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相乗りで何処までも 【 〆 】/7292


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自分のトピックを作る
661: 検索 [×]
2022-10-21 20:35:18


…そうだね、風.都.とは違った魅力があって穏やかな街だ。 なら、きみを連れ回す時間は十分にあるようだね。今日は十分だと思えるくらいこの街を探索して楽しむことにしよう、…勿論付き合ってくれるだろう?翔太郎
(窓から見える自然と街の景色を眺めながら相手が言葉を紡ぐ。温泉旅館が選ぶ決め手ではあったがこの街全体が風情な街並みと温かさに包まれていて、地元の人と観光客が共に過ごしている不思議な空間だった。観光地として文化を広げている街は見ていて興味を惹かれるものばかりだ。相手の意見に同意を示しながらも朝の日差しの降り注ぐ街を眺めていた。列車について聞けば視線がこちらに戻ってきて確認が取れる。つまりその時間までにお土産を買って駅に着いていないとならないだろう。嫌でもこの旅の終わりが見えてきてしまうが、逆に考えればその時間までは好きに動けると言うわけだ。思いを馳せているような相棒に気持ちいつもより明るい調子でその発想を告げる。帰る時に寂しさはどうしても感じてしまうだろうがこの肩の噛み跡のようにやり残しがないよう満喫してしまえば後悔も少なくなるだろう。どうせなら楽しい気持ちでこの旅行を終わらせたい。今日の方針を勝手に打ち出すと改めて相手を見つめる。そして当然乗ってきてくれるだろうという期待と自信に満ちた笑みを向けると軽く首を傾げながらも相棒の名前を呼んで)


662: 探偵 [×]
2022-10-21 21:38:59


えっ?……お前の頼みとあっちゃ断るわけにはいかねぇな。お前が十分満足するまで付き合ってやるよ、フィリップ。
(妙な感傷に浸ってると、一見すると不穏な宣言に聞こえる言葉が飛んできて思わず声をあげる。だが続いた言葉でその意図を理解する。まだ旅は終わってない。時間の区切りはあれど、これから楽しむ時間は十二分にある。そもそもこの街をまだ知り尽くしたわけではない、まだ見ぬ「初めて」がまだまだあるはずだ。そんなことを思い出させるように明るい声色で相棒が誘いを持ちかけてくる。まだ一日の始まりだ、せっかくの二人の特別な時間を余すことなく楽しまなくてどうする。口が穏やかに弧を描く。口では仕方なく相棒に付き合ってやると言わんばかりの言い方だが、今手を引いてくれているのは相棒だ。それに相乗りしない手は無い。時間は有限で腹のすき具合も良好だ、「とりあえず朝飯食いに行くか?」と一日を始めようかと持ちかけて)


663: 検索 [×]
2022-10-21 22:23:04


そうこないとね。ああ、まずは旅館の朝食から楽しむとしよう
(一度困惑したように声を上げるがその意図を察したように相手の口元が弧を描く。こういう時に理解が早くて助かるのが相棒だ。旅としては折り返し地点を過ぎたが2日目としてはまだ始まったばかり。まだまだこの街を楽しむ時間は残されているのだ。それを満喫しない理由はないだろう。相棒は仕方ないとばかりの返事だが乗り気になってくれたのが声色や表情から読み取れた。無事に相乗りのお誘いが成立すれば嬉しそうに微笑みを向ける。外から差し込む日差しは柔らかく空には雲一つない絶好の旅行日和だ。期待に胸を膨らませていると早速本日最初の予定を持ちかけられた。それに直ぐに頷いて早速椅子から立ち上がり広縁から出て会場に向かう準備をする。部屋を出る直前、振り返ると「行こうか」と声を掛けると同時に自然に手を差し出して)



664: 探偵 [×]
2022-10-22 08:43:32

朝からまた豪華だろうから食いすぎないように注意しねぇとな
(どうにも相棒のお強請りやお願いには弱い。もう何度も見ているはずなのに、あぁやって首を傾げて尋ねられるとどんな無茶だってきいてしまいたくなってしまう。それもこちらが肯定するのを分かりきった聞き方だ。傲慢と言ってしまえばそれまでだが、それだって相棒がこちらに信頼を寄せている印でもある。結果的に自分はいつだって、相棒の思うがままの返事をしてしまうのだ。せめて格好だけでも仕方なく付き合ってやっている風にしなければこちらも示しがつかない。相棒に続いて立ち上がり軽く準備をすませれば朝食会場に向かうこととする。部屋を出ようとした時に相手が振り返って視線が合う。そして当然のように差し出される手に「あぁ」と笑って答えて手を取った。今日も昨日と同様、恋人と二人きりの旅行だ、この貴重な時間を存分に楽しまなければ。柔らかな手を自分の手で包みながら部屋をあとにしたのだった。 )


ほんと最後まで豪華な旅館だったな。
(その後訪れた朝食会場は、部屋は夕食時と同じでも用意されていた食事はまた違った形で華やかで彩り溢れる内容だった。和食を中心とした小鉢の数々にふんわりと焼かれた魚の切り身、相変わらず白米さえ美味しい食卓。朝からあんなにも品数が多かったのはまた生まれて初めてだっただろう。おかげで腹は十二分に膨れていてエネルギー補充は完璧だ。その後軽く荷物をまとめるといよいよこの旅館ともお別れの時間。チェックアウトを済ませると最後に建物を出るまで丁寧に見送ってくれた従業員に礼をいいつつ、敷地の外へと出る。ついに豪華旅館ともお別れで寂しくないとは言わないが、それでも今日への期待の方が大きかった。ひとつ伸びをして絶好の観光日和の空を見上げつつ満足気に呟いていて)



665: 検索 [×]
2022-10-22 12:29:26


ああ、豪華温泉旅館の名に恥じないおもてなしだった。ここを選んで正解だったね。…とりあえず大きな道まで出ようか、観光案内マップがあったはずだ
(夕食の品揃えを見るに朝食もきっと豪華なのだろうと期待を胸に向かった朝食会場だったが予想通り和食でまとめられた素晴らしい物だった。夕食時と同じくその彩りと味に感想を口にしながら食事を進め、完食した時には十分に満腹で昼飯を軽くするかと考えるほどだ。その後部屋で荷物を纏めてチェックアウトする為に1階に降りる。相棒が鍵の返却などをしている間に昨日引き止められ見れなかった受付の装飾品を間近で観察しておくことも忘れない。従業員に見送られながら旅館を後にして、門の辺りでもう一度振り返る。しっかりとその外見と旅館での出来事を記憶に残してから相手の隣に並んで歩き出す。温かな太陽光が降り注ぎ緩やかな風が吹く、絶好の観光日和だ。この街を十分に楽しむとは言ったが主要な所は昨日回っていて、今日は明確な目的地がある訳でもない。とりあえず何処に行くか決めるためにも大通りにあった街全体の観光マップの存在を思い出すとその事を述べながらも旅館に来る時に辿った道を戻っていく。その道中、緩やかだった風が急に激しく横に吹き、着ているロングパーカーが風に靡き)


666: 探偵 [×]
2022-10-22 13:53:35


だな。そっから回る場所決めて……やべっ
(今日決まっていることといえば所長様のお土産選びくらいでその他は何も決まっていない。今日は相棒の興味の向くまま街を散策する日になりそうだ。ひとまずはあの喧騒の中に戻る提案に同意した時に突風が吹く。風.都.に吹く風よりも激しい一陣は頭にのるハードボイルドのトレードマーク、ハットをふわりと巻き上げた。いつもならば咄嗟に押さえることが出来たのに、今日は生憎旅行用のボストンバッグを持って片手が塞がっていて機動力が削られていた。結果ハットは風に舞い上がり頭を離れ、思わず声を出す間に少し離れた地面に落ちる。すぐにハットの元へ向かおうとした瞬間に、新たなものが視界に割り込んできた。軽い身のこなしで現れたのは毛並みの良い白い猫で、道に出てきたそれとパチリと目が合う。一瞬の間があったあと、白い猫はこちらから目線を外し代わりに帽子の方をみる。その時点でうっすら悪い予感がして、そんなはずは無いと考えを振り払ったが悪い予感というのは何故か当たるもので、白い猫はハットを口に咥えるとこちらから逃げるように大通りとは真反対の方向へ走り出してしまった。「マジかよッ!」と驚愕の叫び声が出る。慌てて猫とハットを追いかけるべく走り出した。探偵たるトレードマークを無くすなんて言語道断だ。言葉が通じるはずも無いのに「待て!」と再び叫びつつ人気のない方向へ走り始め)


667: 検索 [×]
2022-10-22 17:41:12


山の中で突風なんて珍しい、…あ。 待ってよ、翔太郎!__ …はぁ、やっと、興味を失ってくれたみたいだ。 まさかこの街の猫にも好かれるなんてね。
(どうやら一陣の風だったらしく直ぐに穏やかな物に変わる海の近くならともかく山の中で突風が吹くなんてあまり聞いた事のない話で興味深そうに感想を共有しようと隣を見た所で相手の頭に愛用しているハットがないことに気づく。相手の視線を追えば宙に舞ったハットが少し離れた地面を落ち、丁度そこに白い毛並みの猫が現れた。その猫が相棒のトレードマークを咥えた所で思わず声が出た。おそらく新たな玩具か何かだと思ったのだろうか、ハットを咥えたまま向かうはずだった大通りではない横道に逃げていき、直ぐに相棒もそれを追いかけるように走り出す。その光景に一瞬固まってしまっていた。風.都.ならともかく土地勘のないこの街ではぐれてしまえば合流するまで時間が掛かるだろう。そう判断するのは直ぐでこちらも叫びながらも相棒の背中を追いかけるように走り出す。猫はこの土地に慣れていくのか細い路地の方に逃げていく。外を走るなんて殆ど機会がなく早めの段階でバテ気味になるがそれでも何とか食らいつくように足を動かした。路地を抜け少し開けた場所に出たところで追いかけられて観念したのかそれともハットに興味を無くしたのか、猫は咥えた物を捨て更に奥に去ってしまった。それを確認して漸く足を止めるが走ったせいで息が大分上がっている。相手が猫を追いかける所は猫探しの依頼で何度も見た光景ではあるが、まさか旅行先でも見ることになるとは。呼吸を整えながらも猫の落としたハットを拾い上げると軽く汚れを払い、揶揄い混じりな言葉と共に相手に差し出して)


668: 探偵 [×]
2022-10-23 10:14:41


ありがとよフィリップ。まったく、風.都,の外でも大人気で困っちまうぜ。
(無我夢中で猫を追いかけ始めてしまったが、背後から相棒の声が聞こえて我に返る。庭たる風の街と違いここではどこにどんな道があるか分からない。しかも大通りから外れた脇道を通るならさらに入り組んだ場所となり、はぐれれば再会するのに時間がかかってしまうだろう。せっかくこの街を探索する日としているのにその時間が削られるのは望むところではない。走りは止めず、しかし背後にいる相棒の足音を頼りにその存在を確認しながら猫を追い続けることとした。走るのは速さも持久力も自信があるが、動物相手となると話は別、細い道で走りにくく体力も削られていって相棒の足取りも少しずつ重くなっていく。このままでは猫も見失い相棒ともはぐれてしまいそうだ。走る先に開けた場所が見えてそこへ行く前に蹴りを付けようと一気にスパートをかけて猫に詰め寄る。もう少しで手が届きそうになったその時、猫はハットを捨てて明後日の方向に去ってしまい、勢い余っていた体はハットからオーバーランしてしまった。追いつけはしなかったがとりあえずハットを失うのは避けられて、弾む息を整えつつ、後から追いつきハットを拾ってくれた相棒に礼をいってトレードマークを受け取り被り直した。まさかここでも「犯人」との逃走劇を繰り広げることになろうとは。やれやれとため息を吐いたところで周囲を見る余裕も出てきて目を向けるが、温泉街からはまったく離れた土地のようで見覚えは一切ない。その中で朱色の何かを見つけ目をこらす。開けたこの場の片隅にこじんまりと鳥居が立っていて「神社があんのか」と思わず呟いた。主要な観光名所はざっと頭に入れていたはずだがこんな外れにある場所に神社があった覚えはなくて、どこか呼ばれるような気分で鳥居の方へゆっくり歩きだし)


669: 検索 [×]
2022-10-23 13:13:00


おかげでここまで走るためになったけどね。 …神社? この不思議な建造物のことかい?
(無事にハットを取り戻し見慣れた定位置に戻ることになったが中心地から随分離れたところに来てしまったようだ。観光地用に綺麗に地面などが整備されている訳でもなく良くも悪くも本来のままという印象を受ける。汚れやすい白毛にも関わらず猫の毛並みが整っていたのを見る限り、この辺に住んでいる人の飼い猫か可愛がられてる猫だったのだろう。思わぬ猫の悪戯で走る羽目になったことに軽くため息をつく。旅にトラブルは付き物だとよく言うらしいがこれは予想外だ。とりあえず来た道を戻ろうとした所で相棒が何かに気付く。その視線の先を追ってみると不思議な形をした、一番近いもので言うと門の様な朱色の建造物があった。相手に続いてその言葉を音として発声してみるが自分の知識にはない未知の物だ。知らないことへの興味にまた好奇心が疼き出す。ゆっくり歩き出した相棒に追い付き、そして興味のあまり追い抜くとその朱色の建造物の元に駆け寄った。人の2倍かそれ以上の高さの鳥居が建ち、その先に緩く上り階段が存在してその要所要所にこれまた同じような鳥居が立っている。すぐ横にはこの街の名を含んだ神社の名前が石碑に刻まれていて独特の雰囲気を感じる。何処か招かれているようなそんな気分がしては「上がってみよう、翔太郎」と声を掛けて)


670: 探偵 [×]
2022-10-23 14:19:00


いやこれは鳥居って奴でこの先にある建物が神社だ。あぁ、これもなんかの縁だしな。
(不思議な心地で鳥居に近づいていたが、隣から相棒が追い越すのをみて我に返る。神社の鳥居なんていかにも相棒が興味をそそられそうなものだ。軽く解説を挟みつつ石畳の階段の正面に立つ。周囲が未整備であるのを見るのにここは観光地としては想定されていないのだろう。神社の名が刻まれた石碑をみやる、名前から察するに地元の神社と言ったところだろうか。木々に囲まれ昼間なのに少し暗く、また気温も少し低くて静寂に包まれたここは厳かな雰囲気だ。相棒も何かを感じたのか神社に赴く気になっているらしい。白い猫を追いかけ偶然たどり着いたこの場所だが、街を探索するという目的を思えばここだって探索対象だろう。頷いて同意を示すと階段を上り始めた。ひんやりとした空気の中階段を登っていくと、時折穏やかな風が吹いて木々が揺れる音が響く。要所要所に設置された鳥居は、建てられて年数は経ってはいるものの、どれも綺麗にされていて長年この神社が大切にされてきたことが分かる。まさにこの街と共に生きてきた場所なのだろう。しばらくもしないうちに階段の終わりが見えてくると、一際大きな鳥居が構えており、さらに視界が開けてくると本殿が徐々に見えてきて)


671: 検索 [×]
2022-10-23 20:09:12


これは鳥居というのか。…なんだか不思議な雰囲気だ。何をする所なんだい?
(また新しいキーワードを聞けば改めて実物を眺める。初めて見る形だが相棒がこれを見て反応したのを見る限り、普通の人でもそれなりに馴染み深い物なのだろう。そして神社という建物に関連する物でもあるはずだ。ますます興味惹かれてしまえば相手に続いて石畳の階段を登り始める。中心地から離れているせいか観光客も含め人は誰も居ない。自然の中にある人工物のはずなのに何処か鳥居含めまわりに溶け込んでいるようで昨日巡った観光スポットとはまた違う印象を感じた。周りの木々や各所に建てられた鳥居を観察しながらも一番上まで階段を登る。一際大きい鳥居が出迎えて石畳の続いた正面にまた不思議な形の建物が見える。あれが神社という物だろうか。横にも同じ系統の建物やそこから感じられる重々しい感じや神秘的な雰囲気に思わず足が止まって目線を向けながらもぽつりと呟く。大体の施設や建物は見れば利用用途などが推測できるがこの場所はそれが分からない。いつもならすぐに検索する所だが今日は旅の途中だ。顎に手を当てながらも知ってそうな相手に説明を求めて)

672: 探偵 [×]
2022-10-23 22:34:58


なら、俺が神社について分かりやすーく解説してやるよ。まず神社ってのは神様を祀る場所だ。不思議な雰囲気ってのはここが神聖な場所って証拠だな。で、神社には温泉みたいにいろいろ決め事があんだ。
(こちらに飛んできた相棒の質問に目を瞬かせる。出会った当初は分からないことがあればすぐに地,球,の,本,棚に直行だったのに、こちらに質問を投げかけてくることも多くなった。それは効率だとか正確さだとかが欠ける代わりに会話が増え共に過ごす時間を増やす行為。相棒の知識欲にすら自分との時間が勝っている事に思わず小さく笑うと、任せておけと言わんばかりに胸をトンと叩く。ひとまずは拝殿と本殿を指さし相棒の何をする場所なのか、という問いに答えておく。そして人差し指を一本立てると出かける前に言ってみせたようにルールの存在を教えた。せっかくの機会だ、ここは相棒をエスコートすることとしよう。手を取ってそのまま繋ぐと、道の真ん中を避け端の方へと移動しつつ鳥居の目の前へと移動する。目の前で一旦立ち止まると「こういう鳥居は必ず端っこで一礼してから通るんだ」とひとつめの決め事を解説し)


673: 検索 [×]
2022-10-24 10:09:50

ああ、宜しく頼む。…ここに神様がいるのかい? …なるほど、それが儀式の作法って訳だね
(自分が疑問を投げかけた途端、相棒の目が瞬く。振り回されると嘆くこともあるが、本質的に相棒は頼られるのが好きだ。だからこそ探偵という仕事をやっているとも言えるが、今回も調子よさそうに説明を買って出た相棒に頼りにするとばかりにこちらも小さな笑みと共にお願いした。この場所の説明を受けるが神様という単語に僅かに目を見開く。証明出来ない未知の存在を信仰する文化というのは馴染みがない。それに確か神様とは宗教信仰における全知全能の力を持ち人類に禍福を降すとされている存在だったはずだ。そんな存在がこんな特定の土地の一部にいるという状況や感覚が分からず疑問の声をあげた。だが相手の言う神聖な場所とする不思議な雰囲気は何となく肌に感じるものがあって半信半疑で説明に再び耳を傾けた。そしてここでもルールの存在を知り手を取られると実践してみようと素直にこくりと頷いて相手についていく。大きな鳥居の前で立ち止まり解説を受けると言われた通り深々と一礼してみてから「…こんな感じかい?」と確認を求めて)


674: 探偵 [×]
2022-10-24 11:34:39


え、…あーそれは訪れる人の気持ち次第ってか…こう、神様ってのもいろいろあってここにいるのはこの温泉街の神様だな。…くく、まぁそんなとこだ。神様の怒りをかったら天罰が下っちまうから気をつけろよ。
(さらっと口にした「神様」という単語だったが予想外の驚きようにこちらも言葉を詰まらせる。特に考えずに説明したが、そう言われれば「神様」の定義はこの世に溢れていて、それは宗教やら信仰度具合やらを加味すれば解釈の仕方は無限にも近い数ある。神様がいる、という表現もある人には正しいがある人には正しくない。こういう人によって違うものはなんとも説明の難しいものだ。もし相棒が知識欲を優先して本棚に入ってしまったら軽く数時間は帰って来なかっただろう。その点は良かったが相棒を満足させる説明をと意気込んでいた顔はいつの間にか困り顔へと変化していて、結局は曖昧な返事しかできなかった。だがおかしな話、参拝のルールは誰に教えてもらったわけでもないのにバッチリだ。随分丁寧な一礼をする姿に楽しげに笑う、こういうのは気持ちの問題なのだがこれだけ深々と頭を下げていれば問題ないだろう。自分は45°くらいの礼で済ますと相手の手を引いて鳥居の端をくぐる。この様子であれば相手の好奇心が暴走することもなさそうだが、揶揄いとちょっとした悪戯心から天罰だなんて言葉を出して軽く脅かしておく。神様の定義すら曖昧な相棒にどこまで響くかは分からないが、悪いことだとは分かるだろうとわざと妙に真剣な口調で言って)


675: 検索 [×]
2022-10-24 15:27:07


…つまり、人の信仰する気持ちを具象化させる為の場所ってことだろうか。この場所ならば温泉街の商売繁盛や平和を願う人が多いからこそ、それを司る神様が宿るとされているみたいな感じだ。 特殊な行程を踏むという点も面白い。…!…分かった、怒りを買わないように慎重に行動することにしよう。
(曖昧ながらもしてくれた相手の説明を自分なりに噛み砕いて解釈してみる。信仰や宗教についての知識はさっぱりだが人が何かを信じることや願う営みは理解してきたつもりだ。その対象や場所を定めることでよりはっきりと想いを形にできるようにすると考えばおおよそだが納得できる。それならば先程の鳥居や本殿の特別な作りも非日常的な儀式の空間を強調する為の演出なのだろう。前ならば理解出来ない概念ではあるが、今はそういう不可知な力や祈りに対する人々の気持ちも何となくではあるがわかるような気がする。考えたこともない文化への遭遇にますます好奇心は募るばかりだ。隣の相棒は自分よりも浅く礼をして鳥居をくぐり抜ける。あの程度の角度でもいいのかと学習しながらもどこにも説明書きのない儀式の手法を相棒が自然としてることにも興味が擽られる。また思うがまま暴走しそうな所に相手から釘が刺さる。天罰、つまり神様からの罰ということだろう。神社の在り方に理解を示したが神様の存在自体はあまり信じられていない。それでも相棒が妙に真剣な表情をするものだから真実味を帯びて動きを一旦止める。せっかくの旅行に悪い要素は可能性であっても除いた方が良い。相手の脅しを真に受けるとこちらも神妙な表情で気をつけておくことを告げる。随分とイレギュラーな場所に来てしまったようだ。思わず手に握る力を若干強めながらも「目の前にある建物がこの神社の本体なのだろう?」と推測を元に尋ねて)

676: 探偵 [×]
2022-10-24 17:56:16


おぉ……んん、まぁそういうこった。実際この街はよく栄えてるし、境内のどの建物も綺麗だから街に愛されてるんだろうな。……そういやここが何する場所か言ってなかったな。神社ってのは神様に願い事を伝えに来る場所でもある。あの建物の一番奥に神様がいて、俺たちはその前に行って自分の願いを言うんだ。
(こちらが苦労して捻り出したぼんやりとした解説を相棒は見事に形にしてみせて思わず感嘆の声が漏れた。こういう時に相棒の能力とは知識を得ることではなくそれを分析解釈する能力だと実感する。それ故にホワイトボードが埋まってしまうのだが。相手の才能に改めて感心していたがこれでは案内役のメンツがなくなってしまう。軽く咳払いしてそれっぽく返事をしておくことにした。だが実際境内は綺麗に整えられていて、この厳かな空気の中ではとても騒いだりできない。この雰囲気も効いたのか、軽い冗談混じりで話した天罰という言葉は相棒には効果覿面だったようで、一度動きを止めた相手に思わず笑いそうになってなんとか堪える。一日目は初めての事柄を二人で楽しむことが多かった、今日は神社で粛々とした時間を過ごすのも悪くないだろう。緊張からか相棒の手の握る力が強くなる。正直このままカチカチの相棒をみて楽しむのも悪くないのだが、あまり悪戯すると自分の方に天罰が下りそうだ。繋いでいる手の甲を軽く相手に当ててリラックスしろと促しておいた。相棒の質問には頷いて答えるが、そこでふと人々がこの場所に来る理由をまだ話していないことに気がついた。もちろん神様を祀る場所ではあるが、もうひとつ大事な要素がある。観光客ならば参拝がメインであることの方が多いのだからこちらも説明しておかなければ。相手の質問と訪問の意味を教えつつ、鳥居の脇に備えられた手水舎へと手を引いていくと「お願いする前にここで手を清めるんだ」と次の手順を教え)


677: 検索 [×]
2022-10-24 20:02:44


ああ、経年劣化は感じられるが定期的に手入れされているような形跡もあるから大切にされているのだろうね。…なるほど、そのお願い事を神様に伝えて叶えてもらう様に祈る訳か。それは確かに多くの人が通いそうな理由だ。これが清めるための専用の場所…
(何やら感嘆の声を上げたかと思えば咳払いされる。何が起きたか分からないがひとまず解釈はあっていたようだ。人の信仰を形にするための場所なんて聞いたこともない。事務所に帰ったら改めて詳しい歴史的背景や理由について調べ上げるのが楽しそうだと脳内に記憶しておくことにした。相棒の言う通り周りを見てみると境内は歴史を感じられる作りではあるがだからといって古臭いという印象は受けない。ゴミや汚れが残っていることも無く定期的に清掃や修復が施されているような跡も見える。それだけ大事にされてるに違いない。だからこそこの雰囲気ではあるが、とんと繋いだ手で触れられると脅された緊張が少し緩んだ。思い出したかのように神社のもうひとつの目的について聞けば疑問点が解決されて表情を明るくしながら感心の声をあげた。前述の話だけでは信仰の深い人物しか集まらないように思うが、願い事をして叶えてもらえるように祈るという分かりやすい目的があれば利用する人は多いだろう。奥深い神社の役割に納得を示しながらも連れてこられたのはまた見慣れない建造物で常に流水が注がれている。目的を知ればこれまた目を輝かせて併設された清め方の手順の看板を読む。その説明通り柄杓で水を掬って左手を清める。山の中のせいか思ったより水が冷たくて一瞬驚くが持ち手を切り替えて今度は右手にかける。再度持ち替えて軽く口を漱いでみてから柄杓を立てて持ち手を流したら手順の完遂だ。ハンカチで水分を拭いながらも「なかなか複雑な手順だ、誰でも知ってるくらい常識的なことなのかい?」とその普及率を問いかけて)



678: 探偵 [×]
2022-10-24 22:07:24

そういうこった。ま、俺は半分決意表明みたいなもんだと思ってる。ようは自分の望みをはっきりさせるのがキモだ。本当に願いが叶ったって噂になって有名になる神社もあるけど……言われてみりゃ大体の人間が知ってるな……毎年初詣があるし、そのせいかもな。
(神社のもうひとつの役割、というより人々が訪れる主目的を伝えれば合点がいったとばかりに相棒の顔が明るくなる。先にこっちを教えた方が良かったかもしれない。神様に対するお願いも、相棒の言葉を借りれば信仰する気持ちによって意味合いは変わってくる。所謂神頼みをする人もいるだろうが、自分の解釈も相棒に伝えておいた。自分の望みは神頼みでは叶えられない、自分の罪は自分で数えるべきだ。何でも叶えられると言われた時自分が何を望むのか、そうやって自分と向き合う場であるというのが自分の参拝スタイルだ。とはいえそれはあくまでも自分の解釈、神頼みで本当に福が降ってくるパターンもあるわけで、そういう噂が出回った神社は行列ができる。いつかエリザベスが風.都.にそんな場所が欲しいと嘆いていたことがあった。手水舎には幸い手を清める手順が書いてあり、相棒に続いてこちらも左右の手と口、最後に持ち手を清めておく。ハンカチで水を拭う間、相棒から質問が飛んできてしばし考える。大方の人間は神社でのルールを知っている。もちろん自分もその一人で、記憶ははっきりしないがおそらく育ての親に教えてもらったのだろう。そうなれば毎年恒例であって大半の人間が神社に赴く行事、初詣が思い浮かんだ。初詣であれば家族や友人と出掛けてそこで作法を学ぶ機会があるはず。冷たくなってしまった手を温めるべく再び相手の手を取りつつ相棒の疑問に答え)


679: 検索 [×]
2022-10-25 00:57:15


翔太郎らしいね。…ぼくも全てを神様に頼るよりもやるべきことをやって、最後の運の部分を手助けして貰うくらいの気持ちでお願いしたいと思う。それだけ馴染み深い文化ということだね。…初詣?
(神社というのは沢山の人の願いや想いを聞き届ける場所のようだ。向き合い方も相手の説明を聞く限りなにか統一されている物ではなくて人それぞれとかなり解釈が個人に委ねられている文化らしい。そんな中で教えてくれた相棒の向き合い方は何とも彼らしい文化を大切にしながらも自分のことは自分でやるといった真面目さが伺えて小さく笑って感想を口にする。だが少し自分なりに向き合い方を考えてみたら似たような結論に至る。願いたいほど大事なことを神様なんて不明様な存在に任せ切りにすることは出来ないししたくない。頼るとするならば本当に自分が関与することの出来ない運の要素くらいだろう。勿論それが状況を左右することだって大いにあるのだからお願いして損は無いだろう。自分なりの考えを伝えてこれから行う参拝への意気込みを作っておいた。どうやら直ぐに考えが及ばないほど神社の文化は極自然のもののようだ。となれば風.都.にも似たような神社というのは存在するかもしれない。取られた手をそのまま無意識に握りながらも新しいキーワードに目ざとく反応を示す。今の話の流れを見るに神社を訪れる行事みたいな物だろうか。説明を受けた神様のいる本殿にゆっくり移動しながらも解説求めるように相手見つめて)

680: 探偵 [×]
2022-10-25 08:48:31


…俺たちがやるべき事もやりたい事も、全部俺たちの手でやらなきゃなんねぇからな。そのための二人で一人だ。神様には最後のひと押しを頼もうぜ。あぁ初詣ってのは年が明けて最初に神社にお参りすることで、一年の健康や目標をお願いしに行くんだ。地元の神社に行くのが通例だが、これを機にって有名でデカいとこに行く奴もいる。大半の人間は参加するイベントだから、そこで自然と参拝ルールとか知ることになんだよ。
(願掛けの仕方が自分らしいと笑顔が向けられるとこちらも小さく笑って見せる。それに相棒も考えは同じのようだ。自分達がやりたい事は一筋縄ではいかない、だが昨日確かめ合ったように二人ならば何処までも行けるはずだ。何かに挑む時頼るべきは全知全能の神様ではなく相棒だろう。神様が何でも助けてくれれば簡単な話だが、それでは街を泣かせるのを止めることはできない。相棒に同意するよう返事をすると、本殿へと足を進めていく。また何気なく口にした初詣という言葉だったが、それも相棒の知識にない言葉だったようで視線に促されて説明を始める。年始の恒例行事のひとつである初詣、神社と同じく儀式的な事柄が多い年末年始はまた相棒の気を引くものが多そうだ。これもまた検索し始めたら軽く数時間は本棚から出てこないだろう。おそらく自分も遠い昔の初詣で神社での過ごし方を学んだのだと思うし、多くの人間が同じような経験をしているはずだ。賽銭箱へ続く階段の前で一旦止まりつつ本殿を指さしながら解説して)


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