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 ファンシーランド ( 指名制 ) /15


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13: ロベニカ [×]
2022-02-14 18:38:45



>ロキ( >12)

このあたしが、好かれる?それこそ夢のような話だわ。──でも素敵ね、つまりあたしが努力したらその分認めてもらえるってことでしょう?
( 好意にも愛にもとんと無縁だった彼女にとってみれば夢物語と相違なく、確かに目の前の彼も好意的に接してくれてはいるがよもや己が誰かに好かれるなんて想像もつかなかった。いつかはいつかはと渇望し諦めたもの、どんな宝石よりもずっと価値がある暖かさ、普通に授かるはずの尊いそれが当然に与えられるだなんて、きっとそれは過ぎた褒美だ。棘すらも覗くことのある言動とは裏腹に自罰的、身に余るほどの砂糖菓子のような世界でまでも自発的に何かをしなければならないという思考は染み付くほどに当たり前で、無条件に愛されることは端から排斥してしまっている。彼女にとっては頑張ればその分返ってくる、綺麗事のサイクルが成り立つことが重要なようで努力からは離れられず。しかし澄ましてはいるもののやはり寂しさに埋められた心には希望を齎したのか、彼と出会ってから──母が亡くなってから初めて笑みを見せて。控えめではあるものの嬉しさが微かな頬の紅潮として滲み出る。きっとこれは、神様が与えてくれた休息の機会なのだと解釈し、小難しいことは抜きにして己がための世界を楽しんでみようと決めた。無理に課せられる試練もなければ嫌いな人間もいない、常に除け者にされたが故に主役として立たされた舞台は雛鳥のように右も左もあやふやだが、立て続けの悲劇に見舞われたのだから一時でも赦されたいと幼少の頃に封じた甘えが首を擡げる。冷静な頭の片隅で甘言に乗る彼女を諌める声もあるが、少しの間ぐらいはとそれも封殺した。どのみち、いつかはきっとあの地獄に戻らなければならないのだから。来たのだから戻る術とてあるはず、その方法はわからないが、帰りたくなったら聞けばいいとある意味で楽観的な考えでようやくファンシーランドを受け入れれば、喉が乾いていることに気が付いて街並みを眺めて。 )
折角来たんだもの、あたしの心の踏ん切りがつく間、少しだけ楽しませてもらうことにするわ。……ところで、ここにお茶がいただける場所はあるのかしら、たとえばカフェとか。



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