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白む空に燻る紫煙 ---〆/5706


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自分のトピックを作る
5687: ベル・ミラー [×]
2026-05-15 09:16:52





( アンバーのその素直な言葉は己もまた心の半分を占める事。大切な人を突如亡くした遺族の悲しみは計り知れず、どれだけの年月が経とうと決して癒える事は無く寧ろ膨れ上がり続けるのかもしれない。けれど___もう、“今”何かを変える事は出来ないのだ。それは酷く残酷な事だが、あの日の事を嘆き悲しんでも、誰かを責め怒りを顕にしても、それこそ裁判を起こしても過去は変えられないしやり直す事も出来ない。「…私だって思うよ。…私達は“失ってない”から、きっと本当の意味で遺族の気持ちを理解する事は出来ないんだと思う。__でも、冷たく聞こえるかもしれないけど、それは当たり前で仕方の無い事なんだって、最近は思うようになったの。全てを理解する事は出来なくても、気持ちを向ける事は出来るし、寄り添う事も出来る。」そう答えながらも「記者やSNSに寄り添う気は全くないけどね。」と、付け加えて。___夕方、受話器の向こう側から聞こえたのは女性の声。罵声では無かっただけまだ良いと思ったのは可笑しな感覚だろうか。女性からの質問や不安に1つ1つ答え、言葉を選びながら対応を続けるも、最後の願いには言葉が止まった。胸中を渦巻いたのは怒りでは無く虚しさ。「…私がミラーです。」と、細く息を吐き出した後に静かに名を名乗る。「何故、貴女が私の気持ちを決めるんですか?私は自分の意思でエバンズ警部補と行動を共にしています。自分が可哀想だと思った事はたったの一度もありません。」声色は冷静で、淀みの無い淡々としたもの。「他に質問や言いたい事はありますか?、」と、あくまでも付き合う姿勢を見せて )






5688: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-15 10:43:44

 




( 相手が名前を名乗ると、電話の向こうの女性は一瞬黙り込んだ。自分の意思で彼と行動を共にしているのだと、人の気持ちを決め付けるなと訴えた相手の言葉を聞き届け、そして“溜め息”を吐く。『…気付いていないかもしれないけど、貴女も立派な被害者ですよ。エバンズ警部補と行動を共にしていたから、考え方が歪んでしまったのね。遺族の気持ちが分からないんですか?悲しみに寄り添おうという思いはないの?』相手に向けられたのは、間違いなく善意の皮を被った悪意だ。一方的な情報でエバンズを悪と決め付け、その側にいる女性刑事____それも“自分の意思で側にいるのだ”と主張する相手を、彼を盲信する“被害者”として仕立て上げる。『そういえば、薬をやってるっていう噂もあるけど、見た事はあるの?』真相を知る情報源として、ネットの噂についても尋ねる。彼が心身の不調を抱え薬を多用している可能性がある、という報道には尾鰭が付き、SNSでは違法薬物を使っているのではないかという根も葉もない噂まで生み出されていた。渦中の人物、そのすぐ側にいる相手と話し諭しているという特別感から、女性はまるで言質を取ろうとするかのように相手から話を引き出そうとしていた。ミラー刑事と直接話した、と書けば自分の投稿を多くの人が見てくれるだろう、と高揚感すら感じているかもしれない。 )





 

5689: ベル・ミラー [×]
2026-05-15 13:10:18





( 鼓膜を揺らした“溜め息”に、その後も紡がれ続ける主張に、冷たい空気が心を纏った感覚がした。相手と関わった人物はまるで全員が被害者で、あくまでも相手ただ1人が悪だと言う様な主張は余りに歪んで居て悪意に満ち溢れているもの。考えが歪んでいるのは何方だと怒鳴りたい気持ちと背中合わせに、何故そんな考え方しか出来ないのかと悲しくなる。それは、一体誰に向けている正義なのか、と。「…遺族の気持ちを軽んじるつもりはありません。けれど、あの時事件を解決しようと尽力した刑事1人を、断罪するのは違います。」どす黒く渦巻く負の感情を押し止め、あくまでも冷静な口調で言い切るのだが。女性が次に口にした問い掛けは“安定剤”などの病院で処方されたものでは無く“法薬物”と言う影がチラつくものだった。大方、SNSの中で根も葉もない噂が尾鰭を付けて拡散されたのだろう。これにはもう怒りしか湧いて来なかった。僅かに残されていた遺族への寄り添いはそこには無く、100%エバンズを悪だと晒す為だけの質問だ。「その質問に答える必要がありますか?正義を語るなら、そんな根も葉もない噂話の真意を私なんかに聞かないで、きちんとご自分の目で確かめれば良い。エバンズ警部補が違法薬物に手を出すような人なのか、人質を見捨てる様な人なのか、遺族の気持ちが僅かもわからないような人なのか…そうすれば、貴女にもわかる筈です。___それでもまだ話し足りないのなら、18時以降に署まで電話を下さい。」冷静な口調ながら、先程までとは明らかに違う怒りの色を宿し答える。顔も名前も知らない電話口の女性の事を考えるだけで、気分が悪くなる程に感情は揺らいでいた )






5690: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-15 13:37:54

 




( 相手の声色に怒りが乗った事に気付くなり、電話口の女性は一方的に電話を切った。上辺では同情するような憐れむような事を言いながら、相手が自分の思い通りにならないと興味を失い切り捨てる______そのくらいの、薄っぺらい動機の電話だったのだろう。---しかし、相手が女性と電話で話してから数時間後、SNS上には”ミラー刑事と直接話をした“という人物からの投稿が成され、それは比較的早いペースで拡散されていた。”ミラー刑事は洗脳され、エバンズは正しい行いをしたと擁護している。遺族の気持ちを無碍にしないで欲しいと伝えると、一方的に逆上した。薬物使用の疑惑に関しても自分で確認しに来いと恫喝された“______そんな、相手を貶める、誇張された言葉の数々。エバンズ個人に向いていた批判や中傷は、その投稿をきっかけとしてSNSを中心にミラーにもばらばらと向くようになっていた。”遺族の気持ちを踏みにじっている“というものや“エバンズに媚び諂っている”という投稿も見られるようになり。 )





 

5691: ベル・ミラー [×]
2026-05-15 14:21:31





( ガチャン…と荒々しく切られた電話。その音と溜め息だけが無性に虚しく耳の奥に残り続けた。___それから数時間後。何となしに見たSNSの中に”関連投稿“としてあがっていたのが先程電話で話した女性と思われる人の投稿だった。多くの“イイネ”とコメントが並びハッシュタグまで付けられあちこちに拡散されている。「…仕事が早くて何より。」誰に言うでも無い独り言を吐き捨てる様に落とし、スマートフォンの電源を切る。真っ暗になった画面に映った己の表情は、自分でも驚くくらいに冷たかった。___勤務時間終了まで後約20分程。帰る支度だけは済ませ向かうは相手の居る執務室。普段ならば温かい飲み物を持って行くのだが、気持ちが別の所に向いていたせいか、感情が揺れていたせいか、手ぶらのまま扉をノックし返事を聞く前にさっさと扉を開け中へと入り。「後20分、此処に居る。」と、返事も聞かずデスクを挟んだ相手の向かい側のソファへと腰を下ろして )






5692: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-15 17:14:22

 




( SNSを見てい居ない為、相手に既に火の粉が及んでいる事には未だ気付いていなかった。夜になると、倍量飲んだ薬の効き目も少しずつ弱まり始める。外に居る間にさえ効果が持続すれば良いため家に帰って薬が切れても問題はないと言えるが、薬で抑え付けている不調が露わになる事への恐怖は少なからず感じる。不意に扉がノックされ、何を答えるよりも前に相手が入ってくると顔を上げて。そのままソファに腰を下ろした相手を見て「…何かあったのか、」と尋ねる。相手が用もなく此処を訪れる事は多々あれど、普段とは少し違う気がしたのだ。極力フロアには出ていない為、相手と顔を合わせる機会も普段よりは少ないと言えよう。相手の表情にも僅かな疲れが見える。 )




 

5693: ベル・ミラー [×]
2026-05-15 19:07:25





( 飲み物を持って来なかったから不思議に思った、と言う訳では無いだろう。他者の纏う空気感や表情の少しの変化、そうして嘘を見抜く力に長けている相手は、その鋭い観察眼で何時だって容疑者を取り調べて来た。そうして己の僅かな感情の揺れを読み取り、然りげ無く手を差し伸べてくれるのだ。「…別に、皆暇そうだなぁと思っただけ。そんなに暇なら違法駐車の取り締まりのバイトでもすれば良いのに。」問い掛けに背凭れに深く背を預け、皮肉の籠った返事をする。それは勿論相手にでは無く、あの電話の女性に、そうして“ネタ”を見つけるや否やあっという間に群がるSNS上の歪んだ正義人達に向けたもの。___溜め息を吐き出しかけたその時、窓の外で何かが爆発する様な音が響き、反射的に身構える。暫くして音が止み、続けて遠く籠って聞こえたのは何かを捲し立てる様な声。フロアも騒めき、窓から下を見れば、道路で男が爆竹の様なものを持ち暴れている所。署の入り口に居た警察官数人に取り押さえられた男は、『エバンズを出せ!!俺が裁きを下してやる!!』と叫んでいる。「っ、」此処までやるか、と思わず相手に視線を向けて )






5694: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 09:46:15

 




( 皆暇そうだとぼやく相手の言葉には、やや投げやりな色と皮肉が込められていた。相手の言う通り、ワイドショーで扱うネタもSNSを賑わせる話題も此の一件しか無いほどに“平和”なのかと言いたくもなる。レイクウッド署にクレームの電話をしたり郵便を送ったり、手間の掛かる事をよく続けるものだと思わずにはいられない。その殆どが、事件とは無関係の人間だろうに。「…ハイエナと同じようなものだ、獲物があれば其処に群がる。」パソコンに視線を向けつつ、そうとだけ告げた言葉には諦めと嫌悪が滲む。---不意に何かが爆発するような大きな音と人の喚くような声が聞こえると、立ち上がって窓辺に向かう。ブラインドの隙間から下を見れば、自分に裁きを下すという主張が聞こえて。外での騒ぎと男を見下ろす目は酷く冷ややかで、其処に感情の揺らぎは見えない。ここまで報道やSNSが加熱すれば一方的に憎まれ危害を加えられるかもしれないという身の危険は付き纏うが、それさえ“どうでも良く”感じるのだ。ブラインドを下ろすと、何を言うでもなくデスクに戻り「……帰りは気を付けろよ、」と相手に告げて。 )






 

5695: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 13:49:03





( “ハイエナと同じ”は正しく言い得て妙だと思った。獲物を見付けるや否や、我先にと食らいつきに行くその行動力は素晴らしいが今回の件は賞賛される様なものじゃない。___それよりも、だ。ブラインドの隙間から外を覗く相手の碧眼が余りにも冷たい色を宿していて、その後に続いた僅かな揺らぎも見えない言葉に背筋が凍った。“怖い”と思ったのだ。怪我をした相手が死ぬかもしれないと言う怖さを感じた事はある。指示に背き本気で怒られた時も怖かった。けれど今のは言葉で言い表す事の出来ない恐怖だ。“自分の知る相手”が何処か遠くに言ってしまう様な、アルバート・エバンズの身体は目前に在るのに、中身は知らない人の様な…。“行かないで”はこの状況的に可笑しい。“戻って来て”もきっと違う。何か言いたいのに適切な言葉を紡ぐ事が出来ず、喉の奥で出口を失った音は言葉の代わりに己の腕を持ち上げた。そうして椅子に腰掛ける相手の上着の袖を掴む。その指先は僅かに震え、相手を見る緑眼もまた同じく揺れていた )






5696: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 14:41:51

 




( 自分一人が加害者かのように後ろ指を指され、必死に遠ざけようとしてきた過去の出来事を詳細に掘り起こされ、精神的に不安定だと勝手な憶測で公に指摘される。裁判が始まってから少しずつ心を傷付けられ、抉られ、そしてその痛みを誤魔化す為に薬を多用する事で、やがて心は正常な働きをしなくなるのだろう。痛みを痛みとして認識しない。自分を取り囲む記者たちの声も、世間からの糾弾する声も、今は心を傷付けるだけの威力を持たない_____或いは、実際は傷付けていても、血が流れていても、痛みに気付かないだけかもしれないが。けれど、その状態が楽だったのだ。不意に袖を掴まれ、顔を上げる。相手の指先が微かに震えている事には気付いたが、相手が何を訴えたいのかは分からない。「……どうした、」と尋ねる声色は普段通りのもの。けれど、相手と視線を重ねた瞳は揺らぎのない、ある意味“無機質”なもので、相手の感じる漠然とした不安は取り払えないだろう。 )





 

5697: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 15:10:47





( その問い掛けに言葉は返せなかった。何を返せば良いのかわからなかった。何を言いたいのか自分自身でもわからないのに言葉より先に身体が動いたのだ。伝えたい事を伝えられない、出口を探し彷徨う歯がゆさの様な感情は表情を歪ませる。___と、揺らぎの欠片も無い碧眼を見てハッとした。“中身は知らない人”といった漠然とした感覚を感じていたが、それは間違いだ。己は“知っている”のだ。その無機質な瞳も、揺らぎのない感情も。今の相手は正しく“初めて会った”その日の相手そのものではないか。心に分厚い氷を張り、痛みも苦しみも感じる事なくただ職務を全うするだけの相手。それに気が付いた途端、恐怖の正体がわかった事で更なる恐怖が生まれた。指先の震えが強まり、袖を握る指に力が籠る。「っ…痛いって言って、」動揺、恐怖、不安、全てが綯い交ぜになった声は何処か切羽詰まったもの。緑眼には次は懇願の色が宿って )






5698: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 15:30:45

 




( 薬の力を借りて精神的な痛覚を麻痺させ、何者も寄せ付けないように心を閉ざせば、弱みを見せずに済む。揺らぎを指摘される事も、傷付けられる事もない。例え其の皺寄せが夜中に訪れたとしても、それは何ら問題ではなかった。袖を握ったまま相手が懇願するように紡いだ言葉に、怪訝そうな表情を浮かべる。相手の感じる恐怖が分からなかったから。「……痛くない、大丈夫だ。」とひと言。心配しなくても、自分は大丈夫だ。もうあんな風に崩れたりしない、と。「…今日は帰れ、お前も疲れてるんだろう。」と告げ、帰って休むよう促して。 )





 

5699: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 15:54:56





( 怪訝そうな表情は見慣れたもの。けれど今見たい表情はそれでは無い。“大丈夫”も“痛くない”も聞きたい言葉じゃない。それは薬の影響かもしれない、心に負荷が掛かり過ぎて痛みを痛みと認識出来なくなっているのかもしれない、心も頭も痛みや苦しみを受け入れたくないと思った或る意味防御反応の様な結果なのかもしれない。けれど理由は何であれ“この状態”が大丈夫である事など絶対的に無いのだ。膨れ上がる恐怖は僅かも萎む事が無いのに、更に相手は“帰れ”と言う。首を振る事で拒否を示し、「“そんな顔”で大丈夫なんて言わないでっ。何も感じなくなっちゃったら……、」“前に戻っちゃう”の言葉は続かなかった。口にした途端に本当になりそうな気がしたから。「…帰るなら、一緒に、」代わりに共に帰ろうと。勤務時間は既に過ぎている時間帯であろう )






5700: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 16:36:47

 




( 痛みを感じて其れに苦しむよりも、感じない方がずっと楽ではないか。精神的に不安定だなどと邪推されるより、表に揺らぎを出さずに立っていられる方がずっと良いではないか。相手が何を不安に思っているのか、其れを直ぐには理解出来ずにいた。「……今は一緒に居るべきじゃない、またカメラを向けられるぞ。」と答えて外に視線を向ける。署の前で連日張り込む記者の群れは減ったものの、外に出れば姿を目敏く見つけて話を聞きに来る記者は未だに多い。相手と共に外に出れば、また要らぬ邪推をされて相手にも負担になるだろう。相手の提案にも首を振ると「…俺はもう少し片付けてから帰る、」と答えて。 )





 

5701: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 17:00:29





( 今の相手は此方の恐怖も不安も理解出来ない。痛みも苦しみも蓋をして心の奥底に沈めてしまえば何も感じないで済む。それがもっとも良い事だと言う相手の考えはもしかしたら初めて会ったあの日から今日に至るまでずっと燻り続けていたのかもしれないと、今になって思った。消えたと思っていたその考えは、実際はまだ完全に消滅した訳では無かったのかも、と。それが無性に悲しくて、悔しくて、吐き出した息が震える。「…だったら、何。」思わず溢れた言葉は低く、行き場を失った渦巻く感情が色濃く出たもの。あの電話の女性の言葉が脳裏を過ぎる。善人の皮を被っただけの薄っぺらい言葉、ハイエナの如く群がる記者、真実を見る事もせず好き勝手な内容を語るSNS、相手を悪だと罵る報道、無力な自分自身への怒り、そうして今の相手の心にすらも、身勝手な怒りが湧き上がった。「私はこれっぽっちも疲れて無いし、カメラを向けられる事が嫌だなんて一言も言ってない。皆…私の気持ちを勝手に決めないで!」袖から手を離すや否や、泣きそうな表情で声を荒らげる。相手からすれば何故いきなり怒鳴られたのか、全く理解は出来ないだろう。視界が歪んだ事で視線を逸らすと、奥歯を噛み締め感情を無理矢理押さえ込んだ後、何も言わず執務室を出てそのまま女子トイレへと駆け込んで )






5702: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 20:03:18

 




( 相手が何に怒ったのか、分からなかった。自分の気持ちを決めつけるな、と恐らく相手は怒鳴ったが、どの言動がそれに当たるのかも直ぐには考え及ばない。ただ泣き出すのを堪えるような相手の表情に一瞬心が揺らぎそうになり、けれど鈍くなった感情ではその背中をただ見送る事しか出来なかった。---帰る支度をしていたサラは、勢いよく執務室の扉が開きミラーが飛び出して行ったのを見て何事かと目を丸くした。相手のデスクには鞄が既に用意されていて、仕事を続けるつもりだった様子は見られない。自分の荷物と相手の荷物も手にして足早に女子トイレに向かうと、閉まっている扉をノックして。『ベル、大丈夫?……心配しないで、他には誰もいない。ベルのバッグも持ってきたよ、』そう声を掛ける。小さく鼻を啜る音が聞こえ、やはり泣いているのだと思えば『落ち着くまで話さなくて良いから…私は少し此処にいるね。』と告げて。 )





 

5703: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 20:31:30





( ___感情的になった後、何故もっと冷静に…と思うのは今に始まった事では無い。学ばないと言われればそれまでだし、子供みたいだと言われれば反論の余地は無い。___ふいに誰かの入って来る気配がして、追って扉がノックされれば一瞬無意識に呼吸を詰めるのだが、直ぐに聞こえた声は良く知った同僚で友人のもの。扉越しのその声は酷く優しく思い遣りに溢れているものだから、余計に涙腺が緩まる。一度鼻を啜ってから「…大丈夫、」と答え深呼吸を。静かに扉を開け外に出て相手と向き合えば、心配掛けたくないと言う気持ちと、久々に見られた泣き顔に少しの気恥しさの様なものを覚え控え目にはにかんで。「……ちょっと、色んな感情が溢れちゃって。自分でもよくわからなくなっちゃった。」相手の手から己の鞄を受け取りつつ、自分自身でも適切に言葉にする事の出来ない感情や涙の訳を告げて )






5704: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-16 22:57:49

 



( 涙ぐんではいたものの、相手が直ぐに外に出て来てくれた事に安堵する。自分を安心させようという思いが見え隠れするはにかんだ表情に眉を下げつつも頷けば『…これだけ色々な事があると、いっぱいいっぱいになっちゃうよね、』と同意を示して。ただでさえ署内は異様な空気に包まれ、未だに外には記者や野次馬が居ることもある。気を抜けない状態で当然ストレスも蓄積されていく。『……警部補に何か言われた、?』と控えめに尋ねたのは、涙の訳が彼にあるのは明らかだから。 )




 

5705: ベル・ミラー [×]
2026-05-16 23:52:43





( 感情を否定されず同意を示されると言うのは、それだけで遥かに救われると言うもの。だからだろうか、燻っていた気持ちが溢れ音になった。「……SNSに私を非難する言葉が書かれるのは別に良いの。ただ___私を使ってエバンズさんを悪者にするのは許せない。私は自分の意思でエバンズさんの傍に居るのに、可哀想だとか、被害者だとか、そんなの私の気持ちじゃない。」思いの外あの女性からの電話の言葉が心に残り続けている様だと自分自身で思いながら、続けて控え目に問われた言葉に俯き、数秒間を空けた後「…今は一緒に居るべきじゃないって。私を遠ざける為の言葉ばっかりを探すの。」とほやく様な一言を。けれど直ぐに顔を上げると「…私は、傷付いてもエバンズさんの横に立ちたい。…これは自己犠牲かな?」と、問い掛けて。エバンズの揺るぎないまでの冷たい瞳が、感情を失ったかのような心が怖かった。その彼が痛みを口にしない事も、己との距離を離そうとする事も怖かった。恐怖は様々な揺らぎや不安、怒りに変わり、爆発したように思う。「……怖いんだ、」と、最後。何の脈略も無しにぽつりと呟いて )






5706: アルバート・エバンズ [×]
2026-05-17 00:22:40

 



サラ・アンバー

( 相手の知らない所で、相手の知らないうちに、彼を”悪“に仕立て上げる為の道具として使われる。確かに其れが相手自身の気持ちと遠ければ遠いほど不快な事だろう。『親切なフリをして、本当は標的を叩きたいだけっていうのが一番タチが悪いよね、…そんな事の為に利用されたくない。』相手の言う事は理解できると頷いて。一緒に居るべきじゃない、と相手を遠ざけた彼の心境もまた理解出来た。傷つけたく無い彼と、傷付いても側に居たい相手と______大切にしたい物も守りたい物もお互いの筈なのに。『自己犠牲とは少し違うかな……ただ、大切だから、守りたい。ベルも警部補も、其処は同じだと思う。』と告げて。怖い、という相手の言葉には『……警部補が?』と首を傾げて。 )





 

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