TOP > 1対1のなりきりチャット

白む空に燻る紫煙 ---〆/5112


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
5064: ベル・ミラー [×]
2025-07-29 11:07:19





( 扉を閉めた事でフロア内の騒ぎは僅か音を潜めたが“衝撃音”として認識された音は相手の意識をあっという間に今から離した様だった。浅く狂った呼吸と共に苦しげに上下する背中は痛みも引き連れて来ているのだろう。「っ、」他の署員が何らかの用事でこの部屋を訪れた時に不審に思う可能性もあったが、言い訳は後で幾らでも考えると先ずは扉を施錠し、続いてフロア内と繋がる窓のブラインドを降ろして外から中の様子が見えない様にする。そうやって相手の斜め後ろに立ち、腰を折る体勢で背中に掌を添えると「大丈夫です、ゆっくり呼吸して。」頭に響かないよう小声で声を掛けながらその掌を何度も動かし。そんな時間を凡そ数分、未だ整わない呼吸を繰り返す相手の背中から一度手を離し、両手で相手の両耳を塞ぐ形で顔を持ち上げ視線を強引に合わせると、「此処はエバンズさんの良く知る署内で、さっきの音はマグカップが割れた音。怖い事は何も起きてない。…ね?」口の開閉を敢えて大きく、一言一言をゆっくりと、大丈夫なのだと擦り込む様に努めて穏やかに伝えて )






5065: アルバート・エバンズ [×]
2025-07-31 16:28:33

 





( フラッシュバックの合間に相手の声が聞こえた。過去と現在が綯交ぜになったような状態でどちらにも引っ張られ、視界が揺らぐ。引き攣れた呼吸は一向に落ち着かず、徐々に姿勢を保っている事が難しくなり身体を支える為にデスクに着いた手に力がこもり。不意に顔を持ち上げられ相手と視線が重なるのだが、此方に呼び掛ける相手の声が、乱れた自分の呼吸音に阻害されて聞こえ辛い。先程銃声と認識しトリガーとなったあの音は、マグカップの割れた音。相手の声と唇の動きを自分に刷り込むように過去から意識を引き剥がし、懸命に呼吸を立て直そうとして相手の瞳に意識を向けて。 )






 

5066: ベル・ミラー [×]
2025-07-31 19:32:10





( 荒く狂った呼吸の中、それでも碧眼が確かに己を真っ直ぐに見詰めていれば、嗚呼、意識の全てが過去に堕ちてしまっている訳では無いのだと。懸命に浮かび上がろうとしているのだと知る。「__そう…ゆっくり、上手です。」重なる相手の瞳に映る己の表情が焦燥を纏ったものでは無い様に、安心出来る様にと微笑みながら親指の腹で相手の頬を緩く撫で続け。___時間にしてどれ程か。最初より幾らか落ち着きを取り戻した事を継続的な呼吸音で知ると、そこで漸く両の手を離し。「署内もこの天候で落ち着いてるし、少し早めに帰って休もう。…何か、食べ易そうな物作るから。」台風の影響で事件も無くこれ以上確認しなければいけない報告書があがって来る事も無いだろうと帰宅を促し、朝から飲み物こそ飲む姿は見れど殆ど食事をとってる姿を見ていなければ食欲が無いのだと理解しつつの提案を付け加え。この時はまだ知らなかった。“糸が切れた”相手を襲う不調が、音の聞こえ方の変化だけでは無い事に )






5067: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-07 00:55:41

 





( 時間を掛けて幾らか落ち着きはしたものの、背中は汗に濡れ顔色も良くはない。もう少し時間が経たない事には、顔を合わせた署員にも不調に気付かれてしまうだろう。少し早めに帰ろうと言う相手の言葉にも、自分でもそうすべきだという思いがあった為か拒否する事もなく「……あぁ、そうする。」と軽く頷いて。---次の勤務日まで持ち越す事の出来ない急ぎの書類を片付け夕方頃には退勤すると、家に戻り早々にベッドに横になった。身体から怠さが抜けず、ひと言で言えば体調が悪い。決められた薬は飲んでいる為これ以上出来る事もないのだが、1日のデスクワークさえまともに出来ない程調子が良くないとは自分でも想定していなかった。少し微睡んでは外の物音で意識を引き戻され、という事を繰り返していて。 )







 

5068: ベル・ミラー [×]
2025-08-07 22:18:20





( ___帰宅した後、結局相手は何かを胃に入れる事も無く眠りについた。周囲の音を過敏に拾ってしまう症状も勿論だが“糸が切れた”その不調自体がどの程度続くのか、医師に診て貰った方が良いのか、何もかもがわからずじまいだ。そして相変わらず勢いを緩めない雨風の音に僅かな睡眠をも邪魔される相手が目を覚ました夜中、軽く背中に掌を当て「少し起きる?」と問い掛けたのが数十分前。間接照明だけを点けたリビング、ソファに腰掛ける相手に手渡したのは何時もより少しだけ蜂蜜を多めに入れた甘いホットミルクで。このまろやかな白が相手の苦しみの全てを取り除くとも、静かな空間に導いてくれるとも思わないが、ほんの僅かでも気持ちが落ち着いて欲しいと願っての物。相手の隣に深く腰掛け同じ白の注いだマグカップの端に静かに唇を付けて )






5069: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-08 03:24:15

 





( 雨風が窓を揺らす音が絶えず大きく響く事で、漠然とした不安のようなものが胸の内に広がっているのを感じていた。目を覚ましベッドに身体を起こすと、少しして相手に促されるままに一度リビングへと。手渡されたマグカップからは柔らかく甘い香りが漂い、包んだ掌に伝わる温もりと共に気分を落ち着けてくれるのだが。少し冷ますように息を吹きかけてからゆっくりと飲んだホットミルク______それが胃に落ちるよりも前に感じたのは“苦味”だった。思わず反射的にマグカップを口から離す。見た目と、香りと、味と、全てが乖離している状況が飲み込めず隣の相手を見遣ると、何かあったのかとばかりに不思議そうな表情を浮かべて此方を見る相手と目が合った。相手も確かに同じホットミルクを、今此処で口にしていた。普段であればまろやかな甘みと共に落ち着きと眠気を運んでくるはずのホットミルクは、どういう訳か“鋭い苦味を持った温かい液体”に成り下がっていた。「……作り方を変えたのか、?」と、仮にそうだったとしても此の味になる筈がないと思いながらも相手に聞かずにはいられなかった。 )





 

5070: ベル・ミラー [×]
2025-08-08 08:49:42





( まろやかな白が胃に落ち、鼻に抜ける様な甘く優しい香りに包まれながら思わず深く息を吐き出すも相手は正反対の反応を見せた。更には“作り方を変えたのか”との予想外の問い掛け。思わず自身の持つマグカップに視線を落とすのだが何か特別な作り方をしたつもりは無い。再び視線を持ち上げ隣の相手を見「…変えてないよ?」と不思議そうな声色で答えるのだが此処で唯一思い当たる事があった。「__もしかして甘過ぎた?何時もより少し多めに蜂蜜入れちゃったんだ。ミルク足そうか、」普段はスプーン一杯の蜂蜜を溶かすのだが今日は優しい甘さの余韻に少しでも長く浸って欲しいと一杯半ほどに増やしたのだ。もちろん相手が感じているのが“苦味”だとは思わない為、やり過ぎてしまったかと苦笑いを浮かべつつ、淹れ直すと片手を伸ばしマグカップを受け取る意思を見せて )






5071: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-08 19:20:46

 





( 作り方を変える事はしていない、寧ろ普段よりも多めに蜂蜜を入れたのだと言われれば再び手にしたマグカップに視線を落とす。いくら蜂蜜を多くしたからといって、甘みどころかこんなにも苦味を感じる筈がない_____とすれば、可笑しいのは味ではなく自分の味覚なのかもしれないと。「いや、……」と曖昧な返答で入れ直す必要はないと暗に告げるのだが、この味では飲み進める事は困難だった。正直に味への違和感を告げるべきか、黙っておくべきか悩みもう一度ホットミルクを少し啜ったものの結果は同じだった。ややして「……すごく、苦く感じる、」と正直な感想を言葉にしたものの、相手の淹れ方が悪いと言いたい訳ではないのだと言い訳をするように「薬が、口の中に少し残っていたのかもしれない。」と続けて。 )






 

5072: ベル・ミラー [×]
2025-08-08 20:32:47





( 相手は歯切れの悪い何とも曖昧な返事でマグカップを此方に渡す事をしなかった。もう一口中身を啜るその様子を見詰めたが矢張り相手はそれ以上飲み進める事はせず、また何とも言えない微妙な空気と共に間が空く。「__無理に飲まなくても、」と、甘過ぎるのに我慢してまで飲む必要は無くただ淹れ直せば良いだけの話だと伝える言葉は最後まで続かなかった。それはマグカップを渡されたからでも“甘い”と言われたからでも無い。「…え、苦いの?」告げられたのが余りに予想外の言葉で思わず聞き返してしまった訳だが、こんな嘘を相手がつく筈も無いし、かと言って“薬が残ってた”と言う言葉が此方を気遣う言い訳だと言う事を察する事が出来ない訳でも無い。「一口飲ませて。」相手のマグカップを受け取り控え目に中身を啜る。胃に落ちた白から苦味を感じる事は無く、自分のには蜂蜜を一杯、相手のには一杯半入れた訳だから寧ろ今まで飲んでいたやつより僅かに甘く感じる程。「……薬、残ってたのかな。」直接的に苦くない、とは言わなかったが言葉を借りたその返答は暗にそういう事。けれども相手の感じた違和感を疑う気はこれっぽっちも無く緩く微笑むと「今夜は水にしようか。」と、これ以上は飲めないだろうと判断し中身の入ったマグカップをシンクに下げてから、別のグラスに冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターを注ぎ今度はそれを手渡して )






5073: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-09 02:28:55

 





( 相手の反応から察するに、やはり此のホットミルクの味が可笑しい訳ではないのだろう。ミネラルウォーターを手渡されるとまた苦味を感じたらと僅かに警戒した様子ながら少し口に含むと、苦味を感じる事はなく安堵する。何が原因か明確な事はわからないが、物を口に入れる事、味のあるものを食べたり飲んだりする行為自体に少しばかり気が引けてしまい「…今日は夕食はいい、」と告げて。何も胃に入れる事なく眠っていた為もう一度眠る前に少しでも何か食べようかと思ったものの、その気は失せてしまっていた。明日の朝目を覚ましてから少し食べれば良いだろうと考えて。---けれど、音によるストレスと異常な味覚の変化による食欲の減退は、少しずつ、けれど確実に身体を蝕むものだった。神経が過敏になっている上に栄養が不足している状態は、非常勤で確保した休息を上回る勢いで心身を追い詰めた。薬を飲んでいなくても苦味を感じる状態は続き、食は一層細くなって数日で体重が少し落ちるに至り。『…ねぇ、ベル。警部補少し痩せた感じしない?最近顔色良くないよね、』と、署内でフロアに出て来ていたエバンズの姿を見たサラが、相手に声を掛けて。 )






 

5074: ベル・ミラー [×]
2025-08-09 12:28:23





( ___ミネラルウォーターを口にした相手から再び違和感を訴えられる事は無かった。“味のあるもの”が苦味を引き連れて来るのかと可能性を考えている中で相手は結局夜に何も口にする事無く眠り、それは翌日の朝も、夜も、また次の日の朝も……数日続いた。___元々細身の相手、ストレスに加えて食欲減退でみるみるうちに痩せ顔色も悪くなった事はフロア内の署員数名も気が付いていた様で、そこには比較的観察眼の鋭いアンバーも勿論含まれていて。「…最近まともに食事をしてるの見てないんだよね。」エバンズを一瞥し、直ぐにアンバーに向き直ると軽く頷きつつ声を潜める。話す事を僅か躊躇うが、このままの状態が後数日、数週間と続けば倒れてしまう事は目に見えているものだから、エバンズが執務室に戻ったタイミングで「__此処だけの話にして欲しいんだけど、味覚に違和感を感じてるみたいなんだ。…甘さも苦味として感じるって、」周囲には聞こえない様アンバーだけにそう告げたのは、彼女の誠実さや口の堅さを知っているから。「…ストレスが大きく影響してるんだとは思うんだけど…、」と、視線を落として )






5075: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-09 22:12:13

 



サラ・アンバー


( エバンズが執務室に戻った後、声を潜めて告げられた言葉に思わず数度瞬きをする。そして勿論他言はしないと頷いてから執務室の方を一瞥し『…味覚が可笑しい時は亜鉛のサプリなんかが良いってよく聞くけど、ストレスから来る物だとあんまり効果が出ないかな、』と呟いて。エバンズと言えば元々痩せ型で、署内で食事を摂っている所を目にする事も少ない。普段以上に食べる量が減っているとなれば少し痩せたように思えるのも当然だろう。『食べられないのは心配だよね。元々味が薄いものとかだったらどうかな。パンとか豆腐、温野菜とか。』と、食べられそうなものを提案して。『最近非常勤になったし、あまり体調が良くないんじゃないかって心配してたの。いつかベルに頼まれて、仮眠室に水を届けに行った事があったけど…警部補が貧血持ちだった覚えがあって。ベルもあんまり悩みすぎないでね、警部補が元気ない時はベルも元気ない事が多いから。』彼の事も、相手の事も心配しているのだと、あまり重くなりすぎないような言葉選びで伝えて。 )






 

5076: ベル・ミラー [×]
2025-08-10 12:52:37





サプリ…___それかもしれない。ほら、例え亜鉛が効かなくても、それなら多少の栄養は補えるだろうし苦味を感じ辛いかも。
( その言葉に今度は此方が瞬く。“食事”と言う事ばかりを考え視野が狭くなっていたが、味のしない錠剤を飲み込むだけであれば何も食べないよりはまだマシなのでは、と。けれど本来サプリメントは補う役割しか果たさない事も知っていた。食べ物を咀嚼する、と言う行為が人間にとってどれ程大切な事かも。だからこそ続けられた提案を聞く表情は真剣そのもので「…確かに元々の味が薄ければ、仮に苦味を感じたとしても僅かかもしれないよね。…今は、どの可能性も試したい。」相槌を数度、それは続けられた彼女の優しい思い遣りにも返したもの。エバンズに水を持っていった事を覚えていて、少なからず彼の身を案じていて、更には彼が元気の無い時の此方の状態までもを確りと見ている__こう言った思い遣りを向けられた時、むず痒い気持ちと共に心には明るさが蘇る。尽く、自分は沢山の人達に助けられているのだと実感する。「…ありがとう、サラ。」やや眉の下がった緩い微笑みと共にお礼を述べた後「……痛みからも、苦しみからも、ずっとずっと遠い所に居て欲しい、」と、思わず溢れた言葉は決して言おうと思ったものでは無かった。けれど、何時だって感じている事。遅れて返事に困らせてしまうだろうかと過ぎれば「難しい事だけどね。」と微笑み直して )






5077: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-11 11:21:39

 




( きっと相手はエバンズの事を誰よりも大切に思っていて、誰よりも幸せになって欲しいと願っている。普段から其れは感じていたけれど、少し困ったような微笑みを見て、その言葉を聞いて矢張りそうなのだと知る。彼が抱えている物が何か、極断片的にしか知らないものの相手はその傷に寄り添い続けている。『…好きな人の幸せを願うのは当然の事だよ、』と微笑んで。---味覚の異常により食が細くなってからは、当然ながら貧血のような症状が起きる事も増えていた。何か食べなければという思いはあるものの、味が分からないもの、苦味を感じるものを“食べる”という行為が苦痛で食が進まない日が続いていた。執務室で鎮痛剤を飲もうとした時、普段は何の滞りもなく薬を摂取出来るのだがこの日は何故か______喉に引っ掛かるような違和感を覚え、思わずえずきそうになる。水を飲み込み、口の中には錠剤が残ったまま。もう一度水を口に含んだものの、錠剤を飲み込もうとすると結果は同じだった。薬が飲めない事などこれまで一度も無かったと一抹の不安を抱えつつ、口の中で溶かした其れをなんとか飲み込む。しかし酷い苦味が残り、急に気分の悪さを感じて部屋を出るとトイレへと向かって。個室に入り、咳き込むようにして戻してしまうと、ハンカチで口元を抑える。食事も満足に取れない状態で薬や水さえ吐いてしまっては、其れこそ飢餓状態に陥っても可笑しくない。徐々に足元が崩れていくような不安を覚えつつも、軽く水で口を濯いでから執務室へと戻り。 )






 

5078: ベル・ミラー [×]
2025-08-11 12:13:28





( “好きな人”と言うアンバーの言葉に返したのは微笑み。寄せる想いはこんなにも心を揺るがす。___エバンズが錠剤を飲み込む事が出来なくなっている事を知らない中、アンバーと別れ先に向かったのは自身のデスク。鞄の中から新品のミネラルウォーターと、普段定期的に飲んでいるビタミンのサプリの袋を取り出し次に向かったのは警部補専用執務室で、扉をノックし中から入室の許可が出れば部屋へと入り。青白い顔が目下の隈をより濃く見せていて、普段から細身の身体は一層線が細くなっている。一目見ただけでも調子の悪さがわかる様子に自然と眉は下がり、ペットボトルを相手のデスクに置いてからサプリの袋を差し出すと「…今はこれしか無いけど、何も口にしないよりは良い筈だから。…試しに飲んでみて?」これがもし苦味を感じないならば、多少の栄養を補う役割は出来る筈だと )






5079: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-11 12:27:38

 




( 執務室に入ってきた相手が手にしていたのは、捜査の書類ではなくミネラルウォーターとサプリメントの袋。仕事の用件ではなく、自分の体調を案じて此処を訪れたのであろう事は容易に想像が付いた。けれどタイミング悪く、今は相手を安心させる事は出来ないだろう。錠剤を飲み込む事で吐き気が催される恐怖は、薬やサプリメントさえ遠ざけた。「…助かる。後で飲んでおく、」到底飲む気にはならなかったものの相手を不安にさせないよう、今この場ではなく後で飲むつもりがあるのだと言葉にすると有り難く受け取る姿勢を見せて。 )






 

5080: ベル・ミラー [×]
2025-08-11 12:40:15





( 拒否されなかった事で微笑み軽く頷くのだが。__何故だろうか、特別な理由がある訳では無いし相手の言動に違和感を感じた訳でも無いのに、無性に心が変な騒つきを感じて動きが止まった。何かを言う事も、部屋を出て行く事もせず相手を見詰めたままの時間が数十秒。「……もしかして、もう試して駄目だった?」漸く口を開いた問い掛けは、“錠剤自体が飲み込めない”と言う事からは少しズレたもの。既に何らかのサプリを試し、結果それも“苦味”に繋がり結局飲めなかったのでは、と言う推測で )






5081: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-11 15:08:28

 




_____少し、苦味は感じた。
( 相手は自分の言葉に納得して出ていく事はしなかった。相手は勘が良い、何らかの違和感を感じての言葉だったのかもしれない。どう答えるべきか少し悩んだ後、“苦味”の所為であまり積極的に飲みたい物ではないのだと言い訳をする。錠剤自体が上手く飲めないとは、心配しているであろう相手に言う事は出来なかった。「…でも飲めない程じゃない、少し落ち着いたらもう一度試してみる。」と告げて。 )





 

5082: ベル・ミラー [×]
2025-08-11 17:35:41





( 今回は“飲めない程じゃない”と言う言葉を信じた。それは素直に苦味を感じた事を伝えて来たからか、はたまた前向きな言葉で締め括られたからか。何にせよ「わかった。駄目だったらまた考えよう。」と此方もまた前向きな返事を返し今度こそ執務室を出て行き。___夜になる頃には直撃していた台風は過ぎ去っていた。雨は相変わらず降っているものの豪雨と言える程では無く、風も比較的緩やかになった。とは言え相手を悩ませる騒音の一部が落ち着いただけであって周囲に音は山ほど溢れている事には変わりない。___ある程度の仕事を終わらせ共に家に帰る。今日の夕飯は昼間アンバーに提案された温野菜。ドレッシング諸々をつける事はせず、それだけを夕飯として出すのは普段ならば絶対に有り得ないが、今は食べられる物を見付ける事が最優先で。「もし苦くて食べられなかったら、悪いなんて思わないで残してね。」相手が此方に気を遣う必要が無いように先にそう声を掛け向かいの椅子に腰掛けると、一先ず自分の分も作った鮮やかな色の人参を口に運びつつ、視線を向けて )






5083: アルバート・エバンズ [×]
2025-08-11 19:13:37

 




( 夕食に出された温野菜の中から、小さなブロッコリーのかけらを口に入れる。実際美味しいと思えるような味ではなかったのだが、他の物に比べると苦味は弱く少しなら食べられるかもしれないと、小さく切った野菜を少しずつ口にして。野菜を飲み込む時にも、昼間錠剤を飲み込む時に感じた引っ掛かるような感覚や吐き気は無く、僅かながら安堵していた。ドレッシングなどが掛かっていなかった事も、苦味を感じにくかった要因だろう。「……少しなら、食べられそうだ。」目の前に座る相手にそう伝えて。 )






 

最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle