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白む空に燻る紫煙 ---〆/5066


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自分のトピックを作る
1322: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-09 15:28:50

 





( ブランケットごと相手に抱き締められ、ようやく心が痛みを感じ始める。亡くなったのは妹が死の間際に守った子だったのだと言いながら、悲しい、苦しい、寂しい、悔しい___そうした感情がない混ぜになって言葉が震えた。「セシリアが、自分の命を犠牲にしてまで守った子どもだった……妹がたったひとつこの世に残した願いだった筈なのに、それさえ守れない、…俺は何の為に____」余りに大きな無力感と絶望に苛まれ、涙が滴り床に弾けて。一度溢れ出した其れは止める事が出来ず、次から次へと溢れて視界をぼやけさせ床を濡らした。何の為に刑事として立ち続けて居るのか、何の為に___1人今を生き続けているのか。相手の温もりに触れたくて、自分から縋る様にその肩口に顔を埋め小さく嗚咽を漏らして。 )





 

1323: ベル・ミラー [×]
2022-05-09 19:23:58




( セシリアに深く関係する人物だと予想はしたがまさか其れ程とは思わなかった。其れと同時に女性の幼稚園教諭が子供を庇う様にして亡くなって居た、と報道されたニュースを思い出し其れが彼女だったのだと知る。何が理由で其の子供が命を落としたのかを聞けないが病気や事故ならばこんなにも酷く自分を責めたりしないだろう。きっと優しく真面目な相手の事だ、妹が亡くなった後も密に子供や両親と交流をし、時に励まして来たに違いない。自身の肩口に顔を埋め涙を流す相手を強く強く抱き締め、片手を後頭部へと伸ばし髪を梳く様に撫でれば悲痛な声で落とされる言葉達に何度も何度も頭を縦に動かし「__その子はきっと、最後まで全力で生きたと思います…。エバンズさんは何も出来なかったって思うかもしれないし、結果的にこうなってしまったかもしれないけど、_…でも、きっとエバンズさんから貰った沢山で満たされてた時間は多かった筈です…っ。」“仕方が無かった”なんて言葉はきっと相手には酷過ぎる。今は何にも納得しないだろう。其れでもどうか相手が何も出来ない無力な人では無いと言う事だけは伝えたくて懸命に言葉を紡ぎ )





1324: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-09 20:10:26

 






( 相手が言う様に、自分との繋がりの中で彼が満たされていた、少しでも楽しいと思えた時間があったと思って良いのだろうか。妹が守り抜いた尊い命が、指の隙間を擦り抜ける様にして消えてしまった事が苦しくて仕方が無い。自分はなんと非力な人間なのだろうと思わずには居られない。---真っ暗な玄関に蹲りどれ程の時間涙を流しただろうか。ようやく涙が枯れ疲労感と喪失感だけが身体に残る。もう大丈夫だといつものように相手を帰らせる事は未だ出来なかったが、相手が側に居てくれたお陰だろうか、今を見失い立てなくなる程に心を壊して仕舞う事は無かった。「……少し、横になりたい、」と小さく呟きを落とすとようやくゆっくりと立ち上がり、肩から掛けられていたブランケットを相手に渡し「冷えただろう、」とひと言だけ告げて。リビングに電気を点けソファに横になると深く深く息を吐き出して、気をしっかり持たなければと自分に言い聞かせて。 )






 

1325: ベル・ミラー [×]
2022-05-09 20:29:40




( 沢山の涙を流した相手だったが先程までの様な“抜け殻感”は無い。渡されたブランケットを受け取り「何て事無いよ」と微笑み返せば相手の後ろを続く様にしてリビングへと戻り。ソファに横になる相手の姿を一瞥してその足元に再びブランケットを掛けては冷蔵庫を勝手に開けてまだ真新しいミルクを取り出し。…小さな鍋にミルクを入れて火を点ける。ややしてぷくり、ぷくり、と表面に気泡が浮き出て来たのを確認すれば火を止めてマグカップに注ぎ入れ。ミルクのまろやかさが邪魔されない程度の蜂蜜を溶かして“蜂蜜入りホットミルク”の完成。「飲みたくなった時に飲んでね。」其れをソファの前のテーブルに置いて横になる相手の真横に両膝を付く様にしゃがみ込んでは「__鑑識の結果は明日の朝降りてくるけど、杜撰な犯行だったし犯人特定も時間の問題だろうって。だから何も心配いらない。」少しでも気力が回復した時にきっと相手は捜査を中途半端にした自分を責める筈。其れが少しでも軽減される事を願っての現段階の捜査状況の説明を軽い口調で告げて )





1326: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-09 22:01:40

 






( ソファに横になり、頭に浮かぶのはハリーの事ばかり。柔らかい湯気と共にまろやかなミルクの香りが漂い始め、やがてコトリと音を立てて甘いホットミルクがテーブルに置かれて。相手から告げられた言葉に視線を落としつつ「___どんな理由があれ、断りも無く捜査を放棄するべきじゃ無かった……悪かった、」と謝罪の言葉を落として。あくまで気丈に、普段通りにまた立ち上がれる様にと自分を奮い立たせる。身体を起こしてマグカップを手にしてひと口ホットミルクを飲むと、優しい甘さが口に広がり冷えた身体を温めて。心は酷く傷付いて居たが、冷静になる事は、気丈に振る舞う事は未だ出来る。正しい方法では無いのだろうが、痛みに蓋をする事さえ出来れば、渦巻く感情を飲み込む事さえ出来れば、立ち上がれなくなる事は無い筈だ。ホットミルクを飲み終えると、何か言葉を発する事も眠ってしまう事も無く再びソファに身体を横たえて。 )






 

1327: ベル・ミラー [×]
2022-05-09 23:20:36




( 案の定捜査を放棄したあの時の決断に対する謝罪を紡がれれば一度軽く首を左右に振り「間違ってなかったよ。少なくともエバンズさんは心に従った。」まるで其れが正解だとばかりに口角を持ち上げた後に「…でも死ぬ程心配するから、次居なくなる時は何でもいいから教えてね。」と表情を真剣なものへと変えて。__マグカップの中身を飲んでくれた事には酷く安堵した。甘い温かさが例え身体の中から全身を暖めたとて深く傷付き絶望した心までもは暖められないだろう、其れでも僅かな光があると思えるなら…。眠る事も、かと言って何かを語る事も無くただソファに横になる相手の横顔をぼんやりと眺めていた自身の鼓膜を震わせたのは一つの着信音だった。何事かと鞄からスマートフォンを取り出せば電話の相手は捜査中の同僚で、“現場から怪しい男性が走り去ったのを見た人が居る、話を聞きに行ってほしい”と言うもの。警察官としては有るまじきだが正直全く乗り気がしないものの、少しの間を開けて了承の返事を告げては通話を切り相手に向き直り。「目撃情報が出たって。…もし、何か少しでも話したい事やして欲しい事があったら直ぐに電話して。体調が悪くなっても。」行かなくてはいけない事を伝えつつも、心配はまだ大きく渦巻いているのだ、表情を窺い見ながら“約束”と念を押して )





1328: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-10 00:34:24

 





( 断りも無く捜査を放棄した自分を相手は責める事無く微笑みを浮かべ、連絡を入れて欲しいと言う理由を“心配するから”と言った。その言葉に小さく頷いただけで再び視線を落とすと相手の鞄の中でスマートフォンが着信を知らせて。本来なら同じ事件の捜査に関わっているのだから当然自分も現場に向かうべきなのだが、今はそうするだけの気力が無かった。「……悪い、」と暗に動向出来ない事への謝罪を紡ぎ、念を押す様に告げられた相手の言葉に分かったともう一度頷いたものの、それ以上何を言う事も無く。---1人になって暫く、必死に蓋をした痛みを感じない様にじっとソファに横たわったままで居た。しかし当然心には酷く負担が掛かっていて、状況が悪化している事は間違い無く。抑圧した感情は夢となって痛みを知らせる。ソファに横になったままほんの少し微睡んだ程度だったのだが、夢を見た。幾度と無く見た事件の夢___セシリアが命を落とす間際、そして霊安室で見た彼の顔と自殺した遺族の顔が重なり声にならない悲鳴を上げるようにして飛び起きた。彼を死なせてしまった事への罪悪感は重くのしかかり呼吸を阻害する。パニックを起こしてしまうのに時間は掛からず、引き攣れた浅い呼吸と共に意識は過去に引っ張られ自分を呼ぶ彼の声が直ぐ近くで聞こえた気がした。腕に爪を立てる事で感じる痛みも意識を保つのに今は効果を成さず、そうなってしまうと一人では過去と現実の区別を付ける事は困難で。ソファの上で蹲り、必死に酸素を上手く取り込めない呼吸を繰り返すばかりで。 )






 

1329: ベル・ミラー [×]
2022-05-10 07:33:46




( _後ろ髪を引かれる思いで相手の家を後にすれば向かうは今回の強盗事件を目撃したという女性の元。待ち合わせの公園で会った彼女は被害者の友達だと名乗り、顔は見えなかったが小柄で細身の男性が慌てた様に逃げて行く姿を見たと。其れを重要な供述をとして手帳に記せば「ご協力ありがとうございます。」と頭を下げて一度署に戻る。フロアの扉を開けたのは相手の家を出てから一時間弱が過ぎた頃で、その間も思考の大半を占めるのは相手の状態の事ばかり。兎にも角にも此れ迄の纏めだけはやらなければとデスクに腰掛けパソコンの電源を入れた時、後ろを通った同僚に『警部補後半休取ったんだって?あの仕事人間が珍しい事もあるんだな。』と話し掛けられて思わず苦笑いが浮かぶ。恐らく鑑識の誰かが話したのだろうが、噂になるのは早いものだ。__其れから数時間パソコンと睨めっこをして何時もより早く仕事を終わらせると、今の相手の状況を知る由も無ければ“体調はどうですか?”と言う文面のメール一先ず送って返信を待ち )





1330: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-10 12:32:55

 





( どれ程の時間、上手く出来ない浅い呼吸を必死に繰り返しフラッシュバックする記憶の波に耐え続けただろう。視界の端でスマートフォンの画面が明るくなりメールの受信を知らせたものの、それを開き返事をする事は到底困難で。それがきっかけとなり僅かに今に意識が向き、相手に連絡をしなければとスマートフォンに手を伸ばしたのだが手に触れた弾みで其れは無慈悲にも床に落ちてしまい、電話を掛ける事すらも叶わない。妹とハリーへの罪悪感と喪失感に押し潰されそうになりながら、苦しさも相まって涙が手元に零れた。長く呼吸が阻害された所為で身体の震えは自分で抑え付ける事が困難な物へと変わり「___っ、ミラ、ー…ッ」と、今此の場所には居ない相手の名前を、助けを求める様に紡いで。相手の名前だけが意識を今に縛り付ける役目を果たし、混濁した意識の中で幾度と無くその名前を呼び。 )





 

1331: ベル・ミラー [×]
2022-05-10 13:30:55




( メールを送信して直ぐに身支度を整えフロアを出る。廊下ですれ違う署員達に挨拶を繰り返して車に乗り込み、シートベルトを締めてエンジンを掛けたタイミングでもう一度スマートフォンを見るも相手からの返信は無く。涙を流した事と酷く疲弊して居た事もありもしかしたらメールに気が付かないで眠っている可能性も考えられたのだが、こういう時に働く所謂第六感は時に当たらなくても良い力を発揮する事を良く知っている。だからこそ向かうのは自宅では無く相手の家で。__扉の前でノックをするも中からの返事は無く、ドアのぶに手を掛け軽く引けば鍵の掛かっていない其れは簡単に開いた。「_…エバンズさん、」隙間に顔を入れて暗闇に向かって相手の名前を呼ぶ。リビングの電気は点いて居るまま、奥の方だけがぼんやりと頼りなさげに光っており__鼓膜が途切れ途切れに震える自身の名を拾ったのは其の時だった。途端に相手を一人残した後悔が胸中に広がり足早にリビングへと入ればソファの上に蹲り涙を溢しながら、何度も何度も…まるで縋る様に己の名を繰り返す相手の姿があり。「っ、ごめんねエバンズさん!置いてったりしてごめん…!」其の姿を見た瞬間に身体は何を考えるよりも早く相手を抱き締める為に動いていた。包み込む様な形で背中に両腕を回し背中を摩る。あんな事があってまともな精神状態で居られる筈が無かったのに、同僚から電話が来た時に代わりに聴取をしてくれと頼むべきだったのに。…何度も何度も背中に添えた手を上下に動かしながら相手の耳元で「大丈夫」を繰り返して懸命に落ち着かせようと試みて )





1332: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-10 17:42:30

 





( 強い力で抱き締められ、悲痛な声で謝罪する相手の言葉が直ぐ耳元で聞こえた。上手く酸素が取り込めない所為ですっかり冷え切り、震えの収まらない身体を包み込む様にして何度も背中を摩り“大丈夫”だと繰り返す相手に縋りながら、引き攣った呼吸を繰り返し「……俺が、…っ未来を奪った、___!」と深い罪悪感に塗れた言葉を辛うじて紡ぐ。子供に覆い被さって居たセシリアが、ハリーの顔が、頭から離れないのだ。喘ぐ様な頼り無い息遣いの中で「俺が、」と何度も言葉を紡ごうとしては途切れる。酷い過呼吸に加えて、泣く事で更に呼吸が乱れ苦しくなる事の悪循環で、パニックは一向に収まる気配を見せずに居て。「ミラー、」と繰り返し相手の名前を呼ぶのは、過去に囚われて壊れてしまわない様に、今に自分の意識を留めておく為の必死の抵抗の様な物。震えて上手く力の入らない身体を相手に凭れさせ、酷く浅い呼吸を繰り返して居て。 )






 

1333: ベル・ミラー [×]
2022-05-10 19:37:53




( 普段のパニックとは何処か微妙な点に置いて違うと感じるのは、近々で起きた子供の死が少なからず影響しているからだろう。喉の奥に引っ掛かる様な呼吸の合間合間に涙と共に絞り出す様に繰り返される言葉は、其の全てに罪悪感と自責の念が絡み付いていて。そんなあまりに悲痛な言葉を聞く内に双眸には込み上げた涙が溜まり視界を歪ませる。…違う、相手のせいじゃない、そう言葉にしたいのに今の相手には届か無い事が分かるものだから抱き締める腕に力を込め、震える背中を懸命に摩る事しか出来ない。繰り返し繰り返し引き攣る乾いた呼吸で懸命に己の名を呼ぶ相手の声に頷き、「大丈夫、もう何処にも行きません。ちゃんと此処に居ます…っ。」少しでも安心して欲しい、楽になって欲しいと言う想いを込めて相手の頬に両手を添えれば視線を合わせる様に顔を持ち上げ、互いに涙で揺れる瞳同士が重なった時に漸く「エバンズさんは何も悪くない。」と、至極真剣な面持ちでゆっくり、はっきりと告げて )





1334: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-10 23:15:49

 






( ずっと俯かせていた顔に相手の手が添えられて上を向かされ、相手の姿を視界に映した事でようやく瞳に僅かな光が差し込む。彼が此の世から居なくなってしまった事、それも自ら死を選んでしまった事が余りに辛くて、妹の生きた証さえ失われてしまった様に思えて絶望ばかりに苛まれていた。彼の異変に気付けて居たら、仕事の合間を縫ってもっと会いに行っていれば、幾ら過去を悔やんでも彼が戻って来る事は無いと言う事実もまた胸に重くのし掛かり。言い聞かせるように、はっきりと言葉を紡いだ相手の瞳は涙に濡れて居て、その薄緑の瞳を見てまた相手と妹の姿が重なると、冷えて震える手を伸ばし相手の目元を優しく撫で、涙が頬を伝って滑り落ちる。整わない呼吸の所為で胸が痛い、相手に縋る様にして再び相手の肩口に顔を埋めると「____苦しい、……」と言葉を溢して。もう誰も失いたく無いのだという思いを体現するように、相手の腕を掴んだままで居て。 )






 

1335: ベル・ミラー [×]
2022-05-10 23:57:12




( 相手の瞳に僅かでも光の欠片が見られた事で漠然と感じて居た恐怖がほんの僅か影を潜めた。苦しみを音として言葉にした相手に内心確かな安堵を抱けば、肩口に顔を埋める相手の後頭部を再び優しく慈しむ様な柔らかな手付きで以て何度も撫でて。「_…大丈夫、目を閉じて口からゆっくり息をして。」呼吸のペースを取り戻す事さえ出来る様になれば、後は自然と身体の震えや酸素が行き渡らない事で起きる指先の痺れも緩和されてくる筈。そうやって呼吸の仕方を頭も心も思い出す迄抱き締める腕から力を抜く事をせず、また、髪を撫でる手も止めぬまま「__その子が頑張って生きた事をエバンズさんはきっとちゃんと知ってる筈です。…確かに沢山の人を悲しませる結果になったけど、きっと最後まで“一生懸命”でした。」亡くなった子供の顔は疎か、声すら聞いた事の無い何も知らない子だが相手が一度でも心を向けた人ならば選んだ其れは“逃げ”では無かった筈だ。後頭部から手を離し、己の腕を掴む相手の手に掌を重ねては「エバンズさんが無力だったかどうかはきっとその子が一番良く知ってる筈。…私はその子を知らないけど、でも絶対にそうは思って無い。」何もかもが憶測だと言われて仕舞えば其れ迄、されどあまりに真っ直ぐな言葉で断言すれば今一度“大丈夫”と告げて )





1336: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-11 10:48:11

 





( 相手に促されるまま呼吸に意識を向け、浅く繰り返す呼吸を少しでも落ち着けようと試みる。髪を撫でる相手の手の温もりと、静かに言い聞かせる様に告げられる相手の言葉を聞いている内にようやく幾らか落ち着いて来たのか、苦しそうに上下していた背中は徐々にゆっくりとした動きに変わっていき、ぐったりと身体を預ける様にして相手に枝垂れ掛かり。彼は一生懸命に生き抜き、自身の事を無力だったと恨んだりはして居ない____周りからの言葉も全てを寄せ付けずに自分の所為なのだと閉じ籠りそうになっても、確かな口調で諭すように告げられる相手からの言葉にはいつも心を揺らされるのだ。かなりの時間を掛けて呼吸は正常な物に戻り、後には僅かな震えと身体の重たさだけが残り相手に凭れ掛かったままで居て。 )




 

1337: ベル・ミラー [×]
2022-05-11 13:13:41




( 相手の手に添えて居た片手を持ち上げて両腕で身体を確りと抱き締め背中を擦る事どれくらいの時間が経ったか。何時しか木枯らしが吹く時の其れの様に掠れ苦しげだった呼吸が正常なものに戻り、酷いパニックも影を潜めた様に見える。微細な身体の震えこそは未だ背中を摩る掌に伝わって来るが、今の相手の身体に強く残って居るのは酷い脱力感と疲労感だろう。「__今日泊まってもいい?」背中をポン、ポン、とあやす時の様に軽く叩きながら、肩口に顔を埋めて何か言葉を紡ぐ事もなく微動だにしない相手の耳元で静かな問い掛けを送る。…例え帰って欲しいと言われた所でこの状態の相手を置いて帰る事は到底出来ないのだが )





1338: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-11 18:34:07

 





( 背中を軽く叩かれると相手に身体を預けたままぐったりと目を閉じ、静かに問われた言葉に頷いて。今夜は家に一人で居られる自信が無かった。相手の温もりが無くなってしまう事が恐ろしくて「____此処に、居てくれ…」と、素直に小さく言葉を紡いで。パニック発作を起こすと、酷い倦怠感に苛まれる事になる。暫くしてからようやく身体を起こすと足に力を入れて立ち上がり、キッチンに向かい水道水をコップに注ぐと其れを飲んでカラカラに渇いた喉を潤す。先に休むと断りを入れ、そのまま寝室に向かうとベッドに横になって。 )





 

1339: ベル・ミラー [×]
2022-05-11 19:46:45




( 素直に紡がれた縋りの言葉に「勿論」と頭を縦に動かす。其れから暫しの時間相手と温もりを分け合い、僅かに持ち直したのだろう倦怠感を引き摺りながらも自身からゆっくりと離れ喉を潤した後に寝室へと向かう相手の背中に「私も一緒に寝ちゃお。」と、唇に柔らかさと少しの悪戯な笑みを携えて後を追う様に寝室へと入り。ベッドに横になった相手の表情をちらりと伺い見る。今自分が隣で眠っても大丈夫かどうかの確認をする為の行為だが、相手に困惑や躊躇いの色が見受けられなければ其の儘脱いだジャケットを近くの椅子の背に掛け、スマートフォンを枕元のサイドテーブルに置いた後に相手の隣に横になり。…眠る時間としてはまだまだ早すぎるくらいだが、相手の体温を感じられる此の場所はとても居心地が良く何よりも安心出来て )





1340: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-11 21:08:23

 






( 言葉にこそしなかったものの、相手が自分を追う様に寝室にやって来た事には密かに安堵していた。温もりを感じられる事が気分を落ち着かせ、相手がベッドに入って来た事にも何かを言う事はせずに。普段よりも近い距離に身を置いたまま、重たい疲労感から眠気がやって来るのは早い。眠ってしまいまた悪夢に苛まれると思うと恐ろしいのだが、長く酸素を取り込めずにいた疲労感から眠りに落ちるのに時間は掛からず。---ハリーの死が心に与えた影響は大きく、矢張り幾度と無く2人の姿を夢に見てその度に意識は覚醒した。緩やかに意識が浮上する時もあれば、深い眠りから引き摺り出される時もあり、しっかりと休息をとる事が出来ずに居て。深夜2時を過ぎた頃、抱えている罪悪感による物か、セシリアとハリーが何か言いたげな視線を此方に向けながら立っている姿を夢に見た。暗闇の中ハッと目を覚まし、また呼吸が乱れそうになるのを感じて背中を丸めると抑えるように息を浅く吐き出して。 )






 

1341: ベル・ミラー [×]
2022-05-11 21:53:34




( 相手の隣で暫くの間暗闇を見詰めたまま物思いにふけって居たも、気付かぬ内に何時しか意識は眠りの底へと沈んで居て。__深夜2時、突如意識が浮上したのはベッドの軋みで隣で眠っている筈の相手が起きた気配を感じ取ったから。ゆっくりと瞼を持ち上げ隣を見遣ればそこには暗闇の中背中を丸め深呼吸を繰り返す相手が居て。「_…大丈夫だよ。大丈夫…、」徐に腕を伸ばし相手の背中に掌をぴったりと密着させると、眠気を引き摺るぼんやりとした意識の中で優しく、ゆっくりと背中を摩りながら何処と無くぼんやりとした声色で以て“大丈夫”を繰り返し紡いで )





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