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白む空に燻る紫煙 ---〆/5066


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自分のトピックを作る
1202: アルバート・エバンズ [×]
2022-04-30 23:59:16

 







( 別の事に興味が移り話の内容を聞いていなければ楽だったのだが、相手は耳敏く自分の言葉を聞きつけ一緒に行きたいと声を上げた。溜息を吐いたものの捜査の現場に幼児を連れて行く事など当然ながら不可能で「駄目だ、お前は連れて行けない。此処で留守番してろ。」と相手を見下ろしながらきっぱりと告げて。幾ら駄々を捏ねられても無理な物は無理なのだと、またしても自身の足にしがみつき首を振る相手を容易く引き剥がして抱き上げると目の前のサラに押し付けるように渡して。 )





 

1203: ベル・ミラー [×]
2022-05-01 00:26:05




( 昨日上手く行った事が今日も同じ様に上手く行く事など確率的にはとてつもなく低いのだ。案の定幾ら嫌がり身を捩っても今回は理由が理由なだけにサラも己の身体を離してくれる事は無く。本能的に幾ら頑張った所で此の儘置いて行かれるのは確実だと、小さな脳みそは冷静に理解をしている。其れでも__「っ、や…ぁ!」悲しくて悲しくて堪らないのだ。心が締め付けられ冷たい氷を無理矢理当てられた様な痛みと寂しさに、双眸からはボロボロと大粒の涙が溢れ落ち頬を濡らす。「おいて、ないで…っ!」まるで今生の別れかと思わせるくらいの号泣っぷりで嗚咽を繰り返し、引き攣る喉を震わせて必死に言葉を紡ぎ縋るもサラが当然離してくれる事は無く、絶望的な気持ちが全身を覆い尽くして )





1204: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-01 01:04:17

 







( 感情に任せて駄々を捏ねる様に泣き喚くのとは違い、悲痛な面持ちでボロボロと涙を溢し始める物だから困り果てた様に深く溜息を吐く。まるでこの先二度と会えないかの様な泣き方だがものの数時間で戻って来るのだ。「…あのな、夕方には戻って来る。お前は其れまで良い子にしてろ。」呆れた口調ながら改めて今日中に此処に戻って来る事を強調した上で、其れまでは大人しく此処で待っている様にと告げて泣いている相手の髪を軽く撫でてやり。「___後は頼んだ。」とサラに視線を向けるとそう言い残し、これ以上は此処に留まって居られないと資料を手にフロアを出て行き。 )






 

1205: ベル・ミラー [×]
2022-05-01 03:40:55




( 短い両腕を懸命に伸ばして置いて行かれない様にと抱っこを強請るも、大きな掌は自身を抱き上げる事では無く髪の毛を撫でる事の為に伸ばされた。望んでいるのは其れじゃない、良い子でなんて居られない。言いたい事は沢山あるのに3歳児が伝えられる言葉などたかが知れてるのだ。おまけに喉の奥に息が引っ掛かり結局“やだ”を繰り返すだけで其の背中がフロアの扉の向こうへと消え完全に姿が見えなくなるや否や、先程までとは違う感情に任せた所謂“子供らしい”泣き声をフロア中に響き渡らせて。__ミラーの髪を撫でた、という相手の自然な行動は署員達を驚きの底へと突き落とした。“子供嫌いで堅物なエリート様”がまさか幼子相手にそんな触れ合い方が出来るなんて、と驚愕に目を丸くする署員に『いいから早く泣き止ませるの手伝って!』とサラの怒声が飛ぶ。お絵描き、スマートフォンの子供向け動画、じゃんけん、お菓子……ありとあらゆる方法で泣き止ませ機嫌を取ろうと奔走する署員達の気持ちなど理解する事の無いミラーは、其のどれもに興味を示す事無く過呼吸でも起こしそうな勢いでただただ泣き喚き、何処にそんな流れるだけの涙があるのだと白旗を振る署員達をひたすらに困らせ続けて )





1206: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-01 11:59:21

 







( 背中から追い掛けて来る相手の泣き声にどうした物かと深々溜息を吐きつつも、少しすればいつもの様に別の物に興味が移り機嫌を直すだろうと署を後にして。ぐずる相手の髪を撫でると言う至極自然に出た行動に驚かれている事も、相手を宥める事に署員たちがかなりの労力を使っている事も知らないまま、捜査は予定よりも時間が掛かり署に帰る為に車に乗り込んだのが午後5時の事。其処から30分足らずで署の駐車場へと車を停めると捜査の今後の進捗を頭の中で組み立てながら署の入口を通り抜け、フロアへと向かって階段を上がり。 )






 

1207: ベル・ミラー [×]
2022-05-01 12:58:12




( ミラーは知能と身体こそは幼くなったが自分達を確りと認識している。其れが甘い考えだったとサラを含めた署員の殆どが今後悔していた。認識している事と懐くかはイコールでは無い事に相手が居なくなってから気付いたのだが後の祭り。お腹が減って居るだろうに何を口にする事も無く泣き続け、昨日ミラーが楽しそうに観ていた【エミリー】の出る子供向け番組も今日は全く力を発揮してはくれない。育児ノイローゼになる母親の気持ちが分かると天を仰ぎ、疲労困憊の中で気付けば時間は5時30分を少し過ぎた頃にまでなっており。お腹が減ってる事、相手が居ない事、その他様々な要因が重なりに重なって疲労を知らない泣き声は最早叫びとしてフロア中に響き渡り、その声はきっと階段を上がって居る相手の耳にも聞こえるだろう )





1208: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-01 18:48:38

 






( 階段に足を掛けた段階から上のフロアからは子どもの泣き叫ぶ様な声が聞こえ、また泣いているのかと呆れた表情を浮かべる。当然自分が署を後にした時から今に至るまで泣き通しだとは思いもせずに、此の状態では署員たちも仕事にならないだろうと思いつつフロアの扉を開けて。その音を合図に自分に向けられた視線が一様に疲弊しきった物であると同時に安堵が含まれている物だった為、かなり待ち侘びられて居た様に思いつつ、泣き声に掻き消されそうな中「___戻った、」とひと言告げて。 )





 

1209: ベル・ミラー [×]
2022-05-01 19:35:13




( フロアの扉が開き姿を見せた相手を待ち侘びて居たのはミラーだけでは無かった。サラを始めとする署員全員がまるで舞い降りた神に救いを求めるような眼差しを向ける中、『…お疲れ様です警部補。__此方は説明するまでも無くこの状態です…。』此の数時間で窶れた様にも思えるゲッソリとした表情で背後の床に座り込み尚も泣き続けるミラーに視線を向けたサラは、もう無理だと音を上げて。__5時に帰って来ると言う言葉が通じるのは時計を読める様になるもう少し先の話。ただただ置いて行かれたと言う認識しか頭に無ければ時折ゲホゲホと咳き込む様にして泣き崩れ。其れは相手が戻って来るまで続いた。フロアの扉が開いた音で顔を上げて、相手じゃ無くまた泣いてを今日何十回繰り返しただろうか。あまりに長すぎる“お留守番”に終止符が打たれたのは正真正銘相手の姿を確認したから。「_っ、うわぁぁぁん!!!、エ、バ…っ!」真っ赤になった双眸を大きく見開くや否や、勢いよく立ち上がりより一層の泣き声と共に突進する勢いで足にしがみつき涙でぐちゃぐちゃになった顔をスーツのズボンに押し付けて )





1210: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 00:40:16

 







( 疲弊しきった様子の署員達の間を擦り抜けて駆け寄って来た相手は言葉にならない声を上げて自身の足へとしがみ付き、尚も泣きながら顔を押し付ける。この調子ではズボンに涙の滲みが出来て居る事だろうと思いつつ、呆れ果てた顔で相手を見下ろして手を伸ばすと先ずは落ち着かせた方が良いだろうと相手の身体を抱き上げ、胸元に寄り掛からせる様にして背中に手を添えて。「___何でお前はそんなに泣いてるんだ。戻って来るって言ってあっただろ、」と言葉を投げ掛けながら、トントンとあやす様に背中を軽く叩く。出掛ける時に戻って来る事は伝えていた筈だとしゃくり上げる声を聞きながら変わらず呆れた声色で。 )






 

1211: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 01:11:23




( 小さな指先が真っ白になる程に強くズボンを握り締め泣き続けるも、ふいに身体が持ち上がれば一度泣き声は其のボリュームを落とし。胸元にぴったりと頬をくっつけて確かに感じるのは酷く安心する心音と、スーツから香る柔軟剤と微かな外の空気の匂い。トン、トン、と一定のリズムで背中を叩かれ温もりに包まれて居る今涙を流す必要が無いと心が漸く理解したのか、朝から今迄泣き通しだった疲労が堰を切った様に溢れ出すと同時、騒音騒ぎに発展しても可笑しくは無かった泣き声はすっかり息を潜めて安心感から相手に凭れ掛かったままスヤスヤと寝息をたて始めて。__フロアに居る署員達は其の光景を見て天を仰ぎ、更には項垂れた。『信じられない…』と首を左右に振る数人の署員達は、まさか“堅物エリート様”が抱き上げ少しあやしただけで小さな怪物が大人しくなるなんて、一体この数時間の過酷な子守り任務は何だったのかと納得が行く筈も無く。そんな中、静かになったフロアに心底安堵した溜め息を溢したサラは『明日が警部補の非番の日で良かったです。』と疲労困憊なぼやきを落としつつ『これ、良ければ持って行って下さい。』結局見向きもされなかったお絵描き帳とクレヨン、どの署員が持って来たのか黒猫の小さなぬいぐるみ、音の出るパトカーの玩具が一式入ったバッグを相手に手渡して )





1212: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 05:30:08

 







( 相手は程なく大人しくなり、やがて腕の中で寝息が聞こえ始めるとようやく眠りに落ちた様だと安堵する。其れは周りの署員も同じだった様だが疲弊と共にやり切れない様な曖昧な表情を浮かべた者も多く。相手を抱きかかえたまま、遊び道具が一式入ったバッグを差し出されると此の状況ではそうもなると思いながら「___明日も俺が面倒を見るのか、」と諦め混じりに呟きを落として眠っている相手に視線を向け。今夜もまた相手を連れ帰り明日は一日面倒を見なければならないと言う事だ。休みとは言えゆっくり過ごす事は到底出来ないだろうと思いつつ、此の玩具を与えて置けば大人しく遊んで居るだろうかと溜め息を吐きながらも観念したようにバッグを受け取り。 )





 

1213: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 09:27:01




( 不平不満があるのは相手とて同じ事、其れでもバッグを受け取ってくれた事に安堵したサラは『ありがとうございます』と一言お礼を述べるに留めて。_一度深い眠りへと落ちたミラーは他の署員が抱きかかえた所で身動ぎこそすれど目を覚ます事は無かった。一先ず相手のデスクでの仕事環境を確保出来た事は大きい筈で、其れから数時間後。フロア内の一角にある小さなソファに寝かされて居たミラーはゆっくりと瞼を持ち上げる事となり。__相手が戻って来たのは夢だったのかと眉が一瞬八の字に下がるも、直ぐに其の姿を確認するや否や泣き腫らした顔なれど気分はすっきりとしている。ソファから飛び下り署員達の足元をすり抜ける様にして小走りで相手の元までやって来ては。「エバンズさんのってるやつ、あるんだよっ。」椅子に腰掛けている相手を見上げる様にして視線を向けつつ、鞄に何が入っているのか分かっているのか、パトカーの玩具の事を指し示しクスクスとすっかり機嫌良さげに笑い声を上げて )





1214: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 14:24:29

 







( 目を覚ました相手が足元まで駆け寄って来ると視線を落として。少し前まで泣き叫んで居たとは思えない程にケロリとした様子で笑いながら遊び道具の入ったバッグを指差す姿に呆れた表情を浮かべつつ「___俺は別に乗ってない。」と答えておく。普段はパトカーに乗る事よりも相手の運転する社用車に乗る事の方が多いのだと言う事を今の相手は知らないのだろうが。「仕事が終わるまでもう少し其処で大人しく待ってろ。」と告げて、相手から視線を外すとパソコンの画面に再び視線を戻して。 )





 

1215: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 14:44:21




( パトカーには警察が乗る。つまり警察である相手も当然乗ると思うのが3歳児。其れなのに何故乗っていないのだろうと至極不思議そうな表情で首を傾け相手を見詰めるも、仕事の邪魔をして機嫌が悪くなる相手からのとばっちりを食うのだけは勘弁してくれと思った男性署員の一人に声を掛けられれば、直ぐそこに相手が居るからか表情は笑顔のまま彼に着いて行き。要らなくなった裏面が白紙の紙と黒のボールペンでお絵描きを始めて。__すっかり機嫌が回復したミラーを見てサラは小さく頬を?いた。そうして視線を相手に移動させ『…小さくなってもミラーはちゃんと警部補が分かるんですね。凄いです。』“認知”しているだけでは無い大きな繋がりが見えた気がするとぽつり、言葉を漏らして )





1216: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 15:39:18

 






( 男性署員が気を利かせて相手を連れて行ってくれた為、質問攻めにされる事も会話に付き合う必要も無くなると再び資料の作成に取り掛かる。既に温くなった紅茶に手を伸ばして口を付けて居た時サラに言葉を投げ掛けられると其方に視線を向け「…どうして俺の事だけをはっきり認識してるのかはさっぱり分からないがな、」とひと言返事をして。相手が自分だけをしっかり認知し、子供が喜ぶ様な優しい態度を取っている訳でも無いにも関わらず此れ程までに慕われる理由は理解出来ない物。向こうで署員と絵を描いて楽しんでいる相手に視線を向けて深々と溜息を吐くと「___あいつはいつ戻るんだ、」と誰にも分からないであろう真摯な疑問を溢して。 )






 

1217: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 16:09:30




__一緒に捜査にあたる時間が長かったからですかね。
( 懐かれるのならばにこやかな笑顔でミラーの相手をする今共に絵を描いてる署員の方がまだ納得がいく。相手自身も不可思議に思っている事に一先ずバディとしての時間の長さをあげたサラは、此の儘幼児化から戻らない懸念に僅かに眉を顰めた。理由が分からない以上打つ手も無く『…まさかミラーの幼少期に問題があったとか。ほら、愛情不足で育った子供は大人になってから、ふとした時に其れを求めて子供の様な振る舞いをする事があるって。あまりに強い思いだったのなら身体を縮ませる事くらい…、』一体何処のテレビ番組だと思わざるを得ない様な謎に塗れた自論を展開させる。其れでも有り得ないという事を分かっているサラは再び深い溜め息を吐き出し『私に出来る事がもしあるのだとしたら、何でもします。』ミラーが相手にしか懐かない事を身をもって体感したからこそ、“もし”を強調して )





1218: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 18:02:34

 







( 相手の幼少期に何かきっかけがあるのではと神妙な面持ちで言うサラを怪訝そうな表情を浮かべて見遣ると「…そんな可笑しな事があって堪るか。」と切り捨てたものの、現にサラの自論と同じくらい非現実的で奇妙な事が起きて居る訳で。サラに釣られる様に何度目とも付かない溜息を吐きつつ出来る事が在れば、との言葉に思い出したように「___お前に頼もうと思ってたんだ、ミラーを風呂に入れてやってくれ。」と頼み。流石に自分では対応しきれない範囲は任せるしか無いと、書き込みを終えた資料を保存しながら。 )






 

1219: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 18:40:50




( 自分に出来る事は無いだろうと思って居たサラだったが、相手からの頼まれ事で入浴の問題があった事を今更になって思い出す事となり。ミラーは今3歳児、別に何を見た所で問題も無さそうだがそこは矢張り男性上司としての葛藤があるのだろう。「わかりました。__でもどうしますか?恐らく警部補の姿が無いと泣き喚きますよ。」快く快諾するも、此れ迄の流れから相手の居ない場所でおミラーを風呂に入れる事は逃げ回る猫を入れる事よりも難しいだろう。何が一番ベストなのかと問うて )





1220: アルバート・エバンズ [×]
2022-05-02 21:19:47

 







( 相手が快く了承してくれた事に安堵したものの、確かに自分が居ないと一日中でも泣き喚く事が分かった以上ミラーを風呂に入れるのは至難の業だろう。相手に入れて貰うのは良いとして近くに居る必要があるかもしれないと。「…必要なら外で待ってる、」と言いつつ署内で泊まりの際に使われる風呂に入れている間、外で待っているくらいは協力すると伝えて。 )






 

1221: ベル・ミラー [×]
2022-05-02 21:49:35




( 出来た絵を署員達は褒めてくれた。其れに機嫌が急上昇すれば紙の端を両手で握り締める様にしてまた相手の足下まで駆けて。「エバンズさんかいた!」ジャーンという効果音が付きそうな勢いで以て出来たてホヤホヤの絵を見せる。真っ白の紙一面を使う様に大きく大胆に描かれた其れは最早人の形を成してはいなかったが、キラキラとした瞳には賞賛の言葉を待ち侘びる色がありありと宿っており。__まるで本当の親子の様に見えるあまりに微笑ましい姿にサラは一人小さく微笑む。ミラーの機嫌もすこぶる良い事から此の儘お風呂の流れに持って行くのが得策だろうと、相手とのやり取りが終わり次第シャワー室へ連れていく算段を立てて )






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