオの声が聞こえてきた、物陰からレオが現れると警戒するような視線を向けるが次第にその瞳に吸い込まれるように見惚れていく。ゆっくりとこちらに近づいてくる彼に何も出来ずにいるとまた手を取られて『名前は?』と甘い声が鼓膜を揺らすと「…左.翔.太.郎.だ」と素直に自分の名前を伝えその手を振りほどけずにいて)


7396: 検索 [×]
2024-12-13 18:53:19

…相当惚れ込んでいるみたいだね。…あれ、翔太郎は? っ…僕も中を探ってくるからアキちゃんは彼女の対応任せた!
(話を聞いている限りやはり高校生が一個人に対する熱量としては行き過ぎている気がする。尚も心配そうな彼女に「中に頼れる相棒が居るんだ。僕達がこの事態を解決すると約束する」と語ればその表情が和らいで改めて依頼として引き受けることにした。何かあった時に連絡先を交換し話を聞いていると会が終わったのか中から人が出てくる。その中には写真を見せて貰った親友の姿があってご機嫌に見えるが確かにかなり疲れているようにも見える。彼女は親友が心配なのか直ぐに駆け寄っていくのを見ていれば『フィリップ君!』と聞き馴染みのある声が聞こえ視線を向けると所長が少し怒ったような表情を浮かべていた。こっそり尾けていた事に不服そうな所長を宥めながら男への印象を聞けば『レオくん素敵でしょ!あんなにカッコイイし、優しいし、何でもあげたくなちゃう』とデレデレした表情を浮かべている。まるであの男の虜になっていることに面白くない物を覚える。同時に一緒に会場に入ったはずの相手の姿が見えないことに気付き所長に問えば『何かもうちょっと探ると言って奥に入っていたわよ』と返答がされる。会が終わってからそこそこは経っている人々を夢中にさせる男に強い疲労感、途端嫌な予感が浮かんでくれば彼女の対応を一旦所長に任せてガレージの中に入る。集会が終わって人はまばらだがその中に相手の姿は無い。焦りを覚えながらその端に廊下のようなものを見つけるとそちらに走って向かい、物陰の裏などを確認しながら進み奥に一つ部屋を見つけると無意識に一息ついてからドアノブに手をかけて)

7397: 探偵 [×]
2024-12-13 19:56:43


何を……、フィリップ……ッ、
(あの謎の集会においてもっとも怪しい人物と二人きりという絶好の機会でいろいろと聞き出さなければならないはずなのに先程から心臓の音がうるさくてまともな思考回路すら回らない。全神経は繋がる手とこちらを見つめるレオの瞳にだけ向けられて安易に接触を許しているというのに全く動けなかった。というより動きたくなかった。じっとこちらを射抜くように見つめるレオに何とか探偵として口を開こうとするがそれを遮るように『俺も君に上げるから、君のことを俺にくれないか?』とまた何とも甘い言葉が告げられて心臓が激しく高鳴る。なんとか一言返事をするがまともに会話することすら出来ない、薄暗い部屋に差し込む光がレオに当たって彼は暗闇の中でも一等輝く星にさえ見えた。手が繋がったままレオがこちらへ近づいてくる、そしてもう片方の手が肩に乗せられるとさらに距離は近づいて吐息が唇を掠めるところまで二人の顔が近づいた。しかしその瞬間にドアノブが回される音が聞こえて意識がそちらへ逸れる、そこにいたのは相手の姿で妙な焦りを覚えると相手の元へと一歩踏み出した。しかしレオはそれを許さないように繋がった手がグッと引き寄せられて再び目線は彼へと奪われる。そのまま相手へ聞こえないように『あとでね』と小さく告げられると繋がった手の中に何かを押し付けられた。動揺して目を泳がせているうちに手が離れるとレオは相手へ向かって『今日は来てくれてありがとう、またね』と声をかけて早々とその場から立ち去っていく。一瞬の迷いのあと、手の中で渡されたものをポケットに突っ込んで相手の方をみれば「さっきの人、どうだった?」と何事も無かったかのように問いかけて)


7398: 検索 [×]
2024-12-13 20:38:29


は……、…大事な親友がこの会に参加しているから助けて欲しいって依頼を受けたよ。
(ドアノブに手を掛けて扉を開く。そこに居たのは探していた相手とあの男だ。だが男は相手の肩に手を置いてまるでキスでもするような距離感まで近付いていて有り得ないはずの光景にガツンと頭が殴られたような衝撃が襲って目を見開いたまま動けなくなる。相手は咄嗟に離れようとするがそれを男が引き止め何かを話す。その時に男と相手の手が繋がっていたのに気付けば体の底が冷えるような心地がした。男はこちらにも変わらず爽やかな、それでいて底の知れない笑みを向け、固まったままの自分の横を去っていく。残された相手が何かをポケットに入れるのを視界の端に捉えながら相手から話しかけられると漸く思考が動き始めた。先程のことがまるで無かったかのように相手に話しかけられると胸の奥がざわつく。無意識に手を握りながら簡素にさっきあったことを告げるが今頭の全てを占めているのはそれではない。じっと相手に視線を向けると「……君は、何を話していたんだい」と本当に知りたいことを問いかけ)



7399: 探偵 [×]
2024-12-13 21:15:07


つまりそんな依頼がくる程にはきな臭い集まりってわけか。…、…あいつから色々聞き出そうとしたんだけどな、全然しっぽ掴めなかったぜ。悪ぃ
(レオが部屋を出ていき薄暗い部屋で相手と二人きりになる、今のことを言及されないように相手の首尾を聞いてみればあの場で依頼がされたと聞き数度頷いた。いつもならばその依頼主や詳しい経緯、得られた情報などを相手から聞いて共有するところなのに意識はポケットに突っ込んだレオからの贈り物に奪われてしまう。一体自分の手に押し込められたのはなんだったのか、最後に囁かれたあとでという言葉に期待が募って探偵業さえままならない。無理やり返事をしていると相手がこちらを見つめているのに気がついて目線を合わせる。相手は自分の相棒であり恋人だ、レオが接触してきたこと囁かれた言葉、それらは相手が検索する際のヒントになるかもしれないもので迷いなく共有すべきものだ。だが先程から心臓が煩くて高鳴りは収まらない、今しがた別れたばかりだというのに今すぐ駆け出したいくらいにレオに会いたい衝動が募る。ありのままを全て話せばいいのに後ろめたさが尾を引いて咄嗟に嘘をついてしまう。薄く笑いながら上手くいかなかったと、あの場の説明になっていない言葉を告げていると彼に、レオに会いたい気持ちはさらに膨れ上がってしまって「とりあえず情報屋にこの集会のこと聞いた方が良さそうだな。フィリップ、お前はアキコと一緒にその依頼主から事務所で話聞いてくれ。俺は情報集めてくる」といつもよりどこか忙しない口調で言えば体のいい役割分担をして露払いしようとして)


7400: 検索 [×]
2024-12-13 21:51:02

……、翔太郎!
(街の人から助けて欲しいと依頼を受ければいの一番にそれに応えようとするのが相手だ。だがその内容を詳しく聞こうともせずそれらしい返しをしながら何処か上の空にも見える態度に違和感は募っていく。一番気になっていた会話内容について目を合わせて問いかけると妙な間が空いて曖昧な答えが返ってくる。長年一緒にいれば何となく癖なんかも分かってくるがこういう時の相手は大体本当のことを言っていない。薄い笑みさえ先程の光景をフラッシュバックさせて相手は目の前に居るのに遠くに行ってしまったようなそんな冷たい心地すらした。無意識に眉を寄せていれば相手はいつものように相談する訳でもなく忙しなく一方的に物事を決めていく、情報を集めると言ったその行先があの男の元では無いのかと嫌な予感は増幅していくばかりで咄嗟に相手の腕を掴んだ。感情が制御出来なくて強くそこを握りながら役割分担の話を遮るように強く名前を呼ぶ。真剣な顔で、相棒としてだけでなく恋人としても相手を見つめながら「それは、僕には言えないことなのかい?」とさらに踏み込んだ問いを投げかけて)


7401: 探偵 [×]
2024-12-13 22:24:29


っ、…ンだよその言い方!ちゃんと話しただろ!レオからは何も聞き出せなかったんだよ!
(心は完全にレオに奪われている、それこそ盲目的に、体がどうにかなってしまいそうなほどに、あの声をまた聞きたい気持ちが抑えられない。この場をなんとか早々に切り上げて早くひとりになりたいのに相手はそれを許さないようにこちらの言葉を遮って腕を掴んできて、強く名前を呼ばれると漸く目を合わせた。そこには唯一無二の相棒が、世界で一番大切な恋人がいる。いるはずなのに、その存在を塗りつぶしてしまうほど輝き煌めく光がこの視界を覆ってしまって、大切な存在であるはずの相手の輪郭を霞ませる。強く腕を掴まれながら終わったはずの話を蒸し返される、早くポケットの中身を確認したいのに相手のせいでそれが叶わない。その状況は相手への怒りへと変換されていって強い口調で叫びながらこちらを掴む相手の手を振りほどいた。相手は大切な存在だ、そのはずなのに今はレオとの間を邪魔する存在になっている。レオへの想いの強さが相手への怒りへ変換されさらに自分にとって都合のいい嘘を重ねながらこの場を振り切ろうとする。普段ならば到底しない嘘や感情の昂りが溢れ出す、それはレオへの気持ちが溢れるのと同じくらいどうにもならない。相手を強く睨みながら「俺が何も情報掴めなかったのがそんなに気に入らねぇのかよ!」とこの場を早く終わらせようと筋違いの怒りを重ねて)


7402: 検索 [×]
2024-12-13 22:52:22


っ、誰もそんなこと言ってないだろう! 依頼人の彼女の話からしてもあの男が妙な能力のようなものを持っているのは間違いないはずだ。そもそもわざわざこんな所に人を集める目的も分からないし、まともな人物とは思えない。とにかくあの男が危険で、何か企んでいるのは君にだって分かるだろう。
(強引に腕を掴んでこちらを向かせなければ目が合わないほど相手は何かを急いでいる。引き留めて相手の隠そうとしているものについて問えば強い口調で返され、力任せに腕を振り解かれてしまって思いもしない行動に一瞬思考が止まった。声を荒らげて強く睨む視線からは苛立ちを超えて敵意のようなものが感じられる。その事自体にも、それが先程目撃した事を隠そうとしている為なのだと察しがついてしまえば一気に感情が昂ってこちらも強い言い方で返してしまう。やはり相手はあの男との間に何かがあったのだ。そう確信を持つとそんな相手を引き止めるために先程の彼女との会話や今までの事で分かったことを早口で伝える。普段の調子で話しているつもりだったがあの男が気に入らないという個人的な感情が乗っかって強く断定的な言い方になっているのには気付けないまま、大切な相手に危険性を訴えた。そして相手のポケットに目を向けると「今あの男に貰った物、出したまえ」と低い声で告げ隠したものをこの場で暴こうとして)

7403: 探偵 [×]
2024-12-14 08:12:53


っ、…あの集会が怪しいのは十分分かるけどな、少なくともさっきレオと話した感じじゃ何も怪しいとこはなかった!それをまともじゃねぇって、言い過ぎだろ!…ッ、……断る。まともじゃねぇ今のお前にこれを渡したってレオを悪く言うだけだろ
(脳内の大半はレオの事で埋めつくされていてそれを許さない相手に今や怒りを強く感じている。そんな状態で彼を強く否定し非難するような言葉を聞けば更に感情はヒートアップしていく。自分だってついさっき会ったばかりのはずなのにそれこそ盲目的に彼のことを信じて庇っている、それが胸の高鳴りに由来するものだという事からは目を逸らして感情のままに相手に言い返していた。誰よりも信頼できる相手の言葉を聞かなければならないはずなのに気持ちはレオの方に傾いて彼を信じたいと思ってしまう。鋭い空気の中相手がポケットの中身に言及すると思わず息を飲む、素早く隠したつもりだったが相手にはバレていたらしい。自分も何を手の中に渡されたのかは分からない、しかしあのレオが自分に託した大切なものをレオに対して敵意を持つ相手に渡す事なんて、できない。このポケットの中身は自分とレオだけのものだ。ポケットを相手から遠ざけるように半歩さがるとこちらも低く静かな声で首を横に振る。そして先程レオに向けた言葉を今度はこちらから相手へと向けた。相手に阻まれれば阻まれるほどレオに会いたい気持ちは抑えられなくなっていく、相手から目を逸らすと「とにかく、俺は外で情報稼いでくる」と無理やり会話を終わらせると相手を振り切りそのまま部屋を出ていって)


7404: 検索 [×]
2024-12-14 09:18:05

ならその話をした内容を言えば良い。やましくないなら言えるだろう。 っ、それは見てから決めることで、翔太郎!!
(湧き上がる感情のままこの回のこともあの男のことを非難すれば相手もヒートアップして言い返してくる。まださっき会ったばかりで客観的に見ても怪しい所ばかりなのに相手は男を庇うような事ばかり言っていてそれが余計気に入らない。話の内容を明かそうとしないのに信じてくれなど虫がいい話で必死に男との何かを隠そうとする姿にその口調は問いかけるようなものから責め立てる物に変わっていた。その証拠を掴もうとポケットの中身を出すように言えば息を飲み半歩下がる。そしてこちらの要求を拒否してまともでは無いと言われてしまうと唇を噛み締めた。何で自分の気持ちが分かってくれないんだ。いつもは何も言わずとも通じ合えていると思うのに今は大きな壁があるようにしか思えない。何が出たとしても男の事を悪く言ってしまう自覚はあったが早くそれを暴いてしまいたいと急かすも目を逸らして強引に話を切り上げようとしたのが分かればまた強く名前を呼んで再びその腕を掴もうとする。だがその腕は宙を掠め振り切られてしまうと相手を失う喪失感と身勝手な怒りが湧いて「…僕よりあの男を信じるのか」と恨み言のような言葉がぶつけていた。そのまま相手は部屋を出ていってしまう。一人になれぱ頭は様々な感情が入り交じって冷静でないことを自覚する。以前相手の幼馴染が関わった一件で作られ塞がっていたはずの傷がさらに深く開いてぐちゃぐちゃに荒らされてる気分だ。相手のことを掴めなかった手を握りしめていれば『翔太郎くんが何か急いで調査しに行くって出ていったけど……、…フィリップくん?』と所長が部屋に入ってくる。急いで、という言葉に相手の男への想いの強さを感じてまた胸が痛む。心配そうに顔を覗き込んでくれる所長にゆっくりと目を合わせ「…アキちゃん、僕はどうしたら良いと思う」と小さく声を零して)

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