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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
261:
検索 [×]
2022-09-01 19:04:11
だって事実だろう? …っ、…ン……、何度しても変にどきどきしてしまう…
(色んなところに目を向けることが仕事である相棒の視線も意識も自分に注がれている。文字通り相手を独り占めしている現状は幸せそのものだ。そして気を引くという目論見も成功した。叱られる時のような口調ではあるが決して嫌そうではない。相変わらず分かりやすい単純な反応に口角は上がり上機嫌に告げる。相棒というフィルターを外してみても人を惹きつけるに十分値する魅力持つ人物だと思う。だから今までそういう経験が無いという事は心底不思議ではあるが、自分にとっては好都合だ。やっと出来るようになったキスだって癖になっても問題ないくらいしても良いと思っている。自分の言動の一つ一つに反応する相手に機嫌良く優位に振舞っていたが後頭部に添えられた手に僅かに目を見開く。逃がさないという意志を感じられる手つきと独占欲の滲んだ言葉に身体は固まって再び唇が重なった。先程よりもずっとずっと長い口付け。離れる気配のないそれに硬直したまま無意識に瞼を閉じて与えられる感覚と熱に集中する。触れているところからとろとろと蕩けてひとつになっていくような感覚。数秒程度なのかそれとも数分もずっとしていたのか。それが分からなくなるくらい熱に浮かされていたが上手な息継ぎの方法が分からず次第に息苦しさを覚えては一旦唇を僅かに離す。落ち着かせるように深く呼吸をしながらも開いた瞳を相棒に向けた。3度目にも関わらず未だ慣れることなく音が聞こえてくるくらい心臓は激しく動いている。顔だって熱い。相棒を夢中にさせた点に置いては狙い通りのはずなのに自分のこの状態は予想外だ。煽った側とはいえこうして落ち着かない所を見せてしまうのは恥ずかしい。自分の異常さに気付いて向けていた目線を反らすと戸惑ったようにぽつり呟いて)
262:
探偵 [×]
2022-09-01 19:52:28
……、当たり前だろ。今日初めてしたんだからな……これ以上はまじでダメだ。会場に戻れなくなる。
(再び唇が重なる、しかも自らの意思で。頭を固定したことでより相手が自分のものだと実感が湧く。こんなことをしたって許してくれる事実に胸が否が応でも喜びで震える。どうしたって普段は表に出すことができないどす黒い感情が、ジリジリと漏れ出すように心に影を落としていった。だが所詮は恋愛レベルはお互いに低い、唇を重ねるだけで今は精一杯だ。抱き合ってキスをして、それだけで自分の全てがショートを起こすくらいにいっぱいいっぱいなのだ。キスをする間どうやって呼吸をすればいいか分からなかったのがいい例だろう。ずっと息を止めたまま唇を重ねれば、熱に浮かされた頭でも呼吸ができず苦しくなってくる。それは相棒も同じだったようで、自然と唇が離れた。これを機にと呼吸を再開すると、そのリズムは自然と荒々しくなってしまう。やがて相棒の目線がそらされた。戸惑いと恥じらいが混じった呟き、煽ってきたからには多少余裕があるのかと思ったがそうでもないらしい。結局のところ相棒も同じ状況なのだ。この初めての状況に浮かされ正気を失いかけている。思わず笑みが漏れる、恋愛だって半人前同士、なんとも自分たちに似合いの状況だろう。目線はあっていなかったが、至近距離にいる相棒を見つめつつ首をふる。このままでは夏祭りの醍醐味を味わうことなく祭りを終えてしまいそうだ。そもそもこのままでは帰れるような体ではなくなってしまう。相手越しに見える夏祭り会場をちらりと見遣った。今ならまだ花火の時間にも間に合う。理性が爆発して離散してしまう前に向こうへ戻ろうと持ちかけて)
263:
検索 [×]
2022-09-01 20:43:01
…慣れるまでなかなか時間がかかりそうだ。 …そうだね、このままではきみと結んだ花火を一緒に見るという約束を破ってしまうことになる。それに風.都.のジンクスにもあやかっておきたいしね
(顔を突き合わせたままお互い荒い呼吸を繰り返す。本に書いてあった手順はもう少しスマートだったはずだが実際にやってみるとなかなか上手くいかない。単に粘膜同士の接触とだけでは説明出来ないほど色々な物が満ちて制御が効かなくなる、こんな体験は初めてだ。知識の差異はあれど経験値でいえば相棒と自分は同じくらいで共に初心者同士。今はキスをするだけでこんなにも心乱されるものだが、いつの日か相手が隣にいるのが当たり前になったようにキスをするのも当然のことになるかもしれない。逸らした視界の端で相手が笑ったのを見ればこちらも口元が緩んで感想を呟いた。相手の言葉で夏祭りに来ていたことを思い出す。正直なところまだ一緒にこうしていたいと言う気持ちも強いが、せっかく年に一度しかない夏祭りに来ているのだ。記念日であるこの日に思い出を一つでも多く残す方が良いだろうと相手の意見に賛成を示す。この温もりが手放すのは惜しいためか、ゆっくりと時間をかけて腕の拘束を解いて相手から離れた。変身を解いた時の様だ。時折吹く海風が少しづつ火照った熱を冷ましていく。幾分か思考も落ち着いてくればある意味こうなるきっかけとなったジンクスを持ち出す。既に結ばれた身ではあるがこの街の言い伝えに従うのも悪くない。改めて相棒の方を見つめれば「行こう、翔太郎」と手を差し出して)
264:
探偵 [×]
2022-09-02 08:19:42
だな……あんま慣れたくねぇけど。結ばれたあとに効果があるかは知らねぇけど、夏祭りの一番の目玉を見逃すなんてもったいねぇからな。
(誰かと熱を共有して想いを形にし合う、熱い夏の夜に外で溶けてしまいそうになる体験になるとは思わなかった。いつか口付けはそれこそどこかの国のように挨拶代わりになるほど慣れた行為になるかもしれない。だがこうやって頭をいっぱいいっぱいにさせ、痛くなるほど心臓を鼓動させながら、胸がいっぱいになるような、今のキスも好きだ。その一時は自分も相棒も危ういほど互いのことしか見えなくなっていて、だがそれがこの腕の中相手を独り占めにしているようで優越感が満たされる。そんな思いをポツリと口にしつつ、二人の体が離れた。体はまだ熱い、相手を抱きしめていた余韻がまだ残っているようだ。夏祭り会場に移動するまでに顔の赤さが引くか心配だが、あの祭り会場で他人を気にする奴なんかいないだろう。知り合いに合わない限りは問題ない。相棒から手が差し出される。迷わずその手を取って離れないよう握りしめると会場への道を歩き出した。相棒として通った道を恋人として帰る、見た目は変わらないのにその大きな変化が改めて嬉しい。「恋人との夏祭りデートってのも初めてだな」なんて相変わらず浮かれたことを言いつつ、道を進んでいくごとにまた人気は増えていって、やがて祭りの会場へと戻ってきて)
265:
検索 [×]
2022-09-02 09:34:45
やり方は慣れどその意味や大切さは変わらないはずだ。そうだね。 恋人。…そうか、翔太郎と恋人という関係になるのか。探偵で仮.面.ラ.イ.ダ.ーで相棒で恋人…、随分きみとの肩書きも増えたもんだね
(回数を重ねればもっとスマートなやり方やコツなども掴んでくるだろう。だが何度やろうともそれが大切で好きだからやる行為、最大限の愛情表現とスキンシップである点は揺るがないだろう。このどきどきして相手のことしか見えなくなるような反応が相手にされる限り無くなるとは思えない。差し出した手を当然のように握られる。これも先程まで経験したことないのにすっかり移動の時は相棒と繋がっていたいと思うようになっていた。花火を見るために移動を開始する。つないだままの手と1番の目玉と言われる花火に心躍らせていると恋人とワードに引っ掛かりを感じた。恋人つまり恋しく思う相思相愛の相手のこと。相手と更に深く関係が進めたとは思ったがその関係の名前など気にしてなかった。確かに言葉にするなら恋人というワードの意味と一致している。点と点が繋がって今気付いたとばかりに声を漏らすとその言葉の意味を噛み締めるように呟いた。相棒との関係を表すワードがまた一つ増えたことに嬉しさを感じては笑いを交えながら告げる。それだけ相手との頑固な絆を感じられてつい声も弾む。また祭りの会場に戻ってくれば人も増えてきて賑わいが辺りを満たす。露店は忙しさのピークのようだ。肝心の花火を見るために待機しようにもどれくらいの大きさや規模なのか分からずに「花火は何処からでも見られる物なのかい?」と尋ねて)
266:
探偵 [×]
2022-09-02 19:59:10
ん、まぁそうだな……多分こんなに肩書きがあるのは俺達くらいだ。どんな二人組でもきっと俺達には敵わねぇな。
(好きだと伝え、いわゆる告白は成功したわけなのだから当然恋人同士になったと思っていたが、相棒が改めてその言葉を噛み締めるのをみると、なんだか妙にむず痒くなる。探偵に憧れる前までは漠然と憧れがあった恋愛や恋人といったもの、おやっさんに憧れしばらく忘れてはいたが、今実際に恋人が隣にいる状況になると、やはり浮かれて落ち着かない気分だ。気がつけば自分と相手とを形容する言葉は随分と増えていて、相棒がそれらを一つずつ口にしていくのを隣で静かに聞いていると自然と口角はあがっていく。どの要素も二人にとって欠けてはならないもので、しかしこれだけの数の繋がりを示す言葉を持つ二人もいないだろう。その形容の数だけ二人は深く繋がっているように思えた。重なる手が温かい。口付けのときの激しい熱とは違う穏やかで心を安らげる温度だ。祭りの喧騒の中を歩きながら花火のことを聞かれると「風.都.の中なら大体見れるけど、花火の迫力を味わうならこの会場とその周辺だな」と答え)
267:
検索 [×]
2022-09-02 21:03:16
ああ、誰にも負ける気がしないよ。 なるほど、じゃあこの辺で待っていれば問題ないね。…わ、電気が消えた…。…っ
(2人の繋がりを形容する言葉がまた一つ増えた。だが何個になろうが相棒がかけがいのない存在だという本質は変わりがない。恋人に関係が変わったというよりさらに強く深い繋がりになったという方が近いだろう。相棒との繋がりを持ってすればどんなコンビだろうと勝つ気しかしなかった。手を繋いだまま歩いていれば会場内の開けた広場に辿り着いた。ここなら相棒の言う迫力というと物も味わえるだろう。周りの人達も花火が目的なのかそれぞれ固まって空を見上げたり露店で買った物を片手にその時を待っている。自分達も何か買ってくれば良かったと考え始めた所で会場内の電灯や提灯の光が徐々に消えていく。ついにはこの街のシンボルである風.都.タ.ワ.ーの灯りも消え、先程まであんなに明るかったのが嘘の様に周りが一斉に暗くなる。暗闇への不安に無意識に相棒の手を強く握りつつも空を見上げる。その直後、ヒューと甲高い音と共に何かが打ち上がって空に巨大な花火が咲いた。鳴り響く爆音に一瞬驚いたように肩を震わせるが空を彩る色鮮やかな輝きは初めて見るものだ。その迫力と美しさに目を奪われたまま「…きれい」と呟いて)
268:
探偵 [×]
2022-09-02 23:11:00
ここなら特等席だ。楽しみに……、____あぁ、綺麗だな。
(人混みを進み開けた場所に辿り着く。ここならば落ち着いて見ることができる上、風.都.タ.ワ.ーと花火を同時に見ることができるバッチリの場所だ。良い位置につけたと喜んでいる間に周囲の電灯が消え、一瞬の静寂に包まれる。その時に繋がった手が強く握られて思わず相手の方を見た。暗闇が怖いのかとからかおうとするが、そんな言葉はすぐに引っ込む。明かりのない暗闇の中、星の僅かな光だけが相棒の双眼をぼんやりと映し出す。その目には不安が浮かんでいたが、やがて花火があがってガラス球の中に一筋の光が刺した。思わず息を飲む。そして宙で光が花開くと、同じくその双眼の中で光が爆ぜた。その目は初めてみる花火に釘付けで、不安の色だった瞳は感動や感嘆へと移り変わっていく。瞳に花火を映しこみながら、花火を見上げるその姿があまりにも美しくて、愛おしくて、結局最初の一発があがる間ずっと相棒の顔を見つめてしまった。相手が初めて花火を見上げるその瞬間をすべてこの目に収めると、胸の内は幸せで満ちて無意識に微笑む。相手のつぶやきに返事をして、今度は同じく空を見上げる。視界いっぱいに花火が次々と広がっては消えていく、色とりどりに染まった空を見上げながら、繋がっていた手を指が絡まるように繋げ直すと黙って空を見上げていて)
269:
検索 [×]
2022-09-03 00:44:06
……、___翔太郎。
(打ち上げられた花火は空で輝きを放ちそして直ぐに消えていく。刹那的な光に隣の視線に気付かない程釘付けになる。金属による炎色反応と火薬を利用した燃焼による演出の一つ。本で見た原理は至って単純なのに実物はこんなにも心揺さぶられる物だとは知らなかった。また一つ花火が打ち上がる。段々と打ち上がるペースが上がっていき空一面に様々な色の花が咲く。その光が灯りの消えた風.都.タ.ワ.ーを照らして幻想的な風景を作る。今まで見たどんな景色よりも綺麗だ。あの施設から連れ出されてこの街に相手の元に来て、夏祭りに来なければ見れなかった景色。その美しさを少しでも目に焼き付けようと黙って空を見つめていた。だが繋いでいた手が握り直されると意識はそちらに向かい、絡み合うように繋いだ手を見た後に相棒の顔に目を向ける。花火の光に照らされた横顔は空を見つめていて瞳に花火の色が映る。その姿は花火と同じくらい、否それ以上の美しさで魅入られるように相手を見つめる。共にこの綺麗な風景と時間を共有している幸せが全身を満たしていた。花火の打ち上げもクライマックスに差し掛かり大きなものから小さなものまで絶えず打ち上がり空で弾けていく。再び空を見上げながらも軽く繋がった手に力を込めると何よりも愛おしい人の名前を呼んで)
270:
探偵 [×]
2022-09-03 06:24:44
___また来年も来ようぜ、フィリップ。
(絡まり繋いだ手を介して相棒の存在を感じながら空に次々浮かぶ花火を見上げる。周囲にいる人々も同じ方向を見上げて、特には息を呑み時には歓声をあげている。ふたりきりで花火を見上げるのも良かったが、この会場で花火を見上げることができて良かったと思う。この街を愛する人々が街の象徴たる風.都.タ.ワ.ーのもとに集って、その風.都の人々として相手が一緒に花火を見上げる。自分が愛するものがこの場全てに揃っていると思った。同時に相手にまたひとつ風.都の思い出が増えたのが喜ばしかった。花火が上がる数がだんだんと増え、それに比例して空は明るく輝く。同時にクライマックスに近づくのが感じられ切なくも感じる。繋いでいた手が固く握られた。ちらりと横目に繋がる先の相手を見てから、再び空へ目線をやると少し体を寄せて来年の約束を口にした。今日は忘れられない特別な日になった。きっと何年経ってもこの日のことは忘れないだろう。最後に花火が次々打ち上がり空いっぱいにその光を散らすとまた一瞬の暗闇が訪れた。一拍置いてまた露店の光が戻って明るさが戻り花火の終了が告げられた。人々が次々と感想を口にした頃合いで相棒の方を見ると「綺麗だったな」と声をかけ)
271:
検索 [×]
2022-09-03 10:23:32
ああ、約束だ。__……、綺麗だった。花火も、…それを見つめるきみも。
(夏祭りの大目玉という名に恥じない程の迫力と美しさ。それらが二人で守って来た街を人を照らしていく。相棒が愛しているこの街の景色をまた一つ知って好きになっていた。繋がれた手の温もりを感じていれば少し相棒との距離が縮まって呟かれた約束にちらりと横顔を覗く。来年、遠いようで近い未来。その時もこうして相手の隣で綺麗な景色を見れたならどれだけ幸せだろうか。きっと何回見たってこのドキドキも変わらないだろうし、今日という日を思い出すだろう。力強く肯定の返事をすれば来年のカレンダーを買った時に真っ先に書く予定だと頭に刻み込んだ。最後の盛り上がりとばかりに空一面に花火が打ち上がり綺麗な光を放って消えていく。もう暗闇は怖くなかった。露店にも灯りが戻り風.都.タ.ワ.ーもいつもの様に光がつく。だが祭りの喧騒を取り戻しつつある周りの音は聞こえず、意識は夜空に残されたままだった。呆然と刹那的な輝きだった花火の余韻に浸って妙に感傷的な気持ちになる。その中でも相棒の声だけはちゃんと聞こえてぽつりと同意した感想を繰り返す。終わってしまった寂しさを感じながらも少しずつ現実に戻ってくれば相棒の方をむく。双眼に相手の姿を映せばあの時感じた感想を口にして)
272:
探偵 [×]
2022-09-04 08:21:29
俺?!……その、…ありがとよ。お前も…最初の一発目を見上げてる時、綺麗だった。
(こちらに向き直った相手が口にした感想に思わず声をあげてしまった。裏の気持ちなく褒められることも少なくそもそも恥ずかしいが、そういう場面で言われるのはたいてい「かっこいい」だ。ハードボイルドもかっこいいを極めたものだろう。だから自分が「綺麗」と言われるのは想像なんてしておらず、当然初めてのことで思わず戸惑ってしまう。だが思えば自分が相棒に抱いた気持ちだって同じだった。もともと相棒は中性的な顔をしているが、そんな前提は置いておいたとしても心奪われて花火の前に立ち尽くすその姿は間違いなく綺麗だった。その気持ちは相棒への気持ちのひとつを言葉にしたにすぎない。きっと自分が言われた「綺麗」という言葉も同じく相棒の気持ちのひとつなのだろう。それでも照れるものは照れる、頬を掻きつつなめらかに動かない口を無理やり動かしながら礼を言う。そして自分があのとき抱いた思いも素直に伝えておいた。どうしても相手から目を離せなくなったあの瞬間をこれから何度も思い出すだろう。絡まり繋がる手に力を込める。人々がそれぞれの家に向かって歩き出した。それに習って「俺たちも帰るか」と言い)
273:
検索 [×]
2022-09-04 11:13:59
…、初めて言われた言葉だ。花火は共に見た人の顔を美しく見せる作用があるかもしれない。ああ、花火が終わればメインイベントは終了のようだからね。 ゆっくり帰るとしよう
(あの時抱いた感情になんと名前がつくのかは分からない。だが確かに相棒の横顔はいつもの気取ってるカッコ良さでも賑やかな親しみを感じる物でも無い、静かで綺麗な物だった。そんな感想
をそのまま伝えてみたのだが予想外だったのか困惑したように声をあげる。ハードボイルドを目指す相手には『かっこいい』の方が嬉しかったのかもしれないとも考えたが反応を見る限り照れているだけっぽかった。ひとまず自分の想いは伝えたからと油断していた所に相棒の感想伝えられると一瞬静止して反応が遅れた。そもそも相手に見られている事にも気付かなかった。だけどそう評して貰うのは悪い気分じゃない。お互いにあの短い花火が上がった時間の中で横顔を盗み見て綺麗という感想を抱いた。それは隣で並んで花火をみたからこそ見れた顔だろう。自分が言い出したにも関わらず少し照れ臭くなってしまって曖昧な理論で話を纏めてしまうことにした。夏祭りの大目玉が終われば会場内も解散ムードが漂う。それぞれが自分の家に帰ろうと会場を後にしていく。楽しかった時間の終わりを感じさせて少し寂しい気持ちはあるが今日得た物は多い。頷くと繋いだままの手を引いて事務所への道を歩き始め)
274:
探偵 [×]
2022-09-05 18:09:26
まぁ、かもな。にしても、さすがに一日で全部は回れなかったか。綿飴も食いそこねたし、金魚すくいとかもしてねぇな。
(誤魔化すように言う相棒の理論に短く答えるが、案外的を得ているのかもしれない。花火を夏の魔法のひとつなんてことも言うし、気持ちをもり立てる何かが花火にはある。その原因こそわからないが、花火を見つめる相棒が綺麗だと思ったのは真実。なんとなくお互い照れくさくなったところで、話題を別方向に切り替える。人々が帰路に着く流れになんとなく乗りながら足を進めている。一応まだ開いている店もあるが、あの大目玉をみたあとでは、露店に寄ろうと思う人はほとんどいない。さすがに一日ですべてを回れるとは思わなかったが定番ラインさえ回りきれてはいなくて、道を挟むように並ぶ露店を眺めたあと、相棒の方へ顔を向けて様子を伺い)
275:
検索 [×]
2022-09-05 19:00:00
予想以上に規模が大きかったから全制覇となると来年か、その次の年までかかりそうだ。…どうせなら帰りながら綿飴食べるかい?
(いつもと違う服と風景。一夜限りのこの行事は人の気持ちを掻き立てたり違う一面を見せたりする現象があるのかもしれない。そんな夏祭りも徐々に終わりに近付いてきて露店も店仕舞いを始めた所も多い。当初掲げた全ての店を回るという目標は殆ど達成出来なかったが、その事への不満はさほどなかった。お互いの想いを確認してまた来年も来ることを約束したからか次回にもまだ楽しみが残っていると前向きに捉えてるからだろうか。若干期待が滲んだ声で全制覇への予定を立ててみるが一方で相棒は何処か物足りないような印象を受ける。そのまま足を進めていると先程相棒のあげた綿飴屋がまだ営業を続けていることに気付くとそれ指差しながら食べながら帰ることを提案して)
276:
探偵 [×]
2022-09-05 21:07:49
……なら、来年も再来年も一緒に来ねぇとな。お、あそこまだやってんのか。せっかくなら買って帰ろうぜ。まだ甘いの食べてねぇしな。
(てっきり夏祭りを満喫しきれなかったから周辺で近日行われる夏祭りを検索して、なんてことをやるか、まだ開いている店を時間の許す限り回る、なんて言うのかと思ったが、相棒が選択したのは来年の夏祭り。そんな遠い未来は不確定だと言いそうなものなのに。だが裏を返せば、来年、ひいてはその次の夏祭り再び二人で来ることを相手は確信しているということだ。ふわりとまた胸に明かりが灯るような暖かさが降りてくる。風.都を泣かせないため毎日奔走しなければいけない身だというのに、先々の夏祭りの日はもう予定が埋まってしまったようだ。ふとした言葉に喜びを噛み締めていると、相棒が前方を指さした。そこには本来行く予定だった綿飴屋があって、祭りの締めにはちょうどいいだろうと同意を示すよう頷き露店へと近寄った。店員に2つと注文してお金を渡す。すると店員は綿飴機の中央にザラメを投入し、やがてふわふわと風が舞う中に白い糸が舞い始めた。店員はそれを手慣れた様子でクルクルと巻き取っていく。久しぶりに見る綿飴作りに興味深げに店員の手元を見ていて)
277:
検索 [×]
2022-09-05 21:52:30
ああ、きみが居てこその夏祭りだ。 ふむ、これが砂糖を溶かして遠心力で糸状にする機械…。…! 翔太郎、あの量のザラメからこれだけの体積のふわふわした物体になるなんてまるで魔法みたいだ! まるで雲みたいだね
(夏祭り自体にも勿論興味はあるし、全てを調べて検証したい気持ちはある。だが今回は相棒と共に参加するという事に重心が置かれ最重要事項でもある。また来年夏祭りに参加するにはこの街が平和であること、そして自分も相棒も健康で共にいる事が欠かせない。ある意味願掛けに近いのかもしれない。来年もこうして共にいる為にもハッキリとした口調で相手の言葉に同意を示した。今日最後の食事として自らの提案は受け入れられたようだ。ハードボイルドにはなかなか似合わないチョイスではあるが、今の相手はそれを気にしない。それが心地良くもあった。綿飴についてら軽く検索済だ。だが実物を見るのは初めてで相手と同じく不思議な形の機械にザラメを入れる様を興味深く観察していた。匙1杯程度のザラメが機械の回転によって糸状になって排出され、店員の手によって割り箸に巻取られていく。原理は分かってもその光景は何とも不思議できらきらと目を輝かせるとはしゃいでその様子を隣の相棒に報告する。あっという間に綿飴は体積を増していき人の顔ほどの大きさのそれを店員から受け取る。調理風景を見ていたはずなのに手元の白いふわふわした物体が砂糖から出来た食品には見えなくて感想を口にしながらひたすら眺めていて)
278:
探偵 [×]
2022-09-06 15:50:52
何回みても不思議だよな、綿飴って。雲みたいな上に食えるんだから。見た目デカくて食った気にもなるし。
(先々に続く夏祭りの約束、それが知的好奇心を満たすためではなく、自分中心に成り立っていることに胸が満たされる。相手の中心に自分がいるような感覚、優越感と独占欲が満たされて舞い上がってしまいそうだ。今でも十分浮かれているというのにこれ以上浮足立たないようにと自分を戒めつつ、綿飴の方に意識を戻す。二人並んでみるみる大きくなっていく綿飴には思わず感嘆の声が出た。ちらりと横を見やると知的好奇心が刺激され興奮状態の相棒が見える。キラキラと目を輝かせる姿を見るのはなんだかこちらまで楽しくなってくる。あとは事務所に綿飴機を置こうと言い出さないのを願うばかりだ。あっという間に出来上がった2つの綿飴を店員から受け取る。相棒の説明を聞いて初めて作り方を知ったわけだが、それでもよくみる砂糖がこんなにふわふわになるのはなかなか頭の中で結びつかない。ゆらゆら揺らしてしばし眺めたあと、ひとつを相手へと差し出して)
279:
検索 [×]
2022-09-06 16:38:33
正に食への探究と豊かな発想が形になった食べ物だね。作られる過程やこの形状を見て楽しむことに重きを置いているのはなかなか興味深い。…普通にかじればいいのだろうか、
(注文を受けてからザラメを溶かし作っていく過程を演出するのも綿飴屋の特徴なのだろう。砂糖を溶かし糸状にする発想、それを綿や雲に見立てた形で提供するという発想は素直に感心出来る物だ。栄養補給という点では無駄を重ねているようなものだが、他で見た事のないふわふわとしたこの形状はそれだけで加工の価値があるといえる。相変わらず自らの知識と照らし合わせて興味深そうに考察していたがそのうちの一つを相棒から受け取ると真似してゆらゆら揺らしてみる。事前知識や作るところを見てなければ食べようとは思わない見た目だ。少しの間それを見つめていたがいざ食べるとなるとどう食べれば分からず少し困った声を洩らし。だが食器等がある訳でもなくそのまま食べるものだと判断すれば恐る恐る綿飴を口にする。見た目通りふんわりした食感が一瞬したと思えば舌に触れた途端溶けて甘味だけが残る。初めての体験にぱちぱち瞬きすると「未知の食べ物だ…」と驚きの感想口にして)
280:
探偵 [×]
2022-09-06 20:19:17
…なんつーか、やっぱりお前といると見えない世界が見える。俺だけじゃいけない世界に、二人なら行ける……なんてな。
(綿飴なんてせいぜいお祭りで売っている甘いもの、くらいのイメージでしかなかった。だが相棒の目を通せば、その知識と独特の感性で自分とは全く異なる言葉で同じものを表現している。ごく当たり前のことではあるが、自分と相棒では見える世界が全く違っていて、相棒を通じれば自分の庭だとさえ思っていた風.都でさえ新しい発見がある。そのことを綿飴を興味深げに観察し、食して驚く相棒を通じて改めて思い知った。日常のささやかな場面も、緊迫した捜査中でも、ひいてはこれからの人生ずっと、相手といれば一人でいけないところまで行ける…そう予感させた。相棒はふわふわの砂糖の食感に驚きまだ瞬きをしている。またひとつ相手の初めてに立ち会えた事を心に刻みつつ、その様子を眺めながら心に思うままを口にしていた。だが言い終えてからさすがに今の台詞はキザすぎたと我に返ると、後追いで照れがやってくる。最後の一言とともに目線は相棒から正面の景色にそらしつつ、手にもったままだった綿飴にかじりついた。しかし目線を綿飴にあわせていなかったせいで目測を誤ってしまって、結果として口を思いっきり綿飴へ押し当ててしまう。「んッ」と違和感に気づいたのも時すでに遅く、最初の一口とともに口の回りには煌めく綿飴が無数についてしまって、綿飴から顔を離してから思わず渋い顔をして)
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