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杏寿郎ヲ持ツ、〆。/58


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自分のトピックを作る
41: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-15 23:49:19


うむ、頼もしい限りだ。夜も更けた折角だから明かりを消して星空を眺めないか?今日は良く晴れていた、きっと星々も美しく生えているだろう!
(摘み、と聞けば底知れぬ胃袋は限界を知らず、頷きを見せて彼がまだ酒に溺れていない事を確認し至極満足した様子でその場から立ち上がり。美味い料理、美味い酒、程良く回ったアルコール、ほかほかと体内の奥深くから発せられる熱は実に心地が良い。明日の心配もする事もなく、ただ流れて行く時間を贅沢に堪能している。気分は勿論、上機嫌であった。軽食は任せて半分程減った瓶を片手に彼の分の猪口も合わせて持ち上げ、ベランダへ移動すると床にそれらを置き、一旦電灯のリモコンを取り。彼が戻るまで明かりは付けたまま、側へ移動してくるとボタンを押して室内を暗闇で満たし。視界が暗転すれば鋭くなるのは聴力の方、窓を開けずとも車の走行する音や風が窓を叩く音、隣で息をする彼の音も聞こえてくる。酒の力も相まっているだろうが。閉じられたカーテンをさっと開けると青白い月明かりが差し込み、窓枠と自分らの影を背後へと伸ばしていく。鍵を開け、扉を開けばより一層静寂な夜の音が鼓膜を震わせて。この時期の深夜はまだ肌寒いが、火照った身体には寧ろ丁度良い。何処かで若者らの笑い声が聞こえる、それはたいそう穏やかなひと時で。頭上を見上げれば故郷よりも劣るものの満点の星空が今にも降ってきそうな勢いで白や青と煌めいている。彼の側に腰を下ろし、再び注がれた酒をくっと喉奥へと流し込みながら有限な星空を眺めて)
お前と出会った頃と対して変わらない光景だ、この先互いの人生を別々に歩む事になっても、この友情はこの星空の様に変わらないのだろうな。

42: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-16 08:55:51



星?良いが…あ、おい杏寿郎。何も羽織らなくて良いのか、お前は丈夫な癖に一度風邪を引くとよく拗らせて……、全く…。
(地元に居た頃は当たり前に見上げればあった星も、新しい土地に移り住んでからは念頭からすっぽりと抜け落ちて風景を構う余裕も無かった。せかせかと目まぐるしく熟して行くだけになっていた日々に‘星空を眺めよう’などと提案をする様な心持ち朗らかな人物は知り合いには居ないしきっとこれからも現れない気がする。つくづく良い友人を持ったものだと染み染みと感じ入りながら、湯気を上げる薩摩芋の煮付けが入った小鉢を片手に、もう片方の腕に薄手のカーディガンを引っ掛けて己を待つ彼が居るベランダへ)
――……何だ改まって。
(ほかほかと湯気の立つ薩摩芋には爪楊枝が二本刺してある。自分の方とした其れを摘んで口に放り込んではその熱さに顔を顰めながら、ベランダとは言え外故か随分と落ち着いてしんみりとした彼の声音が鼓膜を揺らすのに ふは、と柔らかく吐息の様な笑みを零し口内の熱を流し込むべく、再び酒をぐい と煽り猪口を空にして、)
…杏寿郎、俺はお前の様な友人を持って誇らしい。気難しいお前の親父がこうして衣食住を共にすることを不本意ながら許した事も、千寿郎が何かと気に掛けてくれるのも嬉しい。お前と過ごした日々がなければこうも丸くならなかったかもしれん。
(普段よりも幾分か柔い素直な様子で、首を軽く反らし視線は瞬く星を見詰めながら、腕に引っ掛けたままのカーディガンを雑に彼の背へと羽織らせて)



43: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-16 22:56:53


(側へ出された好物である薩摩芋の煮付けを早速口の中へと放り込み、しっかりと噛み締め味わいながら隣で微笑む彼へ視線を向け。青白い月光に照らされ瞬く星々を映した瞳にはまた別の宇宙が広がっているような美しさがある。黙って彼の言葉に耳を傾けて、一つ一つ溢す事無く物珍しくも素直となった友人の想いを受け取り。落ち着いた物腰と思想は大人びているが此方から見ればツンと犬のように尖った鼻先や小ぶりな唇はまだまだ青い青年には変わりなく、そんな彼が誰の真似か羽織を掛けてくれると成長する我が子を見る親の様な擽ったさが胸に芽生え。再び彼の頭部に手を伸ばし、わしゃわしゃと普段よりも熱を持った掌で撫でてから、此方も猪口を空にして)
有難う、猗窩座。だがお前には素質がある、例え俺と出会わなかったとしても、変わらず優しい心を持っているだろうな。俺はお前に期待しているぞ、立派になれ。
(最後はぽんぽんと優しく撫でてからその腕は胸の前で組まれ、日本酒と摘みが空になる頃には、腹も心も満たされ、気が抜けて仕事の疲労も相まって視線を崩さず隣で静かに寝息を立てて。)

44: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-16 23:50:02



――!!、…やめろ…!俺はお前の息子でも弟でもないぞ…!
(基本的に人との馴れ合いに特別な関心を置かない己が唯一無遠慮に触れられる事すら許容している間柄とは言え、二十歳を超えた大の男が頭を撫でくりまわされるのは如何なものか。酒に酔い散漫になっていた意識の中、短い髪を乱されてポカポカと温い手の熱が頭皮に伝わった刹那、驚きで見開いた瞳を眉と共に細め顰めては狛犬の如く人より尖る犬歯を覗かせてグルルと唸る様に牽制。お前と対等に並ぶ友人ではなかったのか、と非難の意を込めて絞り出した台詞ではあるが、彼の大きな懐を前にするとついその背に寄り掛かり甘えてしまいそうになるのも事実で。アルコールの所為か否か、照れや羞恥を織り交ぜたほんのり赤ら顔でそっぽを向くも其の手は自然と離れ行くまで振り払う事はせず、)
――…杏寿郎?……寝たのか、…まるで武士だな。
(頬の熱を霧散させるべく星を眺める事に徹し、手遊びに何杯か酒を口に運んで、暫く、彼の声がいつの間にか寝息に変わっていた事に気付く。緩りと身を乗り出して顔を覗き込んでは凛々しい眉目に恥じぬ寝姿に く、と甘く笑みを噛み殺し。一先ず部屋の中に酒器やら小鉢を移動させ、改めて彼の横で腰を屈めてはゆったりと肩を抱く様にぽん、と一つ肩を撫で、囁きで以て呼び掛けて)
杏寿郎、部屋に戻ろう、風邪を引くぞ。抱き上げてやっても良いがどうする?



45: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-17 00:46:02


_____ん、もう暫くこうしていよう。今はとても寝心地が良いのだ、猗窩座。お前は大切な友人であったな。
(思考は殆ど夢の中、腹に溜め込んだ酒にどっぷりと足を使っているような気怠さと心地良さ。術にでも掛けられていない限り、多少の物音で目を覚ます事は可能で肩に置かれた掌と彼の声に瞳を開き。勿論こうしてこのまま朝まで眠り呆けて仕舞えば体調を崩しかねないが、親しき友人と隣り合わせになり鱈腹ご馳走を頂き、そして明日は自由の身であるという事、素晴らしい条件が揃った中でまだこうして此処で寛ぎたいと思うのは細やかな我欲で。肩に添えられた手を包み込むようにして取り、屈んだ姿勢の彼を此方へとゆっくり引き寄せその場に尻を着かせようと。)
いつか覚えていないが、俺はお前と争う夢を見た。断片的だったがお前は全く別人のようだった、不思議な夢だった。
(此方に寄り掛からせようとばかりに男の筋の浮き出た掌で更に腕を引く。少しばかり困ったような表情で僅かに口角を釣り上げ視線を合わせた後、漸く腕を離してやり。抱き上げられる気は無いようで酔いがもう少し醒めるまではこのまま此処で一時的な休息を取るつもりで、再び腕を胸の前で組み直すと瞳を閉じて)

46: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-17 12:13:54



――わかった。ほう、夢か。…学生時代、よくお前を見付けては部の勧誘だ何だと追い掛け回した記憶も懐かしいが、そっちでは争っていたか。
(外気との差で温さを通り越し燃えような熱を持つ彼の手に、態度からは感じられぬそこはかとない彼の眠気を感じるも、明日は休日で床へ急かす事もないかと手を引かれるまま其処へ腰を下ろし。尚も引かれる腕からは幼子の我欲の様なものを感じ、気遣い配慮の姿勢を崩さない彼の珍しい仕草を目の当たりにして優越の微笑を零す。仕事で疲弊したお互いの身体を冷やさぬようにぴたりと身体を寄せて背中に回した腕は肩を抱いたまま、空へと向けていた視線を隣へ移し小首傾げて再び顔を覗き込んでは困り顔の彼。あまり良い夢見ではなかったのだろうか、今は微睡だとしても穏やかに過ごして貰いたい。紡ぐ言葉は読み聞かせをするが如く柔く穏やかに、潜めた笑声で空気を揺らすのに留め、)
……どんなものかはわからんが。何にせよ、…どんな形であっても、夢の中ですらお前の様な男と手合わせ出来る俺は贅沢だな。
(閉じられた瞼と長い睫毛を暫く眺めた後、再び星空を見上げる為に もたげた首に気怠さを感じ、軈て引き寄せられるように彼の肩へ頭を凭れて。)



47: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-18 01:04:52


(形容し難い冷汗をかくような嫌な夢、それを最も容易く楽観的な思想と受け取る彼の言葉に濡れた衣を羽織ったような感覚はすっと消失して、代わりに安堵感が火種ようにそっと胸の内に宿る。この清濁併せた世の中でも良かったとそう思わせるように。僅かに緩んだ口角、瞑る瞳の裏側には家族や彼との思い出が色鮮やかに蘇り、いつしかの夢の事など忘却の彼方へ。今は真横で温もりを分かち合うこの男と安寧の時を噛み締め、夢と現実の間を漂い。上弦の月は二人を照らしながら少しずつ西空へと移動し、随伴の如く星々も空を流れ、時刻は夜明けに近付いて行く。夜明けになるにつれて清らかな外気も冷え込み始め、幸い酒による火照りと密接した互いの体温を分け合っている事で悪寒を感じる事はなく、太陽が顔を出す前に目を覚まし。己の肩に凭れかかる柔らかな頭髪を見下ろして瞳を細め、今一度撫でようかと片手を伸ばすも、数時間前、対等に察しろと不服な犬の姿を見たような気がしてぴたりと腕を止めて。このまま陽が登るまで眠っていれば流石に体調にも影響が出るだろうと、頭の代わりに肩を軽く叩き。)
付き合わせて悪かった、恐悦至極、随分と心地が良かったぞ。
(酔いは覚めているようで、随分とすっきりとした顔立ちで彼の顔を覗き込み、普段と変わらず口角を釣り上げて自信に満ちた笑みを浮かべ。)

48: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-18 12:35:16



――…杏寿郎。
(夜も深まれば遠くでしていた人の声も軈て消え、車の走る音もぐっと減り、風の無い澄んだ空気は静寂に包まれた。徐々に冷える外気にフレグランスの其れでは無い柔らかな香りが彼の匂いと混ざりふんわりと鼻腔を擽ぐる。所謂お日様の様な匂い、という形容詞がこうもしっくり来るとはつくづく‘陽’の属性の男なのだな とその熱に身体を預けながらぼんやり思考を巡らせ。視線はもう空ではなく宙を見詰め、隣の人肌を味わうのみ。凪いだ声音で彼の呼び掛けへの返事よりも先に名前を呼んで、)
付き合わされたんじゃない、俺が好きで付き合った。…杏寿郎、また悪夢を見るようなら直ぐ話せ。人に話すことで正夢を免れると聞くし、それに――
(頬や目元を すり、と彼の肩口に擦り寄せながら顔を上げれば、此方を覗き込む彼の視線と自分の其れを絡め、待ちに待った休日に向け余計な荷を下ろしすっきりとした顔立ちの彼に安堵。眉下がりの無邪気な笑みを綻ばせては抱いていた彼の肩ぐい、と押し付けて支えにし立ち上がり、)
…何でもない。俺も心地良かった、片付けは明日に回すが…お前この後布団で眠れるのか?



49: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-20 00:06:47


うむ!それはお互い様だ、夢でなくともお前も俺になんでも話してくれ。それに?______いや、俺は風呂に入ろうと思う、その後は部屋の片付けをして、今日の日中には出掛けてみようじゃないか!
(犬のような、猫のようにも捉えられる仕草に微笑み、此方を支えにする相手の重さをしっかりと感じながら自然と見上げる姿勢となり。随分と晴々しい何の蟠りも無い表情を浮かべて大きく頷きながら、彼も己を頼ってくる事を淡く期待して。途中まで言いかけた言葉にも耳を傾けていたが、話題が変われば追及する事はなく、片膝に手をついて、此方もゆっくりと起き上がり固まった身体を伸ばして欠伸を一つ。短い休息だったが、上質な眠りのおかげで疲労は何処へやら、多少酒の余韻が残るも風呂から出る頃には汗と共に洗い流されている事だろう。部屋の整理と、軽く一息ついた頃には太陽も燦々と輝く時間帯になっている頃で。折角なら車を走らせこの近辺、もしくは日帰りの温泉なんか行ってみようなんて計画を企てており)
その前にお互い酷い面だ、お前はもう少し休んでくるといい!

50: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-20 08:38:51



話すさ、夢でなくとも何がなくとも。お前との話が好きだ、今後も付き合ってくれ。――そうだ、お前風呂がまだじゃないか。すっかり忘れていた、風呂の前にしっかり水を飲んでから行けよ。仮眠したとは言えだいぶ飲んだろう。
(呟き落とす様に柔い声音で返した言葉、顔には穏やかな微笑を湛え今まで通り憩いである彼との会話を楽しみつつ好意に甘える姿勢を見せ。二人でベランダを後にし部屋に戻り照明のリモコンを手に取りながらハッとした様子で彼を振り返り、そう言えば未だに装いが上着を脱いだだけのスーツ姿だったことに気付き、暫く酒を嗜んでいた彼に甲斐甲斐しく水分補給の指示をし照明を点け壁の時計へ視線を向けながら緩く肩を回しそのまま ぐーっと天井に向け伸びをして、)
ん、…ン。出掛けるか、そうか、なら俺も歯を磨いて少し眠ろう。…杏寿郎の都合良い時間に起こしてくれるか?
(彼との外出は己一人の視点では気付かない発見や角度の違う楽しみ方が出来るから好きだ。早くも数時間先の楽しみに心躍らせ緩りと見えない尻尾を振りながら戸締りを済ませて、)



51: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-20 22:32:24


勿論だとも。うむ!では、また数時間後に会おう、お休み猗窩座。
(力強く頷き対価のない純粋な約束を、言われるがままコップ一杯の水を注ぎ一気に喉を潤してからひらりと片手を振って見せにこやかにその場を後にし。皺にならぬようスーツ類はハンガーに収め、ワイシャツはネットへ、全身を清めてから普段着に身を包み自室へと向かい。道中、既に眠っている事だろうが向かいの部屋へ視線を送り、今一度今宵のひと時に感謝の言葉を。室内へと戻り、引き続き荷物整理に追われ、書類や本、衣服を所定の場所に移しながら今はスエットを着用しているものの実家では着物を愛用していた事を思い出し、いつか気に入ったものを購入したいと密かに企てながら着実に作業を進めていき。それなりに片付いた頃には、空には太陽が上り小鳥の囀りが聞こえてくる。軽く一息をついてから珈琲を淹れて、二つ分のマグカップを用意し、トーストでも焼こうかと考えながら足先は彼の自室へ。)
おはよう!もう10時だ、そろそろ起床して共に今日の計画でも練ろう!
(扉をノックしながら意気揚々とした声かけをするも彼は起きてくれるだろうか、もし返事が無いようであればドアノブを放って中へと侵入せざるおえないと考えながら返答を待ち)

52: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-20 23:35:50



(ゆったりと流れる安寧の時。ほっこりと身体の芯だけでなく心も温かいのはきっと日本酒の所為だけではないだろう。黒一色でシーツから枕まで統一されたベッドに身体を埋めて目を閉じれば、先程まで見上げていた星空が目蓋の裏に浮かぶ。同居人の其処と打って変わって此方の酷く簡素な部屋には己の眠るベッド、焦げ茶色の木製天板を用い 黒のスチール製の脚が付いたシンプルな作りのデスクと、同じ素材のローテーブル、そしてこれまた同素材のスチールラック。此れには特に物が置いてある訳でもなく、普段使いの細かなアクセサリー類や、己の名前が刺繍された学生時代の思い出の黒帯やミサンガ、仕事や趣味の本が数冊。極め付けは額に入れられるでもなく、素の状態で一枚だけペラリと置かれた写真。過去に一枚だけ奇跡的に己の父と煉獄家の面々が同じ写真に収まった貴重な物。閑散として秒針の音すら響かないこの部屋で寝返りを打てば、布が擦れる音と、刹那、伸びやかでいて溌剌な男の声――、)
――ン、…………んン、…。起きてる…待て、今行く……。
(分厚い遮光カーテンがびっちりと閉められた部屋は一筋の朝日も許さない暗闇。昔から朝に‘弱い’己は不思議と陽を浴びるより暗闇で覚醒した方が目が冴える。然も今日に限っては楽しみが待っているのだから眠気こそあるが目覚めも良い。呟いた返事は扉の向こうの彼に届くことはないものの、静かに布団の中で伸びをしながら起床に向け精神を整えて行き、)



53: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-21 18:22:46


_____…もよや疲弊しきって夢から覚めないか?
(扉の前で耳を澄ませ、中の様子を窺うも、寝起きの声など厚手の扉の向こうからでは届く事は無く、此方からの声も彼には届いていないのでは無いかと考え。元より朝に弱い体質と、昨夜深酒に付き合わせた事によって眠りから覚めにくいのは仕方が無いが、起こしてくれと頼まれた分責務を果たすか否か、扉の前で仁王立ちとなりながらうーんと考え。数十秒考え込んだ挙句、今一度ノックをし断りを入れながらドアノブへと手を掛けて、そっと開き中の様子を窺い。相変わらず光を受け付けぬ暗がりではあるがシンプルで整えられ、洒落た自室には感心し、瞳を彷徨わせながら盛り上がるベッドを確認すると勝手ながらまだ夢の中なのだと判断し。起こしてやる気でいたもののもう少し寝かせてやろうかと、途中まで開かれた扉は再び閉じて、踵を翻しリビングへと引き返して。髪を背後で一つに結いてから二枚の食パンをトースターに敷き、二つ卵を油の注がれたフライパンを落として実に簡易的な朝食を拵えてから珈琲を注ぎ入れ。先に珈琲を啜りながら本日の天気でも見ようとテレビの電源を付け)
今日は夕方から雨か、日帰りか、それとも宿泊か悩むな。まあいい、彼奴が起きたら聞くとしよう。

54: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-21 19:31:59



(ノックの音、扉の開く音に意識は確と覚醒した。が、折角約束を果たしに来てくれた彼に返事をするにはワンテンポ遅れて。眠い目を擦って眉間を揉み解しながら身体を起こし、冷えたフローリングに降り立って恐る恐るカーテンを開ける。差し込む日差しが思ったより弱かった。晴れてはいるが午後から崩れるのだろうか、最近晴れが続いていたし雨の中の外出も乙だなと寝起きの頭でぼんやりと思考しつつ部屋を出て洗顔と歯磨きを済ませ、顔を拭いたタオルを肩へ掛けたままテレビの音とジュワジュワと油が熱される音を頼りにキッチンへ向かい。)
――おはよう、杏寿郎。起こしに来てくれたな、有難う。
(そっと彼の背後に歩み寄り肩口からフライパンの中を覗き込みながら未だ とろりと眠気の残る声で告げれば‘俺は半熟がいい’とぽつり、要望を零して。一束に結われた髪に視線を移し、タオルで濡れた己の髪拭いながら、普段髪に隠れた頸に食指をつるりと滑らせ触れ 逃げる様に身を引けば、細やかな手伝いがてら冷蔵庫からマーガリンや醤油瓶を取り出し、)



55: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-24 02:53:51


____お早う、猗窩座!すっかりと眠りこけているかと思ったぞ、急がずともまだ朝食の支度は整っていないが…半熟だな、今なら間に合う。
(目玉焼きが完成するほんの少しの間に脳内では本日の予定を軽く計画立てて、ほろ苦い珈琲を飲み込む。音も無く背後に忍び寄る影に気が付くと、手に持つカップをカウンターへ。振り向く間も無く注文が入るとフライパンに二つ並べられたうちの一つを掬い取り、大きめの宴会の皿へと移し。自分の分は蓋をして軽く蒸す事でしっかりと焼き上げて、皿へ。その間に出来上がったトーストを目玉焼きの側へと乗せて、プチトマトを2つ添えるだけの簡単な朝食が出来上がり。不意に頸にこそばゆい感覚が走ると、片手で首元に触れて確かめながら漸く背後の彼へと振り返り。如何にも朝に弱い眠たげな風貌でキッチンを彷徨く彼に微笑し、頭頂で跳ね上がった寝癖を軽く小突いた後、簡易的な食事をテーブルへと運んで、遅めの朝食を頂こうと席につき)
お前のように手の込んだ物は作れないが、頂いてくれ。今朝はおかげさまで部屋の整理が捗った、多少見れるようにはなっただろう!体力もすっかりと戻った、お前はどうだ?身体の調子は。


(/仕事の関係で遅れてしまいました、申し訳ないです。この後、近場である都心で夕方まで街を探索すし銭湯で癒された後日帰りするか、他県まてわ車を走らせて観光がてら一泊旅館で過ごすか迷っているのですが、どちらが宜しいでしょうか?)

56: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-24 18:13:17



お前と出掛けるのに寝過ごしてたまるか。――悪いな、朝食まで。手の込む込まないは関係ない、朝は此れが良いんだ。有り難く頂こう、…………ん、素晴らしい出来だな杏寿郎。
(洗顔がてら全滅させた筈の寝癖、彼に頭頂部を触れられた事に不思議そうに同じく手をやりながら まだ生き残りが居たか と見えもしない其処へ上目に視線をやり、後で始末する事をタスクに加えつつ席につく。向かい合った彼に片眉を上げて当然至極と言わんばかりに言い放ち、簡易的と言えど支度をしてくれた事実に感謝を込めて未だ残る眠気に釣られてか否か、そっと目を閉じ手を合わせ小さく頭を下げて。‘頂きます’と丁寧な挨拶を済ませ半熟にしてもらった目玉焼きをトーストに乗せれば醤油を数滴垂らし、豪快にそのまま折り畳んで仕舞えば ぷちゅ、と破裂する黄身。とろりと溢れ出す見事な半熟加減に感嘆の声を洩らしながら其処へ齧り付き、)
うん、美味い。…やっと片付いたのか、その内覗いてやる。此方も体調は万全、いつもより目覚めも良い――出掛けるとは言っていたが行く当てはあるのか?
(ふと耳に入るテレビの音声、天気予報と共に桜の開花情報を片手間に聞き流しながら彼の方へ視線向け緩り首を傾げて。)


(/構いませんよ、いつもお勤めお疲れ様で御座います。多彩な展開の提案感謝致します、どちらも素敵で大変捨て難いのですが…探索、ドライブがてら車を走らせ、辿り着いた他県の旅館で温泉に癒され、そのまま成り行きで一泊という良いトコ取りは如何でしょうか…?)



57: 煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-30 19:39:55


美味いか?そうか、そうか。
(美味そうに食す姿に満悦となり、綻ばせた表情で喜びを噛み締めるように頷き繰り返し、食卓に着けば同じく目玉焼きに手をつけて。塩を少々、箸で器用に真っ二つにさせれば鮮やかな黄身の断面が露わとなり実に食欲を唆られる。温かい内に頬張り、トーストにも食らい付きながらも不意な問いかけに咀嚼しつつも視線を合わせ。)
_____実は前から行ってみたい場所があって…、まあそこは最後の楽しみにしよう。この近辺に桜が咲き始めたらしい、川沿いを車で走りながら少し探索してみないか?前に見つけた和菓子の老舗やガラス細工の雑貨店なんかも気になっている。
(越してきてから仕事の行き帰りで目に付いた店にいつかは立ち寄ろうと目星を付けていたが、目紛しく過ぎて行く生活の中で足を運ぶには時間が足りず。故にこうして彼と二人で出掛けるのもなんだかんだ初めてというわけで、昨晩のヒ疲労と明日以降の予定が無い限りこの誘いに乗ってくれるだろうと淡い期待を抱いて。)


(/四月に向けてバタバタしております、もう少し纏まった時間が取れれば前みたいなテンポでお返事が出来るのですが…申し訳ないです。まさか全部詰め込んで下さるとは…流石です、勝手に行き先をリストアップしましたが追加で行きたい場所などあればどうぞ!ちなみに温泉地は山形県の銀山温泉にしようかな、と思っております。)

58: 猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-04-01 08:54:20



――ほお?行ってみたい場所、前から?初耳だな。…あぁ、良い提案だ。桜も人で溢れ返っている満開時より、今くらいがゆっくり楽しめる……それと、和菓子にガラス細工か。相変わらず詰め込んだな?
(がぶり、二つ折りのトーストに噛み付けば先程褒めちぎった半熟の黄身がとろりと口端に溢れ出す。食事にあまり重きを置かない己だが同居人の手によって作られる食事は別で、どんな簡易的なものだとしても不思議と食が進む。食べ進め小さくなったトーストの角を口へ放り込み口端の艶やかな橙色を親指の腹で拭い舐め取れば丁寧に咀嚼、嚥下し確と胃に収めれば再び独り言の如く‘美味かった’と呟きを落とし。皿の上のプチトマトに指を伸ばし摘み上げ口元へ運びながら ふと、動きを止め瞬きを数回、彼の太陽の様な瞳を暫し見詰めた後 途端に口角を釣り上げ笑み浮かべて、)
…車で と言ったな。杏寿郎、お前の運転か。ふふ…そうか、それなら早く出発しよう。どうせ明日も休みだ、とことん羽を伸ばそうじゃないか。
(嬉しげに綻んだ口元からは他人より長い犬歯が覗いて無邪気と言うには荒っぽさが残る面持ちで。実は彼の運転する車の助手席に乗るのを好んでいる当の本人は機嫌良く ご馳走様でした と合掌ののち軽く頭を下げて挨拶を済ませれば、空いた皿を持ち早々に立ち上がり‘着替えてくる’とリビング後にして。)


(/早いことに四月に入ってしまいましたね。年度始め、何かとお忙しいかと思いますが、どうぞ謝らないで下さい。猗窩座共々 背後はゆったりとお待ちしております。――いやはや強欲でお恥ずかしい限りです。銀山温泉…!大正浪漫ですね…!その他のチョイスも至極素敵、流石です、脱帽です。何か思い付きなどあればお声掛け致しますね、背後さん杏寿郎さん、どうぞお身体には気を付けて、ご無理なさらず!)




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