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版権(元ネタあり)なりきりチャット
自分のトピックを作る
2855:
永倉 新八 [×]
2022-10-29 02:07:37
>ミオ
っはは、突然だねぇ?
(湯呑みを近くへ寄せて同じく背を丸めるミオは子猫みたいで、猫の親子みたいだなぁと炬燵の天板に横顔を置いて可笑しげに笑っていたものの不意に尋ねられる質問には"突然だな?"と照れ臭さ混じりに。少々言い渋るように唸ると目尻の下がった人懐っこい笑みで)
これだけは任せられないんだ、国と人を守るのが俺の誇りだから。
うーん、新撰組を続けてる理由はあとー…、長生き出来たら本でも書いてみようかなぁ?なんて思ってるんだよねぇ。小常に…あ、えっと奥さんとそんな夢物語みたいな事を笑い合いながらずっと話してるよ。
例えば…俺達も人斬りもさ、生死の遣り取りをしている中で常に自分なりの行動を選択してる。ミオだってそう、…その選択が正しいこともあれば失敗することもきっとある。後で正しかったと思えたり、永遠に答えが出ない事もね…。
そんな時代の人間が書いた書籍を残しておいたら、幕末に生きた人間が…何を考えて、どう判断して、どんな行動を選択したのか。この動乱の世の行動理論を紐解いてみたら、未来に生きる者達にも何か共通するものが見付かるかもしれない。
そこから…、もうこんな身内での粛清や若い子達が巻き込まれちまうような争い事がなくなる事を願うよ。
ミオも心配してくれる人が居たり…好きなひとと一緒に末永く幸せになれると良いね?
(時代の趨勢(すうせい)は分からない、けれどその時代で必死に生を謳歌した人々が積み重ねてきた選択や行動理論が歴史を大きく動かすのだろうと彼女に話して。自分が伴侶を持っても此処に留まる理由やいつかそういった著書でも残そうかな、なんて大層な事を話した後におどけるよう笑いつつ。ミオにも心から慕い合える人が現れて幸せでいられるといいね?等と眠た気に呟くといつの間にか眠ってしまい。廊下でそれに気付いた仲居が布団を敷くようにと永倉の肩を叩いて起こそうとし。ミオには泊まっている部屋の布団には湯たんぽを入れておいたと優しい顔をした仲居から話されて)
2856:
沢下条 張 [×]
2022-10-30 23:00:22
>all(/時は戊辰戦争に変更しますー!さてッ志々雄様の今後の命運を分けたこの混乱に紛れての暗殺……どーなるのーッ?!)
~戊辰戦争~
張「も、……、もー無理、ギブ。戦争って……過酷過ぎですやん……。し、死ぬ、」
(志々雄様の暗殺が実行されへんようにずっと志々雄様の側で旧幕府軍の浪士はん達を一緒に撃退していった。……や、殆どは志々雄様が倒していってた。幕末最強の二人(抜刀斎・志々雄様)は兎に角速過ぎて見えへん神速、加えて志々雄様の怪力と剣術。待って待って、こんな二人が所属してる長州藩めっちゃラッキーやない…?志々雄様の陣営についてった皆もやっぱりその強さに圧巻してたし…皆で夜は囲んで眠りにつくまえは志々雄様の考えや指示、作戦を素直に聞いてた。……というか皆、19歳でも志々雄様の頭のキレと強さに説得力があるから…その場の同志はん達は全員志々雄様に惹き込まれてた。…この人に付いていけば大丈夫って思わせるそれは本当に頼り甲斐があって。それは今のカリスマ性をもって周りを引き込む志々雄様の片鱗を思わせる感じ、それを端から見てたワイはとても嬉しかったし今一緒に戦えて誇りに思った。でも……流石に連日はキツイッ、戦争ってこないにえげつないんやな。皆ちゃんと兵糧食べてるけど相変わらず志々雄様はあんま食べへんみたい。休憩する時はいつも水とか刀を抱えながら仮眠とってる。一日に数えきられへん数の大勢を葬ってきっと気が昂ってもてるから…なんかな。……大丈夫かな、今日も今日とて旧幕府軍を志々雄様が斬っていく後は遺体が転がって灰に還っていき、飛んでくる大砲の玉が土を抉る)
張「志々雄様ッ…!!危ないッ…!!」
(鉄砲隊が二列になって志々雄様を射撃してきた)
2857:
志々雄 真実(維新志士時代) [×]
2022-10-31 00:10:26
……、
(トン、っと草履で地を蹴ると大砲の爆風で抉られた土煙と共に忽然と姿を消し。しかし、連日の戦闘で一瞬目の前がフラ付いたのか鉄砲隊の首では無く銃身を次々に落とす斬鉄に留まって。鉄の塊と化した銃や菅笠を投げ捨てては列を崩して逃げて行く藩の旗色を目にし、深く息を付いて刀を下げ。頭を軽く振って片手の拳を額に押し付けながら気合いを入れ直すと張に振り返り)
張、東側は烽煙(のろし)が上がってる。日が暮れる前に北を目指すぞ。○○、□□、皆もだ、着くまではヘバッて気ィ抜くなよ。
(森に差し掛かりながら平地からの草木や生き物が焦げる匂いに顔を顰めつつも東側は既に此方の勢力が制圧したらしい合図を目にすれば日が傾き始めた薄紫色の空を見上げ、暗くなる前に野営地を目指すぞと肩の羽織で頬の煤を拭いつつ張達へと声を張って。何年も同じ藩で過ごして慣れ親しんだ者や見知った者達にも"気を抜くなよ?"と一息笑い掛けては足場の悪い地を確認するように先陣を切って進み)
2858:
沢下条 張 [×]
2022-10-31 00:45:23
>志々雄様
張「志々雄様ッ…!!ヒューッ♪♪今日もナイスファインプレーッでんな?!♪あ!分かりましたわ!ッあっはは、○○はん、□□はん何泣いてんのーッ?どうかしたん??」
(志々雄様のフラついたんを皆で気付かれへんかった、取りあえず戦闘不能にした志々雄様の活躍をオオーッて、…剣の才能ってやっぱある思う、鼓舞してるのも気付かずにいつも通り笑い飛ばす志々雄様の不敵な笑み顔に皆は安心した。何でか知らんけど森に向かうに連れて二人が泣き始めた…。ンンッ?感無量とか、戦争ハイっちゅーやつかな??19歳でも逞しく見えるその背中をワイ等も追って………そして、)
張「え、ど、どーいぅ、事?なッ……!何でッ?なんッ…!そんなッ…、酷い…ッ」
(まるでワイ等の動きが分かってたみたいに銃撃隊に四方八方塞がれた?!……なんでや、しかも旗も隊服の色…泣いてる○○はんらと□□はんらと同じ色…、これは長州藩、志々雄様と同じ派閥の身内が銃口を一気に向けてきた。志々雄様に向けて『頼むから死んでくれ。』とか…『殺らなきゃ俺達が粛清される、』『お前が悪いんだ、全部知ってしまったお前が、俺は悪くない、悪くない、今まで本当に世話になったが…恨まないでくれ。』って銃撃隊と○○はんと□□はん…、そ、そんな、裏切られた……?助けな!!ワイが庇いにいくより早く志々雄様に銃弾が降り注いだ)
2859:
志々雄 真実(維新志士時代) [×]
2022-10-31 01:40:43
……、
(無機質な銃口を向けられると一瞬視軸が揺れ、戸惑いを隠せないまま心臓の速まる鼓動で熱された息を凍てついた空気へと短く吐き。背後で泣いている仲間に振り返ると頼むから死んでくれと耳にしては呼吸を忘れてしまい、殺らなければ次は自分達が粛清させるとの訴えや見たくないものには蓋をするような彼等の怯えと弱さを感じて。前方には見知った顔や指揮官の姿があり。張の叫び声が届きながら頭では回避だと分かっていても足が鉛のように動かず、彼等の顔といつもの藩邸での賑やかさを不意に思い出してしまえばずっと力を込め続けていた刀の柄を握る手が緩んで)
…!!
(耳には銃声が遅れて鳴り、何発も撃ち込まれた全身が燃えるように熱く感じては額に一発食らって頭が弾かれるように意識を失い。力が抜けて崩れ落ちるよう俯せに倒れて)
2860:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-10-31 02:22:53
>志々雄、張
ミオ「…!」
(銃声を聞いた。耳をつんざくような、それでいて重ねられて執拗な印象の音に、嫌な予感が強烈に刺激された。それと同時にむせ返るような黒煙特有のものと、死体の燃えたものに混じり、鮮血の匂いがわずかに鼻腔を通りはっとして。半ば衝動に駆られその音の方へ走り草むらに隠れて様子を伺うと、動揺を隠せない様子の張と、それを囲うように立つ、どこか気が動転したように見える隊士達が見えた。そして、その中心にはやはり、彼がうつ伏せに倒れていて。遅かったか。やがて1人を残して隊士達が離れていく中、唇を噛んでその一部始終を眺めていた。)
ハチ「……!」
(やがてそれらが居なくなると、残された隊士が入れ物を持っては、何か呟きながら志々雄に近づき始めた。動揺のあまり呂律がやや怪しく上手く聞き取れない。それはそうと、時折ちゃぷりと音が鳴る入れ物から妙な匂いが漂ってくる。周囲に漂うものを貫通するような、嫌な冬の臭い。それが何を意味するか分かり全てが繋がった時、心が命令するよりもずっと早く私の手は動いた。それからは草むらに隠れ黒煙に紛れたまま、中身を志々雄にかけようとした隊士の頭を、別で拝借していた銃で撃ち抜いていて。…これで一旦全て終わった。あとは張がなんとかしてくれるだろう。時代の異物である私ができるのは、ここまで。あとは残りを始末するだけだ。心が明鏡止水の殺意で満たされながら、静かにその場を後にした。)
2861:
沢下条 張 [×]
2022-11-01 13:25:31
>志々雄様、ハチはん
張「志々雄様ッッ!!そんなッ…!ア、アンタ等ッ…!志々雄様は任された仕事してただけやろッ?!ずっと助けて貰ってたのにッ…何でこんな酷いッ、…、?!」
(何発も、や、何十発も入念に志々雄様が撃たれた、19歳の志々雄様のことをただならん猛者やと知ってたからこその銃撃。けど志々雄様が何故か避けへんかった。志々雄様!って叫んで昏倒してる志々雄様に駆け寄る、アカン、心臓からと額からの血が止まらへん…。グッショリ血が抜けてく感覚、目が閉じられていて起きない志々雄様、閉じられた瞼見ながら涙で視界が曇る、顔付きがまだ19歳なんて子供みたいなもんやんか、まるで志々雄様が今まで生きてきた証拠まで全てを隠蔽しようと灯油持ってくる人等、…歴史は変えられへんの?その時、銃声が鳴った!何処から?灯油持ってた人が崩れ落ちて入れもんが転がる、蓋が開いたんか地面から伝った灯油でワイも志々雄様もグッショリ濡れてもた。もしかして、あの銃撃はハチはん?ハッと慌てて銃声が聞こえた方向に叫んで)
張「ハチはん!!アカンよ…ッ、…志々雄様が何でこの人等を攻撃せぇへんかったか分かってあげなッ…!!裏切られても同志はん等を殺せんかったんはッ…仲間や思ってたからなんよッ…!!ハチはんッ…お願いや、」
(このまま残りの人等を抹殺する気なんや、アカンって叫んだ、最後まで反撃せんかった志々雄様を思い出す、それを望んでないから、ハチはん。けど何でか急にワイの身体が透けてきた。銃声に気付いて戻ってきた指揮官等が見えた、何を手間取ってるんやって志々雄様の身体に火を付ける、灯油をつたってすぐ火の海が燃え広がった…。ワイは消えかかりながらもう届かへん制止の声を叫んで)
~張、ハチはん元の時間へ~
2862:
志々雄 真実 [×]
2022-11-01 16:10:58
―明治11年 浅草―
>ハチ、張
ハチ?
(風が出てきた為か片腕に持っていた相手の薄桃色のケープのような上着を彼女の小さな肩に巻いて、大通りから北風が吹き抜けていくとケープのカシミヤ生地が柔らかに揺れながらふと心此処に在らずな気のする相手に声を掛けては首元にあるケープのリボンを結ぶ手を止め、気分が優れないのかと包帯に巻かれた片手を心配げに上げ。第二間接から先は完治している指先でハチの頬に触れて)
2863:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-01 19:39:24
>志々雄
(最後の一人まで残さず、きっちり始末した。逃げた者を追うだけなら用意で、見つけるのはさして時間がかからなかった。ただ、仕事をやり切ったという事実確認だけが頭と透き通った心を満たす。これで上手くいっただろうかと軽く祈りながら棒立ちしていると、いつの間に存在が薄れては消えていて)
ハチ「………志々雄」
(…気がつくと元の場所に戻ってきていた。ぼっーとしていて機械じみた、それでいて明鏡止水の殺意と手に伝った銃の反動だけが取り残されている。ああそうか、戻ってきたのか。それはそうとなんだか肩の当たりが暖かい。視界をほんの少し下に動かすと、ふわふわした布地のケープをかけた包帯巻きの手が紐を結んでいるのが見え、私はその様子をしばらく漠然と見ていた。するとどうだろうか、その両手は疑問げに固められ、そのうちの片手がゆっくりと上げられこちらの頬に触れる。私の名前を呼ぶ声からするに、彼か。呼び掛けに答えるようにゆらりと顔を上げると、無自覚なまま開ききって、それでいて冷たい深淵を現すように光沢の薄れた瞳孔を向けたまま、名前を呼び返して)
2864:
志々雄 真実 [×]
2022-11-02 00:27:38
>ハチ、張
ハチ…、?
(珍しくぼぅっとしている姿と反応の鈍い様子でも此方の手をじっと見つめる視線や呼び掛けには反応があり、此方へと視線を動かす彼女のいつもの嬉しそうな金色の瞳がどうしてか虚無を抱えたように光を失っていて。此方の名を呼ぶ声とその金色の闇に目が離せず嫌な心音の逸りが耳につき、以前に似たような瞳(め)を見た事はあるがこのような状態は初めてで。両手にも力が入ってないように感じられる相手の脇下から背中に掛けて気が付けば強く此方の胸元へと抱き留めていて)
張、…ハチの様子がおかしい。途中で本当に悪いが一旦このまま帰る。
(何がどうしてしまったのか、彼女のこの状態には此方も形容し難い焦燥感を抱きながら張に顔を向けて話し。ドラルク達にも観光の途中で申し訳ないものの妻を連れて一旦家に帰ると事情を話してから瞳の虚ろ気なハチをそのままゆっくりと抱き上げ、此方の首元に顔を伏せさせるよう後頭を片手で支えながら)
2865:
沢下条 張 [×]
2022-11-02 21:41:37
>志々雄様、ハチはん
張「ハッ!って、あれッ?また戻ってきた??」
(気が付いたらあの雷門の前。固まってるハチはんに気が付いた志々雄様が羽織らせてるコートの手が止まってる、…あぁ、志々雄様は生きてはる、良かった。あんな火の海でも、撃たれても死なへんかったお人。やからそんな不死身みたいな人やしワイの元々の世界線の志々雄様が火傷の後遺症で亡くなったなんて信じられへんかった。今はハチはんとの恋が実って夫婦になられてるしまだ背中とか腕は残ってはるけどお顔の火傷も指先も治ってる、良かった。けどハチはんの様子がおかしいって志々雄様の声聞いて)
張「わッ、わっかりましたわ?ハチはん…どなしたんや、まさか、ワイと同じ夢見てた??」
(あれはホンマやったんか…夢やったんか、よー分からんままポケッとしてまう、ドラルクはんにも一旦ゴメンって謝る志々雄様に)
ドラルク「エエッ?奥さん大丈夫かい?志々雄君が不在なら我々もじゃぁ明日~…」
張「あーッ!!ドラルクはんほんなら男二人で新吉原行きまっかー♪♪ゴーゴーッ!」
ドラルク「ええぇぇ…??新吉原??何だいそれは…、」
~志々雄様 東京邸宅~
張「こんばんはー♪夜分遅ぉにごめんくださーい?はーッ飲んで食べて楽しかったー♪♪ドラルクはんヘロヘロやったけどまぁ宿まで突っ込んどいたし大丈夫やろ♪あ!使用人はんッ、志々雄様おりまっか?」
(しっかし大きい、豪邸よね…。うんうん、お洒落な作りやけど落ち着いてて居心地良い一流のホテルみたい。志々雄様に相応しいな。広いエントランスと…この渡り廊下の奥の離れには和室で調度品は洋風の広々とした部屋もあったっけ?あれ?それは京都の豪邸やっけ…?二つも大きい邸宅あるから分からんなった…。とにかく使用人はんが出てきたからニコッと挨拶しぃ、志々雄様はおるか尋ねた)
2866:
志々雄 真実 [×]
2022-11-02 22:42:44
>ハチ、張
…、
(帰宅後すぐ医者に診て貰った結果、ハチの身体に異常は見付からず。一先ず安心はしたものの精神的なものだろうとの診断結果にはまだ予断を許さない状況でいて。先行きが不透明なまま明日にその道の専門医が来る事を告げられてから暫くは二人でソファに座り。此方は包帯を取った姿で相手を膝に乗せて軽く抱き締めたまま受け応えも薄くなってしまった虚ろな相手を気遣い、いつも触れている頭に此方も包帯の無い横顔を当てつつ「…ハチ、一体どうしちまったんだ。」と、まだ温かい彼女の片手を軽く持ち。胸元に居る相手へと呟いて)
ハチ、張だ。…俺も少し話があるし、降りるか?
(相手が眠るまではいつもの高めな体温で此方は抱き締める事ぐらいしか出来ない状況であったが、ノックと来客を知らせる声が聞こえて顔をそちらに向けては通すよう話して。ハチ、と名前を呼んでから下にある顔を横から見つめ、膝から降りるかと話し掛けては相手の背中に回した腕や握っていた手を一瞬緩めて)
>蒼紫へ
(場面が観光から変わってしまって申し訳ない、東京に居る抜刀斎の居所を聞こうと此処へ尋ねに来てくれて…みたいなのはどうだろうか?)
2867:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-02 23:35:12
>志々雄、張
サーべ「…あ、ああ…うん。気をつけて帰ってね…」
(志々雄が突然焦燥に駆られたように、ハチを連れて帰ると言って彼女を抱き上げた。私はその…特にハチの様子に気圧されながら、不器用に見送り。初めてのものだった。恐らく、違和感に気がついたのは私が一番遅かったと思う。私は志々雄達についていき、一緒に観光に歩いていたはずだった。そこまでは間違いがないのだ。だが次の瞬間には親友の様子が変わってしまっていて。まるでそれは、存在しない”はず”の隙間で何かが起こってしまったかのような印象があり。それよりも気がかりなのは、やはり彼女の様子そのものだ。本能レベルで感じさせる異状を放っていながら、それからは想像もつかないほど中身が空で満たされていて人格を感じさせない。更には、その空でさえ底がまるで見えない。何もかもを除いて、あるひとつだけがそこにある。精一杯に形容するならば、究極的に純粋な殺意が、私とは異なり選択の概念すらも介在しないそれが、志々雄のすぐそばで形を成して立っていた。後になって思えば、それは純粋故に白にも黒にも、あるいは白よりずっと白い、黒よりずっと暗くにすら染まりやすい彼女が孕むには、最も相応しいものなのかもしれない。)
>志々雄、張
ハチ「…ドウシタ、トハ…。異状ハナイ。」
(ただ名を呼ばれたから見上げて呼び返しただけなのに、その瞬間焦燥に歪められたその表情が、私の身を力強く抱きしめたその言動がとても不思議で頭に残る。何がおかしかったんだろう。私は何も変わらず正常のままなのに。医者が言うように眠気や体調不良はないし、五感にも異常はない。もちろんメンタルにも。何だってやれるのに、何がそんなに気がかりなのだろう。彼は家に帰ってきてからずっと私にくっついては離れずにいて。ふと血色のいい片手を持ってはそれを呟いて問う彼に、私はただ透き通ったように何もおかしなことはないと答えて)
「ソウダナ。何カアレバイツデモ呼ンデクレ。」
(最近は冬が近づきつつあるためか、寒さも強くなってくる。故に身体が冷えぬようにしてもらえるのはありがたいのだった。そんな中、来客で張が来たの知らせが入り。曰く何か話しをしてくるらしい彼が横から顔を見つめてくるのに対してこちらからも顔と瞳を合わせると、自分は一旦降りてここで志々雄を待っている旨を伝え。それからは手が緩められるとゆっくりと離れれば、何かあれば呼んで欲しいと重ねて伝え。)
2868:
志々雄 真実 [×]
2022-11-03 00:48:11
>ハチ
……、
(異常はないと話す瞳が虚空を映すように感じ、いつもの含羞んだ笑顔も瞳の光も抑揚も無い機械的な声が返ってきて。理由は分からないがこのままではハチの人格自体が何処か遠くへ行ってしまう気がし、するっと離れた気配に手を離しながら再び冷えてしまっている瞳(め)と合うといたわしげな気持ちで無意識に表情を曇らせ。辛うじて笑むと「ん、いや…先に休んでな?今日は変な事言って悪ィ。」と、ぽんぽんと小さな頭に片手を置いて。そっと撫でてからその場を離れていき)
>張
張、今日は急に悪かったな?
(扉を開けると廊下へと出て、後ろ手で大きな扉を閉めながら先ずは昼間の観光途中で抜けてしまった事を詫び。「ドラルク達はどうだった?」と、優しい彼等の気を揉ませていないか気掛かりに尋ねて)
2869:
沢下条 張 [×]
2022-11-03 01:04:02
>志々雄様
張「お疲れ様さんですッ…、ははッ♪全然楽しんでましたで~?♪♪それにドラルクはんと吉原の姉ちゃん等と遊びに行きましたよ~♪♪ドラルクはんお酒飲まれへんくてめっちゃオモロかった……じゃ、なくてですよ~?…ハチはん、相変わらずでっか??」
(使用人はんが通してくれた目の前の大きい扉が開いた、もう就寝前やからか包帯があらへん志々雄様のお素顔。……ウン、何でこんなにバチクソイケメンで大人の男の色気ダダ漏れなんかな?ちょっとでもエエから分けてくれへんかしら……種族違うハチはんは別に志々雄様の事は他の人と比べて色っぽいとか見てなさそうですし…ワイにその色気クダサイ…。待って待って脱線したらアカンアカン。ほんでハチはんは大丈夫なんかと聞いてみて……やっぱ、昼間の事は言うとくべきよね??)
~かくかくしかじか~
……っちゅー訳で、ワイ等はまた過去に行って戻ってきたんですけど…、……ハチはんは志々雄様をそんな目に遭わした仇を打つために同士はんらを追い掛けて皆殺しにしはったから……かも、あの虚ろな様子は…。
2870:
志々雄 真実 [×]
2022-11-03 02:04:58
>張、(ハチ)
過去に?
(張の話を聞きながら寝間着の着流し姿で腕を組み、ただその内容には少々訝しげになりながら首を傾げて)
そもそも、…生きてるな?俺の暗殺に関わった奴等は死んでない。
(ハチが皆殺しにしたという件(くだり)で真実が食い違って来ているのかそっと訂正し、「…まあ、つっても。あのあと戦争神経症でノイローゼになったり酒浸りになった奴が殆どで大半が施設に入ってるけどな…。」と、首裏に片手を置きながら彼等のその後を説明して。俄には信じ難いが二人同時にあの場でそんな夢を見たのか、そしてそれが事実ならハチは此方の為に手を汚すのもやはり厭わないのか。様々な憶測が脳内を駆け巡りながら視線を下げつつ片手を降ろし)
2871:
沢下条 張 [×]
2022-11-03 07:49:45
>志々雄様
張「えッ?えぇぇッ?死んでへん??…ってことは…あれは白昼夢…、やったんでっか…?」
(志々雄様の表情が段々と疑問げになってきてた、えッ?ええッ?生きてる?!……どーゆーこっちゃろか、ほなあれは二人で見た夢??まるで幕末を生きた気分やった…、過酷過ぎるし…19歳やった若い志々雄様も裏切られて始末されて…しまいには焼き殺されて。…この世で一番尊敬するお人から命が抜けていきそうになる感覚、あれは二度と味わいたく無い思う。どーやらあの裏切り幕に参加させられた人らは精神的にやられてもて施設に入っとるんやとか……、それはそれで言葉があらへんな…、志々雄様がそのあと黙って何かを考えられてる様子)
張「……ほな、ハチはんの皆殺しは夢やったってこっちゃやし…、ハチはん治り、ますかね……。お医者さんはなんて仰っとるんです?」
(自分の為にしてくれるのは本来…きっと有難い行為。けどそれを行った人が自分にとっては大切な人で、ハチはんはどーやら人殺しには向いてへんよーに感じる。……自分を見失ってまうんやもん。ワイら悪役みたいに目的の為なら構わへん思うのとは訳がちゃうし、……本来の自分を保たれへんなるし、荷が重いなら今後も人を殺さん方がええね…。お医者さんは何て言っとるんですと志々雄様に伺った)
2872:
志々雄 真実 [×]
2022-11-03 08:13:44
>張、(ハチ)
明日の朝に専門医が診てくれる予定だな…。
どうなるかは分からねぇが話してくれてありがとう。…お前もそんな夢見の後で大変だったろうに、観光を任せて申し訳なかったな?
(一旦考えが纏まったのか思考を解いて張に顔を向けると安心させるよう微笑み、今後の動向を示しながらもハチのあの状態が治るかどうかは此方も分からず。いつも気を回してくれる彼にありがとうと感謝を述べて。「張、東京にまだ宿取ってねぇなら客間を使いな?…また明日もドラルク達の事を頼むかもしれねぇ。」と、勝手言って申し訳ないと示しつつも吉原に宿泊せずドラルク達を宿まで送って報告しに来てくれた張へと労うよう)
2873:
沢下条 張 [×]
2022-11-03 14:27:02
>志々雄様
張「ッあっはは、こんなん朝飯前ですよー?♪♪どなたでも観光ぐらい連れてきますさかい。ハチはんがあないな状態ですし、しゃーないんちゃいます?……ワイはどっちかというと心配なんは…、まぁ、ハチはん早よ良くなるとええですね??」
(過去の夢でも、時たまそうやけど…ちょっとハチはんは他人から見とると無鉄砲で、思ってるより精神が幼いんかもしれん……志々雄様の為にって思ってることが空回りしてるというか、そんな感じ。なんちゅーか…目的を見失ってる?それは果たして相手が喜ぶんやろか?志々雄様にその負担が掛かってへんかな…って心配になる時はある。……まぁ、ね。ハチはんは志々雄様の話なら聞く耳持つやろうから大丈夫~…デショ。早く良くなるとええですねと。泊まっていきって言ってくれる志々雄様の優しい計らいにエヘヘッと笑顔でビシッと片手で)
張「お心遣いありがとーございますッ!ほんならお言葉に甘えて泊まらせて貰おっかなー?あ!夫婦水入らずの時はお邪魔しんさかい安心してくださいねー?♪♪志々雄様おやすみなさい♪」
(ワーイ♪♪客間泊まってって良い言うて貰えたし折角やから広いし綺麗やし泊ーまろ♪冗談で邪魔しませんからーなんて言いながら、や、まぁ気になるっちゃ気になるけどお二人の事やし?おやすみなさーいって元気よく客間へ使用人はんと向かってって)
2874:
8号(ハチ)/4号(サーベ) [×]
2022-11-03 16:48:49
>志々雄、張
(…思えば彼女の過去について分かっているのは、元軍人で実際に戦場に立っていたということ、そしてその統率は、種族的な観点から見て非常に高く取られていたということくらいだ。それに少し前に会話したときも彼女が自分の過去について語ることは不自然なほどなかった。それはまるで、”話したがらない”というよりは、”最初からそんなものがない”と形容する方が相応しくすらあり。…要は裏を返せば、それ以外は一切不明のブラックボックスで。彼女はまだ恐らく自分ですら認知できていないあの底なしの空の中で、自覚のないうちに爆弾を抱えているような気すらしてしまう。)
サーべ「……こんばんは。調子は…、どうやら私とそんなに変わらないみたいだね。」
(結局気がかりで彼の家へやって来てしまった。彼女が変わったと喜んでいた矢先に先程のことが起こってショックが大きい上に、自分の家では思考だけ動いてもまとまりがつかなかったのだ。彼は”彼女”に対してどう考えているのだろう。張とは遅れて部屋に入ると、あまり気分の優れないのを隠せない、控えめな笑顔を向けて挨拶して。)
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