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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-08 19:33:55
(/深夜雨の中のお迎えも、青い海も、あまりに素敵過ぎて変な声が出ました。発想がとてもとても素敵で、儚くて尊くて…、蹴ってもらって結構と言い出しっぺながらお返事してしまった事をお許しください。どうぞ気楽に末永くお付き合い頂ければ幸いです。此方こそ、何卒宜しくお願い致します。/蹴り推奨)
此処最近 定時退社とは言え、お前も忙しくしていたからな。最も、時間がないというよりは荷物の多さの方が問題だと思うが、一体何をそんなに持ち込む物がある?
(軽々と箱を持ち上げる様子からは中身どころか重さの検討も付かない。中身の詮索する気はないものの、数日前に開け放たれた扉の隙間からチラリと覗いた彼の自室は確かに引っ越し当初と変わらず段ボールが鎮座しており、一人での作業では暫く時間を要するだろうと淡い懸念を覚えながら、性格を表す様な達筆且つ快活な自体で書かれた“杏”の字をそっと指先でなぞる。同じくその字が刻まれた幾つもの荷物と ふわふわと揺れる明るい橙の髪を交互に眺めつつ、早速作業に入ってしまう彼に‘しまった’と気付いた頃には時既に遅し。束の間の晩酌、然も好物の薩摩芋を摘んでいる最中に声を掛けるべきでは無かった 悪い事をしたと思いつつ、彼の性格上今更制止の意見は受け入れられないだろうなと眉を顰めれば彼の後を追い。黒のスウェットの袖を捲りながら開いた扉にコン、と一つノックをして)――杏寿郎。俺に中身を見られても支障が無いなら一緒にやろう、一人では寝床どころか睡眠時間も食われてしまうぞ。
22:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-09 00:28:31
それは有難い!然し俺よりも起床が早いのだから程々にしてくれ。先程の質問だが殆ど仕事関係_____此れは違うだろうな。うむ、矢張り。弟がいつでも家族を思い出せるように持っていけと入れたものだ。父上が大事に抱えていたらしいが…此れは俺が10にも満たない頃だ。
(矢先の質問は先ず後回しに、片手に荷物を預け開かれた扉の先は積み上げられた段ボールが壁際に幾つか。部屋隅にはノートパソコンが設置されたデスクと整理整頓された真新しい資料、就眠は敷布団派のため今はクローゼットに仕舞われた憩い達、拘りのスタンドライトはベーシックに黒色で落ち着いた白熱灯が静かに室内を照らしていて。今は手入れが行き届いていない煩雑な様子だが荷解きが終了した頃には随分と殺風景、或いはシンプルな室内となる筈で。快い彼の申し出に頷くも視線は掛け時計へと向けられ、精々荷物を運ぶ手伝い程度にと軽い指摘を。勿論毛頭から彼の時間を奪う気は無いため、退屈凌ぎにと漸く先程の回答に移り、運ばれた物とは別の段ボールへ手を掛け小道具を使わずに封されたビニールテープを取り除き、一冊のアルバムを取り出して。かつて他県へ上京する事を良くは思わなかった父が己が幼少期から集めていた写真の数々、その懐かしさと嬉しさに自然と柔らかい笑みが溢れ、表紙を捲り、まだ幼い頃の自身と家族の写真を眺め。彼に手招きをし共に見ようと誘い掛けながらこの誘いが荷解きからまた足を踏み出す選択になるとも思わずに。)
23:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-09 12:46:23
…相変わらず優しい奴だ、俺への気遣いなど無用だというのに――何だ 写真か。そんな物を持ち込むから荷物が増える…まぁ、千寿郎が入れたのでは仕方ないな。お前の父は子煩悩で有名だぞ、其れを手放した今寂しさで荒んでいるんじゃないか?(段ボールの山さえ片付いてしまえば大分殺風景になりそうな彼の部屋、その中で目を引いたシックな雰囲気を纏う趣味の良いスタンドライトから緩りと部屋の中見渡しながら誘われるまま彼の側へ。己の部屋といえば、彼に反してそもそも必要最低限の荷物しか持ち込まず雑貨類に関しては箱に入れたままクローゼットに押し込んでしまったし、仕事関連の物も殆どデータとして持ち歩く事が多い所為か特に追加で物が増える事もなく、早々に片付いていて。物珍しそうに真新しい資料や書類に視線を投げつつ、彼が手を付けたのが先程運んだ荷物でないのが多少気になるも、ふわりと溢れる柔らかい笑みと穏やかな声音に釣られて淡く微笑を湛えては揶揄混じりの冗談を交えながら彼の真横へ寄って。どれ、と身を乗り出し覗き込んだ先に彼の面影を濃く残した炎色の髪の幼子が、大きな瞳を緩ませてあどけなく笑う姿に眦を緩めては くく、と小さく喉を鳴らして笑い)随分と可愛らしいじゃないか。今と大差ない様に見えるな?
24:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-09 23:54:51
心配は無い、来年受験生となる千寿郎に厳しく教導して下さっているだろう。_____有難う!だが然しそれは褒め言葉なのか?そうだ、猗窩座、今度お前の幼少期の写真も見せてくれて。学生時代のわんぱく小僧は知っているがそれ以降は知らないからな!
(実家を出ると知ったその日から口を聞いてくれなかった肉親だが手厳しくも優しい父が一人ではないという事、歳の割に大人びた弟と楽しくやっている事だろうと故郷に思い耽る。親しき人達を置いて、こうして見知らぬ土地に足を踏み入れた事に寂しくないと言えば嘘になるだろうが、少なくとも、いや大いに心の拠り所又は励ましになる存在が隣にいる事に心の内で改めて感謝をして。夏の夕暮れ時、畝る海に反射して照り輝く黄金色様なの瞳が微笑を讃えるのを見逃しはせず、つうかあの仲に満足しては新たな閃きが脳内へと浮かび上がり。そのアルバムには高校時代や大学時代に彼と写る写真が何枚か存在するものの、記憶にあるのはそこまでの姿のみ。きっと端麗なこの男の幼少期は嘸かし愛くるしい容姿だったに違い無いと期待を孕ませた輝く眼光を相手へと向けて)
25:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-10 12:31:53
そうか、もう来年には千寿郎も受験生か。――ふふ、安心しろ心からの褒め言葉だ。今でこそ洗練されて凛とした顔立ちも…見てみろ、この桃色に熟れた頬、美味そうじゃないか。
(上京間際、件の弟から‘兄が心配で’と眉と一緒に頭を下げられたものだから連絡先を交換して以降 偶にやり取りを交わす仲だが、幼い頃から顔を見ていた彼ももうそんな歳かと時の流れに柔く相貌を細め。彼の言葉に耳を傾けつつ、一つ一つの写真に目を落とし 己の知る幼く懐かしい顔やその場面に眉を下げ、兄弟や家族で映る素朴な仲睦まじい其れから此方にも齎される温かさに「良い写真だ」と呟きを落としページを捲って。ふと、横から注がれる熱気さえ感じるような視線に顔を上げ期待漲る焔色の瞳と視線が合えば眩しそうに顔顰め)…そんなに期待をしてくれるな杏寿郎。そもそも写真なんぞ持って来ているかも怪しいところだ、…暇を見て探しておこう。(クローゼットにそのまま押し込んだ箱の中身を思い浮かべながら、半ば押し切られる様な形で告げれば子を宥める様にぽんぽん と背中を叩いて)
26:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-11 00:30:24
うむ、褒め言葉となら有難く貰っておこう!写真は良いものだ、懐かしい人も風景もそのまま残してくれる。記憶を彩る。猗窩座との思い出もまた、ここに残さなくてはな。_____そうか、では楽しみにしていようじゃないか。
(丹念に写真を眺める様子に此方とも嬉しく、常に上機嫌に口角はにっこりと釣り上がったままで。捲られたページの端に貼付された一枚の写真には赤子を抱く黒艶の髪束を片胸に垂らす女性が写っており、その微睡の中にひっそりと佇む様な面持ちは紛れも無い母の姿で。胸の内が疼くような、そんな感情を抱くも、背を叩く形ある人の温もりに気が付き顔を上げて視線を絡め、僅かながら眉を下げて。秒針のカチッという音が鼓膜に届いたのは偶然で、直ぐに時刻を確認すれば今から十分に睡眠を取るにはとても足りぬ程に時間は過ぎており。アルバムを彼の腕から抜くと近くの戸棚に立て掛け、改めて向き直れば彼の睡眠と本日の出勤を案じて切り上げる提案を。)
そろそろ寝なければ仕事に影響が出てしまいかねん、後は適当に整理をしてまた後日やるとしよう。それと明日の朝寒くなるようだから温かくして寝るのだぞ!
27:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-11 01:25:18
…そうだな。次の休みにはカメラでも買いに行こうか。思い出を残すのもそうだが、先ずはお前の元気そうな顔一枚でも家族の元に送ってやるといい。俺が撮ってやろう。
(立派に逞しく育った息子、頼り甲斐のある男前な兄が欠けた今、煉獄家は少なからず浮き足立って居るだろうと提案した言葉が思うより優しげな音で紡がれたのは、目の前の芯の強過ぎる男の僅かに下がった眉の所為だろうか。手元のアルバムの一角に佇む黒髪の佳人も常世で心穏やかに見守って居られる様、二人で刻む時の安寧と幸せを守って行かねばと密かに己の心に刻んで。不意に鼓膜を揺らす時計の秒針と彼の声に本来の目的をやっと思い出して、すっかり彼のペースに乗せられてしまった事を悔やむよりも先に、テキパキと就寝に向けての道筋を立てた上 明日の心配まで添えてくれる真っ直ぐ過ぎる優しさに く、と小さく緩い笑みを零し。触れた彼の背中を柔く撫で下ろし立ち上がればその場でそっと伸びを一つ、)
よく分かった、成る程…お前の部屋がいつまでもこの様子なのはこういう事だな?必要なのは手伝いではなく監視役の様だ。……兎も角、良い写真だった、ありがとう 杏寿郎。お前も腹を出して寝ないように。…そうだ、明日は早く帰れそうだ。晩飯の係は買って出る、薩摩芋の味噌汁を献立に加えるが 焦らず気を付けて帰って来い。ではお休み、杏寿郎。
(眉を上げて薄く笑えば彼も早く身体を休めるよう促しつつ、ひらり掌を振って見せ就寝の挨拶を残し、自室へ――。)
28:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-11 20:42:47
ぐ、………むう…。…(昨晩の予告通り本日は仕事にもキリがつき、人の流れに乗りすんなりと帰宅。薩摩芋の味噌汁を鍋一杯に拵え、鮭の塩焼きは二切れ。加えて春菊の胡麻和えと薩摩芋の煮付け、炊き上がった白米は炊飯器に、夕飯の支度を済ませリビングのソファにてノートパソコン片手に小仕事中。じんわりと感じる眼精疲労に ぐったりと身体を背凭れに沈め、開いたパソコンは膝に乗せたまま目を閉じて仕舞えばうつらうつら 船を漕ぎ始め)
29:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-11 22:03:36
(昨夜はほんの一瞬の間ではあったが潮風に押し寄せる波の様に胸に沁みる想いと、そして照りつく砂浜の様な温かい抱擁感を得て、非常に満たされた思いとなった。それもこれも全ては同居人の存在が大きく影響し、家族を杞憂する事も程々に勇気付けられる結果ともなっていて。夕食の献立に期待を孕ませ、朝から晩まで仕事をこなすも、どうも時間は早く過ぎろと願えば願う程ゆっくりと経過するようで、それも物事に熱中した途端駆け足となるのだからどうも付き合い難い。気が付けば時刻は20時過ぎ、定時退社を絶対としていたのにこれは如何なものかと既に消灯し始める部署を後にそそくさと退社して。車を走らせれば然程帰路に時間を食われる事は無く、途中でコンビニへ立ち寄り本日の楽しみを数本購入し自宅へと到着し。それでも時刻は既に21時近く、随分待たせてしまったとたスーツも脱がずに鞄を片手にリビングの扉を開いて)
申し訳ない!早く帰ってやるつもりがこんな時間に_____、
(玄関扉を開いた時から既に漂っていた夕食の匂いだが、リビングに入ればより一層濃くなり、腹の虫が音を上げて空腹を主張する。部屋を見渡すまでも無くソファーに休む彼の姿を発見すると、上着を脱ぎ始めながら数歩近付き、漸く彼が夢の世界へ落ちている事に気が付くと話し掛けるのを辞めて側へと歩み寄り。ベビーフェイス、童顔、幼顔…どれを言っても彼は喜ぶようには思えないが、まだ若く張りのある肌艶に愛嬌のある顔立ちを表すには上記が実にしっくりときて。開いたままのパソコンを閉じて隣へと置き、上着を掛けてやり)
ただいま、猗窩座。実に美味そうな夕食を有難う、ぺろりと平らげてしまうかもしれないがお前の分も残しておこう。
(/此方の返信が遅いが故に気を遣って二度も送って頂いたのなら申し訳ないです…!仕事の関係で返信が遅くなってしまうだけであのままの文章でも色々想像しやすく発展もしやすいので、お気になさらないで下さいね。また追加で送って頂き有難う御座います、うとうと猗窩座さん可愛いです。)
30:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-12 06:59:15
(とろとろと薄れ行く意識、思考が滞留してゆく特有の心地良さに身を任せて仕舞いそうになりながら、それでも同居人の帰りを待ちたくて。拵えた晩飯の感想も聞きたいし、きっと帰りの遅いこんな日だからこそ彼は眠る前の‘楽しみ’をコンビニか何処かで見繕って来る筈で。其れに合わせて己も買い込んだ楽しみを冷蔵庫に寝かせているから、ここは眠るまい、と、意気込むものの ヒトの三大欲求と言うのが此れが中々強敵。静かに睡魔との攻防を繰り広げる最中、ふと空気の揺れる感覚、人の気配にハッと目を開けて)
――…ッ…、帰ったか杏寿郎、おかえり。すまん、ついうとうとと、…飯は食ったか?俺は大分眠って居たか…?
(ぼんやりとした視界に彼の姿を認めれば言葉を紡ぎながら ふにゃり柔こい笑みを零して、シパシパと人より長い睫毛を瞬かせながら身に纏う黒のスウェットの裾でそっと目元を擦りつつそのままだった筈のパソコンが横に閉じられ置いてあること、己に掛けられた温い上着からからの優しさを拾い口角を緩めたまま)
杏寿郎、今日もよく頑張った。素晴らしい働きぶりだ、今夜は格別に酒が美味いな?
(/とんでもございません!昨晩良い具合に締まった気がしたので、何か進展があった方が良いかと思ったのと、お仕事も忙しい中お付き合い頂いてるにも関わらず、つい私も楽しくなってしまいロルも中々のボリュームになってしまっていた事を考慮して、短めなものを投げて置けばベースとして下さるだろうか…と考えあぐねた結果のものでした!急かした様に映っていたら申し訳ないのですが…、そう言って頂けて光栄です…お声掛けありがとうございます(嬉泣)うとうと猗窩座に釣られてお眠り?しておりました…お早う御座います。いつも本当に秀美なロルと杏寿郎さんの優しさに癒されております。お互い本日も無理せず頑張りましょう!)
31:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-12 23:31:19
む、起こしてしまったか?疲れているのだから仕方あるまい、昨日も随分と付き合わせてしまったからな。よもや俺の帰りを待ち続けているとは!さぞかし腹も減った事だろう。
(微睡からの帰還の印に氷麗の如く長く細い睫毛が光を乗せて、薄瞼と共に開かれるのに気が付き、その先の妙に艶っぽい瞳と視線が合わされば申し訳なさそうに肩を竦め。労りの言葉は一日溜まった疲労を癒すには申し分無く、釣り上げられた口角を更に引き締めて。早く帰宅したからと言ってそちらとて決して楽な仕事量では無かっただろうと未だ夢と現実の境を行き来しているようなふわふわとした様子の彼の頭部に片手を乗せ。大きくそして皮膚の厚い掌は烈士のよう、熱く温もりを宿した掌で犬を撫でるようにわしゃわしゃとその柔らかな髪質を押し潰しながら撫で付け。)
我が自慢の友人は料理の腕前も別格だ、酒が美味くなるのもして当たり前のこと!目が覚めたのなら早速共に頂こう!俺が温め直してやるからお前はそこで待っているんだ。
(屈託の無い晴れた笑みを浮かべ頭部より掌を離せば屈めていた腰を持ち上げて、ネクタイを緩めワイシャツの襟元のボタンを二つほど外しながらキッチンへと向かい。好物がじっくりと煮込まれた味噌汁に火を付け、既に用意された夕食をテーブルクロスと共に持ち運びながら、片手にはガラスを二つ用意し。少し赤みがかったグラスは彼の物、黄色味のあるのは自身の物、そこに注がれる酒の色は透明で小さな泡が弾けては消えていく。味噌汁が温まる間、乾杯でもしようとグラスを片手に取り)
明日は休みか?休みなら今日は好きなだけ飲むとしよう!
32:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-13 10:58:37
待つさ、食事は共にした方が良いだろう。お前の食べる姿が俺は好きだ、見ていて飽きん。然程腹が減っていなくても食欲が湧く。――う、おぁ、あ、……自慢の友人か、そうか。…
(豪快な様子で以て申し訳なさそうに肩を竦める彼が何とも可愛らしく、くふり小さな笑みを零し片手で掛けられた上着を抱き留めもう片方の手を彼の頬へゆったりと伸ばせば案ずるなと視線で訴えつつ、緩り中指の甲で温い頬をなぞり。不意にぐしゃぐしゃと前後左右に撫で付けられる髪に頭ごと持って行かれてしまいながら気の抜けた声を零すも、未だ微睡の残る頭で快活に紡がれる彼の声から己を称する言葉を拾えば洩らす返事は満足げに弛んで。此方が礼をする間も無く準備に移ってしまう彼の仕草を横目にソファから立ち上がり上着をポールハンガーへ掛けながら、何時でも真っ直ぐな眼差しに凛とした目尻、シャツから覗く美しく筋の入った太い腕がネクタイやボタンを緩めて行く何処を取っても男前な其れに、成る程男女問わずモテる訳だ と妙に納得しつつ、それでも己の前で時折垣間見せる抜けたところや気の緩んだ瞬間にそこはかとない優越感を覚えていて)
――全て任せてしまったな、有難う。うん、明日は休みだ。深酒にも付き合ってやれる………乾杯、杏寿郎。
(彼を追って小鉢や箸までも運び終え、用意された揃いのグラスを持ち甘く柔らかな微笑を湛えてはコツンと優しくグラス同士を合わせて)
33:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-14 15:18:25
そうか!でも無理はし過ぎるなよ、乾杯だ猗窩座!
(彼も休暇と知れば和やかに力強く頷き、合わさったグラスに揺れる半透明な酒をぐっと喉の奥へと流し込んで。冷えた酒は実に美味い、アルコールの独特な香りと炭酸の刺激的な味わいは疲労をも吹っ飛ばしてしまう。喉元を流れる冷たいような熱いような感覚はまるでキラキラとした宝石を流し込んでいるかの様で。それはきっと眼前に用意された手料理に助長され旨味も増しているのだろう。ガラスから半分程酒が無くなるほど飲み干して、テーブルへ。温まった味噌汁も用意して己の好物ばかりが揃った品々に早速手を合わせ頂戴しますと大きく挨拶をし早速薩摩芋入りの味噌汁を駆け込んで。程良い塩辛さと、薩摩芋の甘味がぎゅっと濃縮された味わいに飲み込んでから直ぐ満足した息を吐き、それから白米を摘み、鮭の塩焼きを頬張る。)
美味い!これは実に美味い!どれもこれも美味いぞ猗窩座!美味いだけではない、栄養価も高く実に健康的だ!
(力強い声量と共に眼光も煌めきを増し、次々と平らげていく。鮭の骨一本足りとも残さず、米粒一つ残さずに、率直で素直な感想は止まる事を知らず、あっという間に皿の中は空となり。出されれば幾らでも食べてしまえる程の食いっぷりで、残されたガラスの中身も流し込み、新しく注いでいく。彼のグラスが無くなればついでとばかりに注ぎ入れて)
34:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-14 16:12:07
ッく………美味い、沁みるなぁ…!(グラスのぶつかる軽やかな音と彼の明朗な掛け声に合わせてシュワシュワと爽やかな音を立てる酒を口へ。アルコール度数の高い其れも心地良い酩酊感が直ぐに疲れを薄めてくれるが、炭酸の泡が弾ける清涼感のある此れも引けを取らず癒しをくれる。喉を甘やかに刺激する冷えた酒を彼に負けじと喉を鳴らして煽れば、浸る至福の瞬間に眉を寄せ吐息と共に低く唸りを零して。彼の丁重で豪快な挨拶の陰でそっと手を合わせ 戴きます、と声にしては箸を取り味噌汁の椀を掌で包む様に持ち上げたものの視線はじっと料理を挟んだ向かいの男の様子を伺ったまま。己が作った料理が口に運ばれていく様、そして、その料理を口にした当人の表情が明るく綻ぶのを琥珀の瞳に映せば思わずしたり顔。きゅう、と引き上がる口角に緩り細められる双眸、至極満足げに悠然と微笑んで)
ふふ、そうだろう?美味いだろう、当たり前だ、お前のそれが聞きたくて腕を振るった。美味くない筈がない。……ただ杏寿郎、もう少し声を落とせ。苦情が来てしまう。
(味噌汁を一口啜って、味噌と出汁の旨味をたっぷりその身に吸い込んだ薩摩芋を口にすれば、ほろほろと舌の上で解け行く。うん、美味い。料理の出来に自身も満足げに頷いて、再び味噌汁を静かに啜るも、軈てくすくすと肩を揺らせば思わず彼を嗜めるものの満更でもなく声音は穏やか。どの料理よりも、彼の素直な反応を一番の御菜に皿が空になる頃には胸も腹も満たされていて、箸置きに箸を落ち着けて気の利いた彼の酌に合わせグラスに手を添え傾けて)
すまん、有難う。…なんだ、もう空けたか?もう一本持って来ようか。まだ飲むだろう?
35:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-14 17:19:02
む、これは失礼!あまりの美味さについ止まらなくなってしまったが、此れは店で並べられたどの料理とも比較出来ぬ程実に美味い。有難う、猗窩座!
(贅沢な時を過ごし、腹の中に収められた品々に満足感と幸福感を抱いて少し膨れた腹部を撫で付けながら先程よりも多少ボリュームが控えられた声量で改めて感謝を告げて。直ぐ空となった空き缶を横に、良い酒は最後に取っておいた為相手の言葉に頷き返し。甘さが控えめの日本酒や熱燗なども大変好物であり、然しなかなか仕事の前夜に嗜むにはリスクが大き過ぎると溜に溜まった楽しみが冷蔵庫の奥深くで自分の番を待っているはずで。今飲んだ酒の度数が割と高くもそれしきで潰れる様な肝の持ち主では無く、顔の赤みさえまだ表れず、若干内に熱を宿しつつも話題は仕事へと移り。)
_____そうそう、最近仕事の方は慣れてきたか?以前当たりの強い上司がいると聞いたが、それはからどうしている?
(飲み干したグラスを片手に持ったまま、一口も無い酒がガラスの底で揺れ動くのを気にも留めず、長い睫毛を持つ彼はと視線を向けて。完全に話を聞く姿勢となっているので、背筋は変わらず真っ直ぐと伸びたまま、視線には彼の内情を気掛かりとした色が混ざり。)
36:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-14 18:08:11
如何致しまして、お粗末様だな。美味いことは美味いだろうが、凝ってもいない ただの晩飯でその様子ではこの先身が持たないぞ杏寿郎。(昔から変わらぬ愚直な程に真っ直ぐな彼の言動は己が持ち合わせていないもので、その差異がまた心地良く、椅子を引いて立ち上がりながら空いた皿や空き缶をシンクへ運びつつ、絶え間無く丁寧に紡がれる礼に 流石に照れ臭さの様な呆れを含ませた様な声音で窘めるが如く返事をして。そうは言っても此れ程喜んでくれるのなら、次はもう少し凝った料理にも挑戦してみようかと思考を巡らせる己の単純さにも淡く笑みを零して。役目を終えた食器類を軽く水で濯いでから冷蔵庫を覗けば、各々が買い込んだ缶ビールや酎ハイが並んだ其の奥、横たわり良く冷えた日本酒の一升瓶を見付けたもののまだ軽い酒を挟むだろうか、と迷いつつ不意に投げ掛けられた話題に反応を返して)
――ん。もう既に新顔も増えて慌ただしいが、まぁ上手くやれている。…上司については相変わらずだが、そうだな…指揮をする者、其れを受ける者の立場上、仕方がない事だ。直向きに仕事の質を上げる事に注力していれば然程気にならん。……杏寿郎、此れで良かったか?
(乳白色に群青でシンプルな紋様の入った猪口を二つと日本酒を持って彼の元へ、此方を気に掛ける其れに反して諦めにも似た調子でけろりと言ってのければ酒のラベルを彼の方へくるりと向け、差し出す猪口と共に意向を尋ねながら先程と代わって酌を買って出る姿勢を見せて。)
37:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-14 23:16:54
ならば美味い料理で俺を感服させてくれ。_____それは良い心掛けだ、立場を重んじて自分の役割をよく理解している。お前は出来る男だ!あんなにもやんちゃな少年が、今やこんなに立派になったとは、お前の両親も鼻高々だろう!
(どんなに相手が理不尽であろうと、社会に出ればそれを耐え忍ばねばならぬ時もある。奥歯を噛み締め、酷い重圧に耐えて、それでも責任を持って仕事を挑む姿は誰がなんと言おうと立派だ。例えそれが諦めの境地まで追い込まれていたとしても、反抗的にならず誠心誠意取り組んでいる姿を見れば、長年付き合ってきた身としてはとても誇らしく、幾度と肯定するように頷いて。目の前の食卓から皿や不要となった空き缶が片付けられていくのを無意識に眺めながら、次いで日本酒を手に戻ってくる相手に気が付き、その銘柄へと視線を落として。それは己が取引先より頂いた例の物、大事に取っておいたがついに嗜む時が来たかと嬉しそうに幾度目かの大きな頷きを見せて。すっかりと彼との時間に慣れてしまったが、これでも己よりも二つも年下でありまだ社会に出たばかり。上にも下にも挟まれ窮屈な思いをしているであろう相手が、こんなにも立派になった事を直ぐに彼の両親に伝えられぬ事を悔んで。実家が貧しいからと、そこらの同年代の男よりもずっと真面目に働いてきた彼も近々写真に収め、実家にその姿を送ってやろうと目論見ながら、猪口を受け取り。)
これは長野産で特別純米を特に厳選して作られたものらしい。コクがあり辛口だというがきっと美味いだろうな!
38:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-15 00:33:14
……ふ、お前は良く褒めてくれる。昔からそうだな、温かく心地良い筈なんだが、未だに慣れん。ザワザワとする。…鼻高々、そうなる様に日々精進して行こう。お前のお陰でまた上を目指せそうだ。――ほう、長野。長野は空気と水が美味いと聞くな、成る程辛口か。辛口は好きだ。
(彼の言葉は炎の如く、鼓膜を揺らし脳へと届いた頃には燃え広がる様に胸に沁みて、離れていようと身体の内側からジワジワと熱を灯す様に満たしてくれる。‘言霊’なんて言葉があるが、この男の言葉には昔から其れを裏付ける様な力強さがあって、其れを 匙を投げずに今この場まで血の繋がりもない己に親身に向けてくれる事で、捻くれた魂が何時も救われていて。際限無い優しさを一から百まで素直に飲み込み切れず、小さく見開いた双眸を細め 眉を柔く八の字にして見せれば身を包む黒のスウェットの上から心臓部分をくしゃり、握って見せて。艶が差して微かに潤む琥珀色の瞳を日本酒へ落とし、薄紅色の睫毛を伏せてはこうした些細なやり取りが上司からの重圧何ぞも物ともせず仕事に打ち込める活力になっているのだと暗に告げ。ゆったりと数回瞬きを繰り返せば気を取り直し栓を抜き、紡がれた説明に酒を嗜む者として擽られる好奇心は隠さず丁重に瓶を持ち上げてそっと彼の猪口へ注いで。己の其れへも注げば乾杯もせぬ内から持ち上げた猪口へ鼻先寄せて芳醇な香りに「おお、」と小さく感嘆の音を零し)
……此れは良い酒だぞ、杏寿郎。寝かせておいた甲斐があったな、存分に味わうと良い。
(再び乾杯を促す様に猪口を差し出して、酒の持ち主である彼が口にするのを待ちながらゆったりとテーブルの下で脚を組み、気の緩みを許した空気感に浸り)
39:
煉獄杏寿郎 [×]
2021-03-15 04:47:39
それは良かった、人間は死ぬまで学習し成長出来る生き物だ、日々鍛錬を積み重ねればそれだけ自分を豊かにしてくれるぞ。_____うむ!この豊かな米の香り間違い無く本物だ。乾杯!
(胸元を掴む仕草に眉を下げ柔く静かに微笑み、手にしていたグラスを離しテーブルへ。己の言葉に嘘偽りは無いと証明するように篤実な話をする前は両腕は膝の上に置く。普段ならば真っ直ぐと相手へ視線を向けるが、これ以上は”ザワザワ”とやらが彼の胸の内を支配しかねないとゆっくりと瞬きをする事で彼の逃げ道を作りながら静かなる助言を。素直で無い父はあまり褒めてはくれなかったが、だからこそ人から肯定される事が何より励みになるという事も知っていて、彼の生い立ちを知っている己が出来る事といえばこうして言葉を投げかけてやる事しか無く。同志のような兄のような、その様な感覚で共に酒を嗜むまで成長した彼の姿をもう一度瞳を開く事で再確認し。猪口に注がれ行く無色透明の液体、ほんの数滴からでも純米の香りは鼻腔を擽る。舌鼓を打ち、猪口を揺らして円形に外側へと波打つ美しい液体を目でも楽しみながら、コツンと陶器のぶつかり合う音を立てて乾杯をし、くっと喉奥へと滑らせていく。一口で喉から胃へと流れていくと鼻から純米の香りが抜けていき、嫌な後味を残さずさっぱりとした味わい。キリュールやカクテルなどとはまた違った満足感に自然と吐息が溢れる。腹部の方からぽかぽかとした心地良い熱が生まれ、一口、二口と進めていく内に更に血流が良くなり薄らと頬を染め。時間は有限ではないがこの時ばかりは至福のひと時が永遠になる事を期待してしまう。)
_______…もうこんな時間か。起きているか?
(気が付けば時刻は深夜を廻っており、酒に強い己は好きなだけ楽しんでいた様だが彼はどうだろうか。眼前に座る彼の頭を小突き、意識を確認して)
40:
猗窩座 [×]
ID:35ffca745 2021-03-15 12:53:39
(彼が教えを説く時、何かを確と伝えようとする時の姿勢は目で見ずとも微かな声色の違い空気の揺らぎで何となく分かる。長年連れ添ったからこそ分かる気配に、ぴくり睫毛を揺らして反応すれば自ずと己の手も軽く握られ拳となった其れを膝の上へ、自然と伸びた背筋で彼に向き直り。荒んだ家庭環境の中両親とこそ、この様な場面になる事も皆無だったが きっとこの男はいつかの未来、自分に子に対してもこうして真正面から向き合った態度で導くのだろう。其れも誇らしい様な、少し寂しい様な。気恥ずかしさを訴えた所為か、強い眼差しは柔らかな瞬きで中和されておりその些細な気遣いの仕方も彼らしさを感じ、贈られる助言に応えるのと合わせて柔く微笑を湛えて見せ。)
――何の濁りもない、透明だ。見た目からでは水と何ら変わりはない、区別が付かない。それなのにこの香りに味、アルコール……質の違い、不思議なものだな。
(暫く、酒を酌み交わし程良く酔いも回ってくれば片手で頬杖を付いて猪口の中ほんの少し注がれた酒に対し、脈絡も無くそんな事を口走る程に思考は朧げ。火照る熱は感じるも顔色への変化はない性質のようで、意識もはっきりとしており彼の呼び掛けに視線を上げれば小突かれた頭を撫で付けながら多少普段よりも気怠げな口調ではあるものの薄く笑みを浮かべて、宣言通り彼の晩酌にとことん付き合う姿勢を見せて)
――起きている、…何だ 大分良い色に出来上がったじゃないか。まだ飲み足りないか?何か摘みを用意しようか。
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