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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
281:
検索 [×]
2022-09-06 21:21:11
…きみはたまに素でそういう事を言うね。きみとぼくは生まれも考え方も違う人間で、だからこそきみといれば2倍…いやそれ以上に新たな気付きも多い。そのおかげで毎日飽きないよ。 …なんでぼくより食べるのが下手なんだい?
(もう一口食べてみれば再び口の中で溶けていく綿飴。これだけの量を食べられるか不安だったがこれから大丈夫そうだと甘味を味わっていた。そんな中聞こえてきた相手の言葉に目線をそちらに向ける。いつもの様にカッコつけていった訳ではなく思ったまま口に出たという表情だ。いつもハーフボイルドだと揶揄うがたまに本音でこういう事を言うものだからドキッとしてしまう。物事1つでも相棒とは見方も考え方も違うと思うことは多い。それまでの育った環境も考え方も何もかも違って相棒の視点が新たな発想や知らないことを知るきっかけになったことも幾つもあった。きっとそれが相棒とバディを組む目的でもあり、そばに居たいと思う理由でもあるのだろう。隣にいて1人では見られないところまで世界を見たい。肯定的にそんな自分の考えを伝えていたが一方の相棒は照れ隠しに他所を見ていたせいか相手の口元が綿飴に埋まった。綿飴の糸が口の周りに付着したのが何とも情けない姿で思わずくすくすと声を上げてしまう。反応を見る限り食べたことあるようなのに失敗した食べ方に呆れた口調でからかいながらも手で軽く相棒の口元拭い取り、指先についた綿飴舐め取り)
282:
探偵 [×]
2022-09-07 15:36:45
ハットがないといつもの調子が出ねぇんだよ。まぁ、俺もそれがお前と居たい理由のひとつだけど……っ、だからフィリップ!!そういうの人前でやるなって!
(ハードボイルドの象徴たるハットがないとこうも事務所に入る前のガキに戻ってしまうのかと痛感するが、相棒とふたりきりのこの時間では気取り過ぎなくても良いと先ほど思えたばかり。だがその塩梅もまだまだ難しくて、結局はハードボイルドの遥か逆、感情に振り回されっぱなしになってしまっている。どうしたものかと思いつつ口の周りについた綿飴をどう処理したものかと口の中で溶けていく綿を感じていると不意に相棒の指が口周りを這う。指には先程まで自分の口周りについていた綿飴が絡まっていて、それを見つめる間に綿飴は相手の舌で舐めとられてしまった。そのスムーズな動きはなんとも妖艶で、誂う言葉とセットだったからか余計に動揺してしまう。何も言わなければただの戯れに見えるかもしれないが、そこで我慢ができないのが自分の悪いところで、反射的に叫んでしまった。目線がばっちり綿飴を絡め取る舌に行ってしまった自分も情けないが、ついさっき恋人となった人の艶っぽい仕草に動揺するなと言うのも難しい話だろう。イマイチそこら辺の貞操概念が緩い相棒にため息をつきつつ、同じ轍はもう踏まないと言わんばかりに今度は小さな口で綿飴を囓って)
283:
検索 [×]
2022-09-07 16:42:16
ぼくはどちらでも好きだけどね。 …? そういうの、ではどの行為を指しているのか分からない。綿飴を口元につけたまま帰る方が恥ずかしいだろう?
(相棒が外出する時には欠かすことの無いハット。憧れるハードボイルドの象徴でもあり、ある意味スイッチみたいな物らしく無いと落ち着かないらしい。だか自分からすれば気取ってカッコつけようとする姿もこうして素直に感情を表す姿もどちらも相棒であるのに変わりない。悩む相手を他所にさらりと自分の意見述べて。こういう所もそれぞれの考え方の違いなのだろう。だからこそ今相手が急に叫んだ理由が分からなくてきょとんと首を傾げる。濁したような相手言い方では何について指摘しているか分からない。何か問題のある行動でもあっただろうか。相棒の口元に綿飴がついていたから取ってあげて、それを食べただけだ。至って普通の対応であり寧ろ褒められても良い行為だろう。幾つかの視線を周りから集めてることも気にせず平然とその自分の意見を主張しながら自らも綿飴口にして)
284:
探偵 [×]
2022-09-07 19:25:26
ぐ、お前な……口とかはこう、普通他人に触らせちゃいけねぇとこなんだよ!今後はふたりっきりのとき以外相手に触るの禁止だ!分かったな!!
(飾らない自分と探偵である自分、それらに優劣をつけるわけではないがあるべき姿は探偵の自分だろう。それなのにあっさり隠すべき自分まで受け入れられてしまうのだから、意地を張る間もない。今後は探偵であるときとないときと、よりオンオフをつけなければ。ふとした時に所長様の前でさっきのような発言をしたらまずい。そうやってこちらは分別をつけようとしているのだが相棒はどこ吹く風といった様子だ。さっきの発言は誂ったものではなく心からの本心。相手にとってより整合性ある手段を取ったにすぎない。相棒から恋人となって、今のようなスキンシップもなんら問題ないはずなのだが、周囲の目があるとなれば話は別。言葉を詰まらせたあと相手の手をとると、ひとまずこちらに向けられた目線から逃げるように帰路へと戻る。好きの意味を教えることは出来たが相手が学ぶことはまだまだ多そうだ。先程のように不用意に注目を集めないためにもと、一方的に新たなルールを決めて)
285:
検索 [×]
2022-09-07 20:33:56
…つまり、人目がある所では接触を慎めってことかい?
(自由気ままに綿飴を食べていた手を引っ張られその場から離れる。花火も終わってそこそこ経ったせいか帰路の道も人は少ない。相棒が必死に伝えようとする内容を自分の中で噛み砕いて理解に務める。普段人に触れさせない部位を触る事が出来るのは特別な関係だけ。自分達の場合その課題はクリアしているが2人きりでないと駄目。つまり誰かがいる所でやるのは宜しくないって事だろう。ひとまず自分の中の解釈が合ってるのか確認を取るように問いかけるがいまいち納得がいかない。先程の行為はやるべき対処をするための物だったがそれ以外の時にも接触する機会はある。手を繋ぐのだってあんなに幸せだったし、好きなのだから人前でも不意に触れたくなる時もあるだろう。それを一方的に一律に禁止されるのは何だか面白くない。憂いを帯びた様な面でイエスともノーとも言わず少し黙り込んで思考を巡らせる。やがて何となくの方向性を決めると「それは一切の例外なく?」とルールについて尋ね)
286:
探偵 [×]
2022-09-07 21:01:11
そうだ。いつも俺たちの距離が近すぎちゃ依頼捜査の時に支障が出るかもしんねぇし、ハードボイルドな探偵ってのはプライベートを見せないミステリアスさも必要だしな。
(ひとまずこちらの意図は伝わったようで、相手の返事に対して数度頷く。本音を言えばいつも相手に触れていたいし、触れられていたい。相手の温もりが伝わる瞬間も、触れているからこそわかる僅かな挙動を感じる事も、様々な要素を含めてより近くにいたいと思う。ずっと自分をとどめていたラインを乗り越えて晴れて相手と恋人になったのだから当然だ。しかし、不意打ちの触れ合いにしっかりと動揺してしまう以上公共の場で恋人として振る舞うのは避けるべきだ。それに、あの何気ないくせに妙に艶っぽいしぐさをする相手を他人の目に晒したくないと低く唸る独占欲もある。結果としてそれっぽい理屈を並べつつ、最後には冗談混じりな言い訳をしてお茶を濁すこととした。相棒の方を見ればどことなく煮えきらない顔をしている。公共の場での接触禁止を言い渡されて悲しませてしまっただろうか。しばし返事のない様子を落ち着かない心境で見守っていると、またひとつ質問が飛んでくる。不意の質問の意図がつかめず、不思議そうな顔をしながらも初志貫徹だと自らに言い聞かせつつ「あぁそうだな」と同意を示すよう頷いて)
287:
検索 [×]
2022-09-07 22:03:35
…まあ仕事の為と言われてしまえば返す言葉はないね。分かったよ、きみの言う事を守ることにしよう。…勿論言い出したきみも人目がある所でぼくに触れるのは一切の例外なく禁止だからね。
(どうやら解釈は合っていたようだ。公共の場で接触禁止を言われたのは不服ではあるし面白くないが相棒はなんだかんだ頑固だ。幾ら文句を言ったとて一度言い出したことは簡単にひっくり返さないだろう。それに依頼を受ける仕事柄周りからの評判や視線を気にしないといけないというのも理解は出来る。後者のミステリアスさについては今更カバー出来るかは微妙ではあるが、プライベートでしか見られない表情は自分だけが見ていたいとは思う。とはいえ公共の場でも接触したいという気持ちは消えること無く、少し悩んだ後にやはり考えていた方向性に話を進めることにする。若.菜.姫.も言っていた。好きな人との駆け引きでは押してダメなら引いてみろと。つまり今決めたルールを撤回しようと相手が言い出すまでこちらも我慢に付き合おうという訳だ。方向性が決まれば表情も幾らか晴れてあっさり相手の言ったことを飲むと告げた。続けて先程言質を取った条件を強調するようにルールを確認すれば意識を綿飴に戻す。相手も自分に触れたいと思ってくれているのであれば意地の張り合いではあるが、こうでもしないと外面を気にする相棒は動かない。「長持ちしないのが綿飴の弱点だね」と湿気を含んで少し固くなった綿飴食べながら感想口にして)
288:
探偵 [×]
2022-09-08 10:52:54
ん、あぁ……そりゃ俺が決めたルールなんだから俺も守るって。
(こちらが一方的に決めたルール、似たようなことが今までにもあったが、大抵最後には不満げな顔で頷いていたイメージだ。だが今回はやけにあっさりと、しかも何処かすっきりした顔で頷いている。多少の違和感はあったものの、その真意が読み切れるほど恋愛経験があるはずもなく、ルールに問題がないならよしとこちらも頷いた。釘を刺されて自身が追い詰められていることなどつゆ知らず、こちらも念押しとばかりにルール遵守の誓いを立てる。とりあえずこれで所長や真倉の前で変に慌てることもないだろう。一安心だと軽く息を吐くとまた帰路を歩き始めた。しかし慣れというのは恐ろしいもので、普段と違う衣装に普段と違う祭りという場、そこに長らくいたことでいつもとは違う行動でも当たり前のものだと刷り込まれてしまう。すなわち、この祭りの間は手を繋いで歩くのが当たり前になっていて、ついさっき自分で堂々打ち立てたルールを自ら破り、無意識のまま相手の手を取り繋ぐと事務所に向かって歩く。本人は全く気づく様子もなくて、溶けて固くなっていく綿飴をまた一口齧りつつ「こっちのほうが食いやすいけどな」なんて呑気に話しており)
289:
検索 [×]
2022-09-08 12:33:27
なら問題ない。辞めたくなったらいつでも言ってくれて構わないよ。 …、確かにこれくらいの方がくっつく事はないね。あっという間に食べられてしまいそうだ
(若干不審げではあるがこれで前提条件は整った。気になれば直ぐに飛びつく癖のある自分が何処まで我慢できるかは自信はないが長期的に見ればこの作戦を実行する価値はある。自分より早く相棒が折れてくれるのを願うばかりだ。その思いも込めて意識的に笑みを浮かべながら約束の破棄の道も提示しておく。そうやって密かに相手との我慢比べを意気込みながら歩いていた訳だが舌の根が乾かぬ内に手を取られ唖然としてしまう。人は少ないものの同じ方向に帰る街の人も何人か見受けられる。そんな中あまりにも早すぎる結果につないだ手と相手の顔に目を向けるがどうやら無自覚な様でルールを破ったことなど知らぬ顔で呑気に綿飴を口にしていた。無意識下で手を繋いでしまうほど自然なことである事実も伝わってくる温もりも幸せで心が満たされていく。本当はこのまま手を握り返して相手を感じながら帰りたい。だが、より長期的な大義名分を得るためにもここは流されては行けない場所だ。心を何とか鬼にして握られた手を逃げるように解くと二人の距離も一般的な知り合い程度まで離れた。温もりを無くした手は若干冷たいし物足りないが今は見ないふりをして平然を装って相手の感想に同意を示す。様子窺うように相棒に視線を向けてしまうのを誤魔化すように綿飴を口にすれば甘味は舌の上で溶けていき気付けば残り僅かだ。相手の約束通り人に見られても問題ない距離感で帰路を歩み)
290:
探偵 [×]
2022-09-08 14:56:00
は、何いってんだ。俺が自分の言ったこと早々覆すわけ……あ、………………まぁ、そうだな。これくらいが、…適切ってやつだよな
(相手の質問に愚問だと言いたげに鼻で笑う、今まさに手を繋いでいるというのに。本来人前で禁止したかったのは口元を触るだとか抱き合うだとか、互いのパーソナルスペースを超えた行為だ。手を繋ぐのはギリギリその範疇になく、まったくもってルール違反をしている自覚はなかった。だからこそ相手から繋いだ手を解かれると驚いてそちらを見つめる。一瞬の間を置いてから、ようやく自分が禁止したばかりの「相手に触れる」行為をしていたことに気がついた。そこで軽く謝罪して何事もなかったように歩き出せばいいのに、手が離れた事実を目の前にして露骨に『寂しい』と顔に出してしまうのがハーフボイルドたる所以だろう。数秒固まっている間、祭りの間は特別だからとか、手を握るまでならセーフだとか、いろいろ言い訳が浮かんでくるが、ここで条件を変えるのはあまりにも芯がない。口から出かけた言葉をぐっと飲み込んで、空になった手を名残惜しげに下げる。再三念を押していたのはこのためかとようやく察するももう遅い。晴れて恋人となったはずなのに今や相棒のときより遠い距離で並んでいる気がする。なんとか納得しているかのような言葉を捻り出しつつ、残り少なくなった綿飴に齧りついて、行き場のなくした思いを八つ当たりするように綿飴が巻き付いていた割り箸を噛んでおり)
291:
検索 [×]
2022-09-08 16:17:20
……、…そういう顔には見えないけどね。 ……ぼくは、人前だろうと可能な限りきみに触れていたいし手だって繋ぎたいけど、全部駄目なんだろう?
(手を解いて漸くルール違反していた事に気付いた様で小さな呟きと共に固まってしまった。その表情があまりにも寂しいと訴えていて自分が手を解いた立場であるのに胸が痛む。ハードボイルドの欠片もない素の表情に思わず手を繋ぎ直したくなるがそれでは意味が無い。それにここまで分かりやすく表情を歪めているのに結んだばかりのルールの方を優先させて意固地になっているのも何となく気に入らない。ワガママを言っている自覚はあるが、建前だとか世間体という言葉で大事な事をはぐらかされるのは嫌だった。相手の表情について指摘すると残った綿飴を全部食べてしまった。甘いはずなのに何だか味がしない。いつの間にかしていた緊張を解すように息を吐けば少し距離を詰めて【直接相手に触れる】というルール違反をしない様に相棒の浴衣の袖の端を軽く掴む。あくまで自分個人の意見だと前置きした上で少しだけ眉を歪めて考えている事を伝えると揺らぐ瞳で今一度問い掛けて)
292:
探偵 [×]
2022-09-08 18:16:08
、……フィリップ。……悪かった。俺の話も聞いてくれるか?
(手が離れた瞬間寂しさに胸が押しつぶされそうで、それを取り繕う余裕がなかったのは自分でもわかっている。だから相手にズバリそのことを指摘されても言い返す余地なんてなかった。自分の心が手を取りたいと叫んでいるのは本当なのだから。言葉が見つからず思わず目を伏せる。八方塞がりの状況に何も言えないでいると不意に浴衣が引っ張られた。そちらに目を向けて息を飲む。こちらが勝手に敷いたルールに違反しないようにしつつ、浴衣を掴んでなおこちらを引き寄せようとするその姿がいじらしくて愛おしくて、胸が強く脈打った。同時に相手の自分に対する強い想いが触れられていなくても伝わってくるようだった。視線を相手へ向ける。そこにはこちらを見つめ、不安定に揺れる瞳があって、それを長く見ていることなんてできなかった。頭でなにか考える前に反射的に相手の腕を掴む。絶対に覆さないと言っていたくせに、ものの数分も経たぬうちにひっくり返ってしまった自分は不甲斐ないばかりだが、そんなことよりも今相棒が浮かべるこの表情を変えたいと心が訴えていた。相棒が本音を述べたなら、こちらもそれに答えるのが筋だろう。浴衣をつかんでいた手をそっと外すとその手に自分の手を重ね、指を絡ませ決して離れないようにする。夏祭り会場から離れ随分人もまばらだが、まだ周囲に人はいる。だがここは自分の庭、一本道を外れればほとんど人気がない場所だ。ふたりきりの条件を揃えようと、人気のない方に向かって手を引き歩きだそうとして)
293:
検索 [×]
2022-09-08 20:00:07
…翔太郎。 …ん、
(少し前ならば人に触れる機会などほとんど無く今の距離感が普通だった。だが一回知ってしまったからにはこのままではどうにも物足りない。せめて少しでも相手を感じようと浴衣を掴んでみるとこちらを向いた驚いたような焦ってるような表情の相棒と目が合った。それは取り繕うことの無い素の相棒の姿で、弾かれる様に名前を呼ぶ。それと同時に布地を掴んでいた手は相手の手によって包まれ、指を絡ませるように握られた。一度は手放した相手の手は温かくて力強い。それと同時にやはり外だとしてもこの手をこれから先ずっと取ることが出来ないのは寂しいとも改めて思えた。相手の問い掛けの応えの代わりに今度こそ離れない様に手を強く握り返す。我慢比べと意気込んだにも関わらず、たった一度相手との接触を避けただけでここまで物足りなく寂しくなるなんて【好き】という感情は何とも制御不能だ。相手に手を引かれ今まで通っていた人通りがそこそこある大きな通りから人気のない入り組んだ路地に入る。2人きりになれば相手の話を聞く前にわざとあんな表情をさせたような行動を取ったことに「…ぼくもすまない、少し意地の悪いことをした」と視線伏せながら謝罪を切り出して)
294:
探偵 [×]
2022-09-08 21:05:20
いや、俺こそ一方的に変なルール言い出して悪かった。俺も、…お前になるべく触れていたいと思ってる。俺の隣にお前がいるのがわかるし、お前が俺のなかに踏み込んでくるのはこう…恥ずかしいけど、嬉しい。でも俺たちはこれからもこの街で生きていくんだ、ずっと二人っきりの世界にいちゃ風.都に置いていかれちまう。だからこれからのルールはこうだ。周りの人達が戸惑わない程度ならセーフ。そんで、我慢したらその分二人きりの時に遠慮はしない。どうだ?
(人気のない場所にたどり着き謝罪の言葉が聞こえてくると歩みを止めて相手へ振り返り、両手を包み込むようにして握り直す。そして今日何度目かわからない、飾らない本心を口にした。相棒から恋人になり、ずっと抱え込んでいた想いをもう我慢する必要もない。だがずっと想いを抱えていたからこそ、相手への思いはどこまでも転がり落ちてしまうほどに危うくなってしまっている。相手さえいればもうなにも要らないと思えてしまう、身を焼き尽くすほどの激しく黒い感情が腹の奥で燻っている。だがそれでは相棒と巡り合った運命からは本末転倒だ。二人きりの世界に堕ちれば、やるべきことは果たせない。といいつつ、結局は所長やら真倉の前で相棒に唇を奪われたらどうしようだとか、悩みの本質は小さいのだが。しかしこの街の人々との繋がりを絶ってしまえばこの街の涙はぬぐえないのは事実。愛すべき風.都の人々と共に生きつつ二人の願いを叶えるには結局それなりに我慢は必要だ。相棒の「可能な限り」という願いには届かないが、その代わりの案を提示すると返事を待って)
295:
検索 [×]
2022-09-08 22:05:20
…うん、悪くないルールだ。ぼくも幾らきみと接触したいとはいえ、それで不都合が起きたり事務所の名が傷付くのは望んでいない。その約束で行くとしよう。…それと、今後ぼくが不味い行動をした時は出来るだけこっそり教えて欲しい
(相手と向かい合い両手も包み込まれては改めて1体1で対峙するような形になる。そこでされる話は紛れもなく相手の本音だと分かるもので大人しく聞いていた。想い自体は一緒、そして人目を気にするのは外面というよりもこの街を守るために視野を広げるため。幾つもの肩書きを持ったからこそ忘れてはいけない一番根っこの所の使命だ。ただ一方的に言われるよりもそれに込められた相棒の気持ちも合わせて説明された方が納得がいく。相手の全てを聞き終えて代案まで提示されると好意的な反応を示す。勿論遠慮なしに接触したい欲が消えた訳ではないが、それによって使命が果たせなかったり事務所や相手の評判や名誉が傷付くのは避けたい。自分が好きなのはこの街を愛して、そしてこの街に愛される男だ。それに2人きりの時は遠慮しなくても良いという案はこの条件を飲むのには十分過ぎるほど魅力的な案だ。すっかり表情からは憂いは消え去り、代わりに両手を軽く握り返し機嫌の良さそうな声でルールの締結を受け入れた。だが実際問題、【周りの人達が戸惑わない程度】というのがどの程度なのか知識も経験もないため、自分の知らないところでそのラインを超えてしまうこともあるのだろう。その時に今日のように叫ばれてはまた注目を集めてしまう。正直ハーフボイルドの相棒に冷静な対応を求めるのも難しくまた叫ぶような反応をするのが容易に想像がつくが、一応と半分揶揄い混じりにそうお願いして)
296:
探偵 [×]
2022-09-09 13:53:51
なら決まりだな。…ありがとう、フィリップ。あーそうか。こっそりだな、こっそり……俺がリアクションしなきゃ問題無い時もあるし、努力する。
(この街が好きだ。風,都.を泣かせる奴は見過ごせない。そのためにこの街で生きていかなきゃいけない。だがその中で目の前の相手は何者にも代え難い大切な人だ。この思いを両立させるためにはバランスってのを取っていかなければならない。結局のところそのボーダーラインは周りの様子を見ながら、なんて曖昧なものだが、相棒は納得したようでいつもの表情へと戻る。ひとまずは安心だが、その後に言われたことには思わず目線を宙にやった。普段の行動をとっても反射的に叫んでしまうことは多い。ハードボイルドなら自制しなければならないのだがまだまだそこには及んでいない状況だ。そういった咄嗟のリアクションを抑えつつ、なおかつ相手のことを制御しなければならない。しかもその相手とは想い人だ、相手に心を揺さぶられている状態で声やらそもそもこちらからも触れたいという衝動を我慢できるのだろうか。今のところあまり自信はないのだが、相棒の要望ならば答えてやらなければ。これも鍛錬だと思いつつ、相棒のお願いを承諾し)
297:
検索 [×]
2022-09-09 14:55:45
こういうのは先に決めておいた方がトラブルを回避しやすい、ある意味良い機会だったよ。 まあきみの場合、反射的にって感じだからね。 お互い守れるかは少し怪しいが、できる範囲で課題に取り組むことにしよう
(元々人との距離感が云々と言われることも多い身で更にどちらも経験のない領域の関係となれば分からないことが多い。距離が近くなるということはそれだけ心の弱点を曝け出すことでもあるし容易に傷付けることが出来るとも言える。そんな状態で何となくでもルールを決めておくのはアリだったように思う。きっちり何処か線を引くのではなく基準も曖昧な物ではあるが、それくらいが自分達にはちょうど良い。半分不貞腐れて持ち出した作戦だったがこういう風に纏まるのなら悪くない。すっかり調子も戻ったのだが、いつものリアクションについて触れると相棒の目線は宙に浮かんで行った。厳守して欲しいという程の望みでもないし、相手の賑やかな反応は好きなのだが本人もハードボイルドらしくない所と自覚しているようだ。無自覚にそういう所か相棒らしいと追撃してしまうが願いが承諾されると受け入れて貰ってるような感覚が嬉しくて微笑みを浮かべた。リアクションを抑えることと周りや先のことを考えてから動くこと。それぞれに出来た課題を達成出来るかは分からないが、お互いの距離感や恋人という関係の勝手が分かるまでは意識した方が良いだろう。相手とそういう約束が必要なほど特別な関係になったのだと改めて自覚すれば何だか愛おしさも湧いてくる。それと同時にもっと相手に触れたい欲も出てくれば「早く事務所に帰ろう、翔太郎」と急かすように手を引いて歩き始め)
298:
探偵 [×]
2022-09-09 17:29:48
、まぁ…俺もやれるだけはやる。ハードボイルドな探偵ならちょっとやそっとの誘惑じゃ動揺なんてしねぇしな。
(二人の関係はいずれ知られることになるだろうが、突然二人の距離感が変われば混乱が生まれるのは必須。特に所長様はいろいろとうるさそうだ。それで相手と喧嘩になるのも避けたい、大事になる前に二人で約束を交わせて良かった。特別な関係にひとつの約束が加わってさらに二人の関係は特別なものになったようにも思う。とはいえこの約束も何処まで遂行できるかはやはり不安だ。相棒もそれは理解しているらしく、追撃を受けると一瞬言葉をつまらせる。正直先程の綿飴のようなことに今後耐えられるようになるのかと言えばあまり自信はない。恋人にあぁいうことをされて正気でいるほうが難しいだろう。慣れるなんてことは不可能な気がするが、せめておやっさんに一歩近づくため感情を抑える練習としておこう。またひとつ約束が重なり、胸が暖かに包まれたところで手を引かれて歩き出す。もう花火が終わり夜もいい時間だ。祭りのあとの静まり返った道をいつもより早い歩調で歩いていくと事務所へとたどり着いて、ビリヤード場を横目に階段を上がると扉を開くと中に入り)
299:
検索 [×]
2022-09-09 18:26:00
それは亜樹ちゃんの言うフリって奴かい? ____ …ただいま。何か帰ってきたって感じがするね。
(元々の性質や考え方はそう簡単には変わらない。相手がどんなことに対しても顔色を変えないというのは正直言って難しいだろうと思う。直ぐに表情に出る相棒ではあるがその中でも自分と関わる事が一番心乱れるのであればそれは好ましい事だとも思う。いつもの様にハードボイルド論を語り出した相棒の言葉はかつて所長に教えてもらった大阪のお笑いという文化に類似していて、何処か楽しげにその事を問いかけた。花火が終わってから大分時間が経ったのか外は大分暗い。夜風も冷たくなってきてつないだ手から温もりを感じながら帰路についた。事務所前、一度振り向いて先程まで居た祭りの会場の方を見てから相手に続いて階段を上り部屋の中に入る。外に出るようになってまだ片手程の回数しか言ったことが無い帰宅の言葉。今までは出迎える方で自分が言う側になるのはまだ慣れない。だが見慣れた内装、落ち着く匂いは帰るべき場所に帰ってきたような安心感があって、先程まで夏祭りの非日常的な空間に居たのも相まってしみじみと呟き)
300:
探偵 [×]
2022-09-09 20:08:04
ちげぇよ!あ、……おかえり、フィリップ。今日は早く休まねぇとな。だから、…今日はその、泊まっていいか?
(先程声を挙げないしリアクションをしないと約束したはずなのだが数分でこのザマだ。相棒の言葉に勢いよく突っ込んで、すぐさま自分がフリとオチを決めてしまったことに気がつく。思わずため息をついてしまった。前途多難とはこのことだろう。先のことに頭を悩ませつつ事務所へと入ると一息つく。いつもの場所、自分の帰るべき場所に帰ってきた気分だ。そしてその隣には相棒であり、今日から恋人になった人がいる。その相手がまだ口にした数が少ないであろう『ただいま』を言うと、同じく帰ってきた立場ではあるのだが、その言葉を迎える返事をした。相棒にとってもここが帰るべき場所であって欲しい。そして何より一番の場所が自分の隣であって欲しいと、そんな願いを込めた。夏祭りをすべて回りきれなかったとはいえよく歩いてさすがに体に疲れも溜まっている。本来なら寝るための場所としてある自分の家に帰るところなのだが、相棒として出かけ恋人として帰ってきて、その道中抱いた願いを、すなわちもっと触れていたいという願いを、このまま手放したくなかった。なるべくその邪な考えが滲まないように、極めて自然なふりをして今日はまだ帰らないと伝えようとしたのだが、結局目は明後日に泳ぎ言葉を詰まらせてしまっていて)
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