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                                                 71:
         倉田恭介 [×]
2021-01-01 12:24:23
         
そうだな…そういうことなら断る理由はない
(不意に言葉少なになった彼女の方を横目で何気なく見ようとした矢先、肩に重みを感じて。こちらも驚くほど早くにここへ来ていた彼女はよほど早起きをしてきたのだろう、眠気が今になってやってきてしまった様子で肩に寄りかかってきているのがわかれば、予想していた以上に大胆な行動に戸惑いと僅かな緊張を覚えて。しかし微睡みながらの呟きに、自分たちの今の関係を思い出せば確かにそれならばこれぐらいはめくじらをたてるようなことではないだろうと姿勢を正してそのまま受け入れて。
やがて聞こえ始めた静かな寝息にふと横を見やり、これほど近くでまじまじと見つめたことは無かったがやはり整った顔立ちをしていて、ついついその顔に見惚れてしまっていて。しばらくそのままで穏やかな時間が流れていき、永遠にそんな時間が続くかに見えたが、やがて聞こえてきた『えっ…二人って本当にそういう仲だったの…?』という声にハッとして顔を上げるとそこには美月が信じられないものを見たような表情で呆然と立ち尽くしていて)
(/明けましておめでとうございます!今年も一年宜しくお願いします)
            
     
   
        
     
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