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白む空に燻る紫煙 ---〆/4723


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自分のトピックを作る
541: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-02 23:15:20

 







( 相手の申し出は自分を此処から連れ出す為の口実だと言う事は直ぐに理解出来たが、今は其れに少し安堵して居る自分が居た。「あぁ……そうだな、」と頷いてから立ち上がり、フロアを出る前にテレビを一瞥して。警察を信じて居た被害者は裏切られた気持ちだろうとか、遺族の気持ちを考えると苦しいとか、知りもしない人間の吐く刺々しい言葉が幾ら年を重ねても依然として心を重たくするのだ。---相手の車に乗り込み、助手席の椅子を倒すと深く背中を預ける。少し気分が悪かったが、情報の入って来ない静かな空間は幾分心を落ち着ける事が出来て息を吐き出し。こうなると分かって居た筈なのに、無理に仕事を進めようとして結局たいして手にも付かず部下に気を遣わせて居る。何もかも中途半端な情け無い状況に「……悪い、」とたった一言謝罪を零して。 )






 

542: ベル・ミラー [×]
2022-03-02 23:38:40




( 車内は何の音も無く、会話をしなければエンジンの回る音と時折鳴るウィンカーのピコピコといった規則正しい音だけが響くだろう。けれども今必要なのはそういう静けさだと思う。零された短い謝罪の言葉が何に対してのものなのか、態々言われなくてもわかってしまう程には相手の性格を知ったつもりだ。「事件が解決したら奢ってくれるって言ったから、それでチャラです。」“何も気にしなくていい”では無く相手の謝罪を受け入れた上で、あの日静かな夜に約束した言葉を借りる様に引っ張って来ては前方を見据えたまま口元に小さな笑みを浮かべ。__数十分後、車はマイクの家の前へと到着し。車がある事からエマは自宅に居るのだと判断すれば「ちょっと行って来る。職質されたら上手く誤魔化しといて下さい。」エンジンを切り運転席のドアを開けつつ“ちょっと其処まで”の様な至極軽い口調とこんな所に車を停めて怪しまれた時の為の小さな冗談を挟みドアを閉めて。玄関の扉数回のノックでエマが出て来れば家へ案内されるがままにお邪魔して、再び事件当時の諸々や関係者達の交友関係、悩みに至るまで話を聞き手帳の新しい真っ白なページに記していき )





543: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 00:19:52

 







( 相手から掛けられる言葉のいずれも、同情する様な物でも責める様な物でも無く普段と変わらない空気感を纏って接してくれて居る事が心を救う。仕事で来て居るのに相手にだけ聴取を任せ車で待って居ると言うのは流石に申し訳無さが募るが、声を掛けるまでも無く相手は車を降りて行き、また沈黙が訪れ。緩やかな眠気に襲われややして眠りに落ちたものの、夢見が良い筈も無く悪い夢を見る。数十分と経たずに目を覚まし、額に滲んだ汗を拭いつつ背凭れを起こすと少し外の空気を吸おうと車を降り、閑静な住宅街の通りに目を向ける。事件を解決しなければならないと言う使命感、身体が付いていかない無力感、過去への罪悪感、様々な感情に苛まれつつも今最優先にすべきは過去に目を向ける事では無くあくまで事件の解決。相手に任せてばかりでは示しも付かないと自分自身を奮い立たせ、ハミルトン家の付近の家に聴き込みを始めて。 )






 

544: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 07:31:41




( エマの自宅には幸いな事に夫も居た。息子が犯罪を犯して挙句殺害されたのだから二人とも未だ心身喪失状態ではあったが、問い掛けには嫌な顔せず確りと答えてくれた。されど以前聞いた話と何ら違いは無く他に新しい話も出ては来ない。勿論もう一人の逃げた犯人についても全く見当がつかない、と。_お礼を述べて車へと戻るも其処に相手の姿は無く一瞬だけひやりと背中に嫌な汗が伝うが近くで倒れている訳でも無ければ此の付近にはオリビアの有人も多く住んでいる、其処に聞き込みに行ったのだろうと判断し運転席に深く腰掛けて手帳を開き。「……」真っ白だったページには今聞いたホヤホヤの情報が書かれたが以前のページと見比べても矢張り特別変わりは無い。エマと夫は一先ず此れで終わり。果たして相手は誰に聞き込みをしているのかわからないが、戻って来たならば一度結果を照らし合わせようか )





545: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 11:29:09

 








( 相手が車に戻って数分、偶然犬の散歩をして居たテレサが通り掛かり前にも見掛けた車に相手が乗っている事に気付いた様子で軽く窓をノックして。相手が顔を上げると、親しげに手を振り開いた窓越しに『難しい顔をしてるわよ。…捜査は順調?』と尋ねて。血生臭い事件の捜査をして居る刑事、と言う立ち位置ではあるのだが事件と向き合い真っ直ぐな聴き込みの姿勢に好感を持ったらしく、刑事だからと距離を置く様な事の無いフレンドリーなタイプの様だった。---相手とテレサが立ち話をして居る所に戻って来ると、軽く視線を下げる事で会釈をして。オリビアの友人と言って居た彼女は、ダンが怪しいとずっと相手に訴えて居る女性だ。2人の会話を聞きつつ、周辺での聴き込みの結果を記した手帳を眺めて。 )






 

546: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 13:31:55




( 視線を手元の手帳に落とし考え込む様に時折溜め息を漏らす中、ふいに左側の窓ガラスをノックする乾いた音が聞こえれば相手が戻って来たのかと顔を上げ。果たして其処に居たのは以前偶然にも聞き込みをする事が出来た女性の姿。【テレサ】と名乗ったのを確りと覚えておりあまりにフレンドリーに話し掛けてくる様子に口許には自然と笑みが浮かび、窓ガラスを下げる事で会話の通りを良くして。_それにしてもちょうど良いタイミングなのかもしれない。「順調だったらもう少し夕飯を楽しみに出来たかもしれないんですけどね。」と小さく肩を竦める事で先ずは質問の答えを返しつつ「急ぎで無ければもう一度話を聞かせてもらっていいですか?」と。相手が頷いたのを確認しては「あの日ダンが怪しいと言っていた事、今でもそう思いますか?」最初に話を聞いた時に録った手帳の部分を開いて気持ちに変わりは無いか、また、其れ程までに怪しむ大きな何かがあるのかと続けて )





547: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 14:17:35

 







( 相手からの問い掛けにテレサは『思うわ、ダンの事業が上手く行かなくなってから二人の関係はかなり険悪になって居たし…。ダンに気を付けた方が良いってオリビアにも言ったんだけど、犯人はトーマスだって譲らないの。』と答えて。オリビアの入院している病院に見舞いに行き何度か話をしたのだと告げる。『___やっぱり、車にあったやつは何の証拠にもならなかったのね。確かにトーマスが事件に関わっているはずないものね。今更彼が何かして来るとも思えないし。』何気無く落とされた言葉、意識を向けて居なければ聞き逃して居たかもしれないが“車にあったやつ”と言うのが何を指しているのか、其の違和感に気付いてしまった。「……その話を何処で?」思わず言葉を挟む。車内で見つかったノートの事は、絶対に外部に漏らさない様にして居た。公表すらして居ない事実だ。お見舞いに行った時にオリビアが言っていた、とテレサは少し首を傾げつつ答えた。トーマスに殺害を依頼されたと書かれた日記が見つかった、だから犯人はダンでは無い、そう話して居たのだと。 )





 

548: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 16:13:26




( 矢張りダンの事業は上手く行かなくなっており其れが原因で二人の間に溝が出来たのは間違い無いのだろう。テレサの言葉を今一度手帳に書き溜めつつ小さな相槌を合間に挟んで。__と、ペンを滑らせていた腕がピタリと止まる。“車にあったやつ”を指し示す物体が何か勘違いで無ければ見当が付いたから。其れは相手も同じだった様で出処は何処か、と尋ねた相手の言葉の返答に思わず「エバンズさん!」とまあまあの声量が漏れて。自分は誰にも話していない。勿論相手も、鑑識だってそんな事はしない。だとすれば其れを知っているのは犯人しか居ないではないか。そうして其れを聞いたのがオリビアからだとしたら決定的な証拠になる。「今すぐ署に呼ぼう。此れなら言い逃れ出来ない。」浮き足立つ感情を何とか抑え付けながらも急かさずには居られなく、テレサに「御協力ありがとうございました」と深々と頭を下げれば彼女が再び歩き出すのを見送った後に車を走らせて )





549: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 20:01:35

 








( 思い掛けない所で思い掛け無い証拠が出た事に驚きを隠し切れなかったが、此の証言は決定的だと相手と視線を合わせて頷く。車に乗り込み署に戻る道すがら、オリビアがマイクを殺害する理由に思考を巡らせて。証拠が出て道筋が示されただけでも気が楽になる感覚はあり、署に戻るとオリビアの聴取の手配を済ませ証拠となるノートを捲り。何の理由があってこのノートをマイクに書かせ、更に彼を殺害したのか。どうして自らの首を強く絞め警察の目さえ欺く周到な計画を立てたのか。何にせよ、人の懐に入るのが上手く人間関係を築くのが上手い相手は、自分の持ち得ない捜査ルートで事件を解決に導ける強みがあるのだと感心もしていて。オリビアの聴取は午後5時から、もう少し時間があると思いつつ再び資料を眺め椅子に深く身を預けて。 )






 

550: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 20:24:58




__怪しまなかったのかな。
( 今日中に聴取を漕ぎ着けられた事は酷く大きな進展となり、偶然にも散歩中のテレサと会ったからと言う所謂“棚からぼたもち”の幸運と呼んでも可笑しくは無かった状況を今一度考え、そうしてオリビアから日記帳に言われるがまま文字を書かされたマイクの心情を思う。普通ならばそんな如何にも怪しいです、と言う色が全面に出ている文面を書くだろうか。怪訝そうに一度首を捻り誰に宛てるでも無い呟きを落とせば腕時計で現在の時刻を確認し。証拠が出ている以上言い逃れは現実的にかなり厳しいが其れでも認めない可能性も視野に入れなければならなく、「マイクを殺害したかっただけなら正当防衛が適応されるやり方だけで良かった筈。態々ノートを書かせた理由…。トーマスに罪を擦り付けなきゃならなかった理由があるのかな…。」複雑に絡み縺れ合う糸は解けそうな所で最後の防衛を見せる。頭の中だけで考えを巡らせ様としてもより複雑になるだけで、無意識の内に独り言として沢山の言葉が空気を震わせる中、相手と同じ様に手に取った資料に上から目を通していき )





551: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 21:31:08

 








( その後取り調べを受けたオリビアは、あくまで自分は被害者に過ぎ無いと強調したものの日記の存在を知っていた事実を突き付けると威勢を失った。マイクの通話履歴にも事件の1時間程前にオリビアからの着信を受けている形跡があり、その際に呼び出したのだろうと推測する事は出来たが彼女が真実を話さない事には事件の全貌は見えて来ない。その後は何を聞いても黙秘を続け、二時間近くに及んだ取り調べは何も意味を成さない物となり。最重要被疑者としてオリビアを勾留する手続きを取り取り調べ室を出ると外はもう暗い時間帯。明日以降は彼女から言質を取る必要があったが、これもまた骨の折れる作業になるかもしれない。夜のニュースでもトップで扱われたアナンデール事件の話題を聞きながら「犯人はオリビア、自作自演で間違いないだろう。未だ解決とは言えないが、お前も少し休め。」と告げて。明日からは今日まで程忙しくは無くなるだろう、全半休を取っても構わないと告げつつ今日も早めに帰る様に言い。 )






 

552: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 21:46:38




( 彼女に黙秘権があるのは当たり前の権利で其れに腹を立てた所でお門違いなのはわかっているのだが、気持ち的には苛立ちもするだろう。明確な証拠を突き付けて尚黙秘し続け結局数時間を無駄にしたなんて、本当に心の底からマイケルの事を思うのだったら早く罪を償いもう一度やり直した方がよっぽどだ。相手の口から確信めいた言葉が出れば頭を縦に一つ動かすだけで終え、本日何度目かの腕時計の文字盤に視線を向け。「私は…もう少しだけ此処に居ます。今帰っても寝る気分になれない気がして。」其の視線を持ち上げて相手のブルーの瞳を見やれば色々と渦巻く感情があるのかそれだけを告げつつ空のマグカップを片手に紅茶を淹れに行くべく立ち上がって )





553: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-03 22:45:27

 








( 相手の返答に頷きつつ「無理はするなよ。」と声を掛け、少し早いが今日は帰ろうと立ち上がりフロアを後にして。今日は酷く疲れていて、記憶に刻まれた幼稚園の名前を幾度と無く耳にした事も気持ちを追い詰めて居た。---其の後オリビアの黙秘は数日と保たず、観念したのか彼女は全てを話し犯行を認めた。息子の親権を争う裁判で「トーマスが息子を虐待した」と言う過去の証言が嘘だと判明し、オリビアは親権を取られそうになっていた。そこで夫の出張中にマイクを家に呼び出し、息子が元夫のトーマスに連れて行かれそうなので、助けて欲しいとお願い。マイクは言われるがままに日記を綴った。しかしマイクが生きていれば、ノートをオリビアが書かせた事がバレる可能性があると考え、その場でマイクを射殺。ノートを車の中に置いた後、自分で首を締め、息子に嘘の説明をして通報させたと言うものだった。身勝手極まりない事件、オリビアは逮捕される事となった。---数日前までのアナンデール幼稚園の報道を忘れてしまったかの様に世の中の関心は一気に別の物へと変わって居て、追って居た事件も解決を迎えたのだが、眠れない日は続きなかなか体調が改善せず時間を縫って通院する様になって居て。 )






 

554: ベル・ミラー [×]
2022-03-03 23:06:04




( 捜査を混乱させ警察官や友人、挙句子供までもを欺き巻き込んだ事件はオリビアの身勝手極まりない自作自演の犯行という事で幕を閉じた訳だが、解決した後もスッキリする事件では無くモヤモヤとした気持ちが影の様に後を引く事となり。__そんな中、此れと言った大きな事件は無く凡そ平和な日々が過ぎデスクワークをする事が多くなった今日。そんな事にまで口を出し一々詮索する立場でも無いが命日の日に行けなかった妹のお墓への訪問が無事に終わったのか、気にならないと言ったら其れは明らかな嘘となり、加えて此処数日の相手の顔色の悪さは気の所為だとは到底思えない位になっていて。「エバンズさん、今日何も無ければ泊まりに来ませんか?」ちらほらと残って居た同僚達が帰って行きフロアに残るのは自分達と、後遠くのデスクに座る数人になった頃、ミルクをほんの少しだけ垂らした紅茶が注がれたマグカップを片手に相手の座るデスクへと歩み寄れば、其れを相手の目前に置きつつ少しだけ声量を落とした一つの申し出を。返答は何方でも構わないのだ。ただ、もし少しでも人の気配で眠れる糸口が見付けられるのならば遠慮無く利用して欲しいと思う他に他意は無く )





555: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-04 08:56:19

 







( 不調が限界を越える前に病院に行く様にしては居るのだが、眠れて居ない所為で当然体調は優れない。其れは相手にも伝わって居た様で、デスクにやって来た相手から差し出されたマグカップを礼を言って受け取り。温かい紅茶を口に運びつつ思い掛け無い問いに瞬いたものの暫しの間を置いた後「……最近不眠が酷い、」と実状の悩みを素直に溢しつつ、相手が近くに居れば今よりは眠れるかもしれないと言う淡い期待も心に芽を出す。 結局いつも甘えてしまって居る事に若干の気不味さは感じつつも相手の提案に頷くと、「…言葉に甘えても良いか。」と一言。担当して居た事件が解決し、時間を取り易い今だからこそ少し身体を休めたく。 )






 

556: ベル・ミラー [×]
2022-03-04 13:42:33




( “大丈夫だ”と口にするばかりだった相手が漏らした弱さだからこそか、其れは心の奥底に真っ直ぐ落ちて来て。「勿論。私も事件が終わった後は色々考えて一人で眠りたく無い気持ちになるの。…だからエバンズさんが来てくれたら助かります」緑の虹彩を細めて至極穏やかな笑みと共に此の所謂“お泊まり会”は自身にもまた良い影響を与えるのだと告げて。__その日は特別大きな事件が舞い込んで来る事も無く、時刻は午後六時。此処ぞとばかりに他の人達も割と早めに帰宅した様で最早最近お決まりになってきているフロアでの二人だけの状態にパソコンの電源を落としては「エバンズさんもう帰る?」と確認の言葉を投げ掛け「私エバンズさんの用意が出来たら家に迎えに行くよ」此れもまたお決まり。その間に相手も自身もシャワーなり何なりを済ませられたら後はもう家で共にのんびりとした時間を過ごすだけで )





557: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-04 15:35:08

 








( 自分が申し訳無さを感じずに済む様気を遣ってくれているのだろうと思いつつ、実際その言葉に罪悪感が薄れるのも確か。一つの事件を解決したばかりで追加の業務も無く、帰れる時に帰って仕舞おうと帰り支度を始めた頃、相手に声を掛けられ頷いてからパソコンを閉じる。「助かる。支度が済んだら連絡する。」と事務的な返事をして署を後にして。---家に戻り、シャワーを浴びてから適当な服に着替えると出張に持って行く様な簡単な日用品や処方薬をバッグに入れる。泊まりを前提に相手の家に出向くのは初めての事で奇妙な感覚ではあるものの、準備を済ませると相手に電話を掛けて。直ぐに家の前まで迎えに来てくれた相手に礼を言いつつ助手席に乗り込んで。 )







 

558: ベル・ミラー [×]
2022-03-04 19:14:28




( シャワーから始まり色々な身支度を全て済ませソファで何処と無く粛々とした雰囲気が漂う時間を過ごして居たのがほんの数十分前。今は自身が運転する車に相手と二人。出会ってから今日まで此の道を何度往復しただろうと頭の片隅でぼんやりと思いつつ「夕飯もう食べた?」タコメーター付近に備え付けられている時計に視線を一瞬移して一つ確認を取り。__食べて無くても家には何かしらある。ややして家へと到着すれば専用スペースに車を停め相手と共に家の中へと入り。迎えに行く前にあった時間でヒーターを点けていた為に部屋の中は程良い暖かさに包まれている。「適当に座ってていいよ。珈琲も紅茶も水もお好きなものをご注文下さい。」クローゼットに着ていたコートを掛けてからキッチンへと向かい、冷蔵庫を開けたタイミングでちらりと首だけ相手の方へと向けては口許におどけた様な笑みを蓄えつつ持て成しを )





559: アルバート・エバンズ [×]
2022-03-04 19:56:02

 







( レイクウッドに赴任した当初は、誰かとこうして時間を共にする日が来るとは思いもしなかったとぼんやり考えつつ車窓を流れる車や建物の明かりを眺めて。食事は摂って居ないと首を振り、程なく相手の自宅へ。温められた室内の温度は心地が良く、家に入った時に冷え切って居るよりもずっと気分が落ち着く事を知る。相手に促されるままソファに腰を下ろし、レストランかの様なもてなしの言葉に少し笑うと「温かい紅茶を頼む、」と職場で頼むのと同じ言葉を伝えて。効果がある様には特に思えなかったが、コーヒーは一層眠れなくなる事を考え最近は控えて居る。キッチンに立ちお湯を沸かす相手の後ろ姿を眺めつつ何を話し掛けるでも無く。 )







 

560: ベル・ミラー [×]
2022-03-04 21:07:38




( 受けた注文に頭を縦に動かし了承を伝えれば真っ白のマグカップにダージリンのティーバッグを入れてお湯を注ぎ。透明に紅が染み出たのを確認しミルクと砂糖をお供に相手の目前のテーブルへと置く其の少しの道すがら棚から何かの小さな箱を取り出し其れをこっそりと背に。「何かご飯食べる?それとも__こっちにする?」紅から立ち昇る湯気を伝って相手の鼻腔を茶葉の良い香りが包めばいい。相手の体調も考慮して夕飯を食べるか食べ無いかは任せるとしつつ、先程背に隠した小さな箱…アーモンドチョコレートの絵が描かれている其れを“ジャーン”と言う効果音が付属されて来そうな雰囲気で突き出して。其れは宛ら、クリスマスの朝、眠い目を擦りながら起きて来た子供にサンタさんからのプレゼントを見せる時の母親の様な気持ちなのだが、当人には相手を子供扱いしている気は少しも無く、ただひたすらに喜ぶだろうかという純粋な其れで )





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