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相乗りで何処までも 【 〆 】/10077


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自分のトピックを作る
10058: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-11 18:19:13


退学して半年なら明日に学会がある事も手続きにかこつけて研究室に潜り込んで依頼人の動向も探れる、そいつがメモリを使ってる可能性が高い。よしっ!今から会いに行きゃメモリを使う前に止められ…
(あらゆる点が重なって自らの考えを裏付けるために再び検索を頼めばまたもあっさりと該当の人物が炙り出される。相手の情報からすると犯人は依頼人の成果を横取りしていたのかもしれない、自分の不正が暴かれ搾取していた人間が華々しく表舞台に出ようとしているならば逆恨みで全てを引き裂こうとする可能性は十分にある。相手が名前を書き込んだ紙を手に取ると興奮気味にこちらの推理を語る、これだけの情報があればこの男を探し出すのは容易だろう。今まではほとんどの場合犯人がメモリを使って暴れだした後にしか対応が出来なかったが、これならばメモリを使われる前に接触出来るかもしれない。思わずガッツポーズをして早速男を探し出そうとその場をかけ出すが直ぐにその足は止まる、もしメモリを使うのを止められなかったらと考えがよぎったのだ。この男が犯人だとすれば既にメモリの毒素にやられてまともではなくなっているはず、そんな相手からメモリを奪うことなんてできるのだろうか、奪ったとしてそれで犯人は罪を数えられるのだろうか。迷うように足を止めるがそれを振り切るように頭を振れば「メモリを使われる前に無理やり押さえ込めば良いだろ」と自分に言い聞かせるように言えば帽子を手に取ろうとして)


10059: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-11 19:06:03

…? …ちょっと待ちたまえ。
(メモリを使っているであろう人物を絞り込んで名前を書き込むと相手は興奮気味に推理を語っていく。まだ状況証拠ではあるが待ち構えるには十分な材料だろう。ガッツポーズをしたかと思えば気合いたっぷりに動き出そうとしていたがすぐにその動作が止まって首を傾げる。暫し沈黙の後に投げやりな言葉が聞こえてくるが生身でド.ー,パ.ン.トと対峙する可能性を思えばかなり危険な手段だ。少し考えてから相手に止まるように伝えると一旦ガレージへと降りる。それから少ししてクモの形をしたデバイスとメモリのようなものを持って戻ってくると相手の前に差し出す。検索のために開発と調整を進めていた物だ。相手に視線を向け「下にあった設計図と材料を元に作ったガジェットのようなものだ。超合金のワイヤーを射出したり、追跡の為のレーダーがついている」とその性能を説明しながら相手の手を取ると手首に装着して)

10060: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-11 20:00:48


ん?なんだよ?___…ガジェット?腕時計じゃねぇのか、だぁっ?!
(メモリを使われれば犯人を倒す、つまり息の根を止めなければ暴走を止められなくなる。追い詰めて逃がしてもメモリの毒素にやられた犯人は必ずまた何か手を汚して最終的にはメモリの毒素にやられて救えずにいた。今はまだ犯人を止められることを信じて動くしかない、覚悟を決めて事務所を出ようとするがその前に相手に呼び止められた。ガレージへと引っ込んだ相手をその場で待っていれば帰ってきたその手には見慣れぬ機械のようなものがあった。されるがまま手首に装着されるがどうみても時計にしか見えず怪訝そうな顔をしながらガジェットを様々な角度から見ていたが、不意に腕をのばしたタイミングでワイヤーが突然発射され思わず声をあげる。飛んでいったワイヤーはガレージの扉に引っかかっていた帽子を掴んで巻き取られた勢いで帽子が手の中に飛び込んできて思わず「おぉ!すげぇ!お前こんなのも作れんのかよ!」と感嘆の声をあげると先程の真剣な顔は吹き飛んで「なんだよこれ!探偵の七つ道具みてぇだ!」とすっかり興奮しながら腕のガジェットを指さし)


10061: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-12 01:02:04

まだ実際に使用テストはしてないけど今みたいにものを引き寄せたり何かを捕縛したり、緊急時の退避方法だったりと十分に使えるはずだ。
(ガレージからつい先日完成させたガジェットを持ってくれば相手は怪訝な顔で観察する。傍から見れば少し配色が派手な腕時計にしか見えないが特定の動作をするとワイヤーが発射されてハッドを捉えた。そのまま相手の手元に戻ってくればどういう用途なのか分かったようで感嘆と興奮気味な声が聞こえてくれば得意げに口角が釣り上がる。一般的なものよりかなり頑丈な合金を使ったワイヤーなためちょっとやそっとじゃちぎれたりはしない。その活用方法を提示し、さらに他のモードについても軽く説明してレクチャーをすると改めて相手を見つめて「協力する以上君が危険に巻き込まれて死なれるのは困る。僕たちはある意味一心同体だからね」と言いながら変身した時にドライバーが現れる自分の腹部に手を添えその理由を告げて)

10062: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-12 08:07:38


これがありゃ今回こそ上手くいはず……なんだよ心配してんのか?まさかお前からそんなこと言われるとは思わなかったぜ。まぁ、でも…ありがとな。今回はお前が相乗りしてんだ、絶対に依頼を成功させなきゃな
(最初こそ半信半疑だったがワイヤーを目にすることで漸くこの時計の意義を理解する、興奮するこちらに相手はまた得意げに笑みを浮かべていてイヤミが抜ければこんな表情もするのかとそれにも少し驚いた。一通りのレクチャーを受ければ躊躇した心はすっかりなくなり成功への期待が高まってくる、自信を取り戻した顔で相手を見たところで目が合い、予想外の言葉を言われればまた目を瞬かせた。興味を持ったこと以外には徹底的に関与しなかったのにまさか他人を思うことを言うなんて。それも効率だなんだ言うのかもしれないが今の言葉がこちらにとって嬉しいものだったのは確かだ。だが不意打ちでそんなことを言われるのは照れくさくて少々茶化した口調で返事をすれば先程相手が手を添えた腹部をトントンと軽く叩いて「じゃあ言ってくる。ドライバーを使わねぇのが理想だが……万が一の時は頼んだぜ、相棒」と声をかければ返事を聞く前に事務所を飛び出していき)


10063: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-12 11:40:37

…、相棒。……、
(興奮する相手に授けた理由を明かせばその目は瞬いて驚いたような反応を見せる。身一つであの場所から飛び出して戸籍もない状態の自分が頼れるのは相手だけだ。相手を亡くしてしまえば他に匿ってくれる人を探すのも難しいだろう。そんな損得勘定以上の物が芽生えている事には無自覚なままじっと相手を見つめていると相手は茶化したようにこちらを叩く。そして先ほどよりも調子よく声がかかって事務所を飛び出していくが【相棒】というワードが引っかかると相手が居なくなった事務所でぽつりと呟いた。今までド.ー.パ.ン.トと対峙した時相手は倒しきることが出来なかった。その葛藤は意識越しに伝わってきてその時は何故街を守りたいと言いながら既に危害を加えている怪物を倒さないのかと理解に苦しんでいたがこの数か月で相手が本気でメモリの使用者にすら救いたいと思う程のお人好しなのは伝わってきた。そんな相手と共に動くなら何が必要か、考え込んでから一つの推測が立つと本を持ってガレージに降りていき)


10064: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-12 12:30:58


こんなとこで何してんだ?お前はもう退学したんだろ?
(あの夜から今日までずっとやれるだけのことはやってきたつもりだったが常に水面ギリギリに顔を出してもがいている状態だった。だが今日は違う、相乗りしてくれる人間がいて新しいガジェットがあって死なないようにと心配してくれる人がいて随分と息がしやすい。おやっさんに習って思わず相棒と呼んでしまったことに今更恥ずかしくなりながら依頼人の大学へと急いだ。調査の中で研究室の面々とは既に顔見知りで相手が見つけ出した名前の紙を見せれば直ぐに顔が割れる、大方の所在を教えてもらって急いでそちらに向かおうとしたがその道中で例の男を発見した。そこはまさに相手が今日犯人が潜伏するであろうと示したポイントだった、夜に向けて下見にでも来たのだろう。背後から男に話しかければ慌てた様子で男が振り返る、こちらの態度を見て何かを確信したのか『俺が何処にいようと勝手だろうが!』と叫びながらメモリを取り出す。メモリを起動しようとするが素早くワイヤーを発射すると男の手からメモリが弾き出された。メモリが地面へ落ちればどちらも一斉に走り出す、先に男を落とそうと拳を振るったが興奮状態の男はそんな不意打ちにも対応してきて取っ組み合いになった。遠くへ吹き飛んだメモリに再びワイヤーを発射しようとするが伸ばした腕に拳をくらい弾き飛ばされてしまう。その隙に男はメモリを拾い嫌な笑みを浮かべると自らの手のひらへと突き刺した。途端に男の体はクロコダイルを模した怪物のそれへと変化する、異形を前に咄嗟にドライバーを腰に宛てがい相手と意識を繋げるがこうなってはもう息の根を止めるしか手段はない。思わず「くそ!」と悪態を着きながらワイヤーを発射するが爪で弾かれてしまいこちらに向けて振り下ろされた爪を咄嗟に地面へ転がって避けて)


10065: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-12 15:23:25

どうやら良いタイミングだったようだね。変身するよ、左.翔.太.郎。
(頭に浮かんだ構想が実用できるのか、ホワイトボードに溢れる考えと計算を書きなぐっていく。そして結論が出て満足げにマーカーにキャップをした所で腰にド.ラ.イ.バ.ーが現れて意識を共有する。そこから今相手が先ほど指定したポイントを訪れてあの男と対峙したところ、本棚で調べた通りクロコダイルのメモリを使用した事と現在の状況を把握すれば早速今の理論が検証できる機会ににやりと笑って言葉を返す。ワイヤーが弾かれて地面を転がって何とか避けたタイミングで変身を持ち掛けると疾風のメモリを起動してドライバーに装填する。相手の切札のメモリを差し込んで左右に開くと現実の体からは意識が抜け、相手と一つとなった。怪物となった男は計画を邪魔されてかかなり気が立っていて再び爪を振り下ろしてくる、一歩下がって避けるもすかさず強靭な顎でこちらに食らいついてきて地面に転がって攻撃を回避する。上位のメモリだけあって力勝負では難しそうで「あの攻撃を受けぬよう中距離戦で行こう」と声をかけるとメモリを赤と銀に変えてシャフトで距離を取りながら攻撃を叩き込んで)


10066: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-12 17:37:42


え、…あ?……あぁ、行くぜフィリップ!
(なんとか変身せずガジェットだけで乗り切れないかと思ったが流石に歯が立たないらしい、焦りを覚えていればドライバー越しに相手の考えが流れ込んでくる。これまで実現出来なかったことができるかもしれない可能性に一瞬動きを止めるがその後頭に流れ込んできたホワイトボードに連なる数式は理解できず思わず間抜けな声が出た。しかし理解はできなくても今意識が繋がる相棒がひとつの可能性を示してくれている、ならば体もこの先行く道も同じである一心同体の相手に賭けるのが筋だろう。動きを合わせて二本のメモリを装填してダブルへと変身する、近接では不利と判断した相手は赤と銀へとメモリを変えた。炎を纏ったシャフトで距離を取りながら攻撃を加えれば形勢が逆転する、お熱い炎で怪物の皮膚に纏っていた水分が蒸発していき動きが鈍くなれば「おらぁ!」と気合いの乗った声で重い一撃を食らわせ怪物を地面に転がした。この後今までは怪物を消し去るしかなかった、だが相手の脳内には新たな手段がある。怪物から目を離さないまま「ここからどうすりゃいいんだフィリップ!?」と相棒にこの先を託して)


10067: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-12 21:16:36


理論上体内のメモリ回路だけを破壊することが出来れば力の供給は止まって姿が元に戻る。そのためには的確に一か所をおなじだけの出力で叩くことが必要なのだけど…行けるかい、左,翔,太,郎?
(水辺から離れると動きが鈍くなるなら強制的に乾かすまでだと距離を保ちながら炎を纏ったシャフトを振って表面の水分を蒸発させる。狙い通り怪物は悲痛な声をあげて動きを鈍らせると相手が更に重い一撃を食らわせて怪物を地面に転がす。今まではここで相手が決めきれずに逃がしてしまうところだが既に頭に浮かんだ方法は相手にも共有されているようで手短にその理論と方法を伝える。全体に強いエネルギーをぶつければ使用者ごと消し去ってしまうがメモリから解放するには人とのメモリの接続部分を断ち切ってしまえばいい。だがそれには的確に一か所を狙い撃つ必要があり、二人で動くダブルでは同時に叩かなければそれを可能にする出力は出ない。右肩下の狙い撃つ場所を見ながらシャフトを構えると覚悟を問うように名前を呼んで)


10068: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-12 22:24:58


……やらなきゃあいつに罪を数えさせられねぇならやるしかねぇ。それに今の俺とお前なら…二人で一人の俺達ならやれる!決めるぞ、フィリップ!
(脳内に流れ込んできたメモリだけを壊すその方法を問えば相手から手短に説明がされる。今まで何度か相手と共に変身をして戦闘を重ねてきたが支障が出ないように同じ動きをしているだけだった。だがそれでは足りなかったのだと相手と共に右肩下を真っ直ぐ見つめる、真に二人で息を合わせて全力でかつ均等に一点を狙わなければならない。昨日までの相手とならばそんなことできるはずがないと鼻で笑ったのだろうが今は違う、こちらから悪魔と自称する相手に乗って、相手から同じ罪を償うためにこちらへと乗って、互いに相棒と相乗りしているのだ。相手が言った一心同体という言葉が頭に過ぎる、だが自分達はそれ以上でいてよりシンプルにひとところにいる。それを二人で一人と称してこちらからも強く名前を呼べばシャフトを強く握り炎を惑わせ怪物の元に走り出した。全力の力を込めて、しかし今までで一番強く相手を感じ僅かな呼吸すら合わせながら容赦の無い渾身の一撃を相手と共に一箇所へと叩き込んで)


10069: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-13 02:39:27

っ、ああ。 せーの!
(ただ力任せに振るうのではなく息を合わせて攻撃を加えるのだと説明し、狙いを共有すると隣から強い意気込みが感じられるようになる。あの時のような土壇場ではなく、自らの意思で共に動くことを決意していれば【二人で一人】【俺たち】と言われて目を瞬かせる。今までの態度とは違う、真っ直ぐな信頼のようなものを感じれば初めてのそれに一瞬固まるも強く名前を呼れ、応えるように固くシャフトを握り直す。そして走り出して距離を詰めると無意識に相手が呼吸が揃う。息を吸って大きく振りかぶってから迷いなくその1箇所に攻撃を叩き込むとパキッと何かが壊れるような音と確かな手応えを覚えた。吹き飛ばされた怪物は更に地面を転がって行く、そしてその姿は狙い通り人間のものに戻り、掌からメモリが排出される。地面に落ちた途端甲高い音を立ててメモリが粉々に砕け散るの見れば「どうやら狙い通り元に戻ったようだね」と得意げに告げて)


10070: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-13 08:56:14


…、っしゃあッ!!やったぜフィリップ!メモリだけ破壊できた!お前の読み通りだ!!
(今まで相手に感じたことのない感情が、相手となら成し遂げられるという高揚感が胸の中に高まっていく、その信頼は自然と言葉になってその言葉を受けた相手からはまた感じたことのない何か熱い気持ちが閃光のように一瞬、しかし確実に爆ぜて伝わってきた。相手の声に合わせて渾身の一撃を叩き込む、確かな手応えを感じると同時に何かが壊れる音が聞こえた。地面に転がる怪物を固唾を飲んで見守っていたがその姿が人間に戻りメモリが飛び出して砕け散ると呆気に取られてしまう、相手の得意げな言葉を聞いてようやく上手くいったのだと確信した。思わず変身中であるのを忘れて左手だけで拳を突き上げる、興奮のまま相手の労をねぎらいたかったが二人で一人の姿では難しそうだ。気を失った犯人を警察に引き渡す必要があるのも思い出せば「俺は後処理やってくる。だから事務所で待ってててくれ、相棒」と声をかければドライバーを閉じた。未だ犯人を止められることが出来た興奮がおさまらいままジンさんに連絡するとその後の処理に対応して)


10071: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-13 13:17:33

分かった、…待っているよ。
(確かな手応えと共に的確にメモリ回路の部分を叩けば人間の姿に戻った男からメモリが飛び出して砕け散る。上手くいったと告げると隣から興奮が湧き上がって行くのがわかって左手を突き上げるのを感じれば呆れたようなそれでいて少し口角を上げながら息を吐いた。一方的に声が掛かって後処理をすると伝えられるといつもの様に淡々と答えていたがドライバーが閉じて意識が切断されるとぽつりと零した。【相棒】という言葉がリフレインする中、乱れる気持ちを落ち着かせるようにマーカーを手に取り、今回の事件のまとめをホワイトボードに記していき)


10072: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-13 15:16:57


___ただいま。待たせたなフィリップ
(ドライバーを閉じて意識を一旦切ると早速ジンさんへと連絡する。未だ興奮は覚めやらなくて現場検証にきたジンさんにダブルのことを言ってしまいそうになったがなんとかメモリを使われる前に拳で黙らせたと昔からの流儀を使ったことにしておいた。怪訝な顔をしていたジンさんだったが『いつもより顔色がいい、こいつなら治療できるかもしれんな』と呟いたのを聞けばこっそりと口角を上げていた。現場検証も終わり帰宅の許可が出れば依頼人に犯人が捕まったことを伝える。明日の学会に向けてエールを送り電話を切ってから早速事務所に向かう、その途中でふととある店が目に入れば浮かされるままに少しだけ寄り道をすることにした。事務所に帰ってくれば帽子を仕舞ってすぐにガレージへの扉を開ける、相手に声を掛けながら螺旋階段を足早に降りてグレーチングを進んだ。今回の事件を纏められたホワイトボードをみれば相変わらずの様子に笑いつつ左に立てば「やったなフィリップ。お前のおかげで今回の依頼無事に解決できた。ありがとな」と礼を言いつつ隣を見て)


10073: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-14 14:28:01

…、僕が協力できる部分に手を貸しただけだよ。ともに動くなら犯人の命までは奪いたくないという君の流儀に従うべきだろう?
(一度消したホワイトボードに今回の事件とメモリの内容を一気に記していく。動機は逆恨みという単純なものだったがあのクラスのメモリを手に入れている辺り相当深いものだったのだろう。更に続いて今回のド.ー.パン.ト化を解除してメモリだけを排出・破壊できる仮説が実現可能だったと実証できたことを踏まえればドライバーなどを調整すればこのトドメの刺し方を標準化できるかもしれない。そのための方法を今回の件から考え込んでいれば背後から声が聞こえた。振り返れば帰ってきた相手の姿があってそれを見ればまたホワイトボードに顔を戻す、隣に並んだ相手に礼を言われるがこういうことには慣れてなくて文字を書きながら淡々とやるべきことをしただけだと告げる。役割を果たしただけだと何処か他人事のような、今回の倒し方も相手のやり方に合わせたのだと言葉を続けていて)


10074: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-14 18:43:10


俺の探偵って仕事に相乗りしたんだったよな。そういやそういう話だった。…お前に頼みがあるんだ、フィリップ
(ガレージに降りて声をかければ一度は顔がこちらに向くものの直ぐにその視線はホワイトボードに戻る、相変わらずな態度だがいつもとは違って興味が無いという言葉で切り捨てられることはない。あくまでも今回の成果を他人事を貫きたいようだがこちらにはそれが照れ隠しに見えた。慣れない行動をした事に対するむず痒さか戸惑いか、いずれにせよ素直に初の成果を喜ぶ可愛げがないのはこの短い付き合いでも知っている。ここはハードボイルドな男らしく、そして探偵の先輩として、少し茶化すような言い方をしながら労いの代わりに軽く肩を叩いていた。軽く息を吐く、あの夜から始まってずっともがいてしかし最低限にすらたどり着けなくておやっさんに顔向けが出来なかった。しかし今日初めてこの街の涙を拭うことができた、一人ではなく二人で挑んだことで。改まった口調になると相手の方に体を向ける、そしてその瞳を真っ直ぐ見つめると「これからもダブルだけじゃなくて、俺の相棒として相乗りしてくれねぇか?」と願い出て)


10075: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-14 21:41:55

頼み…?…相棒として、というのはどういうことだい?
(やるべきことを果たしただけだと淡々と言葉を返しても相手が引くことはなく、むしろ慣れた様子でこちらの肩を叩いてくる。だがそのしぐさが嫌という訳ではなくて向けられる信頼のようなものをどう受け止めていいかわからないでいた。そうしていると相手が息を吐いてから体ごとこちらに向け、少し纏う空気が変わる。ホワイトボードに書き込みが終わったタイミングで名前を呼ばれながら頼みと聞けば動きを一瞬固めて、顔を相手の方に向ける。まっすぐな目がこちらを見つめていて無意識に背筋を伸ばしながら続く言葉を待っていると妙なことを言われて目を瞬かせる。今回の使命は鳴.海.宗.吉の跡を継いだダブルとしての側面が大きい、だが相手が最近口にするようになった相棒というワードとともに願われるとその意図を深く知りたくてじっと伺うように、確かめるような口調でその真意を問いかけて)


10076: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-12-14 22:32:25


今日みたいに俺と一緒にこの事務所に来る依頼とか街の人の困り事とかを解決して欲しい。今日お前が一緒に捜査してくれたおかげで俺一人じゃ調べられなかったことも、出来なかったことも全部出来たんだ。…俺一人じゃ、探偵には足りねぇ。ほんとはまだ帽子に相応しくねぇんだ。でもお前となら、おやっさんみたいにこの街の涙を拭える。お前と二人ならこの街の探偵ができる。俺も、お前も、あの夜の罪を償い続けなきゃならねぇ。なら、俺と一緒におやっさんの意志を継いで探偵になってくれねぇか?
(真剣な声色で声をかければ相手の顔がこちらへと向く、そんな動作だってここに来たばかりにはなかった反応だ。あの夜に軽くあしらわれたのを思えば随分な変化だろう。こちらが投げかけた言葉の意味を問われると一拍間を置いてから口を開く。ひとりではまるで上手くいかなかった事が相手とならば全てが上手く噛み合って歯車が回り始めたのだ、それに相手から今日聞いた言葉の数々を今日限りのものにしたくない。真剣な顔をしていたがふと表情を崩すと「俺達は一心同体なんだろ?そういう相手をハードボイルドな探偵は相棒って呼ぶんだよ」と相手の言葉を引用しながらニヒルな笑みを浮かべ)


10077: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-12-15 01:33:03

二人で、この街の探偵……。…今までの君の行動がハードボイルドだったかはともかく、一緒に過ごしていくなら探偵という側面も共有するのは悪くないね。
(相手の言葉の意図を探るように問いかけると相手がまた一呼吸置いてから語り出す。その内容は今日と同じように探偵業をして欲しいというものだった。だが単に自分の能力を利用したい、といったものではなくて共に並び立つことを望むような中身だ。今まで相手だけがこなしていたことを2人でやっていく、鳴.海.荘.吉の意思を継ぐのだとそのワードを噛み締めるように呟いていれば今まで真剣だった顔がくずれていつものかっこつけの姿が現れる。いままでの言動から一切ハードボイルドらしさは感じられないことを指摘しつつ相手の言葉を噛み締めるように考え小さく頷く。そして改めて相手を見ると「ならば今日から僕も君と同じ探偵で、相棒だ」とハッキリとした口調で告げて)

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