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2人掛けの玉座 【〆】/1147


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自分のトピックを作る
727: マジェスティ [×]
2021-03-23 12:40:46



____まったくお前は……覚悟しろよ
(優しく語りかけるようにして紡がれた言葉に息を飲む。自分の欲望はどうしようも無く乱暴で理性を保てる自信はない。相手を苦しませてしまうかもしれない、今の口付けがいい例だ。だがその姿も含め相手が自分に溺れる姿はどうしても愛おしくて自分だけのものだと独占欲や征服欲が満たされる。そんな欲望に堕ちる狭間にいるこちらを煽るのではなく優しく受け止める相手に、こういう所に惚れたのだと改めて自覚させられたような気もした。どんな相手でも受け入れる王たる器、だがその中でもここまで踏み入った業の深い願いを受け入れられるのは自分だけだろう。それを今、まざまざと見せられている。心臓の鼓動は早いまま、ゆっくり冷静さを保つために吐き出した息はやはり熱い。それと共に呆れたような顔を作るがそれが保ったのも一瞬だった。互いの顔を寄せて相手に体重をかける。また乱暴なことを口にしたが、覚悟を決めるべきなのはこちらなのかもしれない。ゆっくりと優しく唇を重ねて離す。だがそれを出来たのも最初の1回だけですぐに熱はぶり返し息が荒くなる。それに伴って重ねるだけのキスは唇が合わさる度に奥へ奥へと侵入して、また舌を相手の口内へと差し入れた。熱い吐息混じりの深いキスを注ぎながら、手は相手のシャツへと伸びてそのボタンをひとつずつ外して)


728: 魔王 [×]
2021-03-23 18:48:27


ん、……っ、ふ…
(ぴたりとくっ付いた身体はどちらも熱くてどくどくと心臓と鼓動を感じる。相手もこの状況に興奮しているのだと主張しているようでこの空気感に酔ってしまいそうだ。それでもこれは大事なこと。一時的な過ちでもなし崩しにでもなくて、自らも望んでいる事だと伝えたかった。相手を見上げたまま、返事を待つ。一息ついて、呆れた表情が浮かべられる。だけど直ぐにそれも崩れて肯定を現すように顔が近付いた。この瞬間がとんでもなく好きだったりする。どんなワガママを言ったり振り回したりしたとしても、最後には仕方ないと文句を言いつつ受け入れてくれる底無しの優しさ。その甘さを享受出来るのはきっと自分だけで、一番近くにいる恋人としての特権だ。挑発的な言葉の返事として緩い笑みを浮かべては背中に回した腕に力を込める。先程の行為を思い出して熱を取り戻していくのを感じながらも何度もキスを繰り返す。侵入してきた舌を歓迎するようになぞり、絡めたりをつづけながらもシャツに手をかけられると一瞬身体が強ばる。腹筋を見せあった時に既に半裸は見せているから何ともないはずなのに相手に脱がされるとなると話は変わってくる。恥ずかしさに顔を更に赤らめながらもボタンが外されていくと火照った肌が外気に晒され、キスの息継ぎの度に胸が上下して)

729: マジェスティ [×]
2021-03-23 22:36:55


っ、ん……は、…ぁ………ソウゴ、…愛してる……
(自分で自分にかけていた最後の鎖を取りさらってしまった。ブレーキを失った体は熱をみるみる間に上げていき判断力を狂わせる。互いの舌が絡み合い相手が自分のものをなぞる仕草に全身がゾクゾクと震える。互いが互いを選んで、そしてこれ以上を望んでいることを確かめあって最後の一歩を踏み出す。それはこの上なく幸福であって、そしてこの体を駆りたてることだった。背中に回った相手の腕から温もりを感じる。そしてボタンを全て外してさらけ出してやった上半身の肌は呼吸で忙しなく上下している。自分の体もこうやって呼吸に合わせて激しく震えているに違いない。それを気にする暇もないほど、目の前の相手に夢中になっていた。深いキスを交わす口の間から水音と互いの乱れた呼吸が漏れ出す。静まりかえった倉庫の中にそれらの音が呼応して、2人だけの時間を作り出していた。上半身を覆うシャツのボタンを全て開けてしまうと、前面を覆っていた布を全て除けてしまう。自分より白く陶器のように滑らかな柔肌、何度でもそこに触って愛したくなる。その美しい白の中で自分が付けた証である赤い跡がいくつか点在している、穢れのない白雪を自分だけが穢している優越感とこれからここにもっと証を刻むことが頭を過ぎればどうしようも無い衝動が体を貫いた。息が不規則で荒くなる。なるべく相手を感じられるよう手を広げると、まずはその上半身の柔肌に手を添わせた。一度触ったことがあるはずなのに記憶以上の触り心地に目眩がする。もう理性が保てる時間は少ししかない、最後にもう一度だけ優しいキスをして理性ある言葉を口にすると、それを皮切りに決して触れてこなかった核心へと手を伸ばした。)


(/この場でできるのはここら辺が限界かと思いますので暗転とさせていただきました。思わぬ形で魔王くんを愛する形になってしまいましたが、魔王くんが可愛くて可愛くて……とても楽しかったです…!)


730: 魔王 [×]
2021-03-24 00:37:03


(お互いを求めて絡みつく舌は理性を溶かしていく。呼吸の度に漏れる水音や吐き出される熱い息だけが倉庫に響いて、自分の中で歯止めが効かなくなって行くのがわかる。もっともっと相手が欲しい。熱を持ち敏感な素肌の上を相手の掌が滑るとそれだけで身体が震え吐息が溢れる。もう一度優しいキスが落とされた。上気して恍惚したような表情で愛おしい恋人を見つめれば全てを差し出す様に身を委ねて)

……幸せだなあ。…背中痛くない?
(本能のまま相手を求めて、熱を交換して蕩けるような行為。理性が擦り切れた頭ではどうする事も出来なくて燻っていた欲のまま愛して、愛されてしまった。相手の下でどれだけ乱れたか思い出すだけで顔から火がでそうなくらい恥ずかしい。異性同性問わず初めてのことに当然痛みは伴ったもののふわふわと熱っぽい幸福感や充実感のほうが上回っていた。全てが終わり一通りの身支度を整えてからもまだ相手を離す気にはなれなくて心地好い疲労感の中、相手に縋り付くように抱き着いては二人でマットの上に寝転がるような形だ。羽織っただけのようなシャツの下には先程の時間を証明するようにお互い赤い跡が多く残る。相手の首元に残した跡の1つを片方の手でなぞりながらも幸せを噛み締めるように口元を緩めてぽつりと呟きを零す。相手に残した跡、と思考が巡った所で縋るように相手に抱きついた時に無意識に背中に立ててしまった爪の傷について思い出せばその場所と思われる部位を優しく撫でながらも心配そうに尋ねて)

(/承知しました。 下記で暗転後から始めてますので上手い感じに合わせていただいたり間に関して好きに描写して頂いたらと思います!そう言って貰えると嬉しいです、救世主君のカッコ良さと独占欲に強く心惹かれるばかりでほんと大好きです…。こちらこそとても楽しく御相手させて頂きました!)

731: マジェスティ [×]
2021-03-24 12:44:31



しばらく人前で服は脱げないな。風呂の時気をつけろよ。っ、……触られれば痛みはするが、お前がそれだけ感じていた証拠なら文句はない
(欲望に身を任せて求め合った時間が過ぎようやく乱れきった呼吸と思考が整ってきた。マットに寝転がりながらこちらに抱きつく相手に腕を添えまだ熱の残る体を堪能している。初めてこういうことをやるならもっとそれらしい場所の方が良かったかもしれないが、クジゴジ堂では同居人がいて出来ないのを考えれば結果的にここは正解だったかもしれない。欲のまま激しく体を動かしたせいで下半身は特に疲労気味だが、それさえも幸せの余韻のように思える。首筋だけではなく多くの場所に互いの証を残してしまった、そのひとつひとつも愛おしいが同時に他人に見せたくない。この恋人をこれだけ愛し愛されたたことはまだ誰にも知られたくなかった。相手の腕が伸びて背中に回される。意識していなかったが、確かに背中にもひとつ痕が残っているようだ。しかしそれだって相手を愛してそれを受け止めてくれた証拠、ピリと痛みが小さく走るが繋がっている時間を思いだして胸がザワつく。自分の下で依がる恋人は今までみたどんな姿よりも扇情的で愛おしかった、もっと快楽を与えたい欲望がとめどなく溢れてしまって歯止めが効かないくらいには。乱れた顔を思いだし、それを揶揄うように返事をすると相手の柔らかな髪をゆっくりと撫でて)


(/場面転換ありがとうございました!下の方に続けさせていただきました。
そういっていただけるととても嬉しいです!互いに愛し合える関係とても大好きなのでこれからも末永くお付き合い頂ければと思います。このタイミングで言うのもなんなのですが、実は4月から背後事情が変化しまして、日中のお返事は難しくなってしまうと思われます……ですので朝一番か夕方以降にお返事、という形になりレス頻度減ってしまうと思います。申し訳ないです……今まで以上にゆっくりになりますが、変わらずやり取りしていただければ幸いです。)


732: 魔王 [×]
2021-03-24 17:44:04

肌見せる機会とかあんまりないと思うし大丈夫じゃない?お風呂はちょっと沁みるかもしれないけど。…っ、そういう言い方ずるい。
(相手を求めるままに残した証は戦闘の傷や怪我と説明するには難しい場所にまで及んでいる。見る人が見れば直ぐにどのような経緯を経て出来たものかバレてしまいそうだ。それほどまで愛してくれている存在がいるのだと自慢したい気持ちもちょっとだけあるが、まだ2人だけの秘密にしておきたいという想いの方が強い。幸いなことに普段着る服も緩いものが多く、体育の着替えの際も下に一枚何か着ておけばバレることもないだろう。それぞれの身体は恋人の物でもあるとお互いが知っていればそれでいい。どちらかというと同居人に見られるよりも傷口に近い跡が風呂で痛む方が大変そうだと冗談めいたように笑い。そんな幸せな余韻に浸りながらも行為中のことに触れられると言葉が詰まる。与えられる熱と快楽に今まで見せたことの無いほど乱れてしまった自覚はある。幸せな時間だったとはいえ、思い出すのは恥ずかしい。事実であるから否定することも出来なくて、目線を伏せて弱々しい文句口にしながらも大人しく撫でられていて)


(/把握致しました。丁度いい、といってはなんですが私の方も四月から環境が変わり日中は返事が難しくなる所でしたのでお気になさらないでください。日によって時間帯は不規則になるかもしれませんが恐らく夕方以降であれば変わらずにお返事出来ると思います。マジェスティ様とはとても楽しく御相手させて頂いてますので、無理のない程度にこれからもお付き合いさせて頂けると嬉しいです。改めて宜しくお願いします! 此方レス蹴可能です。)

733: マジェスティ [×]
2021-03-24 20:47:41



そもそもお前の素肌が簡単に誰かに見られる状況の方が困る。それと、俺を煽っておいて自分で照れるな。……今日は忘れられない日になりそうだな。
(相手の素肌にはこちらから愛した痕が無数に残っているが、それとは別に恋人の素肌を簡単に他人に見せる状況など考えたくもない。この白い柔肌は自分だけのもので、同時にここを踏み荒らしていいのも自分だけの特権、この素肌を覗こうとする輩がいたとしたら即刻排除すべきだろう。チョロチョロ動き回る預言者を名乗るアイツがそれに当てはまらないことを願うばかりだ。腕の中に収めたままの相手が恥ずかしがる仕草をみせる、あれだけお互いを見せあっておいて今更とも思うがそうやって羞恥心を覗かせる姿も更に追い詰めたくなってしまう愛おしさがあってどうしよもない。頭を撫でていた手を相手の背に回してしっかり抱きとめると目を瞑る。体育倉庫の外からも盛れだしてくる音は未だ盛り上がりを示すように興奮に満ちている、生徒が後夜祭にうつつを抜かす間恋人と深く愛し合っていただなんて、未来人である自分にもそれが背徳的な行為である事が分かる。初めての文化祭、見た事もない執事の格好をした相手の姿、告白を目の当たりにしてさらに深まった相手との縁……今日あった出来事を数えるだけでも大変だ。加えて初めて深く互いに愛し合ったとなればもう今日のことを忘れるなんて出来ないだろう。相手を抱きしめる腕に力が籠る、今心は今まで生きてきたどの時よりも満たされていて、そして幸せだった)




734: マジェスティ [×]
2021-03-24 21:25:41


(/やはり我慢出来ないので蹴り可ですが少しお返事を…!こちらも魔王様とのやりとり本当に楽しませていただいています。こんなに長くやり取りできるのは魔王様だからこそだと思っております…!4月はお互い変化の時になりそうですが変わらず互いのペースでぜひぜひ楽しんでいきましょう…!こちらこそ改めましてよろしくお願いします!/こちら蹴り可です。)

735: 魔王 [×]
2021-03-24 22:08:06


…ゲイツって意外と独占欲強いよね。それとこれは話が違うんだってば。…そうだね、今日一日文化祭をゲイツと過ごせて凄く楽しかったし、幸せだったな。…来てくれてありがと。
(付き合い始めてから見えた相手の新しい一面。未来を変えるためにどんな手を使ってでも魔王を倒すという使命を持ってこの時代に来た戦士がその魔王に執着して、独占しようとしている。時には他人に嫉妬をしてまで求めてくる姿はきっと自分しか知らない物だろう。そしてそんな所が愛おしいと思う自分が居るのだから手に負えない。今だって何の変哲もない自分の素肌を他の人に見せたくないと言ってくれるのだって随分と可愛らしい独占欲で心が満たされていく。そんな素直な感想を呟きながら相手の腕の温かさに包まれては笑い声を洩らす。外からは後夜祭の賑やかな音が聞こえてくる。相手の言葉を受けて今日一日を振り返る。この時代特有の文化に触れたりいつもと違う姿を見せたり来世の約束をしたり。そして最後にはこうやって深く愛し合ったりと色々な事があった。そのどれもが大事な思い出で、相手の言う通り忘れることの出来ない一日になるはずだ。それもこれも相手が文化祭で制服デートがしたいというワガママに付き合ってくれたおかげだ。本当に今日一日相手と過ごせてよかったと口元が緩む。それに後夜祭に参加したカップルは永遠に結ばれるというジンクス。自分達は過程こそちょっと外れてしまったが何だか叶うような気がする。そんなことを考えながらももう少しだけこの幸せに浸ろうと強く抱き締めて)

736: マジェスティ [×]
2021-03-25 13:45:32



……そうだな。誰にもお前を奪われたくないし、お前の隣には必ず俺が居たい。お前がいない生活などもう考えられないからな。こっちこそ誘ってくれて感謝する。おかげでこの時代の文化に大いに触れられたし、お前のことをもっとよく知れた。
(少し前なら一言目に出るのは照れからくる否定の言葉だった。しかしいざ相手が誰かに取られそうになったのを目の当たりにして、自分の中の相手への気持ちがもう言い逃れ出来ないほど大きくなってしまったのを自覚している。一呼吸だけおいて肯定の言葉がすんなりと口から出る。こうも自分の気持ちをスラスラと言えるようになったのも相手のおかげで、そしてこんなことを出来るのは相手の前だけだろう。そう確信できる程に相手はもうなくてはならない存在だ。その思いを示すように相手の額に口元を寄せて軽く口付けた。倉庫の外からは後夜祭の音が聞こえてくる。間の抜けたミュージックがかかっているあたりもうフォークダンスが始まっているらしい。たった一日のことだったがもうすっかりこの制服にも慣れてしまった。この学校も隅々まで歩き回って今体育倉庫に隠れているとなればすっかり生徒になった気分だ。相手と同じ高校生になってより恋人の思考も理解できた気がする。これから歩んでいくこの時代をより知って、相手が目指す理想の世界にまた少し寄り添うことができただろうか。心地よい疲労感と相手の温もりにまだ浸っていたいがこのままでは眠ってしまいそうだ。相手の顔を覗き込み、そろそろ出るかと顔色を伺ってみて)


737: 魔王 [×]
2021-03-25 14:40:55


…うん、俺の一番近くにいて欲しいのはゲイツだけだよ。ふふ、なら良かった。 そろそろ出ないとね。…、ねぇねぇ、ネクタイ締めてくれる?
(肯定の言葉が素直に返ってくると一瞬驚いてしまうがそれだけ相手がこの時代に来て自分に関わるようになって変わってくれたということ。それがとても嬉しくてつい口元が緩む。これから二人で沢山の民を幸せにしたいと思うし、皆に好かれるような王様になりたいと思う。だがそんな中でも一番近くにいて全てを預けたいと思うのはこの恋人だけだ。また何かと心配掛けてしまうかもしれないがそれだけは一生変わらないと改めて伝えて。額に落とされるキスも擽ったくて笑みを深めつつも今日一日相手も有意義で楽しめたと聞けば此方まで嬉しくなってくる。一時はもしもの話に憧れもしたが、結局は相手が側にいてこうやって行事を楽しんだり同じ時を刻んだりする事が出来るのが一番大切で幸せな事なのかもしれない。倉庫の外からの音楽も変わってそろそろクライマックスのようだ。後夜祭が終わってからではここを脱出するのも難しくなりそうだ。相手の視線を受け、名残惜しいものの腕を離して起き上がる。多少身体の節々が痛むが帰る分には問題ないだろう。改めて身支度を整えていく中で気付く首元の違和感。そういえばネクタイを外したままだった。忘れていた自分のネクタイを拾いあげれば其れを差し出してから甘えるようにお願いして)

738: マジェスティ [×]
2021-03-25 21:40:05



あぁ、生徒が居るうちに紛れて帰らないとな。お前な……まぁ確かに外したのは俺だが。……こっちからだと結びにくいな…
(珍しく素直に出た言葉にいつも通り心のまま素直な相手の言葉が帰ってくると、それもすんなりと受け入れられる。また口が緩んでいると頬を抓りたい気分ではあるが、先に緩んだ考えを言ったのはこちらだ。必ず魔王を倒すと誓って相手と対峙した初対面を思えば随分絆されたものだ。だがそんな緩くて気の抜けたやりとりさえ心地いい、そしてそんな緩くありながらも王たる相手とならば自分がいた未来も改善できるという確信がある。自分はこの恋人に随分と入れ込んでしまっているがもう引き返すつもりも無い。だからこそネクタイを結んで、なんて戯言を最初は眉を顰めて呆れ顔をしてしまうものの、結局はネクタイを受け取ってそれを結んでやるフェーズに移行してしまうのだ。欲情に従って自分が強引に外したのは確かなのだからこちらが結ぶのがある意味道理ではあるが。相手の監視を始める際にしたこともないネクタイを結ぶのには随分と苦労した。それでも違和感なく結べるよう練習はしたのだが、他人に巻いてやるとなるとまた勝手が違ってくる。全ての動きを正反対にしなければならない、相手の首にネクタイを巻き付けたまでら良かったが結ぶ動作はなかなか上手くいかず、しばらく相手の胸板の上で手を動か死ぬがらネクタイを行ったり来たりさせていた。何回かむちゃくちゃな結び目を作ったあと、こちらからは無理だと一旦手を止める。自分の分はできるのだからようは視点の問題だ、いつもの視点に合わせようと相手の背後に回ると背中側から正面に手を回す。それが奇しくも抱きしめるような形になっているとは思いもせず、ようやくネクタイを結び終えると、律儀に中心の位置にくるようネクタイを整えていて)


739: 魔王 [×]
2021-03-25 22:22:05


 
やった、じゃあお願い。…何だか新婚さんみたいだね? ……ん、ありがと。これで完璧だね
(もう三年近くこの制服に袖を通していて、幾ら疲れているとはいえ自分でネクタイを結ぶことが出来ない訳では無い。相手もその事は分かっているはずなのに呆れた顔をするだけで最終的には受け入れられるのだ。甘やかされていることを実感しては嬉しそうに笑ってネクタイを手渡す。そういえば未来ではネクタイなどする機会があるのだろうか。この制服の為に練習したのかな、など考えた所で自らの胸板の上でネクタイを締めることに試行錯誤してる様子が視界に入る。何事もそれなりにこなす印象のある相手でも他人のネクタイを結ぶことには慣れてないらしい。何度も綺麗な結び目を作ろうと挑戦している姿は何とも微笑ましくて下手に口出しをせずにその様子を見守る。誰かにこうやって身支度を整えて貰うのは幼い時に大叔父にやって貰ったくらいだろうか。そういやドラマなどでもこんな感じのシーンを見た事ある気がする。今の状態はどちらかというと其方に近いような気がして、揶揄うように呟いて。結局正面からは難しかったのが背後に回って抱きしめるような形でネクタイが締められる。思ってもみなかった近距離にちょっとドキドキしながらも綺麗に整えられると礼を伝える。これで外に出ても違和感は持たれないだろう。ワガママ聞いて貰えた事に随分ご機嫌になりながらも体育倉庫後にしようとして)
 

740: マジェスティ [×]
2021-03-25 23:08:49



っ、……気が早すぎるだろ。王のくせにネクタイも結べないなんて、……俺だけの前にしておけよ。
(とにかくネクタイを正しく結ぶことに夢中で自分が今どういう体制になっているのかまるで理解していなかった。「新婚」なんて突拍子もない言葉が出て最初はその意味が分からず怪訝そうな顔をしていたがだんだん今自分がしたことを理解してくると照れが襲い来る。深く愛し合っておおて今更何も無いが、まだ不意打ちの発言には慣れない。おそらくだがこいつの不意打ちには一生慣れることが無いだろう。咳払いをしてその場を誤魔化しつつ相手の隣へと戻った。これでようやくこの倉庫に入る前と同じ姿になった。中身は全く違うものになっているわけだが、それは他人に分かることではないだろう。この体育倉庫で起こったこと、ひいては今日一日の出来事全ては2人だけのものなのだから。どれだけ遠い未来なのか分からないが、こいつと2人で暮らす時も来るのだろうか。そして新婚なんていう時期が来るのだろうか。今日は遠い未来、来世にまで思いを馳せたが近い未来を思うと現実味が増して照れの方が勝ってくる。今日一日のことでもう手一杯だ、これからのことはとりあえず一旦脇に置いておくことにする。相手に続き外へ出ると後夜祭はダンスタイムの終盤といったところだ。相手とダンスの約束をしたものの、それ以上の運動を今日はしてしまったわけで、向こうの足腰に負担がかかったのも分かっている。疲労と約束とどちらを優先させるべきか決めかねて「踊りたいか?」と遠目に後夜祭の風景を見ながら問いかけ)


741: 魔王 [×]
2021-03-26 00:50:52


 
否定はしないんだ? うん、そうする。んー、…今日はやめとこうかな。他の人に自慢しなくてもゲイツが俺だけのナイト様なのは変わらない訳だし。 今のうちこっそり帰ろ
(何を言っているか分からないと言った顔に段々と照れが帯びていくのがわかる。二人で生活する場面でも思い浮かべたのだろうか。返ってきた言葉は時期を指摘する物で内容自体を否定する色は含んでいない。つまりそういう未来も許容してくれているという事で嬉しさについ意地悪に追撃してみる。こうやって呆れの中に隠しきれないほど甘さが混じっているのが好きで堪らない。自分で出来る事だとしてもつい甘えてしまう様な駄目な所を見せるのはきっと相手にだけだ。これからもやってくれそうな雰囲気に乗じて素直に頷いておく。外に出ると後夜祭は最後の演目に随分と盛り上がっているのが遠目に見える。屋上で結んだ約束もあるし、文化祭の締めとして踊りたいのは山々だがお互い色々と疲れてしまった点もある。無理をして帰ってからや明日に身動き一つ取れないとなった方が勿体無い気がする。悩みこんでから今日は大人しく帰ることを選択して伝える。それに何となく今日はこのまま相手を他の人の前に晒さずに独占したいという気分だ。こういう場を借りなくても相手との縁は強く結ばれているのだと胸を張って言える自信もついた。サラリとそんなことを告げてから皆がダンスに夢中になっている内にかえってしまおうとこっそり話しかける。そのまま相手の手を取って繋げば高校を後にしようと提案して)

742: マジェスティ [×]
2021-03-26 15:32:50


、調子に乗るなっ。その設定まだ続いてたのか。まぁこの体でまともに踊れないだろうからな、特にお前は。大人しく、……帰るか。そう言えば腹の減り具合はどうだ?
(不意打ちをくらって咄嗟に出た言葉には本心が宿る、つまり2人で暮らす事を自分も受け入れているということ。それを見透かしたように意地悪な顔を向けてくる相手には、その額にデコピンをお見舞いしておいた。屋上ではナイトだ王だなんて約束をしたが、ダンス以上のことを先程したわけで体力の消耗も激しい。先程のお返しにこちらも冗談交じりで帰ることを提案するも、その途中で手が繋がれる。相変わらず不意打ちには弱い、一瞬息を詰まらせ相手の方を見やるが文句を言うことなく繋いだ手を握り返して歩き出す。今日一日で随分と手を繋ぐことに慣れたものだ、そういう意味でも今日は思い出深い。辺りはすっかり暗くなっていて後夜祭の途中で抜け出したせいか周囲に生徒はいない。当初は手を繋ぐのも文化祭の喧騒のなかなら良いかと思っていたが、この静けさなら問題はないだろう。ふと後夜祭の前の会話を思い出す。思えば随分長い間何も口にしていない、体に甘い疲労感はあるが空腹なのも確かだ。相手の方に視線をやりつつ向こうの腹のすき具合を聞いてみて)


743: 魔王 [×]
2021-03-26 19:22:40


いてっ。無理して帰れなくなる方が大変だもんね。結構お腹空いたから何か食べて帰りたいかも。何がいいかな、この辺ならハンバーガーとか回転寿司とかファミレスとか?
(随分と自分に絆されているような相手の態度が面白くてニヤニヤと笑っていれば油断してまともにデコピンを食らってしまった。大袈裟に声をあげて目線向けるもそんなやり取りも楽しくて口元が緩む。それとなく繋いでみた手も振りほどかされる事無く、自然と握り返されるのだからますます調子に乗ってしまいそうだ。手の温もりを感じつつ帰る事に同意が得られると賑やかな祭りの会場から離れて抜け出す事にする。祭りが終わる寂しさを少し感じながらも腹の具合を問われると忘れていた空腹感が戻ってきた。結局あれから何も食べずに遅い時間になってしまった。さっき約束した通り何処かで夜ご飯を食べに行きたいと申し出る。そうなれば何処が良いだろうかと徒歩圏内で行けそうな候補を幾つかあげては相手の意見も伺ってみて)


744: マジェスティ [×]
2021-03-29 18:39:09



その中ならハンバーガーだな。今日は体力を消耗しているし、もう日も落ちてる。手早く食べれる方がいいだろ。
(近所の店を候補に挙げられるとしばし考えてからハンバーガーを選択した。店の魅力度で言えばまだ見たことの無い回転寿司が一番だが、今日は新しいものを摂取するより大人しく過ごした方がいい。なんせ一日歩き回り、向こうは慣れない接客もし、最後に深く愛し合ったのだから。遅くなりすぎて大叔父に心配をかけるわけにもいかない、となれば選択肢は自ずと絞られた。まだ見ぬ店はまた今度の機会に行くとしよう。それにこの時代の高校生にとってハンバーガーショップは腹の足しにもなり安価な店として人気があったはずだ。この格好をしているならふさわしい場所とも言える。返事をすると相手のリアクションを待っていて)


745: 魔王 [×]
2021-03-29 19:45:12


オッケー、確かこっちだったはずだから行こ。 __ 到着! やっぱ結構人がいるね…。…俺はチーズバーガーセットにしよっかな。ゲイツはどうする?
(相手の興味を惹く店も候補に入れてみたが、悩んだ末にお互いの体力を気遣うような店選びをしてくれる優しさが何だか擽ったい。相手の選択に軽い調子で賛同を示してはハンバーガーショップまでの道順を思い浮かべる。ここから歩いて数分の所にあるはずだ。上機嫌に繋いだ手を引いて、目的地に向かうことにする。到着したハンバーガーショップは皆同じことを考えるのか学生で賑わっていて呟きを零す。制服姿で友達兼恋人と学校帰りにハンバーガーを食べる。そんな正に青春といった行動にワクワクしている部分もある。カウンターの上に掲示してあるメニュー表を見て少し悩んだ後にオーダーする物を決めた。相手は何を注文するかと問いかけて)

746: マジェスティ [×]
2021-03-29 21:16:31


同じ制服の奴らが多い……考えることは同じという事か。、……俺は……このダブルバーガーだな。___あ、あぁ、じゃあこのLで。え、……じゃあ、それもL__?
(相手について店に到着すると街中でよく見かけたハンバーガーショップにたどり着く。入店の直前までは手を繋いでいたが、流石に学校の外の世界である場所では恥ずかしくてふわりと手を離した。だが今ならあの女子生徒が駆け寄ってきた時とは違う心境でこの手を離せる。そこには焦りや痛みは無い、若干のもの寂しさはあるが。だがこの手がまた繋がると確信している今、手は繋がれていなくとも相手の隣に自然体で立っていられたのだった。店内には同じ年代の学生が何グループかみられ、そのうちは自分と同じ制服を着ていた。同じく文化祭を抜け出してきた面々なのだろう、そう思えばここも文化祭の続きのようなものだ。相手に続いてメニュー表を見ると目を見開く。ハンバーガーといえばひき肉の塊をパンで挟んだものとそこまでは想像が及んでいたが想像以上の種類に面食らってしまったのだ。しばらくメニュー表と睨めっこしたあと、腹が減っているのだからと『ダブル』の名を冠したものを選ぶ。だが注文はそれで終わりでないらしく、定員に矢継ぎ早に質問をされた。いったい何を聞かれているのか理解しきれぬままとりあえずたまたま店員の指の先にあったLというサイズを選択した。続いての質問も同じ答えを返せば、それらはサイドメニューのサイズを問う質問もだったらしく、自分用の盆には山盛りのポテトと大きめのコーラが置かれていて更に困惑した表情を浮かべていて)


747: 魔王 [×]
2021-03-29 22:35:49


…ふふ。ハンバーガーのセットにはポテトとドリンクが付いてるんだよ。ゲイツは全部一番大きいLサイズ頼んじゃったみたい。
(無事に自分の注文を済ませれば出来上がるのを待つ。店の候補をあげた時の反応からハンバーガーという存在自体は知っていたみたいだがこういう店はやっぱり初めてみたいで悩みつつもオーダーする様子を見守る。バーガーを選んだまでは良かったがセットのサイドメニューについて問われると明らかに戸惑っている様子だ。こういう所を見ると改めて相手が違う時代から来た人物だと実感する。それでもメニュー表や店員の質問から意味は理解するだろうと思いながら出来上がった標準サイズの自分のセットが乗った盆を受け取って相手の分が出てくるのを待つ。だが、実際にはよく分かってなかったようで相手の盆にはそれぞれ大きなサイズのポテトとコーラが置かれ、最後にはボリュームのあるダブルバーガーが載せられる。育ち盛りの男子高校生が部活帰りに食べるような量だ。相手にとっても予想外だったみたいで今まで相手と過ごす中でもあまり見ることの無い困惑しきった表情を浮かべていて、それを見て思わず笑い声が漏れる。事前に助言しなかった自分も悪いがこうなるとは思わなかった。相手と居るとこういう楽しいことばかりが起こる気がする。なぜこうなったか分からないといった相手に一応説明をしておくが後の祭りだ。相手の盆に載ったセットは常に身体を動かしている相手とはいえ1人で食べ切れるか微妙なラインだ。「食べきれなかったら俺も食べるの手伝うよ」と声を掛けつつひとまず盆を持って空いているテーブル席まで移動しようとして)

748: マジェスティ [×]
2021-03-30 22:04:12



___そういう事か!お前、分かっていたなら先に教えろ。まったく……食べられなくはないが、明日に響く。ちょっとは食べてもらうぞ。
(相手の発言を受け今起こった事がようやく飲み込めた。サイドメニューが存在したこと、あの店員の問いはサイドメニューの大きさを聞いていたのと、そしてたまたま選んだものが一番大きなサイズを表していたこと。おそらく口を挟む暇はなかっただろうが、このどうしようもない不甲斐なさを晴らす対象もなくて、八つ当たり気味に相手へと文句を言っておいた。自分の分となってしまった山盛りのポテトと特大のコーラが乗った盆を手にすると相手へ続いて手頃なテーブルへとたどり着く。自分の一日の活動量や腹の具合を考えれば残すことはないだろうが腹一杯になるのは確実な量だ。いざというとき動けなくなりそうなその量を一人で食べるのは危険と言うもの、通常量を頼んでいた相手にも手伝ってもらう必要がありそうだ。席について手を合わせ「いただきます」と口にしたあとまずはハンバーガーを手に取る。包みを開けるとそこには自分が知るンバーガーよりもふんわりしたバンズとジューシーなパテが挟まったそれがあって、一口かじればその想定外の美味しさに目を瞬かせていて)


749: 魔王 [×]
2021-03-31 00:54:29


ごめんごめん、すっかり同級生って感じで忘れちゃってた。了解、任せといて。 _ たまにはこういうのも美味しいよね
(制服を着て文化祭を楽しんで帰り際に寄り道をして夜ご飯を食べる。この時代の高校生らしい事を今日一日行ったからこそ先に説明しておくのを忘れていた。それは相手が未来人ということを忘れるくらい自然に過ごせたということでもあって悪くない事だ。相手の文句をヘラりと笑って受け止めつつお互い盆を持って席に着く。こうして自分の通常サイズと比べると余計相手の盆に載ったポテトやコーラのサイズが引き立つ。2人で分ければ丁度よくおなかいっぱいになるくらいの量だろうか。相手の分も食べることをノリ良く了承しては此方も「いただきます」と手を合わせて自分の分のポテトを口にする。スプリングポテトともまた違う食感を味わいつつもバーガーを齧る相手に目を向ける。ちょっとビックリしている様だが悪くは無いという顔だ。何となくこういうのも分かるようになってきた気がする。大叔父の作ってくれる料理に比べたらジャンキーで身体に悪いと言われそうなメニューではあるが、これはこれで違った美味しさだ。相手に続いてチーズバーガーの包みを開け、齧りつきながらも満足そうに感想口にして)

750: マジェスティ [×]
2021-03-31 20:07:12


まったく……まぁこの雰囲気なら分からなくもないが。……あぁ、美味いとは思わなかった。あの安さでカロリー摂取と味の満足度が得られるなら学生に人気が出るのも頷けるな。
(そもそも自分の時代に比べこの時代の食べ物は平均的に美味いものだが、自分の年齢の学生達に合うよう濃く味付けされたハンバーガーは抜群に美味い。腹も満たされ安価とくれば周囲に学生が多いのも納得だ。相手に続いてポテトを摘んでひとつ食べると、ちょうどいい塩加減にポテトへ伸ばす手が止まらなくなりそうだ。スプリングポテトも美味かったが、ファーストフードの方が手軽に食べられる長さでちょうどいい。ここにさらにコーラを飲めば濃い味を濃い味で上書きするヘビーな食事となるが、体力を使ったからだにはガツンと効くようで食事の手は進んでいく。大叔父のバランスを取れた食事とは正反対の位置にあるようなラインナップだが、たまにはこういうのを相手と食べに行くのも悪くないだろう。ジャンキーな味をすっかりお気に召したのか食べ進める手は止まらず、珍しく食事に集中力を向けてしまうとハンバーガーをまた一口かじれば口の端にケチャップをつけてしまっていて。だがそれに気付かぬままポテトをまたひとつ手に取り)

751: 魔王 [×]
2021-03-31 20:59:23


学校帰りとか遊びに行った時に食べるのに丁度良いよね。ゲイツが気に入ってくれたようで良かった。…、……ついてるよ。
(相手の言う通りジャンキーな美味しさだけを求めた濃い味付けを安価に食べることの出来るこの店は同級生の中でも人気があって友達同士で食べに行こうと言う話も耳にする。今の店内の様子を見ても人気なのは間違いない。特別親しい友達がいない身ではあまり来ることがなかったから今日こうして相手と来ることが出来て良かった。いつものペースで食事を進めていながらも目の前の相手は幾分ペースが早い気がする。それだけこの味が気に入ったのだろうか。同い年らしい姿が垣間見ればクスクスと笑いながらも自らもポテトを摘む。良い食べっぷりは見ていても楽しいものだ。また相手がバーガーを齧ると口端にケチャップがつく。どうやら食事に集中して気づいてないみたいだ。そういえば朝もこんな事があった気がする。反射的に辺りを確認すれば皆友達との会話や食事に集中しているようだった。そしてここは周りから見えにくい端っこのテーブル席で、…ここまで条件が揃えばやる事は一つだろう。ふと芽生えた欲望のまま今度は意図的に身を乗り出し、顔を近付けては口端に唇触れ。そのままケチャップを舐めとるように舌を這わせ悪戯っぽく笑って見せて)

752: マジェスティ [×]
2021-03-31 22:33:24


ん……?なん、…っ!!お、前……平静を装うこっちの身にもなれ……!!
(自分の時代の食べ物は比較的質素で大叔父の料理はバランスの取れた食事、これまで食べてきたものの中で抜群にガツンとくるこの味は年相応の舌にすっかりヒットしたようですっかり食事に集中してしまっていた。だからこそ相手の顔がこちらに近づいているのに気が付かなくて、気配を感じたのは吐息のかかる距離に至ってからだ。ポテトに落としていた目線をようやくあげて、目の前に迫っていた顔に対して今度は驚きで目を開く。その理由を問う間もなく、口の端に何度も経験した暖かく独特の食感を持つそれが這うのを感じるとようやく状況を理解した。落ち着いていた身体に倉庫での熱がぶり返し思わず声を挙げそうになったが、周囲には人がいる。ここが端の席でそれぞれの席で会話に夢中であるとは言え場違いの声を出して仕舞えば目線が集まってしまう。口を開けるまではしたが出そうになった声をなんとか押しとどめると空気ごとゴクリと飲み込んで反応しそうになった衝動を飲み込んだ。そのまま上気しかけた熱をゆっくり吐き出しながら小声で相手にん文句を投げて)


753: 魔王 [×]
2021-03-31 23:53:08


へへ、やりたくなっちゃった。…思い出した?
(食事に集中していた目線が此方を向く。自分の存在に気付いて目が見開かれ、舌でなぞった刺激に息を飲み込むような仕草に満足気に微笑む。自分のことだけを見て反応が返ってくるのは好きな瞬間の一つだ。きっと昨日の段階なら声を掛けるか指で拭うかを選択したと思うが、今日一日の出来事を経て良くも悪くも欲望のブレーキが緩んでしまった気がする。同じ高校に通う学生が多く周囲にいる公共の場でキスに近いことをしたいと思う程にだ。文句を言われようとも己の行動を悪びれることもなく子供みたいな理由を述べる。僅かに触れた唇はつい一時間か二時間前の行為を連想させるのに十分なものだった。もっと柔らかな唇に触れたい欲を抑え、顔を離して元の自分の席に座り直せば一般的な高校生同士の距離に戻る。代わりにうっとりと目を細め、相手にだけ伝わる言い方で問いかけて)

754: マジェスティ [×]
2021-04-01 23:34:30


っ、!!……、帰れなくなるだろ…
(元の位置に戻った相手の顔を見て息を飲む。そこにはおおよそファーストフード店ではしない表情を携えた相手がいた。こちらに夢中になるかのような心奪われた者の顔、先程の舌先の感覚と相まって体はつい数時間前の衝動を一気に呼び起こす。心臓がポンプの如く動いて熱い血が全身へ駆け抜けたのを感じた。息継ぎをしようと酸素を求めるが吐き出そうとする息は熱すぎて、学生で賑わうこの場所には相応しくない色をしている。熱を飲み込むように唾を一緒に飲みこむ、その代償に呼吸は不規則になってしまって、短い息を繰り返しながらなんとか平静を保つだけの空気を確保していた。相手と言えば呑気に、そしてこちらを煽るように2人だけに分かる言葉で語りかけてくる。それだけでもまた熱が滾ってしまいそうだ。このまま体を昂らせ熱を持ってしまえば周囲に様子がおかしいと疑われるのも時間の問題、そもそもこの体では立ち上がることができなくなっしまう。こちらを見つめるその双眼を睨みつけつつも、その中にある熱は隠しきれていなくて)


755: 魔王 [×]
2021-04-02 07:27:33


それはちょっと困るなあ、…なら帰ってからね。
(舌先でなぞった時と同じくらいかそれ以上に動揺して呼吸が不規則になる様子に満たされていく物がある。特に何か触れた訳でもない。此方の表情と言葉だけで普段冷静な方の相手が乱れた所を見せるのが嬉しくてつい笑みが深まる。もっと触れたい、もっと良い表情が見たいと欲が疼く。だが、ここは他の学生もいる場所で自分から仕掛けたとはいえこの表情を他の人に見せたくはない。それにこれ以上煽って動けなくなった相手を家に持ち帰る術も今のところない。困ったとばかりの口調で呟くもその口角は楽しげに上がったままで熱を宿した瞳を見つめる。一度思い出した熱はなかなか冷めてくれないのは分かっている。帰ってからの事を匂わすようにお預けだと口にする。その為にも早く食事を済ませようとハンバーガー齧り)

756: マジェスティ [×]
2021-04-02 18:06:50


、……今日は散々体力を使った、しかもお前の方がな。帰ったらお前の方が先に寝るに決まってる。
(言葉と表情がまったく合っていない、最近こういう笑みに磨きがかかったような気がする、まるで魔王として泊をつけてきたようだ。だがそんな表情で見つめられるだけで触れられてもいないのにこの体は疼くようになってしまった。今も続きを予感させる言葉に呼吸が止まってしまい血が激しく駆け巡っているのが分かる。上がってしまった熱を冷やすようにコーラを一気に身体に流し込めば長く長く息を吐いた。こんな所で、しかも口の端に舌先が触れただけで腰が砕けて帰れなくなったなど一生の恥だ。体育倉庫では散々こっちが翻弄したというのに、油断すればすぐにこっちも揺さぶられてしまう。そんな紙一重の関係も満たされるものであるのは確かだが、それはそれとしてやられっぱなしは気に食わない。ハンバーガーを一口齧って一呼吸置いたあと、同じく数時間前の話を持ち出してそうはさせないとばかりにニヤリと口の端をあげ)


757: 魔王 [×]
2021-04-02 20:05:08


む、そういうゲイツも今日慣れない格好で慣れない場所にいて大分疲れたんじゃない? 一緒にベッドに入ったら絶対ゲイツの方が早く眠たくなるって
(相手にだけに見せる誘うような欲をチラつかせる表情。自分の言葉とその表情だけで反応が変わるのは見ていて楽しい。数時間前まで自分の上に跨っていた相手がだ。翻弄出来ていることに上機嫌になってポテトを摘んでいれば相手は一呼吸置いて表情が変わった。確かに今日は一日文化祭を精一杯楽しんだ上で深く繋がる行為をしたのだからそれなりに疲労感はある。それは事実なのだが続いて自分の方が早く寝ると口角をあげて煽られると対抗心が湧いてきて僅かに眉根を寄せる。相手の方だって現代の慣れていない文化に多く触れて肉体的にも精神的にも疲れているはずだ。先程の妖しげな雰囲気はどこへやら、子供のように張り合いつつも自分の分のポテトが無くなったのか相手の盆に載った山盛りのポテトに手を伸ばし。自然と一緒に寝るものだと話を進めては相手の方が寝るのが早いと主張して)

758: マジェスティ [×]
2021-04-05 20:53:52


は、馬鹿にするな。戦士として潜入任務をしたこともあるんだぞ?これくらいどうってことない。今夜はお前の寝顔を拝むのが楽しみだな。
(先程までの妖艶な目は途端に子供っぽい対抗心を押し出す目に変わる。表情までも忙しない奴だ、それを最初は騒がしいとも思っていたが、今や楽しいどころか愛おしいとさえ思っている。だがどちらが先に寝るのか、という問いには断固として向こうと答えるべきだろう。着慣れない服を着るのはこれが初めてではないし、こちらの方が運動量が多くとも体力も同じくこちらの方がある。正直なところ慣れない服というよりは相手に振り回され同級生の前で手を繋いだあとたこ焼き屋の一連の出来事が一番心身共に体力を使ったように思うが、それを差し引いたとしてもこちらに軍配が上がるはずだ。まだ山のようにあるポテトを食べ進めつつ、自分のトレイを2人の間に移動させ互いにポテトが取りやすいようにしておく。もはや相手と一緒のベッドで寝ることはすんなりと受け入れていて、それが周囲から見たツッコミポイントだとは思いもしない。相手の体温は自分より暖かい、抱いているうちに心地よくはなるだろうがそれでも根性で自分が勝てるだろう。何せ既に寝顔は見られている、そうそう次の機会を与えるのは惜しい気がして意見を譲る気はなくて)


759: 魔王 [×]
2021-04-05 21:42:35


潜入捜査とかもやるんだ。なら、どっちが今日起きていられるか勝負だね。明日は休みだし、遅くまで起きていた方が明日やりたいことをやるってことでどう?
(潜入捜査という聞き馴染みのない言葉に思わず反応を示す。戦士と聞けばただ敵と戦うという印象があるが、相手は未来ではそういうこともしてきたらしい。新しく聞く相手の過去にはそれなりに興味は湧くがその話はまた聞けばいいだろう。傍から見ればくだらないと言われてしまいそうだが今の2人にはどちらが先に寝るかという話の方が大事だ。取りやすい位置に移動してくれたトレイからポテトを口にしながらも此方も相手よりも起きているという態度は崩さない。二人の意見が平行線になってしまっていることに気付けば、また何時かと同じ様に勝負を持ち出してみる。文化祭も終わり明日は休日だ。行事で盛り上がったからという言い訳で多少の夜更かしくらいは許されるだろう。勝者が翌日のことについて決めるという条件を決めて、勝負に乗るかと挑発的な視線向けて)

760: マジェスティ [×]
2021-04-06 19:13:52


"未来の"魔王は手強かったからな。勝負を挑まれて逃げるわけにはいかないな。その勝負乗った、明日の予定をかけて勝負してやる。
(自分の時代に君臨していた魔王はそれこそ最低最悪の魔王、あらゆる手段を使いウォッチまで盗みとることが出来たがそれでも太刀打ち出来ない暴君だった。対して目の前にいる王になる予定の男はまだこちらの力でも翻弄することができる、あの魔王に比べれば可愛いものだ。とはいえ先程の艶っぽい笑み含めこちらが翻弄されてしまうことも多々あるわけだが、数刻前に自分の下で啼いていたことを思えば互いが互いの内にある五分五分の状態。それが心底心地良いことは言わずにさらに相手を煽るような物言いをしておいた。そして持ち出される勝負事、いつでも返事は変わらない。挑まれたなら全力で立ち向かうのが自分の流儀だ。挑発的な視線にこちらも不敵な笑みを浮かべて答えるとポテトを3本ほど一気に口の中へと放り込んだ。こうやって子供っぽく張り合えるのも相手だから出来ること、自信を顕にさせながらポテトの山を減らしていって)


761: 魔王 [×]
2021-04-07 07:16:56


そっか。ふふ、そうこないと。俺が勝ったら何しようかな、のんびりおうちデートとか?
(何となく潜入捜査の目的は察してたがやっぱり魔王関係だった。だが、わざわざ"未来の"と付けている所から"今の"自分とは異なる存在だと信じてくれているのが伝わってくる。最初の頃の態度と比べればそれがとても嬉しく感じる。違う意味では侮られているような気もするけど。予想通り、勝負事に乗ってきた相手に上機嫌に口角を上げる。お互い色んなことがあって疲労が溜まってる。無理するつもりもさせるつもりもないが良い勝負になりそうだ。食事をしながらそんな話をしていれば山のようにあったポテトもいつの間にか大分減っている。2人分としては丁度良かったのかもしれない。ジュースで油っぽさをリセットしたり残ったバーガーに齧りつきつつもすっかり勝つ気で景品である明日の予定を考えてみる。最近は外出続きであったからたまにはクジゴジ堂でのんびり過ごすのも良いかもしれない。楽しげにそんな予定口にしたりして)


762: マジェスティ [×]
2021-04-07 20:45:16


なんだ、そんな事でいいのか?もうちょっと優劣が着くような……そうだな、俺が勝ったらお前に昼飯を作ってもらう。これでどうだ?
(相手が提示してきたのは何とも拍子抜けな内容だ。今日これだけあれやこれやとやったのだがらおおよそ明日はクジゴジ堂に居るものだとは予想していた。となればお家デートになるのも自然な流れ。もちろん嫌という訳ではないが勝負と銘打つならばそれなりに勝者が得するとのでなければやる気が出ない。少々考えたあとに閃いたとばかりに手に持ったポテトをピンと立てる。いつも大叔父に食事は任せ切りで、相手がつくったものと言えばまだサンドイッチくらいだ。相手の力量がどれほどのものかは知らないが、全面的に料理を任せて見守るのは面白そうだ。自分の条件を提示すると持っていたポテトをまた口へと運ぶ。山盛りあったポテトは2人分の腹に丁度よく収まった。ハンバーガーも食べ終えてしまうと、相手の返事を持ってこの店から出ようと向こうの出方を伺っていて)


763: 魔王 [×]
2021-04-07 21:45:31


んー、じゃあ膝枕して貰うのと1日お前呼び禁止を追加で! 昼ご飯か、あんまり凄い物は作れないけど任せといて。あ、勿論負けるつもりは無いけど。 __ 外、大分暗くなったね
(まだまだ不足していると言われるともう一度悩み込む。家だから出来ることといえば数多くあるがその中で恋人らしいと聞けば膝枕とかだろうか。きっと普段なら恥ずかしがってしてくれなさそうなチョイスと並んでもう1つ注文を付ける。恋人になって名前を呼んでくれるようになったが普段は何かとお前呼びが多い。それを明日だけは名前呼びして欲しいという内容だ。妙案が浮かんだと上機嫌に宣言しつつもさらりと二つ条件をつけて。一方で相手からの条件は此方が昼飯を作るというもの。過去に一度サンドイッチを作ったことはあるが恋人になっては初めてだ。大叔父程の料理は作れないが調理風景を隣で見たり手伝いをした事はある。一般的な高校生程度のものなら作れると思うと告げつつも負けず嫌いに笑みを見せて。お互いのトレイの上の物が無くなったのを確認すれば店の所定の場所に返して店を後にする。後夜祭の時からそこそこ暗かったが食事をしている間に更に暗くなったようだ。この時間に外にいる事も今まで滅多になく、先程の勝負の条件に加えて何だかワクワクする。そんな様子で感想口にしながらもクジゴジ堂の方向へ歩き始め)

764: マジェスティ [×]
2021-04-07 22:44:27


な、待て!それだとお前の方か要求が2つ……おい!まったく……勝手に言ってろ、俺が勝てば問題ない_____あぁ、……長いようで短い一日だったな。
(最後のポテトを咀嚼する最中あれよあれよと勝利のご褒美が変えられてしまった。そのどちらも普段ならば絶対にしないこと、特に一日名前呼びなんて慣れない事この上ない。今だって咄嗟に出てくるのはソウゴという名前ではなく「お前」の三文字。今まで甘い空気の中で多く使って来なかった名前呼びだが、それはその呼び方が恥ずかしいことの裏返し。一日禁止などこっちの身が持たなさそうだ。お家デートだと油断した隙にしてやられてしまった、ポテトを飲み込み止めようとした時には時すでに遅く相手は席を立ってしまう。追うようにして自分の盆を片付けると、ぶつくさ文句を言う声色で、負けじとこちらも勝利宣言をしておいた。外に出ればもう日もすっかりふけている。人気のない帰り道を歩いていれば、今日一日ですっかり癖づいてしまったのか、自然とこちらから相手の手を取るとまた2人の手を繋ぐ。自らその行為をしたことに気が付かないまま暗くなった夜空を見上げていて)


765: 魔王 [×]
2021-04-08 09:51:16


じゃあ勝負の条件はそれで決定で。 うん、色んな事があったからね。こうやって手を繋ぐのも慣れた訳だし
(出したご褒美の案に文句の言葉が聞こえてくるが少しスルーして片付けをしていれば結局は勝てば問題ないという結論に辿り着いたようだ。突然決めた2つのご褒美の条件も受け入れてしまう辺りなんだかんだ相手は丸め込まれやすい性格だと思う。此方が勝てば膝枕と1日名前呼びされるご褒美で、相手が勝てば手料理を振る舞う事が出来る。正直に言えば勝っても負けても得ではあるのだが、勝負事に真剣な相手には秘密にしておく。そして掌を返されない内に勝負の条件を確定させることにした。この季節でも外は制服姿では少し寒く感じるほど風が冷たい。今日のことを振り返りつつも相手から自然と繋がれた手に表情が緩む。付き合った日にはあんなに手を繋ぐだけで動揺していたのが嘘みたいだ。改めて相手との関係性の変化を感じながらももっと相手の手の温もりを感じたくて指を絡めるように繋ぎ直す。同じように空を見上げつつも楽しげに言葉返して)


766: マジェスティ [×]
2021-04-08 19:59:30


な、……っ!_____俺はまだ慣れん……が、悪くは無い。
(勝負の方法そしてその報酬は決まった、あとは互いよ全力を尽くすのみ…なのだがどちらが長く起きていられるかの対決なんて冷静に考えれば子供じみている。しかしこうやってこの恋人と子供っぽく張り合うのも悪い気はしない。負けた時のリスクはなかなか恥ずかしいものだが、勝った時の楽しみはそれを犯すだけのリスクあるものだ。勝負内容に「待った」を出さずその勝負の舞台となるクジゴジ堂に急ぐ。そんな最中で相手の言葉でようやく自分から自然と手を繋いでいたことを自覚するとしまったと言わんばかりに体がビクッと震える。しかしその合間に指を絡めた所謂恋人繋ぎになってしまうとその手を引っ込めることもできなくて、恥ずかしさからくる「止めろ」だとか「離せ」だとか、照れ隠しの言葉を必死に飲み込んでいた。恋人らしいことにはまだまだ慣れない、その権利を自分が手にしていると分かっていても、自分の気持ちを真っ直ぐ全て相手に出すなんてことをやった経験が皆無なのだ。それでも相手と関わる中で少しずつその行為にも慣れ、その最もたるところがあの倉庫の出来事だったわけだが……それはそれ、これはこれ。経験のない恋人繋ぎに動きを固くさせながらも拒否の気持ちではないことを自分の言葉精一杯で伝えていて)


767: 魔王 [×]
2021-04-08 20:40:45


もしかして無意識だった? なら良かった。俺もこうやってゲイツと手繋ぐの好きだよ。ずっと繋いでいたいくらい。
(手を繋いでいることを伝えると相手の身体が震えた。その反応と表情から意図したことでは無いようだと察する。だが、それも人の少ない場所なら手を繋ぐのが自然だと無意識にでも思ってくれている証拠のような気がして、つい口元をニヤケさせながらも問いかけてみる。何かを言おうとして直ぐに閉じるような口の動きを眺めつつも何とか言葉を探して伝えようとする相手が愛おしくて堪らない。人と深い関係を築いたり真っ直ぐに想いを伝えることがあまりないように見える相手が其れを受け入れて、許容してくれている。それだけで十分過ぎる程嬉しいのだ。いつもの緩い笑みを浮かべつつも絡めた指先に少し力を込める。手を繋ぐ行為も勿論好きだが、それ以上に相手が隣にいて触れ合ってくだらない事から大切な話まで共有出来るこの時間が好きだ。そんな好意を伝えながら歩いていればあっという間にクジゴジ堂の前に着いて)

768: マジェスティ [×]
2021-04-09 20:37:20


……今日一日手を繋ぎすぎた……まぁ俺も…こうやるのは嫌いじゃないが…だが大叔父の前ではまだ出来ない
(図星を当てられ言葉に詰まる、相手の口元は楽しげにニヤついていてまんまとしてやられた気がして口を曲げた。手を繋ぐことさえ一苦労だったことを思えば今日一日で随分と矯正されたものだ。いつの間にか2人きりの時は手を繋ぐものだと体に刷り込まれている。相手の思惑通りなのは少々気に入らないが、確かに隣に大切な恋人がいる感覚は悪いものでもない。だがこの繋ぎ方にはまだまだ慣れない。2人きりの閉じた空間ならば何の気なしにできることも、いつ誰がくるとも分からぬ路上では胸の鼓動は余計に早まってしまう。前までの自分ならそんなこそばゆい感情を隠すため、手を繋がれても勝手にやられたと被害者振っていたかもしれないが、今は違う。前よりも大分と自分の気持ちを素直に口に出せるようになったのだ。その証拠のように相手の好意に真正面から答えると、ぎこちなく絡まった指に力を込める。普通よりも接触面が増えより相手と近くなったこの繋ぎ方は確かに胸が早くなったが、同時に確かに心地よかった。クジゴジ堂に到着すると、さすがにここまでだと手を離す。名残惜しいが大叔父の驚いた声はまだ聞きたくない。「ただいま」と室内に声を響かせながら階段を上る。今日はまだ相手との勝負が控えている。その為にもとっとと寝る準備を済ませた方が良さそうだ)



769: 魔王 [×]
2021-04-09 21:15:31


確かにこれまでで一番繋いでいたのかも。ん、なら後でね。__ まだちゃんと起きてる?
(相手の図星だった時の反応は割と分かりやすい。笑みを深めては繋いだ手の温もりに意識を向ける。今日は自分から何かと強請ったり繋いだりしたせいか一緒にいる時は常にと言っていいほど手を繋いでいた気がする。加えてそれなりに沢山の学生がいる前でも繋いでしまっていた。その行為が許容されている事が分かりやすく相手との関係を表しているのだから口元が緩んでしまうのも仕方ないだろう。それに多少文句を言うこともあるが相手も素直な気持ちのままこの状態が嫌いではないと言ってくれているのだ。同時に力を込められる指に幸福感に満たされていくのがわかる。少しの間その恋人繋ぎのまま歩みを進めた。今朝出たばかりのクジゴジ堂だが今日一日に色々あったせいか何だか久しぶりに帰ってきたみたいだ。大叔父の前では秘密の関係だからと素直に手を離すがまた勝負の時でも繋げばいいと告げて相手の後に続いて「ただいま」と中に入る。その声に反応してか大叔父が出迎えてくれると玄関先で今日あった事などを話す。ゲイツと文化祭を回ったこと、喫茶店のこと、色んなものを食べたこと。体育倉庫の事など言えない事も多々あったが楽しかったことを振り返るように話せばつい少し長くなってしまった。続きはまた話すと会話を切り上げれば階段を上がって自室に向かい、荷物などを一旦部屋に置く。それから相手の部屋を訪れるとこの間に疲れて眠ってしまってないかと冗談半分に問いかけて)


770: マジェスティ [×]
2021-04-12 22:37:40


……!起きているに決まってるだろ。お前こそ家に着いて気が抜けたんじゃないか?
(ひと足早く自室へと戻ると今日一日ですっかり着慣れてしまった制服を脱いで部屋着へと着替えた。しかし見た目の変化や意識の外にある服の締めつけなど、いつもと違うものからの解放は体にとっては絶大な効果があったようで、一気に疲労感が押し寄せてきた。なれぬ場所なれぬ服なれぬ行為……今日一日だけにしては多すぎる刺激だ。戦士として戦っていた時とはまた一味違う種の疲れに自然と体はベッドへ引き寄せられ、どかりとそこへ腰を落とす。まだクジゴジ堂の自室に住み始めて日が経ったわけではないが、それでもこの部屋でいつも着ている部屋着に着替えると日中の格好よりかは気をゆるめることができた。随分とこの部屋にも慣れたものだ、部屋の片隅に転がったいつか買いに行ったダンベルを見遣り物思いにふける。ぼんやりとした思考を巡らせているとすぐさま眠気はやってきて瞼が段々と重くなっていった。体に力が抜けようとしてその瞬間、部屋の扉が開く音と相手の声が聞こえて跳ねるように顔をあげる。まだ今日は相手との勝負が残っているのだ、それもそこそこ負けられない内容のものが。まるで部屋で待機していたように振る舞うと不敵な笑みを浮かべつつこちらからも冗談半分に問いかけ)


771: 魔王 [×]
2021-04-13 08:41:14


もしかしたら眠くてウトウトしてるかなと思ったんだけど。 んー、ちょっとだけね。やっと二人きりだし
(部屋のドアを開けるとベッドに座っていた相手が顔を上げるのが見えた。自分が大叔父と話してる間に眠くなってしまっていたのかもしれない。あくまで先程と同じでまだまだ元気だと装う相手に合わせて冗談っぽく言葉を返しつつも隣に腰を下ろす。すっかり訪れるのが当たり前になった相手の部屋で隣に座ると漸く帰ってきたと実感して緊張が解けて行くのが分かる。向けられる不敵な笑みに緩く笑って素直な心情を返す。今日一日色んな事があった。相手と一緒に行動することが多かったが、その時は常にすぐ近くに人の気配があった。その中でも手を繋いだりこっそりキスをしたり果てにはそういう事もしてしまったが、やっぱり家などの密室で二人きりの方が安心出来る。肩を並べて甘える様に寄りかかってはくすくすと笑って)

772: マジェスティ [×]
2021-04-13 23:56:47


俺はお前よりずっと体力も根性もある、すぐに寝るなどありえんと言っただろ。、……どうやらすぐに決着はつきそうだな。寝るか?
(反射的に、そして無意識に自分を強くみせようとするのはもはや自分の癖と言っていい。それと比べて相手は自分の気持ちに素直だ、それを口にすることも苦労していない。こちらに甘えて寄り添ってくる仕草も心のままの行動なのだ、そんな行動に毎回驚かされるうえ心を掴まれる。意図的にりょうしている時もある点は厄介だが。此方に持たれかかる体の腰へと手を回して緩く抱き寄せる。待ち望んだ暖かな体温、腕に感じるそれだけでも心地良さと共に一気に眠気を誘ってくる。勝負が無ければすぐにでも眠ってしまいそうだ。向こうが眠いと言うのなら無理をしすぎるのも体に良くない、とっとと眠って貰って早々に勝負を付けてしまおう。ベッドの方をトントンと叩きつつ問いかけて)


773: 魔王 [×]
2021-04-14 09:24:59


そうだね、ゲイツが先に寝てたらちょっと寂しかったかも。 …まだ寝ないけど、寝転がりたいかな。…あったか、
(何かと強がりがちなのは相変わらずだ。それにうとうとしていた所を見られていたことも気付いてない。そんな素直じゃない所も嫌いではなくて、相手の言葉に肯定を示す。体力の限界が近いとはいえ、もうちょっとだけ話をしたかったから起きてくれて良かった。もたれかかった身体を支えるように手が回されると心地好い体温に包まれる。程よい疲労感にその暖かさが染み渡って緊の糸が解けたように眠気が襲ってきた。この体勢のまま眠れそうな気がする。だが相手の言葉のまま仕掛けた此方が負けるのも何だか癪だ。どうせならと抱きつくように腕を回して相手を道連れにベッドに寝転ぶ。そのままぎゅっと抱きしめると余計強くなった眠気覚えつつも擦り寄って)

774: マジェスティ [×]
2021-04-15 00:44:33


……お前を残して先に寝る訳がないだろ。っ!!……全くお前は……人類を滅ぼす魔王にはならんのだろうが…俺を翻弄する魔王には十分なり得るな。
(抱き心地の良い体温、意識を簡単に奪ってしまいそうなそれに気力で対抗して互いの体をくっつけていたが、ふいにより2人の体は密着した。そしてベッドへ吸い込まれるように、もとい相手へ吸い込まれるようにして体が傾いていく。そして柔らかな感触があったあと、気がつけば密着した体勢のままベッドに転がっていた。相手に吸い込まれる瞬間確かにこの胸は高鳴る、まるでこの恋人に心惹かれたと自覚した時のように。だがあの時と違うのはその高鳴りの後に途方もない愛おしさが溢れてしまうことだ。予想だにしないことをしでかすこの恋人はいつもこの胸をかき乱す。だがその感覚は自分が相手の恋人だからこそ味わえる特別な心地だ。片腕は腰に回したままもう片方の手を後頭部に添える。転がるようにしてベッドに入ったせいか足も絡まりあったままで互いの体温を共有していた。あまりの居心地の良さに思わず瞼が半分降りかけるがどうにかしてそこをこじ開ける。いつもの呆れるような、しかし相手への愛おしさのこもった声色で魔王と称すと遊ぶように後頭部に添えた手で相手の頭を撫でていて)


775: 魔王 [×]
2021-04-15 09:29:44


ふふ、ゲイツだけの魔王なら目指すのも悪くないかも。 ……好きだよ、世界の誰よりも。
(ベッドに二人して寝転がる。後頭部に手が回ってきて触れ合う場所から熱が伝わってきて居心地が良い。相手が忌み嫌っているはずの魔王という呼び方もそこに込められている意味は大きく変わった。そこに感じるのは相手がいた未来のような魔王にならないという信頼と今のような関係を好んでくれている愛情。それを甘さの混じった声色で紡がれながら頭を撫でられると幸福感が募っていく。口元を緩めつつも戯れに乗っかるように言葉を紡ぐ。既に体力の限界に近く、眠る寸前のふわふわとした心地の中で相手を見つめる。家に帰ったら続きを、と挑発したものの今はそういう事をする余裕も無さそうでまた今度の機会に回すことにする。今日一日文化祭を通して他の人がいる中で相手と過ごしてみて感じたこと。守るべき民に順位をつけることなど王としては相応しくないことではあるが、やっぱり相手だけが特別であることは変わらなかった。自分のワガママだとしても曲げるつもりは無い。瞼が落ちそうになりながらも改めてその想いを伝えようと言葉にして)

776: マジェスティ [×]
2021-04-16 07:48:12


っ、_____まったく、王になりたい奴がたった1人のためにとは……とんだ魔王だな。俺も愛してる…ソウゴ。
(眠りに落ちる直前、疲労もあるせいか意識は目の前にいる相手にしかいかない。そんななかで冗談めかして言われる言葉に含まれるのは特別に甘くて一瞬目が醒めて息を詰まらせた。まったくこの恋人ときたらワガママにも程がある。だがそれを実現してしまうのが相手という存在であり、そんな言葉を受けて心のうちはこの上なく幸福だ。一瞬の胸の高鳴りのあとじんわりと全身へ広がる暖かな気持ち。自然と相手へ回す腕に少し力がこもった。そして返事をする形でこちらからも言葉の形で愛を伝える、その愛しい名前も添えて。体にも心にも暖かな心地が広がって、慣れないことをしすぎた体は簡単に眠りへと誘われる。相手の唇に軽く、この雰囲気のようにふわりと口付けると、そのまま自然と瞼は閉じられて眠ってしまい)


777: 魔王 [×]
2021-04-16 10:03:38


ん、……寝ちゃった? この勝負、俺の勝ちだね。…おやすみ、ゲイツ。
(それなりに横暴なワガママを述べている自覚はある。だが、そのワガママを許容して、何なら満更でもないと思ってくれていると感じるのは自惚れではないはずだ。その証拠に回された腕に力が入り応えるような言葉が返ってくる。愛おしくて堪らないこの存在。甘ったるい言葉と呼ばれる名前は簡単に心の内を満たしていく。触れるだけの口付けを交わせば幸福に満ちた吐息を洩らす。そのまま眠ってしまいそうな瞼を何とかこじあげれば目が閉じられた相手の顔が見える。小さく声をかけるも反応はない。どうやら僅差で相手の方が先に眠ってしまったようだ。つまり勝負は自分の勝ちということ。砦としてあった勝負の行方も決まれば限界だった眠気に抗う理由もない。今日の思い出と明日のご褒美に対する相手の反応想像すればつい口元が緩んでしまいながらも抱いた幸福感のまま瞼を閉じて深い眠りに落ちていき)


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