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白む空に燻る紫煙 ---〆/5217


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自分のトピックを作る
5198: ベル・ミラー [×]
2025-11-16 12:43:50





( 少女自身、あの感じならば何の躊躇いも無く署に来るだろうし、院長も捜査協力を惜しまない人の様に思えた。何かが大きく変わるとすれば明日の事情聴取と司法解剖の結果次第だろうと相手と同じ様な事を思いながらパソコンの電源を落とし。___時刻は午後4時。明日の聴取の為今日はもう帰ろうと相手と共に帰宅する。数十分で着いた家の中はひんやりとしていて、ヒーターを点ければ小さな起動音が部屋を包んだ。ソファの背凭れに掛けてあった膝掛けを相手に手渡し、少しだけ距離を詰める様にして相手の隣に腰掛けると、膝掛けの上から相手の鳩尾付近にそろりと触れ。「…何飲みたい?」痛みを感じぬ様、殆ど力の入れていない加減で掌を動かしながら問い掛けた声は穏やかなもの。捜査に大きな進展が無い事、掴み所の無い少女の存在、謎の死因、全てが嫌な感覚を引き連れて来ている事は明白で )






5199: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-16 13:15:16

 





( 明日に備え、珍しく相手と共に仕事を早く切り上げて帰宅する。ソファに腰を下ろし、手渡された膝掛けを受け取ると相手の手は痛みを感じていた鳩尾へ。痛む箇所へと手を伸ばされても身構える事をしなかったのは、これまでの経験が培ったある種の“信頼“か。自分では痛みを訴えた覚えがなく、何故気付いたのかと思ったものの問い掛けには「…温かいミルクティーが飲みたい、」と素直に答える。湯を沸かしキッチンでマグカップの準備をする相手を眺めながら、リディアの事を思い出していた。ほんの11歳の少女だが、彼女は侮れない。あの男によく似た言動をする_______いつだったか、鳩尾を押さえ付け耐え難い痛みを与えられた事を思い出して背筋が冷たくなる。「…”あいつ“の取り調べを思い出した。」と、徐に言葉を紡ぐ。きっと彼とリディアの似た空気感のようなものは相手も感じていただろうと。 )






 

5200: ベル・ミラー [×]
2025-11-16 20:01:11





( 相手の望む通り優しい甘さのミルクティーを用意している背後から、ふいに掛けられた言葉に動きが止まった。“あいつ”が誰を指して居るのか__あの奇妙な類似感の正体がはっきりとし、自然と表情は固くなる。相手の心を躊躇いの無い鋭利な刃物で切り付け苦しみの底に落とし続けようとする男。害など有りませんという様な人の良い笑顔の裏に、明確な悪意や歪みを潜ませ、相手に執着し続ける。「…余りに似すぎてたね。」と、彼の姿を思い出し僅かの嫌悪が滲む表情を隠す事もせずに頷きつつ。マグカップを手渡し隣に腰掛けては「あの子が本当に今回の事件の犯人だとしたら、論理感や道徳観が欠落しているのは間違いない。…でも__甘いってわかってるし、だから人を殺して良いって事には勿論ならないけど、寂しいのかなって…、」相手と同じものを淹れたマグカップの、そのまろやかな水面を見詰め、自身の心の内にある葛藤の様な気持ちを吐露して。それと同時に別れる最後、リディアが口にした“次はお姉さんだけで”と言う言葉が妙に耳に残っており。それは単に懐かれたからなのか、それともこの女刑事なら良いように出来ると思われたからなのか。「…実はクラークと繋がっていた、なんて事ないよね。」と、肩を竦めつつ、ミルクティーを一口飲んで )






5201: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-17 00:07:36

 




( 複雑な家庭環境、心を殺すしか無かった過去の経験が彼女の本質を歪ませた。残虐な事件を起こした犯人が過去に暗い影を抱えているというのは往々にしてある事で、その事実にやるせなさを感じるのは理解できる感情だった。「彼女の年齢を考えると…心を歪ませたのは、間違いなく周囲の大人たちだからな、」と、相手の葛藤にも多少の理解を示して。「あいつの取り調べはお前の方が適任だ。俺も同席はするが、聴取はお前に一任する。」此方をちらりと見たリディアの冷めた目を思い出し、彼女を署に呼んでの聴取は相手に委ねる事を告げて。クラークとの繋がりを疑う言葉には「______流石に無いだろう。あいつは子どもをどうこう出来るタマじゃない。」とだけ答えておき。温かいミルクティーは疲弊していた心身を緩め、少しばかり痛みも和らいだように感じられた。明日の聴取に備えて、今日はいつもより早く休んだ方が良いだろう。 )






 

5202: ベル・ミラー [×]
2025-11-17 14:18:23





( 中でも虐待と母親の自殺は少女の心を歪ませるには十分だった筈。此方に向けられた理解の言葉に僅か表情を緩ませ頷き。その表情が引き締まったのは聴取一任を告げられたから。相手が隣に座っていてくれるだけで心強いものではあるが、容疑者はあの掴み所の無い何が嘘で何が本当かもわからぬ少女。より気を引き締めなければならない。「…後は院長がなんて言うか、」リディア本人だけならふたつ返事でYESと答えて来るだろうが、未成年で院長が保護者代わりのなっている以上彼女の許可取りも必要だ。あの感じであるならほぼ100%の確率で許可をしてくれるとは思うが何があるかはわからない。ミルクティーを啜りながらリディアの顔とクラークの顔を交互に思い出し、相手がそう言うならそうなのかもしれないと納得を。___そうして迎えた聴取当日。昨晩はお互い早めの就寝をして、午前中の内に孤児院に行けば案の定リディアは躊躇いの無いYESの返事を、院長もまた困惑こそしたが首を縦に振ってくれた。___2人が署に来たのはお昼過ぎ。院長の同席を最初は考えていたのだが、孤児院で話した時の感じとリディア本人の申し出から彼女1人での聴取が決定し。黙秘権を行使出来る旨の説明をした後、目前に座る少女を真っ直ぐに見詰めると「…現場にあった薬瓶から、リディアちゃん、貴女の指紋が検出されました。あれは貴女ので間違いない?」先ずは出たばかりの指紋証拠の話から始めて )






5203: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-17 15:45:10

 




( 署にやってきたリディアを取調室に通し、相手と共に再び対面する。無機質な取調室に入っても尚、彼女の調子は変わらず『次はお姉さんだけでって言ったのに。』と不服そうに言いながら、足の付かない椅子に座り足をぶらぶら動かして。此方をちらりと見る視線には、明らかに邪魔者を見るような色が浮かんでいる。証拠が見つかった時に呼ぶ、と言われた事を覚えていたのだろう。薬瓶の話をされても全く動じる事もなく『そうよ、あれはお母さんの薬。家にあったから、孤児院に行く時に持ってきたの。ただ子どもが倒れてるだけより、薬が散らばってた方が事件っぽいでしょ?私は使わないし。』と答えて。 )





 

5204: ベル・ミラー [×]
2025-11-17 19:16:58





( 確かに“1人で”と言う話は出たが勿論約束した訳ではない。その部分に返事はせずに、誤魔化すでも否定するでも無くあっさりと薬瓶の所持を認めた様子を見据え。その話が本当ならば彼女の指紋が出た事も、遺体から薬物反応が検出されなかった理由も頷ける。「…確かに事件を複雑には出来たかもしれない。でも、お母さんの物だったのに良かったの?あんな風に捨てちゃって。」事件を“それっぽく”する為だけに、亡き母親の私物をあんな風に扱えるものなのか。勿論過去に虐待があった事は把握済みの元、少女の心の内を覗こうと )






5205: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-17 21:16:18

 




リディア・オルセン


( 目的は犯行を隠し通す事ではない。むしろ現場に自分の痕跡を残し、自分がやったのだと声を大にして主張し、見つけて貰いたかった。自分がやった事なのだとアピールしたかったのだ。だから手袋もせずに触った薬瓶をそのまま現場に放置した。『別に良いの、』とだけ相手の問いに答えると、瞳にぐっと影が射す。『あんな物飲んだって何の意味も無かった。結局私を散々苦しめて、最後は自分で飛び降りて死んじゃったんだから。…でも、返してくれるって言うなら貰うわ。親の遺品を大切に持ってる女の子なんて、健気でしょ?』最後には普段通りの明るさを持って、冗談めかしたように告げる。子どもには抱えきれない程の負の感情を全て飲み込んだ結果、多少の事では心は傷まないし揺れ動かなくなったのだ。『ねぇ、お姉さん。私を逮捕する?子どもがサツジン犯だなんて、ニュースになるかしら。きっと、みんなが私の話をするわね。』笑顔で問い掛けても、相手が笑い掛けてくれる事はない。困惑したような憐れむような怒ったような、2人ともそんな顔をするばかりで。 )





 

5206: ベル・ミラー [×]
2025-11-18 00:01:36





( 感情の空気が僅かに変わった時、本人に認識はあるのか瞳の奥が翳る。それを見て、頭の片隅で一瞬クラークとの違いを思った。幼い心が抱えきれぬ程の傷を負い血を流し、それが治る間もなくまた新たな傷に晒される。そうやって長い時間を繰り返す内に、何時しか心は痛みを認識出来なくなる。まるで冷たい氷に覆われた様に__一瞬感情が引っ張られたのは、クラークと少女のでは無い別の類似感を覚えたから。細く息を吐き出す事で感情の揺れをおさめ、「今すぐには無理だけど、リディアちゃんが望むなら必ず返す。」“健気”に対しては触れぬまま、至極真剣な表情でたったそれだけを返した後。滲むのはおさえきれない複雑な感情。笑顔など返せる筈が無いではないか。「…貴女が殺人犯なら逮捕する。だから、正直に教えて欲しい。どうやってミケル君を殺したの?」自分を見て欲しい、と言う事に異様なまでに拘りその為なら手段を選ばない、きっとこの少女はそういう子だ。けれど笑顔の裏の顔を見れる程、時間を共にはしていない。以前相手も問うた問い掛けをもう一度投げ掛けながら、胸に巣食う靄掛かる嫌な感情を感じていて )






5207: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-18 12:48:53

 




リディア・オルセン



( 事件を解決しようと奔走している2人だが、隠蔽しようとすらしていないにも関わらず核心を掴めてはいないようだった。『分からないの?なんにも隠してないのに、』と首を傾げつつも、相手になら話しても良いかと思い徐に身を乗り出す。相手の首に手を掛けようと腕を伸ばすと、突如横から伸びてきた手が其れを阻んだ。警戒心を隠そうともしない鋭い灰青色の瞳、自分の行動に危機感を感じて咄嗟に彼女を守ったつもりなのだろう。遮られた事で相手の首に手を添える事は叶わず身を乗り出すのを辞めると、自分の首に手を掛ける。『…こうやって首を絞めただけ。簡単でしょ、ずっと顔を見てたのよ。命が消える瞬間を見てたの、』と答えてにっこり微笑んで見せ。 )






 

5208: ベル・ミラー [×]
2025-11-18 15:41:04





( “隠していないから”より複雑になっているのだと頭の片隅で思った刹那、身を乗り出した少女の腕が躊躇いなく此方に伸びたのを捉え、反射的に僅か身を仰け反らけるのだが。その手が此方に届く前に横から長い指が少女の細い腕を掴んだ。一瞬にして緊張に包まれた取り調べ室の中で、息を飲み隣の相手に頭を向けると、鋭い眼光を宿した横顔が映りそれだけで安堵が胸に落ちる。深呼吸一つで気持ちを立て直し、再び目前の少女を見据え「…途中で、やめようとは思わなかった?」既に出ている検死結果から絞殺の可能性は無いとされていながらも瞳には僅かに怒りの色が乗る。___と、その時、取り調べ室の扉がノックされ隙間から署員が顔を覗かせた。『警部補、ちょっと、』室内をぐるりと見回し相手に視線を向けると、扉の所まで来た相手に【イーサン・キャロル医師】が書いた司法解剖結果の書類を手渡しつつ何とも言えない微妙な表情を浮かべて )






5209: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-18 20:20:35

 




( 目の前の相手の瞳には怒りに似た色が浮かんでいる。『別に、思わなかったわ。目の前で命が消えるのを見る機会なんてないから、美しいと思ったの。』と、悪びれる事もなく答えて。---取調室の扉が叩かれ、顔を覗かせたのは捜査官の1人。視線が合い呼ばれると立ち上がって扉に近づく。手渡されたのは司法解剖の結果。目を通し、思わず眉間に皺が寄る。医師の判断によって導き出された死因は自然死______つまり事件性そのものが否定された事になる。捜査自体が必要なくなるという事だ。幾ら少女の証言があれど、その犯行を証拠づけるものはない。薬瓶の指紋も殺害に直結するものではないという判断になるだろう。この状況では何を言おうと、捜査の継続が不可能な事は長年刑事事件に携わってきた為理解できた。「…分かった、下がって良い。」と捜査官に告げると、取り調べが行われているデスクに戻り、録音を停止する。「お前の言い分は分かったが、もう帰って良い。」と一方的に告げ。 )





 

5210: ベル・ミラー [×]
2025-11-18 21:29:59





( 少女の感性はどうしたって理解出来ない。尚も問い掛けを続けようとしたが、それよりも先に今まで一言も言葉を発さなかった相手が一方的な聴取終了を告げた。それが相手を揺さぶる目的では無い事は声色からも録音を停止したその行動からも伝わるのだが。「待って下さい、まだ聞きたい事が__、」流石に納得がいかないと声を上げようとして、語尾が萎んだのは先程捜査官が持って来た書類を見せられたから。“自然死”その文字が何を意味するか…この聴取だけでは無く事件捜査そのものの終了だ。真実はどうであれ目の前の子供は殺人を認めているのに。思わず困惑と不服の滲む表情で相手を見るが、こうなってしまえば捜査続行は不可能で、どうする事も出来ない。リディアもまた受け入れ難いとばかりに椅子から飛び降りると、『何でよ、私の事逮捕するんでしょ?だから此処に呼んだんでしょ!?』相手の態度も、冷たい瞳も、一方的な聴取終了も、何もかもが気に入らないとばかりに詰め寄って )






5211: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-19 00:30:05

 




( 相手は書類を見て、捜査が打ち切りとなる事を直ぐに理解したようだった。聴取を切り上げる事について不服だとばかりに詰め寄った少女は、先ほどまでとは違い素直な感情を露わにしていた。彼女が関わっている可能性は十分に考えられたが、真相は闇の中。「お前がどう言おうと、聴取は終了だ。逮捕はしない、大人しく孤児院に戻れ。」と、少女を見下ろして淡々と告げて。犯人だと認められる事、自分の仕業だと公になる事をたった11歳の彼女は望んでいたが、良いか悪いか其の歪な願望は叶わない。最後まで自分への反抗的な態度を崩さず此方を睨みつけていた少女は、院長に連れられて署を後にして。---ミケルの母親に、医師の判断により突然死と結論付けられた事を伝えた帰り道。納得がいかないのだろう、本当に事件性は無いのかと何度も尋ねられ、リディアについても調べて欲しいと訴える母親に捜査の終了を伝えるのは精神を擦り減らすものだった。車を止めたコンビニの駐車場で、溜め息と共に背凭れを倒す。拭きれない不完全燃焼感を感じ、直ぐに署に戻る気にはなれない。沈黙の車内には重い空気が漂い。 )






 

5212: ベル・ミラー [×]
2025-11-19 13:32:45





( ___“自然死”の結果、捜査終了を告げた時の保護者の反応は真逆だった。殺人事件は痛ましい事であるものの、院長は緊張の中に隠しきれない安堵の色を滲ませ、ジョイは対照的に涙を浮かべながら捜査続行を訴えた。___重たい空気が充満する車内、互いにやり切れない気持ちを抱えたまま暫く無言で居たものの、暫くしてシートベルトを外すと「…コーヒー買って来るね。」と一言告げ店内へ。相手用の微糖と何だか物凄く苦い物を飲み下したい気持ちで無糖のコーヒーを買い車内に戻れば、微糖の缶を相手に手渡しつつ、プルタブを開け中の黒を呷り。普段は絶対に飲まないそれは僅かの甘みも感じさせる事無く胃に落ち、舌に残る苦味に顔を顰めるのだが、甘さが欲しいとは思わなかった。味わうでも無く流し込む勢いで一気に飲み干した後、前を見据えたまま「…流石に苦しい、」と、本当に苦しく悲しいのはジョイだと思いつつも素直な感情を口にして )






5213: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-19 14:28:45

 





( 相手が買ってきた微糖のコーヒーの缶を開け、中身を呷る。少女の供述を全て信じ切る事は出来ないながらも、もう少し詳しく調べる必要はあると感じていた。だからこそ、強制的に捜査を終了せざるを得ない状況に蟠りが残るというのには同意でき。しかしこうなって仕舞えば新たな証拠や他殺の可能性を立証できない限りは現場でどうこう出来る事ではないと理解しているからこそ、互いにやりきれない思いを抱えながら手にした缶に視線を落とす事しかできずに。---ミケルの一件が事件性のない突然死と判断されて数週間。緊急性の高い立て篭もり事件として、刑事課に連絡が入る。雑貨や食品を扱う小さなマーケットから、少女の声で助けて欲しいと通報が入ったというのだ。店員とみられる男が居ない隙を見て電話をしたという少女は、怖いから女の人に助けに来て欲しいと訴えたと______其れによって白羽の矢が立ったのがミラーで、相手と共に現場に急行する事となり。 )






 

5214: ベル・ミラー [×]
2025-11-19 21:23:56





( 何を言った所で覆る事は無い、強制的な捜査終了の嫌な余韻は数日続いた。けれど他の事件も舞い込んで来ると言うもので、漸く気持ちを切り替える事が出来たと感じた今日この日。立て篭もり事件の一報が入り現場に駆け付けた時には既に周りには人集りが出来ていて、既に到着済みの警察官の姿も。その内の1人の捜査官から、小学生くらいの女の子を人質に男が立て篭もっている事、男はこの店の店員で、説得にも聞く耳を持たず無言を貫いている事を告げられ緊張が走る。周囲にこれだけ警察官が居れば通報があった事は直ぐに男にもわかるだろうし、それによって人質に危害を加えられる可能性もあるだろう。少女の要望通り、女性である自分が出来る限りの事をしようと気を引き締め___硝子扉の奥の人の姿を視界に捉えた時、思わず驚愕から言葉が出なかった。人質となっている少女が、一週間前に聴取をした【リディア・オルセン】その子だったからだ。息を飲み、瞬間的に駆け巡った様々な感情を言葉では言い表す事が出来ない。「…エバンズさん、」思わず相手の名前を呼び、隣へと視線を向けて )






5215: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-19 22:31:44

 





( 現場に到着し状況は把握したものの、中に居る男にどう接触したものかと考える。店員の男は説得にも応じず、一方で何かを主張する事もしない。何のために立て籠っているのかもわからない状況なのだ。そんな中で相手に名前を呼ばれ、相手の視線の先を見れば見知った少女の姿が見える。彼女もまた此方を見ていたのだが、視線が重なった瞬間、少しばかり瞳に敵意にも似た色が宿った事には気付かない。「……偶然か?この間の今日で再会するとは思わなかったが、」と言葉を紡ぐ。つまり“女性の刑事を”と要望を述べたのはリディアだった訳で、やはり相手に執着しているようにも感じられるがただ不安だったのかもしれないとも思う。男が要望を言わない以上、少しずつ近付いて、向こうの出方を伺いながら少女の救出を試みるべきだろう。「_____ミラー、行けるか?男の目的は分からないが…出方を伺いながら少女を助け出す。近づいて男が此方を威嚇するような行動を見せたら一度退け、」と指示を出して。 )






 

5216: ベル・ミラー [×]
2025-11-19 22:58:17





( 余りに短期間での予想外の再会に驚きはすれど、状況が状況なだけにそれ以上の感情が湧く事は無かった。少女が顔見知りであれ、今は兎に角人質となっているのだから無傷で保護する事が絶対的な第一優先だ。相手からの指示に「わかりました。」と、頭を縦に動かす事で問題無い事を示すと、大きく深呼吸をしてから緊張感の漂う空気の中、扉の方へゆっくりと歩みを進め。中程まで差し掛かっても男に特別大きな動きは無く静けさが漂うだけ。言い知れぬ不安感や焦燥感を胸に男から視線を外す事無く一歩、また一歩と足を動かし、手を伸ばせば扉に触れる事の出来る位置で一度足を止めると、視線を一瞬少女へと向け、“大丈夫”とでも言うかの様な目配せをして )





5217: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-20 01:36:52

 




( 相手が歩みを進めても、男が大きく反応する様子は見られない。何を目的に少女を人質に立て籠ったのかが分からないものの、彼女も隙を見て逃げ出す事は出来ない状況でSOSを出したと考えると慎重に事を進める必要があった。---扉の直ぐ外までやって来た相手は、此方を見て目配せをする。危険を顧みずに自分を助けに来た相手は、いつも自分を気に掛けてくれる存在。あの男が一緒でなければ、相手はもっと自分だけを見てくれるのに、と独占欲のような感情が湧き起こる。店の中にいる男は此方に危害を加えるような事はしないし、元々立て篭もるつもりさえなかった筈で、ただ自分に操られてその場に留まっているだけ。相手が助けに来てくれれば、それがゴールなのだ。男に不審な動きが無いことから店内に入る事を許可された相手がゆっくり扉を開くと、『お姉さん…っ、怖かった、』と相手にしがみついて。 )






 

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