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相乗りで何処までも 【 〆 】/9946


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9927: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-15 13:28:06

…っ、…翔太郎!
(夜に紛れるのは吸血鬼の特権で気配を消して相手の後を追う。依頼人との会話も断片的に聞こえてきて不穏な単語に眉を顰めた。やはり危険な事に関わってるのではないかと疑念を抱いていると相手が近付いていった車の影から仮面の男達がぞろぞろ出てくる。相手と依頼人を囲んでしまうが相手はそれを挑発して乱闘を始める。だが男達は素手ではなく武器や物騒なものを手にしていれば背筋が冷えた、時折相手に当たって血が溢れてその匂いが香るとぐらりと本能が刺激される。それでも相手が優勢で次々倒していっていて動くべきか悩んでいると目の前で鉄パイプを構えた男が振りかぶって相手の頭に直撃し、その光景に目を見開く。また相手を傷つけられた、漂った血の匂いに一気に理性は振り切れて相手の名前を叫びながら加速して接近する。その間にいる人間も簡単に薙ぎ倒して一掃してから相手のそばにやってくると酷く心配した表情で顔を覗き込み「…大丈夫かい?」と怪我の状態を確認して)



9928: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-15 17:00:27


な、フィリップ?!お前なんでここに、
(軽々と人間を吹き飛ばしてしまいマズイと思えば動きを止めてしまう、それは周辺の敵も同じで目の前で起こったことが信じられないといった様子だった。ほぼ同時に聞き慣れた声が聞こえ敵を薙ぎ倒しながら近づいてくる影を見れば驚いて目を見開く、そこにいたのは事務所に置いてきたはずの恋人で思わず裏返った声が出た。傍までかけよってきた相手は周囲の喧騒など気にせずこちらを酷く心配していて、状況についていけず戸惑っていたが人間を軽々と吹き飛ばしてしまう相手の存在に仮面の男達は及び腰でついには撤退の号令がかかってその場から逃走してしまった。呆気にとられているうちに包囲網は解除され、『助かった、のかな?』という依頼人の言葉で正気に戻ると相手の両肩に手を置き一旦離れるように無言で促す。その後依頼人からは改めて礼を言われて車に乗り込むのを見送れば依頼料は明日にでも振り込むという言葉の後車は去っていった。暗い道で改めて二人になれば相手の方を振り返る、今度はこちらが不機嫌な顔を浮かべて「ンで来たんだよフィリップ!俺だけでも十分に対処できたのに…敵も逃げちまったから手掛かりも掴めなかっただろ。俺一人で十分だったのに…」と一人で依頼を完遂できなかったことに不満を覚えつつ少々八つ当たり気味に文句をつけて)


9929: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-15 21:06:55


…どこが十分だったんだい? あんな強い一撃を受けて、人間だったらあっさり死んでてもおかしくなかった。力の制御も出来てなかったようだし少々君は自分を過信しすぎだ
(周りの男を片付け一直線に相手の元にやってくると様子を伺う。動けないほどの致命傷ではなさそうだが今も血が出ていて眉を下げながら相手を見ていた。周囲の男たちが撤収の号令をかけて逃走していくのも気にもせず相手を見ていたが両肩に手を置かれて離されると素直にそれに従った。そうしていると依頼人と相手の間で依頼のやり取りがされて依頼料の打ち合わせが終わった後車を見送る。そうして二人きりになればまた怪我の様子を確認しようとするがその前に相手は不機嫌そうな表情を浮かべてとげとげしい口調でこちらに不満をぶつけてくる。普段なら受け流せる内容ではあるが目の前で手を出された光景が脳裏に焼き付いていれば一人でもできると言い張る相手の態度が引っ掛かってしまう。そしてつい低い声で問うと声に感情が乗ってしまう。相手が受けた鉄パイプの攻撃は人間であれば死んでしまってもおかしくないものだった。なのに相手はそれでも十分だったという、己を大切にしない態度と八つ当たりな態度にますますといらだってしまえば先ほど男を投げ飛ばしてしまったことをあげて相手の実力にケチをつけて)

(/お世話になっております。とてもいいところなのですが今日から明日の夜にかけて返事が難しそうです…。また明日の深夜にはお返事できるはずでお待たせすることになるのですが把握のほどよろしくお願いいたします。)


9930: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-16 10:43:31


…、……人間だったら、だろ?もう俺は人間じゃねぇんだからちょっとくらい大丈夫だ。力の制御は……気をつける。それよりも俺はお前が勝手に街に出て変な噂になる方が心配だ。さっきも簡単に人吹き飛ばしてたし、そういう意味じゃ人の事言えねぇじゃねぇか
(八つ当たりに近い状態で相手に向かって叫べばいつもより低い声が聞こえてきて思わず体を固めてしまう、僅かに滲む静かな怒りが凄みになってヒートアップした心にブレーキを掛けた。相手は相変わらずこちらを心配しているようだが今の状態では正直過保護だ、元々怪我ありきの職業なのだから眷属の体になった範疇で無事であれば何の問題もないだろう。実際頭を殴られ血は出ているが明日には治る傷だ。鉄パイプのせいで帽子が型崩れしてしまったことの方が重大で頭から外すと埃を払い形を整える、血が着いてしまっている以上はクリーニングに出さなければならないと自分よりも帽子を心配していた。言い訳に近い返事をしていたが力の制御という意味で言えば相手だって疎かになっていただろう、こちらより華奢な男が次々屈強な奴らを吹き飛ばしていったのだから。もう少し文句を言いたい気持ちもあるがあの仮面の男達が戻ってきても厄介で「とりあえず今日は帰ろうぜ」と話を切り上げて事務所へ向かって歩き出し)

(/お世話になっております。お返事について承知いたしました。いつも通り背後優先ですしこちらも土日は相変わらずのペースですのでお気になさらず!検索様のお返事はいつでも嬉しいものですが、検索様が無理されるのも心苦しいのでお返事はゆっくり明日でも大丈夫ですので!いつも通りのんびりお待ちしております!/こちら蹴りで大丈夫です)



9931: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 10:28:03

ちょっとくらいでは、…これくらいは別にどうにでも出来る。…ああ、
(明らかに攻撃を受けたはずなのに相手はそれでも一人で何とか出来たとへらっとしている。元より自身をおざなりにする傾向にあったが眷属になったことで自分の頑丈さを過信して盾にしているように見えれば相手の言葉端が引っかかってまた声を上げてしまう。自身ではなく帽子を手に取り汚れを気にする素振りを見れば頭の怪我を何とも思っていない姿に初めて眷属にしたことを後悔して眉を顰めていた。力の制御については思う所があるのか多少響いたようだがこちらにまで指摘が飛んでくると少々拗ねたように大丈夫だと返す。普段は街に出る事が無いのだから噂になった所ですぐに立ち消えるし最悪暗示でも掛ければいい。そうして静かな言い合いをしていたが相手が話を切り上げて一人で歩き出してしまうと自分が冷静でないことに気付き、軽く一呼吸置いてから短く返事をしてその横に並んだ。普段よりも並ぶ距離が開いていて言葉少なのまま事務所に戻ってきて「ただいま」とだけ言って中に入る。無言で片付けや整理をしていれば自然と相手の頭の傷が視界に入る、この前と同じく吸血すれば回復するだろうがそしたらまた無理をするのではないかと思えばこちらから言い出せず見ない振りをして紅茶を入れに行き)

(/お返事不要とありましたがお言葉に甘えて今日に返信させて頂きました。こうして無理せずに関係を続けていられるのも探偵様の優しさと寛容さ、そしてお互いのペースという言葉を毎回使って下さるからこそだと思いますので有難い限りです。背後の都合で少しペースの落ちる日も出てくると思いますが探偵様とはずっとやり取りしていきたいと考えていますのでこれからもよろしくお願いします。/こちら返信不要です)

9932: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 12:36:15


ただいま。……フィリップ。…次はもう怪我しねぇようにするから、その……血もらっても、いいか?
(今回はこちらも下手を打ったがそれを言うなら相手も同じだ、何かあっても吸血鬼の能力でどうとでもできるというのなら眷属の力でどうにかなっているうちはこちらも同じはずで「人の事言えねぇじゃねぇか」とボソリと呟いていた。そのままいつもより距離を保ったまま事務所へと帰ってくるとハットを脱いでクリーニングに出すため金具ではなくテーブルの上にそれを置く。ちらりと相手を横目で見る、どうやらキッチンに向かったらしく紅茶の用意をしているようだ。きっとこちらが何を欲しているかは分かっての行動だろう。普段の食事だって相手の血は美味いものだか前回経験した血を失って心身共に疲れがある時に飲む血は更に美味い。今は前回と同じくらいの出血だが頭を殴られてそちらに体力を使った分喉の渇きは今回の方が大きい。二人きりの空間になって空腹の体は敏感に相手の匂いを嗅ぎ分けて食欲を煽ってくる。だがこのままではきっと血は分けて貰えないだろう、今日のことを間違っているとは思わないが確かに頭に一発もらってしまったのは油断があったかもしれない。何処かはっきりしない足取りで相手の元へ向かう、そしてカウンター越しに相手の正面に立つと伺うような視線で相手の心配が薄くなるように次回への反省を口にしながら血が欲しいと申し出て)


9933: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 18:06:53

……、…仕方ないな。 またこうやって無茶をして怪我をするようなら数日吸血禁止だ。…ほら、
(相手から逃げるように、また自分を落ち着かせるためにキッチンに向かう。お湯を沸かして、少し止まってから二つのカップを並べて紅茶を入れていけば上品な香りが広がっていった。そうしているとふらふらとした足取りで相手がこちらに近づいてきて正面に立たれると視線を向ける。そのまま無言で見つめていると相手から次への反省が述べられて暫しその瞳を見つめた。人の性質はそう変わる物ではない、また同じ状況になれば同じ行動を取ってしまう懸念はあるが控えめに伺うような視線を向けられ続けていれば強く拒否し続けられる訳ではなく深く溜息をついて準備の手を一旦止める。これ以上意地を張ったって良いことは無いだろう。軽く首元を解きながら次回同じことが起きた時の罰を言い渡して釘を刺しながらも今日の吸血を許可すると相手の元に近づいた。誘うように首筋を晒す状態になるとちらりと相手を見て)


9934: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 19:30:05


……気をつける。……、…
(二人の周囲には相手がいれた紅茶の匂いが漂っている、いれたてで香り高いが空腹の体はそんな中でも相手の匂いを嗅ぎ分けてしまった。一度血を欲してしまえばこれ程までに吸血欲を掻き立てられるとは思わず相手との距離が出来ているのを分かっていても血を求めずにはいられなかった。暫く見つめていれば相手は折れたようで条件付きで吸血を許された。素肌が晒された途端にクラりと思考が揺さぶられて逸る気持ちのまま足速に近づいて両肩を掴むと我慢も効かずに首筋に噛み付く。途端に甘美な味が心身を満たして渇きを潤していく、噛みつきながら無意識に吐息をついた。暫く血を飲んでいれば吸血衝動は落ち着いて同時にポケットの中にある端末のことを思い出して相手に見えない所で表情を曇らせる。ハットを片付ける時に端末が着信を知らせてちらりと内容を確認したが、それは明日の護衛の依頼だったのだ。この状態で相手に仕事が入ったことを言えるはずもない、しかし血だけは求めてしまっていることに罪悪感を感じればゆっくりと口を離して唾液で傷口を塞いだ。相手との約束は怪我をしないこと、それだけならば依頼に行ったって守れるはずだ。心ではそう言い訳しても相手と目を合わせられず「ありがとよ、助かった」と短く礼を言って直ぐに離れる、その後紅茶を飲む時間はあったが帰り道と同じくどことなくいつもより距離を開けて結局はいつもの距離を取り戻せないまま帰宅することになった。そして翌日、まだ相手が寝ているであろう時間に『一件仕事終わらせてから事務所に行く』とメッセージを入れてから家から直接依頼人の元へと向かった。そして真夜中も過ぎた頃、なるべく足音を立てないように、しかし荒い呼吸は止められないまま事務所へとやってくる。音を立てないように、すなわち相手に気づかれないようにそっと扉を開ける。事務所に入ってきた探偵は肩に深い刃物傷を受けてシャツを派手に赤色に染めていた。奇しくも眷属となった日と同じ怪我をしているがあの日より痛みは遥かにマシだった。とにかくこの格好を相手に見られないようにと事務所の奥へ移動すると着替えを探し始めて)


9935: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 21:37:01

……っ、…翔太郎、? なんだい、それは
(相手に吸血を許して身を差し出すとこれまでよりも勢いよく首筋に噛みつかれる。痛みに思わず声をあげるも相手は気にすることなく血を啜っていて普段よりも本能が強いことに妙な焦りを覚えていた。吸血が終わって傷口がふさがれるも視線が合わずに離れてしまう、それから紅茶を飲む間も妙な距離感が出来ていて上手く言葉も交わせなかった。そしてゆっくり休みたいから、といつもより早い時間で相手が事務所を後にすればそれを止めることも出来ず一人残された。相手と出会って、眷属になって初めて妙な焦りや不安がずっと胸を燻っているがどうしていいか分からず、またずっと距離をとって過ごしていたせいで相手の自宅の場所も知らなくてどうすることも出来ない。朝が近づいてきても眠れず狭い棺の中に入って無理やり瞼を瞑って時間を過ごし、数時間たってやっと眠りに落ちた。そんな状態ではいつもより起きるのが遅くなってぼんやりとした中でガレージ内に起きてくる。時計を確認していつもなら相手が起こしに来る時間をとっくに過ぎていることに違和感を持ち、いつの日か渡された端末で相手からのメッセージを見て嫌な予感を覚えた。身支度を整える暇もなく事務所スペースに向かおうと階段に近づいたところで嫌な血の匂いを感じてしまう。昨日も感じたそれに背筋が冷たくなると飛んで階段をすっ飛ばして事務所スペースに入る、そこには更に血の匂いと相手の匂いは濃くなって恐る恐るそのもとに向かう。そこには肩に深い切り傷が入り血を流している、あの時見た光景そのままの相手がいて思考も息もすべてが止まった。目の前が一気に真っ赤になって、なのに手先や体が冷たくなっていく。昨日あんなにもう怪我しないといったのに。その姿を認めたくなくて震える声で名前を呼ぶ、しなくてはいけないことも衝動もごちゃ混ぜになって頭が真っ白になるがまた仕事に行ったことやこんな状態で帰ってきても自分に声をかけずに隠ぺいしようとしたころを理解してしまえば低く冷たい声で問いかけていて)


9936: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 22:27:16


あ、……いや……昨日、撤退していった奴らとまたカチあっちまって。昨日の俺達見て武装を強化してきやがったんだ。鉄パイプとか釘バットとか……サバイバルナイフとか…まぁ、シャツは派手に汚れちまったが体は眷属になってたおかげでこの通り問題ねぇよ。依頼も無事終わったし
(引越しの為少しずつ荷物を事務所に移動させていたがまさか仕事着一式を移動させたのがアダになるとは思わなかった。なんとか相手に見つかる前にデスク脇に置かれたストック分から隠蔽用のシャツを取り出そうとする、それを手に取った瞬間に気配を感じて振り返れば相手が傍に立っていて思わず顔が引き攣った。約束のためになんとしても隠し通さなければならなかったのに、よりにも寄ってあの時と同じ傷を相手に見せたくなかったのに。相手がこちらの名前を呼ぶがその声は震えていて様々な感情が入り交じっているのが良く分かる、その中には怒りも当然あるだろう。低い声で問いかけられればその色はより濃くなって息を詰まらせた。慌てて立ち上がって無意識に取り出したシャツを後ろ手に持つ。自分が相手の信頼を裏切っていることはよく分かっている、しかしおやっさんの縁から繋いだこの依頼を断りたくない。その願いと、もっと打算的な、相手の血が欲しいという欲望が相まって口から出たのはとぼけながらの言い訳だった。大量に血を失ってしまって昨日よりも吸血欲が上がっている、相手を視界に納めいつもより敏感になった嗅覚が相手の匂いを捕らえて血が欲しいと体が掻き立てられる。その衝動はなんとか相手を説得して血を貰わなければという焦りに変換されて、返事の隙を作らぬよう立て続けに喋り続けた。昨日よりも体はなんともないのだと必死にアピールして、最後には「血を飲めば全部治っちまうしな」と本音を滲ませる言葉を付け加えて)


9937: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 01:53:51

……ッ…、そういう話じゃなくて、人間だろうと眷属だろうと関係なく僕は君に傷ついて欲しくないっていうのがどうして分からないんだい!それとも僕の意見なんて聞くに値しないと言いたいのかい
(対峙した相手の顔は分かりやすく引き攣っていて立ち上がったと思えば何かを後ろに隠した。やましい事であることは認識しているようで冷たい目線を向けていれば弁解を始める。だがどう考えても偶然あの男達に遭遇する訳でもなく、あのメッセージの仕事は昨日の依頼の続きなのだろう。そして自分には一方的な報告だけでまた無茶をした、つまり昨日の時点で約束など守る気はなかったのだろう。溢れ出ている血の匂いを感じ取って本能が疼いているはずなのにそれ以上に裏切られた絶望に胸を貫かれて上手く息ができない。今まで他人と太い一線を引いてきて良くも悪くも深く関わることがなかった分胸の底がえぐられるような感覚に耐えられそうになかった。こちらに口を挟ませないようなマシンガントークの後吸血をあてにする発言が聞こえるとぷつりと何かが音を立ててちぎれた。湧き上がる感情を言葉としてぶつけるように叫び、冷たく鋭い視線を送る。相手を大切にしたいのに相手自身がそれを蔑ろにする歯がゆさと苛立ちに支配されて八つ当たりのように言葉を重ねる。感情のままであることに気付いて呼吸を挟むがそれでも収まらず睨むように見ると「…今日は血は吸わせない、僕は君の回復の為の道具でもないし僕のことをどうでも良いと思うならお願いと聞く必要ないだろう?」と強い口調で宣言して)

9938: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 08:08:46


それは……ッ!ンでそうなるんだよ!!大体俺はこれくらいの怪我大丈夫だって前々から言ってんだろ!お前の気持ちはありがてぇけど心配しすぎなんだよ!…おやっさんが繋いでくれた縁で護衛の仕事が立て続けに来てる。今の俺ならこの仕事を全部受けられる!それの何が悪いってんだよ!風.都のために今持ってる力を全部使ってるだけだろ!
(この怪我を納得してもらうために必死で言い訳を重ねるが相手に響くことはなくてその声はさらに低く、目線は鋭くなっていく。こちらを心配する叫びには心が揺さぶられて目線が揺らいだが、直後吸血を拒否されると目を見開いて怒りを滲ませた声で叫んだ。相手の気持ちも理解は出来る、何より自分が相手に傷ついて欲しくない。しかしこの街の探偵である以上誰かが泣いているのを放っておくわけにはいかないのだ。今それを実現する力を持つ以上、全力をかけて依頼を遂行するのがこの街の探偵の責務だろう。相手の想いも回復要員扱いしてしまっている自覚もきっちりと持っているのに吸血への渇望のせいで怒りが上回ってしまって上手く感情をコントロールできない、多少の痛みを我慢すれば舞い込んだ依頼を全て解決できるのにそれを止めようとする相手が今は探偵業の障害のように思えた。相手に詰め寄って顔を付き合わせる、その瞳は怒りと、相手の血を求める人外の色を宿していて「明日も護衛頼まれてんだ。きっと今日より派手な乱闘になる。 あの仮面の集団を潰すためにも俺は行かなきゃならねぇんだ。だから、お前の血がなきゃ困る」と威圧するようにこちらも低い声を出しながら再び吸血を要求して)


9939: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 11:34:43

君の身を犠牲にしなければ達成できない時点でまともな依頼ではないし、そんな仕事する必要ないだろう。…ならば尚更協力なんて出来ないし勿論血だって飲ませない。それに君は一回、その傷の重みを知るべきだ
(感情のままに低く鋭い目つきで言葉をぶつければ目線が揺らぐが吸血の拒否を突き付けると途端怒りの声があがる。今までため込んできた分を爆発させるように怒りをぶつけられるがどれも言い訳にしか聞こえなくて冷めた目を向ける。相手が探偵という仕事や想いを大切にしているからこそその意志を尊重してきたが極限を言えば特別な人以外の人間がどうなろうと微塵も興味がない身としてはそんな妙なこだわりのために相手が傷つくことが許せなかった。だからこそ昂った頭では正常な判断が出来なくて理解してくれない相手に対してわざと棘のある言い方で探偵の仕事をけなしてしまう。怒りと渇望に染まった人外の瞳で詰め寄ってきて威圧するように求めらえるが更に危ない場所に向かうと分かればもちろん承諾することなんかできず低く硬くなった声で拒絶の返事を返す。こんな目に合っているのに明日も同じ依頼を受けようとしているのもそうだが何よりこの状況でも自分に協力を持ち掛けたり助けを求める姿勢がないのが一番腹立たしくて体の芯が冷えていくようだった。相手の様子を見るに眷属といえど今日受けた傷は深いのだろう、すぐに回復するからこそまた無茶を重ねるのではと思考が及ぶと痛々しい傷からは視線を逸らし目の前にいる相手の肩に押して軽く突き放してその横を通り過ぎる。相手が動けるようになる前に事態を解決してしまえばもう巻き込まれないで済む、ちらりと外を見てまだ夜明けが来ていないことを確認すれば「ちょっと出てくる、今日は帰らないかもしれない」とだけ告げて玄関に向かって)

9940: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 12:42:12


ッ!!…依頼人は助けを求めて鳴.海.探,偵.事.務.所に来てんだ!まともだとか必要ないとか、お前が判断すんなよ!この事務所の探偵じゃねぇお前が口出してんじゃねぇ!!……勝手にしろ。俺はやるべきことをやるだけだ
(相手がこちらの言う事に聞く耳を持たない事と喉の渇きが怒りをさらに加速させて胸に溜まったものを吐き出すが相手の瞳は相変わらず冷たく意見を変えるつもりは無いようだ。それにさらに苛立ちを募らせていたが相手が探偵の仕事を、そして頼ってきた依頼人を貶すようなことを言えば頭の中でブチりと糸が切れる音が響く。変わらず吸血を拒否されれば怒りはますます増して肩を押されたところで我慢の限界を超えた。振り返りながら怒りのままに声を張り上げてはっきりと相手と探偵との間に線を引いた。そもそもは相手を助け出した時に自分のせいでおやっさんを亡くしてしまったのだ、そのおやっさんの意思を自分が継がなければ誰がこの街の涙を拭うというのだ。そのために己を犠牲にするなんて、当たり前だろう。勝手に出ていこうとする相手から視線を逸らし冷たい声で素っ気なく返事をすると握りしめたままのシャツを手に事務所の奥へ引っ込んでいく。相手が外へ出たタイミングでシャツを脱ぐと体についたままの血を軽く拭ってから新たなシャツを着た。相手の匂いが残る事務所では吸血衝動が刺激されて喉が異様に渇く、水をがぶ飲みするがそれで癒されるわけもなく思わず悪態をついた。そのタイミングで端末が着信を知らせる、電話に出てみれば明日約束していた依頼人で焦った声で『マズイんだ翔太郎くん。奴らに囲まれそうだ』と聞こえてきて肝が冷える。明日研究所から荷物を運ぶのを護衛する予定だったがその前に研究所へ直接あの仮面の男達が攻めてきたようだ。直ぐに向かうことを伝えれば事務所を飛び出しバイクに乗って現場へ向かう、研究所につけば依頼人が男達に囲まれているところだった。バイクのままその場へ突っ込むと仮面の男を薙ぎ倒していく、相変わらず物騒な装備が多いが多少攻撃を受けながらでも難なく制圧できる。しかし今回は数だけは多く既に依頼人が囲まれていたのも相まって『動くな』という声が響く、そちらに目を向ければ依頼人がガタイのいい男に捕まり拳銃を突きつけられていた。怯える依頼人の顔を見れば指先さえ動かさず男を睨むことしか出来ない。直後派手な発砲音が響いて胸板に激しい痛みが走る、撃たれたと認識出来たのは数秒で直ぐに意識は暗転した。ガタイのいい男は周りに指示を出すと依頼人と探偵の体を無理やり車に押し込んで何処かへと連れ去っていって)


9941: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 14:52:26

……、…宜しく頼むよ
(苛立ちと感情のままに外出する旨を伝えると相手からはそっけなく冷たい声が返される。勢いよくドアを閉めたせいで大きな音が鳴るがそれだけで気分は晴れずに夜の街に飛び出した。最近ではこうして夜に一人で外に出る機会は少ない、その原因を思えばまた感情が乱れそうになるが小さく息を吐いて気持ちを落ち着かせた。勢いで出てきたものの相手の依頼人のことや仮面の男達のことはほとんど知らない、相手の探偵業にあまり関わっていないことを痛感させられながら更に闇に紛れる方に進む。まずは情報を集める手を増やそうといつもの合図で寄ってきた蝙蝠とカラスに手のひらを引っ掻いて作った傷から血を与えて一時的な眷属にする、こちらが分かっている情報を伝えて引っかかる物を探すように使役の令を送れば一斉に空に飛び立っていった。それから街中をあてもなく探し回ってみるもめぼしい情報は得られない。夜風に当たっていれば少しずつ頭も冷えてきて相手に酷いことを言ったかもしれないと不安が過ぎる、だが今更戻るにしても上手く話せる気がしない。落ち着かない心境で綺麗な満月の空を見上げているとぐらりと一気に波の様な気持ち悪さと喪失感が襲ってきて咄嗟に柱を支えにする、初めて感じる強烈な不快感に眉を顰めていれば直後使役していた蝙蝠から妙な音の察知報告があがる。偶然にしては出来過ぎたタイミングにいても経っても居られずにまだ街の中でありながら飛び上がりその場所に向かう。その道中、下ですれ違った車から一瞬だけ見知った匂いが香る。それがついさっき濃く嗅いだ血の匂いだと気付けば背筋は冷え切って方向転換してその車の追跡を始めて)

9942: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 18:09:27


……、……っ……どこだ、ここ?
(海辺の倉庫街を何度も曲がった先、ただの輸入倉庫のフリをしたその中には仮面の男がチラホラと歩いている。本命はその更に地下で仮面の男達が息を殺してひしめき合っていた。その中の一室、捕らえた人間を逃がさないため広い施設の一番奥に備えられたその部屋には人間を痛めつける為の道具だけが備わっていた。最初に感じたのは痛みで意識を無理やり叩き起されると目を開ける、朦朧とした視界がゆっくりと視界を結んで周囲を見回した。認識できたのはどうやら何処か暗い部屋の一室らしいということだけ、体を動かそうとするが直後ミシリと音が響いて自分が椅子にロープで括り付けられていることに気が付いた。撃たれた箇所は未だにじわりと痛い、いつもならば傷が塞がっていてもおかしくないのを考えればきっと体内の血が足りないのだろう。状況が分からず思わず呟きを零せば『おいマジかよこいつ本当に生きてやがる』と声が聞こえてくる、声の方に顔を向ければそこには数人の仮面の男と同じく椅子に括り付けられた依頼人の姿があった。依頼人は怯えきっていてなぐられたのか頬が腫れ上がっている、その瞬間に意識が覚醒しぶわりと怒りが湧き上がるが同時に異常な喉の渇きを覚えた。依頼人に危害を加えられたことに怒らなければならないのにそれ以上に体が血を渇望している。ここが何処か分からないがこちらがしくじって依頼人を危険に晒しているのだ、一刻も早く依頼人を救わなければならないのに脳内は甘美な血が欲しいという欲求で塗り潰されそうになって瞳が揺れる。そんなこちらの様子など気にもせず男達はこちらにナイフを向けると『お前にも聞いてやる。例の装置は何処だ』と覚えのない事を聞かれ、しかし答える余裕もなくただ己の吸血衝動を押さえつけるのに必死で)


9943: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 19:49:24

……ここだ。 …、…
(かすかに抱いた違和感と勘のようなものを元に一台の車を追いかける。流石に吸血鬼の力を持ってしても車の速度には及ばないが大体の方角を掴めばあとはそれを辿るだけだ。そうしてたどり着いたのは海辺の倉庫でやけに辺りが静かなのもあって様子を伺いながら気配を探る。その中で特に仮面の男か出入りしたり何処かに連絡を取りあっている倉庫を見付ける。そして多くの人間の匂いと共に微かにだが相手の血の匂いを感じて眉を顰める。恐らく相手はこの中だ。吸血鬼としてあまり目立った行動はしたくないのだが特別な存在に何かするつもりなら取り戻すまでだ。正面から入ろうとすれば当然仮面の男に引き止められるが持ち前の力で逆に腕を取って押さえ込み床に沈める。そうしてあっという間に見張りを何とかしてしまうと倉庫の中に侵入する。まだ息のあった者から連絡が入ったのか既に臨戦態勢の男に出迎えられ「ちょっと返して欲しい者があるから通してくれないかい」と聞いてみるも当然簡単に通してくれそうにない。人数差で詰められないよう近付いてきた男の体勢を崩しそのまま体を集団の中に投げ飛ばす。冷静さに欠いているせいか力の制御が出来ず人体から鳴ってはいけない音と壁から轟音が建物全体に響いた。人ならざる能力と怪力をふるいながら男達を薙ぎ倒していき、血をたどって相手を探して)


9944: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 21:14:06


……っ、……ぐ……ガ……ッ!よこせッ!!
(依頼人を傷つけられた怒りと早くこの場から脱出しなければという思考の合間に血が欲しいという欲求が割り込んできて体を支配しようとする。そんな状態で仮面の男達の質問にまともに答えられるはずもなく歯を食いしばっていれば男はこちらに向けていたナイフを依頼人の首元に突きつけた。直後地下全体に地響きのようなものが鳴り響く、尋常ではない音に男は『なんだっ?!』と動揺して狭い部屋を見回した。その瞬間に、ナイフの切っ先が依頼人の首を僅かに掠めた。途端に広がる血の匂いに目をまるまると開く、焦点があっているのか分からない瞳は依頼人の首へ吸い寄せられて赤い一筋が見えた時には理性が飛んだ。叫ぶと同時に縛り付けられていた椅子ごと破壊して立ち上がり拘束を解く、男が驚愕する間に人のスピードを越えて依頼人の肩を捕らえると口を大きく開けた。しかしその瞬間に、今手を添えている体がいつもとは違う人物であると、フィリップではないことに気がつく。おかげで喉を食い破る勢いは衰えて牙を立てて噛み付くに留まった。依頼人は悲鳴を上げて気絶してしまう、溢れ出た血を吸い上げたが直後顔を歪めた。吐きそうになるくらいの腐卵臭に嗚咽しそうになるほどの舌触りの悪さ、極めつけに雑味を詰め込んだような味に思わずむせ込み血を吐き出す。口を乱暴に拭うと「ンだよこれ」と悪態をつき余りの不味さに怒りさえ湧いてきた。今すぐに血が、この渇きを満たす血が、最高に美味い血が、必要なのに。渇きと怒りで頭がどうにかなりそうだ、「フィリップのが」と口にするがここに相手はいない。こちらの隙をついたつもりか男が襲いかかってくるが軽く腕を振っただけで吹っ飛んでいってしまう。腰を抜かしたもう一人の男のナイフを奪って腕を無理やり掴んでナイフで切りつける、そこから出た血を口にしてみるが「くそッ!不味すぎんだよ!」と八つ当たりを言い放って拳を浴びせ意識を奪った。今すぐに血が必要だ、朦朧としながら扉を蹴り飛ばして破壊すると「血が」とうわ言のように呟き、こちらに向かってきた男を殴りつけて意識を奪う。また歩き出して「フィリップ」と無意識に口にするが渇きが癒されることはなく、またこちらを捕らえようとしてきた男の腕を捻って噛み付いてみるが食えたものではなくて「なんでどいつもこいつも不味いんだよ!!」と怒鳴り散らして男を壁に叩き付けた。相手が同じタイミングで侵入し騒動になっているのを知らないまま「フィリップ、」とまた無意識のうちに呟く。意識した行為ではなかったが相手の名前を呟くと僅かに本能を押さえつけられて襲いかかる男をギリギリ殺さずに済んでいた。適当な人間の血を口にしては不味くてえずきながら吐き出すのを繰り返して口が真っ赤に染まった頃、傷口が癒えぬまま動いたせいか渇きは限界を超えて意識さえ混濁してくる。騒動を聞きつけたのかあの時のガタイがいい男がやって来て怒りのままこちらへと襲いかかってくるが制御の効かない体は男を簡単に地面へと捻り倒した。男の額から血が流れる、ドブのような匂いなのに血が欲しくて堪らない。「フィリップ…!」とまた無意識に呟くが本能は限界を迎えてナイフを振りかざせば「もうお前でいい!俺はっ!血がッ!血がッあ゛ああああッ!!」と半狂乱のままナイフを振り下ろして)


9945: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-19 01:06:03

…ねぇ、翔太郎何処?…っ、この匂い……、っ、しょう、たろう?
(急がなくてはという焦りとこんなところに相手が居る不快感と立ち塞がってくる怒りで感情は入り乱れているのに妙に思考は冷静で人外の力で男たちを倒していく。辺りに血が漂って暫く血を吸えてない体は渇きを訴えるがもう他所で吸血をするつもりはなくて足でその体を端に避けた。ある程度片づけたところでまだ息のあるリーダーっぽい人物のもとにしゃがみこんで低い声で居場所を尋ねるとどこか怯えたように奥の扉を指さす。衣類を整えてからその扉に向かい、地下への階段を下りていけば更に濃くなった血の匂いと悲鳴にも似た叫び声が聞こえてきて嫌な予感に足を急ぐ。進んでいけば血を流しながら地面に倒れうめき声をあげている仮面の男の姿があって目を見開く、まるで怪物に襲われたような姿に事務所を出る前の必死に血を欲しがる相手の姿が重なって背筋が冷える。急いでその通路を進んでいけば叫び声と大きな物音の発生源に近づいていき、施錠された扉を足で思いっきり蹴り飛ばして穴をあければそこに人間に襲いこの状況を生み出した怪物がいて目を見開く。見知った顔に服、そして匂いも全部見知ったものなのに凄惨すぎる現場に目の前の人物が一瞬相手だと理解出来なかった。瞳を揺らし伺うように名前を口にしていたが相手がきらり光るもの、刃物を持って狂乱しながら振り下ろそうとしていればとっさに体が動いて全ての力をもってして相手の元に駆け寄る。人間はどうなっていいが相手の手は汚したくない、ただその一心で人間と相手の相手に身を滑り込ませると「翔太郎!!」と叫んだ。だが勢いを持った腕の動きは簡単に止まらず振り下ろされた刃物がこちらの肩に命中して深く突き刺さる。うめき声と悲鳴に似た声が喉から絞り出されて途端血があふれ出すが相手のことを止めたくてふらついた体を踏み出して相手のそばに寄ればまた「っ翔太郎」と名前を呼びながら制止させるように相手に抱き着いて)


9946: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-19 07:45:20


…っ!!……え、…フィリップ?……あ、あぁああっ!
(血が、血が、今すぐこの喉を渇きを満たす血が、失った分を癒す甘美の味が必要だ。目の前にある血はドブの匂いしかしないがもう背に腹はかえられない、不快な血への怒りと吸血衝動が綯い交ぜになって体が突き動かされるままにナイフを振り下ろした。手から刃物が肉を引き裂く感触が伝わる、しかし直後芳醇で甘美な香りを嗅ぎ取れば動きを止めた。渇望した美味い血の香りがして飲みもしていないのに酔ったように頭を揺さぶるが直後体を抱き締められて愛しい声が聞こえてくれば間の抜けた声が出た。柔らかな感触とここに居ても良いと思える安心感、何よりもずっと離れたくないと思う優しい匂い、あれだけ体を支配していた本能が抜け落ちて確かめるようにその名前を呼ぶ。傍にある体を掴めば漸く相手がいるのだと気が付いた。しかし同時に今ナイフを突き立てた体が、溢れ出る血が、相手のものであると認識すれば体がぐちゃぐちゃに引き裂かれた気がして悲痛な叫び声をあげる。今自分がナイフを突き立てたのは、傷つけたのは、何よりも大切な恋人だったのだから。こちらを抱き締める体はいつもより力無くこちらからも腕を回すと「フィリップ!!」と叫ぶ、あれだけ血を欲していたのに香り立つ相手の血の誘惑よりも相手への気持ちが遥かに上回っていた。深く突き刺さったナイフは血を絶えず溢れ出させて今も赤が相手の服に広がっていっている、頑丈だと思っていた相手がこれほど弱っているのは見た事かなくて肝が冷えて焦りと自分が相手を傷つけたのだという絶望とで息が出来なかった。加減も分からず自分の服を引きちぎると肌を露出させる、そこには銃弾が貫通した跡があって未だに完治せず血が滲んでいる。相手を強く抱き寄せて傷口へ近づけると「フィリップ!早く飲め!俺のせいで…お前が死んじまう!早くッ!!」となんとか相手を回復させようとして)


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