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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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520: リリィ [×]
2022-01-17 18:41:28




>>ハインツ様(>>519)


( ほとんど軟禁に近い暮らしを送ってきた彼女は、薬品も包帯もない環境での手当の方法など知らず。掌にぷくりぷくりと浮かぶ大小様々な粒がやがては線となり皮膚を伝っていってもそれを止める手立てなどなく困り果て、そんな時視界に紅ではなく薄闇の影が映る。掌から視線を外したのと彼が片膝をついたのは同時のことで、庭園を管理する庭師かと目を向けた先には昼の太陽すら霞んでしまう穏やか且つどこか夜闇の深さも秘めた片方のみの夕陽が。彼女の身を案じて揺れるその瞳はまるで陽炎のよう、白百合はその輝きをよく知っている。何故ならば、彼女が怪我をしてしまったある意味の原因──当然目の前の彼にはなんの非も在らず、ただただ白百合が邂逅を夢見た貴い存在の一人であるから。「 まぁ……第三皇子様…… 」、姫を救う御伽噺の皇子の如く現れた彼に驚きで開かれた眼が次の瞬間には緩く細まり、潤む瞳は甘く桃と橙が煌めいて。歓喜に満ち満ちて零れる名は呟きと同等のか細さ故に彼の耳には届いたかはわからない。「 うふふ、お上手ですこと。皇子様の仰る通り可愛らしい悪戯に引っ掛かってしまったのね。 」白百合に恥をかかせないよう茶目っ気のある言い回しで気遣ってくれたその心を汲み取り、彼の言葉に乗って控えめに笑う。そして、問い掛けに首肯すれば伸ばされた手にそっと己の手を重ねて。けれども血で皇子を汚してはならないと、文字通り手先を乗せただけで。はしたなく見えないようドレスに気を使いながら立ち上がり、怪我により簡易的となってしまったが敬愛のお辞儀をして。ドレスの裾を摘むものの痛みからか何処となくぎこちない動作となってしまい些か礼儀に欠ける形となったが、皇族であるというのに素性も詳しくは知らぬ一人の娘に親身に接してくれる彼ならばきっと赦してくれると確信に近い期待を抱く。エスコートに身を委ねれば腰に手が回り、自然と距離は近くなって。「 打ち付けた膝が痛み、上手く歩けずに申し訳ございません 」間近の第三皇子の香りに包まれれば転倒したことにより低下した機嫌はすっかりと持ち直し。しかし貪欲な彼女はそれだけでは物足りず、こうして密着できる機会をさらに活かしたいと考え、品が無いと思われない程度に気を付けつつもさり気なくさらに隙間を埋めるように軽く寄り掛かりながら歩を進める。言葉通り、怪我で歩きにくいのだと思って受け入れてもらえれば僥倖というもの。身長差はあれど距離が縮まったことで彼の目にもより入りやすくなった頭部の瑞々しく咲くカサブランカは、決して造花や装飾の類ではないのだと気付いてもらえるだろうか。百合の美しさに自信を持つ彼女は、この特異な花が憧れの皇子様のことを魅了する手助けをしてくれればよいのに、と不遜な期待を抱いてガゼボへと到着すれば、改めて白百合は夕陽の皇子様と向き合い運命的な出会いの喜びを声音に目一杯乗せて名乗るだろう。 )
私、リリィと申します。お恥ずかしながら外で怪我をしたことなどほとんど無く……。治療の術がわからず困惑しておりましたの。第三皇子様、助けていただいてありがとうございます。


( / 分かりやすく解説していただき、ありがとうございます。とても素敵な皇子様と交流を始めることが出来て喜びで一杯です。特に現在のところ疑問点等はありませんので背後は引っ込ませていただきますが、リリィの闇も積極的に出していこうと考えておりますのでもしもやりすぎな部分があったり文章や相性に違和がございましたら遠慮なく申し付けてくださると幸いです。)




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