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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
401:
探偵 [×]
2022-09-24 08:06:02
これでも探偵なんでね。じゃあ最初に行くのは団子屋だな。晩飯豪華なんだから、あんまり食べすぎるなよ。
(緩く絡まる指が軽く握られるのを感じながら、調査結果なんていつもの捜査の調子で言われると、こちらもいつものハードボイルド探偵の調子でキリっとした顔を作ってから空いている方の手をスナップさせて返事をする。なにせ二人で初めての旅行、温泉旅行の醍醐味である癒やしの旅にするためある程度下調べをと用意しておいたかいがあった。列車旅の時間を考えると相棒の言うとおり到着してすぐになにか腹に入れておきたいところだ。古い町並みそのままが残る温泉街を堪能するという意味でも、定番どころを押さえるのはいいチョイス。同意を示すように頷くと、温泉街での具体的な目的地が決まって俄然楽しみは増してくる。だがふと旅行の案内にかかれていた晩御飯の案内を思い出す。旅館の飯といえば豪華で量も多い。対して団子は小ぶりだが腹持ちのいい和菓子。様々な種類をあれやこれや食べると支障が出るに違いなく、からかいの意味も込めて忠告しておき)
402:
検索 [×]
2022-09-24 09:42:00
旅行中でも頼りになりそうだ。それに関しては問題はない。きみとぼく、それぞれ別の物を注文して分ければ一本で二つの味を楽しめる
(相変わらずカッコつけな所は変わってないが知らない土地ではその『いつもの』が頼もしい。今日の所は咎めずに思ったまま褒めておくことにする。団子屋という案は無事採用され最初の行先が決まった。その先については食べながら考えたり思うがまま巡れば良いだろう。行動方針について決まれば早く着かないかと待ち遠しくなってくる。そこで相棒からからかい混じりに忠告が飛んでくるがそれも既に対策案は考えてある。お好み焼きの件やお祭りの屋台で学んだこと、それはつまり半分こだ。餡子やみたらし、きな粉など団子にも様々な種類はあるがこの手を使えば少ない量で複数の味を楽しめる。ピンと人差し指を立て得意げにその案を語ってみせ)
403:
探偵 [×]
2022-09-24 11:06:20
あぁ、そうしようぜ。温泉卵作りは絶対やりてぇし、晩飯のために腹は温存しとかないとな。
(半分この提案ももちろん賛成だ。得意げに人差し指を立てる相棒に向かって頷いて見せる。観光地らしく温泉街には魅力的な食べ物屋がいろいろと並んでいる。調子にのって食べていれば忠告した身であるにも関わらず腹一杯で晩飯にありつけなくなってしまうだろう。ある程度は計画的に食べなければならない、今日も相棒と半分こをする機会が増えそうだとまた期待を膨らませていた。その後二人で温泉街でのプランを話しているうちに、車窓に流れる景色は街の情景から少しずつ緑が増えていき、家屋の数も減っていく。広大な田園地帯を過ぎて、トンネルに入ったかと思えば、次に見える景色は森の中へと変化していた。温泉街へと近づいている証拠だろう。トンネルの割合も増えて山の中を突っ切っているのがわかる。暗い車窓をちらりとみやると、そろそろ到着かと自然と口には笑みが浮かび)
404:
検索 [×]
2022-09-24 12:40:51
いつの間にか随分と景色も変わってきたね。…わあ、アレが温泉街…! 翔太郎、早く降りよう!
(今回のメインはあくまで温泉旅館だ。十分に味わう為にもある程度計画性も必要となってくるだろう。その後も色々と今日の予定について話しているうちにふと車窓の方に目を向けると住宅街だった景色がすっかり田園風景に変わっている。風.都.ではまず見えない景色に再び興味が映れば食いつくように外を見つめていた。初めてトンネルに入った時には急に辺りが暗くなって少し驚いたがその度に変わっていく景色は面白い。徐々に自然豊かな森の中に入っていき一際長いトンネルを抜けたかと思えば突如として大きな街並みが現れて思わず声を上げた。まるで別世界にきたみたいだ。同時にもうすぐ目的地に到着する旨のアナウンスが聞こえてくればいてもたっても居られず繋いだままの手を引っ張って立ち上がれば同じ車内の誰よりも早く降りようと降り口に向かおうとして)
405:
探偵 [×]
2022-09-25 14:10:19
おぉすげぇ!な、ちょ…フィリップ!あぶねぇって!
(幾度かトンネルの暗闇が続いたあと、相棒の声につられて窓の方をみた。そこには映画のセットさながらの日本家屋が立ち並び、多くの人がその中を行き交っている。相棒よりかは外の世界を知っているとはいえさすがにこんな街の風景は見たことがなく、相棒と同じく感嘆の声をあげて車窓の方に身を乗り出す。いよいよ到着する旅の目的地に俄然期待は止まなかったが、その気持ちは相棒のほうが上だったようで、まだ駅についてもいないのに座席を立ってしかもこちらを引っ張ってくる。その手に引かれるまま席を立ち上がると二人で慌ただしく降車口へと向かった。相棒に注意するよう声をかけるもそれも形だけ、こちらも隠しきれないワクワクが顔に出て声が弾んでしまっている。当然多くの人がいる中で手を繋いでいることなんて気にする暇もない。やがて電車は減速し、ホームへと停車する。一斉に降車扉が開いたが、そこからもいの一番に飛び出して、結局は乗ってきた電車の中で一番のりに温泉街へと降り立った。電車を降りてすぐの場所に改札口が設けられていて、相棒と同じく早足で手を繋いだまま改札口をくぐる。駅舎を出ると先程車窓から見下ろしていた温泉街が目の前に広がって、観光地よろしく『ようこそ』の看板が立っており、そこでも思わず「おぉ」と声がでる。駅前には小規模ながら足湯が設置されていて、そこから微かに硫黄の香りがすると、それを堪能するように一度大きく深呼吸し)
406:
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2022-09-25 15:35:06
…木造建築を中心とした伝統的家屋に敷き詰められた石畳の道、そしてこの特徴的な硫化水素の匂い! 本に書いてあった通り、いやそれ以上の光景だ。…、ねぇ、翔太郎。この前決めたルール、風.都.の外だとどういう扱いになるんだい?
(一秒でも早く車窓から見えた街を満喫したくて相棒の手を引っ張って連れ出す。いつもの様に注意するような言葉が飛んでくるが繋いだ手はそのままでその声も楽しげに弾んでいるのだから気持ちは同じに違いない。徐々に列車は減速していき、やがて開いた扉からホームに飛び降りる。山の中のせいか出発した時よりも空気は冷たい。だがそれも気にならないほど期待は高まっていて早足で改札をくぐり抜けた。駅舎を降りた所が丁度温泉街の入口となっていて記念パネルやらお土産屋が並ぶ先に車窓から見えた風景が広がっていた。事前に調べた本の内容と一致しながらも文字だけでは分からなかった趣や匂いを全身で感じ取るといつもの様にぶつぶつ喋りながらも目を輝かせる。興奮冷めやまぬまま早速街に飛び込もうと再び歩き出した所で繋いだままだったことに気付く。これから向かう先は外の観光地で、車窓から見た様子でも多くの観光客が居た。その前交した約束に従えば解くべきなのだろう。だけどせっかくの旅行と思えばこのままで居たいと思ってしまっている。少し悩んだ後相棒に切り出せば緩く手を握り直しながらも若干回りくどく処遇を尋ねてみて)
407:
探偵 [×]
2022-09-25 21:17:27
あぁ、なんか映画の中に入ったみたいだ。ん?あ……、その聞き方はずりぃだろ………行くぞ、フィリップ。
(初めての景色を前に相棒は忙しなく四方八方を見まわしていて、その目の輝きと声からいつも以上に興奮しているのが伝わってくる。相変わらず相棒の視点は自分には備わっていないものばかりで、飛び出てくる単語を楽しげに聞いていた。風.都.には存在しない、まさに非日常の空間。未知の世界を目の前にして心は逸るばかりだ。まずは第一目的地に、と足を進め始めたところで、先日決めたルールのことを持ち出され、ようやく手が繋がったままなことに気がついた。ここは風の街ではなく知り合いに会うことはない。しかも観光地となれば夏祭りと同じく各々が楽しんでいる空間、変に注目されることもないだろう。だが一方で、自ら言い出して決めたルールを特別に破っていいなんてそんな都合の良いことをするべきなのかと葛藤が生まれた。しかし次の瞬間には答えが決まってしまっていた。口では遠回しなことを言いつつ、強められる繋がり。ダブルに変身するまでもなく相棒の言いたいことは容易に分かって、わざと回りくどいことを言って甘える相棒に心はまんまと惑わされてグラついた。それが顔に出てしまいそうになって、思わずハットに手をあて目元を隠しながら返事をする。手をしっかりと繋ぎ直すと、顔を上げて今度はいつもの如く声をかけ目的地である団子屋へと歩き出し)
408:
検索 [×]
2022-09-25 22:38:19
…!ああ、早く行かないと売り切れてしまうかもしれない。___ あの店のようだね、香ばしい匂いがする
(言われなければ気づかない程手を繋ぐという行為は二人の中では普遍的な物になってきている。人の目がある所であり1度決めたルールは守らなければいけないと分かってはいるが、心はまだ繋いでおきたいと訴えている。初デートだからとかここには自分達のことを知る人は居ないからとか更に屁理屈をこねようと口を開くがその前に返事が返ってきて思わず相棒の顔を見る。ハットで目元は隠れてしまったが強く握り直された手が確かに承諾を示していて胸が暖かくなった。今日は手を繋いでいても構わない。それだけで何倍もこれから訪れる所が楽しくなる予感がする。回りくどい言い方をしたにも関わらずあっさりと真意を読み取られたのは嬉しいと同時に恥ずかしくもあって、まだ昼前にも関わらず売り切れの心配を理由に手を繋いだまま団子屋へ足を進めた。流石観光地とあって観光客も多く道中にも食事処や食べ歩き出来るような店、土産屋や小さな宿が立ち並ぶ。それらに目を向けながらも目的の店が見えてくると指を指して相棒に報告する。昔ながらの作り方なのか店先で串に刺さった団子を焼いているのが見えれば食欲もそそられて早速メニューを眺め)
409:
探偵 [×]
2022-09-26 11:16:15
__だな、店もいい雰囲気だ。ハードボイルドに甘いもんは似合わねぇが、郷に入っては郷に従えって言うしな。俺はこのあんこが乗ったやつにするぜ。
(夏祭りで思いを告げて二人でルールを設けた日から今日まで、きっちりルールを守って二人の時にだけ恋人として振る舞っていたが、風.都.を離れてすっかり気も緩んでしまっていたようだ。状況で言えば二人きりと同じ、だからこそ自然と手を繋いでいたんだと自分を納得させると考えることを止める。どちらにせよこの相棒であり恋人と手を繋ぐだけで心が晴れやかに満たされることを知ってしまった以上、なるべく触れていたいと思う気持ちはもう止められるものでもない。相棒にしては無理やりな理由で急かすのをあえて茶化すことはせず、そのまま団子屋へと向かった。やがて相手が指差す先に目的地が見えてきて、それと同時に香ばしい匂いが強くなっていく。小腹がすき始めた今の時間にはよく効く匂いだ。店の前まできて相棒と並びメニューを眺める。スタンダードなラインナップだが、古い形式ながら綺麗なままの日本家屋を背景に団子が並べられると、否応なくどれも美味しそうに見えてしまう。今日は夏祭りとは違い探偵の格好、ハードボイルドを気取るのは忘れずに、芝居がかった流暢な言い訳を並べたあとあんこを選び、「お前はどうする?」と手をつなぐ恋人の方に目線を向けると問いかけ)
410:
検索 [×]
2022-09-26 12:04:34
亜樹ちゃんが買って来てくれるおやつを毎回残さず食べる探偵さんは何処の誰だっただろうね。ぼくはみたらし団子にしよう。…それと、この花見団子も一つ
(メニューはいたってシンプルだが、店からは年季のような物を感じられて団子一筋で営業してきたのが伺える。相棒は格好のせいかいつも通り気取って見せるが楽しみにしているのはお見通しだ。それにたまに所長が糖分補給だの言って買ってくるお菓子や依頼者からお礼で貰うケーキなどをハードボイルドが云々言いながらも食べなかった試しがない。相手を横目に見ながらも涼し気な顔でそれを指摘してみた。相手が餡子を選ぶなら別ジャンルかつおすすめと書かれているみたらし団子を選んで店員に注文をする。それで終わるつもりだったがレジのすぐ横に『当店限定 花見団子』のメニュー表と綺麗な色合いの団子の写真が目に入るとすかさずそれも追加注文した。計3本になってしまったがこれくらいは食べられるだろう。注文を受けてから仕上げるお店のようで団子に餡子が載せられたりタレにつけてから更に軽く炙る様子をまじまじと観察しながら仕上がるのを待ち)
411:
探偵 [×]
2022-09-26 16:47:47
ぐ、うるせぇ!ハードボイルドは食べるものじゃなくてもっと他のことで決まんだよ!ってかお前も人のこと言えねぇじゃねぇか!
(相棒から痛いところを突かれてしまい思わず空気を押し出したような唸り声がでる。あまり人前で何かを飲み食いする所は見せないが、当然相棒ならば所長から貰った甘い物を全て平らげていることはバレているわけで、反論しようのない指摘には大声を出す他ない。ハードボイルドとはどんなことが起こっても感情を表に出さないクールな男だ。食べるものは当然関係ないのだが、大声を出した時点で結局はハーフボイルドという結果に変わりない。一通り突っ込んだあとに相棒が追加の団子を注文しているのを見ると更にツッコミを重ねる。観光地は次にくる機会の分からない特別な地、限定ものと言われればつい買いたくなる気持ちは理解できるが、こちらを突っついてからの追加注文には異議ありだ。だが様々な味が楽しめるなら文句はなく、結局は相棒と同じく団子が出来上がっていくのを眺めていた。香ばしい香りがより一層鼻を擽ったところで3種の団子が出来上がり、一旦繋いでいた手を離して皿に乗せられた団子を受け取った。団子屋には調理スペースの他に屋内にイートインスペースもあり、「中で食おうぜ」と声をかけるとそちらへ向かって)
412:
検索 [×]
2022-09-26 18:06:07
限定のものを味わうのは旅行を楽しむ必須条件だよ、翔太郎。そうしよう、団子には緑茶のようだね
(甘いものを食べようが食べまいが個人の嗜好の差だと思うのだが相棒にとっては重要な点らしい。それよりも大声を上げて反応する方がハードボイルドの意味から反しているし、そういう所がつぐつぐハーフボイルドだ。ついには甘い物を食べるのは似合わないと言った直前の発言と矛盾し始めたが指摘しないのが優しさという物だろう。さりげなく追加注文したつもりがバレてしまった。しかし旅行というのはそこにしかない非日常を楽しむもの、滅多に来る事のない地の限定品を食べるというのもそれに大いに含まれるだろう。こちらは悪びれもなく寧ろ得意げにその理論を説いてみせた。店員の手で団子は見事焼き上がり、皿に乗せられて相棒の手に渡った。店内で食べる案に頷いて中に入っていく。イートインスペースに設置された給茶機に気づけば2つのカップにそれぞれ注いで団子と共に並べる。いつもはコーヒーが多いがこれこそ郷に入っては郷に従えだろう。席に座れば早速みたらしの串を手に取り、一つを口にして「もっちりした団子に香ばしいタレがよく合っている、美味しい」と口元を綻ばせながら感想呟き)
413:
探偵 [×]
2022-09-26 21:49:45
ったく、良いように言いやがって。__ん、こっちは餡子と団子のバランスがちょうど良くて美味いな。
(こちらは甘い物を食べるのに言い訳が必要だが相棒は当然そんなものは関係ない。得意げな顔でこれが旅行の楽しみだと言われると当然反論の余地もない。結局は負け惜しみの捨て台詞を吐いて、実質降参することとなった。イートインスペースになっている場所は日本家屋の雰囲気はそのままに改装したような内装になっていて、室内にも香ばしい団子の香りが充満している。相棒が緑茶を取って戻ってきてくれると「ありがとう」と一言礼を言って席についた。団子に緑茶、さらに雰囲気たっぷりの室内となれば、まさにこの温泉街にどっぷりと浸かったような感覚。相手に続いて団子を口にするとより香ばしさが際立つ団子にもったりと甘い餡子が絡みついて、口の中にちょうど良い甘さが広がった。甘さが十分引き立ったタイミングで相手の用意してくれた緑茶を飲むと、甘かった口に爽やかな苦味が広がり、思わず目を細めほっと一息ついた。我ながらジジくさい所作だが、十二分に団子を楽しんでいるのだから仕方がないだろう。どっぷりと『和』に浸ったところで「そっちのも食わせてくれよ」と自分が食べた団子を差し出し交換を持ちかけて)
414:
検索 [×]
2022-09-26 23:15:55
数千年前から存在する団子という食べ物が様々な時代を経てこうして今も親しまれていると思うと興味深い。…これが風情って物だろうか。…ん、確かにこっちは甘くてほっとする味だ、緑茶にもよく合う。
(口に広がるタレのあまじょっぱい味と団子の食感を味わいながらも温泉街の名物だと検索した結果を思い出す。団子の元となった食品は数千年から存在し、多くの人の知恵や文化によって意味合いや形を変え今この時代に受け継がれている。そう考えれば手元の団子が貴重なものにも貴重な物に思えてきて軽く掲げて観察しては感慨深く呟いた。隣で相棒が緑茶を飲むのが見えれば真似して自分も口にしてみる。コーヒーよりも控えめだがすっきりとした香りと穏やかな甘みと程よい苦味。店の古風な内装と相まって移動で多少疲れていた身体が癒えていくのを感じる。このような所に来た事は無いのに何処か懐かしいとも思えて文字で見た時にはピンと来なかった趣という物に浸っていた。そこで相棒から交換を提案されると二つ返事で承諾をし、餡子の串を受け取って自分の分の団子を差し出した。手にした団子の一つを口にすればみたらし団子ともまた違う甘さと香ばしさの組み合わせに満足そうに感想呟き、一方の相手のみたらし団子の反応も気になって目線向け)
415:
探偵 [×]
2022-09-27 10:31:28
数千年か……かもな。どこにいても美味いもん飲み食いしながら人が行き交うのを眺めるのは良いもんだ。……みたらしはこのねっとりしたのがいいよな。
(相棒の検索結果を聞きながら手元の団子を眺める。思い返せば団子は時代劇にも出てくる代物で、味は多少変わっているだろうが形はずっとこのままだ。ふと顔を上げる。事務所で所長様が持ってきた甘いものを致し方なく食べる時、デスクから風,都.タ.ワ.ーと人々を眺めコーヒーを飲むのが好きだ。甘さと苦さを味わいながら一息ついて自分が好きなものを眺める瞬間。そして今、同じくここでも観光地を楽しむ人々の往来があって、団子を食べながらそれを眺めると同じような気持ちになる。この団子を食べた数千年前の誰かも、同じく団子を食べて待ち行く人々を見て、同じ気持ちになったのだろうかと思いを馳せていた。団子を交換したあと、相棒に続き自分もみたらしを食べようとした所で、ふと手が止まった。何気なく交換した団子だったが、少し前までは間接キスだなんだと悶えていた行為だったはず。だが今では自然と2人でひとつの物を分け合って、口を付けたか付けていないかなんて意識することもない。自然と手を繋いでいたことにしろ、これにしろ、まだ短くともそれなりに恋人としての時間を積み重ねていることを自覚する。口には笑みが浮かびそうになってそれを噛み殺しながら、しかし目は確かに幸せを感じている色をさせつつ、みたらし団子を一口食べて)
416:
検索 [×]
2022-09-27 11:34:38
人が求めるのは昔も今も、未来でも変わらないのかもね。 …そうだ、翔太郎。きみは間接キスの更に先の行為を知っているかい? こうして、自分の食べ物を誰かに食べさせる時に使うらしい。今の状況にピッタリな行為だ!
(人々が繁栄していく中で神へのお供え物だった団子は何時しか庶民の嗜好品となり親しまれてるようになった。生きるためには必ずしも必須では無い物。それでも残っているのは誰かとこうしてのんびりと甘味を楽しみながら心落ち着かせる時間をいつの時代も必要としてきたからであろう。無生産ではあるけど、こういう些細な時間の価値や意味は施設に居たままでは知り得なかった物だ。見つめる相棒の表情はその幸せを感じさせる物でこれから何度だって見たいと思う。その為にも探偵業も仮.面.ラ.イ.ダ.ーも頑張らなくてはとまた一つ理由が出来た。そうして餡子の団子を味わっていたが夏祭りの時も似たような事をしたのを思い出す。その時は相手の様子がおかしかったが今はそんな事は無い。慣れてきたのだろうと分析すると共にまた別の事柄に対する興味が湧いてきて思いつくまま声を掛ける。一つのものを分けて食べる時に発生する間接キスであるが、その発生事例に興味深い行動があった。その行為についていつもの上から目線で得意げに語りながらも物は試しだと手元の餡子の団子を串の先端に寄せてから相手の口元に差し出す。親しい者に物を食べさせるという初めての経験に期待に満ちた目線を向けながらも調べた通りに「あーん、」と声を掛けて)
417:
探偵 [×]
2022-09-27 13:33:27
あぁそうだな……っ!!ゴホッ!んん゛っ、げホッ……お前な!!そういうのは人前で堂々と言うことじゃな……
(一時の安らぎや人々の健やかな営みを願う心、きっとそれは相棒の言うようにこれから先いつまでも人々が願い欲するもので、それを守りたいと願う自分がいる。これから行く先にも思いを馳せながらみたらし団子の甘さを中和しようとお茶を飲んだところで、全く予想だにしない方向の話題が飛んできて思わず緑茶を吹き出しそうになってしまった。なんとか耐えたものの緑茶は僅かに気管支に入って激しく咳き込んでしまう。恋人として時間を積み重ねてきたなんて前言撤回だ、自分の恋人は突拍子もなさすぎて慣れるなんて言葉からは程遠い。間接キスのその先なんて絶妙な言い回しのせいでちょっと危うい表現に聞こえるのは気のせいだろうか。自分の胸を叩きながら咳き込むこと数度、ようやく息が整って大声でツッコもうとするも相手の方が早く、目の前に団子を差し出されてしまった。自分が咳き込み大声を出してしまったせいで店内の注目はこちらに集まっている。こんな状況では恥ずかしくて相棒の期待には答えられない。そう思考が過ぎるのだが、こちらを期待全開の目で見つめる相手の様子はどうしてもこの心を鷲掴みにする。きっと相手はそこまで深く考えてはいないのだろうが、どうにも団子を差し出す恋人を愛らしいと思ってしまうのだからどうしようもなかった。しばらく葛藤するように相手を見つめていたのだが、意を決して体を乗り出すと顔を団子に近づける。だがこれはまさに恋人同士の行為、最初こそ相手を見ていられたが最終的には耐えられなくなって、頬を僅かに赤らめつつ目線を横へ逸らして差し出された団子を食べて)
418:
検索 [×]
2022-09-27 14:24:09
大丈夫かい? ……、ぼくは食べていないのに、見ているだけで不思議と幸せな気持ちになるね。…味の感想は?
(まさか別の街でも壮大に咳き込む所を見るとは思わなかった。ある意味見慣れた光景ではあるがそれ程自分の言い出したことが変なのだろうか。気遣うように顔を覗き込んで様子を伺うが決して手元の団子は引っ込めようとはしない。相手のリアクションで店員や他の客から視線を浴びているような気もするけど風.都.の人では無いと思えばさほど気にならない。それよりも今この行為を実現させる方が優先だ。漸く呼吸が整ったのかいつもの様に大声でツッコミが入るが、涼しい顔で無視することにする。こういう時の相棒は大体押せば勝てると経験済だ。1歩も引くことなく見つめ合い最後に強請るように小首を傾けてその時を待つ。すると予想通り抵抗を諦めたのか相手の顔が差し出した串に近付いて団子を齧る。恥ずかしいのか目線は反らされ顔も若干赤くなりハードボイルドではない素の恋人の姿がお目見えする。その反応にすっかり満足して分かりやすく笑みを浮かべると弾んだ声で呟く。大切な人に食べさせるという行為もまた温かな幸せを育むようだ。新しく学んだことを頭に残しながらも更に悪戯っぼく感想を尋ねて)
419:
探偵 [×]
2022-09-27 17:54:06
……お前が幸せならそれでいいけどよ…まぁ、さっき自分で食べたのより美味いな。
(自分で選んだ団子がきな粉ではなく本当に良かった。食べる直前に見せた首を傾げる姿ですっかり胸中を掻き乱されてしまい、口を開ける直前に息を詰まらせていたのである。誤魔化すよう無理やり団子を食べていたが、あれがきな粉だったら先程よりもっと咳き込んでいたに違いない。対して相手はというと妙に満足げに微笑んでいる。相棒が幸せであるのは自分も望むところ、それがこちらの姿を見ての結果なら嬉しくはあって、もそもそと小さな声で返事をしていた。出会った当初なら状況や感情で味が変わるはずがないと宣言してみせたであろう相棒が、改めて味の感想を求めてきたのもなんだか感慨深い。相変わらず恥ずかしくてまともに目を見ることはできないが、ちらりと横目で視線を合わせて、この幸せな気持ちも乗った味の感想を伝えておいた。だがこのまま終わりでは不公平過ぎる。こちらをみて楽しげな相手にもちょっとは焦って欲しいものだと団子を咀嚼しながら悔しさ混じりに向こうを見つめていた。だがいい作戦が思いつくわけではない。とりあえず相手と同じことをしようと決め団子を飲み込むと、まだ自分の手元にあるみたらし団子を食べやすいように端に寄せ相手の方に無言で差し出した。周囲の視線はまだこちらに向いている。完全に恥ずかしい気持ちは消しきれず、ぎこちない口調で「あ、あーん」と言いつつ団子を近づけるも、勢い余って団子を相手の唇に押し付けてしまい)
420:
検索 [×]
2022-09-27 19:01:03
ふふ、それは良かった。今後もこの方法を取り入れるのはアリだね。…、あーん。…ん、やはりより美味しく感じるようだ
(実際にやってみると確かに例に上がるほど人々が行っている気持ちもよく分かる。食物を分け与える行為としてはある意味餌付けにも近いがそれを受け入れる人との信頼関係の上に成り立つ物だ。それに美味しそうに食べてくれるとこちらまで嬉しくなるのだと知ることが出来た。咀嚼していた相棒から小声ながらも肯定的な返事が返ってくるとますます口角が上がって笑い声が漏れる。工程一つ加えるだけで幸せも美味しさも増すのならばこれからも二人の時には採用しようと積極的な方針も口にしておいた。相変わらず照れている相棒を見ながら上手く行ったと達成感にお茶を飲む。ほっと一息つき今度は花見団子に手を伸ばしかけた所で先程の自分と同じようにみたらし団子を差し出された。勢い余って既に団子が唇に接触してしまっているが直ぐにその意図を察すると嬉しそうに表情緩む。一度相棒に目線を向けてから再び団子の方に戻すと大きく口を開けて一口で食べてしまう。2度目の味であるが、やっぱり相棒の手から経由した方が先程のものよりもより美味しい気がする。団子を押し付けられまた大口で食べたせいかみたらしのタレが上唇について艷めくが当の本人は気付かず、感想と共に味わう様に咀嚼を続けていて)
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