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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
6542:
探偵 [×]
2024-09-15 00:40:56
なら次の休みの行き先は決まりだな。流石に目につくもんは買えねぇけど、寝間着とか歯ブラシとか、あとはスリッパも良いかもな
(こちらから買い出しを提案してみれば相手の顔があがる。明確には言わなかったが当然買い揃えるものはお揃いにするつもりだ、相手も当然その意図を察していて感情の乗った肯定の返事が返ってくると今度は自然な笑みを浮かべた。相手と恋人として過ごす時間は際限なく相手を求めてしまう、それがお揃いという形になって現れてまた昇華されるわけだがそれが揃わないだけでこうも物足りなくなってしまうとは思わなかった。とはいえ依頼人もくるこの事務所で日中使うようなものはお揃いにすることは出来ない、依頼人に変な気を使わせるわけにもいかず何より所長の居心地が悪くなっては困る。となれば二人でこうやって泊まる時に使うものを買い揃えるのが良さそうだ。いくつか候補をあげているうちに相手が再びこちらを抱きしめる、こちらからも回した腕に力を込めたあと「フィリップ、」とその名前を呼んで顎に軽く手を添えてこちらを向かせるとゆっくりと唇を重ねて)
6543:
検索 [×]
2024-09-15 08:15:19
……ああ、僕達だけが分かるものがあれば良い。…翔太郎、
(早速お揃いの物を買いに行く日が決まれば口元が緩む。相手も同じ事を思ってくれているのが何より嬉しかった。とはいえここは職場でもあり自宅と違って他の人の出入りもある場所だ。もしかしたら事務所を閉めた後でも緊急性の高い依頼が舞い込んでくる可能性だってある。だから相手の言う通りパッと見で分かるような物を望むつもりはないが自分達がお揃いだと分かる特別な物が欲しい。自宅だけでなく事務所にもお揃いが増える予感に心は弾み、候補をあげていく相手に抱き着く。相手からも力が込められ、名前を呼ばれて促されるまま相手の方を向くとその名前を呼んで近づいてくる気配に瞼を閉じる。やがて柔らかな唇が重なると足りなかった物が埋まっていく心地がして暫しその幸せに浸る。一旦唇を離してみるも一度その幸せを知れば抗えずに再び距離を縮めてまたキスをして)
6544:
探偵 [×]
2024-09-15 09:57:22
あぁ、なんたって俺達だけの特別だからな
(買い揃えるものの候補をあげていけば腕の中の相手がますます上機嫌になっていくのが分かる、お揃いであるのが自分達にだけ分かればいいと口にする相手に独占欲を擽られれば口角はあがってさらにそれを煽るような言葉を口にしていた。家でふんだんにお揃いがある状況も良いが事務所で二人だけが分かる範囲にだけあるお揃いもより特別感があって良いものになりそうだ。事務所内でこっそりお揃いにするのもこの簡易ベッドで相手を腕の中に閉じ込めることが出来るのも自分だけの特権だ、こちらから口付けを送れば向こうからも応えるように口付けが返ってくる。柔らかい感触に何物にも変えられない心地良さを感じて後頭部をゆっくり撫でてやりながら僅かに唇を離して至近距離で見つめる。視界いっぱいに相手を収めた時に端に映る光景も今日はいつもと違って「このベッドでお前と寝るのも久しぶりだな」といつもと違う寝心地といつも通りの抱き心地を楽しんでいて)
6545:
検索 [×]
2024-09-15 14:08:14
良い響きだ。…そうだね、いつもより少し狭いけどこうやってくっついてしまえば問題ない。
(相手が更に独占欲を擽るように特別と話せばそこに込められた意味に心は満たされる。また深く相手と繋がりを持てることに口角をあげながら口付けを送り合う。後頭部を撫でられると心地良さに力は抜けて僅かに唇が離れていくとゆっくりと目を開く。そこには当然のことながら相手の姿があって目が合う、視界いっぱいに相手の顔があるのも抱いた体温や抱き心地も普段と一緒だが違う所もあって不思議な気分だ。普段のシングルベッドに比べると簡易ベッドは狭いが身を寄せ合って寝る自分達にとっては大した問題でもないだろう、ふと一番最初にここに寝転がって眠った夜を思い出すとすっかり慣れ親しんだ事に小さく笑みを零し軽く後頭部を撫でながら「…寝られそうかい?」と問いかけ)
6546:
探偵 [×]
2024-09-15 16:05:24
いつもと違うベッドでお前はいつもと違う匂いだがよく寝れそうだ。お前が隣にいりゃ何処ででもよく寝れる
(簡易ベッドは家のベッドよりもさらに手狭だがいつもお互い身を寄せあって眠るのだから問題はない、相手も意見は同じようで更にくっつくように腕に力を込める。傍にある相手の体からは微かにシャンプーの香りが漂ってくるがそれもいつもとは違う香りだ。だが纏っている匂いはこちらも同じ、いつもとは違うがお揃いならば良しとしておく。寝る環境は違っても相手がいるのならばなんら問題はない、相手こそが自分のいる場所なのだから。頭を撫でられるとその心地良さに思わず目を閉じて口元を緩める、こちらからも背中をゆっくりと撫でて柔らかくて温かい時間に浸った。窓の外では相変わらず雨が降っている、その音も今は聞き心地の良い音になっていて自然と瞼が閉じた。近くに相手の気配を感じながらもう一度口付けると「おやすみ、フィリップ」と静かに呟いて)
(/お世話になっております。そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。二人で相合傘して恋人らしい時間から、探偵としてのハプニングを経てまた二人きりで恋人としての時間を過ごせて穏やかな幸せに浸れる時間でした。久しぶりの事務所でのお泊まりで次の約束が出来ましたしお買い物いくのがとても楽しみです!今回もありがとうございました。
次のお話ですがいかがしましょう?最近は順番にどのような系統のお話もやってきたので、日常でも事件でもどちらでもいいなと迷っておりまして…このままお買い物に行くでも事件系統のお話でも良いかなと思っておりますが、検索様はいかがでしょうか?)
6547:
検索 [×]
2024-09-15 18:37:23
そっか、……ん…おやすみ、翔太郎。
(普段と違う部分も何個かある状況ではあるが重要なのは相手と共に寝るということだ。腕に力が込められて更に距離が近付いてその体温と匂いを感じるようになると安心して力が抜けた。相手もまた自分が隣でいれば良いのだと返事がされると口元に笑みが浮かんで柔らかな声で返事をしてその頭をゆるゆると撫でた。あんなにびしょ濡れになった原因の雨音も今は心地よく聞こえて穏やかな空気が事務所を満たす。安心出来る環境になれば疲れも相まって一気に眠気がやってきた。ぼんやりとした目で相手を見ていると顔が近付いてきて唇が重なる。それを合図に瞼が重くなれば更に腕に力を込め、相手の名前と同じ言葉を呟けば大切な存在を感じながら眠りについて)
(/こちらこそお世話になっております。雨の中迎えに行く、とだけ決めて始めた話でしたが相合傘から子犬の救助でびしょ濡れになって事務所で着替えたりと色々話が展開していって毎回返信を楽しみにしておりました。時間の流れと変化を感じつつ次の約束も出来てとても充実した時間でした、今回もありがとうございました!
次の話ですが日常回では今回約束したお買い物や眠れなくてちょっと夜遊びする話、季節物だと依頼で関わった高校生に誘われて学園祭や体育祭を見に行く話、事件だと匿名でメモリ取引の情報提供があってその現場を張り込みして押さえるか誘き寄せる罠で危機を切り抜ける話、なんてものが浮かびましたが何か探偵様の希望などはありますか?)
6548:
探偵 [×]
2024-09-15 21:51:23
ん…?なんだこれ
(二人で雨の日にちょっとしたお泊まり会をした日から一週間ほど、激しい雨がなかったかのように翌日は青空が晴れ渡り、その後も天気は安定して晴れのままだ。少々蒸し暑ささえ感じる気候の中でいつも通りの事務所での時間を過ごしていれば扉をノックする音が聞こえる。この時間であれば郵便だろう、声をかけて扉をあければ案の定配達員がいていくつか封筒を受け取った。依頼解決のお礼らしき手紙から支払いの請求書まで見たいものと見たくないものが混在していたが、その中で探偵事務所の宛名だけが書かれたごくシンプルな封筒を見つける。差出人や封筒の雰囲気でどんな内容かは大体予想がつくものだがこれにはなんの気配がない。眉をひそめながら封筒の封を破いて中身を取り出し)
(/たくさん候補だしていただいてありがとうございます!こちらも騒がしい話なら所長がデートらしきものに出かけるのを尾行する話、事件なお話なら魂が人形に取られる話なんかを考えておりました。いろいろ悩みどころなのですが、ピリッとしたお話でメモリ取引の現場にいくお話でいかがでしょうか?その他のお話も是非順番にやっていきたいです。特に学園祭にお邪魔する話はじっくりやらせていただければなと!
ひとまずそれらしい導入置いておきますので、上手く乗っていただいたり不都合あれば改変してください!今回も好きな展開どんどんいれて楽しんでいきましよう!/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)
6549:
検索 [×]
2024-09-15 23:16:33
…何かあったのかい?
(雨の日に事務所に泊まった日から一週間程、大雨が嘘だったかのように次の日から風.都.は快晴が続き秋に入るには少し暑いような日が続いていた。ガレージで本を読んでいたがキリの良いタイミングで事務所スペースに戻って来ると相手が受け取った手紙や封筒を確認している所だった。それだけならば特に気に止める必要はないが不審そうな声が聞こえて来れば気になって相手の傍に寄る。相手の手には表には何も記載のない封筒があって中身が伺えそうにない。何か異様なことは確かで隣で開封するのを見ていると一枚の写真と手紙が添えられているようだ。手紙には印刷された文字で『風宮パーキングの地下二階にて今夜、ガ.イ.ア.メ,モ.リの取引予定。この取引が成立すればまた多数の被害者が増える』と書かれていて写真には何処からか盗撮したような画角と画質でジュラルミンケースにメモリを詰めている黒服の姿が映っていた。加えてそのメモリに見覚えがあれば僅かに目を見開き「…翔太郎、多分だけどこのメモリ、一時期威力を高める研究をしてた時のプロトタイプだ。」と言葉を添えて)
6550:
探偵 [×]
2024-09-16 08:14:01
メモリ取引現場の告発文ってところだが…差出人もねぇし…、つまり普通は出回ってねぇ代物ってことか。……なら放ってはおけねぇな
(どこか異質な雰囲気を放つ封筒を訝しげに見ているとガレージからちょうど相手があがってきてこちらの様子に気がついたのか隣へとやってくる。二人で見守りながら封筒を開けると中には写真と印刷された文章が入っている、内容は今夜メモリの取引が行われることを知らせる文章で目を見開いた。だが文面には取引がある事だけを記しているだけでどうして欲しいのかは書いてはいない。助けを求める文面にも挑発にもみえる文面だ。言外に含まれた意味を考えあぐねていると相手からメモリがプロトタイプであることを教えられる、メモリはただでさえ危険なものだがそこからさらに改造したものとなれば危険度は跳ね上がるだろう。罠である可能性は少なくないがプロトタイプメモリがその場に現れるならこの街の探偵として確かめる必要がある。軽く息を吐くと「俺は今晩風宮パーキングに行ってくるからなんかあった時は頼む」と相手に告げて)
6551:
検索 [×]
2024-09-16 08:56:28
何かあった時ってなんだい、…僕もついて行く。
(届けられた手紙にはメモリ取引の告発文が書いてあった。関係者が良心の呵責に耐え兼ねて助けを求めに来たのか自分達を呼び出す罠なのかは分からないが末端では存在すら知らないプロトタイプメモリに関わる立場の人物が何かを起こそうとしているのは間違いない。相手もこちらの言葉でただの悪戯ではないと理解したのだろう、軽く息を吐いて放っておけないと述べたのには賛成だがその後続いた言葉に眉をひそめた。相変わらず一人で乗り込むつもりであることもそうだが何かあった時って言い方が引っかかって思わず低い声で問い詰める。現場を張るならば一人の方が身軽でやりやすいのも分からなくもないが組織が絡んでいる可能性があるならば話は別だ、それにこういう時こそ二人で一人であるべきなのに。じっと相手を見つめると逃がさないようにと体も動いて相手の手首を掴んでからこちらの意志を伝えて)
6552:
探偵 [×]
2024-09-16 09:37:08
そりゃ変身するような時……フィリップ、取引現場は駐車場の地下二階だ。敵に囲まれたら簡単に逃げられねぇ。お前も分かってんだろ。もしお前を誘き出す罠だったらどうすんだよ
(当然のようにひとりで行こうとしたがどうやら相手はそれを許せないらしい、低い声の問いかけに取り繕うような返事をするが手首を掴まれてしまい言葉が途切れる。この手紙は純粋に取引を止めて欲しいのかもしれないし、組織の中でも一部の人間しか知らないようなメモリを餌にする輩なら相手の重要性を知っていて真の狙いが相手だという可能性もある。どちらにせよ地下なんて閉じられた空間に行くなんて危険なこと相手にはさせられない。だがお互いに片方が欠けた時ダメになってしまうことは良く知っている、もう自分達はひとりでは生きていけない関係だ。未来の相手の姿を思い出せば強く否定することもできず、「どう転ぶか分かんねぇとこに行く気なのか?」と探るような目線と共に問いかけて)
6553:
検索 [×]
2024-09-16 19:35:16
君がこの現場に行く時点で危険性は一緒だろう。…行くよ、閉じられた場所ということは逆に僕達もその現場や関わる上位の関係者の身柄や情報を押さえるチャンスだ。
(その行方を遮るようにも相手の手首を掴むとその言葉は途切れる。相手が今回の件の危険性をあげるが相手が行ったとしても条件は同じだ。普段から相手は自分のことは大切に思ってくれたり過保護な部分があるが同時に自分を蔑ろにしている所がある。自分なら構わないという思考が透けて見える態度に不満を表にしながら同じ事だと返した。探るような目線を受けると真っ直ぐに見つめ返しながら力強く返事をする。メモリ取引を阻止する為というのもあるがそんな立場の人物がいる場ならば組織に関する情報や運が良ければ身柄を押さえることが出来るかもしれない。街の平和のために時には受け身ではなく強気の行動が必要だろうと説明すれば「違うかい?」と相手をじっと見つめて問いかけ)
6554:
探偵 [×]
2024-09-16 21:07:34
お前の危険性が……分かった。だが絶対に無茶はすんな。危なくなったら力づくでも退くからな。……俺達二人が生きて帰るのが絶対条件だ
(自分ひとりで行くことで相手を危険から遠ざける事ができると言おうとするがそれが通用しないことは重々承知している、それが二人にとって悪手であることもだ。踏ん切りがつかずに相手の意志を確認するも当然のように相手の返事は変わらない、逆に取引現場に現れる人間から情報を聞き出すチャンスだと理屈を重ねられればようやく決心がついて頷いた。真っ直ぐな目線を受けこちらもそこから逃げずに目を合わせれば釘を刺すように忠告を口にする。二人して危険に満ちた場所へ飛び込んでいくがそれで片方を失った未来の姿を二度も見てきたのだ、あの結末だけには絶対させない。二人で行くことが決まれば夜までの時間ガジェットを整備したり、あえていつもの時間を過ごして精神を整える。やがて日が落ちて約束の時間が近づいてくれば気合いを入れるようにひとつ息を吐いたあとに探偵の魂たるハットを目深に被って「いくぞフィリップ」と相手に声をかけて)
6555:
検索 [×]
2024-09-16 21:41:04
分かってるよ、ちゃんと二人でここに戻ってくる。 __…まだ来ていないようだね。
(自分を巻き込むことに踏ん切りがつかない様子だったが真っ直ぐと見つめて意思が変わらないことを示すと漸く相手が折れた。危険ならば尚更、一緒に行動して二人で一人の体制で挑まなくてはならないはずだ。相手から釘が刺された内容に深く頷いてこの事務所に帰ってくる事を誓う。それからはガジェットの整備をしたり現場の地図を検索して頭に入れておくなどして時間を過ごす。やがて日が落ちて夜が近付いてくれば本を閉じるのを合図に立ち上がって「ああ、」と返事をしては事務所を後にした。バイクでパーキングに向かい、現場に辿り着くと一階の端の目立たない場所に停めておく。脱出のことを考えれば地下に持って行きたいがバイクがあることで自分たちの存在がバレるのは避けたい。街の中心から少し離れていることもあって一階の駐車スペースもそんなに埋まってはいない。併設された階段で今回の取引場所である地下二階に向かうと更に車と人気は無くなり足音さえ少し反響していた。数台車はあるが特に怪しい様子は無い、手紙には今夜とだけ書かれて時間の指定が無ければ張り込む事になるだろうと考え「翔太郎、こっちに隠れよう」と車の影になる場所に誘って)
6556:
探偵 [×]
2024-09-16 22:14:55
先回りできたなら何よりだ。……っ!
(相乗りでバイクを飛ばして目的地へと向かう、あれが善意の手紙で組織の関係者を捕まえられれば御の字、こちらを誘き寄せるための罠ならば返り討ちにしてやるまでだ。人目につかないようにバイクを一階に停めて階段を静かに降りる、地下空間はどれだけ足音に気をつけても小さな音さえよく響いてしまって慎重に移動した。やがて目的地である地下二階へとたどり着く、相手の誘導に従い車の影に隠れるがまだ敵の気配はない。先に潜めたのならば上出来だろう。暫く周囲の様子を伺っていると一台の車が駐車スペースへと入ってきて相手を庇うように覆いかぶさりハットを目深に被る、相手の鮮やかな服は影では目立ってしまうがこちらの黒いスーツならばいくらかマシだろう。息を潜めて車の動向を見守ればやがて二人ほどの人間が車から降りてきた。ひとりはジュラルミンケースを持っていて「あの手紙が正しいならあいつらが組織の人間みてぇだな」と極小さな声で言い)
6557:
検索 [×]
2024-09-16 23:38:55
…そうだね、ここで取引が行われるというのは本当のようだ。ならばそろそろ取引相手が…、!
(相手と共に車の影に隠れて様子を窺う。あれだけ足音が聞こえるならここに来た人物もすぐに分かるだろう。暫くそのまま見張っていると一台の車が入ってくる音がして体を固めるのと同時に相手がこちらに覆い被さる。角度的に見えづらい場所だが念には念ということだろう。息を潜めて動向を見守っていると車の中から二人出てくる。その一人は写真に映っていたであろうジェラルミンケースを持っていて相手の言葉に頷く。どうやら取引が行われるというあの内容は事実だったようだ、問題はその取引相手といかにメモリの譲渡を阻止するかでありその策を考えていると新たにもう一台の車が二階の駐車スペースに入ってきた。近くに停車してそこから降りてきた人物を見て目を見開く、降りてきた数人はかつて闇オークションに乗り込んだ時に見た仮面とスーツを身につけていて因縁のある人達であることに思わず声を上げそうになるのを何とか堪える。相手を実験体として操ってこの街を泣かせようとした男だ、相手を取り戻してから音沙汰が無いと思っていたがまさかここで会う事になるとは。仮面の男と組織の人が対面すると何処か親しげな様子で話し始めている。その内容も以前取引したメモリの効果を賞賛したりするものであれば「っ、まだ研究を続けて…」とあの時のことを思い出しては衝動的に影から飛び出そうとして)
6558:
探偵 [×]
2024-09-17 08:34:55
…おいっ!……、…
(メモリを持つ組織の人間が到着して程なくもう一台車が入ってくる、息を潜めて様子を窺っていると中から出てきたのは見覚えのある容姿の人間で目を見開いた。闇オークションを開いていた一派、そして何より自分を実験体にしてドライバーを開発していた奴らだ。あの時研究装置らしきものは破壊したはずだったがまだ活動は続けていたらしい。操られ愛する街を破壊し最後には相手の命までも奪おうとしてしまった過去が蘇って無意識のうちに拳を強く握る。まだドライバーの研究を続けているのなら絶対に阻止しなければならない。奇しくも取引現場にいる全員に因縁がある、こんなものを見てしまえば止める以外の選択肢はなくなってしまった。親しげに話す様子からもう何度かメモリの取引が行われているのだろう、湧き上がる怒りに奥歯を噛んでいると相手も同じく怒りを覚えていたらしく呟きが漏れる。そのまま飛び出そうとしたのを慌てて捕まえたが足音はこの駐車場によく響いて『誰だ!』とひとりの男が叫ぶ。こうなればもう潜んでいられるのは時間の問題だ、腕を捕まえたままの相手の方をみると「フィリップ、あの人数ならやれる。あいつらを野放しにするわけにはいかねぇ。全員捕まえるぞ。」と力の籠った声で言った。まだ向こうはこちらの位置は特定できていない、ならばまずは逃走手段を奪うべきだろう。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出しライブモードにすると地を這うように飛ばせて取引現場へと近づける、そして車のタイヤをひとつパンクさせた。大きな音に今度はそちらへと注目が集まる、もう一台の車もタイヤをパンクさせれば逃走手段を奪うと同時に場を混乱させて)
6559:
検索 [×]
2024-09-17 11:20:15
…っ、ああ。ここで捕まえられたら新たな被害も防ぐことが出来る。僕が囮になって注目を集めるからその隙に制圧してくれ
(相手を実験体にしたというだけでも許せない人達だが未だに活動を続けまたあのような事態を企んでいるとなれば怒りが募る。何とかしなければという一心で無鉄砲に飛び出そうとしたところを腕を掴まれて正気を取り戻すが慌てた分足音がやけに響いてそれに気づいた男が声を挙げると身を固める。やらかしてしまった後悔が募るが相手が力強くやるべきことを共有すれば深く頷いて決意を固める。まだこちらの居場所は割れていない。相手がス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンで彼らの車のタイヤをパンクさせていくのを見るといつものように役割分担で囮役を買って出てライブモードにしたバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トを放ちながら車の影から飛び出した。先にメモリを持っている方を押さえようと組織の奴らの背後に回りながら正面にはバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トを向かわせて目前でフラッシュを焚いた。目が眩んだ所をまずは一人頸動脈を狙って手刀を打ち込むことで気絶を誘う。更にジェラルミンケースを持った男に飛び掛かって箱を男の手から離させるとそれを遠くに投げ飛ばしてから突然のことに驚く奴らに向かって「やあ、久しぶりだね」とわざと顔を見せるように声を掛ければ『お前はあの時の…!』『まさか運.命.の.子!』と注目がこちらに集まって)
6560:
探偵 [×]
2024-09-17 12:36:53
な、待てお前が囮なんて…おいっ!、クソっ
(こちらの存在が知られてしまった以上は一気に畳み掛けてこの場を制圧するしかない、メモリが取引されているのもあの一派がまだ動いているのを考えても逃げる選択肢はなかった。こちらがタイヤをパンクさせ場を混乱させる、混乱に乗じて敵のもとに行こうとするがその前に相手が囮役を買ってでてこちらの返事も聞かずに飛び出してしまった。危険な役割を負って出ていく相手を止める間もなく思わず悪態をつく、こういうのは自分の役目だろうと叫びたくなるがせっかく相手が作ってくれたチャンスを無駄にするわけにはいかない。それに組織の人間がいるならば相手を殺すことはないだろう、あとは相手を奪われないよう立ち回るだけだ。相手に注目が集まった隙に移動して仮面を被った奴らの背後へと回る、静かに距離を詰めていくと少しだけ離れていたひとりに不意打ちで拳を振り抜いた。しかしその拳は顎に当たることなく手のひらで止められてしまう、死角から襲ったはずなのに防御されて目を丸くしていると男がゆっくりと後ろを向いた。仮面の男は『おやおや実験体くんではないか。もう一度私たちの実験に協力してくれるのかな?』と嫌な笑みを浮かべる、人並み以上の腕力に眉を潜めていれば視界の端に何かが見えて男の腰を見た。そこにはかつて自分が付けられたドライバーがあって『君のお陰で改良型が出来たんだ』と嬉々としてこちらへ報告してくる。仮面の下の瞳が黄色く光ったかと思うとこちらの腕を掴む手に人間以上の力が入って思わず痛みに声を上げる、拳を握り潰されそうな感覚に耐えながら「まだそんなおもちゃ作ってんのかよ」と冷や汗をかきながら鼻で笑ってみせて)
6561:
検索 [×]
2024-09-17 16:51:40
っ、翔太郎!! 邪魔をするな、っファング!!…っく…
(二手に分かれるならば顔が割れていて注目を引く自分が飛び出して相手がその腕っぷしで制圧していく方が利口だ。相手の制止を振り切って飛び出して組織側の男を制圧していく。取引に使われるメモリを引き剥がして注目を集めながらもう片方の男が懐からメモリを取り出そうとしたのを見ればすかさず手首に蹴りを入れて叩き落とした。一時的にもこちらを無力化できれば相手はどうかと視線を向ける。そこには拳を受け止められた相手が居て目を見開いた。男は見覚えのある嫌な笑みを浮かべていてその瞳が黄色く光ったと思えばその手は相手の腕を折るような勢いでめり込むのが見え痛みに苦しむ声が聞こえれば思わず名前を叫んで地面を蹴る。男の腰回りにあの時見たドライバーがあることに気付けば嫌な記憶がフラッシュバックして息が詰まる。またあのドライバーに相手を傷つけさせるわけにはいかない、それだけが思考を支配して視野が狭くなると一直線に相手の元に向かうが屈強な別の男が立ち塞がって行く手を遮る。それを押し退けて進もうとするも上手く行かなかったが聞き覚えのある咆哮が遠くから聞こえると頼りになる恐竜の名を呼ぶ。閃光のような白い牙が相手を掴む男の腕に襲い掛かりそれを払う為に男の手に込める力が緩まったのが見えた。だがほぼ同じタイミングで肩を掴まれ、腹に膝蹴りが入れられてしまって苦痛の声が吐き出された。辛うじて急所は避けたものの守りの薄い場所への一撃に膝は崩れ落ちてしまい、痛みに耐えながら男達を睨んで)
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