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相乗りで何処までも 【 〆 】/7249


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自分のトピックを作る
201: 探偵 [×]
2022-08-24 22:48:06


そうだな……って全部?!お前、一日で全部の店回るつもりか?!ま、どうしてもここの色は揃えちまうよな、俺達はいつでも二人で一人だし。…え?あぁ、ありがとよ……なんかお前に褒められるのは慣れねぇな。
(夏祭りをしっかり楽しむなんてそれこそ数年ぶりのこと、先に全力で楽しむという単語だけ耳で拾い数度頷くも、その後に違和感に気がついて思わず叫びながら相棒の方を見た。初めての祭りである程度はしゃぐだろうとは思っていたが、その予想の範疇を超えてくるとは。相手の知的好奇心を舐めていた。並んでいる露店は同じ内容の店も多く本当に全部回るわけではないだろうがそれでも全種制覇となるとなかなか骨の折れる試みだろう。前途多難を感じつつ互いの浴衣を見比べる。いつもどおり相棒が右側、自分が左側に並んで歩く。夏祭りの特別な装いだが、それでもいつも通り互いの相棒の姿であるのには変わりない。アキコには茶化されたが、二人並んで歩くならこうでなくては。腕を広げてみせる相手の姿はやはり子供っぽいのだが、浮かれているその姿もこの祭りの中では活き活きと映える。いつもの奇抜な服装も悪くはないが、今日は衣装までお揃い。相手と夏祭りに一緒に出掛けお揃いの服装をしているのが妙に嬉しくなって、ニヤけそうになるのを噛み殺していた。そうしていれば不意にこちらの浴衣姿を褒められ素直に照れてしまう。いつもならハットがあってそれで顔を隠せるのだが今は無防備な状態だ。人差し指で頬をかいて笑いながら照れを誤魔化して)


202: 検索 [×]
2022-08-24 23:30:37


そうだけど? 食べ物系はどうしても胃袋の問題があるから幾つか絞り込まないといけないが、射的とかヨーヨー釣りなんかは全部回ってみたい。何も言わずとも帯は一発で決まったからね、普段の行いのお陰だ。 それじゃあぼくがいつも褒めていないみたいじゃないか。翔太郎、まずはアレが食べたい
(叫びながら問われるが何がおかしいのか分からずキョトンとした面で返す。全力で楽しむなら全ての店を回るのが道理だろう。ただ調べただけでも食事系は多岐に渡り全てを食べるのは難しいということは分かっていてそれは興味引かれた物にすると決め、遊戯系は全部やりたいと希望を伝えて。いつもの位置にいつもの相棒。普段と違う服装ではあるが左を見れば紫の帯が見えて何だかそれだけで嬉しくなってしまう。お互いに似合う浴衣を選んだ時にそれぞれが持ってきた羽織の方向性は違えどこの帯の色だけはお互いの物を選んでいて思わず顔を見合わせて笑ったのは記憶に新しい。いつだって二人で一人。そのことを象徴するような浴衣を着ているだけで浮かれた気持ちになってしまっている。相棒の浴衣を褒めれば恥ずかしそうに照れてしまった。今日は表情を隠すものが無いからありのままの相棒が見れて何だか新鮮だ。冗談半分に相手の言葉に拗ねたような言葉を返しながらもその表情は緩い。そんなやり取りをしていれば香ばしい匂いがしてきてそちらに視線を向ける。今日はお祭りに行くからの昼飯を少なくしたから大分お腹が空いてしまっている。視線の先「イカ焼き」と書かれた屋台を見つければそちらを指さしながら相手に強請り)



203: 探偵 [×]
2022-08-25 09:11:28


マジかよ……射的とかやんのはいいけど景品は持ち帰りできるだけにしとけよ。ん?あぁイカ焼きか。他にいろんなもん食べるなら1つ買って分けて食べようぜ。
(どうやら相手は本気で夏祭りを全て楽しむ気でいるようだ。食べ物系を無理やり全部回ると言い出さないあたり成長したと言えるのだろうか。成長のハードルが随分低いようにも思うが。だが遊戯系をすべて回るにしても骨が折れるのは目に見えている。それにそれぞれの店で何かしらのものを貰うとなると、帰る頃には荷物が両手いっぱいになっていそうだ。ただでさえ先日整理したとはいえ事務所の片隅には普段使わないものが山積みになっているというのに。遊戯系をするにしてもなるべくお菓子を狙っていったほうが良さそうだと内心目論んでいた。二人で下駄を鳴らし歩いていると早速相棒が最初の店に目をつけたようだ。選んだのは露店の定番メニュー、きっと検索で目星をつけていたに違いない。相棒と同じく昼食を控えめにして腹は空かせてある。だが相棒のより多くの種類を食べる、という願望を叶えるにはそれぞれの量を減らしていかねばならない。イカ一匹簡単に食べれてしまう腹の好き具合だがここは相棒の願いを叶えるとしよう。店員にイカ焼きをひとつだけ注文し、二人でシェアすることにした。ほどなくして香ばしいソースが香るイカ焼きが手渡されて「ほらよ」と相棒の方へ差し出して)


204: 検索 [×]
2022-08-25 10:57:34


ああ、遊ぶ方がメインだから景品には拘りはない。お祭り以外ではなかなか食べられない料理みたいだからね。良いアイデアだ、そうしよう。……なるほど、イカ独特の食感に香ばしいソース、外で持ち歩く為に計算されたサイズと形状、正にお祭りの為の料理だ。
(射的にしろ何にしろ今回はその店で遊んでみたいというのが目的でそれに付いてくる景品はあくまでおまけ。本来の目的とは逆転しているが、全てで良い景品を狙ったら帰る時に両手が塞がってしまうだろう。それもそれで夏祭りらしいのだろうが、楽しむのがメインだと相棒の意見に従うことにした。イカ焼きについても検索済だ。お祭りの定番メニューだがその実、他の所ではなかなか食べることの出来ない料理らしい。ならばこの機会に食べてみたいと思った候補の一つだ。色んなものを食べたい。その目的の為には相棒の出した案は理に叶っていてきらり目を輝かせると即座に賛成を示した。相手から差し出されたイカ焼きを色んな角度から観察してから一口齧る。初めて食べるイカの食感とお好み焼きとも違う香ばしいソースの味に僅かに目を見開く。少しの間咀嚼するとお気に召したのかもう一口食べてから分析結果と感想を呟き。夏祭りらしいものを早速食べられたことにご機嫌になりながらも分けて食べることを思い出せば「翔太郎も」とイカ焼き差し出し)


205: 探偵 [×]
2022-08-25 13:41:32


確かにイカ焼きってお祭り以外で食う機会ないよな。シンプルにソース塗って焼いてるだけなのに。お、ありがとよ………………ん、美味い。なんかこれ食うと祭りに来たって感じだよな、ハハ…
(イカ焼きの店の前は香ばしいソースの香りと磯の香りが混じり合っていて空腹には刺激の強すぎる場所だ。まずは屋台を楽しみにしているであろう相棒に一口目を譲ったが、イカ焼きを手にする様子を見て思わず腹が鳴りそうになる。やがて相棒が一口それを食べ始めた。他人が食べているのをみると余計に欲しくなるもので、その様子をじっと眺める。だが次第に目線はイカ焼きから相棒の方へと移って、「初めて」を体験する様子を見守っていた。美味そうに食べながら分析を行う姿は心底楽しそうで、それだけでも連れてきたかいがあったと思える。相棒はひとまずイカ焼きについてデータを取り終えたのか、こちらにイカ焼きを差し出してくる。それを受け取り、空いた腹を満たそうとしたが、そこで動きを止めてしまった。これから相手が口につけたものを食べるのである、そのことを意識するとまた変に思考が巡ってしまった。男同士ひとつの食べ物をシェアするのなんて日常茶飯事、今まで友達とそういうこともしてきたし、そんなことよりも早く空腹を満たしたいと腹は訴えている。だがなんでも一緒で、お揃いにまでなっている相手が食べたものというだけで、なぜこうにも躊躇してしまうのだろう。イカ焼きに残った齧り口には相棒の歯型が残っている。そこを見ると無条件に胸がざわついた。だがここで動揺するのはおかしい、今まで他人としてきたことを相棒とはできないなんて、その理由を問い詰めなくてはならなくなる。イカ焼きの欠けた部分から相棒へと目線をうつし、その後顔を明後日の方向へ向けると、ようやくイカ焼きへと齧りついた。露店のものよろしく味は濃いはずだが、味を感じる余裕はなくぎこちない笑いとともに咀嚼して)


206: 検索 [×]
2022-08-25 15:09:34


シンプルな味付けであるのにここまで美味しいのはこの祭りの雰囲気の影響もあるだろうね。……、翔太郎。この前から何かあったのかい?
(味付けも食材も至って普遍的で作りやすい料理であるのに他の店ではあまり見られない理由、それは恐らくこの空気観の元で食べるからこそということなのだろう。空腹も相まってより美味しく感じれば口元を緩めながら考察を語る。施設にいた頃は食事は生存する為の栄養摂取でしかなく、味も一緒に食べる人や環境も関係が無かった。だがその食事が環境によって味が変わり、楽しい物であると教えてくれたのは相棒だ。だからこの美味しさを共有したくて相棒にもイカ焼きを渡した。だが相手はイカ焼きを持ったまま固まってしまった。もしかして苦手だっただろうか、とも思ったが今まで好き嫌いの話は聞いたことがない。ならば何故か。相手を凝視していると一度目が合ったかと思えば直ぐに背けられてからイカ焼きを食べた。それだけでちくりと胸が傷んだ。嫌われている訳でも煙たがられている訳では無いと思う。だけど数日前からふとした瞬間に妙な距離を感じる事があった。気の所為だと見ないふりをしていたが今日という楽しい日にモヤモヤを残すのは何か嫌で名前を呼び、明後日の方向を向く相棒の視線の先に周り込めば真っ直ぐな目線とともに切り込んでみて)



207: 探偵 [×]
2022-08-25 17:00:44


えっ?!あー、それは……いや、ただ、関節キスだなと思っただけだ……
(問題ない問題ないと念じながらイカ焼きを食べていると視界から外したはずの相棒が目の前に現れて目を丸くする。こちらをまっすぐと射抜くような目だが、その表情からはどことなく不安も読み取れる。思えばここ最近は少しでも照れや焦りがあると笑って誤魔化してばかりだったかもしれない。最後のラインを跨がないようにずっと目を背けていた。だがそんな誤魔化しばかりではそろそろ限界らしい。ずっとはっきりしない態度を取っているのだから当然だろう。せっかく二人一緒に楽しむために夏祭りに来たというのに、相手にむず痒い思いをさせては思い出の楽しさが激減する。何よりこの風景を自分のせいで悪いものにしたくはなかった。軽く息を吐く。相棒には好きの意味もキスの意味も教えたし、それを飲み込んだようだった。それならば自分の憂いは晴れたはず。また相棒から顔をそらしそうになるのをなんとか動かさないようにしつつ、しかし目は泳がせたままなんとか素直な感想を絞り出した。本来気にするまでもないことを気にするなんてハードボイルドじゃない、照れの気持ちをイカ焼きをガシガシ一気に食べきることで胃に流し込むと「次いくぞ次!」と気合を入れ直し)


208: 検索 [×]
2022-08-25 18:24:55



……間接キス?…ああ、成程。…、翔太郎は何か食べたいのは無いのかい?
(覗き込まれたのが意外だったのか相棒の目が丸くなる。やはり相手の対応の原因に自分が関係しているらしい。だがこの前のように都合の悪いことを聞いてる訳でもないはずだがと思考を巡らせていると相手が何か言おうと息を吐いたのがわかった。それに耳を傾けていると予想外の言葉が綴られて思わず数度瞬きをしてしまった。間接キス、唇で触れた所を他者が触れる行為。キスについて検索した時に関連用語と出たワードだ。それが先程のイカ焼きを差してることに気付けば納得すると同時に恥ずかしい様な擽ったいようなよく分からない感覚に襲われて今度はこちらが一瞬目を反らしてしまった。一つの食べ物を二人で分けるには避けて通れないことで、先程まで何にも思ってなかったはずなのに何だか落ち着かない。そうしていると相棒がイカ焼きを一気に食べる口元に無意識に視線奪われていてただ見つめていた、自分もまだ食べたかったと口を挟む隙もなく、いつの間にか棒だけになったそれを見て漸く素に戻った。色々整理したい感情はあるが今は夏祭りを楽しむのが第一だろう。相棒の言葉に弾かれるように気持ちを切り替えれば今度は相手の食べたいものについて尋ねてみて)



209: 探偵 [×]
2022-08-25 19:24:59


いや悪い。別に男同士気にすることでもねぇし、昔友達同士で気にせずやってたしな。余計なこと言った。さて、イカ焼きだけじゃ全然食ったきしねぇし、焼きそば食うか。
(相棒の反応を見る限り間接キスについてはもう閲覧済みのようだ。間接キスについて解説するのは避けられたが、理解している分一瞬の間無言の時間が流れる。このままでは気まずく微妙な空気が出来上がってしまう、慌てて両手を広げおどけた調子で補足説明を行った。高校生の付き合う寸前の男女じゃあるまいし、そもそも互いに男だ。それに相手は相棒という特別な関係にある人物、今更食べ物をシェアするくらいで騒ぐ関係じゃない。気にするなとフォローをいれつつも、目の前の相棒に惚れてしまっているからこそ間接キスなんてものを意識してしまった自覚はあって、初すぎる自分の心境に自ら嘆いていた。ともかく気持ちを切り替え夏祭りを満喫せねば。イカ焼きひとつじゃ食べ盛り二人の腹は満たされない。種類を多く食べるのは大事だが腹にガツンとくるものが欲しいのが本音だ。ちょうど隣を見れば同じくソースの香りが漂う焼きそば屋がある、これならそこそこ腹を満たすのにいいだろう。それにイカ焼きのように間接だなんだと気にする必要もない。店員にひとつ注文すると温かい焼きそばが透明のパックに盛られて渡され、箸付きで相手へと手渡し)


210: 検索 [×]
2022-08-25 20:05:09


…そうだね、気にしてないから問題ない。 焼きそばか、いいね。ん、一部の地域ではこれがお好み焼きに入ってると思うとなかなかボリューミーに思えてくるね
(一瞬の無言の後慌てたように相棒からフォローが入る。言われてから気付いた身ではあるが、指摘された際困惑と共にちょっとだけ浮かれていた。だが、それが友達同士でも気にせずするような普遍的な物で相手にも幾らか経験があると知ればその熱が冷めていくのが分かる。相手の言葉通り自分の知らない普通の日常では良くあることのだろう。ただ自分がそれを知らなくて勝手に期待のようなものを抱いただけ。気にしてないと告げるために発した返事は自分が思っているより無機質な声になってしまったがこの祭りの中では誰も気にしないだろう。イカ焼き程度では空腹が満たされなかったのか次に相棒が選んだのは焼きそばだ。店の中では豪快に鉄板の上で具材と麺を混ぜられている。それを観察していると購入してパックに盛られた焼きそばを手渡された。漂うソースの匂いは以前一緒に作ったお好み焼きに近くそういえばそばを入れたお好み焼きもあったことを思い出した。作り方は違うが凡そあのお好き焼きにこの焼きそばが入ってると思うとなかなか量が多そうだ。そんな話をしていたがイカ焼きを二口だけでは空腹が満たされなかったのか早速渡された箸で焼きそばを食べるとその味に「これもなかなか美味しい」と感想を口にして)



211: 探偵 [×]
2022-08-26 10:05:55


っ、フィリップ……悪い。なんつーか焼きそばって夏祭りで食べるほうが美味いんだよな。所謂雰囲気の調味料ってやつ。
(気まずい雰囲気を避けるためフォローを入れたつもりだったのに、返ってきた言葉はどこか空虚で冷めたものだった。出会った当初にこんな空返事をよく聞いていた気がする。だが相棒はもうあの時とは違う。現に夏祭りに向ける目は興奮や喜びといった感情に満ち溢れている。それなのに空虚を掴んだかのようなこの感覚、急激に相棒が遠のいていく感覚があった。それと同時に肝が冷えるのが分かる。気がつけば相棒の腕を掴んでいた。自分から遠く離れないでほしい。今も隣にいる、お揃いの浴衣も着ている、だがそれだけでは足りないと、そう心の奥底で叫ぶ声が体を動かしていた。腕を掴んだまま相手の目を見つめる。だがこのあとどんな言葉を言えばいいのだろうか。表向きはなんてことのない返事だ、肯定も反論の言葉も返事としてはおかしい。しばらく相棒を見つめながら言葉を探すも、結局は何も言えないままだった。だが掴んだ手を離したくないとうったえる自分もいて、名残惜しげにゆっくりと掴んでいた手を解いていった。気持ちを切り替えようと先程買った焼きそばに気持ちを移す。今日は二人で一緒に夏祭りを楽しみにきた、それならばただ二人で楽しめるように全力を尽くすだけ。しばらくは相棒が食べるその姿を眺めていることにして)


212: 検索 [×]
2022-08-26 11:10:41


っ…?…流石にぼくでも立ってるだけで迷子にはならないよ。 匂いや環境も味に大きな影響を与える要素だからね、こういう場所ならではの味だろう。 あとは食べていいよ
(自分が返事をして終わった話。そう思っていたからこそ急に腕を掴まれ、相手の手を見た後に顔に目線を移す。何か用があったのかと見つめてみるが当の本人は何か言いたげではあるが口を開くことなく、どういう意図の行動なのか読めない。こういう時程自分の知識の無さを嘆く時はない。それを紐解く要素を一つでも拾おうと目を合わせていたが結局はゆっくりと腕は解かれる。何に対しての謝罪すらも分からない。一心同体とも思っている相棒のことなのに。知りたいという衝動はあるが、長く付き合ってきたからこそ無闇に踏み入れない方がいい事があるのも知った。歯痒さはあるがまた気まずい空気になるのも避けたくて、直感的に違うと分かりつつも相棒がやりそうな理由を仕立てあげて話を流そうとして。焼きそばについて相手の感想を肯定するように呟く。家で作ればもっと安上がりに豪華に作れるのだろうが、野外で作られプラスチック容器に雑に盛られたこの焼きそばのような非合理的な物こそ豊かさを生み出すのを自分は知っている。祭りの喧騒を聞きながらあっという間に半分程食べてしまえば空腹だろう相手に容器を差し出して)



213: 探偵 [×]
2022-08-26 12:41:58


え?あ、あぁそうだよな!じゃあ残りはもらうとする、か………、美味いな。夏祭りで、浴衣着て、多分お前と食べてるから、美味い
(どうにもおかしな行動をしてしまったが、相棒からフォローが入ってこちらから仕掛けたにも関わらず慌てた返事をしてしまう。なにせ先程の行動はどうにも口に出しにくい内容だ。無理やりにでもその場を流してくれた相棒には感謝しておくことにする。イカ焼き半分強ではまだまだ満たされぬ腹、意気揚々と焼きそばを受け取ると残りを食べ始めようとする。だがそこで店員からもらった箸がひとつしかないことに気がついた。せっかく口をつけたのを気にしないようにと焼きそばを選んだのに、箸が一緒なら起こることは間接キスで同じではないか。思わず自分の先読みのできなさに頭をかかえる。だが先程間接キスなんてなんでもないことだと言い切ったばかり、思いっきり目は泳いだもののそのまま焼きそばに口をつけた。まだ先程より冷静に食べたものを味わう余裕がある。露店の焼きそばは特段美味しいものではない、だがこの空間を丸ごと楽しんでいる気分になって満足度は高い。先程から感情の揺れ動きが激しいせいか雰囲気にもやられて頭はぼんやりとしていて、焼きそばを食べる間ポツリポツリとその感想をあまり考えず口から出していた。言ってから気恥ずかしくなってまた顔を明後日の方に向ける。するとそこには見慣れた顔があった。エリザベスとクイーン、この街に住む女子高生で同時に彼女らも情報屋の一人だ。同じタイミングであちらもこっちの存在に気がついたようで、手を振りつつ二人がこちらに近づいてきて)


214: 探偵 [×]
2022-08-26 12:42:05


え?あ、あぁそうだよな!じゃあ残りはもらうとする、か………、美味いな。夏祭りで、浴衣着て、多分お前と食べてるから、美味い
(どうにもおかしな行動をしてしまったが、相棒からフォローが入ってこちらから仕掛けたにも関わらず慌てた返事をしてしまう。なにせ先程の行動はどうにも口に出しにくい内容だ。無理やりにでもその場を流してくれた相棒には感謝しておくことにする。イカ焼き半分強ではまだまだ満たされぬ腹、意気揚々と焼きそばを受け取ると残りを食べ始めようとする。だがそこで店員からもらった箸がひとつしかないことに気がついた。せっかく口をつけたのを気にしないようにと焼きそばを選んだのに、箸が一緒なら起こることは間接キスで同じではないか。思わず自分の先読みのできなさに頭をかかえる。だが先程間接キスなんてなんでもないことだと言い切ったばかり、思いっきり目は泳いだもののそのまま焼きそばに口をつけた。まだ先程より冷静に食べたものを味わう余裕がある。露店の焼きそばは特段美味しいものではない、だがこの空間を丸ごと楽しんでいる気分になって満足度は高い。先程から感情の揺れ動きが激しいせいか雰囲気にもやられて頭はぼんやりとしていて、焼きそばを食べる間ポツリポツリとその感想をあまり考えず口から出していた。言ってから気恥ずかしくなってまた顔を明後日の方に向ける。するとそこには見慣れた顔があった。エリザベスとクイーン、この街に住む女子高生で同時に彼女らも情報屋の一人だ。同じタイミングであちらもこっちの存在に気がついたようで、手を振りつつ二人がこちらに近づいてきて)


215: 検索 [×]
2022-08-26 13:23:21


今日の翔太郎は何だか騒がしいね。 …なら良かったよ。えっと、…君の知り合いかい?
(挙動不審という言葉がよく似合う反応だ。ハードボイルドという言葉も微塵とない。直接言及するのははばかられるが何も言わないというのも何だか消化不良で遠回しに相棒の態度について感想を呟いた。焼きそばを受け取った相手はまた少しの間固まって分かりやすく目を泳がせた後に食べ始めた。そこで自分も間接キスだと気付いたが先程のような喜びはあまり無くてその様子を見つめていた。祭りの背景も相まって焼きそばを食べる姿は年相応の青年のようだ、そんなことを観察していたのにその合間に零された感想に胸がどくんと跳ねた。美味しいと思う理由に自分がいると思わなくて、じわじわと暖かいもので満たされるようなあの感覚。嬉しいけど何だか照れくさくてちょっと素っ気なくだけど柔らかい声で反応返して。そんなやり取りをしていると相棒が明後日の方向を剥いた。また顔を逸らされたかの思ったがその先には二人の女子高生と思われる人物がいて手を振りながら近付いてくる。見知らぬ人の接近に思わず相手の後ろに逃げるように隠れてしまうが『翔ちゃんも来てたんだ』と親しげに声をかける様子から相棒の知り合いだと予想がついた。相手の背中から恐る恐る顔を覗かせ彼女達の姿を観察しつつもどういった人なのかと問いかけて)



216: 探偵 [×]
2022-08-26 17:26:02


うるせぇ、なんかこう……いろいろ落ち着かねぇんだよ。そういやお前が会うのは初めてだったな。こいつらはエリザベスとクイーン、学校の噂話とか生徒の情報とか、恐ろしいほどよく知ってる奴らだ。
(自分が先程から挙動不審で様子がおかしいのは重々に承知しているが、その原因たる相棒にそれを指摘されると思わず反抗的な言葉が口をついて出る。夏祭りに一緒に来ていること、二人で同じものを食べていること、そもそもを言えば酔った勢いで好きだと口走ってしまったこと、それらのことがずっとこの胸をモヤモヤさせている。ずっと開けるべき扉のまえでぐるぐるしている気分、大切なものだとわかっているからこそ、新たな関係を前にこうも悩んでしまうのだろう。いつも通りにいかない空気をいつもの顔ぶれを見ることで変えられるかもしれない。こちらに寄ってきた顔見知りも今日はピンク色の浴衣姿で揃えていて「似合ってるじゃねぇか」と挨拶と共に声をかける。互いの浴衣姿について言葉を交わしているうちに、相棒は自分の後ろに隠れてしまって、自分の背後を見やった。女子に声をかけられ驚いたのだろうか、予想外に引け腰な反応に思わず笑ってしまう。ちょうどいい機会だ、夏祭りのもう一つの目的である情報屋の紹介をするとしよう。主に学校の噂話を集める時に尋ねるのがこの二人、相棒を紹介しつつ挨拶するよう促すように後ろに手を回しポンポンと軽く叩いて)


217: 検索 [×]
2022-08-26 18:10:42


ああ、きみの話にたまに出てくる情報屋の…。翔太郎の相棒として共に探偵をしているフィリップだ。いつも翔太郎がお世話になっているようで感謝するよ
(落ち着いていないのは見ても明らかだ。だが、今は差し迫った状況という訳でもないしその原因は思い当たらない。それに自分だって相棒の言葉1つで浮かれたり落ち込んだりと忙しい。相棒の隣は安心出来る一方で時折心乱されてもしかしたら相手も似たような状況なのだろうか。どちらにしろ察する材料も無ければ相棒が話してくれるまでは自分は待つしかない。そうして視線を向けた彼女達は予想通り相手の知り合いで情報屋のようだ。どちらも情報の入手先として何度か相棒から聞いたことがある。これから探偵として仕事をするなら自分も付き合いをすることもあるだろうし、相棒の仲間ならば自分も仲良くしたい。促されるまま、相手の隣に並ぶように1歩前に出れば多少緊張しながらも自己紹介をした。相手とは散々相棒と呼び合うが他人に改めて名乗るのは若干照れくさいが同時に唯一無二だとアピール出来るようで何だか誇らしい。ついでにすっかりこちらが保護者のような言葉を告げると掴みは良かったようで好意的な反応だ。お近付きの印にとくれたベビーカステラを「ありがとう」と受け取って口にしながらも彼女達のテンションやリアクションに自然と笑みを浮かべていて)


218: 探偵 [×]
2022-08-26 18:52:21


どう考えても俺が世話してる側だろうが。
(相棒と情報屋の二人の顔合わせはすんなりと上手くいった。相手の口から相棒を名乗るのを聞くと、多少むず痒さはあるが、二人が特別な関係なのだと実感できて嬉しくもあり誇らしさもある。のだったが、続いた保護者めいた発言には思わずツッコミをいれた。こちらの性格モロモロ把握している情報屋二人は、それをわざと真正面から受け取って挨拶を返すのだからたちが悪い。ヤレヤレと年下達に振り回されていると、エリザベスが「翔ちゃんじゃない男の人と来たかったなー」なんて余計な一言がくっついた愚痴をこぼした。こちらがツッコむ前にエリザベスの視線がまっすぐ相棒へと向けられる。まるで何かを企んでいるような、値踏みしているような、そんな視線だ。まだ高校生だってのに妙な色気のある視線に、つくづく女はわからないと内心思う。まあ隣の相棒のことも分からないのだが。ともかく、その呟きを補足するようにクイーンがとある言い伝えを語りだした。『風.都.夏祭りの花火を一緒にみた二人は結ばれる』夏にありがちな話だが、目下エリザベスはその言い伝えに夢中なようだ。順当に彼氏を作れと助言するまえにエリザベスが相棒の方へ一歩近づき歩み寄る。そして次に発した言葉は「フィリップくん、夏祭り私と一緒に回らない?」とデートの申し入れで、突拍子もない行動に「は?!」と声をあげることしかできず)


219: 検索 [×]
2022-08-26 20:25:15


翔太郎は外でも相変わらずハーフボイルドのようだね。 それはぼくも検索済だ。具体的な歴史的背景や根拠が無いにも関わらずその日にカップルができることを伝聞によって言い伝えられてる点はなかなか興味がある。…ぼくと、かい? 申し訳ないけど、今日は翔太郎と全部の店を回ろうと話していて…
(相手のツッコミなどスルーして真正面で受け取って揶揄うように返す彼女達を見る限り相棒は外でもそういうポジションの様だ。軽い調子のレスポンスから彼女達と相棒の仲の良さが伝わってきて何だか微笑ましいとも感じた。初対面ではあったが、共通の知りあいである相棒の存在があってかこちらも彼女達の発言に同意して揶揄うような事を言ったりして比較的直ぐに打ち解けられた。その後エリザベスと名乗る方の彼女から呟きとともに妙な視線が向けられる。どちらかというと好意に近いような気もするがその意味は分からず首を傾げて彼女に視線を送り返した。もう片方のクイーンと名乗った彼女の語る言い伝えはこの街の祭りを調べた時に数文だけ見かけた事があって思わず食い付いた。何か歴史的な事件や伝承がないにも関わらず風.都.の夏祭りのジンクスとして割かし昔から噂されているジンクスのようなものらしい。その発祥などには興味があるといつものペースで説明と自論を並べようとした所でエリザベスの申し出に思わずそれは中断された。確認するように尋ねると何度も頷かれた。相棒の仲間ならばこの機会に仲良くなってみたいとも思う。そう意味では確かに今から一緒に夏祭りを回るのは悪くない案だ。だけど、今日はずっと楽しみにしていた夏祭りで出来ることなら相棒と回りたい。それも出来ることなら二人で。デートの誘いということも気付かずに相棒と回る予定だと伝えると「じゃあ花火の時間だけでも良いから!」と食い下がられ、仲介求めるように相棒に目線送り)



220: 探偵 [×]
2022-08-27 01:35:46


……ダメだ。今日こいつと花火見んのは俺だ。絶対に譲らねぇ。
(エリザベスにとってはなんてことのない誘いだったのだろう。知人が自分と年が近い男といて、その子を誘っただけ。彼女らへの恩や相棒の友好関係を広げるために自分が一歩引くのも年上としては取るべき選択肢だろう。だが今日は二人で出掛けるようになってから最初の行事だ、まだやれていないことは山程あるし、そこで相棒の初めての体験を見ることだってできる。そんな相棒の姿を誰かに取られてしまう、そんなこと耐えられないという言葉が喉元までせり上がって息をつまらせた。幸い相棒が断ってくれて事なきを得たと思ったが、彼女がさらにオネダリしたのは花火の約束。直後先程のクイーンの言葉が脳内でリフレインした。もしあのジンクス通りになれば相棒が自分ではない誰かと自分達が築いた以上の関係になる。そう頭によぎった瞬間に世界が止まったように思えた。きっとエリザベスも本気じゃないだろう、あんなの冗談半分だ。だがその冗談から始まって相棒が隣からいなくなってしまったらどうする?相棒の隣はいつでも、どんな関係においても、自分でなければ気がすまない。相棒からの助け舟の要請に気づく前に、その腕を引いて自分の方に引き寄せていた。同時に余計な思考回路を通らない言葉が口から出てくる。それらはまるで子供じみた言葉だったが、それが心の奥底から出てきたそのままの気持ちなのだから仕方がないだろう。エリザベスはこちらの行動に呆気にとられていたが、クイーンは何やら察したようでニヤケ顔をこちらに向けてくる。こちらの思考を見透かされたような気がして恥ずかしくなるが、ここは絶対に引くことできない。耳のはしを赤くさせながらも譲る気はないと相棒の腕を掴んだままでいて)


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