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白む空に燻る紫煙 ---〆/4723


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自分のトピックを作る
381: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 01:09:55

 




クレア・ジョーンズ


( 腰が痛いと素直な感想を述べる相手にジョーンズはクスクスと可笑しそうに笑って。『そうよね、昨日まではベッドで今日は職場の固い椅子じゃ逆に疲れちゃうかも。』と相手に同意を示す。きっと捜査に出たかったのだろう、彼は分かって居ない様だけれど腫れ物扱いされるのは嫌な筈。『ありがとう、私は大丈夫。本部より少しはゆっくり出来るし、…それに同期が居る場所だったのにも助けられてるわ。』と答える。実際本部の業務よりも、地域に拠点を構える署の方が当然ながら全体的に人数も少ない為慌ただしさは控え目で、全員が初めて顔を合わせるメンバーでは無かった事も支えになって居て。昔からの付き合いで心配は尽きないもののつい最近まで近くで働いて居た気を許せる同期が同じ場所で働いて居ると言うのは安心材料になる。彼が怖い、近付き難いと相談を受ける事は此れまでにも何度かあったものの、相手は割と彼と上手くやっている様だと相手が居ない間に各所から話を聞いて感じていては『あの人と組むのは大変じゃ無い?』と彼の話を振って。 )






 

382: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 09:21:42




( 捜査に出る事の出来ない現状に『仕方ない。今は無理をしない方がいい。』とは言われなかった事に少しの沈黙を置く。腫れ物に触る扱いをするでも変に同情するでもない同意の言葉は酷くすんなりと心へと届くものだから「__もう完治したんです。本当に。」とまるで置き去りをくらい拗ねた子供の様な返事を返す事になり。それに遅れて気が付けば失態による気恥しさに自然と視線を外し、切り替えるように咳払いを一つ。本部と言うだけあって矢張り地域に密着した此処よりも遥かに忙しく、大変なのだろう。働く人達の数も比べ物にならない中で彼も、相手もまた必死に上へと上がったのかもしれない。「…エバンズさんとは長いんですか?」素朴な疑問とはいかない色も含む問い掛けを一つした所でお昼を示す短い音楽がフロアの中に響いた。それと同時に騒めきだす人達がゾロゾロと出て行くのを視界の端に捉えて「__ジョーンズさん、もし迷惑じゃなければお昼ご一緒したいです。」丁度良いタイミングだと。相手に先客が居なく、仕事もお昼を食べる暇の無い状況で無ければと付け足しつつ「初の殺人事件で組んだのがエバンズさんだったんです。そこから色々な事件を一緒にやらせて貰って、沢山勉強になりました。_私、もっとエバンズさんと仕事がしたいです。きっと私と組むエバンズさんの方が大変だと思ってると思います。」前半は素直な思いをぽつり、ぽつり、と吐露し。後半は彼の言葉を借りるならば“お守り”なのだと少しばかりはにかんだ笑顔を送り )





383: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 12:07:46

 



クレア・ジョーンズ



( 素直な感情を溢した相手を見て微笑むと、彼との関係を尋ねる問いに頷いて。『アルバートとはかれこれ10年以上の付き合いね。採用後直ぐに本部に配属されて、同期の中でも一番近くに居る事が多かったのが彼だから。』採用直後から地方の署を経ずに本部で業務に当たった刑事は其れ程多くは無く、当時から考えるともう10年以上は付き合いがある事になる。__あの事件が起きた直後も、取材や叱責の電話が鳴り止まず本部中が対応に追われて居る慌ただしい空間で、休養を取らされて居た彼のデスクがぽっかりと空いていた様子を今でも覚えている。暫くして戻って来た彼は以前までとは空気感がガラリと変わり、唯仕事にのめり込む様になっていた。元から仕事熱心で真面目な人ではあったものの事件の前は仕事の愚痴も言い、同期との飲み会でもふざける同期を見て楽しそうに笑って居たのに、戻って来た彼は感情が抜け落ちてしまった様に見えてその変化が痛々しかった。本当はあんな風に怖がられる様な、威圧的な鋭さのある人では無かった。---そんな過去の記憶に思いを馳せて居るとフロアに聞こえた短い音楽。相手の誘いを快く受けると、財布を手に相手と署を出て。『またそんな失礼な事を言ったのね。…でも、そう言ってくれる人が居て良かった。誤解され易いけど悪い人じゃ無いの、気を悪くしないでね。アルバートも貴女を認めて居ると思う。』ランチをする店までの道すがら、相手に言葉を聞いて少し笑うと、彼の本質を見てくれる人が居て良かったと言う素直な感想を口にして。 )






 

384: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 13:33:40




( 彼の口から断片的に聞いた心に大きな傷を残した事件も10年程前だった筈。それに加えてそれだけ近くに居たのならば彼女はその事件を、相手の心身の状態を知っているのかもしれない。何があったのか、危うく口から出そうになった問い掛けを無理矢理飲み込む事で無かった事にすれば「此処に居る間は少しでも体休めて下さい。」本部に戻った後再び訪れるであろう怒涛の忙しさを思い彼女にも、そうして此処には居ない何れ帰ってしまう相手の顔をぼんやりと思いつつそう言葉にして。__はてさて今日のランチは何処にしようか。自家用車へと乗り込み勿論の事運転をする。日に焼けてしまいそうなくらいに差し込む日差しが窓ガラスを突き破って来そうな勢いの中で「生意気な部下だってくらいしか思ってないですよ、きっと」と肩を竦めて笑う。続けて「ジョーンズさん何食べたいですか?折角だからいろいろ案内させて下さい。」と申し出て頭の中でどんな答えが返って来てもいいようにお店を思い浮かべ )





385: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 14:13:38

 


クレア・ジョーンズ



( 応援に来て半年振りに会った彼は、本部に居た時程の張り詰めた様な鋭さは感じられず環境が合っているのかもしれないと安堵したのだが、同時にあまり調子は良く無さそうだとも感じて少し話を聞くと、自身の判断ミスで彼女に怪我を負わせたと罪悪感を抱えて居る様だった。誤解され易いだけで彼は悪い人じゃないと思って居るからこそ、相手が“彼ともっと仕事がしたい”と口にした事に何処か安堵している自分も居て。ただ目の前の相手が彼の過去や不調について既に幾つか聞いているとは思いもせず、身体を休めて欲しいと言う言葉に礼を述べつつ相手の車にお邪魔すると、ランチの希望を聞かれ『レイクウッドに美味しいベーグルのお店があるって聞いたの。デザートのジェラートも美味しいらしいんだけど…行った事ある?』と尋ねて。 )





 

386: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 14:43:21




そこ前に同僚と行った事あります!その時はクリームチーズとサーモンのベーグル食べたんだけど、他のお客さんが食べてたベリー系のやつも凄い美味しそうで次は絶対…__あ、すみません。
( 相手の要望はベーグル屋さん。真っ先に頭に浮かんだのは何ヶ月も前の話だが以前同僚と共に行った小さく隠れ家的お店として有名になった場所。値段もとても手頃で何より種類の多い其処は雑誌にも取り上げられていた。もう一度、もう一度と思いなかなかタイミング的に行けなかったのだがまさか今行けるなんてと興奮したように話し出すも、言葉半ばでハッと我に返れば矢張り本部からの上司という事もあり多少の緊張と気遣いが顔を覗かせ、落ち着く為息を吐き出して。__10分も掛からずして車は目的地へと到着。自分達の他に車が数台停まっているが問題無く中には入れそうだ。扉を開ければ来店を知らせる鐘が鳴り店員が来て席へと案内してくれる。パッと見女性客が多いが中にはカップルの姿もちらほらあり、誰もが皆眩しいくらいに笑顔。メニュー表の一冊を相手に差し出しつつ「この時間ならランチメニューもやってるみたいですよ」と付け加え。自身は以前から食べたいと思っていた3種のベリーのベーグルとベルギーチョコのジェラートにしようか )





387: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 15:11:46

 



クレア・ジョーンズ



良いのよ、気を遣わないで。じゃあそこにしましょう。
( パッと表情を明るくして嬉しそうに話す相手の様子を見ていたものの、上司である事を思い出して遠慮したらしい。口を噤んだ相手を見てクスクス笑うと気にしなくて良いと告げ相手と店に入り。こじんまりとしてお洒落な店内はお昼時と言う事もあり賑わっていて、2人掛けのテーブル席に座るとメニューを眺めて。『私もベリーのに惹かれるから…これとミルクジェラートにしようかな。』相手と同じベーグルにする事を決めると注文を済ませて。店員がメニューを持って下がると相手に視線を向けて『職場で何か困ってる事は無い?他のみんなともランチをしたりしたんだけど、あの人が威圧的で怖いって言う声は少なからずあるのよね。…貴女は大丈夫だと思うんだけど、』と少し笑って。業務の応援とは別に、主に女性職員のケアや状況把握も兼ねている為話を聞いたのだと話しながら、相談と言う程の重いトーンでは無いものの彼の話は出たと言って肩を竦めて見せて。 )






 

388: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 15:43:32




( 嬉々とした話し声が走り抜ける店内で、目の前に座る相手はやっぱり異質に見える。それは決して悪い意味では無く寧ろ称賛。艶やかではあるが邪魔をしない程度に薄く塗られているのだろうリップを携える唇が開く度に落とされる言葉は端から端までがとても穏やかで上品。包み込む様な柔らかな笑顔で話し掛けられて彼女を嫌う人等居る筈が無いと本心から思う。そうして今だって彼女は己を気遣い言葉を掛けてくれるのだ。「__何を傲慢な事を、って思われるかもしれないけど、救われて欲しい人が居るんです」僅かに視線を下方へ落としまるで操られでもしているかの如く自然と言葉を発した唇はそこまで言ってしまった事で閉じる術を失った。“誰が”とは決して言わないが気付かれる可能性は大いにあるだろう。「私はその人の前で怪我なんかしちゃ絶対駄目だったのに……。誰かの心の支えになりたいって思えば思う程上手くいかなくて、」困った事、に分類される悩みでは無いのかもしれないが止められ無い。その止められ無い言葉の終わりを無理矢理止めたものだから結果的に何を言いたいのか自分自身でもわからなくなり。「何の話だって感じですよね。折角美味しいベーグルが食べられるんです、もっと明るい話にしましょう。」丁度店員が二人分のベーグルとジェラートを持って来たタイミングでパッと顔を上げれば緑の虹彩を細めた笑顔を向けつつ自分から進ませた話に終止符を打って )





389: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 16:22:17

 



クレア・ジョーンズ



( 困っている事が無いかと尋ねると、相手は少し考えてからポツリと言葉を落とす。仕事の些細な愚痴では無い真剣で静かな語り口に、相手をじっと見詰めて紡がれる言葉に意識を集中させて。相手の言葉を聞いているうちに、相手の言う“救われて欲しい人”と言うのが彼を指して居るのであろう事は想像が付き、話を聞く限り彼が相手の怪我に対して罪悪感を感じている事にも気付いているのだろう。『……貴女もその人も、自分を許せないで居るのね。自分の所為だなんて思い詰めないで。』相手が話す彼も、そして今目の前に居る相手も、今はどちらも自分の事が許せずに自分自身を追い詰めてしまっている様に思える。其の両方に言える事だが自分を責めないでとだけ伝えると、運ばれてきたベーグルにパッと表情を明るくして。『そうね、暗い話はお終い。食べましょう、__ミラーさんは好きな人居ないの?』ベーグルを食べ始めながら、明るい話と言えば恋愛の話だとばかりににっこりと笑顔をむけて相手に尋ねて。 )






 

390: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 16:56:04




す、きな人ですか?__気になる人は居るけど、自分でも良くわからなくて。
( ほんの少し掻い摘んで話ただけで相手にはまるでその光景がありありと浮かんでいるかのような言葉を返してくる。それに少しだけ心臓が跳ねた様に脈打つが、続いて所謂女子トークとばかりに恋愛話を持ち出されれば思わずたどたどしく言葉を繰り返す事となり。“好きな人”と聞かれて真っ先に頭に浮かんだ人物は確かに居るが、未だ己の感情がわからない。抱くこの気持ちは果たして恋愛感情なのか、そもそもそうだとしてそれは持ってはいけないものな気さえするのだ。肉厚のゴロゴロとしたベリーがふんだんに練り込まれているベーグルを一口齧り、ふわふわとしながらも確りとした弾力のある正反対にも思う食感が見事に融合したそれをモグモグと咀嚼する。小麦粉の仄かな香りとベリーの甘酸っぱさが絶妙なバランスを保ち、矢張りこれを選んで正解だったと口元には自然と笑みが浮かび。飲み込んだタイミングで「ジョーンズさんは居ないんですか?」軽く小首を傾けて同じ問い掛けをしては、ああ、そもそも彼女が独身かどうかすらも勿論ながら何も知らないなと少しの興味を抱いて )





391: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 17:18:33

 



クレア・ジョーンズ



素敵、未だ芽生えたばかりの感情って事ね。
( 女性同士でこう言う話をするのは楽しいと、相手の返事を聞いて嬉しそうに微笑むと頷いてベーグルを口に運び。少しジェラートを添えても美味しいかもしれないとベーグルにスプーンで掬ったジェラートを少し乗せて食べると矢張り美味しく『これ、一緒に食べるのも美味しい。』と相手にも伝えて。相手が気になると言ったのは彼の事だろうか、と相手に質問されてから少し考える。『今は居ないわ。私も気になる人は居たんだけど、もうずっと前の話。…でも、最近誘われてる人が居るの。』__あの事件が起きる前、一緒に本部で働いていた彼の事が気になっていた。しかし事件が起きて、今以上に救われる事も幸せになる事も拒んでいたあの頃の彼に気持ちを伝える事など出来なかったのだ。今も彼の事は心から案じて居るし力になりたいとは思うけれど、彼も自分を同僚として信頼してくれて居る今はその関係が最善だと思っている。事件が無ければ恋愛感情になっていたかもしれないものの、今は違う。本部で少し年下の刑事からデートの誘いを受けているのだと、最後の言葉は声を顰めて内緒話をする様に相手に伝えるとクスクスと笑って。 )





 

392: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 18:16:12




__気になるだけですよ。恋愛感情じゃなくてもしかしたら親愛みたいなやつかもしれないし。…でも、笑って欲しいし泣いて欲しいって思います。
( 彼とは勿論恋愛話をする事は無い。同僚とはするかもしれないがそれともまた違うのだ。上司と言えど何処と無く親しみ易い相手は話しているだけで楽しいし優しい気持ちになれる。相手の真似をする様に小さく千切ったベーグルの上にチョコレートのジェラートを乗せて食べれば甘味はより濃くなり鼻を抜ける香りも格段に強くなった。「確かに美味しい」と呟いで二口目を食べながら相手が落としていく言葉達を静かに聞き入る中でこんな時でも敏感に張ったアンテナは一つをキャッチする。それに一度気が付かない振りをして、まるでクリスマスのプレゼントを開ける時のドキドキ感を思わせる様な内緒話に同じくクスクスと小さな笑い声を漏らして。「ジョーンズさんは年齢に拘らないタイプなんですか?」年上の男性に甘える姿もあまり想像出来ないし、寧ろイメージ的には母性本能溢れる寛大な心で年下を、とい感じなのだが__「前気になってた人ってエバンズさん?」先程アンテナがキャッチした気持ち的には大きな疑問を此処で投げ掛ける事を選び )





393: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-19 18:52:10

 



クレア・ジョーンズ



( 相手の気になっていると言う相手が彼なのかどうかは確信には至らなかったものの、その人の幸せを願うのなら其れは確かに愛情で、恋愛感情に発展して行く可能性も十分の秘めているのだろう。女性同士ならではの会話に花を咲かせながらベーグルはあっという間に小さくなって行き、少し溶けてクリーミーになったジェラートを口に運ぶ。『そうね、年齢は気にし無いかな。あんまり歳が離れ過ぎてると話が合わなくなっちゃうかもしれないけど。』と自身の恋愛観を語る。と、相手から投げ掛けられた言葉にキョトンとした顔をしたものの程無く恥ずかしそうに微笑む。『……やだ、私ってそんなに分かりやすい?』今は恋人の関係になりたいと願っている訳では無いとは言え、未だ会ったばかりの相手に気付かれる程分かりやすいのかと思うと急に恥ずかしくなった様子。『私の事は良いから、ほら、ジェラートが溶けちゃう。』既に言い訳の出来ない反応をしてしまったものの、明確にそうだと答える事はせずに残りのベーグルを口にする。相手が自分達を見て僅かな心の靄を感じて居た事は知らず、彼には想いを伝える事が出来無かったが、もしあの事件が無かったら、自分達はどうなっていただろうと考えてしまう事が時々ある事は心の内に留めておき。 )






 

394: ベル・ミラー [×]
2022-02-19 19:14:12




デート、勿論行くんですよね?
( スプーンで掬ったジェラートは空気の中に含まれる熱を取り込んで滑らかな口溶けに変わった。下に垂れて仕舞わない様に少しの量を口に運びねっとりとした甘さを存分に味わいつつ、先程の相手の仕草を真似るよう少しだけ顔を近付け宝物の隠し場所を告げるかの様な口振りで以て確認の問い掛けを。__照れた様にはにかんだその表情は年齢よりも少しだけ幼く、そうして可愛らしく見えた。YESでもNOでも無い曖昧な返事ではあるが“沈黙は肯定”という言葉がある。沈黙では無いにせよそれはもう肯定で間違いないだろう。再び胸の奥の奥で何かが燻った感覚を覚えるが折角の楽しい食事なのだ、相手の言葉に頭を縦に動かし「折角だから美味しい時に食べちゃわなきゃですね。」溶けてドロドロになってしまえば冷たさも失われ折角の美味しさも半減だろうと残りのベーグルに付けてあっという間にその何もを平らげて。「ご馳走様でした」とグラスの水を一口。職場に戻ればまたデスクでの業務が待っているのだろうと思うと仕事を選べる立場では無いが気持ちもまた沈むというもので )





395: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-20 01:21:51

 



クレア・ジョーンズ



そのつもり、折角誘ってくれたんだもの。結構ハンサムなのよ。
( 相手の口振りが面白くてまた楽しそうに笑うと、頷いてからその後輩の情報を付け足して悪戯っぽくウインクをして見せる。もう若者と言える年代ではないものの、矢張り女性同士でするこう言う会話も、異性からのデートの誘いも楽しい物で。ランチを食べ終えると手を合わせ、少し話をしてから会計を済ませて店を出る。相手の復帰直後の業務については彼が上に話を上げて居た上相手は恐らく其れを知らない為、軽々しく上に掛け合ってみるとは言えないものの『上の人と話す機会があったら、通常業務への復帰も問題無さそうって、それと無く言ってみるわね。』と、車に戻る道すがら相手に告げて。この子は大丈夫だと、彼にも伝える必要があるかもしれないと考えながら署へと戻り。---署へと戻ると、捜査から戻って居た彼の姿がデスクにあり其の背中に視線を向ける。『ありがとう、楽しかったわ。また誘ってね。』と相手に告げてから自分の業務に戻り。夕方になって、2つのマグカップに紅茶を淹れてパソコンと睨み合って居る彼の元に行くと『…大丈夫?少し顔色が悪いわよ。』と小さく声を掛けてカップをデスクに置き。目に見えて体調が悪そうな訳では無いのだが、いつもより調子が良く無さそうな気配を感じ取っての事。---無愛想で有名な彼が親しげに女性の同僚と話している様子は面白い様で、相手の同僚も『やっぱりあの2人、付き合ってると思わない?』なんて相手にこっそり話し掛けて。 )






 

396: ベル・ミラー [×]
2022-02-20 01:42:44




( 美しく聡明な相手は何処でどんなデートをするのだろうかと不躾に想像を膨らませるも、それに静止を掛けたのは紛れも無く相手からのあまりに喜ばしい申し出だった。本部からの応援に来ている相手が己の体調に問題が無いと言ってくれるのならば上だって多少なりとも考えを変えるかもしれない。下手に大きな期待を抱かぬ様とは思いつつも「よろしくお願いします」と頭は下がり唇は言葉を紡いで。__挙げられた容疑者全ての前科を調べあげ、それぞれの部署に必要な資料を提出し終わったのは夕方に差し掛かった頃。仕事に集中しなければと思えば思う程視界の端に親しげに話す二人は映り込むというもので、それに輪を掛けて同僚は面白可笑しく勝手な憶測を話して来る。_そもそも二人が親しく話していたとしても、仮に付き合っていたとしても、その何もかもに自分は関係無いのに何故こんなにモヤモヤとした霧が晴れないのか。「同期って言ってたからね。本部でずっと一緒に居ただろうし。」明確な肯定も否定もせずに返した言葉の端々に投げやりな色が浮かんだ事に自分自身で気が付きそれがまた自己嫌悪を助長させる。こんなにグダグダと悩みネガティブになる様な性格じゃなかった筈なのに。相手の事も勿論彼女の事だって全く嫌いじゃないのにこのままではどんどんとおかしな方向へ流れてしまうと思えば、徐に席を立ち「ちょっと飲み物買って来る」と財布とスマートフォンを引っ掴みフロアを出て行き )





397: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-20 02:11:48

 



クレア・ジョーンズ




( 暫しデスクで話をした後、相手の業務について上に話を上げるよりも前に彼に話をしないといけないと思ったもののフロア内でする話でも無いと一度彼を外に連れ出し。廊下の端に立ち、彼女の体調に問題は無く事務業務に当てる必要は無いと告げると彼は曖昧な表情を浮かべた。其の決定に多少なり私的な感情が入って居るのは自分でも気付いては居たらしい。「…1ヶ月近く仕事から離れて居たんだ。直ぐに復帰させるより身体を慣らす期間を設けるのは当然の配慮だろ、」と言う彼に『アルバート、あの子は大丈夫。あの事件とは違うの、危険に晒したく無いのは分かるけど…彼女を縛り付けるべきじゃないわ。』と食い気味に言葉を重ねて。過去の事件と重ねて生まれた恐怖心が彼女の自由を奪って居るのなら、其れは間違って居ると伝えなければならない。廊下に立ったままそんなやり取りをして居ると、フロアに戻ろうと此方に向かって来た相手の姿を彼がいち早く捉え、この話は終わりだと切り上げてデスクに戻ろうと歩みを進めた。__その時、眩暈を起こしたのか彼が僅かにバランスを崩し、ドアノブに手を掛ける事で体勢を立て直した様で。 )





 

398: ベル・ミラー [×]
2022-02-20 09:34:46




( ミネラルウォーターならばまだ半分以上残っている物がデスクに置いてあるのだが、フロアを不自然無く出て行くには一番良い理由になる筈__だった。自販機でアイスココアの缶を買いそれを片手にフロアへと戻る足取りは鉛でも括り付けられている様に重たく沈み込みそうで。フロアへと向かう曲がり角を曲がった刹那、視界に捉えたのは何やら会話をする二人の姿。見たく無いと言う気持ちが少なからずあった為にその場を一度去るという行動を選んだ筈なのにやる事なす事全てが裏目に出るとは正に此の事か。_そうしてそんな気持ちを更に底まで落としたのは彼の一瞬の目眩を見た時だった。反射的に体は動き手を伸ばすも勿論の事彼の一番近くに居た彼女がその体を支え、彼もまた変に拒絶してはいない様子。__あぁ、彼女は何もかもを知っているんだ。相手は心身の不調を隠す事無く見せる事が出来るんだ。それがわかった瞬間に何かが崩れ落ちる様な感覚が頭の天辺から足の先までを駆け抜け、息が上手く出来ない窮屈さに襲われた。こんなのは只の醜悪な嫉妬で、烏滸がましいにも程がある。何が悲しくて寂しいのか、襲い来る数多くの感情一つ一つが最早なんと言う名前なのかもわからない。ココア缶を握り締め立ち尽くす事数秒、僅かに視線を下げ廊下を見詰めながらフロアに戻るべく二人の傍に歩み寄り「お疲れ様です」震える声に必死に抑制を掛けて目前を通り過ぎ )





399: アルバート・エバンズ [×]
2022-02-20 11:46:14

 






( ぐらついた身体を咄嗟に支えてくれたのは彼女だったが、彼女に手を差し伸べられるのは自然な事として捉えられて居る為か拒絶する事も無く。『少し休みましょう。』と声を掛けられてドアノブから手を離すと、足音が聞こえて相手から声を掛けられたものの視線が重なる事は無い。自分の不調を相手が知って居るとは思いもしない為、彼女は支えて居た手を悟られ無い様に一度離したが何処と無く重たい空気が残り。---咄嗟に彼の身体を支えたものの、相手に見られて居た事には少し気不味さを感じる。彼の不調を知らなければ馴れ馴れしく触れて居る様に見えたかもしれない。一度手を離して相手に挨拶を返したものの、少し苦しそうな彼の様子に背中に手を添えて人目に付かない場所へと移動する。彼を其処に座らせて『薬を持って来るから、少し待ってて。』と声を掛けて一度1人フロアに戻ると、彼のデスクに置かれた鞄からそっと錠剤を取り出してポケットにしまい。彼が飲んでいる薬の数も、しまわれている場所も、もうずっと前から変わらない為其れは把握出来て居て。彼が署内で不調を隠し続けて居るのなら周りに悟られてはいけないと、相手とも目を合わせる事はせずに再びフロアを出て行き。 )






 

400: ベル・ミラー [×]
2022-02-20 13:04:43




( 相手が幸せであるのなら、心の傷が少しでも癒えるなら、助けてと縋れる相手が居るのなら、それは自分では無くても良いと思ったその気持ちに嘘は無かった筈なのに結局こんな身勝手で醜悪な嫉妬心に苛まれ、上手く笑う事すら困難になっているではないか。あれだけの事を口にした癖に建前だった気持ちに自己嫌悪から始まり自分自身に腹立たしさすらも覚える。椅子へと腰掛けて買ったばかりのココアの缶のプルタブを開けて中身を呷れば舌に纏わり付く甘味に口内が支配され、それが少しの切っ掛けとなり気持ちが浮上すればいいのだが、人の心というのはそんな簡単では無いと思い知らされる。__全ての雑念諸々が漏れ出さぬ様にぴったりと蓋をしてひたすらに画面に向き合う事数時間、何時しか窓の外は暗くなり始めそれに気が付いた同僚がブラインドを閉め出したタイミングでジョーンズに渡さなければいけない書類が出来上がったのだ。数枚の紙の端をクリップで止めて立ち上がり深い深い息を一つ吐き出して彼女の元へと歩み寄れば「遅くなってしまいすみません、最後の前科の纏めです。_彼は前科持ちじゃないですが、数年前にフィラデルフィアで起きた銀行強盗に関与した可能性もあったようで。証拠は無くデータとして不十分ですが念の為、」書類を手渡す際に一人の男の名前の所を指で差し示し説明を加えつつ、あくまでも仕事に関係の無い個人的な感情を閉じ込めた所謂仕事モードの声色で告げて )





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