確かに純くんは意地悪な瞬間もあるけど、基本は私に優しい。(口を使って包装を開く姿は、可愛らしい仮装に反して少々あらっぽく見えギャップを感じる。何をやらせても様になるものだなあ、もはや感心するふうに頷いた。少し悩むような素振りの後「ありがとう、いただきます。」そう答えて直接ぱくりと食べれば、優しい甘み。特別珍しい何かではなくとも、喧騒に少しばかり疲れた体にはよく沁みる。)
美味しい....あ、Trick or Treatって言いそびれたな。
(正しく思い出したように、ぼそりとつぶやく。既に関心はふわりと生えている(ように見える)耳に移っているのかあなたの頭あたりを見上げた。)