夕凪町「妖庵」夜話【妖怪/異能/初心者歓迎】/3

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自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
■：夕凪町元締め　[×]
2021-02-02 16:04:01　

「……ああ、いらっしゃい。」
気だるげな声と共に僅かに開いた戸の隙間から
ずるりと、白い骸骨の右腕が伸びる。
扉の前の客人が腰を抜かして尻餅をつくと戸が開き、笑い声と共に驚くほどの美貌が姿を見せる。
「…んふふ、驚かせてしもてすんませんなぁ。
ほら、入って入って。」
戸の中には奥の座敷と駄菓子が並ぶ棚、箱。
座敷に座り、算盤を弾きながら帳簿を付けている大量の包帯を巻き付けた青年が顔だけを上げ、
「……またですか？胡蝶の旦那。気安くヒトを入れるなとあれほど……」憎たらしい口調で苦言を漏らすが美貌の男はそれを気にする様子もなく笑う。
「…さ、龍は放っといて…いらっしゃい。」

ー貴方も彼等の住む不思議な世界へー

>1 夕凪町について
>2 彼等について
>3 最近起きている事件について

1：夕凪町元締め　[×]
2021-02-02 16:09:53

ここは夕凪町。ヒトならざる者…アヤカシ達が住まう町。

～用語～

【夕凪町】…アヤカシ達が住む町であり、空はいつも夕暮れ時の美しい朱色に染まっている。

【表通り】…八百屋、駄菓子屋、玩具屋、定食屋…などたくさんの店が立ち並ぶ賑やかな通り。空き地には決まった時間に紙芝居屋の少年がやってくる。

【裏通り】…怪しい店が立ち並ぶ、アヤカシ達も滅多に近づきたがらない危険な通り。