TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/581


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
577: セレーナ [×]
2025-10-21 13:33:08



>573__ジーク様


(気品ある皇子様の口から綴られる言葉はどこまでも甘やかで、何度も感情を揺さぶられる。独り占めしたいのならしてしまえば良いのに、そうすれば顔も知らぬ女性から一思いに彼を奪い去ってしまえる───過った自分勝手な切望は結局口にはしないまま。瞳に映るはにかむような微笑みをぼうっと見詰めながら、漸く明かされた目的地にとくりと胸が高鳴った。彼と限られた使用人以外誰も知らない秘密の花園、と。その情報だけでもときめきに興味を強く惹かれ、加えてどんなに優美で可憐な花々が咲いているのだろうかと表情を綻ばせる。「 まあ、本当に" 秘密 "の───……私の他に招待された方はいないのでしょうか? 」普段ならば見惚れている庭園の景色にすら目を向ける間も惜しく、ただ彼の視線を受け止める様に夢見心地で口を開いたのも束の間、真摯な眼差しで告げられた文言には思わずと首を傾げて。己の髪を飾る藤の花に彼の指先が優しく触れ、まるで本当に誰も、あの夜の女性すらも知らない花園であるかのように約束を示唆されては「 ええ、そう望まれるのであれば。この秘密は永遠に…私とジーク様だけのもの 」冗談とも本心ともつかない甘さに微々たる重たさを纏わせて。そのまま視線を伏せ見慣れた庭園の変わらぬ美しさへ双眸を向けたところで視界が大きな影に覆われ、不意に近付いた距離や鼻腔を擽る心地良い香りに僅か戸惑いつつ控えめに顔を上げ、促されるまま息を潜め過ぎ去っていく誰かの足音を聞きながらも彼の腕の中でほんのりと頬を色づかせた。それからふと悪戯っ子のように綻んだ笑顔を目にした瞬間、引き込まれるかの如く無意識にそちらへ両腕が伸び「 ……ずるい方、私もあなたを隠して包み込んでしまいたいのに 」やんわりと眉尻を垂らし指先で頬を掠める様に撫でた後、ゆっくりと首後ろへ腕を回し込んで自身の胸元へ優しい力で抱き寄せようと。それもほんの数秒の事、計らずも溢れてしまったものを誤魔化すべく緩慢と腕を解きながら「 ふふ、もう隠れる必要はありませんでしたね。今のはどうかお忘れください 」先程の彼を真似るように自身の唇へと人差し指をそっと添え、穏やかな笑みを携えて)




最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle