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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
5106:
ベル・ミラー [×]
2025-09-04 21:31:06
( 思わず双肩が跳ね驚きに目を見開いたのは、まさか制止が掛かると思っていなかったから。続けられた問い掛けは数時間前の署での騒動を確りと覚えているものなれど、“誰だったか”と問う辺り“見た”男の顔は__そう言う事なのだろう。掴まれた手を引く事無く再び椅子に腰掛け直し、相手を真っ直ぐに見る瞳には真剣さと少しの困惑の様な色が入り混じる。「昨晩起きた事件の重要参考人として聴取を受けていた男性です。…エバンズさんと面識は無いかと、」一度軽く息を吐き紡いだ言葉は誤魔化すでもない正直なもの。“あの事件”には全く無関係の男なのだと言い切った後。「…此処数日の不調で、いっぱいいっぱいになってたのが溢れちゃっただけ。」それでも付け加えたのは相手にとって納得のいかない気休めにすらもならない慰めになってしまっただろうか。男は何もしておらず、過失は100%相手自身にあるのは己も相手自身もわかっている事なれど、どうしても擁護したいと思ってしまうのは相手の心にある感情に触れたからか )
5107:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-05 04:56:56
( 少しの困惑を孕んだ相手の返答を聞き、腕を掴んでいた手が緩むとやがて離れる。やはり、可笑しいのは自分だったという事だ。あれ程鮮明に見えていた筈の物は自分が作り出した幻影。悪夢に魘された時などに夢と現実の区別が付かなくなる事はこれまでにも時折あったが、それは眠りから覚めたばかりのその瞬間の事。今日のように普通に活動をしている日中にそんな状態に陥る事など、これまでただの一度も無かったというのに。「……そうか、」とひと言だけ答えたものの、自分への失望は大きかった。なんの落ち度もない男性に突如暴力を振るったとなれば、相応の処分が下されるだろう。いつか、精神科でのより高度な治療がとっくに必要な状態だと吐き捨てた医者がいたが、あながち間違いでは無かったのかもしれない。自分で自分を抑えることができず、過去の幻影に振り回されてはいつ何をするか分からない。相手を自分の側に居させる事さえ憚られた。「______騒ぎを起こして悪かった。お前は仕事に戻れ、」と告げて。 )
5108:
ベル・ミラー [×]
2025-09-05 13:32:17
( たった一言、その一言に余りに暗く重い失望が纏っているのを感じてしまい膝の上できつく拳を握る。その後に続ける言葉を何も紡げないまま少しの沈黙が流れ__先の騒動の謝罪と共に退室を促されれば軽く首を左右に振り。「やらなきゃいけない仕事はもう終わらせて来てる。」此処に居た所で何が出来る訳でも無いのだが、仕事面で残る署員に迷惑を掛ける事は無いと、暗にまだ居たいと言う事を滲ませた後。「……可笑しくなった、なんて思ってますか?」と、徐に問い掛けて。その声色は真剣で、静かなもの。褪せた碧眼に宿る色が不安定なのを感じているからで )
5109:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-09 05:11:58
( 相手の言葉に直ぐに返事を返す事はしなかった。胸の内に巣食う虚無感や苦しさ、其れに抗う事に疲れてしまったというのが正しい表現だろうか。事件に関わった大勢がFBIを去り、この世をも去った人が居る中で、懸命に刑事で在り続けようとして来た。けれど時々、“その意味”を見失いそうになるのだ。もう良いのではないかと、そう諦める為の糸口を自分自身が探しているような。其れでいて”可笑しくなったのなら仕方ない“と、無理やり自分自身を納得させようとしているのかもしれない。「_____あいつは俺たちの目の前で死んだ。悪夢と現実の区別も付かなくなるのは、そういう事だろう。」と、静かな口調で言葉を紡ぎ。一方で胸が焼き切れそうな激しい感情を思い出し、瞳が揺らぐ。「可笑しいのは分かってる。薬で治るなら其れでも良い、…少しで良いから、____“あの日“から解放されたい、」その言葉が全てだ。事件以降ずっと付き纏って来る”あの日“を忘れ、縛られている心を解放してやりたいのに、其れが出来ないのだ。強い薬で其れが叶うと言うなら、或いは医師の言う通りにする事で楽になるなら、今は甘んじて其れを受け入れようとさえ思えた。 )
5110:
ベル・ミラー [×]
2025-09-10 20:07:10
( 相手から視線を外す事はしなかった。ただ、静かに返事を待つ事数分。余りに落ち着きを払って溢す様に落とされた言葉に僅か眉を微動させると「違う。」と、先ずは真っ向から否定し。「幻覚の1つや2つ見たからと言ってエバンズさんが可笑くなった訳じゃない。…それだけ苦しいからでしょ?心が限界だからでしょ?__私が1番エバンズさんの近くに居る。その私が違うって言うんだから何も可笑しくなんかない。」懸命に訴えたのは或る意味強気にも取れる内容。それが本心だ。何時かの日、アダムス医師では無い別の医師が相手に普段服用している物よりも何倍も強い安定剤を処方した時、吐き捨てた言葉を忘れた事は無かった。精神異常者の様に言い、まるで薬漬けにするかの様な。違うのに__相手は不器用で、優しくて、繊細なだけ。それでいて自分自身の負の感情に蓋をして、心を殺し罪を全て受け入れようとする。だからこそ、そんな相手だからこそ、切望した“解放されたい”と言う気持ちを尊重してあげたい。けれど__「…強い薬での解放には、目を瞑れません。」一度奥歯をきつく噛み締めた後に絞り出す様に伝えた言葉は相手の心を切り裂いただろうか。絶望のドン底に落としただろうか。「私に出来る事は僅かだし…もしかしたら何も無いかもしれない。寄り添うだけじゃエバンズさんの苦しみを取り除く事は出来ないってわかってるけど、それでも薬以外でエバンズさんが少しでも楽になれる事があるなら何だってする。犯人に言いたかったであろうどんな言葉も聞くし、夜中に一緒に起きる事も構わない。だから___もう少しだけ私と一緒に立って。」視界が滲み声に涙が混じる中、“もう良い”とは言わない。妹を、多くを亡くし10年以上苦しみの真ん中で生きている相手を前に血も涙もない残酷な部下だと思われたとしても。何時かの日、暗闇の底に居た己に相手が掛けた“立ち続けろ”と言う言葉を、思い出すだろうか )
5111:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-15 20:46:45
( 相手は“もう良い”とは言わなかった。もがきながらでも立ち続けろと______其れはいつの日か、自分が相手に掛けた言葉と、“呪い”と同じ物だ。けれど、自分と一緒に立っていて欲しいと言う言葉は相手の優しさだと理解出来た。もう良いと言ってしまえば、自分が破滅へと沈み込んで行く事を相手は分かっているのだろう。「……優しくないな、」先程までの不安定さが完全に消えた訳ではないものの、そう告げた言葉には相手を揶揄うような呆れたような普段通りの色が少しばかり戻っていて、相手を責めている訳ではない事は伝わるだろう。「…自分でもどうしようもない程、胸の内が焼き尽くされるような感情だった。今此処で、自分があいつを殺さなければと______夢と同じだ。確かにあの男だと思った。……これ以上は不味い、」天井を見つめながら、あの瞬間の苦しい程の感情を思い出す。可笑しくなどなっていないと相手は言うが、現実との境界が曖昧になる状態は当然良い兆候ではない。これ以上落ちていく訳には行かないと思っているからこその言葉を紡いで。 )
5112:
ベル・ミラー [×]
2025-09-16 19:52:20
優しいだけじゃFBIには__エバンズさんの隣には立てないでしょ。
( 己の告げた余りに酷な言葉に返って来たのはほんの僅か不安定さの薄れた、所謂“らしさ”の感じられるものだった。肩を竦め口角の上がった表情で言い返し、その後続けられた冷静な言葉に思うのは相手と同じ事。立ち続けて欲しいが幻覚を見る程までに不安定な状態のままは絶対的に良くは無く、その状態が長引くのは不味い。再び表情に真剣さを滲ませ数回の相槌の後「…強い薬を使うのは反対だけど、エバンズさんの心が限界な事も、幻覚がその内治まる、なんて無責任な話じゃ無い事もわかります。この先どんな治療が必要になるのか、…エバンズさんは嫌だろうけど入院の話も出るかもしれない。何にせよアダムス先生の話を聞こう。__それと、恐らく今日中に警視正から連絡があると思う。」先ずは相手の思い、考えを否定する事無く聞き届け、主治医であるアダムス医師が出すこの先の治療法の話を。それから間を空けやや控え目に続けたのは、皆まで言わなくとも相手は察するであろう内容の話で。___病室の扉がノックされたのは直ぐの事。廊下に漏れた話し声で相手が目を覚ました事に気付いたのか、入って来たのは穏やかな、けれど何時も無理をする相手に困った様な笑みを浮かべるアダムス医師で、第一声は『調子はどうですか?』 )
5113:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-21 03:42:23
( アンナの事件が自分に与えた影響は間違い無く大きい。非常勤という働き方を選びながら此処まで状態が悪化してしまった以上もう少し方法を考えなければならない訳だが、薬で治るなら甘んじて受け入れると言っておきながらも“入院”という言葉は余計に気分を沈ませた。警視正からの連絡______それは確実に、騒動を受けての処分についてだ。あの瞬間の記憶は鮮明だったが、周囲の状況に関しては曖昧でどれ程の騒ぎになっていたかは正直覚えていない。どれ程の署員が、自分の可笑しな言動を目にしていたのかも。ただ少なくとも、全く無関係の男を殴ったとなれば停職は免れないだろうと覚悟はしていた。---扉が叩かれ入って来たのは主治医であるアダムス。投げ掛けられた問いには「……最悪だ、」とひと言。今、というよりは現在に至るまでの事を指した答えなのだが。薬のお陰で幾らか落ち着いているものの、酷い症状の数々に悩まされた。特にこの所はかなり調子が悪く、幻覚を見ても可笑しくないほどに状態が悪かったのは自覚している。「…休む努力はした、其の証拠に今は非常勤だ。…でも、どうにもならなかった、」と、告げて。 )
5114:
ベル・ミラー [×]
2025-09-23 18:52:48
アダムス医師
( 返って来たのは強がる訳でも無い余りに素直な言葉。今この時の話では無く此処に運ばれる迄の数日間の事も含めた言葉なのだろう事は容易に想像が着くものだから、点滴を確認しながら『そうでしょうね。』と答えたアダムスの返事は、聞いておきながら声色に想定内だと滲み出ていて。点滴が一定の感覚で相手の中に流れるのを見、特別早さを変える必要も無いと判断した後は、2人だけで話す事もあるだろうと売店で飲み物を買って来ると病室を出たミラーに軽く頭を下げ再び相手に向き直り。『…今回の事件は余りに重たいものだったでしょう。それこそ貴方の言う通り、どうにもならなかった程に。』事件の詳細を鮮明に知っている訳では無いが、被害者の女性が相手の妹と瓜二つだと言うそれがもう全てだと言う事は感じていた。『ただ、幻覚を見ている以上、このまま何もせず帰す事は出来ません。一先ず今日1日は点滴による水分と栄養補給を優先に、明日からは暫くの間入院をするか、それとも休職をし自宅で療養するか__選択は貴方に任せます。』敢えて選択肢を作りそれを選ばせたのは、相手が入院を兎に角嫌がる事を知っているからで )
5115:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-24 13:07:11
( あれ程鮮明に見えた“犯人の顔”は、自分の生み出した幻影_____実際あの場に居たのは無関係の男で、当然犯人が生きている筈も無い。頭では理解できるのに、犯人が通りすがりに此方を嘲笑したあの瞬間が脳裏には焼き付いて居て、幻覚を見たのだと言われても未だに整理が付かないというのが正直な所だった。---相手が提示した選択肢は2つ。入院して治療を受ければ身体が楽になるのは間違いないのだが、1人病室に居る時間が苦手だった。整然とした病室で何もせずベッドの上で過ごすのは余りに無力な自分を思い知らされ、“自分だけ楽になる”事への心苦しさに苛まれる瞬間がある_____後者は“あの男”に植え付けられた余計な感情なのだが。しかし、これ迄の状態を思うと家で過ごす事への不安もあった。「……出来るなら、家で療養したい。ただ、…いつもの薬だけで過ごすのは心許ない、」点滴による処置などを直ぐに受けられる病院と違い、家では体調を崩しても直ぐには対処できない。今の体調を思えば病院ではない場所で、それでいてある程度医療の体制が整った状況、或いは追加の薬を処方して貰って過ごせれば其れが最善なのだが、それは我儘と見做されるだろうか。 )
5116:
ベル・ミラー [×]
2025-09-24 18:33:32
アダムス医師
( 相手が選んだのは“自宅での療養”。けれど本人が一番良く感じているのだろう、“何も無いまま”の療養には不安があるようで。しかしその不安を感じているのは此方も同じだった。暫し考える間を空けた後『……今処方している安定剤の強さを変える事はしませんが、幻覚を抑える薬は追加で出します。ただ、あくまでも抑えるだけ。頻度が少なくなるだけで全く見なくなる、と言う訳ではありません。…厳しく聞こえるかもしれませんが、貴方が自分で幻覚だと認識する事がとても重要なんです。』至極真剣な表情で紡いだのはある種の“乗り越え方”。苦しみの真ん中に居る相手だけれど、元に戻れないとは感じていなかった。次に表情を穏やかなものに変えた時、そこには医師でありながら相手がどう思っているかはわからぬものの、友人としての柔らかな笑みがあり。『私は長く貴方を見て来ました。今の貴方は昔に比べてずっと周りに助けを求められる様になったし、痛みや苦しみを言葉に出来る様にもなった。今回のように休む事も出来るようになりましたね。…次は、ほんの僅かでも良い、自分自身を許してあげて下さい。“あの時”貴方が最善を尽くした事は間違い無いんです。』一言一言を言い聞かせる様に、確かに前に進めているのだと変化を言葉にして伝えていく。それから『療養期間中、貴方を助けてくれる人は私を含め沢山居る筈です。傍に居て欲しいと言われて、嫌な顔をする人は居ないでしょう。』と、例え悪夢を見ても、幻覚を見ても、その時1人では無いと安心させる様に締め括って )
5117:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-25 03:11:52
( 自分で幻覚だと認識する事。どれほど鮮明に見えていても、其れが過去にまつわる有り得ない状況ならば悪夢を断ち切り“今”を見なければならない。それはかなりのエネルギーを消費する事になるだろうと思いつつも、小さく頷いて。自宅で療養する事を選べば、再び相手の家に戻る事になる。相手に負担を強いる事になるだろうかと立ち止まりそうになった時、アダムスの紡いだ言葉に、迷惑だとは思わないと事あるごとに言葉にするミラーの事を思った。「______レイクウッドには、お人好しが多いからな、」と余計なひと言を溢しつつも、其処に嫌悪の色はない。錠剤を飲み込めず吐き気が強い時の為に制吐剤も処方して欲しいと頼み、いずれの薬を飲んでも体調が改善せず辛い時は病院に来る事を約束する。今回の処分として謹慎する期間は未だ定かではないが、皮肉にも身体を休めるだけの時間はあるだろう。それだけ重大な事案だと理解もしていた。アダムス医師が病室を出ていくと、再び天井に視線を向けて彼が紡いだ言葉の意味を考える。“あの時の自分を許す”事など出来るのだろうか。いつかそれが出来た時にようやく、縛り付けられたあの事件から解放されるのだろうか、と。 )
5118:
ベル・ミラー [×]
2025-09-25 13:05:17
( 相手に言われた通り制吐剤と、幻覚への抑制剤、それから普段処方している安定剤と睡眠薬、それから鎮痛剤を明日帰る時に窓口で受け取る様にと伝え病室を後にしたアダムスの後、飲み物を買いに行くだけにしては随分遅くミラーが戻って来て。___「色々迷ってたら遅くなっちゃった。」とはにかみ相手に手渡した袋の中には、甘さの種類様々なコーヒーや紅茶、フルーツジュースなんかも入っており、その中の1つ、カフェラテのパックにストローを挿しながら「…アダムス先生と話せた?」と問い掛け。___丁度その時、相手のスマートフォンにあの騒動の詳細は他の署員から聞いた事、最低1週間の謹慎処分とする事、心身共に回復しない場合は1週間以上療養を許可する事、それから何かあれば何時でも話は聞く、と言った旨のメールが届いて )
5119:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-26 14:06:33
( ややして戻って来た相手の手には、大きな袋。たくさんの飲み物が入った中身を見て重かっただろうと思うものの、無糖アイスティーのペットボトルを手にするとそれをひと口飲んで。「…入院はせず、家で療養する事にした。もし____…」相手に家で療養する事を告げたものの、言い掛けた言葉は途中で止まる。もし、迷惑になるようなら休職している間はホテルに泊まる、と言おうとしたのだが、先程のアダムスの言葉を思い出したのだ。“傍に居て欲しいと言われて、嫌な顔をする人は居ない”。迷惑じゃないと、目の前の相手がそう返してくる事が想像出来た為、言葉が続かなかったのだ。「……いや。なんでもない、」とだけ告げると、メールを受信したスマートフォンの画面に視線を落とす。文章に目を通すも、騒動を思えば1週間の謹慎は寛容過ぎる処分だ。警視正の優しさと此方への気遣いが感じられて、小さく息を吐き出して。「…1週間は休む。薬は支障の無い範囲で増やして貰ったから、1人で大丈夫だ。」と告げて。相手は通常通り仕事に出る事を思い、心配は要らないと伝えておき。 )
5120:
ベル・ミラー [×]
2025-09-26 20:58:26
( ストローを咥えながら入院では無く家での療養を選んだ話を黙って聞いていたものの、“もし”の後に続く言葉を直ぐ様察し唇を開き___言葉は続かなかった。100%と断言しても過言では無く“ホテルに泊まる”と言い出すと思ったのに相手自身で話を終わらせたからだ。思わず瞬きをし目前の相手を見詰めるも、此処で何か余計な事を言えば想定通りホテル泊まりを強行されかねない為、再びストローを咥える事で言葉を飲み込みつつ頷くだけで留め。メールの受診を知らせる音の後、相手が口にした療養の期限は1週間だった。直ぐに警視正からだとわかり、同時に己もまた彼の優しさと気遣いを感じた。厳しい所も勿論あるが、部下思いでお茶目な所もある彼は、きっと陰ながら相手の事を思っているのだろう。「…1週間か、」“1人で大丈夫”をまるで聞かなかった呟きを落とした後、カフェラテを両手で包む様に持ち膝の上に下ろし。「私も後半休み貰おうかな。家の中ばっかりだと気分も沈むだろうし。…謹慎処分中の療養だって事は勿論わかってるけど__海行きたくない?」此処には2人だけしか居ないものの、少しばかり声量を落として紡いだのは誘惑となり得るだろうか、1つの提案。何処となく悪戯な、または不敵な笑みと共に相手の表情を伺い見て )
5121:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-27 12:30:21
( 1人で大丈夫だと告げた後に続いた相手の言葉に「…お前が休む必要はない、」と返事を返す。体調が安定せず相手に心配を掛けるよりも、1人の方が良いという思いは未だに拭いきれなかった。海、という言葉には曖昧な表情を浮かべる。「謹慎中に海で遊んでいたなんて、其れこそ反省が見られないと見做されて停職になる。」と、呆れたように言葉を紡いで。穏やかな波の音は時に不安を和らげ、上擦った呼吸を落ち着かせてくれる。不安定な時こそ海を眺めてゆっくり時間を過ごしたいという気持ちこそあれど、謹慎中に海にドライブをしに行くという訳にはいかないだろうと。 )
5122:
ベル・ミラー [×]
2025-09-27 14:40:35
今週は後半に2日休みがあるから、貰うのは実質1日だけ。__私だって有給消化しないといけないんだから。
( 1週間まるまる休みを貰う訳では無く、連休になる様に繋げるだけだと言い返し再びカフェラテを啜る。気持ち的には1週間びっちり相手の傍に居たいと言うのが本音ではあるものの、気を遣われるのを余り好まない相手の事だ、そんなにも長く張り付かれては居心地悪く感じ逆に休めないかもしれないと、己なりの勝手な妥協点で出した休暇3日。空になったカフェラテのパックをゴミ箱に入れ、提案に対して曖昧な色を滲ませたその碧眼を覗き込む。決して遊びに行く訳では無く、あくまでも目的は心を落ち着かせる療養なのだから問題は無いと思うものの、変な所で真面目な相手には通じない。で、あれば。「__最近海沿いの治安の悪さが目立ってるんだって。」ドライブには直接関係しない、余り脈略の感じられない話を唐突に振る。治安が悪いなんて話は勿論出ていないがそれはそうだ。「もしかしたら変な勘が働いて、休みの日だけど見回りに行く事になるかも。私1人じゃ何かあった時に対処しきれないから…エバンズさんは謹慎中だけど駆り出されるかもしれないね。」今この場で作ったとは思えない程淀みなく、さも仕方が無い事だとばかりにそんな戯言を言い放った後は返事に聞く耳を持たないとばかり口角だけは機嫌良く持ち上げたまま視線を他所に向けて。___それから翌日にはアダムス医師から処方された多めの薬と共に相手は退院し、1週間の謹慎処分+療養に入るだろう )
5123:
アルバート・エバンズ [×]
2025-09-27 18:12:31
( 自分を外へ連れ出そうと画策しているのであろう相手の口からスラスラと紡がれる言葉に、怪訝そうな視線を向けたものの何かを言い返す事はせず。---退院し家での療養が始まると、点滴などの処置をしてもらい幾らか身体は楽になっていたものの、この数週間で悪化した体調を戻す事が必要だった。錠剤を上手く飲み込めない症状は少しばかり改善していて、制吐剤を飲んで少ししてから他の薬を飲む事で戻してしまう事はなくなり。ただ倦怠感が抜けず、横になっている時間は此れ迄よりも少し長くなっただろうか。悪夢を見る事がきっかけで現実との区別が付かなくなり、幻覚を見るようになるのではという恐怖があり、処方された睡眠薬は飲んでいなかった。 )
5124:
ベル・ミラー [×]
2025-09-27 18:59:31
( 最初の数日は普段通り仕事に行き、夕方に家に帰って来て相手と共に軽い夕飯を食べ他愛無い話をする時間が続いた。ソファに横になり身体を休める相手を背に、床に座り込みキーボードを叩きながら時折声を掛ける。反応が無くなり背後を伺うと少しばかりうつらうつらしている様子が見れて嬉しくなった。けれど安定剤や制吐剤を飲む姿は見ても睡眠薬を飲む姿だけは見なかった。眠る事で悪夢を見る事、その悪夢が幻覚を連れて来る可能性がある事に少なからず恐怖心を抱いているのは簡単に想像が出来るのだが、人間ある程度纏まった睡眠をとらねばそれこそ心身が悲鳴を上げる。___時刻は夜の10時過ぎ。共に寝室のベッドに横になっている体勢で、普段は背中合わせなのだが今日は向かい合わせだ。背を向けた相手の目前に故意的に潜り込んだから。一瞬怪訝そうな表情を浮かべた相手に徐に手を伸ばし、親指の腹で濃くなってしまった隈を緩く撫でる。「__目を閉じて。」そう静かに声を掛け微笑んでから「大丈夫、…目が覚めた時に今が分からなくなってても、ちゃんと戻って来れる様に引き上げるから。」僅かでも眠る時間を作れる様に、一瞬でも不安が薄れる様に、親指を数回動かした後はその手を相手の肩に移動させ、今度はそこを軽く撫でて )
5125:
アルバート・エバンズ [×]
2025-10-10 14:05:46
( 向かい合わせになった相手の、ゆっくりと目元を撫でる温かい指先は直ぐに眠気を連れて来た。眠ってはいけないと反射的にブレーキを掛けそうになるのだが、肩を摩られ静かな相手の声を聞いている内に抗う事を辞めていて。程なくして眠りに落ち、やがて意識の遠い所で夢を見る。初めは何の夢かも分からない程に朧げで遠く、徐々に近付いて鮮明に。繰り返し見る“あの日”をなぞりながら、悪夢は記憶よりも凄惨で誇張されたものになる事も暫しある。幾度記憶に残る“赤”に苦しめられたか。妹に近付いた時の靴底で水を踏む様な感覚を今でも覚えていて、足元から背筋が粟立つような、背中が凍るような恐怖心もまた鮮明だった。初めは夢だと朧げに認識していた其れも、目を覚ます頃には現実との区別が付かない程に心を持って行かれている。「_____っ、!」そうして思わず飛び起きた後、悪夢の残像か、手が血に濡れていると錯覚した事でパニックを引き起こし一瞬にして呼吸は意味を成さない浅い物に変わっていた。相手が隣にいる事も今は頭に無く、汚れ切った此の手をどうして良いか分からず片方の手で自分の手首を握りしめる。無意識に爪が食い込むほどに力が籠り、木枯らしの様に掠れた音が唇から溢れ肩を震わせて。 )
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