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それは、澄み渡る朝焼けのよう (〆)/112


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自分のトピックを作る
61: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 12:23:06



( まだ日が昇らない早朝に目が覚める。いつも大抵5時頃に起きて走るのが日課になっているのだ。こちらに越してきてまだ家の周辺は分からないところがあるが、昨日行った商店街くらいなら行ってこれるだろう。ジャージに着替え、居間に顔を出すと相手が机に突っ伏して寝ており。本来なら起こした方がいいのかもしれないが、余程疲れて眠ってしまっているように見える。遅くまで執筆していたのだろう。自分が持ってきていたカーディガンで申し訳ないが、風邪を引いてしまうといけないと、そっと相手の肩にかける。


車も多くなくとても走りやすい町だと思う、朝方の涼しい風を受けながら1時間ほど軽く走り、無事家に戻る。シャワーを浴び着替えを済ませ、再び居間に顔を出すが、相手は寝ているようだ。できるだけ静かに朝食の用意をする。豆腐となめこの味噌汁、昨日買った鮭を焼き、昨日使わなかった鍋の野菜でお浸しを作る。ご飯も新しく炊いておいた。)



62: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 12:48:35


…….、ん。

( 一度、朝日を眩しく感じた気がしたが、その後も眠り続けていたようで。机に突っ伏したままで固くなってしまった腰をゆっくり伸ばせば、目をこすって起き上がる。
その際、肩から落ちたカーディガンを拾えば、一瞬、それが何なのか分からずに硬直する。しかし、直ぐに彼のものかと察すれば、手にしたまま日が高くなった空を見上げた。
ふと、台所から朝食の良い匂いがすれば、それに誘われるかのように歩みを進める。)

…おはよう。早起きだな。

( 顔を覗かせれば、既に大分朝食も出来上がってきているようで、少し申し訳なく思いながらも挨拶を交わす。
そして、手にしたカーディガンを軽く持ち上げながら礼をいえば、隣に立ってその手際の良さを観察して。 )


63: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 14:24:32



おはようございます!
勝手に朝ごはん作りましたけど、食べられますか?

( 相手が起きて此方に向かってくる気配に気付けば、相手を見てにっこり笑って。あんな姿勢で寝ていたのだ辛くないかな、なんて思いながら「身体痛くないですか?あ、風邪引いちゃうと思ってかけたんですけど。」とカーディガンを見て話す。)

…あんまり見られると少し恥ずかしいです。

( あまりに相手が横で自分の作業をまじまじと見るもんだから、見られるのは慣れておらず少し困ったように笑って。ご飯や味噌汁をよそうと相手に「持って行ってもらってもいいですか?」とお願いをして。)




64: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 15:41:20


…あぁ、大丈夫、飯も食べられるよ。

ありがとう。

( にっこりと笑顔を向けながら話す相手に、体調や身体も何ともないことを告げると、朝食とカーディガンの二重の意味を込めて再度礼を言う。
そして、無意識にも集中して相手の手元を見ていたらしく、困ったような声が聞こえてくればハッとしたように相手の顔を見上げて視線を逸らした。)

…すまないな。
私が料理出来ないものだから、つい。
料理シーンの参考になるかと思うと集中してしまって。

( そんな言い訳を述べながら、言われた通りにご飯と味噌汁を運び出す。
料理の手順や仕草、音に匂い、今までは一般的な描写ばかり書いていたが、身近に料理してくれる人がいると捉え方も表現の仕方も変わってくるかと思ったらしい。 )


65: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 17:15:48



おお、なるほど。
それなら全然見てください!でも参考になるかわからないですけど。

( 見ていた理由がまさか仕事の理由だとは思わず、それならと言うが、実際恥ずかしいものは恥ずかしくて。しかしこんな素人の料理風景が役に立つならと思う。)

あ!運んでもらってありがとうございます!

( 運んでもらったことにはお礼を言い。自分も運び終えると席に着く。「俺朝から走ってきて腹ぺこぺこで」なんて笑って。それにしても適当に作ったがどれも食べられるメニューだっただろうかと少し相手の様子を見て。)



66: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 17:51:54


十分参考になるさ。
…傍から見ていると、面白いものだ。

( 散らばっていた書物等を片付けながら、料理が揃うと自分も席につき、参考になるか分からないという相手へ平然と言葉を返す。
よく考えれば、誰かが料理をしているところを見るというのも、これまではほとんど経験した事がなかったものだ。…本当にこれでよく小説家などと名乗れたものだ、と我ながら思う。)

走ってきたのか。
本当に運動が好きなんだな…確かに、朝焼けは気持ちが良さそうだしな。

( 手を合わせてから一口箸を運べば、相手の早朝からの活動に感心の眼差しを向けつつ相槌を打って。
澄んだ朝日の中を走るのは気持ちいいし、良い一日のスタートになるだろうと頭では分かっているが、感心するばかりで、自分も出来るとは思っていない。
返答後、昨日の晩のように 「美味い」と付け加えれば、寝起きらしからぬ食欲で食べ進む。 )


67: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 18:18:21



それなら、いくらでも見たいとき見てくださいね。

( 相手が参考になると言ってくれるなら、いくらでも見ていいと伝えて。自分も手を合わせると「いただきます」 と言い食べる。自分が作る朝ごはんなのでいつも通り自分は感想もなにもないのだが、やはり「美味しい」と言ってもらえるのは嬉しい。自然と顔が綻ぶ。)

澄佳さんよく食べますね。

( 相手の食べっぷりには驚きながら。走ってきた自分並に食べるので、そんな細い体でよく入るななんて思う。)



68: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 18:39:45


( 見たい時に、という言葉には「 そうさせてもらおう 」と返し、味噌汁を啜った。温かな食事が喉を通る度に目が冴えていくような感覚に陥る。成程、朝食はちゃんと取るようにと言われる訳だ。この歳になって改めて気付かされるとは、不出来な人間だなと我ながら思う。
また、続けられる言葉に、はたと自分の茶碗を見れば、既にほとんど残ってはおらず、首を傾げた。)

食べない時も多いんだがな…。
確かに、量は食べる方かもしれん。

( 今までは無自覚だったが、相手に言われて確かに多く食べる方かもしれないな、なんて思い当たる。普段食べないせいでたまに食事をする際に大食いになってしまったのだろうか。
…彼と違って運動する訳では無いのだから気をつけるか、と内心思いつつ。それでも箸は動かしていて、1つ、思い出したように続けた。 )

そういえば、昨日の本はそのまま貰ってしまっても構わないが、要らなかったらまた私の書斎にでも置いておいてくれ。


69: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 18:54:26




そうなんですね。
作る方としては食べてくれた方が嬉しいです。

( 相手が量は食べられる方だと知ると、それなりに作っても良さそうだなんて思う。何にせよ沢山食べてもらえるのは、作り手からすると嬉しいものだ。さらに張りきって作りたくなる。)


…あ、そういえば昨日の夜1冊読んじゃったんです。全部。
すんなり読めました。

( 本に関しての話題が出ると、そういえば昨日の夜一気に読んだことを思い出し。感想を述べようとするも、まず出てきたのは本当に読みやすかったということで。更に「こんな小説が書けるなんてすごいと思いました、純粋に。上手く感想言えなくてすみません。」なんて言いつつ、さらっと気になったことを聞いてみて。)

こういう小説って、澄佳さんの実体験が含まれていたりするんですか?



70: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 19:16:15


そうだったのか。
読んでもらえたのなら、それ以上に良いことは無い。

( 本は苦手だと言っていた彼だが、すんなりと読めたと聞けば、それはそれでやはり嬉しいもので、上手く感想を述べられないと言うが、全部読んだという事実が有難かった。こちらも、フォローは苦手でどうにも無愛想に返してしまうが…。
それにしても、幾ら比較的薄い書物だったとはいえ、一晩で読んだとなると、一体彼は何時に寝たのだろうか。
__そんなことを考えていたが、次に問われた言葉に、一瞬コップを持ち上げていた手を止めて、相手を見つめた。)

……そうだな。
私の小説は、といっても、特にその本の最後の少女は…。
私の代わりに、望みを叶えてほしかった。

( 小説家が実体験や想いを綴ることは、もはや良くあることだろう。だが、こんな年増な男が言うには少し奇妙だろうか。それでも、目の前の相手には特に誤魔化す必要もないだろうと、淡々と事実を述べて言った。 )


71: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 19:23:53



はい。読むのには時間がかかりましたが。
そんなことも気にならないくらい、読み進めちゃって。

( 上手く感想は伝えられなかったものの、相手は自分がその作品を読んだことに対してそれ以上に良いことは無いと言ってくれる。感情はあまり読めない人ではあるが、そうやってきちんと自分のことを見てくれているところが素敵だなと思う。)


…なるほど、そうだったんですね。
なんか、すごい想いが伝わってきたというか、なんというか、上手く言えないけど、もしかしたら、って。
でもその経験が、こうやって作品に生きてるんですね。

( 実体験というよりかは、自分の願いを叶えて欲しかったという相手に、もしかしたらあまり触れてはいけないことだったのだらうかと心配するも、淡々と話す様子からは感情は読み取れず。ただ、その作品がすっと心に入ってきたのはその経験があるからなのだろうなと思う。)




72: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 19:48:39


…キミは、父親と違って鋭いな。
先輩にも、それほどの感性があって欲しかったものだ。

( 思いが伝わってきた、そう述べる相手を見て、フッと目を細めて悲しげにも嬉しそうにも見える顔で笑って見せた。
初めてその本を見せた時、彼の父は、ただ、凄いと褒めてくれた。惹き込まれる話だと言い、よくこんな話が思い付くな、と此方の背中を激しく叩いてきたっけ。
目の前にいる彼と同じ栗色の髪に、それに似合う明るく無邪気な笑顔で “ 想いが伝わった ”と言われていれば、どんなに、嬉しかった事だろうか。)

……昔、私の想い人が、早くに結婚して子を持った。
祝福こそしたが、どうしても、その子には会えず、拒否してしまっていた。
その子が産まれたことで、私の望みは叶うことが無くなったからな…拗ねて、いたのかもしれない。

( 一度止めた手を再度動かし、飲み物を一口飲めば、静かに言葉を続け、彼の瞳を見つめた。髪の毛に留まらず、彼には面影が幾つもある。昨日、はじめて見た時、無意識に目を逸らしていたのかもしれない。
自分の初恋の相手が誰なのか、それはバレてしまっても構いはしない。
どこか、聞いたことあるような言い回しを告げては、空になった食器を重ねて立ち上がった。 )


73: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 20:11:27




( 相手がぽつぽつと話し始めるのを最初は、なんとも思わずに聞いていた。しかし、「父親と違って鋭い」という言葉や、その後に続く彼のこの小説にまつわる恋の話を聞いていくうちに段々と繋がり、彼が好きだった相手というのが誰かが分かってしまった。分かった瞬間に相手と目が合ったが、そこからどこか悲しげな相手の感情が読み取れ。言い残して席を立った相手を目で追う。)

…俺の父さんのことが好き、だったんですか…?

( 恐る恐る聞いてみる。本当は触れない方がいいのかもしれないが、ここまで聞いてモヤモヤするくらいならと勇気を出して尋ねる。同性を好きなことに偏見はない。だから相手が父のことを好きだったとしてもなんとも思わないが。だけど、予想が当たっているとするならば、自分の父親は酷い奴だと思う。相手の気持ちも知らないで、赤ん坊の写真を見せたり、こうやって息子を預けたり。いつの間にかそのモヤモヤは自分の父に対するものへと変化していて。)






74: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 20:38:25


……今はもう、そんな恋だの愛だの、廃れたと思っていたんだがな…。どうしようも無く、私は大人気ない奴らしい。

申し訳ないよ。キミにも。

( 好きだったのか、その答えを直ぐに出すことは出来ず、立ち上がったまま一間考えれば、彼の推測に否定せず、肯定の意も込めてそっと述べる。先輩の事が好きだという感情は、昔だけのものなのか…いや、多分、断ち切れてはいないだろう。
こんな事実を述べられて、息子である彼はどう思うか、冷静になってそう考えると、随分と酷なことを言ってしまったかもしれない。)

だが、キミたちが幸せに暮らしていて嬉しかったのも事実だ。
…元々、私に想いを伝える勇気は無かったし、時代が時代だったからな。

( 後出しのようになってしまったが、先輩が嬉しそうに交際や結婚の話をしてきた時は、勿論、失恋の悲しみはあったが、何よりも幸せそうな顔がみれて此方も嬉しかった。今でも続く連絡は、自分と先輩との繋がりを感じさせる。例え、ただの親しい後輩としか見られていなくとも。
おまけに、一昔はまだ偏見や差別も酷く、同性が好きだなんて誰にもいえなかった。)


75: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 21:05:01



申し訳ないだなんて…
…澄佳さんの言ってることは分かります。
だけど、父さんのしてること、酷いですよね。
赤ん坊の写真見せたり、俺をここに預けたり、澄佳さんの気持ちを知らなかったとしても、いくらなんでも…。

( 「申し訳ない」居間に響いたその言葉に胸がぎゅっと押しつぶされそうになる。それは、相手が言う言葉ではない。あの小説を読んだから、相手の気持ちを今知ったから言える。その言葉は相手に相応しくない。寧ろ謝らなければならないのは、父親の方だ。澄佳さんの気持ちを何一つ考えないで。どれだけ鈍いんだと腹立たしくなる。あの小説も、澄佳さんがどんな想いで書いたのか、最後には言葉につまり、眉を顰める。
__こういう感情をなんと言えばいいのだろうか、怒り?呆れ?悔しい?「父のこと、殴りたいと思ったのはこれが初めてです。」なんて言いつつ、顔を下に向け、拳をぎゅっと握りしめる。)



76: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 21:31:23


……確かに、“ 知らない ”って言うのは罪だよな。

( 言葉を詰まらせ、下を向く相手に、一度持ち上げた食器を再度卓上へ。そして、傍へとしゃがみ込めば栗色のその髪を乱暴に撫で回した。)

それでも一応、今の私があるのも先輩のおかげなんだ。
…勿論、キミに会えたのもな。

私が今も一人でいるのは、私がそう決めたからだ。

( 父を殴りたいと呟くその姿に、眉尻を下げて笑ってしまえば、次こそ立ち上がって食器を台所へと下げに行く。
先輩を好きになっていなければ、もし、この願いが成就してしまっていたら、きっと小説家としての小波澄香は存在していなかっただろうし、今目の前にある彼と、こうして会話することもなかった。決して、辛いことばかりではなかったと、そう言い聞かせている。
この歳になって、自分がまだ独身で、たった一人広い家で暮らしているのは…確かに、未練もあったかもしれないが、それは自分自身の選択だ。彼が、自分や自分の親を軽蔑する理由であってはならないと、そう思う。 )


77: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 21:40:29



( 頭を乱暴に撫でられると、思わず肩を揺らす。何だかこういうときに上手く言葉が出てこないのが歯痒い。そのまま俯いたままで更に納得のいかない思いをぎゅっと拳に握りしめて。)

…そう、ですね。
ごめんなさい、ちょっとかっとなり過ぎました。

( 確かに、今自分がいることも相手とこうやって話せていることも、両親が結婚したからの結果であり、彼が小説家としてデビューできているのもまたそれがきっかけなのだ。悪いことばかりではないことは、その言葉を聞いて分かるが、それを無理やり絞り出して自分をそう言いくるめているようにも感じてしまう。こうやって、すぐ何かあると言動に現れてしまうのが、自分の素直なところであり、短所でもある。ひとつ深呼吸をして怒りをおさめめ、少し落ち着いた所で、顔を少し上げて相手の様子を盗み見る。)





78: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 22:01:11


いや…まぁ、いいんだ。
私は、はっきりと言葉にして表現するのは苦手だから、キミのように素直に示してくれるのを見ると、すっきりする。

( 食器を下げ終えれば、居間から聞こえる相手の言葉に耳を傾けながらすぐに戻ってきて、もう一度腰を下ろす。
比較的穏やかそうに言葉を返せば、先程横にまとめた書物の山から、自分が持っていたあの小説をもう一冊取り出して、静かに眺める。
担当者なんかには、意外と感情が表に出やすいとは言われるが、それはあくまで表情の話で、自ら口にすることはあまりない。だからこそ、代わりに怒りを表してくれる相手には、少し感謝の意を示す。)

…しかし、キミにとっては随分と面白くない話をしてしまった。
同居を解消したくなったのなら、日が浅いうちに教えてくれ。

( 本から顔を上げれば、此方の視線が相手の瞳とぶつかって一瞬言葉を詰まらせる。今更ながら、こんな事実を告白してしまったことに罪悪感が湧き上がるのだ。
これから本格的に同居生活が始まるというのに、若い青年には嫌な思いをさせてしまった。こんな40代を目前にした大人が、自分の父を好きだなんて…、しかし、この同居を取り消したいのならば、それは決して遅くはない話だ。 )


79: 伊川 翔 [×]
2022-05-29 22:18:05



…それなら、よかったです。

( 自分の短所についてそのように言ってくれる相手はやはり優しい。少し気持ちが晴れたように思う。自分だったらこんなに良い人が恋人なら絶対に離さないのに。)

同居は解消しません。
…ただ、俺はいいですけど、澄佳さんが嫌じゃないですか?

( 同居について触れられれば勢いよく顔を上げ首を横に振る。こんなことで、自分は解消したくない。相手と出会って1日もたっていないが、それなりに相手と過ごす時間は楽しいと思えるし、もっと一緒にいてみたいとも思う。ただし、それはコチラの考えであり、相手はどうなのだろう。自分と過ごすことに何か嫌な気持ちがあるなら教えてほしい。自分と父はよく似ている。知り合いや母にも「若い頃のお父さんみたい」と言われる。つまり、自分を見て、相手は辛くないだろうか。)





80: 大波 澄佳 [×]
2022-05-29 22:47:06


…確かにキミは、先輩によく似ている。

( 同居の解消は望んでいないらしく、首を横に振る姿をみて、何故だか此方も少し安堵したような気持ちになる。自分という人間を否定されなかったという気持ちもあるが、単純に、1人じゃなくなった我が家も居心地が良いかもしれないと思っていたからだ。
だが、問い返されたことに関しては、再度相手の顔を見つめて、少し懐かしむように首を傾げれば、ボソリと呟いた。彼が懸念しているのは、きっとその事だろう。)

しかし、キミに彼を求めるほど落ちぶれてはいないさ。

友人として、大切な息子を託された責任もあるし、何より、私もキミがいてくれると助かる。

( 顔立ちも、雰囲気も、仕草や言葉も、様々な断片から父親の面影が見えてくる。流石親子であり、全く辛くないと言えば嘘にはなるが、それでも放り出す理由にはならなかった。つまり此方も、同居に関しては嫌だと思うことは無い。)


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