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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
6421:
探偵 [×]
2024-09-05 07:50:53
なるほど、そりゃますます俺の考えと一致してんな。…、…相棒取られたからって拗ねんなよ誠。それに男の情報が、…
(こちらからの情報を伝えれば連れ立った彼女の情報が向こうから伝えられる。悪質な嘘で十分に囲ったところで遂に彼女に直接手を出してきた、という段階だろう。その情報はこちらの推測をさらに裏付ける内容で、相手も犯人の目星がついたのか同じ自信を滲ませた顔を浮かべていた。その後手紙の様子から犯人が徒歩圏内に住んでいる話まで聞けばこちらの情報とあわせて犯人の目星を付けることが出来た。相手が見つけ出した情報とこちらが足で稼いだ情報、それらが上手く噛み合って犯人へと焦点が定まっていくのは今までに経験した事のない興奮に似たような感覚だ。だが初めてのはずなのに相手とこうやって掛け合うのはあまりにも自然であまりにも心地よい、まるで今まで二人三脚で歩いて来たような、そんな錯覚さえ覚えていた。相手に犯人まで突き止めていると指摘されれば意識を現実に戻して探偵の勘の鋭さにますます楽しそうな笑みを浮かべると更なる情報を口にしようとする。しかしその前に誠が割って入ってきてこちらを追い払おうとした。どうやら自分と相手で推理を進めるのが気に食わないらしい、おどけたように両手を広げながら相棒という言葉を口にすれば誠の顔がさらに怒りに染まるのがみえた。マズイと思った瞬間には拳が飛んできて喧嘩慣れしていない体では避けることもできずまともに頬に拳をくらってしまう。そのまま片腕を捻りあげられてしまえば誠は激昂したまま『お前は情報屋だろ!俺が探偵でフィリップは俺の相棒なんだよ!邪魔するな!』と叫んでいて)
6422:
検索 [×]
2024-09-05 09:45:16
それは光栄だ。 誠、まだ彼には聞きたいことが、ッ、翔太郎!! 誠、君が相棒に拘るのは構わないが翔太郎に暴力を加えるのは違う話だろう。
(一つ情報を投げればそれ以上の理解と推理が返ってきて徐々にこの件の輪郭が見えてくる。足りない所をそれぞれの情報が補い、真実へと噛み合っていく様子はまるでパズルのようで気持ちが良い。相手とならばどんな謎でも解けるような全能感と興奮のまま言葉を交わし、次は犯人の行動を推理しようとしたところで彼が割って入ってきて相手を追い返そうとする。それを宥めようとするが相手が相棒とワードを口にするとますますその顔は赤くなって彼が拳を振るって相手の頬に命中する。彼は喧嘩慣れしている訳でもなく筋もそれほどでないはずなのにまともに直撃したことに目を見開く。有り得ないはずの光景に一瞬固まってしまうがふらついて腕を捻り上げられるのをみれば今度はかっと頭に血が上って咄嗟に相手の名前を叫んだ。すぐに二人の間に割り込めば彼の腕を掴んで相手から引き?がす。先ほどから自分勝手な所が目に余っていたが協力関係の情報屋に手をあげるのは看過できない事柄だ。未だに叫ぶ彼に今度は頭が冷えてきて本当に彼は自分が信頼を託した相棒なのかと疑念が生まれた。強い口調で彼を非難して軽く突き放すと振り向いて「大丈夫かい?口の中を噛んだりは…」と心配そうに相手の方に近づく。殴られた場所を確認しようとごく自然に相手のもう片方の頬に手を添えて顔を寄せる。血は出ていないようだが患部が赤く腫れてしまって痛そうだ。すぐに冷やさなくてはならないが保冷材などは手元にない。彼女を送り届ける必要もあるが犯人が絞れたのなら一度作戦を練り直すのも手だろうと考えれば「ひとまず事務所に戻って手当しよう」と無意識に添えた手で頬を撫でながら声をかけて)
6423:
探偵 [×]
2024-09-05 12:31:36
いって……いや、俺は…っ、……なら、ちょっとお邪魔するか
(腕を捻りあげられて制圧され、暴力に慣れない身では頬と腕の激しい痛みに顔を歪めていた。誠が相手を相棒だと言うことと、相手が誠を親しげに呼ぶことと、相手と引き離されようとしていることと、殴られた直後で意識が朦朧とする中で誰かがそれらを違うと叫んでいる気がした。直後相手がこちらの名前を呼んで誠と引き剥がしてくれる。相手は相棒に対して驚くほど冷たく、あるいは冷静に正論を叩きつけ誠を牽制する。仲の良い二人がぶつかる姿にバツの悪い顔をしていれば不意に相手の手が頬に添えられて目を見開いた。相手とこんな近い距離にいたことはないしそもそも他人をこの距離には滅多なことがない限り近寄らせない、しかしこうやって優しく手を添えられるのがなんとも心地よく恐ろしい程に腑に落ちてそのまま動けずにいた。直後『根無し草の情報屋』を気取り治療は遠慮しようとするが添えられた手が頬を撫でれば求めていたものを与えられたような感覚に陥って、無意識に力を抜くよう息を吐く。目を思わず逸らしながら探偵事務所にいく返事をする、誠はそれすらも反論しようとするが依頼人の彼女が『早く冷やした方がいいですもんね!』と同調すれば誠は口を挟む隙を無くしてしまった。かくしてあまり寄り付くことのなかった鳴,海.探.偵.事.務.所.へとやってくる。誠は相変わらず不貞腐れたままで事務所の扉をくぐると奥のスペースに直行しスツールに座って何やら手元に出してそれを弄り始める。相変わらずの拗ね具合に呆れのため息をついたところで自然な動作でハンチング帽をとると当たり前のように壁際に進んで帽子を片付けようとする、しかし既にそこにはハットが並んでいて、そこで自分が理由のない行動をしていることに気がついた。自らの行いに戸惑いながらも目線は自然と壁にかけられたハットに釘付けになっていて)
6424:
検索 [×]
2024-09-05 14:34:32
誠が怪我させてしまったんだ、これぐらいはさせてくれ。__ ウ.ィ.ン.ド.ス.ケ.ー.ルのハットだから気になるのかい? 誰の物か分からないけどずっとここにあるんだ、いかにもハードボイルド探偵が被ってそうなデザインだからなかなか被りこなすには難しいだろうけど、……君なら、似合いそうだ。
(ぱっと見の怪我の具合はそこまで酷くないようだが放置していれば治りが遅くなりそうだ。相棒が殴ってしまったというのもあるが今の相手を放ってはおけない。慰めるようにも頬を撫でると遠慮しようとした相手の体から力が抜けるのが分かる。あまり人と馴れ合わないといっていた手前断られることも考えていたがじっと相手を見つめていると視線は逸らされるが事務所に来る返事がされて口元が緩んだ。それに対して彼が口を挟んで来ようとするが依頼人の同調もあれば多数決で方針が決まり一度事務所へと戻った。少しして帰ってきた自分達に所長は驚いていたが簡単な経緯と手当がしたい旨を伝えるとすぐに準備を始めてくれる。彼は不貞腐れるように奥に行って背中を向けてしまうが一向に相手に謝る気配のないのが分かれば今は放置だ。冷凍庫から保冷剤を出してきてタオルに巻いてから持って行こうとすると相手は壁際近くに居てあのハットを見つめていた。釘付けといった様子が気になって右横に並ぶと相手が愛用しているブランドの物だと思い出してそのことについて話題を振る。持ち主は分からないがこの事務所にとって、そして自分にとって大切な物であることは分かる。気取ったデザインで街でも被っている人はあまりいない、身近で見れるのはドラマの中のハードボイルド探偵ぐらいだろう。そのことを何処か誇らしげに話していたがふとハットから視線を相手に戻すとハンチング帽を外した頭の上にあのハットを乗せた姿が鮮明に頭に浮かんだ。まるでその姿をよく見ていたかのようにしっくりと来れば少々困惑しながらも思ったことが素直に口から零れていた。彼には決して触らせなかったハットを何故相手には許せるのか、その答えはすぐそこまで来ている気がするのにまだ分からない。引っ掛かりを感じながら当初の目的を思い出すと「手当を先にするからここに座ってくれ。これは頬に当てて、腕も捲って見せて」とソファーに誘導してタオルを巻いた保冷剤を手渡しては所長が持ってきたやけに中身が充実した救急箱を開いて処置を始めようとして)
6425:
探偵 [×]
2024-09-05 17:19:42
ん?あぁ、通りで見たことあったのか。……ハードボイルドな、探偵……おぅ。悪いな、世話になるぜ
(壁に引っ掛けられたハットに目を奪われる、なぜか胸には強烈な憧れの感情が湧き上がってあれを被りたいとさえ思ってしまった。見惚れるようにハットを見ていると右隣に相手がやってきてこれがウ.ィ.ン.ド.ス.ケ.ー.ルのものだと説明される、愛用のブランドのものだからこんな気持ちになったのかと自分を納得させようとするが胸には違和感が残っていた。誰のものかも分からないハットを飾っているとは奇妙なものだが、それがハードボイルドな探偵らしいものだと評されるとその単語には強く引っ掛かりを覚えて無意識のうちに同じ言葉を繰り返す。探偵に似合いのものなら探偵事務所にあってもおかしくはない、だがそれは手に取らずとも自分に馴染みのあるような気がして、同じくハードボイルドな探偵という言葉にも聞き馴染みがあるような気がした。そのハットが自分に似合うだろうと言われると思わず相手の方をみる、その瞬間に手の中にあるハンチング帽に違和感を覚えて真に自分が手にして居るべきものはこれでは無い気がしていた。モヤモヤが晴れないうちに相手から呼ばれソファへと座る、保冷剤入りのタオルが渡され言われるまま頬にあてるとここの所長が救急箱を持ってきてくれてまた妙な心地に襲われる。居場所もなくひとりこの街を揺蕩い生きているはずなのにこうやって世話を焼かれる風景には確かに見覚えがある。文句を言われながら、あるいは説教を受けながら、しかし心配されながら、手当を受けたことがあるような気がする。記憶を探るように処置をしようとする相手を思わず見つめながら「前にもお前に怪我の治療してもらったことあったか?」と思わずきいてしまって)
6426:
検索 [×]
2024-09-05 18:53:28
こっちはこれで良いだろう。後は頬の方も…え、……いや、そもそも君がこの事務所に来ることは少ないし手当ははじめ、て……。
(相手は相当興味、もしくは憧れをあのハットに向けているようでこちらの発した言葉を繰り返す。自分が特別なものを感じたように相手も何か惹かれた物があるのなら脳裏に浮かんだ通りにあのハットを被った相手の姿を見れば何か分かるかもしれない。確信にも近い想いを抱きながらひとまず手当の方を先に済ませようとソファーに座らせて処置を始める。頬はひとまずこのまま冷やして貰うとして捲った腕は強く掴まれたせいか少し爪が食いこんで軽い傷がついているようだ。簡単に消毒してから大きめの絆創膏を貼る、自分も彼も荒事には基本的に手を出すことはなく、怪我をすることは滅多にないはずなのに救急箱の中身は充実していて手当の仕方も理解している自分がいる。続けて頬の方も再び様子を確認しようとした所で視線が重なる。目が合ったまま、前にも同じ事があったかと予想外のことを聞かれると思わず動きが止まる。自由奔放に活動している相手と会うのは専ら外で、この事務所内に入るのも稀だ。そんな相手の怪我の治療などしたことないと言い切ろうとするがまた頭に妙なイメージが浮かんで言葉が途切れる。何かを言いながら相手の手を手当する場面、お互いボロボロな状態で相手の頭に包帯を巻く場面。知らないはずの記憶が頭を過ぎって困惑したように視線が揺れる。さっきから相手に関わると妙なことばかり起きている、気のせいだと流すには具体的なそれを相手ならば話を聞いてくれるだろうか。恐る恐るといったように視線を相手の目に戻すと「それは手の怪我だったり、後頭部の出血だったりするかい?」と浮かんだイメージの状況を尋ねてみて)
6427:
探偵 [×]
2024-09-05 19:35:26
…っ、……そうだ。あの時お前が手で俺が頭に怪我を……あの時って、なんだ…?
(頭の奥の奥に無理やり押し込められたような微かな記憶を頼りに有り得ないことを相手に問いかけてみる。自分はこの事務所の一員ではないし、そもそも拳を交えた喧嘩なんてしたこともなくこうやって誰かに治療してもらうことなんて無い。それなのに何処かでこの景色を覚えていた。相手は最初こそこちらの認識と同じような返事を口にするが、何かに思い至ったのかその瞳が揺れて言葉が途切れる。そして恐る恐る聞かれた内容に一気に記憶が呼び覚まされて相手と互いに怪我の治療をし合った光景が脳内に浮かんだ。ハッキリとその像は浮かぶのになぜあんな状況になったのかも分からず、そもそもなぜ二人きりだったのかも思い出せない。二人して困惑しているとその横でこちらの光景をジッと見つめる人物がいた。それはこの事務所の所長で傍から自分が傷を処置されているのを眺めていたらしく、その顔はやはり困惑しているように見える。所長はふらりと一度その場から離れまた帰ってくる、相手と自分とを交互に見たあと『どうしてか分からないけど、私もフィリップくんと一緒で左くんにはハットが似合うと思ったのよね』と壁際から取ってきたハットを勝手にこちらへと被せた。その瞬間に目の前で火花が散ったように視界が明るくなる、無意識にハットに手を添えるとハンチング帽より遥かに馴染みのあるそれに隅に追いやられていた記憶が湧き上がってくると「そうだ、これは…おやっさんから、託された…俺は…」と自分でも理解できないうちに言葉を口にしていて)
6428:
検索 [×]
2024-09-05 20:12:23
アキちゃん、ぁ……やっぱり君は情報屋じゃない、この事務所の、この街の探偵で僕のたった一人の相棒だ。…ガ.イ.ア.メ.モ.リ! 僕達の認識を変えたのは君だろう、上條誠。
(頭に浮かんだその場面を言葉にして相手に伝えると何かを思い出したような顔をして呟いている。その内容はこちらの浮かんだものと状況が一緒で、共通の認識があると分かればこれは気のせいなんかじゃない。お互いに困惑しながら目を合わせていると所長が壁際に歩いていってハットを持って戻ってくる。同じ事務所の仲間である所長も思う所があるようでそのハットを相手に被せる、その姿は強く強く頭と心に刻まれた物と一緒で見蕩れるように見つめると一気に封じ込められた記憶が蘇った。瞬時に相手の言うことを理解して話を進められるのも居心地が良いと思うのも当たり前だ、相手は距離のある情報屋ではなく最も信頼がおける探偵であり相棒なのだから。全てが繋がれば晴れやかな顔でたどり着いた真実を述べるがその記憶に引っ張られて今の状況になる直前の出来事を思い出す。同じように探偵であることを思い出した時、メモリを使われてまた認知を変えられたのだ。相手に伝えるようにキーワードを叫ぶと警戒しながら事務所の奥のスペースを向く。そしてたどり着いた真実を突き付けると『あーあ、お前らしつこすぎ。何回やったら思い通りに動いてくれるんだよ』とあからさまにイラついた声をあげてスツールから立ち上がる。その机には先程自分が1つ解いた知恵の輪が更にバラバラになるように解かれていてこちらをギロリと睨んできては『もっと徹底的にバラバラにして言う事聞かせないと駄目か』と呟きながらガ.イ,ア.メ.モ,リを見せてきて)
6429:
探偵 [×]
2024-09-05 20:45:21
っ!フィリップ……そうだ俺は探偵で、お前は俺の相棒だ!
(探偵の魂たるハットが頭に戻り様々な光景や交わした言葉が断片的に頭を過ぎる、ノイズの様だったその光景は相手が自分のことを探偵と、そして相棒と呼んだことでぼやけていたものが一気に鮮明になる。足で情報を稼ぐのは同じだがそれは情報屋としてじゃない、探偵として、相手の相棒として街を走り回って、そして二人で事件に挑む、自分はそんな存在だったはずだ。その事実を改めて刻むようにハットに手を添えると相手がキーワードを叫んでまた記憶が呼び覚まされる、公園で上條誠がメモリを使っていた姿が脳内に呼び起こされると相手と共に奥のスペースの方へ、メモリ使用者の方へと体を向けた。悪態をつく誠の手の中には8割ほど解かれた知恵の輪がある、それがなんなのか認識できないのに口からは「、返せッ!」と反射的に言葉が出てきていた。だが真の探偵二人に詰め寄られても誠は睨むことを止めず、直後ヘラヘラと不快な笑みを浮かべると『ここまでほどけたんならもうお前はここに居られないだろ。あとは相棒に言うこと聞かせるだけだ』と言ったあと再びこちらをキツく睨んで『消えろ!』と叫ぶ。反射的に誠の向かって走り出すがその前にガ.イ.ア,メ.モ.リが起動されて再び頭に頭痛がするほどの金属音が鳴り響いて視界がホワイトアウトした。頭痛が過ぎ去ったころ、誠は相手へと近づいて『彼女はここで待機してもらって徒歩圏内の店舗で犯人探すか』と何食わぬ顔で依頼の方針を持ちかける。その事務所内には先程までいたハットを被った情報屋の姿は見えなくなっていて)
6430:
検索 [×]
2024-09-05 21:26:53
っ、しょうた、ろ…__………? …ああ、犯人を見つけなければ。
(あの知恵の輪が何なのかは分からないがあまり良いものでないのだけは分かる。それにメモリを再び使わせる訳にはいかない。詰め寄るようにしていかにしてあのメモリを奪おうとかと考えるがその前に彼はキツく睨み叫んだかと思えばメモリが起動されてしまい頭に酷い金属音が響く。また相手のことを忘れてしまう、それに抗おうと苦しげに相手の名前を口にするが最後まで言い切ることが出来ずに視界が閉じた。…頭が痛い。その痛みに耐えかねて瞳を開けると事務所のソファーに座っていた。辺りを見渡しても特に異変は無い。状況が掴めないでいると相棒がやってきてこれからの方針を共有してくれる。そういえばまだ脅迫文の依頼の途中だった。さっきまでやっていたことを思い出すとその方針に頷いた。立ち上がる時一瞬消毒液のような匂いがしたが周りに使った形跡は無い。きっと気の所為だろう。早速外に向かおうとすると『フィリップ』と彼に呼び止められた。足を止めてそちらを向くと頭に手が伸ばされて髪の辺りを触られる。大人しくしていると『また変なもの付けてんだろ、没収だ』と言いながら今外したであろう書類を留める為の紫色のクリップを見せられる。何故こんなものを付けていたのか全く記憶がない。代わりにグレーのヘアピンで髪を留めて貰うと相棒の優しさに「ありがとう、誠」と笑顔で礼を伝えれば彼も満足げに笑う。準備が整った所で改めて一緒に外に出ると彼女の家の近くである店のあるエリアに移動を始めて)
6431:
探偵 [×]
2024-09-05 21:59:46
(誠は相手が自分の方針に従い、ついでに目についていた特徴的な髪留めを取り除くのにも抵抗しなかったのをみれば満足気に笑みを浮かべる。探偵はかっこよく事件を解決する存在でなければならない、相手が親しげな笑みをきちんと自分に向けるのに対して誠はさらに上機嫌になった。依頼人を所長に任せて外にでようとすると『おっと忘れるとこだった』と口にして壁際へと近寄る、そして金具に引っ掛けられたハットを手に取るとその頭へと乗せる。優秀な探偵こそ特徴的な帽子を被るものだ、相棒と連れ立ち完璧な姿で意気揚々と街へと繰り出していった。犯人は彼女の徒歩圏内にいるという情報、そして『情報屋』から貰った盗作を触れ回っているデザイナーの情報、さらに事務所から出発間際に依頼人の彼女から渡されたコンテスト出場者一覧の情報をあわせれば自ずと犯人の居場所は割り出されてくる。誠は興奮気味に相手へと出場者一覧の紙を見せれば『徒歩圏内の店舗で出場してたのはコイツだけ。つまりこいつが犯人だ!』と自らの手柄のように犯人を指摘していた。目標が分かればあとは捕まえるだけ、推理によって絞り込んだ店舗へたどり着くと店内に入る。すると近場にいた店員が「いらっしゃいませ」と服を畳みながら声をかけた。その胸には『Hidari』と名札が掲げられていて、誠はその店員を見ると盛大に舌打ちし『なんでここにいんだよ』と忌々しげに呟いて)
6432:
検索 [×]
2024-09-05 22:36:50
…本当だ。犯人の勤めている店舗を直ぐに突き止めるとは流石僕の相棒だね。 …ここがウ.ィ.ン.ド.ス.ケ.ー.ルか。…知り合いかい?
(謎のクリップの代わりにヘアピンを留めてくれて彼もハットを被ると準備万端だ。彼の横に立って歩きながら渡されたコンテスト出場者一覧の紙に目を通す。推理を聞けばちゃんと筋が通っていて自信たっぷりに犯人を指摘するのを見れば感心と尊敬の視線を向け、彼を相棒という単語を使って盛大に褒める。あとは現場に行って犯人に接触しようと言われたままついて行き店舗に辿り着く。初めてウ.ィ.ン.ド.ス.ケ.ー.ルの店内に入るとシャツやベスト、カラフルなロングパーカーから奥の方には寝巻きまで置いているようで種類豊富だ。興味深そうに辺りを見ていると隣で彼が盛大に舌打ちをする。気になって視線を辿ると一人の男性スタッフが居た。何処かで会った事があるだろうかと少しの間じっと見つめてみるが直ぐには浮かばずに彼と顔見知りかと尋ねる。すると彼の目が僅かに開かれた後、口角が上がって『いや何も無い。あっち行こうぜ』と言う言葉と共に手を引かれ男性店員から離れるように店の奥に移動する。それから彼が犯人だという名前の人物の名前を探すが見当たらず表に出ているのは女性店員とあの男性店員だけのようだ。これでは埒が明かない。『この人がいないのか聞いてくるよ』と彼に言ってから相手の元に向かうと何故か制止の声が聞こえるものの声を掛けるのが先で「すみません、今日井上さんって出勤されてますか?」と犯人とされる人物の行方尋ねて)
6433:
探偵 [×]
2024-09-05 23:09:46
井上ですか?それならもう少しで出勤してきますんで、もうちょっと待ってもらえれば会えますよ
(誠は自らの推理を褒められさらに上機嫌になる、相棒という単語に尚更機嫌をよくしていた。これぞまさしく理想の探偵だとこれからの探偵生活に心を踊らせていたのに、排除したはずの存在が目の前に現れ誠は思わず舌打ちをしていた。ひとまず相手と店員を引き剥がしたものの目的の人物は見つからず相棒は止める前に店員のもとへといってしまう。誠はブツブツと呟きながらまた手元で知恵の輪をいじり始めていた。一方店員は誠から睨まれて覚えのないことに目を瞬かせていたが直ぐにどこかへいなくなれば気にする事もなく作業を続けていて、ロングパーカーの補充をしているところで相手から声を掛けられる。井上は確かにここの従業員で出勤時間はもうすぐのはずだ。腕時計で時間を確認すればその事を相手に伝える。特定の従業員に会いに来たとなればそれまではここにいるはず、ここは服を売り込むチャンスだろう。相手はノンブランドの黒いカーディガンを来ているようだがどうにもしっくり来ない。腑に落ちない感覚に上から下まで着こなしをチェックすると目の前にある商品を探りながら「お兄さんはちょっと遊び心が足りねぇな。その黒より……こっちの緑のが似合いそうだ」と緑のロングパーカーを取り出す。左右の丈が違う特徴的なものだがどこかミステリアスな空気を纏う相手にはピッタリだろう。相手にパーカーを見せつつ「せっかく時間あるし、着てみませんか?」と提案してみて)
6434:
検索 [×]
2024-09-05 23:52:22
良かった…ありがとうございます。なら、店内で待たせて貰います…? え、…ならちょっとだけ…
(もしかしたらもう退勤した可能性や休みの可能性を考えれば現地の人に尋ねるのが一番だろう。服の補充をしている相手に問いかけるともう少しで出勤という情報を得て安堵の呟きを零す。このままここにいれば犯人と思われる人物に接触出来そうだ。お礼を言って彼の元にこのことを報告しに行こうと駿河その前に上から下まで確認するような視線を受けて疑問を浮かべる。何やら吟味するように呟くのが聞こえてから相手が手に取ったのは左右の丈が違うロングパーカーだ。試着を勧められると思わず困惑の声をあげるが、落ち着いた緑色が徐々に足元に向け広がっていくような特徴的なデザインに目を奪われる。今まで着たことがない類の服なのに馴染みのあるような不思議な感じだ。ちらりと彼の方を見て様子を伺うも何かに集中しているようで反応はない。どうせ井上という人物を待たなくてはいけないことを考えるとその提案を受けいれる。カーディガンを脱いでロングパーカーを受け取ると早速袖を通す。カーディガンより長く袖のないデザインはゆったりとして見た目以上に動きやすい。緑を纏って近くにあった鏡を見れば広がったデザインに「風になびきそうな服だね」と口元に軽い笑みを浮かべて好意的な感想を告げて)
6435:
探偵 [×]
2024-09-06 07:57:36
……あぁ、風.都.の風によく似合う。このまま俺が全身コーディネートしたいくらいですよ
(相手の顔は見たことがない、従業員を探しに来ただけでここの常連ではなさそうだ。だがその服装に感じたことの無いくらいの違和感を覚えて思わずロングパーカーを勧めてしまう。相手も待ち時間の間ならと違和感のあったカーディガンを脱いで緑のパーカーを羽織ると予想以上にしっくり来て数秒目を奪われてしまった。初対面の相手なのに何故かこれが相手の当たり前に思えるほどに、このパーカーは相手のものとして綺麗に収まっている。鏡の前で着心地を確認する相手が動く度にパーカーの裾がなびいて風を纏っているような格好に自然と口角があがる、普段は営業トークで使う言葉も今は本音として口から出ていて相手をいつもの格好にしたいと願いが灯っていた。しかしそこで、いつもの格好とはなんだと自らの思考に疑問が浮かぶ、相手は今日出会ったばかりの人間だというのに。不思議な心地を感じていれば奥からひとりの男性店員が歩いてくるのが見える、男は相手ともう一人が探している人物だ。相手の方をみると「あぁ、井上来ましたよ。井上、お前にお客様だ!」と店員に声をかければ誠もその言葉に反応する。井上は常連客かと思ってにこやかに相手に近づくが途中でその足を止める、同じく近づいてくる誠をみれば段々と顔が引き攣っていった。誠はやっと現れた男に『お前には聞きたいことがある』と嬉々とした表情をみせていて)
6436:
検索 [×]
2024-09-06 10:39:11
風.都.の風…凄く嬉しい褒め言葉だ。あまり服に興味が無いけど君のセンスなら気に入る物が見つかりそう…あ。 これ後で買わせてください
(服にほとんどこだわりがなくこの服も相棒が何処かで買ってきたものをそのまま着ている。それに不満はなかったのだが相手の選んでくれたロングパーカーは不思議なほどしっくり来た。そして何よりこの街の風に似合っていると言われると胸を貫かれたようにそのフレーズを口にしては無邪気な笑みを見せた。一発でこのロングパーカーを選んでくれた相手ならば全身をコーディネートしてもらうのも悪くないだろうと声を弾ませていると一瞬誰かにここに連れられて半ば強引に試着をさせられたシーンが脳裏を過ぎる。この街の探偵ならばそれに相応しい恰好をするべきだと言っていたのは誠だっただろうか。そちらに気を取られていると相手が目的の人物がやってきたのを教えてくれて意識を現実に戻す。井上は途中までにこやかにこちらに近づいてきていたが客とは違う雰囲気を感じ取ったのか足が止まる。ここで逃がすわけにはいかないと相手にこのロングパーカーは後で購入すると伝え羽織ったまま誠の隣に並ぶ。喜々とした誠を横目に「僕たちは探偵で、受けた依頼の内容に君が関わっている可能性が高いと見ている。今朝君が彼女にしたことについて話を聞かせてくれ」と詳細を濁して鎌をかけてみると『な、何も知らない。脅迫の手紙なんて送ってないです』と焦りながら綺麗に引っ掛かってくれた。「手紙なんて一言も言っていないけど、…何か思い当たる節があるのかい?」と更に踏み込んでみれば男はますます動揺を見せ「知らないと言ってるだろ!」と叫ぶと前方に居た自分を強く突き飛ばしては店から逃げようとする。突然のことに反応が出来ず思い切り尻餅をつくが誠はこちらに一瞥もせず男を追いかけ店外へと出て行って)
6437:
探偵 [×]
2024-09-06 12:28:58
あぁ、どうぞ。…、………っ、フィリップ!大丈夫か?…あれ、なんで俺名前を……
(普段からあまり飾らない営業トークをしているつもりだが今は素のままに相手と話している。店員と客というよりは本当に服を選んでいる友達同士のような感覚だ。だがその友達という定義にさえ腑に落ちなくて戸惑っているうちに相手は緑のパーカーを羽織ったまま先程連れ立って来ていた男と並び立ち井上の前に立つ。その瞬間に、胸を掻きむしりたくなるほどの激しい感情が渦巻いた。相手があの服を着て誰かの隣に立っている、それに嫉妬のような感情が芽生えて、そこではないと相手の腕をこちらに掴んで引き寄せたくなる。体が震えそうになるほど腸が煮えくり返るのにその理由には全くたどり着けない、今日会ったばかりの名も無き客になぜそんな気持ちを抱いてしまうのか全く理解できなかった。並び立った相手は井上に対して何やら言葉を投げかける、それに覚えがあったのか井上は動揺して最後には相手を突き飛ばして出ていった。相手の体が傾くのをみれば反射的に走り出して脳に浮かんだままの名前を呼んでいた。相手の傍にしゃがみこんで怪我をしていないか確認するがその時になってようやく相手の名前を呼んだ自分に気がついて困惑した顔のまま目を泳がせる。もう一人の男が相手の名前を読んだのを聞いていたのだろうか、それにしてもなぜこんなにも必死になって駆け出したのか全く分からない。店を飛び出した井上だったが相手を置いて走り出したもう一人の男が直ぐに追いついて捕まえる、大した運動神経だが相手を捨ておいたことが妙に腹立たしかった。だが井上は男を振り払い『俺の怒りの炎でアイツを焼き尽くすまでは終われねぇ!!』と叫ぶと何かを取り出す、その手にあるものかメモリと呼ばれるものだと直感で分かれば息を飲んだ。それは誠も同じで『お前も持ってんのかよ…』と驚愕の表情のまま井上を見つめていれば、『Magma』とウ.ィ,ス.パ.ー.ボ.イ.スが響き渡って、メモリを腕に差した井上の体はみるみる化け物のそれへと変わってしまい)
6438:
検索 [×]
2024-09-06 15:15:56
、ああ…これくらい平気だ。…っ、ド.ー.パ.ン.ト! ひとまず街の人を逃がさないと…、翔太郎、手伝ってくれ。
(追い詰められた男はこちらを突き飛ばして逃亡を図る。体がバランスを崩した瞬間、周りのどんな音よりも際立って聞こえる声が自分の名前を呼んで鼓膜を揺らす。尻餅をつくと直ぐに相手がやってくる、大した怪我はないと返答しながら顔を上げると目が合う。今日初めて会ったはずなのに以前にも同じようなことが何回かあった気がする、更には相手が困惑し始めて漸く相手に名前を呼ばれたことを当たり前のように受け入れていた自分に気付く。前からずっと知っていたような妙な感覚を感じていると店の外から叫び声が聞こえる。起き上がってそちらを向けば井上がメモリを取り出す。面と向かっている誠が驚愕の表情をしているのが見える中、井上が腕にメモリを刺すとその身体は異形の物へ変化する。その化け物の呼び方が咄嗟に頭に浮かんでその危険性や脅威も思い出す。店の立ち並ぶこのエリアは客の人通りも多くたちまち辺りからは悲鳴が聞こえてパニック状態になる。このままではまずいことだけは分かるが対抗手段がない。まずは被害を広げない為に周りの人を逃がすことを第一とすれば相手の方に顔を向け協力を持ち掛ける。相手ならば何とかしてくれるだろうと探偵の勘ともいえる何かが訴えている。知らないはずの相手の名前をごく自然に呼んだのには気づかないまま、その手首を握ると引っ張るような形で一緒に店外に出る。外では街の人が逃げ惑ってその奥では怪物と誠が対峙していた。怪物が誠へと腕を振るい上手く避けるとその背後にあったベンチがドロドロ溶けてしまっている。人の枠から離れた異様な力に圧倒されてしまうがこの大切な街を守るには逃げるわけにはいかない。「街の人の避難誘導は任せた」と相手に託して探偵として危険な方を担当すると懐を探る誠を再び攻撃しようとする怪物を体当たりで突き飛ばす。ちゃっかりお返しをしつつ街の人を逃がす時間を稼ぐ為に「僕が相手になろう」と次の標的を買って出ると大振りかつ高熱な攻撃を何とか生身で避け続けていて)
6439:
探偵 [×]
2024-09-06 17:20:43
なんだあれ……っ、あぁ!
(同僚だったはずの男はメモリを腕に突き差しみるみる異形の何かに変わってその異様さに思わず逃げ腰になる、恐怖が体を支配して逃げなければと本能が叫ぶが直後街の人々の悲鳴を聞けば意識を取り戻したようにハッとする。この街の人を泣かせるわけにはいかない、自分はずっとそうやって生きてきたはずだ。相手がこちらを向く、それに意志の宿った目を向けた。そして相手に名前を呼ばれれば、呼び覚まされるようにその瞳はより強い信念を持ったものに変わって頷いて相手に手を引かれるようにしながら店外へと駆け出した。相手に名前を教えていないことなど吹き飛んで指示に従い街の人の手を取り逃がしていく。その間に怪人の一撃がベンチをドロドロに溶かしていて焦りが募った。誠はポケットの中にあるガ.イ.ア.メ.モ.リを握りして歯ぎしりする、あの怪人に対抗するためには自分のメモリを使えば良いのだろうがメモリを出した瞬間にきっとあの二人に奪ったものを思い出されてしまう。どうするべきか考えあぐねている間に相手が囮役を買ってでた。人々を逃がしながら生身で怪人を相手取る相手を肝を冷やしながら見守る、あれを一撃でも受ければきっと死んでしまうだろうが相手に代われるほど自分は荒事を経験したことがない。周りの人を全て避難させた後歯痒い気持ちのまま気がつけば相手を見つめていた。攻撃を避ける度に相手が纏う緑のパーカーがなびく、それこそこの街に吹く風のように。そう思った瞬間に脳内にノイズが走る。緑色のメモリ、そこに刻まれた名前、その所有者。止まってしまった息を無理やり吸い込む、覚えのない記憶がこの場を切り抜ける切札を教えてくれる。いつの間にか持っていたドライバーを取り出せば、誠は『なんだよそれ』と戸惑っていた。相手を真っ直ぐ見つめれば自然とドライバーを腰に宛てがう、再び相手に襲いかかろうとした怪人にタックルを叩き込んで無理やり相手と引き剥がすと、左隣に立って「フィリップ!俺と相乗りしてくれ!」と頭に浮かんだままの言葉を叫んで)
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2024-09-06 18:26:49
はぁ、…これで被害は抑えられ、ッ! ああ、何時でも何処でも僕達は二人で一人だ!
(勢いで怪人の囮を買って出たのは良いものの普段外に出る機会が少なく体を動かすことがあまり無ければスタミナの消費は早い。だがこういった危機が初めての割には体はちゃんと動いて大振りな攻撃を最小限の動きで躱す。攻撃が当たった地面に生成されていくマグマやそれが冷え固まった物に足を取られないようにしながらちらり視線を向ければ最後の店員のグループを相手が逃がし終えたのが見えた。これで直ぐに他の人に被害が出ることは無くなって安堵するが代わりにこちらの限界が近付いている。バテ気味の体に再び大きな腕が振り下ろされそうになるが疲労の溜まった体はワンテンポ反応が遅れる。やはり無理だったかと諦めにも似た感情を抱いた瞬間、何処からか腰にドライバーが現れ何かと繋がったように思考がクリアになる。次の瞬間目の前に黒い影が現れては怪人を突き飛ばす。土壇場で全てをひっくり返す切札のように現れた存在に目を見開くが相手が左隣に立って『相乗り』というキーワードを用いられると封じられていた記憶は弾けぱっと視界が明るくなった。得意げに笑いながら改めて相手の右隣に並ぶとロングパーカーのポケットが何やら熱く存在を主張している。手を入れて取り出してみると緑色の疾風のメモリでそれを見た瞬間、探偵ともう一つの役割を思い出す。相手を、真の相棒の方を見てからメモリを構えると二人を表すキーワードを叫びながらドライバーにメモリを挿入して)
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