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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-08 02:07:19
(腕の中で上がる甲高い声、そして跳ね上がろうともがく気配に、(まずい)と我に返って相手を解放する。……仕方のない状況だったとはいえ、二回り近く年下の若い婦女子に無理やり密着してしまったわけで。ただでさえ今朝のような不埒な連中も紛れ込むのが冒険者業界だ、しっかりしたギルドは当然その辺りも厳しい。訴えられて干された男も幾人となく知っている以上、自分が引き起こしたこの事態に冷や汗をかくのも必然だろう。邪な意図はなかったことをきっと……きっとわかってくれるはずだ、という不安と期待。そして若い彼女に対し中年男性の自分が強引な真似を働いたことへの、純粋な申し訳なさ。死闘の後にしてはあまりに呑気なそれらの思いに、ギデオン本人は至って真剣に陥り、籠手を装着した掌でしばし顔を覆っていた。が、こうしていても仕方がないと気を取り直して半身を起こし。ワーウルフの死体、市民の様子、そして治療しに行った彼女を確認しようと見回して──)
……どう、した……?
(ぽかん、と呆気にとられた。相手の様子が明らかにおかしい。ヒーラーとして仕事をきっちりやり遂げようと、独楽鼠のようにくるくると立ち働いて、いるにはいるのだが。何やら魔力が過剰に噴出されているらしく、花々を咲き乱れさせ、囀る小鳥の群れを呼び寄せ、キラキラ輝く鱗粉のようなものまで杖の先から振り撒いている。「あらやだ!」とうれしそうな顔を見合わせた老婦人たちに目を向ければ、相手の魔法で顔のシミが綺麗に消し去られたことを喜び合っている有様。……何が何だかわからないが、無害ならば放っておこう、と、先ほどの件で沸いてしまった彼女への臆病さをすり替えた言い訳のもと、市長のところへ赴き、被害の確認やほかのワーウルフに関する報告を。そのまま市民の有志とともに、すぐそこにあった巣穴の調査や、休耕地と市街地内に転がるワーウルフの死体の後片付けに勤しむことにして。その間他の一般市民を彼女に任せきりにしたのは、ヒーラーとしての彼女を信頼しているからであり、気まずいだとか、合わせる顔がないだとか、何やら頬を染めて心ここにあらずな様子の彼女にどう接すればいいのかまるでわからないから逃げ回りたかっただとかではないのだ、決して、絶対に。──その取り繕いも、しかし長くは保たなかった。街の厚意で一晩泊まっていけと言われ、流石に男女別で部屋を用意してもらったものの、夜更けにもかかわらず開かれた宴の席では隣り合わないわけにもいかず。猛烈な居心地の悪さに、味のしない盃をしばらく進めていたが。肩を組んだ酔いどれの青年たちが勝利の音頭を歌い始めたあたりで、隣の相手の顔は見ないまま、喧騒に紛れるようにぼそりと謝罪の声を落として。)
……その、さっきは悪かった。一刻を争う状況だったから……あまり考えずに動いてしまったんだ。
22:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-08 11:26:25
( 高鳴る心臓に火照る頬、それらはギデオンが視界に入り声が聞こえる度酷くなるようで。それらの症状にピッタリ当てはまる診断名を知らない程子供ではないが──あんなに"格好よく"助けられただけで!"とても優しく"抱きしめられたのも仕事だからで! と、必死に振り払おうとする思考にまで、余計な甘いノイズが入り込む始末。兎に角今は仕事が優先だと、必死に駆けずり回った結果、花のサークルを畑や街に幾つも量産する頃になって、やっとギデオンに置いていかれた事に気がつき、今度は分かりやすく意気消沈して。仮にも冒険者である自分ではなく、市民達と巣の確認に言ったと残った市民達から教えてもらえば、確かに今晩は勝手な判断で迷惑をかけたが、そんなに自分は頼りないだろうかと、手当の手は止めないものの魂の抜けたようなビビに、市民たちが気付かない訳もなく。彼が帰ってきた後に、市長が同部屋を用意しようとするような、余計な勘違いをさせる結果となってしまって。 )
ミ゚ッ……!!いえ!あの……!!んぐ、失礼、します!!
( そうして迎えた宴も、態とらしく並べられた席順と、意味深にウインクしてくるおば様達からのプレッシャーで、ギデオンとはまた違った意味で飲み物の味が感じられないでいる。変な汗を大量にかきながら、動揺を誤魔化そうと必死で目の前の羊肉にかぶりついていると、そっと囁かれた低い声の謝罪に、文字にならない悲鳴をあげ飛び跳ねて。羊肉を喉につまらせかけて、手元にあったグラスをひっつかむと一気に煽る。先程まで呑んでいた山葡萄のジュースより、少し苦くてとても良い香りがするのは、気のせいではないようだ。「良い呑みっぷりだねえ!」という野次に緩々と座り直すと、あんなに格好良かったギデオンに、それを謝罪された事に急に悲しくなって来て。彼の服の裾に縋るように手を伸ばすと、形の良い眉をキュッと下げ、人の目もはばからずに人聞き最悪の告白を。ギデオンを見上げる潤んだ瞳と、林檎の様に赤い頬は、完全にアルコールの影響がありありと浮かんでいて。 )
……なんでギデオンさんが謝るんですか……!?私は嬉しかったのに!!ギデオンさん……好き、大好きになっちゃったんです!責任とってください!!
23:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-08 12:33:11
(耳に届いた高らかな言葉を、すぐには理解できなかった。「……は、」と間の抜けた声を漏らし、何故かうるうるしているエメラルドの双眸をまじまじと見つめ返す。だが周囲から上がった歓声、その祝福するような声色で状況を否応なく飲み込めば、アルコールで多少温まったはずの肝が一気に冷え込んで。──いや、そんな馬鹿な。何がどうしてそうなった。あれか、『責任』と口走るからには、これは新手の慰謝料のふんだくり方なのか。しかし見知った限りの相手はそんな狡猾なタイプとは程遠かったはず、それが何故。口を開くも言葉は出てこず、ただただ目を見張るばかり。混乱がありありと見て取れるそんな硬直の間ににも、今朝方被害状況を説明した時のあの悲痛な面持ちはどうした、と言いたくなるほどにこやかな顔をした老婆が、ビビッドピンクのベリーケーキを自分と相手の前にさりげなく運んでくる。それはこの辺りの土地に長く住んでいるならば、結婚を控えた男女が式の前夜に食べる習わしのものとひと目で理解出来るそれで。ケーキを二度見どころか三度見し、「誤解だ」と必死に制してどうにか下げさせると、椅子の上で向きを変え、きちんと相手に向き直る。表面だけでも年の功の落ち着きを取り戻すと、しばしの思案で視線をさ迷わせたかと思えば、目を凝らすようにして相手の顔を覗き込み、噛んで含めるように言い聞かせて。)
……ヴィヴィアン、お前はまだ若い。冒険者にはよくあることだが──激しい戦いのあった日の夜は、たとえそらから数時間経った後でも、気が昂ってるもんだ。今は酒も入ってる、つまりはそういうことで、俺はそれに漬け込むような真似をしたくない。……意味はわかるな?
24:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-08 21:35:24
( 元々酒に強い方ではない上に、戦いの後の水分不足に加え、緊張で殆ど空の胃、メンタルが動転している最中にジュースと油断して酒なんか煽った物だから、アルコールの回りはそれはもう凄まじい早さで。グルグルと回る視点にギデオンの服の裾を掴んだままじっと耐えれば、その原因であるにも関わらず、周りの歓声に皆が元気になって良かったなあと、へにゃりと笑って愛想を振りまく思考のとっ散らかりっぷりで。街の窮地に現れ、優しく傷を手当してくれたビビに、この半日で惚れかけていた連中がショックで飛び出していく音を背後に、ギデオンが向き直る気配に自分もまた椅子に座り直す。そしてじっとギデオンのことを見つめたまま真剣な表情で話を聞けば、相手の言い聞かせる様な優しい質問に、可愛くないシャックリで返事をして、酔っぱらい特有のとろん、と座った目でギデオンを見据え、何一つわかっていない調子で首をかしげて。 )
意味……ック!……明日起きても好きだったら、付き合ってくれるってことですか?
25:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-08 23:45:04
(理性を取り戻したかに見えた相手の澄んだ眼差しに、一縷の希望を見出す。だが、直後の酒気たっぷりなふわふわした返事と仕草に、いとも呆気なく打ち砕かれ。思わず「違う……そうじゃない……」と低い呻き声を漏らしながらがくりと項垂れて。気の抜けた笑みも、らしくもない大きなしゃっくりも、それ自体は確かに大変可愛らしいのだ──捧げる相手がこの自分でさえなかったら。彼女にはその若さと美貌に釣り合う男がいくらでもいるはずで、ここでこんな枯れ木相手に道を踏み外すべきではない。若気の至りを押し止めるのも年長者の務めだ。頭を抱えていた間に思考をそう取りまとめると、やや疲弊の滲む顔を上げ、薄青い目でもう一度、彼女と視線を絡ませた。馬鹿正直に拒絶して泣かれてしまったら困る、しかしその場しのぎの嘘を吐けるほど軽薄な若さも残っちゃいない。だから己の声には、限りなく真実味に近い色を乗せて──)
……明日起きても気持ちが変わっていなかったら、その時にまた聞いてやる。だから今夜は一旦休め。朝の7時に、隣の市に行く馬車でついでに送って貰う話だったろ。寝過ごしたら大変だ、な?
(──うっかり刺激しないよう穏やかさにそう語りかけつつ、片手を伸ばし、形の良い小さな頭を優しく二、三撫でる。それはギルド仲間の幼い子どもを預かって寝かしつける際によく使う手つきであり、この時は”まだ”、決して女性扱いしているわけではなかった。要は(誤魔化されてさっさと眠くなってくれ)という情けない祈りの表れですらあるのだが、果たして相手にはどう働くだろうか。)
26:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-09 11:02:17
昨日は本っ当にごめんなさい!
弱いので外ではあまり飲まないようにしてるんですけど……
( 朝日の差し込む馬車の中、二日酔いで痛む頭を抱え、馬車が揺れる度に込み上げる吐き気に真っ白な顔をして、向かいのギデオンに対して勢いよく頭を下げる。結局昨晩は彼の優しい手に不満そうな表情を浮かべ「そんなんで、誤魔化さ、れな……」と冗談のような即落ちを決め、気づいたら用意された部屋で朝を迎えていた。小鳥の声と差し込む朝日の角度に、昨晩の醜態を嘆く暇もなく、慌ただしく準備を終えれば馬車に駆け込んだのがついさっきで。恥ずかしそうに頬を染め、申し訳なさそうに視線を逸らしたまま顔をあげれば、「こんな小娘に迫られたって困りますよね」っと、眉間を抑えながら溜息をつく。そしてすぐに相手に向き直り、顔色は最悪なままだが強気な表情をニッと浮かべたかと思うと、半身を乗り出して力強く宣言して。 )
私、絶対ギデオンさんのタイプの女になるので!
もう少し待っててくださいね!
27:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-09 12:00:38
(小さな嵐のような夜も過ぎ去り、どうにか迎えたあくる朝。相手は具合が悪そうにはしつつも、無事平時の自分を取り戻したようで。二日酔い常習者であるレオンツィオの行きつけの薬局をあとで紹介してやろうか、などと考えつつ、真剣な謝罪の言葉には気にするなと手の仕草で示し、続く恥ずかしげな声にも、片眉を上げて反応するのみ。そうして昨夜の相手の妄言はさらっと水に流し、禍根を残さず万事解決──の、はずだった。乗り出した相手が力強く告げた言葉、その意味を三秒遅れて理解し、はたと顔を持ち上げるまでは。車窓に肘を置き突いていた頬杖をやめ、「……あ?」と相手の笑みを見下ろす。「待つって、おい。昨日の晩のあれは……あれだろ。酔ったその場の勢いってやつじゃ……」困惑を隠さぬ顔で、思えばそうだったかも、なんて答えを求むように片手を傍に広げて見せ。)
28:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-09 20:12:35
はい……お酒の勢いで迫ってしまって、お恥ずかしい……もっと素敵な女性になってから告白し直します!
( 頬杖をつく横顔もかっこいい好き──なんて、恋に落ちたてのどうしようもない惚気はともかく、そもそも今回ギデオンに協力してもらったのも、彼と同年代の男達に付きまとわれているためで、その年の差の大きさはそれなりに知っている。そんな連中と比べるなんて失礼極まりないが、自分のような小娘に迫られて喜ぶどころか、困惑を隠さずに誠実な対応をするギデオンに、そんなところも素敵だなあと内心彼の真意には気づいており。だからといって諦めるつもりもなく、馬車の揺れに長椅子に座り直せば、表面上は恥ずかしそうに瞼を伏せてすっとぼけて見せるも、酒も抜け平静さえ取り戻せば、昨晩盛大にやらかしてくれた自分に感謝すら覚える強かぶりで。このまま誠実に断られてしまえば、2度とチャンスが来ないこともわかっているから、今答えさせないことで断らせもしない。長期戦になっても"仕留めた者が勝ち"と、親馬鹿の大魔法使いである父の教えを思い出せば「(ギデオン異性のタイプについて)パパに聞いたら知ってるかな」と呟いたのを最後に、冒険者として優先せざるを得ない仕事の話に態とシフトして、本日2度目の、今度は吐気も入り込む隙のない後悔を表情に浮かべて謝罪を。 )
まずは冒険者としての成長が1番ですけどね──昨晩は大変申し訳ございませんでした!独断で突っ走るなんてサイアク……。
29:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-09 21:14:46
(期待したそれから斜め上にズレた返事に、わかりやすく眉を顰め、何を言おうにも言えないまま口を半開きにして相手を見やる。酒の勢いであることはすんなり認めておきながら、男女の関係を欲する気持ちは変わっていないと宣うのか。あの前後不覚の酩酊は、とうに抜けきったはずなのに。しかも今の相手はどこか、いっそ開き直ったように晴れやかな微笑みすら浮かべている始末で、胸騒ぎを覚えた対するこちらはうっすら渋面。彼女が小さく零した一言にも更なる危険を感じ取り、「おい、何を……」と切り込もうとしたものの、話題を変えられてしまえば、こちらも水を向ける先を大人しく揃えるほかなく──というよりも、彼女の言いだした”告白の再挑戦”など、若人ならではの忙しい日々を過ごすうちに呑気に忘れてくれるだろうと水面下で高をくくってしまい。さっぱりと、それでいてしゅんとした様子も見せる後輩の言葉に、長椅子の上で座り直す。浮かれる小娘から若く将来有望なヒーラーへ、彼女が自分を切り替えたならば、こちらも先輩戦士として臨もう。)
……昨日のあれは、決して間違いなんかじゃない。寧ろよくやった方だ。不測の事態が起これば、役職関係なく動ける人間が動く、これは上位帯でも変わらん。臨機応変がきかずに一般市民を守りそびれる方が、余程問題になるだろう。
(淡々とした声音ではあるものの、それは間違いなく、昨夜ひとつの街を救った若手の仕事を称えるもので。この先機会がなければ組むことはそうないだろうからと、馬車が街につく前に将来に対する助言を。)
おまえの作戦は見事だった。ヒーラーは支援職だと舐められがちだが、後方支援に回る分視野が広い強みもある。今後も作戦指揮を執るようなクエストを積極的に選んで、経験を積むと良い。
(/いつもお世話になっております!今後の展開について相談です。
このワーウルフ戦の後、ビビとギデオンはしばし別々にクエストをこなして過ごし、久々の再会・共闘をきっかけにビビの熱烈な猛アタックが始まる……というのは如何でしょうか?彼女からの好意を既に一度聞いているギデオンの方も、戸惑いや困惑の段階を過ぎ、あれこれ言って狡く逃げ回るようになれればと思っております……!暫しの程度は、一週間でも一か月でも、はたまた数ヶ月でも。主様のなかで別案がありましたら其方もお聞かせください。
またこの先、ギデオンが表面上は逃げ回りつつも内心彼女にほだされて時々デレるようになるまで、どのくらいかかるのが理想でしょうか。割と早くから周囲にばれる程度にはギデオンからも矢印が芽生えだしても美味しいですし、難攻不落だったのがようやく(密かに)落とされた瞬間から一気にクソデカ感情に転じても面白そうです。主様にとっていちばん美味しい進め方を教えていただければ!)
30:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-10 00:49:57
( 初めて仕事を逃げ道に使用した。認められないだろう恋心を否定されたくなくて、あざとく逃げるために転換した話題だが、相手の表情が困惑から歴戦の戦士に打って変われば、 心地よい緊張感に自然と此方の背筋も伸びるようで。相手の言う通り支援職だと軽んじられることも多く、まして歳若い自分に勝手な判断など求められることなどなかった。今回も叱責されるに違いないと、それが憧れの冒険者からだと思えば、胃の底にゴーレムでも詰めたような思い詰めた表情で、密かに拳をぎゅっと握り相手の言葉を待っていて。それ故にギデオンの賞賛に、当初はキョトンと元々大きな緑の目を更に丸くしていたが、淡々と重ねられる言葉に「っありがとうございます、」と歓喜に緩む唇を震わせれば、喜びに耐えるように唇をひきむすんだまま頭を上げ。先程までの色**に浮かれた気持ちは既に殆どなく、少しでも将来有望な後輩に見られたくて、背筋を伸ばしてニッと爽やかに微笑むと、相手の助言に大きく頷き。耐えられなくなった様に眉を下げて柔らかく歯を見せ笑えば、赤く色付いた自身の頬をもちっと両手で抑え、とたとたと軽く馬車の床を足で叩いて喜びを溢れさせ、少しでも時間が惜しいといった様子で、書き込みで膨らんだ手帳を取り出すだろう。 )
──はいっ!
えへ、すみません……嬉しくって!頑張ります!
( / こちらこそ大変お世話になっております。ご相談ありがとうございました!
今後の展開について、このクエストの後 時間を置いて再共闘するというは流れは、此方も全く同じ展開を思い描いておりました。今回2人に救ってもらった市民達のクチコミ、紹介による指名で共闘するクエストが重なり、自然とバディとして活動するようになっていくイメージです。再会までの期間については、今回のギデオン様のアドバイスを受け、ビビが作戦指揮を本格的に学び始めた頃ということで1ヶ月後くらいで如何でしょうか?
ギデオン様が絆されるまでの流れについては、どちらも非常に魅力的で迷ってしまいますが、後者のあまりの豹変ぶりで周囲を困惑させるギデオン様と、相手にされないことに慣れきって油断しているビビという対照が見られたら、面白そうかと考えております。但しこちらの場合、そこに至るまでの塩対応ターンが長くなるマンネリの懸念がありますので、なりチャとして全て再現するのか、重要な転機になるクエストだけやり取りをしてあとは省略して進めてしまうのか、背後様にご希望があれば是非伺いたいです!
また、現時点で恋に恋をしている側面の大きいビビが、ギデオン様本人に惹かれていくようになるタイミングについてご希望はございますか?ギデオン様がビビに絆されると同時に双方段々相手を見るようになっても素敵ですし、絆された後のギデオン様のデレによる刺激で、女性としてもギデオン様にヴィヴィアンが育てられていく展開も面白そうです。 )
31:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-10 03:04:00
(こぼれ落ちそうなほど見開かれた瞳が次第にきらめきを取り戻し、お抑えきれぬ喜びがまるで無垢な子どものように小さな足先に現れるのを見て、こちらもふっと表情が和らぐ。昨夜から今さっきまでの妙な様子を忘れてしまえば、新進気鋭の冒険者としてヴィヴィアンは好ましい。今この瞬間感じた誇らしい熱が、将来遭遇する苦境において支えになればいいと願った──かつて師匠が自分に与えてくれたように。それからの数十分は、意欲満々な彼女と昨夜の作戦の感想戦を行う、即興の講義めいた帰路となり。無事帰り着いた先、市長から預かった依頼完了書をギルドに提出しに行けば、何やら自分を探していたらしい仲間に呼ばれ、すぐ次のクエストに駆り出されることとなる。報酬の折半は自動で行われるので、ヴィヴィアンと顔を合わせたのはしばらくの間それが最後で。──大型クエストの前衛、若手の指導、査問協力、と慌ただしく過ごすことひと月。数週間ぶりの休日を経てギルドに顔を出したのは、再び指名が入ったとの呼び出しがあったからだ。大抵の仕事は互いに関連する性質上ある程度予測できるが、今回はまるで心当たりがない。固定の仕事もひと段落ついているのでブッキングは免れたものの、はてどこからの依頼だ、と怪訝に思うばかり。戦闘時よりいくらかラフな格好で、顔馴染みと軽く挨拶しながらエントランスを潜り抜け。)
(/今回のビビもすこぶる可愛くてたまらないです……(深夜の挨拶)
市民からのクチコミや紹介、最高の理由ですね!?前回イベントが活かされるメタ的な合理性もありますし、何よりギデオンとビビのラブコメっぷりを見た彼ら全員とも、ふたりのその後が大いに気になってそうで……!(実は例の市民たちに、個人的にも深い愛着がわいております。もし良ければ、街に名前を付けてほしいという我儘をお願いしてもよろしいでしょうか……!)
再会まで1ヶ月ほどですね、かしこまりました!先の展開が楽しみなので、その辺りまで早速サクッとダイジェストさせていただきました。
主様が具体的に書いてくださったギデオンの豹変・油断していたビビという案も最高で、イメージだけで今からわくわくしております。そこに至るまでの過程は、テンポを重視し、後者の程よい飛ばし飛ばしでお願いしたいです。
ビビの恋愛感情の深化は、主様ご提案の複合型のようなものを希望させていただきたく……!ビビの猛アタックの結果、(応えるかは別として)緩やかに負けるように絆されたギデオンが男の顔を見せ始め、それにどぎまぎするのが恋愛感情の中段階、その後だんだんと双方を見るようになることでギデオンの過去を知り、「幸せになっていいんだよ」と言葉や行動で伝えるようになる辺りでギデオンへの本物の愛情が芽生えだす……というのが非常に美味しかったりします。この案はガッツリ私得を込めさせていただきましたので、主様にとって美味しくてたまらないものとも上手く混ぜ合わせ変えていきたいなと。
また、こういった段階を踏まえる場合、ギデオンが墜ちるまでの間ふたりで重ねるクエストごとに、到達目標や進展のための布石などを緩―く設定してもいいかなと考えております。目先の次イベントに関しては、①「酔った勢いではなく本心から猛アタックするビビ」と、「あれこれ言って応えようとしないギデオン(※まだクソデカ感情は抱いていない状態)」の基本構図の完成、②最後の辺りで、ほんのちょっとだけ進展して終わる(ビビの小さな勝利)というような感じでしょうか?②で言う進展は、例えば「この賭けに私が勝ったら一緒にディナーを食べてください」などと吹っ掛けたビビが、無事ディナーデートにこぎつける、なといったイメージです。
最後なのですが、ギデオンがビビから狡く逃げ回る理由について、年齢差にももうひとつ別の柱があれば、いたちごっこを長く楽しめそうかなと考えております。ビビの父母か祖父母を大変尊敬していて、そんな人の孫娘に(よりによって自分が)手を出すことはできない……だとか、あるいは過去関係で何かの期限を抱えており、いずれ彼女とはいられなくるとわかっているため深い関係にならぬよう気をつけている……だとか。おそらく絡んでくるギデオンの過去関係含め、何か希望はありますでしょうか。
毎度毎度長文乱文になってしまいすみません、諸々ご検討お願いします……!)
32:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-10 16:40:07
( それは二日酔いの体調不良を差し引いても、夢のような数十分だった。此方が1つ疑問を投げかければ、豊富な実践経験に裏打ちされた多彩な答えが10も20も返ってくる。夢中になってあれやこれやと話込めば、あんなに長く感じた往路に対して、復路はあまりにも一瞬で。忙しそうなギデオンの背中を少し寂しそうに見送ってから、じっとしている時間はないと弾む足取りで掲示板まで向かった背後に、あの不快な粘ついた視線が張り付かないことをついに思い出すことはなかった。 )
ギデオンさーん!!お久しぶりです!
もうお話聞かれました?
( そうして迎えた1ヶ月後。ギデオンと別れてから、作戦指揮を実践できるような依頼を積極的に受けていたから、最近の活動は歳若いヒーラーにそれが許されるような低ランク依頼が中心となっていた。そのお陰で街の周囲の雑草は一掃され、低ランクモンスターから採取する"麦もどき"が原材料である来年のお酒は大豊作となり、ギルド外にも少しばかりビビのファンが増える結果となった。そんな街の近郊とギルドを往来する毎日に、その依頼がまいこんだのは数日前のこと。忙しいギデオンより先に、ギルドから呼び出しのかかったビビは、エントランスを抜けた先のロビーにて、ぴこぴこと飛び跳ねながらやっと現れたギデオンに満面の笑みで手を振って。
今回の依頼は、遠方の港町で夜な夜な老若男女が失踪している事件の解決とのことで、一か月前にワーウルフに悩まされていたシルクタウンからの紹介らしい。紹介状に2人の関係が夫婦かの如く書かれているのを見た時は、流石のビビも自身のやらかしを棚に上げて苦笑せざるを得なかったが、都合の良い勘違いを態々訂正する必要性も感じずに、怪訝な顔をしている看板娘にウインクして、依頼状だけを受け取るとこの場でギデオンを待っていた次第。「またご一緒できて嬉しいです」と微笑んで、もし求められれば依頼の内容をかいつまんで説明するだろう。そして両手を胸の前で握って大きな目をこれでもかと輝かせると、年齢不詳の魔法使いであるアリスの助言を思い出して、ぽっと頬を染め、先程からチラチラ此方を伺っていた男どもを大いにざわつかせて。 )
仕事なのは分かってますけど、私海初めてなんです!
あっあの、ギデオンさんはどんな水着がお好きですか……?
( / お褒めの言葉ありがとうございます!かなり好き勝手に振舞っているビビですが、そう仰っていただけて安心すると共に非常に嬉しいです。ギデオン様もとても格好よく頼もしくて、昼夜問わず毎度背後までドキドキさせられております。
紹介やクチコミについてご賛同いただけて良かったです。ビビの奇行を表現するための市民の勘違いだったのですが。背後様の描写によって非常に陽気で可愛らしい国民性(市民性?)に生まれ変わった彼らに、此方も愛着が湧いておりました。今回の依頼を表現するにあたって名前をつけさせていただきましたが、当方ネーミングセンスに激しく自信がなく、ごくシンプルになってしまったため、もっと素敵な案があれば教えていただきたいです……!
場面転換も感謝致します。進行の過程、飛ばし方について把握致しました。背後様の複合案も非常に素敵でとっても美味しく、ぜひそのような流れで進行出来ればと考えております。
到達目標や進行の布石の設定大賛成です。①②共に非常に魅力的で完璧な流れですので、是非そちらでお願い致します。③で当初にお話したダブルベッド事件と、④でギデオン様がビビから逃げるもう1つの理由が分かり、⑤でギデオン様の過去に関わる依頼、という流れも考えたのですが、①②の流れ次第で変更しても良いですし、ダブルベッドは⑤の展開後がいい、もう少し⑤の展開を遅らせたい、もっと根本的に違う展開をご希望などあれば是非お申し付けくださいませ!
こちらこそ毎度読み辛い文章ばかりで申し訳ございません。背後様には毎度丁寧なご配慮を頂き、乱文ところか非常に読みやすいのでお気になさらず……! )
33:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-10 19:07:18
((嘘だろ)というように片手で顔を覆う仕草を、隠す気にもなれなかった。瑞々しい全身を元気に跳ねさせ挨拶する若手のヒーラー娘、ヴィヴィアンと、一瞬彼女に見惚れ、次いでこちらに注目し、好奇と嫉妬に危うく色めき立つ周囲のむさくるしい野郎ども……という構図には、非常に嫌な既視感がある。まあ、きっと大丈夫、だろう。あれからだいぶ経っているし、相手があちこちで忙しく頑張っていた噂も小耳に挟んでいる。純粋な良き後輩としての方向へ成長しているに違いない、はずだ。そう願いながら歩いて行き、「しばらくぶりだな。まだだから、とりあえず一通り聞かせてくれ」と、周囲の視線に気づかぬふりを貫きながら相手の隣に陣取って。──ヴィヴィアンの説明によると、何でも今回は、先月訪れたシルクタウンの口利きによる依頼らしい。港町の失踪事件ということで、普通ならまず人為的な事件を疑い警察が対応すべきもの。ところが、田舎町の一部にはよくある話で、汚職にまみれた現地警察は日々怠慢の極み。現地ギルドまで彼らとの癒着が酷く、まともな捜査がまったくもって期待できない。とはいえ、外部の公的権力による介入を要請するのでは時間がかかり、次の犠牲者を出してしまう。そこで、“信頼できる”“よその町の”“民間のプロ”を探していた矢先、交易で縁のあるシルクタウンから、自分とヴィヴィアンの噂を聞き付けたとのことだった。なるほどな、とため息をつく──最近のスケジュールが妙に一気に片付いたわけだ。ギルマスも紹介状と依頼状に目を通しているはずで、これはつまり、よそのギルドの腐れっぷりを視察して来いという指令も含まれているのだろう。
きな臭い気配、そこに純真無垢な若手のヴィヴィアンを連れて行かねばならないことに頭が痛くなりそうだが、断る選択肢はもちろんない。現地にどのルートで向かうべきか、顎に手を当て考えて込んでいたところ、不意にかかった声にぴたと視線を中空にやってからそちら振り返る。そこには……非常にあざとい、としか男の目線では言いようのない有様の相手。おずおず尋ねる声に何も返せぬまま、大きな瞳や林檎色の頬、豊かな胸元で合わせられた手──決して胸を見たわけではない──に目をやり、真顔の状態で彫像よろしく凍り付くこと5秒ほど。やがてどこからか、クックックと笑いながら近づき、「嬢ちゃん、こいつぁなぁ、水着よりむしろすっぱd……」と口走ろうとした古馴染みの口を咄嗟に後ろ手に塞いだのは褒めてもらいたい。奴に雑な雷魔法を放って沈めると、やけに不器用な早口で返事と必要事項を告げながら、せっかくの再会にもかかわらず逃げるように抜け出してしまって。)
水着は好かん、海も行かん、3時間後に出発だ、東広場で。
(/諸々ご丁寧なお返事、ありがとうございました!
シルクタウン、シンプルながら響きも文化性もとても好みで素敵です……!実際、このくらいシンプルな方が覚えやすいですし、絹織物が特産品なのかなあ、蚕の使い魔が多かったりするのかなあ、などと想像して早速楽しみまくっております。本当にありがとうございました……!
主様ご提案の①②③④⑤の流れに、まったく異存ありません。強いて言えば付け加える程度の要望がありまして、⑤以降のどこかで、二回目のダブルベッドイベントがあっても美味しいかなと考えております。というのも、ギデオンがビビにデレるようになる前となった後とで、同じイベントのはずなのにまるきり違う展開を見せる、という対比モノも楽しそうだという煩悩が……!とはいえこれはだいぶ先のことですので、今はアイディアの共有程度のつもりでお出しさせていただきました。ひとまず①②に向かってロルを進めてまいりますね!)
34:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-11 00:27:50
ええーっ!!海っ……はぁーい……
( これで喜ばない男はいないわよ──って嘘じゃん!!と、まさか寄りによってギデオンに使うとは夢にも思っていなかっただろうアリスに、不当な憤りを感じながら肩を落とすと、しょんぼりと逃げるギデオンの背中を見送って。世の中には腐敗したギルドがあることも、雷で沈んだ隣の男が言わんとした意味もわかる程度には、ギデオンが思うほど初とも言えないヴィヴィアンだが、今回は純粋に海を見てみたい気持ちも大きかったようで。つまらなそうに男のそばにしゃがみ込めば、焦げた頭髪に手をかざし治療してやってから、依頼の準備に取り掛かろう。 )
──今度のギルドは行かれたことあるんですか?
( あれから3時間と30分後、依頼主の住む港町に向けて川を下る中型の旅客船にて。欄干に乗り出してポニーテールを風に靡かせながらギデオンを振り返ったのは、ビビにとっては冒険者になってから初めて訪れる他ギルドになるためで。建前上は2人の所属するギルドからの応援という形で街を訪れる以上、最低限のマナーは守るべきだろうと、各地のギルドを訪れたことがあるだろう相手にお伺いをたててみる。依頼書の写しを読み返しながら、珍しく小さな溜息をつくと、ローブの上からぎゅっと自分を抱きしめるようにして。 )
幽霊船って噂もあるみたいですよ。ゴーストって殴れるんですかね……。
( / 早速ロルにも登場させていただいて光栄です。仰る通りで、珍しい特産物で潤う小さく豊かな街を想像して名前をつけさせていただきました。蚕の使い魔さん……想像が広がりますね!
進行について、そう仰っていただけて良かったです。2回目のダブルベッドイベント最高に楽しそうですね……!!1回目との対比なんて聞くだけでワクワクしてまいりました!是非其方でお願い致します!
④について前回お返事しそびれてしまったのですが、ビビの縁者をギデオン様が尊敬しているという展開がよろしいかと考えております。父親については魔法使いと描写してしまったため、祖父母でもよろしいのですが、年齢的にもビビの母親が師匠だと自然かと思うのですが如何でしょう?その場合、ビビの物心着く前に既に亡くなっているか、冒険者としては引退しているイメージです。 )
35:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-11 12:10:10
二十年ほど前だったか……一度だけな。出来立てのその頃は、まだまともに運営してたよ。
(船の舳先が水面を割る爽やかな水音が、耳を心地良く擽る。そのさなか、こちらは甲板に誂えられたベンチに腰を下ろした状態で返事をし。掌を翳して影を作り、真剣に読み込んでいるのは、先方のギルド──トリアイナに関する資料だ。記録を見るに、ここ三、四年で主力の総入れ替えのようなものがあったらしく、当時知り合った冒険者の名はひとつも見当たらない。これでは自分も、ヴィヴィアン同様まったくの新顔として扱われるだろう。ギルドの雰囲気がおそらくがらりと変わっている以上、相手に失礼のないようにというのはもちろん、自衛のため慎重に振る舞うのも忘れないようにとアドバイスして。相手が呟いた最後の一言には、そのヒーラーらしからぬ物騒な物言いに可笑しさを含んだ声を返す。一通り目を通し終えた資料の羊皮紙を胸元に仕舞い込めば、そういえば聞いたことがなかったな、と目を細めながら尋ね。)
聖魔法を纏えば、まあいけるだろう。その辺りの覚えは……そもそも、おまえは何種類の属性を扱えるんだ?
(/お返事ありがとうございます!ビビの母親と縁がある、というのはこちら側でもこっそり考えていた案のひとつでしたので、是非それでお願いしたいと思います。亡くなっている場合は故人への思慕を突き詰めているせいで……となるでしょうし、あくまで冒険者として引退しているだけの場合も、敬愛する彼女本人の目がちゃんとある以上、愛娘のビビに手を出したくない……という葛藤がありそうです。この辺りは主様の好みに適うほうをお選びいただければ。また師事の詳細について、14歳のころ一年ほど、彼女がビビを身籠るまでの間みっちり鍛えられていた(若さゆえ本気ではなかったが、うっすらと憧れに近い恋慕もあった)、という設定をぼんやり考えておりますが、如何でしょうか。母親の名前や容姿、性格、ビビとどの程度似ているかなどについて、後々でも構いませんのでざっくり設定していただけますと幸いです。)
36:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-12 09:58:19
……なんだか嫌な感じだね。
( 物心着く前に母が亡くなり、父はギルドマスターとして多忙を極めていた幼少期、冒険者たちに見守られ、ギルドを遊び場にして育った元少女としては、古参の冒険者達がギルドを見放す様な事情など、考えたくもないことの一つで。自然と刻まれる眉間の皺を隠すように、キラキラと輝く水面に視線を投げ出せば一言だけ、しっとりと私情の滲んだ声をぽつりと漏らして。勝手に落ち込む権利も時間も自分にはないと、意識して冷静な表情を作って振り返ると、欄干から甲板に飛び降りるように体重を移す。長い歩幅を活かして数歩で甲板を横切って、アドバイスを聞きながらギデオンの隣にぽすっとベンチを軋ませると、距離感に怯まずトリアイナの資料を覗き込み。相手の返答に表情こそ凛々しいままに、安心した様に小さく息を吐くと、何かを覚悟するかのように拳をぐっぱしていて。 )
聖魔法か……ヨシ、
使い物になるのは──火、風は当てるだけなら何とか。土は、調子次第といいますか……今後に期待といいますか……
( この世界の魔法は、火、風、水、土の四元素と、闇、聖、それらのどこにも当てはまらない無属性から成り立つ。複数の属性を使いこなす魔法使いもいれば、特定の属性にのみ高い適性を発揮する者もおり、大魔法使いともなれば全属性を使いこなすが、魔法の能力は個々の生まれ持った感覚と、想像力に左右されがちで、魔法使い同士には誰かに師事するなどの関係性が希薄な面がある。ヒーラーは聖魔法のうちでも、主に回復魔法に高い適性を持つ者達だが、同時に土や無属性など防御に徹する魔法に適性が高いものが多く、己のピーキーさについては思うところがあるようで。気まずそうに自身の後れ毛を指で弄りながら、赤い唇を尖らせると、ぐっと両手を握って至近距離でギデオンを見上げ、キラキラと好意を隠しもしない真っ直ぐな視線で見つめて。 )
でも聖魔法なら自信ありますよ!
ギデオンさんの為ならどこでも駆けつけるので、いつでも呼んでくださいね。
( / 幼い頃からの憧れの冒険者と、若い恋慕のあった今は亡き師匠の娘……!非常に切なく王道で好みの設定ですので、ベタではございますが其方の方向で是非お願いしたく思います!
ビビの母親については、今度時間のある際に簡易PFをまとめさせていただきますので、取り急ぎお返事まで。現時点で目の色、真っ直ぐな性格はヴィヴィアンが似ていると良いなと考えております。 )
37:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-12 12:25:07
(触れ合うほどの近さで座ったうえ、香油の匂いがふわりと漂う栗色の頭をさらに寄せてくるヴィヴィアン。対するこちらは屈めていた上体を起こすことで距離を取りながら、流石に何か言おうとするが、相手の目的が同じ資料に目を落とすためとあっては無碍にするわけもいかず。結局は軽く目を閉じ、無音のため息ひとつで許すことにして。頼もしい──と思いきやだんだんすぼんでいく返事には、「……なるほどな」と感心半ば、やり返すように揶揄半ばの声を。相手の役職はヒーラー、主にパーティ-メンバーの回復支援やバフがけを担うポジションである。本来ならば、ヒーラー自身の口から攻撃を当てる当てないなんて言葉が飛び出すのはかなりおかしい。が、襲い来るモンスターを高火力の攻撃魔法で吹っ飛ばし、それで稼げた隙を使って治療にあたる、なんて力業が噂になるような娘だ。加えて父親が大魔法使いともなれば、三属性目の攻撃魔法を覚えようとしていても驚くことではないだろう。……が、次いで向けられた好意全開の言葉に、やや顔をしかめながらそちらを見たせいで。優しい形に笑むエメラルドの瞳に捉えられ、一瞬だけ静止した。──あのひとも、同じような初夏の陽ざしの中で、似たような目の細めかたをしていた。過去に引き戻される感覚、仕事に差し障るであろうそれを早いうちに断ち切るべく、虚空を見つつ即座にこれまでどおり記憶に蓋を。傍らに置いていた別資料、トリアイナのある港町の地図や海辺のモンスターに関するそれを徐に片手で取り上げると、その眩しさをいなすように相手の顔にぽんと乗せ。)
馬鹿言え、まだそこまで耄碌しちゃいない。
(/良かったです……!情報ありがとうございます、早速使わせていただきました。今でも充分材料になっていますし、本当に簡易で構いませんので!また裏設定として、幼いビビがギルドで遊んでいた当時のギデオンは年単位のクエストに出ていたことにしますね。ビビに対する一線は敬愛する師の娘であること、またおそらく一度か二度くらいは幼いビビを見たことがあるからだと思っておりますが、あまり成長前の面識がありすぎない方が恋愛要素も盛り上がると思うので……!諸々大丈夫そうでしたら、お返事には及びません。いつも詳細に打ち合わせしてくださりありがとうございます!)
38:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-13 02:40:37
耄碌って!!
( 相手の言葉に含む揶揄の色にむう、と益々唇を尖らせれば、私だってヒーラーとして使い辛いことは分かってますよ、と口には出さないものの、居心地悪そうに背中を丸めて不機嫌を隠すように足を前に伸ばす。至近距離で真っ直ぐ相手の顔を捉えれば───今、一瞬別のこと考えたな、なんて。余計なことに気づける程度には相手のことが大好きで、その目に滲む懐古的な光の意味を尋ねられない程度に臆病だった。資料を額に甘んじて受ければ、「そこまで言います!?」と、ポップコーンが弾ける様に立ち上がり、腰に手を当てあざとく頬を膨らませて見せ。ふーんだ、と態とらしく拗ねた振りをしてギデオンから離れると、青空と水面から逆光を受けて振り返り、恋の熱に浮かされた瞳を悪戯っぽく細める。そして己で拗ねた振りの可笑しさに耐えかねたように、この空にも負けず劣らず明るい笑い声を上げて。 )
んーっ!なんだか暑く感じますね、不思議!
( 翌朝、もう殆ど海に近い河口の停留所で、他の客に混じってタラップを降りれば、半日とはいえ久方ぶりの揺れない足元を確認するように飛び跳ねてみる。仮にも仕事中であるから多少は自制しているものの、初めての遠征に何処かふわふわした様子も見受けられたが、更にここから馬車で数時間という出張の中休みに伸びをしつつ周りを見回し、人が掃けたのを確認すれば、スッと表情を曇らせてギデオンを振り返り。昨晩船上で聞いた怪談話、最近トリアイナのある街の港では、幽霊船が度々目撃されているという。その船が目撃された次の日には、必ず誰か行方不明になるというではないか。それだけであれば、すわ誘拐かと人間を殴るつもりで乗り込めば良いが、船を見慣れているはずの市民が皆、口を揃えて幽霊船はあのエウボイア号だと証言しているという。4年前、出航して依頼行方がわからなくなっている豪華客船エウボイア号。当時トリアイナはギルドマスターの代替わり直前、古参冒険者達と、現ギルドマスター派の新参冒険者で、ギルドは真っ二つに別れていたらしい。そんな中、トリアイナ創設にも関わった古参冒険者が複数名、このエウボイア号に乗船し行方不明となると、それを皮切りに残った古参冒険者達も、1人また1人とトリアイナを去っている。これをただの偶然と捉えられるほど、呑気な性格では冒険者はやっていけないだろう。 )
ギデオンさん、あの、エウボイア号って……関係なく、ないですよね。
( / お返事ありがとうございます。少ない情報をこれ以上なく素敵に活かして下さり感動しております!
幼少期の面識についてもご配慮頂き感謝の気持ちでいっぱいです。2人の所属するギルドの規模は数百人単位の巨大なもので、幼いビビと関わりがあったのはごく一部の冒険者というイメージでしたが、此方の説明不足でご迷惑をおかけして申し訳ございません。勿論長期不在の設定も非常に魅力的なのですが、もし此方へのご配慮で無理に設定されているのであれば、その必要は無いということをお伝えしたく、返信させて頂きました……!
今回の依頼の真相としては、ギルドぐるみの人身売買を突き止め一件落着と思われたところで、再び犯人のうち1名が行方不明者に。他の犯人たちも幽霊船には心当たりがないと主張→当時の犯人達が剣士ごとエウボイア沈めるために船に細工をしたのを、恨みに思って幽霊船と成り果てたエウボイア号が、犯人を海に引きずりこみハッピーエンド()という展開をイメージしたのですが、世界観等のご都合如何でしょうか?背後はファンタジー世界でのホラーはかなり好きなのですが、好き嫌い別れるところだとは思いますので、少しでもご不安があれば御遠慮なく仰ってください。また、背後様には相手方ギルドの情報などかなり細かく描写していただいてるので、もしご検討されている展開が既にあれば教えていただきたいです。 )
39:
ギデオン・ノース [×]
2022-06-13 11:30:48
((単なる照れ隠しだな)と、口にこそ出さぬもののまたからかうようなまなざしを投げようとして。しかし実際に向けていたのは、何かまばゆいものを見やるようなそれだった。晴れ渡った青空も、きらきら輝く水面も、彼女の背にあるものは確かに光にあふれているし、こちらを振り向くヴィヴィアン自身はいっそ陰になっているのだが。幼い少女のような素振りも、大人の女性としてのほんのりした恥じらいも、年頃の娘ならではの若さ溢れる弾けるような笑顔も、そのすべてを煌めかせる生来の底抜けの明るさも、何もかもがあたたかに眩しくて。ああ、と納得してしまう──これは、ギルドの男どもが彼女の虜になるわけだ。今はそうして客観的に捉えられていたものの、やがてそうも立ちいかなくなってくることなど、まだこの時は知る由もなく。)
ああ、間違いなくこの件に絡んでるだろうな。だからさしあたり、船の目撃者に地道に聞き込みをするのが足掛かりになるだろう。出没する時間帯や海域に規則性があるようなら、そこを狙って構えれば、何かしら掴めるはずだ。が……
(そんな一幕から数時間が経った頃。船旅を終えてようやく下船し、一息つく目的もあって入った乗合馬車の待合室にて。相手の言葉に頷き、胸元からメモ帳を取り出すと、相手にも見えるように傾ける。そこには、昨晩ふたりで整理したありとあらゆる情報が記載されていた──港町で多発する失踪事件、幽霊船の目撃情報、何故か一向に機能しない警察。そして4年前に起きたトリアイナ内の新旧対立と、その後忽然と消えてしまったエウボイア号……今噂になっている幽霊船の、以前の姿。やはりこの事件は、よくある魔物騒ぎではない。何らかの利害関係が絡んだ、人の手による異変説が濃厚だ。……しかし、どうにも拭えぬ疑問も多い。この件の背景に、仮に人攫いが潜んでいるとして、男なら炭鉱労働者、女なら性奴隷にしてしまうのが常である。そしてそれは当然、若年から壮年の人間に限られ、子どもはまだしも、年老いた老人を誘拐するメリットなどない。ところが信頼できる筋からの記録を読む限り、老若男女が本当に満遍なく姿を消しているようだ。幽霊船の噂についても、実際に被害に遭っている市民たちすら真剣に口を揃える辺り、単に黒幕が流したブラフであるとも言い切れない。人間の手が入っているのは確実な一方で、魔物や怪異が絡む線も捨てずにおくのが堅実だろう。眉根を寄せながらそれらについて相手と共有すると、「厄介だな」とため息をつき。ちょうど港町行きの馬車が到着したらしい、ぱたりとメモ帳を閉じて仕舞い込めば、乗り場の方へ歩きながら。)
……警察とギルドがどういうラインで繋がっているのかも気になる。未解決事件の記録は当然教えてくれやしないだろうし、そもそも署内で揉み消されている可能性もあるな。地元に長く住んでいる人間に、何か不自然に放置された事案がないかも尋ねることにしよう。
(/イメージの共有ありがとうございます!これまでも含め、設定について全く無理はしていないのでご安心ください。当時のギデオンの動きについては、主様のイメージに合わせたい&今後の展開に沿って自由に作り込めるようにしておきたい意図から、空白部分にしておきますね!
ファンタジーホラー要素についてですが、まずは丁寧にご配慮いただきありがとうございます……!寧ろ大好物ですのでこちらもご安心ください。当方のほうでも、モブとはいえこの先死者が出るとして、主様的にそれはどうだろうかと懸念しておりましたので、とても安心いたしました。また現在、このトピックならではのファンタジー要素を大いに楽しみまくっている(シルクタウンに始まり、今も船旅の雰囲気をたっぷり味わっておりました……!)のですが、逆に主様の好きな・本来の趣旨である「逃げ回るくせにたまにデレるクソデカ感情持ちのオジサン×猛アタックする女の子」要素が薄まっているように感じさせてしまっていないか?と心配しております。この辺り大丈夫でしょうか……?塩梅の変更は随時対応可能ですので、主様にとって本来通りの楽しみが得られるようにできればと思います。
事件の詳細についてもお尋ねくださりありがとうございます!込み入ったものになってしまいましたが、以下のようなものを考えておりました↓
・4年前、港町の警察署に新署長(黒幕)が就任。この港町に赴任したのは、魔法により普通の船には認知されない小さな島が近くにあり、そこには「人の魂を捧げると、代わりに金を生み出す魔物」が潜んでいると知ったため
・署長の手引きにより、まともな警察とギルドのある街に立ち入れないような犯罪歴のある、無法者の冒険者たちがトリアイナに流れ込む
・署内とトリアイナ内の顔ぶれをじわじわと入れ替えて支配下に
・トリアイナが人攫いを担当し、警察がそれを揉み消すという体制が整うと、三か月に一度、小島に生贄を送って魔物に金を生み出させ、それで儲けを得るように
・しかし最近、警察側とトリアイナ側で金の取り分に関し揉めるように。警察が把握している分は獣害や魔物による被害などの偽装を施せていたが、欲張ったトリアイナが余分な生贄を島に送るようになり、それが最近謎の失踪事件として人々の噂にのぼりはじめた
主様ご提案の内容とも齟齬なく組み合わせられそうなので(それぞれ奇跡的に、事件のあらまし・事件のその後という分担になっているかと)、良ければざっくりとこの方向で行ければと思います……!ようやく解決したはずが犯人側から失踪者が出るホラー展開、そこにはエウボイア号自身の怨念・あるいはともに沈められた真のトリアナ冒険者たちの復讐心があった展開、本当に最高過ぎて!是非この事件を、ギデオンとビビの進展を支えるしっかりした下地として追わせていただければと思います……!
また、ワーウルフ編に比べ複雑な内容になってきたかと思うので、実際の聞き込みなりは程よくダイジェストしてしまってもいいかなと。)
40:
ヴィヴィアン・パチオ [×]
2022-06-13 15:18:55
( 私が近づくと迷惑そうに身構える大人の顔も、私を通して他の誰かを思っている時の少年のような目の揺れも、彼を好きにならなければ見られなかっただろう。 それだけで幸せ──なんて、謙虚で殊勝な意識はさらさらなくて、いつかはヴィヴィアン自身に目を向けさせてやらんという、若々しい不遜な野望に浮かべた笑顔を更に深めるも、今この依頼の間は彼の隣で戦わせてもらえる幸せな時間に甘んじることにして。そのためにもまずは、冒険者としてこの依頼に真剣に向き合おうと心に決め直した。 )
──承知しました……警察と、ギルドと市民……うああっ、やっぱり一筋縄じゃ行きませんよね。
( そうして始まった馬車内での作戦会議は、シルクタウンからの帰り道とはまた違った温度を持って白熱した。聞き込みから現場を抑えるという基本はビビでも思いついたが、人攫いが狙う年齢層などの裏事情や、警察とギルドに関する細かい法律関係などは、ビビ1人では絶対に思い至れない 経験の差をありありと感じさせられて。うめき声と共に頭を抱え、元々繊細な配慮などは得意分野ではないとはいえ「全部魔物の仕業なら殴れば済むのに」という暴言からは、街に着く前に既に気疲れの色が見てとられ。そうこうしている間に、馬車に伝わる揺れは舗装されていない土の上を走るものから、規則的に揺れる硬い石畳のものに変わり、周囲の音も活気溢れる港町らしいものが飛びこんでくる。そんな町で夜な夜な起こる事件のことを考えれば、幌の外を覗くのも躊躇われているうちに馬車が停車し、年老いた御者の到着を伝える声が聞こえて来て。最初の目的地は疑惑のギルド・トリアイナ。2人のギルドとも同じ、役所の認証である公認ギルドの意匠の下に、小さな三叉槍のデザインがクロスされる鉄看板が壁からはえる立派な門構え。元は美しく輝いていただろう看板は、潮風に晒されて今や見る影もなく赤錆に覆われている。ギルドの精神ともいえそうなそれを磨く者すらいない現状に、戸を叩く前から既に心が重くなり、大きなため息をひとつ漏らすと、少しでも気を紛らわせようと、断られる前提の軽口を叩いてみて。 )
……やる気出すために、関係聞かれたら夫婦だって答えていいですか?
( / イメージの把握と、お気遣いありがとうございます!以後、説明不足には気をつけて参りますが、また背後様の方でもイメージの相違などありました場合は、お気軽にご相談いただければ幸いです。大変失礼致しました。
ホラー要素について、そう仰っていただけて非常に楽しみです!!死者の扱いについては軽くなりすぎないよう気をつけつつ、背後様が苦手でなければ、世界観上 物語の陰影のために登場させることも想定しておりますが如何でしょうか。世界観は此方こそ素敵なロルでたっぷりと楽しませて頂いており、背後様には本当になんとお礼を申し上げれば良いか……!「逃げ回るくせにたまにデレるクソデカ感情持ちのオジサン×猛アタックする女の子」要素については、以降の目処は着いていますし、背後様がギデオン様の内心をとても素敵に描写してくださるので、此方は現時点で大満足ではございますが、この口上で募集をかけている以上、背後様に物足りなさを感じさせてしまっていないか心配しております。恋に盲目すぎる子は苦手とのことですので、真面目なシーンでは少しセーブしていたのですが、今回少し押し強めに調整致しましたので、苦手であれば仰ってください。
事件のあらましも本当に詳細にありがとうございます!世界観にピッタリで、海賊の宝探し的なロマンも感じられて非常に興奮しております……!! 背後様のよくねられた展開と比べると非常に稚拙でお恥ずかしい限りですが、仰る通りの合体案が大変魅力的ですので、是非そちらでお願い致します!確かに聞き込みはダイジェストの方がダレずによろしいと思いますので、前回にもましてサクサク進行で参りましょう。
毎回細やかなご配慮と丁寧な相談をありがとうございます。長乱文でご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、背後様のお陰で非常に楽しく2人の顛末を見ることができております。以上の内容で問題がなさそうであれば、お返事は省略して頂いて結構ですので、今後ともよろしくお願いします。)
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