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白む空に燻る紫煙 ---〆/4331


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自分のトピックを作る
4303: ベル・ミラー [×]
2024-06-21 20:30:29





( 相手からの指摘に言い難そうに答えた言葉で更に2人が疑わしくなった。リリーの存在をハンナが知っていたとなればジェイを取られたく無いと犯行に及んだ可能性もあるし、ジェイとハンナの2人が共謀してリリーに危害を加えた可能性もある。勿論ジェイ個人による犯行である可能性も消えた訳じゃない。「…わかりました。ハンナさんの__、」“住所を”そう続けようとした所で、何かが床に落ちる硬い音が響き自然と頭は下がる。一度僅かに跳ねたそれはペンで、相手が普段使用しているFBIの文字が彫り込まれている物。続いて落ちたそれを拾い上げるべく相手が屈み__特別変わった事では無い。日常的に普通にある事なのに何だかわからない違和感を感じた。それは直感的なもので、こういった、相手に関する事での勘は当たりやすいのだ。調子の悪さを振り返したのではと思えば一度だけ隣に視線をやった後に目前のジェイを真っ直ぐに見詰め「…ハンナさんの住所を教えて下さい。彼女が事件と無関係かどうかは私達が直接話を聞いて確かめます。」真剣な、けれどもやや早口な言葉で以て拒否は認めないとばかりに。少しでも早く車に戻るべきだと思っていて )






4304: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-22 12:02:41

 






( 今日はあのマグカップを使っては居なかったのだが、既に摂取して体内に溜まっている毒が恒常的に身体に影響を引き起こしつつあるのだろう。立っていられないほどの目眩ではなかったが、少し気分が悪く視界が揺らぐ。メモ帳に書いた文字は普段よりもガタついていて、同時に少しばかり視界が霞むようで手元が見辛かった。相手の言葉にジェイは曖昧な表情を浮かべ『…でもハンナは関係ないので……』と、尚も煮え切らない態度で言葉を濁したものの、相手からの圧に観念したようでハンナの住所を伝えた。「リリーさんの両親に結婚の挨拶に行って、どうするつもりだったんですか?彼女は自分が浮気相手だなんて思いもしなかったんでしょう。」そう尋ねると、ジェイは“どうするか決められなかったから体調が悪いと言って挨拶を先延ばしにしようとした”と言った。そんな状況まで行きながら、リリーともハンナとも別れる決断が出来なかったと言うなら救いようがない。_____二股をしていたジェイ、そんな彼と長年付き合い浮気の事実を知ったハンナ、ジェイと結婚すると親に挨拶に行こうとしていたリリー_____この三角関係だけでもややこしいというのに、まだ他にも事件との関与を拭いきれない人物たちがいる上、被害者の遺体も、居場所を示す情報も出ていない。調べなければならない事も、やらなければいけないことも未だ山積みだというのに体調が優れない。その場で座り込む事にこそならなかったものの、車に戻る頃には背中に酷く汗をかいていて。 )







 

4305: ベル・ミラー [×]
2024-06-22 15:27:06





( 濁された言葉の後、渋々__と言った様子ながら告げられたハンナの住所をメモに書き留め鞄に仕舞ってから再び視線を向ける。相手の鋭い問い掛けに全く以て救いようの欠片も無い返事をしたジェイを見詰める瞳に嫌悪が滲むも、今は一先ず車に戻る事が先決。__助手席に雪崩る様に座り込んだ相手は矢張りあのペンの落下の時から相当無理をしていたのだろう、気分が悪いであろう事は明白で。「ちょっとゴメンね、」手を伸ばして相手のシャツの第一ボタンを外し、ネクタイを緩める事で少しでも息苦しさを払拭しようと試みた後エンジンを掛け。「なるべくゆっくり走るから。…ハンナさんの家に着いたら少しだけ休もう。」そう声を掛けてから車を走らせたそのスピードは言葉通り揺れを最小限にした速度。窓の外から照り付ける日差しもまた気分の悪さを助長させるかと思えば少し窓を開ける事で車内に風を送り。__そうやって進む事凡そ15分後、ジェイに教えられた通りの家に辿り着くと、車がある事を確認した後に路肩に車を停めハザードを点け。「…ハンナさんに話を聞いて来るから、少し待ってて。__終わったらまた署で供述の照らし合わせを一緒に。」少し温くなってしまっているかもしれないが新品のミネラルウォーターを差し出しつつ、穏やかな笑みと共に暗に相手は此処で休んでいて欲しいと。けれども“何も出来ない”と気に病む事が無い様に、最後一緒にやりたい仕事を付け加えてから車を降りて、ハンナが住む家の呼び鈴を押し出て来るのを待って )






4306: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-22 17:50:18

 





( 首元を緩められると相手の言葉に軽く頷き、背もたれを倒す。フラッシュバックによる過呼吸ではない、けれど息苦しさから自然と呼吸が上擦ってしまい身体が酷く重たいのだ。また捜査が相手に任せきりになってしまうという罪悪感は、署に戻ってからの仕事に相手が言及してくれたことによってだいぶ薄れ、「…聞き取りを頼む、」とハンナへの聴取を相手に任せると車に残る事を選び。---インターホンが鳴った事で出て来たハンナは、長髪のブロンドで大人びた、被害者の雰囲気とはまた違った女性だった。相手が手帳を見せた事で警察だと理解はしたものの、何故自分の所に訪れたのかはすぐには思い当たらなかったようで『…何の捜査なの?』と不審そうに尋ねて。 )






 

4307: ベル・ミラー [×]
2024-06-22 19:20:44





( 扉の奥から出て来た女性__ハンナは、写真で見たリリーと比べてやや派手に感じた。それは決して悪い意味では無いものの、異なる2人の雰囲気に果たしてジェイは何方の見た目が好みだったのかと考える。警察手帳を見せた後に紡がれた問いは誤魔化している感じも知らない振りをしている感じも無く、本当に何の用事かわからない、と言った様子なものだから「リリー・ブラントさん失踪の件です。」と、質問に答えつつ話を聞かせて欲しい旨を伝え。不信感はあれど中に通されればソファに腰掛け、さて、内容の核心に迫ろうか。「…リリーさんが失踪した日、貴女は何処に居ましたか?」先ずは彼女のアリバイの確認から徐々に、と。__通されたリビングは窓が大きく開放感の感じられる明るい部屋。ソファに腰掛け少し横を見れば丁度窓の外には路肩に停めた己の車が見える位置で、一度だけ視線を向けて )






4308: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-22 22:08:16

 





( ハンナは相手の口からリリーの名前が出ると眉を顰め『あぁ、あの子の事。』と告げると『色んな男をたぶらかしてたんでしょ?何か事件に巻き込まれても可笑しくないわ、恨みを買ったんじゃない?』と、刺々しく言い。『二股されてた私も容疑者って事ね。本当、災難続きだわ。その日なら…家にいた。ジェイは友達と飲みに行ってそのまま泊まるって言ってたから週末は1人だったの。アリバイなら無いわ、野球の中継を見てたけど証言できる人はいないもの。』ハンナはその日、家で1人だったと答えた。しかしジェイはその日リリーと会っていたのだから、彼女に二股がバレて尚、懲りずに関係を続けていた事になる。---ベルが事件の聞き込みを続け、エバンズが車で身体を休めている頃、署では再び書類を持った男がエバンズの部屋に訪れていた。そろそろ身体に不調が出る程には毒を摂取させる事に成功している筈だ。怪しむ事もなく変わらずデスクに置かれているマグカップに内心ほくそ笑みつつ、彼が異変に気づき病院に罹るよりも前に多量の毒を盛ろうと画策する。はやる気持ちを抑えて、今はまだ縁に塗りつけ密かに苦しませるのみだと。 )







 

4309: ベル・ミラー [×]
2024-06-22 22:48:17





( 目前の彼女は未だ発見には至らないリリーを心配するでも無く刺々しい言葉を吐き捨てた。二股されていたのだから勿論怒りはあると思うが、隠す事の無いその態度は寧ろ清々しいとも言うべきか。何にせよアリバイの立証が出来ない以上被疑者の枠から外す事は出来ず、現時点でアリバイのあるジェイに比べ最も事件に関与してる可能性が高い事になる。手帳に証言を書き留めた最後、静かに顔を上げ彼女を見据えると「二股の件でジェイさんと話し合いは?」と、問う。続けて「__貴女は自分の方が本命だと思いますか?」と。全くタイプの違う様に感じられる2人の女性の何方とも選ぶ事が出来ず、中途半端に互いと付き合って居たとなればその行動も、心情も、全く理解が出来ない。__署内で今も尚、エバンズを苦しめるべく毒を使用し続けている男の存在など知る由も無いままに目前のハンナに質問を重ねる時間が続き )






4310: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-23 00:00:05

 






( ハンナは相手の問い掛けに『話し合うも何も、10も年下の女にうつつを抜かすなら別れるって言ったわ。向こうは学生でしょ?信じられない。』と吐き捨てて。『____失礼ね、私の方が遊びだったとでも言いたいの?ジェイとは学生の頃からの知り合いで、付き合って5年になるのよ。向こうが遊びに決まってるでしょ、』ハンナは苛立った様子を見せ『貴方も彼氏が居るなら気をつけた方が良いわよ、残業だとか友達との飲みだとか言って女遊びしてる奴なんて山ほどいるんだから。』と続けて。---車内にいるエバンズの元に連絡が入ったのは、その少し後の事だった。隣町の警察署から、女性の遺体が見つかったという通報。身体的特徴からリリー・ブラントである可能性が高かった。体調は未だ回復していなかったものの、直ぐに現場に急行する必要があった。ハンナの家にいる相手に電話をかけると「____ミラー、切り上げて戻って来い。隣町で被害者と思われる遺体が見つかった、」と告げ、ハンナの家の窓越しに相手に合図をする。相変わらず視界は嫌な歪み方をしていて、じっとりと汗をかいている。しっかりしろと自分に言い聞かせつつカーナビに通報があった現場の住所を設定し。 )







 

4311: ベル・ミラー [×]
2024-06-23 01:04:32





( リリーは勿論の事、ハンナの事も遊びでは無いと答えたジェイの言葉を思いだす。何方も遊びでは無く本気だったものの、ハンナに二股がバレた事で“別れる”と真っ向から突き付けられた時彼は果たしてどんな気持ちになり、どう行動するべきだと思ったのか。__リリーの両親に結婚の挨拶をする事を、体調不良を理由に先延ばしにしようとしたそれこそがある意味“答え”ではないのか。そう言えばハンナに飲みに行くと言ったジェイは、その日リリーと会っていたのだから結果的に嘘をついたのだと気が付き、彼女の苛立った言葉を聞きながら3人の関係性について考えを巡らせる。その時、ふいにスーツのポケットに入れたスマートフォンが震え相手からの着信を知らせた。失礼します、そう断りを入れてから通話ボタンを押し視線を窓の外に向ければ、果たして此方に合図を送る相手の姿と__電話口から聞こえる最も最悪な知らせ。嗚呼、生きている姿のリリーと対面する事は出来ないのだと、胸に落ちた重たい苦しさに思わずきつく双眸を閉じた後、軽く頷き電話を切り、再びハンナを見。「__話の途中ですが、事件に進展がありましたので失礼します。…ご忠告どうも。」話を切り上げ立ち上がり、尚も不機嫌そうな彼女に軽く頭を下げてから車に戻るや否や、「間違いであればいいのに。」と、一言だけ言葉にし、相手が設定したナビの案内通りに遺体が発見された現場へと急行して )






4312: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-23 01:45:45

 





( 失踪した彼女が生きている一縷の可能性は崩れ去り、事件は紛れもない殺人事件となった。相手の言葉に小さく頷き同意を示しつつも、被害者である可能性は限りなく高いことは理解していた。---現場は山を少し入った所にある川で、車を停められる場所から少し歩く必要があった。それと言って傾斜が急な訳ではないものの、草木の中を歩いて行くのは身体に堪え表情は少しばかり険しいものに。やがて道が開けて現れたのは岩も多くある程度の幅と深さがある川で、既に規制線が張られていた。『お疲れ様です。』声を掛けてきた警官は此方に敬礼すると、ブルーシートで囲われた場所まで移動する。『第一発見者は川釣りに来ていた男性です。被害者は岩陰で故意に川底に沈められていました。身体にナイロンテープが巻き付けられ、ボートを停める時に使用するアンカーで底に固定されていました。遺体の発見を遅らせようとしたものと見られます。』位置関係や発見時の状況を説明されて分かる事は、19歳の少女に対する明らかな殺意と用意周到な隠蔽工作。やるせない気持ちを抱えたまま「…分かった。直ぐに検死に回してくれ、出来る限り早く情報が欲しい。」と告げて。照りつける太陽が川の水面に反射し酷く眩しい。眩しさに引っ張られるように平衡感覚が分からなくなる感覚から既の所でバランスを取り戻し。 )








 

4313: ベル・ミラー [×]
2024-06-23 10:49:04





( 遺体発見現場まで歩くのに苦労する程酷い道のりでは無いものの“今の”相手の体力を奪う事は間違い無いと思われた。けれど相手は足を止める事もせず、表情こそ険しいが気丈に立ち続けるのならば今は口煩く言葉を並べる事はしない。__規制線の向こうでは既に鑑識数名が慌ただしく動き現場は重苦しい雰囲気。それを更に加速させたのは発見された遺体の状態で、“殺す気は無かった”なんて犯人が使うお決まりの言葉すら陳腐な嘘に思える程に明らかな殺意と用意周到さ。相手からの命令に頷いた警官は直ぐにその場を離れていき。__柔らかな風が吹き抜け、川のせせらぎや鳥の声が静かに響くこの場所はきっと“こういう事の為”に使われる場所じゃない筈なのに。既に遺体の状態で運ばれて来たのでは無く、もしこの場所で殺害されたのだとしたら、リリーは生きている間どんな気持ちだっただろうか。照り付ける太陽の陽射しの強さと比例する様に、心が被害者の気持ちに傾く。__と、相手の表情が一瞬険しさを強め、僅かに身体が傾いた気がして空を見上げる。空に浮かぶ太陽を覆い隠す雲は一つも無く場所的には悪い。「__エバンズさん此方、」頭を戻し隣に立つ相手に声を掛けつつ、一度だけ軽く腕を引き呼んだのは、木々が生い茂り陽射しを遮断してくれる森との境目。そこで徐にしゃがみ込むと「…足跡とか、他に何か見落としてる証拠があるかもしれない。…情報が来るまで一緒に。」その状態で相手を見上げ小さく微笑み。“これ”が今の最前の判断だと思っての事で )






4314: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-23 11:29:50

 






( 検死の結果が出るのは早くとも明日、死後時間が経っている可能性が高いため明後日、明々後日になる可能性も十分あった。その間に出来る事は現場に残された物を調べる事。不意に相手に手を引かれ向かった先は日陰になっているエリア。しゃがみ込んでいても不自然に思われないようにという配慮だろう、体調がぎりぎりの状態の今はそれだけでもありがたく小さく頷いて。足元は数日前の雨によって少しぬかるんでいる場所もあり、足跡が残っているとは考えにくかった。此処まで車で入ってくる事はできないためタイヤ痕は残っていない。少しすると警官が戻って来て、『検死の手配が出来ました。遺体の状態が良くないので、少し時間が掛かるだろうとの事です。現場に残っていた物は、此方の作業が終わり次第直ぐにレイクウッド署に届けます。』と告げて。検死に時間が掛かるのは遺体発見が遅れた自分たちのせいでもあるため責める事は当然できない。それでも捜査は進展を見せるだろうと、「ご苦労。また何か気になる事があれば携帯に電話をくれ。」と答えて立ち上がり。供述を照らし合わせ、現場に残された証拠品を調べ、検死結果を待つ。今出来る事はそれくらいだと思えば、相手に署に戻る事を促して。 )








 

4315: ベル・ミラー [×]
2024-06-23 12:16:29





( 地面と近くなった事で湿った土と葉の混じる匂いが鼻腔を刺激するがそこに証拠と呼べる物はありそうに無く、ややして小走りで戻って来た警官より検死の手配が出来たとの旨を告げられれば相手と同じく立ち上がり軽く頭を下げる。リリーの両親に彼女の遺体が発見された事を告げなければならないのは酷く気が重かった。__相手に促されるまま来た道を戻り、車に乗り込んで背凭れに後頭部を当て深く息を吐き出す。シートベルトを締めてエンジンを掛け、運転席側と助手席側の窓を少し開けた所で漸く口を開くと「…戻ります。」とだけ一言。__窓の外から入って来る風の香りに“緑”が混じらなくなった頃、景色はレイクウッドの見慣れた街並みに戻っていて、署の近くにあるスーパーマーケットと公園を通り過ぎ、到着した時には夕方近くになっていた。共に刑事課のフロアの扉を潜ればそこに残っていた署員達から労いの言葉を掛けられ、軽く微笑む事で返事とし。相手専用の執務室に入ってソファに鞄を置いた所で肩から力が抜ける。特別な緊張していた訳では無いが矢張り気は張るもので、「紅茶淹れるけどそれでいい?」と、確認を投げ掛けて )






4316: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-23 13:28:45

 






( 執務室に戻りデスクに腰を下ろすと深く息を吐く。体調が良くない中で外に出るのはやはり疲れが溜まるもので。紅茶を淹れるという相手に「…あぁ、同じものを頼む。」と頷いてマグカップを手渡して。デスクの上には総務からの書類が置かれていて、それに目を通しつつ必要なサインを済ませて。容疑者は未だ4人から絞り込めていない状況で悠長に構えてはいられない。取り寄せていたマーティンの前科に関する資料に目を通し。 )








 

4317: ベル・ミラー [×]
2024-06-23 14:31:38





( 差し出されたマグカップを受け取り給湯室でお湯を沸かす。アールグレイの茶葉のティーバッグで紅茶を淹れ、出来上がった紅に少しの砂糖とミルクを入れたのは少しでもまろやかに喉を通る様にと言うそれ。二つのマグカップから優しく香る紅茶の匂いは鼻腔を通り胸に落ちる。一度大きく息を吸い込み、今日は長丁場になりそうな予感に気を引き締め直し執務室へと戻れば「お待たせしました。…どんな感じ?」相手のマグカップを手渡しつつ、マーティンの前科の有無が書かれている資料を覗き込み。__今はまだ気が付く事が出来ないで居た。飲み物を淹れると言う何時も通りのその行為が、相手を少しでも休ませられる様にと願うその気持ちが、逆に相手の調子の悪さをより一層酷いものにさせていると言う事に )






4318: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-23 19:22:18

 






( 礼を言って受け取ったマグカップに口を付け、まろやかなミルクティーをひと口飲む。相手の気遣い通り飲みやすいそれは仕事の合間の息抜きにぴったりなのだが、実際は身体を蝕む毒を更に取り込んでいる事に他ならない。しかし無味無臭のそれに気付く事など、ここ最近の不調から毒を盛られている可能性に行き着く事など、不可能に等しい。手元の資料を覗き込んだ相手に「マーティンが逮捕された過去はないが、幾つか警察から厳重注意を受けている事案がある。どれも女性への付き纏いやストーカーまがいの行動によるもので、全員何かしらの店で働いている従業員だな。リリーの前は薬局の店員、その前はカフェのスタッフ。警察が介入してからは徐々に大人しくなって、別の店の女性に入れ込む、といった具合か。」と告げて。自分が足を運ぶことのできる店で気に入った女性店員に付き纏うといった迷惑行為を繰り返していたようだと。 )







 

4319: ベル・ミラー [×]
2024-06-23 20:09:37





( 厳重注意は幾度となくされたが逮捕までは至らない、どうせ“これくらい”じゃ警察は逮捕に踏み切れないだろうと調子に乗り迷惑行為を繰り返していた可能性が高いか。茶葉香るまろやかな濁りを一口胃に落とし、相手の僅か後ろで立ったまま資料の下まで目を通して。「__もし犯人がマーティンだった場合、迷惑行為を通報しなかった事をジェイはずっと引き摺るかな、」仮に警察に通報していたとして、危害を加えられて無い以上踏み込んだ対処は出来なかったかもしれないが。気持ちが僅かに別の誰かの心へと向いたそれを、今は捜査に集中しなければと言う思いで引き戻し紅茶をもう一口啜る。それからマグカップを相手のデスクに置きソファに腰掛けたタイミングで手帳を開き。「…検死結果が出ないと何とも言えないけど、ハンナ個人による犯行は難しいんじゃないかな。…別の場所で殺害したとしたも、女性の力であそこまで遺体を運ぶ事は出来ないだろうし、仮に生きてるリリーを車に乗せて2人きりで山までなんて、……面識の無い人に着いて行く?」ページをゆっくり捲りメモした供述を見直しながら、考えを巡らせ、最後、緩く首を傾け相手を見 )






4320: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-24 02:46:06

 






( 事件が起きると誰もが過去の一瞬、自分の選択を後悔する。「…そういうものだ。後悔しても過去は変わらない、」とだけ答えて。続いた相手の考察には同意を示すように頷くと「…そうだな、ハンナの単独犯という事は考えづらい。彼女が事件に関わっているなら、誰かしら共犯者がいたと考えるのが普通だろう。被疑者は揃いも揃って4人ともアリバイがない、ただリリーを巡る三角関係と考えると、ジョンだけ毛色が違うな。」と資料を眺めながら口にして。---マグカップに仕込まれた毒薬が効果を示すのは早くなっていた。既に体内にある毒と反応する所為だろうか。汗が浮かび、胸の苦しさを自覚するようになる頃には、資料の文字を追えない程に視界の歪みが酷くなっていて。 )








 

4321: ベル・ミラー [×]
2024-06-24 08:09:59





( “後悔しても過去は変わらない”それは誰より一番相手自身が感じている事か。それ以上何も言う事無く頷くだけに留めると、手を伸ばしデスク上のマグカップを引き寄せ中身を啜り。「…ハンナの共犯者として上げるならジェイが妥当かなって思うけど、…まだ名前の上がって無い友人とかの可能性も拭い切れないし。」今いる容疑者の中でハンナの手助けをするなら1人しか居ないとは思うがそれも憶測。続く相手の言葉に「確かに、」と頷いては「誰も彼も動機があるのも厄介。」と溜め息を吐き出してからマグカップを再びデスクに置き。__互いに供述を照らし合わせ考察を口にしていた時間は凡そ20分。顔を上げた先に居る相手の額に汗が滲み、苦しげに寄せられた眉を見て体調の悪さを感じ取ればソファから立ち上がり駆け寄る。椅子から落ちてしまわぬ様に背中に添えた掌を僅かに押して、相手を前屈みの体勢にする事でデスクとの位置を近付け「待って、今薬出すから!」外には漏れぬ様、けれどやや切羽詰まった声色でそう声を掛け相手の鞄の中から目眩薬を取り出しそれを二錠掌に。近くに水は無く、相手を置いて取りに行くのは適切では無いと判断すると、良くない事ではあるものの温くなった紅茶で流し込む事を選択し「…飲める?」顔を覗き込み、今の状態で飲む事が出来るかの確認と共に軽く背中を擦って )






4322: アルバート・エバンズ [×]
2024-06-24 13:17:37

 







( 被疑者として上がっているリリーに好意があった周辺の男たちに、ハンナが殺害を依頼した____というのは、あまりにこじつけが過ぎるか。そもそも自ら嫉妬に狂いリリーを殺害する事こそあれど、見知らぬ女からの依頼で好意のあった女性を殺害するというのは無理がありそうだ。穿った見方をすればマーティンとならあり得るか。「…ジェイからマーティンの存在を聞いていて、リリーに対する嫉妬や憎しみを煽って殺害させた…というのは無理があるか、」思いつく繋がりを口にしたものの、いまいちピンと来ず首を捻り。---また原因の分からない、耐えようのない身体の不調に襲われ、デスクで顔を覆う。促されるまま何とか錠剤を飲み込んだものの「…喉が痛い、…」と苦しげな声が盛れ。何度も経口で毒を摂取している事で喉にも炎症が起き始めている様子。身体を起こしている事が辛いのだが、此処で横になる訳にも行かない。_____不意に扉がノックされ、扉が開き顔を覗かせたのは総務部の男。幸い外の刑事課の署員たちは異変に気付いた様子はない。部屋の中の様子に『す、すみません…書類をお渡ししようと…』と驚いたように告げたものの、エバンズの様子が明らかに可笑しい事は見れば分かる。この様子ではもう一押しで彼を殺害できると内心思いながら、表面上では慌てたふりをして『書類は置いておきます、』と告げて。 )







 

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