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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
6371:
探偵 [×]
2024-09-02 07:53:56
お前に触れられねぇと困ることばっかだって良く分かったぜ。特にお前を捕まえられねぇのは困る
(相手を腕の中に閉じ込めれば相手の体から緊張が解けていくのが分かる、そんな変化を感じられるのも互いに触れ合えるからで背中を撫でられるとこちらもやっと戻ってきた温かな感触を逃がさないように強くその体を抱き締めた。幽霊になった相手との相乗りは楽しい面はあったもののトラブルは多く、何より相手の温かさが失われて看過できるものではない。幽霊の相棒はこれくらいの短期間で十分だろう。相手の温かさを堪能していたが依頼人の友人の話題が出れば本来の目的のあめ周囲を探さなければと頷く。しかしやっと戻ってきた温もりは離れがたくて、だが探偵の責務を放り出すわけにはいかなくて、周囲に人がいないのをいいことに頬に軽くキスを落として逃げるように相手から離れた。文句を言われる前に何食わぬ顔で周囲を見回し友人を探す。橋の上には居らず再び干上がった川の方を覗き込めば人影が見えて思わず「おい、大丈夫か!?」と声を上げた。急いで脇にある土手から下へと降りて友人のもとへ駆け寄る、相手よりも長い時間あの怨霊に捕まっていて水底へ沈められる直前だったのだろう。首元に手を添えると脈も呼吸も確認できて安堵の息を吐いて)
6374:
検索 [×]
2024-09-02 11:20:15
なんでそれが一番なんだい。っ、翔太郎! とりあえず警察と依頼人に連絡しておくよ。
(相手に触れられる当たり前のはずの幸せを噛みしめるように相手の背中を撫でているとより腕に力が込められる。最初こそ珍しい状況にわくわくしたものだが地に足がつかなければ相手と並び立つことは出来ない。その大切さを実感していたのだがその一番の難点が自分を捕まえられないことと知ればわざとらしくむすっとして文句を口にしていた。この温もりを堪能していたが自分達にはもう一つ仕事が残っている。今度は捜索に手段を切り替えようとしたところで不意に頬にキスが落とされると目を丸くして思わず相手の名前を呼ぶ。幽霊だった時はこちらが一方的に揶揄うことが出来たのに実体を持てば反撃を許してしまうことになるようだ。何食わぬ顔で周囲を見回る相手に付いていけば川の方に人影を見つけ慌てて傍に寄る。脈や呼吸は正常のようだが気を失っているようでもしかしたら死の際にいたのかもしれない。万が一を考え、相手に様子を見るのを任せると手早く警察に連絡して、心配していた依頼人にも一言友人が見つかった旨のメッセージを送っておいた。それからはすぐに警察がやってきて事情聴取がされた。流石に幽霊になっていたことや悪霊を祓ったことは言えずに行方を捜しに来たら見つかったと証言することになった。数日前から行方不明になっていたことから検査入院するそうであとは警察や病院に任せるしかないだろう。警察も帰っていき再び二人となれば「僕達も帰ろうか。相乗りで」と後半を強調するように弾んだ声で伝えると相手の手を取って土手から上がってバイクに向かって歩き始め)
6375:
探偵 [×]
2024-09-02 12:27:39
あぁ、頼む
(幽霊のあの状態では相手が暴走特急になったときに止められない上、誰に見つからないとなればそれこそ心のままに何処までも飛んでいってしまいそうだ。相手が我を忘れている時のストップ役はもちろんのことこうやって引き寄せ腕のなかに閉じ込めることが出来なくなるのが何より困る。だが相手は不満そうで膨れっ面に小さく笑みを零しながら今日一日の意趣返しも込めて頬に口付けを送れば焦った声で名前を呼ばれるがそれに気付かぬフリをして探偵業へと戻った。橋の下で目的の人物を見つけると相手に各所への連絡を任せ探し人の介抱に務める、体は冷たくジャケットをかけてやり体を支えながら警察と救急車の到着を待つこととなった。諸々の事情聴取が終われば二人の時間へと戻る、しっかりと実体を持った相手の方をみれば相乗りで帰ることを持ちかけられる。こちらも当然その気で「そうするか」と返事をすれば手を取られてこちらからもしっかりと温かな手を握ると土手を登りバイクの元へと移動した。こちらが先にバイクへと跨り相手の方を振り返る、先程は取り憑いた状態だったが今回はいつも通りの相乗りだ。探偵らしくニヒルな笑みを浮かべれば「後ろ乗れよ、相棒」と声をかけ)
6379:
検索 [×]
2024-09-02 16:20:42
ああ、…こっちの方が安定していて、何より相棒らしくて好きだ。
(諸々の事情聴取も済んであとは帰るだけだ。悪霊を祓った橋は心なしか冷たい印象は無くなって静かにそこに佇んでいた。手を取って確かにつながっていることを実感しながら土手を登ってバイクの元に辿り着くと相手が先にバイクに跨る。そのまま振り向いて後ろへと招かれるとつい弾む声で返事をしながら後ろに乗り込んだ。体はすり抜けることなくバイクに跨ることが出来て離れないように腰のあたりに腕を軽く回してくっつく。普段通りではあるが相手を掴めることが嬉しくて素直な感想を口にしながらバイクを発進させた相手の運転に身を任せる。色々現実離れしたこともあったがこうして共に帰ることが出来ているのだから悪くない。見慣れない景色を眺めながら事務所へと相手が豪快にかけていた日本酒の香りを思い出すと「村の名産というのなら少し味見でもすれば良かったな」と呟き零していて)
(/いつもお世話になっております。依頼も解決して一区切りといった感じですが事務所に戻ってからの時間を少し過ごすか場面を転換するか悩んだ為お声がけさせて頂きました。もう少し今回ならではっぽい会話を続けるかさくっと終わって次のお話に進むかいかがいたしましょう。次は本編軸かシリアス系のまた少し長めの物でも良いかななどと考えていますのでお好きな方お選びください!)
6382:
探偵 [×]
2024-09-02 17:26:09
俺達は相乗りじゃなきゃな。……、良いわけねぇだろ!未成年に酒は禁止だ。それにあれそこそこ度数あったからどっちにしろお前には早ぇよ
(相手を相乗りに誘えば弾んだ声で返事がされてニヒルな笑みはもっと柔らかな笑みへと変わる。相手が後ろへと乗り込めばその存在をしっかりと体温と共に感じることができて、腰に手が回されれば軽くその手を握ってからバイクを発進させた。風を切って走れば先程とは違い確かに相手の存在を後ろに感じる、相手との相乗りはこれでなければ。事務所に向けて走っていれば相手からあの地酒を味見するという許されない呟きが聞こえてきて思わずツッコミを叫んだ。未成年なので酒が禁止なのは当然だが怨霊にかけるときにアルコールが香り立つ程にはキツイ日本酒だった、アルコールが微量入っているチョコレートとは訳が違う。自分が飲めば即潰れてしまうであろうことは棚にあげて相手にはまだ早いと首を振った。そうやってバイクを飛ばすうちに事務所へとたどり着く、警察やらに連絡した際に相手は抜かりなく所長様へも連絡してくれていて事件の無事解決を伝えれば先に帰ると連絡が入っていた。事務所の扉をくぐり「ただいま」と帰宅の挨拶を口にすればハットをいつもの定位置へとかけて)
(/こちらこそお世話になっております。こちらもこの後ガッツリシリアスか本編軸かの長くなりそうなお話が良いかなと思っておりまして、打ち合わせも必要かと思いますので上でゆるりと帰宅した二人の会話を続けつつ、次のお話の打ち合わせを出来ればと思います!
今回はメモリ関係なしに幽霊になってしまうオカルトなお話でしたが、幽霊の体でいろいろなものから自由になって好き勝手に動き回る検索くんが可愛らしく、探偵が手を焼きつつも振り回されてとても楽しかったです!いつもよりギャグっぽいやりとりも多くいれられて騒がしくも楽しいお話になったかと思います。今回もありがとうございました!
この後ですがシリアスなお話なら以前あげさせていただいた探偵の立場や存在が誰かに取られていくお話、本編軸なら警視くん登場のお話かなと思うのですが、検索様のご希望はいかがでしょうか?)
6384:
検索 [×]
2024-09-02 19:42:46
軽く口に含む程度だよ。君の傍に居るなら数年は我慢することになりそうだ。__ただいま。…君も飲むだろう?
(相手の後ろに乗りながら地酒に興味を示すと相手から鋭いツッコミが入る。ガッツリ飲むわけではなく口当たりや風味を味わいたいだけなのだがそれも許されないらしい。一応言い訳をしてみるも相手は頑な態度を崩さず手に取ろうとすれば実力行使で取り上げられそうだ。これからも一緒に居る以上法律で許される年齢になるまで酒類の検証は出来なさそうで残念そうに呟くがその口元は緩んでいた。そうして事務所にたどり着いて相手に続いて帰宅の挨拶をしたが中に誰もいない。連絡があった通り先に所長は帰ったみたいだ。まだまだ暑い中遠出から帰ってくれば体は若干火照っていてそれを冷まそうと冷蔵庫から作り置きのアイスコーヒーを出してくる。氷をたくさん入れたグラスにそれぞれコーヒーを注いで少し牛乳も足すとハットを脱いだ相手の元に持っていき、片方を差し出して)
(/承知しました! オカルトじみたお話でしたが探偵君を存分にからかったり遊んだりしながら二人でヒントを見つけていく過程が出来てとても楽しかったです。理屈の方もいい具合に繋げて下さって、ちゃんと1つの依頼ながら騒がしく普段より緩くて賑やかな時間になりました。今回もありがとうございました!
次回ですがせっかく打ち合わせなどするなら前者の探偵君のお話はいかがでしょうか…!話を聞いた時には何となく探偵君に強い憧れもしくは強い恨みでその場所を欲しがった人によるメモリの犯行なのかなと思ったのですが、その他悪夢や精神攻撃としてそういう世界を見せられたりなども考えられるので探偵様の考えている雰囲気やこんな事やりたいなどありましたらお聞かせください!)
6386:
探偵 [×]
2024-09-02 20:14:29
おぅ、ありがとよ。…、…夏に感じるならこういう冷たさじゃなきゃな
(相手は簡単に引き下がらず口に含むだけと食い下がるが「それもダメだ!」と叫んで阻止しておく、本音で言えば誤飲してアルコールにやられた相手を前に正気でいられる自信がないのが理由であるのは伏せておいた。事務所についてハットをしまっていると相手がキッチンスペースから氷がたっぷり入ったコーヒーを持ってきて礼を言いながらグラスを受け取る。見るだけでも涼やかなそれを一口飲めばバイクに乗っている間に体温の上がった体には良く染み渡って、牛乳の優しい甘みが怪異に巻き込まれて体力の削れた体を癒してくれた。思わず続けてもう一口飲んだあと今日一番の快適な涼しさに冗談混じりに言いながら相手を見る。今や相手は実体がしっかりとあるどころか夏の暑さにあてられ体温も上がっていることだろう。こちらの体をすり抜ける度にヒンヤリとさせていたのが嘘のようだ。そんな考えにふけりながら相手がグラスの中身を飲む後のタイミングを狙って良く冷えた自分のグラスを相手の頬へとあてて)
(/では是非是非探偵の立場が奪われていくお話としましょう!こちらの想定としては風.都.の探偵という立場に憧れた犯人がメモリを使って少しずつ探偵の立場を奪い、当の探偵は事務所から少しずつ弾きだされていく、というものを考えていました。どちらも違和感は感じているけどなかなか真実に気づけない、というものを考えていたのですが、片方が激しく違和感を持つか現状がおかしいのに気がついているのに片方は気づいていないという方がよりシリアスにできそうですね…!)
6387:
検索 [×]
2024-09-02 20:48:48
幽霊の冷たさはお気に召さなかったようだね。…ひっ、つめたい。
(普段はホットコーヒーだが今日のような日は冷たいものが飲みたい気分だ。テキパキと用意して相手に差し出すと自分もアイスコーヒーに口をつけた。冷たい液体なのはもちろん、傾けて氷がぶつかる音も涼やかで外で依頼をこなしてきた体を冷やしていく。幽霊になってからはそもそも温度というものを感じなかったが相手は触れようとした時冷たそうな反応をしていた。だがその冷たさは恐らく背筋が凍るような方向に起因しているはずで、同じ温度でも種類の違う冷たさに相手の冗談に乗っかるような形で小さく笑う。所長も居なくて事務所を閉める時間も近ければあとは多少ダラダラと過ごして何も言われまい。機嫌を良くしながら再びグラスの中身を飲んでいたがふと視線を感じて口を離す。その瞬間相手のグラスが頬に当てられるとその冷たさに思わず裏返った声をあげながら横に避ける。どうやら悪戯好きは続いているらしい。ならばとこちらもグラスを相手に寄せようとするがそちらに気を引かれている内にグラスを持って冷えきった手を相手の首筋を押し当て「おかえしだ」と得意げに宣言して)
(/なるほど、導入に関してはそんな感じにしましょう。良いですね、片方は違和感なのは分かるけどその原因が分からないって感じでもう片方はその相手きっかけで変だと思う頻度が増える、みたいな感じでしょうか。蓄積型で一定期間事にメモリを使用することで効果が強まる、みたいな感じだと段々探偵君の立場がなくなりますしもうすぐ思い出せるかも知れないってときにお互い上書きされてしまって面白いかもしれません。ちなみにどちらが違和感を強く抱く方か希望ありますか?探偵君なら事務所から段々と弾き出されて知らない人が自分の場所に居る姿を見ることになりますし、検索なら知らない人が自分の相棒の位置に居て事務所を回していて肝心の探偵君は段々赤の他人として離れていってしまう、みたいなことが出来てどちらも面白そうです)
6388:
探偵 [×]
2024-09-02 21:33:04
ゾクッとするのよりこっちの方が好みだろ?、…甘いぜフィリ、…ひゃっ?!
(隙をついて氷たっぷりのグラスを相手の頬にあててやると裏返った声が聞こえてきてしてやったり顔を浮かべる。今日は散々相手に振り回されたのだからもう少しくらいこちらの悪戯に付きあって貰わなくては。それにバイクの移動中は相手に取り憑かれた状態でずっと背筋がゾワゾワとして落ち着かなかった、今は爽快な冷たさを存分に楽しむ方がいいだろう。相手は仕返しとばかりにこちらにグラスを近づけるが見え見えの動作を避けるのは簡単でニヤリと笑いながら近づけられたグラスから顔を離す、しかしそれはトラップでしっかり冷やされた手のひらが首筋に当てられるとこちらも裏返った声をあげてしまった。だがその冷たさは透けた体が通り抜けていく際の静かな冷たさとは違って暑さを吹き飛ばす気持ちのいいもので、冷やされた首筋を触りながら「やっぱりこっちの冷たさの方がいいな」と感想を口にし)
(/おーとてもいいですね!立場が変わって少しずつこの状況がおかしいとお互いに気づき始めるのにもうすぐ確信を掴めそうなところで立場が切り替わってしまうのを繰り返してもどかしい感じにしてしまいたいですね!途中から犯人の妨害も挟みつつ二人の絆が試される感じにしたいです。
それでは検索くんが違和感を感じて探偵が言われるまでは気づかない、という立ち位置でいかがでしょう?探偵が奪われる立場なので抜け落ちていく探偵の要素を検索くんがしっかりと心で覚えていてつなぎ止めようとしてくれる、という展開だと熱くなるかなと思います!)
6389:
検索 [×]
2024-09-02 22:16:57
君こそアイスのように甘いよ。 そうだね、こうやって涼をとる方が好みだ。
(グラスを囮に首筋に冷えた手を押し付けると面白い声があがって思わずくすくす笑う。同じ台詞をこの時期に食べたいアイスに例えながら挑発的な笑みを見せる。夏といえばホラーらしいがこうやって悪戯し合いながら暑さを吹き飛ばした方が健全だろう。相手との触れ合いにすっかり絆されると「今日は仕事終わりまでダラダラしてしまおう」と相手に甘い誘いをかけるクーラーの一番当たるソファーの所に移動して寛ぐように座り、夏の何気ない一時を過ごすことにして)
(/立場についてもそれで行きましょう!途中不審な行動を取っていることに気付かれ強く能力をかけられることで先程までの違和感を綺麗さっぱり忘れて探偵君が最初に違和感を持ったままのターンがあったり、不意に記憶の断片を取り戻したりといつものように好きな要素を盛って行けたらと思います…!
ひとまず上記もほどほどに始めちゃっても良いかなと思いますので良いタイミングで初ロルお願いしても宜しいでしょうか。)
6390:
探偵 [×]
2024-09-02 22:55:45
__どうぞ
(夏の事務所で終わりの時間まで二人ソファでダラダラと過ごしていれば話しは相手が口にしたアイスの方へと流れていって、時間きっちりに事務所を閉めると家に帰って早々にアイスを食べることになった。いつかどっさり買った大容量パックが役立った日と言えよう。そうやって夏のゾクリとする冷たさから爽やかな冷たさまで満喫した日から一週間ほど、事務所にはいつもの時間が流れていた。いつも通り英字を使って報告書を作っていればドアを叩く音が聞こえる、デスクから立ち上がり出入口扉へ近づきながら声をかければ扉から入ってきたのはひとりの男だった。男は興奮気味に事務所内を見回したあと『初めまして!俺ウェブライターの上條誠って言います』と勢いよく名刺を渡されて苦笑いを浮かべながらそれを受け取る。どういった要件かと声をかければこの事務所を取材したいと言われすぐさま近くで聞いていた所長様が飛んできた。鳴.海.探.偵.事,務.所の宣伝になると所長は大変気合いが入っているが探偵の勘が彼に対する違和感を告げている。早速とライターはこちらの一日の仕事の流れを聞こうとするが、その前に所長から『で、ギャラっていくら?』と交渉が始まって相変わらずの守銭奴っぷりに「あのなぁ」と呆れの言葉が出て)
(/だんだんと焦った犯人が妨害してくる感じも良いですね…!どんどん好きな展開詰め込んでいきましょう。
では初回置いておきます!いつも通り改変もいれつつ必要になれば背後で打ち合わせしつつでいきましょう。今回もよろしくお願いします!/こちら蹴りでも大丈夫です)
6391:
検索 [×]
2024-09-02 23:29:38
……、……ああ、よろしく
(あの後事務所でだらだらしてから自宅に帰って買っていたアイスを堪能した日から一週間ほど、事務所で本を読んでいるとドアがノックされた。相手が迎え入れて所長と共に対応に当たっているのをスツールに腰がけながら視界の端で見ていたがこの事務所の取材だと聞こえてくればつい顔を上げる。確かに今ではこの事務所はガ.イ.ア.メ.モ.リの駆け込み寺という当たらずも遠からずの噂が流れているようだがわざわざ取材するほどだろうか。まあそんな物好きも居るだろうと流していると所長が聞いた報酬に嫌な顔1つせず男は『もちろん通常の依頼料の倍程度は準備はさせてもらってます』と答える。そんな返事を聞けば所長の行動は明らかで取材する為に依頼人に話を聞くソファーよりも奥、事務所の作業スペースに男を招く。そうなれば当然こちらとも距離が近付いて一応それらしく一礼はしておいた。それだけでは終わらず所長はきらきらとお金に目が眩んだ目でこの事務所のことを説明し始め、男は熱心にメモを取る。その空気に若干押されつつ『まず私が所長で翔太郎くんが探偵その一、そして翔太郎くんの相棒のフィリップくんが探偵その二!』と順番に背中を叩かれ皆の紹介がされる。男は『探偵に、相棒…』と何処か羨ましがるようで感情がこもったように呟くとこちらに近付いき『上條誠って言います。どうぞ宜しくお願いします』と手を差し伸べられる。最初から妙に距離感の近さを覚えるものの敵意は無ければこちらからも手を伸ばし軽く握手を交わして)
6392:
探偵 [×]
2024-09-03 07:45:22
昨日の依頼は朝から猫探しが入ったから公園周りで調査、そっから旦那さんがギャンブルしてる姿を写真に撮ってくれって依頼……こういうのも探偵のしご、いってッ!!
(取材にしては妙に前のめりな彼に何処と無く相容れなさを感じながら話しているうちに所長が報酬に釣られてあっさり取材を受け入れてしまい思わず「おい!」と突っ込むも『所長の私が決めたんだからいいでしょ!』と言われてしまい渋々黙ることにした。男を奥のスペースまで招き入れ勝手に説明が始まり、勝手に紹介をされてしまえば「どうも」と一応挨拶はしておく、相手とも妙に馴れ馴れしく握手するのが気に障った。そして彼の瞳はまたこちらへ向いて改めて探偵の一日について問われる、日によって様々で一概に言うには難しくひとまず昨日の仕事について説明を始めた。しかしその内容を聞けばみるみる男の顔はつまらなさそうな不満気なものに代わり『もっと探偵らしい事教えてくださいよ!』と話を遮られてしまった。確かにドラマ等の探偵像から外れてはいるが依頼として受けた限り依頼人の涙を拭うのが探偵の仕事だ、こちらも表情を固くしながら反論しようとするが直後所長様のスリッパが額に飛んできてまたも話は中断されてしまう。仕方なく先日盗まれたバックを取り戻した話を相手が地.球.の,本.棚.で検索した経緯を飛ばして話せばようやく満足したようで『推理に犯人の制圧、相棒との連携……!やっぱり探偵ってそういうことするんですね!』とまた前のめりになって苦笑いを浮かべる。その後も探偵らしいことを教えるのを求められ色々と隠しつつ話をすればようやく男は満足したらしく『ありがとうございました!じゃあこれどうぞ。また来ますねー』と所長に報酬金を渡してとっとと出ていってしまった。嵐のように過ぎ去っていった男に「なんだったんだよ…」と思わずため息を漏らしていて)
6394:
検索 [×]
2024-09-03 10:26:01
あの様子だと探偵という仕事に憧れを持って取材に来たようだね。最近は小さな依頼が多かったから期待外れのようだったけど
(それぞれ探偵だと紹介され、挨拶を交わすが彼の関心はより探偵らしい相手に注がれる。相手が昨日の仕事の内容を説明するとそれが面白くなかったのか彼は話を遮って違う内容を求める。フィクション作品では殺人事件を解決したり未解決の謎を解いたりと輝かしい活躍が描かれることが多いが実際は地味な仕事が大半だ。それでも依頼人のためにどんな小さな依頼でもこなすのがこの事務所の探偵で相棒なのだが、それを相手が説明しようとするとお金を貰った所長が遮ってしまっていた。それからも彼は探偵らしい話を熱のこもった目で聞いてきて相手や所長が答える、そんな姿を一歩引いてみていると満足したのか報奨金を渡して事務所から出て行ってしまった。てっきりあの熱量なら活動に密着すると言い出しそうでもあったがそういう訳でもないらしい。取材から解放されて溜息を零す相手に率直な彼の印象を告げる。傍から見ると話題によって興味の有無が明らかだった。肝試しをしに行った友人を探しに行く依頼から一週間ほど街は極めて平和で舞い込んでくるのは猫探しや身辺調査、お悩み相談ぐらいだ。報酬金でホクホクした顔の所長とすっきりしない様子の相棒、見慣れた事務所の光景に小さく笑って時間を過ごしていた。一方事務所を飛び出し、階段を降りた男は取材したメモを見ては鳴海探偵事務所を見上げニヤリと笑い、ポケットに入れていたメモリを起動させて
6395:
探偵 [×]
2024-09-03 12:41:00
あの取材でほんとにうちの宣伝になんのかよ……どっちにしろ映画の中の探偵に憧れてるようじゃこの街の探偵は務まらねぇな
(所長がいる手前追い返すことも出来ず探偵らしい話を男に求められ続けた。泥臭い話をすれば直ぐに男の顔は不満げになりそれを所長に咎められるのを繰り返しやっと帰ったあとに大きくため息をついていた。所長様は分厚い封筒にご満悦のようだがやはり違和感は拭えない、単にあの男を気に入らなかっただけなのだろうか。相手に声を掛けられると同意するように頷く、興味が直ぐに顔に出るせいでかなり偏った話をすることになり事務所の実態とは離れた話しかできずあれをあのまま記事にされても困る。探偵に対する強い憧れは感じたが偶像だけを追い求めるだけでは探偵に相応しくない、自分もおやっさんという影を追いかけ同じ場所に片足を突っ込んでいることは棚に上げておく。二人で少々気疲れしているところに所長が『文句言わない!これも仕事よ!』と叫んで、やれやれと呆れた笑いを浮かべた。その瞬間、頭の中に金属音が響く。カチャカチャと弄るような音のあとキンッと一層高く大きい音が聞こえて視界がホワイトアウトした。目を開けると一瞬何をしていたのか分からなくなる、しかし直後先日解決した依頼の報告書をまとめなければならないのだと思い出した。パソコンを手にいつもの定位置、いつもは依頼人が座るソファへと座る。シャツにアームバンドをしているお陰で袖を捲る必要はない、大きめのレンズをはめたメガネの位置を軽く調整すると報告書を作り始める。暫くもしないうちに扉が開いた、入ってきたのはこの事務所の外回りを担当する探偵、上條誠だ。『ただいまー』と挨拶をする彼に「おぅ、早かったな誠」と声をかけて)
6396:
検索 [×]
2024-09-03 15:04:07
っ、………? …ああ、おかえり。
(探偵の偏った一面だけを伝えたことに引っかかりを覚えながら話していると突如頭の中に金属音が響いた。思わず頭を押さえ耐えていれば相手も所長も同じように頭を抱えたり眉を寄せているのが見える。何処かで感じた感覚、自分を教祖にするため記憶や意識を塗りつぶした時と同じだと気づき焦った途端一層高い音が響いて思考が四散した。不快な音は無くなって目を開けると事務所の中に居た。意識がぷつんと切れてまたつながったような感覚でさっきまで何をして何を話していたかを思い出そうとするが上手く行かない。引っ掛かりを覚えるが相手と所長はそれぞれ事務作業を始めていていつも通りの空気が流れると気のせいかと流しそうになる。ほぼ同じタイミングで上條誠が帰ってきて相手と気兼ねなく声を掛け合うのを見れば更にその違和感は増した。彼が何故ここに、という疑問に遅れて同じ探偵事務所の探偵であることを思い出す。妙な心地を覚えながらもこちらからも帰宅の挨拶を返すと彼は奥に入っていき奥のデスクの方に荷物を置きに行く。全員が揃ったならコーヒーでも入れようかと準備するが所長と相手、自分専用のマグカップはあるが上條誠の分が見当たらない。所長に聞いても良い返事はなく仕方なく来客用のコップを使ってコーヒーを入れた。所長に運び、彼の元へも持って行くと『俺、甘いコーヒーが好きなんだけど砂糖とかある?』と言われ目を瞬かせる。この事務所には調理用の白砂糖ならあった気がするがコーヒー用のものは無かったはずだ。そのことを伝えると『じゃあ今度買ってくるよ』と返され来客用のカップに口をつけていた。最後の一つをソファーの所に居る相手の元に運びテーブルに置いていると相手が文字を打ち込むパソコンが目に付いて「君がパソコンを使うなんて珍しいね」と率直な感想を呟き)
6397:
探偵 [×]
2024-09-03 18:12:40
ありがとよ。…珍しい?何言ってんだ、俺はここの事務員だぜ?ノートパソコンは相棒だっての
(キーボードを叩いて報告書の作成を進めていると相手が気を利かせてくれたのかキッチンへ行く気配がする、だが誠のコップがないと妙なことを所長に言っているのが聞こえてきた。最近誰かが割ったことを黙っていたのだろうか、何か腑に落ちない様子の相手を他所に画面をみていれば今度は誠と相手がコーヒー用の砂糖がないと話し声が聞こえてくる。きっと切れていたのに買い忘れただけなのだろうが相手はもともと事務所に存在しないような口振りでまた妙なことを言うものだと思いながらもタイプを続ける。最後にこちらにコーヒーを持ってきてくれて礼を伝えれば、パソコンを使っているのが珍しいとまた妙なことを言われて目を瞬かせてしまった。自分はここにきてほぼ毎日ノートパソコンに向かっている。依頼人の話をまとめたり報告書を作成したり、会計管理もやっていてこれがなければ毎日の仕事が成り立たない。今日の相手は妙に変なことを言う機会が多い、疲れているのだろうかと内心思いつつノートパソコンを指さしながらそれを相棒と称した。その単語を口にした途端、妙な感覚が頭を過ぎる。遠くの方から誰かが何かを叫んでいるようだったがそれを認識することはできない。不思議な感覚に目を泳がせていると事務所の扉がノックされる。訪問者を迎え入れるのも事務員の仕事だ、扉を開けるとそこにはひとりの老齢の女性がいて軽い挨拶のあとに「ご要件は?」と問いかける。すると女性は『私の猫ちゃんを探して欲しくて…』と切り出した。それだけ聞けば申し訳なさそうな顔をした後「すみません、うちは猫探しやってなくて…他をあたってください」と依頼を断った。いつもの通り少々の問答があったあとに女性は沈んだ顔のまま背を向け階段を降りていく。これも探偵である誠の方針だ、寂しげな顔に目を伏せるも声をかけることは出来なくて静かに事務所の扉を閉めて)
6398:
検索 [×]
2024-09-03 18:53:30
事務員…? だって、君は……。
(相手の元にコーヒーを持って行って目に付いたパソコンのことに触れるとその目が瞬く。そして自分のことを事務員と名乗ると更に違和感は増す。いつの日か便利だからとパソコンを勧めた時にこっちの方がカッコイイのだと言い張っていた光景が頭に浮かぶが直ぐにそれは薄れてこうやって最初からパソコンで書類を作成していたような気もしてくる。だが言いようもない違和感は残ったままでそれを絞り出すように言葉を紡ごうとするが扉からノック音が聞こえて相手がそちらに行ってしまった。そこに居たのは老齢の女性で、猫を探して欲しいという。それに対して相手が申し訳なさそうに断るのを聞けばがつんと頭を殴られたような衝撃がして目を見開く。上條誠がそういった依頼を受けない方針なのは知っている、ならばそれを断るのは自然なことだ。だけどそれは根本的に違う気がしてならない。焦燥にも近い感情を抱く中、沈んだ顔で背を向ける女性の顔と目を伏せる相手の表情が視界に入れば考える前に体が飛び出した。寂しげな顔をした相手を押し退けるように勢い良く扉を開けるとその先では女性がゆっくりと階段を降りている。「待ってください」と声を掛けながら階段を駆け下りて追いついた女性の前に立つ。驚きと悲しさが混じりあった女性の顔を見れば胸の内に訴える強い感情のまま「その依頼、やっぱり受けさせてください」と事務所内に聞こえるような声で依頼を引き受ける旨を伝えて)
6399:
探偵 [×]
2024-09-03 19:26:24
っ、フィリップ?
(扉を閉めても彼女の寂しげな背中に胸が傷んで止まない、だがこれがこの探偵事務所の、上條誠の方針だ。顔を俯けていると突然体が押し退けられて扉が開く、直後相手が飛び出して行ったのを見れば困惑と共に名前を呼んだ。何事かと階段の方を覗き込んでみれば相手は女性を引き止めて依頼を受けると伝えていて目を見開く。今までこの類の依頼は全て断ってきたのになぜ急に、しかも相手の独断で依頼を受けると言っているのだろう。だがきっと心の中で泣いていた彼女の依頼を受けると相手が言った事に何処か安堵を感じていた。事務所に響き渡った声は事務所にいる他の二人にも聞こえていて『はァ?!』と声をあげた誠が急いで扉の方へやってくる。当然こうなれば誠は黙っていられないだろう。誠は相手の隣にやってくると『何勝手に受けてんだ!俺達は探偵らしい仕事しかやらないんだよ!ほら、早く帰れよ!』と依頼人を追い返そうとする。そこで、何が自分を動かしたのか分からないが、体が勝手に動き出して階段を下ると女性を庇うように誠との間に立った。自分は事務員だ、探偵の二人とは違い依頼にどうこう口を出す権利はない。だが遠くで聞こえる何かが体を動かして「この街の探偵なら、悲しい顔をした人を見過ごすわけにはいかねぇだろ」と心に浮かんだままを口にしていて)
6400:
検索 [×]
2024-09-03 20:01:18
…引き受けたのは僕の独断だ、別に君は別の仕事をしていれば良いだろう。
(胸を突き動かす感情に従って女性を引き留め、依頼を受ける旨を伝えるとその表情は困惑と、嬉しそうな笑みへと変わる。そのまま帰さなくて済んだことに不思議と安堵を覚えていると事務所から彼が声をあげながら近づいてきて、依頼人の前だというのに声を荒らげて女性を追い返そうとする。その態度に眉を顰め言い返そうとした所で先に相手がその間に入って彼に反論をする。事務所である相手が探偵を語るのは変な話であるはずなのにその言葉は聞き覚えがあって、胸の深い所が震えたような気がした。自分を巡って言い合いをしているのを察して縮こまった女性を見ればこちらも一歩前に出て、相手に続くような形で自分が受けたのだと告げ冷たく彼を突き放した。すると彼は目をカッと開いてから『っ、俺は手伝わないからな!』と声を荒げ、事務所内に戻ってしまった。ピリピリした空気に巻き込んでしまったことに女性に謝罪しつつ改めて探して欲しい猫について特徴を聞いていく。写真を見せて貰い、首輪の特徴と大体居なくなった場所、好きな場所や食べ物などの情報を聞いてメモをする。大体聞けたところで『私にとって大切な猫ちゃんなんです、どうかお願いします』と真摯に頼まれて、それに応えるように深く頷いた。猫を探すならひとまず居そうな所を出歩くしかないがふと相手がまだ事務所内に戻ってないのに気付けば「翔太郎、一緒に探すの手伝ってくれないかい?」と同じ探偵ではなく相手へと頼んでいて)
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