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版権(元ネタあり)なりきりチャット
自分のトピックを作る
2875:
志々雄 真実 [×]
2022-11-03 22:36:40
>張
ああ、おやすみ、張。
(何故か心配されている視線を張から感じると少し疑問げにしてから夫婦水入らずの際は邪魔しないと言われ、腕を組んだまま扉に頭が多少凭れ掛かるよう此方も張にちらっと笑み掛けつつ「そいつは助かるな?…何せハチが心配だ。」と前半は冗談混じりに返して)
>サーベ
サーベ?
(張とはタイミングをずらして入ってきた客人の気配に気付いて振り返り、開いた扉には慣れ親しんだ顔があって。どうやら此方の調子を聞くまでもなく"同じか"と労われるとつい覇気を無くしている表情を優しげに笑ませて。「暗い中わざわざ来てくれたのか。今日は本当に悪かったな…?心配しに来てくれたのにハチはもう休んでるかもしれねぇ。」と、ハチへ会いに来てくれたと思ったのか此方が先に休めとハチに言ってしまったばかりにもう既に就寝しているかもしれないと少々申し訳なさげにサーベの方へと寄り。気落ちした友人の表情を見降ろしながら)
何か聞きたそうだな…?
(此方へと向ける眼差しから何かを汲んだように笑み、そう不意に彼女へと聞き返すと場所を変えるのか廊下に居る使用人に夜間用の温かい茶を客人へ持って来てくれるよう頼みながら近くの広間へとサーベをゆっくり案内し、ソファに腰掛けるよう相手へと促しながら此方は対面する席へと座って。使用人が入ってくるなり夜も更けているからか互いの前には湯気の燻る温かいハーブティーが置かれ)
2876:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-04 02:09:47
>志々雄
サーべ「……んっ、ん……んん……ふぅ。ありがとう。…うん。」
「…正直…さ、自分でもこんなこと考えるのなんて愚問だと思ってるんだよ。どっちが本来のあの子なんだろう…ってさ。でも、…だからこそあなたにあえて聞きたいんだけど」
(こちらの意図を汲んでくれて、笑みを向けた彼に静かに頷くとあとは後をついていき。…その間も、広間へ通されてからも、頭に嫌なモヤがかかったような感覚がついて離れずにいており。繕う余裕もなく表情は曇りっぱなしで。促されるままソファに座ると、まずは話す前に親切に用意してくれた、爽やかな、それでいて深みの感じる香りのハーブティーを飲み干し。すると温かさに解されて、幾分か頭がすっきりとし始めると同時に、なんとなく張られていた肩の力が抜けたようで。カップをコトリと優しく置いては、彼と目を合わせ、早速話を切り出して。)
「私からは”彼女”は…、統率者が居る者の目をしているように見えた。そしてだからこそ…、同時に彼女自身は空っぽのように映ってさ。もっと言えば…」
「”自分を一度殺したことがある者”の目をしているように見えた。それも…何よりずっと純粋な、異常すらとうに超えてしまつま何かみたいに。」
(ある程度頭がスッキリとしたところで、姿勢が前のめりになりながらゆっくりと話し始めて。しかしながら、声色はいつものような軽やかさや真面目さの中に含まれた柔らかみはなく、ただ張り詰めたような緊張感が隠せないのだった。あれは”どちら”なのだろう。あるいはどこまでがハチで、どこからが彼女なのだろう。かつての自分にいくつか似ているとは言えど、不思議と本人に焦点が定まらない。それどころか少しずつうっすらと少しずつぼやけてくるような気さえして。故に話している間も、それが頭からついて離れずにいるのだった。ある程度前置きを済ませれば、静かに深呼吸を挟み、口を開いて)
「…改めて聞きたいんだけど、あなたはあの子の過去について何か知ってる?彼女はあなたの目にはどう映った?何を感じた?」
2877:
すやりすひまあて [×]
2022-11-04 03:05:38
>志々雄 all
蒼紫「旅行の事はきにしないでくれ。むしろ展開が広がって助かってる…し、場面が変わった後の展開を楽しむのも醍醐味の1つだろうから。提案ありがとう、展開や流れを見てみて入れそうならはいってみるさ」
2878:
志々雄 真実 [×]
2022-11-06 08:34:15
>サーベ
……、
(どちらが本来の彼女(ハチ)なのだろうと困惑しているサーベの声は何処と無く固さを含んでいて。対面からカップとソーサーの擦れる音を聴きながらまだ少し緊張の膜を張ったサーベの橙色の瞳に見つめられ、ハチの異変については手を付けずに置かれた己のカップの水面へと視線を動かし。元ヒーローとして、元軍人として。二人(サーベ、ハチ)とも平穏な暮らしを手に入れるまで自力で行動した事によって答えを導き出していて。特にハチは一個人という人格を徐々に確立して有した事が一番大きな変化だったように思えていて。彼女の過去を何処まで把握しているのか、今をどう見るか尋ねられると視界をそっと閉じ)
ハチの過去は殆ど知らないな…、初めの頃も自分は何処かの軍に所属していて…気が付いたらスクエアを目指してたってのだけは聞いた事がある。
(揶揄ったら拗ねたり逆に意地悪し返されたり、本当はシャイでいつも含羞みながら楽しそうにしているハチをずっと見てきたからか、覚えていない過去より今を楽しむ彼女を尊重していて。此方から聞くことは最初を除いてから殆ど無いと素直に明かし。今がどう見えるか、今後の考えとしての返答については視界をうっすら開けてカップの水面を再び眺め)
元々上の言うことを信じて疑わない気質、なんだろうな。…崇拝とか敬愛、色んな感情からも来るんだろうが。染まりやすい人間は特に、自分の心を殺しちまうとああいう瞳(め)をする。
ハチが純粋な性格で、暴走したら誰も手が付けられねぇような前兆が出てたのに…今回は俺がその件についてハチとしっかり話し合わなかったからだな。…申し訳ない。
俺が考えるのは…、いつものハチもあのハチも全部含めてハチだって事だな…。ただその一因に俺の事が絡んでるなら話し合いが必要だなって考えてる。
(いつだったか、此方(志々雄)の温情を裏切ったとしてタルタルに手を掛けようとしていた彼女のただならぬ怒りを思い出し。もし今回の件も張の言う夢の事が関連しているのであれば此方の為にハチは関わったもの全てを始末したのかもしれない。彼女自らの精神をすり減らしてまで此方の事を思っての行動を咎めるのはまた少し違う気がするからか、話し合いの時間を作ろうと思っている旨だけは伝えて)
2879:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-11 03:24:44
…
ハチ「…ン…」
(やけに重い瞼を開け、かけられた布団を剥がす。上体をゆらりと起こしては、間の抜けた顔ですっかり明るくなった窓の外を眺めて。布団に入った記憶と、歩き回った記憶がない。どうしてここにいるんだっけ…。格好も昨日のままだ。)
2880:
志々雄 真実 [×]
2022-11-11 18:55:58
>ハチ
ハチ?起きたか。
(寝間着の着流しにガウンを羽織って少しの間ハチから離れていたのか、執事や家政婦長との話を終えて寝室に戻ってくると窓をぼぅっと見つめている紅梅色の鮮やかな頭を目にし。ドアノブから手を外しながら「悪い、昨日は…ハチが疲れてたみたいでそのまま着替えさせてねぇ。」と、昨日の衣服を身に着けている相手に昨晩の状況を軽く説明し。そのまま様子を見ようと寝台脇にそっと身を寄せて歩み寄るなり朝陽に照らされている金色の瞳にはきちんと光を受けていて、皮膚が薄い為に薄いピンク色のような色白の肌の血色も良いようでホッと胸を撫で下ろし。仄かに眉を下げながらくしゃくしゃっといつもの触り心地良い頭のゲソを片手で撫でて)
インク入ってゆっくり着替えて来な?…その後でいいしちょっと話がある。
2881:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-11 19:28:07
>志々雄
(何故だろうか、少しだけ陽がぼんやりとして見える。心はほんの少しだけ水気の混じった絵の具のようなもので満たされていて。何かあったような気がするが思い出すことができない。…ひとまず柔らかい布団の上で家鴨座りになりながらぼんやりとしたままで。しばらくそのままでいると、よく知った気配が近寄ってはドアを開ける音が聞こえ、ふとその方へ振り返り)
ハチ「…オハヨウ。イイヤ、気ニシナイデクレ。ココマデ運ンデクレテアリガトウ。」
「…ア、アア…、着替エテクル」
(何かあったのか。いつものように近寄って暖かな雰囲気を振りまく彼が自分を見つめてはほっとしている様子の彼を不思議に思いながらも、布団まで運んで眠らせてくれたことに感謝を伝えて。そして、どうもその理由が話があるらしいことに集約されているような。ふわりとしたものが掴めないようでいながら、着替えに一旦部屋を出ていき)
…
ハチ「…オマタセ。ソレデ…ドウシタンダ?何カアッタノカ?」
(少しスッキリした様子で、黒いスウェットを着て再び部屋に現れると、ひとまずは座って話した方がいいだろうと傍にあった小さな机の、対面の形で置かれている椅子のうちひとつに座って。)
2882:
志々雄 真実 [×]
2022-11-11 20:16:41
>ハチ
(入浴(インク浴)でさっぱりしたのか清々しそうな様子の相手が寛ぎ易そうである黒色のスウェット姿で現れ。此方は寝間着から着替えた着物姿なものの訳あってか顔への包帯は一旦巻かずに。窓際にあるティーテーブルの椅子へと腰を落ち着かせる彼女に続いて此方も近くの背凭れを静かに引き)
ああ、
(やはり昨日の記憶が抜けているのか、何があったのかと少々不安がっている相手の空気を声から感じ取るなり嗚呼、と言ったっきり先を言い淀み。一呼吸だけ抜ききるよう静かに息を吐くと己の首裏に置いていた片手をゆっくり外しては多少眉を下げたままの優しげな眼差しの瞳を彼女へと向けて)
ハチは…俺の事好きか?
2883:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-11 20:41:58
>志々雄
ハチ「……?」
「ソンナノ…決マッテイルダロウ。好キニ決マッテイル。」
(いい淀みにはやはり何か不安が見えるようながらも、ひとまずその払拭のために話を聞かなくてはと静かになり。テーブル下、なんとなく膝上に置いた拳に力が入る。やがて癖が解かれてはいつものように優しい眼差しを受け、自分のことが好きかと聞かれると、一瞬表情が固まるも、その内容に少し吹き出してしまい。拳が解かれ笑みが軽くからかうような柔らかなものになっては、そんなこと決まっていると肩が揺れて。急に何かそれに対して不安になるようなことが昨日あったのだろうか。普段幾度もそれを伝えている分、それがかえって本当かどうかも不安になってしまうのか。ともかくとしてその理由は分からないから改めて問いかけては)
「…フフ、本当ニ…ドウシタンダ?」
2884:
志々雄 真実 [×]
2022-11-11 23:29:16
>ハチ
…そうか。
(急にどうしたのかと、鈴を転がすような声と揶揄うような柔らかい笑顔を視界に入れては昨日の伽藍堂(がらんどう)のような表情がすっかり消えた事へと漸く安心して。小さな拳や肩肘の強張りがほぐれた様子からも相手の気が緩んだようで安堵しながら、当たり前だとの返答へ繋げるよう"そうか"と珍しく少々照れ臭そうに返し。今それを聞いて喜んでいる場合では無いのだが、じわじわと心根が温かくなる気持ちは自制が利かない為か一旦片手で口元を隠し。喉奥で静かに咳を払うよう気持ちを切り替えてからそっと手を降ろすと斜め隣で陽の光を浴びる相手の面差しを目にし、出会った頃から変わらない楽しそうな笑顔に惹かれては嬉しそうにそれを見つめ)
ハチ、…俺もハチが好きだ。…いつも俺の側に居てくれてありがとう。
だから、今から言う事は善し悪し関係無く…なるべく覚えてて欲しい。…今後の事だ。
(自分も同じ気持ちであると返しながら、それを踏まえた上で念頭に置いて欲しい事柄があるのだと前置きし。一旦話を切り出すように近くにある相手の片手にそっと上から手を重ね、小さい拳を壊さないよう優しい圧で握りながら今後純粋な狂気にも染まりかねない金色の瞳を見て)
…俺に何かあっても、そいつらを殺さなくていい。俺は誰も恨んじゃいない。
世間様からすれば俺は悪人だ。今でもいつ殺されるか分からねぇ覚悟で生きてる、…ハチが知らねぇような、人に恨まれる事ばかりしてる。…それ位の気概がねぇと時代は動かせねぇ。
この話で…ハチが"それは違う"だとか嫌だったら無理に聞かなくていい…、ただ俺はハチが今後もこの話を覚えてくれてると信じてる。
感情が先立っちまってどうにもならねぇ時は俺が何とかする。
(仇を取ろうとしてくれた相手の気持ちは嬉しくもあり、ただこの手を汚す事は全く望んでいないと静かに彼女へ告げて。そもそも恨まれて当然なのだとも包み隠さず明かし。従順で素直な彼女の中では恐らく此方の事が中心で、此方に危害が加わった際、彼女が感情に振り回されてどうにもならない時は此方が何とかすると固く約束し。きっと互いの手を汚して欲しくないのは相手も同じなのか、ただ彼女にはどうか自分を見失わずハチ自身を一番に労って欲しいと願うばかりで。人に恨まれる事ばかりしてきたとの件(くだり)には相手が嫌悪するだろうかと包帯の巻かれた右手を小さな手から緩く外して。猫のように大きい金色の瞳からも視線を外しながら「ハチが誰より強いのは知ってる、…その力はまた別の方向に使った方が良いな。…いつか子供が出来りゃまだ弱いうちは子供を守る為に力を使うでも構わねぇだろう…、し。…って、何でもねぇ、悪い…。」と、相手が強いのは誰より知っていると穏やかに笑っていたものの、つい気が緩んでしまったのか子供云々の例え話を上げてしまい。彼女と自分の種族が違うのは勿論頭では理解しているものの、自然と出てしまった例え話へ妙に焦ったのか思わず口元を片手で覆い隠して顔を逸らし、相手へと静かに謝って)
2885:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-13 21:37:30
>志々雄
ハチ「…………」
「”使イ手”ガ、ソウ言ウノナラ…」
(前置きから卵にでも触るかのように丁重に手が包まれると、その暖かみにはなんとなく改まったものを感じて、自然と呼吸がひゅっとし、耳がぴくりと揺れて。次いで語られた文言には、時折一つ一つ丁寧に咀嚼しながら注意深く聞き取り。やがてテーブルに視線を落とすと共に長い沈黙を降ろしては思考に沈む。何の話をしているのかというのは、なんとなく予想がついて…いや、記憶が、残った手の感触がじわりと時間をかけて鮮明に自覚させてきた。それからは自分はいいのに、私はその役割を果たしてはいけないのかとか。善悪以前に目の前の使い手を守りたいから”それ”は顔を出すのだ。とか考えてしまった。…しかしながら、彼の話も筋として順当であり、よってセーフティをかけるのが銃としての筋であり。ただ、それ以前に離された右手から伝って残された体温と語り口からは、自分が手を汚すことを望んでいないことが垣間見えて。分からない。私は私の内にいる、一度顔を出せば事が済むまで全て吹き飛ばしてしまう”それ”に、折り合いをつけて飼い慣らすことが出来るだろうか。確信はない。すぐに頷けるほどの確信はなく、また今は無意識に沈むそれと対話することは不可能に近い。しかしながら、相手が私を信じてくれているのなら、それに答える他ないだろう。再び息を吸うと、静かに呟いて)
「……? 志々雄、変ナコト言ウンダナ。マア……フフ」
(一瞬何を言っているんだろうと顔をキョトンとさせながら、ただ言葉を途切れさせては顔を片手で隠し逸らすその様子からは、なんとなく彼が変なことを言ったことだけは読み取ることが出来て。…そういえば彼らはいつ、どこから来るんだろう。とりあえず今は揶揄っておこう。笑いを零しては、片手の先にある瞳を追いかけて)
2886:
志々雄 真実 [×]
2022-11-14 16:16:18
>ハチ
(手の甲に触れると息を飲む音が聞こえ、目の前の白い耳がぴくりと反応して動き。"使い手"との言葉に少々眉を落として笑んでいたが、意味が分からないまま揶揄われるように金色の瞳が此方の視線を追ってくると気まずそうにし、"人の気も知らねぇで…。"と言いたげに珍しく恨めしげな視線を暢気な彼女の笑み顔に当てては片手を降ろして。不意にむにっと不揃いの大きな耳を極軽く摘まんではひやりとした耳朶にじんわりと熱が伝わるようで、左右にきゅっと伸ばし)
…変で結構だ、ばーか、ばかハチ…。脳筋サイボーグ。大体遣り過ぎなんだよお前は…、俺より自分を大切にしろ。
(恐らくこの先、これだけ身体に無理をしてきた自分は暗殺や事故からどう頑張って生き抜いたとしても彼女より早く亡くなるであろう。保(も)って良いところで20年、或いはそれ以下か、長いようで短い。だからなのか、共に居られなくなった先も自分(ハチ自身)を大切にして欲しいと願って。リミッターが外れてしまうと昨日のようにどうなるか分からない相手の将来(さき)を案じては両耳からそっと手を外し「…悪い、ハチの意見もあるだろうに聞いてくれて…。」と、恐らく自分の意見もあっただろうにそれらを飲み込んでくれたように感じる相手にはそっと謝って。下げられた両手は戻されるのかと思いきや不意に黒いスウェットの脇腹をこしょこしょ擽って離さず)
"使い手"の前に…、俺らは一緒に歩んでる相棒で夫婦だ。
ハチが自制出来る自信があろうが無かろうが俺が止めるから心配すんなよ…、もう不覚は取らねぇから。
(彼女の返事に間が空いた事を見逃さなかったのか、恐らくその状況となっても己で止められるかどうか自問自答したように感じ。何でも一人で抱え込むなと遠回しに励ましながら"分かったか?"と言うよう幼子へ言い聞かせてお仕置きするように擽っていたが、此方も少々吹き出すように笑って)
2887:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-19 00:37:03
>志々雄
ハチ「ナ、ナンダ…。フフ、…仕方ナイダロウ、私ハコレシカ分カラナイノダカラ…」
(何となくからかっていたら、その相手の表情がなんとなく恨めしげに変わり、片手は降ろされて。表情からして、そしてよく自分の顔に触れたがる彼からして、その手は次にどこへ向かうのだろうとなんとなく動向を見ていると、自分の耳にそれは伸ばされると共に、軽く摘んでは伸ばされて。朝の空気に冷やされていた耳の先にじわりと彼の指の熱が伝わる上左右に伸ばされるのは擽ったくてつい笑ってしまいながら、彼の揶揄返しを受けては、ただそれしか知らなかったのだとなんとも弱い言い訳を返し。私は私を大切にできるだろうか、大切にするとはなんだろう。分からない。ただ、確かに自己形成に次の段階の降りる瞬間が来ているのだった。)
「ンッ……、ンフフ、フゥ……。…アア、ソウ擽ラナクトモ…分カッタ。任セテモイイノダロウ?ンン…、分カッタ…」
(大きな手に脇腹を擽られるとどうしても耐えられないのか変な声に次いで吹き出しながら、仕置じみたそれと、言い聞かせるかのような問いかけにはただ観念したように任せるとすっかり励まされながら返事して。逆に任せた方が楽だろうに、代わりにやらせてしまえば、掃除させてしまえば楽だろうに、というかしてもいいのに。それをせずに自分の方が大切だからと否定するその姿勢は、深い優しさが見えるようで、ただただ彼が彼でよかったものと思うようで。気がつけばすっかり不安も取り払われているのだった。)
2888:
志々雄 真実 [×]
2022-11-19 11:19:09
>ハチ
…なら今から覚えたら良い、俺も見てる。ハチはもう少し自分の事を大事にしてやんな。…じゃねぇと俺が悲しい。
(それしか知らなかったのだと弱ったように笑う吐息が目の前から聞こえ。此方も一旦の打開策と彼女が此方の為に心を犠牲にしてしまう事があれば都度見掛けた際に話し掛けるとし。大事に思っている相手が此方の為に自らを壊してしまう事は悲しいと静かに告げて)
あ?本当か?
("分かった"と、擽られた相手が参ったように笑っているのを目にしながら甘い菓子の生地に似た柔らかい彼女の香りが鼻腔を擽り、"本当だろうな?"と笑って聞き返して。この静かに笑った顔や相手の作り出す空気を時折見掛ける度、心の中に長い間忘れていた温かい感情が広がっていく感覚がし。此方の為ならとまだ自らを投げ出してしまいそうな彼女にこの思いが届くかどうかは分からないが、いつか理解してくれると信じて脇腹からそっと手を外し。何故か少々困ったように「あんま色っぽい声出すなよ…、部屋連れ込んじまうだろ…。」と此方も不意に擽るものじゃないなとは反省するものの、罪の無いハチにも僅かな苦言を漏らしては静かに笑って相手の座っている椅子の背凭れを持ち、そのまま立ち上がるのかと思えばハチの耳にキスして)
2889:
沢下条 張 [×]
2022-11-19 14:25:28
>志々雄様、ハチはん
張「オッハヨーゴザイマースッ!!志々雄様~ハチはーんッ?あれッ?ハチはんの人形みたいな様子すっかりいつものハチはんに戻ってますなァッ?♪♪ハーッ、良かった良かった♪♪」
(ノックせずにバァーン開けて入ってきてもたのはデタラメ関西人こと、このワイ、沢下条張♪まぁーた志々雄様んとこのシェフさんの朝ごはん美味しいこと!満腹食べて機嫌良く入ってきた。けど志々雄様は普段あんま食べへんみたいなんとハチはんの作るご飯なら食べるみたい?みたいなんをさっき聞いてきた…。もー、熱々夫婦ねんから…ってお二人の邪魔したん気付かずハチはんの顔色見て元に戻ってるー!ってニコニコしぃ)
張「あ!志々雄様♪今日はドラルクはん達と東京の銀座見に行く予定ですわ~?♪♪多分『くりすます』っちゅー海外のイベントで街中飾られてますやろうから、それだけでもハチはん連れて見に行きまっか?♪♪」
2890:
志々雄 真実 [×]
2022-11-19 14:45:48
>張、(ハチ)
…一応ノックしな、張。
(入ってきそうだなとは思っていたのか、彼女からそっと顔を離すと背凭れに片手を置いたまま背を正し、張へと呆れて笑みながら振り向いて。今朝はハチの様子が戻ったようだと喜んでくれている彼に此方も同じく頷き、キリスト生誕の祝いで石造りとガス灯の街である銀座が飾られているらしい事を聞くと「らしいな?ドラルク達も喜んでくれると良いんだが…、」と張に同意して。座っているハチに顔を向けては)
ハチ、折角だし…気分転換に見に行くだけ見に行ってみるか?
2891:
沢下条 張 [×]
2022-11-19 17:18:06
>志々雄様、ハチはん
張「…はーッ、相変わらずイケメン…。ッあ!こーらスンマヘンッ!ッはは、確かにおちおちイチャつかれませんなァ?」
(呆れて笑ってる志々雄様、包帯してへんとホンマ、大人の色気が凄いっちゅーか爽やかな笑み顔の破壊力は凄まじいで…。ご尊顔を拝見させて貰ってる気分でついつい拝んでまいそうになりながら叱られた内容に慌ててえへへッと。ご夫婦水入らずやったんかもね?♪)
張「そそッ!日本初のくりすますつりーっちゅーのも飾られてるみたいですし♪ワイもそんなん見てみたいって思ってたんですわー?ハチはんも気分転換に皆で行きましょ行きましょー?♪♪」
(志々雄様もハチはんに行ってみるか?って聞いてくれてる♪きっと皆で見に行ったら楽しいし、夕方とかも綺麗やろうね?)
2892:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-19 18:38:05
>志々雄、張
ハチ「本当ダトモ。分カッタ、分カッタ…。」
(念押しかのように、でも柔らかく笑みながら本当かと聞かれた声にはくすりとしながら再び本当だと返していると、脇腹から手が離れて。正直今となればあれは切替スイッチのようなもので、私にとって殺害はただの手段でそこに一切の感情は介在せず、心に傷はない。しかしながら芽生えた自己が全て吹き飛ぶのは壊れるに等しく、”大切にできていない”に等しいといえるだろう。そして彼が相手にしているのは隊の中の一部品ではなくて、名前を与えられた私の人格そのものなのだろう。だから悲しい。少しずつ理解から限りなく共感に近づくのを感じるのだった。次いで聞こえたものはひとまず彼を見るだけにしながら、口付けを受けて。…いつものことだし別に私は全然かまわないのだが、まあいいや。)
「アア、私モ行キタイナ。皆ニハ心配カケテシマッタカラ…」
(ちょうどその頃、まるで示し合わせたかのように、廊下の新しい空気をなだれ込ませながら張が部屋に入ってきた。装うかのように背を正す志々雄を横目に話を聞けば、曰くクリスマスを理由に外が飾り付けられているのだとか。ちょうど良かった。志々雄と顔を合わせ誘われては、微笑みながら自分も行きたいと背もたれを引いてゆっくり立ち上がり)
2893:
志々雄 真実 [×]
2022-11-20 03:28:56
>ハチ、張
(此方が呈した苦言には"寧ろ構わない"といったハチの表情を見てしまうと一旦気を取り直すように喉奥で咳払いしつつ頭のゲソを片手でくしゃくしゃ撫で。自分も行きたいと微笑む彼女の優しい顔付きを見ては立ち上がる気配にその小さな手を片手で支え、動作の補助を軽くしつつ金色の瞳に視線を合わせ)
ん、気にすんな…?ハチが大事に至らなくて良かったのはめでたい事だ。
(皆に迷惑を掛けたと話すしおらしい言葉には気にするなと優しく話し掛けて。「んじゃ、着替えて暖かい格好してきな?」と、此方も明治でクリスマスに彩られた街を彼女と見るのは初めての事だからか少々嬉しそうに)
― 銀座 ―
張、あれか?
(馬車から先に降りるとまだ車内に居る張に窺いつつハチの片手を優しく支えて階段から降りるのを見守り。闇夜に輝くガス灯と街路樹のイルミネーションが一面に広がり、光の群れは肌色の暖かい色味一色なもののよく見ると一つ一つの木々の幹に大きなワインレッドのリボンが付けられていて。煌やかに装飾された街並みを見渡しては張が降りてくるのを二人で退がって持ちつつ遠くに聳え立つ大きなツリーをハチと眺め)
2894:
沢下条 張 [×]
2022-11-20 09:38:03
>志々雄様、ハチはん
張「おッ!そーそッ!♪♪うっわぁーーッおっきなツリーでんなぁ??周りもキラキラしとるし♪♪行きまひょ行きまひょー?♪♪」
ドラルク「えぇぇぇッ?!す、凄いじゃないか、明治のクリスマスツリーッ…!!大きくて何て豪華なんだッ…!凄いな?ジョンッ?あ!危ないからねー?ジョン、志々雄くん達に抱っこしてて貰いなさい。」
ジョン「ヌーヌーヌヌーッ!♪(すごーい!♪)」
(呼ばれてヒョコッと先に奥見てみればあれですあれですーって興奮気味に話す♪ドラルクはんと一緒に降りてみればわぁーわぁーはしゃいで。ドラルクはんが写真を撮る為に志々雄様へジョンを渡してる。結構皆でぞろぞろ歩き始めてみて)
>志々雄様(/あ!志々雄様ッ!志々雄様どんな格好ですのん?(笑)いつものワイルドな着流しお姿もめちゃめちゃ好きですけど折角クリスマスイルミネーションやから包帯無しの洋装お願いしたいですーッ!!拝み)
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