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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
5044:
アルバート・エバンズ [×]
2025-07-04 13:21:06
( 睡眠薬が手伝った深い眠りから呼び覚ましたのは、窓の揺れる音だった。弾かれるように肩が揺れ眠りから引き摺り出されたものの、其れが何の音かは分からなかった。ベッドに身体を起こし、随分と長く眠っていたようだと思いつつ手近にあったカーディガンに袖を通して。鎮静剤の効果は既に切れているだろう、倦怠感が身体に重たく纏わりついているのだが睡眠を取れた事が体調を幾らか安定させていた。寝室を出て、ソファに座っている相手に「…おはよう、」と声を掛けつつキッチンで相手が沸かしたお湯を使い紅茶を淹れて。時折強まる風が窓を叩くのだが、やけにその音が大きく聞こえて頭に響く。頭痛を引き起こしそうな不快感があって窓の外へと視線を向けると「…随分風が強いな、」と言葉を落として。テレビから聞こえて来る声も妙に反響しているような気持ち悪さがある。ソファではなくテレビから少し離れたダイニングテーブルの椅子に腰を下ろすと、紅茶をひと口啜って。 )
5045:
ベル・ミラー [×]
2025-07-04 13:51:54
( 台風の直撃に備え今から準備を、と警告を促す気象予報士の言葉を聞きながらマグカップの底の紅を飲み干したその時。寝室の扉が開き目を覚ました相手の声が聞こえれば頭を其方に「おはようございます。」と微笑んで。普段ならば飲み物を淹れた後相手が座るのはソファ。けれど今日は何故か角度的にテレビも見辛いだろうダイニングテーブルの椅子で、その本来気にする事も無い些細な変化に一瞬不思議そうに目を瞬かせたのだが。此方が疑問を投げ掛ける前に再び強い風が窓を叩き、自然と視線は移動する。窓を見詰めたまま「…台風が近付いてるんだって。予報では明後日に直撃らしいよ。」と、溜め息混じりに答え。それからを相手に向き直ると「家を出るのが億劫になる、」軽く肩を竦めつつ、中身の無くなったマグカップをシンクで濯いで )
5046:
アルバート・エバンズ [×]
2025-07-04 16:12:55
( 窓を揺らす風の音に肩が跳ねそうになる。これ程の強風では外に出るのも危ないのではないかとさえ思い「…大丈夫か?出勤停止という事は無いと思うが、風に煽られないように気を付けろよ、」と、警報級の悪天候時の対応は適用されないかもしれないが今日は注意した方が良いと告げて。マグカップを洗う水の音は嫌な大きさで反響するような感覚があった。今日は色々な音がやけに耳障りに思えて眉を顰めつつ眉間を解して。相手が出勤するのを見届けたらもう少し休もうと思いつつ紅茶を飲み干して。 )
5047:
ベル・ミラー [×]
2025-07-04 19:33:53
ありがとう。落ち着いてるようだったら早めに帰って来るから。
( 心配と注意に素直に頷き鞄を肩に掛ける。普段より数十分早い出勤だが、この悪天候では何があるかわからない為時間に余裕を持った方が良いだろうとの判断で。___案の定仕事は落ち着きを見せていたが、それに反比例する様に天候は悪くなり続けていた。朝はまだ風だけだったがお昼を過ぎた頃から風の強さは勿論、大粒の雨も降り出す様になっていて、これ以上酷くなる前に帰れる者は帰る様にと促しに来た警視正の言葉で、己を含めたフロアの殆どの署員が帰宅をしたのが16時過ぎの事。道路は雨によって溜まった水が浅い川の様に続き、ワイパーを最大で動かさなければ視界不良で事故の危険性がある程だ。無意識に寄った眉間の皺をそのままに車を走らせ、無事駐車場に車を停めた時に安堵の息を吐き出す。それから足早に階段を駆け上がり玄関の扉を開け部屋に入るや否や、「…外すごいよ!明日には上陸するんじゃないかな、」と、開口一番、挨拶もそこそこに外の現状報告を。この時はまだ朝少し触れた相手の違和感の正体に気が付けていなかった )
5048:
アルバート・エバンズ [×]
2025-07-04 20:20:00
( 相手が出勤して部屋に1人になってからも“音の感じ方“への違和感は増すばかり。徐々に、耳を塞ぎたくなるような不快感と頭痛に襲われるとベッドに横になり。少し微睡んでも、雨風の強い外から聞こえる音に意識を引き戻された。昼過ぎに音をきっかけに発作を起こした事で、まるで抑え付けられていたものが外れたかのように些細なきっかけで過去がフラッシュバックする状況に再び陥っていた。夕方には一層外の状況は悪くなり、耐え難い騒音に苛まれる事となる。扉が開く音がして相手の声が聞こえたものの、その声もいつも以上に頭に響く大きな声に聞こえる。横になっていたものの、相手が自分の姿を探して寝室にやって来ると「______少し声量を落としてくれ、」と告げて。 )
5049:
ベル・ミラー [×]
2025-07-04 20:52:55
( 寝室の扉を開け最初に目にしたのはベッドに横になる相手の姿。追う様にしてやや掠れて聞こえる声で要望が来れば反射的に「あ、ごめんなさい。」と謝罪を口にするのだが。実際叫んだ訳でも無くあのくらいの声量であれば相手は幾らでも聞いた事があった筈。それが今の相手にとって引っ掛かるものになるのであれば___「…頭痛い?」体調が悪い…頭痛に苦しめられていると考えるのが一般的。開けた扉の前から動かずに先程よりも遥かに落とした声量で以てそう問い掛けてから「薬持って来ようか、」と。この会話の最中も強まる雨は容赦無く窓ガラスを叩き、隙間を縫うような風音は何処か不協和音の様な響きを晒して )
5050:
アルバート・エバンズ [×]
2025-07-05 12:52:14
( 鎮痛剤を飲めば少しは楽になるだろうか。相手の問いに頼むと小さく頷いたものの、強い風によって外で誰かの自転車でも倒れたのだろう。隙間風の音に加えて、ガシャンと大きな音が鳴ると突然意識は過去に引っ張られた。窓ガラスの割れる音、悲鳴、銃声______過去の記憶と反響する音とが繋がり、途端に呼吸は不安定なものに変わっていて。「……っ、はぁ…ッ、は、」上擦った呼吸が苦しいのだが、乱れた自分の呼吸音さえ酷く頭に響くように感じて思わず頭を抑える。反響するように聞こえる強弱のある風の音は人々の声のようにも聞こえて、野次馬が大勢集まる中幼稚園を出た時の此方を見る冷めた視線と囁き声、責任を問い詰める記者たちの声が思い出された。 )
5051:
ベル・ミラー [×]
2025-07-05 13:32:36
( 薬を所望されれば直ぐに頷き寝室を出ようとしたのだが。それよりも先に風の音に混じり窓の外で何かの倒れる音が鳴り、同時に横になっている相手の唇からは発作を示す不安定に乱れた呼吸が漏れた。「!、エバ__、」不味いと咄嗟に相手の名前を呼ぼうとしたのだが、頭を押える仕種に数秒前の遣り取りを思い出し言葉は止まる。相手が今“音”に反応しているのは間違い無く、それが頭痛や発作に繋がってしまったのもほぼ確定だろう。しかしながら外の天気が一瞬にして回復する筈も無く、完全防音では無いこの部屋の中で、周囲の音を完璧に遮断する事は不可能なのだ。加えて発作中は薬を飲む事も出来ないだろう。先ずはどうにか落ち着かせなければならないと静かに近付き、驚かせない様にベッドの端に座り。それから足元にある掛け布団を持ち上げ徐に相手の頭から爪先までを覆う様に掛ける。こんな事で音の遮断が出来るとは思わないが、何かが変われば良いとの思いだった。「…大丈夫、大丈夫、」と、殆ど囁き声に近い声量でゆっくりと繰り返しながら、掛け布団の上から相手の背中を擦り続けて )
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