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白む空に燻る紫煙 ---〆/4749


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自分のトピックを作る
761: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 12:39:26

 








( 頭を持ち上げて此方を見上げる相手に穏やかな視線を向けると涙を払う様に目元を拭ってやりながら、相手の腕に点滴の針が刺されたのを確認して安堵する。言葉は止める事無く相手の背を摩りながら「いつから雷が大丈夫になったのかは覚えて居ないが…少なくとも小学生の間は、雷が鳴ると俺の所に飛んで来てた。」と、昔に思いを馳せる。医師たちが部屋を出て行き再び2人きりになると、懐かしい妹の記憶に目を細め、彼女がもう居ない事実が矢張り悲しいからか、其れとも傷付いても尚自分の言葉に耳を傾け様とするその姿が健気で、同時にその優しさが苦しかったからか、相手が妹の様に居なくなってしまうかもしれないと言う恐怖心を思い出したからか。相手を胸の内に閉じ込める様に抱き締めて震える息を僅かに吐き出し「___直ぐに助けられなくて悪かった。」と呟いて。相手の捜索に当たっている期間、アナンデール事件の現場に相手が居る夢を幾度と無く見た。其処から離れろと叫んだ、その場所に居たら待ち受けるのは死なのだと夢の中でも理解して居て、飛び起きる度に早く手掛かりをと気が急いたのだ。 )








 

762: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 13:02:25




( 視界に映るのは相手の姿、鼓膜を震わせるのも相手の声。安心出来る鼓動も、スーツから香る柔軟剤の匂いも、背中を摩る優しい温もりも、五感で感じる全てが世界が一変した様に相手一色に染まった時腕に針を刺された一瞬の痛みも医師と看護師の存在も恐怖も其の何もかもが余す事無く全て上書きされた様に影を潜めたのだ。_セシリアとの昔話を静かに紡ぐ唇に視線を向け、クスクスと控え目な笑みさえもが溢れる様になった時、ふいに視界が暗くなり息苦しさを覚えた事で再び先程よりも強い力で抱き締められている事を知る。柔軟剤の匂いに混じり仄かに香る煙草の匂いが更なる安心感を産む中で、罪悪感や恐怖を纏った謝罪の言葉が頭上から落とされれば身動ぎをし強引に胸元から顔を上げて。「…エバンズさん、泣かないで。」ふるふる、と首を左右に振った後に徐に点滴がされていない方の腕を持ち上げると、何時かの日、ステンドグラスが鮮やかに煌めく図書館で涙を流していない相手に言った言葉と酷似した意味合いの言葉を口にしつつほんのりと冷たくなっている掌を頬に添えて )





763: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 14:22:52

 








( 相手の唇から小さな笑い声が漏れた事もまた、心を揺らがせた。もう二度とあの明るい笑顔を、陽の光に煌めいて時折悪戯な色を浮かべるあの柔らかな薄い緑色の瞳を見られないのでは無いかと思う程に相手の心が傷付いて居るのを目の当たりにしたから。恐怖や絶望は人を変えて仕舞う事を知っている、相手がもしも心に深い傷を負いトラウマに苦しめられる様になってしまったら、楽しさや喜びを感じられず常に男の幻影が付き纏う様になってしまったらと思うと胸の張り裂ける思いだった。泣かないで、と言う言葉に「__泣いてない、」と一言返すも冷えた手が頬に添えられると、安堵とも不安とも取れない感情が湧き上がり相手を抱き締める腕に僅かに力が篭り。慰められるべきは自分では無いのに、こんな状況でも相手は自分を気遣ってくれるのかとその健気さにどうしようも無く心を揺さぶられてしまうのだ。 )








 

764: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 14:46:32




( 勿論褪せた蒼眼から涙が溢れて居る訳では無いのだが、あの日も今も己にはそう見えるのだ。抱き締められる腕に更に力が加わった事で僅かの苦しさを覚えるも、今は其の密着具合が酷く心地良くて聞こえる心音が救われた現実に縛り付けてくれる。「__…エバンズさんの腕の中凄く安心する。怖い事はもう何も起きないってちゃんと思える。」頬に添えていた手を静かに下ろしてほぅ、と短い息を吐き出せば其の手で次は相手の腕のスーツを緩く握り締め。__暗く冷たい地下室の中で唯一正気を保ち続けられたのは間違い無く相手の存在があったからだ。今が朝なのか夜なのかも分からず、時間の感覚も日付の感覚も無くなった時に故意的に振り返った過去は相手と初めて出会った時から今迄で、男に組み敷かれ暴力を振るわれている時も、注射針を乱暴に差し込まれた時も、何度も何度も必死で相手の顔や声を思い出して耐えた。_包帯こそ巻いてあり見えないが針の刺されている腕が視界の端映るも、此処に今居るのは独りではなく相手と一緒だと思えば無理矢理引き抜くと言ったパニックを起こす事も無く )





765: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 19:37:06

 







___嗚呼、もう何も心配は要らない。少し休め、
( ゆっくりと紡がれる言葉に頷き、何も怖い事は起きないから安心して良いと言いながら腕の力を緩めて身体を離す。自分自身にも、相手は大丈夫だと言い聞かせる様にして。先ずはしっかりと休息を取るべきだと、ベッドに移動させるべく身体を起こすと抱き支える様にして力を込めて相手をベッドに座らせて。相手が平穏を取り戻す為に自分がやるべき事は、逮捕した男になるべく重い有罪判決を課す事。署に戻る必要があったが、相手が不安定な内は側に寄り添って居るべきだとも思い直ぐに離れる事はせずに。「…何か温かい飲み物でも持って来るか?」と相手に尋ねて。 )







 

766: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 20:08:43




( 一ヶ月間まともに歩いていなかった足は上手く力が入らずまるで自分のものでは無い浮遊した様な錯覚を覚えた。仄かに薬品の香りがする真っ白で清潔なベッドは腰を下ろした其処からスプリングを軋ませ、地下室に置かれた硬いパイプベッドなんかでは無い事を体全体に教えてくれる。問われた気遣いの言葉に小さく頷いては「ホットココアが飲みたい」と要望を口にして。__相手が病室を出て自販機の並ぶ待合所へと向かう廊下の奥から一人の女性捜査官が小走りで駆け寄って来た。居ても立ってもいられなくなりレイクウッドから車を飛ばして来たのだろう、同僚の女性は相手の目の前でピタリと止まるなり深々と頭を下げ「エバンズ警部補、此れをミラーに渡してもらえませんか。…医者に聞いたら今はまだ警部補以外面会は出来ないと言われました。_あの…また戻って来れますよね?」お見舞いの品だろう、手に持っていた小さな紙袋を差し出しす其の瞳は心配と此の先の不安がありありと浮かんでいて )





767: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 20:58:37

 







( 相手の要望に頷き、待ってろ、とだけ言って腰を上げると病室を後にする。カップに注ぐタイプの自販機で甘めのホットココアが出来上がるのを待って居る間に背後から声を掛けられると振り返り。立っていたのは、レイクウッドの同じフロアで働いて居る女性捜査官で、確か相手の同僚だったと記憶して居る。紙袋を受け取ると「分かった、渡しておく。」と応じつつ、続く言葉には目の前の同僚を真っ直ぐに見据え暫しの間を置いた後に頷いて。「___戻るか戻らないかを決めるのはミラー次第だが、少なくとも今は必死に前を向こうと、立ち上がろうとしてる。俺の憶測にはなるが、あいつならきっと戻れる筈だ。」自分が相手の行き着く先を決めて良い話では無いが、相手は戻ろうと努力する筈で既に立ち上がろうとして居る。相手なら大丈夫だと、目の前の同僚に、同時に自分自身にも言い聞かせる様に言葉を紡いで。「…署に戻ったら、俺の個人アドレスに犯人の詳細な情報と供述の結果を送る様スミスに伝えてくれ。」と此方からも一つ頼むと、出来上がったココアと紙袋を手に病室へと戻り。 )







 

768: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 21:32:25




( 女性はお見舞いの品を受け取ってくれた事にホッとした表情を浮かべた後、頼まれ事に大きく頷き頭を下げて署へと戻って行った。__相手が出て行った病室はしんと静まり返り粛々とした空気が流れる。其れに再びドクンと心臓が嫌な音を鳴らし思わず相手の後を追う為立ち上がろうとするも、廊下で他の看護師や患者に出会う事も怖い。結局僅かに持ち上げたお尻を再びベッドに沈める事を選び、其れからややして扉が開けば瞳に映るのが相手である事に明らかな安堵の色を見せて。「__美味しい。」手渡されたカップは其の温かさを掌から全体に伝え、鼻腔を擽る甘い香りは続いて舌先をも喜ばせた。ホ、と無意識の内に息が漏れお礼の言葉と共に視線を持ち上げては、其処で出て行く前には持っていなかった紙袋に気が付き「何か買ったの?」売店にでも寄ったのだろうかと緩く首を傾けて )





769: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 21:55:02

 








( 時間にしては然程長い時間では無かったものの、矢張り不安感が強い様で扉を開けると安堵の色を浮かべた相手の瞳と視線が重なる。捜査資料を転送して貰う様頼んだのは正解だったかもしれないと思いつつカップを相手に手渡し「熱いからな、」と注意を促して。暖かい飲み物は心を多少は解す一助となっただろうか、美味しいと言葉を紡ぐ相手に少し表情を和らげて。紙袋に視線を向けると其れを持ち上げ相手に渡しつつ「お前の同僚が態々届けに来た。渡して欲しいと、…お前に会いたがってた。」と告げて。しかし生憎、一緒に仕事をして居ない署員は顔と名前すら一致して居ない為、彼女の方は自分の名前を知っていた様だったが此方は其の同僚の名前も分からず、聞いておけば良かったと少し後悔する。「___名前を聞き忘れた。栗毛で、髪が長い女性の捜査官だ。スラっとした、」と曖昧な表情を浮かべて其の容姿だけで相手に伝えようと試みて。 )








 

770: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 22:22:44




( 舌先と喉に張り付く甘みは悪く残る後味では無く寧ろ心を穏やかにさせる役割を果たした。喉は乾いていなかった筈なのに、気が付かないうちに身体は水分と糖を求めて居たのかもしれない。紙袋が差し出されれば枕元の台の上にまだ半分程中身の残るカップを置いた後に受け取り、“会いたがっていた”との言葉に視線を下げつつ控え目に頷いて。紙袋を開ければ中からは小さな正方形のケーキ箱が出て来て、其れも更に開ければ中から顔を出したのはレモンクリームを上に飾ったシンプルなカップケーキ。続けられた相手の言葉の“らしさ”に小さく笑っては「サラ・アンバーだよ。私のデスクの斜め前に座ってる。」其の曖昧な説明だけで分かった訳では無く彼女と以前話したのだ。美味しいカップケーキのお店が新しく駅前に出来たと。「__私早く戻りたい。早く戻って前みたくちゃんと捜査がしたい。」心がほんのりと暖かくなる感覚に自然と開いた唇からはそんな決意にも似た願いが溢れて )





771: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-20 22:49:58

 








( 相手から彼女の名前を聞かされても、そうだったと思い出し納得する素振りは見せないものの聞き覚えはある名前に覚えておこうと曖昧に頷いて。可愛らしい形をしたカップケーキは、彼女が相手を思って此処まで届けた贈り物。物だけに留まらず其の気持ちもまた、相手の心の炎を燃え上がらせる役割を果たしたのかもしれない。相手の口から戻りたいと言う言葉が出た事に安堵し、手を伸ばすと相手の髪を軽く撫でて。「___戻って来い。焦らなくて良い、少しずつ辛く無い程度に心を慣らす事から始めて、最終的に職場復帰が出来れば其れで十分だ。俺も出来る限りのサポートはする。」先ずは傷付いた自分の心を労わり休息を取って元の生活に戻る所から、その後に少しずつ復帰に向けて動き始めれば良いと告げて。何か出来る事があるなら自分も手を貸すと。 )








 

772: ベル・ミラー [×]
2022-03-20 23:19:37




( 曖昧な頷きにはまた笑みが溢れる。其れと同時にもし一番最初に相手と組んだのが自分では無かったら、今此の場に相手は居なく、こうして会話をする事も無かったのかもしれないと思いチクリと胸が痛み。伸びてきた手が視界に入り柔らかな動作で髪を撫でる其の行為の全てに恐怖の欠片も感じなかった。相手の傍は安全、相手は何も危害を加えない、長い時間を掛けて心にも身体にも刷り込まれた安心感はどんな状況においても消える事は無いのだと再確認させられて。諭すような励ましと寄り添いの言葉には嬉しそうに破顔させた後「エバンズさんが居てくれて良かった。」と。__ふいに相手のスマートフォンが鳴った音で意識が其方に向く。高速を使い急いで署に戻ったアンバーから伝えられた情報をスミスはちゃんと相手の個人アドレスへと送ったのだ。ビッシリと書かれた男の詳細な情報の他、供述の欄にはたった一言“誰でも良かった”と書かれており )





773: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-21 00:21:12

 








( 自分が居て良かったと、苦しくて堪らない状況の中で拠り所としてくれて居た事、自分の存在が再び立ち上がる為の支えとなり得る事に胸の内が暖かくなる様な感覚を覚え。スマートフォンが通知を知らせると着たままのコートのポケットから其れを取り出しメールを開く。スミスから送られて来た資料に先ずは軽く目を通しつつ、供述の欄に記された一文には思わず表情が翳り。誰でも良かった、そんなふざけた理由で相手を苦しめ散々心を傷付けて、人生を左右させかねない暗い影を其の道に落としたと言うのか。資料を読み込み有罪へ追い込む為の証拠を精査するのは相手が休んでからにしようとスマートフォンをしまうものの、思考が其方に引っ張られた為か其の表情は仕事の時に見せる物へと戻って居て。 )







 

774: ベル・ミラー [×]
2022-03-21 00:38:06




( スマートフォンの画面に視線を落とす相手の顔を何も言わずにただただじっと見つめる。己を心配し安心させようと浮かべる何処か穏やかなものでは無い、言うならば苛立ちや決意が心の奥の奥で大きく渦巻く時に見せる様な__。画面に何が写し出されているのかは分からないが十中八九仕事に関係する何かであろう。そうして其れは此処に居るよりも署へと戻り大きなデスプレイで見、沢山の人達と情報を共有して時には相手自身が出向いた方が解決に近付くのかもしれない。何かを決意する様に細く息を吐き出し「エバンズさん」と名前を呼んだ後「私もう平気だよ。アンバーから貰ったケーキ食べたら直ぐに眠るから、署に戻っても大丈夫。」口角を持ち上げた小さな笑みと共に緑の虹彩を細め、穏やかな口調で以て何も心配はいらないと告げて )





775: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-21 01:07:40

 








___無理はしないでくれ。
( 向けられた相手の微笑みはいつもの様に穏やかな物だったが、未だ周囲への恐怖心は和らいで居ない筈で相手を残してレイクウッドに戻る事には抵抗があった。相手がそうとは限らないが、大丈夫だと紡がざるを得ない時が、自分に言い聞かせる様にその言葉を紡ぐしか無い時がある事はよく知っている。自分の仕事に気を遣ってそう言って居るのなら、無理をさせたい訳では無いのだと口にして。少しでも不安があるのなら戻る事はしないと相手を真っ直ぐに見据え。 )







 

776: ベル・ミラー [×]
2022-03-21 01:24:34




無理なんかじゃ無いよ。眠っちゃったら誰が入って来ても分からないしね。
( 真剣な色が宿る瞳と目線が合う。真っ直ぐに、誠実に紡がれる言葉に今一度首を左右に振り何処かおどけた様にも感じられる声色と共に肩を竦め。__無意識的なものか片手でもう片方の腕を掴み寄せ自らを抱く様な形で再び唇を開けば「もうこんなに落ち着いてるし、ちゃんと医者も看護師も見分けが付いてる。あの男は逮捕されて出て来れない。此処に居れば私は大丈夫。」一言一言をまるで自分自身に言い聞かせる様にして“大丈夫”を繰り返し。台の上に置かれたカップケーキと温くなってしまったまだ中身の残るココアに視線を流しては、「甘い物は心を落ち着かせるのにもってこいなんだよ」と此処には全て揃っている事を伝えて )





777: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-21 01:59:42

 








…過去の経験が繰り返される事が無い事は、頭では分かってる。分かって居ても、其れと大丈夫かどうかはイコールじゃ無い。
( 相手が大丈夫だと言うのだから、その言葉を信じて署に戻るのが本来なら適切な行動なのかもしれない。しかし、自分自身に言い聞かせる様に紡がれる言葉を見過ごす事は出来ずに。自身の場合、過去に心を深く傷付けた出来事はもう二度と起き得ない事だと当然理解出来る物だったが、其れに反して現実と過去との区別が付かなくなる事もあった。大丈夫だと自分自身に幾ら言い聞かせても、過去の出来事が一度フラッシュバックしてしまえばその波に飲み込まれて仕舞うのだ。其れは恐らく相手にも当て嵌まる事で、状況を理解して居る事と大丈夫かどうかは決して繋がる事では無いのだと告げて。一方相手の言葉を無視して深刻に捉え過ぎてしまっただろうかと「……本当に大丈夫なら良いんだ、」と付け足して。 )







 

778: ベル・ミラー [×]
2022-03-21 02:19:39




( 紡がれていく言葉を聞きながら抱き締める腕に力が加わる。先程飲み物を買いに相手が病室を出た時間は普通は何も思わない位のほんの数分だった。其れなのに飲み込まれそうな大きな不安感がせり上がって来たのは紛れも無い事実で、其れこそが“大丈夫”とイコールでは無いと言う事なのだろう。相手が署に戻って行くのを想像する。独りきりになった病室を、其処に看護師が点滴を取り替えに来るのを、__心臓が大きく跳ね背中に嫌な汗が流れるのと同時に頭で考えるよりも早く開いた唇からは「やっぱり大丈夫じゃない…っ」と素直なまでの言葉が発せられていて。言葉にして漸くまだ独りで相手以外の誰かと対面するのが怖いと心が訴えて居るのだと知れば「エバンズさん、帰らないで…」今度は心に嘘偽り、我慢の無い欲求を静かに告げて )





779: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-21 02:51:25

 








( 気にし過ぎだろうかとも思ったものの、相手の口から帰らないで欲しいと言う言葉が紡がれると不安な気持ちを抱かせる結果とならなかった事に安堵しつつ頷いて。「…あぁ、此処に居る。ゆっくり休め。」鞄にはノートパソコンが入っている為、資料さえあれば署で無くとも多少は仕事が進められる。今夜は此の病室に留まって居る事を約束すると、一度医師にその旨を伝える為病室を出て。状況を鑑みての許可を得ると、缶コーヒーを購入し程無く病室に戻っては再び椅子に腰を下ろし。自分の事は気にせず明かりも好きにして良いと告げながらパソコンを開き、改めてスミスから送られて来た資料に目を通し始め。 )






 

780: ベル・ミラー [×]
2022-03-21 09:23:31




( 今宵、此の病室で自分は一人じゃない。例え医師や看護師が様子を見に来たって相手が同じ場所に居てくれるのならばきっと取り乱す事無くやり過ごせる。頭の天辺から爪先までを余す事無く安心感が包み込む様な気持ちさえ覚えれば、ベッドの背をやや起き上がらせる形で凭れ座り込み。キーボードを叩く聞き慣れた音や、少し視線を向ければ相手がちゃんと座って居るという事実から次第に瞼は重たくなっていき、気が付かぬ内に小さな小さな寝息を立てて。__何かの夢を見ていたのかふいに意識が浮上しゆっくりと瞼を持ち上げれば、病室の中は窓から射し込む光でぼんやりと明るく眠ってしまっていた事を知る。嗚呼、暗くない。一番最初に胸に落ちた気持ちを其のままに寝返りをうち相手は流石にもう帰ってしまっただろうかと姿を探して )





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