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去りし日の箱庭/153


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自分のトピックを作る
101: イドラ [×]
2022-11-13 19:02:28

>レヴィ

(待っ──叫ぶより先に振り下ろされた斧と避けることなく受け入れた柔らかい人間の身体。己と違って直ぐに治ることの無い傷は致命傷で、また守れなかった事実が目の前を真っ暗に…無表情しか見たことの無いキョウダイが笑うのをそんな視界の中で捉えた。ふらつく足で人間だったもののそばへ。両手も服も白い肌も脚も全部を赤く染めながら倒れたままの人間の手を握り、もう握り返すことはなく冷たくなるだけの指を絡める。強く噛み締めた唇に牙が刺さって人間の血に半端な己の血が混ざる。言いたいことは山積みだ、出来ることならこの場で銀の鎖に磔にして身体ごと引き裂いて二度と斧が握れないようにしてやりたい。血の匂いは好きにはなれないが──認めたくなくても、散らばった赤から立つ鉄の匂いに嫌に喉が渇いていくのも腹が立つ。屍に守る価値はないと知っていて、その亡骸を背中に隠すようにキョウダイの血のような目を見上げて捲し立てるように、)
キミの脚をその斧で切ってしまえば大人しくなるかな、あるいはその喉を切り裂けばいい?牙を折ってしまおうか、人間みたいにパンを食べて生きればいいさ。可愛いレヴィ、素敵な趣味は他のキョウダイとオソロイらしいね…羨ましい限りだよ。


102: ソフィア [×]
2022-11-13 19:13:30

>>イドラ

「わーフワフワ!んふふありがとう
分かった、お姫様が帰ってくるまでいい子に待ってる!お姫様も気をつけてね…?」
(上からマントのように、ブランケットを掛けられると嬉しそうに笑いながら頬ずりして。近くにあったベッドに座ってブランケットにくるまりながら相手の話を聞く、ここに住んでるなら大丈夫そうだが優しくしてくれた相手には危険な目にあってほしくない、気を付けてと言って一人ぼっちになると言われた通りドアと鍵をきっちり閉め。手を組み相手が早く帰ってきますようにとお祈りする。)

>>レヴィ

(夜、眠れなくて廊下を歩いてるとどこかから誰かの悲鳴が聞こえたような気がして。それに血の匂いもし、誰か怪我したのかもと思えば匂いのする方へ歩き。静かに顔を出すとそこには前にお喋りしてくれた人が知らない男の人(レヴィ)に暴行されており。相手はもうボロボロなのに聞く耳を持たない男の人に恐怖より心が痛くなり、でも子供の自分では助けらず逆に殺されるかもしれない。助けてくれる誰かを呼んでこようと足音を立てず、その場から出て行こうとして。)

(/初めまして、よろしければ絡ませて頂きますね!)

103: ミルフィーユ [×]
2022-11-13 19:21:29


名前/パピー
性別/女
年齢/実年齢:15歳、見た目年齢:20歳
容姿/背は低いが非常に大人っぽく凛々しい顔立ちと雰囲気をしている為、初対面には成人済みと間違えられることがある。薄紫の髪を高い位置でポニーテールにしていて、M字バングの前髪。青い瞳の真っすぐな目。黒いセーラー服とローファーを着用。竹刀を所持している。
性格/警戒心と正義感が強く、曲がった事が嫌い。普段は荒々しく口が悪いが、怖がった時などは素の口調が出やすい。見た目と口調から多くの人に頼られ、大人扱いされること多いが、それとは裏腹にメンタルは普通の15歳以上に脆い。精神的にも物理的にも苦痛には弱いし怖い。あと竹刀は強そうだから持っているだけで剣道などは習っていない。雑なやり方で攻撃する。ちなみに度胸はあるので人の顔面などは普通に殴れる。カウンターに弱いタイプ。妹が居たので年下にはお姉さんぶる。
屋敷からは逃げたいし吸血鬼のことは死ぬほど嫌いで怖い。「自分がまた囚われている」という状況に激しい苛立ちを覚えている。よく脱走しようとする。
備考/家出してきた身。実は結構良いとこのお嬢様だが、しがらみだらけで少し失敗しただけで激しく怒鳴られるという環境が嫌になり、竹刀一つで家から飛び出し森に入った。怖いと周りの大人の怒鳴り声を思い出してしまう。一晩夜を明かして森から出ようとしたが、迷い込んでしまった。
初回ロル/…ちくしょう。なんなんだよ一体…。
(暗い森に竹刀をもって立っている少女が一人。迂闊に知識も無く森に入ったのは間違いだった。今朝起きてから寝るまで此処を歩きまわっているが、出口が見つからない。どうやら迷ってしまったようだ。眉間に皺をよせて人相を悪くしているが、怖くて全身が震えているのに本人は気づいているだろうか。)
はやく此処を出て…電車に乗って街から離れねえと…あー、クソ。また何もなしに野宿は流石にな...


(/こんにちは!素敵なトピックを建てて下さり有難うございます。宜しければ人間側で参加希望です。好みに従った結果とても長くなってしまいました...。なにか不備があれば修正致しますのでいつでもお申し付けください。すごい噛ませ犬的ですぐ死にそうな感じの子ですがなにとぞよろしくお願いします...!)


104: レヴィ [×]
2022-11-13 20:12:24

>イドラ

(噛み締められた真っ赤な唇だけで、彼女が腹を立てている事は手にとる様に分かった。もう動く事のない人間に駆け寄り手を取ったのも、それを庇う様にするのも、自身の食欲を満たす為では無いのだろう。しかしその様はハーフとは言え、吸血鬼には程遠い人間じみた滑稽な様で、冷徹な笑みを浮かべる。
再び斧を振り下ろし片腕を雑破に?げば拾い上げて血が滴り落ちるのを暫く見つめてから、しなやかな動作で、慣れた手つきでその腕に口付けし血を啜る。別に腹が減っていたわけでは無かったし、想像通り血の味も不味い。けれどそんな行為をするのは守るだけ無駄という現実を相手に突きつける為。捲し立てるように言う牧羊犬を宥める様に)
___君にそんな事が出来るかな?出来たとしてもきっと兄様達は黙っていないさ。半端者の君と違って僕らはすぐに元通り。
君に崇高な僕らの趣味は理解出来ないししなくていい。
さて、可愛いわんちゃん、ちゃんと待てが出来たね。
よし、残りは全部お食べ。

>ソフィア

(自分の足元で動かなくなった人間を見下ろしていれば不意に聞こえた足音。見れば扉の隙間からクリーム色の髪がふわりと揺れた。大方ここを見て逃げ出したか、誰かを呼びに行ったのか。
どちらにせよ、余韻を汚された事には不服で。先ほどまで拷問に使っていて血に濡れたアイスピックを投げれば少女が向かおうとした数歩先に刺さり。感情の読めない無機質な顔でゆっくりと部屋を出れば、幼い子供に対しても平等に、冷徹に、あくまで自分はただの餌なのだと自覚させる声で)
___もう少しだったのに、残念だなぁ。
で、人間がこんな所に何の用?

(絡みありがとうございます、こちらも絡ませて頂きます。
よろしくお願いします)


105: イドラ [×]
2022-11-13 20:40:38

>ソフィア
(/本体様、お世話になっております!この度、人間の参加者様に有難いことにお越しいただいたのですが、ソフィア様の絡み文をご紹介させていただく際に“屋敷外”スタートの絡み文となってしまい、御二方とも、お互いのお迎えが難しくなってしまうかと存じます。(舞台が屋敷内のため恐れ入ります!)もしよろしければ、御手数ですが、パピー背後様と屋内での絡み文につきましてご検討頂けますでしょうか…何卒よろしくお願いいたします!)

うん──あと、僕はお姫様ではないよ
(扉が閉まり鍵の掛けられた音をしっかりと聞いてから、独り言ちて足早にその場を離れて上の階へ。餌となる人間が空腹で倒れてしまっては遊べないし食料も減るなんて理由から本来己達には不要であるはずの食糧が溜め込まれたキッチンには案の定誰もおらず味見をしたところで善し悪しが分からないのだから味の保証はできないが、森で冷えた身体を温めてあげないと明日に備えて。早く部屋に戻ってあげようとはやる気持ちで調理を進めていき、)

>ミルフィーユ ならびに本体様
(/ミルフィーユ美味しいですよね、分かります。参加希望ありがとうございました!プロフィールを拝受しました。娘をこのまま絡みに向かわせていただこうかと思っておりましたが、屋敷外からのスタートということもあり、純粋な吸血鬼・人間は少々絡みに伺うことが難しくなってしまうかもしれません…愚娘は外だろうと中だろうとエンヤコラなのですが…(基本設定が屋敷内での狩りですので…またソフィア様の時には化石トピと化しておりまして参加者様の浮上が少なかったものでして…)現在の参加者様のレヴィ様の絡み文が>>96にございます、またソフィア様との絡みに際しましては御手数ですが屋敷内での絡み文として本体様同士屋敷内での絡みをご検討頂けますでしょうか…!お手数をお掛けしてしまい申し訳ございません!娘は現在提出いただいております絡み文、仮に新規で絡み文を頂けます際はそちら…と何れにも絡みに伺えますので、ご都合の良い方をお知らせ頂けますと幸いです…)


106: イドラ [×]
2022-11-13 20:57:17

>レヴィ

(冷たく美しいキョウダイの笑みは彫刻のようでこんな状況でなければどんな生き物でも見惚れたことだろう、己には腸が煮えくり返るような吐き気にも似た苛立ちを植え付けるだけのそれを見上げたまま動かずにいれば再度振り下ろされた斧に──反射的に身動きが取れなくなり目を閉じる。体のどこかが切られた感覚はなく、恐る恐る目を開ければ庇ったはずの人間の一部が白く細い指に握られていた。
煽られていることくらい足りない脳ミソでもわかるというのに、犬扱いが悔しかったわけでも何でもなくただ──血の匂いに嫌でも刺激された食欲も守れなかった冷たい人間の腕を持つ目の前のキョウダイも、犬だと言うなら今この場で宣言通り動けなくしてやろうかと思っただけ、けして喉が渇いたわけじゃない。後の報復も他のキョウダイに見つかった時のことも頭から抜けて、本能のまま目の前の吸血鬼の脚を払って引き倒してしまえと、)
崇高?下等の間違いだろ、キミ──残飯処理より先にやるべき事ができたんでね。目の前のキミの牙を折って、キミの体を縛って、この人間と一緒に土に埋めて、中庭の薔薇の餌にしてやる

107: ソフィア [×]
2022-11-13 21:03:01

>>レヴィ

「あなただけの場所じゃないもん。
それにお部屋を独り占めしたいならカギを掛けなくちゃダメなんだから」
(なるべく音を立てないように小走りしようとしたが飛んできたアイスピックに、悲鳴こそ出なかったものの驚き足を後ろに下げて。
隠れて見た時も思ったが自分より大きくても、そこまで背の高くない相手に威圧されてもあまり怖くない、それよりも親切にしてくれた人に暴力を振るっていた事の方が、許せず振り返るとキッと反抗的な目で睨んで。武器をよけれるように相手を見たままアイスピックを飛び越えれば階段を上がって。)

>>イドラ

「わ、コウモリさん?
可愛い…けど触っちゃだめだよね……」
(相手を待ってるあいだ誰かがやってくる事もないし、1人で待ってるのも少し退屈になってきてキョロキョロと部屋を見渡して。そうすると小さな窓の隅っこで黄色い何かが光り、好奇心を揺さぶられて近寄ってみる。光の正体はコウモリの目だったらしく窓を開けようとしたが誰かに見つかる可能性を考えやめた。窓にぶら下がるコウモリを観察しながら吸血鬼のお屋敷みたいだなと思って。)

(/分かりました!その場こちらから絡み文を出した方がよいでしょうか?)

108: レヴィ [×]
2022-11-13 21:19:28

>イドラ

(血を啜っていた腕を投げ捨てて、そういえばと目の前の牧羊犬について考える。大口を叩く割には先程己が斧を振り上げた時に目を瞑ったり、震える足を抑えて近づいてきたり___。この半端者には“恐怖”なんて感情があるのだろう。
思考を巡らせ、改めて己との違いを確認すれば、不意に体が宙に浮き、脚を払われた事を、否、払わせてあげた事を察する。
後先考えずに、自らの感情をぶつけてくる姿はあまりにも滑稽で____しかし、ただそれだけだろうか。だとしたら赤い唇からだらしなく垂れている涎は何を示すのだろう。いくら人間に肩入れしようと、やはり本能には抗えまいと言う事だろうか。
戦闘態勢に入ろうとしている相手など気に留めず、流れで背中を地面につけて腕を広げ暗い室内を不気味に照らす明かりを見つめれば、興味の対象は一気に変わり、さっきまでの事も、相手の問いかけも無かったかの様に)
____今日はきっと星が綺麗だ。後でガーデンにでも行ってみよう。君も来るかい?牧羊犬。夜食にその人間なんてどうかな?

109: ミルフィーユ [×]
2022-11-13 21:22:38


(/了解しました!絡み文を出そうと思っているのですが、その場合、
『迷って屋敷に辿りつきまだ誰とも会わないでひとまず屋敷を探索している状態』と、
『屋敷に囚われて少し経ち、食料として買われている人間や、それを餌としている吸血鬼、また自分もその中の餌であることを認知している状態』どちらがよろしいのでしょうか...?)


110: レヴィ [×]
2022-11-13 21:27:14

>ソフィア

(反抗的な目でこちらを睨んだ後、再び走り出した少女に深追いする気も食う気も起きず。興を削がれた事への少しの苛立ちはその表情からは読み取れず。助けを呼びに行った所で既に死んでいるあの人間などどうにも出来ない。あの少女にはまだそれがわからないのだろう。ついに気になったのは彼女の発言。
己だけの場所では無いと言う言葉に拍子抜けし、自身の立場をまるで理解出来ていない相手に哀れみまで感じてしまう。)
___ここは僕だけの場所じゃない。
僕と兄様方の場所で、君のような人間の為にできてなんかいない。

111: ソフィア [×]
2022-11-13 21:51:32

>>レヴィ

「……私のため?
でもパパとママが迎えにくるまでここで好きにしていいって言われたよ」
(冷たい目を向けられたとしても特に怖がらず、それよりも相手の放った言葉の方が気になり難しそうにこてりと首を傾げた。人間のために出来てないと相手は言ったけど、ご飯は美味しいし、ここの人達は自分と遊んでくれて親切だし不自由はない。上がった階段をまたトツトツとおりながら不思議そうに相手を凝視した。)

112: イドラ [×]
2022-11-13 21:59:17

>ソフィア
(/コメントありがとうございます!パピー本体様から絡み文をご提供いただけるとのことですので、今暫くお待ちいただけますと幸いです。御検討頂きありがとうございました!)

(どのくらい時間が経ったのか不慣れながらに完成させた料理は見た目は及第点だと思う──銀製品は己も持つことが出来ないが人間は毒の有無を調べるために銀を好んだと昔何かで見た気がする。布を使って食器を並べ丁寧に料理を盛りつければ、それはもう慎重に、大切に部屋まで配膳するために辺りを見回して──人間の食べ物を持つ姿なんて明らかにキョウダイ好みではないだろうから──辿り着いた扉の前で小さくノックをしたなら、)
ただいま、ソフィア。イドラだよ、


>レヴィ

──は?
(己の下に床に背中をつけたキョウダイがいるというのは、今後何回見れるか分からない光景だと散らばった銀色の髪を見て思った。鼻の奥で燻って離れない血のいい匂い、首でもへし折ってしまえば、キョウダイが居なくなるということは人間にとってはプラスで己達にとってはマイナスに違いないが誰もその事に言及はしないだろうし疑いの目はこんな薄汚れた犬に向くとも思えない。そうだ、そうしてしまえ──牙を奪って、からからに乾涸びた体を嘲笑いながら中庭に埋めてやれ、そうしよう──それでも、人間なんかの本能があるせいで手をかけることを躊躇する。そんな僅かな静寂を破くようにキョウダイが口を開いて、曲解するもなにもそれはディナーの誘いであり夜の散歩の誘いに間抜けな声が漏れた。引き倒したのが己とはいえ頭を打ったのかと心配になるような言葉に動揺して体が動かないまま、オニキスのような目でガーネットのような目を見据えたなら…考えようによってはキョウダイと一緒に中庭に行けば、ボクが見張っていれば今夜は子羊がこれ以上この悪趣味なキョウダイには狩られない)
──夜食はいらない、これ以上ボクの目の前であの人を傷付けないで

>ミルフィーユ ならびに本体様
(/お返事ありがとうございます!ご検討頂きありがとうございました、お手数をお掛けします。可能であれば後者でお願い出来ればと思うのですがいかがでしょうか…展開的にもスムーズかと存じますので!)

113: ソフィア [×]
2022-11-13 22:16:41

>>イドラ

「あ……ッ!イドラちゃんおかえりなさい!!危ない目にあってない?大丈夫?」
(ノックする音がすると驚いたコウモリが窓からバサバサと飛び去っていき、残念そうな声をあげ。それでも名前を呼ばれ待ってた相手が、帰ってきたと分かると嬉しそうに顔を輝かせて、走って部屋のドアを全開に開けた。子供ながらに何となくここが完璧に安全な場所じゃないと気付きはじめており、少し心配そうにどこも怪我していない相手の腕や体をチラチラ見ながら聞いて。)

114: レヴィ [×]
2022-11-13 22:23:18

>ソフィア

____パパ?ママ?
(一瞬、目の前の人間が何を言っているのか理解出来ず、呟けば静寂が訪れる。___あぁ、そうか。この人間は自分が捨てられたなんて少しも思っていないのか。こういう純粋な人間は好まない。いつでも希望に満ちた眼差しを向けてくる。目の前で碧く輝く瞳を向けてくる彼女の様に。目障りだと言って殺す事は容易だけれど、ふと、この人間が真実を知った時どんな顔をするのか気になった。___君は捨てられたと告げようとする口をつぐみ、気まぐれでこの人間を生かしておく事にした。自分で真実を知った時の方が、きっとその瞳は真っ黒になるから。)
___そうかそうか、パパとママがいつか迎えに来れるといいね。

>イドラ

___僕から君を誘う事なんて滅多に無いだろう?
(静かになった部屋に響く間抜けな声には気を留めず。彼女が何を考えているかは理解出来ないし、興味も無い。ただ、己の意識は今星に向いた。だからここにいる必要は無い。ただそれだけだ。その気まぐれに目の前の犬を誘っただけ。夜食を断られてしまった事は残念だが。傷つけるな、と言う彼女にはまた少し笑ってしまう。そう言う彼女自身、人間の血が無ければ生きていけないのだから。
そういえば薔薇と言っていたが、桜が美しく色づくのは死体が埋まっているからだと何処かの本で読んだ気がする。それならばこの屋敷の、血をぶち撒けた様に赤く色づく真紅の薔薇の下には、一体どれくらいの死体が埋まっているのだろう。なんて呑気に考えながら、何事も無かったかの様に立ち上がる。瞬間、無駄のない動きで彼女の足を払い、しかし倒れぬ様に片手で体を支えれば喉元に斧を軽く押し当てて。)
___さて、夜の散歩とでもいこうか。
でも牧羊犬?あまり調子には乗らない方がいい。
その小さい牙をいつ折ってしまうかわからないからね。

115: パピー [×]
2022-11-13 22:27:25


>All

...あいつらは...居ないな。よし、今のうちに出来る事はしとかねえと...
(部屋の扉からひっそりと部屋の外に吸血鬼が現在居ない事を確認して、静かに出る。竹刀を片手で持ちながら、警戒を緩めずに辺りを歩く。やはり窓や扉は見つからない。この階はあの憎悪するべき吸血鬼共にとって本当にただの「狩場」らしい。苛立ちを覚えるが、敵が居ないうちになるだけ屋敷の構造などは把握しておきたい。時が来たらすぐにでもこの屋敷を出るのだ。そう勢いよく進んでいると、物陰になにか有るのに気づき、それに近づく。そして、出そうになった叫び声を慌てて抑えた。そこにあったのは、紛れもない人の脚であった。怖い。酷い。慌てた拍子で尻もちをついて転び、泣いてしまう。‘‘怖い‘‘のスイッチが入ってしまった。自分も、こうなってしまう可能性があるのだ。)
ひ、人のっ...あ、あ......殺され、た......?...やぁ、やだ...

(/絡み文出させて頂きました!こんな感じで宜しかったでしょうか...)


116: ソフィア [×]
2022-11-13 22:45:36

>>レヴィ

「え……急に怖い…
お兄さんって…あんまりウソ上手じゃないね」
(さっきまで散々人を痛めつけておいて、自分にも躊躇なくアイスピックを投げつけてきた相手の口から思いやりに満ちた言葉が出てくる。優しいけど空っぽな言葉で、それで自分が信じると思ってるのか。威圧された時よりも下手したら不気味に感じ、少し呆れたような引いたような目を相手に向けてしまいながらまた距離を取った。)

117: イドラ [×]
2022-11-13 22:48:26

>ソフィア

──うん。大丈夫だよ、キミも大丈夫だったかい?
(ばっとまさか扉を開けられるとは思ってもおらず、何より人間に好意的に部屋に招かれるという構図は今後の長い長い一生の中で二度と起こりえないことに違いない。困ったように少しだけ破顔したならば、そのまま片手にトレーを持ち替えて後ろ手に扉を閉めてテーブルへと料理を並べていき…幼い子供は勘がいいと大昔にキョウダイが毒づいていたことがあった、きっとこの人間も同じなのだろう。怪我してないよと示すように僅かに腕を捲り人より幾分か青白い肌を見せて、)
はい、オーダー受けた料理だけど──味見してないから味は分からないんだ


>レヴィ

──きっと明日は銀の槍でも降るのだろうね
(桜の下には人間の屍が、中庭の薔薇は人間が逃げる度にその肌を傷つける鋭い棘が育ちきり──きっと血を吸って赤く美しく咲いているのだろう──その点を見れば芸術品のように美しい容姿を持つこのキョウダイも薔薇も似たようなものなのだ。この助けられなかった人間は後で必ず丁寧に埋めて、人間のままごとにしかならないと分かっていて墓標を建てておかなくては、などと思考回路が別の回線に切り替わったのがいけなかったに違いない。がくっと視界が揺れて首に冷たい感覚が触れた──このまま支えられている腕を離されても斧に力を込められても、己の体にまた傷が増える。痛いのは“怖い”、たとえ人間より多少早く治るとしても。口を開けば声が震えた、注意していないと足が竦んで動かなくなってしまいそうだ…歩けなくなったら、散歩にならないと言われてしまえば注意はまた人間に向くに違いない。斧に触れないように気をつけながらゆっくりと体を起こせば、壁に手をついて立ち上がり)
キミこそ、痛い目を見ないように精々気をつけて散歩を楽しみなよ?──いつ牧羊犬に噛みつかれるかも分からないんだからさ

>パピー
(/お手数をお掛けいたしました!愚娘を向かわせて頂きましたが、大丈夫でしたでしょうか?人間には基本的に優しく接することを心掛けている娘ではありますが、もしご不都合なことがございましたらお知らせくださいませ!)

(廊下をいつも通り静かに歩き、出来る限り危ない目にあっている人間がいたなら助けたり、怪我をしていたら助けたり──そうして進んでいた最中に聞こえたのは誰かの泣き声だった。震えていて怯えていて、それでも切羽詰まった様子がないそれはきっと──狩りの様子か、あるいは狩られた獲物の末路を見たに違いない。足早にそちらに向かえば尻餅をついているおそらく少女、手元に転がる武器は人間の考えつきそうなものではあるがキョウダイたちをそれでどうにか出来る可能性は限りなく低い…少しだけ離れた位置で膝を折れば、小さな声で)
しーっ──ねえキミ、落ち着いて、大丈夫かい?


118: レヴィ [×]
2022-11-13 23:21:53

>パピー

___居ないとよかったのにね。
(先程丁度人間を狩り終えて天井の装飾に足を引っ掛け、まるでコウモリの様に逆さまにぶら下がり、長い銀色の髪を逆立てて食事をしていれば辺りを警戒しながら出歩く人間が1人。
案外視野が狭かった様で天井の己には気が付かず。代わりに先程狩った人間を見つけ驚いた様で尻もちをついて泣き喚いている。
大人びた顔立ちから成人済みとばかり思っていたが、泣きじゃくる様は幼子のそれで。気まぐれな好奇心からぶら下がったまま声をかける。)

(/絡み失礼します。扱いづらい子なので不快にさせるかも知れませんがよろしくお願いします。難しい様でしたら蹴っていただいて大丈夫です。)
>ソフィア

___嘘をついたつもりは無いが、そう思うならそれでいいさ。
(己を優しい吸血鬼とでも勘違いしたのか、訳の分からない事を言う少女に呆れつつ、表情は崩さない。投げたアイスピックを引っこ抜けばもう興味など無いと言う様に背を向けて、丁寧に拷問器具の手入れを始める。)

>イドラ

___そんなものが降ってきたら再生能力の高い吸血鬼と人間、どっちが生き残るだろうね。
(相手の返しにあまり興味のなさそうな調子で答える。だってもう彼の興味は薔薇と星にしかいっていないから。
真っ赤な唇は薔薇を連想させ、切り取って薔薇の隣に飾ればどちらが美しいのだろうなんて思考に至らしめる。
恐怖を感じてか噛みつかれると大口を叩く声は震えていて。
その真っ黒な瞳に映っている己はどう見えているのだろう。
斧を避けて立ち上がる様を特に深追いせずにただ見つめて。
そういえば何に対して恐怖を感じるのだろう。人で遊ぶ事への快楽くらいしか感じられない己には程遠い感情だが。死に対して?痛みに対して?それとも人間にも吸血鬼にもなれず、どうなるかわからない自身に対して?そんな事はどうだっていいか。
僕には今の暮らしがあればそれでいい。)
___さて、じゃあ夜食の無い静かな散歩にでも出かけようか?“キョウダイ”?

119: ソフィア [×]
2022-11-13 23:22:58


>>パピー

「大丈夫?お姉さん声出したらみんなにバレちゃうよ。」
(とてとてと廊下を一人で歩いてても誰からも何も言われないのは、お城の人達にとってソフィアは力なき子供だからだろう。探検気分で歩いてると誰かの小さな泣き声のようなものが聞こえてきて。声が聞こえた方に行ってみるとうずくまっている女の人がおり、そのすぐそばにはこの屋敷では、時々見かける人の一部が転がっていて。自分は喜怒哀楽の喜以外のことに鈍い、迷いつつも静かに相手のそばにしゃがみ、花柄のハンカチを渡そうとして。)

(/絡み文出してくださってありがとうございました!少々変わった子ですがよろしくお願いします)

>>イドラ

「えへへ…なら良かった。
お姫様に意地悪する人がいたら懲らしめちゃう!
(傷がついてない真っ白な腕を確認出来ると、ホッとしたように笑った。嘘なのか本気なのか腕捲りをしながら無邪気な言葉を自信満々に言って。テーブルに並べられた料理は、空腹だからか家で出してもらった時より美味しそうに見え。お腹を小さく鳴らせながら行儀良く手を合わせて。)
「ご馳走で嬉しい……作ってくれてありがとうイドラちゃん。」

120: ソフィア [×]
2022-11-13 23:31:42

>>レヴィ

「だってお兄さんは私がパパとママに会えなくても別にどうでもいいやって思ってるでしょ?なのにあんな事言うんだもん。」
(人を痛めつけて楽しんでる場面を見てしまった時点で優しいとは思っていない。相手が自分に無関心なのをいいことに暫く殺されないだろうと思い器具の手入れをしてる相手を落ち着いた様子で眺める。)

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