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相乗りで何処までも 【 〆 】/7484


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自分のトピックを作る
7305: 探偵 [×]
2024-12-02 18:42:43


最後まで立ってただろ……、…お前が欲しい
(単なる簡単なお手伝いの依頼だったはずが執事としての立ち居振る舞いを学ぶ所から売上競争に巻き込まれ意地でも最後まで執事として立ちながら相手と共に頂点を掴み取ったわけだが、相手と二人きりの空間になりこれで執事も終わりだと思った瞬間にアルコールを上回っていたアドレナリンも集中力も緊張感も途切れてしまってこの空間で一番頼れる相手の方へと体を預けた。耳の端は未だに真っ赤で体温は高い、相手に体重を預けながら背中に腕を回すと相手から文句が飛んでくるがそれを屁理屈で返していた。顔が覗き込まれて視線を混じえ欲しいものを問われる、いろいろと必要なものはあるはずなのだがすっかりアルコールが思考に侵食してしまってある意味で一番素直な答えを返すとそのまま顔を近づけ唇を奪った。強く唇を押し付けてから顔を離すと望んだものが得られて緩みきった笑みを見せる。だがふと相手がアルコールを飲んでいたことを思い出すと途端に表情を心配そうなものへと変えた。相手の頬に手を添えて瞳を覗き込みながら「お前、あんなにワイン飲んで大丈夫だったか?気分悪くなってねぇか?」と自分が問われるべき質問を相手へとしていて)


7306: 検索 [×]
2024-12-02 19:53:21

…ん、さっきまでの君とは大違いだ。あれくらい何ともないよ、君が心配で酔ってる暇も無かったし。
(促したままに体重を預けられ背中に腕が回される。屁理屈を言う相手を抱きしめながら様子を伺うと率直な答えが返ってきて顔が近付いてくる。そういうことでは無いのだがそれぞれ働いていた分相手が不足しているのはこちらも同じでされるがまま唇を重ねた。特別な温度を感じてから離れると相手は緩んだ笑みを見せる。先程までの執事としてスマートに動いていた姿とのギャップと自分だけが見れる特別感に優越感を覚えてこちらも軽く口元を緩めて感想を告げる。だがそんな顔が心配に変わり、頬に手を添えられると質問をされると目を瞬かせる。あの時ワインを飲んだことを心配しているのだと分かれば問題無いと返す、飲んだ直後はアルコールを感じていたがその後にワインを一気に煽る物だから気が気で無かったと少し眉を寄せながら告げる。今もほんのりとだけその影響を感じるだけであれば相手の赤くなった耳朶に軽く触れながら「僕の方が強いのかもしれないね」と言葉続けて)

7307: 探偵 [×]
2024-12-02 20:39:04


だって、もうご主人様に使える執事じゃなくてお前の相棒でいいんだろ?…ん、……飲んだ量が全然違ぇんだからまだ分かんねぇだろ
(執事らしい服をきて格式高い雰囲気の中にいれば自然と背筋も伸びて言葉遣いもそれなりのものになっていた。しかしそんな気を使う必要もない空間になれば思考が回らないのも相まっていつもの探偵を通り越して一切着飾らない左.翔.太.郎にまで一気に針が振れてしまう。特別な柔らかさを感じた後に心配するように相手の瞳をみれば逆に心配されてしまって相手の眉の間が狭まる、だが相手が無事ならばとりあえずはいいだろうと反省のない笑みを浮かべていた。相手は呂律もしっかりしていて抱きつく体は自分のよりも体温が低く心地よい、異常はきたしていないようで安心していると耳朶に指先が触れて擽ったそうに笑みを漏らす。しかし直後酒の強さは自分が上だと言われると負けず嫌いが発動して即座に反論する。以前アルコール入りのチョコレートを食べた時は同じくらいには酔っていたはずだ。ようやく相手はあらゆるご主人様に仕える執事からいつもの相棒で恋人の存在に戻ってこのままくっついていたいのだが早上がりさせてもらったのにいつまでもここにいると不審がられてしまう。不満を隠さない顔で心底残念そうな笑みを浮かべると「いい加減いつもの服に着替えちまうか」と自分のせいで遅延しているにも関わらずため息をついて)


7308: 検索 [×]
2024-12-02 21:10:01

ああ、僕だけの相棒だ。…そうだね、早く帰ろう翔太郎。
(あれだけ色々な人に仕えてそれらしい言葉を紡いでいたが仕事が終わってこうして話していれば自分の元にちゃんと返ってきたようで安心する。執事をしていた時には我慢していた独占欲をチラつかせると熱持った相手の肌を撫でた。あれだけこちらは肝を冷やしたというのに相手からは反省の色は見えないが何事も無かったのならそれで良い。相手に触れ合いながら会話を続けていたがホールの片付けが終われば他の執事もここに来るだろう。今の酔いが回って全体的に緩い相手を他の人には見せたくない。相手の言葉に頷き、二人だけの家に帰ることを宣言すると腕を離して着替えを再開する。かちっとした燕尾服からいつもの服へ着替えると堅苦しい物から解き放たれたようで思わず伸びをした。先に着替えが済むと少々覚束無い仕草の相手を手伝ってネクタイを結び、襟を整えてやる。着替えが済んだ所で控え室にノックがされて返事をする。入ってきたのは執事長で『依頼料とご依頼された物、それと私からのお気持ちを少しだけ準備させていただきました』と高級感のある紙袋が渡される。少々気になる言い回しはあったが感謝の気持ちは伝わってきて素直に少し重みのあるそれを受け取った。『またいつでも御帰宅でも執事としてもお二人をお待ちしております』と笑う執事長に改めて礼を伝えると相手を軽く支えながら執事喫茶を後にして)

7309: 探偵 [×]
2024-12-02 21:41:49


あぁ……今日はお前が誰かと話してるとこ散々見せつけられたんだから、早くお前を独り占めにしてぇ
(相手に崩れそうな体を支えられ肌を撫でられると安堵するようにゆっくりと息を吐き出す、今日一日仕事とはいえお嬢様に手を握られたり誰かのために椅子を引いたりエスコートしたり、そうやって他人に使って決して誰かに触れようとしなかった手が今自分に迷いなく伸ばされ触れられていることに言いようのない優越感を感じていた。相手から帰宅の同意を得られれば心のままの言葉が溢れ出して一度ぎゅっと相手を抱きしめてから体離し着替えを再開する。多少ふらつきながらも執事の服を脱いでいきいつもの探偵の格好へと戻っていく、しかしふらつく思考では着替えるのさえ一苦労でシャツのボタンをひとつ止めるのにも随分時間がかかってしまった。ようやく全てのボタンが止まった頃に相手はもう着替えが終わっていて「フィリップ、」と声をかけてネクタイを結んでもらう。相手だけが結ぶのを許された首輪とも称されるそれを結ばれて満足気に笑みを浮かべながら襟を正されるとジャケットを羽織りハットを頭に乗せてようやくいつもの姿へと戻った。着替えが終わったところで執事長が入ってきて慌てて顔を引き締めいつもの探偵の表情を浮かべる。相手には依頼料を含めた紙袋が渡される、その中身は随分と重そうだが執事長に内容を聞くのは野暮というものだろう。こちらからも今日一日世話になった礼を伝えて相手に支えられながら執事喫茶を後にした。そのまま帰路へつくが相手に触れられているのに介助されているような体勢はどうにも物足りなくて「こっちの方がいいだろ」と言いながら支えていた手を無理やり取って手を繋ぐ、ここら辺なら人通りは少なくルールの適用外だ。上機嫌に歩きながらチラリと紙袋の方をみやると「それ何入ってんだ?」と好奇心のままに聞いてみて)


7310: 検索 [×]
2024-12-02 22:31:45

それもそうだね。見てみようか、…さっきの薔薇の花束の一部と依頼料とブロマイドだね。それとこれはあの店で使われていたコーヒー豆で、こっちの箱は何だろうか。
(家に帰ることを促せばその裏に隠した意味も読み取ったようで同じく独占欲を含んだ言葉が告げられ帰り支度を急ぐ。普段ならば子供扱いするなと文句を言われてしまう手伝いも終始ご機嫌に受けいれていてアルコールの効果は抜群のようだ。だがそんな相手も執事長が入ってくれば普段の探偵の姿をするのだから素直に感心していた。紙袋を受け取りそれぞれ礼を伝えて執事喫茶を後にする。ふらつきそうな相手が心配で支えるように道を歩いていたがその手が剥がされて相手の手と繋げられる。一瞬驚いてしまうがこの辺りは人通りは少なく、左に並ぶ相手の横顔がやけに上機嫌に見えるとこちらも表情を緩め指を絡めるようにして繋ぎ直して軽く力を込めた。そうしていると相手に紙袋の中身を問われて自分も気になると手を繋いだまま中身を確認する。まず目に付いたのは先程送られた薔薇の花が数輪の手頃なサイズになった花束で、その横に依頼料の入っているであろう封筒と依頼していたブロマイドの束がある。ここまでは想定内だがその横にあるクラフト袋の印字を確認して先程提供していたコーヒー豆だと分かれば声を弾ませる。だがその隣のネイビーの細長い箱の中身は分からなくてずっしりと重みのあるそれを取り出してみる。だが特に印字がある訳でもなく高級そうな化粧箱とだけ分かると下を支えながら「開けてみてくれ」と相手に促して)

7311: 探偵 [×]
2024-12-02 23:07:32


すげぇ……なんか今日一日の事を詰め込んだ中身だな
(フワフワと心地よい気分に揺れながら相手と共に夜の風.都.を歩く、いつかの夜にこんな風に夢か現実かを彷徨いながら相手と楽しい時間を過ごしたことがある気がして気分は更に良い。こちらが繋いだ手が指を絡めるように繋ぎ直されて恋人の繋ぎ方になるとますます気分はあがって鼻歌でも歌い出しそうな勢いだった。その上機嫌のままに紙袋の中身を聞いてみる、こんな時でも手を繋いだまま中身を確認する相手に喜びを感じながら身を乗り出して紙袋の中身を覗き込んだ。そこに入っていたのは依頼料に加えて薔薇の小さな花束とブロマイドとコーヒー豆と何かの化粧箱だ。ブロマイドはどうやら撮ってもらったもの全てが入っているようでなかなかの厚さの束になっている、きっとあの中には好評だったツーショットも入っていることだろう。相手が何やら執事長とやり取りをしていたがどうやらこれの交渉だったらしい。さらにコーヒー豆は二人で一人の実力を見せつけた代物だ、相手がコーヒーについて語っていたのも相まってお土産に入れてくれたのだろう。実際相手は声を弾ませていて自然と口角があがる、これはまた家でコーヒーを飲む時が楽しみだ。そして薔薇は言わずもがな、今日言葉を交わしたご主人様の想いが詰まった薔薇は瑞々しく輝いて二人を讃えているようだ。こうみればそのどれもに思い出があって改めて色々あった濃い一日だったのだと実感する、メイド喫茶のお手伝いもいろいろと大変だったがこちらは店の事情に巻き込まれさらに予想外の依頼となったが同時に最高の結果を相手と共に残すことが出来た。そして最後のひとつ、中身の分からない化粧箱を相手が取り出す。特に何が書いているわけでもなくて不思議そうに眺めていると相手に開けるように促され頷いてから中身が飛び出さないようにゆっくりと蓋を開けて)


7312: 検索 [×]
2024-12-03 06:58:54

これは…あのワインだ。なかなかの高級品のはずだけど執事長の笑みの理由はこれだった訳だね
(相手の酔い具合によってはタクシーで帰るのも考えていたがこうやって歩いて帰るのも悪くない。相手からも上機嫌なのが伝わってきて一緒に気になる紙袋の中身を確認する。仕事中執事長の気配はあまり感じられなかったが自分達の接客の様をちゃんと見ていたラインナップで口角が上がる。色々と大変だった一日だが相手の言う通りこうやって詰め込まれてみると思い出に残る物ばかりだ。となればこの中身が分からない箱もそうなのかと相手に声を箱を開けて貰う。その中にはあのお嬢様と一緒に飲んだワインと同じ物が入っていて目を瞬かせる。確かにこれも思い出の品ではあるが勝負の中で飲む事になったこれを入れるとはあの執事長の性格が伺える。ワインにあまり知識がなくとも見た目と店で提供された値段から高級品であることは伝わってきて執事長の気持ちとはこれだったのだろうか。素直な感想を述べながら必死に止めていた相手とあの時には抱く余裕の無かった好奇心が疼くと「貰ったものは消費しないと悪いと思わないかい?」と目に輝きを乗せながら交渉してみて)

7313: 探偵 [×]
2024-12-03 07:50:04


あ……まぁ俺達が勝った要因ではあるな。…、お前まだ酒飲める歳じゃねぇだろ!絶対にダメだ!
(今日の思い出をぎゅっと濃縮したような内容にただただ口角はあがる、流石は相手に敬意を持って尽くす執事の頭を勤めている人だ。最後に残された大きな化粧箱をそっと開けて中身を覗き込むとある意味で思い出深いワインが出てきて思わず微妙な笑みを浮かべてしまった。確かに二人で力を合わせ勝利を決定づけたものではあったがこれのせいで今自分はフラフラになっており相手は不本意ながらもアルコールを飲まされてしまったのだから。だがこれがあの店の高級ワインなのは確かで味も当然良かった、手土産としては最高のものだろう。相手はこのチャンスを逃すまいとワインを飲むようにこちらへと誘いかけてくる、好奇心に輝くその目はいつも通りずっと見つめていたいものだがこればっかりはアルコールで思考がぼやけていても答えば変わらない。すかさずノーを叫んで化粧箱の蓋をしワインを隠してしまう、相手の正確な年齢は分からないが少なくとも今成人していないのは明らかだ。ワインであれば長期で保管しても問題ないのだから「これはお前が大人になった時のお祝いまでお預けだな」と少々揶揄いまじりに言って)

(/お世話になっております!少しご相談なのですが、この後帰宅してからアルコール混じりに今日の振り返りをするお話をこのまま続けるかここで区切って次のお話にいくか少々迷っておりまして…検索様のご希望はいかがでしょう?)


7314: 検索 [×]
2024-12-03 11:35:45

あっ! 今なら行けると思ったのに…。…分かったよ、そういう事にしておこう。
(箱の中身は予想外の物であったが今がチャンスとばかりに相手に好奇心を宿した目を向ける。今の相手はアルコールに酔っていてご機嫌だ。自分のお願いに弱い事と思考が回っていないことに賭けて飲みたいと意志を示したのだが頑固拒否の態度を貫いて箱に蓋をしてしまうと思わず声を上げる。酔っていてもこういうラインはちゃんと守る意志は強いらしい。こうやって毎度のこと取り上げられるからこそ余計気になるのだがこの様子では揺らぐ事は無さそうでむすっと子供っぼく拗ねて呟きを零す。普段は並び立つ相棒であるのにこういう時には子供扱いされてしまう、不満を顕にしていたが大人になったお祝いと聞けば少し揺さぶられる物があってひとまずは頷いておいた。また機会があれば狙えば良いだろう。そんな話をしていれば家の近くまでやってきて再び人通りのある道になる。だがこの手を今更離すのは惜しくて「風が当たると寒い…」と呟きながら風よけにするように相手に肩を寄せくっつくとその間に繋いだ手を隠してしまう。「早く帰ろう、翔太郎」と声をかけるとそのまま早足で歩き始めて)

(/こちらこそお世話になっております。今回の話が色々な人と関わるものだったので二人で過ごす時間が欲しいなと個人的には思っておりまして次が二人の日常の話や甘めな話ならば区切ってそちらに移っても良いですしその他の系統の話がご希望なら帰宅後の会話を楽しんでから次に移りたいなと思うのですが探偵様はいかがでしょうか?前者ならばアイススケートデートや出張の予定から早めに帰ってきた探偵君に検索の夜更かしがバレる話、後者なら赤い刑事君関連の話や喧嘩してギクシャクしてる時の話などが浮かびましたが探偵様のご希望をお聞かせください!)



7315: 探偵 [×]
2024-12-03 12:29:33


ったく、油断も隙もねぇな……、…あぁ、早く家に帰ろうぜ
(いくら酒を飲もうとも相手が未成年のうちは飲酒を止める絶対的な自信がある、体に悪影響な上検索して好奇心が暴走すればきっと目も当てられない状況になるだろう。相手はそれこそ子供のように拗ねていてその表情には心揺さぶられるがやはり飲酒を許すことは出来ない。その代わりに大人になった時まで取っておく案を出せば相手はとりあえず納得したようで無事ワインはこのまま保管されることとなった。人通りのある道に出てそろそろ手を離さなければならないかと露骨に暗い顔をするが相手がこちらへとくっついて繋がる手を隠してしまう、これならば周囲に手を繋いでいるとバレることはない。直ぐに表情を明るくさせると二人の間でこっそりと繋がれた手をぎゅっと強く握った。冷たい風に吹かれながら家へとたどり着くと玄関の扉を開けて中へと入る、靴を脱いで寒さから逃げるように相手と手を繋いだままリビングへと駆け込んだ。そのまま後ろへ振り返ると直ぐさま相手を抱きしめる、まだ上着も脱いでいない状態のせいで「なんか、思ったよりあったかくねぇな…」ときちんと相手の体温を感じることができずに眉を下げた。上着を脱げばいいのに今はそれを判断する思考はもはやなくて、ふと良いことを思い出すと互いの頬をぴったりとくっつける。思った通り露出されたそこは最初こそ冷たかったものの相手の体温がじわじわと感じられて「へへ、フィリップあったけぇ…」と幼く笑みを浮かべていて)

(/沢山候補あげていただいてありがとうございます!こちらも二人の甘い時間が欲しいなと思っておりましたので、よければこのまま続けさせていただいてもよろしいでしょうか?その後は騒がしいお話ができればと思っておりましたので、夜更かしがバレる話か喧嘩してギクシャクしているお話ができれば良いなと思っております。ひとまずこのまま続けておきましたので二人きりの時間楽しめれば幸いです/こちら蹴りで大丈夫です!)


7316: 検索 [×]
2024-12-03 15:26:14

ただいま…っ、まあお互いにこれだけ厚着していればそうだろう。ああ、あったかいね…。
(相手と暖を取るフリをしてくっついて繋いだ手を隠すと分かり易く表情は明るいものになって強く握られる。伝わってくる普段よりも高い熱を感じながら早足で帰路を急いだ。家に辿り着くと玄関を開けて帰宅の言葉を口にしながら中に入る。手を引かれるままリビングに入り、ひとまず紙袋を床に置いた所で振り返った相手に直ぐさま抱きしめられる。一瞬驚くものの相手の酔った時の癖を思い出してこちらからも受け止めるように腕を回すが不満気な呟きが聞こえてくると思わずツッコミを零す。触れ合いたいのなら一旦腕を解いて上着を脱ぐべきなのだが相手は寧ろ頬をくっつけてくる。外気に触れていたそこは冷たかったが段々とお互いの体温を伝えあう。それに対して幸せそうに幼い笑みを浮かべる相手に心掴まれるとこちらからも軽く擦り寄りながら感想を呟く。だが先ほどの執事の面影など微塵もない子供っぽい姿を見れば少し悪戯心が湧いてきて背中に回した手を上着の中に忍ばせてシャツを軽く引っ張ると脇腹の素肌に自らの冷たい手を押し当てて暖を取ろうとして)

7317: 探偵 [×]
2024-12-03 18:12:51


あ、そうだな。…ん……?びゃぁっ?!
(今日は相手と一日一緒にいたのに途中からずっと相手以外の所にいて、さらには相手も別の誰かの所にいて、なかなか同じ時を過ごすことが出来なかった。普段ならば依頼だからと割り切れてもアルコールが回ってより気持ちに素直になった頭では相手との時間が過ごせなかった不満の方が前に出てしまって二人きりになり直ぐさま相手を腕の中に捕まえた。なかなか体温が伝わってこずに不満を漏らしたが相手から冷静なツッコミが入りようやくその理由に思い当たる、せっかく相手を抱きしめているのにこれでは全く相手を感じることが出来ていない。頬だけは相手の体温を感じることができて相手が擦り寄ってくると心がフワフワと幸せな気持ちに包まれてますます笑みが深まる、このまま頬を離したくない気持ちもあるがもっと触れ合う為にはまず上着を脱がなければならないだろう。軽く上半身を離したところで相手の手が服の中へと入ってくる、いつもならばその思惑に気づくところだが相手の行動ならば止める理由もなくて目を瞬かせながら見守っていた。次の瞬間に脇腹へ冷たい手が当たって思わず変な声を出して体を跳ねさせてしまう、せっかく相手の体温を堪能していたというのに。してやられたことに対しニヤリとやる気と悪戯心を宿した笑みを浮かべ「やったな?」と子供のように言えば相手に回していた片腕に力を込めて相手を捕まえる。相手が逃げられない状況で堂々と前を開けて上着を引っ張りながら布の下に手を伸ばすと楽しげな笑みを浮かべながら背中へと手を滑り込ませ素肌に直接冷たい手を押し当てた。そのまま腕を交代させるともう片方の手も背中側へと侵入し素肌へと押し付けぎゅっと冷たい手で相手を抱きしめて)


7318: 検索 [×]
2024-12-03 20:39:19

ここなら暖が取れそうだ。 待っ、ひゃっ! っ…つめたい。
(返ってきて早々抱きしめあって体温を共有する。唯一触れている頬を擦り寄らせると相手は嬉しそうに笑ってこちらも暖かい気持ちを抱きながらくっつく。相手も漸く上着のせいで体温が伝わらないことに気付いたようだが離れていく前に手を忍ばせて温かい肌に冷たい手を押し付ける。その瞬間変な声を上げながら予想以上のリアクションを見せる相手にクスクスと笑う。何ともないようにコメントを述べているとこちらを見た相手がニヤリと笑ったかと思えば腕に力を込められて嫌な予感を覚える。だが逃げる前に楽しそうに手が背中に伸ばされて素肌に冷たい物が触れると裏返った声を出しながら体を跳ねさせた。だがそれだけでは留まらずもう片方の手も素肌に触れて抱き締められると冷たさに身が震えた。見事に仕返しされてしまって悔しげに文句を口にするが段々と自らの熱が相手に移ると触れる冷たさもマシになってくる。こちらも服の下に腕を回して緩く抱きしめていたが相手の服から執事喫茶の中で着いたであろう見知らぬ匂いを僅かに感じるとそれを早く除きたくなって「今日は疲れたし先にお風呂に入らないかい?」と提案して)

7319: 探偵 [×]
2024-12-03 21:49:43


へへ、俺はあったかい。…そうだな、早くお前ともっとくっついて俺だけのにしたい
(冷たい不意打ちを食らった仕返しに相手を腕の中に捕まえて冷たい手を押し当てると相手の体が跳ねるのが分かる、自分のしたことで相手が反応するのが今日不足した分構ってくれているようで妙に嬉しくて上機嫌に強く抱きしめてしまう。文句混じりの言葉も受けるが悪戯心を滲ませながら自分は大丈夫だと子供っぽいことを口にする、しかし相手の不満気な顔をそのままにしておくわけには行かなくて慰めるように軽く口付けを送った。相手も服の下に潜り込ませた手を滑らせ背中側に回していて素肌同士が触れ合う心地に浸っていると風呂に入るよう促される。このまま相手の素肌の温かさと触り心地に浸っていたいところだがまだ上着も脱いでいないこの状況ではこれ以上相手に近づくことはできない。ここは一旦我慢してあとで存分に楽しむ方がいいだろう。相変わらず口からは脳を介さない言葉が出てきてしまう、依頼とはいえずっと誰かに相手を取られていた反動が出てしまっているのだろう。早く相手とくっつきたい衝動が襲いきていても立ってもいられなくなれば相手にまた軽く口付けを送って「先入ってくる」と声をかけると名残惜しくも腕を解く、だがその分手早く上着類を脱いだ後駆け足で風呂場へと直行して)


7320: 検索 [×]
2024-12-03 22:25:14

ん、行ってらっしゃい。
(相手はこちらの反応を見て楽しそうに笑ってやはり全体的に幼い。機嫌を取るようにされる口付けも愛おしくてさらに距離を詰めるようにぎゅっと相手を抱きしめた。だがそれだけでは足りなくて相手に風呂に入るように促すとまたもや素直な言葉が告げられて鼓動が跳ねた。自らもそうしたいと言う我儘が形となるのを感じながら相手の軽い口付けを受けると目を細めて微笑み、慌ただしく上着を脱いで風呂場に直行する相手を見送った。相手が風呂に入った入っている間、貰った物を片付ける。コーヒー豆とワインはひとまず食品を置いている棚に入れて、薔薇の花束は普段使わないグラスを花瓶代わりにさしてテーブルに飾ってみる。それだけでも部屋は華やかになって暫くは暮らしに彩りを添えてくれそうだ。続いてブロマイドの束を確認してみると撮影した全ての写真と二人で花束を持って写った写真が纏めてある。相手の写真を順番に見ていくとやはり特別な格好にあまり見慣れない格好で写っていてこの写真達を他のお嬢様も持って帰ったと思うと少しだけモヤモヤする。だが最後の一枚は自分達だけのもので自然体で映るその姿に自然と表情が緩むと何処か部屋に飾ろうかと悩みながら相手を待っていて)

7321: 探偵 [×]
2024-12-03 22:57:14


あがったぜ、フィリップ。あ、薔薇飾ってくれたのかぁ、ありがとよ。それ俺達の写真だ。………これ配られたんだよな
(浴室に入ると直ぐさまシャワーを浴びて体を洗い始める、ただでさえアルコールが回って覚束無い頭は温かなお湯で体温があがったせいでさらに血の巡りを加速させて頭をぼんやりとさせて行く。暫くシャワーを浴びていることも忘れて突っ立ってしまったが意識が飛ぶ前に相手の元に帰らなければならない事を思い出すとその後はまた手早く体を洗って浴室を出た。いつもの寝間着を着てリビングに戻ってきたものの髪さえ満足に拭けずに頭はまだまだ濡れっぱなしだ。それに気が付かず相手の隣へやってくると相手が袋の中身を整理してくれたことに間延びした口調で礼を言いつつ手元を覗き込む。そこには報酬の一部であるブロマイドがあって二人で薔薇の花束を持って並ぶ構図に上機嫌な顔を浮かべる。しかしその後ろにある写真は全て薔薇のお返しに配られたブロマイド、相手が見慣れない格好で普段見ることができないポーズを取っているのにそれを知るのは自分だけではない。二人で何気なく会話している姿だってツーショットとしてご主人様の間で好評になってしまって自然な笑みさえ誰かに奪われてしまった気分だ。相手は自分のものなのにと思考は加速して相手の首周りに腕を巻き付かせてぎゅっと抱きつく、子供が大切なぬいぐるみを離さないように強く抱きしめると「…あとで俺しか知らないフィリップの顔絶対に見る」と小さくボソリと呟いて)


7322: 検索 [×]
2024-12-03 23:33:37

おかえり、ってびしょびしょじゃないか。…まあ、そうだね。…是非そうしてくれ、
(ブロマイドの中身を確認していると隣にやってきた相手から声が掛かってそちらを向く。紙袋の中身を整理する時間があるほど少し長めに風呂に入っていたようだがぽたぽたとまだ水滴を垂らすのを見れば相手が持ってきたタオルを取って代わりに髪を拭いてやる。その間相手の視線は手元のブロマイドに向く。今日の記念にと執事長にリクエストした物で最後に撮った写真を見た相手の顔に上機嫌な笑みが浮かんだ。だがその後ろの沢山撮ったお互いの写真に移るとその顔は不満げなものになっていき、先程自分が思ったことと同じことが呟かれて曖昧に肯定する。流石に全て揃えた物は数からしても居ないだろうがそれぞれをお嬢様達が持っていることには変わりない。すると首元に自分のモノだと主張するように腕が巻きついて強く抱きしめられながら思わぬ宣言が聞こえてくると何とも子供っぽくも健気な姿に笑みが零れた。相手の前ならばありのままの姿も他の人の前では浮かばない表情も全部見せられる。弾む声と共にわしゃわしゃとまだ濡れた髪を撫でると「僕もお風呂に入ってくるから頑張って起きていてくれ」とお願いして軽く口付けて風呂場に向かう。手早く服を脱ぎ、シャワーで温まりながら髪と体を洗う。特にセットして貰っていた髪はワックスなどが残らないように丁寧に洗い流してスッキリするとお湯を止めて拭きながら浴室を出る。相手の色の寝巻きに着替えて出てくれば「ただいま」と言いながら相手の姿探して)

7323: 探偵 [×]
2024-12-04 07:46:55


ん、…へへ、……フィリップともっといたいからちゃんと起きてる。だから早く帰ってこいよ
(ブロマイドを覗き込んでいると相手の手が再びこちらへ伸びてきてきょとんと見つめているとバスタオルで髪を拭かれる、頭を優しく撫でられるような形に幼い笑みを漏らし幸せな心地に浸っていたがブロマイドを通して相手が誰かに取られてしまったことに不満を覚えていた。相手は自分のものだと主張するように腕の中に閉じ込めるとさらりとその行為も後に続いた言葉も肯定されてしまってまた気分は上向く。さらに頭を撫でられると緩みきった笑みを浮かべて相手が出てくるのを待つように言われて笑みのまま頷く。やっと相手と二人きりになって相手を独り占めできるようになったというのに寝てしまうなんて勿体ない、ここからは誰かに相手を取られてしまった分相手を自分の物にしたい。そんな想いさえ口に出しつつ相手を見送った。浮ついた手つきで何となく髪を拭いて最後に残った水気を拭き取るとブロマイドを順に捲っていく、独り占めに出来なかったのは残念だが執事をしている間相手の方を見る隙間はあまりなくこうやって形に残してくれたのはある意味では有難かった。そうしていると浴室から出てくる音が聞こえていつもの寝間着に着替えた相手がリビングにやってくると早々に駆け寄り「おかえり、待ってたぜ」とまた腕の中へと閉じ込める。風呂上がりの体はホカホカと温かくて思わず擦り寄ると先程まで嗅ぎなれないワックスが香っていた髪はすっかりいつもの香りに戻っていて髪に鼻先を埋めてそこの空気を吸い込むと「お揃いのシャンプーの匂いだ」と弾んだ声で言えば心のままに髪と近くにあった耳朶へと口付けを落として)


7324: 検索 [×]
2024-12-04 11:57:12

ふふ、温かいね。…ん、この匂いが一番好きだ。…湯冷めしてしまう前にベットに行こうか
(相手の嬉しい言葉で見送られ相手が寝てしまわない内に髪と体を洗って風呂場を後にする。リビングに出てくれば早速相手が駆け寄ってきてまた腕の中に閉じ込められる。寝巻きはもこもことしているが上着を着ていた時よりも体温を伝えやすくて心地よい温度が体を包む。擦り寄られる擽ったさも相まって穏やかな笑い声を零すとこちらからもぎゅっと相手を抱きしめる。そのまま髪に鼻先を埋められて匂いを嗅がれている気配がすれば少々照れ臭い気持ちになるがお揃いと言われると温かな物で満たされる。この家で暮らすようになってすっかりこのシャンプーの匂いやボディーソープも馴染みの物になって纏う香りの重要な一部となっている。それは相手に関しても同じで髪と耳朶にキスが落とされる感触とその度に感じる香りに柔らかく微笑んで思ったままの言葉を口にする。外から受けた影響もなくなっていつもの自分だけの恋人になった相手をもっと堪能したくなればそれらしい理由を告げくっついたままベットの方に移動する。二人でベットに上がると相手を抱きしめ直してから「前にメイド喫茶の手伝いをした時の君の気持ちが良く分かったよ、君が他の人にちやほやされてるのは何というか…面白くない」とヤキモチを前面に出した感想を述べて)

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